JPWO2017183069A1 - 空気調和機の室外機 - Google Patents
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Abstract
Description
<空気調和機の室外機1の構成>
図1は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1の前面を示す斜視図である。また、図2は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1の背面を示す斜視図である。図1、及び、図2に示すように、空気調和機の室外機1は、底板5、外郭パネル3、前面パネル4、天板2、及び、支柱9により構成された筐体1aを有し、筐体1aの内部に室外熱交換器6及び送風機30を収容している。筐体1aは、室外熱交換器6の他、不図示の圧縮機、電気品などの構成部品を収容している。室外熱交換器6は、L字形状をしており、支柱9が配置された側面、及び、前面パネル4に対向する背面に沿うように底板5の上面に配置されている。筐体1aの前面側には、室外熱交換器6は配置されておらず、送風機30が送風機カバー31を介して見えている。以下の説明において、支柱9が配置された筐体1aの側面を左側面とし、左側面に対向する側面を右側面として説明する。なお、支柱9は、本発明の支柱本体の一例である。
図3は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1の支柱9を筐体1aの内側から見た斜視図である。また、図4は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1の支柱9を筐体1aの外側から見た斜視図である。図3、及び、図4に示すように、支柱9は、スライド支柱7及びベース支柱8により構成され、内側に天板固定ねじ位置19、支柱固定ねじ位置11、ハンドル固定ねじ位置18、及び底板固定ねじ位置20を備えている。ベース支柱8の外側には、ハンドル10bが取り付けられている。底板固定ねじ位置20は、ベース支柱8が底板5に固定される位置であり、天板固定ねじ位置19は、スライド支柱7が天板2に固定される位置である。スライド支柱7とベース支柱8とは、スライド可能に取り付けられており、支柱固定ねじ位置11において締結されたねじにより固定されている。
図5(a)は、本実施の形態に係るスライド支柱7を上面からみたときの模式図であり、図5(b)は、本実施の形態に係るスライド支柱7を側面からみたときの模式図である。図5(a)及び(b)に示すように、スライド支柱7は、側面視において矩形状であり、例えば、L字型の断面形状を有する。スライド支柱7の上端部7aの近傍に設けられた天板固定ねじ位置19には、スライド支柱7を天板2に取り付け、固定するねじが締結される。スライド支柱7の下端部7bの支柱固定ねじ位置11には、ねじ穴11aが形成されており、スライド支柱7の内側から止めねじなどのねじが挿入されている。支柱固定ねじ位置11において、ねじが締め込まれ、ねじの先端がベース支柱8の内側に当接し、押しつけられることで、スライド支柱7がベース支柱8に固定される。なお、スライド支柱7とベース支柱8とを当接固定するねじは、本発明の固定部材であるねじの一例である。
図6(a)は、本実施の形態に係るベース支柱8を上面からみたときの模式図であり、図6(b)は、本実施の形態に係るベース支柱8を側面からみたときの模式図である。図6(a)及び(b)に示すように、ベース支柱8は、スライド支柱7と同様、側面視において矩形状であり、L字型の断面形状を有する。ベース支柱8の上側半分の位置に設けられたハンドル固定ねじ位置18は、外側にハンドル10bが取り付けられる位置である。ベース支柱8の下端部8bの近傍の底板固定ねじ位置20には、ベース支柱8を底板5に取り付け、固定するねじが締結される。
図7は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1の支柱9を示す模式図である。図7に示すように、支柱9は、スライド挿入部12a、12bを備えたスライド支柱7が、スライド溝13a、13bを備えたベース支柱8の内側に入った状態で高さが調節され、固定されている。スライド挿入部12a、12bは、スライド支柱7の長手方向に沿った両側端部に設けられており、スライド溝13a、13bは、ベース支柱8の長手方向に沿った両側端部に設けられている。スライド支柱7のスライド挿入部12a、12bは、ベース支柱8のスライド溝13a、13bに引っ掛けられて係合している。
支柱9の空気調和機の室外機1への取付においては、まず、支柱9の高さを調節するため、スライド支柱7の位置を移動させる。スライド支柱7は、スライド支柱7のスライド挿入部12a、12bがベース支柱8のスライド溝13a、13bにはまり込んで、又は、引っ掛けられてベース支柱8に収容されている。この状態から、スライド支柱7を、ベース支柱8の上端部8aからスライド支柱7の上端部7aまでの寸法Lが所望の値となる位置までスライドさせる。このとき、スライド挿入部12a、12bがスライド溝13a、13bを摺動し、スライド溝13a、13bに沿って移動することで、スライド支柱7の転倒が防止される。そして、寸法Lが所望の値となった位置において、スライド支柱7のねじ穴11aにねじを挿入し、締結する。ねじの先端が締結によりベース支柱8に当接し、押しつけられることで、スライド支柱7がベース支柱8に固定されて支柱9の高さが調節される。
図9(a)は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1が小型である場合を示す側面図であり、図9(b)は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1が小型である場合を示す斜視図である。図9(a)及び(b)に示すように、小型の空気調和機の室外機1の筐体1aは、天板2、底板5、支柱9、小型の前面パネル4、及び、小型の外郭パネル3により構成され、スライド支柱7がベース支柱8の内部に収まり、支柱9となっている。このとき、スライド支柱7は、全体がほぼベース支柱8の内部に収まっており、外観には現れない。つまり、ベース支柱8の上端部8aからスライド支柱7の上端部7aまでの寸法L=0である。スライド支柱7とベース支柱8とは、ハンドル10bと共に、ハンドル固定ねじ位置18に締結されるねじにより固定される。
図10(a)は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1が中型である場合を示す側面図であり、図10(b)は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1が中型である場合を示す斜視図である。図10(a)及び(b)に示すように、中型の空気調和機の室外機1の筐体1aは、天板2、底板5、支柱9、中型の前面パネル4、及び、中型の外郭パネル3により構成される。支柱9は、ベース支柱8と、空気調和機の室外機1の高さに合わせ、ベース支柱8から寸法L1だけ出た高さにスライドされて調節されたスライド支柱7により構成されている。つまり、ベース支柱8の上端部8aからスライド支柱7の上端部7aまでの寸法L=L1である。
図11(a)は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1が大型である場合を示す側面図であり、図11(b)は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1が大型である場合を示す斜視図である。図11(a)及び(b)に示すように、大型の空気調和機の室外機1の筐体1aは、天板2、底板5、支柱9、大型の前面パネル4、及び、大型の外郭パネル3により構成される。支柱9は、ベース支柱8と、空気調和機の室外機1の高さに合わせ、ベース支柱8から寸法L2だけ出た高さにスライドされて調節されたスライド支柱7により構成されている。つまり、ベース支柱8の上端部8aからスライド支柱7の上端部7aまでの寸法L=L2である。
図12(a)は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1が特大である場合を示す側面図であり、図12(b)は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1が特大である場合を示す斜視図である。図12(a)及び(b)に示すように、特大の空気調和機の室外機1の筐体1aは、天板2、底板5、支柱9、特大の前面パネル4、及び、特大の外郭パネル3により構成される。支柱9は、ベース支柱8と、空気調和機の室外機1の高さに合わせ、ベース支柱8から寸法L2だけ出た高さにスライドされて調節されたスライド支柱7により構成されている。つまり、ベース支柱8の上端部8aからスライド支柱7の上端部7aまでの寸法L=L3である。
図13は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機1の変形例に係る支柱90を示す模式図である。図13に示すように、変形例に係る支柱90は、ベース支柱8の側面に一定の間隔で形成された複数の開口90aを備える。支柱90は、所望の高さに調整され、スライド支柱7の支柱固定ねじ位置11に設けられたねじ穴11aにねじが挿入される。ねじは、ねじ穴11aを貫通し、ベース支柱8の開口90aに挿入されて締結され、スライド支柱7と、ベース支柱8とが固定される。スライド支柱7とベース支柱8とを締結するねじは、本発明の固定部材であるねじの他の一例である。このように、支柱固定ねじ位置11におけるスライド支柱7と、ベース支柱8との固定方法は、ねじ穴11aと止めねじに限定されない。
Claims (13)
- 天板と、底板と、前記天板と前記底板とを接続する支柱本体と、を有する筐体と、
前記筐体の内周に沿って配置された熱交換器と、を備え、
前記支柱本体は、
前記筐体の角部に配置され、
ベース支柱と、前記ベース支柱に対して上下方向にスライド可能なスライド支柱と、により構成され、
前記ベース支柱に前記スライド支柱を固定する固定部材が備えられている
空気調和機の室外機。 - 前記筐体は、
前記筐体の前面を形成する前面パネルと、
前記筐体の一方の側面を形成する外郭パネルと、を更に有し、
前記熱交換器は、
前記前面パネルに対向する前記筐体の背面、及び、前記外郭パネルに対向する前記筐体の他方の側面に沿ったL字形状を有し、
前記背面、及び、前記他方の側面に露出しており、
前記支柱本体は、
前記背面と、前記他方の側面とが接する角部に配置されている
請求項1に記載の空気調和機の室外機。 - 前記スライド支柱と前記ベース支柱とを当接固定する前記固定部材であるねじを備えた
請求項1又は2に記載の空気調和機の室外機。 - 前記ベース支柱は、側面に形成された複数の開口を備え、
前記スライド支柱と前記ベース支柱とを、前記開口の少なくとも1つを介して締結固定する前記固定部材であるねじを備えた
請求項1又は2に記載の空気調和機の室外機。 - 前記ベース支柱に取り付けられた把手を更に備え、
前記把手は、
ねじにより前記ベース支柱の上端部の近傍に固定される
請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。 - 前記固定部材は、
前記把手を固定する前記ねじにより構成される
請求項5に記載の空気調和機の室外機。 - 前記ベース支柱は、前記スライド支柱が係合して摺動するスライド溝を備えた
請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。 - 前記スライド支柱は、前記スライド溝に挿入されるスライド挿入部を備えた
請求項7に記載の空気調和機の室外機。 - 前記スライド溝は、
前記ベース支柱の両側端部に一対形成された
請求項7又は8に記載の空気調和機の室外機。 - 前記一対の前記スライド溝は、
それぞれの底部が平行に形成されている
請求項9に記載の空気調和機の室外機。 - 前記スライド挿入部は、
前記スライド支柱の両側端部に一対形成された
請求項8〜10のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。 - 前記スライド支柱、及び前記ベース支柱は、断面がL字形状である
請求項1〜11のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。 - 前記スライド支柱、及び前記ベース支柱は、断面が円弧形状である
請求項1〜12のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
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