JPWO2017159374A1 - ローラバニシング工具及び加工方法 - Google Patents

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Abstract

Oリング溝等の幅の狭い溝にバニシング加工することが可能なローラバニシング工具を提供する。ワークの被加工面を加工するローラバニシング工具であって、ローラと、ローラを回転自在に支持するローラピンと、内部に空洞部を有するボディであって、ローラピンに対して所定距離だけ移動可能に連結されるボディと、ボディに対して軸方向に移動可能に配置され、被加工面を押圧する荷重を制御する荷重制御部と、を備え、ローラは、ボディの軸線と交差する方向に突出した鍔部であって、被加工面を押圧して加工する鍔部を有する。

Description

本発明は、ローラバニシング工具及び加工方法に関する。
一般に、Oリング等のシール部材を嵌めるための溝は、円筒形状のワークをOリング溝加工バイトチップで切削加工して形成される(例えば、特開2010−274397号公報。以下、「特許文献1」)。切削加工で形成されたOリング溝は、切削仕上げしても、仕上げ面が粗いので、シール性が低くなる。
切削加工による仕上げで表面粗さRzを3.2μm以下にすることは難しい。このため、良好な仕上げ面に加工してシール性を向上させる加工方法が求められている。
切削加工された加工面の表面粗さを良好にするため、バニシング加工が用いられる。切削加工された溝の表面粗さを良好に仕上げてシール性を向上させるため、溝内の側面をバニシング加工する溝側面加工用バニシングツールが用いられる(例えば、特開平2−7170号公報。以下、「特許文献2」)。
特許文献2に記載の溝側面加工用バニシングツールは、シャフトに押し付けた際に、エキスパンドローラのテーパ面が、一対のバニシングローラのテーパ面を押圧することによって、一対のバニシングローラを横方向に移動させて凹溝の側面をバニシング加工する。
しかし、特許文献2に記載のバニシング工具でOリング溝等の溝の側面を仕上げる場合、加工可能な溝の幅に限界がある。具体的には、溝の幅がおよそ0.5〜5mmしかないような狭い溝の側面をバニシング加工することができない。
また、特許文献2に記載のバニシング工具は、離間して配置された一対のバニシングローラによって加工するので、二条の溝しか加工することができない。また、溝が形成された位置によって加工が困難な場合が多く、使用可能な場所も限定されていた。
本発明は、Oリング溝等の幅の狭い溝にバニシング加工することが可能なローラバニシング工具及び加工方法を提供することを目的とする。
本実施形態の第1の観点に係るワークの被加工面を加工するローラバニシング工具は、
ローラと、
前記ローラを回転自在に支持するローラピンと、
内部に空洞部を有するボディであって、前記ローラピンに対して所定距離だけ移動可能に連結されるボディと、
前記ボディに対して軸方向に移動可能に配置され、前記被加工面を押圧する荷重を制御する荷重制御部と、を備え、
前記ローラは、前記ボディの軸線と交差する方向に突出した鍔部であって、前記被加工面を押圧して加工する鍔部を有する。
本実施形態の第2の観点に係る溝を有するワークをローラバニシング工具で加工する加工方法は、
前記ワークを前記ローラバニシング工具に対して相対的に回転させる工程と、
前記ローラバニシング工具の荷重調節ノブにより、前記ローラバニシング工具の鍔部が前記溝の被加工面を押圧する荷重を調節する工程と、
前記ローラバニシング工具のボディと交差する方向に突出した前記鍔部を、前記被加工面に押圧してバニシング加工する工程と、を有する。
本発明のローラバニシング工具及び加工方法によれば、Oリング溝等の幅の狭い溝にバニシング加工することができる。
第1実施形態のローラバニシング工具を示す断面を有する側面図。 図1の基端側部位の拡大図。 図1の先端側部位の拡大図。 (a)は押込む方向に荷重がかかっているときのローラバニシング工具の鍔部の状態を示す要部拡大断面図。(b)は鍔部を溝の突き当り部まで送ったときのローラバニシング工具の鍔部の状態を示す要部拡大断面図。 第2実施形態のローラバニシング工具を示す断面を有する側面図。 図5の基端側部位の拡大図。 図5の先端側部位の拡大図。 (a)は引く方向に荷重がかかっているときのローラバニシング工具の鍔部の状態を示す要部拡大断面図。(b)は鍔部を溝の突き当り部まで送ったときのローラバニシング工具の鍔部の状態を示す要部拡大断面図。 第3実施形態のローラバニシング工具を示す断面を有する側面図。 (a)は段差部に近くに溝を有するワークの要部拡大側面図。(b)は狭い溝を有するワークの要部拡大側面図。(c)は浅い溝を有するワークの要部拡大側面図。(d)は内部に溝を有するワークの要部拡大側面図。
以下、実施形態のローラバニシング工具及び加工方法を説明する。便宜上、図1に示す荷重調節ノブ35が配置されている側を「基端側」、ローラ5が配置されている側を「先端側」、図1の左右方向を「軸方向」として説明する。
本実施形態のローラバニシング工具1(以下「工具1」という)及び加工方法は、ワークWの外面、内面、端面のいずれの被加工面Waでも加工できる。以下、図4(a)、図4(b)に示すように、ワークWの溝Wbを加工する場合を例に挙げて説明する。第1実施形態の説明の前に、ワークWについて説明する。
本実施形態の工具1及び加工方法は、ワークWを加工する際、ワークWを工具1に対して相対的に回転させればよい。すなわち、工具1を回転させてもワークWを回転させてもよい。
また、工具1及びワークWのうち回転しているものを送っても、回転していないものを送ってもよい。以下、ワークWを回転させて、工具1を固定させると共に、工具1を送る例を説明する。
<ワーク>
ワークWは略円柱形状の金属製材料であり、工具1によって加工される。図4(a)、図4(b)に示すように、例えば、ワークWは丸棒であり、被加工面Waを画定する環状の溝Wbを有する。
溝Wbは、狭い幅Wfを有するOリング溝等の溝である。溝Wbは、断面が凹形状あるいはU形状の溝である。溝Wbは、前後の側面(内側壁)Wc,Wdと、内底面Weと、を有する。工具1は、0.5〜5mmしかない狭い幅Wfの溝Wbであっても、バニシング加工できる。
[第1実施形態:ローラバニシング工具の構成]
図1〜図4を参照して第1実施形態を説明する。
図1に示す工具1はバニシング加工(塑性変形加工)工具であり、回転するワークWの先端側の被加工面Wa(溝Wbの側面Wc)にローラ5の鍔部5aを押し付けて、鍔部5aで被加工面Waを押し潰して滑らかに鏡面仕上げする。工具1は、旋盤やマシニング等の加工機の刃物台9にボディ2を装着して使用される。工具1は、ローラ5(「ロール」ともいう)と、ローラピン4と、ボディ2と、荷重制御手段3(荷重制御部)と、カバー6と、ローラ軸受7と、を有する。ローラ5は、工具1の先端部に配置される。ローラピン4は、ローラ5を軸支する。ボディ2は、基端側に配置される。荷重制御手段3は、ローラ5をボディ2に対して軸方向に移動可能に配置する。カバー6は、ローラ5の前端面に設けられる。ローラ軸受7は、ローラ5の軸孔に内嵌されている。鍔部5aは、工具1の先端部の外周に配置されている。
<ボディ>
図2に示すように、ボディ2はシャンクであり、荷重制御手段3のヘッドジョイント31と、荷重調節ノブ35と、支持ピン36とを支持して加工機に装着する。ボディ2は、柄本体部2aと、空洞部2bと、ねじ孔2dと、円筒部2fと、ピン設置孔2gと、を主に有する。柄本体部2aは角筒形状である。空洞部2bは、柄本体部2a内に形成されている。ねじ孔2dは、空洞部2b内の基端寄りの位置に形成されている。円筒部2fは、基端側に形成されている。ピン設置孔2gには、支持ピン36が挿設される。ボディ2とローラピン4とは、荷重制御手段3のヘッドジョイント31を介して連結される。
柄本体部2aは、加工機(図示省略)の刃物台9に取り付けられる。柄本体部2aの外周面の形状は、加工機の取り付け箇所の形状に合わせて形成すればよく、特に限定されない。例えば、刃物台9に取り付ける場合、柄本体部2aの外周面は四角柱形状にすればよい。チャック等に取り付けて回転させる場合、柄本体部2aの外周面は円柱形状あるいは多角柱形状にすればよい。
空洞部2bは円筒状の空間である。柄本体部2aの内部には、段が形成されている。空洞部2b内には、ヘッドジョイント収容部2cと、ねじ孔2dと、段差部2eと、が形成されている。ヘッドジョイント収容部2cは、ヘッドジョイント31と支持部材33とを進退自在に収容する。ねじ孔2dは、ヘッドジョイント収容部2cよりも小径の内径を有する。段差部2eは、ヘッドジョイント収容部2cとねじ孔2dとの間に形成される。なお、空洞部2bには必ずしも段が形成された空間である必要はなく、柄本体部2aとねじ孔2dが同径の円筒状の空間でもよい。
ヘッドジョイント収容部2c内において、ヘッドジョイント31と支持部材33との間には、圧縮された付勢手段32(付勢部)が介在されている。このため、荷重調節ノブ35及び荷重調節用軸受34が基端側に寄った状態で、支持部材33は段差部2eに押し当てられる。また、ヘッドジョイント31は、付勢手段32によって先端側に押圧され、長孔31dの基端側の縁に支持ピン36が当接する。
ねじ孔2dは雌ねじであり、荷重調節ノブ35の調節ねじ部35cが螺合される。段差部2eはストッパであり、付勢手段32に付勢された支持部材33を受け止める。
円筒部2fは、ボディ2の基端部に形成された縁部である。円筒部2fの外径は、柄本体部2aの外径より小さい。円筒部2fは、荷重調節ノブ35の操作部35aの先端側の面に形成された環状溝35b内を進退自在である。荷重調節ノブ35を回転操作した際、円筒部2fの基端面が環状溝35bの内底に当接することで、荷重調節ノブ35の先端方向への移動範囲を規制する。円筒部2fの外周面は、荷重調節ノブ35の操作量を示す目盛2hを有する。
目盛2hは、付勢手段32の設定荷重を示す。目盛2hは、所定間隔に付記された複数の目盛線から成る。
ピン設置孔2gは、ボディ2の一側面から他側面に向けて貫通して形成された2つの孔である。ピン設置孔2gには、中央部がヘッドジョイント31の長孔31dに挿入された支持ピン36の両端部が内嵌されている。
<荷重制御手段>
図2に示す荷重制御手段3は、荷重調節ノブ35の回転によって、鍔部5aが被加工面Waを押圧する押圧荷重(加工荷重)を調節する調節手段である(図1、及び、図4(a)参照)。荷重制御手段3は、ヘッドジョイント31と、付勢手段32と、荷重調節ノブ35と、支持部材33と、荷重調節用軸受34と、支持ピン36とを有する。ヘッドジョイント31は、空洞部2bに挿入される。付勢手段32は、ヘッドジョイント31をローラピン4側に付勢する。荷重調節ノブ35は、付勢手段32を押圧する。支持部材33及び荷重調節用軸受34は、荷重調節ノブ35と付勢手段32との間に介在される。
<ヘッドジョイント>
図2、図3に示すように、ヘッドジョイント31は、ボディ挿入部31aと、付勢手段収容部31bと、雌ねじ部31cと、長孔31dと、ねじ孔31eとを有する。ボディ挿入部31aは、空洞部2b内に進退自在に挿入される。付勢手段収容部31bは、ボディ挿入部31aの軸心側に形成される。雌ねじ部31cは、雄ねじ部4aが螺合される。ねじ孔31eは、ねじ部材N1が螺合される。
図2に示すように、ボディ挿入部31aの基端側には、付勢手段収容部31bが形成され、先端部寄りには長孔31dが形成されている。
付勢手段収容部31bは、有底円筒状の空洞であり、内壁部に沿って弾性部材から成る伸縮自在な付勢手段32が配置されている。
図1に示すように、雌ねじ部31cは、ヘッドジョイント31の先端面の中央部に形成されたねじ穴である。雌ねじ部31cは、ローラピン4の中心線であるローラ5の回転軸線O2上に形成されている。このため、雌ねじ部31cの中心線(回転軸線O2)は、後記するローラ5の鍔部5aを径方向に角度θ1傾けて配置するために、ボディ2及びヘッドジョイント31の軸線O1に対して径方向に角度θ2傾いて形成されている。
図2に示すように、長孔31dは、ボディ2に対するヘッドジョイント31の軸方向の移動可能な所定距離L1を規制する孔である。支持ピン36の外径に対して、長孔31dの軸方向の長さは、所定距離L1だけ長い。
図3に示すように、ねじ孔31eは、雌ねじ部31cと、雌ねじ部31cに螺合された雄ねじ部4aと、を固定するためのねじ部材N1が螺合される孔である。
<付勢手段>
図1に示すように、付勢手段32は、ヘッドジョイント31、ローラピン4、ローラ軸受7を介して、ローラ5を被加工面Waの方向(先端方向)に押圧する加工圧を均一化させる。付勢手段32は、軸方向に延設されてボディ2の軸線O1に沿って配置された圧縮コイルばねや複数の皿ばね等の荷重制御用ばね部材から成る。図2に示すように、付勢手段32の基端部側は、円柱形状のばねガイド部33cの外周部に配置され、係止部33aのばね受け面33eに当接して支持される。付勢手段32の先端側は、付勢手段収容部31bの内側に配置され、先端面が付勢手段収容部31bの内底面に当接している。複数の付勢手段32は、付勢手段収容部31b内に適宜な間隔で円形に配置されている。
<支持部材>
支持部材33は、付勢手段32の基端側を支持する。また、支持部材33は、荷重調節用軸受34の先端側の面を先端側から支持する。支持部材33は、円板形状の係止部33aと、軸受支持部33bと、ばねガイド部33cとを一体形成して成る。軸受支持部33bは、係止部33aの基端側の面から基端側に突出している。ばねガイド部33cは、係止部33aの先端側の面から先端側に突出している。
支持部材33は、常に付勢手段32によって基端側に付勢した状態で、空洞部2b内に軸方向に移動可能に収容されている。このため、荷重調節ノブ35が基端側の位置(荷重を緩める方向に操作した位置)にある場合、図2に示すように、係止部33aが段差部2eに当接して配置される。荷重調節ノブ35が先端側の位置(荷重を強める方向に操作した位置)にある場合、係止部33aが段差部2eから離間して付勢手段32を先端側方向に押圧する。
係止部33aは、基端側の当接面33dと、先端側のばね受け面33eと、外周側の摺接面33fと、を有する。
荷重調節ノブ35が基端側の位置にある場合、当接面33dは段差部2eに当接する。当接面33dは、段差部2e(ストッパ)に当接する係止手段の機能を有する。また、当接面33dは、荷重調節用軸受34の先端側の面を支持する支持手段の機能を有する。
付勢手段32の基端面は、常にばね受け面33eに当接し、ばね受け面33eが付勢手段32を受け止めている。
摺接面33fは、空洞部2bの内壁に摺接し、支持部材33の軸方向の移動をガイドする。
軸受支持部33bは円柱形状であり、環状の荷重調節用軸受34を軸心側から支持する。
ばねガイド部33cは、例えば、円柱形状であり、複数の荷重制御用ばね32を軸心側から支持し、荷重制御用ばね32が伸縮した際に座屈変形しないようにガイドする。
<荷重調節用軸受>
図2に示す荷重調節用軸受34は、荷重調節ノブ35と支持部材33との間に介在されたスラスト軸受である。荷重調節用軸受34はスラストベアリングであり、ノブ側軌道盤34aと、支持部材側軌道盤34bと、転動体34cとを有する。ノブ側軌道盤34aは、荷重調節ノブ35側に配置される。支持部材側軌道盤34bは、支持部材33側に配置される。転動体34cは、軌道盤34aと軌道盤34bとの間に介在される。荷重調節ノブ35を回転操作すると、荷重調節用軸受34は全体が支持部材33と共に軸方向に進退する。また、ノブ側軌道盤34aと転動体34cが荷重調節ノブ35と一体に回転し、支持部材側軌道盤34bは回転しない。
ノブ側軌道盤34aはリング状の回転体であり、荷重調節ノブ35の軸受収容部35dの内底面に当接して、荷重調節ノブ35と一体に回転する。
支持部材側軌道盤34bはリング状の固定体であり、支持部材33の係止部33aの基端側の面に当接する。
転動体34cはスチールボールであり、軌道盤34aと軌道盤34bとの間に回転自在に介在される。
<荷重調節ノブ>
荷重調節ノブ35は付勢手段32の付勢力を調節する操作部材である。正転操作及び反転操作により、荷重調節ノブ35はボディ2に対して進退し、荷重調節用軸受34及び支持部材33を介在して付勢手段32を押圧する。荷重調節ノブ35は、締結手段(調節ねじ部35c及びねじ孔2d)によって、ボディ2に回転可能に連結されている。荷重調節ノブ35は、略円盤状の操作部35aと、環状溝35bと、調節ねじ部35cと、軸受収容部35dとを有する。環状溝35bは、操作部35aの先端側の面に形成される。調節ねじ部35cは、環状溝35bに軸心側から先端方向に向けて突出形成される。軸受収容部35dは、調節ねじ部35cの先端面に形成される。
操作部35aは、回転操作するための摘みである。操作部35aは、利用者が回転操作可能なものであればよく、外周面の形状は適宜変更しても構わない。
環状溝35bは、円筒部2fを挿入可能な溝である。環状溝35bの深さは、荷重調節ノブ35を回転操作した際に、円筒部2fが軸方向に進退可能な長さである。
調節ねじ部35cは、雄ねじ状に形成されている。操作部35aを回転操作すると、調節ねじ部35cは、螺合しているねじ孔2dにガイドされて、荷重調節ノブ35全体を軸方向に進退させる。つまり、荷重調節ノブ35を回転操作して調節ねじ部35cを進退させることによって、調節ねじ部35cは、支持部材33を介して付勢手段32を圧縮、伸長させ、鍔部5aの加工圧を調節する機能を有する。
軸受収容部35dは、調節ねじ部35cの先端面中央部に形成された円形溝から成る。軸受収容部35dの内底には、ノブ側軌道盤34aが固定されている。
<支持ピン>
図2に示すように、支持ピン36は、ヘッドジョイント31を軸方向に所定距離L1だけ進退可能にする軸支部材である。支持ピン36は、左右方向(径方向)に延設された略棒状の部材である。支持ピン36の中央部は、長孔31dに挿入され、両端部がボディ2の左右のピン設置孔2gに軸支され、ボディ2に固定されている。
いる。
<ローラピン>
図3に示すように、ローラピン4は、ローラ軸受7及びコロ8を介在して、ローラ5を回転自在に支持する軸支部材である。ローラピン4は略棒状の部材から成り、雄ねじ部4aと、フランジ部4bと、軸部4cと、ねじ穴4dとを有する。雄ねじ部4aは、基端部に形成される。フランジ部4bは、略中央部に形成される。軸部4cは、フランジ部4bから先端に亘って形成される。ねじ穴4dは、先端面に形成される。ローラピン4、ローラ軸受7及びローラ5の回転軸線O2は、ボディ2の軸線O1に対して角度θ1傾いて配置されている(図1参照)。
雄ねじ部4aは、雌ねじ部31cに螺合して、ローラピン4とヘッドジョイント31を連結する締結手段(締結部)である。雄ねじ部4aの外周面は、ねじ部材N1の先端面が当接して設置され、締結手段が緩まないようになっている。
フランジ部4bは環状板部であり、ヘッドジョイント31とローラ軸受7との間に介在される。フランジ部4bの基端部側は、ヘッドジョイント31の先端面が当接する。フランジ部4bの先端面側は、ローラ軸受7のローラピン側軌道盤7aが固定されている。
軸部4cは、ローラ軸受7と、複数のコロ8とを軸心側から支持する。軸部4cと、鍔付円筒形状のローラ5の内壁との間には、ローラ軸受7及びコロ8を収容する空間が形成されている。
ねじ穴4dには、カバー6をローラピン4に固定するためのボルトB1が螺合される。ボルトB1は、例えば、六角穴付皿ボルトである。
<ローラ>
図3、図4(a)に示すように、ローラ5は転圧加工部材であり、被加工面Waを押圧してバニシング加工するときに、ワークWに接触させる鍔部5aを有する。ローラ5は、略円筒状のローラ本体5fと、鍔部5aと、軸受収容部5gと、コロ収容部5hと、カバー収容部5iとを有する。鍔部5aは、ローラ本体5fの先端部の外周に突出している。軸受収容部5gは、ローラ軸受7を収容する。コロ収容部5hは、複数のコロ8を収容する。カバー収容部5iには、カバー6が内嵌される。
図1に示すように、ローラ5は、軸孔とローラピン4との間に、ローラ軸受7及びコロ8を転動自在に介在して、ローラピン4及びヘッドジョイント31に対して回転自在に配置されている。ローラ5は、鍔部5aを被加工面Waに押し当てて、ヘッドジョイント31が付勢手段32に抗して空洞部2b内の基端側方向に没入すると、所定距離L1の範囲内で、弾性的に後退可能に配置されている。
ローラ5、ローラ軸受7及びローラピン4の回転軸線O2は、ボディ2の軸線O1に対して角度θ2傾斜して配置されている。ボディ2の軸線O1を被加工面Waに対して垂直に配置した場合、角度θ2は、鍔部5aの前面5b及び後面5cの摺接勾配の角度(バックテーパ角度)θ1と同じである。
傾き角度θ1(θ2)は、0°≦θ1≦5°程度であり、より好ましくは、0°<θ1≦3°である。傾き角度θ1,θ2は、ヘッドジョイント31とローラピン4との角度や、鍔部5aの形状や、ボディ2の形状等によって、変更が可能である。
また、傾き角度θ2は必ずしも必要ではなく、工具1自体を角度θ1だけ傾けて設置してもよい。すなわち、θ2を0°とし、被加工面Waの法線に対してボディ2の軸線O1がθ1となるように工具1を傾けて設置してもよい。
ローラ軸受7及びローラピン4の回転軸線O2がボディ2の軸線O1に対して傾斜していることにより、鍔部5aは、被加工面Waに対して傾斜した状態で送られることによって、凝着し難くなるため、良好な仕上げ面にすることができる。
図3に示すように、ローラ本体5fは円筒体から成り、先端にリング形状の鍔部5aを有する。ローラ本体5fは、中央部にローラ軸受7、コロ8、カバー6及びローラピン4を挿入するための軸孔を有する。
鍔部5aはフランジ形状の加工部であり、外周面5eの先端の角部5dで被加工面Waをバニシング加工する。鍔部5aは、ローラ本体5fの外周面に対して、直角に径方向に突出している。なお、鍔部5aは、必ずしもローラ本体5fの外周面に対して直角に突出する必要はなく、ボディ2の軸線O1と交差する方向に突出すればよい。ローラ本体5fがボディ2の軸線O1に対して角度θ2傾斜(バックテーパ)して配置され、ボディ2の軸線O1を被加工面Waに対して垂直となるように配置した場合、加工時の鍔部5aの前面5bの被加工面Waに対する角度θ1は、バックテーパ角度θ2である。鍔部5aは、前面5b及び後面5cが側面視で平坦な平板状である。鍔部5aの基端部には、鍔部5aの剛性が高くなるように末広がりに傾斜したテーパ部5jが連続形成されている。これにより、鍔部5aの厚さtが薄い場合であっても、鍔部5aの強度を高めることができる。また、鍔部5aの厚さtを薄くできるため、鍔部5aが溝Wbの側面と干渉するのを抑制することができる。
なお、鍔部5aの厚さtが厚く、鍔部5aが十分な強度を有する場合には、ローラ5はテーパ部5jを有さなくてもよい。すなわち、ローラ本体5fの先端に直接、鍔部5aを有してもよい。これにより、ローラ5が溝Wbの側面や溝Wbの周辺と干渉するのを抑制することができる。
図4(a)、(b)に示すように、例えば、鍔部5aは外径Dが40mm、厚さtが2mm、長さL2が3.7mmである。
なお、鍔部5aの厚さtと長さL2は、ワークWの加工に必要な荷重に耐えられるかどうかによって決定される。また、鍔部5aの厚さtと長さL2は、ローラ5の材質、硬度、傾き角度θ1、溝Wb内の側面Wc、Wd間の距離及び深さ(被加工面Wa及び溝Wbの形状)等によっても決定される。
鍔部5aの外周面5eは、先端側に向かって拡径するようにテーパ状である。鍔部5aの先端である角部5dの形状は直角やテーパに限定されず、ワークWの溝Wbの内底面Weの形状に合わせてもよい。
図3に示すように、軸受収容部5gは、ローラピン側軌道盤7a及び転動体7cを回転自在に収容すると共に、ローラ側軌道盤7bを固定する。軸受収容部5gは、ローラ5の基端側の開口縁内に形成されている。
コロ収容部5hは、ローラ5の軸孔の中央部に形成された小径部位である。
カバー収容部5iは、コロ収容部5hの先端側開口端に段差状に拡開して形成されている。
<ローラ軸受>
ローラ軸受7はスラスト軸受であり、軸受収容部5gと、ローラピン4の軸部4c及びフランジ部4bとの間に介在される。ローラ軸受7は、ローラピン側軌道盤7aと、ローラ側軌道盤7bと、転動体7cと、を有する。ローラピン側軌道盤7aは、ローラピン4側に配置される。ローラ側軌道盤7bは、ローラ5側に配置される。転動体7cは、軌道盤7aと軌道盤7bとの間に介在される。ローラ5がワークWに連動して回転した場合、ローラ側軌道盤7bと転動体7cとが回転するが、ローラピン側軌道盤7aは回転しない。なお、ローラ軸受7は、荷重調節用軸受34と同じ構造のスラストベアリングから成る。
<コロ>
コロ8は複数の針状部材(棒状部材)であり、円柱形状の軸部4cとコロ収容部5hとの間に、転動自在に挿入される。なお、コロ8は、針状ころ軸受や総ころ軸受をいう。
<カバー>
カバー6は蓋部材であり、コロ8を収容したコロ収容部5hの先端側開口端を閉塞する。カバー6は円板状の部材から成り、六角穴付皿ボルトから成るボルトB1の頭部が内嵌するボルト挿設孔を中央部に有する。カバー6は、カバー収容部5iに内嵌させて、ボルト挿設孔に挿入したボルトB1をねじ穴4dに螺着させ、カバー6とローラ軸受7との間に、ローラ5及びコロ8を回転自在に配置している。
[第1実施形態の作用]
次に、図1〜図4を参照しながら第1実施形態のローラバニシング工具1及び加工方法の作用を説明する。
工具1で被加工面Waをバニシング加工する場合、ワークWを加工機(図示省略)のチャック等の回転軸に固定する。工具1は、加工機の刃物台9に固定する。
次に、荷重調節ノブ35を回転操作して、鍔部5aで被加工面Waを先端方向(図4の矢印c方向)に押し込んだときの押込量が0.1〜0.2mm程度で最適な表面粗さが得られるように、付勢手段32の初期設定荷重を調節する。例えば、荷重調節ノブ35をねじ込む方向に回転操作した場合は、荷重調節用軸受34及び支持部材33を介して付勢手段32が圧縮されてばね力が強くなる。
荷重調節ノブ35を離脱する方向にねじ戻す回転操作した場合、付勢手段32が伸展されてばね力が弱くなる。
被加工面Waを鍔部5aで転圧して加工する際の転圧力(加工力)を、付勢手段32の付勢力によって調節することができる。
なお、転圧力(加工力)は、付勢手段32の付勢力を調節する方法と、押込量によって調節する方法がある。
続いて、加工機を回転駆動させることにより、図4(a)、図4(b)に示すワークWを適宜な周速で回転させる。回転しているワークWの被加工面Wa(側面Wc)に、初期設定荷重の押込量の分だけ鍔部5aを矢印cの先端方向(加工機の主軸方向)に押し込む。
そして、鍔部5aを被加工面Waに押し当てながら、工具1を適宜な送り速度で内底面We方向(矢印d方向)に送って、被加工面Waをバニシング加工する。
ローラ5をワークWに対して所定量だけ先端方向(矢印c方向)に押し込んだときに、付勢手段32は、鍔部5aの押し込む方向(矢印c方向)の押圧荷重を均一化させ、溝幅や被加工面Waの表面粗さ等の前加工のばらつきを吸収し、良好な仕上げ面にする機能を果す。このように、付勢手段32による安定した押圧荷重(加圧力)でバニシング加工することができ、平滑で均一な仕上がり面が得られる。
図1に示すように、ローラ5は被加工面Waに対して角度θ1傾いて配置されているので、鍔部5aと被加工面Waとの接触面積が小さくなり、その結果、接触面内での周速差が小さくなる。周速差によって発生するスリップを抑制でき、摩擦力も小さくなるので凝着を防ぐことができる。また、鍔部5aの被加工面Waに対する傾き角度θ1は、鍔部5aを送って加工するときの抜き角にもなる。また、加工圧を下げることにより加工開始部となるエッジ部の形状変化が抑えられる。
そして、バニシング加工の終了後は、工具1をワークWから離間させて、作業を終了する。
このようにワークWをバニシング加工することにより、硬度がアップするため、切削加工や研削加工したものと比較して、ワークWの耐久性が向上する。
また、工具1自体を回転駆動させ、ワークWを固定してもバニシング加工することができる。このとき、工具1はマシニング等を使用してコンタリング加工を行いながらバニシング加工を行う。
以上のように、第1実施形態のローラバニシング工具1は、被加工面Waを押圧加工するローラ5の加工部位が、フランジ形状の鍔部5aである。これにより、鍔部5aの厚さを、Oリング溝等の幅の狭い溝内に挿入可能な厚さに形成することで、鍔部5aによって狭い溝内をバニシング加工することができる。また、端面(平面)の加工も可能である。
また、加工部位がOリング等のパッキン類を嵌め込む部位である場合、シール性を向上させることができる。Oリング溝やパッキン等のシール部材を嵌め込む幅の狭い溝Wbの側面Wcや、狭隘部の側面を加工することができる。また、工具1によれば、切削加工による仕上げ面よりも、表面粗さを良好に改善し、綺麗な仕上げ面にすることができる。そのため、シール部材のシール性を向上させると共に、被加工面Waの硬度及び耐久性を向上させることができる。
工具1によれば、Oリング等のパッキン類の溝面を加工することで、シール性を向上させることができる。また、自動車やバイク等のエンジン、ミッション内、エアシリンダ、油圧シリンダ、ショックアブソーバ、ガスや水や油を通すための管、継ぎ手等を含めた機械部品全般のシール面のシール性を向上させることができる。
[第2実施形態:ローラバニシング工具の構成]
次に、図5〜図8を参照して、第2実施形態を説明する。第2実施形態の工具1Aの説明にあたり、第1実施形態と共通する点については説明を省略し、相違する点を中心に説明する。
第1実施形態では、加工する際に、押し込む方向に荷重がかかる場合を説明した。図5に示すように、第2実施形態では、引く方向に荷重がかかるようにする。
この場合、例えば、溝Wbの基端側の側面Wdが被加工面Waとなる。ボディ2Aは、付勢手段32Aによって付勢され、ヘッドジョイント31Aに対して所定距離L1だけ軸方向に進退可能に配置される。
図5に示すように、第2実施形態のローラバニシング工具1Aは、ローラ5Aと、ローラピン4Aと、ボディ2Aと、荷重制御手段3Aと、ローラ軸受7Aとを有する。ローラ5Aは、被加工面Waを押圧して加工する鍔部5Aaを有する。ローラピン4Aは、ローラ5Aを軸支する。ボディ2Aは、ヘッドジョイント31Aに対して所定距離L1だけ軸方向に移動可能に連結される。荷重制御手段3Aは、ローラ5Aをボディ2Aに対して軸方向に移動可能に配置する。ローラ軸受7Aは、ローラ5Aの軸孔に内嵌される。
<ボディ>
図6に示すように、ボディ2Aはシャンクであり、荷重制御手段3Aを支持して加工機に装着する。ボディ2Aは、角筒形状の柄本体部2Aaと、空洞部2Abと、円筒部2Afと、ピン設置孔2Agとを主に有する。空洞部2Abは、柄本体部2Aa内に形成される。円筒部2Afは、基端側に形成される。ピン設置孔2Agには、支持ピン36Aが挿設されている。
空洞部2Ab内には、ヘッドジョイント収容部2Acと、付勢手段収容部2Aiと、ヘッドジョイント収容部2Acと付勢手段収容部2Aiとの間に形成された付勢手段受部2Ajと、が形成されている。
<荷重制御手段>
荷重制御手段3Aは、ヘッドジョイント31Aと、付勢手段32Aと、荷重調節ノブ35Aと、荷重調節用軸受34Aと、支持ピン36Aと、ロックナット37Aとを有する。付勢手段32Aは、ボディ2Aを先端側に付勢する。荷重調節ノブ35Aは、付勢手段32Aを押圧する。荷重調節用軸受34Aは、荷重調節ノブ35Aと付勢手段32Aとの間に介在されている。ロックナット37Aは、荷重調節ノブ35Aをヘッドジョイント31Aにロックする。
<ヘッドジョイント>
図6または図7に示すように、ヘッドジョイント31Aは、ボディ挿入部31Aaと、ストッパ部31Afと、軸部31Agと、軸ねじ部31Ahと、雌ねじ部31Acと、長孔31Adと、ねじ孔31Aeとを有する。ボディ挿入部31Aaは、ヘッドジョイント収容部2Ac内に進退自在に挿入される。ストッパ部31Afは、付勢手段受部2Ajの軸方向の移動を規制する。軸部31Agは、ストッパ部31Afから基端側に延設されている。軸ねじ部31Ahは、荷重調節ノブ35Aの調節ねじ部35Acが螺合する。雌ねじ部31Acは、雄ねじ部4Aaが螺着される。ねじ孔31Aeには、ねじ部材N1が螺合される。
図7に示すように、雌ねじ部31Acの中心線は、第1実施形態と同様に、ボディ2の軸線O1に対して径方向に角度θ2傾いているローラ5Aの回転軸線O2上に形成されている。
ボディ2Aがヘッドジョイント31Aに対して軸方向に所定距離L1だけ移動可能になるように、長孔31Adは、支持ピン36Aの外径よりも軸方向に長く形成されている。支持ピン36Aは、付勢手段32Aで付勢されたボディ2Aに両端部が固定されて、第1実施形態とは逆に非加工時に、長孔31Adの先端側の内壁に当接して配置されている。
<付勢手段>
図6に示すように、付勢手段32Aは荷重制御用ばね部材であり、付勢手段受部2Ajと、荷重調節ノブ35Aを介して軸ねじ部31Ahに連結された荷重調節用軸受34Aと、の間に介在されている。図5に示すように、付勢手段32Aは圧縮コイルばねまたは複数の皿ばねからなり、荷重調節用軸受34A、荷重調節ノブ35A、ヘッドジョイント31A、ローラピン4A,ローラ軸受7Aを介してローラ5Aを被加工面Waの方向(基端側方向)に押圧して、加工圧を均一化させる。
<荷重調節用軸受>
荷重調節用軸受34Aは、第1実施形態と同じスラストベアリングから成る。荷重調節用軸受34Aは、ノブ側軌道盤34Aaと、付勢手段側軌道盤34Abと、転動体34Acとを有する。ノブ側軌道盤34Aaは、荷重調節ノブ35Aに設けられる。付勢手段側軌道盤34Abは、付勢手段32A側に設けられる。
<荷重調節ノブ>
荷重調節ノブ35Aは操作部材であり、正転操作及び反転操作により、ボディ2A及びヘッドジョイント31Aに対して進退して、荷重調節用軸受34Aを介在して付勢手段32Aを押圧して伸縮する。これにより、付勢手段32Aの付勢力を増減させる。荷重調節ノブ35Aは、操作部35Aaと、調節ねじ部35Acと、軸受収容部35Adとを有する。調節ねじ部35Acは、ねじ部31Ahに螺合する。軸受収容部35Adは、調節ねじ部35Acの先端面に形成されている。
図6に示すように、ロックナット37Aは、ヘッドジョイント31Aのねじ部31Ahに螺合された荷重調節ノブ35Aの基端側に隣接されて、荷重調節ノブ35Aの緩みを止め、脱落を防止する。
<支持ピン>
長孔31Adに挿入された支持ピン36Aは、両端部がボディ2Aのピン設置孔2Agに固定される。また、支持ピン36Aは、ヘッドジョイント31Aをボディ2Aに対して軸方向に所定距離L1の範囲内で進退自在に支持する。
<ローラピン>
図7に示すように、ローラピン4Aは略棒状の部材からなり、雄ねじ部4Aaと、段差部4Abと、軸部4Acと、蓋状部4Aeとを有する。段差部4Abは、略中央部に形成される。軸部4Acは、段差部4Abから先端側に延設される。蓋状部4Aeは、軸部4Acの先端に形成される。
<ローラ>
ローラ5Aは、略円筒状のローラ本体5Afと、転圧加工用の鍔部5Aaと、軸受収容部5Agと、コロ収容部5Ahと、テーパ部5Ajとを有する。鍔部5Aaは、ローラ本体5Afの外周面の先端寄りに突出する。軸受収容部5Agには、ローラ軸受7Aが収容される。コロ収容部5Ahには、複数のコロ8Aが収容される。テーパ部5Ajは、先端外周部に形成される。ローラ5Aは、軸孔内に配置したローラ軸受7A及びコロ8Aを介してローラピン4Aに転動自在に軸支されている。
図5に示すように、ローラ5A、ローラ軸受7A及びローラピン4Aの回転軸線O2は、第1実施形態と同様、ボディ2Aの軸線O1に対して角度θ2傾斜している。鍔部5Aaも、同様に、鍔部5Aaの後面5Acの摺接勾配の角度(バックテーパ角度)θ1だけ傾いている。
鍔部5Aaは、ローラ5Aの先端のテーパ部5Aj(図7参照)から僅かに基端側の位置から外周方向に突出している。また、鍔部5Aaは、工具1Aを基端側に引いて被加工面Waに押し当てたときに、荷重調節用軸受34Aが付勢手段32Aに抗して空洞部2Ab内の先端側方向に没入して、所定距離L1だけ、弾性的に前進可能に配置されている。
<ローラ軸受及びコロ>
図7に示すように、ローラ軸受7Aは、ローラ5Aの先端に形成された軸受収容部5Agに収容される。また、ローラ軸受7Aは、軸受収容部5Agと蓋状部4Aeとで挟持されている。ローラ軸受7Aは、第1実施形態と同じスラスト軸受から成る。
ローラ5Aとローラピン4Aとの間に介在されたコロ8Aは、ローラ軸受7Aと、スラストリング6Aとによって挟持される。
<スラストリング>
スラストリング6Aは、雄ねじ部4Aaの先端部に外嵌されて、段差部4Abに当接して配置されると共に、ヘッドジョイント31Aとローラ5Aとの間に介在されている。
[第2実施形態の作用]
次に、図5〜図8を参照して、第2実施形態のローラバニシング工具1A及び加工方法の作用を説明する。
第1実施形態と同様、図5に示すように、荷重調節ノブ35Aを回転操作すると、荷重調節ノブ35Aが荷重調節用軸受34Aを介して付勢手段32Aを伸縮させて、付勢手段32Aのばね力(鍔部5Aaの転圧力)を調節できる。
図8(a)、(b)に示すワークWを加工する場合、ワークWを取り付けた加工機を回転駆動させて、適宜な周速で回転させる。回転中の被加工面Wa(溝Wb内の側面Wc)に所定の荷重がかかるように、鍔部5Aaを矢印eの基端方向(手前方向)に引いて、被加工面Waに押し込む。
そして、鍔部5Aaは、押圧力を維持して、引き戻しながら工具1Aを適宜な送り速度で内底面We方向(矢印f方向)に送ってワークWを転圧し、被加工面Waをバニシング加工する。
ローラ5Aを、ワークWに対して基端方向(矢印e方向)に引いて押圧したときに、付勢手段32Aによって鍔部5Aaを押し込む方向(矢印e方向)の押圧荷重を設定した荷重に均一化して、溝幅のばらつきや表面粗さ等の前加工のばらつきを吸収し、良好な仕上げ面にすることができる。また、ローラ5Aは、被加工面Waに対して角度θ1傾いているので、第1実施形態と同様、凝着を防止することができる。
バニシング加工の終了後は、工具1AをワークWから離間させて、作業を終了する。
このように、第2実施形態のローラバニシング工具1Aは、被加工面Waに対して、フランジ形状の鍔部5Aaで引く方向に加工押圧力をかけて加工する。そのため、Oリング溝やパッキン等のシール部材を嵌め込む幅の狭い溝Wbの側面Wdをバニシング加工することができる。
第1実施形態の工具1で溝Wbの先端側の側面Wcを加工した後、第2実施形態の工具1Aで溝Wbの基端側の側面Wdを加工すれば、ワークWをクランプし直すことなく、効率よく両側面Wc,Wdをバニシング加工することができる。
[第3実施形態:ローラバニシング工具の構成]
次に、図9を参照して、第3実施形態を説明する。第3実施形態の工具1Bの説明にあたり、第1実施形態と共通する点については説明を省略し、相違する点を中心に説明する。
第1実施形態では、ボディ2の軸線O1に対してローラ5の回転軸線O2を角度θ2だけ傾ける構成としたが、本実施形態のローラ5Bの回転軸線O2は、ボディ2の軸線O1と平行である。なお、ローラ5Bの回転軸線O2は、ボディ2の軸線O1と平行であれば、一致しても一致しなくてもよい。
また、第1実施形態ではボディ2がシャンクであったが、本実施形態の工具1Bは、ボディ2とは別体のシャンク10を有する。図9に示されるように、シャンク10は角度θ2のテーパ形状を有し、刃物台9に取り付けられる。
なお、シャンク10が角度θ2のテーパ形状を有する代わりに、シャンク10と刃物台9との間に楔等のシムを挟むことによって、被加工面Waの法線に対してローラ5Bの回転軸線O2を角度θ2だけ傾けてもよい。
本実施形態でも、被加工面Waの法線に対してローラ5Bの回転軸線O2を角度θ2だけ傾けることができ、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
更に、本実施形態によれば、工具1Bをより容易に作製することができる。
なお、本実施形態では第1実施形態と同様、加工する際に、押し込む方向に荷重がかかる場合を説明した。しかし、第2実施形態と同様、加工する際に、引く方向に荷重がかかる場合にも、ボディ2とは別体のシャンク10を刃物台9に取り付け、被加工面Waの法線に対してローラ5Bの回転軸線O2を角度θ2だけ傾けることができる。
[ローラバニシング工具で加工可能な溝の形状]
図10(a)〜図10(d)を参照して、第1〜第3実施形態のローラバニシング工具1,1Aで加工可能なワークWの溝の形状を説明する。
図10(a)に示すワークW1は、段差部W1gの近くに溝W1bを有する。ローラ5の先端部に配置されている鍔部5aを溝W1b内に挿入して側面W1c,W1dに押し当て、バニシング加工が可能である。
図10(b)に示すワークW2は、幅が狭い溝W2bを有する。鍔部5aの厚さを溝W2bの幅より薄くすることで、鍔部5aを溝W2b内に挿入して側面W2c,W2dに押し当て、バニシング加工が可能である。なお、工具1,1Aは、ワークW2の側面W2c,W2dの幅W2fが1mm以上の溝W2bであれば、内側壁をバニシング加工が可能である。
図10(c)に示すワークW3は、幅が広い溝W3bを有する。鍔部5aを溝W3b内に挿入して側面W3c,W3dに押し当て、バニシング加工が可能である。
図10(d)に示す円筒状のワークW4は、溝W4bを内部に有する。ローラ5をワークW4内に送って、鍔部5aを溝W4b内に挿入して側面W4c,W4dに押し当て、バニシング加工が可能である。
[変形例]
本発明は、第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
第1〜第3実施形態では、ボディ2,2Aとローラピン4,4Aとを、ヘッドジョイント31,31Aを介して所定距離L1だけ軸方向に移動可能に連結した場合を説明したが、ローラピン4,4Aは、ヘッドジョイント31,31Aと一体に形成したものでもよい。これにより、構成部品及び組付工数を削減してコストダウンを図ることができる。
ローラ5,5A,5Bは、角度θ1,θ2の傾き(バックテーパ)があった方がワークWに凝着しないので、加工性を向上させることができるが、ローラ5,5A,5Bの材質や、表面処理によっては傾きがなくてもよい。なお、ローラ5,5A,5Bは、適宜、表面処理や表面加工を施して、ローラ5,5A,5BとワークWとの摩擦抵抗を変化させたり、ローラ5,5A,5Bの耐久性を向上させたりしてもよい。
第1及び第2実施形態では、図3及び図7に示すヘッドジョイント31,31Aの雌ねじ部31c,31Ac(締結部材)を傾けて形成することで、ローラ5,5Aを傾かせていた。しかし、ローラ5,5Aは、被加工面Waに対して傾きがあれば凝着を防止することができるので、楔等のシムをシャンクに挟むなどしてクランプすることによって、被加工面Waに対して傾きを付けてもよい。
第1及び第2実施形態では、図3及び図7に示すヘッドジョイント31,31Aの雌ねじ部31c,31Ac(締結部材)を傾けて形成することで、ローラ5,5Aを傾かせていた。しかし、ローラ5,5Aは、楔等のシムをローラピン4,4Aのフランジ部4b(スラストリング6A)とヘッドジョイント31,31Aとの間に挟むなどしてクランプすることによって、傾きを付けてもよい。
第1〜第3実施形態では、ローラ5,5A,5Bの鍔部5a,5AaでワークWの溝Wbの側面Wc,Wdを加工する場合を説明したが、鍔部5a,5Aaを押し当てることが可能な被加工面Waであれば、工具1,1A,1Bで加工することが可能である。被加工面Waは、ワークWの端面、外面、内面や、狭隘部の表面等であってもバニシング加工できる。
工具1,1A,1Bは、荷重制御手段3,3Aの付勢手段32,32Aを有さずに、ローラ5をワークWに押し込む量で制御するようにしてもよい。
1,1A ローラバニシング工具(工具)
2,2A ボディ
2b,2Ab 空洞部
2d ねじ孔(締結手段)
3,3A 荷重制御手段
4,4A ローラピン
5,5A ローラ
5a,5Aa 鍔部
10 シャンク
31,31A ヘッドジョイント
32,32A 付勢手段
35,35A 荷重調節ノブ
35c 調節ねじ(締結手段)
O1 ボディの軸線
O2 ローラの回転軸線
W,W1,W2,W3,W4 ワーク
Wa 被加工面
Wb,W1b,W2b,W3b,W4b 溝
Wc,W1c,W2c,W3c,W4c 側面
Wd,W1d,W2d,W3d,W4d 側面
Wf 幅

Claims (10)

  1. ワークの被加工面を加工するローラバニシング工具であって、
    ローラと、
    前記ローラを回転自在に支持するローラピンと、
    内部に空洞部を有するボディであって、前記ローラピンに対して所定距離だけ移動可能に連結されるボディと、
    前記ボディに対して軸方向に移動可能に配置され、前記被加工面を押圧する荷重を制御する荷重制御部と、を備え、
    前記ローラは、前記ボディの軸線と交差する方向に突出した鍔部であって、前記被加工面を押圧して加工する鍔部を有する、
    ローラバニシング工具。
  2. 前記ローラの回転軸線は、前記ボディの軸線に対して傾斜している、請求項1に記載のローラバニシング工具。
  3. 前記ローラの回転軸線は、前記ボディの軸線と平行である、請求項1に記載のローラバニシング工具。
  4. 前記ボディに取り付けられるテーパ形状のシャンクを更に有する、請求項3に記載のローラバニシング工具。
  5. 前記ローラの回転軸線は、前記被加工面の法線に対して傾斜してている、請求項1〜4のいずれかに記載のローラバニシング工具。
  6. 前記荷重制御部は、
    前記空洞部に挿入されたヘッドジョイントと、
    前記ヘッドジョイントを前記ローラピン側に付勢する付勢部と、
    前記付勢部の付勢力を調節する荷重調節ノブと、を有し、
    前記ローラピンと前記ボディとは、前記ヘッドジョイントを介して連結されている、請求項1〜5のいずれかに記載のローラバニシング工具。
  7. 前記荷重調節ノブと前記ボディとは、締結部によって連結され、
    前記荷重制御部は、前記荷重調節ノブを回転させることによって、前記鍔部が前記被加工面を押圧する荷重を調節する、請求項6に記載のローラバニシング工具。
  8. 溝を有するワークをローラバニシング工具で加工する加工方法であって、
    前記ワークを前記ローラバニシング工具に対して相対的に回転させる工程と、
    前記ローラバニシング工具の荷重調節ノブにより、前記ローラバニシング工具の鍔部が前記溝の被加工面を押圧する荷重を調節する工程と、
    前記ローラバニシング工具のボディと交差する方向に突出した前記鍔部を、前記被加工面に押圧してバニシング加工する工程と、を有する加工方法。
  9. 前記被加工面は、溝の側面である、請求項8に記載の加工方法。
  10. 前記鍔部は、前記被加工面に対して傾斜して前記被加工面を押圧する、請求項8又は9に記載の加工方法。
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