JPWO2018021361A1 - マグネシウム−リチウム合金及びマグネシウム空気電池 - Google Patents

マグネシウム−リチウム合金及びマグネシウム空気電池 Download PDF

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Abstract

空気電池の負極での使用に適したマグネシウム−リチウム合金、並びに該合金を用いた負極及びマグネシウム空気電池を提供する。当該マグネシウム−リチウム合金は、6.00質量%以上10.50質量%以下のLi、0質量%以上15.00質量%以下のAl、0質量%以上5.00質量%以下のCa、0質量%以上3.00質量%以下のZn、0質量%以上3.00質量%以下のR、0質量%以上2.00質量%以下のMn、0質量%以上0.10質量%以下のFe、0質量%以上0.10質量%以下のCu、0質量%以上0.10質量%以下のNi、並びに残部のMg及び不純物からなり、前記RがY、La、Ce、Nd、及びGdからなる群から選ばれる1種以上の希土類元素を表し、前記R及びMnの合計の含有割合が0.02質量%以上5.00質量%以下である。【選択図】なし

Description

本発明は、空気電池の負極での使用に適したマグネシウム−リチウム合金、並びに該合金を用いた負極及びマグネシウム空気電池に関する。
金属空気電池は理論エネルギー密度が高いため近年関心を集めており、様々な金属が試されている。マグネシウムは比較的資源が豊富であり、安価であり、毒性が低いため、マグネシウム又はマグネシウム合金を負極に用いたマグネシウム空気電池が期待されている。
従来のマグネシウム空気電池は分極が起こりやすくクーロン効率が低いという問題を有する。マグネシウム空気電池では負極中のマグネシウムが腐食しやすく、この腐食が分極を引き起こすと考えられている。従って、主に腐食速度の低下と反応活性の向上を目的として、新たなマグネシウム合金負極材料の開発に多大な努力がなされてきた。
非特許文献1等に記載されているように、マグネシウム空気電池の負極材料として、マグネシウム−リチウム合金、マグネシウム−アルミニウム合金、マグネシウム−アルミニウム−亜鉛合金、マグネシウム−アルミニウム−マンガン合金といった、様々なマグネシウム合金が検討されてきた。例えば、特許文献1は、マグネシウム、アルミニウム、及びカルシウムを必須成分として含む合金、並びに該合金を負極に用いたマグネシウム空気電池を開示している。また、特許文献2は、マグネシウム、リチウム、及び亜鉛からなる合金、並びに該合金を負極活物質として用いたマグネシウム空気電池を開示している。
WO2012/144301 特開2016−85850号
チャン(Tianran Zhang)ら,マテリアルズ・ホライズンズ(Materials Horizons),2014,1,196−206
しかしながら、従来のマグネシウム空気電池においては、負極の腐食速度についてはある程度改善されているものの十分ではなく、その結果としてマグネシウム利用効率は高くない。そのため、従来のマグネシウム空気電池は放電量が小さく、更なる向上が望まれている。
本発明の目的は、マグネシウム空気電池の負極に使用した際に優れた放電特性を示し得るマグネシウム−リチウム合金を提供することである。
本発明の他の目的は、マグネシウム空気電池に使用した際に優れた放電特性を示し得る負極を提供することである。
本発明の更なる目的は、優れた放電特性を示すマグネシウム空気電池を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討した結果、マグネシウムにリチウム等の特定元素を特定量だけ添加してマグネシウム−リチウム合金を調製し、該合金を負極に使用することによって、優れた放電特性を示すマグネシウム空気電池が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の空気電池負極用マグネシウム−リチウム合金は、6.00質量%以上10.50質量%以下のLi、0質量%以上15.00質量%以下のAl、0質量%以上5.00質量%以下のCa、0質量%以上3.00質量%以下のZn、0質量%以上3.00質量%以下のR、0質量%以上2.00質量%以下のMn、0質量%以上0.10質量%以下のFe、0質量%以上0.10質量%以下のCu、0質量%以上0.10質量%以下のNi、並びに残部のMg及び不純物からなる。ここで、RはY、La、Ce、Nd、及びGdからなる群から選ばれる1種以上の希土類元素を表し、R及びMnの合計の含有割合は0.02質量%以上5.00質量%以下である。
本発明の空気電池負極は上記本発明のマグネシウム−リチウム合金を含み、本発明のマグネシウム空気電池は該負極を有する。
本発明のマグネシウム−リチウム合金は、特定量のLiを含有するためαβ混相構造を有する。また、R及びMnの少なくとも一方を特定量含有する。そのため、該合金を負極に用いたマグネシウム空気電池は非常に優れた放電特性を示し得る。
本発明の空気電池負極用マグネシウム−リチウム合金は、必須元素としてMg及びLiを含有し、更にR及びMnの少なくとも1つを含有する。また、任意元素としてAl、Ca、Zn、Fe、Cu、及びNiから選ばれる1種以上の元素を含有していてもよく、更に少量の不純物を含有してもよい。以下、空気電池負極用マグネシウム−リチウム合金を単に「マグネシウム−リチウム合金」と称する。
従来から、マグネシウム−リチウム合金において、Liは合金表面にLi2CO3を形成することでMg(OH)2抵抗被膜の生成を遅延させると考えられている(ジャーナル・オブ・ザ・エレクトロケミカル・ソサエティ(Journal of The Electrochemical Society),163(6),C324−C329(2016)参照)。また、Mgの結晶構造はα相構造(hcp構造)であるが、Li含有割合が6〜10.5質量%のマグネシウム−リチウム合金はα相構造とβ相構造(bcc構造)のαβ混相構造を有し、Li含有割合が10.5質量%を超えるマグネシウム−リチウム合金はβ単相構造を有することが知られている。β相は多くのすべり系を有するため、Li含有割合を高くするに従ってマグネシウム−リチウム合金の加工性が向上する。
本発明において、マグネシウム−リチウム合金全体に対するLiの質量比(Li含有割合)は6.00質量%以上10.50質量%以下である。従って、このマグネシウム−リチウム合金はαβ混相構造を有し、そのため十分な耐食性を示す。なお、αβ混相構造中に他の相(例えばAl金属間化合物相等)が析出していてもよい。Li含有割合が10.50質量%を超えると、マグネシウム−リチウム合金の耐食性が低下する傾向がある。一方、Li含有割合が高いほうが大気中での長期保存に適していると考えられるため、保存特性の観点からは、Li含有割合は好ましくは7.00質量%以上、さらに好ましくは8.00質量%以上である。
マグネシウム−リチウム合金全体に対するAlの質量比(Al含有割合)は0質量%以上15.00質量%以下である。Al含有割合が15.00質量%を超えると負極の製造が困難となる。本発明では、Al含有割合が1.70質量%以下という低い割合であっても、優れた放電特性が得られる場合がある。
マグネシウム−リチウム合金全体に対するCaの質量比(Ca含有割合)は0質量%以上5.00質量%以下である。Ca含有割合の好ましい範囲は他の元素の含有割合に依るため一概に規定できない。
マグネシウム−リチウム合金全体に対するZnの質量比(Zn含有割合)は0質量%以上3.00質量%以下である。Znを添加するとマグネシウム−リチウム合金の加工性が改善される場合がある。
RはY、La、Ce、Nd、及びGdからなる群から選ばれる1種以上の希土類元素である。RはFeと金属間化合物を形成しやすいことが知られている。詳細な機構は明らかではないが、マグネシウム−リチウム合金中で生じたRFe化合物はMg(OH)2抵抗被膜の生成を抑制又は遅延させる効果があると予想される。マグネシウム−リチウム合金全体に対するRの質量比(R含有割合)は0質量%以上3.00質量%以下である。R含有割合の好ましい範囲は他の元素の含有割合に依るため一概に規定できないが、R含有割合が0質量%以上1.00質量%以下である場合により優れた加工性が得られることが多い。
MnはFeと安定な金属間化合物を形成し、マグネシウム−リチウム合金の耐食性を改善することが知られている。詳細な機構は明らかではないが、マグネシウム−リチウム合金が過剰量のMnを含有すると、上記RFe化合物によるMg(OH)2生成を抑制又は遅延させる効果が制限されると予想される。マグネシウム−リチウム合金全体に対するMnの質量比(Mn含有割合)は0質量%以上2.00質量%以下である。Mn含有割合の好ましい範囲は他の元素の含有割合に依るため一概に規定できないが、Mn含有割合が0.001質量%以上0.50質量%以下である場合により優れた耐食性が得られることが多い。
マグネシウム−リチウム合金全体に対するFeの質量比(Fe含有割合)は0質量%以上0.10質量%以下である。Fe含有割合の好ましい範囲は他の元素の含有割合に依るため一概に規定できないが、Fe含有割合が0質量%以上0.05質量%以下である場合により優れた放電特性が得られることが多い。通常、Fe含有割合が0.005質量%を超えると、マグネシウム−リチウム合金の耐食性が低下し、電池の放電特性が悪化する場合があるが、本発明ではLi、Al、Ca、Zn、R、及びMnの含有割合を適宜調整することで、0.005質量%或いは0.007質量%を超えるFe含有割合であっても十分な放電特性を達成し得る。
マグネシウム−リチウム合金全体に対するCuの質量比(Cu含有割合)は0質量%以上0.10質量%以下である。Cu含有割合の好ましい範囲は他の元素の含有割合に依るため一概に規定できないが、Cu含有割合が0質量%以上0.05質量%以下である場合により優れた放電特性が得られることが多い。通常、Cu含有割合が0.005質量%を超えると、マグネシウム−リチウム合金の耐食性が低下し、電池の放電特性が悪化する場合があるが、本発明ではLi、Al、Ca、Zn、R、及びMnの含有割合を適宜調整することで、0.005質量%或いは0.007質量%を超えるCu含有割合であっても十分な放電特性を達成し得る。
マグネシウム−リチウム合金全体に対するNiの質量比(Ni含有割合)は0質量%以上0.10質量%以下である。Ni含有割合の好ましい範囲は他の元素の含有割合に依るため一概に規定できないが、Ni含有割合が0質量%以上0.05質量%以下である場合により優れた放電特性が得られることが多い。通常、Ni含有割合が0.005質量%を超えると、マグネシウム−リチウム合金の耐食性が低下し、電池の放電特性が悪化する場合があるが、本発明ではLi、Al、Ca、Zn、R、及びMnの含有割合を適宜調整することで、0.005質量%或いは0.007質量%を超えるNi含有割合であっても十分な放電特性を達成し得る。
本発明のマグネシウム−リチウム合金において、上記Li、Al、Ca、Zn、R、Mn、Fe、Cu、及びNi以外の残部はMg及び不純物からなる。
本発明において「不純物」とは、マグネシウム−リチウム合金に意図的に加えたわけではないが該合金に混入した元素を意味する。すなわち、「不純物」は、合金の原料に混入していた元素であって合金製造過程において除去されなかった元素や、合金製造過程において外部から混入した元素を包含する。上記Al、Ca、Zn、R、Mn、Fe、Cu、及びNiを意図的に加えていないにも関わらず合金中に残存する場合があるが、本発明ではこれらの元素を不純物としては扱わない。すなわち、本発明において、不純物はMg、Li、Al、Ca、Zn、R、Mn、Fe、Cu、及びNi以外の1種以上の元素である。不純物の例としてはSi等が挙げられる。
本発明のマグネシウム−リチウム合金は、通常は不純物を含まないことが好ましいが、合金の特性に大きな悪影響を与えない範囲の量で不純物を含んでいてもよい。すなわち、マグネシウム−リチウム合金全体に対する不純物の質量比(不純物含有割合)は0質量%であるのが好ましいが、0.1質量%以下であれば許容される。一般的な合金原料及び合金製造方法を用いた場合は、不純物含有割合は通常0.001質量%以上0.5質量%以下である。
負極にマグネシウム又はマグネシウム合金を用いたマグネシウム空気電池は分極が起こりやすいという問題を有している。負極の腐食は分極の原因となり得るため、例えば上記非特許文献1等に記載されているように、従来から負極材料の腐食量を減らすことについて研究が数多くなされてきた。一方、本発明においては、Li、R等で抵抗被膜の生成を抑制又は遅延することや、Mn等の含有割合を調整して抵抗被膜を安定化することによって、電池性能を改善する。R及びMnの合計の含有割合は0.02質量%以上5.00質量%以下である。当該合計含有割合は、好ましくは0.025質量%以上、より好ましくは0.030質量%以上である。また、好ましくは1.00質量%以下、より好ましくは0.60質量%以下である。
マグネシウム−リチウム合金を製造する方法は、上述の組成及び物性を有する合金が得られる方法であれば特に限定されない。例えば、各元素の原料を溶融し合金原料溶融物を得る工程(a)と、合金原料溶融物を冷却固化して合金鋳塊を得る工程(b)とを含む方法が挙げられる。工程(b)で得られた合金鋳塊を均質化熱処理する工程(c)を行ってもよい。また、工程(b)又は(c)で得られた合金鋳塊を熱間圧延する工程(d)を行ってもよい。
本発明のマグネシウム空気電池は、通常は負極、正極、及び電解質を有し、該負極が上記本発明のマグネシウム−リチウム合金を含む。電解質は電解質溶液(電解液)の形態で使用してよい。マグネシウム空気電池は酸素を正極活物質として利用し、マグネシウムを負極活物質として利用する。負極中のマグネシウムは電子を放出してマグネシウムイオンとなり、電解液中に溶出する。一方、正極では酸素と水が電子を受け取って水酸化物イオンとなる。全体で見ると、マグネシウム、酸素、及び水から水酸化マグネシウムMg(OH)2が生じることで両極間に起電力が発生する。電解液は負極で発生したマグネシウムイオンを溶出させるともに、酸素と反応する水を正極に供給する。電解液を含まない状態でマグネシウム空気電池を保管し、使用する時点で電解液を加えてもよい。即ち、本発明では、電解液を加える前の状態の負極及び正極を有する構造体も、マグネシウム空気電池と称する。
負極は本発明のマグネシウム−リチウム合金を含み、更に集電性を確保するための構成要素を含んでいてもよい。マグネシウム−リチウム合金にカーボンペーストを塗布したり、白金や銅等の異種金属をスパッタしてなるものであってもよい。或いは、集電体とマグネシウム−リチウム合金とを積層したものであってもよい。集電体としての機能と負極活物質としての機能とを併せ持つ1つの構成要素を負極として使用してもよい。
負極の作製方法は特に限定されないが、例えば上記工程(b)〜(d)のいずれかで得られた合金鋳塊を圧延加工して得られる。サンドペーパー等を用いて、圧延加工した合金鋳塊を研磨又は粗面化してもよい。研磨する場合は電池を作製する直前に行うのが好ましい。負極の大きさや形状も特に限定されないが、通常、負極の厚みは10μm〜5mm程度であってよい。
正極は、正極活物質である酸素に電子を供給するための集電体と、酸素還元反応を促進するための触媒層とを有してよい。集電体は導電性材料を含み、その例としては活性炭、炭素繊維、カーボンブラック、黒鉛等のような炭素質材料や、鉄、銅、ニッケル、アルミニウム等のような金属材料等が挙げられる。触媒層に用いられる触媒の例としては、銀、白金、ルテニウム、パラジウム、カーボン、酸化物等が挙げられる。中でも、資源量の豊富さと反応活性の高さの両立の観点から酸化物系触媒が好ましい。集電体及び触媒層はそれぞれバインダーや撥水材料等を含んでいてもよい。正極は集電体と触媒層とを別個の構成要素として用意しこれらを積層したものであってよい。或いは、正極は集電体用の導電性材料と触媒層用の触媒とを混合してなるものであってもよい。即ち、集電体としての機能と触媒層としての機能とを併せ持つ1つの構成要素を正極として使用してもよい。
正極は更に支持体(担体)、撥水層、ガス拡散層等を有していてもよい。支持体は機械的強度を有する材料からなり、その例としてはニッケル等の各種発泡金属、パンチングメタル、マイクロメッシュ等が挙げられる。撥水層は酸素を透過可能であるが水を遮断できる材料からなり、その例としてはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等が挙げられる。ガス拡散層は好ましくは高い多孔性及び高い導電性を有し、その材料の例としてはカーボンペーパー、カーボンクロス等が挙げられる。
正極の作製方法は特に限定されないが、例えば、触媒、導電性材料、バインダー、及び溶媒を混合してスラリーを調製し、このスラリーを支持体に塗付し、乾燥して作製できる。溶媒の例としては水や有機溶媒(N−メチル−2−ピロリドン、エタノール、エチレングリコール等)が挙げられる。正極の大きさや形状も特に限定されないが、通常、正極の厚みは20μm〜1cm程度であってよい。
電解液としては、NaCl、NaOH、NaHCO3、Na2SO4、HCl、HNO3、NH3等の水溶液が挙げられる。中でも、安全性の高いNaCl水溶液が好ましい。
マグネシウム空気電池は、更にセパレータや集電体等を有していてもよい。通常、セパレータは負極と正極との間に配置され、両電極間の短絡を防止するとともに、電解質を保持し、イオンを伝導させる役割を有する。セパレータの材料としては、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ガラス繊維、樹脂不織布、ガラス不織布、濾紙等が挙げられる。
本発明のマグネシウム空気電池は優れた放電特性を示す。例えば、後述する実施例に示すように、マグネシウム−リチウム合金を直径16mm且つ厚さ1mmの形状に加工して負極を作製し、MnO2、アセチレンブラック、及びポリフッ化ビニリデンを2:0.05:0.1の質量比で含む触媒合材を直径14mmの発泡ニッケルに担持させて触媒層を作製し、該負極及び触媒層を用いて直径20mm且つ厚さ3.2mmのマグネシウム空気電池を製造し、このマグネシウム空気電池の内部に電解液としてNaCl水溶液を注入して5mA定電流にて放電させる放電過程を8回繰り返す放電量評価試験において、45C以上の放電量(8回の放電過程で得られるクーロン量の総和)を示し得る。本発明の好ましい態様においては70C以上の放電量が得られ、より好ましい態様においては100C以上の放電量が得られる。更に、本発明では200Cを超える非常に高い放電量を達成することも可能である。
また、後述する実施例に示すように、マグネシウム−リチウム合金を直径14mm且つ厚さ1mmの形状に加工して負極を作製し、カーボンブラック及びポリテトラフルオロエチレンを含む触媒合材を直径14mmの発泡ニッケルに担持させて触媒層を作製し、該負極及び触媒層の下半分をNaCl水溶液に浸漬してマグネシウム空気電池を製造し、10mA定電流にて5分間放電させた後に30分間休止させる過程を繰り返す放電回数評価試験において、本発明のマグネシウム空気電池は放電を20回以上繰り返して行うことが可能である。本発明の好ましい態様においては90回以上繰り返すことが可能であり、より好ましい態様においては150回以上繰り返すことが可能である。
上述の放電回数評価試験において優れた放電回数を得る観点からは、本発明のマグネシウム−リチウム合金において、R含有割合が0.25質量%以下であり、Mn含有割合が0.20質量%以下であり、且つR及びMnの合計の含有割合が0.02質量%以上0.25質量%以下であることが好ましく、R含有割合が0.15質量%以下であり、Mn含有割合が0.05質量%以下であり、且つR及びMnの合計の含有割合が0.02質量%以上0.15質量%以下であることが特に好ましい。また、R及びMnの両方を含有することが好ましい。特に、0.01質量%以上のRと0.005質量%以上のMnとの組み合わせを含有するのが好ましい。
本発明のマグネシウム空気電池は、緊急時用の予備電源、アウトドア用電源、未電化地域における電源等として使用できる。電解液を加えずに乾燥状態で保管する場合は長期間の保管が可能である。この場合、使用時に電解液を加えることで電池として機能する。
マグネシウム空気電池の製造方法は特に限定されないが、例えば、負極ケース、スペーサー、集電体、マグネシウム−リチウム合金負極、セパレータ、正極、及び正極ケースをこの順に積層して製造できる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
実施例1
各元素の原料を準備し、加熱溶解して合金原料溶融物を得た。続いてこの溶融物を150mm×300mm×500mmの金型中に鋳込んで冷却固化し、マグネシウム−リチウム合金の合金鋳塊を作製した。得られたマグネシウム−リチウム合金の組成をICP(Inductively Coupled Plasma)発光分光分析により定量分析した。結果を表1に示す。なお、実施例1のマグネシウム−リチウム合金はSi等の不純物を含んでいることが確認されたが、不純物の含有割合は定量下限値に満たない微量であった。即ち、このマグネシウム−リチウム合金は実質的に表1に示す元素と残部のMgとからなる。
実施例2〜5及び比較例1〜6
各元素の含有割合を表1に示す通り変更したこと以外は実施例1と同様に、実施例2〜5及び比較例1〜6の合金鋳塊を作製した。得られた合金の組成を実施例1と同様に定量分析した。結果を表1に示す。なお、実施例2〜5及び比較例1〜6の合金はSi等の不純物を含んでいることが確認されたが、不純物の含有割合は定量下限値に満たない微量であった。即ち、これらの合金は実質的に表1に示す元素と残部のMgとからなる。
実施例1〜5及び比較例1〜6の合金鋳塊を用いて、以下のとおり放電量評価試験及び放電回数評価試験を行った。
[放電量評価試験]
(負極の作製)
合金鋳塊を厚み1mmに圧延し、直径16mmに切り出し、両面を#600サンドペーパーで研磨して、負極を作製した。なお、研磨は電池を作製する直前に行った。
(正極の作製)
MnO2(東ソー株式会社製HMH)と、アセチレンブラック(デンカ株式会社製デンカブラック)と、ポリフッ化ビニリデン溶液(株式会社クレハ製KFポリマーL#1120)とを、MnO2:アセチレンブラック:ポリフッ化ビニリデンの質量比が2:0.05:0.1となるよう秤量し、溶媒として1mLのN−メチル−2−ピロリドンを加え、2時間混合して触媒スラリーを調製した。直径14mmに切り出した発泡ニッケル(住友電気工業株式会社製セルメット#8)をこの触媒スラリーに浸漬した。このようにして触媒スラリーが塗布された発泡ニッケルを160℃に加熱したホットプレート上で3時間以上乾燥した。中央部分に直径3mmの電解液注入孔をあけ、64MPaで30秒間プレスして、正極を作製した。なお、正極の厚みは150μmであり、MnO2触媒担持量は100mg・cm-2であった。
(マグネシウム空気電池の作製)
電池部材として宝泉株式会社製2032型コインセルパーツを用いた。負極ケース、ウェーブワッシャー、スペーサー、直径16mmに切り出した銅箔(福田金属箔粉工業株式会社製CF−T8G−STD−18)、上記マグネシウム−リチウム合金負極、直径18mmに切り出した濾紙(ADVANTEC製5C)3枚、上記正極、及び空気孔付き正極ケースをこの順に積層し、かしめ処理を行ってマグネシウム空気電池を作製した。ここで、銅箔は集電体として機能する。また、濾紙はセパレータとして機能し、且つ電解液を保持する役割も有する。
(放電量の測定)
上記マグネシウム空気電池を恒温槽(温度25℃、相対湿度30%)内に設置した。電解液として0.1MのNaCl水溶液を調製し、注射器を用いて0.1mLの当該NaCl水溶液を正極の電解液注入孔より電池内部に注入した。注入後速やかに5mA定電流にて放電試験を実施した。評価装置としては株式会社計測器センター製BLS5516−5V100mAを使用した。放電過程終了後、再度電解液を注入して同様の放電過程を行い、合計で8回の放電過程を実施した。これら8回の放電過程で得られたクーロン量の総和を「放電量」として表1に示す。
[放電回数評価試験]
(負極の作製)
合金鋳塊を厚み1mmに圧延し、直径14mmに切り出し、負極を作製した。
(正極の作製)
0.2gのカーボンブラック(デンカ株式会社製デンカブラック)と、0.067gの60%ポリテトラフルオロエチレン液(AGC Chemicals製Fluon AD−911L)とを秤量し、溶媒として10mLの純水を加え、2時間混合して触媒スラリーを調製した。直径14mmに切り出した発泡ニッケル(住友電気工業株式会社製セルメット#8)をこの触媒スラリーに浸漬した。このようにして触媒スラリーが塗布された発泡ニッケルを130℃に加熱したホットプレート上で3時間以上乾燥し、270℃で3時間焼成した。得られた焼成体を64MPaで30秒間プレスして、正極を作製した。なお、正極の厚みは150μmであった。
(マグネシウム空気電池の作製)
50mLガラス瓶(UMサンプル瓶)の蓋に2箇所穴をあけ、それぞれの穴にクリップ付きリード線を通して固定した。一方のクリップに上記正極を接続し、他方のクリップに上記負極を接続し、正極と負極が同じ高さになるよう調整した。ガラス瓶に10wt%NaCl水溶液を入れ、正極及び負極を接続したクリップ付きの蓋を閉め、マグネシウム空気電池を作製した。ここで、NaCl水溶液の量は、正極及び負極の下半分がNaCl水溶液に浸漬され、クリップとの接続部分がNaCl水溶液に触れないように調整した。クリップと負極の接続部分がNaCl水溶液に浸された場合、接続部分で電流集中が生じて腐食が進行するため、正確な評価ができない。
(放電回数の測定)
上記マグネシウム空気電池を恒温槽(温度25℃)内に設置し、10mA定電流にて5分間放電させた後、30分間休止した。この放電及び休止を放電できなくなるまで繰り返し、放電が可能な繰り返し回数を測定した。この回数を「放電回数」として表1に示す。評価装置としては株式会社計測器センター製BLS5516−5V100mAを用いた。
Figure 2018021361
表1に示すように、比較例1〜3では既に知られているマグネシウム−アルミニウム−亜鉛合金を使用し、比較例4では上記特許文献2が開示しているLZ91を使用し、比較例5及び6ではLi含有割合が低くα単相構造を有する合金を使用した結果、放電量は非常に少なかった。これに対し、実施例1〜4では、各元素の組成比を特定範囲内に制御した結果、非常に優れた放電量を示すマグネシウム空気電池が得られた。
特に、比較例4の結果より、Li含有割合が本発明の範囲内であっても、R及びMnの合計含有割合が本発明の範囲を外れていると、放電量を改善する効果は得られないことが分かる。また、比較例6の結果より、R及びMnの合計含有割合が本発明の範囲内であっても、Li含有割合が本発明の範囲より低いと、放電量を改善する効果は得られないことが分かる。すなわち、本発明においては、Li含有割合、R含有割合、Mn含有割合、並びにR及びMnの合計含有割合を全て特定範囲内に制御することによって、相乗的に顕著な放電量改善効果を奏する。
放電回数評価試験では、実施例1〜5のマグネシウム空気電池は十分な結果を示した。特に、RとMnを併用し、且つR及びMnの合計含有割合を0.02質量%以上0.25質量%以下とした実施例1及び5では、顕著に優れた結果が得られた。

Claims (5)

  1. 6.00質量%以上10.50質量%以下のLi、
    0質量%以上15.00質量%以下のAl、
    0質量%以上5.00質量%以下のCa、
    0質量%以上3.00質量%以下のZn、
    0質量%以上3.00質量%以下のR、
    0質量%以上2.00質量%以下のMn、
    0質量%以上0.10質量%以下のFe、
    0質量%以上0.10質量%以下のCu、
    0質量%以上0.10質量%以下のNi、並びに
    残部のMg及び不純物からなり、
    前記RがY、La、Ce、Nd、及びGdからなる群から選ばれる1種以上の希土類元素を表し、
    前記R及びMnの合計の含有割合が0.02質量%以上5.00質量%以下である、
    空気電池負極用マグネシウム−リチウム合金。
  2. 前記マグネシウム−リチウム合金を直径14mm且つ厚さ1mmの形状に加工して負極を作製し、カーボンブラック及びポリテトラフルオロエチレンを含む触媒合材を直径14mmの発泡ニッケルに担持させて触媒層を作製し、前記負極及び前記触媒層の下半分をNaCl水溶液に浸漬してマグネシウム空気電池を製造し、10mA定電流にて5分間放電させた後に30分間休止させる過程を放電できなくなるまで繰り返す放電回数評価試験において、放電回数が20回以上である、請求項1に記載のマグネシウム−リチウム合金。
  3. 前記マグネシウム−リチウム合金を直径16mm且つ厚さ1mmの形状に加工して負極を作製し、MnO2、アセチレンブラック、及びポリフッ化ビニリデンを2:0.05:0.1の質量比で含む触媒合材を直径14mmの発泡ニッケルに担持させて触媒層を作製し、前記負極及び前記触媒層を用いて直径20mm且つ厚さ3.2mmのマグネシウム空気電池を製造し、前記マグネシウム空気電池の内部に電解液としてNaCl水溶液を注入して5mA定電流にて放電させる放電過程を8回繰り返す放電量評価試験において、前記8回の放電過程で得られるクーロン量の総和が45C以上である、請求項1又は2に記載のマグネシウム−リチウム合金。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のマグネシウム−リチウム合金を含む空気電池負極。
  5. 請求項4に記載の負極を有するマグネシウム空気電池。
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