JPWO2017221998A1 - 空気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

アセトアルデヒドの除去性能を向上させた空気浄化装置を提供する。光触媒を用いた空気浄化装置101において、筐体102と、筐体102内に配置され酸化チタンを含む光触媒部材103と、筐体102内に配置され光触媒部材103に対して紫外光を照射し複数のLED素子を含む発光部と、筐体102内に配置された活性炭部材109と、筐体102内の空気を流通させるファン105と、を含むようにした。

Description

本発明は、光触媒を用いた空気浄化装置に関する。
酸化チタン(TiO)等の光触媒は、紫外線の照射を受けると活性化して強力な酸化還元作用を生じ、窒素酸化物(NO)、硫黄酸化物(SO)等の有害化合物や汚濁物等を効果的に分解する作用を発揮する。光触媒を利用した空気浄化装置として、吸気口及び排気口を備えた筐体内に、紫外線ランプを収納すると共に、該紫外線ランプで生成される紫外線の照射範囲内に光触媒を配置したものが知られている(特許文献1参照)。
特開2003−220123号公報
しかしながら、酸化チタンを励起する際に、蛍光管のブラックライトを多数用いないと、アセトアルデヒドの除去性能が不十分であるという問題点があった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、アセトアルデヒドの除去性能を向上させることのできる空気浄化装置を提供することにある。
本発明では、筐体と、前記筐体内に配置され、酸化チタンを含む光触媒部材と、前記筐体内に配置され、前記光触媒部材に対して紫外光を照射し、複数のLED素子を含む発光部と、前記筐体内に配置された活性炭部材と、前記筐体内の空気を流通させるファンと、を含む空気浄化装置が提供される。
上記空気浄化装置において、前記活性炭部材は、前記光触媒部材よりも、空気の流通方向について下流側に配置されることが好ましい。
本発明によれば、アセトアルデヒドの除去性能を向上させることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態を示す空気浄化装置の模式断面説明図である。 図2は、LED発光部実装基板の平面図であり、13直4並列の場合である。 図3は、Cu基板上にLED素子をマウントした実装基板の一部断面図である。 図4は、アセトアルデヒドの除去性能を示すグラフである。 図5は、変形例を示す空気浄化装置の模式断面説明図である。 図6は、横軸を順方向電流(mA)、縦軸をLED光出力(mW)としたLED素子の動作性能を示すグラフである。 図7は、本発明の第2の実施形態を示す空気浄化装置の模式断面説明図である。 図8は、アセトアルデヒドの除去性能を示すグラフである。 図9は、アセトアルデヒドの除去性能を示すグラフである。
図1から図3は本発明の第1の実施形態を示し、図1は空気浄化装置の模式断面説明図である。
図1に示すように、この空気浄化装置1は、直方体状の筐体2と、筐体2内に配置され酸化チタン(TiO)がコーティングされたセラミックフォーム3と、筐体2内に配置されセラミックフォーム3に対して紫外光を照射する発光装置4と、筐体2内の空気を流通させるファン5と、筐体2内に配置され空気の塵埃を除去するためのフィルター6と、を有している。
筐体2は、例えばアルミニウムからなり、吸気口2aと排気口2bとを有している。本実施形態においては、吸気口2a及び排気口2bは、互いに対向する側面にそれぞれ設けられる。筐体2内には吸気口2a側から排気口2bへ向かって、ファン5、発光装置4、セラミックフォーム3、フィルター6の順に並べられる。
筐体2は、空気の流れる方向の寸法が20cm、これと直交する水平方向の寸法が15cm、高さ方向の寸法が15cmとなっている。ここで、従来の蛍光管のブラックライトは長尺であり、従来の筐体の高さ方向の寸法を少なくとも20cm以上とする必要があった。しかも、ブラックライト1本では効果がなく複数本用いられているのが現状である。しかしながら、複数のLED素子43を有する発光装置4を用いることにより、筐体の高さ方向の寸法を15cm以下とすることができる。
また、吸気口2aと排気口2bは、それぞれ抗菌材料からなる防虫ネット7でそれぞれ覆われている。これにより、発光装置4の光に誘因されて筐体2内へ虫が侵入することはない。
光触媒部材としてのセラミックフォーム3は、例えばアルミナからなり、内部が三次元網目構造となっている。セラミックフォーム3の表面には、光触媒としての酸化チタンの粒子がコーティングされている。酸化チタンは410nm以下の波長の光で励起可能であり、励起状態となる付近の空気を浄化する。
ファン5は、作動時に筐体2内の空気を吸気口2a側から排気口2b側へ送出する。ファン5の型式は任意であり、プロペラファンであってもシロッコファンであってもよい。また、フィルター6は、筐体2内の排気口2aを塞ぐよう設けられる。
発光部としての発光装置4は、筐体41と、筐体41の内部に配置される電源基板44と、筐体上部の実装基板42に実装される複数のLED素子43と、電源基板44へ直流電力を供給するための外部電源(図示せず)とを接続する配線45と、を有する。筐体41は、例えばセラミックからなり、開口部を有する。発光装置4は、各LED素子43の光を筐体41の開口部から照射する。
図2は、LED発光部実装基板の平面図であり、13直4並列の場合である。
図2に示すように、LED発光実装基板42は正方形状に形成され、各LED素子43が縦方向及び横方向に整列して配置される。回路パターン423は、一対のアノード電極426及びカソード電極427を有し、各LED素子43へ電力を供給する。本実施形態においては、13個のLED素子43が並べられた4つの直列接続部428が並列に接続され、計52個のLED素子43が使用される。
具体的に、各LED素子43は平面視にて350μm×350μmであり、20μmから200μmの実装精度でLED発光実装基板42に搭載される。この実装精度で搭載することにより、各LED素子43の高集積構造が実現される。各LED素子43の高集積構造を有していれば筐体41の形状は任意であり、例えば筐体41としてハロゲンランプ形状のものを用いることができる。
図3は、Cu基板上にLED素子をマウントした実装基板の一部断面図である。
図3に示すように、LED発光実装基板42は、金属からなる基板本体421と、基板本体421の上側に形成され樹脂からなる絶縁層422と、絶縁層422の上側に形成され金属からなる回路パターン423及び放熱パターン424と、絶縁層422の上側に形成され絶縁材からなる表層としての白色レジスト層425と、を有している。基板本体421は銅からなり、絶縁層422を貫通し金属からなる放熱部422aを通じて、放熱パターン424と接続される。本実施形態においては、放熱部422a及び放熱パターン424も銅から構成される。絶縁層422は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、液晶ポリマー等からなり、導電性を有する基板本体421と回路パターン423との絶縁を図る。回路パターン423は、例えば表面(上面)に薄膜状の金を有する銅からなり、各LED素子43とワイヤ431により電気的に接続される。白色レジスト層425は、例えば酸化チタンのフィラーが混入されたエポキシ系の樹脂からなり白色を呈する。
各LED素子43は、例えばInGaN系の発光層を有し、紫外光を発する。本実施形態においては、各LED素子43のピーク波長は405nmである。本実施形態においては、各LED素子43はフェイスアップ型であり、それぞれワイヤ60により回路パターン20と電気的に接続される。
以上のように構成された空気浄化装置1では、発光装置4からセラミックフォーム3に対して紫外光を照射した状態でファン5を作動させることにより、吸気口2aから取り込まれた空気をセラミックフォーム3で浄化して排気口2bから排出することができる。ここで、発光装置4として紫外光を発するLED素子43を用い、高集積高出力構造とすることによって、蛍光管を用いたブラックライトよりもアセトアルデヒド除去性能を向上させることができる。
図4は、横軸を時間、縦軸をアセトアルデヒド濃度としたアセトアルデヒドの除去性能を示すグラフである。アセトアルデヒドの除去性能を調べるにあたり、まず、蛍光管を用いたブラックライトを用いたもの(以下、比較例1)と、LED素子43を用いた発光装置4の実装基板42をアルミニウムベースとしたもの(以下、実施例A)とを比較した。尚、比較例1と実施例Aにおいては、ファンとしてプロペラファンを用いた。データを取得するにあたり、開始から30分で紫外線照射を開始し、開始から210分で紫外線照射を終了した。図4に示すように、実施例Aは、比較例1と比べて、紫外線照射中のアセトアルデヒド濃度が低下した。これにより、LED素子43を高集積高出力構造とすることによって、アセトアルデヒド除去性能が向上したことが理解される。
次いで、実施例Aと、実装基板42を銅ベースとしたもの(以下、実施例B)と、を比較した。尚、実施例Bにおいても、ファンとしてプロペラファンを用いた。図4に示すように、実施例Bは、実施例Aと比べて、紫外線照射中のアセトアルデヒド濃度が低下した。これにより、発光装置4の実装基板42を銅ベース基板とすることにより、アセトアルデヒド除去性能がさらに向上したことが理解される。
次いで、実施例Bと、ファン5をシロッコファンとしたもの(以下、実施例C)と、を比較した。尚、実施例Cにおいても、実装基板42として銅ベースのものを用いた。図4に示すように、実施例Cは、実施例Bと比べて、紫外線照射中のアセトアルデヒド濃度が低下した。これにより、空気浄化装置1のファン5をシロッコファンとすることにより、アセトアルデヒド除去性能がさらに向上したことが理解される。
次いで、実施例Cと、図5に示すように発光装置4の筐体41を外し、電源基板44を空気中に開放したもの(以下、実施例D)と、を比較した。尚、実施例Dにおいても、実装基板42として銅ベースのものを用い、ファン5をシロッコファンとしたものを用いた。図4に示すように、実施例Dは、実施例Cと比べて、紫外線照射中のアセトアルデヒド濃度が低下した。これにより、発光装置4の筐体41を設けないこと(電源基板44を露出させること)により、アセトアルデヒド除去性能がさらに向上したことが理解される。
図6は、横軸を順方向電流(mA)、縦軸をLED光出力(mW)としたLED素子の動作性能を示すグラフである。
図6に示すように、実施例A、実施例B、実施例C、実施例Dの順に、LED素子43の光出力が向上することが理解される。これはLEDの放熱を向上させたことによる。すなわち、発光装置4の実装基板42を銅ベース基板とするとアルミニウムベース基板の場合よりもLED素子43の光出力が向上し、空気浄化装置1のファン5をシロッコファンとするとプロペラファンの場合よりもLED素子43の光出力が向上し、発光装置4の筐体41を設けないと設けた場合よりもLED素子43の光出力が向上する。
尚、前記実施形態においては、405nmをピーク波長とするLED素子43を用いたものを示したが、ピーク波長はこれに限定されず例えば365nmとすることもできる。
また、前記実施形態においては、酸化チタンの粒子をコーティングしたセラミックフォーム3を用いたものを示したが、酸化チタンを含んでいればセラミックフォーム3の代わりにプラスチック材料や水等の液体を用いることもできる。
図7は本発明の第2の実施形態を示す空気浄化装置の模式断面説明図である。
図7に示すように、この空気浄化装置101は、直方体状の筐体102と、筐体102内に配置され酸化チタン(TiO)がコーティングされたセラミックフォーム群103と、筐体102内に配置されセラミックフォーム群103に対して紫外光を照射する発光装置4と、筐体102内の空気を流通させるファン105と、筐体102内に配置された活性炭フィルター109と、を有している。
筐体102は、例えばアルミニウムからなり、吸気口102aと排気口(図示せず)とを有している。本実施形態においては、吸気口102aは所定の側面に、排気口は他の側面に設けられる。排気口近傍には、空気の塵埃を除去するための図示しないフィルターが設けられる。筐体102内には吸気口102a側から水平方向に、発光装置4、セラミックフォーム群103、活性炭フィルター109、ファン105の順に並べられる。本実施形態においては、ファン105はシロッコファンであり、ファンの軸方向に流れてきた空気を吸入して、径方向へ吐出する。尚、発光装置4は第1の実施形態と同様の構成であるので、ここでは詳述しない。
また、吸気口102aと排気口は、それぞれ抗菌材料からなる防虫ネット7でそれぞれ覆われている。これにより、発光装置4の光に誘因されて筐体102内へ虫が侵入することはない。
光触媒部材としてのセラミックフォーム群103は、所定厚さの第1セラミックフォーム103a、第2セラミックフォーム103b及び第3セラミックフォーム103cが重ねられて構成される。各セラミックフォーム103a,103b,103cは、例えばアルミナからなり、内部が三次元網目構造となっている。本実施形態においては、各セラミックフォーム103a,103b,103cは、それぞれ厚さが10mm〜15mmである。各セラミックフォーム103a,103b,103cの両面には凹凸が形成され、これにより表面積の増大が図られている。各セラミックフォーム103a,103b,103cの表面には、光触媒としての酸化チタンの粒子がコーティングされている。酸化チタンは410nm以下の波長の光で励起可能であり、励起状態となる付近の空気を浄化する。尚、光触媒部材としてセラミックの代わりにポリエステル等のプラスチックを使用してもよい。
活性炭フィルター109は、大部分の炭素の他、酸素、水素、カルシウム等を含む多孔質の物質からなり、その微細な穴に多くの物質を吸着させる。表面が非極性の性質を持つため、細孔より小さな粒状の有機物を選択的に吸着し、脱臭作用を得ることができる。本実施形態においては、活性炭フィルター109の厚さは5mm〜30mmである。
以上のように構成された空気浄化装置101では、発光装置4からセラミックフォーム群103に対して紫外光を照射した状態でファン105を作動させることにより、吸気口102aから取り込まれた空気をセラミックフォーム群103で浄化して排気口から排出することができる。本実施形態においては、セラミックフォーム群103に加えて、活性炭フィルター109によっても空気が浄化されるため、アセトアルデヒド除去性能が飛躍的に向上させることができる。
また、本実施形態においては、複数のセラミックフォーム103a,103b,103cを重ね、さらに各セラミックフォーム103a,103b,103cの両面に凹凸を形成して表面積の増大が図ったので、セラミックフォーム群103における浄化作用を向上させることができる。
また、本実施形態においては、活性炭フィルター109をセラミックフォーム群103よりも、空気の流通方向について下流側に配置したので、活性炭フィルター109へ進入する空気を各セラミックフォーム103a,103b,103cで予め浄化させておくことができる。従って、活性炭フィルター109の劣化を抑制して、活性炭フィルター109の浄化性能を長期間にわたって維持することができる。また、発光装置4から照射される励起光が各セラミックフォーム103a,103b,103cで遮られ、活性炭フィルター109へ直接的に入射することはないので、これによっても活性炭フィルター109の劣化を抑制することができる。
図8及び図9は、横軸を時間、縦軸をアセトアルデヒド濃度としたアセトアルデヒドの除去性能を示すグラフである。アセトアルデヒドの除去性能を調べるにあたり、第1仕様の活性炭フィルターのみを用いたもの(以下、比較例2)と、第2仕様の活性炭フィルターのみを用いたもの(以下、比較例3)と、セラミックフォーム群のみを用いたもの(以下、実施例E)と、第1仕様の活性炭フィルターを追加したセラミックフォーム群を用いたもの(以下、実施例F)を比較した。尚、比較例2、比較例3、実施例E及び実施例Fにおいては、ファンとしてシロッコファンを用いた。また、実施例E及び実施例Fにおいては、LED素子を用いた発光装置の実装基板をアルミニウムベースとした。データを取得するにあたり、実施例E及び実施例Fでは、開始直後から紫外線照射を開始した。図8に示すように、活性炭フィルターのみで浄化を行う比較例2及び比較例3では、一定時間を経過すると、アセトアルデヒドの濃度が変化しなくなる。これに対し、セラミックフォーム群のみで浄化を行う実施例Eでは、一定時間経過後もアセトアルデヒドの濃度が減少する。そして、図9に示すように、活性炭フィルターを追加したセラミックフォーム群で浄化を行う実施例Fでは、比較例2,比較例3及び実施例Eと比べ、開始直後からアセトアルデヒドの濃度を急激に減少させることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組み合わせの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
以上のように、本発明の空気浄化装置は、アセトアルデヒドの除去性能を向上させることができ産業上有用である。
1 空気浄化装置
2 筐体
3 セラミックフォーム
4 発光装置
5 ファン
42 実装基板
43 LED素子
101 空気浄化装置
102 筐体
103 セラミックフォーム群
103a 第1セラミックフォーム
103b 第2セラミックフォーム
103c 第3セラミックフォーム
105 ファン
109 活性炭フィルター

Claims (2)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置され、酸化チタンを含む光触媒部材と、
    前記筐体内に配置され、前記光触媒部材に対して紫外光を照射し、複数のLED素子を含む発光部と、
    前記筐体内に配置された活性炭部材と、
    前記筐体内の空気を流通させるファンと、を含む空気浄化装置。
  2. 前記活性炭部材は、前記光触媒部材よりも、空気の流通方向について下流側に配置される請求項1に記載の空気浄化装置。
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