JP6705773B2 - バニシング工具 - Google Patents

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Description

本発明は、溝などを仕上げ加工するためのバニシング工具に関する。
図8は、汎用旋盤による切削加工で仕上げた端面部の表面粗さを示すグラフである。図8に示すように、切削加工によるシール面の仕上げ加工においては、表面粗さRz3.2〜Rz6.3程度が一般的である。このため、さらに、良好な仕上げ面に加工してシール性を向上させることができるバニシング工具が求められている。
一般に、Oリング等のシール部材を嵌めるための溝は、円柱形状のワークをOリング溝加工用のバイトチップで切削加工して形成されている。近年、シール性の向上が求められているが、切削加工で形成されたOリング溝は、切削仕上げしても、仕上げ面が粗いので、シール性が低く、要求されている仕上げ粗さを満たすのが困難である。
このような切削加工された溝の表面粗さを良好に仕上げてシール性を向上させるものとしては、例えば、切削加工された溝内の底面をバニシング加工する平面用バニシング工具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の平面用バニシング工具は、円柱形状(軸状)に形成されたマンドレルの先端に平らな円形の押圧部を形成して、押圧部でワークの被加工面を押圧することで、凹溝状のOリング溝の底面をバニシング加工するものである。その平面用バニシング工具は、旋盤等の工作機械に各種のバニシング工具を装着して、押圧部をワークの表面の微小な凹凸に転圧し押し均して塑性変形させることで、鏡面のような平滑な面に加工することができる。
特許第5005406号公報
しかし、特許文献1に記載の平面用バニシング加工具は、押圧部の平らな先端面が、ワークのOリング溝内の底面に当たることでバニシング加工している。このため、その平面用バニシング加工具は、ワークに接触する部位が面接触するので、接触面積が大きく、加工時に大きな荷重で押圧しなければならないという問題点がった。
その場合、平面用バニシング加工具の先端部は、大きな荷重に耐えることができる強度を備えたものにする必要がある。しかしながら、特許文献1に記載の平面用バニシング加工具は、その先端部の強度を上げることが難しく、従来の先端部の強度では、アルミニウムのような軟材のワークしか加工することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、このような問題点を解決するために創案されたものであり、比較的小さな押圧荷重でバニシング加工することができるバニシング工具を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明のバニシング工具は、台座部と、前記台座部に固定され、ワークの被加工面に対して直線で摺接する直線摺接部を有するチップ部と、先端部に空洞部を有するボディと、前記チップ部を先端に支持し、軸方向に延びる長孔を有し、軸方向に往復できるように前記空洞部に収容されたヘッドジョイントと、前記ボディに配置され、前記長孔を貫通する支持ピンと、前記空洞部に配置され、前記ヘッドジョイントを先端側へ付勢する付勢手段と、を備え、前記直線摺接部は、前記チップ部の先端部に円弧形状、円形状、逆U字状、アーチ形状、半円形状、半楕円形状、あるいは、楕円形状の断面形状に形成されている。
また、本発明のバニシング工具は、ボディと、前記ボディの先端部に配置されるチップであって、ワークの被加工面を押圧してバニシング加工を行うチップ部と、前記ワークの被加工面に対して直線で摺接する直線摺接部と、前記チップ部を固定する台座部と、を有するチップと、を備え、前記ボディは、工作機械に接続される柄本体部と、荷重制御手段であって、前記チップが接続されるヘッドジョイントであって、前記ヘッドジョイントの外周面であるボディ挿入部と、前記台座部が接続されるチップ挿入部と、受け部を有する付勢手段支持部と、外周面を貫通し、軸方向に内径を長く形成された長孔と、を有するヘッドジョイントと、前記付勢手段支持部の前記受け部に当接して前記ヘッドジョイントを前記チップ側に付勢する付勢手段と、軸方向に所定距離を移動可能とするように前記ヘッドジョイントを軸支し、前記長孔に挿設された支持ピンと、を有する荷重制御手段と、ピン設置孔であって、前記柄本体部の外周面を貫通して形成され、前記長孔に挿入された前記支持ピンの両端部を固定するピン設置孔と、空洞部であって、前記ヘッドジョイントを収容するヘッドジョイント収容部と、前記付勢手段を内底で支持し、収容する付勢手段収容部と、を有する空洞部と、を備え、前記荷重制御手段は、前記付勢手段のばね力で前記ヘッドジョイントを軸方向に弾性的に移動自在に支持することで、前記チップの前記直線摺接部が前記ワークの被加工面を押圧する押圧荷重を弾性的に緩和するよう構成されている。
本発明は、比較的小さな押圧荷重でバニシング加工することができるバニシング工具を提供することができる。
本発明の実施形態に係るバニシング工具の一例を示す要部縦断面図である。 本発明の実施形態に係るバニシング工具の一例を示す要部横断面図である。 バニシング工具のチップ先端部及び台座部を示す拡大斜視図である。 バニシング工具のチップ先端部でワークの端面部の溝をバニシング加工しているときの状態を示す要部拡大斜視図である。 バニシング工具のチップ先端部を送ってワークの溝の底面をバニシング加工するときの状態を示す説明図である。 バニシング工具のチップ先端部を押し込みのみでワークの溝の底面をバニシング加工するときの状態を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るバニシング工具でバニシング加工した箇所の表面粗さを示すグラフである。 汎用旋盤による切削加工で仕上げた箇所の表面粗さを示すグラフである。 本発明の実施形態に係るバニシング工具の第1変形例の一例を示すチップの拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るバニシング工具の第2変形例の一例を示す図であり、チップによって円筒形状のワークの内壁面に形成された溝の底面を加工しているときの状態を示す一部断面を有する要部拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るバニシング工具の第3変形例を示す図であり、(a)は四角形状の台座部を有するチップの一例を示す拡大斜視図、(b)はチップ先端部をねじで固定した台座部を有するチップの一例を示す拡大斜視図である。
以下、図1〜図7を参照して本発明の実施形態に係るバニシング工具を説明する。
図1に示すバニシング工具1を説明する前に、このバニシング工具1が取り付けられる加工機(図示せず)及びワークWについて説明する。便宜上、図1に示すボディ2が配置されている側を「基端側」、チップ4が配置されている側を「先端側」、「基端側」及び「先端側」の方向を「軸方向」として説明する。
≪加工機≫
加工機(図示せず)は、駆動部にワークWを取り付けて回転させると共に、バニシング工具1及びワークWの芯出し、送りを行うことができる工作機械である。その加工機は、例えば、旋盤、フライス盤、マシニングセンタ等から成る。以下、加工機の一例として、旋盤によってバニシング加工(塑性変形加工)する場合を例に挙げて説明する。
≪ワーク≫
図1に示すワークWは、後記するバニシング工具1の直線摺接部42aを押し当ててバニシング加工することが可能な被加工面Waを有するものであればよい。ワークWは、円形等の端面を有する円柱状部材(丸棒)や、平面板部材等から成る金属である。ワークWは、例えば、鋼、アルミニウム合金、銅合金、ダイカスト材料(アルミニウム合金、亜鉛合金、マグネシウム合金等)等の金属材料である。
被加工面Waは、円柱状部材の外周面Wdに形成された溝Wbの底面Wcや、図4に示すように、円柱状部材の端面Weに形成された溝Wiの平らの底面Wjや、段差面等である。
図1に示す溝Wb,Wiは、Oリングが嵌め込まれるOリング溝や、オイルシール等のシール材が装着されるオイルシール溝等の幅の狭い環状の凹溝あるいはU溝から成る。
以下、ワークWの一例として、Oリング溝や、オイルシール溝等から成る溝Wb,Wiを有する丸棒をバニシング加工する場合を例に挙げて説明する。
≪バニシング工具≫
バニシング工具1は、回転するワークWの被加工面Wa,Wh(溝Wb,Wiの底面Wc,Wj)にチップ先端部42の直線摺接部42aを押し当てて、被加工面Wa,Whを押し潰して滑らかに鏡面仕上げ面にするバニシング加工を行うための工具である(図4参照)。このバニシング工具1は、加工機の刃物台(図示省略)にボディ2を装着して使用される。バニシング工具1は、そのボディ2と、ボディ2内に軸方向に移動可能に配置された荷重制御手段3と、荷重制御手段3の前端部に設けられたチップ4と、を備えて構成されている。
<ボディ>
図1または図2に示すように、ボディ2は、荷重制御手段3のヘッドジョイント31、付勢手段32、支持ピン33、を支持して加工機に装着されるシャンクである。ボディ2には、柄本体部2aと、空洞部2bと、ヘッドジョイント収容部2cと、付勢手段収容部2dと、ピン設置孔2fと、が形成されている。
図1に示すように、柄本体部2aは、加工機の刃物台(図示省略)に取り付けられる部位である。柄本体部2aの外周面の形状は、加工機の取り付け箇所の形状に合わせて形成すればよく、特に限定されない。柄本体部2aの外周面の形状は、例えば、刃物台(図示省略)に取り付ける場合、四角柱形状(略角筒形状)に形成されている。
空洞部2bは、柄本体部2aの内部に形成された段付きの円筒状の空間である。空洞部2b内には、荷重制御手段3のヘッドジョイント31が進退自在に収容されるヘッドジョイント収容部2cと、付勢手段32が収容される付勢手段収容部2dと、が形成されている。なお、空洞部2bは必ずしも段付きの空間である必要はなく、ヘッドジョイント収容部2cと付勢手段収容部2dとが同径の円筒状の空間であってもよい。
ヘッドジョイント収容部2cは、空洞部2b内の先端側寄りの位置に形成された空間である。ヘッドジョイント収容部2c内には、付勢手段32によって先端側に付勢されて、支持ピン33が長孔31dの基端側の縁に当接した状態で、ヘッドジョイント31が収容されている。このため、ヘッドジョイント31は、支持ピン33の外径よりも、長孔31dの長軸方向の内径が長い分だけ、先端側に寄った状態に配置されて、基端側に移動可能に弾性支持されている。
付勢手段収容部2dは、付勢手段32を軸方向に移動可能に収容するための空間である。この付勢手段収容部2dは、ヘッドジョイント収容部2cと同径、または、これよりも更に小径の孔から成る。このため、付勢手段収容部2dは、ヘッドジョイント収容部2cの基端側に段差状に連続形成されている。付勢手段収容部2dは、圧縮コイルばねから成る付勢手段32が、軸中心付近に配置されるようにガイドする機能を有している。付勢手段収容部2dの基端側の内底は、付勢手段32を受け止めるためのストッパになっている。
図1に示すように、ピン設置孔2fは、支持ピン33の上下両端部が挿設される縦孔である。ピン設置孔2fは、柄本体部2aの上面から空洞部2bを介在して柄本体部2aの下面まで形成されている。
≪荷重制御手段≫
図2に示すように、荷重制御手段3は、ヘッドジョイント31を付勢手段32のばね力で軸方向に弾性的に移動自在に支持することで、チップ4の直線摺接部42aがワークWの被加工面Waを押圧する押圧荷重(加工荷重)を弾性的に緩和するための調節手段である。荷重制御手段3は、ヘッドジョイント31と、付勢手段32と、支持ピン33と、を備えて構成されている。
図2に示すように、ヘッドジョイント31は、チップ4の台座部41を軸方向に所定距離L1だけ(支持ピン33の外径よりも、長孔31dの長軸方向の内径が長い分だけ)移動可能に弾性的に支持するための部材である。図1に示すように、ボディ2とヘッドジョイント31とは、支持ピン33によって連結されている。ヘッドジョイント31には、ボディ挿入部31aと、チップ挿入部31bと、長孔31dと、付勢手段支持部31eと、が形成されている。
ボディ挿入部31aは、空洞部2b内に進退自在に挿入される略円柱状のヘッドジョイント31の外周面である。ボディ挿入部31aの基端側寄りの位置には、長孔31dが形成されている。
チップ挿入部31bは、台座部41の連結用突起41bが挿入される有底穴である。チップ挿入部31bは、ボディ挿入部31aの先端部中央に形成されている。
長孔31dは、支持ピン33を軸方向に所定距離L1だけ移動可能に挿設するための貫通孔である。長孔31dは、ヘッドジョイント31の上面から下面に亘って貫通して形成されている。
図1及び図2に示すように、付勢手段支持部31eは、付勢手段32の先端側を支持するための支持部である。付勢手段支持部31eは、付勢手段32の先端側を受け止めるヘッドジョイント31の基端面と、この基端面から突出して付勢手段32の先端側が移動するのを抑制する突起と、から構成されている。
支持ピン33は、ヘッドジョイント31を軸支するための軸支部材である。支持ピン33は、上下方向(径方向)に延設された略棒状の部材から成る。支持ピン33は、中央部が長孔31dに挿入され、両端部がボディ2の上下のピン設置孔2fに軸支されて、ボディ2に固定されている。
付勢手段32は、ヘッドジョイント31をチップ4側に付勢する加工圧用の弾性部材である。付勢手段32は、ヘッドジョイント31を介在して、チップ4をワークWの被加工面Waの方向(先端方向)に押圧する加工圧を所望値に均一化させるための荷重制御用のばね部材である。付勢手段32は、ヘッドジョイント31と付勢手段収容部2dの内底との間に伸縮自在に圧縮された状態で介在されている。
≪チップ≫
図1に示すように、チップ4は、ワークWの被加工面Wa,Whを押圧して移動させることでバニシング加工する直線摺接部42a(押圧部)を先端に有する部材である。チップ4は、台座部41と、この台座部41の先端部に配設されたチップ先端部42と、を有して構成されている。バニシング工具1のチップ4は、ワークWの被加工面Wa,Whに対して、送り方向(矢印a,b方向)に沿って直線摺接部42aの長手方向を合わせた状態で、送り方向に移動させてバニシング加工するように構成されている。
<台座部>
図3に示すように、台座部41は、先端にチップ先端部42を接着剤等によって固定して、ヘッドジョイント31に装着するための部材である。台座部41は、台座部本体41aと、連結用突起41bと、台形突起41dと、チップ設置部41eと、を一体形成して成る。
台座部本体41aは、円柱形状に形成された本体部位である。
連結用突起41bは、台座部本体41aの基端部から基端側に突出した突起から成る。連結用突起41bは、台座部本体41aよりも小径の略円柱形状に形成されている。なお、連結用突起41bについて、その寸法は台座部本体41aよりも小径でなくてもよく、また、形状も略円柱形状に限られない。
台形突起41dは、台座部本体41aの先端側に突出形成された平面視して先細形状に形成された台形の板状突起から成る。
チップ設置部41eは、チップ先端部42が固定される部位である。このチップ設置部41eは、例えば、台形突起41dの先端に形成されたV溝から成る。チップ設置部41eの形状は、チップ先端部42の基端側が係合する形状であればよく、V溝に限定されるものではない。チップ設置部41eの形状は、例えば、チップ先端部42の基端部側に形状に合わせて、断面視して凹溝、U字溝、半円形溝、円弧状溝、段差溝、凹凸状、あるいは、平面等であってもよい。
<チップ先端部>
図1及び図2に示すように、チップ先端部42は、ワークWの被加工面Waを押圧してバニシング加工を行う加工部位である。図3に示すように、チップ先端部42の先端部は、かまぼこ形状に形成されている。このため、チップ先端部42は、ワークW(図4参照)に対して直線で摺接してバニシング加工する直線摺接部42aを先端に有している。
図5及び図6に示すように、チップ先端部42の加工方向(矢印a,b方向)の厚さL2、及び、台形突起41dの厚さは、一例を挙げると、2.5mm程度である。また、図5におけるチップ先端部42の上下の端部42bの面取り形状は、一例を挙げると、R0.4mm程度である。この場合、後記する直線摺接部42aの加工方向(矢印a,b方向)の長さL3は、図5の場合は1.7mm程度、図6の場合は2.5mm程度である。
このチップ先端部42は、工業用ダイヤモンド、天然ダイヤモンド、立方晶窒化硼素(CBN:Cubic Boron Nitride)、セラミック、超硬金属等の硬い材料によって形成されている。
このほか、チップ先端部42は、超硬金属や鋼等から成るチップ先端部42にDLC(Diamond-Like Carbon)コーティング等を施して、チップ先端部42の表面を硬質にしたものであってもよい。
図3に示すように、直線摺接部42aは、ワークWの被加工面Waを押圧してバニシング加工を行う押圧部である。直線摺接部42aは、かまぼこ形状に形成されたチップ先端部42に尾根状に形成された先端部位であって、平面視して略円弧状、側面視して垂直に形成されている。
また、直線摺接部42aを形成する円筒面の半径Rは、0.2mm〜20mm、好ましくは0.3mm〜10mm、より好ましくは0.5mm〜5mmの範囲に設定することで優れた効果を奏する。
図4に示すように、直線摺接部42aは、加工機によって回転されたワークWの端面Weの溝Wiの底面Wjを加工する場合、ワークWが、押し当てられた直線摺接部42aによって、溝Wiの底面Wjに軌跡円が描かれるように回転して、円形の被加工面Whの加工範囲をバニシング加工するようになっている。
また、図1に示すように、直線摺接部42aは、加工機の回転によって回転されたワークWの外周面Wdの溝Wbの底面Wcを加工する場合、ワークWが、押し当てられた直線摺接部42aによって、溝Wbの底面Wcに軌跡円が描かれるように回転して、円筒形状の被加工面Waの加工範囲をバニシング加工するようになっている。
[作用]
次に、図1〜図8を参照しながら本発明の実施形態に係るバニシング工具1の作用を加工手順に沿って説明する。
<バニシング加工前の前加工>
図1に示すように、ワークWの溝Wb,Wiの底面Wc,Wj(被加工面Wa,Wh)の仕上精度を正確にする場合には、バニシング加工を行う前に、溝Wb,Wiを切削加工等で仕上げておく。この場合、バニシング工具1で仕上面粗度を約3.0S以下にする場合には、前もって被加工面Waの粗度を6.0S〜13S程度に加工しておくことが望ましい。
<ワークの固定、バニシング工具の取り付け>
ワークWは、加工機(図示省略)のテーブルにしっかりと固定する。
バニシング工具1は、加工機に取り付けた後、バニシング工具1をワークWの被加工面Wa,Whに接近させて、バニシング工具1の軸線と、ワークWの軸線と、を一致させるか、あるいは、ワークWの軸線に沿わせる。これにより、バニシング工具1のチップ先端部42が、バニシング加工時に、ワークWの回転軸方向に押圧することが可能になる。
<送りをかけてワークをバニシング加工する場合>
図5に示すように、幅の広い溝Wb内の底面Wcを被加工面Waとしてバニシング工具1でバニシング加工する場合は、まず、バニシング工具1の先端の直線摺接部42aを被加工面Waに当接させる。さらに、ある一定の押し込み量を与える。例えば、0.1〜1mm程度の押し込み量で最適な加工条件を設定する。
その後、適宜な加工条件でワークWを回転させ、チップ先端部42の直線摺接部42aをワークWの被加工面Waの加工開始位置に押し付けて送り方向(矢印a,b方向)に送って、溝Wb内の被加工面Waを往復させてバニシング加工する。
このように、バニシング工具1は、送りをかけてワークWをバニシング加工することで、チップ先端部42の直線摺接部42aで加工する加工部Wfの加工可能範囲を大きくとることができる。
そして、チップ先端部42の直線摺接部42aによって被加工面Waが所望の状態に鏡面加工されたら、ワークWからチップ先端部42を離間させて、ワークWの回転を止めて加工を終了させる。
この場合、バニシング工具1は、図1及び図2に示すように、台座部41と、当該台座部41の先端部に配設されたチップ先端部42と、を有するバニシング工具1であって、前記チップ先端部42は、ワークWの被加工面Wa,Whに対して直線で摺接する直線摺接部42a(図3参照)を備えている。
かかる構成によれば、バニシング工具1は、直線摺接部42aがワークWに対して直線で摺接する。このため、図4に示すように、Oリング溝等の溝Wi内に侵入するチップ先端部42が、溝Wiの開口縁と干渉しないため、溝Wiの端部近傍まで加工することができる。よって、未加工部分Wmを減少させることができる。
また、バニシング工具1は、直線摺接部42aがワークWに対して線で当たるため、面当たりする平面バニシング工具(特許文献1参照)と比較して、バニシング加工時に、ワークWと接触する面積を少なくすることができる。このため、バニシング工具1は、バニシング加工に必要な押圧荷重(図5及び図6に示す矢印c)を軽減させて、比較的小さな押圧荷重でバニシング加工することができる。その結果、本発明のバニシング工具1は、アルミニウム合金よりも硬質な鉄系のワークWに対してもバニシング加工することが可能となる。
また、図1及び図5に示すように、バニシング工具1は、送り方向(矢印a,b方向)に沿って前記直線摺接部42aの長手方向を合わせた状態で、送り方向に移動させてバニシング加工する。
かかる構成によれば、バニシング工具1は、直線摺接部42aの長手方向である送り方向(矢印a,b方向)に送ってバニシング加工するので、直線摺接部42aとワークWとが接触する接触範囲A(図3参照)の長さを送り方向に長くすることができる。このため、本発明のバニシング工具1は、接触範囲A(図3参照)の送り方向の長さが長い分だけ、送る距離を短くすることができる。その結果、本発明は、送り工程時間を短くすることができるので、加工時間全体を短縮させることができる。
また、バニシング工具1は、図3に示すように、前記チップ先端部42の先端部をかまぼこ形状に形成している。
ここで、「かまぼこ形状」とは、板付き蒲鉾のように、縦断面視して半月形に盛り上がった形状のことである。例えば、「かまぼこ形状」は、逆U字形状、凸形状、アーチ形状、半円形状、半楕円形状等である。
かかる構成によれば、バニシング工具1は、チップ先端部42の先端部がかまぼこ形状になっている。このため、Oリング溝のような幅に狭い曲率のある加工部であっても、図1に示すように、チップ先端部42の端部42bを溝Wb,Wiの底面Wc,Wjの隅部まで侵入させて、バニシング加工をすることができる。このように構成された本発明のバニシング工具1は、底面Wc,Wjの隅部にできるバニシング加工されない未加工部分Wg,Wmの部分を減少させることができる。
また、バニシング工具1は、前記直線摺接部42aを前記ワークWに形成された溝Wb,Wiの底面Wc,Wjに押し当てて、前記ワークWを回転させながら前記直線摺接部42aを移動させてバニシング加工する。
かかる構成によれば、バニシング工具1は、図1に示すように、直線摺接部42aをワークWの溝Wb,Wiの底面Wc,Wjに押し当てて、ワークWを回転させながら送ってバニシング加工するので、溝Wb,Wiのコーナの近傍まで加工することができる。このため、本発明のバニシング工具1は、例えば、Oリング溝の底面Wc,Wjをバニシング加工した場合であっても、Oリング溝の端部(側壁)の近傍位置まで加工することができるので、未加工部分Wg,Wmを減少させることができる。
バニシング工具1で加工したワークWの被加工面Waは、鏡面状に鏡面仕上げすることができる。ワークWは、バニシング加工されたことによって、溝Wb,Wiの底面Wc,Wjの表面粗さが改善されるため、シール性を向上させることができる。また、ワークWは、チップ先端部42で押圧してバニシング加工したことにより、被加工面Waである溝Wb,Wiの底面Wc,Wjが塑性加工されるため、切削加工や研削加工されたものと比較して、強度を向上させることができる。
<チップ先端部の押し込みのみでワークの溝の底面をバニシング加工する場合>
次に、図6を参照し、例えば、バニシング工具1のチップ先端部42を押し込みのみでワークWの溝Wpの底面Wqをバニシング加工する場合を説明する。
バニシング工具1は、図6に示すように、狭い幅の溝Wpであっても、溝Wp内にチップ先端部42を挿入して底面Wqを押圧することが可能であれば、バニシング加工することが可能である。バニシング工具1は、このように形成することで、送らずに、チップ先端部42の直線摺接部42aを狭い幅の溝Wpの底面Wq全面に押し当てて、押し込みのみでバニシング加工することが可能となる。
このようにバニシング工具1を送らないで押し込みのみで加工する場合であっても、溝Wpの底面Wqを未加工部分Wsが最少となるようにバニシング加工することができる。
以上のように本発明のバニシング工具1は、Oリングやオイルシール等を設けるための幅の狭い溝Wb,Wi,Wpの底面Wc,Wj,Wqをバニシング加工する場合であっても、未加工部分Wg,Wm,Wsを減少させることができるという効果を奏する(図1及び図6参照)。
[第1変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図9は、本発明の実施形態に係るバニシング工具の第1変形例を示すチップの拡大斜視図である。
前記実施形態で説明したチップ4(図3参照)の先端部は、図9に示すチップ4Aのように、円柱形状のチップ先端部42Aを設けるなどして、円柱形状に形成したものであってもよい。
この場合、チップ4Aのチップ先端部42Aは、平面視してC字形状の溝から成るチップ設置部41Aeに接着剤で固定されている。チップ先端部42Aは、円柱形状のチップ先端部42Aの先端側の一部が、台座突起41Adから平面視して円弧状(半円柱形状)に突出して配置されている。このように構成しても、前記実施形態のチップ4と同様に、送り方向側のコーナを小さくすることができるため、未加工部分を小さくしたり、無くしたりすることができる。
[第2変形例]
図10は、本発明の実施形態に係るバニシング工具の第2変形例を示す図であり、チップによって円筒形状のワークの内壁面に形成されたOリング溝を加工するときの状態を示す一部断面を有する要部拡大斜視図である。
本発明は、前記実施形態で、図1に示すように、バニシング工具1で加工するワークWの被加工面Wa,Whとして、ワークWの外周面Wd及び端面Weに形成されたOリング溝等の溝Wb,Wiの底面Wc,Wjを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
図10に示すように、バニシング工具1は、例えば、ワークW1を固定した加工機(図示せず)のテーブルをワークW1の被加工面W1aに向かって押し込むことが可能であれば、種々の溝の底面や、様々な面をバニシング加工することができる。
例えば、バニシング工具1で加工するワークW1の被加工面W1aは、円筒形状のワークW1の内壁面に形成された溝W1bの底面W1cであってもよい。つまり、ワークW1は、バニシング工具1を送ることが可能であれば、筒状形状の内面であってもよい。
[第3変形例]
図11は、本発明の実施形態に係るバニシング工具の第3変形例を示す図であり、(a)は四角形状の台座部を有するチップの一例を示す拡大斜視図、(b)はチップ先端部をねじで固定した台座部を有するチップの一例を示す拡大斜視図である。
台座部41の形状も図3に示される形状に限られない。また、特に荷重制御手段3を設けない場合は、図11(a)に示すチップ4Bのように、台座部41Bは、単純な四角柱状、または、図示しないが円柱状の形状でもよく、特に限られない。
また、図11(b)に示すチップ4Cのように、別に台座部41Cを作成し、チップ先端部42Cをねじ43Cで台座部41Cに固定するような構成にしてもよい。
[その他の変形例]
このほか、図1及び図6に示す被加工面Wa,Wh,Woは、例えば、ワークWの表面から一段下がった段差面や、ワークWの表面であっても、バニシング工具1でバニシング加工することが可能である。つまり、バニシング工具1は、先端のチップ先端部42をワークWの被加工面Wa,Wh,Woに当接させることができる箇所であれば、バニシング加工を行うことができる。
また、図1及び図6に示すバニシング工具1でバニシング加工可能な溝Wb,Wi,WPは、リング形状のものに限定されるものではない。例えば、溝Wb,Wi,Wpの被加工面Wa,Wh,Woは、直線形状の溝の底面、曲線形状の溝の底面、多角形の形状の溝の底面、円柱の外周面に形成された円弧状の溝の底面、平面に形成された種々の形状の溝の底面等のあらゆる形状の溝の底面も、バニシング加工することができる。
また、前記実施形態では、チップ4の一例として、台座部41と、ダイヤモンドや超硬金属等の硬い材料から成るチップ先端部42と、を接着剤等で接着した場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、チップ先端部42を、台座部41に溶接したり、埋め込むなどしたりして形成したものであってもよい。
また、チップ先端部42の一例として、図2及び図3に示すように、直線摺接部42aの形状が平面視して真円の円柱を切り取ったような円弧状の曲線のものを例に挙げて説明したが、先端に所定の大きさのRを有するものであればよい。例えば、直線摺接部42aは、平面視して楕円形の一部から成る曲線であってもよい。
1 バニシング工具
2 ボディ
4,4A,4B,4C チップ
41,41A,41B,41C 台座部
42,42A,42C チップ先端部(チップ部)
42a 直線摺接部
W,W1 ワーク
Wa,Wh,Wo 被加工面
Wb,Wi,Wp 溝
Wc,Wj,Wq 底面
Wf,Wk,Wr 加工部
Wg,Wm,Ws 未加工部分

Claims (8)

  1. 台座部と、
    前記台座部に固定され、ワークの被加工面に対して直線で摺接する直線摺接部を有するチップ部と、
    先端部に空洞部を有するボディと、
    前記チップ部を先端に支持し、軸方向に延びる長孔を有し、軸方向に往復できるように前記空洞部に収容されたヘッドジョイントと、
    前記ボディに配置され、前記長孔を貫通する支持ピンと、
    前記空洞部に配置され、前記ヘッドジョイントを先端側へ付勢する付勢手段と、
    を備え、
    前記直線摺接部は、前記チップ部の先端部に円弧形状、円形状、逆U字状、アーチ形状、半円形状、半楕円形状、あるいは、楕円形状の断面形状に形成されている、
    バニシング工具。
  2. ボディと、
    前記ボディの先端部に配置されるチップであって、
    ワークの被加工面を押圧してバニシング加工を行うチップ部と、
    前記ワークの被加工面に対して直線で摺接する直線摺接部と、
    前記チップ部を固定する台座部と、
    を有するチップと、
    を備え、
    前記ボディは、
    工作機械に接続される柄本体部と、
    荷重制御手段であって、
    前記チップが接続されるヘッドジョイントであって、
    前記ヘッドジョイントの外周面であるボディ挿入部と、
    前記台座部が接続されるチップ挿入部と、
    受け部を有する付勢手段支持部と、
    外周面を貫通し、軸方向に内径を長く形成された長孔と、
    を有するヘッドジョイントと、
    前記付勢手段支持部の前記受け部に当接して前記ヘッドジョイントを前記チップ側に付勢する付勢手段と、
    軸方向に所定距離を移動可能とするように前記ヘッドジョイントを軸支し、前記長孔に挿設された支持ピンと、
    を有する荷重制御手段と、
    ピン設置孔であって、
    前記柄本体部の外周面を貫通して形成され、前記長孔に挿入された前記支持ピンの両端部を固定するピン設置孔と、
    空洞部であって、
    前記ヘッドジョイントを収容するヘッドジョイント収容部と、
    前記付勢手段を内底で支持し、収容する付勢手段収容部と、
    を有する空洞部と、
    を備え、
    前記荷重制御手段は、前記付勢手段のばね力で前記ヘッドジョイントを軸方向に弾性的に移動自在に支持することで、前記チップの前記直線摺接部が前記ワークの被加工面を押圧する押圧荷重を弾性的に緩和するよう構成されている、
    バニシング工具。
  3. 前記ヘッドジョイント収容部は、前記空洞部内の先端側寄りの位置に形成され、
    前記ヘッドジョイント収容部内には、前記付勢手段によって先端側に付勢されて、前記支持ピンが前記長孔の基端側の縁に当接した状態で、前記ヘッドジョイントが収容され、
    前記ヘッドジョイントは、前記支持ピンの外径よりも、前記長孔の長軸方向の内径が長い分だけ、先端側に寄った状態に配置されて、基端側に移動可能に弾性支持されていること、
    を特徴とする請求項2に記載のバニシング工具。
  4. 前記付勢手段収容部は、前記ヘッドジョイント収容部と同径、または、これよりも更に小径の孔からなり、前記ヘッドジョイント収容部の基端側に連続形成されて、前記付勢手段を軸方向に移動可能に収容し、前記付勢手段が、軸中心付近に配置されるようにガイドする機能を有し、
    前記付勢手段収容部の基端側の内底は、前記付勢手段を受け止めるためのストッパになっていること、
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載のバニシング工具。
  5. 前記ヘッドジョイントは、前記チップの前記台座部を軸方向に、前記支持ピンの外径よりも、前記長孔の長軸方向の内径が長い分だけ移動可能に弾性的に支持すること、
    を特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のバニシング工具。
  6. 前記チップ部は、工業用ダイヤモンド、天然ダイヤモンド、立方晶窒化硼素、セラミック、あるいは、超硬金属で形成されて、接着剤または溶接によって当座部の先端に固定されていること、
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のバニシング工具。
  7. 送り方向に沿って前記直線摺接部の長手方向を合わせた状態で、送り方向に移動させてバニシング加工すること、
    を特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載のバニシング工具。
  8. 前記直線摺接部を前記ワークに形成された溝の底面に押し当てて、前記ワークを回転させながら前記直線摺接部を移動させてバニシング加工すること、
    を特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか一項に記載のバニシング工具。
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