JPWO2017217377A1 - 信号制御装置、交通制御システム、信号制御方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

道路交通における移動効率を向上させる技術を提供する。信号制御装置は、車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて検索された該車両の移動予定経路を示す移動予定経路情報に基づいて、移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成する制御情報生成部と、制御情報を、制御対象の信号機に送信する送信部と、を備える。

Description

本開示は、信号制御装置、交通制御システム、信号制御方法および記録媒体に関する。
交通を制御する信号機の多くは、道路の過去の統計的な交通流情報に基づいて画一的に制御されている。一部の交差点では交通管制システムが導入されている。この交通管制システムは、右折専用レーンに侵入する車両を車両感知器で検出し、右折矢印信号の表示時間を延長することで、右折車両を効果的に処理している。
また、より緻密に信号機を制御する公知技術として、特許文献1には、交差点における車両の路線毎の交通状況および停止車両数を路側カメラで認識し、交通量に応じて信号機を制御する信号機制御装置が開示されている。また、特許文献2には、老人や身体障害者などが安全に横断できるよう、カメラで特定の歩行者を識別して信号機の切り替えを制御する歩行者横断補助システムが開示されている。
特開2012−221091号公報 特開2001−101576号公報
上述した通り、信号機は、過去の統計情報に基づいて設計したタイミングで制御されることを基本としている。そして、上記特許文献1および2に関連する技術は、更に、個々の交差点ごとに車両や歩行者の存在を検知するセンサを配置し、現時刻におけるそれらの有無に応じて信号機を動的に制御することで交通システムの効率化を図っている。
しかしながら、車両や歩行者の存在を検知するセンサを設置する交差点の数はごく限られており、多くの信号機は過去の統計情報に基づいて計画したタイミングで制御されているのが実態である。それゆえ、走行中の道路に直交する道路を車両が全く走行していない場合であっても、赤信号で停車する必要があったり、交通流量に対して青信号の時間が短く車両が滞留したりするといった不具合がしばしば発生している。これにより、車両の移動時間が不必要に長くなる、燃費が悪くなる、排ガスが多くなる、といった問題はいまだ改善途上にある。
そこで、本開示は、道路交通における移動効率を向上させる技術を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る信号制御装置は、車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて検索された該車両の移動予定経路を示す移動予定経路情報に基づいて、前記移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成する制御情報生成手段と、前記制御情報を、制御対象の前記信号機に送信する送信手段と、を備える。
また、本開示の一態様に係る交通制御システムは、車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて該車両の移動予定経路を検索し、前記移動予定経路を示す移動予定経路情報を出力する車載装置と、信号制御装置と、信号機とを含み、前記信号制御装置は、前記移動予定経路情報に基づいて、前記移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成する制御情報生成手段と、前記制御情報を、制御対象の前記信号機に送信する送信手段と、を備え、前記信号機は、点灯手段と、前記制御情報に基づいて前記点灯手段の消点灯を制御する点灯制御手段とを備える。
また、本開示の一態様に係る信号制御方法は、車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて検索された該車両の移動予定経路を示す移動予定経路情報に基づいて、前記移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成し、前記制御情報を、制御対象の前記信号機に送信する。
なお、上記装置、システム、または方法を、コンピュータによって実現するコンピュータプログラム、およびそのコンピュータプログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体も、本発明の範疇に含まれる。
本開示によれば、道路交通における移動効率を向上させる技術を提供することができる。
第1の実施の形態に係る信号制御装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係る信号制御装置の動作の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る交通制御システムの構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る交通制御システムの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 信号機情報の一例を示す図である。 道路状況を説明するための図である。 現在時刻からの経過時間と車両の移動距離との関係の一例を示すダイヤグラムである。 現在時刻からの経過時間と現在位置から信号機までの距離との関係の一例を示すグラフである。 図7のダイヤグラムと図8のグラフとを重ね合わせた場合における現在時刻からの経過時間と車両の移動距離との関係の一例を示すダイヤグラムである。 図9のダイヤグラムにおいて、信号機の赤信号の点灯時間帯をずらした場合における、現在時刻からの経過時間と車両の移動距離との関係の一例を示すダイヤグラムである。 十字路交差点付近の様子の一例を示す図である。 2台の車両の夫々に関するダイヤグラムの一例を示す図である。 図12において、信号機の赤信号の点灯時間帯をずらした場合における2台の車両の夫々に関するダイヤグラムの一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る交通制御システムの動作の流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る交通制御システムの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 第3の実施の形態に係る交通制御システムの動作の流れの一例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係る交通制御システムの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 第5の実施の形態に係る交通制御システムの全体構成の一例を示す図である。 第5の実施の形態に係る交通制御システムの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 第5の実施の形態に係る交通制御システムの動作の流れの一例を示すフローチャートである。 各実施の形態を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)のハードウェア構成を例示的に説明する図である。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態に係る信号制御装置について、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る信号制御装置10の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図1に示す通り、本実施の形態に係る信号制御装置10は、制御情報生成部11と、送信部12とを備える。
制御情報生成部11は、車両の現在位置と目的地とに基づいて検索された、車両の移動予定経路を示す移動予定経路情報に基づいて、該移動予定経路上に設置された信号機の点灯を制御する制御情報を生成する。移動予定経路上に複数の信号機が設置されている場合、制御情報生成部11は、複数の信号機の夫々に対する制御情報を生成する。
この移動予定経路は、例えば、一般的なカーナビゲーションシステム等によって検索されるものである。この移動予定経路情報は、上記カーナビゲーションシステム等の車載装置から出力され、ネットワークを介して信号制御装置10に入力されるものであってもよいし、更に他の装置を経由して信号制御装置10に入力されるものであってもよい。
制御情報生成部11は、生成した制御情報を送信部12に供給する。この制御情報には、該制御情報の送信先の信号機を示す情報が関連付けられている。
送信部12は、制御情報を制御情報生成部11から受け取る。送信部12は、制御対象の信号機に該当する制御情報を送信する。つまり、送信部12は、受け取った制御情報に関連付けられた信号機を示す情報によって示される信号機宛てに、該制御情報を送信する。
図2は、本実施の形態に係る信号制御装置10の動作の流れの一例を示すフローチャートである。まず、制御情報生成部11が、各車両の現在位置と目的地とから検索された、該車両の移動予定経路を示す移動予定経路情報に基づいて、移動予定経路上に設置された1または複数の信号機の消点灯を制御する制御情報を、1または複数の信号機の夫々に対して生成する(ステップS1)。
その後、送信部12が、生成された制御情報を制御対象の信号機に送信する(ステップS2)。これにより、制御情報を受け取った信号機は、この制御信号に基づいて、自身に含まれる点灯機器の消点灯を制御することができる。
以上のように、本実施の形態に係る信号制御装置10は、制御情報生成部11が移動予定経路情報に基づいて、信号機の消点灯を制御する制御情報を生成し、送信部12が制御対象の信号機に制御情報を送信する。これにより、この制御情報を受け取った信号機は、制御情報に基づいて自身の点灯機器の消点灯を行うことができる。この制御情報は車両の現在位置と目的地とに基づいて検索された、該車両の移動予定経路を示す移動予定経路情報に基づいて生成されている。例えば、制御情報生成部11は、上記移動予定経路上に存在する信号機の夫々を、該車両が通過するタイミングで青信号にするような制御信号を信号機の夫々に対して生成する。これにより、移動予定経路情報に関連する車両は、移動時間を短縮することができる。また、上述のように移動予定経路上の信号機が全て青信号の場合、車両は信号で停車することなく目的地まで進むことができるため、該車両は燃費を向上させることができ、排気ガスを低減させることができる。
このように、本実施の形態に係る信号制御装置10によれば、道路交通における移動効率を向上させる技術を提供することができる。
<第2の実施の形態>
次に、上述した第1の実施の形態を基本とする、本開示の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図3に本実施の形態に係る交通制御システム1の構成の一例を示す。図3に示す通り、本実施の形態に係る交通制御システム1は、1以上の車載装置(110−1〜110−M(Mは自然数))と、信号制御装置100と、1以上の信号機(130−1〜130−N(Nは自然数))とを含む。なお、本実施の形態では、車載装置(110−1〜110−M)の夫々を区別しない場合、または、総称する場合には、これらを車載装置110と呼ぶ。同様に、信号機(130−1〜130−N)の夫々を区別しない場合、または、総称する場合には、これらを信号機130と呼ぶ。
車載装置110は、車両内に搭載される装置である。車載装置110は、例えば、カーナビゲーションシステムであってもよいし、スマートフォンなどの携帯端末であってもよいし、その他のコンピュータであってもよい。車載装置110は、信号制御装置100と、例えば、無線通信をおこなう。
信号制御装置100は、交通管制センター内に設けられる装置である。信号制御装置100は、車載装置110と無線通信を行うことにより、車載装置110から提供された情報を受信する。また、信号制御装置100は、信号機130と有線または無線通信を行う。信号制御装置100は、例えば、サーバなどの大型コンピュータによって実現される。
信号機130は、信号制御装置100からの情報を受信する受信機、点灯機器、および点灯機器の点灯を制御するマイクロコンピュータ等によって実現される。
次に、交通制御システム1の信号制御装置100、車載装置110、および信号機130の機能構成について説明する。図4は、本実施の形態に係る交通制御システム1の信号制御装置100、車載装置110、および信号機130の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図4に示す通り、車載装置110は、現在地測位部111、記憶部112、入力受付部113、表示部114、移動予定経路生成部115、および送信部116を備える。また、信号制御装置100は、受信部101、制御情報生成部102、送信部103、および記憶部104を備える。また、信号機130は、受信部131、点灯制御部132、および点灯部133を備える。
まず、車載装置110の各部の機能について説明する。
現在地測位部111は、例えば、全地球測位手段(Global Positioning System:GPS)を利用して、位置情報を受信し、受信した位置情報から、車載装置110を搭載した車両の現在位置の測位を行う。現在地測位部111は、一般的なカーナビゲーションシステムなどで広く用いられているものである。現在地測位部111は、測位結果である現在位置を示す情報(現在位置情報)を、移動予定経路生成部115に供給する。
記憶部112は、道路の接続関係や建築物などの所在を示した電子データである道路地図情報を格納する。記憶部112は、一般的なカーナビゲーションシステムなどで広く用いられているものである。
表示部114は、記憶部112に格納された道路地図情報等の情報を画面に表示する。表示部114は例えば、液晶ディスプレイによって実現される。入力受付部113は、ユーザ(例えば、ドライバー)からの入力操作を受け付ける。本実施の形態では、入力受付部113および表示部114は、タッチパネルとして一体に形成されているとする。入力受付部113は、例えば、車両がこれから向かう目的地の入力(目的地設定とも呼ぶ)を受け付ける。この目的地の入力は、一般的なカーナビゲーションシステムなどで広く用いられているものである。なお、身近な目的地への移動にはカーナビゲーションシステムを用いないドライバーも存在する。そのため、本実施の形態における車載装置110は、身近な目的地への移動であってもドライバーによる目的地設定が促進されるよう、ワンタッチで目的地設定できるメニューなどが表示部114に表示される機能を備えることが好ましい。これにより、後述する信号制御装置100は、多くのドライバーが入力した目的地および現在位置と該目的地とに基づいて生成された移動予定経路情報(後述)を受け取ることができるため、道路交通の効率化を実現することができる。また、入力受付部113は、例えば、音声を受け付けてもよい。この場合、入力受付部113は受け付けた音声の認識を行い、音声認識の結果をユーザからの入力操作として受け付ける。入力受付部113は、例えば、記憶部112に格納された道路地図情報または表示部114に表示された道路地図情報を用いて、受け付けた入力操作から目的地を特定し、該目的地を示す情報である目的地情報を移動予定経路生成部115に供給する。
移動予定経路生成部115は、現在地測位部111から供給された現在位置情報を受け取る。また、移動予定経路生成部115は、入力受付部113から供給された目的地情報を受け取る。移動予定経路生成部115は、記憶部112から道路地図情報を取得し、該道路地図情報と、現在位置情報と、目的地情報とに基づいて、現在位置情報によって示される現在位置から目的地情報によって示される目的地に到達するために車両が移動する経路を検索する。そして、移動予定経路生成部115は検索結果に基づいて、車両が移動する予定のルートである移動予定経路を表す移動予定経路情報を生成する。移動予定経路情報が表す移動予定経路は、道路名や通過する信号機名等を含んでいてもよい。また、移動予定経路情報には、現在位置情報および目的地情報を含んでいてもよい。この移動予定経路情報自体および移動予定経路情報の生成方法は、一般的なカーナビゲーションシステムなどで広く用いられているものである。
なお、本実施の形態では、移動予定経路生成部115は、ドライバーの好みなどをより反映した移動予定経路情報を生成することが好ましい。ドライバーの好みとは、例えば、大通り優先、抜け道優先等が挙げられる。このドライバーの好みは、例えば、通勤等の移動時や、車庫から近距離の目的地への移動時に生成した移動予定経路情報には特に優先的に反映させることが好ましい。これにより、移動予定経路生成部115は有用な移動予定経路情報を生成することができる。また、ドライバーの好みを考慮した場合、複数通りの移動予定経路が候補として挙げられる場合は、移動予定経路生成部115は、複数通りの移動予定経路の夫々を表す移動予定経路情報を生成してもよい。
移動予定経路生成部115は、生成した移動予定経路情報を現在位置情報と共に送信部116に供給する。
送信部116は、移動予定経路生成部115から移動予定経路情報と現在位置情報とを受け取る。送信部116は受け取った移動予定経路情報および現在位置情報を、信号制御装置100に送信する。
次に、信号制御装置100の各部の機能について説明する。
受信部101は、車載装置110から送信された、移動予定経路情報および現在位置情報を受信する。
記憶部104は、例えば、図5に示すような信号機情報を格納する。信号機情報は、信号機ID(Identifier)と、信号機130の設置位置と、赤信号の点灯タイミングと該赤信号の点灯時間と、関連する信号機130を示す関連信号機IDとが含まれる。なお、記憶部104に格納される信号機情報は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、信号機情報は、他の色の点灯タイミングおよび点灯時間を示す情報を含んでいてもよい。
信号機IDは、同じ点灯動作を行う1以上の信号機130をまとめたグループを識別する識別子である。比較的大きな交差点の場合、同じ点灯動作を行う信号機130が複数設置されている場合がある。このような場合、信号機IDは、同じ点灯動作を行う複数の信号機130をまとめたグループに設定されている。設置位置は、信号機IDによって特定される、1以上の信号機130が設置された位置を示す情報である。比較的大きな交差点の場合、交差点の手前と奥とに信号機130が設置されていることがあるため、設置位置には、夫々の位置を示す情報が含まれる。なお、信号機IDは、信号機を表す名前であってもよい。
関連信号機IDとは、信号機IDによって示される信号機130と対になる信号機130の信号機IDを示すものである。ここで、対になる信号機130とは、ある信号機130の動作に応じて動作する信号機であり、該ある信号機130とは異なる動作を行う信号機である。例えば、交差する道路の場合、一方の道路に設置された信号機130と対になる信号機130は、他の道路に設置された信号機を示す。なお、複数の道路が交差する交差点の場合、ある信号機130に関連する信号機130が2つ以上存在する場合がある。したがって、関連信号機IDは1つの信号機IDに対して2つ以上関連付けられていてもよい。
制御情報生成部102は、第1の実施の形態における制御情報生成部11の機能を有する。制御情報生成部102は、受信部101から供給された現在位置情報および移動予定経路情報と、記憶部104に格納された信号機情報とに基づいて、移動予定経路情報によって示される移動予定経路上に設置された信号機130の夫々の消点灯を制御する制御情報を生成する。この制御情報は、制御計画とも呼ぶ。本実施の形態では、制御情報は各信号機130の赤信号の点灯タイミングと点灯時間とを示す情報であるとするが、他の色の点灯タイミングおよび点灯時間を示す情報が含まれていてもよい。
この制御情報生成部102の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図6は道路状況を説明するための図である。図6に示す車両90は、車載装置110を搭載している。この車両90は、現在位置P1から目的地P2まで移動するとする。車両90が現在位置P1から図6において右方向(東)に2ブロック直進し、その後左折し、上方向(北)に2ブロック進み、右折し右方向(東)に直進することにより、現在位置P1から目的地P2まで移動するとする。この場合において、車両90が通過する交差点C1、交差点C2、交差点C3および交差点C4に設置された信号機を夫々、信号機130−1、信号機130−2、信号機130−3および信号機130−4とする。つまり、車両90に搭載された車載装置110から送信された移動予定経路情報が示す車両90の移動予定経路は、現在位置P1から、信号機130−1、信号機130−2、信号機130−3および信号機130−4を通過して目的地P2に到達する経路である。
このときの、経路の総距離(現在位置P1から目的地P2までの距離)をDとする。ここで、車両90が現在位置P1に位置するときの時刻を現在時刻と呼ぶ。この現在時刻からの経過時間tを横軸とし、現在位置P1からの距離dを縦軸としたダイヤグラムを図7に示す。この距離dは、現在位置P1からの車両90の移動距離となるため、移動距離dとも呼ぶ。つまり、図7は経過時間tと車両90の移動距離dとの関係の一例を示すダイヤグラムである。図7に示す通り、ダイヤグラムは、車両90が信号機130−1〜130−4のいずれでも赤信号につかまらずにスムーズに通過し、目的地P2まで到達した場合を示す。このダイヤグラムによれば、車両90が現在位置P1から目的地P2に到達するまでの、現在時刻からの経過時間tは、時間T1であることがわかる。なお、図7の例では、車速を右左折時も含め常に一定としたグラフになっているが、部分的な道路の制限速度や幅員、さらには道路区間を走行したばかりの他の車両90の速度情報などを用いて、道路毎かつ時間毎に平均速度を変更してもよい。その場合も、ダイヤグラムの傾きが部分毎にかわるだけで、信号制御装置100は、各車両90の目的地P2および信号機130までの到達時間を推定することが可能である。
制御情報生成部102は、受信部101から供給された、現在位置情報および移動予定経路情報から、経路の総距離Dを算出する。そして、制御情報生成部102は、図7に示すようなダイヤグラムを算出することにより、現在位置P1から目的地P2に到達するまでの、現在時刻からの経過時間である時間T1を算出する。なお、総距離Dを示す情報は、移動予定経路情報に含まれていてもよい。
次に、信号機130−1〜130−4の赤信号が点灯している時間帯(点灯時間帯)の一例を図8に示す。図8では図7と同様に、現在時刻からの経過時間tを横軸とし、現在位置P1からの距離dを縦軸としたグラフである。図8において、距離D1は、現在位置P1から信号機130−1までの距離を示している。同様に、距離D2は現在位置P1から信号機130−2までの距離を示し、距離D3は現在位置P1から信号機130−3までの距離を示し、距離D4は現在位置P1から信号機130−4までの距離を示している。図8では、各信号機130において、赤信号の点灯時間帯を帯状の領域で表している。この各信号機の点灯時間帯を示す情報は、記憶部104から取得した信号機情報によって表される情報である。
図7に示したダイヤグラムに、図8に示した信号機130の赤信号の点灯時間帯を重ね合わせた場合のダイヤグラムの一例を図9に示す。図9では、図7と同様に、現在時刻からの経過時間tを横軸とし、現在位置P1からの車両90の移動距離dを縦軸とする。赤信号では車両90は停車することになるため、赤信号の点灯時間帯の箇所に図7に示したダイヤグラムの線が重なると、ダイヤグラムの線は、水平な線分となる。そして、青信号になると、再びダイヤグラムの線は、斜めの線分となる。そのため、図9では車両90が3つの信号機(信号機130−1、130−2および130−4)に遭遇して停車し、目的地P2まで時間T2で到達することを示す。図9の例では、車両90が信号機130−1に到達したとき、該信号機130−1は赤信号に変わってから少しの時間が経過していることを示している。また、図9の例では、車両90が信号機130−4に到達するのは、該信号機130−4が赤信号に変化した直後(時間T3)であることを示している。
このとき、例えば、現在時刻からの経過時間である時間T3における、信号機130−4の青信号から赤信号への状態変化を、図10に示すように少し遅らせることで、車両90がこの信号機130−4に到達したとき、信号機130−4は青信号の状態となる。そのため、車両90は停車することなく、信号機130−4が設置された交差点C4を通過することができる。よって、車両90は、時間T2よりも短い時間である時間T4で、目的地P2まで到達することができる。時間T3における、信号機130−4の青信号から赤信号への状態変化を遅らせてもよいか否かは、周辺に他の車両が存在しない状況などであればよい。このような考え方により制御情報生成部102は、信号機130−4の制御情報(制御計画)を作成することができる。
このように、制御情報生成部102は、移動予定経路上に存在する(車両90が通過する)信号機130の信号機情報(具体的には、赤信号の点灯タイミングおよび点灯時間)を記憶部104から取得する。そして、制御情報生成部102は、算出したダイヤグラムと、取得した信号機情報とに基づいて、各信号機130の制御情報を生成する。
次に、上述した目的地P2や信号機130への到達時間を推定する考え方に基づいて、信号機130の制御情報の生成の考え方の一例について図面を参照しつつ説明する。
図11は、想定する十字路交差点付近の様子を描いた図である。図11では、南北に延びる道路ST1上の地点P3から車両90−1が北に向かって通行しており、東西に延びる道路ST2上の地点P4から車両90−2が東に向かって通行している様子を模式的に示している。以降、地点P3を、車両90−1の現在位置P3とも呼び、地点P4を車両90−2の現在位置P4とも呼ぶ。道路ST1および道路ST2には夫々信号機130−5および信号機130−6が設置されている。信号機130−5および信号機130−6は互いに関連する信号機であり、青信号の点灯タイミングが互いに排他的である信号機である。したがって、信号機130−5および信号機130−6の青信号の点灯時間帯は、時間方向に重なりを持たない。信号機130−5および信号機130−6の赤信号の点灯時間帯が長時間時間方向に重なりを持たないとも言える。なお、一般的に一方の信号機130が青信号から赤信号に切り替わると、他方の信号機130が赤信号から青信号に切り替わる。そのため、2つの信号機130の間では赤信号の点灯に対し時間方向に重なりを持つ時間帯があるが、本実施の形態では説明の便宜上、2つの信号機130の間で赤信号の点灯時間帯が時間方向に重なりを持たないことを前提に説明を行う。
図12は、図11に示した車両90−1および車両90−2に関するダイヤグラムの一例を示す図である。図12において、上側に示したダイヤグラムは、車両90−1に関するダイヤグラムであり、下側に示したダイヤグラムは車両90−2に関するダイヤグラムである。具体的には、図12の上側のダイヤグラムは、車両90−1が現在位置P3から距離D5まで進むまでに予想される、現在時刻からの経過時間tと、現在位置P3からの距離dとの関係の一例を示すダイヤグラムである。また、図12の下側のダイヤグラムは、車両90−2が現在位置P4から距離D6まで進むまでに予想される、現在時刻からの経過時間tと、現在位置P4からの距離dとの関係の一例を示すダイヤグラムである。
図12の上側の図における距離D7は現在位置P3から信号機130−5までの距離を示し、帯状の領域は信号機130−5の赤信号の点灯時間帯を示している。同様に、図12の下側の図における距離D8は現在位置P4から信号機130−6までの距離を示し、帯状の領域は信号機130−6の赤信号の点灯時間帯を示している。図12の上下の図を比べるとわかるとおり、信号機130−5の赤信号の点灯時間帯と、信号機130−6の赤信号の点灯時間帯とは、互いに排他的となっている。
図12において、時間T5は、車両90−2が、現在時刻から赤信号が点灯中の信号機130−6に到達するまでの時間を示し、時間T6はこの信号機130−6が青信号に変わり車両90−2が再び動き出した時間を示す。図12に示す通り、時間T6は、信号機130−5が赤信号に変わったタイミングであるとも言える。
時間T7は、車両90−1が、現在時刻から赤信号が点灯中の信号機130−5に到達するまでの時間を示す。また、時間T8は、車両90−2が現在位置P4から距離D6の地点まで到達するまでにかかる現在時刻からの時間を示す。時間T9は、信号機130−5が青信号に変わり車両90−1が再び動き出したときの現在時刻からの時間を示す。時間T9は、信号機130−6が赤信号に変わったタイミングであるとも言える。また、時間T10は、車両90−1が現在位置P3から距離D5の地点まで到達するまでにかかる現在時刻からの時間を示す。
制御情報生成部102は、車両90−1に搭載された車載装置110から移動予定経路情報を取得し、取得した移動予定経路情報によって表される移動予定経路上に存在する信号機130−5を特定する。そして、制御情報生成部102は、信号機130−5の信号機情報を記憶部104から取得し、図12の上側に示すようなダイヤグラムを生成する。同様に制御情報生成部102は、車両90−2に搭載された車載装置110から移動予定経路情報を取得し、図12の下側に示すようなダイヤグラムを生成する。なお、制御情報生成部102が車両90−1の車載装置110から移動予定経路情報を取得するタイミングと、車両90−2の車載装置110から移動予定経路情報を取得するタイミングとはほぼ同時であるとして説明を行うが、異なるタイミングであってもよい。この場合、生成したダイヤグラムに対し、時刻を合わせる処理を施せばよい。
そして、制御情報生成部102は、車両90−1および車両90−2が赤信号に遭遇しないように、または、赤信号で停車する時間が短くなるように、例えば、図13に示すように信号機130−5および信号機130−6の赤信号の点灯時間帯を調整する。図13は、図12に示した信号機130−5の赤信号の点灯時間帯および信号機130−6の赤信号の点灯時間帯を制御した後の、車両90−1および車両90−2の現在時刻からの経過時間と、現在位置からの移動位置との関係を表すグラフである。つまり、図13の上側のダイヤグラムは、図12の上側に示した車両90−1に関するダイヤグラムから、信号機130−5の消点灯を制御した後におけるダイヤグラムである。同様に、図13の下側のダイヤグラムは、図12の下側に示した車両90−2に関するダイヤグラムから信号機130−6の消点灯を制御した後におけるダイヤグラムである。
制御情報生成部102は、信号機130−6の赤信号の点灯時間帯を、例えば、時間T6から時間T8の間に変更し、信号機130−5の赤信号の点灯時間帯を時間T6より前および時間T8より後に変更する。これにより、制御情報生成部102は、図13に示すようなダイヤグラムを生成することができる。これにより、制御情報生成部102は、現在位置P3から距離D5の位置までに車両90−1が移動する際に掛かる時間が、時間T12であると推定することができる。この時間T12は、図13に示すように、時間T10よりも短い時間である。同様に、制御情報生成部102は、現在位置P4から距離D6の位置までに車両90−2が移動する際に掛かる時間が、時間T8より短い時間の時間T11であると推定することができる。
このようにして、制御情報生成部102は、車両90−1および車両90−2の停車時間が短くなるように、信号機130−5および信号機130−6の赤信号の点灯タイミングおよび点灯時間を制御する制御情報を生成する。
なお、上記考え方は車両90が2台の場合の単純な場合である。車両90の台数がさらに増えると、すべての車両90を赤信号待ちさせずに通過させることは難しい。そこで、制御情報生成部102は、信号機130の制御情報を生成する際、任意の評価指標を設定し、その評価指標を用いて算出された値(評価値)が改善するように制御情報(制御計画)を修正することにより行ってもよい。この評価指標は、例えば、すべての車両90の移動予定時間の総和をより小さくする、各車両90の平均速度の平均値を大きくする、車両90の種類によって重みづけをし、すべての車両90の重みづけ移動予定時間の総和を小さくするといったことが考えられる。
また、制御情報生成部102は、評価指標とは別に、どの車両90も5分以上赤信号で停車しないといった制約条件を付加して制御情報を生成してもよい。また制御情報生成部102は、評価指標と制約条件とを組み合わせて、制御情報を生成してもよい。なお制御情報生成部102が行う評価指標の計算は、車両1台1台の挙動をシミュレーションできる公知の交通シミュレーションシステムを用いて、仮想的に計算してもよい。
車両90の種類に応じて行われる重み付けは、例えば公共交通機関や緊急車両は大きい重みを付けるなどである。このとき、車載装置110は、自身(車載装置110)を搭載する車両を種類等の属性情報を移動予定経路情報に関連付けて送信すればよい。そして、制御情報生成部102は、受信部101が受信した移動予定経路情報に関連付けられた属性情報に基づいて、上述した評価値が向上するように制御情報を生成する。そのようにすれば、信号制御装置100は、公共交通機関や緊急車両をより優先した信号機130の制御が可能となる。さらには、緊急車両が目的地に到達するまでの時間を規定時間以下にするといった非線形な制約下で上述のような評価値を小さくするように、制御情報生成部102は制御情報を生成してもよい。
また、制御情報生成部102は、制御情報の生成の際、信号機130の赤信号の点灯タイミングおよび時間帯を仮想的に変更した場合において、評価値を計算し、もっとも良好な評価値を得ることができるケースを制御情報として決定してもよい。また、制御情報生成部102は、あらかじめdeep learning技術を用いて車両の状態(台数、移動方向など)と好ましい制御情報とを対応付けて学習しておき、現在時刻の車両の状態に対応した制御情報を取得して、現時点における制御情報としてもよい。
制御情報生成部102は、生成した制御情報を制御情報の送信先の信号機130を示す宛先情報と共に、送信部103に供給する。
送信部103は、上述した第1の実施の形態における送信部12の機能を有する。制御情報生成部102から受け取った制御情報を、該制御情報と共に受け取った宛先情報によって示される宛先である信号機130に送信する。これにより、制御情報を受け取った信号機130は、該制御情報に基づいて、点灯機器を点灯させることができる。
次に、信号機130の機能構成について説明する。
信号機130の受信部131は、信号制御装置100から送信された制御情報を受け取る。受信部131は受け取った制御情報を点灯制御部132に供給する。
点灯部133は、点灯制御部132によって制御される点灯機器によって実現される。
点灯制御部132は、受信部131から制御情報と受け取ると、受け取った制御情報に基づいて、点灯部133を制御する。具体的には、点灯制御部132は、制御情報に基づいた点灯タイミングで、制御情報に基づいた点灯時間分、点灯させる対象の色の点灯部133(例えば、赤)を点灯させるよう制御する。なお、制御情報に他の色の点灯タイミングおよび点灯時間が含まれている場合、点灯制御部132は制御情報に基づいて、他の色の点灯部133を点灯させてもよい。また、制御情報に赤信号の点灯タイミングおよび点灯時間のみが含まれている場合、点灯制御部132は、赤信号の点灯タイミングの直前の所定期間を黄信号の点灯時間とし、その前の期間で且つ赤信号が点灯していない期間を青信号の点灯時間として点灯部133を制御してもよい。
次に、図14を参照しつつ本実施の形態の動作について説明する。なお、図14に動作を示す、車載装置110、信号制御装置100および信号機130は、互いに連携はしているものの、非同期に動作しており独立性が高い動作をする。図14では、車載装置110の動作を左側に、信号制御装置100の動作を中央に、信号機130の動作を右側に示しており、各動作の間の破線の矢印は情報の流れを表している。
まず、運転者によって入力された目的地を入力受付部113が受け付ける(ステップS141)。これにより、車載装置110は、入力された場所を目的地として設定する。目的地が設定されたら、車載装置110は、以下のステップS142からステップS144を目的地に到達するまで繰り返し実行する。この実行のタイミングは、所定期間毎であってもよいし、所定の距離を移動する毎であってもよいし、その他のタイミングであってもよい。
ステップS141の後、現在地測位部111が現在位置を測位する(ステップS142)。そして、移動予定経路生成部115が、ステップS141で入力された目的地と、ステップS142で測位された現在位置と、記憶部112に格納された道路地図情報と、を用いて現在位置から目的地までの移動予定経路を示す移動予定経路情報を生成する(ステップS143)。そして、送信部116が現在位置情報および移動予定経路情報を信号制御装置100に送信する(ステップS144)。そして、車載装置110は、ステップS142からステップS144を繰り返す。
なお、2回目以降に実行されるステップS142において測位した現在位置が、ステップS143で生成された移動予定経路情報によって表される移動予定経路上である場合、移動予定経路生成部115は、移動予定経路に変更が無いと判断し、新たな移動予定経路情報を生成しなくてもよい。この場合、送信部116は、現在位置を表す現在位置情報のみを、信号制御装置100に送信してもよい。このとき、送信部116は、最初に移動予定経路情報を送信する際に、移動予定経路情報に車載装置110を搭載する車両を識別する情報(車両識別情報と呼ぶ)を関連づけて送信し、2回目以降に現在位置情報を送信する際に、該現在位置情報に車両識別情報を関連付けて送ればよい。これにより、車載装置110が信号制御装置100に送信する情報量を削減することができる。また、現在位置情報を受け取る信号制御装置100は、現在位置情報に車両識別情報が関連付けられていることにより、どの車両に関連する経路に変化が無いかを特定することができるため、後述する制御情報を生成することができる。
車載装置110から現在位置情報と共に移動予定経路情報が送信されると、信号制御装置100の受信部101は、この移動予定経路情報を現在位置情報と共に受信する(ステップS145)。制御情報生成部102は、受信部101が受信した移動予定経路情報に基づいて、移動予定経路情報によって表される移動予定経路上に設置された信号機130の夫々と、移動予定経路上に設置された信号機130の夫々に関連する信号機130とに対する制御情報を生成する(ステップS146)。そして、送信部103は制御情報を該当する信号機130に送信する(ステップS147)。そして、信号制御装置100は、車載装置110から移動予定経路情報が送信されると、再びステップS145からステップS147を行う。
なお、受信部101が現在位置情報のみを受信した場合、上述した通り該現在位置情報を送信した車両の移動予定経路に変化がないことを表す。したがって、この場合、制御情報生成部102は、現在位置情報に関連付けられた車両識別情報から、該車両識別情報と同じ車両識別情報に関連付けられた移動予定経路情報を特定する。そして、制御情報生成部102は、この特定した移動予定経路情報と、新たに受信した現在位置情報とを用いて、制御情報を生成してもよい。
信号制御装置100から制御情報が送信されると、信号機130の受信部131は、この制御情報を受信する(ステップS148)。そして、点灯制御部132は、制御情報に基づいて、点灯部133を制御する(ステップS149)。これにより、点灯部133は、点灯制御部132からの制御に基づいた色を制御情報に基づいたタイミングで制御情報に基づいた期間点灯することができる。そして、信号機130は、信号制御装置100から制御情報が送信されると、再びステップS148およびステップS149を行う。
以上のように、本実施の形態に係る交通制御システム1では、車載装置110が、車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて該車両の移動予定経路を検索し、移動予定経路を示す移動予定経路情報を出力する。そして、信号制御装置100が、移動予定経路情報に基づいて、移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成し、該制御情報を、制御対象の信号機に送信する。制御情報を受信する信号機の点灯制御部132は、この制御情報に基づいて点灯部133の消点灯を制御する。
本実施の形態によれば、例えば車両の存在を検知するセンサが設置されている交差点、およびセンサが設置されていない交差点ともに、より最適な信号機制御が可能となるため、道路交通における移動効率の向上を可能とすることができる。まず上記センサが設置されていない交差点について、その理由を説明する。車両の現在位置情報および移動予定経路情報を信号制御装置100が受信することにより、信号制御装置100が、各車両が通過する予定の信号機の通過予定時刻を算出することによって、交通量を事前に高精度に予測し、これに基づき信号機130を制御する制御情報を生成するからである。そして、信号機130がこの制御情報に従って点灯機器の消点灯を行うからである。また、センサが設置された交差点においても、近い将来の交通量予測も加味して現在の信号機制御を行うことができる。例えば、今後ますます多くの車両が進入してきて混雑がひどくなることが推定される場合、現在の混雑をできるだけ早く解消するのが妥当であるし、逆に今後該交差点に侵入してくる車両が減少する見込みであれば、現在の混雑を急いで解消する必要もないといえる。制御情報生成部102は、このような推定結果を踏まえて、制御情報を生成することにより、道路交通における車両の移動効率を向上させることができる。
また、車両の移動予定経路情報から交差点に進入してくる車両の交差点通過後の進行方向がわかるため、例えば、右折車が多い交差点において、該信号機に右折車用の信号がある場合、制御情報生成部102は、この右折車用の信号の青信号点灯時間を長くするといった制御信号を生成することも可能である。
このように、本実施の形態に係る交通制御システム1は車両の移動予定経路情報に基づいているため、いつどのくらいの車両が交差点や道路を今後通過する見込みかという、信頼性の高い近将来の情報を用いた信号機制御を行う。これにより、過去の統計情報もしくは現時刻における交差点の車両台数情報に基づいて行われている信号機制御に比べ、道路交通全体の移動効率を考慮することができるため、道路交通における車両の移動効率を向上させることができる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図15は、本実施の形態に係る交通制御システム2の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。本実施の形態に係る交通制御システム2は、上述した第2の実施の形態における交通制御システム1の車載装置110に代えて車載装置210を含む。なお、交通制御システム2の全体構成は、図3を用いて説明した交通制御システム1の構成と同様であるため、その詳細な説明を省略する。なお、説明の便宜上、上述した第2の実施の形態において説明した部材と同様の部材は、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図15に示す通り、本実施の形態に係る交通制御システム2は、1以上の車載装置210と、信号制御装置100と、1以上の信号機130とを含む。
車載装置210は、図15に示す通り、現在地測位部111と、記憶部212と、入力受付部213と、表示部214と、移動予定経路生成部115と、送信部116と、部分経路生成部217とを含む。
記憶部212は、上述した記憶部112と同様に道路地図情報を格納する。また、記憶部212は、表示部214に表示させる内容を格納する。表示部214に表示させる内容とは、ユーザが現在位置から目的地に至る移動予定経路のうちの一部をあらかじめ指定するための条件であり、後述する部分経路の生成の条件である。記憶部212は、表示部214に表示させる内容として、(1)移動予定経路の前半50%分、(2)移動予定経路の前半80%、(3)移動予定経路すべて、といった選択肢が挙げられるがこれに限定させるものではない。そのほかの選択肢は、(4)後半1km分を除く、(5)後半2km分を除く、(6)後半5kmを除く、などであってもよい。また、記憶部212は、この選択肢のうちユーザが指定した選択肢(内容)を格納しておいてもよい。
表示部214は、上述した表示部114の機能に加え、記憶部212に格納された選択肢(部分経路生成の条件)を選択可能に画面に表示する。入力受付部213は、上述した入力受付部113と同様に、ユーザからの入力操作を受け付ける。表示部214に表示された内容が記憶部212に格納された選択肢の場合、入力受付部213はユーザからの入力操作を受け付け、選択された内容を示す情報を、部分経路生成部217に供給する。また、入力受付部213は、選択された内容を示す情報を記憶部212に格納してもよい。
部分経路生成部217は、入力受付部213から供給された、ユーザが選択した内容である部分経路生成の条件を示す情報を受け取る。また、部分経路生成部217は、移動予定経路生成部115が生成した移動予定経路情報を現在地測位部111が測定した現在位置情報と共に受け取る。そして、移動予定経路生成部115が生成した移動予定経路情報によって示される移動経路を、ユーザが選択した部分経路生成の条件に基づいて加工する。例えば、ユーザが選択した部分経路生成の条件が(1)移動予定経路の前半50%分である場合、部分経路生成部217は、移動予定経路のうち、前半50%分の移動予定経路を抽出する。この部分経路生成部217が抽出(加工)する移動予定経路を部分経路とも呼ぶ。部分経路生成部217は、ユーザが選択した内容を示す情報を、次に入力受付部213から受け取るまで自身の図示しない記憶部に保持してもよいし、記憶部212から部分経路を抽出する度に取得してもよい。
部分経路生成部217は、抽出した移動予定経路(部分経路)を示す情報である部分経路情報を移動予定経路情報として、現在位置情報と共に送信部116に供給する。これにより、送信部116は、上述した第2の実施の形態と同様に、現在位置情報と移動予定経路情報とを信号制御装置100に送信することができる。
また、部分経路生成部217は、移動予定経路生成部115から移動予定経路情報を受け取るたびに、部分経路を抽出し、移動予定経路情報として送信部116に供給する。
このように、車載装置210の表示部214が、移動予定経路生成部115が生成した、車両の移動予定経路のうち、出力する部分を指定する条件を選択可能に画面に表示させる。入力受付部213がユーザの入力を受け付けると、部分経路生成部217が、移動予定経路情報のうち、選択された条件に基づいて部分経路を抽出(生成)する。そして送信部116が、該部分経路を示す情報を移動予定経路情報として、信号制御装置100に送信する。
次に、図16を参照しつつ本実施の形態の動作について説明する。なお、図16に動作を示す、車載装置210、信号制御装置100および信号機130は、互いに連携はしているものの、非同期に動作しており独立性が高い動作をする。図16では、図14と同様に車載装置210の動作を左側に、信号制御装置100の動作を中央に、信号機130の動作を右側に示しており、各動作の間の破線の矢印は情報の流れを表している。なお、図14に示した第2の実施の形態における交通制御システム1の動作と同様の動作については同じ符号を付している。
まず、運転者によって入力された目的地を入力受付部213が受け付ける(ステップS141)。現在地測位部111が現在位置を測位する(ステップS142)。そして、移動予定経路生成部115が、ステップS141で入力された目的地と、ステップS142で測位された現在位置と、記憶部212に格納された道路地図情報と、を用いて現在位置から目的地までの移動予定経路を示す移動予定経路情報を生成する(ステップS143)。入力受付部213が目的地の入力を受け付けた後か否かを判定する(ステップS161)。つまり、入力受付部213が、ステップS141が終了したあとに、初めてステップS161を行うか否かを判定する。目的地の入力を受け付けた後の場合(ステップS161にてYES)、入力受付部213は、部分経路生成の条件を受け付ける(ステップS162)。
ステップS161にてNOの場合、つまり、入力受付部213が目的地の入力を受け付けた後ではない場合、既に部分経路生成の条件が受け付けられているため、車載装置210はステップS162をスキップする。
その後、部分経路生成部217が、ステップS162で受け付けた部分経路生成の条件に基づいて、移動予定経路から部分経路を生成する(ステップS163)。その後、送信部116が部分経路を示す部分経路情報を移動予定経路情報として、信号制御装置100に送信する(ステップS164)。そして、車載装置210は、ステップS142からステップS143およびステップS161からステップS164を繰り返す。
その後、信号制御装置100は、上述した第2の実施の形態と同様に、移動予定経路情報を現在位置情報と共に受信し(ステップS145)、制御情報を生成し(ステップS146)、該制御情報を該当する信号機130に送信する(ステップS147)。そして、信号機130は、制御情報を受信し(ステップS148)、制御情報に基づいて、点灯部133を制御する(ステップS149)。これにより、点灯部133は、点灯制御部132からの制御に基づいた色を制御情報に基づいたタイミングで制御情報に基づいた期間点灯することができる。
以上のように、本実施の形態に係る交通制御システム2における信号制御装置100が受信する移動予定経路情報は、移動予定経路の少なくとも一部分であってもよい。これにより、車載装置210を搭載する車両の目的地を信号制御装置100に知らせずに済むという効果がある。これにより、交通制御システム2は、目的地を知られたくないユーザに対する、プライバシーを配慮することが可能となる。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図17は、本実施の形態に係る交通制御システム3の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。本実施の形態に係る交通制御システム3は、上述した第2の実施の形態における交通制御システム1の信号制御装置100に代えて信号制御装置200を含み、更に、路側装置340を含む。なお、交通制御システム3は、上述した第3の実施の形態における交通制御システム2の信号制御装置100に代えて信号制御装置200を含み、更に路側装置340を含む構成であってもよい。また、路側装置340は、信号機130に含まれる構成であってもよい。なお、説明の便宜上、上述した各実施の形態において説明した部材と同様の部材は、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図17に示す通り、本実施の形態に係る交通制御システム3は、1以上の車載装置110と、信号制御装置200と、1以上の信号機130と、1以上の路側装置340とを含む。信号制御装置200は、受信部201と、制御情報生成部202と、送信部103と、記憶部104とを含む。路側装置340は、検出部341と送信部342とを含む。
路側装置340は、例えば、交差点の横断歩道の近傍に設けられた装置である。ここでは、横断歩道にも信号機130が設けられているとする。路側装置340の検出部341は、歩行者の位置と移動予定方向を検出する。歩行者の移動予定方向は歩行者の顔が向いている方向等から検出する。歩行者の検出方法は特に限定されず、任意の方法を採用してもよい。検出部341は歩行者の検出結果を送信部342に供給する。
送信部342は、歩行者の検出結果を検出した検出部341から受け取る。送信部342は、受け取った検出結果を信号制御装置200に送信する。
信号制御装置200の受信部201は、上述した受信部101の機能に加え、路側装置340から送信された、歩行者の検出結果を受信する。受信部201は、受信した歩行者の検出結果を制御情報生成部202に供給する。
制御情報生成部202は、受信部201から移動予定経路情報を現在位置情報と共に受け取る。更に、制御情報生成部202は、受信部201から歩行者の検出結果を受け取る。制御情報生成部202は、受け取った歩行者の検出結果と、現在位置情報および移動予定経路情報と、信号機情報とに基づいて、移動予定経路情報によって示される移動予定経路上に設置された信号機130の夫々の消点灯を制御する制御情報を生成する。
具体的には、制御情報生成部202は上述した制御情報生成部102と同様の方法に加え、歩行者が横断可能となるまでに要する時間も考慮して、制御情報を生成する。制御情報生成部202は、例えば、横断歩道の前で待機している歩行者を検出してから、所定の時間内に横断できることを制約条件とし、その範囲内で評価値が改善するように制御情報を生成してもよい。車両が通過する予定の交差点の信号機130は、移動予定経路上に設置されており、この車両が通過する予定の交差点を横切ろうと横断歩道前で歩行者が待機している場合、歩行者が従う信号機130は、上記車両が通過する信号機130とは異なるが、該車両が通過する信号機130に関連する信号機130である。このように、制御情報生成部202が、車両の移動予定経路上に設置された信号機130に関連する他の信号機130の近傍の歩行者の検出結果を更に用いて、制御情報を生成することにより、本実施の形態に係る交通制御システム3は、歩行者も含めて交通の効率を高めることが可能となる。
<第5の実施の形態>
第5の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図18に本実施の形態に係る交通制御システム4の構成の一例を示す。図18に示す通り、本実施の形態に係る交通制御システム4は、1以上の車載装置(110−1〜110−M)と、信号制御装置500と、1以上の信号機(530−1〜530−N)とを含む。なお、信号機(530−1〜530−N)の夫々を区別しない場合、または、総称する場合には、これらを信号機530と呼ぶ。上述した交通制御システム1〜交通制御システム3と、交通制御システム4との違いは、車載装置110が信号機530と通信可能に接続している点である。
次に、本実施の形態に係る交通制御システム4の機能構成について、図19を参照して説明する。図19は本実施の形態に係る交通制御システム4の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。なお、説明の便宜上、上述した各実施の形態において説明した部材と同様の部材は、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図19に示す通り、信号機530は、移動予定経路受信部531と、点灯制御部132と、点灯部133と、送信部534と、制御情報受信部535とを備える。
移動予定経路受信部531は、車載装置110から出力された移動予定経路情報を現在位置情報と共に受信する。移動予定経路受信部531は受信した移動予定経路情報を現在位置情報と共に送信部534に供給する。
送信部534は、移動予定経路受信部531から移動予定経路情報を現在位置情報と共に受け取る。送信部534は、受け取った移動予定経路情報を現在位置情報と共に信号制御装置500に送信する。
制御情報受信部535は、上述した受信部131と同様に、信号制御装置500から送信された制御情報を受け取り、点灯制御部132に供給する。
なお、制御情報を受信する信号機530の全てが移動予定経路情報を受信してもよいし、一部が移動予定経路情報を受信してもよい。つまり、複数の信号機530のうち、移動予定経路受信部531および送信部534を備える信号機は一部であってもよいし全部であってもよい。
また、信号制御装置500は、受信部501と、制御情報生成部102と、送信部103と、記憶部104とを備える。受信部501は、受信部101と同様に移動予定経路情報を現在位置情報と共に受信する。受信部501が受信部101と異なる点は、移動予定経路情報を車載装置110からではなく信号機530から受け取る点である。
次に、図20を参照しつつ本実施の形態の動作について説明する。図20では、車載装置110の動作を左側に、信号機530の動作を中央に、信号制御装置500の動作を右側に示しており、各動作の間の破線の矢印は情報の流れを表している。
まず、運転者によって入力された目的地を入力受付部113が受け付ける(ステップS141)。現在地測位部111が現在位置を測位する(ステップS142)。そして、移動予定経路生成部115が、ステップS141で入力された目的地と、ステップS142で測位された現在位置と、記憶部112に格納された道路地図情報と、を用いて現在位置から目的地までの移動予定経路を示す移動予定経路情報を生成する(ステップS143)。そして、送信部116が現在位置情報および移動予定経路情報を信号機530に送信する(ステップS144)。そして、車載装置110は、ステップS142からステップS144を繰り返す。
車載装置110が移動予定経路情報を送信する信号機530は、車載装置110から所定の距離内に設置された複数の信号機530の何れであってもよいし、車載装置110からの距離が最も近い位置にある信号機530であってもよいし、その他の信号機530であってもよい。
信号機530の移動予定経路受信部531は、この移動予定経路情報を現在位置情報と共に受信する(ステップS201)。そして、送信部534が、移動予定経路情報を現在位置情報と共に信号制御装置500に送信する(ステップS202)。
そして、信号制御装置500の受信部501が、移動予定経路情報を現在位置情報と共に受信する(ステップS203)。そして、制御情報生成部102が、上述したステップS146と同様に制御情報を生成する(ステップS204)。その後、送信部103が上述したステップS147と同様に制御情報を該当する信号機130に送信する(ステップS205)。
そして、制御情報の送信先の信号機530の制御情報受信部535は、上述したステップS148と同様に制御情報を受信する(ステップS206)。なお、制御情報を受信する信号機530は、ステップS201およびステップS202を実行した信号機530と異なる信号機であってもよいし、同じ信号機であってもよい。
そして、信号機530の点灯制御部132は、上述したステップS149と同様に、制御情報に基づいて、点灯部133を制御する(ステップS207)。これにより、点灯部133は、点灯制御部132からの制御に基づいた色を制御情報に基づいたタイミングで制御情報に基づいた期間点灯することができる。
以上のように、本実施の形態に係る交通制御システム4では、車載装置110が出力する移動予定経路情報が信号機530を介して信号制御装置500に入力される構成である。このような構成をとることによって、個々の車載装置110は遠距離の通信能力を持つ必要はなく、信号機530との近距離な通信ができればよい。信号機530から信号制御装置500は有線で接続してもよいため、無線通信インフラが充実していない環境でも本実施の形態に係る交通制御システム4を適用することができる。なお、本実施の形態に係る交通制御システム4のように、信号機530が移動予定経路情報を受信する構成は、上述した交通制御システム2および交通制御システム3にも適用可能である。
(ハードウェア構成について)
本開示の各実施形態において、各装置の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素の一部又は全部は、例えば図21に示すような情報処理装置900とプログラムとの任意の組み合わせにより実現される。図21は、各装置の各構成要素を実現する情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置900は、一例として、以下のような構成を含む。
・CPU(Central Processing Unit)901
・ROM(Read Only Memory)902
・RAM(Random Access Memory)903
・RAM903にロードされるプログラム904
・プログラム904を格納する記憶装置905
・記録媒体906の読み書きを行うドライブ装置907
・通信ネットワーク909と接続する通信インタフェース908
・データの入出力を行う入出力インタフェース910
・各構成要素を接続するバス911
各実施形態における各装置の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム904をCPU901が取得して実行することで実現される。各装置の各構成要素の機能を実現するプログラム904は、例えば、予め記憶装置905やROM902に格納されており、必要に応じてCPU901が読み出す。なお、プログラム904は、通信ネットワーク909を介してCPU901に供給されてもよいし、予め記録媒体906に格納されており、ドライブ装置907が当該プログラムを読み出してCPU901に供給してもよい。
各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、各装置は、構成要素毎にそれぞれ別個の情報処理装置900とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つの情報処理装置900とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、その他の汎用または専用の回路、プロセッサ等やこれらの組み合わせによって実現される。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。
各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
各装置の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントアンドサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。
なお、上述した各実施の形態は、本開示の好適な実施の形態であり、上記各実施の形態にのみ本開示の範囲を限定するものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において当業者が上記各実施の形態の修正や代用を行い、種々の変更を施した形態を構築することが可能である。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて検索された該車両の移動予定経路を示す移動予定経路情報に基づいて、前記移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記制御情報を、制御対象の前記信号機に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする信号制御装置。
(付記2)
前記制御情報生成手段は、1または複数の前記車両の夫々に対する前記現在位置から前記目的地までにかかる移動予定時間の合計が最も小さくなるように、前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記1に記載の信号制御装置。
(付記3)
前記制御情報生成手段は、1または複数の前記車両の夫々の前記現在位置から前記目的地までの平均速度の平均値が最も大きくなるように、前記車両の移動予定経路情報の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記1に記載の信号制御装置。
(付記4)
前記制御情報生成手段は、1または複数の前記車両の夫々の属性に応じて、前記移動予定時間に対し重み付けを行い、前記重み付けが行われた前記移動予定時間の合計が最も小さくなるように、前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記2に記載の信号制御装置。
(付記5)
前記制御情報生成手段は、前記車両が所定の制約条件を満たすように前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記1から4の何れか1つに記載の信号制御装置。
(付記6)
前記移動予定経路情報は、前記現在位置から前記目的地までの経路のうちの少なくとも一部分である、ことを特徴とする付記1から5の何れか1つに記載の信号制御装置。
(付記7)
前記制御情報生成手段は、前記信号機に関連する他の信号機の近傍の歩行者の検出結果を更に用いて、前記信号機の制御情報を生成する、ことを特徴とする付記1から6の何れか1つに記載の信号制御装置。
(付記8)
車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて該車両の移動予定経路を検索し、前記移動予定経路を示す移動予定経路情報を出力する車載装置と、信号制御装置と、信号機とを含み、
前記信号制御装置は、
前記移動予定経路情報に基づいて、前記移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記制御情報を、制御対象の前記信号機に送信する送信手段と、を備え、
前記信号機は、点灯手段と、前記制御情報に基づいて前記点灯手段の消点灯を制御する点灯制御手段とを備えることを特徴とする交通制御システム。
(付記9)
前記車載装置は、前記移動予定経路情報を、該車載装置が搭載された車両との距離が所定の範囲内の前記信号機の何れかに対して送信し、
前記信号機は、
前記移動予定経路情報を受信する移動予定経路受信手段と、
前記受信した移動予定経路情報を前記信号制御装置に送信する送信手段と、を更に備え、
前記信号制御装置の制御情報生成手段は、前記信号機から送信された移動予定経路情報に基づいて、前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記8に記載の交通制御システム。
(付記10)
前記制御情報生成手段は、1または複数の前記車両の夫々に対する前記現在位置から前記目的地までにかかる移動予定時間の合計が最も小さくなるように、前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記8または9に記載の交通制御システム。
(付記11)
前記制御情報生成手段は、1または複数の前記車両の夫々の前記現在位置から前記目的地までの平均速度の平均値が最も大きくなるように、前記車両の移動予定経路情報の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記8または9に記載の交通制御システム。
(付記12)
前記制御情報生成手段は、1または複数の前記車両の夫々の属性に応じて、前記移動予定時間に対し重み付けを行い、前記重み付けが行われた前記移動予定時間の合計が最も小さくなるように、前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記10に記載の交通制御システム。
(付記13)
前記制御情報生成手段は、前記車両が所定の制約条件を満たすように前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記8から12の何れか1つに記載の交通制御システム。
(付記14)
前記車載装置は、検索した前記移動予定経路のうち、出力する部分を指定する条件を選択可能に表示させる表示手段と、前記条件の選択を受け付ける受付手段と、前記移動予定経路情報から前記受け付けた条件に基づいて移動予定経路の少なくとも一部分である部分経路を生成する部分経路生成手段とを備え、
前記車載装置は、前記部分経路を示す情報を前記移動予定経路情報として出力する、ことを特徴とする付記8から13の何れか1つに記載の交通制御システム。
(付記15)
前記制御情報生成手段は、前記信号機に関連する他の信号機の近傍の歩行者の検出結果を更に用いて、前記信号機の制御情報を生成する、ことを特徴とする付記8から14の何れか1つに記載の交通制御システム。
(付記16)
前記交通制御システムは、前記他の信号機の近傍の歩行者を検出する検出手段と前記歩行者の検出結果を前記信号制御装置に送信する送信手段とを備える路側装置を更に含み、
前記制御情報生成手段は、前記路側装置から送信された前記検出結果を更に用いて、前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記15に記載の交通制御システム。
(付記17)
車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて検索された該車両の移動予定経路を示す移動予定経路情報に基づいて、前記移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成し、
前記制御情報を、制御対象の前記信号機に送信する、ことを特徴とする信号制御方法。
(付記18)
1または複数の前記車両の夫々に対する前記現在位置から前記目的地までにかかる移動予定時間の合計が最も小さくなるように、前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記17に記載の信号制御方法。
(付記19)
車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて検索された該車両の移動予定経路を示す移動予定経路情報に基づいて、前記移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成する処理と、
前記制御情報を、制御対象の前記信号機に送信する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを記録する、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体。
(付記20)
前記制御情報を生成する処理は、1または複数の前記車両の夫々に対する前記現在位置から前記目的地までにかかる移動予定時間の合計が最も小さくなるように、前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記19に記載の記録媒体。
(付記21)
車載装置と、信号機制御装置と、信号機とを含むシステムにおける交通制御方法であって、
前記車載装置が、車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて該車両の移動予定経路を検索し、前記移動予定経路を示す移動予定経路情報を出力し、
前記信号制御装置が、前記移動予定経路情報に基づいて、前記移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成し、前記制御情報を、制御対象の前記信号機に送信し、
前記信号機が、前記制御情報に基づいて点灯手段の消点灯を制御する、ことを特徴とする交通制御方法。
(付記22)
前記車載装置は、前記移動予定経路情報を、該車載装置が搭載された車両との距離が所定の範囲内の前記信号機の何れかに対して送信し、
前記信号機は、
前記移動予定経路情報を受信し、
前記受信した移動予定経路情報を前記信号制御装置に送信し、
前記信号制御装置は、前記信号機から送信された移動予定経路情報に基づいて、前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記21に記載の交通制御方法。
この出願は、2016年6月15日に出願された日本出願特願2016−118982を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 交通制御システム
2 交通制御システム
3 交通制御システム
4 交通制御システム
10 信号制御装置
11 制御情報生成部
12 送信部
100 信号制御装置
101 受信部
102 制御情報生成部
103 送信部
104 記憶部
110 車載装置
111 現在地測位部
112 記憶部
113 入力受付部
114 表示部
115 移動予定経路生成部
116 送信部
130 信号機
131 受信部
132 点灯制御部
133 点灯部
200 信号制御装置
201 受信部
202 制御情報生成部
210 車載装置
212 記憶部
213 入力受付部
214 表示部
217 部分経路生成部
340 路側装置
341 検出部
342 送信部
500 信号制御装置
501 受信部
530 信号機
531 移動予定経路受信部
534 送信部
535 制御情報受信部

Claims (18)

  1. 車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて検索された該車両の移動予定経路を示す移動予定経路情報に基づいて、前記移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成する制御情報生成手段と、
    前記制御情報を、制御対象の前記信号機に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする信号制御装置。
  2. 前記制御情報生成手段は、1または複数の前記車両の夫々に対する前記現在位置から前記目的地までにかかる移動予定時間の合計が最も小さくなるように、前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の信号制御装置。
  3. 前記制御情報生成手段は、1または複数の前記車両の夫々の前記現在位置から前記目的地までの平均速度の平均値が最も大きくなるように、前記車両の移動予定経路情報の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の信号制御装置。
  4. 前記制御情報生成手段は、1または複数の前記車両の夫々の属性に応じて、前記移動予定時間に対し重み付けを行い、前記重み付けが行われた前記移動予定時間の合計が最も小さくなるように、前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする請求項2に記載の信号制御装置。
  5. 前記制御情報生成手段は、前記車両が所定の制約条件を満たすように前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする付記1から4の何れか1つに記載の信号制御装置。
  6. 前記移動予定経路情報は、前記現在位置から前記目的地までの経路のうちの少なくとも一部分である、ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の信号制御装置。
  7. 前記制御情報生成手段は、前記信号機に関連する他の信号機の近傍の歩行者の検出結果を更に用いて、前記信号機の制御情報を生成する、ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の信号制御装置。
  8. 請求項1から6の何れか1項に記載の信号制御装置と、前記車両の移動予定経路を検索し、前記移動予定経路を示す移動予定経路情報を出力する車載装置と、信号機とを含み、
    前記信号機は、点灯手段と、前記制御情報に基づいて前記点灯手段の消点灯を制御する点灯制御手段とを備えることを特徴とする交通制御システム。
  9. 前記車載装置は、前記移動予定経路情報を、該車載装置が搭載された車両との距離が所定の範囲内の前記信号機の何れかに対して送信し、
    前記信号機は、
    前記移動予定経路情報を受信する移動予定経路受信手段と、
    前記受信した移動予定経路情報を前記信号制御装置に送信する送信手段と、を更に備え、
    前記信号制御装置の制御情報生成手段は、前記信号機から送信された移動予定経路情報に基づいて、前記制御情報を生成する、ことを特徴とする請求項8に記載の交通制御システム。
  10. 前記車載装置は、検索した前記移動予定経路のうち、出力する部分を指定する条件を選択可能に表示させる表示手段と、前記条件の選択を受け付ける受付手段と、前記移動予定経路情報から前記受け付けた条件に基づいて移動予定経路の少なくとも一部分である部分経路を生成する部分経路生成手段とを備え、
    前記車載装置は、前記部分経路を示す情報を前記移動予定経路情報として出力する、ことを特徴とする請求項8または9に記載の交通制御システム。
  11. 前記制御情報生成手段は、前記信号機に関連する他の信号機の近傍の歩行者の検出結果を更に用いて、前記信号機の制御情報を生成する、ことを特徴とする請求項8から10の何れか1項に記載の交通制御システム。
  12. 前記交通制御システムは、前記他の信号機の近傍の歩行者を検出する検出手段と前記歩行者の検出結果を前記信号制御装置に送信する送信手段とを備える路側装置を更に含み、
    前記制御情報生成手段は、前記路側装置から送信された前記検出結果を更に用いて、前記制御情報を生成する、ことを特徴とする請求項11に記載の交通制御システム。
  13. 車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて検索された該車両の移動予定経路を示す移動予定経路情報に基づいて、前記移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成し、
    前記制御情報を、制御対象の前記信号機に送信する、ことを特徴とする信号制御方法。
  14. 1または複数の前記車両の夫々に対する前記現在位置から前記目的地までにかかる移動予定時間の合計が最も小さくなるように、前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする請求項13に記載の信号制御方法。
  15. 車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて検索された該車両の移動予定経路を示す移動予定経路情報に基づいて、前記移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成する処理と、
    前記制御情報を、制御対象の前記信号機に送信する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを記録する、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体。
  16. 前記制御情報を生成する処理は、1または複数の前記車両の夫々に対する前記現在位置から前記目的地までにかかる移動予定時間の合計が最も小さくなるように、前記車両の移動予定経路上の前記信号機の前記制御情報を生成する、ことを特徴とする請求項15に記載の記録媒体。
  17. 車載装置と、信号機制御装置と、信号機とを含むシステムにおける交通制御方法であって、
    前記車載装置が、車両の現在位置と該車両の目的地とに基づいて該車両の移動予定経路を検索し、前記移動予定経路を示す移動予定経路情報を出力し、
    前記信号制御装置が、前記移動予定経路情報に基づいて、前記移動予定経路上に設置された信号機の消点灯を制御する制御情報を生成し、前記制御情報を、制御対象の前記信号機に送信し、
    前記信号機が、前記制御情報に基づいて点灯手段の消点灯を制御する、ことを特徴とする交通制御方法。
  18. 前記車載装置は、前記移動予定経路情報を、該車載装置が搭載された車両との距離が所定の範囲内の前記信号機の何れかに対して送信し、
    前記信号機は、
    前記移動予定経路情報を受信し、
    前記受信した移動予定経路情報を前記信号制御装置に送信し、
    前記信号制御装置は、前記信号機から送信された移動予定経路情報に基づいて、前記制御情報を生成する、ことを特徴とする請求項17に記載の交通制御方法。
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