JPWO2017212522A1 - 回折格子及び分光装置 - Google Patents

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Abstract

回折格子2の照射領域21には、第1照射領域21Aと第2照射領域21Bとが含まれる。回折格子2において、第1照射領域21Aの溝22のブレーズ波長は、第2照射領域21Bの溝23のブレーズ波長と異なっている。すなわち、第1照射領域21Aと第2照射領域21Bとで、分光される光の波長と回折効率との関係が異なっている。そのため、分光装置では、回折格子2の第2照射領域21Bで反射する光のうち短波長側の光は、回折されず、検出器では受光されない。そして、分光装置1では、短波長側の収差が補正される。このように、回折格子2では、第1照射領域21Aと第2照射領域21Bとで、ブレーズ波長が異なるように溝22,23を形成するという簡易な構成で、収差を補正できる。

Description

本発明は、照射領域に照射された光を回折させて、波長ごとの光に分光する回折格子、及び、これを備えた分光装置に関するものである。
従来より、回折格子を備える分光装置が利用されている。分光装置では、回折格子の照射領域に向けて光が照射される。そして、回折格子において、照射された光が回折されて、波長ごとの光に分光される(例えば、下記特許文献1参照)。
このような分光装置では、一般的に、様々な収差が発生しやすい。例えば、分光装置では、球面収差、コマ収差、非点収差及び色収差などの収差が発生しやすい。これらの収差は、光学系における部材の形状や、光における波長ごとでの屈折率の違いなどに起因しており、波長ごとの分解能に悪影響を与える。
特許文献1に記載の分光装置(分光器)では、所定条件のもとで回折格子を製造(露光)し、また、所定条件のもとで光学系を配置することで、上記のような分光装置で発生する収差を補正している。
特許第2518505号公報
上記のような従来の分光装置では、回折格子を製造(構成)するための条件が複雑である(限定されている)。そのため、簡易な構成で収差を補正することが難しいという不具合がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、収差を補正できる回折格子及び分光装置を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る回折格子は、照射領域に照射された光を回折させて、波長ごとの光に分光する。前記回折格子は、前記照射領域には光を回折させる複数の溝が形成されており、前記複数の溝のうち少なくとも一部の溝について、回折効率がピークとなる波長であるブレーズ波長が他の溝とは異なる。
通常、回折格子には、溝が形成されている。そして、回折格子に形成される溝の形状によって、分光される光の波長と回折効率との関係(分光後の光における波長ごとでの回折効率)が異なる。また、回折格子において、分光された光のうち、回折効率がピークとなる波長をブレーズ波長という。このように、ブレーズ波長は、回折格子(回折格子に形成される溝の形状)に固有の値である。回折格子のブレーズ波長が異なれば、分光後の光において、どの波長で回折効率が高くなり、どの波長で回折効率が低くなるかという、波長と回折効率との関係が異なる。
上記した構成によれば、回折格子では、照射領域に形成される複数の溝のうち、少なくとも一部の溝については、ブレーズ波長が他の溝と異なるように形成される。例えば、回折格子の照射領域において、収差が発生しやすい部分は、回折効率が低くなるように溝を形成し、収差が発生しにくい部分は、回折効率が高くなるように溝を形成すれば、回折格子で発生する収差を補正できる。
そのため、回折格子の照射領域の少なくとも一部と、回折格子の照射領域の他の部分とで、ブレーズ波長が異なるように溝を形成するという簡易な構成で、回折格子で発生する収差を補正できる。
(2)また、前記複数の溝のうち前記照射領域の中心部に位置する溝のブレーズ波長が、外側に位置する溝のブレーズ波長よりも小さくてもよい。
このような構成によれば、回折格子の中心部に位置する溝のブレーズ波長を、外側に位置する溝のブレーズ波長よりも小さくするという簡易な構成で、回折格子で発生する収差を補正できる。
(3)また、前記複数の溝のうち光の分散方向の中心部に位置する溝のブレーズ波長が、前記分散方向の外側に位置する溝のブレーズ波長よりも小さくてもよい。
このような構成によれば、簡易な構成で、回折格子における分散方向での位置(反射位置)の違いに起因する収差(球面収差やコマ収差など)を補正できる。
(4)また、前記複数の溝のうち光の分散方向に直交する非分散方向の中心部に位置する溝のブレーズ波長が、前記非分散方向の外側に位置する溝のブレーズ波長よりも小さくてもよい。
このような構成によれば、簡易な構成で、回折格子における非分散方向での位置の違いに起因する収差(非点収差など)を補正できる。
(5)また、前記少なくとも一部の溝の深さが他の溝の深さとは異なることにより、前記少なくとも一部の溝と他の溝とでブレーズ波長が異なってもよい。
このような構成によれば、回折格子の照射領域の少なくとも一部と、回折格子の照射領域の他の部分とで、深さが異なるように溝を形成するという簡易な構成で、回折格子で発生する収差を補正できる。
(6)また、前記照射領域が凹面により形成されていてもよい。
このような構成によれば、簡易な構成で、照射領域が凹面であることに起因する収差(球面収差など)を補正できる。
(7)また、前記照射領域は、波長ごとで回折効率が異なるように光を回折させるものであり、かつ、照射部分ごとで回折させる光の集光分布が異なるものであってもよい。前記照射領域の複数の溝のうち少なくとも一部の溝について、ブレーズ波長を他の溝と異ならせることで、使用する波長範囲内で分解能を高くしてもよい。
このような構成によれば、照射領域の特性を利用して、分解能を高くできる。
(8)また、前記少なくとも一部の溝のブレーズ波長は、短波長側の第1ブレーズ波長であってもよい。前記他の溝のブレーズ波長は、前記第1ブレーズ波長よりも長波長側の第2ブレーズ波長であってもよい。前記照射領域で回折される光のうち、前記第2ブレーズ波長よりも短波長側に表れる収差を補正してもよい。
このような構成によれば、回折される光のうち、短波長側に表れる収差を効率的に補正できる。
(9)また、前記少なくとも一部の溝のブレーズ波長は、短波長側の第1ブレーズ波長であってもよい。前記他の溝のブレーズ波長は、前記第1ブレーズ波長よりも長波長側の第2ブレーズ波長であってもよい。前記第1ブレーズ波長に対する前記第2ブレーズ波長の比率は、1.5〜2.5であってもよい。
このような構成によれば、照射領域において、収差を補正するため最適なブレーズ波長の溝を形成できる。
(10)本発明に係る分光装置は、前記回折格子と、検出器とを備える。前記検出器は、前記回折格子により分光された光を検出する。
本発明によれば、回折格子の照射領域の少なくとも一部と、回折格子の照射領域の他の部分とで、ブレーズ波長が異なるように溝を形成する。そのため、簡易な構成で、回折格子で発生する収差を補正できる。
本発明の第1実施形態に係る分光装置の構成例を示した概略図である。 図1の分光装置の回折格子を概略的に示した正面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図2の回折格子の第1照射領域及び第2照射領域における回折効率と波長との関係を示したグラフである。 従来の回折格子の全照射領域で分光された光の波長ごとでの光の見え方及び信号強度を示した図である。 従来の回折格子の中心部領域で分光された光の波長ごとでの光の見え方及び信号強度を示した図である。 従来の回折格子の端部領域で分光された光の波長ごとでの光の見え方及び信号強度を示した図である。 図2の回折格子で分光された光の波長ごとでの光の見え方及び信号強度を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る回折格子を概略的に示した正面図である。 本発明の第3実施形態に係る回折格子を概略的に示した正面図である。
1.分光装置の全体構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る分光装置1の構成例を示した概略図である。
分光装置1は、照射された光を波長ごとの光に分光するための装置であって、回折格子2と、入射スリット3と、検出器4とを備えている。
回折格子2は、入射する光を反射して分光するいわゆる反射型の回折格子であって、照射領域21に照射された光を回折させて、波長ごとの光に分光する。回折格子2の反射面である照射領域21は、凹面により形成されている。
入射スリット3は、回折格子2と、光源(図示せず)との間に配置されている。入射スリット3には、所定幅のスリット(図示せず)が形成されており、光源からの光は、このスリットを通過して、回折格子2に入射する。
検出器4は、回折格子2の照射領域21と対向するように配置されている。検出器4は、分光された光を検出するためのものであり、例えば、フォトダイオードアレイにより構成される。検出器4は、例えば、複数の受光素子41を配置することにより構成されている。各受光素子41には、それぞれの位置に応じた波長の光が入射される。
光源から出射された光は、入射スリット3を通過して、回折格子2の照射領域21に入射する。このとき、光は、回折格子2の照射領域21のほぼ全領域に入射する。なお、図1では、便宜上、回折格子2の照射領域21に入射した光の一部のみを示している。そして、回折格子2に入射した光は、回折格子2の照射領域21で反射するときに波長ごとの光に分光される。分光された光は、検出器4により受光される。
検出器4は、各受光素子41における受光強度に基づく検出信号を出力する。その後は、例えば、検出器4から出力された検出信号に基づいて、各種データ処理が行われる。そして、データ処理の結果が、図示しない表示部などに表示される。
2.回折格子の詳細構成
図2は、回折格子2を概略的に示した正面図である。図3は、図2のA−A線に沿う断面図である。
回折格子2の反射面である照射領域21は、上記したように凹面により形成されており、回折格子2の正面を構成している。なお、図3では、説明の便宜上、凹面状の照射領域21を平面状に示している。照射領域21は、正面視矩形状(正面視正方形状)に形成されている。照射領域21は、第1照射領域21Aと、第2照射領域21Bとを含んでいる。
第1照射領域21Aは、照射領域21の中心部に位置している。具体的には、第1照射領域21Aは、回折格子2における光の分散方向の中心部に位置している。なお、分散方向とは、回折格子2において反射する光が分散する方向である。図2では、左右方向を分散方向として示しており、上下方向を分散方向と直交する方向である非分散方向として示している。第1照射領域21Aは、非分散方向においては、照射領域21の全域に位置している。
図3に示すように、第1照射領域21Aには、光を回折させる複数の溝22が形成されている。複数の溝22は、鋸歯状であって、第1照射領域21Aにおいて、非分散方向に沿って延びるように形成されている。複数の溝22は、分散方向において、ほぼ等間隔ごとに配置されている。各溝22の深さ(高さ)D1は、例えば、溝本数300本/mm、ブレーズ波長200nmの場合には、約100nmである。また、各溝22の斜面と分散方向とがなす角度(各溝22の傾き)α1は、例えば、1°〜2°であり、好ましくは、約1.7°である。なお、第1照射領域21Aの溝22が、少なくとも一部の溝の一例である。
図2及び図3に示すように、第2照射領域21Bは、分散方向において、照射領域21の外側(中心部以外の領域)に位置しており、非分散方向において、照射領域21の全域に位置している。すなわち、第2照射領域21Bは、分散方向において、第1照射領域21Aを挟むようにして、第1照射領域21Aの外側に位置している。
図3に示すように、第2照射領域21Bには、光を回折させる複数の溝23が形成されている。複数の溝23は、鋸歯状であって、第2照射領域21Bにおいて、非分散方向に沿って延びるように形成されている。複数の溝23は、分散方向において、ほぼ等間隔ごとに配置されている。各溝23の深さD2は、第1照射領域21Aの溝22の深さD1よりも深い。深さD2は、例えば、溝本数300本/mm、ブレーズ波長400nmの場合には、約200nmである。また、各溝23の斜面と分散方向とがなす角度(各溝23の傾き)α2は、第1照射領域21Aの溝22の傾きα1よりも大きい。角度α2(傾きα2)は、例えば、3°〜4°であり、好ましくは、約3.4°である。なお、第2照射領域21Bの溝23が、他の溝の一例である。
また、この例では、照射領域21の分散方向の寸法は、約25mmであり、照射領域21の非分散方向の寸法は、約25mmである。また、第1照射領域21Aの分散方向の寸法は、約12.5mmである。また、第1照射領域21Aに対して分散方向一方側(図2における右側)に配置される第2照射領域21Bの分散方向の寸法、及び、第1照射領域21Aに対して分散方向他方側(図2における左側)に配置される第2照射領域21Bの分散方向の寸法は、それぞれ、約6.25mmである。また、照射領域21の曲率半径は、約100mmである。また、第1照射領域21Aにおいて、単位寸法に形成される溝22の本数、及び、第2照射領域21Bにおいて、単位寸法に形成される溝23の本数は、それぞれ、約300本/mmである。なお、図3では、説明を分かりやすくするために、溝22,23の本数を実際の本数よりも少なく示している。
3.回折格子における回折効率
回折格子では、一般的に、光が回折される度合いが回折効率として表される。回折効率とは、回折格子に入射される光のエネルギーのうち、回折光としてどの程度エネルギーを取り出せるかを示す値である。すなわち、回折効率の高い回折格子に光を入射させると、高いエネルギーで光が反射され、回折効率の低い回折格子に光を入射させると、低いエネルギーで光が反射される。回折格子では、分光される光の波長ごとで回折効率が定まっており、波長が異なれば回折効率も異なるようになっている。そして、この回折効率は、回折格子に形成された溝の形状に対応している。
図4は、回折格子2の第1照射領域21Aび第2照射領域21Bにおける回折効率と波長との関係を示したグラフである。具体的には、図4では、回折格子2の第1照射領域21Aにおける回折効率と波長との関係をグラフAで示しており、回折格子2の第2照射領域21Bにおける回折効率と波長との関係をグラフBで示している。
回折格子2では、第1照射領域21Aに形成される溝22と、第2照射領域21Bに形成される溝23とで、その形状(深さ)が異なっている。そのため、グラフA及びBで示すように、第1照射領域21Aと第2照射領域21Bとで、分光される光の波長と回折効率との関係(分光後の光における波長ごとでの回折効率)が異なっている。
具体的には、グラフAでは、分光する光の波長が200nmの場合に、回折効率がピークとなっており、その値は約90%である。
ここで、一般的に、回折効率がピークとなる(回折効率が最大値となる)波長をブレーズ波長という。すなわち、グラフAで示すように、回折格子2の第1照射領域21Aのブレーズ波長(第1照射領域21Aの溝22のブレーズ波長)は、200nmである。なお、第1照射領域21Aのブレーズ波長が、第1ブレーズ波長の一例である。
また、一般的に、回折格子では、分光される光の波長がブレーズ波長よりも長くなると、回折効率が緩やかに減少し、分光される光の波長がブレーズ波長よりも短くなると、回折効率が急激に減少し、ブレーズ波長の2分の1の波長で、回折効率はほぼ0となる。すなわち、グラフAで示すように、回折格子2の第1照射領域21Aでは、分光される光の波長が、ブレーズ波長である200nmよりも長くなると、回折効率が緩やかに減少する。また、グラフAでは示されていないが、回折格子2の第1照射領域21Aでは、分光される光の波長が、ブレーズ波長である200nmよりも短くなると、回折効率が急激に減少する。
グラフBでは、分光する光の波長が400nmの場合に、回折効率がピークとなっており、その値は約90%である。すなわち、グラフBで示すように、回折格子2の第2照射領域21Bのブレーズ波長(第2照射領域21Bの溝23のブレーズ波長)は、400nmである。なお、第2照射領域21Bのブレーズ波長が、第2ブレーズ波長の一例である。
第1照射領域21Aのブレーズ波長(第1ブレーズ波長)に対する第2照射領域21Bのブレーズ波長(第2ブレーズ波長)の比率は、2である。なお、本実施形態では、この比率は2であるが、他の値とすることも可能である。例えば、第1照射領域21Aのブレーズ波長(第1ブレーズ波長)に対する第2照射領域21Bのブレーズ波長(第2ブレーズ波長)の比率は、1.5〜2.5であってもよい。
回折格子2の第2照射領域21Bでは、分光される光の波長が、ブレーズ波長である400nmよりも長くなると、回折効率が緩やかに減少し、分光される光の波長が、ブレーズ波長である400nmよりも短くなると、回折効率が急激に減少する。グラフBで示すように、回折格子2の第2照射領域21Bでは、分光される光の波長が200nmになると、回折効率が約0%となる。
このように、回折格子2の照射領域21では、波長ごとに回折効率が異なるように光が回折される。また、回折格子2では、第1照射領域21Aと第2照射領域21Bとで(第1照射領域21Aの溝22と第2照射領域21Bの溝23とで)、そのブレーズ波長が異なっている。具体的には、第1照射領域21A(第1照射領域21Aの溝22)のブレーズ波長は、第2照射領域21B(第2照射領域21Bの溝23)のブレーズ波長よりも小さい(短い)。すなわち、第1照射領域21Aのブレーズ波長は、短波長側のブレーズ波長であり、第2照射領域21Bのブレーズ波長は、第1照射領域21Aのブレーズ波長よりも長波長側のブレーズ波長である。
4.従来の回折格子における波長ごとでの光の見え方及び信号強度
図5は、従来の回折格子の全照射領域で分光された光の波長ごとでの光の見え方及び信号強度を示した図である。図6は、従来の回折格子の中心部領域で分光された光の波長ごとでの光の見え方及び信号強度を示した図である。図7は、従来の回折格子の端部領域で分光された光の波長ごとでの光の見え方及び信号強度を示した図である。なお、各図で表れている波長範囲(200nm〜800nm)は、検出器4(図1参照)で検出される光の波長範囲に対応しており、分光装置1において使用する波長範囲である。
具体的には、図5は、分光装置1(図1参照)において、回折格子2に代えて、照射領域の全ての溝の深さが同一となる回折格子を配置した場合に、その回折格子の全照射領域で分光された光の波長ごとでの光の見え方及び信号強度を示している。また、図6は、図5に示す結果が得られる従来の回折格子において、照射領域の中心部(回折格子2の第1照射領域21Aに対応する領域)にのみ光を照射した場合での、波長ごとでの光の見え方及び信号強度を示している。また、図7は、図5に示す結果が得られる従来の回折格子において、照射領域の中心部以外(回折格子2の第2照射領域21Bの対応する領域)にのみ光を照射した場合での、波長ごとでの光の見え方及び信号強度を示している。
また、図5〜図7では、上側に波長ごとでの光の見え方が示されており、下側に波長ごとでの信号強度が示されている。また、各図において、上側では、横軸が分散方向における位置を示しており、縦軸が非分散方向における位置を示している。また、各図において、下側では、横軸が分散方向における位置を示しており、縦軸が信号強度を示している。
図5〜図7から、図6の結果に図7の結果を重ねると、図5の結果が得られることが確認できる。また、照射部分ごとで(照射領域における外側部分と中心部分とで)、回折される光の集光分布(光の見え方)が異なることが確認できる。なお、この照射部分ごとで集光分布が異なる点については、主に回折格子の照射領域が凹面であることに起因しているため、回折格子2の照射領域21についても、同様に言える。
また、図5に着目すると、分光装置1において、回折格子2に代えて従来の回折格子を用いた場合には、短波長側で収差が発生していることが確認できる。具体的には、図5に着目すると、200nmの波長の光において、光の輪郭がぼやけており、信号強度も低いことが確認できる。そして、これより、200nmの波長の光において収差が発生していることが確認できる。
また、図6及び図7のそれぞれにおいて、200nmの波長の光に着目すると、図6では、光の輪郭が比較的はっきりしており、信号強度も比較的高いことが確認できる。一方、図7では、光が2つに分かれて、光の輪郭がぼやけており、2つのピークを有する信号強度の波形が表れていることが確認できる。すなわち、図7では、200nmの光において、収差が発生していることが確認できる。
これより、図5で表れる収差は、図7で表れる収差に起因していることが推測される。
5.分光装置の回折格子における波長ごとでの光の見え方及び信号強度
上記したように、回折格子2において、第1照射領域21A(第1照射領域21Aの溝22)のブレーズ波長は、第2照射領域21B(第2照射領域21Bの溝23)のブレーズ波長よりも小さい。
また、図4に示すように、ブレーズ波長が大きい領域(ブレーズ波長が400nmの領域)である第2照射領域21Bの回折効率に着目すると(グラフBに着目すると)、分光された後の光の波長が200nmである場合には、回折効率が約0%となっている。
そのため、分光装置1では、回折格子2の第2照射領域21Bで反射する光のうち、光の波長が200nmとなる光(図7で表れる収差に対応する光)は、回折されず、検出器4では受光されない。
図8は、回折格子2で分光された光の波長ごとでの光の見え方及び信号強度を示した図である。
図8では、図5に比べて、短波長側において、光の輪郭がはっきりしており、信号強度も比較的高いことが確認できる。換言すれば、分光装置1(回折格子2)では、使用する波長範囲内で分解能が高くなっていることが確認できる。すなわち、分光装置1(回折格子2)では、第2照射領域21Bにおいて、ブレーズ波長が400nmとなるように溝23を形成して、図7で表れる収差に対応する光の回折効率を0%にした結果、第2照射領域21Bのブレーズ波長(第2ブレーズ波長)よりも短波長側に表れる収差が補正されていることが確認できる。
6.作用効果
(1)本実施形態では、回折格子2において、第1照射領域21A(第1照射領域21Aの溝22)のブレーズ波長は、第2照射領域21B(第2照射領域21Bの溝23)のブレーズ波長と異なっている。すなわち、図4に示すように、第1照射領域21Aと第2照射領域21Bとで、分光される光の波長と回折効率との関係(分光後の光における波長ごとでの回折効率)が異なっている。
そのため、分光装置1では、回折格子2の第2照射領域21Bで反射する光のうち、光の波長が200nmとなる光(図7で表れる収差に対応する光)は、回折されず、検出器4では受光されない。すなわち、分光装置1では、短波長側の収差が補正される。
このように、回折格子2では、第1照射領域21Aと第2照射領域21Bとで、ブレーズ波長が異なるように溝22,23を形成するという簡易な構成で、収差を補正できる。
(2)また、本実施形態では、回折格子2において、第1照射領域21A(第1照射領域21Aの溝22)のブレーズ波長は、第2照射領域21B(第2照射領域21Bの溝23)のブレーズ波長よりも小さくなっている。具体的には、第1照射領域21A(第1照射領域21Aの溝22)のブレーズ波長は、200nmであり、第2照射領域21B(第2照射領域21Bの溝23)のブレーズ波長は、400nmである。
そのため、第1照射領域21A(第1照射領域21Aの溝22)のブレーズ波長を、第2照射領域21B(第2照射領域21Bの溝23)のブレーズ波長よりも小さくするという簡易な構成で、回折格子2で発生する収差を補正できる。
(3)また、本実施形態では、回折格子2において、第1照射領域21Aは、分散方向の中心部に位置しており、第2照射領域21Bは、分散方向の外側に位置している。そして、分散方向において中心部に位置する第1照射領域21A(第1照射領域21Aの溝22)のブレーズ波長は、分散方向において外側に位置する第2照射領域21B(第2照射領域21Bの溝23)のブレーズ波長よりも小さくなっている。
そのため、簡易な構成で、回折格子2における分散方向での位置(反射位置)の違いに起因する収差(球面収差やコマ収差など)を補正できる。
(4)また、本実施形態では、図3に示すように、回折格子2において、第2照射領域21Bの溝23の深さD2は、第1照射領域21Aの溝22の深さD1と異なっている。具体的には、第2照射領域21Bの溝23の深さD2は、第1照射領域21Aの溝22の深さD1よりも深い。
そのため、回折格子2において、第2照射領域21Bの溝23の深さD2を、第1照射領域21Aの溝22の深さD1よりも深く形成するという簡易な構成で、収差を補正できる。
(5)また、本実施形態では、図1に示すように、回折格子2の照射領域21は、凹面により形成される。
そのため、簡易な構成で、回折格子2の照射領域21が凹面であることに起因する収差(球面収差など)を補正できる。
(6)また、本実施形態では、回折格子2の照射領域21は、波長ごとで回折効率が異なるように光を回折させるものであり、かつ、照射部分ごとで回折させる光の集光分布が異なるものである。そして、照射領域21において、第1照射領域21Aと、第2照射領域21Bとでブレーズ波長を異ならせることで、使用する波長範囲内で分解能を高くしている。
そのため、照射領域21の特性を利用して、分解能を高くできる。
(7)また、本実施形態では、照射領域21で回折される光のうち、第2照射領域21Bのブレーズ波長(第2ブレーズ波長)よりも短波長側に表れる収差を補正する。
すなわち、回折格子2では、回折される光のうち、短波長側に表れる収差を効率的に補正できる。
(8)また、本実施形態では、第1照射領域21Aのブレーズ波長(第1ブレーズ波長)に対する第2照射領域21Bのブレーズ波長(第2ブレーズ波長)の比率は、1.5〜2.5であり、好ましくは、2である。
そのため、照射領域21において、収差を補正するため最適なブレーズ波長の溝を形成できる。
7.第2実施形態
図9及び図10を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下において、上記した第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付することにより説明を省略する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る回折格子2を概略的に示した正面図である。
上記した第1実施形態では、回折格子2の照射領域21では、分散方向において、中心部に第1照射領域21Aが位置し、外側に第2照射領域21Bが位置している。
対して、第2実施形態では、非分散方向において、中心部に第1照射領域21Aが位置し、外側に第2照射領域21Bが位置している。
詳しくは、第2実施形態では、第1照射領域21Aは、非分散方向において、照射領域21の中心部に位置しており、分散方向において、照射領域21の全域に位置している。
また、第2照射領域21Bは、非分散方向において、第1照射領域21Aを挟むように、照射領域21の外側に位置しており、分散方向において、照射領域21の全域に位置している。
なお、図示しないが、第1実施形態と同様に、第1照射領域21Aでは、溝22が形成されており、第2照射領域21Bでは、溝23が形成されている。
このように第2実施形態では、回折格子2において、非分散方向の中心部に位置する第1照射領域21A(第1照射領域21Aの溝22)のブレーズ波長が、非分散方向の外側に位置する第2照射領域21B(第2照射領域21Bの溝23)のブレーズ波長よりも小さくなっている。
そのため、簡易な構成で、回折格子2における非分散方向での位置の違いに起因する収差(非点収差など)を補正できる。
8.第3実施形態
図10は、本発明の第3実施形態に係る回折格子2を概略的に示した正面図である。
上記した第1実施形態では、回折格子2の照射領域21では、分散方向において、中心部に第1照射領域21Aが位置し、外側に第2照射領域21Bが位置している。
対して、第3実施形態では、分散方向及び非分散方向において、中心部に第1照射領域21Aが位置し、外側に第2照射領域21Bが位置している。
詳しくは、第3実施形態では、第1照射領域21Aは、分散方向において、照射領域21の中心部に位置しており、かつ、非分散方向において、照射領域21の中心部に位置している。
また、第2照射領域21Bは、分散方向において、第1照射領域21Aを挟むように、照射領域21の外側に位置しており、かつ、非分散方向において、第1照射領域21Aを挟むように、照射領域21の外側に位置している。すなわち、第2照射領域21Bは、第1照射領域21Aの外側を囲んでいる。
なお、図示しないが、第1実施形態と同様に、第1照射領域21Aでは、溝22が形成されており、第2照射領域21Bでは、溝23が形成されている。
このように第3実施形態では、回折格子2において、分散方向及び非分散方向の中心部に位置する第1照射領域21A(第1照射領域21Aの溝22)のブレーズ波長が、分散方向及び非分散方向の外側に位置する第2照射領域21B(第2照射領域21Bの溝23)のブレーズ波長よりも小さくなっている。
そのため、簡易な構成で、回折格子2における分散方向での位置の違いに起因する収差、及び、非分散方向での位置の違いに起因する収差の両方を補正できる。
9.変形例
上記の実施形態では、回折格子2の照射領域21は、凹面により形成されるとして説明した。しかし、回折格子2の照射領域21は、凹面以外の面により形成されてもよい。例えば、回折格子2の照射領域21は、平面により形成されてもよい。
また、上記の実施形態では、回折格子2が、鋸歯状の溝22,23を有するブレーズ型回折格子である場合について説明した。しかし、本発明は、このようなブレーズ型回折格子に限らず、正弦波状の溝を有するホログラフィック回折格子や、矩形状の溝を有するラミナー回折格子などの他の回折格子にも適用可能である。
また、上記の実施形態では、分光装置1が、各波長の光を複数の受光素子41で同時に受光するポリクロメータである場合について説明した。しかし、本発明は、回折格子2を回転させて特定の波長の光のみを1つの受光素子で受光するようなモノクロメータにも適用可能である。
また、上記の実施形態では、回折格子2の照射領域21では、分散方向又は非分散方向において、中心部に第1照射領域21Aが位置し、外側に第2照射領域21Bが位置するとして説明した。しかし、分散方向又は非分散方向において、回折格子2の照射領域21を、ブレーズ波長が異なる2つの領域に2分割することも可能である。この場合、2つの領域の比率は、必ずしも1:1である必要はなく、例えば、2:3や2:1であってもよい。
1 分光装置
2 回折格子
4 検出器
21 照射領域
21A 第1照射領域
21B 第2照射領域
22 溝
23 溝

Claims (10)

  1. 照射領域に照射された光を回折させて、波長ごとの光に分光する回折格子であって、
    前記照射領域には光を回折させる複数の溝が形成されており、
    前記複数の溝のうち少なくとも一部の溝について、回折効率がピークとなる波長であるブレーズ波長が他の溝とは異なることを特徴とする回折格子。
  2. 前記複数の溝のうち前記照射領域の中心部に位置する溝のブレーズ波長が、外側に位置する溝のブレーズ波長よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の回折格子。
  3. 前記複数の溝のうち光の分散方向の中心部に位置する溝のブレーズ波長が、前記分散方向の外側に位置する溝のブレーズ波長よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の回折格子。
  4. 前記複数の溝のうち光の分散方向に直交する非分散方向の中心部に位置する溝のブレーズ波長が、前記非分散方向の外側に位置する溝のブレーズ波長よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の回折格子。
  5. 前記少なくとも一部の溝の深さが他の溝の深さとは異なることにより、前記少なくとも一部の溝と他の溝とでブレーズ波長が異なることを特徴とする請求項1に記載の回折格子。
  6. 前記照射領域が凹面により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回折格子。
  7. 前記照射領域は、波長ごとで回折効率が異なるように光を回折させるものであり、かつ、照射部分ごとで回折させる光の集光分布が異なるものであり、
    前記照射領域の複数の溝のうち少なくとも一部の溝について、ブレーズ波長を他の溝と異ならせることで、使用する波長範囲内で分解能を高くしたことを特徴とする請求項1に記載の回折格子。
  8. 前記少なくとも一部の溝のブレーズ波長は、短波長側の第1ブレーズ波長であり、
    前記他の溝のブレーズ波長は、前記第1ブレーズ波長よりも長波長側の第2ブレーズ波長であり、
    前記照射領域で回折される光のうち、前記第2ブレーズ波長よりも短波長側に表れる収差を補正することを特徴とする請求項1に記載の回折格子。
  9. 前記少なくとも一部の溝のブレーズ波長は、短波長側の第1ブレーズ波長であり、
    前記他の溝のブレーズ波長は、前記第1ブレーズ波長よりも長波長側の第2ブレーズ波長であり、
    前記第1ブレーズ波長に対する前記第2ブレーズ波長の比率は、1.5〜2.5であることを特徴とする請求項1に記載の回折格子。
  10. 請求項1に記載の回折格子と、
    前記回折格子により分光された光を検出する検出器とを備えることを特徴とする分光装置。
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