JPWO2017204096A1 - 積層型二次電池、及び袋状セパレータ - Google Patents

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Abstract

セル内部の電極材料等で発生したガスが電極とセパレータの間にたまり、気泡となって抜けにくくなる現象を防ぐと共に、高温下における安全性能を高めることができる積層型二次電池を提供する。積層型二次電池は、正極電極と負極電極とが、袋状セパレータを介して積層された積層型二次電池であって、上記正極電極と上記負極電極のうちの一方の電極が上記袋状セパレータに収められ、上記正極電極と上記負極電極のうちの他方の電極が、上記一方の電極が収められた上記袋状セパレータに積層され、上記袋状セパレータは、高温下で一軸性の収縮特性を有し、収縮率の大きい収縮方向に沿って形成されたスリットを有する。

Description

本発明は、積層型二次電池、及び袋状セパレータに関し、特に、正極と負極とがセパレータを介して積層された積層型二次電池のセル構造に関する。
積層型二次電池のセパレータとして、袋状セパレータを用いたものが知られている。特許文献1では、まず2枚のセパレータの周囲部を熱融着することにより袋状の形状を形成し、その袋状セパレータの中に両面に材料が塗布された正極を入れた構造を形成している。さらに特許文献1では、上記正極が入れられた袋状セパレータと材料が両面に塗布されている負極とを交互に積層した構造としている。
この袋状セパレータは、2枚のセパレータの周囲部の一部に熱と圧力をかけて融着させた構造である。この構造は、セルが高温に曝された場合にセパレータが収縮して正極が露出し、正極と負極が接触して内部短絡が起こるのを防ぐことに効果があり、セルの安全性能向上に効果がある。
セパレータの高温特性については、非特許文献1にも記述がある。セパレータの基体材料やコーティングの有無、コーティング材料・方法等によってその性能は大きく異なるが、基本的にはセパレータにリチウムイオンが正極と負極の間を移動できるような開口部を形成するため、製造工程中にセパレータを引き延ばす(延伸)工程がある。セパレータが高温に曝されると、主としてその延伸方向に収縮が起こるというものである。
上記袋状セパレータを形成する際の熱融着パターンとしては、これまでもさまざまな工夫がなされている。特許文献1のように、セパレータの周囲や正極のタブのある辺を除いて連続的に融着部を形成することや、融着部が設けられている箇所に非融着部を形成するものがある。また、特許文献2のように、連続した線状の熱融着部と間欠的な熱融着部とを併用するものがある。また、特許文献3のように、4隅のみを熱融着するものもある。特許文献4では、正極が4片に分割されており、熱融着部分によってそれぞれの正極が分離されている。これにより、袋状のセパレータの強度を増し、安全性能を高めることができる。
特開2008−91100号公報 特許第4124972号公報 特許第3511443号公報 特開平9−147914号公報
S.S.Zhang, "A review on the separators of liquid electrolyte Li-ion batteries", Journal of Power Sources 164, pp.351-364, 2007.
しかしながら、上述した積層型二次電池には以下のような課題がある。背景技術の積層型二次電池の課題について、図面を参照して説明する。
図11に示すように、セパレータ1101の熱融着部分1102の間隔sが小さいと、セルの活性化時や初回充電時に正極1103の活材料などから発生したガスによる気泡1160が、正極1103とセパレータ1101との間にたまることがある。特に、発生したガスによる気泡1160が電極の中央部に集まって抜けなくなり、正極1103とセパレータ1101の間に隙間を形成するため、電池動作を阻害し、電極の活性化が不均一になるという課題があった。
図12は逆に、熱融着部分1202の間隔が広い場合を示す。正極1203とセパレータ1201との間の気泡は抜けやすくなるが、130℃以上の高温において、セパレータ1201が収縮率の大きい収縮方向に収縮した場合、セパレータ1201の外形が図12中の点線1201−2のような形状となることが考えられる。セパレータ1201のこのような収縮が発生すると、正極1203が露出して負極と短絡し、それがトリガーとなって、セルの破裂・発火などが引き起こされる可能性が高くなる。つまり、図11や図12に示される背景技術の構造においては、ガス抜き効果と高温におけるセルの安全性能との両立が難しいという課題があった。
リチウム過剰正極材料と呼ばれる背景技術のリチウムイオン電池の倍以上の容量が得られる材料は、航続距離の長い電気自動車、ドローン、ロボット等のための次世代二次電池に期待されている材料である。その一方で、この材料により正極を形成した場合、セルの活性化時、あるいは初期充放電時に正極材料から発生するガスが多い傾向にあり、この問題が顕著である。
本発明の目的は、セル内部の電極材料等で発生したガスが電極とセパレータの間にたまり、気泡となって抜けにくくなる現象を防ぐことができる積層型二次電池、及び袋状セパレータを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る積層型二次電池は、正極電極と負極電極とが、袋状セパレータを介して積層された積層型二次電池であって、
上記正極電極と上記負極電極のうちの一方の電極が上記袋状セパレータに収められ、上記正極電極と上記負極電極のうちの他方の電極が、上記一方の電極が収められた上記袋状セパレータに積層され、
上記袋状セパレータは、高温下で一軸性の収縮特性を有し、収縮率の大きい収縮方向に沿って形成されたスリットを有する。
本発明に係る袋状セパレータは、正極電極と負極電極とが積層された積層型二次電池に用いられる袋状セパレータであって、
高温下で一軸性の収縮特性を有し、収縮率の大きい収縮方向に沿って形成されたスリットを有する。
本発明によれば、積層型二次電池のセル内部の電極材料等で発生したガスが電極とセパレータの間にたまり、気泡となって抜けにくくなる現象を防ぐことができる。
本発明の第1実施形態の積層型二次電池の構成を説明するための平面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態の積層型二次電池の製造方法を説明するための分解斜視図である。 本発明の第1実施形態の積層型二次電池の製造方法を説明するための分解斜視図である。 本発明の第2実施形態の積層型二次電池の構成を説明するための平面図である。 本発明の第3実施形態の積層型二次電池の構成を説明するための平面図である。 本発明の第4実施形態の積層型二次電池の構成を説明するための平面図である。 本発明の第5実施形態の積層型二次電池の構成を説明するための平面図である。 本発明の第6実施形態の積層型二次電池を示す斜視図である。 図9のB−B線に沿った断面図である。 背景技術の課題を説明するための積層型二次電池の平面図である。 背景技術の課題を説明するための積層型二次電池の平面図である。
本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態による積層型二次電池について、説明する。図1は、本発明の第1実施形態の積層型二次電池の構成を説明するための平面図である。図2は、図1のA−A線に沿った断面図である。図3は、本発明の第1実施形態の積層型二次電池の製造方法を説明するための分解斜視図である。図4は、本発明の第1実施形態の積層型二次電池の製造方法を説明するための分解斜視図である。
[構造]
本実施形態による積層型二次電池は、正極電極と負極電極とが、袋状セパレータを介して積層された積層型二次電池である。本実施形態では、正極電極と負極電極のうちの正極電極が袋状セパレータに収められ、正極電極と負極電極のうちの負極電極が、正極電極が収められた袋状セパレータに積層された積層型二次電池を一例として、説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態である積層型二次電池の袋状セパレータに入った正極電極103を示す。図1において、袋状セパレータには中央部に横方向に走るスリットが形成されている。袋状セパレータのスリットは図1及び図2に示すように、袋状セパレータの上半分部分101−1と、袋状セパレータの下半分部分101−2との、部分的な重なりによって形成されている。袋状セパレータのスリットは図1に示す、袋状セパレータの高温における収縮方向と平行に形成されている。
図1及び図2の距離dは、袋状セパレータの重なり部分の距離を表している。すなわち、図1及び図2の距離dは、袋状セパレータの上半分部分101−1と、袋状セパレータの下半分部分101−2との重なり部分の距離を表している。セパレータ同士は熱融着部分102で融着され、袋状のセパレータが形成されている。さらに、図1の袋状セパレータの上半分部分101−1と、袋状セパレータの下半分部分101−2との重なり部分に、熱融着部分102aを設けている。セパレータの重なり部分に少なくとも1箇所の熱融着部分があることによって、セパレータの上半分部分101−1とセパレータの下半分部分101−2とが分離することはない。
袋状セパレータの内部には、正極電極103が挿入されている。正極電極103は、金属箔の両面に正極活材料が塗布された構造となっている。電池の活性化時、または初期充放電時に正極活材料からガスによる気泡が発生した場合、本実施形態の積層型二次電池では、セパレータの重なりで形成された上記スリットをガスが通って逃げやすくなっている。また、袋状セパレータの周囲部が熱融着部分102で固定されているため、セルが高温に曝された場合にセパレータが収縮方向に収縮しても、正極電極103が露出しにくい構造となっている。
本実施形態の積層型二次電池の袋状セパレータは、図1の収縮方向に示すような、高温下で収縮軸に関して一軸性の収縮特性を有する。この一軸性の収縮特性とは、高温下で1方向(収縮軸)に大きな収縮率を持つが、収縮軸と直交する方向の収縮率は小さい収縮特性を指す。そして、本実施形態の積層型二次電池では、袋状セパレータが、収縮率の大きい収縮方向に沿って形成されたスリットを有する。より具体的には、袋状セパレータが、上記収縮軸と実質的に平行な方向に形成されたスリットを有する。スリットをセパレータの収縮方向と平行に形成しているので、高温下などでセパレータの収縮が発生しても、スリットが開口しにくい構造となっている。図1に示す、熱融着部分102の間隔sを小さくすることでさらに正極電極103が露出しにくい構造とすることができる。その場合、スリットの存在のため、ガスの抜けが悪くなることはない。
[製造方法]
次に、図3、図4を参照して第1の実施形態の積層型二次電池の製造方法を説明する。図3は、正極電極とセパレータから袋状セパレータを形成する方法の図を示している。図4は正極電極入りの袋状セパレータを負極電極で挟んだ構造を形成する方法の図を示している。
図3は、1枚の正極電極103と、4枚のセパレータ101−1、101−2、101−3、101−4を示している。正極電極103は縦15cm、横7cm程度の実質的に矩形で、約20μmの厚さのアルミニウム箔の両面に、リチウム遷移金属酸化物をそれぞれ約200μmの厚さに塗布した構造となっている。4枚のセパレータ101−1、101−2、101−3、101−4は、厚さ約30μmのポリプロピレン製の多孔性薄膜で形成されている。セパレータの高温(130℃以上)における収縮方向(収縮軸)は、図3中に示すように、正極電極103の矩形の短辺方向と平行にしてある。
1mm程度の距離dの重なり部分を持つ2枚のセパレータ(101−1、101−2)と、同様の2枚のセパレータ(101−3、101−4)とで、正極電極103のそれぞれ上下から挟む。さらに正極電極103から外側に僅かに離れた距離でセパレータ同士(101−1と101−3、101−2と101−4)を熱融着して、袋状セパレータを形成する。熱融着部分は図1の熱融着部分102に示したように、約1mm角の大きさで、2mm程度の間隔sで形成されている。この際、2枚のセパレータ(101−1、101−2)の重なり部分、また、2枚のセパレータ(101−3、101−4)の重なり部分に、図1に示すような少なくとも1箇所の熱融着部分102aを設ける。これにより2枚のセパレータ(101−1、101−2)が分離してしまうことはなく、2枚のセパレータ(101−3、101−4)が分離してしまうことはない。
次に、図4に示すように、上記のように形成した正極電極入り袋状セパレータ404を、負極電極405−1、405−2で挟んで積層し、積層型二次電池を構成する。負極電極405−1、405−2は例えば約15μmの厚さの銅箔の両面にそれぞれ100μm程度の厚さに黒鉛を塗布した構造である。
[効果]
本実施形態の積層型二次電池によれば、電池の活性化時、あるいは初期充放電時に正極材料で発生したガスが電極とセパレータとの間に気泡となって抜けなくなり、隙間を形成して正極と負極との間の(リチウム)イオンの動きを阻害することを防止できる。これにより、電極表面上の活材料が均一に活性化するようになる。このため、電極の表面上で均一な動作が可能となり、電池本来の性能が発揮されるようになる。また、袋状セパレータの周囲部を熱融着によって固定しているため、高温においてセパレータが収縮しても正極が露出しにくく、負極とのショートが起こりにくい構造となっている。つまり、電池本来の性能を十分に発揮できる構造であり、高温時における安全性能が高い二次電池構造を提供することができる。
上記実施形態において、熱融着部分の間隔sや、セパレータのスリットの数、また、正極の分割などは用途によって適当に選ぶことができる。そのための構成を、以下、第2から第5の実施形態として説明する。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態による積層型二次電池について、説明する。図5は、本発明の第2実施形態の積層型二次電池の構成を説明するための平面図である。図5は、本実施形態の積層型二次電池の袋状セパレータに入った正極電極503を示す。
図5は、高温におけるセパレータの熱収縮率がそれほど大きくないセパレータを使用した場合に、高温下でセパレータの収縮による正極電極の露出が起きない範囲で、間隔sを第1の実施形態の場合に比べ大きく設定した例を示す。これにより、正極電極周囲からのガスを逃がす効果を高めている例である。
図5において、第1実施形態と同様に、袋状セパレータには中央部に横方向に走るスリットが形成されている。袋状セパレータのスリットは図5に示すように、袋状セパレータの上半分部分501−1と、袋状セパレータの下半分部分501−2との、部分的な重なりによって形成されている。袋状セパレータのスリットは第1実施形態と同様に、収縮率の大きい収縮方向に沿って形成されている。より具体的には、袋状セパレータのスリットは、袋状セパレータの高温における収縮方向と平行に形成されている。セパレータ同士は熱融着部分502で融着され、袋状のセパレータが形成されている。図5の袋状セパレータの上半分部分501−1と、袋状セパレータの下半分部分501−2との重なり部分に、熱融着部分502aを設けている。セパレータの重なり部分に少なくとも1箇所の熱融着部分があることによって、セパレータの上半分部分501−1とセパレータの下半分部分501−2とが分離することはない。
本実施形態によれば、積層型二次電池のセル内部の電極材料等で発生したガスが電極とセパレータの間にたまり、気泡となって抜けにくくなる現象を防ぐと共に、高温下における安全性能を高めることができる。さらに、高温におけるセパレータの熱収縮率がそれほど大きくないセパレータを使用した場合に、高温下でセパレータの収縮による正極電極の露出が起きない範囲で、間隔sを第1の実施形態の場合に比べ大きく設定している。これにより、正極電極503周囲からのガスを逃がす効果を高めることができる。
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態による積層型二次電池について、説明する。図6は、本発明の第3実施形態の積層型二次電池の構成を説明するための平面図である。図6は、袋状セパレータの分割数を増やし、スリットを多く設けることで、正極電極中央部のガスを逃がす効果を高めている例である。
図6において、第1実施形態と同様に、袋状セパレータには横方向に走るスリットが形成されている。本実施形態の袋状セパレータでは横方向に走る複数のスリットが形成されており、図6では横方向に走る三つのスリットが形成されている。袋状セパレータの一つのスリットは図6に示すように、袋状セパレータの第1部分601−1と第2部分601−2との、部分的な重なりによって形成されている。袋状セパレータのもう一つのスリットは図6に示すように、袋状セパレータの第2部分601−2と第3部分601−3との、部分的な重なりによって形成されている。袋状セパレータのさらにもう一つのスリットは図6に示すように、袋状セパレータの第3部分601−3と第4部分601−4との、部分的な重なりによって形成されている。袋状セパレータの各スリットは第1実施形態と同様に、収縮率の大きい収縮方向に沿って形成されている。より具体的には、袋状セパレータの各スリットは、袋状セパレータの高温における収縮方向と平行に形成されている。
セパレータ同士は熱融着部分602で融着され、袋状のセパレータが形成されている。図6の袋状セパレータの第1部分601−1と第2部分601−2との重なり部分に、熱融着部分602aを設けている。さらに図6の袋状セパレータの第2部分601−2と第3部分601−3との重なり部分に、熱融着部分602aを設けている。さらに図6の袋状セパレータの第3部分601−3と第4部分601−4との重なり部分に、熱融着部分602aを設けている。セパレータの重なり部分に熱融着部分602aがあることによって、セパレータの各部分が分離することはない。
本実施形態によれば、第2実施形態などと同様に、積層型二次電池のセル内部の電極材料等で発生したガスが電極とセパレータの間にたまり、気泡となって抜けにくくなる現象を防ぐと共に、高温下における安全性能を高めることができる。
さらに本実施形態によれば、袋状セパレータの分割数を増やし、スリットを多く設けることで、正極電極603中央部のガスを逃がす効果を高めることができる。
〔第4実施形態〕
本発明の第4実施形態による積層型二次電池について、説明する。図7は、本発明の第4実施形態の積層型二次電池の構成を説明するための平面図である。図7は、正極電極を縦方向に2分割し、正極電極と正極電極との間にもセパレータの熱融着部分を設けることにより、高温下でのセパレータの収縮によって、より正極電極が露出しにくい構造にして安全性能を高めた例である。
図7においては、正極電極が縦方向に2分割されている。言い換えると、本実施形態の積層型二次電池は、縦方向に2分割された正極電極703−1と、正極電極703−2とを有する。本実施形態では第1実施形態と同様に、袋状セパレータには中央部に横方向に走るスリットが形成されている。袋状セパレータのスリットは図7に示すように、袋状セパレータの上半分部分701−1と、袋状セパレータの下半分部分701−2との、部分的な重なりによって形成されている。袋状セパレータのスリットは第1実施形態と同様に、収縮率の大きい収縮方向に沿って形成されている。より具体的には、袋状セパレータのスリットは、袋状セパレータの高温における収縮方向と平行に形成されている。セパレータ同士は熱融着部分702で融着され、袋状のセパレータが形成されている。図7の袋状セパレータの上半分部分701−1と、袋状セパレータの下半分部分701−2との重なり部分に、熱融着部分702aを設けている。
さらに縦方向に2分割された正極電極703−1と、正極電極703−2との間の、袋状セパレータの上半分部分701−1と、袋状セパレータの下半分部分701−2との重なり部分に、熱融着部分702bを設けている。セパレータの重なり部分に少なくとも1箇所の熱融着部分があることによって、セパレータの上半分部分701−1とセパレータの下半分部分701−2とが分離することはない。さらに縦方向に2分割された正極電極703−1と、正極電極703−2との間の、セパレータの重なり部分に熱融着部分702bを設けることにより、分離抑制効果をさらに高めている。
本実施形態によれば、第2実施形態などと同様に、積層型二次電池のセル内部の電極材料等で発生したガスが電極とセパレータの間にたまり、気泡となって抜けにくくなる現象を防ぐと共に、高温下における安全性能を高めることができる。
さらに本実施形態によれば、正極電極を縦方向に分割し、分割された正極電極と正極電極との間にもセパレータの熱融着部分を設けることにより、高温下でのセパレータの収縮によって、より正極電極が露出しにくい構造にして安全性能を高めることができる。
〔第5実施形態〕
本発明の第5実施形態による積層型二次電池について、説明する。図8は、本発明の第5実施形態の積層型二次電池の構成を説明するための平面図である。図8は、正極電極を分割してスリット部には正極電極が重ならないようにしたものである。この場合、さらに高い高温下で収縮率の大きい収縮方向に垂直な方向にも収縮が起こり、スリット部が開孔したとしても、正極電極が露出しにくい構造であって、安全性能を高めている例である。
図8においては、正極電極が横方向に2分割されている。言い換えると、本実施形態の積層型二次電池は、横方向に2分割された正極電極803−1と、正極電極803−2とを有する。本実施形態では第1実施形態などと同様に、袋状セパレータには中央部を横方向に走るスリットが形成されている。袋状セパレータのスリットは図8に示すように、袋状セパレータの上半分部分801−1と、袋状セパレータの下半分部分801−2との、部分的な重なりによって形成されている。袋状セパレータのスリットは第1実施形態と同様に、収縮率の大きい収縮方向に沿って形成されている。より具体的には、袋状セパレータのスリットは、袋状セパレータの高温における収縮方向と平行に形成されている。セパレータ同士は熱融着部分802で融着され、袋状のセパレータが形成されている。さらに図8の袋状セパレータの上半分部分801−1と、袋状セパレータの下半分部分801−2との重なり部分に、熱融着部分802aを設けている。セパレータの重なり部分に熱融着部分があることによって、セパレータの上半分部分801−1とセパレータの下半分部分801−2とが分離することはない。
本実施形態では、横方向に2分割された正極電極803−1と、正極電極803−2とは、袋状セパレータのスリットに重ならない配置で構成している。
本実施形態によれば、第2実施形態などと同様に、積層型二次電池のセル内部の電極材料等で発生したガスが電極とセパレータの間にたまり、気泡となって抜けにくくなる現象を防ぐと共に、高温下における安全性能を高めることができる。
さらに本実施形態によれば、正極電極を分割し、分割された正極電極803−1、803−2がいずれも、袋状セパレータのスリットに重ならない配置で構成している。言い換えると、分割された正極電極803−1、803−2は、袋状セパレータの上半分部分801−1と、袋状セパレータの下半分部分801−2との重なり部分に重ならない配置で構成している。これにより、さらに高い高温下で収縮率の大きい収縮方向に垂直な方向にも収縮が起こり、スリット部が開孔したとしても、正極電極803−1や正極電極803−2を露出しにくくすることができ、安全性能を高めることができる。
〔第6実施形態〕
次に、本発明の第6実施形態による積層型二次電池の製造方法を説明する。図9は、本発明の第6実施形態の積層型二次電池のセル構造を示す斜視図である。図10は、図9のB−B線に沿った断面図である。
まず、図10に示すように、第1の実施形態の製造方法で示した方法により形成された正極電極1003入りの袋状セパレータ1001と、負極電極1005とを、交互に積層する。次に、正極電極1003の取り出しと負極電極1005の取り出しをまとめて超音波により溶接し、図9のタブ920、930として引き出し、最後に全体をラミネートシート1010によりパッキングする。さらにラミネートシート1010でパッキングされた内部に電解液1040を注入して満たすことにより、図9で示したセル構造を得る。ラミネートシートとしては、例えば両面をポリエチレンでコーティングされたアルミニウム箔が、電解液としては例えばジエチルカーボネート有機溶媒中に六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1mol/lの濃度に溶融したものが使用可能である。このセルを活性化するため、タブの間に適当な電圧をかけて数サイクル充放電を行う。その際に図9に示したセルのガス排出口950を真空ポンプで引きながら活性化することによって、正極電極1003などから発生したガスがスリットを通り袋状セパレータ1001の外へ、さらにセルの外部へ効率よく逃がすことができる。活性化が終了後、ガス排出口950を熱融着によって塞いで、余分な部分を切断することによって最終的な積層型二次電池セルが完成する。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、スリットの方向はセパレータの収縮方向と必ずしも完全に平行でなくてもよい。上述した実施形態では、正極電極と負極電極のうちの正極電極が袋状セパレータに収められ、正極電極と負極電極のうちの負極電極が、正極電極が収められた袋状セパレータに積層された積層型二次電池を説明したが、これに限られない。すなわち、正極電極と負極電極のうちの負極電極が袋状セパレータに収められ、正極電極と負極電極のうちの正極電極が、負極電極が収められた袋状セパレータに積層された積層型二次電池を構成することも考えられる。2枚のセパレータの重なり部の各々のセパレータの厚さは、各々のセパレータのその他の部分の厚さよりも薄く構成することも考えられる。請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲に含まれることはいうまでもない。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)正極電極と負極電極とが、袋状セパレータを介して積層された積層型二次電池であって、前記正極電極と前記負極電極のうちの一方の電極が前記袋状セパレータに収められ、前記正極電極と前記負極電極のうちの他方の電極が、前記一方の電極が収められた前記袋状セパレータに積層され、前記袋状セパレータは、高温下で一軸性の収縮特性を有し、収縮率の大きい収縮方向に沿って形成されたスリットを有する、積層型二次電池。
(付記2)前記袋状セパレータは、その二辺が前記収縮方向と平行である矩形をなしている、付記1に記載の積層型二次電池。
(付記3)前記袋状セパレータの周囲部は、前記収縮方向と実質的に直交する辺の少なくとも一部が熱融着されて形成されている、付記2に記載の積層型二次電池。
(付記4)前記スリットは、前記袋状セパレータの一部を構成する2枚のセパレータの重なり部で形成されている、付記1に記載の積層型二次電池。
(付記5)前記スリットは、前記袋状セパレータの一部を構成する第1部分と前記第1部分に隣接する第2部分との重なり部で形成されている、付記4に記載の積層型二次電池。
(付記6)前記スリットは、前記第2部分と前記第2部分に隣接する第3部分との重なり部でさらに形成されている、付記5に記載の積層型二次電池。
(付記7)前記2枚のセパレータの重なり部の少なくとも1部に熱融着部分を有する、付記4乃至付記6のいずれか一つに記載の積層型二次電池。
(付記8)前記2枚のセパレータの重なり部の各々のセパレータの厚さは、各々のセパレータのその他の部分の厚さよりも薄い、付記4乃至付記7のいずれか一つに記載の積層型二次電池。
(付記9)前記袋状セパレータに収められる前記一方の電極は、複数個である、付記1乃至付記8のいずれか一つに記載の積層型二次電池。
(付記10)前記一方の電極は実質的に矩形をなしており、前記複数個の前記一方の電極は、前記矩形の短辺が実質的に平行になるように、前記袋状セパレータに収められる、付記9に記載の積層型二次電池。
(付記11)前記一方の電極は実質的に矩形をなしており、前記複数個の前記一方の電極は、前記矩形の長辺が実質的に平行になるように、前記袋状セパレータに収められる、付記9に記載の積層型二次電池。
(付記12)前記矩形の長辺が実質的に平行になるように、前記袋状セパレータに収められた前記複数個の前記一方の電極間に位置する箇所で、前記袋状セパレータは熱融着されている、付記11に記載の積層型二次電池。
(付記13)前記複数個の前記一方の電極間に位置する箇所の、前記2枚のセパレータの重なり部の少なくとも1部に熱融着部分を有する、付記9乃至付記12のいずれか一つに記載の積層型二次電池。
(付記14)正極電極と負極電極とが積層された積層型二次電池に用いられる袋状セパレータであって、高温下で一軸性の収縮特性を有し、収縮率の大きい収縮方向に沿って形成されたスリットを有する、袋状セパレータ。
(付記15)その二辺が前記収縮方向と平行である矩形をなしている、付記14に記載の袋状セパレータ。
(付記16)周囲部は、前記収縮方向と実質的に直交する辺の少なくとも一部が熱融着されて形成されている、付記15に記載の袋状セパレータ。
(付記17)前記スリットは、2枚のセパレータの重なり部で形成されている、付記14に記載の袋状セパレータ。
(付記18)前記スリットは、セパレータの一部を構成する第1部分と前記第1部分に隣接する第2部分との重なり部で形成されている、付記17に記載の袋状セパレータ。
(付記19)前記スリットは、前記第2部分と前記第2部分に隣接する第3部分との重なり部でさらに形成されている、付記18に記載の袋状セパレータ。
(付記20)前記2枚のセパレータの重なり部の少なくとも1部に熱融着部分を有する、付記17乃至付記19のいずれか一つに記載の袋状セパレータ。
(付記21)前記2枚のセパレータの重なり部の各々のセパレータの厚さは、各々のセパレータのその他の部分の厚さよりも薄い、付記17乃至付記20のいずれか一つに記載の袋状セパレータ。
本発明によれば、リチウム過剰正極材料と呼ばれる背景技術のリチウムイオン電池の倍以上の容量が得られる材料により正極を形成した場合においても、十分に性能が発揮でき、かつ安全性能も高いセルが形成できる。よって、本発明の活用例として、例えば航続距離の長い電気自動車、ドローン、ロボット等が考えられる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2016年5月26日に出願された日本出願特願2016−105071号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
101、1001 セパレータ
102、102a、502、502a、602、602a、702、702a、702b、802、802a 熱融着部分
103、503、603、703、803、1003 正極電極
404 正極電極入り袋状セパレータ
405、1005 負極電極
910、1010 ラミネートシート
920、930 タブ
1040 電解液
950 ガス排出口
1160 発生したガスによる気泡

Claims (21)

  1. 正極電極と負極電極とが、袋状セパレータを介して積層された積層型二次電池であって、
    前記正極電極と前記負極電極のうちの一方の電極が前記袋状セパレータに収められ、前記正極電極と前記負極電極のうちの他方の電極が、前記一方の電極が収められた前記袋状セパレータに積層され、
    前記袋状セパレータは、高温下で一軸性の収縮特性を有し、収縮率の大きい収縮方向に沿って形成されたスリットを有する、積層型二次電池。
  2. 前記袋状セパレータは、その二辺が前記収縮方向と平行である矩形をなしている、請求項1に記載の積層型二次電池。
  3. 前記袋状セパレータの周囲部は、前記収縮方向と実質的に直交する辺の少なくとも一部が熱融着されて形成されている、請求項2に記載の積層型二次電池。
  4. 前記スリットは、前記袋状セパレータの一部を構成する2枚のセパレータの重なり部で形成されている、請求項1に記載の積層型二次電池。
  5. 前記スリットは、前記袋状セパレータの一部を構成する第1部分と前記第1部分に隣接する第2部分との重なり部で形成されている、請求項4に記載の積層型二次電池。
  6. 前記スリットは、前記第2部分と前記第2部分に隣接する第3部分との重なり部でさらに形成されている、請求項5に記載の積層型二次電池。
  7. 前記2枚のセパレータの重なり部の少なくとも1部に熱融着部分を有する、請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の積層型二次電池。
  8. 前記2枚のセパレータの重なり部の各々のセパレータの厚さは、各々のセパレータのその他の部分の厚さよりも薄い、請求項4乃至請求項7のいずれか一項に記載の積層型二次電池。
  9. 前記袋状セパレータに収められる前記一方の電極は、複数個である、請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の積層型二次電池。
  10. 前記一方の電極は実質的に矩形をなしており、前記複数個の前記一方の電極は、前記矩形の短辺が実質的に平行になるように、前記袋状セパレータに収められる、請求項9に記載の積層型二次電池。
  11. 前記一方の電極は実質的に矩形をなしており、前記複数個の前記一方の電極は、前記矩形の長辺が実質的に平行になるように、前記袋状セパレータに収められる、請求項9に記載の積層型二次電池。
  12. 前記矩形の長辺が実質的に平行になるように、前記袋状セパレータに収められた前記複数個の前記一方の電極間に位置する箇所で、前記袋状セパレータは熱融着されている、請求項11に記載の積層型二次電池。
  13. 前記複数個の前記一方の電極間に位置する箇所の、前記2枚のセパレータの重なり部の少なくとも1部に熱融着部分を有する、請求項9乃至請求項12のいずれか一項に記載の積層型二次電池。
  14. 正極電極と負極電極とが積層された積層型二次電池に用いられる袋状セパレータであって、
    高温下で一軸性の収縮特性を有し、収縮率の大きい収縮方向に沿って形成されたスリットを有する、袋状セパレータ。
  15. その二辺が前記収縮方向と平行である矩形をなしている、請求項14に記載の袋状セパレータ。
  16. 周囲部は、前記収縮方向と実質的に直交する辺の少なくとも一部が熱融着されて形成されている、請求項15に記載の袋状セパレータ。
  17. 前記スリットは、2枚のセパレータの重なり部で形成されている、請求項14に記載の袋状セパレータ。
  18. 前記スリットは、セパレータの一部を構成する第1部分と前記第1部分に隣接する第2部分との重なり部で形成されている、請求項17に記載の袋状セパレータ。
  19. 前記スリットは、前記第2部分と前記第2部分に隣接する第3部分との重なり部でさらに形成されている、請求項18に記載の袋状セパレータ。
  20. 前記2枚のセパレータの重なり部の少なくとも1部に熱融着部分を有する、請求項17乃至請求項19のいずれか一項に記載の袋状セパレータ。
  21. 前記2枚のセパレータの重なり部の各々のセパレータの厚さは、各々のセパレータのその他の部分の厚さよりも薄い、請求項17乃至請求項20のいずれか一項に記載の袋状セパレータ。
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