JP4700738B2 - 通信ノード装置、通信システム、パスリソース割当方法、及びプログラム - Google Patents

通信ノード装置、通信システム、パスリソース割当方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、GMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)、MPLS(Multi Protocol Label Switching)等を用いて、波長、ファイバ等をリソースとしてパスを設定して運用する通信網に関する。特に、本発明は、パスに与えられた優先度情報に基づき、設定されているパスのリソースを流用して新しいパスを設定する際の必要リソース量の削減に関する。
パス運用を実現する既存技術として、MPLS(非特許文献1参照)、GMPLS(非特許文献2または3参照)等があげられ、これらのパス設定機能、つまりシグナリング機能は、シグナリングプロトコルであるRSVP−TE(Resource Reservation Protocol for Traffic Engineering)(非特許文献3または4参照)等を利用して実現されている。
RSVP−TE等のシグナリング技術においては、個々のパスにパスの設定優先度に関わる数値が付与され、優先順位の高いパスが優先順位の低いパスのリソースを流用する機能が設けられている。
RSVP−TEの仕様ではパス設定の優先度情報として、holding priorityとset−up priorityという二つの値が設けられ、張られているパスの保持するholding priorityより、新たに設定されるパスのsetup priorityが高い場合、リソースの流用が発生し、元々設定されていたパスは削除される機能を有する。
なお、先行技術文献として下記の文献がある。
IETF RFC3031 IETF RFC3471 IETF RFC3473 IETF RFC3209 IETF RFC3630 IETF RFC3292 特開2005−269377号公報 特開2003−229902号公報 特開平4−256246号公報
従来技術においては、リソース流用の際のリソース割当て順位の決定基準としてパスに設定される優先度情報(priority)の値は、通常、長期的な運用ポリシーや、パスに収容されるサービスレベル等によって決定される。
しかしながら、priority値に割当てられる数値空間が限られていることや、その他の通信網の運用ポリシーに関する事情により、特定のパスに対しては同じpriority値の間でリソースの流用を行う必要性が発生する場合がある。
例えば、パスが故障し、故障したパスの代替パスを設定する場合に、通常に運用されているパスのリソースは流用せず、故障状態のパスのみからリソースを流用する必要性が発生した場合がそれに該当する。
しかしながら、従来の技術の枠組みでは、priority値のみによって、リソースを流用するパスを決定するため、同じ優先順位を持つパスの間では、流用する相手を特定できず、新規にリソースを確保する必要性が生じる場合がある。
効率的なリソース運用が行えない例1を図1に示す。例えば図1の場合には、パス3の設定において、node−2とnode−3とを結ぶリンクのリソースを流用してパス3を設定しようと試みる場合を考える。ここで、priorityの値は数値が低いほど優先度が高いものとし、パス1、パス2はパス3が設定される前に設定が完了していて、かつ、パス2は故障しているものとする。このケースでは、パス3がnode−2、node−3の間のリソースを流用しようとすると、付与されたpriorityにより判断し、もともと付与されていた優先度の低い(数値的には大きい)パス1のリソースを流用してパスを設定することとなる。
しかしながら、このケースの場合は、故障しているパス2のリソースを流用してパス2に割当て、活用するのが効率的である。ところが、このようなケースに故障パスを指定してリソース流用を行う方法は存在しない。従って、正常なパス1のリソースを流用することを回避しサービス中断を避けるためには、リソース流用の実施を取りやめ、新しく別にリソースを用意する必要が生じ、必要な設備量が増加してしまう。
さらに、効率的なリソース運用が行えない例2を図2に示す。図2のように、通信網に2箇所の故障が発生し、故障区間を通過していた現用パスの代わりに迂回パス(図2における予備パス)を設定する場合を考える。ここでは、現用パスと故障時の迂回パスの優先度をあらわす数値がそれぞれX、Yである。この場合、迂回パスは現用パスと経路が重複するため、現用パスの正常区間のリソースを再利用してパスを設定するのが必要なリソース量が削減でき効率的である。
しかし、運用上の理由によりX≧Yの優先度で優先度が決定されていた場合には、迂回パスが故障パスの正常区間を再利用することができず、実質的には再利用可能な区間も別にリソースを用意する必要性が生じてしまう。
従って、本来必要なリソース量以上に設備を用意し新たなリソースを確保する必要が生じてしまう。(ここでは、故障したパスは故障解消後に切戻しを行うために、故障中も設定を維持するという運用ポリシーを想定している。故障パスの設備を復旧後のために保持することは実運用上必須である。)
上記の例のように、新たに確保するリソース量が増えた場合に、ノード装置に必要なインターフェース数や、リンク数が増加し、設備コストが増大するという問題が生じ、さらに故障発生時等にパスの迂回のために必要なリソース要求が増大する。また、迂回することにより復旧可能なパス数が減少するため、信頼性の低下にも繋がる。
なお、ここで述べるリソースとは、通信ノードのインターフェース、光パスにおける波長、TDMのスロット、パケット転送帯域、CPU処理時間等、及びスケジューリングされた将来におけるそれらの使用権限をその範疇に含む。また、パスとはMPLSのパス、TDMパス、GMPLSの波長パス、ファイバスイッチングパス、またはそれらの組み合わせにより実現されるパスをその範疇に含む。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、従来の技術では実現できない、効率の良いパスリソース流用方式を実現することで、パス運用に必要なリソース量を削減し、必要な装置または設備量を削減することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の実施形態によれば、他の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、スイッチング情報を設定することにより、通信網における通信用のパスを設定する通信ノード装置であって、パスを設定するために他の通信ノード装置に対して送信する制御メッセージに、当該パスのリソースを流用することを許可あるいは禁止するパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、または、当該パスがリソースを流用する対象となるパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、当該制御メッセージを送信する手段を備えた通信ノード装置であり当該通信ノード装置から前記制御メッセージを受信した他の通信ノード装置は、当該制御メッセージに含まれる情報を流用可否情報としてリソース流用可否情報テーブルに記憶し、前記他の通信ノード装置が、前記通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行い、当該リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定することを特徴とする通信ノード装置が提供される。
また、本発明の実施形態によれば、他の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、スイッチング情報を設定することで、通信網における通信用のパスを設定する通信ノード装置において、パスを設定するために他の通信ノード装置から制御メッセージを受信し、該制御メッセージに含まれる、当該パスのリソースを流用することを許可あるいは禁止するパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報、または、当該パスがリソースを流用する対象となるパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報をリソース流用可否情報テーブルに記憶する手段と、他の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行う手段と、前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定する手段とを備えたことを特徴とする通信ノード装置が提供される。
また、本発明の実施形態によれば、第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置を含む通信システムであり、当該第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、互いにスイッチング情報を設定することにより、通信網における通信用のパスを設定する通信システムであって、前記第1の通信ノード装置は、パスを設定するために他の通信ノード装置に対して送信する制御メッセージに、当該パスのリソースを流用することを許可あるいは禁止するパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、または、当該パスがリソースを流用する対象となるパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、当該制御メッセージを送信する手段を備え、前記第2の通信ノード装置は、前記第1の通信ノード装置から受信する制御メッセージに含まれる情報を流用可否情報としてリソース流用可否情報テーブルに記憶する手段と、前記第1の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行う手段と、前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定する手段と、を備えることを特徴とする通信システムが提供される。
また、本発明の実施形態によれば、第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置を含む通信システムであり、当該第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、一方の通信ノード装置におけるリソース情報を他方の通信ノード装置に広告するとともに、互いにスイッチング情報を設定することで、通信網における通信用のパスを設定する通信システムであって、前記第1の通信ノード装置は、パスに割当てられたリソースについて、パス識別情報、グループ識別情報毎にリソース量を管理する手段と、この管理する手段により管理されているリソース量の情報をルーティングプロトコルにより広告する際に、当該リソースが割り当てられているパスの識別情報とグループの識別情報、および、当該リソースを流用することを許可あるいは禁止するパスの識別情報またはグループの識別情報を、広告するリソース量の情報に付与し、その情報を制御メッセージ、もしくはルーティングプロトコルのリソース広告メッセージに含めることで、リソースの情報を広告する手段を備え、前記第2の通信ノード装置は、前記第1の通信ノード装置により広告される前記リソースの情報をリソース流用可否情報テーブルに記憶する手段と、前記第1の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行う手段と、前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定する手段と、を備えることを特徴とする通信システムが提供される。
また、本発明の実施形態によれば、第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置を含む通信システムであり、当該第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、互いにスイッチング情報を設定することにより、通信網における通信用のパスを設定する通信システムにおけるパスリソース割当方法であって、前記第1の通信ノード装置が、パスを設定するために他の通信ノード装置に対して送信する制御メッセージに、当該パスのリソースを流用することを許可あるいは禁止するパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、または、当該パスがリソースを流用する対象となるパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、当該制御メッセージを前記第1の通信ノード装置に送信するステップと、前記第2の通信ノード装置が、前記第1の通信ノード装置から受信する制御メッセージに含まれる情報を流用可否情報としてリソース流用可否情報テーブルに記憶するステップと、前記第2の通信ノード装置が、前記第1の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行うステップと、前記第2の通信ノード装置が、前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定するステップと、を備えることを特徴とするパスリソース割当方法が提供される。
また、本発明の実施形態によれば、第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置を含む通信システムであり、当該第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、一方の通信ノード装置におけるリソース情報を他方の通信ノード装置に広告するとともに、互いにスイッチング情報を設定することで、通信網における通信用のパスを設定する通信システムにおけるパスリソース割当方法であって、前記第1の通信ノード装置は、パスに割当てられたリソースについて、パス識別情報、グループ識別情報毎にリソース量を管理する手段を備えており、前記第1の通信ノード装置が、この管理する手段により管理されているリソース量の情報をルーティングプロトコルにより広告する際に、当該リソースが割り当てられているパスの識別情報とグループの識別情報、および、当該リソースを流用することを許可あるいは禁止するパスの識別情報またはグループの識別情報を、広告するリソース量の情報に付与し、その情報を制御メッセージ、もしくはルーティングプロトコルのリソース広告メッセージに含めることで、リソースの情報を広告するステップと、前記第2の通信ノード装置が、前記第1の通信ノード装置により広告される前記リソースの情報をリソース流用可否情報テーブルに記憶するステップと、前記第2の通信ノード装置が、前記第1の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行うステップと、前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定するステップと、を備えることを特徴とするパスリソース割当方法が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、複数の通信ノード装置を有し、複数の通信ノード装置間でメッセージを交換することにより通信用のパスを設定する通信システムにおけるパスリソース割当方法であって、第1の通信ノード装置が第2の通信ノード装置にパスリソースの使用権情報を含むパス制御情報を送信するステップと、前記第2の通信ノード装置が、前記パスリソースの使用権情報に基づき、あるグループに割り当てられているパスリソースを別のグループに割り当てるステップとを有することを特徴とするパスリソース割当方法が提供される。なお、パスリソースの使用権情報とは、例えば実施例中のリソース流用可否情報である。
本発明により、効率の良いパスリソース流用方式を実現することで、パス運用に必要なリソース量を削減し、必要な装置または設備量を削減することができる技術を提供できる。
効率的なリソース運用が行えない例1を説明するための図。 効率的なリソース運用が行えない例2を説明するための図。 本実施例の通信ノード装置の構成図。 本実施例における通信網を示す図。 本実施例のリソース流用可否情報発行装置の構成図。 リソース流用可否情報発行装置の接続図。 本実施例の通信ノード装置の詳細な構成図。 本実施例の通信ノード装置の機能ブロック構成図。 リソース流用可否データの例を示す図。 第一実施例の通信網を機能別に示す図。 通信網の例を示す図。 Priority値変更を実施するネットワーク例を示す図。 リソース流用実施時の制御シーケンスを示す図。 リンク構成例を示す図。 第一実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第一実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第一実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第一実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第一実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第二実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第二実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第二実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第二実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第二実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第三実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第三実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第三実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第三実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第三実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 設定変更時の制御シーケンスを示す図。 第四実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 リソース情報データ75に記録されるパス2の流用対象のパスID及びグループIDを示す図。 第四実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 リソース情報データ75に記録されるパス2の流用対象のパスID及びグループIDを示す図。 リソース流用を契機とする設定変更シーケンスを示す図。 現用パスおよび予備パスを備えた通信網の例を示す図。 故障を契機とするシーケンス例を示す図。 設定変更を契機としたリソース流用または解消を伴うパス設定処理のシーケンスを示す図。 第七実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第七実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第七実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第七実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第七実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 リンク構成例を示す図。 第八実施例においてnode−1が広告する情報を示す図。 第八実施例においてnode−2が広告する情報を示す図。 迂回パス設定例を示す図。 リソース流用を伴う故障救済処理例のシーケンスを示す図。 第九実施例におけるnode−5のリソース情報データを示す図。 経路計算トポロジを示す図。 第九実施例におけるnode−5のリソース情報データを示す図。 第九実施例におけるnode−5のリソース情報データを示す図。 パス設定失敗を契機としたリソース流用対象変更例のシーケンスを示す図。 第十実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第十実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 第十実施例におけるnode−4の流用可否情報の一部を示す図。 集中管理装置の機能ブロック構成図。 集中管理装置を備えた通信網を示す図。 集中管理装置によるパス制御処理のシーケンスを示す図。 リソース流用可否情報発行装置を利用したリソース可否情報発行例を説明するための図。 第十二実施例において発行識別情報データベース92に記録される情報の例を示す図。 第十二実施例においてリソース流用ポリシデータベース91に記録される情報の例を示す図。 予備パスの制御リンクが故障した通信網の例を示す図。 予備パスのリソース枯渇が発生した通信網の例を示す図。 通信網の例を示す図。 通信網を示す図。 通信網の例を示す図。 通信網の例を示す図。 通信網の例を示す図。 通信網の例を示す図。
符号の説明
20、50 隣接装置制御IF
21、51 データ送信IF
22、52 データ受信IF
23、80 コマンド入力手段
24、54 スイッチングHW
25 スイッチングHW制御機能部
26、56 SW管理IF
27、82 シグナリング手段
28、83 経路情報処理手段
29、84 記録手段
30、85 リソース管理手段
40 発行識別情報データベース
41 リソース流用ポリシデータベース
42 流用可否情報決定機能
43 送受信IF
55 スイッチングHW制御用計算機
57 光クロスコネクトスイッチ
58 IPルータ
60 ハードディスク
61 メインメモリ
62 CPU
63 コマンド入力IF装置
70 RSVP−TEプロトコル機能部
71 リソース管理機能部
72 OSPF−TEプロトコル機能部
73 CSPFモジュール
74 GSMPプロトコル機能部
75 リソース情報データ
76 経路情報データ
77 CLI
81 ノード装置制御IF
90 ユーザ情報データベース
91 リソース流用ポリシデータベース
92 発行識別情報データベース
100 ユーザ通信ノード
101 リソース流用可否情報発行装置
102、103 通信ノード装置
200 集中管理装置
本発明の実施の形態を詳細に説明するのに先立って、本発明の実施の形態の概要を説明する。
本発明の一実施形態によれば、GMPLS、MPLS等を用いて、波長、ファイバ等をリソースとしてパスを設定して運用する通信網に設けられ、制御メッセージに含まれるパスの識別情報とリソース情報を利用して、各通信ノード装置で波長またはファイバ等のパス情報とリソース情報の関連付けを行ったリソース管理を行い、パス間で柔軟にリソースを流用して運用することを可能とする通信ノード装置が提供される。また、本発明の実施形態で述べるリソース流用は、RSVP−TE等で定義されているプリエンプション機能をその範疇に含む。
本発明の一実施形態では、パス設定および維持管理を行う制御メッセージ中に、流用対象となるパスのパスIDやグループIDといった識別情報を含めてパスに送信し、優先度情報(priority)のみによる判断だけでなく、パスのIDやグループIDのような識別子を指定して、識別子単位で、流用対象を決定できるようにする。
パス設定を行う前に、そのパスのリソースを流用することを許可または禁止するパスの識別子を予め決定し、制御メッセージ中に決定した識別情報を含めパスを設定し、パスが設定されたノードでは、制御メッセージ中の識別情報に基づいてパスの流用の可否を決定可能とし、パスの識別子単位で流用対象を決定可能とする。
故障発生やリソース流用の発生または解消等のイベント発生時にパスのプライオリティ変更処理を実行し、最も効率よくリソース流用が行えるようプライオリティを変更する。
すなわち、本発明の実施形態に係る通信ノード装置は、他の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、スイッチング情報を設定することにより、通信網における通信用のパスを設定する通信ノード装置である。
ここで、本発明の実施形態によれば、上記通信ノード装置は、パスを設定するために他の通信ノード装置に対して送信する制御メッセージに、当該パスのリソースを流用することを許可あるいは禁止するパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、または、当該パスがリソースを流用する対象となるパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて送信する手段を備える。
このように、リソース流用を実施させる指示を隣接ノードに与えることができる。これにより、他のパスのパス識別情報単位のリソース流用が可能となり効率的に通信網のリソース使用を行うことができる。この際に、特定のパスのグループのみにリソース使用権限を与えることができ、より柔軟な通信網のリソース管理が可能となる。
また、パスに関する情報を変更するために前記制御メッセージに、当該パスのパス識別情報に加え、当該パスに割当てられているリソースを流用することを許可あるいは禁止する新たなパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、または、当該パスのパス識別情報に加え、当該パスの新たなグループ識別情報を含めて、または、当該パスのパス識別情報に加え、当該パスの新たな優先度情報を含めて送信する手段を備えることができる。
これにより、パスとリソースとのマッピング関係を柔軟に管理することができ、通信網の柔軟なリソース管理が可能となる。例えば、パスのリソース割当て、および、流用に関するリソース使用権限の優劣関係を柔軟に変更することができる。
また、上記通信ノード装置は、設定されているパスのリソース流用の発生および解消状況を検出する手段、または、設定されているパスの故障の発生および解消状況を検出する手段を備え、設定されているパスのリソース流用の発生および解消の検出、または、設定されているパスの故障の発生および解消の検出を契機として、自通信ノード装置に設定されている当該パスの優先度情報を変更するとともに、他の通信ノード装置に対して送信する前記制御メッセージに、当該パスのパス識別情報に加え、当該パスの変更後の優先度情報を含めて送信する手段を備えることができる。
これにより、パス優先度情報を状況に応じて迅速に変更することが可能となり、通信網リソースの効率的な利用が可能となる。
また、本発明の一実施形態によれば、他の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、スイッチング情報を設定することで、通信網における通信用のパスを設定する通信ノード装置が提供され、その通信ノード装置は、パスを設定するために他の通信ノード装置から制御メッセージを受信し、該制御メッセージに含まれる、当該パスのリソースを流用することを許可あるいは禁止するパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報、または、当該パスがリソースを流用する対象となるパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報をリソース流用可否情報テーブルに記憶する手段と、リソースを流用する対象となるパス、もしくはリソースを流用する対象となるグループに属するパスを自通信ノード装置に設定されているパスの中から検索し、検索されたパスのリソースを新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、新たなパスを設定する手段とを備える。
これにより、リソース流用の可否情報を記憶装置から参照可能となり、特定パスに対してのみリソース流用が可能となる。例えば、特定パスからリソースを流用して新しいパスを設定することが可能になる。
上記通信ノード装置は、パスに関する情報を変更するため制御メッセージに含まれる情報に基づき 前記リソース流用可否情報テーブルにおける情報を書き換える手段を備えてもよく、前記パスに関する情報を変更するための前記制御メッセージに含まれる情報は、当該パスのパス識別情報に加えて、当該パスに割り当てられているリソースを流用することを許可あるいは禁止する新たなパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報、当該パスの新たなグループ識別情報、または、当該パスの新たな優先度情報を含む。
これにより、パスとリソースのマッピング関係を柔軟に管理することが可能となり、通信網の柔軟なリソース管理が可能となる。例えば、リソース情報とそのリソースの使用権限を記憶して管理することが可能になる。あるいは、パスのリソース割当て、および、流用の優劣関係を柔軟に変更することが可能となる。
また、上記通信ノード装置は、リソースの流用が発生した場合に、当該リソースを流用されたパスの始点の通信ノード装置、もしくは監視装置に対し、当該リソースを流用されたパスのパス識別情報と、当該リソースを流用したパスのパス識別情報を含む流用したパスに関する情報とを送信する手段を備えることができる。
これにより、通信網における各ノード装置で、他のノードのリソース流用状況をパス毎に把握することが可能となる。
また、上記通信ノード装置は、リソースの流用が発生した場合に、当該リソースを流用されたパスを構成するために設定するスイッチング情報を保持しておき、当該リソースを流用されたパスの流用状態の解消を検出した際に、保持しておいた前記スイッチング情報に基づき当該リソースを流用されたパスの経路上の他の通信ノード装置を認識しこの通信ノード装置に対し、流用状態の解消を通知する制御メッセージを送信する手段を備えることができる。
これにより、パスが一時的に削除される際に、パスに関するスイッチングハードウェアの設定情報を通信ノード装置に保存することが可能になり、パスを復活させる際の処理負荷が軽減され、迅速な処理が可能となり、削除以前と同一のリソース割当てが可能になり、通信網のリソースの柔軟な使用と簡素なオペレーションが可能となる。例えば、リソース流用状態の解消を検出可能となり、流用状態が解消されたリソースをいち早く運用することが可能となり、通信網リソースの効率的使用が可能となる。あるいは、リソース流用が解消されたリソースの迅速な再利用が可能となる。
また、上記通信ノード装置は、リソースの流用が発生した場合に、当該リソースを流用されたパスの設定情報を保持しておき、当該リソースを流用されたパスの流用状態の解消を通知する制御メッセージを受信した際に、当該リソースを流用される前のパスに割当て直すために他の通信ノード装置に対して送信する前記制御メッセージに、前記保持しておいたパスの設定情報を含めて送信する手段を備えることができる。
これにより、リソース流用が解消されたリソースの迅速な再利用が可能となる。
また、本発明の一実施形態によれば、リソース流用可否情報発行装置と、当該リソース流用可否情報発行装置との通信手段を備えた通信ノード装置とを有する通信システムであって、前記通信ノード装置は、ユーザからのパス設定要求を受信したときに、前記リソース流用可否情報発行装置に対し、設定されるパスの識別情報及び当該パスのリソース流用可否情報の問い合わせを行い、この問い合わせ結果に基づき前記パスを設定する手段を備え、前記リソース流用可否情報発行装置は、前記パスの識別情報と当該パスのリソース流用可否情報とを、前記通信ノード装置から受信するユーザ情報に基づいて決定し、前記通信ノード装置に通知する手段を備える通信システムが提供される。
これにより、通信網に接続するユーザに応じてリソース流用可否を自動的に発行することが可能になり、迅速で負荷の小さい処理の実施が可能になる。
また、本発明の一実施形態によれば、他の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、自通信ノード装置におけるリソース情報を他の通信ノード装置に広告するとともに、スイッチング情報を設定することで、通信網における通信用のパスを設定する通信ノード装置が提供される。この通信ノード装置は、パスに割当てられたリソースについて、パス識別情報、グループ識別情報毎にリソース量を管理する手段と、この管理する手段により管理されているリソース量の情報をルーティングプロトコルにより広告する際に、当該リソースが割り当てられているパスのID情報とグループID情報、および、当該リソースを利用可能または不可能なパスの識別情報またはグループの識別情報、もしくはそのいずれかを、広告するリソース量の情報に付与し、制御メッセージ、もしくはルーティングプロトコルのリソース広告メッセージに含めることで、リソースの情報を広告する手段とを備えたこと特徴とする通信ノード装置である。
これにより、通信網における各通信ノード装置で、他のノードのリソース使用状況をパス毎に把握することが可能となり、リソース流用を行う際に、網リソースの効率的、柔軟な使用が可能となる。
このときに、パス故障時の迂回パスの経路計算手段を備え、この経路計算手段は、故障時の迂回パス経路計算の際に、故障パスの正常区間のリソース流用による必要リソース削減効果をパラメータとして経路計算を行うことができる。
これにより、最大限にリソース流用を実施する経路を計算可能になり、より多くの必要リソース削減効果が生まれる。
また、本実施形態の通信ノード装置は、現用および予備のパスが設けられ、現用パスの運用中に、当該現用パスが故障した場合には、予備パスに切替える切替制御手段と、現用パスの運用中に、当該現用パスが故障した場合に使用する予備パス上の制御リンクの故障発生または故障解消、もしくは、前記予備パス上のリソースの枯渇発生または枯渇解消を前記切替制御手段に通知する手段とを備えることができる。
このときに、前記切替制御手段は、前記通知する手段の通知内容に基づき、前記予備パス上の制御リンクの故障発生を検出した場合には、前記現用パスが故障した場合であっても前記予備パスへの切替えを禁止することができる。
これにより、使用不可能な予備パスへの切替えを防止することができるため、無駄な予備パスへの切替動作を回避することができ、効率的なリソース運用が可能となる。
また、上記の通信ノード装置の各手段を通信ノード装置内の情報処理手段を用いて実現するためのプログラムを提供することも可能である。このプログラムは記録媒体に記録されることにより、この記録媒体から通信ノード装置にインストールすることができる。あるいは、当該プログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記通信ノード装置にプログラムをインストールすることもできる。
なお、当該プログラムは、通信ノード装置の情報処理手段によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
次に、本発明の実施の形態のノードの原理構成図を図3に示す。
本発明の一実施形態に係る通信ノード装置は、パス設定または切替を実現する通信ノード装置であって、隣接ノードや管理サーバと制御メッセージの送受信を行う隣接装置制御IF(InterFace)20と、隣接ノードへデータを送信するデータ送信IF21と、隣接ノードからのデータを受信するデータ受信IF22と、オペレータからの設定を受け付けるコマンド入力手段23と、パスが設定されるハードウェアであるスイッチングHW(Hardware)24と、スイッチングHW24の制御機能がインストールされるスイッチングHW制御機能部25と、スイッチングHW24とスイッチングHW制御機能部25のIFであるSW(Switching)管理IF26とを有する。
スイッチングHW制御機能部25は、シグナリングプロトコルを動作させシグナリングセッションや切替状態の管理を行うシグナリング手段27と、ルーティングプロトコルや経路計算機能を動作させ経路計算、経路情報の交換、広告を行う経路情報処理手段28と、リソース情報や経路情報や設定したパスの情報を記録する記録手段29と、リソースの空き状況等を管理するリソース管理手段30とを有する。
また、図4に示したように上記の構成の通信ノード装置の隣接装置制御IF20間を制御メッセージ転送用ケーブル(破線)で接続し、また、データ送信IF21とデータ受信IF22との間をデータ転送用ケーブル(実線)で接続することによって、相互に接続させ、通信網とする。また、隣接装置制御IF20により制御メッセージを交換し、スイッチングHW24に対するパス設定を行う。また、スイッチングHW制御機能部25でリソース情報およびパス情報を管理し、リソースの流用に関する情報を含んだ制御メッセージの情報に応じて割当てリソースを管理することによって、効率的で迅速な通信網のリソース活用が実現される。
また、リソース流用可否情報発行装置の概要を図5に示した。リソース流用可否情報発行装置は、通信網に接続するユーザの情報とそれらユーザのパス設定要求に対して発行可能なパス識別情報が記憶されている発行識別情報データベース40と、ユーザ間のリソース流用ポリシーが記憶されているリソース流用ポリシデータベース41と、発行識別情報データベース40とリソース流用ポリシデータベース41に記憶されている情報を参照し、ユーザの要求するパス設定に対して発行する流用可否情報を決定する流用可否情報決定機能42と、流用可否情報決定機能42において発行された流用可否情報を他ノードに送信する送受信IF43を備える。
また、図5に示したリソース流用可否情報発行装置を図6のように通信ノード装置102、103と接続し、通信ノード装置102および103の間の制御メッセージに含めるリソース流用のポリシに関わるデータを、リソース流用可否情報発行装置101が、通信ノード装置102、103に与えることができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図7は本発明の実施の形態における通信ノード装置の構成を示す。通信ノード装置は、波長パスのクロスコネクションを実現するスイッチングHW54である光クロスコネクトスイッチ57と、波長パスの光を受信するデータ受信IF52、波長パス光を送信するデータ送信IF51、SWを制御するためのソフトウェアをインストールするためのスイッチングHW制御用計算機55、光クロスコネクトスイッチ57とスイッチングHW制御用計算機55のIFであるSW管理IF56、スイッチングHW制御用計算機55に接続され、隣接ノードへの制御メッセージの送受信を行う隣接装置制御IF50を有する。
また、通信ノード装置には波長パスを多重して送信する際の媒体となるWDM linkが接続されている。また、スイッチングHW制御用計算機55は、記憶手段となる、ハードディスク60、メインメモリ61、経路計算、データ処理等の必要な演算を行うCPU62、オペレータのコマンド入力のインターフェースとなるキーボート等のコマンド入力IF装置63を有する。
図8は本実施例の通信ノード装置の機能ブロック構成の一例を表す。本実施例では、シグナリング手段として、本発明の実施例用に独自に拡張を加えたRSVP−TEを採用し、経路処理手段の一機能として、独自に拡張を加えたOSPF−TE(Open Shortest Path First for Traffic Engineering)(例えば、非特許文献4参照)を採用している。
RSVP−TEプロトコル機能部70はシグナリング手段実現に必要となる制御メッセージの作成および処理を行う機能部であり、設定したパスについて、パス情報をノード間で交換しパスセッションの管理を行う。
リソース管理機能部71は、RSVP−TEプロトコル機能部70によるパス設定処理の際、リソース情報データ75を参照し、リソース流用可否情報に基づいて割当てるリソースを決定する機能部である。また、RSVP−TEプロトコル機能部70と連携し、パスが設定される際にリソース情報データ75に記憶されるリソース流用可否情報を更新し、さらにリソース流用状態の発生検出および解消検出を行い、RSVP−TEプロトコル機能部70に通知する機能を持つ。
OSPF−TEプロトコル機能部72は、隣接ノードからの制御メッセージを受信し、経路情報データ76を作成する機能と、自ノードのリソース情報を制御メッセージに含めて隣接ノードへ広告する機能を実現する機能部である。
CSPF(Constrained Shortest Path First)モジュール73は経路情報データ76を利用してシグナリング手段の利用するパスの経路情報を計算するモジュールである。OSPF−TE機能部72とCSPFモジュール73との連携によりパスの経路計算処理手段が実現され、RSVP−TEプロトコル機能部70からの経路計算要求を受け取り、要求条件に見合う経路を計算し、RSVP−TEプロトコル機能部70に返すことができる。
GSMP(General Switch Management Protocol)(例えば、非特許文献6参照)プロトコル機能部74はスイッチングに関連する制御情報の交換を実現するプロトコル機能部である。
また、リソース情報データ75と経路情報データ76とが存在し、各モジュールにより参照可能である。リソース情報データ75は、スイッチングHW54に備え付けられているリンク情報とそれに対応したリソース情報とを持ち、空きリソース量とパス毎の使用中リソース量とが記憶されている。それらリソースの優先度情報とリソース流用可否情報とが記録されている。
リソース情報データ75の持つリソースの優先度情報およびリソース流用可否情報の例を図9に示した。リソース流用可否情報については、リンクIDをキーとして、以下の項目が検索できるデータ構造となっている。
・リンクID(複数可)
・リソースID(複数可)
・使用中パスID(複数可)
・使用中パスグループID(複数可)
・流用可能パスID (複数可)
・流用可能グループID(複数可)
・流用禁止パスID (複数可)
・流用禁止グループID(複数可)
・流用発生の有無
・流用されているパスID(複数可)
・流用されているグループID(複数可)
・set up priority(複数可)
・holding priority(複数可)
経路情報データ76は、OSPF−TEプロトコル機能部72を通じて収集された他ノードのリンク情報が記憶されている。
また、オペレータからのコマンド入力および情報参照のインターフェースとなるCLI(Call-Level Interface)77を有する。
光クロスコネクトスイッチ57の物理的設定情報は、SW管理IF56を通じてスイッチングHW制御用計算機55に通知される。また、スイッチングHW制御用計算機55からの制御メッセージにより光クロスコネクトスイッチ57の設定作成および変更が行われる。
図10は光クロスコネクトスイッチにより構成された通信網を表す。各通信ノード装置のスイッチングHW制御用計算機55の隣接装置制御IF50はEthernetケーブル(破線)で接続され、光クロスコネクトスイッチ57のIFで送信された光は、光クロスコネクトスイッチ57に接続された光ファイバ(実線)を媒体として伝送される。また、光ファイバには複数の波長が多重されている。ここでは、波長パスを設定して運用する通信網を想定しているため、通信ノード装置間のリンクの持つ波長チャネル数が通信網のリソース量に該当する。
(第一実施例)
本実施例では、特定パスのIDを指定してリソースのリソース流用を行う動作例、および、リソース解消を検出し始点ノードに通知を行いパスの状態を流用発生前の状態に戻す動作例について示す。
第一実施例の通信網を図11に示す。また、Priority値変更を実施するネットワーク例を図12に示す。図11の通信網において、図12のようにパス1(node−1→node−4→node−5→node−6)、パス2(node−1→node−4→node−5)、パス3 (node−7→node−4→node−5→node−8)を設定し、本実施例の構成を用いてリソース流用を行う運用を実施した場合の制御メッセージシーケンス概要を図13に示す。
なお、以下、全ての実施例の説明に当たっての制御情報は、本発明の実施例の説明に必須の部分だけ記載し、パス運用の基本的機能等の従来技術の実現のみに利用される制御情報の記載は省略する。
ここでは、パス3の設定に先立ち、パス1、パス2を設定し、パス3の設定時にパス1のリソースを流用してパス3を設定するものとする。第一実施例のリンク構成例を図14に示す。リソースの流用が発生するnode−4、node−5間には図14のように波長1および波長2の2波長のリソース(波長)が用意されているものとする。
図13に示すように、node−1→node−4→node−5→node−6の経路に沿ってパス1を設定するための制御メッセージが送信される(ステップ1)。パス1の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス1設定制御メッセージ内容――
パスID:1
グループID:100
流用を許可するパスID:3
流用を許可するグループID:指定無し
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:指定無し
node−1→node−4→node−5→node−6においてリソースが割り当てられ、リソース情報データ75が更新される。この際、node−4、node−5の間の波長リソースは、通信ノード装置におけるリソース管理機能部71によって空き波長の中から検索され、その結果、波長1が割り当てられるものとする。node−4における流用可否情報(一部)を図15に示す。
node−1→node−4→node−5の経路でパス2を設定するための制御メッセージが送信され(ステップ2)、パス2が設定される。パス2の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス2設定制御メッセージ内容−−
パスID:2
グループID:200
流用を許可するパスID:3
流用を許可するグループID:指定無し
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:指定無し
node−1→node−4→node−5においてリソースが割り当てられリソース情報データ75が更新される。この際、node−4、node−5の間の波長リソースは通信ノード装置におけるリソース管理機能部71が空き波長の中から検索して決定し、波長2が割り当てられるものとする。図16にnode−4における流用可否情報(一部)を示す。
オペレータによるCLI77からのコマンド入力や、他の通信ノード装置からの制御メッセージにより、パス3の設定条件として、パス1のリソースを流用することが設定される。
node−7→node−4→node−5→node−8の経路でパス3を設定するための制御メッセージが送信され(ステップ3)、パス3が設定される。パス3設定の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする
−−パス3設定制御メッセージ内容−−
パスID:3
グループID:300
流用を許可するパスID:指定無し
流用を許可するグループID:指定無し
流用対象のパスID:1
流用対象のグループID:指定無し
パス3の設定制御メッセージを受け取った通信ノード装置では、リソース管理機能部71がリソース情報データ75を参照し、流用対象のパスIDで指定されたパスに割当てられている波長の検索が行われる。node−4では検索処理の結果、node−4の下流側リンク(リンクID45)に存在する波長にパスID1を持つパス1に割当てられているリソース、つまり波長1が発見される。
ここで、リソース情報データ75における流用可否情報が参照され波長1について流用を許可するパスIDにパス3のIDであるID3が含まれているかどうか確認される。ID3は波長1の流用を許可するパスIDに含まれているため、波長1はパス3のリソースとして流用され、パス3に割当てられる。
node−5においても同様の検索処理の結果、node−5の上流側リンク(リンクID45)に存在する波長にパスID1を持つパス1に割当てられているリソース、つまり波長1が発見され、波長1はパス3のリソースとして流用され、パス3に割当てられる。
リソースが割当てられた後、node−7→node−4→node−5→node−8の各通信ノード装置でリソース情報データ75が更新される。node−4における流用可否情報(一部)は図17に示すようになる。node−4においては、パス1のリソースであった波長1がパス3のリソースとして流用された後も、リソース管理機能部71により、もともと使っていたパス1のリソースが流用されていることがリソース情報データ75に記録される。
パスのリソースの流用が発生したnode−4からは、流用されたパス1のIngressノード(始点ノード)であるノード1に対して、流用が発生したパス、リンクID、波長ID等の情報が制御メッセージにて通知される(ステップ4)。リソース流用発生通知メッセージは以下のような制御情報を含む。
−−リソース流用発生通知メッセージ内容−−
流用が発生した通信ノード装置:node−4
流用が発生したリンクID:リンク45
流用が発生したパスID:1
流用されたリソース:波長1
リソースを渡したパスID:パス3
リソースを渡したグループID:グループ300
リソースの流用発生通知を受けたnode−1ではリソース管理機能部71において、リソース流用発生通知メッセージに含まれる内容が保存される。保存においては、流用が発生したノードID、リンクID、波長IDの組み合わせにより、パス1のパスIDが関連付けられ、流用が発生したノードID、リンクID、波長IDの組み合わせ、もしくはそのいずれかをキーとして流用が発生したパス1のIDが検索できるよう記録される。また、通知を受けパス1は非運用状態とされデータの送信が停止される。
リソース流用により他のパスにリソースを明け渡したパス1の経路上には、流用発生前の設定情報を確認する設定確認メッセージ(リフレッシュメッセージ)が交換される(ステップ5)。また、そのメッセージによりパス1のパスID、流用を許可または禁止するパスまたはグループID等のパス設定情報はパス1の通信ノード装置に記録されて維持される。
node−7→node−4→node−5→node−8の経路でパス3を削除するための制御メッセージが送信され(ステップ6)、パス3を削除する。パス3が削除されるとnode−4、node−5の間のリソースである波長1は開放される。
node−7→node−4→node−5→node−8においてパス3のリソースが開放され、リソース情報データ75が更新される。node−4における流用可否情報(一部)は図18に示すようになる。
node−4では波長1が解消されたことをリソース管理機能部71で検出し、流用発生前に保持しておいたスイッチング情報に基づき、流用される前に割り当てられていたパス1の始点ノードであるnode−1を特定し、そのnode−1に対して、リソースの流用状態が解消されたことを通知する制御メッセージを送信する(ステップ7)。リソース流用解消メッセージには次の制御情報が含まれる。
−−リソース流用解消通知メッセージ内容−−
流用解消が発生した通信ノード装置:node−4
流用解消が発生したリンクID:リンク45
流用解消が発生したパスID:パス1
流用が解消されたリソース:波長1
解消発生前にリソースを使用していたパスID:パス3
解消発生前にリソースを使用していたグループID:グループ300
リソース流用解消メッセージを受信したnode−1では、受信した制御メッセージの内容から、リソースの流用によって非運用状態となっているパス1の再設定のために再設定メッセージをパス1の経路であるnode−1→node−4→node−5→node−6に送信し(ステップ8)、パス1を運用状態への再設定処理を開始する。
node−4、node−5間で波長1をパス1に割当てるパス1を再び運用状態とする。パス1の経路であるnode−1→node−4→node−5→node−6でリソース情報データ75が更新される。このときのnode−4における流用可否情報(一部)を図19に示す。
なお、本実施例においてリソース流用の発生するパスは現用パスであっても予備パスであってもかまわない。
(第二実施例)
本実施例では、特定パスのグループIDを指定してリソースのリソース流用を行うパス設定を実施し、指定したグループに属するパスからリソース流用を行うパス設定例、また、リソース解消を検出し始点ノードに通知を行いパスの状態を流用発生前の状態に戻す動作例について示す。
第一実施例では、個々のパスを指定する運用が可能であるのに対し、本実施例では、パスのグループを指定する運用が可能である。どちらも運用性の向上という同様の効果があるが、どちらの方式に適し、より大きな効果が得られるかは、通信網の状況に依存する。このため、第一実施例と本実施例との両方を用意し、指定方法を多様化しておくことが運用性の向上につながる。
また、パスIDはパスを設定してから削除するまで、終始同一の値を使用するが、グループIDは流動的であるため、流動的に運用ポリシを変化させる場合にグループIDを指定する方法が役立つ。
図11の通信網において、図12のようにパス1(node−1→node−4→node−5→node−6)、パス2(node−1→node−4→node−5)、パス3 (node−7→node−4→node−5→node−8)を設定し、本発明の実施例の構成を用いてリソース流用を行う運用を実施した場合の制御メッセージシーケンス概要を図13を用いて説明する。
ここでは、パス3の設定に先立ち、パス1、パス2を設定し、パス3設定時にパス1のリソースを流用してパス3を設定するものとする。リソースの流用が発生するnode−4、node−5間には図14のように波長1、波長2の2波長のリソース(波長)が用意されているものとする。
node−1→node−4→node−5→node−6の経路でパス1を設定するための制御メッセージが送信される(ステップ1)。本実施例ではパス1の制御メッセージには次のような制御情報が含まれる。
−−パス1設定制御メッセージ内容−−
パスID:1
グループID:100
流用を許可するパスID:指定無し
流用を許可するグループID:300
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:指定無し
node−1→node−4→node−5→node−6においてリソースが割り当てられ、リソース情報データ75が更新される。この際、node−4、node−5の間の波長リソースは、通信ノード装置におけるリソース管理機能部71によって空き波長の中から検索され、その結果波長1が割り当てられるものとする。node−4における流用可否情報(一部)を図20に示す。
node−1→node−4→node−5の経路でパス2を設定するための制御メッセージが送信され(ステップ2)、パス2が設定される。パス2の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス2設定制御メッセージ内容−−
パスID:2
グループID:200
流用を許可するパスID:指定無し
流用を許可するグループID:300
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:指定無し
node−1→node−4→node−5においてリソースが割り当てられリソース情報データ75が更新される。この際、node−4、node−5の間の波長リソースは通信ノード装置におけるリソース管理機能部71が空き波長の中から検索し、決定し波長2が割り当てられるものとする。node−4における流用可否情報(一部)は図21に示すようになる。
オペレータによるCLI77からのコマンド入力や、他の通信ノード装置からの制御メッセージにより、パス3の設定条件として、パス1のリソースを流用することが条件付けられる。
node−7→node−4→node−5→node−8の経路でパス3を設定するための制御メッセージが送信され(ステップ3)、パス3が設定される。本実施例でのパス3設定の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス3設定制御メッセージ内容−−
パスID:3
グループID:300
流用を許可するパスID:指定無し
流用を許可するグループID:指定無し
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:100
パス3設定制御メッセージを受け取った通信ノード装置では、リソース管理機能部71がリソース情報データ75を参照し、流用対象のグループIDで指定されたグループに所属するパスに割当てられている波長の検索が行われる。node−4では検索処理の結果、node−4の下流側リンク(リンクID45)に存在する波長に、グループID100を持つパス1に割当てられているリソース、つまり波長1が発見される。
ここで、リソース情報データ75における流用可否情報が参照され波長1について流用を許可するパスIDにパス3のグループIDであるID300が含まれているかどうか確認される。ID300は波長1の流用を許可するパスIDに含まれているため、波長1はパス3のリソースとして流用され、パス3に割当てられる。
node−5においても同様の検索処理の結果、node−5の上流側リンク(リンクID45)に存在する波長にグループID100を持つパス1に割当てられているリソース、つまり波長1が発見され、波長1はパス3のリソースとして流用され、パス3に割当てられる。リソースが割当てられた後、node−7→node−4→node−5→node−8の各通信ノード装置でリソース情報データ75が更新される。
node−4における流用可否情報(一部)は図22に示すようになる。node−4においては、パス1のリソースであった波長1がパス3のリソースとして流用された後も、リソース管理機能部71により、もともと使っていたパス1のリソースが流用されていることがリソース情報データに記録されている。
パスのリソースを流用が発生したnode−4からは、流用されたパス1のIngressノード(始点ノード)であるnode−1に対して、流用が発生したパス、リンクID、波長ID等の情報が制御メッセージにて通知される(ステップ4)。流用発生の通知メッセージは以下のような制御情報を含む。
−−リソース流用発生通知メッセージ内容−−
流用が発生した通信ノード装置:node−4
流用が発生したリンクID:リンク45
流用が発生したパスID:パス1
流用されたリソース:波長1
リソースを渡したパスID:パス3
リソースを渡したグループID:グループ300
リソースの流用発生通知を受けたnode−1ではリソース管理機能部71において、リソース流用発生通知メッセージに含まれる内容が保存される。保存においては、流用が発生したノードID、リンクID、波長IDの組み合わせにより、パス1のパスIDが関連付けられ、流用が発生したノードID、リンクID、波長IDの組み合わせ、もしくはそのいずれかをキーとして流用が発生したパス1のIDが検索できるよう記録される。また、通知を受けパス1は非運用状態とされデータの送信が停止される。
リソース流用により他のパスにリソースを明け渡したパス1の経路上には、流用発生前の設定情報を確認する設定確認メッセージ(リフレッシュメッセージ)が交換される(ステップ5)。また、そのメッセージによりパス1のパスID、流用を許可または禁止するパスまたはグループID等のパス設定情報はパス1の通信ノード装置に記録されて維持される。
node−7→node−4→node−5→node−8の経路でパス3を削除するための制御メッセージが送信され(ステップ6)、パス3を削除する。パス3が削除されるとnode−4、node−5の間のリソースである波長1は開放される。
node−7→node−4→node−5→node−8においてパス3のリソースが開放され、リソース情報データ75が更新される。このときのnode−4における流用可否情報(一部)を図23に示す。
node−4では波長1が解消されたことをリソース管理機能部71で検出し、流用される前に割り当てられていたパス1の始点ノードであるnode−1に対して、リソースの流用状態が解消されたことを通知する制御メッセージを送信する(ステップ7)。リソース流用解消メッセージには次の制御情報が含まれる。
−−リソース流用解消通知メッセージ内容−−
流用解消が発生した通信ノード装置:node−4
流用解消が発生したリンクID:リンク45
流用解消が発生したパスID:パス1
流用が解消されたリソース:波長1
解消発生前にリソースを使用していたパスID:パス3
解消発生前にリソースを使用していたグループID:グループ300
リソース流用解消メッセージを受信したnode−1では、受信した制御メッセージの内容から、リソースの流用によって非運用状態となっているパス1の再設定のために再設定メッセージをパス1の経路であるnode−1→node−4→node−5→node−6に送信し(ステップ8)、パス1の運用状態への再設定処理を開始する。
node−4、node−5間で波長1をパス1に割当てるパス1を再び運用状態とする。パス1の経路であるnode−1→node−4→node−5→node−6でリソース情報データ75が更新される。node−4における流用可否情報(一部)は図24に示すようになる。
なお、本実施例においてリソース流用の発生するパスは現用パスであっても予備パスであってもかまわない。
(第三実施例)
本実施例では、パス設定において、優先度情報に基づいてリソース流用を実施する際に、リソースの流用禁止パスIDを参照し、禁止されていないリソースを発見し、設定されるパスがリソースを使用することを禁止されていないリソースからリソース流用を行う場合の動作例について示す。また、リソース解消を検出し、始点ノードに通知を行いパスの状態を流用発生前の状態に戻す動作例について示す。
本実施例でも、図11の通信網において、図12のようにパス1(node−1→node−4→node−5→node−6)、パス2(node−1→node−4→node−5)、パス3 (node−7→node−4→node−5→node−8)を設定し、本発明の実施例の構成を用いてリソース流用を行う運用を実施した場合の制御メッセージシーケンス概要を図13を用いて説明する。
ここでは、パス3の設定に先立ち、パス1、パス2を設定し、パス3の設定時にパス1のリソースを流用してパス3を設定するものとする。リソースの流用が発生するnode−4、node−5間には図14のように波長1、波長2の2波長のリソース(波長)が用意されているものとする。
node−1→node−4→node−5→node−6の経路でパス1を設定するための制御メッセージが送信される(ステップ1)。本実施例では、パス1の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス1設定制御メッセージ内容−−
パスID:1
グループID:100
流用を禁止するパスID:指定無し
流用を禁止するグループID:指定無し
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:指定無し
set up priority:8
holding priority:4
node−1→node−4→node−5→node−6においてリソースが割り当てられ、リソース情報データ75が更新される。この際、node−4、node−5の間の波長リソースは、通信ノード装置におけるリソース管理機能部71によって空き波長の中から検索され、その結果波長1が割り当てられるものとする。node−4における流用可否情報(一部)は図25に示すようになる。
node−1→node−4→node−5の経路でパス2を設定するための制御メッセージが送信され(ステップ2)、パス2が設定される。パス2の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス2設定制御メッセージ内容−−
パスID:2
グループID:200
流用を禁止するパスID:指定無し
流用を禁止するグループID:300
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:指定無し
set up priority:8
holding priority:5
node−1→node−4→node−5においてリソースが割り当てられリソース情報データ75が更新される。この際、node−4、node−5の間の波長リソースは通信ノード装置におけるリソース管理機能部71が空き波長の中から検索し、決定し波長2が割り当てられるものとする。node−4における流用可否情報(一部)は図26に示すようになる。
node−7→node−4→node−5→node−8の経路でパス3を設定するための制御メッセージが送信され(ステップ3)、パス3が設定される。パス3設定の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする
−−パス3設定制御メッセージ内容−−
パスID:3
グループID:300
流用を禁止するパスID:指定無し
流用を禁止するグループID:指定無し
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:指定無し
set up priority:3
holding priority:1
パス3の設定制御メッセージを受け取った通信ノード装置では、リソース管理機能部71がリソース情報データ75を参照する。node−4では検索処理の結果、空きリソースが存在しないため、リソース流用の実施が試みられる。設定を試みるパスのset up priorityは3であるのに対し、下流側リンク(リンクID45)に存在している使用中リソースである波長1、波長2のholding priorityはそれぞれ4、5であるため、優先度情報に基づき発見される割当て候補波長は波長1と波長2である。
ところが、波長2に関しては流用禁止グループIDにパス3のグループIDであるグループ300が存在する。よって、割り当て候補波長は波長1に絞られ、パス1に割当てられている波長1が流用されてパス3に割当てられる。
node−5においても同様の検索処理の結果、node−5の上流側リンクに波長1が発見され、波長1はパス3のリソースとして流用され、パス3に割当てられる。リソースが割当てられた後、node−7→node−4→node−5→node−8の各通信ノード装置でリソース情報データ75が更新される。
node−4における流用可否情報(一部)は図27に示すようになる。node−4においては、パス1のリソースであった波長1がパス3のリソースとして流用された後も、リソース管理機能部71により、もともと使っていたパス1のリソースが流用されていることがリソース情報データ75に記録されている。
パスのリソースを流用が発生したnode−4からは、流用されたパス1のIngressノード(始点ノード)であるnode−1に対して、流用が発生したパス、リンクID、波長ID等の情報が制御メッセージにて通知される(ステップ4)。流用発生の通知メッセージは以下のような制御情報を含む。
−−リソース流用発生通知メッセージ内容−−
流用が発生した通信ノード装置:node−4
流用が発生したリンクID:リンク45
流用が発生したパスID:パス1
流用されたリソース:波長1
リソースを渡したパスID:パス3
リソースを渡したグループID:グループ300
リソースの流用発生通知を受けたnode−1ではリソース管理機能部71において、リソース流用発生通知メッセージに含まれる内容が保存される。保存においては、流用が発生したノードID、リンクID、波長IDの組み合わせにより、パス1のパスIDが関連付けられ、流用が発生したノードID、リンクID、波長IDの組み合わせ、もしくはそのいずれかをキーとして流用が発生したパス1のIDが検索できるよう記録される。また、通知を受けパス1は非運用状態とされデータの送信が停止される。
リソース流用により他のパスにリソースを明け渡したパス1の経路上には、流用発生前の設定情報を確認する設定確認メッセージ(リフレッシュメッセージ)が交換される(ステップ5)。また、そのメッセージによりパス1のパスID、流用を許可または禁止するパスまたはグループID等のパス設定情報はパス1のノード制御装置に記録されて維持される。
node−7→node−4→node−5→node−8の経路でパス3を削除するための制御メッセージが送信され(ステップ6)、パス3を削除する。パス3が削除されるとnode−4、node−5の間のリソースである波長1は開放される。
node−7→node−4→node−5→node−8においてパス3のリソースが開放され、リソース情報データが更新される。node−4における流用可否情報(一部)は図28に示すようになる。
node−4では波長1が解消されたことをリソース管理機能部71で検出し、流用される前に割り当てられていたパス1の始点ノードであるnode−1に対して、リソースの流用状態が解消されたことを通知する制御メッセージを送信する(ステップ7)。リソース流用解消メッセージには次の制御情報が含まれる。
−−リソース流用解消通知メッセージ内容−−
流用解消が発生した通信ノード装置:node−4
流用解消が発生したリンクID:リンク45
流用解消が発生したパスID:パス1
流用が解消されたリソース:波長1
解消発生前にリソースを使用していたパスID:パス3
解消発生前にリソースを使用していたグループID:グループ300
リソース流用解消メッセージを受信したnode−1では、受信した制御メッセージの内容から、リソースの流用によって非運用状態となっているパス1の再設定のために再設定メッセージをパス1の経路であるnode−1→node−4→node−5→node−6に送信し(ステップ8)、パス1の運用状態への再設定処理を開始する。
node−4、node−5間で波長1をパス1に割当てるパス1を再び運用状態とする。パス1の経路であるnode−1→node−4→node−5→node−6でリソース情報データ75が更新される。node−4における流用可否情報(一部)は図29に示すようになる。
なお、本実施例においてリソース流用の発生するパスは現用パスであっても予備パスであってもかまわない。
(第四実施例)
第四実施例では、本発明によりパスに設定されているグループID、リソース流用を許可または禁止するパスIDまたはグループID、またパスのリソース保持の優先度の高さを表すholding priorityの更新を実施する例について説明する。
図12においてnode−1→node−4→node−5に設定されているパス2のグループID、リソース流用を許可するグループID、リソース流用を許可するパスID、またパスのリソース保持の優先度の高さを表すholding priorityの値を変更する場合の制御メッセージシーケンス概要を図30に示す。
ここでは次のような手順で、パス2を設定し、パス2を設定した後、パス2に対する設定変更メッセージでパスに設定されているグループID、リソース流用を許可または禁止するパスIDまたはグループID、またパスのリソース保持の優先度の高さを表すholding priorityの値を変更する。
パス設定メッセージをnode−1→node−4→node−5の経路で送信し(ステップ11)、パス2が設定される。ここで、パス2を設定するメッセージには次のような情報が含まれ、この情報によりパス2の初期設定時のパラメータが決定される。
−−パス設定メッセージに含まれる制御情報−−
パスID:2
グループID:200
流用を許可するパスID:3
流用を許可するグループID:300
流用を禁止するパスID:4
流用を禁止するグループID:400
流用対象のパスID:5
流用対象のグループID:500
holding priority:5
パス2の経路であるnode−1→node−4→node−5でリソース情報データ75が更新される。また、node−4における流用可否情報(一部)は図31に示すようになる。
また、リソース情報データ75にパス2の流用対象のパスID、グループIDが図32に示すように記録される。
node−1にて設定変更命令が検出される(ステップ12)。設定変更命令はオペレータの操作を契機とする要求、故障発生または解消を契機とする要求、リソース流用または解消を契機とする要求、集中制御サーバからの要求、リソースの使用状況の変化を契機とする要求、時間的なスケジューリングに従って出される設定変更要求等である。
パス設定変更メッセージがnode−1→node−4→node−5の経路で送信され(ステップ13)、パス2の設定情報を変更する。ここで、パス2の情報を設定するメッセージには次のような情報が含まれ、この情報によりパス2の初期設定時のパラメータの変更が行われる。
−−パス変更メッセージに含まれる制御情報−−
パスID:2
変更後のグループID:2000
変更後の流用を許可するパスID:30
変更後の流用を禁止するグループID:3000
変更後の流用を禁止するパスID:40
変更後の流用を禁止するグループID:4000
変更後の流用対象のパスID:50
変更後の流用対象のグループID:5000
変更後のholding priority:1
パス2の経路であるnode−1→node−4→node−5で変更内容にしたがってリソース情報データ75が更新される。node−4における流用可否情報(一部)は図33に示すようになる。
また、リソース情報データ75にパス2の流用対象のパスID、グループIDが図34に示すように変更される。
なお、本実施例において設定を変更するパスは現用パスであっても予備パスであってもかまわない。
以上のパスの状態変更を利用すると以下の第五〜第七実施例のようなパス運用方法が可能となる。
(第五実施例)
前述した第一〜第四実施例を利用し、以下のような動作が可能である。リソースを流用されたパスに対しては、holding priorityを低く変更して(値を大きくして)、リソース流用状態が解消した場合は、holding priorityを元の値に戻す運用法を示す。制御メッセージのシーケンスの概要を図35に示す。ここでは図12においてnode−1→node−4→node−5に設定されたパス2のholding priorityを変更する場合を示す。
node−1→node−4→node−5にパスが生成される(ステップ21)。holding priorityは1とする。node−1→node−4→node−5でリソース情報データ75が更新される。node−4にてリソース流用の発生が検出され(ステップ22)、node−1に制御メッセージでそれが通知される(ステップ23)。node−1にて、リソース流用発生通知が受信される。node−1は、リソース流用の発生通知を受けたことを契機として、パスの設定変更メッセージを送信する。パスの設定変更メッセージには設定後のholding priority値(5)が含まれる。
node−1→node−4→node−5に制御メッセージが送信され(ステップ24)、設定されていたパスのholding priorityが1から5に変更される。node−1→node−4→node−5にてリソース情報データ75が更新される。node−4にてリソース流用の解消が検出され(ステップ25)、node−1に制御メッセージで通知される(ステップ26)。node−1に、リソース流用発生解消通知が受信される。node−1は、リソース流用解消通知を受けたことを契機として、パスの設定変更メッセージを送信する。設定変更メッセージにはリソース流用発生前のholding priority値(1)が含まれる。
node−1→node−4→node−5に制御メッセージが送信され(ステップ27)、設定されていたパスのholding priorityが5から1に変更される。node−1→node−4→node−5でリソース情報データ75が更新される。
リソース流用の発生により運用状態ではなくなったパスは、優先度を下げることにより、利用可能な部分(リソース流用が発生したリンク以外は正常)を積極的に他のパスに活用させることで、リソースの利用効率を高めることができる。
なお、本実施例において設定を変更するパスは現用パスであっても予備パスであってもかまわない。
(第六実施例)
前述した第一〜第四実施例を利用し、以下のような動作が可能である。本発明を利用し、故障発生を契機とした優先度情報の変更が可能となる。例えば、正常時は現用パスで運用を行い、予約状態の予備パスを予め設定して故障に対処する故障救済方式において、現用パス故障発生後、予約状態のパスを運用状態にする際に、予備パスのpriority値を上げ、現用パスの故障解消後、現用パスへの切戻しが行われた際、priority値を下げる運用方法が可能である。これを実施可能なネットワークの概要を図36に、制御メッセージのシーケンス概要を図37に示した。
ここではRSVP−TEプロトコル等でも利用されるパスの優先順位を表すholding priorityを変更する場合の実施例を示す。図36に示したように、holding priority 1の現用パス(node−1→node−2→node−3)とholding priority 5の予備パス(node−1→node−4→node−5→node−6→node−3)とを設定する通信網を想定する。そして、故障発生後の故障切替にともない現用パスのholding priorityを1から5に、予備パスのholding priorityを5から1に変更し、故障が解消された後は、現用パスのholding priorityを5から1に戻し、予備パスのholding priorityを1から5に戻すものとする。
なお、holding priorityの値は、数値が低いほど優先順位が高いことを意味する。ここでは、図37に示す以下のような手順で、故障切替に伴ってpriority値の変更が行われる。
現用パスの経路(node−1→node−2→node−3)に現用パス設定メッセージが送信され(ステップ31)、現用パスが設定される。この際現用パスに設定するholding priorityは1であるものとする。
現用パスの経路(node−1→node−2→node−3)でリソース情報データが更新される。予備パスの経路(node−1→node−4→node−5→node−6→node−3)に予備パス設定メッセージが送信され(ステップ32)、予備パスが設定される。この際予備パスに設定するholding priorityは5であるものとする。予備パスの経路(node−1→node−4→node−5→node−6→node−3)でリソース情報データ75が更新される。
node−2にて故障が発生し、現用パスの経路上のnode−2にて故障を検出する(ステップ33)。node−2から、現用パスのIngressノードであるnode−1に故障通知メッセージを送信する(ステップ34)。この故障通知メッセージには故障パスに関する情報と故障リンクに関する情報が含まれる。
node−1は故障通知を受けて、予備パスの経路上(node−1→node−4→node−5→node−6→node−3)へ、現用パスから予備パスへの切替メッセージを送信する(ステップ35)。この際、予備パスのholding priorityを5から1に変更するための、設定変更メッセージも同時送信する。
予備パスの経路(node−1→node−4→node−5→node−6→node−3)上の各通信ノード装置では、メッセージを受信して切替処理を行い、同時に、設定されているholding priorityを5から1に変更し、それに従いリソース情報データ75が更新される。node−1では予備パスへの切替メッセージ送信後に、現用パスのholding priorityを1から5に変更するための設定変更メッセージを現用パスの経路上(node−1→node−2→node−3)に送信する(ステップ36)。
現用パスの経路(node−1→node−2→node−3)上の通信ノード装置ではメッセージを受信し、holding priorityを1から5に変更し、それに従いリソース情報データ75が更新される。
現用パスの経路上のnode−2に発生していた故障が解消されると、node−2では故障解消を検出し(ステップ37)、現用パスのIngressノードであるnode−1に故障解消通知メッセージを送信する(ステップ38)。この故障解消メッセージには故障パスに関する情報と故障リンクに関する情報が含まれる。故障解消通知メッセージを受信したnode−1では、故障解消通知メッセージを契機として、現用パスの経路上node−1→node−2→node−3)にholding priorityを5から1に変更するための設定変更メッセージを送信する(ステップ39)。
現用パスの経路(node−1→node−2→node−3)上の各通信ノード装置はメッセージを受信し、holding priorityを5から1に変更し、それに従いリソース情報データ75が更新される。
node−1は現用パスの設定変更メッセージを送信すると同時に、予備パスの経路上(node−1→node−4→node−5→node−6→node−3)に予備パスから現用パスへの切戻しを行うための切戻しメッセージと、holding priorityを1から5に変更するための設定変更メッセージを送信する(ステップ40)。
予備パスの経路(node−1→node−4→node−5→node−6→node−3)上の各通信ノード装置はメッセージを受信し、切戻し処理を行い、holding priorityを1から5に変更し、リソース情報データ75を更新する。
なお、本実施例においては、運用中の予備パスと、非運用中現用パスの間で同様の動作を行うことも可能である。
(第七実施例)
前述した第一〜第四実施例を利用し、以下のような動作が可能である。本実施例では、リソース流用を行っているパスの設定変更を行い、リソース流用対象となるリソースを変更する手順を示す。また、流用対象のリソースは、流用を禁止されていないリソースの中から検索され割り当てられる。
図11の通信網において、図12のようにパス1(node−1→node−4→node−5→node−6)、パス2(node−1→node−4→node−5)、パス3 (node−7→node−4→node−5→node−8)を設定し、本発明の実施例の構成を用いてリソース流用を行う運用を実施した場合の制御メッセージシーケンス概要を図38に示す。
ここでは、パス3の設定に先立ち、パス1、パス2を設定し、パス3の設定時にパス1のリソースを流用してパス3を設定するものとする。リソースの流用が発生するnode−4、node−5間には図14のように波長1、波長2の2波長のリソース(波長)が用意されているものとする。
node−1→node−4→node−5→node−6の経路でパス1を設定するための制御メッセージが送信される(ステップ51)。ここでは、パス1の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス1設定制御メッセージ内容−−
パスID:1
グループID:100
流用を許可するパスID:指定無し
流用を禁止するグループID:300
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:指定無し
node−1→node−4→node−5→node−6においてリソースが割り当てられ、リソース情報データ75が更新される。この際、node−4、node−5の間の波長リソースは、通信ノード装置におけるリソース管理機能部71によって空き波長の中から検索され、その結果、波長1が割り当てられるものとする。node−4における流用可否情報(一部)は図39に示すようになる。
node−1→node−4→node−5の経路でパス2を設定するための制御メッセージが送信され(ステップ52)、パス2が設定される。パス2の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス2設定制御メッセージ内容−−
パスID:2
グループID:100
流用を許可するパスID:指定無し
流用を禁止するグループID:320
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:指定無し
node−1→node−4→node−5においてリソースが割り当てられリソース情報データ75が更新される。この際、node−4、node−5の間の波長リソースは通信ノード装置におけるリソース管理機能部71が空き波長の中から検索して決定し、波長2が割り当てられるものとする。node−4における流用可否情報(一部)は図40に示すようになる。
オペレータによるCLI77からのコマンド入力や、他の通信ノード装置からの制御メッセージにより、パス3の設定条件として、パス1のリソースを流用することが設定される。
そして、node−7→node−4→node−5→node−8の経路でパス3を設定するための制御メッセージが送信され(ステップ53)、パス3が設定される。パス3設定の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス3設定制御メッセージ内容−−
パスID:3
グループID:320
流用を許可するパスID:指定無し
流用を許可するグループID:指定無し
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:100
パス3設定制御メッセージを受け取った通信ノード装置では、リソース管理機能部71がリソース情報データ75を参照し、流用対象のパスIDで指定されたパスに割当てられている波長の検索が行われる。node−4では検索処理の結果、node−4の下流側リンク(リンクID45)に存在する波長に、グループID100に割り当てられているリソース、つまり波長1、波長2の2波長が発見される。ここで、リソース情報データにおける流用可否情報が参照され波長2について流用を禁止するパスIDにパス3のグループIDであるグループID320が含まれているかどうか確認される。
ID320は波長2の流用を禁止するグループIDに含まれているため、波長2は割当て候補から外され、波長1が選択され、波長1はパス3のリソースとして流用され、パス3に割当てられる。node−5においても同様の検索処理の結果、node−5の上流側リンク(リンクID45)においても波長1が発見され、波長1はパス3のリソースとして流用され、パス3に割当てられる。
リソースが割当てられた後、node−7→node−4→node−5→node−8の各通信ノード装置でリソース情報データ75が更新される。node−4における流用可否情報(一部)は図41に示すようになる。node−4においては、パス1のリソースであった波長1がパス3のリソースとして流用された後も、リソース管理機能部71により、もともと使っていたパス1のリソースが流用されていることがリソース情報データ75に記録されている。
パスのリソースの流用が発生したnode−4からは、流用されたパス1のIngressノード(始点ノード)であるnode−1に対して、流用が発生したパス、リンクID、波長ID等の情報が制御メッセージにて通知される(ステップ54)。流用発生の通知メッセージは以下のような制御情報を含む。
−−リソース流用発生通知メッセージ内容−−
流用が発生した通信ノード装置:node−4
流用が発生したリンクID:リンク45
流用が発生したパスID:パス1
流用されたリソース:波長1
リソースを渡したパスID:パス3
リソースを渡したグループID:グループ320
リソースの流用発生通知を受けたnode−1ではリソース管理機能部71において、リソース流用発生通知メッセージに含まれる内容が保存される。保存においては、流用が発生したノードID、リンクID、波長IDの組み合わせにより、パス1のパスIDが関連付けられ、流用が発生したノードID、リンクID、波長IDの組み合わせ、もしくはそのいずれかをキーとして流用が発生したパス1のIDが検索できるよう記録される。また、通知を受けパス1は非運用状態とされデータの送信が停止される。
リソース流用により他のパスにリソースを明け渡したパス1の経路上には、流用発生前の設定情報を確認する設定確認メッセージ(リフレッシュメッセージ)が交換される(ステップ55)。また、そのメッセージによりパス1のパスID、流用を許可または禁止するパスまたはグループID等のパス設定情報はパス1の通信ノード装置に記録されて維持される。
オペレータによるCLI77からのコマンド入力や、他の通信ノード装置からの制御メッセージにより、パス3の設定条件として、所属グループIDを300に変更することが設定される。
そして、node−7→node−4→node−5→node−8の経路でパス3の設定を変更するための制御メッセージが送信され(ステップ56)、パス3の設定が変更される。ここではパス3の所属するパスIDを320から300に変更する。設定変更メッセージには以下の情報が含まれる。
−−パス変更メッセージに含まれる制御情報−−
パスID:3
流用対象のグループID:100
変更前のグループID:320
変更後のグループID:300
パス3の経路(node−7→node−4→node−5→node−8)の各通信ノード装置でリソース情報データ75が更新される。流用対象の変更に伴いnode−4、node−5においては、これまで波長1を流用していたパス1(流用されているパスIDから判別)の設定情報では、グループID300のパスに対しては流用を禁止しているためパス3に割り当てているリソースを開放し、新たに別のリソースを検索する。
パス2に対して割当てられている波長2は、パス3の流用対象のグループID100に所属し、パス3の変更後のグループIDであるグループID300のリソース流用を禁止ししていないため、新たにパス2に割り当てられている波長2のリソースを流用してパス3に割り当てる。node−4における流用可否情報(一部)は図42に示すようになる。node−4においては、パス2のリソースであった波長2がパス3のリソースとして流用された後も、リソース管理機能部71により、もともと使っていたパス2のリソースが流用されていることがリソース情報データ75に記録されている。
node−4では波長1が解消されたことをリソース管理機能部71で検出し、流用される前に割り当てられていたパス1の始点ノードであるnode−1に対して、リソースの流用状態が解消されたことを通知する制御メッセージを送信する(ステップ57)。リソース流用解消メッセージには次の制御情報が含まれる。
−−リソース流用解消通知メッセージ内容−−
流用解消が発生した通信ノード装置:node−4
流用解消が発生したリンクID:リンク45
流用解消が発生したパスID:パス1
流用が解消されたリソース:波長1
解消発生前にリソースを使用していたパスID:パス3
解消発生前にリソースを使用していたグループID:グループ320
設定変更に伴い新たにパスのリソースを流用が発生したnode−4からは、流用されたパス1のIngressノード(始点ノード)であるnode−1に対して、流用が発生したパス、リンクID、波長ID等の情報が制御メッセージにて通知される(ステップ58)。流用発生の通知メッセージは以下のような制御情報を含む。
−−リソース流用発生通知メッセージ内容−−
流用が発生した通信ノード装置:node−4
流用が発生したリンクID:リンク45
流用が発生したパスID:パス2
流用されたリソース:波長2
リソースを渡したパスID:パス3
リソースを渡したグループID:グループ300
リソース流用解消メッセージを受信したnode−1では、受信した制御メッセージの内容から、リソースの流用によって非運用状態となっているパス1の再設定のために再設定メッセージをパス1の経路であるnode−1→node−4→node−5→node−6に送信し(ステップ59)、パス1を運用状態への再設定処理を開始する。
node−4、node−5間で波長1をパス1に割当てるパス1を再び運用状態とする。パス1の経路であるnode−1→node−4→node−5→node−6でリソース情報データ75が更新される。node−4における流用可否情報(一部)は図43に示すようになる。
なお、本実施例のパスは現用パスであっても予備パスであってもよい。
(第八実施例)
第八実施例では、各通信ノード装置での使用リソースと、該当するリソースを使用しているパスID、およびグループIDを通信網内に広告する方法を示す。これは、例えば、既存のルーティングプロトコルであるOSPF−TEの機能を拡張することで実現できる。OSPF−TEはリンク毎のリソース情報を通信網全体に広告する手段が備えられている。本実施例は、このリソース情報にパスID、グループIDを付与することで実現される。図44に本方法を実施する際の説明図を示す。本実施例では波長パスを運用する通信網を仮定し、node−1、node−2の間には、それぞれ10Gbpsの帯域を持つ波長1、波長2、波長3の3波長分のリソースが存在し、波長1はパス1に、波長3はパス2に割り当てられているものとする。node−1、node−2、波長1、波長2、波長3にはそれぞれを識別するIDが以下のように与えられているものとする。
つまり、node−1にはノードIDとして192.168.1.1が与えられ、node−2にはノードIDとして192.168.1.2が与えられる。波長1 にはリンクIDとして10.10.10.10が与えられ、波長2にはリンクIDとして20.20.20.20が与えられ、波長3にはリンクIDとして30.30.30.30が与えられる。パス1に対してはパスIDとして1が与えられ、グループIDとして100が与えられる。パス2に対してはパスIDとして2が与えられ、グループIDとして200が与えられる。
ここで、波長に割当てられるIDはnode−1、node−2で個別に設定し、異なる値を割り当てることも可能であるが、本実施例では、node−1、node−2で同一の値を用いることとした。
本例の場合には、node−1、node−2は図45、図46に示す情報を制御メッセージに含め、使用帯域と帯域を使用するパスの関係を識別可能なメッセージとし、他ノードに広告する。図45はnode−1が広告する情報を示し、図46はnode−2が広告する情報を示す。
通信網への広告手段はOSPF−TEの設けられている手段を利用する。
(第九実施例)
第九実施例では、第八実施例を利用して次のような動作が可能であることを説明する。本実施例は現用パスもしくは予備パスが故障した際、リソース流用を考慮した迂回経路計算を行い、伴う故障救済を実施するものである。迂回パス設定例を図47に示す。図11の通信網において、図47のようにパス1(node−6→node−5→node−4)を設定し、本発明の実施例の構成を用いてリソース流用を行う故障切替処理を実施した場合の制御メッセージシーケンス概要を図48に示す。
現用パスであるパス1の設定メッセージがnode−6→node−5→node−4の経路で送信され(ステップ61)、パス1が設定される。パス1の設定メッセージは次のような情報を含む。
−−パス1設定制御メッセージ内容−−
パスID:1
グループID:100
流用を許可するパスID:指定無し
流用を許可するグループID:200
また、上記の設定メッセージの内容は、パス1の始点ノードであるnode−6に記録される。パス1の経路上(node−6→node−5→node−4)にてリソース情報データ75が更新される。この際、node−5とnode−4間のリンクでは空きリソースの中から波長1が選択され、node−5のリソース情報データは図49に示すようになる。
node−6にて故障が検出される(ステップ62)。故障を検出したnode−6では、故障が発生したパスID(パス1)を識別する。パス1はnode−6が始点となり設定されたパスなので、パス1の設定情報はnode−6に保存されている。その情報を参照し、node−6はパス1を流用可能なグループIDは200であることを判別する。
故障を検出したことを契機に、node−6で迂回パスの経路が計算される。この際、CSPFモジュール73に含まれる経路計算機能部は、ルーティングプロトコルによって収集されたリソース情報データ75を参照し、パスID200のパスならば、node−4とnode−5の間のリンクの波長1にてリソース流用が可能であること識別し、node−4とnode−5の間のコストを0として経路計算を行う。他のリンクのコストが全て10であるものとすると図50のようなトポロジで経路計算が行われる。
このトポロジでは、node−6からnode−4への最小コストの経路の中からnode−6→node−9→node−8→node−5→node4が迂回パスの経路として決定される。これにより、必要リソース削減効果をパラメータとした経路計算を行うことができる。
続いて、決定された迂回パスの経路(node−6→node−9→node−8→node−5→node4)に対して、迂回パス設定メッセージが送信される(ステップ63)。迂回パスのグループIDはパス1のリソースを流用可能なパスID200とされる。また、流用対象パスIDにパス1が指定される。迂回パス設定メッセージには以下のような情報が含まれる。
−−迂回パス設定制御メッセージ内容−−
パスID:2
グループID:200
流用対象のパスID:1
迂回パスの経路
ここで、迂回パスの経路情報は例えばRSVP−TEのExplicit Route Object等を用いることが可能である。迂回パスの経路上(node−6→node−9→node−8→node−5→node4)でリソース情報データ75が更新される。node−5とnode−4間のリンク間では、(1)パス2の所属グループが、パス1が指定している流用許可グループであること(2)パス2の流用対象の指定がパス1であること、の二条件が満たされているため、パス1に割り当てられているリソースは流用され迂回経路であるパス2に割当てられる。また、流用可能パスIDに元々リソースを使用していたパス1のIDを加える。node−4においても同様にリソース割当てが行われる。また、node−5におけるリソース情報データ75は図51に示すようになる。
node−5からnode−6にリソース流用発生通知メッセージが送信される(ステップ64)。リソース流用発生通知メッセージの内容は次のようになる。
−−リソース流用発生通知メッセージ内容−−
流用が発生した通信ノード装置:node−5
流用が発生したリンクID:リンク45
流用が発生したパスID:パス1
流用されたリソース:波長1
リソースを渡したパスID:パス2
リソースを渡したグループID:グループ200
現用パスの経路上(node−6→node−5→node−4)には設定確認メッセージが送信され、流用または故障発生前の状態の情報が保存される(ステップ65)。node−6で故障解消が検出されると、故障解消を検出したnode−6は現用パスであるパス1の経路(node−6→node−5→node−4)上に現用パス再設定メッセージを送信する(ステップ66)。現用パス再設定メッセージには以下の情報が含まれる。
−−現用パス再設定メッセージ内容−−
パスID:1
グループID:100
流用を許可するパスID:指定無し
流用を許可するグループID:200
流用対象のパスID:2
現用パス再設定メッセージを受け取った現用パス上の各ノード(node−6→node−5→node−4)では、リソース情報データ75が更新される。node−5においては(1)パス1のパスIDが、パス2が指定している流用許可パスIDであること(2)パス1の流用対象の指定がパス2であること、の二条件が満たされているため、波長1は元パス1に割り当てられ、流用状態が解消される。node−5においては、図52に示すようにリソース情報データ75が更新される。
node−5からnode−6にリソース流用解消通知メッセージが送信される(ステップ67)。メッセージには次の情報が含まれる。
−−リソース流用解消通知メッセージ内容−−
流用が解消した通信ノード装置:node−5
流用が解消したリンクID:リンク45
流用が解消したパスID:パス1
流用されたリソース:波長1
リソースを開放したパスID:パス2
リソースを開放したグループID:グループ200
リソース流用解消メッセージを受信したnode−6では、メッセージの内容から迂回パスであるパス2のリソースが、パス1に渡されたことを判別し、迂回パス削除メッセージが迂回パス経路node−6→node−9→node−8→node−5→node4)上に送信される(ステップ68)。
また、本実施例では故障するパスが予備パスであっても同様の動作が可能である。
(第十実施例)
第十実施例では、本発明を利用し、パス設定失敗を契機としたリソース流用可否情報の変更が可能となる。これを実施可能なネットワークの概要を図11、図12に示し、制御メッセージのシーケンス概要を図53に示す。図11の通信網において、図12のようにパス1(node−1→node−4→node−5→node−6)、パス2(node−1→node−4→node−5)、パス3(node−7→node−4→node−5→node−8)を設定し、本発明の実施例の構成を用いてリソース流用を行う運用を実施した場合の制御メッセージシーケンス概要を図53に示す。
ここでは、パス3の設定に先立ち、パス1、パス2を設定し、パス3の設定時にパス1のリソースを流用してパス3を設定するものとする。リソースの流用が発生するnode−4、node−5間には図14のように波長1、波長2の2波長のリソース(波長)が用意されているものとする。
node−1→node−4→node−5→node−6の経路でパス1を設定するための制御メッセージが送信される(ステップ71)。本実施例におけるパス1の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス1設定制御メッセージ内容−−
パスID:1
グループID:100
流用を許可するパスID:指定無し
流用を禁止するグループID:300
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:指定無し
node−1→node−4→node−5→node−6においてリソースが割り当てられ、リソース情報データ75が更新される。この際、node−4、node−5の間の波長リソースは、通信ノード装置におけるリソース管理機能部71によって空き波長の中から検索され、その結果波長1が割り当てられるものとする。node−4における流用可否情報(一部)は図54に示すようになる。
node−1→node−4→node−5の経路でパス2を設定するための制御メッセージが送信され(ステップ72)、パス2が設定される。パス2の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス2設定制御メッセージ内容−−
パスID:2
グループID:100
流用を許可するパスID:指定無し
流用を禁止するグループID:320
流用対象のパスID:指定無し
流用対象のグループID:指定無し
node−1→node−4→node−5においてリソースが割り当てられリソース情報データ75が更新される。この際、node−4、node−5の間の波長リソースは通信ノード装置におけるリソース管理機能部71が空き波長の中から検索して決定し、波長2が割り当てられるものとする。node−4における流用可否情報(一部)は図55に示すようになる。
続いて、オペレータによるCLI77からのコマンド入力や、他の通信ノード装置からの制御メッセージにより、パス3の設定条件として、パス2のリソースを流用することが設定される。そして、node−7→node−4→node−5→node−8の経路でパス3を設定するための制御メッセージが送信される(ステップ73)。パス3設定の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス3設定制御メッセージ内容−−
パスID:3
グループID:320
流用を許可するパスID:指定無し
流用を禁止するグループID:指定無し
流用対象のパスID:2
流用対象のグループID:指定無し
パス3の設定制御メッセージを受け取った通信ノード装置では、リソース管理機能部71がリソース情報データ75を参照し、流用対象のパスIDで指定されたパスに割当てられている波長の検索が行われる。node−4では検索処理の結果、node−4の下流側リンク(リンク45)に存在する波長に、パスID100に割り当てられているリソース、波長2が発見される。
ここで、リソース情報データ75における流用可否情報が参照され波長2について流用を禁止するパスIDにパス3のグループIDであるグループID320が含まれているかどうか確認される。ID320は波長2の流用を禁止するグループIDに含まれているため、波長2は割当て候補から外され、他に空き波長も存在しないことから、パス3に対するリソース割り当ては失敗となる。
node−4からパス3のIngressノードに対してパス3の設定が失敗したことがパス設定失敗通知メッセージにより通知される(ステップ74)。パス設定失敗通知メッセージには、パスID2のリソースが使用禁止であることが記されている。パス設定失敗通知を受け取ったパス3では、リソース流用対象がパス1に変更される(ステップ75)。
node−7→node−4→node−5→node−8の経路でパス3を設定するための制御メッセージが再度送信され(ステップ76)、パス3が設定される。パス3設定の制御メッセージには次のような制御情報が含まれるものとする。
−−パス3設定制御メッセージ内容−−
パスID:3
グループID:320
流用を許可するパスID:指定無し
流用を禁止するグループID:指定無し
流用対象のパスID:1
流用対象のグループID:指定無し
node−4において、流用対象であるパスID1に割り当てられている波長1が選択され、波長1はパス3のリソースとして流用され、パス3に割当てられる。node−5においても同様の検索処理の結果、node−5の上流側リンク(リンクID45)においても波長1が発見され、波長1はパス3のリソースとして流用され、パス3に割当てられる。リソースが割当てられた後、node−7→node−4→node−5→node−8の各通信ノード装置でリソース情報データ75が更新される。
node−4における流用可否情報(一部)は図56に示すようになる。node−4においては、パス1のリソースであった波長1がパス3のリソースとして流用された後も、リソース管理機能部71により、もともと使っていたパス1のリソースが流用されていることがリソース情報データ75に記録されている。
パスのリソースを流用が発生したnode−4からは、流用されたパス1のIngressノード(始点ノード)であるnode−1に対して、流用が発生したパス、リンクID、波長ID等の情報が制御メッセージにて通知される(ステップ77)。流用発生の通知メッセージは以下のような制御情報を含む。
−−リソース流用発生通知メッセージ内容−−
流用が発生した通信ノード装置:node−4
流用が発生したリンクID:リンク45
流用が発生したパスID:パス1
流用されたリソース:波長1
リソースを渡したパスID:パス3
リソースを渡したグループID:グループ320
なお、本実施例のパスは現用パスであっても予備パスであってもよい。また、本実施例において、パス設定失敗の理由は、故障であってもよい。また、本実施例において、リソース流用対象の変更後のパス設定経路は、初めにパスを設定した経路と別経路であってもよい。
また、本実施例は、初めのパス設定時にはリソース流用対象が何も指定されていな場合でも実施可能である。
(第十一実施例)
以上の実施例におけるパスの設定を図57に示したような機能ブロックを備える集中管理装置を用いて行うことも可能である。集中管理装置は、通信ノード装置と同様に、図8と同等のソフトウェアがインストールされ、通信ノード装置と同様に、コマンド入力手段80(CL177相当)、シグナリング手段82(RSVP−TEプロトコル機能部70、OSPF−TEプロトコル機能部72、GSMPプロトコル機能部74相当)、経路情報処理手段83(リソース管理機能部71、CSPFモジュール73相当)、記録手段84(リソース情報データ75、経路情報データ76に相当するデータを記録)を備え、通信ノード装置と通信するためのノード装置制御IF81を備える。
例えば、図48に示した第九実施例と同様のパス制御処理を、図58のような通信網において図59のように制御することが可能である。すなわち、図48のパス制御処理において、node−6が他の通信ノード装置に対して送受信しているメッセージを、図59のパス制御処理では集中管理装置200が一括して行っている。図59のパス制御処理は、図48で説明した第九実施例の制御処理と基本的に同様であるので、詳細な説明は省略する。
(第十二実施例)
本実施例は、前述した第一〜第十一記実施例において実現される通信網に存在する光クロスコネクトスイッチ(通信ノード装置の例である)に対し送信されたユーザ装置からのパス設定要求に対し、リソース流用可否情報発行装置が流用可否情報を発行する動作について記したものである。
図60に本実施例における装置接続構成を示した。図60に示すように、本実施例におけるリソース流用を実施する通信網の光クロスコネクトスイッチ♯1にユーザAのIPルータとユーザBのIPルータが接続されている。また、ユーザBからのパス設定要求により光クロスコネクトスイッチ♯1から光クロスコネクトスイッチ♯2にユーザB用のパスがID2で設定されている。
リソース流用可否情報発行装置101のユーザ情報データベース90には、ユーザAとユーザBの識別情報とユーザAとユーザBそれぞれの要求するパス設定に対して発行可能なパス識別情報が記録されている。リソース流用ポリシデータベース91にはユーザAとユーザBのリソース流用可否関係が記録されている。ここでは、発行識別情報データベース92には図61に示すようにユーザA、Bに対して発行可能なパス識別情報が記録されているものとする。
また、リソース流用ポリシデータベース91には図62に示すようにユーザA、Bの流用可否関係が記録されているものとする。
ここで、ユーザ装置Aから、光クロスコネクトスイッチ♯1に対して新たなパス設定要求があるとする。この際、光クロスコネクトスイッチ♯1はリソース流用可否情報発行装置101に対して、ユーザAからのパス設定要求が発生したことをユーザ情報とともに通知する。通知を受けたリソース流用可否情報発行装置101においては、発行識別情報データベース92においてパスAに割り当て可能なパスIDが検索され、割当て可能なIDであるID1とグループID100が割当てられる。
また、同時にリソース流用ポリシデータベース91が参照され、ユーザAが流用対象とできるユーザ、また流用を禁止するユーザ、流用を許可するユーザ、setup priority、holding priorityがそれぞれ、参照され、さらに関連するユーザのパスID、グループIDが発行識別情報データベース92に参照される。それら参照された流用可否情報、識別情報に基づいてパスAに与える識別情報、リソース流用可否情報は以下のように決定される。
−−ユーザAの要求するパスに与える情報−−
パスID:1
グループID:100
流用を許可するパスID:指定無し
流用を許可するグループID:指定無し
流用を禁止するパスID:2〜7
流用を禁止するグループID:200
流用対象のパスID:2〜7
流用対象のグループID:200
set up priority:8
holding priority:1
上記のようにリソース流用可否情報発行装置101にて決定された識別情報は光クロスコネクトスイッチ♯1に送信され、光クロスコネクトスイッチ♯1ではリソース流用可否情報発行装置101から受信した情報に基づきユーザAのパス設定が行われる。
本実施例におけるユーザとは、複数サービスを提供するネットワークにおいてここのサービスを区別するサービスインスタンスであってもよい。本実施例におけるユーザの識別情報とは、VPNを識別するVPN−idであってもよい。本実施例におけるユーザの識別情報とは、ユーザの通信網とサービス提供者側のインターフェースであるUNIの識別情報であってもよい。本実施例においてリソース流用可否情報発行装置101は、通信ノード装置に備えることも可能である。
本実施例においてユーザ装置とはIPルータの他に、光クロスコネクトスイッチ、TDMのクロスコネクト、ATM装置、レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチ、通常の計算機であってもよい。
(第十三実施例)
第十三実施例は、予備パス上の制御リンクの故障発生または故障解消、もしくは、予備パス上のリソースの枯渇発生または枯渇解消を通信ノード装置に通知する実施例である。通知を受け取った通信ノード装置は、その通知内容に基づき、予備パス上の制御リンクの故障発生を検出した場合には、現用パスが故障した場合であっても予備パスへの切替えを禁止する。
予備パスの制御リンクが故障した通信網の例を図63に示す。予備パスのリソース枯渇が発生した通信網の例を図64に示す。例えば、図63において、現用パスがnode−1→node−2→node−3に設定され、予備パスがnode−1→node−4→node−5→node−6→node−3に設定されている状況を想定する。
ここで、node−4とnode−5との間の制御リンクに故障が発生した場合には、node−4が制御リンクの故障を検出し、始点ノードであるnode−1に通知を行う。通知を受け取ったnode−1は、予備パスへの切替停止状態となり、現用パスの故障が発生した場合でも、予備パスへの切替えを中止する。
また、制御リンク故障が解消された場合には、始点ノードであるnode−1に通知を行い、予備パスへの切替停止状態を解除する。
また、例えば、図64において、現用パスがnode−1→node−2→node−3(パス1)に、予備パスがnode−1→node−4→node−5→node−6に設定されている状況を想定する。
ここで、node−7→node−4→node−5→node−8に新たなパス(パス2)が設定され、node−4とnode−5との間のリンクにおいて使用可能リソースが無くなりリソースが枯渇した場合には、node−4がそれを検出し、node−1に通知を行う。
通知を受け取ったnode−1は、予備パスへの切替停止状態となり、現用パスの故障が発生した場合でも、予備パスへの切替えを中止する。また、パス2が削除され、リソースの枯渇が解消した場合には、始点ノードであるnode−1に通知を行い、予備パスへの切替停止状態を解除する。
(プログラムの実施例)
これまでに説明した実施例における通信ノード装置が実行するメッセージ送受信に関する処理は、図3に示すスイッチングHW制御機能部25により実行される。このスイッチングHW制御機能部25は、ハードウェア回路を用いて実現することもできるし、CPU、記憶装置等を有するコンピュータ等の汎用の情報処理装置に、上記処理を実現するためのプログラムをインストールすることにより実現することもできる。
また、リソース流用可否情報発行装置101は、ハードウェア回路を用いて実現することもできるし、コンピュータ等の汎用の情報処理装置に、実施例で説明した処理を実現するためのプログラムをインストールすることにより実現することもできる。
本実施例のプログラムは記録媒体に記録されることにより、汎用の情報処理装置は、この記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施例のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接汎用の情報処理装置に本実施例のプログラムをインストールすることもできる。
なお、本実施例のプログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
(実施例のまとめ)
第一〜第十実施例において示したパス設定手順において、メッセージの送信処理とリソース情報データの更新処理の二つ処理の順序の実施順序は問わず、リソース情報データの更新した後に、メッセージを送信する手順をとることも可能である。
また、第一〜第十実施例において示した故障発生または解消通知メッセージ、およびリソース流用発生または解消通知メッセージは、設定変更メッセージ等、通信ノード装置間でやりとりされる他のメッセージで代用することが可能である。例えばRSVP−TEのRefreshメッセージやNotifyメッセージ、Path_Errメッセージがその例に該当する。
また、第一〜第十一実施例における、パスIDとは、必ずしも数値である必要はなく、パスを識別可能な文字列や、制御メッセージの特定ビット列であってもよい。また、一定の数値範囲であってもよい。
また、第一〜第十一実施例における、グループIDとは、必ずしも数値である必要はなく、パスを識別可能な文字列や、制御メッセージの特定ビット列であってもよい。さらに、実質的にグルーピングが可能な特徴(特定ビットの値、メッセージのデータ長、メッセージのフォーマット、特定時間内に処理されたデータ)等であってもよい。また、一定の数値範囲であってもよい。
また、第一〜第十一実施例を実施する通信網は図7のような光クロスコネクトスイッチ57による通信網に限らない。例えば、図65のような光クロスコネクトスイッチ57とIPルータ58を連結したネットワークにも適用可能である。
また、図66のようなルータを接続した通信網において、制御メッセージ転送用リンクとデータ転送用リンクとを同じ物理リンクとして運用することも可能である。
また、図67のように複数の通信ノード装置を管理する集中管理装置200が設置された通信網にも適用可能である。この集中管理装置200は、経路計算を行う収容設計エンジンやPCE(Path Computation element)や、リソース管理およびスケジューリングサーバ等が該当する。
また、図68のように二つの異なる管理ドメインを接続するマルチドメインネットワークやマルチキャリアネットワークにも適用可能である。
また、図69のようにROADM(Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer)装置を接続したリング網にも適用可能である。
また、図70のように通信ノード装置に接続されたPCからシグナリングプロトコルによりパスを設定する通信網にも適用可能である。
なお、第一〜第十一実施例におけるリソースとは、光クロスコネクトスイッチ、ROADM等の波長に限らず、IPルータ、TDMスイッチ、L2スイッチ等のファイバ、IF、ポート、IPルータ、L2スイッチのスイッチング容量、TDMスイッチのタイムスロット、光クロスコネクトスイッチの波長をグループ化した波長バンドであってもよい。
さらに、リソースとは現在使用されているリソースのみに限らず、スケジューラにより予約および管理されているスケジュールテーブルにおいて、将来のリソース使用権限をリソースとみなし、本リソース流用機能を適用することも可能である。
上述した本実施形態の構成により、通信網リソースの効率的な活用と、柔軟で負荷の小さい運用が可能となり、通信網にかかる設備コスト、運用コストを削減することができる。
具体的には、リソースの流用により、必要リソースが削減された場合に、ルータや光クロスコネクトスイッチのインターフェース数を削減することができ、設備コストの大幅な削減につながる。また、少ないリソースでパスを運用できるようになるため、冗長設備がとりやすく信頼性が向上する。
また、故障発生または解消の検出または通知、リソース流用の発生または解消の通知、スイッチングハードウェアの設定情報のソフトウェア上での保存といった仕組みを利用して、パスの切替処理の自動化を実現しているため、運用コストの削減につながる。
なお、特許文献1〜3等に記載されているように、従来技術でもリソースの流用やプリエンプション、優先順位といった概念を取り入れた技術は多々ある。しかし、パス単位の識別情報を利用して、複数の装置がそれらのリソース流用に関わる情報を交換することで、自立分散的にリソース流用を行う機能を備えた従来技術はなかった。
本発明の実施形態によれば、通信網リソースの効率的な活用が可能となり、パス運用に必要な装置または設備量を削減することができるため、ネットワーク事業者における効率のよいネットワーク運用に寄与することができる。また、ネットワークユーザにおけるサービス品質の向上に寄与することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々の変更及び応用が可能である。
本国際出願は2006年10月6日に出願された日本国特許出願第2006−274592号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本国際出願に援用する。

Claims (22)

  1. 他の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、スイッチング情報を設定することにより、通信網における通信用のパスを設定する通信ノード装置であって
    パスを設定するために他の通信ノード装置に対して送信する制御メッセージに、当該パスのリソースを流用することを許可あるいは禁止するパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、または、当該パスがリソースを流用する対象となるパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、当該制御メッセージを送信する手段を備えた通信ノード装置であり
    当該通信ノード装置から前記制御メッセージを受信した他の通信ノード装置は、当該制御メッセージに含まれる情報を流用可否情報としてリソース流用可否情報テーブルに記憶し、
    前記他の通信ノード装置が、前記通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行い、当該リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定する
    ことを特徴とする通信ノード装置
  2. パスに関する情報を変更するために前記制御メッセージに、当該パスのパス識別情報に加え、当該パスに割当てられているリソースを流用することを許可あるいは禁止する新たなパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報、当該パスの新たなグループ識別情報、または、当該パスの新たな優先度情報を含めて、当該制御メッセージを送信する手段を備えた
    請求項1記載の通信ノード装置。
  3. 設定されているパスのリソース流用の発生および解消状況を検出する手段、または、設定されているパスの故障の発生および解消状況を検出する手段を備え、
    設定されているパスのリソース流用の発生および解消の検出、または、設定されているパスの故障の発生および解消の検出を契機として、
    自通信ノード装置に設定されている当該パスの優先度情報を変更するとともに、他の通信ノード装置に対して送信する前記制御メッセージに、当該パスのパス識別情報に加え、当該パスの変更後の優先度情報を含めて送信する手段を備えた
    請求項1記載の通信ノード装置。
  4. リソースの流用が発生した場合に、当該リソースを流用されたパスの設定情報を保持しておき、
    当該リソースを流用されたパスの流用状態の解消を通知する制御メッセージを受信した際に、当該リソースを、当該リソースが流用される前のパスに割当て直すために、前記保持しておいたパスの設定情報を含む制御メッセージを他の通信ノードに送信する手段を備えた
    請求項1記載の通信ノード装置。
  5. 現用および予備のパスが設けられ、
    現用パスの運用中に、当該現用パスが故障した場合には、予備パスに切替える切替制御手段と、
    現用パスの運用中に、当該現用パスが故障した場合に使用する予備パス上の制御リンクの故障発生または故障解消、もしくは、前記予備パス上のリソースの枯渇発生または枯渇解消を前記切替制御手段に通知する手段と
    を備えた請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の通信ノード装置。
  6. 前記切替制御手段は、前記通知する手段の通知内容に基づき、前記予備パス上の制御リンクの故障発生を検出した場合には、前記現用パスが故障した場合であっても前記予備パスへの切替えを禁止する請求項5記載の通信ノード装置。
  7. 他の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、スイッチング情報を設定することで、通信網における通信用のパスを設定する通信ノード装置において、
    パスを設定するために他の通信ノード装置から制御メッセージを受信し、該制御メッセージに含まれる、当該パスのリソースを流用することを許可あるいは禁止するパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報、または、当該パスがリソースを流用する対象となるパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報をリソース流用可否情報テーブルに記憶する手段と、
    他の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行う手段と、
    前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定する手段と
    を備えたことを特徴とする通信ノード装置。
  8. パスに関する情報を変更するための制御メッセージに含まれる情報に基づき 前記リソース流用可否情報テーブルにおける情報を書き換える手段を備え、
    前記パスに関する情報を変更するための前記制御メッセージに含まれる情報は、当該パスのパス識別情報に加えて、当該パスに割り当てられているリソースを流用することを許可あるいは禁止する新たなパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報、当該パスの新たなグループ識別情報、または、当該パスの新たな優先度情報を含む請求項7記載の通信ノード装置。
  9. リソースの流用が発生した場合に、当該リソースを流用されたパスの始点の通信ノード装置、もしくは監視装置に対し、当該リソースを流用されたパスのパス識別情報と、当該リソースを流用したパスのパス識別情報を含む流用したパスに関する情報とを送信する手段を備えた
    請求項7記載の通信ノード装置。
  10. リソースの流用が発生した場合に、当該リソースを流用されたパスを構成するために設定するスイッチング情報を保持しておき、
    当該リソースを流用されたパスの流用状態の解消を検出した際に、保持しておいた前記スイッチング情報に基づき当該リソースを流用されたパスの経路上の他の通信ノード装置を認識し、この通信ノード装置に対し、流用状態の解消を通知する制御メッセージを送信する手段を備えた
    請求項7記載の通信ノード装置。
  11. リソースの流用が発生した場合に、当該リソースを流用されたパスの設定情報を保持しておき、
    当該リソースを流用されたパスの流用状態の解消を通知する制御メッセージを受信した際に、当該リソースを、当該リソースが流用される前のパスに割当て直すために、前記保持しておいたパスの設定情報を含む制御メッセージを他の通信ノードに送信する手段を備えた
    請求項7記載の通信ノード装置。
  12. 現用および予備のパスが設けられ、
    現用パスの運用中に、当該現用パスが故障した場合には、予備パスに切替える切替制御手段と、
    現用パスの運用中に、当該現用パスが故障した場合に使用する予備パス上の制御リンクの故障発生または故障解消、もしくは、前記予備パス上のリソースの枯渇発生または枯渇解消を前記切替制御手段に通知する手段と
    を備えた請求項7ないし11のうちいずれか1項に記載の通信ノード装置。
  13. 前記切替制御手段は、前記通知する手段の通知内容に基づき、前記予備パス上の制御リンクの故障発生を検出した場合には、前記現用パスが故障した場合であっても前記予備パスへの切替えを禁止する請求項12記載の通信ノード装置。
  14. 他の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、自通信ノード装置におけるリソース情報を他の通信ノード装置に広告するとともに、スイッチング情報を設定することで、通信網における通信用のパスを設定する通信ノード装置において、
    パスに割当てられたリソースについて、パス識別情報、グループ識別情報毎にリソース量を管理する手段と、
    この管理する手段により管理されているリソース量の情報をルーティングプロトコルにより広告する際に、当該リソースが割り当てられているパスの識別情報とグループの識別情報、および、当該リソースを流用することを許可あるいは禁止するパスの識別情報またはグループの識別情報を、広告するリソース量の情報に付与し、その情報を制御メッセージ、もしくはルーティングプロトコルのリソース広告メッセージに含めることで、リソースの情報を広告する手段と、
    他の通信ノード装置により広告される前記リソースの情報をリソース流用可否情報テーブルに記憶する手段と、
    他の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行う手段と、
    前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定する手段と
    を備えたこと特徴とする通信ノード装置。
  15. パス故障時の迂回パスの経路計算手段を備え、この経路計算手段は、故障時の迂回パス経路計算の際に、故障パスの正常区間のリソース流用による必要リソース削減効果をパラメータとして経路計算を行う請求項14記載の通信ノード装置。
  16. 他の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、スイッチング情報を設定することにより、通信網における通信用のパスを設定する通信ノード装置を、
    パスを設定するために他の通信ノード装置に対して送信する制御メッセージに、当該パスのリソースを流用することを許可あるいは禁止するパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、または、当該パスがリソースを流用する対象となるパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含める手段として機能させるためのプログラムであって、
    前記プログラムが実行される前記通信ノード装置から前記制御メッセージを受信した他の通信ノード装置は、当該制御メッセージに含まれる情報を流用可否情報としてリソース流用可否情報テーブルに記憶し、
    前記他の通信ノード装置が、前記通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行い、当該リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定する
    ことを特徴とするプログラム。
  17. 他の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、スイッチング情報を設定することで、通信網における通信用のパスを設定する通信ノード装置を、
    パスを設定するために他の通信ノード装置から制御メッセージを受信し、該制御メッセージに含まれる、当該パスのリソースを流用することを許可あるいは禁止するパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報、または、当該パスがリソースを流用する対象となるパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報をリソース流用可否情報テーブルに記憶する手段、
    他の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行う手段、
    前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定する手段、
    として機能させるプログラム。
  18. 他の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、自通信ノード装置におけるリソース情報を他の通信ノード装置に広告するとともに、スイッチング情報を設定することで、通信網における通信用のパスを設定する通信ノード装置を、
    パスに割当てられたリソースについて、パス識別情報、グループ識別情報毎にリソース量を管理する手段、
    この管理する手段により管理されているリソース量の情報をルーティングプロトコルにより広告する際に、当該リソースが割り当てられているパスの識別情報とグループの識別情報、および、当該リソースを流用することを許可あるいは禁止するパスの識別情報またはグループの識別情報を、広告するリソース量の情報に付与し、その情報を制御メッセージ、もしくはルーティングプロトコルのリソース広告メッセージに含めることで、リソースの情報を広告する手段、
    他の通信ノード装置により広告される前記リソースの情報をリソース流用可否情報テーブルに記憶する手段、
    他の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行う手段、
    前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定する手段、
    として機能させるプログラム。
  19. 第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置を含む通信システムであり、当該第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、互いにスイッチング情報を設定することにより、通信網における通信用のパスを設定する通信システムであって、
    前記第1の通信ノード装置は、
    パスを設定するために他の通信ノード装置に対して送信する制御メッセージに、当該パスのリソースを流用することを許可あるいは禁止するパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、または、当該パスがリソースを流用する対象となるパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、当該制御メッセージを送信する手段を備え、
    前記第2の通信ノード装置は、
    前記第1の通信ノード装置から受信する制御メッセージに含まれる情報を流用可否情報としてリソース流用可否情報テーブルに記憶する手段と、
    前記第1の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行う手段と、
    前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定する手段と、を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  20. 第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置を含む通信システムであり、当該第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、一方の通信ノード装置におけるリソース情報を他方の通信ノード装置に広告するとともに、互いにスイッチング情報を設定することで、通信網における通信用のパスを設定する通信システムであって、
    前記第1の通信ノード装置は、
    パスに割当てられたリソースについて、パス識別情報、グループ識別情報毎にリソース量を管理する手段と、
    この管理する手段により管理されているリソース量の情報をルーティングプロトコルにより広告する際に、当該リソースが割り当てられているパスの識別情報とグループの識別情報、および、当該リソースを流用することを許可あるいは禁止するパスの識別情報またはグループの識別情報を、広告するリソース量の情報に付与し、その情報を制御メッセージ、もしくはルーティングプロトコルのリソース広告メッセージに含めることで、リソースの情報を広告する手段を備え、
    前記第2の通信ノード装置は、
    前記第1の通信ノード装置により広告される前記リソースの情報をリソース流用可否情報テーブルに記憶する手段と、
    前記第1の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行う手段と、
    前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定する手段と、を備える
    ことを特徴とする通信システム
  21. 第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置を含む通信システムであり、当該第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、互いにスイッチング情報を設定することにより、通信網における通信用のパスを設定する通信システムにおけるパスリソース割当方法であって、
    前記第1の通信ノード装置が、パスを設定するために他の通信ノード装置に対して送信する制御メッセージに、当該パスのリソースを流用することを許可あるいは禁止するパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、または、当該パスがリソースを流用する対象となるパスのパス識別情報もしくはグループ識別情報を含めて、当該制御メッセージを前記第1の通信ノード装置に送信するステップと、
    前記第2の通信ノード装置が、前記第1の通信ノード装置から受信する制御メッセージに含まれる情報を流用可否情報としてリソース流用可否情報テーブルに記憶するステップと、
    前記第2の通信ノード装置が、前記第1の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行うステップと、
    前記第2の通信ノード装置が、前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定するステップと、
    を備えることを特徴とするパスリソース割当方法。
  22. 第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置を含む通信システムであり、当該第1の通信ノード装置と第2の通信ノード装置との間で制御メッセージを交換し、一方の通信ノード装置におけるリソース情報を他方の通信ノード装置に広告するとともに、互いにスイッチング情報を設定することで、通信網における通信用のパスを設定する通信システムにおけるパスリソース割当方法であって、
    前記第1の通信ノード装置は、パスに割当てられたリソースについて、パス識別情報、グループ識別情報毎にリソース量を管理する手段を備えており、前記第1の通信ノード装置が、この管理する手段により管理されているリソース量の情報をルーティングプロトコルにより広告する際に、当該リソースが割り当てられているパスの識別情報とグループの識別情報、および、当該リソースを流用することを許可あるいは禁止するパスの識別情報またはグループの識別情報を、広告するリソース量の情報に付与し、その情報を制御メッセージ、もしくはルーティングプロトコルのリソース広告メッセージに含めることで、リソースの情報を広告するステップと、
    前記第2の通信ノード装置が、前記第1の通信ノード装置により広告される前記リソースの情報をリソース流用可否情報テーブルに記憶するステップと、
    前記第2の通信ノード装置が、前記第1の通信ノード装置から、リソースを流用する対象となるパスのパス識別情報、もしくはリソースを流用する対象となるグループのグループ識別情報を含む制御メッセージであって、新たなパスを設定するための制御メッセージを受信した場合に、当該パス識別情報もしくは当該グループ識別情報に対応する流用可否情報を前記リソース流用可否情報テーブルから検索し、当該流用可否情報において、流用を許可するパスもしくはグループとして、前記新たなパスもしくは当該新たなパスが属するグループが設定されているか否かにより、リソース流用可否判断を行うステップと、
    前記リソース流用可否判断により、リソース流用可であると判断された場合に、リソースを流用する対象となるパスのリソースを前記新たなパスの設定のためのリソースとして流用して割り当て、前記新たなパスを設定するステップと、を備える
    ことを特徴とするパスリソース割当方法
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