JP6543181B2 - 電力管理装置、電力管理方法およびプログラム - Google Patents

電力管理装置、電力管理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電力管理装置、電力管理方法およびプログラムに関する。
太陽電池などをはじめとした再生可能エネルギー(自然エネルギー)を利用する発電設備を分散型電源装置の1つとして備える電源供給システムが普及してきている。このような発電設備の発電電力は自然環境による変動を受ける。このため、発電設備により発電された電力が、或る期間において配電網の特定の配電線に集中して逆潮流することにより、電力系統の電圧上昇や周波数の上昇が発生し、系統電力の供給が不安定となる可能性がある。
発電設備のPCS(Power Conditioning System)として、系統連系を行うものについては、電力系統側の電圧が規定以上に上昇した場合に出力を抑制するようにされた機能が付加される。しかし、発電設備が集中するような地域においては、系統末端の点だけでなく、より広い範囲で電圧や周波数の変動が抑制されるようにする必要が生じてきている。
そこで、発電設備におけるPCSの出力電圧の抑制を図るPCS出力制御が以下のように策定されることとなった。
つまり、電力会社が運用する電力サーバが、PCSの出力電圧の抑制を指示する出力制御スケジュールを送信する。電力系統と接続された発電設備を備える需要家施設のPCSは、受信された出力制御スケジュールが示す電力の出力比率に基づいて、発電設備から電力系統に出力する電力を抑制するというものである(例えば、非特許文献1参照)。
TEMS(Town Energy Management System)(あるいはCEMS(Community Energy Management System))などの電力管理システムとして以下のような構成が知られている。つまり、電力管理地域内の太陽電池により発生された電力について消費電力に対する余剰電力が生じた場合には、その余剰電力を、同じ電力管理地域内で選択した蓄電池に蓄積させるというものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−30334号公報
「出力抑制機能付PCSの技術仕様について」、太陽光発電協会、日本電機工業会、電気事業連合会、2015年5月13日、p.3−10
例えば1つのTEMSに含まれる需要家のうち、発電設備を備える需要家のなかには、蓄電装置(蓄電池)をさらに備える需要家と、蓄電装置を備えない需要家との両者が含まれる。しかしながら、上記のPCS出力制御において、出力制御スケジュールは、発電設備を備える需要家に対して、蓄電装置を備えているか否かにかかわらず一律に適用される。この場合、TEMSに対応する電力管理エリアの全体としてみた場合、例えば、電力管理エリアにおいて蓄電池が備えられているにもかかわらず、発電設備による発電電力について出力制御スケジュールに従って一律に抑制されてしまうことになる。このため、TEMSなどでのPCS出力制御にあたっては、蓄電池の有効活用を含め、効率的な電力管理が求められることになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、複数の需要家を対象とする電力管理にあたり、発電設備の出力制御が実施される場合に対応して効率的な電力管理が行われるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、電力系統と接続される発電装置の出力の抑制を指示する1次出力制御情報を取得する出力制御情報取得部と、前記発電装置から前記電力系統に逆潮流させることが許容される電力の最大値である逆潮流可能最大電力を前記1次出力制御情報と前記発電装置の発電量とに基づいて算出し、算出された逆潮流可能最大電力からさらに抑制が可能な追加抑制逆潮流電力を、前記発電量が使用されずに余剰する余剰量と前記逆潮流可能最大電力とに基づいて算出する追加抑制逆潮流電力算出部と、前記追加抑制逆潮流電力に応じて逆潮流可能最大電力から増加するように求められた緩和逆潮流電力が、蓄電装置を備えない第2種需要家施設の発電装置から出力されるようにするための緩和出力制御情報を生成し、前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力する運転制御部とを備える電力管理装置である。
本発明の一態様は、上記の電力管理装置であって、前記運転制御部は、前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力可能であるか否かについて判定し、前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力可能でないと判定した場合には、前記1次出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力してもよい。
本発明の一態様は、上記の電力管理装置であって、前記運転制御部は、前記電力系統の運用者に対応する電力サーバに対して、前記逆潮流可能最大電力からさらに前記追加抑制逆潮流電力による抑制を行うことが可能である旨の通知を送信し、通知の送信に対する応答が前記抑制の許可を示している場合に、前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力可能でないと判定し、通知の送信に対する応答が前記抑制の禁止を示している場合に、前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力可能であると判定してもよい。
本発明の一態様は、電力系統と接続される発電装置の出力の抑制を指示する1次出力制御情報を取得する出力制御情報取得ステップと、前記発電装置から前記電力系統に逆潮流させることが可能な最大電力である逆潮流可能最大電力を前記1次出力制御情報と前記発電装置の発電量とに基づいて算出し、算出された逆潮流可能最大電力からさらに抑制が可能な追加抑制逆潮流電力を、前記発電量が使用されずに余剰する余剰量と前記逆潮流可能最大電力とに基づいて算出する追加抑制逆潮流電力算出ステップと、前記追加抑制逆潮流電力に応じて逆潮流可能最大電力から増加するように求められた緩和逆潮流電力が、蓄電装置を備えない第2種需要家施設の発電装置から出力されるようにするための緩和出力制御情報を生成し、前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力する運転制御ステップとを実行する電力管理方法である。
本発明の一態様は、コンピュータに、電力系統と接続される発電装置の出力の抑制を指示する1次出力制御情報を取得する出力制御情報取得ステップと、前記発電装置から前記電力系統に逆潮流させることが可能な最大電力である逆潮流可能最大電力を前記1次出力制御情報と前記発電装置の発電量とに基づいて算出し、算出された逆潮流可能最大電力からさらに抑制が可能な追加抑制逆潮流電力を、前記発電量が使用されずに余剰する余剰量と前記逆潮流可能最大電力とに基づいて算出する追加抑制逆潮流電力算出ステップと、前記追加抑制逆潮流電力に応じて逆潮流可能最大電力から増加するように求められた緩和逆潮流電力が、蓄電装置を備えない第2種需要家施設の発電装置から出力されるようにするための緩和出力制御情報を生成し、前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力する運転制御ステップとを実行させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、複数の需要家を対象とする電力管理にあたり、発電設備の出力制御が実施される場合に対応して効率的な電力管理が行われるようになるという効果が得られる。
本実施形態における電力管理システムの構成例を示す図である。 本実施形態の電力管理システムにおける電力系統と需要家施設との接続関係例を示す図である。 本実施形態における第1種需要家施設における電気設備の構成例を示す図である。 本実施形態における第2種需要家施設における電気設備の構成例を示す図である。 本実施形態における需要家施設内コントローラの構成例を示す図である。 本実施形態におけるエリア対応電力管理サーバの構成例を示す図である。 本実施形態における電力管理システムが電力サーバからの出力制御信号の送信に応じて実行する処理手順例を示すシーケンス図である。 本実施形態におけるエリア対応電力管理サーバが1次出力制御情報と実績情報の受信に応じて実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態におけるエリア対応電力管理サーバが追加発電可能量算出のために実行する処理手順例を示すフローチャートである。 1つの第1種需要家施設についての追加発電可能量の算出結果の一例を示す図である。
図1は、本実施形態における電力管理システムの全体構成例を示している。本実施形態における電力管理システムは、例えば、所定の地域範囲における複数の需要家施設に対応する住宅、商業施設、産業施設などの需要家施設における電力を一括して管理するものである。このような電力管理システムは、例えばTEMS(Town Energy Management System)やCEMS(Community Energy Management System)などに対応する。
本実施形態の電力管理システムは、図1において電力管理エリア10として示す一定範囲の地域における需要家施設ごとの電気設備を対象として電力管理を行う。需要家施設は、例えば、住宅、商業施設、あるいは産業施設などに該当する。同図においては、需要家施設として、第1種需要家施設100−1と第2種需要家施設100−2とを含む。
以降において、第1種需要家施設100−1と第2種需要家施設100−2とについて特に区別しない場合には需要家施設100と記載する。
第1種需要家施設100−1と第2種需要家施設100−2は、いずれも電力系統からの商用電源が供給されるようになっている。そのうえで、第1種需要家施設100−1は、太陽電池により発電を行う発電設備(発電装置の一例)と、蓄電池とを備える。一方、第2種需要家施設100−2は、太陽電池により発電を行う発電設備は備えるが、蓄電池を備えない。また、第1種需要家施設100−1と第2種需要家施設100−2とが備える発電設備は、商用電源と系統連系されている。これにより、第1種需要家施設100−1と第2種需要家施設100−2とは、発電設備が発電して出力する電力を商用電源の電力系統に逆潮流させて、電力系統を通して売電することができる。
そのうえで、同図においては、電力管理エリア10における需要家施設100について、第1種需要家施設100−1の集合による第1種需要家施設グループGP1と、第2種需要家施設100−2の集合による第2種需要家施設グループGP2とによりグループ分けした状態が示されている。
需要家施設100は、それぞれネットワークNWと接続されることで、エリア対応電力管理サーバ300および電力サーバ400などと通信を行うことができる。
エリア対応電力管理サーバ300(電力管理装置の一例)は、電力管理エリア10に属する需要家施設100全体における電気設備を対象として電力制御を実行する。このために、同図のエリア対応電力管理サーバ300は、ネットワークNWを介して需要家施設100の各々と相互に通信が可能なように接続される。これにより、エリア対応電力管理サーバ300は、需要家施設100が備える電気設備の運転を制御することができる。
また、同図の電力管理システムには電力サーバ400が含まれている。電力サーバ400は、電力系統の運用者である電力会社が運用するサーバである。電力サーバ400は、電力系統の安定化を図るためのPCS(Power Conditioning System)出力制御システムに対応して備えられる。
電力サーバ400は、需要家施設100のそれぞれに対して、発電設備が備えるPCSの出力電力の抑制を指示する指令値を含む出力制御情報を送信する。一例として、電力サーバ400は、当日の電力の受給予測に応じて、所定の時間帯(例えば、30分あるいは1時間)ごとにおける、PCSから電力系統に逆潮流可能な電力比率のスケジュールを示す情報を出力制御情報としてアップロード(送信)する。
需要家施設100のそれぞれが備える発電設備は、太陽電池により発電して得られた直流の電力を交流に変換して出力し、出力される電力の調整を行うPCSを備えている。また、PCSは、出力制御情報が示す電力比率に従って電力系統に逆潮流する電力を制御する機能を有している。PCSは、例えば1日における所定時刻において電力サーバ400にてアップロードされている出力制御情報を取得し、取得された出力制御情報に従ってPCSから電力系統に逆潮流される電力を時間帯ごとに制御する。
図2は、本実施形態の電力管理システムにおける電力系統と需要家施設100との接続関係例を示している。電力会社が運用する配電変電所から供給された交流電力は、高圧配電線HDLを介して電力管理エリア10において設置される複数の柱状変圧器22に供給される。
柱状変圧器22からは、或る数の需要家施設100に商用電源が供給されるようになっている。1つの柱状変圧器22には、例えば、地理的に近傍に位置する需要家施設100が接続される。即ち、柱状変圧器22と接続される需要家施設100は、柱状変圧器22と各需要家施設100との地理的な関係によって決まる。このため、1つの柱状変圧器22と接続される需要家施設100は、第1種需要家施設100−1と第2種需要家施設100−2とが混在する場合もあれば、第1種需要家施設100−1と第2種需要家施設100−2とのいずれかのみの群となる場合もある。なお、柱状変圧器22と接続される需要家施設100の群間の地理的関係としては、それぞれの地域が互いに隣接していてもよいし、離間していてもよい。
同図の配電のもとで、各需要家施設100においては、発電設備にて発電された電力を、柱状変圧器22を介して高圧配電線HDL側に出力することができる。つまり、発電設備にて発電された電力の逆潮流が可能とされている。
図3は、第1種需要家施設100−1における電気設備の構成例を示している。同図の第1種需要家施設100−1は、電力メータ101、分電盤102、発電設備103、蓄電設備104、負荷105、通信モデム106および需要家施設内コントローラ200を備える。
電力メータ101は、商用電源ラインDLから柱状変圧器22(図2)から分電盤102に供給される商用電源についての消費電力を測定する。また、電力メータ101は、例えばスマートメータであり、ネットワークNWを経由した通信線NL経由で、測定した消費電力の情報をエリア対応電力管理サーバ300や電力サーバ400などに送信することができる。
分電盤102は、商用電源から供給された電力を、蓄電設備104や負荷105などに分配して供給する。また、分電盤102は、発電設備103から出力される電力を逆潮流のために電力メータ101経由で商用電源ラインDLに出力させることができる。商用電源ラインDLは、図2との対応では、需要家施設100と柱状変圧器22との間における配電線に対応する。
発電設備103は、太陽光を受けて発電を行う設備である。発電設備103は、太陽電池とPCSとを備える。これにより、発電設備103は、太陽光を受けて発電し、発電により得られた電力をPCSにより交流に変換して出力する。また、本実施形態において発電設備103が備えるPCSは、前述のように、エリア対応電力管理サーバ300から受信した出力制御情報に従って太陽電池により発電された出力を抑制して出力する、出力制御ユニットとしての機能を有する。
一例として、例えば出力制御情報が或る時間帯において出力する指令値として、40%の電力比率を示している場合、PCSは、その時間帯において太陽電池により発電される電力の40%が出力されるように制御する。
発電設備103にて発電された電力は、負荷105の電源として供給することができる。また、発電設備103にて発電された電力は、蓄電設備104に充電することができる。また、発電設備103にて発電された電力は、分電盤102から電力メータ101を経由して商用電源ラインDLに出力することで逆潮流させることができる。
蓄電設備104は、充電のために入力される電力を蓄積し、また、蓄積した電力を放電して出力する設備である。蓄電設備104は、例えば蓄電池とインバータを備える。蓄電池は電力の蓄積(充電)と蓄積された電力の出力(放電)を行う。インバータは、蓄電池に充電するための電力を交流から直流に変換し、蓄電池から放電により出力される電力を直流から交流に変換する。つまり、インバータは、蓄電池103が入出力する電力の双方向変換を行う。
蓄電設備104は、分電盤102を介して供給される商用電源の電力を入力して充電することができる。また、蓄電設備104は、発電設備103により発電された電力を入力して充電することができる。
また、蓄電設備104は、蓄積された電力を負荷105の電源として供給することができる。また、蓄電設備104は、蓄積された電力を分電盤102から電力メータ101を経由して商用電源ラインDLに出力することで逆潮流させることができる。
負荷105は、第1種需要家施設100−1において自己の動作のために電力を消費する所定の機器や設備などを一括して示したものである。なお、各第1種需要家施設100−1が備える負荷としての機器や設備などの種類および数などはそれぞれ異なっていて構わない。
負荷105は、分電盤102から供給される商用電源を入力して動作することができる。また、負荷105は、発電設備103により発電された電力を入力して動作することができる。また、負荷105は、蓄電設備104から出力された電力を入力して動作することができる。
通信モデム106は、ネットワークNWと通信を行う。電力サーバ400から送信された出力制御情報は、通信モデム106にて受信されたうえで、通信モデム106から発電設備103に出力される。また、需要家施設内コントローラ200は、通信モデム106からネットワークNWを介して、例えばエリア対応電力管理サーバ300や電力サーバ400などと通信を行う。
需要家施設内コントローラ200は、第1種需要家施設100−1における電気設備(発電設備103、蓄電設備104、負荷105および通信モデム106など)を制御する。
また、需要家施設内コントローラ200は、電力メータ101にて測定される消費電力の情報を入力し、入力された消費電力の情報を各種制御に利用することができる。
次に、図4を参照して、第2種需要家施設100−2における電気設備の構成例について説明する。なお、同図において、図3と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
前述のように、第2種需要家施設100−2は、発電設備は備えるが蓄電設備を備えない。このため、第2種需要家施設100−2が備える電気設備としては、例えば、図3から蓄電設備104が省略された構成を有する。
図5は、需要家施設100(第1種需要家施設100−1、第2種需要家施設100−2)において備えられる需要家施設内コントローラ200の構成例を示している。同図の需要家施設内コントローラ200は、外部通信インターフェース201、外部対応送受信部202、施設内通信インターフェース203、施設内対応送受信部204、電力収集部205、制御部206およびデータメモリ207を備える。
外部通信インターフェース201は、例えば通信モデム106を介してネットワークNW経由で通信を行う。
外部対応送受信部202は、外部通信インターフェース201を利用してネットワークNWによるデータの送受信を制御する。
施設内通信インターフェース203は、自己が備えられる需要家施設100における電気設備などと通信を行う。
施設内対応送受信部204は、施設内通信インターフェース203経由で需要家施設100における電気設備との間でのデータの送受信を制御する。
電力収集部205は、電力メータ101にて測定された消費電力の情報を入力する。
制御部206は、需要家施設内コントローラ200としての機能に対応する各種の制御を実行する。
データメモリ207は、制御部206が利用する各種の情報が記憶される。
図6は、エリア対応電力管理サーバ300の構成例を示している。同図のエリア対応電力管理サーバ300は、通信部301、運転制御部302、基本情報記憶部303、受信情報記憶部304、生成情報記憶部305および送信情報記憶部306を備える。
通信部301は、ネットワークNW経由で需要家施設100内の需要家施設内コントローラ200や電力サーバ400などと通信を行う。
運転制御部302は、電力管理エリア10内における各需要家施設100の電気設備の運転を制御する。本実施形態の運転制御部302は、出力制御情報取得部321と、追加発電可能量算出部322(追加抑制逆潮流電力算出部の一例)と、運転制御部323とを備える。
出力制御情報取得部321は、電力系統と接続される発電装置の出力の抑制を指示する1次出力制御情報を、発電装置を備える需要家施設から取得する。つまり、本実施形態における各需要家施設100は、電力サーバ400から出力制御情報が受信されると、受信された出力制御情報を1次出力制御情報として、エリア対応電力管理サーバ300に送信する。送信された1次出力制御情報は、通信部301にて受信される。出力制御情報取得部321は、このように受信された1次出力制御情報を取得する。
追加発電可能量算出部322は、追加発電可能量を算出する。追加発電可能量は、追加抑制逆潮流電力でもある。追加抑制逆潮流電力は、需要家施設100のうちで第1種需要家施設100−1ごとにおいて発電電力の余剰分を蓄電設備104に可能なだけ蓄積させた場合に、1次出力制御情報により定まる逆潮流可能最大電力からさらに抑制が可能な電力である。追加抑制逆潮流電力がある場合、後述の説明から理解されるように、第2種需要家施設100−2の発電設備103について、1次出力制御情報により定まる逆潮流可能最大電力からさらに追加抑制逆潮流電力に対応する分を増加させて逆潮流させることができる。このように、追加抑制逆潮流電力と追加発電可能量とは同じ電力である、なお、以降において、追加抑制逆潮流電力と追加発電可能量とについては、追加発電可能量に統一して記載する。
運転制御部323は、緩和出力制御情報を生成し、緩和出力制御情報を2次出力制御情報として第2種需要家施設100−2に出力する。緩和出力制御情報は、1次出力制御情報により定まる逆潮流可能最大電力に対して、追加発電可能量に応じた電力分を増加させた緩和逆潮流電力が、第2種需要家施設100−2の発電設備103から出力されるようにするための出力制御情報である。
基本情報記憶部303は、電力管理にあたって運転制御部302が利用する基本的な情報を記憶する。本実施形態の基本情報記憶部303は、蓄電設備情報331、発電設備情報332、電力料金333および需要家情報334を記憶する。
蓄電設備情報331は、第1種需要家施設100−1ごとに備えられる蓄電設備104を定義する情報である。1つの蓄電設備104に関する蓄電設備情報331としては、例えば電池容量、上限SOC、下限SOC、充電損失、放電損失および最大放電電力などの各項目を含む。
発電設備情報332は、第1種需要家施設100−1および第2種需要家施設100−2ごとに備えられる発電設備103を定義する情報である。1つの発電設備103に関する発電設備情報332としては、例えばインバータ容量、変換効率、発電面積、経度、緯度、設置角などの各項目を含む。
電力料金333は、電気料金の算出根拠となる情報であり、例えば基本料金の算出根拠と電力量料金の算出根拠とを示す情報を含む。また、電力料金333は、料金が時間帯によって異なる場合には時間帯ごとに算出根拠を示す情報を含む。
需要家情報334は、各需要家施設100を定義する情報であり、需要家ID(識別子)、位置情報、設備情報および付帯情報の各項目を含んでいる。このような需要家情報334のなかには、例えば、需要家施設100ごとにおける需要家施設内コントローラ200のアドレス(例えば、IP(Internet Protocol)アドレスなど)が含まれる。
受信情報記憶部304は、通信部301を介して需要家施設100から受信された情報を記憶する。受信情報記憶部304は、1次出力制御情報341および実績情報342を記憶する。
1次出力制御情報341は、各需要家施設100から送信された1次出力制御情報である。
実績情報342は、各需要家施設100から送信された、電力に関連する過去の実績値を示す情報である。実績情報342は、例えば過去の一定期間における需要電力(消費電力)、発電設備103の発電電力、蓄電設備104の充放電電力などを含む。
生成情報記憶部305は、運転制御部302が生成(予測、算出)した情報を記憶する。同図の生成情報記憶部305は、発電量351、充電量352、放電量353、蓄電池残容量354、需要量355、不足量356、余剰量357、逆潮流可能量358および追加発電可能量359を記憶する。
発電量351は、需要家施設100ごとに、運転制御部323が所定の時間長による時間帯ごとに予測した発電設備103の発電電力を示す。
充電量352は、第1種需要家施設100−1ごとに、運転制御部323が時間帯ごとに予測した蓄電設備104への充電電力を示す。充電量352の求め方については特に限定されるものではないが、一例として以下のように求めることができる。夜間における充電量352は、翌日の需要量355と発電量351との予測に基づき、蓄電設備104が放電を開始してから発電量351が需要量355を上回る時刻に蓄電池残容量354が「0」となるように計画することで、求めることができる。また、余剰量357が発生した場合の充電量352は、余剰量357に応じた電力を蓄電池残容量354が100%になるまで充電するようにして求めることができる。
放電量353は、第1種需要家施設100−1ごとに、運転制御部323が時間帯ごとに予測した蓄電設備104からの放電電力を示す。
蓄電池残容量354は、第1種需要家施設100−1ごとに、運転制御部323が時間帯ごとに予測した蓄電設備104における残容量を示す。
需要量355は、第1種需要家施設100−1ごとに、運転制御部323が時間帯ごとに予測した負荷105の需要電力(消費電力)を示す。
不足量356は、第1種需要家施設100−1ごとに、運転制御部323が所定の時間帯において予測した不足分の電力を示す。不足量356は、例えば、(不足量=発電量−需要量+放電量−充電量)によって求められる。
余剰量357は、第1種需要家施設100−1ごとに、運転制御部323が所定の時間帯において、発電設備103により発電された電力が使用されずに余剰した分として算出した電力(余剰電力)を示す。余剰量357は、例えば、(余剰量=発電量−需要量−充電量)によって求められる。
逆潮流可能量358(逆潮流可能最大電力)は、運転制御部323が、1次出力制御情報が示す指令値に従った場合に発電設備103から電力系統に逆潮流させることが許容される電力の最大値として、所定の時間帯について算出した値を示す。
例えば、発電設備103による発電電力(発電量)が25kwである場合において、1次出力制御情報が示す電力比率(制御量)が40%である場合には、(25kw×0.4=10kw)が逆潮流可能量となる。つまり、逆潮流可能量358は、(逆潮流可能量=発電量×制御量)として求められる。
追加発電可能量359は、運転制御部323が、例えば発電設備103により発電された電力を蓄電設備104に充電したことによって、逆潮流可能量からさらに削減可能な逆潮流電力として所定の時間帯について算出した値である。
追加発電可能量359は、換言すれば、第2種需要家施設100−2の発電設備103について、1次出力制御情報により定まる逆潮流可能最大電力からさらに逆潮流させることが可能な電力の増加分でもある。追加発電可能量359は、(追加発電可能量=逆潮流可能量−余剰電力)によって求めることができる。
送信情報記憶部306は、エリア対応電力管理サーバ300から需要家施設100に送信される情報を記憶する。受信情報記憶部304は、運転計画情報361と2次出力制御情報362とを記憶する。
運転計画情報361は、運転制御部323が、第1種需要家施設100−1ごとに作成した、蓄電設備104の充放電スケジュールを示す情報である。
2次出力制御情報362は、第2種需要家施設100−2ごとの発電設備103について、追加発電可能量に応じた電力を増加させた緩和逆潮流電力を出力させるための出力制御情報である。
続いて、図7のシーケンス図を参照して、本実施形態における電力管理システムが電力サーバ400からの出力制御信号の送信に応じて実行する処理手順例について説明する。
電力サーバ400は、出力制御情報を各需要家施設100に送信する(ステップS101)。送信された出力制御情報は、需要家施設100において電力メータ101にて受信される。ここで、電力メータ101は、受信された出力制御情報を同じ需要家施設100内の発電設備103に送信せず、需要家施設内コントローラ200に送信する(ステップS102)。
出力制御情報を受信した需要家施設内コントローラ200も、同様に、受信された出力制御情報を同じ需要家施設100内の発電設備103に送信せずに、1次出力制御情報としてエリア対応電力管理サーバ300に対して送信する(ステップS103)。送信された1次出力制御情報は、エリア対応電力管理サーバ300の出力制御情報取得部321により取得される。
なお、同図では、出力制御情報は、電力メータ101にて受信される例を示しているが、例えば前述のように、通信モデム106により受信されたうえで、需要家施設内コントローラ200により取得されるようにしてもよい。
次に、出力制御情報を受信した需要家施設内コントローラ200は、例えば過去の一定期間における実績情報をデータメモリ207から読み出し、読み出した実績情報342をエリア対応電力管理サーバ300に対して送信する(ステップS104)。
エリア対応電力管理サーバ300において、運転制御部323は、ステップS104に応じて受信された実績情報342を利用して、先に図6にて説明した、発電量351、充電量352、放電量353、蓄電池残容量354、需要量355、不足量356、余剰量357、逆潮流可能量358などを予測する。そのうえで、運転制御部323は、これらの予測結果に基づいて、予測対象期間における、第1種需要家施設100−1内の蓄電設備104についての運転計画(充放電スケジュール)を作成する(ステップS105)。
さらに、エリア対応電力管理サーバ300における追加発電可能量算出部322は、ステップS105により作成された運転計画において求められた逆潮流可能量と余剰電力(余剰量)とを利用して、追加発電可能量を算出する(ステップS106)。
運転制御部323は、ステップS106により作成された運転計画の情報を、ステップS104による実績情報の送信元の需要家施設内コントローラ200に対して送信する(ステップS107)。
運転計画の情報を受信した需要家施設内コントローラ200において、制御部206は、同じ第1種需要家施設100−1内の蓄電設備104に対して、受信された運転計画の情報により示される充放電スケジュールに従って充放電制御情報を出力する(ステップS108)。これにより、蓄電設備104は、ステップS105により作成された運転計画としての充放電スケジュールに従って充電と放電の動作を行う。
ここで、ステップS106により追加発電可能量359が算出されたということは、以下のことを意味する。つまり、1次出力制御情報が示す指令値としての電力比率にそのまま従って、各需要家施設100の発電設備103の出力を制御した場合には、蓄電設備104への充電分に応じて、逆潮流電力を逆潮流可能最大電力からさらに抑制することが可能である。
ここで、本実施形態における電力管理エリア10を運営する運営者は、電力サーバ400を運用する電力会社と以下のような契約を締結している。つまり、追加発電可能量359が算出された場合、電力管理エリア10の運営者は、電力会社に対して、電力サーバ400から受信した出力制御情報に従った逆潮流電力の抑制を、逆潮流可能最大電力からさらに抑制することができる旨の通知(逆潮流追加抑制可能通知)を行う。逆潮流追加抑制可能通知にあたっては、算出された追加発電可能量359の値を通知する。
逆潮流追加抑制可能通知を受けた電力会社は、例えば、予測される電力系統の電圧の状態と、逆潮流追加抑制可能通知とともに通知された追加発電可能量359の値とのバランスなどを考慮して、逆潮流追加抑制を受け入れる(許可する)か否かについて判断する。電力会社は、判断結果を電力管理エリア10に通知する。
逆潮流追加抑制を受け入れるとの判断結果を示す応答が得られた場合、電力管理エリア10の運営者は、通知したとおりの追加発電可能量359により逆潮流可能最大電力からさらに抑制した逆潮流電力となるように各発電設備103の発電電力を制御する。このように制御が行われた結果、例えば電力会社からは、何らかの報酬(例えば、クーポンの提供、電気料金の値引きなど)が与えられる。逆に、逆潮流追加抑制を受け入れない(拒否する)との応答が得られた場合、仮に追加発電可能量359により逆潮流可能最大電力からさらに抑制した逆潮流電力となるように各発電設備103の発電電力を制御したとしても、電力会社からの報酬はない。
そこで、本実施形態の電力管理システムにおいて、エリア対応電力管理サーバ300は、上記のような契約に従って、ステップS106により追加発電可能量359が算出されたことに応じて、逆潮流追加抑制可能通知を電力サーバ400に送信する(ステップS109)。
電力サーバ400は、ステップS109にて受信された逆潮流追加抑制可能通知に応じて、逆潮流追加抑制を受け入れるか否かの判定処理を実行する。この判定処理は、電力サーバ400は、電力系統の状態についての予測結果などを利用して実行することができる。電力サーバ400は、逆潮流追加抑制を受け入れるか否かの判定結果を示す応答をエリア対応電力管理サーバ300に対して送信する(ステップS110)。
ステップS110にて応答を受信したエリア対応電力管理サーバ300は、需要家施設100内の需要家施設内コントローラ200に対して2次出力制御情報を送信する(ステップS111)。そして、需要家施設内コントローラ200は、受信された2次出力制御情報を、同じ第1種需要家施設100−1における発電設備103に送信する(ステップS112)。発電設備103におけるPCSは、受信された2次出力制御情報が示す電力比率に従って出力する電力を調整する。
ここで、2次出力制御情報は、ステップS110により受信された応答が逆潮流追加抑制の受け入れを示している場合と拒否を示している場合とで異なる。
つまり、応答が逆潮流追加抑制の受け入れを示している場合には、第1種需要家施設100−1と第2種需要家施設100−2のいずれに対しても、ステップS103にて受信された1次出力制御情報(即ち、電力サーバ400から送信された出力制御情報)を2次出力制御情報として送信する。
この場合、ステップS107により送信した運転計画による第1種需要家施設100−1における蓄電設備104の充放電スケジュールと、1次出力制御情報に従った発電設備103の出力制御とにより、電力管理エリア10における逆潮流追加抑制が実現される。
一方、応答が逆潮流追加抑制の拒否を示している場合、第1種需要家施設100−1には1次出力制御情報を2次出力制御情報として送信するが、第2種需要家施設100−2に対しては、緩和出力制御情報を2次出力制御情報として送信する。緩和出力制御情報は、前述のように、1次出力制御情報により定まる逆潮流可能最大電力に対して、追加発電可能量に応じた電力分を増加させた発電設備103の電力である。
これにより、電力管理エリア10全体としては、電力サーバ400から送信された出力制御情報に従って抑制された逆潮流電力が得られることになる。この際、第2種需要家施設100−2においては、電力サーバ400から送信された出力制御情報が指示する電力比率よりも高い電力を逆潮流電力として出力できることから、より高い売電額を得ることができる。
これまでの説明から理解されるように、本実施形態の電力管理システムにおいては、電力サーバ400から取得した出力制御情報について、そのままPCSの出力制御に用いるのではなく、一旦保留とされる。そして、エリア対応電力管理サーバ300は、第1種需要家施設100−1において発電設備103による発電電力を蓄電設備104に充電するようにした運転計画を作成し、作成された運転計画のもと、出力制御情報が示す電力比率に応じた追加発電可能量を算出する。エリア対応電力管理サーバ300は、追加発電可能量が算出されたことに応じて、電力サーバ400に逆潮流追加抑制可能通知を送信する。
そして、逆潮流追加抑制可能通知に対する応答が、逆潮流追加抑制の受け入れ(許可、(必要))を示している場合には、作成された運転計画のもとで、電力サーバ400から取得した出力制御情報により発電設備103から電力を出力させる。これにより、電力管理エリア10からの逆潮流電力について、電力サーバ400が送信する出力制御情報に応じた値からさらに低減して、例えばクーポンの提供や電気料金の値下げなどの利益を受けることができる。
また、逆潮流追加抑制可能通知に対する応答が、逆潮流追加抑制の受け入れ拒否(禁止、(不要))を示している場合には、追加発電可能量に応じて逆潮流電力が増加されるようにする。このため、エリア対応電力管理サーバ300は、追加発電可能量に応じて発電電力が増加されるように1次出力制御情報から変更した2次出力制御情報により、第2種需要家施設100−2における発電設備103を制御する。これにより、第2種需要家施設100−2においては、電力サーバ400からの出力制御情報に従って電力制御を行った場合よりも、売電による利益を増加させることができる。
このように、本実施形態においては、電力サーバ400から取得した出力制御情報を一旦保留とし、上記のように電力管理を行うようにされている。これにより、本実施形態においては、複数の需要家を対象とする電力管理にあたり、PCSの出力制御が実施される場合に対応して効率的な電力管理を行うことができる。
図8のフローチャートを参照して、本実施形態におけるエリア対応電力管理サーバ300が実行する処理手順例について説明する。同図の処理は、エリア対応電力管理サーバ300が、図7における1次出力制御情報の受信(ステップS103)と実績情報の受信(ステップS104)とに応じて実行するステップS105〜S111の処理に対応する。
エリア対応電力管理サーバ300において、運転制御部323は、図7のステップS104により受信した実績情報を利用して、第1種需要家施設100−1ごとに運転計画を作成する。(ステップS201)。前述のように、運転計画は、予測対象期間における蓄電設備104の充放電スケジュールを示す。
次に、運転制御部323は、第1種需要家施設100−1ごとに対して、ステップS201により作成された運転計画の情報を送信する(ステップS202)。
続いて、追加発電可能量算出部322は、第1種需要家施設100−1ごとにおける追加発電可能量を算出する(ステップS203)。ただし、例えば、蓄電設備104がほぼ満充電のような状態であったり、故障しているような場合、ステップS203において例えば「0」より大きいまたは一定以上の値による有意な追加発電可能量は算出されない。
そこで、運転制御部323は、ステップS203にて有意な追加発電可能量が算出されたか否かについて判定する(ステップS204)。
有意な追加発電可能量が算出されたことが判定された場合(ステップS204−YES)、運転制御部323は、電力サーバ400に対して逆潮流追加抑制可能通知を送信する(ステップS205)。
ステップS205による逆潮流追加抑制可能通知の送信に応じて、電力サーバ400は、前述のように、逆潮流追加抑制を受け入れるか否かを示す応答を、エリア対応電力管理サーバ300に送信する。そこで、送信された応答は例えば通信部301にて受信される(ステップS206)。
運転制御部323は、受信された応答が逆潮流追加抑制の受け入れを示しているか否かについて判定する(ステップS207)。このステップS207の判定は、緩和出力制御情報を2次出力制御情報として第2種需要家施設100−2に出力可能か否かについての判定に相当する。
応答が逆潮流追加抑制の受け入れを示している場合(ステップS207−YES)、緩和出力制御情報を2次出力制御情報として第2種需要家施設100−2に出力可能でないとの判定が得られたことに相当する。この場合、運転制御部323は、第1種需要家施設100−1と第2種需要家施設100−2のいずれに対しても、図7のステップS103にて受信された1次出力制御情報を2次出力制御情報として送信する(ステップS208)。
一方、応答が逆潮流追加抑制の拒否を示していた場合(ステップS207−YES)、緩和出力制御情報を2次出力制御情報として第2種需要家施設100−2に出力可能であるとの判定が得られたことに相当する。この場合、運転制御部323は、緩和出力制御情報を生成する(ステップS209)。
一例として、運転制御部323は、ステップS203にて算出された第1種需要家施設100−1ごとの追加発電可能量の総量を、第2種需要家施設100−2における発電設備103の逆潮流可能最大電力の増加分として均等に分配する。このように、第2種需要家施設100−2の発電設備103の逆潮流可能最大電力に対して分配された増加分を加算して求められる電力が緩和逆潮流電力である。
そして、運転制御部323は、分配した発電電力の増加分に対応させて、1次出力制御情報が指示する電力比率を変更させる。このように電力比率が変更された出力制御情報が緩和出力制御情報である。
そして、運転制御部323は、第1種需要家施設100−1に対しては、1次出力制御情報を2次出力制御情報として送信し、第2種需要家施設100−2に対しては、ステップS209により生成した緩和出力制御情報を2次出力制御情報として送信する(ステップS210)。
図9のフローチャートを参照して、図8のステップS203としての追加発電可能量算出のために、エリア対応電力管理サーバ300の運転制御部323が実行する処理手順例について説明する。なお、同図は、1つの第1種需要家施設100−1に対応して追加発電可能量を算出するための処理を示す。また、同図の処理は、出力制御情報により電力制御を行うことが指示された時間帯ごとを対象として順次行われればよい。
まず、運転制御部323は、出力制御情報により電力制御を行うことが指示された時間帯のうちから、追加発電可能量の算出対象とする1つの時間帯を選択する(ステップS301)。
運転制御部323は、ステップS301より選択された時間帯における逆潮流可能量358を算出する(ステップS302)。逆潮流可能量は、予測された発電量351と1次出力制御情報によって示される電力比率(制御量)とを乗算する(逆潮流可能量=発電量×制御量)ことによって求められる。
次に、運転制御部323は、ステップS301により選択された時間帯に対応して予測された発電量351と需要量355とについて、発電量351のほうが需要量355よりも大きいか否かについて判定する(ステップS303)。
発電量351のほうが需要量355よりも大きいことが判定された場合(ステップS303−YES)、運転制御部323は、選択された時間帯に対応する余剰量357を算出する(ステップS304)。前述のように、余剰量357は、同じ選択された時間帯に対応して予測された発電量351、需要量355および充電量352を利用して、(余剰量=発電量−需要量−充電量)により求めることができる。
次に、運転制御部323は、ステップS304により算出された余剰量357が、ステップS302により算出された逆潮流可能量358よりも大きいか否かについて判定する(ステップS305)。
余剰量357が逆潮流可能量358以下である場合(ステップS305−NO)、逆潮流電力について、1次出力制御情報により決まる逆潮流可能最大電力よりも抑制できる。そこで、この場合には、運転制御部323は、追加発電可能量359を算出する(ステップS306)。前述のように、追加発電可能量359は、逆潮流可能量358と余剰量357とを利用して、(追加発電可能量=逆潮流可能量−余剰量)により求めることができる。
一方、余剰量357が逆潮流可能量358よりも大きい場合(ステップS305−YES)、逆潮流電力について、1次出力制御情報により決まる逆潮流可能最大電力よりも抑制することができない状態である。そこで、この場合の運転制御部323は、ステップS302にて算出された逆潮流可能量358を余剰量357とするように、余剰量357についての再算出を行う(ステップS307)。このように余剰量357についての再算出が行われた場合、有意な追加発電可能量は算出されなかったことになる。
また、発電量351が需要量355以下であることが判定された場合(ステップS303−YES)、運転制御部323は、選択された時間帯に対応する不足量356を算出する。(ステップS308)。前述のように、不足量356は、同じ時間帯における発電量351、充電量352、放電量353および需要量355を利用して、(不足量=発電量−需要量+放電量−充電量)により求めることができる。
ステップS306、S307およびS308のいずれかの処理を実行すると、運転制御部323は、出力制御情報により電力制御を行うことが指示された時間帯の全てを対象として追加発電可能量の算出に関する処理が終了したか否かについて判定する(ステップS309)。
全ての時間帯を対象とする処理が終了していない場合(ステップS309−NO)、運転制御部323は、ステップS301に処理を戻すことで、次の時間帯を対象とする追加発電可能量の算出に関する処理に移行する。
そして、全ての時間帯を対象とする処理が終了すると(ステップS309−YES)、1つの第1種需要家施設100−1についての追加発電可能量算出の処理が終了する。
図10は、或る1つの第1種需要家施設100−1についての追加発電可能量の算出結果の一例を示している。
同図においては、グラフによる残容量(蓄電池残容量)、料金レベル、放電可能時間帯、発電量、需要量、放電量、充電量、不足量、余剰量、制御量、逆潮流可能量、追加発電可能量および数値による残容量(蓄電池残容量)が時間帯(1時間)ごとに示されている。蓄電設備104の残容量、発電量、需要量、放電量、充電量、不足量、余剰量、制御量、逆潮流可能量、追加発電可能量は、それぞれ、予測された値(予測値)、あるいは所定の予測値に基づいて算出された値である。料金レベルについては予め定められている。また、ここでは放電可能時間帯について料金レベルが0以上の時間帯であることが定められた場合を示している。
同図の例では、1次出力制御情報(即ち、電力サーバ400から受信した出力制御情報)により、9時台、10時台、13時台、14時台それぞれの時間帯において、40%の出電力比率とすることが指示されている。そして、この場合においては、追加発電可能量として、9時台には10kW、10時台には14kW、13時台には20kW、14時台には5kWが求められている。
なお、例えば図3および図4においては、発電設備103が出力制御情報に対応してPCSの出力制御機能を含む構成である場合を例に挙げている。しかしながら、発電設備103と出力制御機能を有する出力制御ユニットとがそれぞれ個別な装置として構成されたうえで、出力制御ユニットが出力制御情報に応じて発電設備103におけるPCSを制御する構成であってもよい。
なお、上記実施形態において、1次出力制御情報は、発電設備から出力可能な最大電力に対する抑制比率を示す情報とされていた。しかしながら、例えば、1次出力制御情報は、逆潮流が許容される電力の上限値を示すことにより逆潮流電力の抑制を指示する情報であってもよい。あるいは、1次出力制御情報は、発電設備から出力可能な最大電力に対して削減(減算)する電力の値を示すことにより逆潮流電力の抑制を指示する情報であってもよい。本実施形態におけるエリア対応電力管理サーバ300は、上記のような1次出力制御情報にも対応して2次出力制御情報を用いたPCS出力制御を行うように構成可能である。
なお、エリア対応電力管理サーバ300から第2種需要家施設に対する2次出力制御情報の送信は、例えば、第2需要家施設の需要家施設内コントローラ200ごとに対して個別にユニキャストで行われてもよい。また、2次出力制御情報の送信は、第2種需要家施設について設定した群(グループ)ごとに対してマルチキャストで行われてもよい。また、2次出力制御情報の送信は、制御対象となる第2需要家施設全体に対してブロードキャストで行われるようにしてもよい。
なお、上記実施形態においては、例えば1つのHEMSあるいはTEMSに含まれる全ての需要家施設を対象として、1つのエリア対応電力管理サーバ300が電力管理を行う構成とされていた。しかしながら、いくつかの第1種需要家施設と第2種需要家施設とを含む比較的小規模のグループを形成してもよい。そして、形成されたグループにおいて上記実施形態のエリア対応電力管理サーバと同等の機能を或る1つの需要家施設の需要家施設内コントローラ200に与える。そして、需要家施設内コントローラ200は、グループ内において図7〜図9により説明したPCS出力制御を行う。このような構成による需要家施設のグループが集合することによって、例えば、エリア対応電力管理サーバ300を備えなくとも、需要家施設の集合のもとで本実施形態としてのPCS出力制御を自立的に行うことが可能になる。
なお、上記実施形態においては、発電設備103が太陽電池を備えるものである場合を例に挙げている。しかし、例えば発電設備103は、風力発電、地熱発電など、再生可能エネルギーを利用して発電を行う発電装置とされてもよい。
なお、上述のエリア対応電力管理サーバ300、需要家施設内コントローラ200などとしての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のエリア対応電力管理サーバ300、需要家施設内コントローラ200などとしての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
10 電力管理エリア、22 柱状変圧器、100−1 第1種需要家施設、100−2 第2種需要家施設、101 電力メータ、102 分電盤、103 蓄電池、105 負荷、106 通信モデム、200 需要家施設内コントローラ、201 外部通信インターフェース、202 外部対応送受信部、203 施設内通信インターフェース、204 施設内対応送受信部、205 電力収集部、206 制御部、207 データメモリ、300 エリア対応電力管理サーバ、301 通信部、302 運転制御部、303 基本情報記憶部、304 受信情報記憶部、305 生成情報記憶部、306 送信情報記憶部、321 出力制御情報取得部、322 追加発電可能量算出部、323 運転制御部、400 電力サーバ

Claims (5)

  1. 電力系統と接続される発電装置の出力の抑制を指示する1次出力制御情報を取得する出力制御情報取得部と、
    前記発電装置から前記電力系統に逆潮流させることが許容される電力の最大値である逆潮流可能最大電力を前記1次出力制御情報と前記発電装置の発電量とに基づいて算出し、算出された逆潮流可能最大電力からさらに抑制が可能な追加抑制逆潮流電力を、前記発電量が使用されずに余剰する余剰量と前記逆潮流可能最大電力とに基づいて算出する追加抑制逆潮流電力算出部と、
    前記追加抑制逆潮流電力に応じて逆潮流可能最大電力から増加するように求められた緩和逆潮流電力が、蓄電装置を備えない第2種需要家施設の発電装置から出力されるようにするための緩和出力制御情報を生成し、前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力する運転制御部と
    を備える電力管理装置。
  2. 前記運転制御部は、
    前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力可能であるか否かについて判定し、
    前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力可能でないと判定した場合には、前記1次出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力する
    請求項1に記載の電力管理装置。
  3. 前記運転制御部は、
    前記電力系統の運用者に対応する電力サーバに対して、前記逆潮流可能最大電力からさらに前記追加抑制逆潮流電力による抑制を行うことが可能である旨の通知を送信し、通知の送信に対する応答が前記抑制の許可を示している場合に、前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力可能でないと判定し、通知の送信に対する応答が前記抑制の禁止を示している場合に、前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力可能であると判定する
    請求項2に記載の電力管理装置。
  4. 電力系統と接続される発電装置の出力の抑制を指示する1次出力制御情報を取得する出力制御情報取得ステップと、
    前記発電装置から前記電力系統に逆潮流させることが可能な最大電力である逆潮流可能最大電力を前記1次出力制御情報と前記発電装置の発電量とに基づいて算出し、算出された逆潮流可能最大電力からさらに抑制が可能な追加抑制逆潮流電力を、前記発電量が使用されずに余剰する余剰量と前記逆潮流可能最大電力とに基づいて算出する追加抑制逆潮流電力算出ステップと、
    前記追加抑制逆潮流電力に応じて逆潮流可能最大電力から増加するように求められた緩和逆潮流電力が、蓄電装置を備えない第2種需要家施設の発電装置から出力されるようにするための緩和出力制御情報を生成し、前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力する運転制御ステップと
    を実行する電力管理方法。
  5. コンピュータに、
    電力系統と接続される発電装置の出力の抑制を指示する1次出力制御情報を取得する出力制御情報取得ステップと、
    前記発電装置から前記電力系統に逆潮流させることが可能な最大電力である逆潮流可能最大電力を前記1次出力制御情報と前記発電装置の発電量とに基づいて算出し、算出された逆潮流可能最大電力からさらに抑制が可能な追加抑制逆潮流電力を、前記発電量が使用されずに余剰する余剰量と前記逆潮流可能最大電力とに基づいて算出する追加抑制逆潮流電力算出ステップと、
    前記追加抑制逆潮流電力に応じて逆潮流可能最大電力から増加するように求められた緩和逆潮流電力が、蓄電装置を備えない第2種需要家施設の発電装置から出力されるようにするための緩和出力制御情報を生成し、前記緩和出力制御情報を2次出力制御情報として前記第2種需要家施設に出力する運転制御ステップと
    を実行させるためのプログラム。
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