JPWO2017195481A1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

固定子の軸長が伸びて大型化すると共に、接続箇所が固定子鉄心の両端側にあるため回転電機の生産性が悪くなる。固定子鉄心と、複数のセグメントコイルにより構成される固定子巻線と、固定子巻線のセグメントコイルの異なる相を繋ぐ異相間接続導体および固定子巻線の同相のセグメントコイルをつなぐ同相間接続導体を固定する結線板と、を備え、固定子巻線は、固定子鉄心の軸方向に対して一方側に複数のセグメントコイルの互いの端部が接続されるコイル接続部を有し、 結線板は、固定子鉄心に対して、コイル接続部が配置された側に配置される回転電機。

Description

本発明は、回転電機に関する。
近年、車両用の回転電機では、小型、高出力化が求められており、特に効果が大きい固定子による改善案が提案されている。
そのため、固定子では、固定子巻線の占積率向上を目的として断面が四角形の導体線をU字形状に成形した複数セグメントコイルを固定子鉄心のスロット内に固定子鉄心の軸方向から挿入し、セグメントコイルの端末部を所定の角度に周方向に捻り、セグメントコイルの端末部同士を接合した分布巻き固定子を構成する回転電機が知られている。
しかし、固定子巻線の回路を構成するため、磁極ピッチ間隔のU字形セグメントコイルで構成される基本のセグメントコイルに加え、モータの外部と接続する入出力線に相当するセグメントコイル、同相内を接続する相内接続用セグメントコイル、異相同士を接続する異相間接続用のセグメントコイル等、固定子内に搭載されるセグメントコイルの種類が多く、コイル成形機等の専用設備等の増加も課題となっている。また用途に合わせて固定子巻線の結線を変更することが難しくなる。
そこで特許文献1では、固定子巻線コイルエンドのU字形セグメントコイルの頭部より分割し、引き伸ばされた部分コイルを内蔵し、部分コイル同士を接続する端子が設けられ、絶縁部材により一体化された結線板と部分コイルとを接続する固定子構造が提案されている。
特開2005−328661号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、結線板と固定子巻線の接続において、固定子巻線に接続するセグメントコイルの種類が増加し、固定子のコイルエンド部のU字型セグメントコイルの頭部の軸方向上面で取り付けられるため、固定子の軸長が伸びて大型化する。また、セグメントコイルの端部側にはセグメントコイル端部同士の接続を、セグメントコイル頭部側には部分コイルと結線板との接続を行っているので、接続箇所が固定子鉄心の両端側にあるため回転電機の生産性が悪くなる。
本発明による回転電機は、固定子鉄心と、複数のセグメントコイルにより構成される固定子巻線と、前記固定子巻線のセグメントコイルの異なる相を繋ぐ異相間接続導体および前記固定子巻線の同相のセグメントコイルをつなぐ同相間接続導体を固定する結線板と、を備え、前記固定子巻線は、前記固定子鉄心の軸方向に対して一方側に前記複数のセグメントコイルの互いの端部が接続されるコイル接続部を有し、 前記結線板は、前記固定子鉄心に対して、前記コイル接続部が配置された側に配置される。
本発明によれば、固定子巻線のセグメントコイルの種類を最小限に抑え、回転電機の小型化と共に生産性に優れた固定子を備えた回転電機を提供することができる。
回転電機の全体構成を示す断面図である。 固定子の斜視図である。 固定子の側面図である。 固定子のスロット部断面図である。 U字形セグメントコイルの斜視図である。 U字形セグメントコイルの下面図である。 セグメントコイル山形形状部からみた固定子の斜視図である。 セグメントコイル端部側からみた固定子の斜視図である。 U字形セグメントコイルを装着した固定子の部分側面図である。 セグメントコイル端部を捻った状態の固定子の部分側面図である。 セグメントコイル端部を示す固定子の斜視図である。 固定子の部分拡大図である。 結線板側の固定子を示す斜視図である。 固定子と結線板を分離した斜視図である。 固定子に結線板を装着した状態の斜視図である。 第1の実施形態における固定子に結線板を装着した側面図である。 第1の実施形態における結線板の斜視図である。 第1の実施形態における結線板の正面である。 第1の実施形態における結線板のエリアを分割した正面図である。 第1の実施形態における図19のB−B断面図である。 第1の実施形態における結線板の絶縁部材を透視した接続導体の配置図である。 第2の実施形態における固定子の結線板側からみた斜視図である。 第2の実施形態における固定子の側面図である。 第2の実施形態における結線板の斜視図である。 第2の実施形態における結線板の正面図である。 第2の実施形態における結線板の絶縁部材を透視した接続導体の配置図である。 第2の実施形態における結線板のエリアを分割した正面図である。 第3の実施形態における固定子の結線板側からみた斜視図である。 第3の実施形態における固定子の側面図である。 第3の実施形態における結線板の斜視図である。 第3の実施形態における結線板の正面である。 第3の実施形態における結線板の絶縁部材を透視した接続導体の配置図である。 第3の実施形態における結線板のエリアを分割した正面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
なお、以下の各実施形態を説明する回転電機として、電気自動車を駆動する回転電機を用いる。この回転電機を使用する電気自動車には、エンジンと回転電機の両方を備えるハイブリッドタイプの電気自動車(HEV)と、エンジンを用いず回転電機のみで走行する純粋な電気自動車(EV)とがあるが、以下に説明する回転電機は両方のタイプに利用できるので、ここではハイブリッドタイプの自動車用の回転電機を例示する。
なお、以下説明において、「軸方向」は回転電機の回転軸に沿った方向を指す。「周方向」は、回転電機の回転方向に沿った方向を指す。「径方向」は、回転電機の回転軸を中心としたときの動径方向(半径方向)を指す。
図1は、本実施形態に係る回転電機1の全体構成を示す断面図である。図1では、回転電機1を断面とすることで、回転電機1の内部を図示している。
回転電機1は、永久磁石内蔵型の三相同期モータである。回転電機1は、固定子鉄心12に装着される固定子巻線13にインバータ(図示せず)よりケーブル16を通して、三相交流電流が供給されることで、回転子5を回転させる。また、回転電機1は、エンジンによって駆動されると、発電機として作動して三相交流の発電電力を出力する。すなわち、回転電機1は、電気エネルギーに基づいて回転トルクを発生する電動機としての機能と、機械エネルギーに基づいて発電を行う発電機としての機能の両方を有しており、自動車の走行状態によって上記機能を選択的に利用する。
また、本実施形態の回転電機1は、回転子5の磁極数は8極、固定子11の相数は3相のY結線であり、固定子鉄心12のスロット数は48スロットを有している。スロット内の導体数は4本であり、導体が径方向に4層整列し、固定子鉄心12のスロット内に装着されている。
回転電機1の構成について図1を用いて説明する。
回転電機1は、回転子5と固定子11とを備えている。回転子5は、シャフト8の中心部に回転子鉄心6を備え、回転子鉄心6には複数の永久磁石7が配置されている。回転子鉄心6は、厚さ0.2〜0.5mm程度の電磁鋼板を打ち抜き加工により成形し、成形された電磁鋼板を積層した積層鋼板からなる。
回転子5は固定子11の内周側に、僅かなギャップを介して対向配置されている。回転子5は、そのシャフト8がフロントベアリング9およびリアベアリング10の内輪に挿通され、回転自在に支持されている。
固定子11の外周側には、センターハウジング2が配置され、焼嵌め等で固定子11を固定している。センターハウジング2の両端部は、固定子11および回転子5を覆うようにフロントブラケット3とリアブラケット4で狭持されている。
フロントブラケット3には、フロントベアリング9が、リアブラケット4にはリアベアリング10が装着され、その内周面をシャフト8が挿通し、回転子5を回転自在に支持している。
図2は、固定子11の斜視図であり、図3は、固定子11の側面図である。固定子11は、固定子鉄心12と固定子巻線13と結線板14から構成される。図4は、固定子鉄心12のスロット部断面図である。図4に示すように固定子鉄心12は、環状に形成された薄板鋼板が複数枚積層され、内周側には突出した歯部(ティース121)および、各歯部の間にスロット122が形成され、スロット122の径方向外側にはコアバック123が形成されている。各々のスロット122に各相の固定子巻線13が装着される。固定子鉄心12と固定子巻線13の間には、絶縁紙15が配置され、固定子鉄心12と固定子巻線13及び固定子巻線13同士が電気的に絶縁される。
図5及び図6は、固定子巻線13を構成するU字形セグメントコイル17を示すもので、図5はその斜視図、図6は図5のA方向からみた下面図である。固定子巻線13は、U字形セグメントコイル17を複数設けてなる。
U字形セグメントコイル17は、断面形状が略四角形状で外周が絶縁皮膜で覆われた導体を使用する。U字形セグメントコイル17は、本実施形態では断面形状が略四角形状で外周が絶縁紙15で覆われた導体としているが、断面形状が丸形状、六角形状等でも同様の効果が得られる。
U字形セグメントコイル17は、図5、図6に示すように、固定子鉄心12のスロット122内に装着される部位にあたる第1直線部171と、もう一方の固定子鉄心12のスロット122内に装着される部位にあたる第2直線部172と、第1直線部171と第2直線部172を繋ぐ山形部173とを連続的に形成している。山形部173の頂点であるセグメントコイル頭部174とその反対側の第1直線部171の第1端部1751と第2直線部172の第2端部1752を有する。なお、第1直線部171の第1端部1751と第2直線部172の第2端部1752を総称してセグメントコイル端部175と称する。
U字形セグメントコイル17の第1直線部171と第2直線部172の径方向の位置は、互いにずれている。すなわち、第1直線部171は径方向中心側に配置され、第2直線部172は第1直線部171より径方向外周側にずれて配置される。本実施形態では、図4に示すスロット122の配置で説明すると第1直線部171は1層目または3層目の奇数層の位置に、第2直線部172は2層目または4層目の偶数層の位置となる。
第1直線部171と第2直線部172は周方向に所定の巻回ピッチ角度θで配置されており、本実施形態では、巻回ピッチ角度θは磁極ピッチより大きいスロットピッチ間隔である7ピッチ(52.5°)で配置される。
図7は、固定子鉄心12にU字形セグメントコイル17を装着し、U字形セグメントコイル17の山形部173からみた斜視図であり、図8は、セグメントコイル端部175からみた斜視図である。U字形セグメントコイル17は、図7及び図8に示す通り、固定子鉄心12の端部12a側より軸方向に挿入される。
U字形セグメントコイル17は、固定子鉄心12のスロット122内の第1層目と第2層目の位置に装着される内側のU字形セグメントコイル17aと固定子鉄心12のスロット122内の第3層目と第4層目の位置に装着される外側のU字形セグメントコイル17bの2種類が固定子鉄心12のスロット122内に各々48個装着される。
図9は、固定子鉄心12にU字形セグメントコイル17を装着した固定子11の部分側面図であり、図10は、セグメントコイル端部175を捻った状態の部分側面図である。固定子鉄心12に装着されたU字形セグメントコイル17は、回路上同相となるU字形セグメントコイル17同士を接続するため、固定子鉄心12の端部12bより突き出された第1直線部171と第2直線部172とを所定の角度で周方向に捻る。
図11は、セグメントコイル端部175を示す固定子11の斜視図である。図12は、図11に示すB部分の拡大図である。U字形セグメントコイル17の第1端部1751と隣接する他のU字形セグメントコイル17の第2端部1752を接続することで、固定子鉄心12を回転軸に対し周方向に周回する経路を形成し、波巻固定子を構成する。固定子鉄心12のスロット122内の第1層目と第3層目を通るU字形セグメントコイル17の端部175は、周方向の半時計周りに2.5スロットピッチ(18.75°)の捻り角度で捻られる。第2層目と第4層目の偶数層を通るU字形セグメントコイル17の端部175は、周方向の時計周りに2.5スロットピッチ(18.75°)の捻り角度で捻られる。
上記のようにU字形セグメントコイル17の端部175を捻ることで、U字形セグメントコイル17の第1端部1751から固定子鉄心12のスロット122内の第1直線部171、山形部173、頭部174を通過し、山形部173、固定子鉄心12のスロット122内の第2直線部172、第2端部1752の順番で経由する経路が形成される。すなわち、電気角で360度の経路がU字形セグメントコイル17の端部175を捻ることで形成される。
本実施形態では、図6に示すU字形セグメントコイル17の巻回ピッチ角度θが磁極ピッチより大きい7スロットピッチ(52.5°)であり、U字形セグメントコイル端部175の捻り角度は磁極ピッチの半分より小さい2.5スロットピッチ(18.75°)である。しかし、U字形セグメントコイル17の巻回ピッチ角度θが磁極ピッチと同一の6スロットピッチ(45°)であり、U字形セグメントコイル端部175の捻り角度は磁極ピッチの半分の3ピッチ(22.5°)であってもよい。また、U字形セグメントコイル17の巻回ピッチ角度θが磁極ピッチより小さい5ピッチ(37.5°)であり、U字形セグメントコイル端部175の捻り角度は磁極ピッチの半分より大きい3.5スロットピッチ(26.25°)であってもよい。
U字形セグメントコイル17は、U字形セグメントコイル17の巻回ピッチ間隔に関係なく、セグメントコイル端部175を電気角360度のスロットピッチ間隔となるように捻るため、後述する結線板14の構成は変更すること無く共通に利用できる。
U字形セグイメントコイル17の巻回ピッチ角度θを磁極ピッチより大きくした場合は、U字形セグメントコイル17を固定子11に装着し、セグメントコイル端部175を捻る際に、捻り角度を磁極ピッチより少ない角度とすることができる。そのため、セグメントコイル端部175側のコイルエンドの高さを低くすることができる。
反対に、U字形セグイメントコイル17の巻回ピッチ角度θを磁極ピッチより小さくした場合は、U字形セグメントコイル17の山形部173の軸方向の高さを低くできるため、セグメントコイル山形部173側のコイルエンドの高さを低くすることができる。
図13は、結線板14側から見た固定子11の斜視図であり、図14は、結線板14と固定子11を分離した斜視図である。図15は、固定子11に結線板14を装着した状態の斜視図である。
固定子巻線13のU字形セグメントコイル17の端部175側には、固定子11の電気回路の結線を目的として、絶縁部材141で覆われた結線板14が装着される。結線板14には、回転電機1の外部と固定子11を接続する入出力接続導体144が設けられている。入出力接続導体144の端部には、入出力接続端子142が接続される。また、結線板14には、接続導体群が設けられ、U字形セグメントコイル端部175と接続導体群の端部1431が接続される。
接続導体群は、同相内を接続する同相間接続導体145(図17参照)、異相同士を接続する異相間接続導体146(図21参照、実施形態ではY結線のため中性点に相当する)を有する。接続導体群においてこれらの接続導体は、絶縁部材141で構成された結線板14内に電気的絶縁のため一定の間隔を保って固定されている。
図16は、固定子11に結線板14を装着した側面図である。結線板14は、U字形セグメントコイル端部175を結線板14の貫通孔1411(図14参照)内に軸方向に通し、図16に示す軸方向のセグメントコイル端部175(コイル接続部)と固定子鉄心端部12bの間の第1空間内の位置に装着される。結線板14が第1空間内の位置に装着されることで固定子巻線13のコイル終端部の長さを短くでき、本実施形態である回転電機1を小型化することができる。
結線板14は、固定子巻線13に装着する。これにより、U字形セグメントコイル端部175と結線板14内の接続導体群の端部1431(図14参照)は隣接する。結線板14の軸方向上面のU字形セグメントコイル端部175と結線板14の接続導体群の端部1431を接続する。結線板14の軸方向上面以外は、U字形セグメントコイル端部175同士を接続することで、電気回路が形成される。
図13に示すように、結線板14上面以外では、固定子鉄心12のスロット内の第1層目と第2層目に装着される内側のU字形セグメントコイル17aの径方向に隣接するU字形セグメントコイル端部175同士を接続する。更に、第3層目と第4層目に装着される内側のU字形セグメントコイル17bの径方向に隣接するU字形セグメントコイル端部175同士を接続する。
結線板14上面では、結線板内の接続導体群の端部1431とU字形セグメントコイル端部175が互いに隣接する部位を接続し、接続導体群の端部1431と隣接しないU字形セグメントコイル端部175は径方向に隣接するU字形セグメントコイル端部175同士を接続することで固定子11の電気回路を構成する。
U字形セグメントコイル端部175と接続導体群の端部1431及びU字形セグメントコイル端部175同士の接続方法については、本実施形態ではTIG溶接を用いた実施形態であるが、レーザ溶接、電子ビーム溶接、超音波溶接等の他の接合でも可能である。
(第1の実施形態)
次に第1の実施形態について、図17〜図21を参照して説明する。図17は、結線板14の斜視図である。図18は、結線板14の正面図である。図19は、結線板14のエリアを分割した正面図である。図20は、図19のB−B断面図である。図21は、結線板14の絶縁部材を透視した接続導体の配置図である。
結線板14は、図17、図18に示す通り略扇形状である。図19、図20に示す通り、結線板14は、機能別に径方向に3つのエリアに分割される。
第1エリアは、U字形セグメントコイル端部175より固定子鉄心12の端部12bに向けて軸方向にみた場合、固定子鉄心12と重なる部分である。そして、第1エリアは、U字形セグメントコイル端部175と接続導体群の端部1431が接続されるエリアであり、U字形セグメントコイル端部175が径方向に整列され装着できる矩形形状の貫通孔1411が設けられている(図17、18参照)。
第1エリアでは、接続導体群が周方向に隣り合う2つの貫通孔1411の間の絶縁部材141内に配置されている。絶縁導体群の端部1431は、貫通孔1411の周方向および径方向に隣接し、絶縁導体群の端部1431が軸方向に突き出して配置されている。
第1エリアの周方向に隣り合う2つの貫通孔1411の間の絶縁部材141内において、入出力接続導体144、同相内の接続導体である同相間接続導体145、異相間同士を接続する異相間接続導体146が配置され(図21参照)、絶縁部材の貫通孔1411から、突き出されたU字形セグメントコイル端部175と接続される。
同相間接続導体145は、周方向に隣り合う貫通孔1411と貫通孔1411との間に配置され、固定子鉄心12のスロット122内の第1層目と第2層目および3層目と第4層目を接続する。これにより、U字形セグメントコイル端部175と周方向の隣のU字形セグメントコイル端部175と接続する。
入出力接続導体144と異相間接続導体146は、固定子鉄心12のスロット122内第1層目に相当する貫通孔1411の周方向隣接部から、貫通孔1411と貫通孔1411の周方向の間に絶縁部材141内を径方向に沿って通り、外径側の第2エリアに引き出される。また、入出力接続導体144と異相間接続導体146は、貫通孔1411の外径側の周方向隣接部から、外径側の第2エリアに引き出される。入出力接続導体144は、固定子鉄心12の外径内側に位置する第1エリアおよび第2エリアにおいて、第1空間内(図16参照)に配置される。
第2エリアは、U字形セグメントコイル端部175より固定子鉄心12の端部12bに向けて軸方向にみた場合、固定子鉄心12と重なる部分である。固定子鉄心12のコアバック123の上面のエリアであり、第1エリアの外径側に位置する。
異相間接続導体146は、固定子鉄心12の複数のスロットを跨いで異なる相のU字形セグメントコイル端部175間を接続するが、第2エリアは、この時に周方向に異相間接続導体146を配置するためのスペースとなるエリアである。
また、第2エリアは、入出力接続導体144を第3エリアに通すエリアであり、入出力接続導体144が異相間接続導体146と接触しない、電気的絶縁の距離を保ち配置される。
第2エリアでは、絶縁部材141は固定子鉄心12の端部12bに向かって軸方向に伸び、複数の入出力接続導体144と異相間接続導体146が、軸方向に電気的絶縁が保たれる距離で立体交差され、入出力接続導体144と異相間接続導体146とを絶縁部材141で覆っている。
本実施形態では、回転電機1がY結線の2並列の電気回路で構成されるため、図21に示すように、異相間接続導体146は、U相、V相、W相からの異相間接続導体146を2か所で接続され、中性点1461を形成する。中性点1461は絶縁部材141内に配置されているが、絶縁部材141の上面に引出し、接続端子群とU字形セグメントコイル端部175との接合と同時のタイミングで接合も可能である。
第3エリアは、U字形セグメントコイル端部175より固定子鉄心12の端部12bに向けて軸方向にみた場合、固定子鉄心12と重ならない部分であり、固定子鉄心12の外径より外側に配置される。第3エリアは、外部からのケーブル16と接続する所定の位置に配置されるための基準となる台座部14aとなる。台座部14aは、固定子鉄心12の外径外側に位置する結線板14に設けられ、入出力接続導体144の一部を支持する。
第1エリアから第2エリアを通り引き出されてきた入出力接続導体144は、第3エリアで同相が一度隣接し配置される。入出力接続導体144は、絶縁部材141内より外部に引き出され、外部からのケーブル16(図1参照)と接続する所定の位置に配線される。
第1エリアから引き出されてきた入出力接続導体144は、図21に示すように、図中左よりU相、V相、W相になるように第1エリアから第2エリアを通り第3エリアに同じ相が隣接するように配置される。図20に示すように、入出力接続導体144は、絶縁部材141内より外部の固定子鉄心12から軸方向に離れる方向に引き出された後、屈曲し、径方向の外径側に引き出される。入出力接続導体144の端部には、入出力接続端子142が接続される。
第3エリアでは、入出力接続導体144の同相を纏め、各相を所定の位置に配置する。そして、結線板14は、外部とのケーブル16の接続位置の基準の台座として、車両側の振動等で破損しないように軸方向と径方向に拘束する。
また、結線板14と固定子巻線13とは、コイル接続部18(図13参照)で接続されて互いに拘束されるが、図1に示すようにセンターハウジング2に第3エリアの台座部14aを固定することで信頼性が向上する。本実施形態では、ケーブル16との接続位置は、軸方向上部で固定子巻線13と結線板14とのコイル接続部18より、軸方向で固定子鉄心の端部12bより離れる方向でかつ径方向で中心より離れる方向に位置したが、車両によりケーブル位置は各々異なるため、第3エリアの台座部14aを起点に入出力接続端子142の引出し方により、様々な位置に配置することは可能である。
結線板14の製法は、接続導体群と一緒に樹脂成形により形成されるインサート樹脂成形である。絶縁部材141の材料は、耐熱性の高いPPS樹脂、PEEK樹脂、エポキ樹脂等が望ましく、本実施形態ではPPS樹脂により形成されることが望ましい。
また、接続導体群の配線は、スロット内導体数4本で8極3相48スロットの回転電機1の固定子11の一例であり、回転電機の仕様、スロット内の各相の導体線の配置により変わるものである。
本実施形態では固定子鉄心内の導体数が4本で説明されているが、導体数が6本、8本、10本等のスロット内の導体数が変化しても同様の効果が得られる。
以上、本実施形態によれば、固定子巻線のコイルエンド部の高さおよび固定子巻線の種類を最小限に抑え、生産性が良く、小型高出力の回転電機を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態について、図22〜図27を参照して説明する。図22は、固定子11の結線板14側からみた斜視図である。図23は、固定子11の側面図である。図24は、結線板14の斜視図である。図25は、結線板14の正面図である。図26は、結線板14の絶縁部材を透視した接続導体の配置図である。図27は、結線板14のエリアを分割した正面図である。
第1の実施形態では、結線板14と固定子巻線13の接続において、接続導体群の端部1431とU字形セグメントコイル端部175が、隣接する方向が周方向と径方向に両方向に存在するため、固定子11を生産する場合に2方向の接続が発生し、接続作業が煩雑になる可能性がある。そこで、第2の実施形態では、生産性の向上を目的として接続導体群の端部1431及とU字形セグメントコイル端部175との接続が同一方向になるようにしたものである。
第2の実施形態は、図11に示すU字形セグメントコイル17を固定子鉄心12に装着し、U字形セグメントコイル端部175を捻るまでの構成は第1の実施形態と同様であるが、結線板14の接続導体群の構成が異なる。
第2の実施形態では、結線板14は、固定子巻線13のU字形セグメントコイルの端部175側には、図22〜図24に示すように、固定子11の電気回路の構成を目的として、接続導体群が絶縁部材141で覆われ、固定された結線板14が装着される。そして、結線板14は、U字形セグメントコイル端部175と接続導体群の端部1431と、U字形セグメントコイル端部175同士を接続する。
結線板14の接続端子群143は、図26に示すように、回転電機1の外部と固定子11を接続する入出力接続導体144、同相内を接続する同相間接続導体145、異相同士を接続する異相間接続導体146(本実施形態ではY結線のため中性点に相当する)からなる複数の接続導体からなる接続導体群で構成され、接続導体群は電気的絶縁のため一定の間隔を保ち、絶縁部材141内に固定されている。
結線板14は、図22、図24に示すように固定子巻線13のU字形セグメントコイル端部175を結線板14の貫通孔1411内に軸方向に通し、図23に示す軸方向のセグメントコイル端部175(コイル接続部18)と固定子鉄心端部12bの間の第1空間内の位置に装着する。第1空間内の位置に装着することで固定子巻線13のコイルエンドを低く抑えることができ、本実施形態である回転電機の小型化に貢献できる。
結線板14は、固定子巻線13に装着することでU字形セグメントコイル端部175と結線板14内の接続導体群の端部1431は周方向に隣接し配置される。
本実施形態では、図22に示すように、結線板14の上面以外の接続については、固定子鉄心12のスロット内の第1層目と第2層目に装着される内側のU字形セグメントコイル17aの径方向に隣接するU字形セグメントコイル端部175同士を接続する。さらに、固定子鉄心12のスロット内の第3層目と第4層目に装着される内側のU字形セグメントコイル17bの径方向に隣接するU字形セグメントコイル端部175同士を接続する。
結線板14の上面には、図24に示すように、結線板14内の接続導体群の端部1431が絶縁部材141に設けられた矩形形状の貫通孔1411に対し、周方向に隣接し、軸方向に引き出されている。接続導体群の端部1431とU字形セグメントコイル端部175は、周方向に隣接し端部同士を互いに接続することで、固定子11として電気回路が構成される。
U字形セグメントコイル端部175と接続導体群の端部1431及びU字形セグメントコイル端部175同士の接続方法については、本実施形態ではTIG溶接を用いた実施形態であるが、レーザ溶接、電子ビーム溶接、超音波溶接等の他の接合でも可能である。
次に本実施形態の結線板14の構造について、図24〜図27を参照して説明する。結線板14の絶縁部材141は、図24〜図26に示すとおり、略扇形状であり、図27に示すとおり、U字形セグメントコイル端部175より固定子鉄心12の端部12bに向けて軸方向にみた場合、機能別に3つのエリアに分割される。
図27に示すように第1エリアは、U字形セグメントコイル端部175より固定子鉄心12の端部12bに向けて軸方向にみた場合、固定子鉄心12と重なる部分であり、固定子鉄心12の上面で内径側のティース121の軸方向上面の位置に相当する。
第1エリアは、U字形セグメントコイル端部175と接続導体群の端部1431が接続されるエリアであり、U字形セグメントコイル端部175が径方向に整列して装着される矩形形状の貫通孔1411が設けられている。
第1エリアでは、図24〜図26に示すように、接続導体群は貫通孔1411と周方向の隣の貫通孔1411の間の絶縁部材141内に配置されており、矩形形状の貫通孔1411の周方向に隣接し、絶縁導体群の端部1431が軸方向に突き出され配置されている。
第1エリアの貫通孔1411と周方向の隣の貫通孔1411の間の絶縁部材141内において、入出力接続導体144、同相内の接続導体である同相間接続導体145、異相間同士を接続する異相間接続導体146が配置され、貫通孔1411から、突き出されたU字形セグメントコイル端部175と接続される。
本実施形態の場合は、同相間接続導体145は、貫通孔1411と貫通孔1411の周方向の間に配置され、固定子鉄心12のスロット内の第1層目と第4層を接続する同相間接続導体145が配置される。また、固定子鉄心12のスロット内の第2層目と第3層を接続する同相間接続導体145が配置され、U字形セグメントコイル端部175と周方向に隣接するU字形セグメントコイル端部175とを同相間接続導体145により接続する。
入出力接続導体144と異相間接続導体146は、固定子鉄心12のスロット第1層目に相当する矩形形状の貫通孔1411の周方向隣接部から、貫通孔1411と貫通孔1411の周方向の間に絶縁部材内を径方向に沿って通り、外径側の第2エリアに引き出される。また、貫通孔1411の外径側の周方向隣接部から、入出力接続導体144と異相間接続導体146は、外径側の第2エリアに引き出されている。
第2エリアは、U字形セグメントコイル端部175より固定子鉄心12の端部12bに向けて軸方向にみた場合、固定子鉄心12と重なる部分である。固定子鉄心12のコアバック123の上面のエリアであり、第1エリアの外径側に位置する。
異相間接続導体146は、固定子鉄心12の複数のスロットを跨いで異なる相のU字形セグメントコイル端部175間を接続する。この場合に、第2エリアは、周方向に異相間接続導体146を配線するためのスペースとなるエリアである。また、入出力接続導体144を第3エリアに通すエリアであり、異相間接続導体146と接触しないように、電気的絶縁の距離を保って配置される。
第2エリアでは複数の入出力接続導体144と異相間接続導体146が配置されるため、軸方向に電気的絶縁が保たれる距離で立体交差でき、絶縁部材141は固定子鉄心12の端部12bに向かって軸方向に長く、入出力接続導体144と異相間接続導体146を絶縁部材141に覆われている。
本実施形態では、回転電機1がY結線の2並列の電気回路で構成されるため、異相間接続導体146は中性点1461に相当する。異相間接続導体146は、U相、V相、W相からの異相間接続導体146を2か所で接続され、中性点1461を形成する。なお、本実施形態では、中性点1461は絶縁部材141内に配置されているが、絶縁部材141の上面に軸方向に引出し、接続端子群とU字形セグメントコイル端部175との接合と同時のタイミングで接合も可能である。
第3エリアは、U字形セグメントコイル端部175より固定子鉄心12の端部12bに向けて軸方向にみた場合、固定子鉄心12と重ならない部分であり、固定子鉄心12の外径より外側に配置される。第3エリアは、外部からのケーブル16と接続する所定の位置に配置されるための基準となる台座部14aとなる。
第1エリアから第2エリアを通り引き出されてきた入出力接続導体144は、第3エリアで同相が一度隣接し整列される。入出力接続導体144は、絶縁部材141内より外部に引き出され、外部からのケーブル16との接続する所定の位置に配線される。
本実施形態では、第1エリアから引き出されてきた入出力接続導体144は、図26に示すように、図中左よりU相、V相、W相になるように第1エリアから第2エリアを通り第3エリアに同じ相が隣接するように配置する。入出力接続導体144は、絶縁部材141内より外部の固定子鉄心12から軸方向に離れる方向に引き出された後、屈曲し径方向の外径側に引き出され、入出力接続導体144の端部には、入出力接続端子142が接続される。
第3エリアは、入出力接続導体144の同相を纏め、各相を所定の位置に配置するエリアである。そして、結線板14は、外部とのケーブル16の接続位置の基準の台座となり、また車両側の振動等で破損しないように軸方向と径方向に拘束する箇所である。また、結線板14と固定子巻線13とは、コイル接続部18での接続となるため図1に示すようにセンターハウジング2に第3エリアの台座部14aを固定することで設置の信頼性が向上する。
本実施形態では、ケーブル16との接続位置は、軸方向上部で固定子巻線13と結線板14との接続位置より、軸方向で固定子鉄心の端部12bより離れる方向でかつ径方向で中心より離れる方向に位置したが、車両によりケーブル位置は各々異なるため、第3エリアの台座部14aを起点に入出力接続端子の引出し方により、様々な位置に配置することは可能である。
以上、第2の実施形態では、結線板14の接続導体群の端部1431を矩形形状の貫通孔1411の径方向に沿った面に隣接して軸方向に引き出され、結線板14上のU字形セグメントコイル端部175と接続導体群の端部1431との接続は、周方向に統一して接続できるので、生産性に優れた構造である。
本実施形態では固定子鉄心12内の導体数が4本の場合を例に説明したが、導体数が6本、8本、10本等のスロット内の導体数が変化しても同様である。例えば、スロット内導体数が6本の場合は、結線板14の入出力接続導体144と異相間接続導体146は、固定子鉄心12のスロット内における第1層目と第6層目(最外層)のU字形セグメントコイル端部175と接続され、第2エリアに引き出す。同相間接続導体145は、固定子鉄心12のスロット内における第1層目と第6層目(最外層)との周方向に隣り合うU字形セグメントコイル端部175同士をつなぐ接続導体を構成する。これにより、固定子鉄心12のスロット内における第2層目と第3層目、第4層目と第5層目とのU字形セグメントコイル端部175同士をつなぐ接続導体を構成し、接続することで電気回路が構成され、固定子11となる。
以上説明したようにスロット内の導体数が6本になっても結線板14の接続導体の種類を増加させず、スロット内の導体数が4本と同種類の最低限の接続導体の数量で結線板14を構成でき、スロット内の導体数が8本、10本等で導体数が変化しても同様となる。
本実施形態では接続導体群の配線は、スロット内導体数4本で8極3相48スロットの回転電機1の固定子11の一例であり、回転電機の仕様、スロット内の各相の導体線の配置により変わるものである。
本実施形態によれば、固定子巻線のコイルエンド部の高さおよび固定子巻線の種類を最小限に抑え、生産性が良く、小型高出力の回転電機を提供することができる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態について、図28〜図33を参照して説明する。図28は、固定子11の結線板側からみた斜視図である。図29は、固定子11の側面図である。図30は、結線板14の斜視図である。図31は、結線板14の正面である。図32は、結線板14の絶縁部材141を透視した接続導体の配置図である。図33は、結線板14のエリアを分割した正面図である。
第1の実施形態では、結線板14と固定子巻線13の接続において、接続導体群の端部1431とU字形セグメントコイル端部175が、隣接する方向が周方向と径方向に両方向に存在するため、固定子11を生産する場合に2方向の接続が発生し、接続作業が煩雑になる可能性がある。また、第2実施形態では、結線板14の接続は周方向に統一できるが、同相間接続導体145の数が多く高価になり、また接続導体群の配線が複雑となる。そこで、第3の実施形態では、接続導体を少なくすると共に、固定子11の生産性向上を目的に、接続導体群の端部1431とU字形セグメントコイル端部175との接続、U字形セグメントコイル端部175同士の接続が同一方向になるようにした。
第3の実施形態は、図11に示すU字形セグメントコイル17を固定子鉄心12に装着し、U字形セグメントコイル端部175を捻るまでの構成は第1の実施形態と同様であるが、結線板14の接続導体群の構成が異なる。第3の実施形態の結線板14は、固定子巻線13のU字形セグメントコイルの端部175側には、図28〜図30に示すように、接続端子群を絶縁部材141で覆われた結線板14が装着され、U字形セグメントコイル端部175と接続導体群の端部1431と、U字形セグメントコイル端部175同士を接続する。
図32に示すように、結線板14の接続導体群は、回転電機1の外部と固定子11を接続する入出力接続導体144、同相内を接続する同相間接続導体145、異相同士を接続する異相間接続導体146(本実施形態ではY結線のため中性点に相当する)からなる。接続導体群は電気的絶縁のため一定の間隔を保ち、絶縁部材141内に固定されている。
結線板14は、図28〜図30に示すように、固定子巻線13のU字形セグメントコイル端部175を結線板14の貫通孔1411(図30参照)内に軸方向に通し、図29に示す軸方向のセグメントコイル端部175(コイル接続部18)と固定子鉄心端部12bの間の第1空間内の位置に装着される。第1空間内の位置に装着されることで固定子巻線13のコイルエンドを低く抑えることができ、本実施形態である回転電機を小型化することができる。
結線板14は、固定子巻線13に装着する。これにより、U字形セグメントコイル端部175と結線板14内の接続導体群の端部1431(図30参照)は径方向に隣接されるように配置される。
本実施形態では、図28に示すように結線板14上面以外の接続については、固定子鉄心12のスロット内の第1層目と第2層目に装着される内側のU字形セグメントコイル17aの径方向に隣接するU字形セグメントコイル端部175同士を接続する。また、固定子鉄心12のスロット内の第3層目と第4層目に装着される内側のU字形セグメントコイル17bの径方向に隣接するU字形セグメントコイル端部175同士を接続する。
結線板14上面には、図30に示すように、結線板14内の接続導体群の端部1431が矩形形状の貫通孔1411に対して径方向に隣接して軸方向に引き出されている。接続導体群の端部1431とU字形セグメントコイル端部175は、径方向に隣接し端部同士を互いに接続することで、固定子11として電気回路が構成される。
接続導体群の端部1431とU字形セグメントコイル端部175の最内径側(固定子鉄心12のスロット内の第1層)と最外径側(固定子鉄心12のスロット内の第4層)の径方向に隣接する端部を接続する。接続導体群の端部1431と隣接しないU字形セグメントコイル端部175については、径方向に隣接するU字形セグメントコイル端部175同士を接続することで、固定子11として電気回路が構成される。
U字形セグメントコイル端部175と接続導体群の端部1431及びU字形セグメントコイル端部175同士の接続方法については、本実施形態ではTIG溶接を用いた実施形態であるが、レーザ溶接、電子ビーム溶接、超音波溶接等の他の接合でも可能である。
次に本実施形態の結線板14の構造について、図30〜図33を参照して説明する。結線板14の絶縁部材141は、図30〜図32に示すとおり、略扇形状であり、図33に示すとおり、U字形セグメントコイル端部175より固定子鉄心12の端部12bに向けて軸方向にみた場合、機能別に3つのエリアに分割される。
図33に示すように第1エリアは、U字形セグメントコイル端部175より固定子鉄心12の端部12bに向けて軸方向にみた場合、固定子鉄心12と重なる部分であり、固定子鉄心12の上面で内径側のティース121の軸方向上面の位置に相当する。
第1エリアは、U字形セグメントコイル端部175と接続導体群の端部1431が接続されるエリアであり、U字形セグメントコイル端部175が径方向に整列され装着できる矩形形状の貫通孔1411(図32参照)が設けられている。
第1エリアでは、図32に示すように、接続導体群は絶縁部材141の矩形形状の貫通孔1411と周方向の隣の貫通孔1411の間の絶縁部材141内に配置されており、貫通孔1411の径方向に沿って隣接し、図30に示すように、絶縁導体群の端部1431が軸方向に突き出され配置されている。
第1エリアの絶縁部材141の貫通孔1411と周方向の隣の貫通孔1411の間の絶縁部材141内において、入出力接続導体144、同相内の接続導体である同相間接続導体145、異相間同士を接続する異相間接続導体146が配置され、絶縁部材141の貫通孔1411から、突き出されたU字形セグメントコイル端部175と接続される。同相間接続導体145は、絶縁部材141の貫通孔1411と貫通孔1411の周方向の間に配置される。
本実施形態の場合は、固定子鉄心12のスロット内の第1層目と第4層を接続する同相間接続導体145が配置され、U字形セグメントコイル端部175と径方向に隣接するU字形セグメントコイル端部175とを同相間接続導体145により接続する。
入出力接続導体144と異相間接続導体146は、固定子鉄心12のスロット第1層目に相当する矩形形状の貫通孔1411の周方向に沿った面の隣接部から、貫通孔1411と貫通孔1411の周方向の間に絶縁部材141内を径方向に沿って通り、外径側の第2エリアに引き出される。また、貫通孔1411の外径側の周方向沿った面の隣接部から、入出力接続導体144と異相間接続導体146が、外径側の第2エリアに引き出される。
次に第2エリアは、U字形セグメントコイル端部175より固定子鉄心12の端部12bに向けて軸方向にみた場合、固定子鉄心12と重なる部分である。固定子鉄心12のコアバック123の上面のエリアであり、第1エリアの外径側に位置する。
異相間接続導体146は、固定子鉄心12の複数のスロットを跨いで異なる相のU字形セグメントコイル端部175間を接続する。第2エリアは、周方向に異相間接続導体146を渡るためのスペースとなるエリアである。
また、第2エリアは、入出力接続導体144を第3エリアに通すエリアであり、異相間接続導体146と接触しないように、電気的絶縁の距離を保って配置される。
第2エリアでは複数の入出力接続導体144と異相間接続導体146が配置されるため、軸方向に電気的絶縁が保たれる距離で立体交差され、絶縁部材141は固定子鉄心12の端部12bに向かって軸方向に長く形成され、入出力接続導体144と異相間接続導体146は絶縁部材141で覆われている。
本実施形態では、回転電機1がY結線の2並列の電気回路で構成されるため、異相間接続導体146は中性点1461に相当する。異相間接続導体146は、U相、V相、W相からの異相間接続導体146を2か所で接続され、中性点1461を形成する。なお、本実施形態では、中性点1461は絶縁部材141内に配置されているが、絶縁部材141の上面に軸方向に引出し、接続端子群とU字形セグメントコイル端部175との接合と同時のタイミングで接合も可能である。
次に第3エリアは、U字形セグメントコイル端部175より固定子鉄心12の端部12bに向けて軸方向にみた場合、固定子鉄心12と重ならない部分であり、固定子鉄心12の外径より外側に配置される。第3エリアは、外部からのケーブル16と接続する所定の位置に配置されるための基準となる台座部14aとなる。第1エリアから第2エリアを通り引き出されてきた入出力接続導体144は、第3エリアで同相が一度隣接して配置される。入出力接続導体144は、絶縁部材141内より外部に引き出され、外部からのケーブル16との接続する所定の位置に配線される。
本実施形態では、第1エリアから引き出されてきた入出力接続導体144は、図32に示すように、図中左よりU相、V相、W相となるように第1エリアから第2エリアを通り第3エリアに同じ相が隣接するように配置される。図29に示すように、入出力接続導体144は、絶縁部材141内より外部の固定子鉄心12から軸方向に離れる方向に引き出された後、屈曲して径方向の外径側に引き出され、入出力接続導体144の端部には、入出力接続端子142が接続される。
第3エリアは、入出力接続導体144の同相を纏め、各相を所定の位置に配置するエリアである。そして、結線板14は、外部とのケーブル16部の接続位置の基準の台座となり、また車両側の振動等で破損しないように軸方向と径方向に拘束する箇所である。また、結線板14と固定子巻線13とは、コイル接続部18での接続となるため図1に示すようにセンターハウジング2に第3エリアの台座部14aが固定することで設置の信頼性が向上する。
本実施形態では、ケーブル16との接続位置は、軸方向上部で固定子巻線13と結線板14との接続位置より、軸方向で固定子鉄心12の端部12bより離れる方向でかつ径方向で中心より離れる方向に位置したが、車両によりケーブル位置は各々異なるため、第3エリアの台座部14aを起点に入出力接続端子142の引出し方により、様々な位置に配置することは可能である。
以上の本実施形態では同相間接続導体145の数を最小限に抑えることができる。本実施形態では固定子鉄心12内の導体数が4本で説明されているが、導体数が6本、8本、10本等のスロット内の導体数が変化しても同様の効果が得られる。
例えば、導体数が6本の場合は、結線板14の入出力接続導体144と異相間接続導体146は、固定子鉄心12のスロット内における第1層目と第6層目(最外層)のU字形セグメントコイル端部175と接続され、第2エリアに引き出し、同相間接続導体145は、固定子鉄心12のスロット内における第1層目と第6層目(最外層)との周方向に隣り合うU字形セグメントコイル端部175同士をつなぐ接続導体を構成し接続する。
U字形セグメントコイル端部175と接続導体群を接続する以外の箇所については、隣接するU字形セグメントコイル端部175同士を接続することで電気回路が構成でき、固定子鉄心12のスロット内における第2層目と第3層目のU字形セグメントコイル端部175同士を接続、第4層目と第5層目のU字形セグメントコイル端部175同士を接続することで電気回路が構成され、固定子11となる。スロット内の導体数が6本になっても結線板14の接続導体の種類を増加させず、スロット内の導体数が4本と同種類の最低限の接続導体の数量で結線板14を構成でき、スロット内の導体数が8本、10本等で導体数が変化しても同様となる。
本実施形態では接続導体群の配線は、スロット内導体数4本で8極3相48スロットの回転電機1の固定子11の一例であり、回転電機の仕様、スロット内の各相の導体線の配置により変わるものである。
本実施形態によれば、固定子巻線のコイルエンド部の高さおよび固定子巻線の種類を最小限に抑え、生産性が良く、小型高出力の回転電機を提供することができる。
以上、第1から第3の実施形態で説明したように、本発明によれば、コイルエンド部の高さを低減し、固定子巻線の種類を最小限に抑え、生産性が良く、小型高出力の回転電機を提供できる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。たとえば実施形態の固定子ではY結線で構成された構造であるがΔ結線の構成でも同様である。また、実施形態の固定子は3相巻線であるが、3相、5相、7相および2組の3相巻線であっても本発明は適用可能であり、実施形態で説明したものと同様の効果が得られる。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)回転電機1は、固定子鉄心12と、複数のセグメントコイル17により構成される固定子巻線13と、固定子巻線13のセグメントコイル17の異なる相を繋ぐ異相間接続導体146および固定子巻線13の同相のセグメントコイル17をつなぐ同相間接続導体145を固定する結線板14と、を備え、固定子巻線13は、固定子鉄心12の軸方向に対して一方側に複数のセグメントコイル17の互いの端部が接続されるコイル接続部18を有し、結線板14は、固定子鉄心12に対して、コイル接続部18が配置された側に配置される。これにより、固定子巻線13のセグメントコイル17の種類を最小限に抑え、回転電機の小型化と共に生産性に優れた固定子を備えた回転電機1を提供することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限り、本発明の技術思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上述の各実施形態を組み合わせた構成としてもよい。
1 回転電機
2 センターハウジング
3 フロントブラケット
4 リアブラケット
5 回転子
6 回転子鉄心
7 永久磁石
8 シャフト
9 フロントベアリング
10 リアベアリング
11 固定子
12 固定子鉄心
121 ティース
122 スロット
123 コアバック
12a 固定子鉄心のU字形セグメントコイル山形形状部側の端面
12b 固定子鉄心のU字形セグメントコイル端部側の端面
13 固定子巻線
14 結線板
141 絶縁部材
14a 台座部
1413 接続導体収納部
1414 接続部
142 接続端子
143 接続導体群
1431 接続導体群端部
144 入出力接続導体
145 同相間接続導体
146 異相間接続導体
1461 中性点
15 絶縁紙
16 ケーブル
17 U字形セグメントコイル
171 U字形セグメントコイルの第1直線部
172 U字形セグメントコイルの第2直線部
173 U字形セグメントコイルの山形形状部
174 U字形セグメントコイルの頭部
175 U字形セグメントコイルの端部
1751 U字形セグメントコイルの第1端部
1752 U字形セグメントコイルの第2端部
17a 内径側U字形セグメントコイル
17b 外径側U字形セグメントコイル
18 コイル接続部

Claims (11)

  1. 固定子鉄心と、
    複数のセグメントコイルにより構成される固定子巻線と、
    前記固定子巻線のセグメントコイルの異なる相を繋ぐ異相間接続導体および前記固定子巻線の同相のセグメントコイルをつなぐ同相間接続導体を固定する結線板と、を備え、
    前記固定子巻線は、前記固定子鉄心の軸方向に対して一方側に前記複数のセグメントコイルの互いの端部が接続されるコイル接続部を有し、
    前記結線板は、前記固定子鉄心に対して、前記コイル接続部が配置された側に配置される回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記結線板は、前記複数のセグメントコイルの端部を貫通させる貫通孔を形成し、前記固定子鉄心の軸方向に対して、前記貫通孔を貫通したセグメントコイルの前記コイル接続部と前記固定子鉄心の端部との間の第1空間に配置される回転電機。
  3. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記結線板に固定されて前記セグメントコイルに接続され、前記回転電機の外部へ電流を入出力する入出力接続導体を備え、
    前記固定子鉄心の外径内側に位置する前記入出力接続導体は、前記第1空間内に配置される回転電機。
  4. 請求項1または2に記載の回転電機において、
    前記結線板に固定されて前記セグメントコイルに接続され、前記回転電機の外部へ電流を入出力する入出力接続導体を備え、
    前記固定子鉄心の外径外側に位置する前記結線板には、前記入出力接続導体の一部を支持する台座部を有する回転電機。
  5. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記複数のセグメントコイルは、互いに接続された端部が前記固定子鉄心の径方向に並べられ、
    前記結線板には、前記セグメントコイルの互いに接続された端部を貫通させる貫通孔が形成される回転電機。
  6. 請求項3に記載の回転電機において、
    前記固定子鉄心の外径内側に位置する前記入出力接続導体は、前記固定子鉄心の径方向に対応する前記セグメントコイルの径方向の面に接続される回転電機。
  7. 請求項6に記載の回転電機において、
    前記固定子鉄心の外径内側に位置する前記入出力接続導体は、前記固定子鉄心の周方向に並べられた前記複数のセグメントコイルの間に配置される回転電機。
  8. 請求項6に記載の回転電機において、
    前記固定子鉄心の外径外側に位置する前記入出力接続導体は、前記固定子鉄心から遠ざかる方向に屈曲され、前記異相間接続導体および前記同相間接続導体よりも前記固定子鉄心から遠くの位置に配置される回転電機。
  9. 請求項6に記載の回転電機において、
    前記入出力接続導体は、前記異相間接続導体および前記同相間接続導体よりも前記固定子鉄心に近くの位置に配置される回転電機。
  10. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記結線板に固定されている前記異相間接続導体、および前記同相間接続導体の端部は、前記結線板の貫通孔に対して周方向に隣接して軸方向に引き出されて配置され、
    前記結線板の接続導体の端部と固定子巻線のセグメントコイル端部とが周方向に隣接し、互いに接続される回転電機。
  11. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記結線板に固定されている前記異相間接続導体、および前記同相間接続導体の端部は、前記結線板の貫通孔に対して径方向に隣接して軸方向に引き出され、
    前記結線板の接続導体の端部と固定子巻線のセグメントコイル端部とが径方向に隣接し、互いに接続される回転電機。
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