JP2004135851A - 光触媒装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光触媒層の触媒反応表面積が大きく、活性紫外線が光触媒層の深部にまで到達できるとともに未分解の汚染物質を蔓延させることのない光触媒装置を提供する。
【解決手段】シリカゲルビーズ固着層101Aは、空間を隔ててLEDチップ105Dを包囲するように設けられており、紫外線によって励起されるとともに空気中の汚染物質を吸着し、光触媒の光分解反応に基づいて汚染物質を分解する。シリカゲルビーズ固着層101Aを通過して空間104に流入した空気Wは再度シリカゲルビーズ固着層101Aを通過して光触媒装置の外に流出する。これにより、紫外線照射時に影ができにくくなり、光触媒の光分解反応が促進されて汚染物質を効果的に分解するので、空気浄化性が向上する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光触媒装置に関し、特に、有害汚染物質の除去効率に優れ、空気等の浄化に有用な光触媒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−8361号公報(第1図、第2図)
【特許文献2】
特開平10−235202号公報
【特許文献3】
特開2000−202015号公報
【0004】
特許文献1では、発光ダイオードとして、LEDチップを封止する透明な合成樹脂からなるモールドレンズの表面に二酸化チタンからなる光触媒を担持させた構成と、モールドレンズの表面に一体に被覆されたキャップに光触媒を担持させた構成が示されている。
【0005】
特許文献2では、面状配設された複数の導光体の入光面方向が互いに異なるように複数段積み重なって構成されている導光構造体を有し、この導光構造体の表面に光触媒を設けた光触媒体および空気清浄装置構成が示されている。
【0006】
特許文献3では、ファンにより空気清浄装置に空気を送り込み、その風力で、容器内に脱臭粒子を攪拌するとともに光源からの紫外線領域に移動させて光触媒により脱臭する光触媒を用いた空気清浄装置及び方法が示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、光触媒を用いた従来の空気浄化においては、汚染物質を吸着させる光触媒領域の表面積と、吸着した汚染物質を光触媒で分解するのに必要な励起光の照射量とが必須であるため、光触媒領域の表面積が確保されても励起光の照射量が不足している場合、又は励起光の照射量が充分でも光触媒領域の表面積が確保できない場合には充分な空気浄化性が得られず、汚染物質を攪拌蔓延させる恐れがある。
【0008】
従って、本発明の目的は、光触媒層の触媒反応表面積が大きく、活性紫外線が光触媒層の深部にまで到達できるとともに未分解の汚染物質を蔓延させることのない光触媒装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達するため、活性輻射線を放射する光源と、
前記活性輻射線によって活性化される光触媒を保持して前記光源を包囲するように設けられる光触媒部とを有することを特徴とする光触媒装置を提供する。
【0010】
特に、本発明の光触媒装置は、円弧又は球面から成る微孔質層に光源から活性輻射線を放射状に照射するとき、上記目的が効果的に達成される。
【0011】
微孔質層が規則的な方向、すなわち厚さ方向に選択的に形成された微孔を有する場合は特にその効果が大きい。しかし、微孔質層は微孔が厚さ方向において若干不規則な方向に形成されたものであっても、上記目的を達することができる。後者の場合、透明(見かけは半透明)な多孔質性樹脂層の微孔に光触媒を担持させ、多孔質性樹脂層の光源に臨む面(内面)を、粗面又は凹凸面にすることが好ましい。
【0012】
アルミニウムを電解酸化したアルマイトは、厚さ方向に選択的に形成された微孔を有し、本発明において光触媒を担持する微孔質層を構成するのに好適である。アルマイト層は、適当な基体(モールド用のシリコン樹脂、シクロオレフィン樹脂、石英ガラスなど)にアルミニウムを蒸着し(厚さ20から100nm)、それを電解酸化して形成することができる。アルミニウム蒸着層の電解酸化により得られたアルマイト層には、微細な孔(直径1から200nm)が主として層に垂直(厚さ方向)に形成される(深さ10から150nm)。微孔は層を貫通していることが好ましい(蒸着層の厚さに応じ、深さ20nm以上)。この微孔に二酸化チタン等の光触媒を担持させる。それには種々の方法が知られるが、有機チタン化合物の溶液を浸透させ、分解、酸化する方法等がある。
【0013】
光触媒を活性化する活性輻射線の典型的な例は紫外線であり、光触媒の典型は二酸化チタンである。光触媒として二酸化チタンを用いる場合、活性輻射線として、波長360から400nmの紫外線が最も効果的である。
【0014】
光源の典型例は、発光ダイオード(LED)である。LED素子はLEDチップと樹脂モールドから成ってもよく、樹脂モールドの外面を球面に形成し、その上に微孔質層を設けても良い。
【0015】
微孔に光触媒を担持する透明な多孔質層は、例えば、シリカゲル層である。厚さは、例えば、1から3mmである。内面(光源に臨む面)を粗面又は凹凸面にするには、例えば、球状のシリカゲル層を型で形成する際に、内面に接する型の表面をサンドブラスト等で粗面加工しておけば良い。
【0016】
微孔質層は、活性輻射線を透過する支持体を有しても良い。外面を球面に形成した、LED素子の樹脂モールドを、支持体として利用してもよく、また、樹脂モールドの外面に密着できる透明なカバー(キャップ)を支持体として用いても良い。透明カバーは紫外線透過性の高い材料、例えば、石英ガラスから成ることが好ましい。透明カバーは、樹脂モールドの球状の外面に密着できる内径をもつ球状(中空)とし、紫外線透過性を維持するため、両者を接着せずに、両者の密着部分の周囲に設けた係止具で透明カバーを樹脂モールドに固定するのが好都合である。このようにすれば、透明カバーの表面が汚れた場合、取り外して洗うことが容易である。
【0017】
支持体は、光源から遠い面に微孔質層を有しても良いが、近い面に有しても良い。光源に近い面に微孔質層を有する場合は、光源が浄化対象に接する可能性があり、光源の汚染を招く恐れがあるので、その観点からは光源から遠い面に微孔質層を有することが好ましい。
【0018】
光源は、微孔質層又はそれを支持する基体の球面の法線の交点、すなわち中心に位置することが好ましいが、球面の中心より基体に若干近い位置又は若干遠い位置、あるいは半径から若干ずれた位置にあっても良い。
【0019】
本発明の光触媒装置において、光源と微孔質層の間に、光ファイバー、光ガイド等の活性輻射線を導く導光部が介在しても良い。また、本発明の光触媒装置と、別に設けた付加的な光触媒との間に導光体を介在させても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光触媒装置を示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図である。この光触媒装置100は、透光性を有する球状のシリカゲルビーズ101によって構成される断面台形状でドーム型のシリカゲルビーズ固着層101Aと、活性輻射線としての紫外線を放射するLED装置105を有する光源部102と、光源部102を搭載する基板部103によって構成されている。
【0021】
シリカゲルビーズ固着層101Aは、光触媒としての二酸化チタンを練り込まれたシリカゲルビーズ101によって形成されており、隣接するシリカゲルビーズ101との間に空気Wを通過させる隙間が形成されるように透明性を有する接着剤で固着されている。また、シリカゲルビーズ固着層101Aの内部にはLED装置105との間に空間104が形成されている。
【0022】
光源部102は、LED装置105から放射された光をシリカゲルビーズ固着層101Aに導くように反射する反射板102Aを有する。
【0023】
基板部103は、機械的強度および耐紫外線性を有する材料によって形成されており、LED装置105に電力を供給するための回路パターン103Aおよび103Bを表面に有する。また、光源部102をはんだ接合部106によって一体的に固定している。
【0024】
LED装置105は、Agペースト105Aによって回路パターン103Aに電気的に接続されるシリコン基板105Bと、Auバンプ105Cによってシリコン基板105B上にフリップチップ接合されるLEDチップ105Dと、回路パターン103Bとシリコン基板105Bとを電気的に接続するボンディングワイヤ105Eと、LEDチップ105Dを半球状に封止する透光性を有したシリコン樹脂105Fからなる。
【0025】
このような光触媒装置100を空気浄化する場所に設置し、回路パターン103Aおよび103Bに電圧を印加すると、LEDチップ105Dが発光し、活性輻射線として250nmから380nmの波長領域の紫外線を照射する。このとき、光触媒装置100に向けて浄化する空気Wを送り込むか、空気Wの流れのある場所に設置することが好ましい。
【0026】
シリカゲルビーズ固着層101Aは、紫外線によって励起されるとともに空気中の汚染物質を吸着し、光触媒の光分解反応に基づいて汚染物質を分解する。シリカゲルビーズ固着層101Aを通過して空間104に流入した空気Wは再度シリカゲルビーズ固着層101Aを通過して光触媒装置の外に流出する。
【0027】
上記した第1の実施の形態によれば、シリカゲルビーズ固着層101Aは、空気Wが空間104に流入するときだけでなく、光触媒装置の外に流出するときに汚染物質を吸着できることから、汚染物質の優れた吸着性が得られる。また、シリカゲルビーズ固着層101Aが空間を隔ててLEDチップ105Dを包囲するように設けられているので、紫外線照射時に影ができにくくなり、光触媒の光分解反応が促進されて汚染物質を効果的に分解するので、空気浄化性が向上する。
【0028】
なお、シリカゲルビーズ固着層101Aの形状については、LEDチップ105Dから放射される紫外線による影の生じにくい形状であれば台形状以外の他の形状であってもよく、例えば、半球状であってもよい。
【0029】
また、光源についても上記した点光源に限定されず、ブラックライト等の線光源であってもよい。また、線光源についても直線状のものの他に環状のものであってもよい。
【0030】
図2は、第2の実施の形態に係る光触媒装置100Aを一部分解して示し、この光触媒装置100Aは、第1の実施の形態で説明したシリカゲルビーズ固着層101Aの幅を拡大したシリカゲルビーズ固着層101Bを有し、シリカゲルビーズ固着層101Bの頂上部が面接触するように一対の光触媒装置100Aを反転状に固定した光触媒モジュールとしている。
【0031】
このような光触媒モジュールは、拡大された幅を有する部分を空気Wの通過方向に対し直交する方向に配置することが好ましい。同図においては上方の光触媒装置100Aを分解して示しているが、下方の光触媒装置100Aについても同様に構成されている。その他、第1の実施の形態と同一の部分については共通する引用数字を付しているので重複する説明を省略する。
【0032】
光触媒装置100Aは、シリカゲルビーズ固着層101Bの幅方向に複数(図2においては4つ)の光源部102を配置して構成されており、光源部102との間にはスペーサ107が設けられて基板部103からの光漏れを防止している。スペーサ107の寸法は、隣接する光源部102との間のシリカゲルビーズ固着層101Bの照射光量の低下や影が生じないサイズに設定される。
【0033】
上記した第2の実施の形態によれば、シリカゲルビーズ固着層101Bを幅方向に拡大したことによって汚染物質の吸着性が向上し、第1の実施の形態の効果に加えてより空気浄化性の向上した光触媒装置を提供できる。なお、同図においては4つの光源部102を配置した構成を説明したが、例えば、反射板102Aを幅方向に拡大し、その内部に複数のLEDチップ105Dを設けて紫外線を放射させるようにしてもよい。
【0034】
図3は、シリカゲルビーズ固着層101Bの配置を示し、(a)は、第2の実施の形態で説明した光触媒モジュールを高さ方法(同図における垂直方向)に積層したものであり、(b)は、積層した光触媒モジュールを空気Wの通過方向に複数列で配置したものである。このように光触媒モジュールを必要とされる数量で配置することで、汚染物質の濃度に応じた空気浄化性を得ることができる。
【0035】
図4は、第3の実施の形態に係る光触媒装置110を示し、(a)は斜視図、(b)は正面方向から見た部分拡大図である。この光触媒装置110は、本体110Aの内部に収容される光源部102と、光源部102を覆う三角形状のドーム部111と、複数のドーム部111との間に形成される空間に充填されたシリカゲルビーズ101と、本体110Aの側面に設けられて空気Wの通気性を付与する網状部材110Bと、本体110Aの内部を分割する仕切板110Cによって構成されている。なお、第1の実施の形態と共通する部分については同一の引用数字を付しているので重複する説明を省略する。
【0036】
ドーム部111は、光透過性を有する樹脂材料又はガラス材料によって形成されており、内部に光源部102を収容している。光源部102は、ドーム部111の外側に充填されているシリカゲルビーズ101に対して広範囲に光が照射されるように空間104を有して配置されている。
【0037】
このような光触媒装置110を空気浄化する場所に設置し、図示しない回路パターン103Aおよび103Bに電圧を印加すると、LEDチップ105Dが発光し、活性輻射線として250nmから380nmの波長領域の紫外線を照射する。シリカゲルビーズ101は紫外線によって励起される。光触媒装置110の一方の網状部材110B側から空気Wを送り込むと、図4(b)に示すようにシリカゲルビーズ101の充填部を通過して他方の網状部材110B側から排気される。このとき、シリカゲルビーズ101は空気Wに含まれる汚染物質を吸着するとともに光分解反応に基づいて汚染物質を分解する。
【0038】
上記した第3の実施の形態によれば、光源部102を収容したドーム部111を空気Wが通過することのできる本体110A内に配置し、隣接するドーム部111との空隙にシリカゲルビーズ101を充填することで必要な空気浄化性に応じた長さの空気Wの通路を形成できる。光源部102は、空間104を介してドーム部111の外部に紫外線を放射することにより、通路に充填されたシリカゲルビーズ101に広範囲に光が放射される。このことによりシリカゲルビーズ101に吸着された汚染物質が効率良く光分解される。なお、図4においては点光源である光源部102を配置した構成を説明したが、例えば、ブラックライト等の蛍光灯のような線光源を用いてもよい。
【0039】
図5は、第4の実施の形態に係る光触媒装置の全体図を示す。この光触媒装置は、LED素子3と、LED素子3のキャップ2から成り、キャップ2の外面には光触媒を担持した微孔質層1が一体に設けられている。LED素子3は、リードフレーム3cを介して電源4に接続されている。
【0040】
キャップ2は、紫外線透過性の高い環状オレフィン樹脂(COP)より成り、外面、内面ともに球面である。キャップ2の内面は樹脂モールド3bの外面に密着できる半径を有する。内面の縁の部分には凹部5が、樹脂モールド3bには凸部6が設けられ、キャップ2は樹脂モールド3bの外面に密着する位置で、凸部6が凹部5に弾性的にはまり込み、固定される。キャップ2の外面には微孔質層1が形成されている。
【0041】
LED素子3は、LEDチップ3a、樹脂モールド3b、リードフレーム3cを具える。LEDチップ3aは、波長360から400nmの紫外線を放射し、キャップ2の球面のほぼ中心に位置する。樹脂モールド3bは、波長360から400nmの紫外線を透過するシリコン樹脂より成り、外面は球面である。
【0042】
図6は、微孔質層1の断面を部分的に拡大して示す。
微孔質層1は、アルマイト1aと、その複数の微孔1Aの内面に担持された光触媒1bから成る。微孔1Aは、キャップ2の外面に蒸着されたアルミニウム層を電解酸化することにより、主としてアルマイト1aの層に垂直(厚さ方向)に形成される。光触媒1bは二酸化チタンである。
【0043】
図7は、LEDチップ3aから放射された紫外線が微孔質層1を通過する状態を示す。微孔1Aは、主に層に垂直な方向に貫通しているので、LEDチップ3aから発した紫外線Rは、球面の半径方向に進み、微孔1Aを通過することができ、その際に光触媒1bを活性化する。
【0044】
微孔質層1の外側に浄化すべき空気等を流すと、汚染物質分子が微孔質層1の微孔1Aに奥まで入りこみ、光触媒1bに吸着される。LEDチップ3aからの紫外線は、図3に示したように、微孔質層1の微孔1Aを内側から外側に向かって光触媒1bを活性化しつつ通過する。そのことにより、光触媒1bは吸着した汚染物質分子を効率良く光分解する。
【0045】
図8は、上記した光触媒装置を複数個配列して構成した空気清浄ユニットを示す。図1に示したものと同じLED素子3を、図8(a)に示すように架台12の上に3列5段に配列した光触媒ユニット13を、図8(b)に示すように1対向かい合わせに配置する。
【0046】
1対の光触媒ユニット13の間に、図示しない送風手段により、浄化すべき空気を通すことにより脱臭、滅菌等の浄化を行なう。この構成によれば、架台12の間にLED素子3が向かい合わせに配置されているので、肉眼に有害な紫外線の外部への洩れを小にすることができる。
【0047】
図9は、上記した光触媒装置を複数個配列して構成した空気清浄ユニットの他の形態を示す。図9(a)に示すように、LED素子3を架台14の上に3列に千鳥に配列して光触媒ユニット15を構成し、図9(b)に示すように1対向かい合わせに配置してある。この構成によれば、図8に示す構成の効果に加えて汚染物質分子の吸着性が向上するので、浄化性がより向上する。
【0048】
上記した構成によれば、微孔質層1の触媒反応表面積が大きく、活性紫外線が微孔質層1の深部にまで到達し、光分解浄化作用を高い効率で行なうことができる。すなわち、光触媒1bは微孔質層1の厚さ方向に延びた多数の微孔1Aに担持されているので、微孔質層1が浄化すべき空気等に接すると、空気等は微孔1Aに沿って奥まで入りこむことができ、汚染物質分子は、微孔質層1の表面付近だけでなく、厚さ方向に延びる微孔1A内の光触媒に吸着される。
【0049】
微孔質層1は、アルミニウムの電解酸化等により主として厚さ方向に形成された微孔1Aに、光触媒1bが薄い膜状に担持された構成を有し、かつ紫外線等の活性輻射線源は、微孔質層1のなす球面の中心付近に位置するので、LED素子3から発した紫外線はこの球面の半径方向に進み、微孔質層1の微小アルマイト部は透明になるので微孔1Aを容易に通過することができ、担持された光触媒1bを厚さ方向全般にわたり活性化する。
【0050】
図10は、本発明の第5の実施の形態に係る光触媒装置を示す。微孔質層21以外は、図5に示した光触媒装置と同じであるので、重複する説明を省略する。但し、微孔質層21はキャップ2に別体として密接、固定されている。
【0051】
図11は、微孔質層21の断面の細部を示す。微孔質層21は、多孔質シリカゲル層21aの微孔1Aに光触媒21bを担持しており、微孔1Aの方向は不規則である。多孔質シリカゲル層21aは、キャップ2に接する内面が粗面化され、細かい凹凸を有している。粗面化は、シリカゲルを型で球状に形成する際に、内面に接する型の表面をサンドブラスト加工することにより行う。
【0052】
図12は、LEDチップ3aから発した紫外線が微孔質層21を通過する状態を示す。LEDチップ3aから発した紫外線Rはキャップ2を経て、粗面化された多孔質シリカゲル層21aの内面に到達し、ここで拡散され、拡散光として多孔質シリカゲル層21aの内部に伝播する。
【0053】
多孔質シリカゲル層21aの内面を粗面化しない場合には、内面から入射した紫外線は直進する成分が多くを占めるので、微孔質層21の深部に到達しにくいが、多孔質シリカゲル層21aの内面を粗面化すると、内面から入射した紫外線は拡散されるため、微孔質層21の深部に到達できるようになり、そのことによって21bの活性化が促進される。
【0054】
なお、上記した光触媒装置は、第4の実施の形態の光触媒装置と同様、複数個配列して、図8又は図9に示したような空気清浄ユニットを構成することができる。
【0055】
図13は、本発明の第6の実施の形態として、図9の空気清浄ユニットを利用したエアコンディショナを示し、(a)はエアコンディショナの正面、(b)は側面を示す。エアコンディショナ本体31の上部に設けられる空気吸込部の前に、固定具33により複数の空気清浄ユニット32を取り付け、循環する気流Fが1対の光触媒ユニット15の間をそれぞれ通り抜けるようにしている。なお、光触媒ユニットは、図8に示した光触媒装置を利用したものでも良い。
【0056】
上記した構成によれば、空気中の汚染物質分子を光触媒ユニット15で効率良く吸着して分解できるので、エアコンディショナ内部のカビの発生を抑えることができる。また、カビの発生に伴う匂いの発生も防ぐことができる。
【0057】
図14は、本発明の第7の実施の形態として、図9の空気清浄ユニットを脱臭に利用した家庭用冷蔵庫を示す。冷蔵庫40は、冷蔵室41、冷凍室42、野菜室43、扉44から成り、図9に示した構造の空気清浄ユニット45を冷蔵室41に具える。空気清浄ユニット45は、光触媒ユニット15が図の前後に向かい合って配置されており、庫内の気流は空気清浄ユニット45の光触媒ユニットの間を通って、脱臭される。
【0058】
上記した構成によれば、庫内を循環する冷気に含まれる匂い成分を光触媒ユニット15で吸着して脱臭できるので、食材の匂いが他の食材に移ることを防ぐことができる。
【0059】
図15は、本発明の第8の実施の形態の空気清浄ユニットを示し、(a)は空気清浄ユニットの平面図、(b)は同図のA−Aにおける断面図である。光触媒ユニット51は、図8に示した光触媒ユニット15と同じ構造をもち、シクロオレフィン樹脂から成る導光カバー52で覆われている。この導光カバー52は、単位のLED素子3に対応する位置にそれぞれ円錐台状の導光柱53を具える。導光柱53の間の空間には、シリカゲルビーズに二酸化チタンを担持させた光触媒ビーズ54を充填し、ステンレス鋼線の網55で覆っている。図15では網55を図示省略し、光触媒ビーズ54についてもその一部について図示している。
【0060】
LED素子3から放射された紫外線は、導光柱53の中を全反射により先端に向かって伝達されるとともに、導光柱53の外へ洩れ出て、光触媒ビーズ54を活性化する。
【0061】
上記した構成によれば、導光柱53を介して紫外線を照射される光触媒ビーズ54によって汚染物質分子の吸着および分解を行うので、匂い成分等の除去性が向上する。
【0062】
図16は、本発明の第9の実施の形態の空気清浄ユニットの他の例を示し、(a)は空気清浄ユニットの平面図、(b)は立面図、(c)は同図のB−Bにおける断面図である。この空気清浄ユニットは、図9の光触媒ユニット15と同様の構造をもつ1対の光触媒ユニット61,62に、導光カバー52の代わりに漏光型光ファイバー63を組合せたものである。漏光型光ファイバー63の回りの空間には、シリカゲルビーズに二酸化チタンを担持させた光触媒ビーズ54を充填し、それらの側面をステンレス鋼線の網65で覆っている。
【0063】
LED素子3から放射された紫外線は、漏光型光ファイバー63の中を全反射により伝達される。光触媒ビーズ54は、漏光型光ファイバー63から紫外線を照射されることにより活性化する。従って、光触媒を担持した微孔質層1と光触媒ビーズ54の両者が浄化に寄与することにより、浄化効果が高められる。
【0064】
上記した構成によれば、漏光型光ファイバー63の周囲を埋めるように光触媒ビーズ54を充填できるので、匂い成分等の除去性を確保しながらコンパクトな形状とすることができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の光触媒装置によると、光源を包囲するように設けて光触媒を活性輻射線により活性化するようにしたため、光触媒層の触媒反応表面積が大きく、活性紫外線が光触媒層の深部にまで到達できるとともに未分解の汚染物質を蔓延させることのないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る光触媒装置を示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図
【図2】第2の実施の形態に係る光触媒装置を一部分解した斜視図
【図3】第2の実施の形態に係る光触媒装置の組み合わせを示す全体図
【図4】第3の実施の形態に係る光触媒装置を示し、(a)は斜視図、(b)は正面方向から見た部分拡大図
【図5】第4の実施の形態に係る光触媒装置の全体図
【図6】第4の実施の形態に係る微孔質層の断面拡大図
【図7】第4の実施の形態において、LEDチップから放射された紫外線が微孔質層を通過する状態を示す動作説明図
【図8】光触媒装置を複数個配列して構成した空気清浄ユニットを示し、(a)は平面図、(b)は側面図
【図9】光触媒装置を複数個配列して構成した他の空気清浄ユニットを示し、(a)は平面図、(b)は側面図
【図10】第5の実施の形態に係る光触媒装置の全体図
【図11】第5の実施の形態に係る微孔質層の断面拡大図
【図12】第5の実施の形態において、LEDチップから放射された紫外線が微孔質層を通過する状態を示す動作説明図
【図13】第6の実施の形態に係るエアコンディショナを示し、(a)は正面図、(b)は側面図
【図14】第7の実施の形態に係る家庭用冷蔵庫の庫内を開放した正面図
【図15】第8の実施の形態に係る空気清浄ユニットを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A部における断面面
【図16】第9の実施の形態に係る空気清浄ユニットを示し、(a)は空気清浄ユニットの平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のB−Bにおける断面図
【符号の説明】
1、微孔質層 1A、微孔 1a、アルマイト 1b、光触媒
2、キャップ 3、LED素子 3a、チップ 3b、樹脂モールド
3c、リードフレーム 4、電源 5、凹部 6、凸部 12、架台
13、光触媒ユニット 14、架台 15、光触媒ユニット 21、微孔質層
21a、多孔質シリカゲル層 21b、光触媒 31、エアコンディショナ本体
32、空気清浄ユニット 33、固定具 40、冷蔵庫 41、冷蔵室
42、冷凍室 43、野菜室 44、扉 45、空気清浄ユニット
51、光触媒ユニット 52、導光カバー 53、導光柱 54、光触媒ビーズ
55、網 61,62、光触媒ユニット 63、漏光型光ファイバー
65、網 100、光触媒装置 100A、光触媒装置
101、シリカゲルビーズ 101A、シリカゲルビーズ固着層
101B、シリカゲルビーズ固着層 102、光源部 102A、反射板
103、基板部 103A、回路パターン 103B、回路パターン
104、空間 105、LED装置 105A、Agペースト
105B、シリコン基板 105C、バンプ 105D、チップ
105E、ボンディングワイヤ 105F、シリコン樹脂
106、はんだ接合部 107、スペーサ 110、光触媒装置
110C、仕切板 110A、本体 110B、網状部材 111、ドーム部

Claims (15)

  1. 活性輻射線を放射する光源と、
    前記活性輻射線によって活性化される光触媒を保持して前記光源を包囲するように設けられる光触媒部とを有することを特徴とする光触媒装置。
  2. 前記光触媒部は、前記光源との間に空間をもって配置され、前記空間の外部との通気性を有することを特徴とする請求項1記載の光触媒装置。
  3. 前記光触媒部は、前記光触媒を表面に保持したシリカゲルビーズ固着層によって形成されることを特徴とする請求項1記載の光触媒装置。
  4. 前記シリカゲルビーズ固着層は、通気性を付与する隙間が形成されるようにシリカゲルビーズを固着して形成されていることを特徴とする請求項3記載の光触媒装置。
  5. 前記光触媒部は、断面が台形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光触媒装置。
  6. 前記光源は、前記活性輻射線を反射して前記光触媒部に照射する反射部を有することを特徴とする請求項1記載の光触媒装置。
  7. 前記光源は、前記活性輻射線を導く導光部を有することを特徴とする請求項1記載の光触媒装置。
  8. 前記光触媒部は、前記光源の光出射面に設けられることを特徴とする請求項1記載の光触媒装置。
  9. 前記光触媒部は、厚さ方向に伸びる複数の微孔に前記光触媒を保持した微孔質層であることを特徴とする請求項8記載の光触媒装置。
  10. 前記微孔質層は、アルミニウムの電解酸化により前記厚さ方向に伸びる前記複数の微孔を有するアルマイト層であることを特徴とする請求項8記載の光触媒装置。
  11. 前記微孔質層は、多孔質セラミックスを成形してなることを特徴とする請求項9記載の光触媒装置。
  12. 前記光源は、前記活性輻射線として250nmから380nmの波長領域の紫外線を照射することを特徴とする請求項1記載の光触媒装置。
  13. 前記光源は、線光源であることを特徴とする請求項1記載の光触媒装置。
  14. 前記光源は、点光源であることを特徴とする請求項1記載の光触媒装置。
  15. 前記光源は、LED装置であることを特徴とする請求項14記載の光触媒装置。
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