JPWO2018011897A1 - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、これらの問題に対処する技術が開示されている。特許文献1の技術では、監視対象機器に付設された通報機器(以下、付設通報機器という)と監視センタとが電話回線で接続されている。付設通報機器は、管理番号をトーン信号(例えばDTMF(Dual Tone Multi−Frequency)信号)にて電話回線に送信する。監視センタでは、電話回線より受信したトーン信号から管理番号が復元され、復元された管理番号に基づき、監視対象機器の設置位置、構成内容、メンテナンス履歴等の照会が行われる。このように、特許文献1の技術によれば、通報者に管理番号を読み上げてもらう必要がない。
特許文献1の技術では、オペレータは、通報者が付設通報機器を利用しているのか、付設通報機器以外の通信手段を利用しているのかを判別できない。このため、通報者が利用している通信手段の種類をオペレータが通報者に問い合わせること、または、如何なる場合でも通報者に管理番号を読み上げるよう依頼することが必要になる。
このように、特許文献1の技術では、オペレータの作業効率が低下してしまうという課題がある。
監視対象機器に付設された付設通報機器からの発呼に複数の電話機のうちのいずれかの電話機が応答した後に前記付設通報機器から送信された、前記監視対象機器の識別子を通知する可聴信号を受信する受信部と、
前記可聴信号を解析し、前記監視対象機器の識別子を特定する解析部と、
前記付設通報機器からの発呼に応答した電話機である応答電話機に、前記可聴信号を送信する送信部とを有する。
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る遠隔監視支援システムの構成例を示す。
通報者は、監視対象機器21に異常が発生した場合に、付設通報機器22を用いて監視センタ1に監視対象機器21の異常を通報することができる。また、通報者が携帯電話機30を所持している場合は、通報者は携帯電話機30を用いて監視センタ1に監視対象機器21の異常を通報することができる。
付設通報機器22及び携帯電話機30は、公衆電話網3を介して監視センタ1内のPBX(Private Branch eXchange)14と接続されている。
PC12は、監視センタ1のオペレータが監視対象機器21の設置位置、構成内容、メンテナンス履歴等の機器情報の照会に利用する。
DB13は、監視対象機器21の機器情報を蓄積する。
PBX14は、公衆電話網3の電話回線と監視センタ1内の電話回線との間で交換動作を行う。
PB解析装置15は、PBX14とともに、付設通報機器22と電話機11との間の通信を中継する。PB解析装置15は、通信装置に相当する。
次に、付設通報機器22は、監視対象機器21の管理番号を通知する可聴信号であるPB(Push Button)信号を公衆電話網3に送信する。付設通報機器22には、監視対象機器21の管理番号が予め記憶されている。
監視センタ1では、PBX14を経由してPB解析装置15がPB信号を受信する。PB解析装置15は、PB信号を対応電話機11に転送する。また、PB解析装置15は、PB信号を解析して監視対象機器21の管理番号を特定する。そして、PB解析装置15は、特定した監視対象機器21の管理番号を対応電話機11のオペレータが利用するPC12に通知する。更に、PB解析装置15は、特定した監視対象機器21の管理番号をDB13に蓄積する。
管理番号が通知されたPC12は、監視対象機器21の管理番号をディスプレイに表示する。また、PC12は、監視対象機器21の機器情報をDB13から読み出し、読み出した機器情報をディスプレイに表示する。
対応電話機11のオペレータは対応電話機11の受話器においてPB信号が聞こえた場合に、PB解析装置15において監視対象機器21の管理番号が特定されたと認識する。従って、オペレータは、通報者に監視対象機器21の管理番号を読み上げるように依頼する必要はないと判断する。以降、オペレータはPC12のディスプレイに表示されている機器情報を参照しながら、通報者と通話する。
受話器インタフェース104は、付設通報機器22の受話器とのインタフェース回路である。
プロセッサ101は、公衆電話網インタフェース103、受話器インタフェース104を制御する。また、プロセッサ101は、プログラムを実行する。プロセッサ101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。
記憶装置102は、プロセッサ101で実行されるプログラムを記憶している。また、記憶装置102は、監視対象機器21の管理番号を記憶している。記憶装置102は、例えばRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリである。
受話器インタフェース部55は、付設通報機器22の受話器のオンフック/オフフックを検知し、検知結果を後述の呼制御部53に通知する。受話器インタフェース部55は受話器インタフェース104により実現される。
PB生成部52は、監視対象機器21の管理番号を通知するPB信号を生成する。PB生成部52は、プロセッサ101及びプログラムにより実現される。つまり、プロセッサ101がプログラムを実行することで、PB生成部52の機能を実現する。
呼制御部53は、付設通報機器22における呼制御を行う。具体的には、受話器インタフェース部55により受話器のオフフックが通知された場合に、呼制御信号の一つである発呼信号を公衆電話網インタフェース部54を介して公衆電話網3に送信する。呼制御部53は、プロセッサ101及びプログラムにより実現される。つまり、プロセッサ101がプログラムを実行することで、呼制御部53の機能を実現する。
管理番号記憶部51は、監視対象機器21の管理番号を記憶する。管理番号記憶部51は記憶装置102により実現される。
電話機インタフェース116は、電話機11とのインタフェース回路である。
PBデコーダ115は、PBXインタフェース114から電話機インタフェース116に流れる音声信号からPB信号を抽出する。そして、PBデコーダ115は、抽出したPB信号を解析して、監視対象機器21の管理番号を特定する。
プロセッサ111は、PBXインタフェース114、PBデコーダ115、電話機インタフェース116を制御する。また、プロセッサ111はプログラムを実行する。プロセッサ111は、例えば、CPUである。
記憶装置112は、プロセッサ111で実行されるプログラムを記憶する。また、記憶装置112は、オペレータごとに、電話機11とPC12との対応付けを記憶している。記憶装置112は、例えばRAM、HDD、フラッシュメモリである。
なお、PBXインタフェース114、PBデコーダ115、電話機インタフェース116は、PBX14から電話機11に接続される電話回線ごとに存在する。
電話機インタフェース部64は、電話機11の受話器のオンフック/オフフックを検知し、検知結果を後述の制御部61に通知する。電話機インタフェース部64は、電話機インタフェース116により実現される。電話機インタフェース部64は送信部に相当する。
解析部63は、PB信号を解析して、監視対象機器21の管理番号を特定する。解析部63は、PBデコーダ115により実現される。
情報通知部65は、解析部63により特定された監視対象機器21の管理番号を、対応するPC12に通知する。情報通知部65は、プロセッサ111及びプログラムにより実現される。つまり、プロセッサ111がプログラムを実行することで、情報通知部65の機能を実現する。
制御部61は、電話機インタフェース部64により電話機11の受話器のオフフックが検出された場合に、解析部63にPB信号の解析を指示する。制御部61は、プロセッサ111及びプログラムにより実現される。つまり、プロセッサ111がプログラムを実行することで、制御部61の機能を実現する。
次に、付設通報機器22の動作例を図4を用いて説明する。
呼制御部53は、公衆電話網インタフェース部54を介して公衆電話網3に発呼する(ステップS12)。つまり、呼制御部53は、発呼信号を公衆電話網3に送信する。なお、発呼先は監視センタ1である。
次に、PB生成部52が、管理番号記憶部51から監視対象機器21の管理番号を読み出し、管理番号に対応するPB信号を生成し、生成したPB信号を公衆電話網インタフェース部54を介して監視センタ1の電話機11に送信する(ステップS14)。
その後、通報者とオペレータとの間の通話が終了して受話器がオンフックされると(ステップS15でYES)、付設通報機器22は、再び受話器がオフフックされるまで待ち状態になる。
PB信号は、プッシュボタン式の電話機で電話番号を送信するのに用いられ、「ピッポッパ」の擬音で一般的に知られている。
PB信号の周波数の組合せを図14に示す。例えば監視対象機器21の管理番号が“123”であれば、697Hzの信号音と1209Hzの信号音とを合成した“1”を表すPB信号、697Hzの信号音と1336Hzの信号音とを合成した“2”を表すPB信号、697Hzの信号音と1477Hzの信号音とを合成した“3”を表すPB信号が付設通報機器22から、図5のように連続的に送信される。
PB解析装置15では、制御部61が、電話機インタフェース部64を介して電話機11の受話器がオフフックされたことを検知し(ステップS21でYES)、解析部63にPB信号の解析を指示する。
解析部63は、PB信号の周波数の組み合わせを解析することで、監視対象機器21の管理番号を特定することができる。
もし、オペレータがPB信号を認識できなかった場合、つまり、「ピッポッパ」の音が聞こえなかった場合には、オペレータは、監視対象機器21の管理番号が通知されていないと理解し、通報者に監視対象機器21の管理番号の読み上げを依頼する。オペレータがPB信号を認識できない場合には、付設通報機器22を使わずに、通報者が所持する携帯電話機30や他の通信手段にて監視センタ1に通報していると考えられる。
PB信号の解析の開始から規定の時間が経過した際に(ステップS23でYES)。解析部63は、解析により得られた管理番号を情報通知部65を介して、応答電話機11と対となっているPC12に送信する(ステップS24)。また、解析部63は、情報通知部65を介してDB13にも管理番号を送信する。
その後、通報者とオペレータとの間の通話が終了して応答電話機11の受話器がオンフックされると(ステップS25でYES)、PB解析装置15は、再び電話機11の受話器がオフフックされるまで待ち状態になる。
以上のように、本実施の形態では、PB信号の信号音を監視センタのオペレータに聞かせることが可能である。オペレータはPB信号の信号音が聞こえた場合に付設通報機器からの通報であることを判断できるので、オペレータは、通報者が利用している通信手段の種類を通報者に問い合わせる必要がない。また、付設通報機器からの通話であるにもかかわらず通報者に管理番号の読み上げを依頼するといった事態を回避することができる。このため、本実施の形態によれば、オペレータの作業効率を向上させることができる。
***構成の説明**
図9は、本実施の形態に係る遠隔監視支援システムの構成例を示す。
図9では、図1と比較して、IP(Internet Protocol)網4が追加されている。
IP網4は、例えばインターネットである。IP網4では、IPパケットの送受信が可能である。
図9に示す他の構成要素は、図1に示したものと同じであるため、説明を省略する。
なお、以下では、主に実施の形態1との差異を説明する。本実施の形態で説明していない事項は、実施の形態1と同様である。
付設通報機器22から対応電話機11との間での電話通信路の確立、PB解析装置15でのPB信号の解析による監視対象機器21の管理番号の特定、PB解析装置15からPC12への管理番号の通知、オペレータによるPB信号の信号音の認識は、実施の形態1に示した通りである。
本実施の形態では、PC12は、IP網4より監視対象機器21の状態情報をリアルタイムに取得してディスプレイに表示することができる。
オペレータは監視対象機器21の状態をリアルタイムに把握でき、通報者に対して適切な指示を出すことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、オペレータは、監視対象機器の状態をリアルタイムで知ることができ、より適切なオペレータ業務を実現できる。
***構成の説明***
図10は、本実施の形態に係る遠隔監視支援システムの構成例を示す。
回線選択機器23は、付設通報機器22から監視センタ1への通報をIP網4経由で行うか公衆電話網3で行うかを選択する。
IP通話変換機器16は、通報者とオペレータがIP網4経由で通話する場合に、IP網4とPBX14との間でのプロトコル変換を行う。
図10に示す他の構成要素は、図9に示したものと同じであるため、説明を省略する。
なお、以下では、主に実施の形態1との差異を説明する。本実施の形態で説明していない事項は、実施の形態1と同様である。
測定結果が閾値よりも悪い場合は、回線選択機器23はIP網4の通信品質が悪いと判定し、測定結果が閾値よりも良い場合は、回線選択機器23は、IP網4の通信品質が良好と判定する。
回線選択機器23は、IP網4の通信品質が悪いと判定した場合は、監視センタ1への通報を公衆電話網3を用いて行うことを決定する。一方、IP網4の通信品質が良好と判定した場合は、回線選択機器23は、監視センタ1への通報をIP網4を用いて行うことを決定する。
また、実施の形態2に示したように、PC12はIP網4より監視対象機器21の状態情報をリアルタイムに取得してディスプレイに表示することができる。
オペレータは監視対象機器21の状態をリアルタイムに把握でき、通報者に対して適切な指示を出すことができる。
次に、付設通報機器22は、監視対象機器21の管理番号を通知する可聴信号であるPB信号をIP網4に送信する。
監視センタ1では、IP通話変換機器16、PBX14を経由してPB解析装置15がPB信号を受信する。以降の手順は、回線選択機器23が公衆電話網3を選択した場合の手順と同じであるため、説明を省略する。
付設通報機器インタフェース124は、付設通報機器22とのインタフェース回路である。
公衆電話網インタフェース125は、公衆電話網3とのインタフェース回路である。
プロセッサ121は、IP網インタフェース123、付設通報機器インタフェース124、公衆電話網インタフェース125を制御する。また、プロセッサ121は、プログラムを実行する。プロセッサ121は、例えばCPUである。
記憶装置122は、プロセッサ121で実行されるプログラムを記憶している。記憶装置122は、例えばRAM、HDD、フラッシュメモリである。
IP網インタフェース部72は、IP網4に信号を送信し、IP網4から信号を受信する。IP網インタフェース部72はIP網インタフェース123により実現される。
付設通報機器インタフェース部76は、付設通報機器22の受話器のオンフック/オフフックを検知し、検知結果を後述の呼制御部73に通知する。付設通報機器インタフェース部76は付設通報機器インタフェース124により実現される。
呼制御部73は、付設通報機器インタフェース部76により受話器のオフフックが通知された場合に、後述するIP網通信品質判定部71にIP網4の通信品質を測定するように指示する。また、呼制御部73は、監視センタ1への通報が公衆電話網3を用いて行われる場合は、呼制御信号の一つである発呼信号を公衆電話網インタフェース部74を介して公衆電話網3に送信する。
IP網通信品質判定部71は、IP網4の通信品質を測定する。
音声IPパケット組立分解部75は、音声符号化処理及びIPパケット組立処理を行う。
なお、呼制御部73、IP網通信品質判定部71及び音声IPパケット組立分解部75は、プロセッサ121及びプログラムにより実現される。つまり、プロセッサ121がプログラムを実行することで、呼制御部73、IP網通信品質判定部71及び音声IPパケット組立分解部75の機能を実現する。
次に、回線選択機器23の動作例を図13を用いて説明する。
次に、呼制御部73は、IP網インタフェース部72を有効にし、また、IP網通信品質判定部71にIP網4の通信品質を測定するように指示を行う。
測定結果が閾値よりも悪い場合は、IP網通信品質判定部71はIP網4の通信品質が悪いと判定し、測定結果が閾値よりも良い場合は、IP網通信品質判定部71は、IP網4の通信品質が良好と判定する。
なお、付設通報機器22からの音声信号は付設通報機器インタフェース部76を経由して音声IPパケット組立分解部75に入力される。音声IPパケット組立分解部75で音声符号化処理及びIPパケット組立処理が行われ、IP網インタフェース部72を介してIP網4にIPパケットが送信される。逆方向の通信では、IPパケットがIP網4からIP網インタフェース部72を経由して音声IPパケット組立分解部75に入力される。音声IPパケット組立分解部75でIPパケット分解処理及び音声復号処理が行われ、付設通報機器インタフェース部76を介して付設通報機器22へ音声信号が送信される。
なお、付設通報機器22からの音声信号は付設通報機器インタフェース部76を経由して入力され、公衆電話網インタフェース部74を介して公衆電話網3に出力される。逆方向の通信は、音声信号が公衆電話網3からの公衆電話網インタフェース部74を経由して入力され、付設通報機器インタフェース部76を介して付設通報機器22に出力される。
以上のように、本実施の形態によれば、IP網を経由した通話もオペレータにとっては公衆電話網を経由しての通話と変わりなく扱うことができ、オペレータ業務を作業効率の高い業務とすることができる。
なお、IP網への接続及び公衆電話網への接続は、有線及び無線のいずれによっても実現可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
Claims (3)
- 監視対象機器に付設された付設通報機器からの発呼に複数の電話機のうちのいずれかの電話機が応答した後に前記付設通報機器から送信された、前記監視対象機器の識別子を通知する可聴信号を受信する受信部と、
前記可聴信号を解析し、前記監視対象機器の識別子を特定する解析部と、
前記付設通報機器からの発呼に応答した電話機である応答電話機に、前記可聴信号を送信する送信部とを有する通信装置。 - 前記解析部は、
前記応答電話機を使用するオペレータが使用するコンピュータに、前記監視対象機器の識別子を通知する請求項1に記載の通信装置。 - 前記受信部は、
公衆電話網及びIP(Internet Protocol)網のいずれかを介して送信された前記可聴信号を受信する請求項1に記載の通信装置。
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