JPWO2017195741A1 - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

ベゼルの調達コストを抑えることができる構造のヘッドアップディスプレイ装置を提供することを課題とする。上カバー36の湾曲壁部38にベゼル部33が一体形成されている。上カバー36がダイカスト品であるため、一回の鋳造(ダイカスト)で貫通穴39及びベゼル部33と共に湾曲壁部38が製造できる。ベゼル部33が別部品である場合に比較して、ベゼル部33が一体であるため、ベゼル部33の調達コストを下げることができる。ベゼルを耐熱温度が高い別部品で構成すると、ベゼルの調達コストが嵩むが、本発明のようにケースを一部変形するだけでベゼル部を一体形成するようにすれば、ベゼル部の調達コストは下げることができる。

Description

本発明は、太陽光を考慮したヘッドアップディスプレイ装置に関する。
車両の運転者は、フロントガラスを通して前方を注視すると共に、インストルメントパネル上の計器類を目視しながら運転を実施する。すなわち、視線が前方と下方の計器類とへ移動する。前方を見たままで、計器類を見ることができれば、視線の移動がなく、運転性の向上が期待できる。この知見からヘッドアップディスプレイ装置が開発され、実用に供されるようになってきた(例えば、特許文献1(図1)参照)。
特許文献1の図1に示されるように、HUD表示器(2)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)から上へ出射された画像光線は、フロントガラス(5)の内面に当たり、反射され運転者の前方に結像される(特許文献1、段落番号[0012])。不使用時は、シャッタ(4)で光路を遮断することで、外光(太陽光)がHUD表示器(2)に到達しないようにする。これで、HUD表示器(2)の損傷を防止することができる(特許文献1、段落番号[0006])。
シャッタ(4)及びこのシャッタ(4)を駆動する駆動手段が必要であるため、ヘッドアップディスプレイ装置が高価になると共に大型になる。その上、不使用時でないとき、すなわち運転中は、シャッタ(4)が開いているため、このときには太陽光の入射を防ぐことができない。運転中を含め、常時、太陽光の入射を防ぐことができる構造が求められる。
そこで、本発明者らは、先に、シャッタを用いることなく太陽光対策を講じたヘッドアップディスプレイ装置を提案した(例えば、特許文献2(図1)参照)。
特許文献2の図1に示されるように、光路に反射型偏光フィルム(21)(括弧付き数字は、特許文献2に記載された符号を示す。以下同様)を介在させる。反射型偏光フィルム(21)の存在により、太陽光(b)が入射しても液晶シェル(16)の温度は上昇しない(特許文献2、段落番号[0013])。なお、反射型偏光フィルム(21)はガラス基板(22)の上面に貼着されている。
特許文献2によれば、常時、太陽光対策を講じることができる。
なお、平面反射鏡(23)及び凹面反射鏡(24)は、従来、樹脂成形品又は無機ガラスがベースとされる。樹脂成形品の場合は、射出成形後に、突き出しピンで成形品が突き出される。この際、ピン跡が、不可避的に成形品に残る。従来から、ピン跡は、成形品の外周部に残し、この外周部をベゼルと称する額縁状の部材で覆うようにしてきた。
樹脂成形品と無機ガラスの何れにおいても、反射面に金属を蒸着する際に、樹脂成形品又は無機ガラスの外周部を掴む必要がある。樹脂成形品又は無機ガラスの外周部に、不可避的に掴み跡が残る。ベゼルであれば、掴み跡を覆って隠すことができる。
このような理由で、ベゼルがヘッドアップディスプレイ装置に採用されることがある。
ところで、凹面反射鏡(24)は太陽光等の外光を収束させる作用を発揮する。収束させるとエネルギー密度が高まり、凹面反射鏡(24)等に比較して高温になる個所が生じる。
ベゼルが外光により高温になる個所近傍に設けられる場合は、凹面反射鏡(24)等よりも耐熱温度が高い材料で構成する必要が生じる。
耐熱温度が高い材料は、低い材料に比較して高価であり、加工コストも嵩む。
ベゼルの材料コスト及び加工コストが嵩むと、ヘッドアップディスプレイ装置が高価になる。以下、材料コストと加工コストの和を調達コストと記す。
しかし、ヘッドアップディスプレイ装置のコストダウンが求められる中、ベゼルの調達コストを抑えることができる構造のヘッドアップディスプレイ装置が望まれる。
特開2003−237411号公報 特許第4114194号公報
本発明は、ベゼルの調達コストを抑えることができる構造のヘッドアップディスプレイ装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、第1ミラーと、第2ミラーと、前記第1ミラー及び前記第2ミラーを収納するケースとを備え、前記第1ミラーと前記第2ミラーとの間にクロス光路が形成されるヘッドアップディスプレイ装置において、
前記第1ミラーは、前記第2ミラーからの外光を受ける位置に配置され、
前記ケースは、前記第2ミラー側から見て前記第1ミラーの外周部を覆う額縁状のベゼル部を一体に備え、
前記第1ミラーは、反射面の裏側を覆うミラーホルダで支持され、このミラーホルダが前記ケースに連結されることで前記第1ミラーが前記ケースに取り付けられており、
前記ミラーホルダは、前記ベゼル部よりも耐熱温度が低い樹脂材料で構成されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、ケースは、一般部と、この一般部より熱伝導率が高い又は耐熱温度が高い材料で形成される特別部とを有し、ベゼル部は、特別部に一体に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、ベゼル部には、第2ミラーからの外光が当たる部位に、外光の反射を弱める又は阻止する反射防止部が設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、ケースは、第2ミラーを支えるセンターフレームと、このセンターフレームの上に取り付けられベゼル部を一体的に備えると共に第1ミラーを支える上カバーと、センターフレームの下に取り付けられる下カバーとからなることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、上カバーは、金属材料で構成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、上カバーは、金属部と樹脂部とで構成され、ベゼル部は金属部に形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ケースにベゼル部を一体形成する。
ケース(特に第2ミラーからの外光に晒される部位)は、耐熱温度が高い材料で構成される。このようなケースを一部変形させることで、ケースにベゼル部を一体形成するようにした。ベゼル部はケースと同様に耐熱温度が高い材料で構成される。
ベゼルを耐熱温度が高い別部品で構成すると、ベゼルの調達コストが嵩むが、本発明のようにケースを一部変形するだけでベゼル部を一体形成するようにすれば、ベゼル部の調達コストは下げることができる。
よって、本発明によれば、ベゼルの調達コストを抑えることができる構造のヘッドアップディスプレイ装置が提供される。
請求項2に係る発明では、ケースは、一般部と、この一般部より熱伝導率が高い又は耐熱温度が高い材料で形成される特別部とを有し、ベゼル部は、特別部に一体に設けられている。一般部は特別部より安価な材料とすることができ、ケースの材料コストを下げることができる。
請求項3に係る発明では、ベゼル部には、第2ミラーからの外光が当たる部位に、外光の反射を弱める又は阻止する反射防止部が設けられている。反射防止部で反射を弱める又は阻止するため、反射光が第2ミラーへ戻る心配がない。戻ったとしても実害は発生しない程度に弱められている。
請求項4に係る発明では、ケースは、第2ミラーを支えるセンターフレームと、このセンターフレームの上に取り付けられベゼル部を一体的に備えると共に第1ミラーを支える上カバーと、センターフレームの下に取り付けられる下カバーとからなる。
ケースをセンターフレームと上カバーと下カバーとで構成することにより、センターフレームと上カバーと下カバーとを構成する材料を異ならせることができる。特に、下カバーは耐熱温度が低い安価な樹脂材料とすることができる。結果、ケースの材料コストを下げることができる。
請求項5に係る発明では、上カバーは、金属材料で構成されている。金属材料は樹脂材料に比較して耐熱温度が格段に高い。ベゼル部も金属材料で構成され十分な耐熱性能を有する。上カバーが全体的に金属材料であれば、材料コストは嵩むが加工コストは下げることができる。
請求項6に係る発明では、上カバーは、ベゼル部を含む金属部と樹脂部とで構成される。樹脂部は金属部に比較して安価であるため、上カバーの材料コストを下げることができる。
本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置の断面図兼作用図である。 外光の作用を説明する図である。 ヘッドアップディスプレイ装置の分解図である。 第1ミラーの詳細図である。 上カバーの変更例を示す図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
先ず、図1でヘッドアップディスプレイ装置10の基本構成と基本作用を説明し、図2で外光の作用を説明し、図3及び図4でヘッドアップディスプレイ装置10の詳細な構造を説明する。
図1に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置10は、第1ミラー11と、第2ミラー12と、第1ミラー11及び第2ミラー12を収納するケース30とを備えている。このケース30には、光源13、表示器14、基板15も収納される。第1ミラー11と第2ミラー12との間にはクロス光路が形成される。
さらには、第1ミラー11は、凹面鏡であり、反射光17を第2ミラー12に到達する前に上下でクロスさせる曲率(半径の逆数)を有し、第2ミラー12は、凹面鏡であり、受けた反射光17を反射する役割を果たす。すなわち、第1ミラー11は、第1ミラー11と第2ミラー12との間に第1ミラー11の焦点が位置するような曲率を有している。換言すれば、第1ミラー11から第2ミラー12までの距離は、第1ミラー11の焦点距離よりも長く設定されている。このように、第1ミラー11及び第2ミラー12の曲率及び位置関係により両者の間でクロス光路が形成される。
ヘッドアップディスプレイ装置10において、光源13の上に配置された表示器14から表示光16が出射され、この表示光16は第1ミラー11で反射される。反射された反射光17は、クロス点18で交叉した後に第2ミラー12で反射され車両のフロントガラス19に至る。
図2(a)に示すように、外部発光源(例えば太陽。図右側の光源)21からの外光(例えば太陽光)22は、ケース30の反射光17の出射口23に対する外部発光源21の角度が小さい場合(太陽の高度が低い場合)は、フロントガラス19を貫通してケース30内に入射し、第2ミラー12で反射され、第1遮蔽部31で遮断される。
また、外光22は、ケース30の反射光17の出射口23に対する外部発光源21の角度が大きい場合(太陽の高度が高い場合)は、フロントガラス19を貫通してケース30内に入射し、第2ミラー12で反射され、第2遮光部32で遮断される。第1遮蔽部31と第2遮蔽部32が光路を狭めるようにクロス点(図1、符号18)の近傍まで延びている。
外部発光源21の大部分の角度(太陽の高度)において、外光22が第1遮蔽部31と第2遮蔽部32とで遮断されるため、第1ミラー11の温度上昇は軽減される。
なお、図2(b)に示すように、外光22が、ケース30の反射光17の出射口23に対する外部発光源21の角度が所定の角度である場合(太陽の高度が所定の値である場合)は、フロントガラス19を貫通してケース30内に入射し、第2ミラー12で反射され、収束しながら第1遮光部31と第2遮光部32との間を通過して第1ミラー11近傍でクロスする。
第1ミラー11と第2ミラー12との間にクロス光路が形成されるヘッドアップディスプレイ装置10においては、第1ミラー11の外周部を覆う額縁状のベゼル部33は他の部位(一般部)に比較して、外光22の集光により温度が上昇する場合がある。なお、外部発光源21は太陽の他、外部照明であってもよい。
図3に示すように、ケース30は、例えば、第2ミラー12、光源13及び表示器14を支えるセンターフレーム35と、このセンターフレーム35の上に配置されベゼル部33を一体的に備えると共に第1ミラー11を支える上カバー36と、センターフレーム35の下に配置され基板15を支える下カバー37とからなる。センターフレーム35に上カバー36及び下カバー37をボルト34で締結する。なお、締結法はボルトの他、ビス、クリップ、接着剤でもよい。
センターフレーム35は、ヘッドアップディスプレイ装置10の骨格であり、強度が要求される。材料は樹脂、金属の何れも採用できるが、強度及び耐熱温度の点では金属が望まれる。
金属は、一般金属と軽金属とが採用可能であるが、軽い軽金属がより好ましい。
軽金属の中でも、アルミニウム合金が特に望まれる。アルミニウム合金であれば、アルミニウムダイカスト品が好ましい。アルミニウムダイカスト品は鋳造品であるため量産が可能であり、量産によるコストダウンが可能となる。軽量金属ではマグネシウム合金も採用できる。よって、金属材料は、軽量金属を含む金属から任意に選択可能であり、格別に種類を限定するものではない。
センターフレーム35に第2遮蔽部32が含まれ、この第2遮蔽部32が外光(図2(a)、符号22)で加熱されるが、金属(例えば、アルミニウムダイカスト)であれば、十分な耐熱性能が得られる。
下カバー37は、基板15を収納するだけであり、温度条件は厳しくない。よって、下カバー37は、アルミニウムダイカストより耐熱温度が低い樹脂、例えば、ABS樹脂成形品とすることができる。樹脂成形品であれば、アルミニウムダイカスト品に比較して格段に安価である。
上カバー36は、図1で説明したように、ベゼル部33と第1遮蔽部31に、耐熱性能が要求される。上カバー36は、例えばアルミニウムダイカスト品とする。ベゼル部33と第1遮蔽部31は必然的にアルミニウム合金となる。アルミニウム合金であれば、十分な耐熱性能が得られる。
上カバー36は、反射光17の出射口23と湾曲壁部38を含み、この湾曲壁部38に貫通穴39が設けられ、この貫通穴39の周囲にベゼル部33が一体形成されている。なお、出射口23は図示しないカバーガラスによって塞がれている。
第1ミラー11は、無機ガラス又は透明樹脂に反射膜を蒸着してなる。この蒸着の際にガラス又は樹脂の外周部を掴む。掴み跡が不可避的に発生するが、この掴み跡はベゼル部33で隠される。
このような第1ミラー11は接着剤41を用いてミラーホルダ42に貼り付けられる。ミラーホルダ42は、第1ミラー11の裏面(反射面と反対側の面)を覆う部材であり、外光22が直接当たることがないためベゼル部33よりも耐熱温度が低い安価な樹脂で構成される。
図4(a)に示すように、上カバー36の湾曲壁部38にベゼル部33が一体形成されている。上カバー36がダイカスト品であれば、一回の鋳造(ダイカスト)で貫通穴39及びベゼル部33と共に湾曲壁部38が製造できる。ベゼル部33が別部品である場合に比較して、ベゼル部33が一体であるため、ベゼル部33の調達コストを下げることができる。
このような上カバー36に裏からミラーホルダ42を当て、例えばビス43で上カバー36に固定する。ベゼル部33を上カバー36と一体とする反面、ミラーホルダ42はケース30と別部品となるが、ミラーホルダ42はベゼル部33よりも安価な(耐熱温度が低い)樹脂材料で構成されるため、ベゼル部33が別部品である場合に比較して、別部品の調達コストを下げることができる。
図4(b)に示すように、第2ミラー12から見て、第1ミラー11は外周部がベゼル部33で覆われるようにして、上カバー36に取り付けられている。なお、ベゼル部33と第1ミラー11との間に小さな隙間44を設けておく。外光22でベゼル部33と第1ミラー11とが加熱されると、ベゼル部33と第1ミラー11の膨張量に差がでる。隙間44があれば、ベゼル部33の膨張や収縮が第1ミラー11に影響する心配が無くなる。
なお、図1において、ベゼル部33に当たった外光22が反射して、第2ミラー12に戻ると、この戻った外光22が第2ミラー12で再反射され、この再反射光が第1・第2遮蔽部31、32に当たることなく、第1ミラー11に向かうことが心配される。これの対策が望まれる。
そこで、図4(b)に示すベゼル部33において、外光22が当たる部位に、外光22の反射を弱める又は阻止する反射防止部45を設けることが望まれる。
反射防止部45は、黒色塗料、黒色フィルム、黒色テープ、母材がアルミニウムであれば黒色アルマイトで形成することができる。又は、反射防止部45は、平滑面にサンドブラストを打って粗面化することで形成できる。
同じ理由で、図1に示す第1遮蔽部31と第2遮蔽部32とに反射防止処理を施すことは好ましい。
次に、上カバー36の変更例を説明する。
図5に示すように、上カバー36は、樹脂部47と金属部48とで構成し、金属部48にベゼル部33や第1遮蔽部31を含める。樹脂部47は、ベゼル部33や第1遮蔽部31を含まないため、耐熱温度を下げることができる。結果、樹脂部47には、金属部48よりは安価な樹脂材料が使える。
樹脂成形金型に金属部48を置き、次にキャビティへ溶融樹脂を射出することで、上カバー36が得られる。この場合、金属部48と樹脂部47の境界部分を鋸歯状にしておくと結合強度がより高まる。
または、金属部48と樹脂部47とを各々製造し、接着、ボルト締結などで、相互に結合してもよい。よって、上カバー36の製造方法は任意である。
図3ではケース30を、センターフレーム35と、上カバー36と、下カバー37とに3分割したが、ケース30は2分割品又は非分割の一体品であってもよい。
3分割品、2分割品又は非分割の一体品の何れにおいても、ケース30は、一般部と、この一般部より熱伝導率が高い又は耐熱温度が高い材料で形成される特別部(例えば湾曲壁部38)とで構成することができる。そして、ベゼル部33は特別部に一体に設けられる。
一般部は特別部より安価な材料とすることができ、ケース30の材料コストを下げることができる。
特別部は、一般部より熱伝導率が高い又は耐熱温度が高ければよいので、金属の他、特定の樹脂を使用することができる。その具体例を詳しく説明する。
Figure 2017195741
熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂についてのみ、耐熱温度が示されている。その他は溶融温度が示されている。
一般に耐熱温度と溶融温度との間には、相関関係が存在する。すなわち、溶融温度が高ければ、耐熱温度が高く、溶融温度が低ければ、耐熱温度が低いという傾向がある。
組合せ例1と組合せ例2は、樹脂同士を組合せた。組合せ例3は、樹脂と軽金属を組合わせた。
組合せ例3では、樹脂とアルミニウムダイカストを組合わせた。
耐熱性を高める代わりに、熱伝導率を高めてもよい。
Figure 2017195741
熱伝導率を高めると、熱の移動が促される。いわゆる、熱が籠もらなくなりアルミニウムダイカストは全体的に温度が低下する。すなわち、特別部の温度が低下し、特別部(ベゼル部33など)の熱に対する強度を高めることができる。
尚、本発明のヘッドアップディスプレイ装置10は、乗用車に好適であるが、一般の車両、船舶、航空機に適用することは差し支えない。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、フロントガラスを備える車両に好適である。
10…ヘッドアップディスプレイ装置、11…第1ミラー、12…第2ミラー、18…クロス点、22…外光、30…ケース、33…ベゼル部、35…センターフレーム、36…上カバー、37…下カバー、42…ミラーホルダ、45…反射防止部、47…樹脂部、48…金属部。

Claims (6)

  1. 第1ミラーと、第2ミラーと、前記第1ミラー及び前記第2ミラーを収納するケースとを備え、前記第1ミラーと前記第2ミラーとの間にクロス光路が形成されるヘッドアップディスプレイ装置において、
    前記第1ミラーは、前記第2ミラーからの外光を受ける位置に配置され、
    前記ケースは、前記第2ミラー側から見て前記第1ミラーの外周部を覆う額縁状のベゼル部を一体に備え、
    前記第1ミラーは、反射面の裏側を覆うミラーホルダで支持され、このミラーホルダが前記ケースに連結されることで前記第1ミラーが前記ケースに取り付けられており、
    前記ミラーホルダは、前記ベゼル部よりも耐熱温度が低い樹脂材料で構成されていることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記ケースは、一般部と、この一般部より熱伝導率が高い又は耐熱温度が高い材料で形成される特別部とを有し、
    前記ベゼル部は、前記特別部に一体に設けられていることを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記ベゼル部には、前記第2ミラーからの外光が当たる部位に、前記外光の反射を弱める又は阻止する反射防止部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記ケースは、前記第2ミラーを支えるセンターフレームと、このセンターフレームの上に取り付けられ前記ベゼル部を一体的に備えると共に前記第1ミラーを支える上カバーと、前記センターフレームの下に取り付けられる下カバーとからなることを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記上カバーは、金属材料で構成されていることを特徴とする請求項4記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 前記上カバーは、金属部と樹脂部とで構成され、前記ベゼル部は前記金属部に形成されていることを特徴とする請求項4記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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