JPWO2017138550A1 - 光ネットワーク制御装置および光パス設定方法 - Google Patents

光ネットワーク制御装置および光パス設定方法 Download PDF

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Abstract

エラスティック光ネットワークにおいては、集線するクライアント信号を再最適化するのに要する処理工数が増大するため、本発明の光ネットワーク制御装置は、光ネットワークを構成する光通信路および光ノード装置の少なくとも一方の運用状況を監視し、運用状況に基づいて、光ネットワークに設定された光パスに収容されているクライアント信号を再配置するか否かを判断する再配置検知手段と、再配置検知手段が再配置すると判断したクライアント信号を収容する再配置対象光パスに関わる光通信路および光ノード装置の少なくとも一方を、設計除外対象として指定する設計候補除外手段と、設計除外対象を除いた経路の中から再配置対象光パスに対する代替経路を決定する光パス設計手段と、再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを参照し、代替経路上の光パスに再収容するクライアント信号を決定するトラヒック参照手段と、代替経路に割当済みのトラヒックと要求トラヒックとを集線した集線トラヒックを構成する集線設計手段、とを有し、トラヒック参照手段は、代替経路上の光パス候補のうち占有波長スロット数が増大する光パス候補を除外した再配置光パスを決定し、光パス設計手段は、集線トラヒックを収容するように再配置光パスの波長割当を決定する。

Description

本発明は、光ネットワーク制御装置および光パス設定方法に関し、特に、エラスティック光ネットワーク方式を用いた光ネットワーク制御装置および光パス設定方法に関する。
光ネットワークは、クライアント装置のトラヒックを、拠点間を接続する光ファイバ通信路を介して通信する機能を提供する。ここで、光ネットワークは、ノード装置とクライアント装置との間のインターフェースを介してクライアント信号を受信する。そして、種々の多重方式を用いて、複数のクライアント信号を多重した後に、より大容量な光ファイバ通信路を介して通信する。多重方式には、波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)方式、および時分割多重(Time Division Multiplexing:TDM)方式などが用いられる。
このような光ネットワークにおいては、クライアント装置の要求トラヒックに応じて、スイッチやルータなどの小粒度切替装置が複数のクライアント信号を集線する。集線された複数のクライアント信号を、光ファイバ通信路を介して通信する光パスに高効率に収容するためには、共通の光ファイバ通信路を通る複数のクライアント信号を集線する技術(トラヒック・グルーミング技術)が必須となる。
このような、複数のクライアント信号が集線された集線信号を光ネットワークの波長パスに収容する技術の一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された関連するパス収容設計装置は、サブλパス設定要求取得部、設計部、ネットワーク情報管理部、および演算結果記憶部から構成されている。設計部は、論理経路決定機能部、物理経路決定機能部、波長使用率算出機能部、波長割当決定機能部、サブλパス収容機能部、および稼働率計算機能部を備える。
設計部は、サブλ(電気)パスを以下の順番(優先順位)で波長パスに収容する。すなわち、第1番目にシングルホップの論理経路の既存波長パス、第2番目にマルチホップの論理経路の既存波長パス、第3番目にシングルホップの論理経路の新設波長パス、そして第4番目にマルチホップの論理経路の既存及び新設の波長パス、の順番に収容する。このとき、同一の順位で複数の候補がある場合は、物理経路のホップ数が最も小さいものを選択することにより行う。物理経路のホップ数が同じものが複数あれば、それらのうち論理経路のホップ数が小さいものを選択する。さらに、論理経路のホップ数が同じものが複数あれば、それらのうち、波長使用率算出機能部が算出した波長使用率が小さいものを選択する。
また、冗長パスを設計する場合には、まず、論理経路決定機能部が複数の論理経路候補を算出し、冗長パスを組むN本のパス本数分の組み合わせを算出する。このとき、稼働率計算機能部が計算した論理経路における稼働率が品質要件を満たさない組み合わせ、またはノードの重複が発生している組み合わせを削除する。
次に、物理経路決定機能部は、算出された論理経路の組み合わせにおいて、物理経路の候補を算出する。このとき、算出された論理経路において中継ノードを通過する経路に関しては、当該中継ノードを通過しない経路は削除する。また、この場合も、稼働率が品質要件を満たさない組み合わせ、またはノード重複・リンク重複・管路重複等が発生している組み合わせを削除する。
次に、論理経路設計機能部が、要求帯域以上の空き帯域がある収容効率の高い論理経路を上述した順序で算出する。そして、設計部は、算出した論理経路の波長パスにサブλパスの収容が可能か否かを判定する。収容可能と判定された場合、サブλパス収容機能部は当該波長パスにサブλパスを収容する。
このような構成としたことにより、関連するパス収容設計装置によれば、経路が偏らないようにパスの収容設計を行うことができ、トラフィックの収容効率を高めることが可能であり、さらに高信頼な冗長経路を設計できる、としている。
一方、光周波数資源を有効利用するために、エラスティック光ネットワーク方式が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。エラスティック光ネットワーク方式においては、複数のノードが光ファイバで接続されたネットワーク上において、光信号を送受信するノード間の経路に、光信号の伝送容量に応じた必要最小限の周波数帯域を割り当てることが可能である。またエラスティック光ネットワーク方式では、割り当てる周波数帯域を所定の周波数幅を1スロット単位としたスロットの個数によって柔軟に決定することができる。
このように、エラスティック光ネットワーク方式によれば、トラヒックの所要容量に応じて光パスの所要波長スロット数を変化させることができる。これにより、従来の固定グリッド網では活用できなかった余剰の波長資源にも光パスを割り当てることができるので、光ネットワークの利用効率を向上させることが可能になる。
国際公開第2014/119724号 特開2014−045463号公報
上述した関連するパス収容設計装置などでは、物理経路の収容効率や収容光パスの収容効率に鑑みて、接続先の異なる要求トラヒックであっても、物理経路上の同一のノード装置が接続する場合には、同一の光パスに収容するようにクライアント信号を集線する。
一方、近年の光通信ネットワークでは、光ノード装置同士がメッシュ状に光ファイバで接続される物理層トポロジー構成や、光ノード装置同士はリング状に光ファイバで接続されるがメッシュ状の論理層トポロジー構成を持つ形態が増加する傾向にある。このような形態の光通信ネットワークにおいては、メッシュ状の物理層トポロジーに対して、光パスの経路と集線するクライアント信号を再選択する候補が多数存在する。したがって、光パスの収容効率を向上するために、集線する要求トラヒックの再割当を行うことが有効である。
しかしながら、上述した、光パスの所要波長スロット数の選択が可能なエラスティック光ネットワークにおいては、物理経路の通信路品質に基づいて波長スロット数が決定される。そのため、集線する要求トラヒックの再割当を行う際に、波長スロット数の選択が探索パラメータに加わることになる。さらに、光パス収容効率を向上するために、選択した波長スロット数に応じて集線する複数のクライアント信号を選択することが探索パラメータに追加される。したがって、逐次変化する経路条件において、集線するクライアント信号を選択するために要する時間がさらに増大する。
このように、エラスティック光ネットワークにおいては、集線するクライアント信号を再最適化するのに要する処理工数が増大する、という問題があった。
本発明の目的は、上述した課題である、エラスティック光ネットワークにおいては、集線するクライアント信号を再最適化するのに要する処理工数が増大する、という課題を解決する光ネットワーク制御装置および光パス設定方法を提供することにある。
本発明の光ネットワーク制御装置は、光ネットワークを構成する光通信路および光ノード装置の少なくとも一方の運用状況を監視し、運用状況に基づいて、光ネットワークに設定された光パスに収容されているクライアント信号を再配置するか否かを判断する再配置検知手段と、再配置検知手段が再配置すると判断したクライアント信号を収容する再配置対象光パスに関わる光通信路および光ノード装置の少なくとも一方を、設計除外対象として指定する設計候補除外手段と、設計除外対象を除いた経路の中から再配置対象光パスに対する代替経路を決定する光パス設計手段と、再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを参照し、代替経路上の光パスに再収容するクライアント信号を決定するトラヒック参照手段と、代替経路に割当済みのトラヒックと要求トラヒックとを集線した集線トラヒックを構成する集線設計手段、とを有し、トラヒック参照手段は、代替経路上の光パス候補のうち占有波長スロット数が増大する光パス候補を除外した再配置光パスを決定し、光パス設計手段は、集線トラヒックを収容するように再配置光パスの波長割当を決定する。
本発明の光パス設定方法は、光ネットワークを構成する光通信路および光ノード装置の少なくとも一方の運用状況を監視し、運用状況に基づいて、光ネットワークに設定された光パスに収容されているクライアント信号を再配置するか否かを判断し、再配置すると判断した場合、再配置すると判断したクライアント信号を収容する再配置対象光パスに関わる光通信路および光ノード装置の少なくとも一方を、設計除外対象として指定し、設計除外対象を除いた経路の中から再配置対象光パスに対する代替経路を決定し、再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを参照し、代替経路上の光パスに再収容するクライアント信号を決定し、代替経路に割当済みのトラヒックと要求トラヒックとを集線した集線トラヒックを構成し、代替経路上の光パス候補のうち占有波長スロット数が増大する光パス候補を除外した再配置光パスを決定し、集線トラヒックを収容するように再配置光パスの波長割当を決定する。
本発明のプログラムは、コンピュータを光ネットワークを構成する光通信路および光ノード装置の運用状況の少なくとも一方を監視し、運用状況に基づいて、光ネットワークに設定された光パスに収容されているクライアント信号を再配置するか否かを判断する手段、再配置すると判断した場合、再配置すると判断したクライアント信号を収容する再配置対象光パスに関わる光通信路および光ノード装置の少なくとも一方を、設計除外対象として指定する手段、設計除外対象を除いた経路の中から再配置対象光パスに対する代替経路を決定する手段、再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを参照し、代替経路上の光パスに再収容するクライアント信号を決定する手段、代替経路に割当済みのトラヒックと要求トラヒックとを集線した集線トラヒックを構成する手段、代替経路上の光パス候補のうち占有波長スロット数が増大する光パス候補を除外した再配置光パスを決定する手段、集線トラヒックを収容するように再配置光パスの波長割当を決定する手段として機能させる。
本発明の光ネットワーク制御装置および光パス設定方法によれば、エラスティック光ネットワーク方式を用いた場合であっても、処理工数の増大を招くことなく、集線するクライアント信号を再最適化し光パスの収容効率を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る光通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る光通信システムにおける光ネットワーク制御装置と光ノード装置の接続関係を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ノード装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の動作を説明するための図であって、光ファイバ通信路における波長利用率の時間変化を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の動作を説明するための図であって、波長利用率が再配置開始閾値を超えた光ファイバ通信路がマスクを施された状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の動作を説明するための図であって、代替経路と集線する光ノード装置が探索された後の状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の動作を説明するための図であって、要求トラヒックを収容する光パスが設定された後の状態を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の動作を説明するための図であって、再配置される要求トラヒックを選択する動作を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の動作を説明するための図であって、説明に用いる光ネットワークの構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る光ネットワーク制御装置の動作を説明するための図であって、光ファイバ通信路における波長スロットの占有状況を示す図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光ネットワーク制御装置10の構成を示すブロック図である。光ネットワーク制御装置10は、再配置検知手段11、設計候補除外手段12、光パス設計手段13、トラヒック参照手段14、および集線設計手段15を有する。
再配置検知手段11は、光ネットワークを構成する光通信路および光ノード装置の少なくとも一方の運用状況を監視し、運用状況に基づいて、光ネットワークに設定された光パスに収容されているクライアント信号を再配置するか否かを判断する。設計候補除外手段12は、再配置検知手段11が再配置すると判断したクライアント信号を収容する再配置対象光パスに関わる光通信路および光ノード装置の少なくとも一方を、設計除外対象として指定する。光パス設計手段13は、設計除外対象を除いた経路の中から再配置対象光パスに対する代替経路を決定する。
また、トラヒック参照手段14は、再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを参照し、代替経路上の光パスに再収容するクライアント信号を決定する。そして、集線設計手段15は、代替経路に割当済みのトラヒックと要求トラヒックとを集線した集線トラヒックを構成する。
ここで、トラヒック参照手段14は、代替経路上の光パス候補のうち占有波長スロット数が増大する光パス候補を除外した再配置光パスを決定する。そして、光パス設計手段13は、集線トラヒックを収容するように再配置光パスの波長割当を決定する。
上述したように、本実施形態による光ネットワーク制御装置10は、トラヒック参照手段14が代替経路上の光パス候補のうち占有波長スロット数が増大する光パス候補を除外した再配置光パスを決定する構成としている。そのため、本実施形態の光ネットワーク制御装置10によれば、エラスティック光ネットワーク方式を用いた場合であっても、処理工数の増大を招くことなく、集線するクライアント信号を再最適化し光パスの収容効率を向上させることができる。
ここで、再配置検知手段11は、光通信路の波長利用率を、運用状況として監視する波長利用率算出手段を備えた構成とすることができる。これにより、光通信路における利用可能な波長の逼迫状況を解消することができる。
次に、本実施形態による光パス設定方法について説明する。本実施形態による光パス設定方法においては、まず、光ネットワークを構成する光通信路および光ノード装置の少なくとも一方の運用状況を監視し、運用状況に基づいて、光ネットワークに設定された光パスに収容されているクライアント信号を再配置するか否かを判断する。再配置すると判断した場合、再配置すると判断したクライアント信号を収容する再配置対象光パスに関わる光通信路および光ノード装置の少なくとも一方を、設計除外対象として指定する。この設計除外対象を除いた経路の中から再配置対象光パスに対する代替経路を決定する。
続いて、再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを参照し、代替経路上の光パスに再収容するクライアント信号を決定する。そして、この代替経路に割当済みのトラヒックと要求トラヒックとを集線した集線トラヒックを構成する。
ここで、代替経路上の光パス候補のうち占有波長スロット数が増大する光パス候補を除外した再配置光パスを決定する。そして、上述した集線トラヒックを収容するように再配置光パスの波長割当を決定する。
また、上述の各ステップをコンピュータに実行させることとしてもよい。すなわち、コンピュータを以下の第1の手段から第7の手段として機能させるためのプログラムを用いることができる。
ここで、第1の手段は、光ネットワークを構成する光通信路および光ノード装置の少なくとも一方の運用状況を監視し、運用状況に基づいて、光ネットワークに設定された光パスに収容されているクライアント信号を再配置するか否かを判断する。第2の手段は、再配置すると判断した場合、再配置すると判断したクライアント信号を収容する再配置対象光パスに関わる光通信路および光ノード装置の少なくとも一方を、設計除外対象として指定する。第3の手段は、設計除外対象を除いた経路の中から再配置対象光パスに対する代替経路を決定する。第4の手段は、再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを参照し、代替経路上の光パスに再収容するクライアント信号を決定する。第5の手段は、代替経路に割当済みのトラヒックと要求トラヒックとを集線した集線トラヒックを構成する。第6の手段は、代替経路上の光パス候補のうち占有波長スロット数が増大する光パス候補を除外した再配置光パスを決定する。そして、第7の手段は、集線トラヒックを収容するように再配置光パスの波長割当を決定する。
上述したように、本実施形態の光ネットワーク制御装置10、光パス設定方法およびプログラムによれば、集線するクライアント信号を再最適化し光パスの収容効率を向上させることができる。このとき、エラスティック光ネットワーク方式を用いた場合であっても、処理工数の増大を招くことはない。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図2に、本実施形態による光通信システム1000の構成を示す。同図に示すように、光通信システム1000は、光ネットワーク制御装置100と光ネットワーク200を有する。光ネットワーク200は光ノード装置300−1〜5および光ファイバ通信路301−1〜6から構成される。図2では、5個の光ノード装置300−1〜5が6本の光ファイバ通信路301−1〜6により接続され、光ネットワーク200を構成している例を示す。
図3に、本実施形態による光ネットワーク制御装置100の構成を示す。光ネットワーク制御装置100はデータベース部110、集線設計手段(集線設計部)120、光パス設計手段(光パス設計部)130、設計候補除外手段(設計候補除外部)140、再配置検知手段(再配置検知部)150、および光ネットワーク設定通知手段(光ネットワーク設定通知部)160を備える。
データベース(DB)部110はネットワーク情報管理データベース(DB)111を有する。集線設計手段120はクライアント信号管理手段(クライアント信号管理部)121を有する。光パス設計手段130は経路探索手段(経路探索部)131および波長割当手段(波長割当部)132を備える。設計候補除外手段140は経路マスク手段(経路マスク部)141を有する。再配置検知手段150は波長利用率算出手段(波長利用率算出部)151およびトラヒック接続先参照手段(トラヒック接続先参照部)152を備える。
図4に、本実施形態の光通信システム1000における光ネットワーク制御装置100と光ノード装置の接続関係を模式的に示す。同図では、2個の光ノード装置300−1〜2が接続されている場合を例示した。
ここで、光ノード装置300−1〜2はそれぞれ、光ノード装置設定通知手段(光ノード装置設定通知部)310、光ノード装置制御手段(光ノード装置制御部)320、クライアント信号切替手段(クライアント信号切替部)330、および光パス切替手段(光パス切替部)340を備える。そして、図4に示すように、光ネットワーク制御装置100が備える光ネットワーク設定通知手段160と、光ノード装置300−1〜2が備える光ノード装置設定通知手段310−1〜2とがそれぞれ接続される。また、光ノード装置300−1と光ノード装置300−2は、それぞれが備える光パス切替手段340−1と光パス切替手段340−2の間で光ファイバ通信路301−1により接続される。
図5に、光ノード装置300の構成をさらに詳細に示す。同図に示すように、光ノード装置300が備える光ノード装置制御手段320は、集線制御手段(集線制御部)321、波長制御手段(波長制御部)322、および方路制御手段(方路制御部)323を有する。
また、光ノード装置300が備えるクライアント信号切替手段330は、クライアント装置331−1〜4と可変小粒度切替装置332を有する。また、光パス切替手段340は可変光トランスポンダ装置341−1〜2および可変大粒度切替装置342を備える。ここで、可変小粒度切替装置332としては例えば、スイッチ、ルータ、およびオープンフロー・スイッチなどを用いることができる。また、可変大粒度切替装置342としては例えば、光クロスコネクトまたは帯域可変型波長選択スイッチなどを用いることができる。
次に、本実施形態による光ネットワーク制御装置100の動作について説明する。図6は、本実施形態による光ネットワーク制御装置100の動作を説明するためのフローチャートである。
光ネットワーク制御装置100が備える波長利用率算出手段151は、光ネットワーク200を構成する光ファイバ通信路301−1〜6における波長利用率を、定期的または光パスの割り当て時等に監視する(ステップS110)。ここで、波長利用率とは、光ファイバ通信路の全波長スロット数に対するトラヒックを収容済みの波長スロット数の比である。光ファイバ通信路における波長利用率の時間変化の様子を、図7に模式的に示す。
光ネットワーク制御装置100は、光ファイバ通信路の波長利用率が再配置開始閾値を上回るか否かを判定する(ステップS120)。ここで、再配置開始閾値は、例えば通信事業者のネットワーク運用者等が事前に設定することができる。光ファイバ通信路の波長利用率が再配置開始閾値を上回る場合(ステップS120/YES)、光ネットワーク制御装置100は要求トラヒックの再配置処理(ステップS130)を実施する。
要求トラヒックの再配置処理(ステップS130)は、以下の手順で実施する。
経路マスク手段141は、再配置開始閾値を上回る光ファイバ通信路をマスクし、経路探索対象から除外する(ステップS131)。次に、ネットワーク情報管理DB111を参照し、経路探索対象から除外された光ファイバ通信路に割り当て済みの光パスを抽出する(ステップS132)。このとき抽出された光パスを「再配置対象光パス」と呼ぶ。
トラヒック接続先参照手段152は、再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを抽出する(ステップS133)。光パス設計手段130は、抽出した要求トラヒックに対して、再配置開始閾値を上回る光ファイバ通信路がマスクされて除外された経路上に、光パスを再配置する計算を行う(ステップS134)。このとき用いるアルゴリズムとしては、線形計画法や第k次最短経路探索法などがあげられる。
上述した計算結果に基づいて、光パスの占有波長スロット数が増大することになる光パスを除外したうえで、再配置を実行する。このときの再配置順序は先着順とすることができる。これに限らず、物理経路長、物理経路のホップ数、物理経路の品質、光パスの周波数利用効率、およびトラヒック優先度などに応じて、再配置順序を適切に並び替える前処理を実施することとしてもよい。
光パスの再配置設計結果は光ネットワーク設定通知手段160から、光ノード装置300が備える光ノード装置設定通知手段310を介して各光ノード装置300に通知され反映される(ステップS135)。
次に、光ネットワーク制御装置100が要求トラヒックを再配置する動作について、図8A〜8Cに示した場合を例として説明する。
光ネットワーク制御装置100が備える波長利用率算出手段151が、光ファイバ通信路301−4における波長利用率が再配置開始閾値を超えたことを検出する。この後、経路マスク手段141はこの光ファイバ通信路301−4にマスクを施し、経路探索対象から除外する(図8A)。
トラヒック接続先参照手段152は、抽出した再配置対象光パスに収容された要求トラヒック400を、マスクされて光ファイバ通信路301−4が除外された経路上に再配置する場合の代替経路を探索する。このとき、クライアント信号管理手段121は、代替経路401に割り当てられる他の複数の要求トラヒックを集線するために、光ノード装置300−2が集線する複数のクライアント信号を設定する(図8B)。
光パス設計手段130は、要求トラヒック400を収容する光パス402−1、402−2を設計する(図8C)。
以上により、光パスの再配置が完了する。
上述した光パスの再配置設定が反映された後に、波長利用率算出手段151は各光ファイバ通信路の波長利用率を再度計算する(図6のステップS136)。各光ファイバ通信路の波長利用率が再配置終了閾値を下回るか否かを判定し(ステップS140)、再配置終了閾値を下回らないとき(ステップS140/NO)、再配置処理(ステップS130)を繰り返し実行する。波長利用率が再配置終了閾値を下回ったとき(ステップS140/YES)、光パスの再配置処理が終了する(図7参照)。ここで、再配置終了閾値は、例えば通信事業者のネットワーク運用者等が事前に設定することができる。
光ネットワーク全体に収容される要求トラヒック量の増大に伴って、再配置開始閾値を上回る光ファイバ通信路の割合が増大する。そのため、ステップS131においてより多くの光ファイバ通信路が経路探索対象から除外され、経路探索に失敗する場合があり得る。この場合、再配置開始閾値および再配置終了閾値を、例えば光ネットワーク全体での平均波長利用率に応じて設定し直すことができる。再配置開始閾値を再設定することにより、経路探索対象となる光ファイバ通信路の数が増加するので、経路選択の成功率を向上させることができる。
また、優先度が高位の光パスなど、必ず開通する必要がある光パスの場合には、経路探索に失敗した場合は波長利用率を経路探索メトリックとして、それが最小となる経路に割り当てることとしてもよい。
また、優先度が高位の光パスは、光パスの再配置によって通信断が発生することを避けるために、波長利用率が閾値を超えている場合であっても、再配置対象から除外することとしてもよい。その場合、光パスの優先度が一定値以下の光パスのみをネットワーク情報管理データベース(DB)111から抽出し、再配置の対象とすればよい。光パスの優先度は、例えば通信事業者のネットワーク運用者が決定することができる。
光ノード装置300においては、光ノード装置設定通知手段310が受け付けた設定に基づいて、光ノード装置制御手段320がクライアント信号切替手段330および光パス切替手段340を制御し、光パスを再配置する。具体的には図5に示すように、光ノード装置制御手段320が備える集線制御手段321は、各クライアント装置331−1〜4から送出されるクライアント信号の集線対象と集線されたクライアント信号の送出先を、可変小粒度切替装置332に通知する。波長制御手段322は、光パスの割り当て先である波長スロット番号と変調方式、およびスペクトル整形設定値を可変光トランスポンダ装置341−1〜2に通知する。可変光トランスポンダ装置341−1〜2は、この通知に基づいて信号光の波長スロットと変調方式、およびスペクトル整形を設定する。また、可変大粒度切替装置342は、波長制御手段322から受け取る波長スロット番号の通知および方路制御手段323から受け取る方路設定の通知に基づいて、再配置光パスが割り当てられる代替経路に送出先を切り替える。
ここで、通信の瞬断が許されない要求トラヒックに対しては、再配置光パスを確立した後に元の光パスを削除する処理、いわゆるMake before Break処理を行うことにより、無瞬断な光パスの再配置を実現することが可能である。
上述した光ネットワーク制御装置100の動作により、光ファイバ通信路における利用可能な波長の逼迫状況を解消することができる。
上述したように、本実施形態による光ネットワーク制御装置100は、再配置により占有波長スロット数が増大する光パスを除外した上で、光パスの再配置を実行する。すなわち、光ネットワークの利用効率を向上することが可能な光パスに対してのみ光パス配置の再最適化を実行する。そのため、光パス配置の再最適化に要する処理時間・処理工数を低減することできる。これは、再選択の対象となる光パスおよび集線クライアント信号を抽出するための演算の計算量は、クライアント信号の集線設計手段の計算量と比較して、大幅に小さいからである。
以上の結果、エラスティック光ネットワーク方式を用いた場合であっても、処理工数の増大を招くことなく、集線するクライアント信号を再最適化し光パスの収容効率を向上させることができる。
また、再配置の対象となる光パスに対してのみ、光パスの切り替え処理を行うため、処理中に通信断が発生するリスクを最小限に抑制することが可能である。すなわち、ネットワークの信頼性を損なうことなく、高速にネットワークの使用効率を向上させることができる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図9に、本実施形態による光ネットワーク制御装置101の構成を示す。
光ネットワーク制御装置101は、データベース部110、集線設計手段(集線設計部)120、光パス設計手段(光パス設計部)130、設計候補除外手段(設計候補除外部)140、再配置検知手段(再配置検知部)150、および光ネットワーク設定通知手段(光ネットワーク設定通知部)160を有する。ここで、データベース(DB)部110はネットワーク情報管理データベース(DB)111に加えて、再配置トラヒック管理データベース(DB)112を備える。再配置トラヒック管理データベース(DB)112以外の構成は、第2の実施形態による光ネットワーク制御装置100の構成と同様であるから、以下の説明では、それらの詳細な説明は省略する場合がある。
次に、本実施形態による光ネットワーク制御装置101の動作について説明する。図10は、本実施形態による光ネットワーク制御装置101の動作を説明するためのフローチャートである。
光ネットワーク制御装置101が備える波長利用率算出手段151は、光ネットワーク200を構成する光ファイバ通信路301−1〜6における波長利用率を、定期的または光パスの割り当て時等に監視する(ステップS110)。光ネットワーク制御装置101は、光ファイバ通信路の波長利用率が再配置開始閾値を上回るか否かを判定する(ステップS120)。光ファイバ通信路の波長利用率が再配置開始閾値を上回る場合(ステップS120/YES)、光ネットワーク制御装置101は要求トラヒックの再配置処理(ステップS230)を実施する。
要求トラヒックの再配置処理(ステップS230)は、以下の手順で実施する。
経路マスク手段141は、再配置開始閾値を上回る光ファイバ通信路をマスクし、経路探索対象から除外する(ステップS131)。次に、ネットワーク情報管理DB111を参照し、経路探索対象から除外された光ファイバ通信路に割り当て済みの光パスである再配置対象光パスを抽出する(ステップS132)。トラヒック接続先参照手段152は、再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを抽出する(ステップS133)。ここまでの動作は、第2の実施形態による光ネットワーク制御装置100の動作と同様である。
ここで、光パスの通信距離が長ければ長いほど、レイテンシや消費電力の観点より再配置の対象から除外した方が望ましい。そこで、トラヒック接続先参照手段152は、抽出した要求トラヒックから再配置させる要求トラヒックを接続先情報に基づいて選択する。すなわち、トラヒック接続先参照手段152は、マスクされた光ファイバ通信路の接続元の光ノード装置において終端される要求トラヒックを選択し、選択された要求トラヒックを再配置トラヒック管理データベース(DB)112に格納する(ステップS234)。この場合、接続先情報は、要求トラヒックが終端される接続先に関する情報である。
光パス設計手段130は、再配置トラヒック管理データベース(DB)112から要求トラヒックを読み込み、選択された要求トラヒックを収容する光パスを再配置する(ステップS235)。このときの再配置順序は先着順とすることができる。これに限らず、物理経路長、物理経路のホップ数、物理経路の品質、光パスの周波数利用効率、およびトラヒック優先度などに応じて、再配置順序を適切に並び替える前処理を実施することとしてもよい。
光パスの再配置設計結果は光ネットワーク設定通知手段160から、光ノード装置300が備える光ノード装置設定通知手段310を介して、各光ノード装置300に通知され反映される(ステップS236)。
上述した光パスの再配置設定が反映された後に、波長利用率算出手段151は各光ファイバ通信路の波長利用率を再計算する(ステップS237)。そして、各光ファイバ通信路の波長利用率が再配置終了閾値を下回るか否かを判定する(ステップS140)。ここで、再配置終了閾値は、例えば通信事業者のネットワーク運用者等が事前に設定することができる。
光ファイバ通信路の波長利用率が再配置終了閾値を下回らないとき(ステップS140/NO)、再配置トラヒックの選択対象を隣接光ノード装置において終端されるトラヒックに拡大する(ステップS238)。そして、重複の無い要求トラヒックを再度選択し、選択した要求トラヒックを再配置トラヒック管理データベース(DB)112に追加して格納する(ステップS234)。
続いて、ステップS234からステップS238までの処理を繰り返し実行する。波長利用率が再配置終了閾値を下回ったとき(ステップS140/YES)、光パスの再配置処理が終了する。
なお、再配置光パスのホップ数毎に再配置する要求トラヒックを選択することとしてもよい。
次に、光ネットワーク制御装置101が、再配置する要求トラヒックを選択する動作について、図11に示した場合を例として具体的に説明する。
波長利用率算出手段151が、光ファイバ通信路301−4の波長利用率が再配置開始閾値を超えたことを検出した後に、経路マスク手段141は、この光ファイバ通信路301−4にマスクを施して経路探索対象から除外する。トラヒック接続先参照手段152は、再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを抽出する。
光パス設計手段130はまず、抽出された要求トラヒックのうち、光ファイバ通信路301−4の接続元である光ノード装置300−4および光ノード装置300−5において終端される光パスに収容される要求トラヒック410を再配置対象として選択する。この要求トラヒック410を再配置した後に、光ファイバ通信路301−4の波長利用率が再配置終了閾値を上回っている場合(図10のステップS140/NO)には、次に、要求トラヒック411を再配置対象として選択する(ステップS238)。
再度、光ファイバ通信路301−4の波長利用率を確認し、再配置終了閾値を依然として上回っている場合(図10のステップS140/NO)には、さらに要求トラヒック412を再配置対象として選択する。以上の手順を繰り返すことにより、要求トラヒックの再配置を実施する。
優先度が高位の光パスは、光パスの再配置によって通信断が発生することを避けるために、波長利用率が閾値を超えている場合であっても、再配置対象から除外することとしてもよい。その場合、光パスの優先度が一定値以下の光パスのみをネットワーク情報管理データベース(DB)111から抽出し、再配置の対象とすればよい。光パスの優先度は、例えば通信事業者のネットワーク運用者が決定することができる。
ここで特に、通信の瞬断が許されない要求トラヒックに対しては、再配置光パスを確立した後に元の光パスを削除する処理、いわゆるMake before Break処理を行うことにより、無瞬断な光パスの再配置を実現することが可能である。
上述した光ネットワーク制御装置101の動作により、光ファイバ通信路における利用可能な波長の逼迫状況を解消することができる。
上述したように、本実施形態による光ネットワーク制御装置101は、1ホップで終端されるような短距離パスから優先的に再配置を実施する。そのため、再配置に伴う光パスの迂回を最小限に抑えることができる。しかも、レイテンシや消費電力の観点より再配置の対象から除外した方が望ましい長距離通信用光パスの割当変更を減らすことが可能である。
以上の結果、本実施形態の光ネットワーク制御装置101によれば、エラスティック光ネットワーク方式を用いた場合であっても、処理工数の増大を招くことなく、集線するクライアント信号を再最適化し光パスの収容効率を向上させることができる。
また、再配置の対象となる光パスに対してのみ、光パスの切り替え処理を行うため、処理中に通信断が発生するリスクを最小限に抑制しつつ処理工数を低減することが可能である。すなわち、ネットワークの信頼性を損なうことなく、高速にネットワークの使用効率を向上させることができる。
〔第4の実施形態〕
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図12に、本実施形態による光ネットワーク制御装置102の構成を示す。
光ネットワーク制御装置102は、データベース部110、集線設計手段(集線設計部)120、光パス設計手段(光パス設計部)130、設計候補除外手段(設計候補除外部)140、再配置検知手段(再配置検知部)150、および光ネットワーク設定通知手段(光ネットワーク設定通知部)160を有する。ここで、データベース(DB)部110はネットワーク情報管理データベース(DB)111および再配置トラヒック管理データベース(DB)112を備える。ここまでの構成は、第3の実施形態による光ネットワーク制御装置101の構成と同様である。
本実施形態による光ネットワーク制御装置102が備える設計候補除外手段140は、経路マスク手段141に加えて、集線ノード装置マスク手段142を有する。また、本実施形態による再配置検知手段150は、波長利用率算出手段151およびトラヒック接続先参照手段152に加えて、可変切替装置利用率算出手段153を備える。
次に、本実施形態による光ネットワーク制御装置102の動作について説明する。図13は、本実施形態による光ネットワーク制御装置102の動作を説明するためのフローチャートである。
光ネットワーク制御装置102が備える可変切替装置利用率算出手段153は、光ネットワーク200を構成する光ノード装置が備える可変小粒度切替装置332および可変大粒度切替装置342の利用率を監視する(ステップS310)。この監視は、定期的にまたは光パスの割り当て時等に行うことができる。
可変小粒度切替装置332および可変大粒度切替装置342のうち特に、可変小粒度切替装置332の利用率が上昇し、高負荷状態になると処理遅延が増大するという課題が生じる。しかし、本実施形態による光ネットワーク制御装置102は、以下に述べるように、可変小粒度切替装置332の利用率が再配置開始閾値を上回る場合には、要求トラヒックの再配置を実施する構成としている。そのため、可変小粒度切替装置332への負荷を減らすネットワーク設計が可能になる。ここで、再配置開始閾値は、例えば通信事業者のネットワーク運用者等が事前に設定することができる。
光ネットワーク制御装置102は、可変小粒度切替装置332および可変大粒度切替装置342の少なくとも一方(以下では単に、「切替装置」とも言う)の利用率が再配置開始閾値を上回るか否かを判定する(ステップS320)。切替装置の利用率が再配置開始閾値を上回る場合(ステップS320/YES)、光ネットワーク制御装置102は要求トラヒックの再配置処理(ステップS330)を実施する。
要求トラヒックの再配置処理(ステップS330)は、以下の手順で実施する。
集線ノード装置マスク手段142は、再配置開始閾値を上回る光ノード装置300をマスクし、クライアント信号の集線箇所としての探索対象から除外する(ステップS331)。次に、ネットワーク情報管理DB111を参照し、該当する光ノード装置において終端される光パスを再配置対象光パスとして抽出する(ステップS332)。ただし、該当する光ノード装置が要求トラヒックの接続先となっているトラヒックに関しては、再配置の対象外とする。トラヒック接続先参照手段152は、再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを抽出する(ステップS333)。
クライアント信号管理手段121は、クライアント信号の集線箇所をマスクされていない近接の光ノード装置に変更する。光パス設計手段130は、抽出した要求トラヒックに対して、再配置開始閾値を上回る光ノード装置がマスクされて除外された経路上に、光パスを再配置する計算を行う(ステップS334)。
上述した計算結果に基づいて、光パスの占有波長スロット数が増大することになる光パスを除外したうえで、再配置を実行する。このときの再配置順序は先着順とすることができる。これに限らず、物理経路長、物理経路のホップ数、物理経路の品質、光パスの周波数利用効率、およびトラヒック優先度などに応じて、再配置順序を適切に並び替える前処理を実施することとしてもよい。
光パスの再配置設計結果は光ネットワーク設定通知手段160から、光ノード装置300が備える光ノード装置設定通知手段310を介して各光ノード装置300に通知され反映される(ステップS335)。
上述した光パスの再配置設定が反映された後に、可変切替装置利用率算出手段153は、各光ノード装置300が備える切替装置、例えば可変小粒度切替装置332の利用率を再度計算する(ステップS336)。各切替装置の利用率が再配置終了閾値を下回るか否かを判定し(ステップS340)、再配置終了閾値を下回らないとき(ステップS340/NO)、再配置処理(ステップS330)を繰り返し実行する。波長利用率が再配置終了閾値を下回ったとき(ステップS340/YES)、光パスの再配置処理が終了する。ここで、再配置終了閾値は、例えば通信事業者のネットワーク運用者等が事前に設定することができる。
光ネットワーク全体に収容される要求トラヒック量の増大に伴って、再配置開始閾値を上回る切替装置の割合が増大する。そのため、ステップS331においてより多くのクライアント信号の集線箇所が経路探索対象から除外され、経路探索に失敗する問題があり得る。この場合、再配置開始閾値および再配置終了閾値を、例えば光ネットワーク全体での切替装置の平均利用率に応じて設定し直すことができる。再配置開始閾値を再設定することにより、経路探索対象となる切替装置の数が増加するので、経路選択の成功率を向上させることができる。
また、優先度が高位の光パスなど、必ず開通する必要がある光パスの場合には、経路探索に失敗した場合は切替装置の利用率を経路探索メトリックとして、最小となる経路に割り当てることとしてもよい。
また、優先度が高位の光パスは、光パスの再配置によって通信断が発生することを避けるために、終端される光ノード装置が備える切替装置の利用率が閾値を超えている場合であっても、再配置対象から除外することとしてもよい。特に、通信の瞬断が許されない要求トラヒックに対しては、再配置光パスを確立した後に元の光パスを削除する処理、いわゆるMake before Break処理を行うことにより、無瞬断な光パスの再配置を実現することが可能である。
上述した光ネットワーク制御装置102の動作により、光ノード装置300が備える切替装置の負荷を低減することができる。特に、可変小粒度切替装置の負荷を低減することにより、処理遅延を低く抑えることが可能である。
上述したように、本実施形態による光ネットワーク制御装置102は、再配置により占有波長スロット数が増大する光パスを除外した上で、光パスの再配置を実行する。すなわち、光ネットワークの利用効率を向上することが可能な光パスに対してのみ光パス配置の再最適化を実行する。そのため、光パス配置の再最適化に要する処理時間・処理工数を低減することできる。
以上の結果、エラスティック光ネットワーク方式を用いた場合であっても、処理工数の増大を招くことなく、集線するクライアント信号を再最適化し光パスの収容効率を向上させることができる。
また、再配置の対象となる光パスに対してのみ、光パスの切り替え処理を行うため、処理中に通信断が発生するリスクを最小限に抑制することが可能である。すなわち、ネットワークの信頼性を損なうことなく、高速にネットワークの使用効率を向上させることができる。
さらに、要求トラヒックを集線する光ノード装置を分散させることができるため、障害発生時の影響を低減することが可能である。
〔第5の実施形態〕
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図14に、本実施形態による光ネットワーク制御装置103の構成を示す。
光ネットワーク制御装置103は、データベース部110、集線設計手段(集線設計部)120、光パス設計手段(光パス設計部)130、設計候補除外手段(設計候補除外部)140、再配置検知手段(再配置検知部)150、および光ネットワーク設定通知手段(光ネットワーク設定通知部)160を有する。ここで、データベース(DB)部110はネットワーク情報管理データベース(DB)111および再配置トラヒック管理データベース(DB)112を備える。ここまでの構成は、第3の実施形態による光ネットワーク制御装置101の構成と同様である。
本実施形態による再配置検知手段150は、波長利用率算出手段151およびトラヒック接続先参照手段152に加えて、波長スロット断片化検出手段154を備える。
次に、本実施形態による光ネットワーク制御装置103の動作について説明する。図15は、本実施形態による光ネットワーク制御装置103の動作を説明するためのフローチャートである。
光ネットワーク制御装置103が備える波長スロット断片化検出手段154は、光ファイバ通信路301−1〜6における波長スロットの配置を、定期的または光パスの割り当て時等に検出する。そして、光パスの最小占有スロット数を下回る空き波長スロット(以下、「波長フラグメンテーション」と呼ぶ)を監視する(ステップS410)。ここで、各光ファイバ通信路が有する光ファイバにおいて、光パスの最小占有スロット数を下回る空き波長スロット領域の個数を「断片化指標」と定義し、波長フラグメンテーションを定量的に評価する。
光ネットワーク制御装置103は、光ファイバ通信路における断片化指標が再配置開始閾値を上回るか否かを判定する(ステップS420)。ここで、再配置開始閾値は、例えば通信事業者のネットワーク運用者等が事前に設定することができる。光ファイバ通信路における断片化指標が再配置開始閾値を上回る場合(ステップS420/YES)、光ネットワーク制御装置103は要求トラヒックの再配置処理(ステップS430)を実施する。
ここで、図16Aおよび16Bを用いて、光ファイバ通信路における断片化指標について具体的に説明する。ここでは、図16Aに示した光ネットワーク200、すなわち5個の光ノード装置300−1〜5が6本の光ファイバ通信路301−1〜6により接続された光ネットワーク200を例として説明する。
図16Bに示した波長スロットの占有状況の 例では、光パスの最小占有スロット数は「2」であり、これを下回る空き波長スロット数は「1」である。したがって、スロット数が「1」である空き波長スロットが波長フラグメンテーションである。断片化指標は上述したように、各光ファイバ通信路が有する光ファイバにおける波長フラグメンテーション領域の個数である。これより、光ファイバ通信路301−1〜6における断片化指標はそれぞれ、図16Bの最右欄に示したようになる。ここで、断片化指標に対する再配置開始閾値を「1」に設定した場合、光ネットワーク制御装置103は、光ファイバ通信路301−3および光ファイバ通信路301−4に対して要求トラヒックの再配置を実施する。
なお、断片化指標として、光ファイバ通信路ごとの波長フラグメンテーションのスロット数、複数ホップに渡る未割当の波長スロット数または波長スロット領域の個数を用いることができる。さらに、光ファイバ通信路における空き波長スロットのスロット数に関する頻度分布の平均値の逆数または最頻値の逆数を、断片化指標と定義することとしてもよい。
要求トラヒックの再配置処理(ステップS430)は、以下の手順で実施する。
経路マスク手段141は、再配置開始閾値を上回る光ファイバ通信路をマスクし、経路探索対象から除外する(ステップS431)。次に、ネットワーク情報管理DB111を参照し、経路探索対象から除外された光ファイバ通信路に割り当て済みの光パスを抽出する(ステップS432)。このとき抽出された光パスを「再配置対象光パス」と呼ぶ。
トラヒック接続先参照手段152は、再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを抽出する(ステップS433)。光パス設計手段130は、抽出した要求トラヒックに対して、再配置開始閾値を上回る光ファイバ通信路がマスクされて除外された経路上に、光パスを再配置する計算を行う(ステップS434)。
上述した計算結果に基づいて、光パスの占有波長スロット数が増大することになる光パスを除外したうえで、再配置を実行する。このときの再配置順序は先着順とすることができる。これに限らず、物理経路長、物理経路のホップ数、物理経路の品質、光パスの周波数利用効率、およびトラヒック優先度などに応じて、再配置順序を適切に並び替える前処理を実施することとしてもよい。
光パスの再配置設計結果は光ネットワーク設定通知手段160から、光ノード装置300が備える光ノード装置設定通知手段310を介して各光ノード装置300に通知され反映される(ステップS435)。
光パスの再配置設定が反映された後に、波長スロット断片化検出手段154は各光ファイバ通信路の断片化指標を再度計算する(ステップS436)。各光ファイバ通信路の断片化指標が再配置終了閾値を下回るか否かを判定し(ステップS440)、再配置終了閾値を下回らないとき(ステップS440/NO)、再配置処理(ステップS430)を繰り返し実行する。断片化指標が再配置終了閾値を下回ったとき(ステップS440/YES)、光パスの再配置処理が終了する。ここで、再配置終了閾値は、例えば通信事業者のネットワーク運用者等が事前に設定することができる。
優先度が高位の光パスは、光パスの再配置によって通信断が発生することを避けるために、断片化指標が閾値を超えている場合であっても、再配置対象から除外することとしてもよい。その場合、光パスの優先度が一定値以下の光パスのみをネットワーク情報管理データベース(DB)111から抽出し、再配置の対象とすればよい。光パスの優先度は、例えば通信事業者のネットワーク運用者が決定することができる。
上述した光ネットワーク制御装置103の動作により、光ファイバ通信路で発生した波長フラグメンテーションを解消することが可能である。
上述したように、本実施形態による光ネットワーク制御装置100は、再配置により占有波長スロット数が増大する光パスを除外した上で、光パスの再配置を実行する。そのため、光パス配置の再最適化に要する処理時間・処理工数を低減することできる。
以上の結果、エラスティック光ネットワーク方式を用いた場合であっても、処理工数の増大を招くことなく、集線するクライアント信号を再最適化し光パスの収容効率を向上させることができる。
また、再配置の対象となる光パスに対してのみ、光パスの切り替え処理を行うため、処理中に通信断が発生するリスクを最小限に抑制することが可能である。すなわち、ネットワークの信頼性を損なうことなく、高速にネットワークの使用効率を向上させることができる。
また、上述した各実施形態によれば、既存の運用光パスに対して波長リソースの再最適化を実施することにより、割当可能な波長スロットを捻出することが可能である。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2016年2月12日に出願された日本出願特願2016−025100を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10、100、101、102、103 光ネットワーク制御装置
11、150 再配置検知手段
12、140 設計候補除外手段
13、130 光パス設計手段
14 トラヒック参照手段
15、120 集線設計手段
110 データベース部
111 ネットワーク情報管理データベース(DB)
112 再配置トラヒック管理データベース(DB)
121 クライアント信号管理手段
131 経路探索手段
132 波長割当手段
140 設計候補除外手段
141 経路マスク手段
142 集線ノード装置マスク手段
150 再配置検知手段
151 波長利用率算出手段
152 トラヒック接続先参照手段
153 可変切替装置利用率算出手段
154 波長スロット断片化検出手段
160 光ネットワーク設定通知手段
200 光ネットワーク
300−1〜5 光ノード装置
301−1〜6 光ファイバ通信路
310 光ノード装置設定通知手段
320 光ノード装置制御手段
321 集線制御手段
322 波長制御手段
323 方路制御手段
330 クライアント信号切替手段
331−1〜4 クライアント装置
332 可変小粒度切替装置
340 光パス切替手段
341−1〜2 可変光トランスポンダ装置
342 可変大粒度切替装置
400 要求トラヒック
401 代替経路
402−1、402−2 光パス
1000 光通信システム

Claims (10)

  1. 光ネットワークを構成する光通信路および光ノード装置の少なくとも一方の運用状況を監視し、前記運用状況に基づいて、前記光ネットワークに設定された光パスに収容されているクライアント信号を再配置するか否かを判断する再配置検知手段と、
    前記再配置検知手段が再配置すると判断した前記クライアント信号を収容する再配置対象光パスに関わる前記光通信路および前記光ノード装置の少なくとも一方を、設計除外対象として指定する設計候補除外手段と、
    前記設計除外対象を除いた経路の中から前記再配置対象光パスに対する代替経路を決定する光パス設計手段と、
    前記再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを参照し、前記代替経路上の光パスに再収容する前記クライアント信号を決定するトラヒック参照手段と、
    前記代替経路に割当済みのトラヒックと前記要求トラヒックとを集線した集線トラヒックを構成する集線設計手段、とを有し、
    前記トラヒック参照手段は、前記代替経路上の光パス候補のうち占有波長スロット数が増大する前記光パス候補を除外した再配置光パスを決定し、
    前記光パス設計手段は、前記集線トラヒックを収容するように前記再配置光パスの波長割当を決定する
    光ネットワーク制御装置。
  2. 請求項1に記載した光ネットワーク制御装置において、
    前記再配置検知手段は、前記光通信路の波長利用率を、前記運用状況として監視する波長利用率算出手段を備える
    光ネットワーク制御装置。
  3. 請求項1または2に記載した光ネットワーク制御装置において、
    前記再配置検知手段は、前記光ノード装置が備える切替装置の利用率を、前記運用状況として監視する切替装置利用率算出手段を備える
    光ネットワーク制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載した光ネットワーク制御装置において、
    前記再配置検知手段は、前記光通信路における波長スロットに関する断片化指標を、前記運用状況として監視する波長スロット断片化検出手段を備える
    光ネットワーク制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載した光ネットワーク制御装置において、
    前記トラヒック参照手段は、前記要求トラヒックの接続先情報に基づいて、再収容する前記要求トラヒックを選択する
    光ネットワーク制御装置。
  6. 請求項5に記載した光ネットワーク制御装置において、
    前記接続先情報は、前記要求トラヒックが終端される接続先に関する情報である
    光ネットワーク制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載した光ネットワーク制御装置において、
    前記代替経路と、前記再配置光パスの波長割当と、前記集線トラヒックを構成するクライアント信号とに関する情報を含む再配置光パス情報を光ノード装置に通知する光ネットワーク設定通知手段、をさらに有する
    光ネットワーク制御装置。
  8. 請求項7に記載した光ネットワーク制御装置が備える前記光ネットワーク設定通知手段から前記再配置光パス情報を受け付ける光ノード装置設定通知手段と、
    複数のクライアント信号を集線するクライアント信号切替手段と、
    前記クライアント信号切替手段において集線されたクライアント信号に基づいて変調された信号光を、光通信路に送出する光パス切替手段と、
    前記再配置光パス情報に基づいて、前記クライアント信号切替手段および前記光パス切替手段を制御する光ノード装置制御手段、とを有する
    光ノード装置。
  9. 光ネットワークを構成する光通信路および光ノード装置の少なくとも一方の運用状況を監視し、前記運用状況に基づいて、前記光ネットワークに設定された光パスに収容されているクライアント信号を再配置するか否かを判断し、
    再配置すると判断した場合、再配置すると判断した前記クライアント信号を収容する再配置対象光パスに関わる前記光通信路および前記光ノード装置の少なくとも一方を、設計除外対象として指定し、
    前記設計除外対象を除いた経路の中から前記再配置対象光パスに対する代替経路を決定し、
    前記再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを参照し、前記代替経路上の光パスに再収容する前記クライアント信号を決定し、
    前記代替経路に割当済みのトラヒックと前記要求トラヒックとを集線した集線トラヒックを構成し、
    前記代替経路上の光パス候補のうち占有波長スロット数が増大する前記光パス候補を除外した再配置光パスを決定し、
    前記集線トラヒックを収容するように前記再配置光パスの波長割当を決定する
    光パス設定方法。
  10. コンピュータを
    光ネットワークを構成する光通信路および光ノード装置の少なくとも一方の運用状況を監視し、前記運用状況に基づいて、前記光ネットワークに設定された光パスに収容されているクライアント信号を再配置するか否かを判断する手段、
    再配置すると判断した場合、再配置すると判断した前記クライアント信号を収容する再配置対象光パスに関わる前記光通信路および前記光ノード装置の少なくとも一方を、設計除外対象として指定する手段、
    前記設計除外対象を除いた経路の中から前記再配置対象光パスに対する代替経路を決定する手段、
    前記再配置対象光パスに収容された要求トラヒックを参照し、前記代替経路上の光パスに再収容する前記クライアント信号を決定する手段、
    前記代替経路に割当済みのトラヒックと前記要求トラヒックとを集線した集線トラヒックを構成する手段、
    前記代替経路上の光パス候補のうち占有波長スロット数が増大する前記光パス候補を除外した再配置光パスを決定する手段、
    前記集線トラヒックを収容するように前記再配置光パスの波長割当を決定する手段
    として機能させるためのプログラムを記録したプログラム記録媒体。
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