JP5214064B2 - インバータ一体型駆動モジュール - Google Patents

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Description

この発明は、インバータを内蔵した駆動モジュールに関するものである。
交流モータと一体化された従来のインバータモジュールでは、上アーム側スイッチング素子と下アーム側スイッチング素子とを直列接続してなる単相インバータ回路が、互いに複数個並列接続されて、多相インバータ回路を構成し、交流モータの端面に配置されている。そして、スイッチング素子は、交流モータの回転軸に対して所定の間隔を隔てて周方向に配置され、多相インバータ回路の上アーム側スイッチング素子の正極側を電源正極端子に接続する正極導体と多相インバータ回路の下アーム側スイッチング素子の負極側を電源負極端子に接続する負極導体は、リング状又は円弧状を有して近接して、周方向に配置されたスイッチング素子の内周部側に配置され、上アーム側スイッチング素子と下アーム側スイッチング素子との接続点に接続した各相毎の出力導体は、周方向に配置されたスイッチング素子の内周部側に配置され、スイッチング素子の信号端子は、スイッチング素子を挟んで出力導体と相対する外周部側に配置して制御回路に接続されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−116840号公報
従来のインバータモジュールでは、出力導体が周方向に配置されたスイッチング素子の内周部側に配置されているので、交流モータのコイルの引出線をステータコアから引き出して径方向内方に曲げて中央部の近傍まで延伸させ、ついで中央部の近傍で軸方向に曲げてモジュール側に引き出して出力導体に接続しなければならなかった。
特に、従来のインバータモジュールが電気自動車などの大容量の用途に適用される場合、大電流が流れるコイルでの発熱を抑えるために、断面積の大きな導体線がコイルに用いられるので、導体線が曲がりにくくなり、コイルの引出線とインバータ回路との接続、さらにはコイルの中性点の接続などの接続作業が煩雑となるという不具合があった。
また、相コイルのそれぞれがティース部のそれぞれに導体線を集中巻に巻回して構成されている場合には、引出線の数および中性点の結線数が著しく多くなり、上述の不具合が顕著となる。さらに、1つのインバータユニットから複数の同相の相コイルに給電する場合には、モータ内で曲げにくい導体線を用いてティース部間を跨いで同相の相コイル同士を結線する必要があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、相コイルのそれぞれがティース部のそれぞれに導体線を集中巻に巻回して構成されたモータを用いたインバータ一体型駆動モジュールにおいて、インバータユニットを相コイルのそれぞれに対応して配置し、相コイルを構成する導体線の一端を軸方向に延伸させてインバータユニットの交流出力端子に接合可能とし、かつ相コイルを構成する導体線の他端を軸方向に延伸させて中性点結線導体に接合可能として、相コイルとインバータ回路との接続、さらには相コイルの中性点の接続が簡易となり、電気自動車などの大容量の用途に好適なインバータ一体型駆動モジュールを得ることを目的とする。
この発明によるインバータ一体型駆動モジュールは、ティース部のそれぞれに導体線を集中巻に巻回して形成された、該ティース部と同数の相コイルからなるステータコイルを有するステータ、上記導体線の一端を結線して上記相コイルを星形結線する環状の中性点結線導体、およびN極とS極とが交互に周方向に配列された磁極を有するロータから構成されるモータと、それぞれ、正極側入力端子、負極側入力端子、正極側が該正極側入力端子に接続された上アーム側スイッチング素子、負極側が該負極側入力端子に接続された下アーム側スイッチング素子、および該上アーム側スイッチング素子の負極側と該下アーム側スイッチング素子の正極側とに接続された交流出力端子を備え、上記相コイルと同数のインバータユニットを有するインバータモジュールと、を備えている。そして、上記中性点結線導体は、上記相コイルを構成する上記導体線の一端を軸方向に延伸させた位置に位置するように上記モータの軸端に配設され、上記インバータユニットのそれぞれは、上記相コイルのそれぞれに対応して、上記交流出力端子が上記相コイルを構成する上記導体線の他端を軸方向に延伸させた位置に位置するように、軸方向と直交する平面上で上記相コイルを構成する上記導体線の他端を軸方向に延伸させた位置からシフトして上記モータの軸端に配設され、上記相コイルのそれぞれは、上記ティース部に巻回された上記導体線の他端を上記モータの軸方向と平行に延伸させて、対応する上記インバータユニットの上記交流出力端子に接合され、かつ上記ティース部に巻回された上記導体線の一端を上記モータの軸方向と平行に延伸させて、上記中性点結線導体に接合されている。
この発明によれば、相コイルのそれぞれに対応するインバータユニットから給電されるので、曲げにくい導体線を用いてティース部間を跨いで同相の相コイル同士を結線する必要がない。
また、環状の中性点結線導体が、相コイルを構成する導体線の一端を軸方向に延伸させた位置に位置するようにモータの軸端に配設されている。そこで、ティース部に巻回された導体線の一端をモータの軸方向と平行に延伸させて中性点結線導体に接合できるので、導体線の端部の曲げが不要となり、相コイルの中性点の結線が簡易となる。
また、インバータユニットが、相コイルのそれぞれに対応して、交流出力端子が相コイルを構成する導体線の他端を軸方向に延伸させた位置に位置するように、モータの軸端に配設されている。そこで、ティース部に巻回された導体線の他端をモータの軸方向と平行に延伸させて、対応するインバータユニットの交流出力端子に接合できるので、導体線の曲げが不要となり、相コイルとインバータ回路との接続が簡易となる。
この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールを示す斜視断面図である。 この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールに適用される相コイルの構成を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールに適用される中性点結線導体の構造を説明する要部斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールに適用されるインバータユニットの構成を説明する模式図である。 この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールにおけるインバータユニットの交流出力端子と相コイルとの接続構造を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールに適用されるモータを示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールの回路図である。 この発明の実施の形態2に係るインバータ一体型駆動モジュールにおけるインバータユニットの交流出力端子と相コイルとの接続構造を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るインバータ一体型駆動モジュールに適用される中性点結線導体の構造を説明する要部斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るインバータ一体型駆動モジュールに適用される相コイルの構成を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態3に係るインバータ一体型駆動モジュールを示す斜視断面図である。 この発明の実施の形態3に係るインバータ一体型駆動モジュールにおけるインバータユニットの配列状態を説明する端面図である。 この発明の実施の形態4に係るインバータ一体型駆動モジュールにおけるインバータユニットの配列状態を説明する端面図である。 この発明の実施の形態5に係るインバータ一体型駆動モジュールにおけるインバータユニットの配列状態を説明する端面図である。 この発明の実施の形態6に係るインバータ一体型駆動モジュールにおけるステータコイルの結線状態を説明する模式図である。 この発明の実施の形態7に係るインバータ一体型駆動モジュールを示す斜視断面図である。 この発明の実施の形態8に係るインバータ一体型駆動モジュールを示す斜視断面図である。 この発明の実施の形態9に係るインバータ一体型駆動モジュールにおける交流出力端子と相コイルとの接続構造を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態10に係るインバータ一体型駆動モジュールにおける交流出力端子と相コイルとの接続構造を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態11に係るインバータ一体型駆動モジュールにおける交流出力端子と相コイルとの接続構造を説明する要部断面図である。
以下、本発明によるインバータ一体型駆動モジュールの好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールを示す斜視断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールに適用される相コイルの構成を説明する斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールに適用される中性点結線導体の構造を説明する要部斜視図、図4はこの発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールに適用されるインバータユニットの構成を説明する模式図、図5はこの発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールにおけるインバータユニットの交流出力端子と相コイルとの接続構造を説明する斜視図、図6はこの発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールに適用されるモータを示す断面図、図7はこの発明の実施の形態1に係るインバータ一体型駆動モジュールの回路図である。
図1において、インバータ一体型駆動モジュール1は、外部の直流電源に接続されてDC供給ラインを構成する正極給電板2および負極給電板3と、正極給電板2と負極給電板3とに供給された直流電力を交流電力に変換するインバータモジュール4と、インバータモジュール4で変換された交流電力が供給されて回転駆動するモータ13と、を備えている。
モータ13は、シャフト挿通孔15aが軸心位置に穿設された円筒状に作製され、シャフト挿通孔15aに挿通されたシャフト16に固着されたロータヨーク部15、およびロータヨーク部15の外周縁部に穴方向を軸方向として周方向に等角ピッチで穿設された磁石挿入孔17のそれぞれに挿入、固着された永久磁石18を有するロータ14と、円筒状のステータヨーク部21およびそれぞれステータヨーク部21の内周面から径方向内方に突設され、周方向に等角ピッチで配列されたティース部22を有するステータコア20、およびステータコア20に巻装されたステータコイル24を有するステータ19と、を備えている。
ロータ14は、鉄などの磁性材料を用いて作製されたロータヨーク部15に固着されたシャフト16をハウジング27に保持された軸受(図示せず)に支持されてハウジング27内に回転可能に配設される。永久磁石18は、例えば焼結希土類磁石である。そして、20個の永久磁石18が、図6に示されるように、磁石挿入孔17に挿入されて、N極とS極とが交互に並ぶように周方向に等角ピッチに配列されている。
ステータコア20は、例えば磁性鋼板を積層して作製され、24個のティース部22がステータヨーク部21の内周面に突設され、スロット23がステータヨーク部21と隣り合うティース部22とに囲まれて構成されている。そして、ステータコイル24は、各ティース部22に巻回された24本の相コイル25から構成されている。各相コイル25は、1本の導体線26を1つのティース部22に所定回巻回して構成された集中巻コイルである。24本の相コイル25は、図6に示されるように、U1相、U2相、V1相、V2相、W1相、W2相の順に周方向に繰り返し並んでステータコア20に巻装される。
ここで、相コイル25の構成について図2を参照しつつ説明する。
導体線26は、銅などの良電気伝導材を用いて長方形断面を有する帯状体に作製されている。導体線26は、まず、ティース部22の径方向最外位置に、1段目に巻回された導体線26の上に2段目を巻回し、2段目に巻回された導体線26の上に3段目を巻回するようにして1列に所定段数巻回される。ついで、導体線26は、径方向内側に変位され、1列目の導体線26の巻回部に隣接して、1段目に巻回された導体線26の上に2段目を巻回し、2段目に巻回された導体線26の上に3段目を巻回するようにして1列に所定段数巻回される。このように、導体線26を径方向内側に変位しつつ所定段数、かつ所定列数巻回して、所定ターン数の相コイル25が作製される。
このとき、導体線26は、長方形断面の短辺の法線がティース部22に向くように、即ちエッジワイズに巻かれている。また、導体線26の巻き始め部26aおよび巻き終わり部26bは、同一スロット23の径方向外側と内側とからステータコア20の軸方向の反対方向に延伸している。そして、24本の相コイル25は、スロット23の径方向外側から延伸する導体線26の巻き始め部26aがステータコア20の軸方向一側と他側とに交互に延伸するように周方向に配設されている。
モータ13は、このように作製されたステータ19が、ハウジング27に固着されて、ロータ14の外周側に、かつシャフト16と同軸に配設されている。そして、一対の基板6が、モータ13の軸方向両側に、シャフト16の軸心と直交するようにハウジング27に固着されている。
中性点結線導体28は、銅などの良電気伝導材を用いて長方形断面を有する円形のリング状平板に作製されている。接続部28aが、図3に示されるように、それぞれ中性点結線導体28の一部を直角に径方向に切り起こして、周方向に等角ピッチで12個形成されている。中性点結線導体28は、シャフト16と同軸に、かつ接続部28aを向き合わせて、一対の基板6の対向する面のそれぞれに電気的に絶縁されて固着されている。このとき、中性点結線導体28は、接続部28aの表面がスロット23の径方向外側から軸方向と平行に延伸する導体線26の巻き始め部26aの長方形断面の内径側の長辺により構成される平面に近接して相対するように構成されている。
そして、スロット23の径方向外側からステータコア20の軸方向一側に軸方向と平行に延伸する導体線26の巻き始め部26aが、ステータコア20の軸方向一側に配設された基板6に固着された中性点結線導体28(第1中性点結線導体)の接続部28aに突き合わされて半田などにより接合される。これにより、図7に示されるように、4本のU1相の相コイル25を並列接続して構成されたU相コイル、4本のV1相の相コイル25を並列接続して構成されたV相コイルおよび4本のW1相の相コイル25を並列接続して構成されたW相コイルが結線され、星形結線コイルに構成された第1の3相交流巻線50が作製される。
同様に、スロット23の径方向外側からステータコア20の軸方向他側に軸方向と平行に延伸する導体線26の巻き始め部26aが、ステータコア20の軸方向他側に配設された基板6に固着された中性点結線導体28(第2中性点結線導体)の接続部28aに突き合わされて半田などにより接合される。これにより、図7に示されるように、4本のU2相の相コイル25を並列接続して構成されたU相コイル、4本のV2相の相コイル25を並列接続して構成されたV相コイルおよび4本のW2相の相コイル25を並列接続して構成されたW相コイルが結線され、星形結線コイルに構成された第2の3相交流巻線51が作製される。
このように、ステータコイル24は、互いに電気角で30度の位相差を有する第1および第2の3相交流巻線50,51により構成され、モータ13は、極数20、スロット数24のインナーロータ型の2重3相のモータに構成されている。
インバータユニット5は、図4に示されるように、上アーム側スイッチング素子7、下アーム側スイッチング素子8、正極入力端子9、負極入力端子10、および交流出力端子11を備えている。そして、上アーム側スイッチング素子7と下アーム側スイッチング素子8とが絶縁性樹脂により樹脂封止されて略直方体に形成されている。正極入力端子9はその一端を上アーム側スイッチング素子7の正極側に接続されて樹脂封止部12から延出され、負極入力端子10がその一端を下アーム側スイッチング素子8の負極側に接続されて樹脂封止部12から延出され、交流出力端子11がその一端を上アーム側スイッチング素子7の負極側と下アーム側スイッチング素子8の正極側とに接続されて樹脂封止部12から延出されている。
そして、図5に示されるように、正極入力端子9と負極入力端子10は、樹脂封止部12の厚み方向に離間して、樹脂封止部12の同じ側面から延出され、交流出力端子11は、正極入力端子9と負極入力端子10とが延出される樹脂封止部12の側面に相対する側面から延出されている。なお、上アーム側スイッチング素子7および下アーム側スイッチング素子8には、例えばMOSFET、IGBTなどの半導体スイッチング素子が用いられる。
インバータモジュール4は、12個のインバータユニット5を各基板6のモータ13と反対側の表面上に、同心円上に等角ピッチで1列に並んで実装されて構成されている。このとき、各インバータユニット5は、交流出力端子11が延出される樹脂封止部12の側面を径方向外方に向けて、径方向に関して相コイル25の内径側に位置するように各基板6に実装されている。さらに、各インバータユニット5は、樹脂封止部12の側面から延出する交流出力端子11が、スロット23の径方向内側からステータコア20の軸方向と平行に延伸する導体線26の巻き終わり部26bと交差するように、位置決めされて、各基板6に実装されている。
そして、ステータコア20の軸方向の他側に配設された基板6に実装されたインバータユニット5の交流出力端子11が、それぞれ、L字状に曲げられた先端部を、図5に示されるように、スロット23の径方向内側からステータコア20の軸方向の他側に軸方向と平行に延伸し、基板6に穿設された貫通穴29から軸方向に引き出された導体線26の巻き終わり部26bの長方形断面の長辺により構成される平面に突き合わされて半田などにより接合される。これにより、第1の3相交流巻線がインバータモジュール4と電気的に接続される。
同様に、ステータコア20の軸方向の一側に配設された基板6に実装されたインバータユニット5の交流出力端子11が、それぞれ、L字状に曲げられた先端部を、スロット23の径方向内側からステータコア20の軸方向の一側に軸方向と平行に延伸し、基板6に穿設された貫通穴29から軸方向に引き出された導体線26の巻き終わり部26bの長方形断面の長辺により構成される平面に突き合わされて半田などにより接合される。これにより、第2の3相交流巻線がインバータモジュール4と電気的に接続される。
正極給電板2と負極給電板3は、それぞれ、銅などの良電気伝導材を用いて円形リング状の平板に作製され、各基板6のモータ13と反対側の表面上に保持部材30により電気的に絶縁状態に支持されて、軸方向に所定の隙間を持って平行に、かつ同軸に配設されて平行平板電極を構成する。正極給電板2と負極給電板3は、周方向に配列されているインバータユニット5の内径側に配設され、各インバータユニット5の樹脂封止部12から径方向内方に延出された正極入力端子9が正極給電板2に半田などにより接合され、各インバータユニット5の樹脂封止部12から径方向内方に延出された負極入力端子10が負極給電板3に半田などにより接合されている。
ここで、図示していないが、ヒートシンクがインバータユニット5の樹脂封止部12のモータ13と反対側の面に配設され、上アーム側スイッチング素子7および下アーム側スイッチング素子8での発熱を効果的に放熱できるようになっている。なお、基板6に代えて、ヒートシンクを用いてもよい。
このように構成されたインバータ一体型駆動モジュール1は、図7に示されるように、正極給電板2と負極給電板3が配線32を介して外部電源31に接続され、平滑コンデンサ33がインバータモジュール4の入力側に並列に接続され、リップル電流を吸収して入力電圧を安定化させている。
そして、24個のインバータユニット5の上アーム側スイッチング素子7と下アーム側スイッチング素子8が制御装置34によりON/OFF制御され、外部電源31から供給された直流電力が交流電力に変換される。交流電力は、交流出力端子11を介してステータコイル24に供給され、ステータ19に回転磁界が発生する。このステータ19の回転磁界と永久磁石18による磁界との相互作用により、回転力が発生し、ロータ14が回転駆動される。
このインバータ一体型駆動モジュール1は、供給電源が直流であるので、電鉄のような複数のモータを使う場合にも使用可能である。
この実施の形態1によれば、ステータコイル24が導体線26をティース部22のそれぞれに集中巻に巻回して形成されたティース部22の本数分の相コイル25から構成されている。そして、インバータユニット5は、相コイル25のそれぞれに対応するように、交流出力端子11が相コイル25を構成する導体線26の巻き終わり部26bを軸方向に延伸させた位置に位置するように、モータ13の軸端に配設されている。そこで、導体線26の巻き終わり部26bが軸方向と平行に延伸されて、インバータユニット5の交流出力端子11に接合される。また、環状の中性点結線導体28が、相コイル25を構成する導体線26の巻き始め部26aを軸方向に延伸させた位置に位置するように、シャフト16と同軸にモータ13の軸端に配設されている。そこで、導体線26の巻き始め部26aが軸方向と平行に延伸されて、中性点結線導体28に接合される。
これにより、各相コイル25に専用のインバータユニット5から給電できるので、曲げにくい導体線を用いてティース部22間を跨いで同相の相コイル25同士を結線する必要がなくなる。さらに、導体線26の端部の曲げを抑えて、相コイル25とインバータ回路とを簡易に接続でき、さらに相コイル25の中性点を簡易に接続できるので、断面積の大きな導体線26の使用が可能となり、電気自動車などの大容量の用途に好適なインバータ一体型駆動モジュール1が得られる。
導体線26の巻き始め部26aと巻き終わり部26bとが、ティース部22の径方向外側と内側とから軸方向に延伸されているので、交流出力端子11と中性点結線導体28とがモータ13の軸方向の両側に配置され、交流出力端子11と中性点結線導体28との径方向距離が長くなり、両者の絶縁が確保される。
相コイル25は、導体線26の巻き始め部26aと巻き終わり部26bとが、軸方向の一側と他側とに交互に延伸するように、周方向に配設されている。12個のインバータユニット5が、導体線26の巻き終わり部26bが軸方向の他側に延伸する相コイル25に対応するように、モータ13の軸方向の他側に配置された基板6のモータ13と反対側の面上に、周方向に等角ピッチで配列され、残る12個のインバータユニット5が、導体線26の巻き終わり部26bが軸方向の一側に延伸する相コイル25に対応するように、モータ13の軸方向の一側に配置された基板6のモータ13と反対側の面上に、周方向に等角ピッチで配列されている。さらに、中性点結線導体28が、モータ13の軸方向両側に配置された基板6の相対する面上に、シャフト16と同軸に配設されている。
そして、相コイル25の軸方向の他側に延伸する導体線26の巻き終わり部26bが、モータ13の軸方向の他側に配置された、対応するインバータユニット5の交流出力端子11に接合され、相コイル25の軸方向の一側に延伸する導体線26の巻き始め部26aが、モータ13の軸方向の一側に配置された中性点結線導体28に接合されている。さらに、相コイル25の軸方向の一側に延伸する導体線26の巻き終わり部26bが、モータ13の軸方向の一側に配置された、対応するインバータユニット5の交流出力端子11に接合され、相コイル25の軸方向の他側に延伸する導体線26の巻き始め部26aが、モータ13の軸方向の他側に配置された中性点結線導体28に接合されている。
これにより、24個のインバータユニット5が、軸方向の両側に、12個ずつに分かれて、周方向に等角ピッチに配列されて基板6に実装されているので、発熱部品であるインバータユニット5が周方向に分散され、インバータユニット5の温度上昇が抑えられる。
また、電位の異なる中性点結線導体28がモータ13の軸方向の両側に配設されているので、電位の異なる中性点結線導体28間の絶縁が確保される。
ここで、導体線26として長方形断面を有する帯状体を用いる効果について説明する。
まず、円形断面の導体線は、ティース部22に径方向最外位置から径方向最内位置まで1段目を巻き付け、ついでティース部22の径方向最内位置から径方向最外位置まで2段目を巻き付け、さらにティース部22に径方向最外位置から径方向最内位置まで3段目を巻き付けられる。このように、円形断面の導体線を径方向に往復移動させながら、所定段数、かつ所定列数巻回して、所定ターン数の相コイルが作製される。したがって、導体線の巻き終わり部の径方向位置、つまり、導体線の巻き始め部と巻き終わり部との径方向距離が、必要ターン数、導体線およびティース部の太さ、ティース部の径方向長さなどにより、変わってしまう。
長方形断面を有する帯状体の導体線26では、ティース部22の径方向最外位置から径方向内側に変位しつつ所定段数、かつ所定列数巻回して、所定ターン数の相コイル25が作製される。したがって、必要ターン数にあわせて各列の段数を調整することにより、導体線26の巻き終わり部26bをティース部22の径方向最外位置に近づけるようにできる。このように、相コイル25の必要ターン数、導体線26の寸法、ティース部22の寸法などの設計要因に拘らず、導体線26の巻き終わり部26bをティース部22の径方向最外位置に近づけるようにでき、導体線26の巻き始め部26aと巻き終わり部26bとの径方向距離を十分に確保できる。
また、導体線26が長方形断面を有しているので、交流出力端子11および中性点結線導体28の接続部28aを平板状に作製することで、導体線26と交流出力端子11および中性点結線導体28とは、平面同士を突き合わせて接合できる。したがって、導体線26と交流出力端子11および中性点結線導体28との接合が簡易となるとともに、接合強度が高められる。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2に係るインバータ一体型駆動モジュールにおけるインバータユニットの交流出力端子と相コイルとの接続構造を説明する斜視図、図9はこの発明の実施の形態2に係るインバータ一体型駆動モジュールに適用される中性点結線導体の構造を説明する要部斜視図、図10はこの発明の実施の形態2に係るインバータ一体型駆動モジュールに適用される相コイルの構成を説明する斜視図である。
この実施の形態2では、図10に示されるように、相コイル25は、導体線26の長方形断面の長辺の法線がティース部22に向くように、即ちフラットワイズにティース部22に巻回して集中巻コイルに構成されている。そして、導体線26の巻き始め部26aおよび巻き終わり部26bは、同一スロット23の径方向外側と内側とからステータコア20の軸方向の反対方向に延伸し、長方形断面の長辺により構成される平面が周方向に向いている。
各中性点結線導体28Aは、銅などの良電気伝導材を用いて長方形断面を有する円形のリング状平板に作製されている。そして、接続部28aが、図9に示されるように、それぞれ中性点結線導体28Aの一部を直角に周方向に切り起こして、周方向に等角ピッチで12個形成されている。そして、スロット23の径方向外側からステータコア20の軸方向と平行に延伸する導体線26の巻き始め部26aが、その長方形断面の長辺により構成される平面を中性点結線導体28Aの接続部28aの平面に突き合わされて、半田などにより接合される。
インバータユニット5の交流出力端子11は、図8に示されるように、長方形断面の長辺の法線が周方向に向くように樹脂封止部12の側面から延出される。そして、スロット23の径方向内側からステータコア20の軸方向と平行に延伸する導体線26の巻き終わり部26bが、その長方形断面の長辺により構成される平面を交流出力端子11の長方形断面の長辺により構成される平面に突き合わされて、半田などにより接合される。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
したがって、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態2では、相コイル25が、導体線26をフラットワイズにティース部22に巻回して構成されている。そこで、エッジワイズにティース部22に巻回している上記実施の形態1に比べ、導体線26をティース部22に巻回しやすくなり、相コイル25の作製が容易となる。
また、相コイル25において、軸方向と平行に延伸する導体線26の巻き始め部26aおよび巻き終わり部26bは、長方形断面の長辺により構成される平面が周方向に向いている。そこで、交流出力端子11の長方形断面の長辺が周方向を向くように樹脂封止部12から延出するようにインバータユニット5を作製するだけで、導体線26の巻き終わり部26bと交流出力端子11とを平面同士を突き合わして接合でき、交流出力端子11をL字状に曲げるという煩雑な作業が不要となるとともに、大きな接合強度が得られる。同様に、それぞれ中性点結線導体28Aの一部を直角に周方向に切り起こして接続部28aを形成するだけで、導体線26の巻き始め部26aと接続部28aとを平面同士を突き合わして接合でき、導体線26と中性点結線導体28Aとの接合作業が簡易となるとともに、大きな接合強度が得られる。
なお、上記実施の形態1,2では、樹脂封止部から延出する交流出力端子をスロットの径方向内側から軸方向に延伸する導体線の巻き終わり部に径方向内側から突き当てて接合するものとしているが、樹脂封止部から延出する交流出力端子をスロットの径方向内側から軸方向に延伸する導体線の巻き終わり部に径方向外側から突き当てて接合してもよい。この場合、インバータユニットを外径側に位置させることができるので、周方向に隣り合うインバータユニット間の隙間が広くなり、発熱部品であるインバータユニットが周方向に分散され、インバータユニットの温度上昇が抑えられる。さらに、インバータユニットを冷却するためのヒートシンクを設置する場合には、ヒートシンクの放熱面積を大きくでき、インバータユニットの冷却性が高められる。
また、上記実施の形態1,2では、導体線をティース部に径方向の外側から内側に向って巻回して相コイルを作製するものとしているが、導体線をティース部に径方向の内側から外側に向って巻回して相コイルを作製してもよい。この場合、導体線の巻き終わり部をスロットの径方向外側からステータコアの軸方向に延伸させてインバータユニットの交流出力端子に接続する。そこで、インバータユニットを外径側に位置させることができるので、周方向に隣り合うインバータユニット間の隙間が広くなり、発熱部品であるインバータユニットが周方向に分散され、インバータユニットの温度上昇が抑えられる。さらに、インバータユニットを冷却するためのヒートシンクを設置する場合には、ヒートシンクの放熱面積を大きくでき、インバータユニットの冷却性が高められる。
実施の形態3.
図11はこの発明の実施の形態3に係るインバータ一体型駆動モジュールを示す斜視断面図、図12はこの発明の実施の形態3に係るインバータ一体型駆動モジュールにおけるインバータユニットの配列状態を説明する端面図である。
まず、相コイル25を構成する導体線26の巻き始め部26aと巻き終わり部26bとは、同一スロット23の径方向外側と内側とからステータコア20の軸方向の反対方向に延伸している。そして、相コイル25は、導体線26の巻き始め部26aが、スロット23の径方向外側と内側とから交互にステータコア20の軸方向他側に延伸するように周方向に配設されている。
図11および図12において、第1中性点結線導体35は、小径に形成されている点を除いて中性点結線導体28と同様に構成され、第2中性点結線導体36は、中性点結線導体28と同様に構成されている。そして、第1および第2中性点結線導体35,36は、モータ13の軸方向他側に配置された基板6のモータ13側の面に、同心状に配置されて、電気的に絶縁状態に固着されている。
インバータユニット5は、モータ13の軸方向一側に配置された基板6のモータ13と反対側の面上に、導体線26の巻き始め部26aと巻き終わり部26bとの間の径方向位置に、同心円上に等角ピッチで24個実装されている。そして、インバータユニット5は、交流出力端子11が樹脂封止部12から径方向内方と外方とに交互に延出するように、周方向に配列されている。さらに、正極給電板2と負極給電板3とが、モータ13の軸方向一側に配置された基板6のモータ13と反対側の面に保持部材(図示せず)により電気的に絶縁状態に支持されて、周方向に配列されているインバータユニット5のモータ13と反対側に、軸方向に所定隙間を持って平行に、かつ同軸に配設されている。
スロット23の径方向内側からステータコア20の軸方向他側に延伸する導体線26の巻き始め部26aが、軸方向と平行に延伸して第1中性点結線導体35の各接続部に接合され、4本のU1相の相コイル25を並列接続して構成されたU相コイル、4本のV1相の相コイル25を並列接続して構成されたV相コイルおよび4本のW1相の相コイル25を並列接続して構成されたW相コイルが結線され、星形結線コイルに構成された第1の3相交流巻線が作製される。そして、スロット23の径方向外側からステータコア20の軸方向一側に延伸する導体線26の巻き終わり部26bが、軸方向と平行に延伸して基板6に穿設された貫通穴29を貫通し、インバータユニット5の樹脂封止部12から径方向外方に延出する交流出力端子11に接合される。
また、スロット23の径方向外側からステータコア20の軸方向他側に延伸する導体線26の巻き始め部26aが、軸方向と平行に延伸して第2中性点結線導体36の各接続部に接合され、4本のU2相の相コイル25を並列接続して構成されたU相コイル、4本のV2相の相コイル25を並列接続して構成されたV相コイルおよび4本のW2相の相コイル25を並列接続して構成されたW相コイルが結線され、星形結線コイルに構成された第2の3相交流巻線が作製される。そして、スロット23の径方向内側からステータコア20の軸方向一側に延伸する導体線26の巻き終わり部26bが、軸方向と平行に延伸して基板6に穿設された貫通穴29を貫通し、インバータユニット5の樹脂封止部12から径方向内方に延出する交流出力端子11に接合される。
さらに、図示していないが、各インバータユニット5の正極入力端子9および負極入力端子10が、正極給電板2および負極給電板3にそれぞれ接合される。
このよう構成されたインバータ一体型駆動モジュールにおいても、図7に示される電気回路が構成される。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態3においても、ティース部22に巻回された導体線26の巻き終わり部26bをモータ13の軸方向と平行に延伸させて、対応するインバータユニット5の交流出力端子11に接合されている。また、ティース部22に巻回された導体線26の巻き始め部26aをモータ13の軸方向と平行に延伸させて、第1および第2中性点結線導体35,36に接合されている。このように、導体線26を曲げることなく、相コイル25とインバータ回路とを簡易に接続でき、相コイル25の中性点を簡易に接続できるので、断面積の大きな導体線26の使用が可能となり、電気自動車などの大容量の用途に好適なインバータ一体型駆動モジュールを実現できる。
この実施の形態3によれば、第1および第2中性点結線導体35,36とインバータユニット5の交流出力端子11とがモータ13の軸方向両側に分かれて配設されるので、電気的な絶縁が簡易に、かつ確実に確保される。また、全てのインバータユニット5がモータ13の軸方向一側に配設されているので、直流電力を供給する正極給電板2と負極給電板3とが一対ですみ、部品点数を削減できる。
実施の形態4.
図13はこの発明の実施の形態4に係るインバータ一体型駆動モジュールにおけるインバータユニットの配列状態を説明する端面図である。
図13において、正極給電板2と負極給電板3とが、モータ13の軸方向一側に配置された基板6のモータ13と反対側の面に保持部材(図示せず)により電気的に絶縁状態に支持されて、導体線26の巻き始め部26aと巻き終わり部26bとの間の径方向位置に、軸方向に所定の隙間を持って平行に、かつ同軸に配設されている。
インバータユニット5は、モータ13の軸方向一側に配置された基板6のモータ13と反対側の面上に、周方向に配列されている相コイル25の内径側と外径側とに交互に位置するように、周方向に12個ずつ2列に配設されている。そして、周方向に配列されている相コイル25の内径側に位置するインバータユニット5は、交流出力端子11が樹脂封止部12から径方向外方に延出するように配設され、周方向に配列されている相コイル25の外径側に位置するインバータユニット5は、交流出力端子11が樹脂封止部12から径方向内方に延出するように配設されている。
そして、スロット23の径方向外側からステータコア20の軸方向一側に延伸する導体線26の巻き終わり部26bが、軸方向と平行に延伸して基板6に穿設された貫通穴29を貫通し、相コイル25の外径側に配置されているインバータユニット5の樹脂封止部12から径方向内方に延出する交流出力端子11に突き合わされて接合される。さらに、スロット23の径方向内側からステータコア20の軸方向一側に延伸する導体線26の巻き終わり部26bが、軸方向と平行に延伸して基板6に穿設された貫通穴29を貫通し、相コイル25の内径側に配置されているインバータユニット5の樹脂封止部12から径方向外方に延出する交流出力端子11に突き合わされて接合される。
なお、他の構成は、上記実施の形態3と同様に構成されている。
この実施の形態4においても、上記実施の形態3と同様の効果を奏する。
この実施の形態4によれば、インバータユニット5が周方向に2列に配列されているので、インバータユニット5間の隙間が広くなり、発熱部品であるインバータユニット5が周方向に分散され、インバータユニット5の温度上昇が抑えられる。
実施の形態5.
図14はこの発明の実施の形態5に係るインバータ一体型駆動モジュールにおけるインバータユニットの配列状態を説明する端面図である。
図14において、インバータユニット5は、交流出力端子11が樹脂封止部12から周方向に延出するように配設されている。そして、スロット23の径方向外側からステータコア20の軸方向一側に延伸する導体線26の巻き終わり部26bが、軸方向と平行に延伸して基板6に穿設された貫通穴29を貫通し、相コイル25の外径側に配置されているインバータユニット5の樹脂封止部12から周方向に延出する交流出力端子11に接合される。さらに、スロット23の径方向内側からステータコア20の軸方向一側に延伸する導体線26の巻き終わり部26bが、軸方向と平行に延伸して基板6に穿設された貫通穴29を貫通し、相コイル25の内径側に配置されているインバータユニット5の樹脂封止部12から周方向に延出する交流出力端子11に接合される。
なお、他の構成は、上記実施の形態4と同様に構成されている。
この実施の形態5においても、インバータユニット5が周方向に2列に配列されているので、上記実施の形態4と同様に、インバータユニット5間の隙間が広くなり、発熱部品であるインバータユニット5が周方向に分散され、インバータユニット5の温度上昇が抑えられる。
この実施の形態5によれば、交流出力端子11と、正極入力端子9および負極入力端子10とが、樹脂封止部12の異なる側面から取り出されているので、交流出力端子11と正極入力端子9および負極入力端子10との間の電気的絶縁を簡易に確保することができる。
実施の形態6.
図15はこの発明の実施の形態6に係るインバータ一体型駆動モジュールにおけるステータコイルの結線状態を説明する模式図である。
図15において、ステータコイル24Aは、第1の3相交流巻線50Aと、第2の3相交流巻線51Aとから構成されている。
第1の3相交流巻線50Aは、U11相の相コイル25、V11相の相コイル25およびW11相の相コイル25の端部同士を結線して作製された3相巻線50aと、U12相の相コイル25、V12相の相コイル25およびW12相の相コイル25の端部同士を結線して作製された3相巻線50bと、U13相の相コイル25、V13相の相コイル25およびW13相の相コイル25の端部同士を結線して作製された3相巻線50cと、U14相の相コイル25、V14相の相コイル25およびW14相の相コイル25の端部同士を結線して作製された3相巻線50dとから構成されている。そして、4つの3相巻線50a〜50dは、それぞれ、3本の相コイル25を基板に同心状に配設された径の異なる環状の4つの中性点結線導体(図示せず)を介して星形結線して構成されている。
第2の3相交流巻線51Aは、U21相の相コイル25、V21相の相コイル25およびW21相の相コイル25の端部同士を結線して作製された3相巻線51aと、U22相の相コイル25、V22相の相コイル25およびW22相の相コイル25の端部同士を結線して作製された3相巻線51bと、U23相の相コイル25、V23相の相コイル25およびW23相の相コイル25の端部同士を結線して作製された3相巻線51cと、U24相の相コイル25、V24相の相コイル25およびW24相の相コイル25の端部同士を結線して作製された3相巻線51dとから構成されている。そして、4つの3相巻線51a〜51dは、それぞれ、3本の相コイル25を基板に同心状に配設された径の異なる環状の4つの中性点結線導体(図示せず)を介して星形結線して構成されている。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
上記実施の形態1では、第1および第2の3相交流巻線50,51は、それぞれ、12本の相コイル25の端部を1つの中性点結線導体に接続して構成されているので、12本の相コイル25が電気的に接続されている。そこで、相コイル25の抵抗のバラツキやインバータ素子の特性のバラツキなどにより、同相間で循環電流が発生する恐れがある。
この実施の形態6では、第1の3相交流巻線50Aが4つの3相巻線50a〜50dから構成され、3相巻線50a〜50dのそれぞれが3相を構成する最小本数(3本)の相コイル25の端部を専用の中性点結線導体に接続して構成されているので、3相巻線50a〜50dが互いに電気的に離れている。第2の3相交流巻線51Aが4つの3相巻線51a〜51dから構成され、3相巻線51a〜51dのそれぞれが3相を構成する最小本数(3本)の相コイル25の端部を専用の中性点結線導体に接続して構成されているので、3相巻線51a〜51dが互いに電気的に離れている。
そこで、上述のような循環電流が発生することはない。また、地絡故障や短絡故障などにより相巻線50a〜50d、51a〜51dの1つ相巻線に通電できない状態となった場合でも、相巻線50a〜50d、51a〜51dの他の相巻線には何ら影響がなく、モータの動作が可能となる。さらに、磁束が6スロット単位で閉じているので、ステータコアを4等分した形状、すなわち6スロットを有する分割コアを4つ作製し、各分割コアのティース部のそれぞれに相巻線を巻装し、分割コアを環状に連結してステータコアを作製し、相巻線の中性点を結線することにより、ステータを組み立てることができ、モータの作製が容易となる。
ここで、実施の形態6では、第1および第2の3相交流巻線50A,51Aのそれぞれが、モータの極数(20極)と第1および第2の3相交流巻線50A,51Aのそれぞれの相コイルの本数(12本)との最大公約数に等しい4つの3相巻線に分割されているが、第1および第2の3相交流巻線50A,51Aのそれぞれの分割数は、3相巻線が互いに電気的に離れていれば、モータの極数と第1および第2の3相交流巻線50A,51Aのそれぞれの相コイル25の本数との最大公約数に等しい個数に限定されず、両者の公約数(但し、2以上)に等しい個数であればよい。
なお、上記実施の形態1〜6では、モータが、ステータコイルが電気角で30度の位相差を有する2組の3相交流巻線から構成されている2重3相に構成されているものとしているが、2組の3相交流巻線が電気角で30度の位相差を有するように構成するには、ティース部のピッチが電気角で150度若しくは30度となる(6±1極、6コイル)を1単位とする組み合わせが有利となる。つまり、モータの極数と相コイル数との比が、5:6又は7:6とすればよい。モータの極数と相コイル数との比を5:6とする場合、例えば20極と24コイルとの組み合わせ、10極と12コイルとの組み合わせが好ましい。また、モータの極数と相コイル数との比を7:6とする場合、例えば28極と24コイルとの組み合わせ、14極と12コイルとの組み合わせが好ましい。
実施の形態7.
図16はこの発明の実施の形態7に係るインバータ一体型駆動モジュールを示す斜視断面図である。
図16において、相コイル25を構成する導体線26の巻き始め部26aと巻き終わり部26bとは、同一スロット23の径方向外側と内側とからステータコア20の軸方向の反対方向に延伸している。そして、各相コイル25は、スロット23の径方向外側から延伸する導体線26の巻き始め部26aが、ステータコア20の軸方向他側に延伸するように周方向に配設されている。そして、1つの中性点結線導体28が、シャフト16と同軸に、かつ接続部28aをモータ13側に向けて、モータ13の軸方向他側に配設されている基板6のモータ13側の面に電気的に絶縁されて固着されている。
24個のインバータユニット5が、モータ13の軸方向一側に配設された基板6のモータ13と反対側の表面上の周方向に配列されている相コイル25の内径側に、交流出力端子11が延出される樹脂封止部12の側面を径方向外方に向けて、同心円上に等角ピッチで1列に並んで配設されている。正極給電板2と負極給電板3とが、モータ13の軸方向一側に配置された基板6のモータ13と反対側の面に保持部材30により電気的に絶縁状態に支持されて、周方向に配設されているインバータユニット5の内径側に、軸方向に所定の隙間を持って平行に、かつ同軸に配設されている。
スロット23の径方向外側からステータコア20の軸方向他側に延伸する導体線26の巻き始め部26aが、軸方向と平行に延伸して中性点結線導体28の各接続部に接合され、8本のU1相の相コイル25を並列接続して構成されたU相コイル、8本のV1相の相コイル25を並列接続して構成されたV相コイルおよび8本のW1相の相コイル25を並列接続して構成されたW相コイルが結線され、星形結線コイルに構成された3相交流巻線が作製される。そして、スロット23の径方向内側からステータコア20の軸方向一側に延伸する導体線26の巻き終わり部26bが、軸方向と平行に延伸して基板6に穿設された貫通穴29から軸方向に引き出され、対応するインバータユニット5の交流出力端子11に接合されている。さらに、各インバータユニット5の正極入力端子9および負極入力端子10が、正極給電板2および負極給電板3にそれぞれ接合される。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態7においても、ティース部22に巻回された導体線26の巻き終わり部26bをモータ13の軸方向と平行に延伸させて、対応するインバータユニット5の交流出力端子11に接合されている。また、ティース部22に巻回された導体線26の巻き始め部26aをモータ13の軸方向と平行に延伸させて、中性点結線導体28に接合されている。このように、導体線を曲げることなく、相コイル25とインバータ回路とを簡易に接続でき、相コイル25の中性点を簡易に接続できるので、断面積の大きな導体線26の使用が可能となり、電気自動車などの大容量の用途に好適なインバータ一体型駆動モジュールを実現できる。
この実施の形態7によれば、ステータコイルが1つの星形結線された3相交流巻線に構成されているので、中性点結線導体28が1つですみ、部品点数を削減できる。
なお、上記実施の形態7では、インバータユニットが周方向に配列されている相コイルの内径側に配置されるものとしているが、インバータユニットは、スロットの径方向内側からステータコアの軸方向と平行に延伸する導体線の巻き終わり部より外径側に配置されてもよい。
また、上記実施の形態7では、全ての相コイルを構成する導体線の巻き始め部と巻き終わり部とが同一スロットの径方向外側と内側とから軸方向の反対方向に延伸するものとしているが、導体線の巻き始め部と巻き終わり部とが同一スロットの径方向外側と内側とから軸方向の反対方向に延伸する相コイルと、導体線の巻き始め部と巻き終わり部とがティース部を挟む2つのスロットの径方向外側と内側とから軸方向の同じ方向に延伸する相コイルとを、周方向に交互に配置してもよい。この場合、中性点結線導体が1つですむとともに、インバータユニットをモータの軸方向の両側に分割配置でき、インバータユニットの温度上昇を抑えることができる。
実施の形態8.
図17はこの発明の実施の形態8に係るインバータ一体型駆動モジュールを示す斜視断面図である。
図17において、相コイル25は、導体線26の巻き始め部26aがティース部22を挟む一方のスロット23の径方向外側から軸方向一側に延伸し、巻き終わり部26bがティース部22を挟む他方のスロット23の径方向内側から軸方向の一側に延伸するように、周方向に配設されている。1つの中性点結線導体28が、シャフト16と同軸に、かつ接続部をモータ13側に向けて、モータ13の軸方向一側に配設されている基板6のモータ13側の面に電気的に絶縁されて固着されている。
24個のインバータユニット5が、モータ13の軸方向一側に配設された基板6のモータ13と反対側の表面上に、周方向に配列されている相コイル25の内径側に、交流出力端子11が延出される樹脂封止部12の側面を径方向外方に向けて、同心円上に等角ピッチで1列に並んで配設されている。そして、相コイル25の導体線26の巻き始め部26aが軸方向の一側に延伸して中性点結線導体28に接合され、8本のU1相の相コイル25を並列接続して構成されたU相コイル、8本のV1相の相コイル25を並列接続して構成されたV相コイルおよび8本のW1相の相コイル25を並列接続して構成されたW相コイルが結線され、星形結線コイルに構成された3相交流巻線が作製される。
相コイル25の導体線26の巻き終わり部26bが、軸方向の一側に延伸して基板6に穿設された貫通穴29から軸方向に引き出され、対応するインバータユニット5の交流出力端子11に接合されている。さらに、各インバータユニット5の正極入力端子9および負極入力端子10が、正極給電板2および負極給電板3にそれぞれ接合される。
なお、他の構成は上記実施の形態7と同様に構成されている。
したがって、この実施の形態8においても、上記実施の形態7と同様の効果を奏する。
この実施の形態8によれば、インバータモジュール4がモータ13の軸方向一側に配置されているので、相コイル25とインバータ回路との結線作業、および相コイル25の中性点の結線作業が簡易となる。
実施の形態9.
図18はこの発明の実施の形態9に係るインバータ一体型駆動モジュールにおける交流出力端子と相コイルとの接続構造を説明する要部断面図である。
図18において、インバータユニット5は、基板6のモータ13と反対側の表面上に、相コイル25のそれぞれに対応して、相コイル25を構成する導体線26の巻き終わり部26bを軸方向に延伸させた位置からシフトして実装されている。交流出力端子11は、長方形断面を有する帯状平板に作製され、長方形断面の長辺で構成される表面が基板6の表面と平行となるように樹脂封止部12から延出されている。そして、交流出力端子11の延出端が、巻き終わり部26bを軸方向に延伸させた位置で、長方形断面の長辺の法線が径方向を向くように折り曲げられている。
相コイル25は、長方形断面の導体線をティース部にエッジワイズに巻かれて構成されており、その巻き終わり部26bが長方形断面の長辺の法線を径方向に向けて軸方向に延伸している。そして、貫通穴29を挿通した巻き終わり部26bの端部と折り曲げられた交流出力端子11の延出端とが、長方形断面の長辺で構成される平面同士を面接触状態として、溶接などにより接合されている。
巻き終わり部26bと交流出力端子11との接合部53は、絶縁部材54により埋設されている。さらに、電磁遮蔽部材としての銅、アルミニウムなどの高導電率の金属製の金網55が絶縁部材54を覆うように装着されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態9によれば、巻き終わり部26bの端部と交流出力端子11の端部とが長方形断面の長辺で構成される平面同士を面接触状態として接合されるので、接合面を広くすることができ、溶接などによる接合が容易となるとともに、接合強度を大きくすることができる。
また、交流出力端子11および相コイル25には、絶縁被覆された導体線が用いられ、接合領域における導体線の絶縁被覆は除去されている。しかし、接合部53が絶縁部材54により埋設されているので、接合部53の電気絶縁性が確保される。そこで、上アーム側スイッチング素子7と下アーム側スイッチング素子8とが短絡して破壊するようなことを防止できる。
また、金網55が接合部53を埋設している絶縁部材54を覆うように装着されているので、インバーユニット5が接合部53からのノイズによって誤動作するようなことを防止できる。
実施の形態10.
図19はこの発明の実施の形態10に係るインバータ一体型駆動モジュールにおける交流出力端子と相コイルとの接続構造を説明する要部断面図である。
図19において、インバータユニット5は、基板6のモータ13と反対側の表面上に、相コイル25Aのそれぞれに対応して、相コイル25Aを構成する導体線26の巻き終わり部26bを軸方向に延伸させた位置からシフトして実装されている。交流出力端子11は、長方形断面を有する帯状平板に作製され、長方形断面の短辺で構成される表面が基板6の表面と平行となるように樹脂封止部12から延出されている。
相コイル25Aは、長方形断面の導体線をティース部にフラットワイズに巻かれて構成されており、その巻き終わり部26bが長方形断面の短辺の法線を径方向に向けて軸方向に延伸している。そして、貫通穴29を挿通した巻き終わり部26bの端部と交流出力端子11の延出端とが、長方形断面の長辺で構成される平面同士を面接触状態として、溶接などにより接合されている。
巻き終わり部26bと交流出力端子11との接合部53は、絶縁部材54により埋設されている。さらに、金網55が絶縁部材54を覆うように装着されている。
なお、他の構成は上記実施の形態2と同様に構成されている。
この実施の形態10によれば、巻き終わり部26bの端部と交流出力端子11の端部とが長方形断面の長辺で構成される平面同士を面接触状態として接合されるので、接合面を広くすることができ、溶接などによる接合が容易となるとともに、接合強度を大きくすることができる。また、交流出力端子11の延出端の折り曲げ工程が不要となるので、インバータユニット5のコスト低減が図られる。
また、交流出力端子11および相コイル25Aには、絶縁被覆された導体線が用いられ、接合領域における導体線の絶縁被覆は除去されている。しかし、接合部53が絶縁部材54により埋設されているので、接合部53の電気絶縁性が確保される。そこで、上アーム側スイッチング素子7と下アーム側スイッチング素子8とが短絡して破壊するようなことを防止できる。
また、金網55が接合部53を埋設している絶縁部材54を覆うように装着されているので、インバーユニット5が接合部53からのノイズによって誤動作するようなことを防止できる。

実施の形態11.
図20はこの発明の実施の形態11に係るインバータ一体型駆動モジュールにおける交流出力端子と相コイルとの接続構造を説明する要部断面図である。
図20において、交流出力端子11の延出端が長方形断面の長辺の長さを長くした幅広に形成されている。
なお、他の構成は、上記実施の形態10と同様に構成されている。
この実施の形態11では、交流出力端子11の延出端が幅広に形成されているので、巻き終わり部26bの端部と交流出力端子11の端部と接合面をさらに広くなり、接合部53の電気抵抗を小さく、かつ接合強度を大きくすることができる。
なお、上記実施の形態9〜11では、電磁遮蔽部材としての銅、アルミニウムなどの高導電率の金属製の金網を用いるものとしているが、電磁遮蔽部材は、銅、アルミニウムなどの金属製の金網に限定されず、電磁波を遮蔽できればよく、例えば導電性繊維をメッシュ状に編み込んだもの、導電性シートなどを用いてもよい。また、相コイルの導体線の巻き終わり部とインバータユニットの交流出力端子との接合部を埋設する絶縁部材は、ゴム、樹脂などの凹凸のある部分に隙間なく充填できる絶縁材料を用いることが好ましい。
また、上記実施の形態9〜11において、相コイルの導体線の巻き終わり部とインバータユニットの交流出力端子との接合部の角部に面取りを施して丸面を形成し、あるいは接合部に略球状の表面を有する金属材料を被せて、金属部材の角部をなくしてもよい。このように金属部材の角部をなくすことにより、放電が発生し難くなり、絶縁部材の使用量を削減、若しくは絶縁部材を省略することができる。
また、上記各実施の形態では、導体線の巻き終わり部をインバータユニットの交流出力端子に接合し、導体線の巻き始め部を中性点結線導体に接合するものとしているが、導体線の巻き始め部をインバータユニットの交流出力端子に接合し、導体線の巻き終わり部を中性点結線導体に接合してもよい。

Claims (14)

  1. ティース部のそれぞれに導体線を集中巻に巻回して形成された、該ティース部と同数の相コイルからなるステータコイルを有するステータ、上記導体線の一端を結線して上記相コイルを星形結線する環状の中性点結線導体、およびN極とS極とが交互に周方向に配列された磁極を有するロータから構成されるモータと、
    それぞれ、正極側入力端子、負極側入力端子、正極側が該正極側入力端子に接続された上アーム側スイッチング素子、負極側が該負極側入力端子に接続された下アーム側スイッチング素子、および該上アーム側スイッチング素子の負極側と該下アーム側スイッチング素子の正極側とに接続された交流出力端子を備え、上記相コイルと同数のインバータユニットを有するインバータモジュールと、を備えたインバータ一体型駆動モジュールにおいて、
    上記中性点結線導体は、上記相コイルを構成する上記導体線の一端を軸方向に延伸させた位置に位置するように上記モータの軸端に配設され、
    上記インバータユニットのそれぞれは、上記相コイルのそれぞれに対応して、上記交流出力端子が上記相コイルを構成する上記導体線の他端を軸方向に延伸させた位置に位置するように、軸方向と直交する平面上で上記相コイルを構成する上記導体線の他端を軸方向に延伸させた位置からシフトして上記モータの軸端に配設され、
    上記相コイルのそれぞれは、上記ティース部に巻回された上記導体線の他端を上記モータの軸方向と平行に延伸させて、対応する上記インバータユニットの上記交流出力端子に接合され、かつ上記ティース部に巻回された上記導体線の一端を上記モータの軸方向と平行に延伸させて、上記中性点結線導体に接合されていることを特徴とするインバータ一体型駆動モジュール。
  2. 上記相コイルのそれぞれは、上記ティース部に巻回された上記導体線の一端および他端が径方向に離反して、かつ上記モータの軸方向の反対方向に延伸するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のインバータ一体型駆動モジュール。
  3. 上記相コイルは、上記ティース部に巻回された上記導体線の一端が上記モータの軸方向の一側と他側とに交互に延伸するように周方向に配設され、
    上記中性点結線導体は、上記相コイルの上記導体線の一端を軸方向の一側に延伸させた位置に位置するように、上記モータの軸方向の一側の該モータの軸方向と直交する平面上に環状に配設される第1中性点結線導体と、上記相コイルの上記導体線の一端を軸方向の他側に延伸させた位置に位置するように、上記モータの軸方向の他側の該モータの軸方向と直交する平面上に環状に配設される第2中性点結線導体とを有し、
    半数の上記インバータユニットが、上記ティース部に巻回された上記導体線の他端が上記モータの軸方向の他側に延伸する上記相コイルのそれぞれに対応するように該モータの軸方向の他側の該モータの軸方向と直交する平面上に周方向に1列に配設され、
    上記半数のインバータユニットのそれぞれの交流出力端子が、上記相コイルの上記モータの軸方向の他側に延伸する上記導体線の他端に接合され、かつ上記相コイルの上記モータの軸方向の一側に延伸する上記導体線の一端が上記第1中性点結線導体に接合されて第1の3相交流巻線を構成し、
    残りの半数の上記インバータユニットが、上記ティース部に巻回された上記導体線の他端が上記モータの軸方向の一側に延伸する上記相コイルのそれぞれに対応するように該モータの軸方向の一側の該モータの軸方向と直交する平面上に周方向に1列に配設され、
    上記残りの半数のインバータユニットのそれぞれの交流出力端子が、上記相コイルの上記モータの軸方向の一側に延伸する上記導体線の他端に接合され、かつ上記相コイルの上記モータの軸方向の他側に延伸する上記導体線の一端が上記第2中性点結線導体に接合されて第2の3相交流巻線を構成していることを特徴とする請求項2記載のインバータ一体型駆動モジュール。
  4. 上記相コイルは、上記ティース部に巻回された上記導体線の一端が径方向外側と内側とから上記モータの軸方向の他側に交互に延伸するように周方向に配設され、
    上記中性点結線導体は、それぞれ、上記相コイルの上記導体線の一端を径方向内側と外側とから軸方向の他側に延伸させた位置に位置するように、上記モータの軸方向の他側の該モータの軸方向と直交する平面上に同心状に配設される環状の第1中性点結線導体と環状の第2中性点結線導体とを有し、
    半数の上記インバータユニットが、上記ティース部に巻回された上記導体線の他端が径方向外側から上記モータの軸方向の一側に延伸する上記相コイルのそれぞれに対応するように該モータの軸方向の一側の該モータの軸方向と直交する平面上に周方向に1列に配設され、
    上記半数のインバータユニットのそれぞれの交流出力端子が、径方向外側から上記相コイルの上記モータの軸方向の一側に延伸する上記導体線の他端に接合され、かつ径方向内側から上記相コイルの上記モータの軸方向の他側に延伸する上記導体線の一端が上記第1中性点結線導体に接合されて第1の3相交流巻線を構成し、
    残りの半数の上記インバータユニットが、上記ティース部に巻回された上記導体線の他端が径方向内側から上記モータの軸方向の一側に延伸する上記相コイルのそれぞれに対応するように、上記半数のインバータユニットが配設されている上記平面上に周方向に1列に配設され、
    上記残りの半数のインバータユニットのそれぞれの交流出力端子が、径方向内側から上記相コイルの上記モータの軸方向の一側に延伸する上記導体線の他端に接合され、かつ径方向外側から上記相コイルの上記モータの軸方向の他側に延伸する上記導体線の一端が上記第2中性点結線導体に接合されて第2の3相交流巻線を構成していることを特徴とする請求項2記載のインバータ一体型駆動モジュール。
  5. 上記半数のインバータユニットと上記残りの半数のインバータユニットとが、周方向に交互に一列に配列されていることを特徴とする請求項4記載のインバータ一体型駆動モジュール。
  6. 上記半数のインバータユニットと上記残りの半数のインバータユニットとが、径方向の内径側と外径側とに分かれて、周方向に二列に配列されていることを特徴とする請求項4記載のインバータ一体型駆動モジュール。
  7. 上記モータは、ロータの磁極数とステータのティース部の数との比が、5:6若しくは7:6に構成されていることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載のインバータ一体型駆動モジュール。
  8. 上記第1および第2の3相交流巻線のそれぞれは、ロータの磁極数と相コイルの本数との2以上の公約数に等しい個数の3相巻線に分割され、分割された上記3相巻線のそれぞれが上記相コイルを専用の中性点結線導体を介して接続して構成され、互いに電気的に離れていることを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載のインバータ一体型駆動モジュール。
  9. 上記相コイルは、上記ティース部に巻回された上記導体線の一端が径方向外側と内側との一方から上記モータの軸方向の他側に延伸するように周方向に配設され、
    上記中性点結線導体は、上記相コイルの上記導体線の一端を軸方向の他側に延伸させた位置に位置するように、上記モータの軸方向の他側の該モータの軸方向と直交する平面上に配設され、
    上記インバータユニットが、上記ティース部に巻回された上記導体線の他端が上記モータの軸方向の一側に延伸する上記相コイルのそれぞれに対応するように該モータの軸方向の一側の該モータの軸方向と直交する平面上に周方向に1列に配設され、
    上記インバータユニットのそれぞれの交流出力端子が、上記相コイルの上記モータの軸方向の一側に延伸する上記導体線の他端に接合され、かつ上記相コイルの上記モータの軸方向の他側に延伸する上記導体線の一端が上記中性点結線導体に接合されて3相交流巻線を構成していることを特徴とする請求項2記載のインバータ一体型駆動モジュール。
  10. 上記相コイルのそれぞれは、上記ティース部に巻回された上記導体線の一端および他端が径方向に離反して、かつ上記モータの軸方向の一側に延伸するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のインバータ一体型駆動モジュール。
  11. 上記相コイルは、上記導体線の一端が径方向外側と内側との一方から上記モータの軸方向の一側に延伸するように周方向に配設され、
    上記中性点結線導体は、上記相コイルの上記導体線の一端を軸方向の一側に延伸させた位置に位置するように、上記モータの軸方向の一側の該モータの軸方向と直交する平面上に配設され、
    上記インバータユニットが、上記ティース部に巻回された上記導体線の他端が上記モータの軸方向の一側に延伸する上記相コイルのそれぞれに対応するように該モータの軸方向の一側の該モータの軸方向と直交する平面上に周方向に1列に配設され、
    上記インバータユニットのそれぞれの交流出力端子が、上記相コイルの上記モータの軸方向の一側に延伸する上記導体線の他端に接合され、かつ上記相コイルの上記モータの軸方向の一側に延伸する上記導体線の一端が上記中性点結線導体に接合されて3相交流巻線を構成していることを特徴とする請求項10記載のインバータ一体型駆動モジュール。
  12. 上記相コイルのそれぞれは、長方形断面を有する帯状体に作製された上記導体線をエッジワイズ、又はフラットワイズに上記ティース部に巻回して構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のインバータ一体型駆動モジュール。
  13. 上記交流出力端子は、長方形断面を有する導体板により作製され、
    上記交流出力端子と上記相コイルの上記導体線の他端とが、長方形断面の長辺により構成される平面同士を対向させて接合されていることを特徴とする請求項12記載のインバータ一体型駆動モジュール。
  14. 上記交流出力端子と上記相コイルの上記導体線の他端との接合部が絶縁部材および電磁遮蔽部材の少なくとも一方で覆われていることを特徴とする請求項13記載のインバータ一体型駆動モジュール。
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