JPWO2018008418A1 - 逆潮流制御システム、蓄電装置および逆潮流制御方法 - Google Patents

逆潮流制御システム、蓄電装置および逆潮流制御方法 Download PDF

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Abstract

逆潮流制御システム(200)は、要求情報を取得する取得部(201)と、要求情報に従って、複数の蓄電装置(400)を(i)電力融通において電力を与える電力融通グループと、(ii)電力融通において電力を受ける被電力融通グループと、(iii)受電点(300)を越えて電力系統へ流出する逆潮流電力に対応する電力を吸収する逆潮流制御グループとの3つのグループを含む複数のグループに分類する分類部(202)と、蓄電装置(400)が3つのグループのうちのいずれかに分類された場合に蓄電装置(400)が分類されたグループに従って蓄電装置(400)を充電または放電させるための情報を出力する制御部(203)とを備える。

Description

本発明は、逆潮流を制御する逆潮流制御システム等に関する。
従来、電力融通に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載の出力制御システムは、その一例である。この出力制御システムは、商用電力系統に連系する複数の分散電源と、管理装置とを備える。管理装置は、一の分散電源の充電許容量が他の分散電源の出力電力値以上である場合に、一の分散電源が他の分散電源によって逆潮流された電力を受電するよう、一の分散電源に受電開始指令を、他の分散電源に逆潮流開始指令を送る。これにより、電力の有効活用が図られる。
特開2012−120284号公報
しかしながら、複数の蓄電装置が電力系統へ電力を流出させずに複数の蓄電装置の間で電力融通を行うことは容易ではない。
例えば、電力融通において蓄電装置が与えるまたは受ける電力の量は、蓄電装置を有する需要家の施設における発電電力または消費電力の変動の影響を受けて、予定量から変動する場合がある。そして、蓄電装置が与える電力の量が、他の蓄電装置が受ける電力の量を超え、電力系統へ電力が流出する場合がある。そして、このような電力の流出が、電力系統の効率的な運転を阻害する可能性がある。
そこで、本発明は、複数の蓄電装置の間の電力融通において電力系統へ流出する電力を適切に抑制することができる逆潮流制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る逆潮流制御システムは、共通の受電点を介して電力系統に電気的に接続される複数の蓄電装置の間の電力融通において前記複数の蓄電装置のそれぞれが電力を与えるまたは受ける要求に関する要求情報を取得する取得部と、前記要求情報に従って、前記複数の蓄電装置を(i)前記電力融通において電力を与える電力融通グループと、(ii)前記電力融通において電力を受ける被電力融通グループと、(iii)前記共通の受電点を越えて前記電力系統へ流出する逆潮流電力に対応する電力を吸収する逆潮流制御グループとの3つのグループを含む複数のグループに分類する分類部と、前記複数の蓄電装置のそれぞれについて、当該蓄電装置が前記3つのグループのうちのいずれかに分類された場合に当該蓄電装置が分類されたグループに従って当該蓄電装置を充電または放電させるための情報を出力する制御部とを備える。
また、本発明の一態様に係る蓄電装置は、共通の受電点を介して電力系統に電気的に接続される複数の蓄電装置に含まれる蓄電装置であって、蓄電池と、前記蓄電池を充電または放電させる制御部とを備え、前記蓄電装置は、(i)前記複数の蓄電装置の間の電力融通において電力を与える電力融通グループと、(ii)前記電力融通において電力を受ける被電力融通グループと、(iii)前記共通の受電点を越えて前記電力系統へ流出する逆潮流電力に対応する電力を吸収する逆潮流制御グループとの3つのグループを含む複数のグループのうちのいずれかに分類され、前記制御部は、前記蓄電装置が前記3つのグループのうちのいずれかに分類された場合に前記蓄電装置が分類されたグループに従って前記蓄電装置が充電または放電するように、前記蓄電池を充電または放電させる。
また、本発明の一態様に係る逆潮流制御方法は、共通の受電点を介して電力系統に電気的に接続される複数の蓄電装置の間の電力融通において前記複数の蓄電装置のそれぞれが電力を与えるまたは受ける要求に関する要求情報を取得する取得ステップと、前記要求情報に従って、前記複数の蓄電装置を(i)前記電力融通において電力を与える電力融通グループと、(ii)前記電力融通において電力を受ける被電力融通グループと、(iii)前記共通の受電点を越えて前記電力系統へ流出する逆潮流電力に対応する電力を吸収する逆潮流制御グループとの3つのグループを含む複数のグループに分類する分類ステップと、前記複数の蓄電装置のそれぞれについて、当該蓄電装置が前記3つのグループのうちのいずれかに分類された場合に当該蓄電装置が分類されたグループに従って当該蓄電装置を充電または放電させるための情報を出力する制御ステップとを含む。
本発明の一態様に係る逆潮流制御システム等は、複数の蓄電装置の間の電力融通において電力系統へ流出する電力を適切に抑制することができる。
図1は、実施の形態における電力制御システムの構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態における逆潮流制御システムの構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態における逆潮流制御システムの動作を示すフローチャートである。 図4は、実施の形態における逆潮流制御システムの動作の第1具体例を示すフローチャートである。 図5は、実施の形態における逆潮流制御システムの動作の第2具体例を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態における蓄電装置の構成を示すブロック図である。 図7は、実施の形態における蓄電装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図8は、実施の形態における複数のグループを示す概念図である。 図9は、実施の形態における蓄電装置が逆潮流を検出する構成例を示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示す。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、動作の順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素は、任意の構成要素として説明される。
また、以下において、電力は、電力の量(値)を意味する場合がある。また、充放電は、充電および放電の少なくとも一方に対応する。
(実施の形態)
本実施の形態において、逆潮流を制御する逆潮流制御システムについて説明する。ここでは、集合住宅または地域単位での一括受電が想定されているが、受電方式は一括受電に限定されない。
図1は、本実施の形態における逆潮流制御システムを含む電力制御システムの構成を示すブロック図である。図1に示されるように、本実施の形態における電力制御システム100は、変圧器101と、電力線102と、複数の需要家設備104と、通信線106と、逆潮流制御システム200とを備える。
変圧器101は、電力系統から供給される電力を各需要家設備104に供給するため、適切な電圧に変換する変圧器である。変圧器101は、例えば、集合住宅の高圧受電設備に対応する。なお、電力系統は、発電所で発生した電気を需要側に供給するためのシステムであり、例えば、電気事業者が運用する発電所、変電所および配電網等を含む。
電力線102は、電力系統と、複数の負荷105および複数の蓄電装置400を含む複数の需要家設備104とを接続するための配電線に対応する。複数の負荷105、複数の蓄電装置400、および、複数の需要家設備104は、電力線102を介して電力系統に接続される。例えば、電力線102によって、変圧器101と各需要家設備104とが電気的に接続され、変圧器101から各需要家設備104に電力が供給される。
需要家設備104は、需要家の施設(例えば、集合住宅の専有部、または、戸建住宅等)に設置された設備である。需要家設備104は、負荷105と、蓄電装置400とを備える。需要家設備104が備えるこれらの構成要素も、需要家の施設に設置される。なお、複数の需要家が集合住宅単位または地域単位で1つの高圧需要家を構成してもよい。つまり、複数の需要家が1つの高圧需要家に統合されてもよい。
また、1つの需要家設備104は、複数の負荷105と、複数の蓄電装置400とを備えてもよい。また、1つの需要家設備104は、1以上の負荷105および1以上の蓄電装置400のうち、1以上の負荷105のみを備えていてもよいし、1以上の蓄電装置400のみを備えてもよい。また、1つの需要家設備104は、1以上の負荷105および1以上の蓄電装置400の他に、太陽光発電装置のような発電装置を備えてもよい。
負荷105は、需要家設備104において電力を消費する機器である。負荷105は、例えば、家庭用電気機器等である。上記の通り、需要家設備104は、複数の負荷105を備えてもよい。
蓄電装置400は、充放電が可能な装置である。例えば、電力需要が少ない夜間に、蓄電装置400は、電力系統から供給される電力で充電を行う。また、電力需要が多い昼間に、蓄電装置400は、放電を行って、負荷105へ電力を供給する。蓄電装置400は、逆潮流制御システム200から取得した情報(指令)に基づいて充電または放電を行ってもよい。
また、複数の蓄電装置400は、複数の蓄電装置400の間で電力融通を行ってもよい。例えば、蓄電装置400は、充電を行うことにより、電力融通において他の1以上の蓄電装置400から電力を受けてもよい。また、蓄電装置400は、放電を行うことにより、電力融通において他の1以上の蓄電装置400へ電力を与えてもよい。また、蓄電装置400は、電力融通に関する要求情報等を逆潮流制御システム200に通知してもよい。
また、蓄電装置400は、例えば、蓄電池、および、電力変換装置を含む充放電部等を備える。そして、例えば、電力変換装置は、蓄電池を充電させる際にAC(交流)/DC(直流)変換を行う。また、例えば、電力変換装置は、蓄電池を放電させる際にDC/AC変換を行う。
通信線106は、蓄電装置400と逆潮流制御システム200とが互いに通信するための通信線である。通信線106は、例えば、IEEE802.3規格等に適合する有線LAN、IEEE802.11a、b、g規格等に適合する無線LAN、または、携帯電話回線のような公衆通信回線等により実現される。また、通信線106によって、逆潮流制御システム200が受電点300における電力の潮流(逆潮流)を示す情報を取得できてもよい。
受電点300は、電力系統から複数の需要家が一括して電力を受ける位置に対応する。受電点300は、複数の需要家設備104で共通の受電点であり、かつ、複数の蓄電装置400で共通の受電点である。本実施の形態では、例えば電力系統の安定稼働を維持するため、受電点300を越えて電力系統へ電力が流出することが制限される。例えば、スポットネットワーク配電線によって連系している集合住宅では逆潮流を流すことができず、逆潮流が生じる発電設備の連系が制限されている。
また、受電点300は、複数の需要家で構成される需要家群に属する範囲と電力系統に属する範囲との間の責任分解点でもよい。また、受電点300には、電力の潮流(逆潮流)を検出するための電力メータが設置されてもよい。そして、受電点300に設置された電力メータは、スマートメータであってもよく、受電点300における電力の潮流(逆潮流)を示す情報を逆潮流制御システム200へ通知してもよい。
受電点103は、需要家設備104が外部から電力を受ける位置に対応する。本実施の形態では、受電点103を越えて需要家設備104から逆潮流を流すことが許容される。また、受電点103は、需要家に属する範囲と需要家に属しない範囲との間の責任分解点でもよい。また、例えば、受電点103には、需要家設備104へ流入する電力、および、需要家設備104から流出する電力を検出するための電力メータが設置されてもよい。
逆潮流制御システム200は、逆潮流を制御するシステムである。具体的には、逆潮流制御システム200は、複数の蓄電装置400の間における電力融通を支援しつつ、受電点300を越えて電力系統へ流す逆潮流を抑制する。
例えば、逆潮流制御システム200は、複数の蓄電装置400を電力融通グループ、被電力融通グループおよび逆潮流制御グループを含む複数のグループに分類する。電力融通グループは、電力融通において電力を与えるグループである。被電力融通グループは、電力融通において電力を受けるグループである。逆潮流制御グループは、受電点300を越えて電力系統へ流出する逆潮流電力に対応する電力を吸収するグループである。
また、電力融通において蓄電装置400が与える電力は、蓄電装置400から他の1以上の蓄電装置400へ出力される電力である。この電力は、需要家設備104における消費電力および発電電力の影響を受ける。例えば、消費電力の減少または発電電力の増加により、結果として、蓄電装置400から出力される電力のうち他の1以上の蓄電装置400へ出力される電力が大きくなり、電力融通において蓄電装置400が与える電力が予定よりも大きくなる可能性がある。
また、電力融通において蓄電装置400が受ける電力は、他の1以上の蓄電装置400から蓄電装置400へ入力される電力である。この電力も、需要家設備104における消費電力および発電電力の影響を受ける。例えば、消費電力の減少または発電電力の増加により、電力融通の途中で蓄電装置400が満充電状態になり、電力融通において蓄電装置400が受ける電力が予定よりも小さくなる可能性がある。
そして、電力融通において被電力融通グループ(被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400)が受ける電力よりも電力融通グループ(電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400)が与える電力が大きい場合、逆潮流電力が発生する可能性がある。
逆潮流制御グループは、被電力融通グループが受ける電力よりも電力融通グループが与える電力が大きい場合における、電力融通グループが与える電力と被電力融通グループが受ける電力との差分を逆潮流電力として吸収してもよい。すなわち、逆潮流制御グループは、電力融通グループが与える電力のうち被電力融通グループが受ける電力を超える部分を逆潮流電力として吸収してもよい。また、逆潮流制御グループは、このような差分のうち受電点300を越えて電力系統へ流出する逆潮流電力を吸収してもよい。
逆潮流制御システム200は、蓄電装置400が分類されたグループに従って、蓄電装置400を充電または放電させるための情報(指令)を蓄電装置400へ通知することにより、蓄電装置400を充電または放電させる。
つまり、逆潮流制御システム200は、蓄電装置400が分類されたグループに従って、蓄電装置400を充電または放電させるための情報を蓄電装置400へ出力する。これにより、逆潮流制御システム200は、蓄電装置400が分類されたグループに従って、蓄電装置400を充電または放電させる。なお、ここで、逆潮流制御システム200が蓄電装置400を充電または放電させるという表現は、逆潮流制御システム200が蓄電装置400を充電または放電させるための情報を出力することを意味する場合がある。
逆潮流制御システム200は、電力融通グループが電力融通において電力を与えるように、電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400を放電させてもよい。また、逆潮流制御システム200は、被電力融通グループが電力融通において電力を受けるように、被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400を充電させてもよい。また、逆潮流制御システム200は、逆潮流制御グループが逆潮流電力を吸収するように、逆潮流制御グループに属する1以上の蓄電装置400を充電させてもよい。
例えば、逆潮流制御システム200は、電力融通が行われる所定の時間帯よりも前に、電力融通グループが電力融通において与える電力の量である融通量、および、被電力融通グループが電力融通において受ける電力の量である被融通量を決定する。そして、逆潮流制御システム200は、所定の時間帯において、決定された融通量に基づいて、電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400を放電させ、決定された被融通量に基づいて、被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400を充電させる。
そして、逆潮流制御システム200は、所定の時間帯において、逆潮流制御グループが逆潮流電力を吸収するように、逆潮流制御グループに属する1以上の蓄電装置400を充電させる。例えば、逆潮流制御システム200は、所定の時間帯(時間帯の時間長)よりも短い周期で、受電点300を越えて電力系統へ流出する逆潮流電力を検出し、検出された逆潮流電力に従って、逆潮流制御グループに属する1以上の蓄電装置400を充電させてもよい。
また、電力制御システム100は、図1に示された複数の構成要素のうち、任意の1以上の構成要素のみを備えてもよい。例えば、電力制御システム100は、図1に示された複数の構成要素のうち、逆潮流制御システム200および複数の蓄電装置400のみを備えてもよい。そして、電力制御システム100とは別のシステムが、その他の構成要素を備えてもよい。
図2は、図1に示された逆潮流制御システム200の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、逆潮流制御システム200は、取得部201と、分類部202と、制御部203とを備える。
取得部201は、要求情報を取得する取得器である。この要求情報は、複数の蓄電装置400の間の電力融通に関する要求情報であって、電力融通において複数の蓄電装置400のそれぞれが電力を与えるまたは受ける要求に関する情報である。要求情報は、1つの蓄電装置400に対応していてもよいし、複数の蓄電装置400に対応していてもよい。なお、要求は、予定、計画または希望でもよい。
要求情報は、電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求があることを示してもよい。また、要求情報は、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求があることを示してもよい。また、要求情報は、電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求がないこと、および、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求がないことを示してもよい。
例えば、電力融通において蓄電装置400が電力を与えることは売電に対応し、電力融通において蓄電装置400が電力を受けることは買電に対応する。すなわち、要求情報は、蓄電装置400に関して、売電の要求があることを示してもよいし、買電の要求があることを示してもよいし、売電の要求も買電の要求もないことを示してもよい。
また、例えば、要求情報は、時間帯毎の情報であってもよい。つまり、要求情報は、電力融通において蓄電装置400が時間帯毎に電力を与えるまたは受ける要求に関する情報であってもよい。
また、例えば、電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求がある場合、要求情報は、電力融通において蓄電装置400が与える電力の要求量、および、電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求時間帯を示してもよい。また、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求がある場合、要求情報は、電力融通において蓄電装置400が受ける電力の要求量、および、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求時間帯を示してもよい。
取得部201は、複数の蓄電装置400のそれぞれから要求情報を取得してもよいし、複数の蓄電装置400のそれぞれを有する需要家から要求情報を取得してもよい。例えば、取得部201は、蓄電装置400、または、蓄電装置400を有する需要家から、通信線106を介して要求情報を取得してもよい。
取得部201は、各蓄電装置400または各需要家から要求情報に関連する情報を収集することにより、要求情報を取得してもよい。例えば、取得部201は、各蓄電装置400の電池残量、過去の充電実績および過去の放電実績等の情報を収集し、収集された情報に基づいて電力融通に関する要求を予測することで要求情報を取得してもよい。
分類部202は、複数の蓄電装置400を複数のグループに分類する分類器である。これらのグループは、上述の電力融通グループと被電力融通グループと逆潮流制御グループとを含む。
例えば、電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求(売電の要求)があることを要求情報が示す場合、分類部202は、蓄電装置400を優先的に電力融通グループに分類してもよい。また、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求(買電の要求)があることを要求情報が示す場合、分類部202は、蓄電装置400を優先的に被電力融通グループに分類してもよい。
そして、電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求がないこと、および、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求がないことを要求情報が示す場合、分類部202は、蓄電装置400を優先的に逆潮流制御グループに分類してもよい。
また、電力融通において蓄電装置400が与える電力の要求量が大きいほど、分類部202は、蓄電装置400を優先的に電力融通グループに分類してもよい。電力融通において蓄電装置400が受ける電力の要求量が大きいほど、分類部202は、蓄電装置400を優先的に被電力融通グループに分類してもよい。そして、これらの要求量が小さいほど、分類部202は、蓄電装置400を優先的に逆潮流制御グループに分類してもよい。
また、電力融通において蓄電装置400が与える電力の単価が安いほど、分類部202は、蓄電装置400を優先的に電力融通グループに分類してもよい。電力融通において蓄電装置400が受ける電力の単価が高いほど、分類部202は、蓄電装置400を優先的に被電力融通グループに分類してもよい。
また、分類部202は、複数の蓄電装置400を複数のグループに分類することで、複数の需要家を複数のグループに分類してもよいし、複数の需要家設備104を複数のグループに分類してもよい。そして、分類部202は、蓄電装置400を有していない需要家を被電力融通グループに分類してもよいし、蓄電装置400を備えていない需要家設備104を被電力融通グループに分類してもよい。
また、分類部202は、受電点300に近い蓄電装置400を優先的に逆潮流制御グループに分類してもよい。例えば、第1蓄電装置400と受電点300との間の電力線102の長さが、第2蓄電装置400と受電点300との間の電力線102の長さよりも短い場合、第1蓄電装置400が第2蓄電装置400よりも優先して逆潮流制御グループに分類されてもよい。
また、分類部202は、被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400の総容量よりも電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400の総容量が小さくなるように、複数の蓄電装置400を複数のグループに分類してもよい。
制御部203は、複数の蓄電装置400のそれぞれを充電または放電させる制御器である。制御部203は、蓄電装置400が分類されたグループに従って、蓄電装置400を充電または放電させるための情報(指令)を通知することにより、蓄電装置400を充電または放電させる。
例えば、制御部203は、電力融通グループに属する蓄電装置400について、要求量および要求時間帯を示す要求情報に従って、融通量および融通時間帯を決定する。ここで、融通量は、電力融通において蓄電装置400が与える電力の量であり、融通時間帯は、電力融通において蓄電装置400が電力を与える時間帯である。
そして、制御部203は、電力融通グループに属する蓄電装置400に対して、融通量および融通時間帯を通知する。これにより、制御部203は、電力融通において電力融通グループに属する蓄電装置400が電力を与えるように、電力融通グループに属する蓄電装置400を放電させる。
また、例えば、制御部203は、被電力融通グループに属する蓄電装置400について、要求量および要求時間帯を示す要求情報に従って、被融通量および被融通時間帯を決定する。ここで、被融通量は、電力融通において蓄電装置400が受ける電力の量である。また、被融通時間帯は、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける時間帯である。
そして、制御部203は、被電力融通グループに属する蓄電装置400に対して、被融通量および被融通時間帯を通知する。これにより、制御部203は、電力融通において被電力融通グループに属する蓄電装置400が電力を受けるように、被電力融通グループに属する蓄電装置400を充電させる。
また、例えば、制御部203は、逆潮流制御グループに属する蓄電装置400へ、逆潮流電力を吸収する役割(つまり、逆潮流制御指示)を通知する。あるいは、制御部203は、逆潮流制御グループに属する蓄電装置400へ、逆潮流電力の吸収量を通知する。これにより、制御部203は、逆潮流制御グループに属する蓄電装置400が逆潮流電力を吸収するように、逆潮流制御グループに属する蓄電装置400を充電させる。
また、例えば、制御部203は、逆潮流制御グループに属する1以上の蓄電装置400の充電可能量に従って、電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400が与える電力の量を制限してもよい。また、制御部203は、逆潮流制御グループに属する1以上の蓄電装置400の充電可能量に従って、被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400が受ける電力の量を制限してもよい。
ここで、1以上の蓄電装置400の充電可能量は、例えば、1以上の蓄電装置400の総容量から1以上の蓄電装置400の総電池残量を除いた量である。
図3は、図2に示された逆潮流制御システム200の動作を示すフローチャートである。まず、取得部201は、電力融通に関する要求情報を取得する(S101)。例えば、要求情報は、複数の蓄電装置400のそれぞれについて、電力融通において蓄電装置400が電力を与えるまたは受ける要求があるか否かを示す。次に、分類部202は、要求情報に従って、複数の蓄電装置400を複数のグループに分類する(S102)。
例えば、電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求があることを要求情報が示す場合、蓄電装置400は電力融通グループに分類される。電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求があることを要求情報が示す場合、蓄電装置400は被電力融通グループに分類される。電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求がないことを要求情報が示し、かつ、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求がないことを要求情報が示す場合、蓄電装置400は逆潮流制御グループに分類される。
次に、制御部203は、各蓄電装置400の充放電をグループに従って制御する(S103)。つまり、制御部203は、蓄電装置400が属するグループに従って、蓄電装置400を充電または放電させる。
逆潮流制御システム200は、時間帯毎に上記の動作(S101〜S103)を行う。これにより、分類部202は、時間帯毎に、複数の蓄電装置400を複数のグループに分類する。そして、制御部203は、各時間帯において、蓄電装置400が分類されたグループに従って蓄電装置400を充電または放電させる。各時間帯の長さは、限定されず、例えば、30分、1時間、3時間、6時間、12時間または1日間等である。
なお、取得部201は、複数の時間帯に対応する要求情報であって、電力融通において複数の蓄電装置400のそれぞれが時間帯毎に電力を与えるまたは受ける要求に関する要求情報を取得してもよい。例えば、取得部201は、電力融通において複数の蓄電装置400のそれぞれが電力を与えるまたは受ける要求時間帯を示す要求情報を取得してもよい。分類部202は、このような要求情報に従って、時間帯毎に、複数の蓄電装置400を複数のグループに分類してもよい。
この場合、逆潮流制御システム200は、上記の一連の動作(S101〜S103)を時間帯毎に行わなくてもよい。つまり、逆潮流制御システム200は、要求情報の取得(S101)、および、複数の蓄電装置400の分類(S102)を複数の時間帯の前に行い、その後、時間帯毎に充放電の制御(S103)を行ってもよい。
図4は、図2に示された逆潮流制御システム200の動作の第1具体例を示すフローチャートである。まず、取得部201は、電力融通に関する要求情報を取得する(S201)。次に、分類部202は、要求情報に従って、複数の蓄電装置400を複数のグループに分類する(S202)。基本的に、これらの動作(S201およびS202)は、図3に示された動作(S101およびS102)と同じである。
本具体例において、要求情報は、さらに、融通要求量、融通要求時間帯、被融通要求量および被融通要求時間帯を示す。融通要求量は、蓄電装置400が与える電力の要求量であり、融通要求時間帯は、蓄電装置400が電力を与える要求時間帯である。被融通要求量は、蓄電装置400が受ける電力の要求量であり、被融通要求時間帯は、蓄電装置400が電力を受ける要求時間帯である。
制御部203は、要求情報に従って、融通量、融通時間帯、被融通量および被融通時間帯を決定(設定)する(S203)。融通量は、電力融通において蓄電装置400が与える電力の量であり、融通時間帯は、電力融通において蓄電装置400が電力を与える時間帯である。被融通量は、電力融通において蓄電装置400が受ける電力の量であり、被融通時間帯は、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける時間帯である。
制御部203は、電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400のそれぞれに対して、融通量および融通時間帯を要求情報に従って決定する。また、制御部203は、被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400のそれぞれに対して、被融通量および被融通時間帯を要求情報に従って決定する。
例えば、制御部203は、電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400の総融通要求量と、被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400の総被融通要求量とを時間帯毎に比較する。そして、制御部203は、各時間帯の総融通量および総被融通量のそれぞれをその時間帯の総融通要求量および総被融通要求量のうち小さい方に一致させる。
そして、制御部203は、時間帯毎に、その時間帯と融通要求時間帯とが重なる1以上の蓄電装置400に総融通量を融通要求量に従って按分することで融通量を決定する。これにより、制御部203は、電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400のそれぞれに対して、融通量および融通時間帯を決定する。
また、制御部203は、時間帯毎に、その時間帯と被融通時間帯とが重なる1以上の蓄電装置400に総被融通量を被融通要求量に従って按分することで、被融通量を決定する。これにより、制御部203は、被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400のそれぞれに対して、被融通量および被融通時間帯を決定する。
制御部203は、上記によって、融通要求量、融通要求時間帯、被融通要求量および被融通要求時間帯の範囲で、融通量、融通時間帯、被融通量および被融通時間帯を決定する。なお、制御部203は、融通要求量が大きい蓄電装置400から順に、融通要求量を満たすように、融通量を決定してもよいし、被融通要求量が大きい蓄電装置400から順に、被融通要求量を満たすように、被融通量を決定してもよい。
次に、制御部203は、融通量、融通時間帯、被融通量および被融通時間帯を通知する(S204)。具体的には、制御部203は、電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400のそれぞれに、融通量および融通時間帯を通知する。また、制御部203は、被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400のそれぞれに、被融通量および被融通時間帯を通知する。
これにより、制御部203は、電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400のそれぞれを融通量および融通時間帯に従って放電させる。また、制御部203は、被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400のそれぞれを被融通量および被融通時間帯に従って充電させる。その結果、電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400と、被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400との間で、電力融通が行われる。
次に、制御部203は、電力融通が行われている時間帯において、受電点300を越えて電力系統へ流出する逆潮流電力を検出する(S205)。例えば、制御部203は、受電点300またはその付近に設置された電力センサを介して逆潮流電力を検出する。
次に、制御部203は、逆潮流制御グループに属する1以上の蓄電装置400のそれぞれへ、逆潮流電力に対応する電力を吸収するための吸収量を通知する(S206)。ここで、吸収量は、逆潮流電力に対応する電力のうち、蓄電装置400が吸収する電力の量である。吸収量は、逆潮流制御グループに属する1以上の蓄電装置400に対して、逆潮流電力を等分することで定められてもよいし、蓄電装置400の容量または充電可能量に従って逆潮流電力を按分することで定められてもよい。
制御部203は、電力融通が行われる時間帯(融通時間帯または被融通時間帯)よりも短い時間間隔で、逆潮流電力の検出(S205)、および、吸収量の通知(S206)を繰り返す。具体的には、この時間間隔は、例えば1秒である。制御部203は、逆潮流制御グループに属する各蓄電装置400へ吸収量を通知することにより、逆潮流制御グループに属する各蓄電装置400を吸収量に従って充電させる。その結果、逆潮流電力が逆潮流制御グループに吸収される。
すなわち、制御部203は、電力融通グループに属する蓄電装置400へ放電のための情報(指令)を通知する頻度よりも高い頻度で逆潮流制御グループに属する蓄電装置400へ充電のための情報(指令)を通知してもよい。また、制御部203は、被電力融通グループに属する蓄電装置400へ充電のための情報(指令)を通知する頻度よりも高い頻度で逆潮流制御グループに属する蓄電装置400へ充電のための情報(指令)を通知してもよい。
図5は、図2に示された逆潮流制御システム200の動作の第2具体例を示すフローチャートである。まず、取得部201は、電力融通に関する要求情報を取得する(S301)。次に、分類部202は、要求情報に従って、複数の蓄電装置400を複数のグループに分類する(S302)。次に、制御部203は、要求情報に従って、融通量、融通時間帯、被融通量および被融通時間帯を決定する(S303)。制御部203は、融通量、融通時間帯、被融通量および被融通時間帯を通知する(S304)。
上記の動作(S301、S302、S303およびS304)は、基本的に、図4に示された動作(S201、S202、S203およびS204)と同じである。
次に、制御部203は、逆潮流制御グループに属する1以上の蓄電装置400へ、逆潮流電力を吸収する役割を通知する(S305)。すなわち、制御部203は、電力融通が行われる時間帯において吸収量を通知せず、逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400が自立的に逆潮流電力の検出、吸収量の算出、および、充電を実行する。その結果、逆潮流電力が逆潮流制御グループに吸収される。
図6は、図1に示された蓄電装置400の構成を示すブロック図である。図6に示されるように、蓄電装置400は、制御部410と蓄電池420とを備える。
制御部410は、蓄電池420を充電または放電させる制御器である。蓄電装置400で行われる情報処理および電力制御は、基本的に、制御部410によって行われる。
例えば、制御部410は、逆潮流制御システム200が行う制御に従って、蓄電池420を充電または放電させる。具体的には、蓄電装置400は、上述の電力融通グループと被電力融通グループと逆潮流制御グループとを含む複数のグループのうちのいずれかに分類される。制御部410は、蓄電装置400が分類されたグループに従って充電または放電するように、蓄電池420を充電または放電させる。
蓄電池420は、例えば、充放電が可能な二次電池、および、電力変換装置で構成される。蓄電池420は、コンバータを含んでもよい。蓄電池420は、制御部410が行う制御に従って、充電または放電する。
図7は、図6に示された蓄電装置400の制御部410の構成を示すブロック図である。図7に示されるように、制御部410は、計画作成部411、取得部412および指令部413を備える。
計画作成部411は、蓄電装置400の運転計画を作成する作成器である。運転計画には、充電量、充電時間帯、放電量および放電時間帯等が含まれる。例えば、計画作成部411は、蓄電池420の容量、電池残量、過去の充電実績および過去の放電実績等に基づいて、運転計画を作成する。なお、蓄電装置400または制御部410は、蓄電池420の電池残量等を検出する検出部を備えてもよいし、過去の充電実績および過去の放電実績等を記憶するための記憶部を備えてもよい。
計画作成部411は、電力融通において蓄電装置400が電力を与えるまたは受ける要求があるか否かを判定してもよい。そして、計画作成部411は、要求の判定において、融通要求量、融通要求時間帯、被融通要求量および被融通要求時間帯等を決定してもよい。計画作成部411は、需要家の指示に基づいて、要求の判定(決定)を行ってもよいし、蓄電池420の電池残量、過去の充電実績および過去の放電実績等に基づいて、要求の判定(決定)を行ってもよい。
例えば、計画作成部411は、蓄電池420の電池残量が空状態に到達すると見込まれる場合、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求があると判定してもよい。そして、計画作成部411は、蓄電池420の電池残量が空状態に到達する時間、蓄電池420の容量、過去の充電実績および過去の放電実績等に基づいて、被融通要求量および被融通要求時間帯を決定してもよい。
また、例えば、計画作成部411は、蓄電池420の電池残量が満充電状態に到達すると見込まれる場合、電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求があると判定してもよい。そして、計画作成部411は、蓄電池420の電池残量が満充電状態に到達する時間、蓄電池420の容量、過去の充電実績および過去の放電実績等に基づいて、融通要求量および融通要求時間帯を決定してもよい。
そして、例えば、電力融通において蓄電装置400が電力を与えるまたは受ける要求がある場合、計画作成部411は、電力融通において蓄電装置400が電力を与えるまたは受ける要求があることを示す要求情報を逆潮流制御システム200へ通知する。電力融通において蓄電装置400が電力を与えるまたは受ける要求がない場合、計画作成部411は、電力融通において蓄電装置400が電力を与えるまたは受ける要求がないことを示す要求情報を逆潮流制御システム200へ通知してもよい。また、蓄電装置400が電力を与えるまたは受ける要求がない場合は、要求情報を通知しないようにしてもよい。
電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求がある場合、計画作成部411が通知する要求情報は、さらに、融通要求量および融通要求時間帯を示してもよい。電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求がある場合、計画作成部411が通知する要求情報は、さらに、被融通要求量および被融通要求時間帯を示してもよい。
また、計画作成部411は、逆潮流制御システム200から取得部412を介して、融通量、融通時間帯、被融通量、被融通時間帯または役割(逆潮流制御指示)等を取得する。
例えば、蓄電装置400が電力融通グループに分類された場合、計画作成部411は、融通量および融通時間帯を取得する。また、蓄電装置400が被電力融通グループに分類された場合、計画作成部411は、被融通量および被融通時間帯を取得する。また、蓄電装置400が被電力融通グループに分類された場合、計画作成部411は、被融通量および被融通時間帯を取得する。また、蓄電装置400が逆潮流制御グループに分類された場合、計画作成部411は、役割(逆潮流制御指示)等を取得する。
計画作成部411は、逆潮流制御システム200から取得部412を介して取得された融通量、融通時間帯、被融通量、被融通時間帯または役割等を運転計画に反映させる。つまり、計画作成部411は、融通量、融通時間帯、被融通量または被融通時間帯等に従って、運転計画における充電量、充電時間帯、放電量および放電時間帯等を調整する。計画作成部411は、逆潮流制御の役割等を運転計画に追加してもよい。そして、計画作成部411は、運転計画を指令部413に通知する。
取得部412は、情報を取得する取得器である。取得部412は、逆潮流制御システム200から融通量、融通時間帯、被融通量、被融通時間帯または役割(逆潮流制御指示)等を取得し、融通量、融通時間帯、被融通量、被融通時間帯または役割(逆潮流制御指示)等を計画作成部411に通知する。取得部412は、融通量、融通時間帯、被融通量、被融通時間帯または役割(逆潮流制御指示)等を指令部413に通知してもよい。
また、取得部412は、蓄電装置400に対応する受電点103の潮流(逆潮流)を示す情報を取得し、取得した情報を指令部413に通知してもよい。また、取得部412は、受電点300の潮流(逆潮流)を示す情報を取得し、取得した情報を指令部413に通知してもよい。具体的には、取得部412は、逆潮流電力を示す情報を取得し、逆潮流電力を示す情報を指令部413に通知してもよい。
また、蓄電装置400が逆潮流制御グループに分類された場合、取得部412は、吸収量を取得し、吸収量を指令部413に通知してもよい。
指令部413は、蓄電池420へ充放電指令を通知する指令器である。ここで、充放電指令は、蓄電池420を充電させる場合の充電量、または、蓄電池420を放電させる場合の放電量を示す。例えば、計画作成部411から運転計画を取得し、運転計画に従って充放電指令を生成する。指令部413は、運転計画によらず、融通量、融通時間帯、被融通量、被融通時間帯または役割(逆潮流制御指示)等を取得部412から取得し、融通量、融通時間帯、被融通量、被融通時間帯または役割等に従って充放電指令を生成してもよい。
例えば、指令部413は、融通時間帯において、融通量が大きいほど、充放電指令における放電量を大きくしてもよい。また、指令部413は、被融通時間帯において、被融通量が大きいほど、充放電指令における充電量を大きくしてもよい。
また、指令部413は、蓄電装置400に対応する受電点103の潮流(逆潮流)を示す情報を取得部412から取得し、その情報を充放電指令に反映させてもよい。例えば、指令部413は、受電点103の潮流(逆潮流)の変化に従って、充放電指令における充電量または放電量を変化させてもよい。
また、指令部413は、受電点300の潮流(逆潮流)を示す情報を取得部412から取得し、その情報を充放電指令に反映させてもよい。例えば、指令部413は、取得部412等を介して逆潮流制御の役割を取得している場合、逆潮流電力を示す情報を取得部412から取得してもよい。そして、指令部413は、逆潮流電力が大きいほど、充放電指令における充電量を大きくしてもよい。
また、蓄電装置400が逆潮流制御グループに分類された場合、指令部413は、取得部412を介して吸収量を取得してもよい。そして、指令部413は、吸収量が大きいほど、充放電指令における充電量を大きくしてもよい。
なお、図7は、制御部410の構成の一例を示す。制御部410の構成は、図7に示された例に限られない。制御部410は、蓄電池420を充電または放電させるため、蓄電装置400で行われる他の情報処理を行ってもよいし、蓄電装置400で行われる他の電力制御を行ってもよい。また、制御部410ではなく蓄電装置400が図7に示された構成要素を備えてもよい。つまり、蓄電装置400が制御部410の外部に図7に示された構成要素を備えてもよい。
図8は、図1に示された逆潮流制御システム200によって複数の蓄電装置400が分類された複数のグループを示す概念図である。図8の例では、複数の蓄電装置400が、電力融通グループと被電力融通グループと逆潮流制御グループとの3つのグループに分類されている。
なお、図8の例では、便宜上、距離が互いに近い複数の蓄電装置400が同じグループに分類されているが、距離が互いに近い複数の蓄電装置400が同じグループに分類されなくてもよい。つまり、距離が互いに遠い複数の蓄電装置400が同じグループに分類されてもよい。
また、図8の例では、受電点300に近い蓄電装置400が逆潮流制御グループに分類されている。これにより、効率的に逆潮流電力が逆潮流制御グループに吸収される。しかしながら、受電点300に近い蓄電装置400が逆潮流制御グループに分類されなくてもよい。例えば、受電点300に近い蓄電装置400に関して、電力融通の被融通量が大きい場合、受電点300に遠い蓄電装置400が逆潮流制御グループに分類されてもよい。
また、逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400が逆潮流電力を検出することができる場合、逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400が自立的に逆潮流電力に従って充電を行ってもよい。これにより、逆潮流電力が逆潮流制御グループに吸収される。
また、逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400が逆潮流電力を検出することができない場合、逆潮流制御システム200が逆潮流電力を検出し、検出した逆潮流電力に従って、蓄電装置400に充電を実行させてもよい。これにより、逆潮流電力が逆潮流制御グループに吸収される。
図9は、図8に示された逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400が逆潮流電力を検出する構成例を示す概念図である。図9の例では、受電点300と、逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400との間の通信線107によって、逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400が受電点300における電力の潮流(逆潮流)を示す情報を取得することができる。すなわち、逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400が逆潮流電力を検出することができる。
なお、図9は、逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400が逆潮流電力を検出する構成の一例を示す。逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400が逆潮流電力を検出する構成は、図9の例に限られない。例えば、逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400は、図8に示された通信線106を介して、逆潮流電力を検出してもよい。
上記の実施の形態において、逆潮流制御システム200は、複数のグループに複数の蓄電装置400を分類している。しかし、逆潮流制御システム200は、電力融通グループ、被電力融通グループおよび逆潮流制御グループを含む複数のグループに複数の機器を複数の蓄電装置400と同様に分類してもよい。分類される複数の機器には、1以上の蓄電装置400を含んでもよいし、1以上の負荷105を含んでもよいし、1以上の分散電源(太陽光発電装置等)を含んでもよい。
また、上記の実施の形態において、逆潮流制御システム200は、受電点300を越えて電力系統へ流出する逆潮流電力が発生した場合、逆潮流制御グループに属する1以上の蓄電装置400を充電させることにより、逆潮流電力を抑制している。しかしながら、逆潮流制御システム200は、受電点300を介して電力系統から流入する順潮流電力が発生した場合、逆潮流制御グループに属する1以上の蓄電装置400を放電させることにより、順潮流電力を抑制することも可能である。これにより、蓄電装置400の電力が有効に利用される。
また、例えば、逆潮流制御システム200の制御部203は、逆潮流制御グループに属する蓄電装置400の充電量の変動周期を他のグループに属する蓄電装置400の充電量または放電量の変動周期よりも短くする。これにより、逆潮流電力が適切に吸収される。
また、例えば、逆潮流制御システム200の制御部203は、逆潮流制御グループに属する1以上の蓄電装置400の充電可能量に従って、電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400の総融通量を制限する。具体的には、制御部203は、充電可能量に所定の安全率を掛け合わせることで得られる閾値よりも総融通量を小さくしてもよい。あるいは、制御部203は、以下の式を満たすように、充電可能量に従って総融通量を制限してもよい。
充電可能量>総融通量×インバランス率+α
ここで、インバランス率は、総融通量に対し、電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400が与える電力と、被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400が受ける電力とのバランスがどの程度崩れるかを統計的に表す係数である。αは、所定のオフセット値である。
また、例えば、逆潮流制御システム200の制御部203は、逆潮流制御グループに属する1以上の蓄電装置400の充電可能量に従って、被電力融通グループに属する1以上の蓄電装置400の総被融通量を総融通量と同様に制限する。
また、例えば、逆潮流制御システム200の制御部203は、過去の電力融通において予定された融通量または被融通量を満たさなかった蓄電装置400に対して、新たに予定される融通量または被融通量を制限してもよい。
その際、予定された融通量または被融通量が満たされない回数が多いほど、新たに予定される融通量または被融通量が制限されてもよい。また、予定された融通量と実際の融通量との乖離、または、予定された被融通量と実際の被融通量との乖離が大きいほど、新たに予定される融通量または被融通量が制限されてもよい。
逆潮流制御システム200の制御部203は、受電点103に設置された電力メータから受電点103の潮流(逆潮流)を示す情報を取得し、受電点103の潮流(逆潮流)の変化等に従って、予定された融通量または被融通量が満たされたか否かを判定してもよい。
また、例えば、電力融通において電力を与えることを要求する蓄電装置400が存在せず、電力融通において電力を受けることを要求する蓄電装置400が存在しない場合、分類部202は、複数の蓄電装置400を分類しなくてもよい。そして、制御部203は、電力融通のための充電または放電を複数の蓄電装置400に行わせなくてもよい。
また、例えば、逆潮流制御システム200の制御部203は、電力融通において蓄電装置400が与えたまたは受けた電力を電気料金に反映させてもよい。具体的には、制御部203は、電力融通において蓄電装置400が与えた電力が大きいほど、電気料金を減少させてもよい。また、制御部203は、電力融通において蓄電装置400が受けた電力が大きいほど、電気料金を増加させてもよい。
つまり、制御部203は、電力融通において蓄電装置400が与えた電力を売電として電気料金に反映させてもよい。また、制御部203は、電力融通において蓄電装置400が受けた電力を買電として電気料金に反映させてもよい。
また、例えば、逆潮流制御システム200の分類部202は、複数の蓄電装置400を4つ以上のグループに分類してもよい。例えば、電力融通において電力を与えることも受けることもせず、逆潮流電力も吸収しない独立グループが、複数のグループに含まれてもよい。そして、制御部203は、この独立グループに属する蓄電装置400の充電および放電を制御しなくてもよい。
以上、本発明に係る逆潮流制御システム200について、実施の形態等に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態等に限定されない。上記の実施の形態等に対して当業者が思いつく変形を施して得られる形態、および、上記の実施の形態等における複数の構成要素を任意に組み合わせて実現される別の形態も本発明に含まれる。
例えば、特定の構成要素が実行する処理を別の構成要素が実行してもよい。また、処理を実行する順番が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。また、逆潮流制御システム200に含まれる複数の構成要素は、1つの装置に設けられてもよいし、複数の装置に分散して設けられてもよい。また、逆潮流制御システム200が逆潮流制御装置と表現され、電力制御システム100が逆潮流制御システムと表現されてもよい。
また、本発明は、逆潮流制御システム200として実現できるだけでなく、逆潮流制御システム200を構成する各構成要素が行うステップ(処理)を含む方法として実現できる。
例えば、それらのステップは、コンピュータ(コンピュータシステム)によって実行されてもよい。そして、本発明は、それらの方法に含まれるステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムとして実現できる。さらに、本発明は、そのプログラムを記録したCD−ROM等である非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現できる。
例えば、本発明が、プログラム(ソフトウェア)で実現される場合には、コンピュータのCPU、メモリおよび入出力回路等のハードウェア資源を利用してプログラムが実行されることによって、各ステップが実行される。つまり、CPUがデータをメモリまたは入出力回路等から取得して演算したり、演算結果をメモリまたは入出力回路等に出力したりすることによって、各ステップが実行される。
また、逆潮流制御システム200等に含まれる複数の構成要素は、それぞれ、専用または汎用の回路として実現されてもよい。これらの構成要素は、1つの回路として実現されてもよいし、複数の回路として実現されてもよい。
また、逆潮流制御システム200等に含まれる複数の構成要素は、集積回路(IC:Integrated Circuit)であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらの構成要素は、個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。LSIは、集積度の違いにより、システムLSI、スーパーLSIまたはウルトラLSIと呼称される場合がある。
また、集積回路はLSIに限られず、専用回路または汎用プロセッサで実現されてもよい。プログラム可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、または、LSI内部の回路セルの接続および設定が再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサが、利用されてもよい。
さらに、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて、逆潮流制御システム200に含まれる複数の構成要素の集積回路化が行われてもよい。
最後に、逆潮流制御システム200等の複数の態様を例として示す。これらの態様は、適宜、組み合わされてもよい。また、上記の実施の形態等に示された任意の構成等が追加されてもよい。
(第1態様)
本発明の一態様に係る逆潮流制御システム200は、取得部201、分類部202および制御部203を備える。取得部201は、共通の受電点300を介して電力系統に電気的に接続される複数の蓄電装置400の間の電力融通において複数の蓄電装置400のそれぞれが電力を与えるまたは受ける要求に関する要求情報を取得する。
分類部202は、要求情報に従って、複数の蓄電装置400を電力融通グループと被電力融通グループと逆潮流制御グループとの3つのグループを含む複数のグループに分類する。電力融通グループは、電力融通において電力を与えるグループである。被電力融通グループは、電力融通において電力を受ける被電力融通グループである。逆潮流制御グループは、共通の受電点300を越えて電力系統へ流出する逆潮流電力に対応する電力を吸収するグループである。
制御部203は、複数の蓄電装置400のそれぞれについて、蓄電装置400が3つのグループのうちのいずれかに分類された場合に蓄電装置400が分類されたグループに従って蓄電装置400を充電または放電させるための情報を出力する。
これにより、逆潮流制御システム200は、複数の蓄電装置400の間の電力融通において電力系統へ流出する電力を適切に抑制することができる。
(第2態様)
例えば、分類部202は、電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求があることを要求情報が示す場合、蓄電装置400を優先的に電力融通グループに分類してもよい。また、分類部202は、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求があることを要求情報が示す場合、蓄電装置400を優先的に被電力融通グループに分類してもよい。
また、分類部202は、蓄電装置400が電力融通において電力を与える要求がないこと、および、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求がないことを要求情報が示す場合、蓄電装置400を優先的に逆潮流制御グループに分類する。
これにより、逆潮流制御システム200は、電力融通に関する要求に従って、適切に複数の蓄電装置400を複数のグループに分類することができる。
(第3態様)
例えば、複数の蓄電装置400のうちの第1蓄電装置400と共通の受電点300との間の電力線102の長さが、複数の蓄電装置400のうちの第2蓄電装置400と共通の受電点300との間の電力線102の長さよりも短くてもよい。この場合、分類部202は、第1蓄電装置400を第2蓄電装置400よりも優先して逆潮流制御グループに分類してもよい。これにより、逆潮流制御グループが逆潮流電力に対応する電力を効率的に吸収することができる。
(第4態様)
例えば、要求情報は、電力融通において複数の蓄電装置400のそれぞれが時間帯毎に電力を与えるまたは受ける要求に関していてもよい。そして、分類部202は、要求情報に従って、時間帯毎に複数の蓄電装置400を複数のグループに分類してもよい。そして、制御部203は、時間帯毎に各蓄電装置400について、その時間帯に蓄電装置400が3つのグループのうちのいずれかに分類された場合にその時間帯に蓄電装置400が分類されたグループに従って蓄電装置400を充電または放電させてもよい。
これにより、逆潮流制御システム200は、複数の蓄電装置400のそれぞれの動作を時間帯毎に変更することができる。
(第5態様)
例えば、要求情報は、各蓄電装置400について、電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求がある場合、電力融通において蓄電装置400が与える電力の要求量、および、電力融通において蓄電装置400が電力を与える要求時間帯を示してもよい。また、要求情報は、各蓄電装置400について、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求がある場合、電力融通において蓄電装置400が受ける電力の要求量、および、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける要求時間帯を示してもよい。
そして、制御部203は、電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置400のそれぞれについて、融通量および融通時間帯を要求情報に従って決定し、融通量および融通時間帯を蓄電装置400へ通知してもよい。ここで、融通量は、電力融通において蓄電装置400が与える電力の量であり、融通時間帯は、電力融通において蓄電装置400が電力を与える時間帯である。
また、制御部203は、被電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置400のそれぞれについて、被融通量および被融通時間帯を要求情報に従って決定し、被融通量および被融通時間帯を蓄電装置400へ通知してもよい。ここで、被融通量は、電力融通において蓄電装置400が受ける電力の量であり、被融通時間帯は、電力融通において蓄電装置400が電力を受ける時間帯である。
これにより、逆潮流制御システム200は、要求情報に従って、電力融通の適切な量および適切な時間帯を決定して各蓄電装置400へ通知することができる。
(第6態様)
例えば、制御部203は、逆潮流制御グループに分類された1以上の蓄電装置400へ、逆潮流電力に対応する電力を吸収する役割を通知してもよい。
これにより、逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400が、逆潮流電力に対応する電力を吸収する役割を認識することができ、逆潮流電力に対応する電力を吸収する動作を実行することができる。したがって、逆潮流制御システム200は、逆潮流電力に対応する電力を吸収する動作を逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400に実行させることができる。
(第7態様)
例えば、制御部203は、逆潮流制御グループに分類された1以上の蓄電装置400のそれぞれへ、逆潮流電力に対応する電力のうち蓄電装置400が吸収する電力の量である吸収量を通知してもよい。これにより、逆潮流制御グループに分類された蓄電装置400は、吸収量を認識することができ、吸収量に従って充電を行うことができる。そして、これにより、逆潮流電力に対応する電力が適切に吸収される。
(第8態様)
例えば、制御部203は、逆潮流制御グループに分類された1以上の蓄電装置400の充電可能量に従って、電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置400が電力融通において与える電力の量を制限してもよい。また、制御部203は、逆潮流制御グループに分類された1以上の蓄電装置400の充電可能量に従って、被電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置400が電力融通において受ける電力の量を制限してもよい。
これにより、逆潮流制御グループで吸収可能な量に従って、電力融通の量が制限される。したがって、逆潮流制御システム200は、電力系統へ流出する電力を適切に抑制することができる。
(第9態様)
例えば、分類部202は、被電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置400の総容量よりも電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置400の総容量が小さくなるように、複数の蓄電装置400を複数のグループに分類してもよい。
これにより、電力融通グループが与えることが可能な電力の量よりも被電力融通グループが受けることが可能な電力の量が大きくなる可能性が高い。したがって、逆潮流制御システム200は、電力系統へ流出する電力を適切に抑制することができる。
(第10態様)
例えば、制御部203は、電力融通グループが電力融通において電力を与えるように、電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置400を放電させるための情報を出力してもよい。また、制御部203は、被電力融通グループが電力融通において電力を受けるように、被電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置400を充電させるための情報を出力してもよい。また、制御部203は、逆潮流制御グループが逆潮流電力に対応する電力を吸収するように、逆潮流制御グループに分類された1以上の蓄電装置400を充電させるための情報を出力してもよい。
これにより、逆潮流制御システム200は、各グループに従って、そのグループに属する1以上の蓄電装置400を充電または放電させることができる。
(第11態様)
本発明の一態様に係る蓄電装置400は、共通の受電点300を介して電力系統に電気的に接続される複数の蓄電装置400に含まれる蓄電装置400であって、蓄電池420と、蓄電池420を充電または放電させる制御部410とを備える。蓄電装置400は、電力融通グループと被電力融通グループと逆潮流制御グループとの3つのグループを含む複数のグループのうちのいずれかに分類される。
電力融通グループは、複数の蓄電装置400の間の電力融通において電力を与えるグループである。被電力融通グループは、電力融通において電力を受けるグループである。逆潮流制御グループは、共通の受電点300を越えて電力系統へ流出する逆潮流電力に対応する電力を吸収するグループである。制御部410は、蓄電装置400が3つのグループのうちのいずれかに分類された場合に蓄電装置400が分類されたグループに従って蓄電装置400が充電または放電するように、蓄電池420を充電または放電させる。
これにより、蓄電装置400は、複数の蓄電装置400の間の電力融通において電力系統へ流出する電力を抑制するための支援を行うことができる。
(第12態様)
本発明の一態様に係る逆潮流制御方法は、取得ステップ(S101)と分類ステップ(S102)と制御ステップ(S103)とを含む。取得ステップ(S101)では、共通の受電点300を介して電力系統に電気的に接続される複数の蓄電装置400の間の電力融通において複数の蓄電装置400のそれぞれが電力を与えるまたは受ける要求に関する要求情報を取得する。
分類ステップ(S102)では、要求情報に従って、複数の蓄電装置400を電力融通グループと被電力融通グループと逆潮流制御グループとの3つのグループを含む複数のグループに分類する。電力融通グループは、電力融通において電力を与えるグループである。被電力融通グループは、電力融通において電力を受けるグループである。逆潮流制御グループは、共通の受電点300を越えて電力系統へ流出する逆潮流電力に対応する電力を吸収するグループである。
制御ステップ(S103)では、複数の蓄電装置400のそれぞれについて、蓄電装置400が3つのグループのうちのいずれかに分類された場合に蓄電装置400が分類されたグループに従って蓄電装置400を充電または放電させるための情報を出力する。
これにより、複数の蓄電装置400の間の電力融通において電力系統へ流出する電力が適切に抑制される。
(第13態様)
本発明の一態様に係るプログラムは、上記の逆潮流制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。これにより、上記の逆潮流制御方法をコンピュータに実行させることが可能である。
102 電力線
200 逆潮流制御システム
201 取得部
202 分類部
203 制御部
300 受電点
400 蓄電装置
410 制御部
420 蓄電池

Claims (13)

  1. 共通の受電点を介して電力系統に電気的に接続される複数の蓄電装置の間の電力融通において前記複数の蓄電装置のそれぞれが電力を与えるまたは受ける要求に関する要求情報を取得する取得部と、
    前記要求情報に従って、前記複数の蓄電装置を(i)前記電力融通において電力を与える電力融通グループと、(ii)前記電力融通において電力を受ける被電力融通グループと、(iii)前記共通の受電点を越えて前記電力系統へ流出する逆潮流電力に対応する電力を吸収する逆潮流制御グループとの3つのグループを含む複数のグループに分類する分類部と、
    前記複数の蓄電装置のそれぞれについて、当該蓄電装置が前記3つのグループのうちのいずれかに分類された場合に当該蓄電装置が分類されたグループに従って当該蓄電装置を充電または放電させるための情報を出力する制御部とを備える
    逆潮流制御システム。
  2. 前記分類部は、前記複数の蓄電装置のそれぞれについて、
    前記電力融通において当該蓄電装置が電力を与える要求があることを前記要求情報が示す場合、当該蓄電装置を優先的に前記電力融通グループに分類し、
    前記電力融通において当該蓄電装置が電力を受ける要求があることを前記要求情報が示す場合、当該蓄電装置を優先的に前記被電力融通グループに分類し、
    当該蓄電装置が前記電力融通において電力を与える要求がないこと、および、前記電力融通において当該蓄電装置が電力を受ける要求がないことを前記要求情報が示す場合、当該蓄電装置を優先的に前記逆潮流制御グループに分類する
    請求項1に記載の逆潮流制御システム。
  3. 前記分類部は、さらに、前記複数の蓄電装置のうちの第1蓄電装置と前記共通の受電点との間の電力線の長さが、前記複数の蓄電装置のうちの第2蓄電装置と前記共通の受電点との間の電力線の長さよりも短い場合、前記第1蓄電装置を前記第2蓄電装置よりも優先して前記逆潮流制御グループに分類する
    請求項1または2に記載の逆潮流制御システム。
  4. 前記要求情報は、前記電力融通において前記複数の蓄電装置のそれぞれが時間帯毎に電力を与えるまたは受ける要求に関し、
    前記分類部は、前記要求情報に従って、時間帯毎に前記複数の蓄電装置を前記複数のグループに分類し、
    前記制御部は、時間帯毎に前記複数の蓄電装置のそれぞれについて、当該時間帯に当該蓄電装置が前記3つのグループのうちのいずれかに分類された場合に当該時間帯に当該蓄電装置が分類されたグループに従って当該蓄電装置を充電または放電させるための情報を出力する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の逆潮流制御システム。
  5. 前記要求情報は、前記複数の蓄電装置のそれぞれについて、
    前記電力融通において当該蓄電装置が電力を与える要求がある場合、前記電力融通において当該蓄電装置が与える電力の要求量、および、前記電力融通において当該蓄電装置が電力を与える要求時間帯を示し、
    前記電力融通において当該蓄電装置が電力を受ける要求がある場合、前記電力融通において当該蓄電装置が受ける電力の要求量、および、前記電力融通において当該蓄電装置が電力を受ける要求時間帯を示し、
    前記制御部は、
    前記複数の蓄電装置のうち前記電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置のそれぞれについて、前記電力融通において当該蓄電装置が与える電力の量である融通量、および、前記電力融通において当該蓄電装置が電力を与える時間帯である融通時間帯を前記要求情報に従って決定し、前記融通量および前記融通時間帯を当該蓄電装置へ通知し、
    前記複数の蓄電装置のうち前記被電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置のそれぞれについて、前記電力融通において当該蓄電装置が受ける電力の量である被融通量、および、前記電力融通において当該蓄電装置が電力を受ける時間帯である被融通時間帯を前記要求情報に従って決定し、前記被融通量および前記被融通時間帯を当該蓄電装置へ通知する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の逆潮流制御システム。
  6. 前記制御部は、前記複数の蓄電装置のうち前記逆潮流制御グループに分類された1以上の蓄電装置へ、前記逆潮流電力に対応する電力を吸収する役割を通知する
    請求項5に記載の逆潮流制御システム。
  7. 前記制御部は、前記複数の蓄電装置のうち前記逆潮流制御グループに分類された1以上の蓄電装置のそれぞれへ、前記逆潮流電力に対応する電力のうち当該蓄電装置が吸収する電力の量である吸収量を通知する
    請求項5に記載の逆潮流制御システム。
  8. 前記制御部は、前記複数の蓄電装置のうち前記逆潮流制御グループに分類された1以上の蓄電装置の充電可能量に従って、前記複数の蓄電装置のうち前記電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置が前記電力融通において与える電力の量、および、前記複数の蓄電装置のうち前記被電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置が前記電力融通において受ける電力の量を制限する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の逆潮流制御システム。
  9. 前記分類部は、前記複数の蓄電装置のうち前記被電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置の総容量よりも前記複数の蓄電装置のうち前記電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置の総容量が小さくなるように、前記複数の蓄電装置を前記複数のグループに分類する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の逆潮流制御システム。
  10. 前記制御部は、
    前記電力融通グループが前記電力融通において電力を与えるように、前記複数の蓄電装置のうち前記電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置を放電させるための情報を出力し、
    前記被電力融通グループが前記電力融通において電力を受けるように、前記複数の蓄電装置のうち前記被電力融通グループに分類された1以上の蓄電装置を充電させるための情報を出力し、
    前記逆潮流制御グループが前記逆潮流電力に対応する電力を吸収するように、前記複数の蓄電装置のうち前記逆潮流制御グループに分類された1以上の蓄電装置を充電させるための情報を出力する
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の逆潮流制御システム。
  11. 共通の受電点を介して電力系統に電気的に接続される複数の蓄電装置に含まれる蓄電装置であって、
    蓄電池と、
    前記蓄電池を充電または放電させる制御部とを備え、
    前記蓄電装置は、(i)前記複数の蓄電装置の間の電力融通において電力を与える電力融通グループと、(ii)前記電力融通において電力を受ける被電力融通グループと、(iii)前記共通の受電点を越えて前記電力系統へ流出する逆潮流電力に対応する電力を吸収する逆潮流制御グループとの3つのグループを含む複数のグループのうちのいずれかに分類され、
    前記制御部は、前記蓄電装置が前記3つのグループのうちのいずれかに分類された場合に前記蓄電装置が分類されたグループに従って前記蓄電装置が充電または放電するように、前記蓄電池を充電または放電させる
    蓄電装置。
  12. 共通の受電点を介して電力系統に電気的に接続される複数の蓄電装置の間の電力融通において前記複数の蓄電装置のそれぞれが電力を与えるまたは受ける要求に関する要求情報を取得する取得ステップと、
    前記要求情報に従って、前記複数の蓄電装置を(i)前記電力融通において電力を与える電力融通グループと、(ii)前記電力融通において電力を受ける被電力融通グループと、(iii)前記共通の受電点を越えて前記電力系統へ流出する逆潮流電力に対応する電力を吸収する逆潮流制御グループとの3つのグループを含む複数のグループに分類する分類ステップと、
    前記複数の蓄電装置のそれぞれについて、当該蓄電装置が前記3つのグループのうちのいずれかに分類された場合に当該蓄電装置が分類されたグループに従って当該蓄電装置を充電または放電させるための情報を出力する制御ステップとを含む
    逆潮流制御方法。
  13. 請求項12に記載の逆潮流制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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