JPWO2017183370A1 - スピーカーユニット及び音響装置 - Google Patents

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Abstract

コストの高騰を来すことなく音声の良好な出力状態を確保する。振動板と、磁気回路と、振動板の内周部が取り付けられ磁気回路により軸方向へ変動されるボビンと、振動板に取り付けられボビンの軸方向においてボビンに対向して位置されたキャップとを備え、ボビンの中心軸が水平面又は鉛直面に対して傾斜した状態で配置され、キャップがボビンの中心軸に対して偏心した形状に形成された。これにより、ボビンの中心軸が水平面又は鉛直面に対して傾斜した状態でキャップが中心軸に対して偏心されるため、傾斜した方向において指向方向を自在に制御することが可能になり、良好な指向特性が得られ、コストの高騰を来すことなく音声の良好な出力状態を確保することができる。

Description

本技術は、磁気回路の駆動によって振動板が振動されて音声の出力が行われるスピーカーユニット及びこれを備えた音響装置についての技術分野に関する。
特開2006−303778号公報
アンプによって増幅された音声を出力するスピーカーユニットがあり、スピーカーユニットが筐体に組み付けられることにより音響装置が構成される。スピーカーユニットには、例えば、マグネットとヨークとコイルを有する磁気回路により振動板が振動されるように構成されたものがある。
このようなスピーカーユニットには、磁気回路の他に、磁気回路によって軸方向へ変動されるボビンとボビンの変動に伴って振動される振動板と振動板や磁気回路を保持するフレームとが設けられている。
スピーカーユニットにおいては、音声の良好な出力状態を確保するために、音質の劣化を抑制したり所定の方向への指向特性を改善することが必要とされ、このような音声の良好な出力状態を確保するために、例えば、振動板をボビンの中心軸に対して偏心させたスピーカーユニットがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたスピーカーユニットは、振動板として主振動板と副振動板が設けられ、副振動板が主振動板の内周部に取り付けられている。主振動板と副振動板はボビンの中心軸に対してそれぞれ所定の距離ごと偏心した形状に形成されている。
このように特許文献1に記載されたスピーカーユニットにあっては、主振動板と副振動板がボビンの中心軸に対して偏心されることにより、共振の発生を抑制して広帯域化を図った上で音声の良好な出力状態を確保することが可能とされている。
ところで、上記したスピーカーユニットのように主振動板が偏心した形状に形成される場合には、主振動板を保持するフレームの形状も主振動板に応じた形状に形成する必要があり、その分、コストの高騰や設計の困難性を伴う可能性がある。
また、スピーカーユニットは音声の出力方向が前方となるようにボビンの軸方向が前後方向となる向きで配置される場合が多いが、スピーカーユニットによってはボビンの軸方向が前後方向とは異なる方向で配置されるものもあり、このようなスピーカーユニットにおいても音声の良好な出力状態を確保する必要がある。
そこで、本技術スピーカーユニット及び音響装置は、上記した問題点を克服し、コストの高騰を来すことなく音声の良好な出力状態を確保することを課題とする。
第1に、本技術に係るスピーカーユニットは、振動板と、磁気回路と、前記振動板の内周部が取り付けられ前記磁気回路により軸方向へ変動されるボビンと、前記振動板に取り付けられ前記ボビンの軸方向において前記ボビンに対向して位置されたキャップとを備え、前記ボビンの中心軸が水平面又は鉛直面に対して傾斜した状態で配置され、前記キャップが前記ボビンの中心軸に対して偏心した形状に形成されたものである。
これにより、ボビンの中心軸が水平面又は鉛直面に対して傾斜した状態でキャップが中心軸に対して偏心される。
第2に、上記したスピーカーユニットにおいては、前記中心軸と前記キャップの偏心点とを結ぶ方向が前記中心軸の水平面又は鉛直面に対する傾斜方向に一致されることが望ましい。
これにより、キャップの簡素な構成により良好な指向特性が得られる。
第3に、上記したスピーカーユニットにおいては、前記キャップが前記中心軸に対して前方側に偏心した形状に形成されることが望ましい。
これにより、傾斜した方向において良好な指向特性が得られる。
第4に、上記したスピーカーユニットにおいては、前記キャップの外面上における前記偏心点を通る所定の線分が、前記偏心点を基準にして一方が円弧状に形成され他方が前記偏心点から離隔するに従って曲率が大きくなる曲線に形成されることが望ましい。
これにより、キャップが良好な指向特性が得られる形状に形成される。
第5に、上記したスピーカーユニットにおいては、前記所定の線分が左右方向における中央面に含まれる線分とされることが望ましい。
これにより、キャップの外面と左右方向における中央面とが交わる線分が全て曲線状になる。
第6に、上記したスピーカーユニットにおいては、前記偏心点を基準として後側の線分が円弧状に形成され、前記偏心点を基準として前側の線分が前記偏心点から離隔するに従って曲率が大きくなる曲線に形成されることが望ましい。
これにより、キャップの外面と左右方向における中央面とが交わる曲線状の線分である交線のうち一部の線分のみが曲率が変化する曲線になる。
第7に、上記したスピーカーユニットにおいては、水平面又は鉛直面に対する前記中心軸の傾斜角度を角度Xとし、前記キャップの前記中心軸と前記偏心点とを結ぶ方向における一端と他端を結ぶ線分を結合線とし、前記結合線の中点を通り前記中心軸の軸方向に延びる線分を線分Bとし、前記中点を基準として前記線分Bを(90°−角度X)/2の角度傾けた線分を線分Cとしたときに、前記線分C上に前記偏心点が存在することが望ましい。
これにより、偏心点が交線の所定の位置に形成される。
第8に、上記したスピーカーユニットにおいては、前記振動板のエッジが取り付けられるフレームを有し、前記フレームには音響装置の筐体に前記傾斜した状態で取り付けられる被取付部が設けられることが望ましい。
これにより、スピーカーユニットが簡素な構造によって傾斜した状態になる。
本技術に係る音響装置は、音声を出力するスピーカーユニットと前記スピーカーユニットが取り付けられた筐体とを備え、前記スピーカーユニットは、振動板と、磁気回路と、前記振動板の内周部が取り付けられ前記磁気回路により軸方向へ変動されるボビンと、前記振動板に取り付けられ前記ボビンの軸方向において前記ボビンに対向して位置されたキャップとを備え、前記ボビンの中心軸が水平面又は鉛直面に対して傾斜した状態で配置され、前記キャップが前記ボビンの中心軸に対して偏心した形状に形成されたものである。
これにより、スピーカーユニットにおいて、ボビンの中心軸が水平面又は鉛直面に対して傾斜した状態でキャップが中心軸に対して偏心される。
第10に、上記した音響装置においては、前記中心軸と前記キャップの偏心点とを結ぶ方向が前記中心軸の水平面又は鉛直面に対する傾斜方向に一致されることが望ましい。
これにより、キャップの簡素な構成により良好な指向特性が得られる。
第11に、上記した音響装置においては、前記キャップが前記中心軸に対して前方側に偏心した形状に形成されることが望ましい。
これにより、傾斜した方向において良好な指向特性が得られる。
第12に、上記した音響装置においては、前記キャップの外面上における前記偏心点を通る所定の線分が、前記偏心点を基準にして一方が円弧状に形成され他方が前記偏心点から離隔するに従って曲率が大きくなる曲線に形成されることが望ましい。
これにより、キャップが良好な指向特性が得られる形状に形成される。
第13に、上記した音響装置においては、前記所定の線分が左右方向における中央面に含まれる線分とされることが望ましい。
これにより、キャップの外面と左右方向における中央面とが交わる線分が全て曲線状になる。
第14に、上記した音響装置においては、前記偏心点を基準として後側の線分が円弧状に形成され、前記偏心点を基準として前側の線分が前記偏心点から離隔するに従って曲率が大きくなる曲線に形成されることが望ましい。
これにより、キャップの外面と左右方向における中央面とが交わる曲線状の線分である交線のうち一部の線分のみが曲率が変化する曲線になる。
第15に、上記した音響装置においては、水平面又は鉛直面に対する前記中心軸の傾斜角度を角度Xとし、前記キャップの前記中心軸と前記偏心点とを結ぶ方向における一端と他端を結ぶ線分を結合線とし、前記結合線の中点を通り前記中心軸の軸方向に延びる線分を線分Bとし、前記中点を基準として前記線分Bを(90°−角度X)/2の角度傾けた線分を線分Cとしたときに、前記線分C上に前記偏心点が存在することが望ましい。
これにより、偏心点が交線の所定の位置に形成される。
第16に、上記した音響装置においては、前記振動板のエッジが取り付けられるフレームを有し、前記フレームには音響装置の筐体に前記傾斜した状態で取り付けられる被取付部が設けられることが望ましい。
これにより、スピーカーユニットが簡素な構造によって傾斜した状態になる。
第17に、上記した音響装置においては、載置面に載置された第1の向きでの使用と前記第1の向きに対して約90°異なる第2の向きでの使用とが可能にされることが望ましい。
これにより、第1の向きと第2の向きの使用の向きに応じてそれぞれ指向性に関する制御が可能になる。
本技術によれば、ボビンの中心軸が水平面又は鉛直面に対して傾斜した状態でキャップが中心軸に対して偏心されるため、傾斜した方向において指向方向を自在に制御することが可能になり、良好な指向特性が得られ、コストの高騰を来すことなく音声の良好な出力状態を確保することができる。
尚、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
図2乃至図11と共に本技術スピーカーユニット及び音響装置の実施の形態を示すものであり、本図は、音響装置をテレビとともに示す斜視図である。 音響装置の断面図である。 スピーカーユニットの斜視図である。 スピーカーユニットの断面図である。 キャップの拡大斜視図である。 キャップの左右方向における中央の断面における模式図である。 キャップの左右方向で切断した状態の各断面図である。 音圧に関する測定結果を示すグラフ図である。 音響装置が壁掛け状態で使用される例を示す断面図である。 音響装置が載置面に載置された状態での各角度等を示す模式図である。 音響装置が壁面に取り付けられた状態での各角度等を示す模式図である。
以下に、本技術スピーカーユニット及び音響装置を実施するための形態を添付図面に従って説明する。
<音響装置の構成等>
先ず、音響装置の構成等について説明する(図1及び図2参照)。
音響装置1は、例えば、テレビ台の上面やテーブルの上面等の載置面100にテレビ200等の他の電子機器とともに載置される(図1参照)。音響装置1は、例えば、テレビ200の前方に配置され、音響装置1からはテレビ200の音声が出力される構成にされている。
音響装置1はテレビ200における画面201の幅方向に沿う横長の筐体2を備え、筐体2は上斜め前方を向くベース配置部3とベース配置部3の前縁に連続された前方を向くフロント配置部4とを有している。
ベース配置部3には上方に開口されたすり鉢状の凹状部5、5が左右に離隔して形成され、凹状部5、5には上下に開口された第1の配置孔6、6が形成されている(図2参照)。第1の配置孔6は円形状に形成され、開口縁が前方へ行くに従って下方に変位するように前下がりに傾斜されている。
ベース配置部3には凹状部5、5の後側にそれぞれ第2の配置孔7、7が形成されている。フロント配置部4には凹状部5、5の前側にそれぞれ第3の配置孔8、8が形成されている。
筐体2の内部における凹状部5、5の下方には前後左右に離隔して四つの取付部9、9、・・・が設けられている。
筐体2にはスピーカーユニット10、10とスピーカーユニット50、50、・・・とが取り付けられ、筐体2にスピーカーユニット10、10とスピーカーユニット50、50、・・・が取り付けられることにより音響装置1が構成されている。スピーカーユニット10、10はそれぞれ第1の配置孔6、6に配置され、二つのスピーカーユニット50、50はそれぞれ第2の配置孔7、7に配置され、他の二つのスピーカーユニット50、50はそれぞれ第3の配置孔8、8に配置されている。
スピーカーユニット10は、例えば、ウーファーとして用いられ、スピーカーユニット50は、例えば、ツイーターとして用いられている。第2の配置孔7、7に配置されたスピーカーユニット50、50からはそれぞれ略上方へ向けて音声が出力され、第3の配置孔8、8に配置されたスピーカーユニット50、50からはそれぞれ略前方へ向けて音声が出力される。
スピーカーユニット10は高さがテレビ200の下端から画面201の下端までの距離より小さくされ、視聴者がテレビ200の画面201を視認したときにスピーカーユニット10によって画面201が遮蔽されないように構成されている。
<スピーカーユニットの構成>
次に、第1の配置孔6に配置されたスピーカーユニット10の構成について説明する(図2乃至図4参照)。
スピーカーユニット10はフレーム11と磁気回路12とボビン13とダンパー14と振動板15とキャップ16を有している(図3及び図4参照)。
フレーム11は金属材料等の剛性の高い材料によって全体として環状に形成され、軸方向における一方の端部が外形状が最も大きくされた取付保持部11aとして設けられ、軸方向における他方の端部が最も外形状が小さくされたプレート取付部11bとして設けられている。フレーム11には取付保持部11aとプレート取付部11bの間に段差面状の結合部11cが設けられている。
取付保持部11aは外形状が矩形状に形成されている。フレーム11には取付保持部11aの四つの角部からそれぞれ取付保持部11aに対して直交する同じ方向へ突出された連結部11d、11d、・・・と連結部11d、11d、・・・からそれぞれ外方に突出された被取付部11e、11e、・・・とが設けられている。被取付部11e、11e、・・・は取付保持部11aに対して傾斜されている。
磁気回路12はヨーク17とマグネット18とプレート19とコイル20を有している。
ヨーク17は円柱状のボビン支持部17aとボビン支持部17aの軸方向における一端部から外方に張り出された取付突部17bとを有している。マグネット18は環状に形成され、内側にボビン支持部17aが挿通された状態で取付突部17bに取り付けられている。プレート19は環状に形成され、内側にボビン支持部17aが挿通された状態で両面がそれぞれマグネット18とフレーム11のプレート取付部11bとに取り付けられている。
コイル20はボビン13の外周面に巻き付けられている。ボビン13は円筒状に形成され、一部にヨーク17のボビン支持部17aが挿入され、ボビン支持部17aに対して軸方向へ変動可能とされている。
ダンパー14は内周部がボビン13に結合され外周部がフレーム11の結合部11cに結合されている。
振動板15は内周部がボビン13の軸方向における一端部に取り付けられ、外周部であるエッジ15aがフレーム11の取付保持部11aに取り付けられて保持されている。
キャップ16はフレーム11の内側への塵埃の侵入を抑制する機能等を有し、所謂ダストキャップとも称される。
キャップ16はボビン13の軸方向においてボビン13の一端部に対向して位置され、ボビン13側に開口された凹部が形成された形状にされている。
上記のように構成されたスピーカーユニット10は、フレーム11の被取付部11e、11e、・・・がそれぞれ筐体2に設けられた取付部9、9、・・・にネジ止め等によって取り付けられ、ボビン13の中心軸Pが水平面H又は鉛直面Vに対して傾斜する状態で配置されている(図2参照)。
このように、スピーカーユニット10には、フレーム11に音響装置1の筐体2に傾斜した状態で取り付けられる被取付部11e、11e、・・・が設けられている。
従って、スピーカーユニット10は、振動板15が取り付けられるフレーム11に設けられた被取付部11d、11d、・・・が筐体2に取り付けられることにより傾斜した状態で配置されるため、スピーカーユニット10を簡素な構造によって容易に傾斜した状態で配置することができる。
スピーカーユニット10は、ボビン13の中心軸Pが鉛直面Vに対して、例えば、27°傾いた状態で配置され、水平面H(載置面100)に対して、例えば、63°傾いた状態で配置されている。
スピーカーユニット10において、コイル20に駆動電流が供給されると、磁気回路12において推力が発生してボビン13が軸方向へ変動され、ボビン13の駆動力が振動板15に伝達されてボビン13の変動に伴って振動板15とキャップ16が振動する。振動板15とキャップ16が振動するとアンプによって増幅された音声の出力が行われる。このときダンパー14によってボビン13の過度の変動が抑制される。
<キャップの具体的形状>
次に、キャップ16の具体的な形状について説明する(図5乃至図7参照)。
キャップ16は略円環状の環状ベース部21と環状ベース部21の孔21aを覆うように設けられた浅い容器状の覆い部22とが樹脂材料又はゴム材料によって一体に形成されて成る。覆い部22はボビン13と反対側に凸の形状に形成され、覆い部22にはボビン13側に凹部22aが形成されている。尚、キャップ16は振動板15と一体に形成されていてもよい。
環状ベース部21は振動板15の内周部に取り付けられる部分である。
覆い部22は音声の出力方向を向く外面23とボビン13に対向する内面24とが略相似形状の緩やかな曲面状に形成され、厚みが略均一にされている(図6参照)。
覆い部22はボビン13の軸方向から見た状態において円形に対して偏心した形状に形成され、偏心点Sがボビン13の中心軸Pに対して前側に変位した位置に存在する(図5及び図6参照)。外面23と覆い部22の左右方向における中央面との交線を交線Qとすると、偏心点Sは交線Q上に存在する。また、交線Qの前端Fと交線Qの後端Rとを結ぶ結合線Lの中央を中点Mとすると、偏心点Sは中点Mより前側に位置されている。中点Mは中心軸Pの延長線上に存在する。
交線Qは、偏心点Sから前端Fまでが前端Fに近付くに従って曲率が大きくなる曲線Jとして形成され、偏心点Sから後端Rまでが円弧状の曲線Kとして形成されている。従って、円弧状の曲線Kは所定の基準点Gを中心とした円弧であり、基準点Gは偏心点Sを通り中心軸Pに平行な線分N上に存在する。
交線Qと中心軸Pの延長線との交点を交点Tとし、中点Mから交点Tまでの線分を線分Bとすると、偏心点Sは中点Mを中心として線分Bを角度Y前側に傾けた線分C上に存在する。偏心点Sは線分Nに直交する平面が接する接点であり、覆い部22のうち最も高い位置に存在する点である。角度Yは、例えば、(90°−角度X)/2によって定義される。角度Xは中心軸Pの水平面H又は鉛直面Vに対する傾斜角度であり、角度Yは、例えば、角度Xが27°の場合に31.5°とされる。
キャップ16は覆い部22が上記のような形状に形成されており、交線Qは以下のようにして形成される。
先ず、中心軸Pの延長線を中点Mを基準として角度Y傾斜させて偏心点Sを定める。次に、偏心点Sと後端Rとの間の曲線を、偏心点Sが中心軸Pに平行な線分Nに直交する平面に対する接点となる曲率の円弧となるように定めて曲線Kを形成する。次いで、偏心点Sと前端Fの間の曲線を前端Fに近付くに従って曲率が大きくなるように定めて曲線Jを形成し、交線Qを形成する。
覆い部22は外面23と前後の各断面との各交線が、交線Qと同様に、それぞれ前側の部分が前方へ行くに従って曲率が大きくなる曲線として形成され、後側の部分が円弧状の曲線として形成されている。
覆い部22は外面23と左右の各断面との各交線D、D、・・・、即ち、各断面における交線D1、D2、・・・がそれぞれ所定の各曲率の円弧状に形成されている(図7参照)。交線D1、D2、・・・は何れも交線Qとの交点が左右方向における中央点とされ、左右方向において対称にされている。
<指向性に関する測定結果>
以下に、スピーカーユニット10から出力される音声の指向性に関する測定結果について説明する(図8参照)。
図8に示すグラフ図は、上図が偏心されていないキャップを有する従来のスピーカーユニットの指向性に関する測定結果であり、下図が偏心されたキャップ16を有するスピーカーユニット10の指向性に関する測定結果である。偏心されていない従来のキャップは外形状が円形状に形成され覆い部の頂点が中心とされ、頂点がボビンの中心軸の延長線上に存在する。
測定結果は、各周波数について、ボビンの中心軸(P)方向における音圧W1と中点(M)を基準として後方に30°傾いた方向における音圧W2と中点(M)を基準として後方に60°傾いた方向における音圧W3とを測定した結果である。横軸は周波数(KHz)であり、縦軸は音圧(db SPL)である。
図8に示すように、スピーカーユニット10は従来のスピーカーユニットと比較して、音圧W1については特段の差異が生じなかったが、音圧W2について5KHz〜10KHzの周波数帯域において上昇し音圧W1との差が小さくなる結果が得られた(図8の破線A内参照)。また、音圧W3については、5KHz〜10KHzの周波数帯域において上昇が見られた(図8の破線A内参照)。さらに、音圧W3については、10KHz〜15KHzの周波数帯域において上昇が見られた(図8の破線B内参照)。
従って、スピーカーユニット10においては、特に、ボビン13の中心軸Pに対して60°傾いた方向における高い指向性が確保されている結果が得られた。
<まとめ>
以上に記載した通り、スピーカーユニット10にあっては、水平面H又は鉛直面Vに対してボビン13の中心軸Pが傾斜した状態で配置され、キャップ16がボビン13の中心軸Pに対して偏心した形状に形成されている。
従って、ボビン13の中心軸Pが水平面H又は鉛直面Vに対して傾斜した状態でキャップ16が中心軸Pに対して偏心され、フレーム11の形状等を変更することなく傾斜した方向において指向方向を自在に制御することが可能になり、良好な指向特性が得られ、コストの高騰を来すことなく音声の良好な出力状態を確保することができる。
また、中心軸Pとキャップ16の偏心点Sとを結ぶ方向が、中心軸Pの水平面H又は鉛直面Vに対する傾斜方向に一致されているため、キャップ16の簡素な構成により製造コストの高騰を来すことなく良好な指向特性が得られ、聴感上の良好な定位感を確保することができる。
さらに、キャップ16がボビン13の中心軸Pに対して前方側に偏心した形状に形成されているため、傾斜した方向において良好な指向特性が得られ、傾斜した方向において聴感上の良好な定位感を確保することができる。
さらにまた、キャップ16の外面23上における偏心点Sを通る所定の線分である交線Qが、偏心点Sを基準にして一方が円弧状の曲線Jとして形成され他方が偏心点Sから離隔するに従って曲率が大きくなる曲線Jとして形成されている。
従って、キャップ16が良好な指向特性が得られる形状に形成され、キャップ16を複雑な形状に形成することなく聴感上の良好な定位感を確保して音声の良好な出力状態を確保することができる。
また、所定の線分である交線Qが左右方向における中央面に含まれる線分とされているため、キャップ16の外面23と左右方向における中央面とが交わる線分が全て曲線状になり、キャップ16を複雑な形状に形成することなく聴感上の良好な定位感を確保することができる。
さらに、交線Qは、偏心点Sを基準として後側の線分が円弧状の曲線Kとして形成され、偏心点Sを基準として前側の線分が偏心点Sから離隔するに従って曲率が大きくなる曲線Jとして形成されている。
従って、キャップ16の外面23と左右方向における中央面とが交わる曲線状の線分である交線Qのうち一部の線分のみが曲率が変化する曲線になり、キャップ16を複雑な形状に形成することなく聴感上のより良好な定位感を確保することができる。
さらにまた、キャップ16においては、中点Mを基準として線分Bを(90°−角度X)/2の角度傾けた線分を線分Cとしたときに、線分C上に偏心点Sが存在するため、偏心点Sが交線Qの所定の位置に形成され、キャップ16の容易な設計により聴感上の良好な定位感を確保することができる。
音響装置1は、上記したように、載置面100に載置された状態の第1の向きで使用される他、例えば、壁面300に図示しないブラケットを介して取り付けられ壁掛け状態の第2の向きでの使用も可能とされている(図9参照)。従って、音響装置1は載置面100に載置された状態と壁面300に取り付けられた状態の約90°異なる向きで使用される。
上記のように、キャップ16は偏心点Sが(90°−角度X)/2の角度Yだけ線分Bを傾けた位置に存在する構成にされており、線分Cの載置面100に対する傾斜角度(31。5°)と中心軸Pに対する線分Cの傾斜角度が同じになると共に線分Cの壁面300に対する傾斜角度(31。5°)と中心軸Pに対する線分Cの傾斜角度も同じになる。
従って、音響装置1が載置面100に載置された状態で使用されるときと、載置面100に載置されたときとは約90°角度が異なる向きで音響装置1が壁面300に取り付けられた状態で使用されるときとの指向性に関する制御が何れも容易になり、音響装置1の複数の使用状態を考慮した適切な設計を行うことができる。
<本技術>
本技術は、以下のような構成にすることができる。
(1)
振動板と、
磁気回路と、
前記振動板の内周部が取り付けられ前記磁気回路により軸方向へ変動されるボビンと、
前記振動板に取り付けられ前記ボビンの軸方向において前記ボビンに対向して位置されたキャップとを備え、
前記ボビンの中心軸が水平面又は鉛直面に対して傾斜した状態で配置され、
前記キャップが前記ボビンの中心軸に対して偏心した形状に形成された
スピーカーユニット。
(2)
前記中心軸と前記キャップの偏心点とを結ぶ方向が前記中心軸の水平面又は鉛直面に対する傾斜方向に一致された
前記(1)に記載のスピーカーユニット。
(3)
前記キャップが前記中心軸に対して前方側に偏心した形状に形成された
前記(2)に記載のスピーカーユニット。
(4)
前記キャップの外面上における前記偏心点を通る所定の線分が、前記偏心点を基準にして一方が円弧状に形成され他方が前記偏心点から離隔するに従って曲率が大きくなる曲線に形成された
前記(3)に記載のスピーカーユニット。
(5)
前記所定の線分が左右方向における中央面に含まれる線分とされた
前記(4)に記載のスピーカーユニット。
(6)
前記偏心点を基準として後側の線分が円弧状に形成され、
前記偏心点を基準として前側の線分が前記偏心点から離隔するに従って曲率が大きくなる曲線に形成された
前記(5)に記載のスピーカーユニット。
(7)
水平面又は鉛直面に対する前記中心軸の傾斜角度を角度Xとし、
前記キャップの前記中心軸と前記偏心点とを結ぶ方向における一端と他端を結ぶ線分を結合線とし、
前記結合線の中点を通り前記中心軸の軸方向に延びる線分を線分Bとし、
前記中点を基準として前記線分Bを(90°−角度X)/2の角度傾けた線分を線分Cとしたときに、
前記線分C上に前記偏心点が存在する
前記(3)から前記(6)の何れかに記載のスピーカーユニット。
(8)
前記振動板のエッジが取り付けられるフレームを有し、
前記フレームには音響装置の筐体に前記傾斜した状態で取り付けられる被取付部が設けられた
前記(1)から前記(7)の何れかに記載のスピーカーユニット。
(9)
音声を出力するスピーカーユニットと前記スピーカーユニットが取り付けられた筐体とを備え、
前記スピーカーユニットは、
振動板と、
磁気回路と、
前記振動板の内周部が取り付けられ前記磁気回路により軸方向へ変動されるボビンと、
前記振動板に取り付けられ前記ボビンの軸方向において前記ボビンに対向して位置されたキャップとを備え、
前記ボビンの中心軸が水平面又は鉛直面に対して傾斜した状態で配置され、
前記キャップが前記ボビンの中心軸に対して偏心した形状に形成された
音響装置。
(10)
前記中心軸と前記キャップの偏心点とを結ぶ方向が前記中心軸の水平面又は鉛直面に対する傾斜方向に一致された
前記(9)に記載の音響装置。
(11)
前記キャップが前記中心軸に対して前方側に偏心した形状に形成された
前記(10)に記載の音響装置。
(12)
前記キャップの外面上における前記偏心点を通る所定の線分が、前記偏心点を基準にして一方が円弧状に形成され他方が前記偏心点から離隔するに従って曲率が大きくなる曲線に形成された
前記(11)に記載の音響装置。
(13)
前記所定の線分が左右方向における中央面に含まれる線分とされた
前記(12)に記載の音響装置。
(14)
前記偏心点を基準として後側の線分が円弧状に形成され、
前記偏心点を基準として前側の線分が前記偏心点から離隔するに従って曲率が大きくなる曲線に形成された
前記(13)に記載の音響装置。
(15)
水平面又は鉛直面に対する前記中心軸の傾斜角度を角度Xとし、
前記キャップの前記中心軸と前記偏心点とを結ぶ方向における一端と他端を結ぶ線分を結合線とし、
前記結合線の中点を通り前記中心軸の軸方向に延びる線分を線分Bとし、
前記中点を基準として前記線分Bを(90°−角度X)/2の角度傾けた線分を線分Cとしたときに、
前記線分C上に前記偏心点が存在する
前記(11)から前記(14)の何れかに記載の音響装置。
(16)
前記振動板のエッジが取り付けられるフレームを有し、
前記フレームには音響装置の筐体に前記傾斜した状態で取り付けられる被取付部が設けられた
前記(9)から前記(15)の何れかに記載の音響装置。
(17)
載置面に載置された第1の向きでの使用と前記第1の向きに対して約90°異なる第2の向きでの使用とが可能にされた
前記(9)から前記(16)の何れかに記載の音響装置。
1…音響装置、2…筐体、10…スピーカーユニット、11…フレーム、11e…被取付部、12…磁気回路、13…ボビン、15…振動板、15a…エッジ、16…キャップ、23…外面、H…水平面、V…鉛直面、P…中心軸、S…偏心点、Q…交線、F…前端、R…後端、L…結合線、M…中点、B…線分、C…線分

Claims (17)

  1. 振動板と、
    磁気回路と、
    前記振動板の内周部が取り付けられ前記磁気回路により軸方向へ変動されるボビンと、
    前記振動板に取り付けられ前記ボビンの軸方向において前記ボビンに対向して位置されたキャップとを備え、
    前記ボビンの中心軸が水平面又は鉛直面に対して傾斜した状態で配置され、
    前記キャップが前記ボビンの中心軸に対して偏心した形状に形成された
    スピーカーユニット。
  2. 前記中心軸と前記キャップの偏心点とを結ぶ方向が前記中心軸の水平面又は鉛直面に対する傾斜方向に一致された
    請求項1に記載のスピーカーユニット。
  3. 前記キャップが前記中心軸に対して前方側に偏心した形状に形成された
    請求項2に記載のスピーカーユニット。
  4. 前記キャップの外面上における前記偏心点を通る所定の線分が、前記偏心点を基準にして一方が円弧状に形成され他方が前記偏心点から離隔するに従って曲率が大きくなる曲線に形成された
    請求項3に記載のスピーカーユニット。
  5. 前記所定の線分が左右方向における中央面に含まれる線分とされた
    請求項4に記載のスピーカーユニット。
  6. 前記偏心点を基準として後側の線分が円弧状に形成され、
    前記偏心点を基準として前側の線分が前記偏心点から離隔するに従って曲率が大きくなる曲線に形成された
    請求項5に記載のスピーカーユニット。
  7. 水平面又は鉛直面に対する前記中心軸の傾斜角度を角度Xとし、
    前記キャップの前記中心軸と前記偏心点とを結ぶ方向における一端と他端を結ぶ線分を結合線とし、
    前記結合線の中点を通り前記中心軸の軸方向に延びる線分を線分Bとし、
    前記中点を基準として前記線分Bを(90°−角度X)/2の角度傾けた線分を線分Cとしたときに、
    前記線分C上に前記偏心点が存在する
    請求項3に記載のスピーカーユニット。
  8. 前記振動板のエッジが取り付けられるフレームを有し、
    前記フレームには音響装置の筐体に前記傾斜した状態で取り付けられる被取付部が設けられた
    請求項1に記載のスピーカーユニット。
  9. 音声を出力するスピーカーユニットと前記スピーカーユニットが取り付けられた筐体とを備え、
    前記スピーカーユニットは、
    振動板と、
    磁気回路と、
    前記振動板の内周部が取り付けられ前記磁気回路により軸方向へ変動されるボビンと、
    前記振動板に取り付けられ前記ボビンの軸方向において前記ボビンに対向して位置されたキャップとを備え、
    前記ボビンの中心軸が水平面又は鉛直面に対して傾斜した状態で配置され、
    前記キャップが前記ボビンの中心軸に対して偏心した形状に形成された
    音響装置。
  10. 前記中心軸と前記キャップの偏心点とを結ぶ方向が前記中心軸の水平面又は鉛直面に対する傾斜方向に一致された
    請求項9に記載の音響装置。
  11. 前記キャップが前記中心軸に対して前方側に偏心した形状に形成された
    請求項10に記載の音響装置。
  12. 前記キャップの外面上における前記偏心点を通る所定の線分が、前記偏心点を基準にして一方が円弧状に形成され他方が前記偏心点から離隔するに従って曲率が大きくなる曲線に形成された
    請求項11に記載の音響装置。
  13. 前記所定の線分が左右方向における中央面に含まれる線分とされた
    請求項12に記載の音響装置。
  14. 前記偏心点を基準として後側の線分が円弧状に形成され、
    前記偏心点を基準として前側の線分が前記偏心点から離隔するに従って曲率が大きくなる曲線に形成された
    請求項13に記載の音響装置。
  15. 水平面又は鉛直面に対する前記中心軸の傾斜角度を角度Xとし、
    前記キャップの前記中心軸と前記偏心点とを結ぶ方向における一端と他端を結ぶ線分を結合線とし、
    前記結合線の中点を通り前記中心軸の軸方向に延びる線分を線分Bとし、
    前記中点を基準として前記線分Bを(90°−角度X)/2の角度傾けた線分を線分Cとしたときに、
    前記線分C上に前記偏心点が存在する
    請求項11に記載の音響装置。
  16. 前記振動板のエッジが取り付けられるフレームを有し、
    前記フレームには音響装置の筐体に前記傾斜した状態で取り付けられる被取付部が設けられた
    請求項9に記載の音響装置。
  17. 載置面に載置された第1の向きでの使用と前記第1の向きに対して約90°異なる第2の向きでの使用とが可能にされた
    請求項9に記載の音響装置。
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