JP5005406B2 - 平面用バニシング工具およびバニシング加工方法 - Google Patents

平面用バニシング工具およびバニシング加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、ワークの表面の平面部分に押圧させてバニシング加工を行うための平面用バニシング工具およびバニシング加工方法に関する。
従来、金属材料からなるワークの表面の仕上加工を行う手段としては、ローラをワークの表面の微小な凹凸に転圧し押しならして塑性変形させることで鏡面のような平滑な仕上がり面を得ることができる転圧加工(バニシング加工)がある。このバニシング加工では、旋盤等の工作機械に各種のバニシング工具を装着することにより、ワークの内径面、外径面、端面、テーパ面、R面、球面等のあらゆる形状の部分を転圧加工して、表面粗さおよび強度を向上できるようになっている。
図9は、従来の平面鏡面仕上用のバニシング工具を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は段差面を有するワークの加工時の状態を示す側面図、(d)はバニシング加工した小径端面のワークの状態を示す要部拡大側面図である。図10は、従来の円形平端面鏡面仕上用のバニシング工具を示す図であり、(a)は一部断面を有する側面図、(b)は円形平端面鏡面仕上用のバニシング工具で加工した被加工面を示す要部拡大平面図である。
従来、ワークの表面の平面部分にローラを押し当ててバニシング加工を行うための工具としては、図9に示すような平面鏡面仕上用のバニシング工具100と、図10に示すような円形平端面鏡面仕上用のバニシング工具(例えば、特許文献1参照)200とが使用されている。
図9(a)、(b)、(c)、(d)および図10(a)、(b)に示すように、いずれのバニシング工具100,200も、工作機械の回転運動や直進運動(送り)が可能な駆動機構の主軸に固定されるシャンク110,210に円盤状のフレーム120,220を連結し、このフレーム120,220の先端面に放射状に形成した溝内部にローラ130,230を軸支して主に構成されている。
ローラ130,230は、マンドレル140,240によりワークの表面のうちの平面部分に向けて押圧されており、ローラ130,230をワークの表面に押圧させた状態でシャンク110,210を回転させると、ローラ130,230が回転(自転)しながら、フレーム120,220の中心に対して円運動(公転)する。これにより、ローラ130,230の円運動の軌跡に沿ってワークの表面が転圧されてバニシング加工されるようになっている。
図9(c)に示す平面鏡面仕上用のバニシング工具100は、このバニシング工具100をマシニングセンタ等の駆動部(図示せず)に取り付けて回転させることによって、ローラ130でワークW1の被加工面W1aを転圧しながら、そのワークW1を横方向に送って平らな所望範囲の被加工面W1aをバニシング加工する。
ローラ130は、図9(a)に示すように、例えば、フレーム120の中心O1から外周方向に半径C1(例えば、4mm)離れた位置から外径B1(例えば、28mm)まで放射状に複数配置され、加工有効径A1が20mmとなっている。このため、ローラ130を有するバニシング工具100は、広範囲を加工するのに適している。
図10(a)に示すように、ローラ230は、例えば、フレーム220の中心O2から外周方向に半径C2(例えば、0.75mm)離れた位置から外径B2(例えば、10.5mm)まで放射状に複数配置されている。このため、ローラ230を有するバニシング工具200は、幅の広い溝の底面等を加工するのに適している。
円形平端面鏡面仕上用のバニシング工具200では、ワークW3を回転させて使用したり、また、バニシング工具200を回転させてバニシング加工しているので、被加工面W3aが図10(b)に示すようなリング形状になっている。
その他、段差面W1b内をバニシング加工可能なものとしては、特許文献2に開示されたような先端が円錐形のバニシ加工部を有するバニシング加工具が知られている。
特開2002−127002号公報 特開2001−260017号公報
しかしながら、図9(a)〜(b)に示すような平面鏡面仕上用のバニシング工具100は、加工圧調整用のばねを備えていないため、ワークW1の寸法のバラツキに対応できず、一定の推力(加工圧)を発生させることが困難であるという問題点があった。
バニシング工具100は、例えば、図9(c)に示すような広範囲の平らな被加工面W1aをバニシング加工するためのものであるため、被加工面W1aに狭い範囲の段差面W1bがある場合、段差面W1b内をバニシング加工できないという問題点があった。
図9(a)および図10(a)に示すようなバニシング工具100,200は、ローラ130,230を有することによって、加工範囲となる外径B1,B2が大きくなるため、幅の狭い溝内の底面をバニシング加工ができないという問題点があった。
特許文献2に開示されたバニシング加工具は、段差面W1b内に形成されたテーパ内面部W1cをバニシング加工する専用のものであって、段差面W1b内の底面をバニシング加工することができないという問題点があった。
前記した図9(a)、(b)に示すような平面鏡面仕上用のバニシング工具100は、図9(d)に示すようなワークW2の被加工面W2aが円形平端面の場合、ワークW2の被加工面W2aの外周端部にローラ130が片当たりすることによって、前記外周端部が丸く面取りを施したように加工されてしまう、アール形状のいわゆるダレが形成されるという問題点があった。このため、ローラ130を備えたバニシング工具100は、小径端面のバニシング加工に不適であるという問題点があった。
一方、図10(a)、(b)に示すような平面鏡面仕上用バニシング工具でワークW3をバニシング加工した場合には、ローラ230がフレーム220の中心O2から外周方向に半径C2離れた位置から放射方向に向けて配置されているため、中心O2側に最小で直径1.5mm程度の未加工部分W3bができるという問題点があった。
そこで、本発明は、このような問題点を解決するために創案されたものであり、狭い平端溝底面および小径円端面のバニシング加工を可能にした平面用バニシング工具およびバニシング加工方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の平面用バニシング工具の発明は、加工機に装着される筒状のシャンクと、前記シャンク内に挿入されて支持され前記シャンクと一体に回転するマンドレルと、前記シャンクの先端側に配置したワークの方向に前記マンドレルを付勢する付勢手段と、前記付勢手段によって発生する付勢力を調整する付勢力調整手段と、を備えて前記ワークの被加工面に前記マンドレルの先端部を押圧して、前記被加工面を塑性変形させてバニシング加工する平面用バニシング工具であって、前記先端部は、円柱形状に形成されて、先端に平らな円形の面で形成され前記被加工面を押圧する押圧部を有すると共に、前記平面用バニシング工具の回転中心に対して偏心して設置され、前記付勢力調整手段は、前記付勢手段の基端部側を支持し、前記シャンクに形成された設置孔内に進退自在に挿入されたガイドと、前記ガイドを所望位置に進退させるための調整ねじと、を備えて構成されると共に、前記調整ねじは、固定部材によって所定位置に保持されていることを特徴とする。
請求項1に記載の平面用バニシング工具の発明によれば、マンドレルの先端部が、円柱形状に形成されて、先端に平らな円形の面で形成され前記被加工面を押圧する押圧部を有すると共に、平面用バニシング工具の回転中心に対して偏心して設置されていることによって、平面用バニシング工具が回転してバニシング加工すると、回転中心から偏心した平面用バニシング工具の最大外径部分までの長さを半径とする軌跡円を描くように加工するため、その加工した円内に未加工部分が発生することを解消すると共に、狭い箇所の加工が可能となる。
なお、ここで、「狭い」とは、ローラで加工するローラ式の平面用バニシング工具で加工することができる限界の最小幅のことを言い、本発明の平面用バニシング工具は、それより狭い箇所の加工が可能である。
また、付勢力調整手段は、調整ねじをマンドレル側にねじ込めば、マンドレルを押圧する付勢手段の付勢力が強くなり、調整ねじをマンドレル側から遠下がるように緩めれば、付勢手段の付勢力が弱く調整することができる。
請求項2に記載の平面用バニシング工具の発明は、請求項1に記載の平面用バニシング工具であって、前記先端部の偏心中心は、前記マンドレルの中心線上から前記先端部の半径の長さ以内の偏心位置にあることを特徴とする。
請求項2に記載の平面用バニシング工具の発明によれば、マンドレルの先端部の偏心中心が、マンドレルの中心線上から先端部の半径の長さ以内の偏心位置にあることによって、平面用バニシング工具が回転すると、マンドレルの先端部は、マンドレルの中心線上から先端部の半径の長さ以内の偏心位置を公転して、バニシング加工する。バニシング加工されたワークの被加工面は、平面用バニシング工具の回転中心からの偏心長さに、マンドレルに先端部の半径を加算した長さを半径とする軌跡円内全体となる。このため、バニシング加工された円形の被加工面内には、未加工面が存在しない。
請求項3に記載の平面用バニシング工具の発明は、請求項1に記載の平面用バニシング工具であって、前記先端部の偏心中心は、前記マンドレルの中心線上から前記先端部の半径の長さの半分以内の偏心位置にあることを特徴とする。
請求項3に記載の平面用バニシング工具の発明によれば、バニシング加工された円形の被加工面内に、さらに、確実に未加工面が存在しないように加工することができる。
請求項4に記載のバニシング加工方法の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の平面用バニシング工具を用いたバニシング加工方法であって、前記マンドレルの先端に形成された押圧部を前記ワークの被加工面に押し当てて、前記押圧部を偏心回転させてバニシング加工することを特徴とする。
請求項4に記載のバニシング加工方法の発明によれば、マンドレルの先端の押圧部をワークの被加工面に押し当てて、先端面を偏心回転させてバニシング加工することによって、平面用バニシング工具が回転してバニシング加工すると、回転中心から偏心した平面用バニシング工具の最大外径部分までの長さを半径とする軌跡円を描くように公転しながら加工する。このため、その加工した円内に未加工部分が発生することが解消されると共に、狭い箇所の加工が可能となる。
請求項5に記載のバニシング加工方法の発明は、請求項4に記載のバニシング加工方法であって、前記押圧部を、前記ワークに形成された溝の底面に押し当てて、前記押圧部を偏心回転させながら移動させてバニシング加工することを特徴とする。
請求項5に記載のバニシング加工方法の発明によれば、マンドレルの先端の押圧部をワークの溝の底面に押し当てて、押圧部を偏心回転させながら移動させてバニシング加工することによって、種々の形状の溝の底面を加工することができる。
本発明に係る平面用バニシング工具およびバニシング加工方法によれば、狭い平端溝底面および小径円端面のバニシング加工を可能にした平面用バニシング工具およびバニシング加工方法を提供することができる。
以下、図1〜図5を参照して本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具およびバニシング加工方法を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具を示す半断面図である。
図1に示す平面用バニシング工具1を説明する前に、この平面用バニシング工具1が取り付けられる加工機(図示せず)およびワークW(図5(a)参照)について説明する。
≪加工機の構成≫
加工機(図示せず)は、駆動部に平面用バニシング工具1を取り付けて回転させるための工作機械であり、ワークW(図2参照)と平面用バニシング工具1との芯出し、および平面用バニシング工具1に回転と送りとを与えることができる機械からなる。その加工機は、例えば、着脱可能な工具を回転させて切削加工するマシニングセンタや旋盤や汎用フライス盤等である。この加工機による平面用バニシング工具1でバニシング加工する加工条件は、例えば、周速が50〜200m/min程度で、送り速度が0.05〜0.1mm/rev.程度で、押付量が0.1〜0.2mmである。なお、加工機に平面用バニシング工具1を取り付けてバニシング加工する際には、加工圧、回転速度、送り速度を徐々に上げながら適宜な加工条件で行う。
≪ワークの構成≫
図1に示す平面用バニシング工具1によって加工されるワークW(図5(a)参照)は、例えば、硬度(HRC)が40以下で、バニシング加工前の表面粗さがRmax2μm程度の金属材料であって、例えば、鋼、アルミニウム合金、銅合金、ダイカスト材料(アルミニウム合金、亜鉛合金、マグネシウム合金等)等の部材である。このワークWは、平面板部材や、円形等の小径端面Wd’(図7参照)や、平らの底面Wcを有する溝We(図5(a)参照)や、段差面等の被加工面Waを有するものであり、例えば、自動車等のエンジン用部品や油圧空気圧関連機器や金型等である。その被加工面Waとは、例えば、Oリングを挿入するための平坦な端面に形成される平端面Oリング溝や、オイルシール溝等のシール材を装着される部分等である。
以下、ワークW(図5(a)、(c)参照)の幅bの狭い溝We内の平らな底面Wcをバニシング加工する場合を例に挙げて説明する。
≪平面用バニシング工具の構成≫
図1に示すように、平面用バニシング工具1は、金属製のワークW(図2参照)の表面(平面)にマンドレル2の先端部2fを押圧して塑性変形させることによって鏡面のような平滑な仕上がり面にバニシング加工する工具である。この平面用バニシング工具1は、加工機(図示せず)の主軸やテーブル等に装着されて回転し、ワークWを押圧してバシング加工するものであって、特に、ワークWの平坦面に形成された溝Weの底面Wc(図5(a)参照)や後記する小径端面Wd’(図7参照)の加工に最適である。
平面用バニシング工具1は、加工機(図示せず)に装着される筒状のシャンク3と、このシャンク3内に挿入されて支持されシャンク3と一体に回転するマンドレル2と、シャンク3の設置孔3a内の先端側に形成したキー溝3cとマンドレル2の外周面に形成したキー溝2bとに挿入されてマンドレル2をシャンク3と一体に回転するようにするためのキー4と、ワークWの方向にマンドレル2を付勢するばね(付勢手段)SPと、ばねSPによって発生する付勢力を調整する付勢力調整手段5と、を備えている。
なお、平面用バニシング工具1でワークWをバニシング加工する場合には、工作液を供給しながら行う。その工作液は、潤滑、洗浄、および冷却を目的とするものであって、例えば、油性、水溶性、エマルジョン等からなる。
≪マンドレルの構成≫
図1に示すように、マンドレル2は、ワークW(図2参照)の被加工面Waを押圧して移動されることでバニシング加工する押圧部2aを先端に有する部材であり、例えば、超硬金属等の硬い材料によって形成されている。このマンドレル2は、シャンク3(図1参照)の設置孔3a内に挿入され、キー4によってそのシャンク3内に一体として回転するように結合されている。マンドレル2は、先端部2fに押圧部2a、基端部にばねSPを支持するばね受け部2c、外側側面にキー溝2b(図3参照)および鍔形状のストッパ2dが一体形成された段付き円柱形状をしている。このマンドレル2は、シャンク3の設置孔3a内に挿入される側が太い略円柱形状に形成されてマンドレル本体部を形成し、押圧部2aがある先端側がそのマンドレル本体から突出した細い円柱形状をしている。
このように形成されたマンドレル2は、シャンク3の基端側から設置孔3a内に挿入されてストッパ2dを段差部3dに係止させた状態で、ばねSP、ガイド6、およびスペーサ7を介在させて調整ねじN1を雌ねじ部3eに螺着することで、先端側に弾性的に押圧されて基端側に移動可能な状態に設置孔3aに内設されている。そして、マンドレル2は、キー4によって、中心線Oa−Oaに沿って直線移動(後退)できるように、シャンク3に連結されている。
図2は、図1に示すX部の拡大図である。図3は、本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具を示す正面図である。図4は、本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具を示す正面図である。
図2に示すように、マンドレル2の先端部2fは、例えば、直径が2.5mm程度の円柱形状に形成されて押圧部2aを形成するための部分であり、外周縁2eにアールが形成されている。
そのマンドレル2の先端部2fは、図3に示すように、平面用バニシング工具1の回転中心Oaに対して偏心長さLずらし設置されている。マンドレル2の先端部2fの偏心中心Obは、マンドレル2の中心線Oa−Oa上から先端部2fの半径の長さRa以内の位置にある。前記長さL(偏心量)は、例えば、0.5mmである。
図2に示すように、押圧部2aは、ワークWの被加工面Waを押圧して加工する部分であり、マンドレル2の先端部2fに形成された平坦な面の部分からなる。押圧部2aは、その平坦部の直径Daが、例えば、1.7mm程度に形成されている。押圧部2aは、加工機の回転によって回転した場合、回転中心Oaを中心として、図2に示すように、偏心長さLと、マンドレル2の先端部2fの半径Raの長さとを加算した長さを半径とする軌跡円を描くように回転して、ワークWの直径Db(例えば、2.7mm)の円形の加工範囲をバニシング加工するようになっている。
ばね受け部2cは、ばねSPの先端側が圧接してばね力を受けると共に、そのばねSPを支持する部分である。
ストッパ2dは、ばねSPによってワークW側に付勢されたマンドレル2がシャンク3の段差部3dに当接して移動が抑止される箇所であり、フランジ形状に形成されている。
≪シャンクの構成≫
図1に示すシャンク3は、工作機(図示せず)の駆動部に取り付けられる略円筒形状の部材であり、平面用バニシング工具1の本体を構成するものである。このシャンク3は、中心線Oa−Oa上に穿設された設置孔3aと、外側側面からこの設置孔3aに導通するように穿設された横穴3bと、設置孔3a内の基端側に形成された雌ねじ部3eと、基端面の設置孔3aの周囲に形成された溝3fと、を有している。
設置孔3aは、シャンク3の中心線Oa−Oaを中心として、この中心線Oa−Oaに沿って穿設された孔であり、その設置孔3a内には、マンドレル2の外周部に形成されたストッパ2dが係止する段差部3dと、調整ねじN1の雄ねじ部N1bが螺合する雌ねじ部3eと、が形成されている。その設置孔3a内には、先端側からマンドレル2、キー4、ばねSP、ガイド6、スペーサ7、および調整ねじN1が設けられている。
横穴3bには、セットピース9およびねじ部材N2が挿設されている。
溝3fは、調整ねじN1の雌ねじ部3eに螺合させて回動してマンドレル2の付勢力を調整するときのプリロードの目盛りとなるものであり、例えば、設置孔3aを中心として放射状に8等分した状態に形成された複数の細長いV字状溝からなる(図4参照)。
≪キーの構成≫
図1および図3に示すように、キー4は、平面用バニシング工具1が回転している最中に、シャンク3とマンドレル2とが一体に回転するようにするための四角柱状の部材であり、マンドレル2およびシャンク3に形成されたキー溝2b,3cに挿入されている。
≪付勢力調整手段の構成≫
図1に示す付勢力調整手段5は、マンドレル2を常時ワークW側に押圧しているばねSPの付勢力を調整するものであり、調整ねじN1をマンドレル2側にねじ込めばマンドレル2を押圧するばねSPの付勢力が強くなり、調整ねじN1をマンドレル2側から遠下がるように緩めれば、ばねSPの付勢力が弱くなるようになっている。
この付勢力調整手段5は、シャンク3の設置孔3aに配置されたマンドレル2を先端側に押圧するばねSPと、このばねSPの基端部側を支持して設置孔3a内に進退自在に挿入されたガイド6と、このガイド6を所望位置に進退させるための調整ねじN1と、この調整ねじN1とガイド6との間に介在されたスペーサ7と、ばねSPのばね力による付勢力の目盛りとなる溝3fと、を備えて構成されている。
<ばねの構成>
図1に示すばねSPは、マンドレル2を先端側に押圧するプリロードの加工圧用ばねであり、例えば、荷重が85〜170Nで5mm程度撓むコイルばねからなる。このばねSPは、設置孔3a内のシャンク3とガイド6との間に圧縮させた状態で、伸縮自在に挿入されている。ばねSPは、先端側がシャンク3のばね受け部2cに圧接した状態で支持され、基端部側がガイド6のばね受け部6aに圧接した状態で支持されている。ばね受け部2cは、マンドレル2の基端面に形成され、中心線Oa−Oa上に円柱形状の凸部を突設している
<ガイドの構成>
ガイド6は、ばねSPが中心線Oa−Oaに沿って伸縮するように支持する略円盤形状の部材であり、設置孔3a内に進退自在に設置されている。このガイド6は、先端側の面の中央にばねSPを支持する円柱形状の凸部が形成されたばね受け部6aを有する。
<スペーサの構成>
図1に示すように、スペーサ7は、調整ねじN1の動きをガイド6に伝達するための部材であり、設置孔3a内に進退自在に設置された円筒形状の部材(スリーブ)からなる。このスペーサ7は、調整ねじN1とガイド6との間にばねSPのばね力で弾性的に押圧された状態で介在され、調整ねじN1が回動されると、この調製ねじN1の中心線Oa−Oa方向の移動に伴って共に中心線Oa−Oaに沿って移動するように設置孔3a内に設けられている。
なお、スペーサ7は、ガイド6や調整ねじN1に一体に形成しても構わない。
<調整ねじの構成>
調整ねじN1は、設置孔3aの基端部側の開口端部内に形成された雌ねじ部3eに螺合して進退し、ばねSPの付勢力を調整するためのねじであり、例えば、六角穴付止めねじから形成されている。調整ねじN1は、先端側にスペーサ7に圧接する平らな先端面を有し、基端部側に六角レンチ等の工具が係合される六角穴N1aを有し、外周側面全体に雄ねじ部N1bが形成されている。雄ねじ部N1bは、セットピース9の先端が当接していて、調整ねじN1が振動等で移動しないようになっている。
≪固定手段の構成≫
固定手段8は、付勢力調整手段5の調整ねじN1の移動を阻止して所定位置に保持させるための部材であり、例えば、セットピース9と、ねじ部材N2とから構成されている。
セットピース9は、横穴3bに進退自在に挿入された円柱形状の比較的軟質な金属部材等から形成されている。このセットピース9は、軸心側の先端面が調整ねじN1の雄ねじ部N1bに当接し、外側の端面がねじ部材N2に押圧された状態で横穴3bに内設されている。
ねじ部材N2は、例えば、前記調整ねじN1と同様な六角穴付止めねじからなり、横穴3b内に没入した状態で設置されている。
[作用]
次に、図1と図5(a)、(b)、(c)と図6とを主に参照しながら本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具およびバニシング加工方法の作用を説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具およびバニシング加工方法を示す図であり、(a)は段差部を有するワークの断面図、(b)は(a)のY部をバニシング加工するときの状態を示す拡大図、(c)はZ−Z線の断面図である。図6は、図5(b)のZ−Z線拡大断面図である。
<バニシング加工前の前加工>
図5(a)、(b)、(c)および図6に示すように、ワークWの被加工面Waの仕上精度を正確にする場合には、バニシング加工を行う前に、被加工面Waの平面度を0.02mm以内に切削加工等で仕上げておく。また、平面用バニシング工具1で仕上面粗度を3.2S以下にする場合には、前もって被加工面Waの粗度を6.3S〜12.5S程度に加工しておくことが望ましい。
<ワークの固定、および平面用バニシング工具の取り付け>
図5(a)に示すワークWは、マシニングセンタ等の加工機(図示せず)のテーブルにしっかりと固定する。平面用バニシング工具1は、加工機に取り付けた後、平面用バニシング工具1をワークWの被加工面Waに接近させて、平面用バニシング工具1の回転中心OaとワークWの被加工面Waの中心とを一致させる。これにより、平面用バニシング工具1の回転中心Oaが、平面用バニシング工具1の回転軸となる。
<段差形状部を有するワークをバニシング加工する場合>
図5(a)、(b)、(c)および図6に示すように、ワークWの表面から一段下がった溝(段差形状部Wb)内の底面Wcを被加工面Waとして平面用バニシング工具1でバニシング加工する場合を説明する。
この場合は、まず、図5(b)に示すように、平面用バニシング工具1のマンドレル2の先端を被加工面Waに当接させる。
その後、図6に示すように、適宜な加工条件で平面用バニシング工具1を回転させ、マンドレル2の先端面をワークWの被加工面Waの加工開始位置に押し付けて送りを与えて、工作液を注油しながら、先端部2fを偏心回転させて溝We内の被加工面Waをバニシング加工する。
さらに詳述すると、平面用バニシング工具1は、加工開始時に、図5(c)にハッチングで示す押圧部2aの位置にマンドレル2の先端があった場合、平面用バニシング工具1が回転すると、その実線の先端部2fの位置から二点鎖線で示す先端部2f1,2f2,2f3(図6参照)と移動して、偏心円の軌跡を描くように、回転中心Oa(Ow)を中心として偏心回転移動し、矢印a方向に送りをかけながらワークWを押圧して、段差形状部(溝We)Wbの底面Wcをバニシング加工する。
そして、マンドレル2の押圧部2aによって被加工面Waが所望の状態に鏡面加工されたら、ワークWからマンドレル2を離間させて、平面用バニシング工具1の回転を止めて加工を終了させる。
このとき、付勢力調整手段5と、工作機の主軸のストローク量とでマンドレル2の押圧部2aがワークWの表面をバニシング加工する押圧量が適切な値となるように調整することにより、ワークWの表面の凹凸が所定の押圧量だけ塑性変形し、ワークWの表面が円形に鏡面仕上げされる。平面用バニシング工具1は、加工圧調整用のばねSPを内蔵したことによって、ばねSPがワークWの被加工面Waの寸法のバラツキを吸収することができると共に、一定の付勢力(推力)を発生するようになる。このようにして加工されたワークWは、バニシング加工で被加工面Waが鏡面に仕上がり、同時に加工した表面の硬度も向上し、緻密で耐久性に優れた仕上面を得ることができる。このように付勢力調整手段5を備えたことによって平面用バニシング工具1は、一般に使用されているレンズウインド精密位置決め機構等が不要となるため、内部構成を簡素化することができる。
平面用バニシング工具1で加工したワークWの被加工面Waは、例えば、バニシング加工前の表面粗さがRmax2μm程度であったものを、表面粗さRmax0.3μm程度(0.80μm以下)に鏡面仕上げすることができる。
このようにバニシング加工されたことによって、従来、バニシング加工すること不可能だったワークWの段差形状部Wb(溝部)は、底面Wcの表面粗さが改善されることによって、シール性が向上される。また、ワークWは、マンドレル2が押圧してバニシング加工したことにより、被加工面Waである被転圧部Wdが塑性加工されるため、切削加工や研削加工されたものと比較して、強度が向上される。
<ワークの小径端面をバニシング加工する場合>
図7は、本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具およびバニシング加工方法を示す図であり、ワークの小径端面をバニシング加工するときの状態を示す要部拡大図である。
次に、図7に示すように、例えば、旋盤のチャック(図示せず)では保持することができないようなワークW’の幅が2.7mm程度の小径端面Wd’の全面をバニシング加工する場合を説明する。
この場合は、図7に示すように、適宜な加工条件で平面用バニシング工具1を回転させ、マンドレル2の先端面をワークW’の被加工面Wa’(小径端面Wd’)の加工開始位置に押し付けて、工作液を注油しながら、先端面の押圧部2aを偏心回転させて被加工面Waをバニシング加工する。
すると、先端部2fは、図6に示す先端部2f,2f1,2f2,2f3のように、平面用バニシング工具1の回転中心Oaから半径の長さL離れた位置に偏心円を描くように偏心回転移動して、押圧部2aが偏心円内全体をバニシング加工する。このとき、押圧部2aは、ワークW’の小径端面(被加工面Wa’)Wd’の全面を漏れる箇所なく偏心回転移動しながら押圧してバニシング加工することができる。このため、偏心円に加工された被加工面Wa’の内側に、未加工部分W3b(図10(b)参照)が発生することを解消できる。
マンドレル2の加工部は、平らな面で形成された押圧部2aからなり、この押圧部2aの外側がアールを形成した外周縁2eとなっている。加工中、マンドレル2は、その押圧部2aのみがワークW’の被加工面Waの全面が押圧されて、外周縁2eが小径端面(被加工面Wa’)Wd’との接触を最少にできるため、ダレの発生を最少とすることができる。
なお、このように平面用バニシング工具1を送らないで回転のみで加工する場合には、円形溝(穴)の内底面や、円形孔内のリング状の段差面を未加工部分が最少となるようにバニシング加工することができる。
<付勢力の調整>
次に、図1を参照しながらマンドレル2を付勢するばね(付勢手段)SPによって発生する付勢力を調整する付勢力調整手段5の作用を説明する。
図1に示すように、マンドレル2は、ばねSPのばね力によって先端側に付勢されて、ストッパ2dが設置孔3a内の段差部3dに係止することにより、付勢力(加圧力)を有している。その付勢力は、固定手段8のねじ部材N2を緩めて、調整ねじN1をレンチ等の工具で回動させることによって、強くしたり、弱くしたり調整することができる。
この場合、シャンク3に内装されたばねSPによるプリロードを調節することによって、マンドレル2を押圧するばねSPの付勢力を調整する。プリロードの設定は、ストッパ2dが段差部3dに当接しているマンドレル2のゼロの位置から0.1〜0.2mm程度押し込んだときに所定の表面粗さを得ることができる状態にすることが最適である。
例えば、調整ねじN1を右回転させれば、調整ねじN1がスペーサ7を介在してガイド6を先端側に押圧して移動させ、ばねSPを圧縮させる。これにより、ばねSPは、圧縮された分だけマンドレル2を先端側に押圧する付勢力が強くなる。
そして、調整ねじN1を左側に回動させれば、それと逆になってばねSPの付勢力を弱く調整できるようになっている。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
本発明は、前記実施形態で、平面用バニシング工具1で加工するワークW,W’の被加工面Wa,Wa’として、直線形状の溝Weの底面Wc(図5参照)や、小径端面Wd’(図7参照)を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
図8は、本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具およびバニシング加工方法によって加工可能なワークを示す図であり、(a)はリング形状の溝の底面、(b)は曲線形状の溝の底面、(c)は孔内に形成された段差形状部、(d)は円形の溝の底面をそれぞれ示す斜視図である。
図5cおよび図6に示すように、平面用バニシング工具1は、例えば、ワークWを固定した加工機(図示せず)のテーブルをワークWの被加工面Waに沿って矢印a方向に送って移動させれば、直線形状の溝We以外に、図8(a)に示すようなリング形状の溝We1の底面、図8(b)に示すような曲線形状の溝We2の底面、多角形の形状の溝の底面、円柱の外周面に形成された環状溝等のあらゆる形状の溝の底面や、図8(c)に示すように、孔内に形成された段差形状部We3のバニシング加工もできる。また、ワークWを固定した加工機(図示せず)のテーブルをワークWの被加工面Waに押し付けただけであっても、図8(d)に示すような円形の溝(穴)We4の底面に未加工部分が最少となるようにバニシング加工もできる。
このようにすれば、Oリングやオイルシール等を設けるための幅b(例えば、2mm程度)の狭い溝Weの底面をバニシング加工することが可能となる。
本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具を示す半断面図である。 図1に示すX部の拡大図である。 本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具およびバニシング加工方法を示す図であり、(a)は段差部を有するワークの断面図、(b)は(a)のY部をバニシング加工するときの状態を示す拡大図、(c)はZ−Z線の断面図である。 図5(b)のZ−Z拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具およびバニシング加工方法を示す図であり、ワークの小径端面をバニシング加工するときの状態を示す要部拡大図である。 本発明の実施形態に係る平面用バニシング工具およびバニシング加工方法によって加工可能なワークを示す図であり、(a)はリング形状の溝の底面、(b)は曲線形状の溝の底面、(c)は孔内に形成された段差形状部、(d)は円形の溝の底面をそれぞれ示す斜視図である。 従来の平面鏡面仕上用のバニシング工具を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は段差面を有するワークの加工時の状態を示す側面図、(d)バニシング加工した小径端面のワークの状態を示す要部拡大側面図である。 従来の円形平端面鏡面仕上用のバニシング工具を示す図であり、(a)は一部断面を有する側面図、(b)は円形平端面鏡面仕上用のバニシング工具で加工した被加工面を示す要部拡大平面図である。
符号の説明
1 平面用バニシング工具
2 マンドレル
2a 押圧部
2f 先端部
3 シャンク
5 付勢力調整手段
Oa 回転中心
Oa−Oa 中心線
Ob 偏心中心
Ra 先端部の半径の長さ
SP ばね
W,W’ ワーク
Wa,Wa’ 被加工面
Wb,Wb1 段差形状部
Wc 底面
We,We1,We2,We3 溝

Claims (5)

  1. 加工機に装着される筒状のシャンクと、
    前記シャンク内に挿入されて支持され前記シャンクと一体に回転するマンドレルと、
    前記シャンクの先端側に配置したワークの方向に前記マンドレルを付勢する付勢手段と、
    前記付勢手段によって発生する付勢力を調整する付勢力調整手段と、を備えて前記ワークの被加工面に前記マンドレルの先端部を押圧して、前記被加工面を塑性変形させてバニシング加工する平面用バニシング工具であって、
    前記先端部は、円柱形状に形成されて、先端に平らな円形の面で形成され前記被加工面を押圧する押圧部を有すると共に、前記平面用バニシング工具の回転中心に対して偏心して設置され
    前記付勢力調整手段は、前記付勢手段の基端部側を支持し、前記シャンクに形成された設置孔内に進退自在に挿入されたガイドと、
    前記ガイドを所望位置に進退させるための調整ねじと、を備えて構成されると共に、
    前記調整ねじは、固定部材によって所定位置に保持されていることを特徴とする平面用バニシング工具。
  2. 前記先端部の偏心中心は、前記マンドレルの中心線上から前記先端部の半径の長さ以内の偏心位置にあることを特徴とする請求項1に記載の平面用バニシング工具。
  3. 前記先端部の偏心中心は、前記マンドレルの中心線上から前記先端部の半径の長さの半分以内の偏心位置にあることを特徴とする請求項1に記載の平面用バニシング工具。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の平面用バニシング工具を用いたバニシング加工方法であって、
    前記マンドレルの先端に形成された押圧部を前記ワークの被加工面に押し当てて、前記押圧部を偏心回転させてバニシング加工することを特徴とするバニシング加工方法。
  5. 前記押圧部を、前記ワークに形成された溝の底面に押し当てて、前記押圧部を偏心回転させながら移動させてバニシング加工することを特徴とする請求項4に記載のバニシング加工方法。
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