JP2003151343A - 空気浄化機能を有する照明装置 - Google Patents

空気浄化機能を有する照明装置

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JP2003151343A
JP2003151343A JP2001342627A JP2001342627A JP2003151343A JP 2003151343 A JP2003151343 A JP 2003151343A JP 2001342627 A JP2001342627 A JP 2001342627A JP 2001342627 A JP2001342627 A JP 2001342627A JP 2003151343 A JP2003151343 A JP 2003151343A
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JP
Japan
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ultraviolet
photocatalyst
air
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air purifying
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JP2001342627A
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Inventor
Takahiro Nose
高広 野瀬
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Sekisui Jushi Corp
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Sekisui Jushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紫外線発光体を使用し、その紫外線発光体より
放出される紫外線エネルギーを無駄にすることなく、そ
の紫外線エネルギーによって照明機能と空気浄化機能と
を発現させた空気浄化機能を有する照明装置を提供す
る。 【解決手段】紫外線発光体1を透光性を有するカバー体
2で覆い、紫外線発光体1の外面と相対向するカバー体
2の内面上に蛍光物質と光触媒とが担持された担持層2
1を形成し、前記カバー体2の担持層21と紫外線発光
体1の外面とで空間部3を形成すると共に、該空間部3
は外部と空気の出入りが可能とする。紫外線発光体1よ
り放出される紫外線エネルギーが、蛍光物質と光触媒と
が担持された担持層21に照射され、照明機能と空気浄
化機能とを発現させるので、紫外線エネルギーの無駄が
少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気浄化機能を有
する照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光触媒を利用して空気浄化機能を
具備させた照明装置としては、蛍光灯の外面に二酸化チ
タン等の光触媒を担持させたものがあった。この照明装
置は蛍光灯によって照明としての光を放出させると共
に、この放出される光に含まれる紫外線によって光触媒
を活性化させ、強い酸化力を発現させるようにしたもの
であり、この光触媒に周囲の空気が触れることにより、
周囲の空気に含まれる汚染物質はこの光触媒の強い酸化
力により酸化除去され、空気浄化がなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
如く従来の空気浄化機能を有する照明装置は蛍光灯の外
面に光触媒を担持させているので、紫外線発光体が破損
や寿命により廃棄処分する場合に、担持された光触媒も
同時に廃棄されることとなり、光触媒の無駄になってい
た。又蛍光灯から放出される光は、光源の周囲を覆うガ
ラス管の内面に塗布した蛍光体を透過した光であるた
め、放出される光に含まれる紫外線の強度は弱く、光触
媒による充分な空気浄化機能を発現させることができな
かった。
【0004】一方、空気浄化については、紫外線発光体
を照射した光触媒に空気を導入して空気浄化を行う空気
清浄機がある。しかしながら、従来の空気清浄機は、紫
外線発光体よりの紫外線エネルギーを光触媒の活性化の
みに使用しているが、光触媒の活性化は、その光触媒の
活性化効率の制限を受け、紫外線発光体より放出される
紫外線エネルギーの全てが光触媒の活性化に使用される
ものではないので、紫外線エネルギーの無駄が多かっ
た。
【0005】そこで本発明は上記の如き問題を解決し、
紫外線発光体を使用し、その紫外線発光体より放出され
る紫外線エネルギーを無駄にすることなく、その紫外線
エネルギーによって照明機能と空気浄化機能とを発現さ
せた空気浄化機能を有する照明装置を提供せんとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわち本発
明に係る空気浄化機能を有する照明装置は、紫外線発光
体が透光性を有するカバー体で覆われ、紫外線発光体の
外面と相対向するカバー体の内面上に蛍光物質と光触媒
とが担持された担持層が形成され、前記カバー体の担持
層と紫外線発光体の外面とで空間部が形成されると共
に、該空間部は外部と空気の出入りが可能となされたこ
とを特徴とするものである。
【0007】本発明によれば、紫外線発光体よりの紫外
線の照射を受けるカバー体の内面上に蛍光物質が担持さ
れているので、紫外線発光体より放出される紫外線エネ
ルギーが蛍光物質を励起させる。そして励起された蛍光
物質は可視光を発光させ、その可視光はカバー体を透過
して外部に放出される。又紫外線発光体よりの紫外線の
照射を受けるカバー体の内面上に光触媒が担持されてい
るので、紫外線発光体より放出される紫外線エネルギー
が光触媒を活性化させ、強い酸化力を発現させる。この
光触媒に、外部より導入した空間部の空気が触れること
により、この空気に含まれる汚染物質はこの光触媒の強
い酸化力により酸化除去され、空気浄化がなされる。か
ように、本発明によれば、紫外線発光体より放出される
紫外線エネルギーが照明機能と空気浄化機能とを発現さ
せることに利用され、紫外線エネルギーの無駄が少なく
なる。
【0008】本発明は、空間部内において空気浄化を行
い、浄化された空間部の空気を外部に排出させると共に
外部より汚れた空気を導入させるのであるが、この空間
部の空気の換気は、送風機等によって強制的に換気する
ようにしてもよいし、自然換気であってもよい。自然換
気の場合は、熱を発する紫外線発光体を用い、この紫外
線発光体の発する熱による対流を利用して換気するのが
好ましい。
【0009】尚、本発明において、光触媒をカバー体の
内面上に加えてカバー体の外面上にも担持させ、このカ
バー体の外面上の光触媒が太陽光や蛍光灯等の外部照明
装置によって照射されるようにしておけば、このカバー
体の外面上の光触媒によっても空気浄化を図ることがで
き、空気浄化機能を更に向上させることができる。
【0010】又、カバー体に表示を施し、空気浄化機能
と共に表示機能を具備させれば、道路標識や案内標識等
に使用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照し、具体的に説明する。すなわち図1は本
発明に係る空気浄化機能を有する照明装置の実施の一形
態を示す斜視図、図2はその断面図である。
【0012】図面において、1は紫外線発光体、2はそ
の紫外線発光体1を覆う透光性を有するカバー体であ
り、カバー体2には、前記紫外線発光体1の外面と相対
向する内面上に、蛍光物質と光触媒とが担持された担持
層21が形成され、又外面上には光触媒が担持された担
持層22が形成されている。3は、前記カバー体2の内
面上の担持層21と紫外線発光体1の外面とで形成され
た空間部3であり、該空間部3は外部と空気の出入りが
可能となされている。
【0013】紫外線発光体1は、紫外線を放出する例え
ばブラックライト等の紫外線ランプや発光ダイオード等
であり、特にその種類は限定されるものではない。又放
出する紫外線領域は、例えば短波長側の290〜320
nm領域のUV−Bであってもよいし、長波長側の32
0〜400nm領域のUV−Aであってもよく、特に限
定されず、放出される紫外線エネルギーによって蛍光物
質を励起し、又光触媒を活性化するものであればよい。
又形状も、本形態では縦長であるが、後記の図3に示さ
れるように横長であってもよいし、球状、ドーナツ状
等、特に限定されるものではない。
【0014】透光性を有するカバー体2は、励起された
蛍光物質による可視光を透過して外部に放出させるもの
であれば、その材質は特に限定されるものではなく、例
えばガラス、ポリカーボネートやアクリル樹脂等の合成
樹脂が使用される。本照明装置を道路標識や案内標識等
として使用する場合は、カバー体2に適宜表示が施され
る。
【0015】カバー体2の内面上に担持される蛍光物質
は、紫外線エネルギーによって励起され、可視光を放出
する蛍光顔料等であり、有機系であってもよいし、無機
系であってもよい。又カバー体2の内面上に担持される
光触媒としては、二酸化チタン微粒子が好適に用いられ
る。二酸化チタンはルチル型でもよいが、活性の高さか
らアナターゼ型のものが好ましく、この二酸化チタンに
波長領域が300〜400nmの紫外線を照射すること
によって活性化され、その活性化により強い酸化力が発
現されて、二酸化チタンの表面に接する空気中の汚染物
質が水の存在によって酸化され、除去される。
【0016】前記蛍光物質と光触媒とを担持させた担持
層21を形成するには、耐薬品性や耐汚染性に優れ且つ
活性化された光触媒の酸化力に対して劣化されにくいシ
リコーン系化合物等のバインダーを用いて蛍光物質と光
触媒とを含む塗料とし、これをカバー体の内面上に塗布
すればよい。又、蛍光物質を担持させた層の上に光触媒
を担持させた層を形成する等して、担持層21を複数層
にしてもよい。光触媒を担持させた担持層22を形成す
るのも同様である。
【0017】尚、カバー体2を合成樹脂から形成する場
合は、活性化された光触媒の酸化力に対して劣化しない
ように、担持層21,22とカバー体2との間にシリカ
質セラミック層等の耐酸化層を介在させておくのが好ま
しい。
【0018】空間部3は、外部の空気の出入りが可能な
ように空間部3の上部及び下部が開放されて換気口3
1,32となされ、空間部3の空気は、光触媒によって
浄化されると共に動作時に生じる紫外線発光体1の発熱
によって温められ、その浄化且つ温められた空間部3の
空気は対流によって上部の換気口21から外部に排出さ
れると共に、下部の換気口32から汚染物質を含んだ新
たな空気が空間部3に導入される。かように、本照明装
置周辺の空気は空間部3で浄化されると共に、空間部3
の空気は紫外線発光体1の発熱によって絶えず自然換気
される。
【0019】図3は、本発明に係る空気浄化機能を有す
る照明装置の実施の他の形態を示す断面図であって、横
長の紫外線発光体1がカバー体2で覆われていることか
ら、空間部3が横長に形成され、換気口31,32も横
長のスリット状に形成されている点において、前記図1
及び2の形態と相違しており、他はほぼ同様である。こ
の場合においても、空間部3の空気を紫外線発光体1の
発熱によって換気させるために、一方の換気口31が他
方の換気口32よりも上方に形成され、下方の換気口3
2より上方の換気口31に向けて、空間部3の空気が自
然換気されるようになされている。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、紫外線発光体より放出
される紫外線エネルギーが照明機能と空気浄化機能とを
発現させることに利用され、紫外線エネルギーの無駄が
少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気浄化機能を有する照明装置の
実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す形態の断面図である。
【図3】本発明に係る空気浄化機能を有する照明装置の
実施の他の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 紫外線発光体 2 カバー体 21 担持層 22 担持層 3 空間部 31 換気口 32 換気口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線発光体が透光性を有するカバー体
    で覆われ、紫外線発光体の外面と相対向するカバー体の
    内面上に蛍光物質と光触媒とが担持された担持層が形成
    され、前記カバー体の担持層と紫外線発光体の外面とで
    空間部が形成されると共に、該空間部は外部と空気の出
    入りが可能となされたことを特徴とする空気浄化機能を
    有する照明装置。
  2. 【請求項2】 カバー体の外面上に光触媒が担持された
    担持層が形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の空気浄化機能を有する照明装置。
  3. 【請求項3】 カバー体に表示が施されたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の空気浄化機能を有する照明
    装置。
JP2001342627A 2001-11-08 2001-11-08 空気浄化機能を有する照明装置 Pending JP2003151343A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007145184A1 (ja) 2006-06-13 2007-12-21 Osaka Titanium Technologies Co., Ltd. 空気浄化性に優れた照明器具
CN100386117C (zh) * 2005-12-20 2008-05-07 张国蜀 全波段紫外线空气净化器
WO2011049047A1 (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 株式会社豊振科学産業所 照明兼空気清浄器
JP2012105737A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Iina:Kk 蓄光体を備えた非常用表示サインを有するトンネル

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