JPWO2017149991A1 - 積層型非水電解質二次電池 - Google Patents

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Abstract

積層型非水電解質二次電池は、外装体に収容され、交互に配置される複数の正極及び複数の負極と、セパレータとを含む積層電極群を有する。セパレータは、正極及び負極の間に配置される複数の中間要素を有するつづら折り形状のつづら折り部を含む。セパレータは、つづら折り部に連続する部分において、積層電極群の外側に延出され、積層電極群の周囲の少なくとも一部を覆うように配置される覆い部を有する。

Description

本開示は、積層型非水電解質二次電池に関する。
一対の電極が複数積層されてなる積層電極群を備えた積層型非水電解質二次電池が知られている。かかる二次電池の一例としては、正極、負極、及びセパレータを複数有し、正極及び負極がセパレータを介して交互に積層されたリチウムイオン電池が挙げられる。リチウムイオン電池において積層型の電極構造を採用することによって、充放電に伴う電極の膨張収縮による応力が電極積層方向に均一に発生し易く、例えば巻回型の電極構造と比べて電極体の歪みを小さくでき、電池反応の均質化、電池の長寿命化等を実現し易い。
特許文献1には、積層型の二次電池において、各積層電極群につづら折り状のセパレータが分かれて設けられる構成が記載されている。複数の正極及び複数の負極の間には、セパレータの複数の部分が配置される。正極及び負極は、セパレータを介して交互に積層される。
特許文献2には、積層型の二次電池において、積層電極群の中央に、電極群を支持する矩形板状の電極群支持体が配置され、電極群支持体の電池蓋側の突起が電池蓋に形成された溝部に嵌合される構成が記載されている。これにより、電極群支持体が電池容器内で位置決めされ、電極群が電池内部で移動することが避けられると記載されている。
特開2012−256610号公報 特開2006−66319号公報
積層型の二次電池では、外部から振動または衝撃が加わった場合に、積層された電極の間での位置ずれである積層ずれが生じる可能性がある。例えば特許文献1に記載された構成では、正極板及び負極板が、電極積層方向を含んで直交する3方向のいずれの方向のずれに対しても、固定されていない。これにより、振動及び衝撃によって、積層ずれが生じやすい。積層ずれが生じた場合には、正極板または負極板が外装体に衝突する可能性があるので、短絡防止及び耐久性向上の面から改良の余地がある。
電池内部で積層電極を固定する技術として、特許文献2に記載された構成があるが、この構成では、電極群支持体に剛性を持たせるために電極群支持体にある程度大きな厚みを持たせる必要がある。また、電極群支持体では、電解液などの非水電解質を保持することができない。これにより、電池容量が減少し、かつ、非水電解質の保持量も減少する可能性がある。
本開示の一態様である積層型非水電解質二次電池は、外装体に収容され、交互に配置される複数の正極及び複数の負極と、セパレータとを備える積層電極群であって、セパレータは、正極及び負極の間に配置される複数の中間要素を有するつづら折り形状のつづら折り部を含む積層電極群を備える。セパレータは、つづら折り部に連続する部分において、積層電極群の外側に延出され、積層電極群の周囲の少なくとも一部を覆うように配置される覆い部を含む。
本開示の一態様によれば、電池容量及び非水電解質の保持量を過度に減少させることなく、積層された電極の間での位置ずれを抑制できる積層型非水電解質二次電池を実現できる。
実施形態の1例である積層型非水電解質二次電池の外観を示す斜視図である。 図1のII−II断面を概略的に示す図である。 図1のIII−III断面を概略的に示す図である。 セパレータの覆い部を形成する中間部を電極群から外側に延出させた状態を示している図3に相当する図である。 蓋板に固定された端子に接続された2つの電極群を含む電極端子接続構造を製造する方法の1例において、2つの電極群を横方向に広げて、かつセパレータにおいて、電極群から延出される余り部を折り重ねた状態を示す斜視図である。 図5に示す状態から2つの電極群を電極積層方向に対面するように起こして、かつセパレータの余り部をU字形に起こした状態を示す斜視図である。 実施形態の別例において、図3に対応する図である。 図7Aに示す構成において、セパレータの覆い部を形成する余り部を電極群から外側に延出させた状態を示している図7Aに相当する図である。 実施形態の別例において、図3に対応する図である。 実施形態の別例において、図3に対応する図である。 実施形態の別例において、図3に対応する図である。 実施形態の別例において、図3に対応する図である。 実施形態の別例を示す図である。
以下、実施形態の1例である積層型非水電解質二次電池について詳細に説明する。実施形態の説明で参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは、現物と異なる場合がある。具体的な寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。本明細書において「略〜」との記載は、略同一を例に挙げて説明すると、完全に同一はもとより、実質的に同一と認められるものを含む意図である。また、「端部」の用語は対象物の端及びその近傍を意味するものとする。また、以下で説明する形状、材料、個数などは説明のための例示であって、二次電池の仕様により変更が可能である。以下では同様の構成には同一の符号を付して説明する。
以下で説明する積層型非水電解質二次電池は、例えば電気自動車またはハイブリッド車の駆動電源、または系統電力のピークシフト用の定置用蓄電システムに利用される。定置用蓄電システムは、例えば太陽光発電、風力発電等の出力変動を抑制するための用途や夜間に電力を蓄電して昼間に利用される。
以下、図1〜図6を用いて、実施形態の一例である積層型非水電解質二次電池10について詳説する。以下では、積層型非水電解質二次電池10は二次電池10と記載する。図1は、二次電池10の外観を示す斜視図である。図2は、図1のII−II断面を概略的に示す図である。図3は、図1のIII−III断面を概略的に示す図である。以下では、説明の便宜上、ケース12の蓋板14側を上、蓋板14と反対側を下として説明する。
二次電池10は、外装体としてのケース12と、ケース12の内部に収容された発電要素としての電極体30とを備える。ケース12の内部には、後述する非水電解質に相当する電解液60(図3)が収納されている。ケース12の上端部において、長手方向一端部(図1の右端部)から負極端子16が突出し、長手方向他端部(図1の左端部)から正極端子17が突出する。
電極体30は、2つの積層電極群である第1積層電極群31及び第2積層電極群35を含み、2つの積層電極群31,35が隙間Gをあけて対面している。2つの積層電極群31,35は、電気的に並列接続されており、上記の電解液60に浸された状態でケース12の内部に配置される。
第1積層電極群31は、電極体30において、電極積層方向Xの一方側(図2の右側、図3の上側)に配置される。第2積層電極群35は、電極体30において、電極積層方向Xの他方側(図2の左側、図3の下側)に、第1積層電極群31に隣り合って配置される。
第1積層電極群31は、交互に配置される複数の正極32及び複数の負極33と、セパレータ40の一部とを含み、正極32及び負極33が、セパレータ40の一部を介して交互に積層された所謂積層型の電極構造である。
第2積層電極群35は、交互に配置される複数の正極36及び複数の負極37と、セパレータ40の他の一部とを含み、正極36及び負極37が、セパレータ40の他の一部を介して交互に積層された所謂積層型の電極構造である。1枚のセパレータ40は、第1積層電極群31及び第2積層電極群35の両方に配置される。また、第2積層電極群35の正極36は第2正極に相当し、負極37は第2負極に相当する。
図3に示すように、セパレータ40は、それぞれがつづら折り形状の第1つづら折り部41及び第2つづら折り部42と、2つのつづら折り部41,42の間に連続する部分に形成される覆い部43とを含む。第1つづら折り部41は、第1積層電極群31の正極32及び負極33の間に配置される複数の平面状の中間要素41aと、隣り合う中間要素41aを連結する連結部41bとを有する。第2つづら折り部42は、第2積層電極群の正極36及び負極37の間に配置される複数の平面状の中間要素42aと、隣り合う中間要素42aを連結する連結部42bとを有する。第2積層電極群35の正極36及び負極37の間に配置される中間要素42aは、第2中間要素に相当する。
セパレータ40には、イオン透過性及び絶縁性を有する多孔性シートが用いられる。二次電池10の好適な一例は、リチウムイオン電池である。覆い部43は、各つづら折り部41,42に連続する部分において、各積層電極群31,35の外側に延出され、電極体30の周囲をほぼ全周にわたって覆うように巻かれて配置される。これにより、後述のように、電池容量及び電解液の保持量(保液量)を過度に減少させることなく、積層された電極の間での位置ずれを抑制できる。覆い部43については、後で詳しく説明する。
図1に示すように、ケース12は、略箱形状のケース本体13の上端開口部を封口体としての蓋板14で塞ぐことにより形成される。ケース本体13及び蓋板14は、例えばアルミニウムを主成分とする金属から形成される。また、ケース本体13と蓋板14とは、溶接によって結合される。
二次電池10では、ケース12が正極32,36及び負極33,37から絶縁されており、電気的に中性極の状態となっている。図2に示すように、電極体30の下端とケース本体13の底板部13aとの間には、絶縁板15が配置されてもよい。また、電極体30の正極32,36及び負極33,37とケース本体13の周壁部13bとの間には、後述のセパレータ40の覆い部43が配置される。これにより、正極32,36及び負極33,37の積層ずれが発生して正極及び負極とケース本体13との間で短絡が発生することはない。なお底板部13a上の絶縁板15を省略して、上端が開口した箱形状のホルダの内側に電極体30が収容されるようにしてもよい。
電極体30の各積層電極群31,35を構成する正極32,36及び負極33,37は、例えばいずれも平面視略矩形形状を有する。各正極32,36の長手方向(図2の紙面の表裏方向)における他端部(図2の裏側端部)には正極タブ32a、36a(後述する図5、図6参照)が設けられ、各負極33,37の長手方向一端部(図2の表側端部)には負極タブ33a,37aが設けられる。実施形態では、各積層電極群31,35の長手方向に直交する幅方向(図2の上下方向)における一端(図2の上端)から正極タブ32a、36a及び負極タブ33a,37aが延出している。
正極32,36は、例えば矩形状の正極芯材と、当該芯材上に形成された正極合材層とで構成される。正極芯材には、アルミニウムなどの正極の電位範囲で安定な金属の箔、当該金属を表層に配置したフィルム等を用いることができる。正極タブは、例えば正極芯材の一部を突出させて形成されており、正極芯材と一体化している。また、正極芯材上には、正極合材層の正極活物質層が形成される。正極合材層は、正極活物質の他に、導電材及び結着材を含み、正極芯材の両面に形成されていることが好適である。正極32,36は、例えば正極芯材上に正極活物質、結着材等を含む正極合材スラリーを塗布し、塗膜を乾燥させた後、圧延して正極合材層を正極芯材の両面に形成することにより作製できる。
正極活物質には、例えばリチウム含有複合酸化物が用いられる。リチウム含有複合酸化物は、特に限定されないが、一般式Li1+xa2+b(式中、x+a=1、−0.2<x≦0.2、−0.1≦b≦0.1、Mは少なくともNi、Co、Mn、及びAlのいずれかを含む)で表される複合酸化物であることが好ましい。好適な複合酸化物の一例としては、Ni−Co−Mn系、Ni−Co−Al系のリチウム含有複合酸化物が挙げられる。
負極33,37は、例えば矩形状の負極芯材と、当該芯材上に形成された負極合材層とで構成される。負極芯材には、銅などの負極の電位範囲で安定な金属の箔、当該金属を表層に配置したフィルム等を用いることができる。負極タブ33a、37aは、例えば負極芯材の一部を突出させて形成されており、負極芯材と一体化している。また、負極芯材上には、負極合材層の負極活物質層が形成される。負極合材層は、負極活物質の他に、結着材を含むことが好適である。負極33,37は、例えば負極芯材上に負極活物質、結着材等を含む負極合材スラリーを塗布し、塗膜を乾燥させた後、圧延して負極合材層を負極芯材の両面に形成することにより作製できる。
負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能な材料であればよく、一般的には黒鉛が用いられる。負極活物質には、ケイ素、ケイ素化合物、又はこれらの混合物を用いてもよく、ケイ素化合物等と黒鉛等の炭素材料を併用してもよい。ケイ素化合物等は、黒鉛等の炭素材料と比べてより多くのリチウムイオンを吸蔵できることから、負極活物質にこれらを適用することで電池の高エネルギー密度化を図ることができる。ケイ素化合物の好適な一例は、SiOx(0.5≦x≦1.5)で表されるケイ素酸化物である。また、SiOxは粒子表面が非晶質炭素等の導電被膜で覆われていることが好ましい。
電解液60は、非水溶媒と、非水溶媒に溶解した電解質塩とを含む液状電解質である。非水溶媒には、例えばエステル類、エーテル類、ニトリル類、アミド類、及びこれらの2種以上の混合溶媒等を用いることができる。非水溶媒は、これら溶媒の水素の少なくとも一部をフッ素等のハロゲン原子で置換したハロゲン置換体を含んでいてもよい。電解質塩は、リチウム塩であることが好ましい。
各積層電極群31,35の各負極33,37の幅方向一端部から延出される負極タブ33a,37aは、それぞれ電極積層方向Xに積み重なってタブ積層体34,38を形成する。各タブ積層体34,38は、図2に示す負極集電板50の電極積層方向Xの両側面に、それぞれ溶接により接合される。負極集電板50は、金属板により形成され負極端子16に電気的に接続される。これにより、複数の負極33,37は、負極端子16に電気的に接続される。なお、負極集電板は、金属板によりL字形に形成されて、水平方向に沿う上端板部に負極端子16の下端部が接続され、上下方向に沿う下側板部の両側面にタブ積層体34,38が接合されてもよい。
各積層電極群31,35の各正極32,36の幅方向一端部から延出される正極タブ32a、36a(図5、図6参照)も、負極タブ33a、37aと同様に電極積層方向に積み重なってタブ積層体(図示せず)を形成する。正極タブ32a、36aのタブ積層体は、正極集電板(図示せず)に溶接により接合される。正極集電板も、負極集電板と同様に、金属板により形成される。正極集電板は、正極端子17(図1)に電気的に接続される。これにより、複数の正極32,36は、正極端子17に電気的に接続される。
図2に示すように、ケース12の上端部に設けられる蓋板14の両端部には、負極端子16及び正極端子17(図1)をそれぞれ挿入する貫通孔14aが形成される。負極端子16及び正極端子17は、蓋板14の貫通孔14aにそれぞれ挿入された状態で、中間部材18a、18bを介して蓋板14に固定される。負極端子16及び正極端子17において、蓋板14より上側に突出した部分には上側結合部材19がネジ結合等により固定される。上側結合部材19と蓋板14との間には中間部材18aが挟まれる。中間部材18a、18bは、ガスケットとすることができる。負極端子16と蓋板14との間はガスケットとしての中間部材により絶縁される。
また、負極端子16の下端部は、負極集電板50に電気的に接続される。一方、この負極集電板50と蓋板14との間には、絶縁材料製の絶縁部材20が配置されて絶縁される。また、正極端子17と蓋板14との間も中間部材により絶縁される。正極端子17の下端部は、正極集電板に電気的に接続される。正極集電板と蓋板14との間にも、負極集電板50と同様に絶縁部材が配置される。これにより、ケース12は、正極32,36及び負極33,37から絶縁される。
負極端子16側、または正極端子17側、またはそれらの両側には電流遮断機構が形成されてもよい。電流遮断機構としては、例えば電池内の内圧が上昇した際に電流を遮断する感圧式の電流遮断機構を用いることができ、例えば正極集電板と正極端子17の接続経路に設置することができる。電流遮断機構としては、感圧式の電流遮断機構の他にヒューズ等を用いてもよい。
さらに、図3に示すように、セパレータ40の覆い部43は、第1つづら折り部41及び第2つづら折り部42の対向する側の一端に連続し、両側部分が重なる状態で折り曲げられた余り部44により形成される。余り部44は、第1積層電極群31及び第2積層電極群35の周囲のほぼ全周に巻かれて、この周囲のほぼ全周を覆う。また、余り部44の先端部が、余り部44の根元部である図3でαの丸で囲んだ部分に接続される。例えば余り部44の先端部と根元部とが、絶縁テープまたは熱溶着で結合される。これにより、覆い部43が形成される。
図4を用いて、正極32,36及び負極33,37の間と、2つの積層電極群31,35の周囲とにセパレータ40を配置する方法を説明する。図4は、セパレータ40の覆い部43(図3)を形成する余り部44を積層電極群31,35から外側に延出させた状態を示している図3に相当する図である。
セパレータ40は、まず両側に第1つづら折り部41及び第2つづら折り部42を有する形状とする。第1つづら折り部41は、第1積層電極群31の正極32及び負極33の間に中間要素41aが配置されるように、つづら折り状に形成される。第2つづら折り部42は、第2積層電極群35の正極36及び負極37の間に中間要素42aが配置されるように、つづら折り状に形成される。このとき、2つの積層電極群31,35の積層方向両端に配置される負極33,37の外側には、各つづら折り部41,42の平面状の端部41c、42cが配置され、その負極33,37の外側を覆う。
そして、セパレータ40において、第1積層電極群31及び第2積層電極群35の間に配置されるつづら折り部41,42の端部に連続して、第1積層電極群31及び第2積層電極群35の間から延出した余り部44が形成される。余り部44は、正極32,36及び負極33,37の長手方向(図4の左右方向)に伸びる。余り部44は、平面状の薄いシートがU字形に曲げられて、その両端がつづら折り部41,42の端に連結された形状である。そして、図4に矢印Pで示す方向に余り部44が曲げられて、第1積層電極群31及び第2積層電極群35の周囲に、一方向(図4で矢印Qで示す方向)に巻き付けられる。そして、図3に示すように、余り部44の先端部が余り部44の根元部に絶縁テープ等で結合されることにより、覆い部43が形成される。これにより、覆い部43は、第1つづら折り部41及び第2つづら折り部42から連続して、両側部分が重なる状態で折り曲げられた余り部44が、2つの積層電極群31,35の周囲のほぼ全周を覆うように配置されることにより形成される。
図5は、蓋板14に固定された端子16,17に接続された2つの積層電極群31,35を含む電極端子接続構造を製造する方法の1例を示す図である。図5では、2つの積層電極群31,35を横方向に広げて、かつセパレータ40において、積層電極群31,35から延出される余り部44を折り重ねた状態を斜視図で示している。図6は、図5に示す状態から2つの積層電極群31,35を電極積層方向Xに対面するように起こして、かつセパレータ40の余り部44をU字形に起こした状態を示す斜視図である。
図2に示したように、負極集電板50及び正極集電板(図示せず)のそれぞれには、負極タブ33a、37a及び正極タブ32a、36aが接合される。この場合において、図5に示すように2つの積層電極群31,35を平面に沿うように、横方向に広げた状態で、各タブ33a、37a、32a、36aを、対応する集電板に溶接することができる。このとき、正極集電板は正極端子17に接続され、負極集電板50(図2)は負極端子16に接続された状態で、各集電板が蓋板14に固定されている。図5では、上側結合部材19(図2)及び中間部材18a(図2)の図示を省略している。各タブ33a、37a、32a、36aは、対応する集電板において、蓋板14の幅方向(図5の左右方向)における両側面に溶接されてもよいが、対応する集電板の下側面に溶接されてもよい。
また、セパレータ40のつづら折り部41,42(図3)は、中間要素41a、42a(図3)が各積層電極群31,35の正極及び負極の間に配置されるようにつづら折り状に形成される。余り部44は、各つづら折り部41,42から連続して外側に延出して、平面状に折り重ねられている。このとき、余り部44は、第1積層電極群31及び第2積層電極群35の長手方向の一端(図5の紙面の表側端)から外側に延出されて、U字形の平面状に折り曲げられる。余り部44の両端部分は、平行な直線状に延伸し、余り部44の中間部は、余り部44の両端部分の延伸方向(図5の紙面の表裏方向)に対し傾斜した折れ線P1、P2で折り曲げられて、両端部分に対し直交する方向に伸びる。
次いで、図6に示すように、第1積層電極群31及び第2積層電極群35が電極積層方向Xに対面するように起こされた状態で、余り部44は、両側部分が対面するようにU字形に形成される。このとき、図5で形成された折れ線P1,P2は、図6の直線部Q1,Q2に相当し、直線部Q1,Q2を挟んだ両側部分が平面に沿うように起こされる。
そして、この状態から第1積層電極群31及び第2積層電極群35を接近させて余り部44の両側部分を重ね合わせた状態で、余り部44を第1積層電極群31及び第2積層電極群35の周囲に巻き付ける。そして、余り部44を、第1積層電極群31及び前記第2積層電極群35の周囲のほぼ全周を覆うように配置し、その先端部を根元部に結合することにより、覆い部43(図3)を形成する。なお、2つの積層電極群31,35を電極積層方向Xに対面させた状態で、集電板にタブを溶接で接合する場合には、図5の状態を経ることなく、図6の状態から余り部を周囲に巻くこともできる。
上記の二次電池10によれば、2つの積層電極群31,35のそれぞれに配置されたつづら折り部41,42と、つづら折り部41,42の間の覆い部43とが1枚のセパレータ40でつながっている。また、覆い部43が2つの積層電極群31,35の周囲に巻かれることにより、積層された正極及び負極の間の位置ずれを抑制できる。さらに、覆い部43は、外側のケース12に対して絶縁性を有し、かつ、外部から加わった衝撃を吸収する機能を有する。これにより、二次電池10の外部から加わる振動及び衝撃が、内部の積層電極群31,35に伝達されることを抑制できるので、耐振動性及び耐衝撃性が高い構造を実現できる。
さらに、セパレータ40が電解液60を保持でき、セパレータ40から積層電極群31,35の内部へ電解液60を浸透させることができる。これにより、セパレータ40に覆い部43を設けた分、電解液60の保持量を大きくできる。また、実施形態では、特許文献2に記載された構成と異なり、厚みの大きい電極群支持体を用いて電池内部で積層電極群を固定する必要がない。これにより、電池容量及び電解液60の保持量を過度に減少させることなく、積層された電極の間での位置ずれを抑制できる。
また、覆い部43は、両側部分が重なる状態で折り曲げられた余り部44が、積層電極群31,35の周囲のほぼ全周を覆うように配置されることにより形成される。これにより、積層電極群31,35の周囲は、セパレータ40が2重に重なった部分で覆われるので、耐振動性及び耐衝撃性をより高くできる。
図7Aは、実施形態の別例において、図3に対応する図である。図7Bは、図7Aに示す構成において、セパレータ40の覆い部43a、43bを形成する余り部44a、44bを積層電極群31,35から外側に延出させた状態を示している図である。図7Aに示す構成では、図1から図6に示した構成において、セパレータ40が第1覆い部43a及び第2覆い部43bを有する。第1覆い部43a及び第2覆い部43bは、各つづら折り部41、42との連続部から、第1積層電極群31及び第2積層電極群35の周囲に逆方向に巻かれている。2つの覆い部43a、43bの先端部は、図7Aにαの丸で囲った部分で結合される。
第1覆い部43aは、第1余り部44aにより形成される。第1余り部44aは、第1つづら折り部41のうち、第1積層電極群31の一端側である、第1積層電極群31及び第2積層電極群35の間を通って正極32,36及び負極33,37の長手方向(図7Aの左右方向)に伸びる部分の一端に接続される。第1余り部44aは、両側部分が重なるように折り曲げられる。第1覆い部43aは、第1余り部44aが第1積層電極群31の周囲を覆うように一方(図7Aの矢印R1方向)に巻かれて配置されることにより形成される。
第2覆い部43bは、第2余り部44bにより形成される。第2余り部44bは、第2つづら折り部42のうち、第2積層電極群35の一端側である、第1積層電極群31及び第2積層電極群35の間を通って正極32,36及び負極33,37の長手方向(図7Aの左右方向)に伸びる部分の一端に接続される。第2余り部44bは、両側部分が重なるように折り曲げられる。第2覆い部43bは、第2余り部44bが第2積層電極群35の周囲を覆うように、第1覆い部43aの巻方向とは逆方向(図7Aの矢印R2方向)に巻かれて配置されることにより形成される。第1覆い部43aの根元部と、第2覆い部43bの根元部とは外周側部分で連結される。そして、第1覆い部43a及び第2覆い部43bの先端部が、絶縁テープ等で結合される。
図7Aの構成において、セパレータ40を形成する場合には、図7Bに示すように、第1つづら折り部41及び第2つづら折り部42からそれぞれ連続して、電極積層方向Xの逆方向に向かうように延出した2つの余り部44a、44bを形成する。そして、2つの余り部44a、44bの一方の余り部44aを、第1積層電極群31の外側に一方側(図7Bの矢印R1方向)に巻くことで第1覆い部43a(図7A)が形成される。また、2つの余り部44a、44bの他方の余り部44bを、第2積層電極群35の外側に他方側(図7Bの矢印R2方向)に巻くことで第2覆い部43b(図7A)が形成される。そして、第1覆い部43a及び第2覆い部43bの先端部が結合される。その他の構成及び作用は、図1から図6の構成と同様である。
図8は、実施形態の別例において、図3に対応する図である。図8に示す構成では、図7A、7Bに示した構成において、セパレータ40の第1覆い部43c及び第2覆い部43dが、第1覆い部43a及び第2覆い部43b(図7A)より短くなっている。第1覆い部43cは、第1積層電極群31において、正極32,36及び負極33,37の長手方向の一端の外側(図8の右側)に配置され、電極積層方向Xに伸び、この一端を覆っている。また、セパレータ40の第2覆い部43dは、第2積層電極群35において、正極及び負極の長手方向の一端の外側に配置され、電極積層方向Xに伸び、この一端を覆っている。
また、セパレータ40は、第3覆い部43e及び第4覆い部43fを有する。第3覆い部43eは、第1つづら折り部41において、第1積層電極群31の外端に配置される部分から連続して第1積層電極群31を一方側(図8の矢印S1方向)に巻いている。第4覆い部43fは、第2つづら折り部42において、第2積層電極群35の外端に配置される部分から連続して第2積層電極群35を他方側(図8の矢印S2方向)に巻いている。そして第3覆い部43e及び第4覆い部43fの先端部(図8にα1の丸で囲った部分)が結合される。また、第3覆い部43eの根元部と第1覆い部43cの先端部とが、図8にα2の丸で囲った部分で結合される。さらに、第4覆い部43fの根元部と第2覆い部43dの先端部とが、図8にα3の丸で囲った部分で結合される。その他の構成及び作用は、図1から図6の構成、または、図7A、図7Bの構成と同様である。
図9は、実施形態の別例において、図3に対応する図である。図9に示す構成では、図1から図6に示した構成において、セパレータ40の覆い部が2つの積層電極群31,35の間から延出されていない。図9に示す構成では、つづら折り部45が、連続して第1積層電極群31及び第2積層電極群35の正極32,36及び負極33,37の間を通過している。また、セパレータ40は、第1覆い部46a及び第2覆い部46bを有する。第1覆い部46aは、セパレータ40において、つづら折り部45のうち、第1積層電極群31の一端側(図9の上端側)に配置される一端T1から連続し、両側部分が重なるように折り曲げられる。第1覆い部46aは、図9に破線Uで囲んだ部分で示している。第1覆い部46aは、第1積層電極群31及び第2積層電極群35を、図9に矢印V1で示す方向に巻いて、第1積層電極群31及び第2積層電極群35の周囲の一部を覆うように配置される。第1覆い部46aの先端部は、第2積層電極群35の正極36及び負極37の電極積層方向Xに対し直交する方向である長手方向一端部(図9の右端部)を覆うように、電極積層方向Xに伸びて配置される。
一方、第2覆い部46bは、セパレータ40において、第1覆い部46aの根元部の一端T2から連続し、先端側で両側部分が重なるように折り曲げられた部分によって形成される。第2覆い部46bは、先端側部分が第1積層電極群31の正極32及び負極33の電極積層方向Xに対し直交する方向である長手方向一端部(図9の右端部)を覆うように、電極積層方向Xに伸びて配置される。そして、第1覆い部46a及び第2覆い部46bの先端部が、図9にαの丸で囲った部分で結合される。その他の構成及び作用は、図1から図6の構成と同様である。
図10は、実施形態の別例において、図3に対応する図である。図10に示す構成では、図9に示した構成において、つづら折り部45は、第1積層電極群31及び第2積層電極群35の電極積層方向Xの両端を覆うように正極32,36及び負極33,37の長手方向(図10の左右方向)に伸びた端部45a、45bを有する。また、セパレータ40は、第1覆い部47a及び第2覆い部47bを有する。第1覆い部47aは、セパレータ40において、つづら折り部45のうち、第1積層電極群31の一端側に配置される端部45aの一端T3に接続される。第1覆い部47aは、両側部分が重なるように折り曲げられ、正極32,36及び負極33,37の長手方向一端部(図10の左端部)を覆うように電極積層方向Xに伸びて配置される。
一方、第2覆い部47bは、セパレータ40において、つづら折り部45のうち、第1積層電極群31の他端側に配置され、かつ、第2積層電極群35の他端側に配置される端部45bの他端T4に接続される。第2覆い部47bは、両側部分が重なるように折り曲げられ、正極及び負極の長手方向他端部(図10の右端部)を覆うように電極積層方向Xに伸びて配置される。
そして、第1覆い部47aの先端部とつづら折り部45の他端部の側面とが、図10にα1の丸で囲った部分で結合される。また、第2覆い部47bの先端部とつづら折り部45の一端部の側面とが、図10にα2の丸で囲った部分で結合される。また、第1覆い部47a及び第2覆い部47bは、各積層電極群31,35に対し電極積層方向Xには積層されない。
上記の構成によれば、2つの積層電極群31,35が積層されてなる部分の積層方向外端において、セパレータ40が二重に重ね合わされた重ね合わせ部が存在しない。これにより、二次電池の内部の限られた空間内において、電極体30の電極積層方向Xに正極32,36及び負極33,37の積層数を多くできる。これにより、二次電池でのエネルギー密度の向上を図れる。その他の構成及び作用は、図1から図6の構成、または図9の構成と同様である。
図11は、実施形態の別例において、図3に対応する図である。図11に示す構成では、図10に示した構成において、第1覆い部47aにおいて、正極32,36及び負極33,37の長手方向一端より外側(図11の左側)で、先端側部分が外側に半分程度まで折り返されることにより第1折り返し部48aが形成される。また、第1覆い部47aの根元部の一端に接続された部分が外側に伸び、その伸びた部分が半分程度まで折り返されることにより第2折り返し部48bが形成される。そして、第1折り返し部48a及び第2折り返し部48bの先端部(図11にα1の丸で囲んだ部分)が結合される。また、第1覆い部47aにおいて、第1折り返し部48aの根元周辺部と、つづら折り部45の他端部の側面とが、図11にα2の丸で囲った部分で結合される。
一方、第2覆い部47bにおいて、正極及び負極の長手方向他端より外側(図11の右側)で、先端側部分が外側に半分程度まで折り返されることにより第3折り返し部48cが形成される。また、第2覆い部47bの根元部の一端に接続された部分が外側に伸び、その伸びた部分が半分程度まで折り返されることにより第4折り返し部48dが形成される。そして、第3折り返し部48c及び第4折り返し部48dの先端部(図11にα3の丸で囲んだ部分)が結合される。また、第2覆い部47bにおいて、第3折り返し部48cの根元周辺部と、つづら折り部45の一端部の側面とが、図11にα4の丸で囲った部分で結合される。
上記の構成によれば、セパレータ40において、電極体30の電極積層方向Xに対し直交する方向である長手方向端部に配置されるセパレータ40の重ね合せ数を大きくできるので、耐振動性及び耐衝撃性の向上を図れる。その他の構成及び作用は、図10の構成と同様である。
図12は、実施形態の別例を示す図である。図12は、図4に示す構成において、セパレータ40の余り部44の延出部分であって第1積層電極群31と第2積層電極群35との間に正極板39が挿入されている。正極板39は、各積層電極群31,35を構成する正極32,36と同様に構成され、正極集電板(図示せず)に正極タブ(図示せず)が接合される。上記の構成によれば電池容量を増加させることができる。その他の構成及び作用は、図3、図4の構成と同様である。
また、上記の各実施形態では、電極体30が2つの積層電極群31,35を含む構成を説明した。一方、図5、図6の構成を除く上記の各例の構成において、電極体が積層電極群を1つのみ含み、すべての正極タブ及び負極タブが、それぞれ対応する集電板の一方面に集合されて溶接される構成と組み合わせることができる。例えば、セパレータの覆い部により、1つの積層電極群の周囲の一部または全周を覆うように巻くこともできる。また、電極体が3つ以上の積層電極群を含む構成でも、セパレータの覆い部により、周囲の一部または全周を覆うように巻くこともできる。
また、上記の各実施形態では、非水電解質が液状の電解液である場合を説明したが、非水電解質は、ゲル状ポリマー等を用いた固体電解質であってもよい。この場合でも、非水電解質の保持容量を大きくして長期サイクルにおける性能を向上できる。
また、上記の実施形態では、外装体が金属製のケース12である場合を説明したが、外装体として、2枚のラミネートフィルムの周縁部を接合してなるフィルム外装体を用いて二次電池を形成するいわゆるパウチ型としてもよい。
本発明は、積層型非水電解質二次電池に利用できる。
10 積層型非水電解質型二次電池(二次電池)
12 ケース
13 ケース本体
13a 底板部
13b 周壁部
14 蓋板
14a 貫通孔
15 絶縁板
16 負極端子
17 正極端子
18a,18b 中間部材
19 上側結合部材
20 絶縁部材
30 電極体
31 第1積層電極群(積層電極群)
32 正極
32a 正極タブ
33 負極
33a 負極タブ
34 タブ積層体
35 第2積層電極群
36 正極
36a 正極タブ
37 負極
37a 負極タブ
38 タブ積層体
39 正極板
40 セパレータ
41 第1つづら折り部(つづら折り部)
41a 中間要素
41b 連結部
41c 端部
42 第2つづら折り部
42a 中間要素
42b 連結部
42c 端部
43 覆い部
43a 第1覆い部
43b 第2覆い部
43c 第1覆い部
43d 第2覆い部
43e 第3覆い部
43f 第4覆い部
44 余り部
44a 第1余り部
44b 第2余り部
45 つづら折り部
45a,45b 端部
46a 第1覆い部
46b 第2覆い部
47a 第1覆い部
47b 第2覆い部
48a 第1折り返し部
48b 第2折り返し部
48c 第3折り返し部
48d 第4折り返し部
50 負極集電板
60 電解液

Claims (4)

  1. 外装体に収容され、交互に配置される複数の正極及び複数の負極と、セパレータとを備える積層電極群であって、前記セパレータは、前記正極及び前記負極の間に配置される複数の中間要素を有するつづら折り形状のつづら折り部を含む積層電極群を備え、
    前記セパレータは、前記つづら折り部に連続する部分において、前記積層電極群の外側に延出され、前記積層電極群の周囲の少なくとも一部を覆うように配置される覆い部を含む、積層型非水電解質二次電池。
  2. 請求項1に記載の積層型非水電解質二次電池において、
    前記積層電極群は、第1積層電極群であり、
    前記第1積層電極群に隣り合って配置された第2積層電極群であって、交互に配置される複数の第2正極及び複数の第2負極を備える第2積層電極群を備え、
    前記セパレータは、前記第2正極及び前記第2負極の間に配置される複数の第2中間要素を有するつづら折り形状の第2つづら折り部を含み、
    前記覆い部は、前記つづら折り部及び前記第2つづら折り部から連続して両側部分が重なる状態で折り曲げられた余り部が、前記第1積層電極群及び前記第2積層電極群の周囲の少なくとも一部を覆うように配置されることにより形成される、積層型非水電解質二次電池。
  3. 請求項1に記載の積層型非水電解質二次電池において、
    前記覆い部は、前記セパレータにおいて、前記つづら折り部のうち、前記積層電極群の一端側に配置される一端に接続され、両側部分が重なるように折り曲げられ、前記積層電極群の周囲の少なくとも一部を覆うように配置されることにより形成される、積層型非水電解質二次電池。
  4. 請求項3に記載の積層型非水電解質二次電池において、
    前記覆い部は、電極積層方向に対し直交する方向の一端部を覆うように配置され、
    前記セパレータは、前記つづら折り部のうち、前記積層電極群の他端側に配置される他端に接続され、両側部分が重なるように折り曲げられた第2覆い部を有し、
    前記第2覆い部が、前記電極積層方向に対し直交する方向の他端部を覆うように配置され、
    前記覆い部及び前記第2覆い部は、前記積層電極群に対し前記電極積層方向に積層されない、積層型非水電解質二次電池。
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