JPWO2018021226A1 - プリフォームの製造装置、及びプリフォームの製造方法 - Google Patents
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Abstract
当該製造装置は、所望の形状の繊維強化樹脂成形品を得るべくその本成形に先立って、強化繊維基材を所定の形状に賦形するためのプリフォームの製造装置であって、所定の形状に対応する表面形状を有する固定型と、強化繊維基材を固定型の表面上に圧接するエンドエフェクタと、エンドエフェクタを移動させる制御部とを含む。
Description
本願は、2016年7月27日に日本に出願された特願2016−146842号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
前記所定の形状に対応する表面形状を有する固定型と、
前記強化繊維基材を前記固定型の表面上に圧接するエンドエフェクタと、
前記エンドエフェクタを移動させる制御部とを含む、プリフォームの製造装置。
[3]前記エンドエフェクタが、圧接子保持部と、それぞれの圧接子の一部が前記圧接子保持部から突出するように前記圧接子保持部により保持された複数の圧接子とを備え、
前記複数の圧接子の少なくとも一部が、前記固定型からの反力により突出長が変化できるように前記圧接子保持部に保持されている、[1]又は[2]に記載のプリフォームの製造装置。
[4]前記エンドエフェクタを前記固定型の表面形状に沿って一方向に移動させた際に、前記エンドエフェクタの前記強化繊維基材上に投影される移動面の全てが実質的に圧接されるように前記複数の圧接子が前記エンドエフェクタに配置されている、[3]に記載のプリフォームの製造装置。
[6]前記複数の圧接子のうちの一部の圧接子の先端形状が、他の圧接子の先端形状と異なる形状とされている、[3]〜[5]のいずれか一項に記載のプリフォームの製造装置。
[8]前記強化繊維基材を加熱するための熱風の吹き出し装置を備える、[1]〜[7]のいずれか一項に記載のプリフォームの製造装置。
[9]前記強化繊維基材を加熱するための熱線照射装置を備える、[1]〜[7]のいずれか一項に記載のプリフォームの製造装置。
[10]前記固定型が、前記強化繊維基材を加熱するための加熱機構を備える、[1]〜[9]のいずれか一項に記載のプリフォームの製造装置。
[12]前記張力付与部が、前記強化繊維基材を賦形している間に、前記強化繊維基材における把持位置を変更できる、[11]に記載のプリフォームの製造装置。
前記所定の形状に対応する表面形状を有する固定型の上に、前記強化繊維基材を配置し、
エンドエフェクタを移動させながら、前記エンドエフェクタで前記強化繊維基材を前記固定型の表面上に圧接することによって前記強化繊維基材を賦形することを含む、プリフォームの製造方法。
[16]前記シートが熱可塑性樹脂フィルムである、[15]に記載のプリフォームの製造方法。
[17]前記シートの厚みが15〜200μmの範囲にある、[15]又は[16]に記載のプリフォームの製造方法。
[18]前記シートとして、切れ込みを有するシートを使用する、[15]〜[17]のいずれか一項に記載のプリフォームの製造方法。
[19]前記シートがエンドレス加工されている、[15]〜[18]のいずれか一項に記載のプリフォームの製造方法。
任意の強化繊維基材を賦形した後、固定型を取り換え、次の強化繊維基材を配置し、賦形する工程を繰り返す、プリフォームの製造方法。
本発明のプリフォームの製造装置(以下、単に「製造装置」とも言う。)は、所望の形状の繊維強化樹脂成形品を得るべくその本成形に先立って、強化繊維基材を所定の形状に賦形するための装置であり、強化繊維基材が所定の形状に賦形されることによりプリフォームが製造される。
即ち、本発明においてプリフォームとは、所望の形状の繊維強化樹脂成形品を得るべくその本成形に先立って、強化繊維基材が所定の形状に賦形されたものである。
本形態のプリフォームの製造装置10は、固定型2と、固定型2の表面上に強化繊維基材3を圧接するエンドエフェクタ1と、エンドエフェクタ1を移動させる制御部4とを備える。
固定型は、強化繊維基材が賦形される所定の形状に対応する表面形状を有する。
即ち、固定型は目的とするプリフォームの形状に対応する表面形状を有しており、本発明の製造装置を用いてプリフォームを製造する際には、固定型上に強化繊維基材が配置される。
この場合、本発明の製造装置は固定型の搬送手段を備えていてもよく、得られたプリフォームの脱型と並行して、別の固定型を用いた、強化繊維基材の固定型への配置若しくはエンドエフェクタによる賦形、又はそれらの両方を行うことが好ましい。また、固定型と別の固定型は、表面形状が同一でも異なっていてもよい。
エンドエフェクタは、固定型上に配置された強化繊維基材を固定型の表面上に圧接して、強化繊維基材を変形させる機能を有するものである。
強化繊維基材が、移動するエンドエフェクタによって固定型の表面上に圧接されて変形することにより、得られるプリフォームのシワの発生や繊維の蛇行、割れの抑制が可能となるとともに、短時間での効率的な賦形が可能となる。
中でも、バネにより圧接子の突出長を変化させる機構を採用することが、経済的に優れており好ましい。バネとしては、コイルバネや板バネを挙げることができる。
即ち、エンドエフェクタの進行方向側の最前列に位置するいくつかの圧接子が、エンドエフェクタの進行方向と同じ方向に間隔を空けて強化繊維基材を圧接する。次いで、エンドエフェクタの進行方向から見たそれより後方の列に位置する圧接子が、上記の間隔を埋めるように強化繊維基材を圧接する。つまり、最前列の圧接子が隣り合う圧接子同士の間隔により圧接できなかった部分を、それより後列の圧接子が圧接する。複数の圧接子がこのようにエンドエフェクタに配置されることによって、エンドエフェクタの通過後には、上記の間隔が残されることなく、エンドエフェクタが通過した部分の強化繊維基材全体が圧接される。
これによって、得られるプリフォームのシワの発生や繊維の蛇行、割れのさらなる抑制が可能となる。
例えば、固定型の表面形状に含まれる細かい凹凸部に追従させるため、エンドエフェクタの外周部の圧接子の径を小さくするとともにそのピッチも小さくし、エンドエフェクタの中央部の圧接子の径を大きくするとともにそのピッチを大きくすることができる。
制御部は、エンドエフェクタを移動させる機能を有する。図1におけるプリフォームの製造装置において、制御部4はエンドエフェクタ1に接続されて、エンドエフェクタ1が強化繊維基材3を固定型2の表面上に圧接するように、エンドエフェクタ1を移動させる。
これにより、強化繊維基材は所定の形状のプリフォームとして賦形される。
これにより、エンドエフェクタが移動する際に、固定型を圧接する反力と摩擦抵抗との合力を圧接子の軸方向にかけることが可能となり、圧接子の突出長をスムーズに変化させることができる。そのため、得られるプリフォームの表面の平滑性をより高めることができ、さらに、圧接子の曲げ剛性を一般的なレベルより高める必要がなくなるため、装置のコスト面にも優れる。
制御部として使用できる装置の選定にあたっては、経済性、精度、形状に対する適合性を考慮する必要があるが、中でも6軸あるいは7軸ロボットが、凹凸のある三次元型形状を有する固定型の表面形状に沿って、強化繊維基材が固定型の表面上に圧接するようにエンドエフェクタを移動させることができるので好ましい。
強化繊維基材を賦形する際には、後述する強化繊維基材を構成するマトリックス樹脂組成物や熱融着性バインダーの硬化温度以下又は軟化温度以上に加熱して強化繊維基材を軟化させるのが好ましい。
熱風の吹き出し装置は、エンドエフェクタを制御する制御部によって制御されてもよいし、他の制御機構によって制御されてもよい。熱風の吹き出し装置がエンドエフェクタの移動に伴って移動するように制御されることにより、熱風の吹き出し装置が強化繊維基材の圧接される部分を加熱することができるため好ましい。例えば、図5に示すように、強化繊維基材3を加熱するための熱風の吹き出し装置7をエンドエフェクタ1に設けることで、圧接子6で圧接する範囲を加熱することができる。
熱線照射装置は、エンドエフェクタを制御する制御部によって制御されてもよいし、他の制御機構によって制御されてもよい。熱線照射装置がエンドエフェクタの移動に伴って移動するように制御されることにより、熱線照射装置が強化繊維基材の圧接される部分を加熱することができるため好ましい。例えば、強化繊維基材を加熱するための熱線照射装置をエンドエフェクタに設けることで、圧接子で圧接する範囲を加熱することができる。
強化繊維基材を把持して張力を加えながら賦形を行うと、上述のマトリックス樹脂組成物や熱融着性バインダーの軟化時に、強化繊維基材を伸長させることができるので、得られるプリフォームのシワの発生や繊維の蛇行、割れのさらなる抑制が可能となる。
本発明のプリフォームの製造方法(以下、単に「製造方法」とも言う。)は、所望の形状の繊維強化樹脂成形品を得るべくその本成形に先立って、強化繊維基材を所定の形状に賦形するための方法であり、強化繊維基材が所定の形状に賦形されることによりプリフォームが製造される。
本発明の製造方法は、強化繊維基材が賦形される所定の形状に対応する表面形状を有する固定型の上に、強化繊維基材を配置し、エンドエフェクタを移動させながら、エンドエフェクタで強化繊維基材を固定型の表面上に圧接することによって強化繊維基材を賦形することを含む。
本発明の製造方法において、所定の形状に賦形される強化繊維基材は、当該所定の形状に対応する表面形状を有する固定型の上に配置される。
強化繊維基材の固定型への配置は、人手によって行われてもよく、自動搬送装置等の機械を用いて行ってもよい。
本発明の製造方法に用いられる強化繊維基材としては、強化繊維にマトリックス樹脂組成物が含浸されたシート状のプリプレグが好適に用いられる。
シート状のプリプレグとしては、強化繊維が一方向に引き揃えられたUDプリプレグ、複数方向に配列した強化繊維が製織されたクロスプリプレグが挙げられ、特に、UDプリプレグが好適である。また、UDプリプレグを繊維方向が異なるように複数枚積層したものを用いるのがより好ましい。
この場合、本発明の製造方法によれば、プリプレグの圧縮成形用のプリフォームを製造することができる。
強化繊維基材若しくはプリプレグの厚みは、外側マイクロメーターやペーパマイクロメーターによって測定することができる。
熱硬化性樹脂としては、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
熱可塑性樹脂としては、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
この場合、本発明の製造方法によれば、RTM(レジントランスファーモールディング)成形用のプリフォームを製造することができる。
本発明の製造方法において、固定型の上に配置された強化繊維基材は、移動するエンドエフェクタによって固定型の表面上に圧接されて賦形される。
強化繊維基材上をエンドエフェクタが移動すると、圧接子の材質や圧接力によっては、強化繊維基材中の強化繊維の配向が乱れたり、その表面に凹凸状の跡が残ったりする不具合が発生することがある。これらの不具合を抑制するため、図1、図5、図6に示すように、強化繊維基材3とエンドエフェクタ1との間にシート5を配置した状態で強化繊維基材3を賦形することが好ましい。
シートの材質は特に限定されないが、強化繊維基材の賦形条件下における柔軟性と耐久性に優れる点から、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフルオロエチレンなどの熱可塑性樹脂フィルムを用いることが好ましい。
所定のパターンの切れ込みとしては、シートの変形限界を適度に開放できる切れ込みパターンであればよく、例えば、強化繊維基材を賦形する際の伸長方向に対して略垂直な方向の切れ込みを挙げることができ、これにより強化繊維基材の賦形を抑制することなくシートが変形可能となる。
切れ込みのピッチは、シートの硬さや変更のしやすさによる異なる。即ち、シートが柔らかく、変形し易ければピッチを大きくし、シートが硬く、変形しにくければピッチを小さくすることが好ましい。不必要に切れ込みを長くすると、シート間の距離が大きく開きやすくなり、強化繊維基材とエンドエフェクタがシートを介さずに直接接触する可能性が高くなる。従って、切れ込みの長さは必要十分な長さにすることが好ましく、賦形する強化繊維基材の形状に応じて、適宜試行錯誤することで切れ込みの長さを設定することができる。
エンドエフェクタの進行に伴ってシートを連続的に供給し、連続的に回収することにより、強化繊維基材と略同一の面積を有するシートを用意する必要がなくなり、大きな面積を有するシートを供給及び回収する煩雑さも回避することができる。
エンドエフェクタに備えられたシートは、エンドエフェクタの移動に伴い、圧接される部分の強化繊維基材上に供給され、エンドエフェクタの移動に伴い、圧接された部分の強化繊維基材上から回収される。
エンドレス加工されたシートがエンドエフェクタの移動に伴って送り出される場合、シワの発生や繊維の蛇行、割れを抑制する観点から、強化繊維基材とシートとの間に滑りがない速度で環状のシートが送り出されることが好ましい。
エンドレス加工されたシートがエンドエフェクタの移動に伴って送り出されない場合、環状のシートの送り出し、及び未使用の送り出されたシート部分での一定面積の強化繊維基材の賦形を繰り返してもよい。
なお、固定型が単軸レールや搬送ベルトなどによる搬送により移動可能なものである場合には、固定型を取り替えることにより、固定型に強化繊維基材を配置する工程、及びエンドエフェクタを用いて強化繊維基材を賦形する工程を含む本発明のプリフォームの製造方法と、それに続く、得られたプリフォームの脱型工程を、場所を変えて行うことが可能となる。この場合、これらの工程を連続的に同時進行で行うことにより生産性の向上を図ることができる。
三菱ケミカル社製プリプレグ(品番:TR350G250S、炭素繊維目付:250g/m2、トータル目付:373g/m2)を所定の形状にパターンカットし、0°/90°の積層を行い、強化繊維基材とした。
得られた強化繊維基材を用いて、図6に記載の構成にて強化繊維基材の賦形を行った。
ここで、固定型としては、図7に記載の形状のものを用いた。また、シートとしては、三菱樹脂社製ポリエステルフィルム(ダイアホイル(登録商標)MRF−75)を用い、図7の固定型の上部の曲率部分に配置されるシート部分に、シートの右側の端部から固定型の上部の曲率部分を超えるように、20mmピッチの切れ込みを入れて配置した。
制御部としてYASKAWA社製6軸ロボット(MORTMAN−20)を用い、エンドエフェクタと熱風発生機からダクトを繋げた熱風発生口を連動させ、圧接子が固定型の表面形状に沿って圧接しながら移動するように製造装置を制御し、強化繊維基材(パターンカットしたプリプレグ)を賦形してプリフォームを製造した。この時に把持装置にて強化繊維基材の端部を保持することで、固定型の表面形状に沿う方向に張力を掛けられる状態として、エンドエフェクタの動きに連動させて把持装置の把持位置を変更して強化繊維基材に張力を掛けた。
この結果、シワがなく、繊維の蛇行や割れのない、外観が良好な、高品位なプリフォームを得ることができた。得られたプリフォームを高圧プレス機で本成形することにより、高品位な繊維強化樹脂成形品が得られる。
図8に記載したような板バネ状の圧接子を、図9に記載したように配列したエンドエフェクタを用いて、実施例1と同様の条件でプリフォームを製造した。
この結果、シワがなく、繊維の蛇行や割れのない、外観が良好な、高品位なプリフォームを得ることができた。得られたプリフォームを高圧プレス機で本成形することにより、高品位な繊維強化樹脂成形品が得られる。
10:製造装置
11:バネ
12:制御部との接続部
2:固定型
3:強化繊維基材
4:制御部
5:シート
6:圧接子
7:熱風吹き出し装置
8:把持装置
9:圧接子保持部
A:(圧接子の)突出長
Claims (20)
- 所望の形状の繊維強化樹脂成形品を得るべくその本成形に先立って、強化繊維基材を所定の形状に賦形するためのプリフォームの製造装置であって、
前記所定の形状に対応する表面形状を有する固定型と、
前記強化繊維基材を前記固定型の表面上に圧接するエンドエフェクタと、
前記エンドエフェクタを移動させる制御部とを含む、プリフォームの製造装置。 - 前記制御部が、前記エンドエフェクタの固定型への圧接力を制御する機構を有する、請求項1に記載のプリフォームの製造装置。
- 前記エンドエフェクタが、圧接子保持部と、それぞれの圧接子の一部が前記圧接子保持部から突出するように前記圧接子保持部により保持された複数の圧接子とを備え、
前記複数の圧接子の少なくとも一部が、前記固定型からの反力により突出長が変化できるように前記圧接子保持部に保持されている、請求項1又は2に記載のプリフォームの製造装置。 - 前記エンドエフェクタを前記固定型の表面形状に沿って一方向に移動させた際に、前記エンドエフェクタの前記強化繊維基材上に投影される移動面の全てが実質的に圧接されるように前記複数の圧接子が前記エンドエフェクタに配置されている、請求項3に記載のプリフォームの製造装置。
- 前記制御部が、前記エンドエフェクタを移動させる際に、前記エンドエフェクタの進行方向のより後方側に配置された圧接子の前記突出長がより小さくなるように前記エンドエフェクタを傾斜させる機構を有する、請求項3又は4に記載のプリフォームの製造装置。
- 前記複数の圧接子のうちの一部の圧接子の先端形状が、他の圧接子の先端形状と異なる形状とされている、請求項3〜5のいずれか一項に記載のプリフォームの製造装置。
- 前記エンドエフェクタが、前記複数の圧接子の少なくとも一部を加熱するための加熱機構を備える、請求項3〜6のいずれか一項に記載のプリフォームの製造装置。
- 前記強化繊維基材を加熱するための熱風の吹き出し装置を備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載のプリフォームの製造装置。
- 前記強化繊維基材を加熱するための熱線照射装置を備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載のプリフォームの製造装置。
- 前記固定型が、前記強化繊維基材を加熱するための加熱機構を備える、請求項1〜9のいずれか一項に記載のプリフォームの製造装置。
- 前記強化繊維基材を把持して張力を付与するための張力付与部を備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載のプリフォームの製造装置。
- 前記張力付与部が、前記強化繊維基材を賦形している間に、前記強化繊維基材における把持位置を変更できる、請求項11に記載のプリフォームの製造装置。
- 前記エンドエフェクタが、前記強化繊維基材と前記エンドエフェクタとの間にシートを供給する機構及び前記強化繊維基材と前記エンドエフェクタとの間に配置されたシートを回収する機構の一方又は両方を備える、請求項1〜12のいずれか一項に記載のプリフォームの製造装置。
- 所望の形状の繊維強化樹脂成形品を得るべくその本成形に先立って、強化繊維基材を所定の形状に賦形するためのプリフォームの製造方法であって、
前記所定の形状に対応する表面形状を有する固定型の上に、前記強化繊維基材を配置し、
エンドエフェクタを移動させながら、前記エンドエフェクタで前記強化繊維基材を前記固定型の表面上に圧接することによって前記強化繊維基材を賦形することを含む、プリフォームの製造方法。 - 前記強化繊維基材と前記エンドエフェクタとの間にシートを配置した状態で前記強化繊維基材を賦形する、請求項14に記載のプリフォームの製造方法。
- 前記シートが熱可塑性樹脂フィルムである、請求項15に記載のプリフォームの製造方法。
- 前記シートの厚みが15〜200μmの範囲にある、請求項15又は16に記載のプリフォームの製造方法。
- 前記シートとして、切れ込みを有するシートを使用する、請求項15〜17のいずれか一項に記載のプリフォームの製造方法。
- 前記シートがエンドレス加工されている、請求項15〜18のいずれか一項に記載のプリフォームの製造方法。
- 請求項14〜19のいずれか一項に記載のプリフォームの製造方法を利用して複数のプリフォームを連続的に製造する方法であって、
任意の強化繊維基材を賦形した後、固定型を取り換え、次の強化繊維基材を配置し、賦形する工程を繰り返す、プリフォームの製造方法。
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