JP2001268122A - 経路設定支援装置 - Google Patents

経路設定支援装置

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JP2001268122A
JP2001268122A JP2000080814A JP2000080814A JP2001268122A JP 2001268122 A JP2001268122 A JP 2001268122A JP 2000080814 A JP2000080814 A JP 2000080814A JP 2000080814 A JP2000080814 A JP 2000080814A JP 2001268122 A JP2001268122 A JP 2001268122A
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Tomoyuki Morikawa
智之 森川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークの経路設定において、経路候補
や条件の考慮もれなく、しかも処理に伴なう作業量がそ
れほど大きくならない形で処理が行えるようにする経路
設定支援装置を提供する。 【解決手段】 設定しようとする経路の両端点および当
該経路に求める容量、中継交換機数などの条件を、イン
タフェース部12経由で操作者から受け付ける。そし
て、両端点を結ぶ全経路候補を経路抽出部13がリンク
情報400をもとに抽出する。そして、指定された条件
に従って、容量判定部14、中継機数判定部15が順次
経路候補を絞り込む。そして、絞込み結果から最終的に
操作者が選択した経路候補を正式の経路とし、送受信部
11からネットワークN上の各交換機に対し、経路確立
のための情報設定を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク上にデ
ータ送信用経路を設定する作業を支援する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク上で、ある端末から他の端
末にデータの送信を行う場合、ネットワークを構成する
端末、交換機などのノードとこれらノード間を接続する
通信回線であるリンクとがどのように配置されているか
(ネットワークの構造)とによって、取りうるデータ送
信経路(始点となる端点から、どのリンクおよび交換機
を経て終点である端点に達するか)には様々なパターン
がある。そうした様々なパターン(以下「経路候補」)
の中から実際のデータ送信に用いる経路を決定すること
を経路設定と言う。
【0003】経路の設定には、データ送信の要求が発生
するつど、リンクの容量(単位時間当たりの送信可能デ
ータ量)や使用状況などをもとに最適と推定される経路
を選択する動的な経路設定と、ネットワークの構築時な
どの早い段階に予め、送信元ノードと受信先ノードとの
組み合わせごとに経路を設定しておき、ネットワークの
運用開始後当該ノード間で発生するデータ送信について
は設定しておいた経路を固定的に用いる、という静的な
経路設定とがある。
【0004】静的な経路設定の場合、ネットワークの構
成や使用目的を理解した技術者が、各経路について求め
られる送信速度などの条件、通信量や通信頻度などの使
用条件を考慮しながら設定するとともに、経路間でも資
源(容量)の割当の調整を行うなどして、試行錯誤を繰
り返しつつ設定を行っている。また、静的に設定した経
路も、ネットワークの使用状況に変化が生じてデータ通
信量の増減などあれば見直しの必要が生じる。この見直
しにおいても、ネットワークの機能、目的、特性および
既存経路の設定内容を熟知したうえで作業を行う必要が
ある。
【0005】そして、こうした経路の設定作業のやり方
としては、ネットワークの構成と経路に求められる条件
とを、机上で検討して設定を行う方法、あるいは、ネッ
トワークの構成情報および経路設定条件をパラメータと
して設定用プログラムに入力して、プログラムに経路を
設定させる方法などがある。プログラムを用いる方法で
は、容量(単位時間当たりのデータ転送量)など特定の
1つの条件に基づいて設定するものと、複数の条件を連
立方程式としてこれを満たす経路を求めるものがある。
ただし、複数の条件が指定された場合、完全にそれら条
件を全て満たす経路を選ぶのではなく、経路候補ごとに
各条件について達成の度合いを評価した後、条件ごとの
優先度(重み付け)に差をつけたうえで全条件をまとめ
た総合評価を行って評価点を求め、そして評価点の高い
経路候補を正式の経路として設定するという方法が取ら
れることが多い。これは、全ての条件を満たす経路が得
られる可能性は低いという前提に立つもので、完全に条
件を満たす経路は得られない場合でも、次善の経路を得
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年ネ
ットワークの大規模化、多様化が進み、それに従って経
路の設定についても、経路候補のパターン数が膨大とな
り、最適な経路の設定に要する作業の負担は重くなって
いる。そのため、机上で設定する方式では、経路候補の
洗い出しにもれが生じるなどの考慮もれの問題が起き
て、複雑なネットワーク上に経路を設定することは極め
て困難となり、こうした問題は担当技術者の知識や経験
が乏しいほど多く発生する。
【0007】一方プログラムによる経路設定の場合、特
定の1つの条件に基づいて設定するのであれば大きな問
題は生じないが、複数の条件をもとに経路設定を行う場
合、経路候補ごとに評価値を算出して、評価値の高いも
のを経路として採用するという手法では、経路候補数が
多くなるにつれて処理量は莫大となり、コンピュータで
処理しても長い時間がかかる。
【0008】本発明は上記の課題に鑑み、経路設定のお
ける担当技術者の負担を軽減しつつ、しかも考慮もれな
どなく、ネットワーク構成が複雑化しても処理に伴なう
経路設定の作業量がそれほど大きくならないような経路
設定支援装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の経路設定支援装置は、複数のノード装置
が複数のリンクによって接続されてなるネットワークに
おいて、前記複数のノード装置のうち所定の2つを両端
点とするデータ送信におけるデータの固定的な通り道で
ある経路を利用者が予め設定しておく作業を支援する経
路設定支援装置であって、前記複数のネットワークと前
記複数のリンクとの接続の状況を示す接続情報を保持す
る保持手段と、設定しようとする経路の両端点の指定を
利用者から受け付ける受付手段と、前記受付手段が受け
付けた前記両端点を結ぶ経路候補を、前記接続情報をも
とに抽出する抽出手段と、前記設定しようとする経路に
対する条件の指定を利用者から受け付ける条件受付手段
と、前記条件受付手段が受け付けた条件を満たすよう経
路候補の絞込みを行う絞込み手段と、前記絞込み手段が
絞り込んだ結果の経路候補を利用者に提示して、前記利
用者が前記提示した経路候補の1つを選択した場合、当
該選択された経路候補を経路として設定する決定手段
と、前記決定手段によって1の経路が設定されるまで、
前記条件受付手段による条件受け付けと前記絞込み手段
による絞込みとを繰り返し行わせる制御手段とを有する
ことを特徴とする。これによれば、複雑なネットワーク
に経路を設定する場合でも、経路候補の洗い出しなど、
机上で行えばもれの生じるおそれのある作業については
抽出手段で機械的に行うので考慮もれの発生は防止でき
る。また、複数の条件に応じて経路を設定する場合で
も、ある条件によって絞り込んだ結果に対して次の条件
で更なる絞込みを行う、という手順で行うので、複雑な
ネットワークで多数の経路候補が存在する場合でも絞込
みの処理に要する計算量は小さくてすみ、設定作業を効
率的に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る経路設定支援
装置の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。本
実施の形態における経路設定支援装置は、ネットワーク
構築時に特定装置間でのデータ送受信における通り道
(経路)を予め定めておく「経路設定」の処理を管理者
が行うのを支援するものである。
【0011】先ず、経路設定支援装置の処理の内容を説
明する前に、その処理の対象となるネットワークについ
て説明しておく。図1は本実施の形態におけるネットワ
ークNの構成を示す図である。ネットワークNは、ある
会社が、本社と支社との間でデータのやりとりを行うた
めに、料金を払って公衆回線網の一部を用いて構築した
ものである。ネットワークNが利用する公衆回線網は、
電話回線、光ファイバなどの回線(リンク)と交換機を
経てATM(Asynchronous Transfer Mode)方式でデー
タ転送を実現するものであり、ネットワークNは、本社
および支社に設けた交換機A、交換機B、交換機C、交
換機D、交換機Eの5台の装置の間を、使用許可を受け
たリンクで結んだ構成である。各交換機には、支社端末
T1、T2、T3または本社端末T4が接続されてお
り、利用者は端末からデータの入力や送信指示などの操
作を行う。
【0012】ただし、ネットワークNは、リンク(回
線)を占有できる訳ではない。回線の容量の一部を、使
用料を払って割り当てられているだけである。ネットワ
ークNは、割り当てられた容量の範囲で仮想の専用伝送
路(VPC:Virtual Path Connection)を設ける。以
下、これを物理的な回線であるリンクと区別して「パ
ス」と呼ぶ。図1の中で、参照記号a,b,c,d,
e,f,g,hを付加してあるのが「パス」である。パ
スは1つのリンクに複数設けることもできるが、ここで
は1つのリンクには1つのパスのみ設けることとする。
【0013】各交換機はそれぞれ3つ、または4つのポ
ートを有し、ポート同士がパスでつながれている。交換
機AのポートAP1と交換機BのポートBP3とはパス
aによって、交換機AのポートAP2と交換機Cのポー
トCP4とはパスbによって、交換機AのポートAP3
と交換機DのポートDP3とはパスcによって、交換機
BのポートBP2と交換機CのポートCP1とはパスd
によって、交換機BのポートBP1と交換機Eのポート
EP1とはパスeによって、交換機CのポートCP3と
交換機DのポートDP1とはパスfによって、交換機C
のポートCP2と交換機EのポートEP3とはパスgに
よって、交換機DのポートDP2と交換機EのポートE
P2とはパスhによって、それぞれつながれている。
【0014】このネットワークNにおいて、例えば交換
機Aにつながる支社端末T1から、交換機Eにつながる
本社端末T4へのデータ転送を行う場合、とりうる経路
(経路候補)としては、「交換機A−(パスb)−交換
機C―(パスg)―交換機E」、「交換機A−(パス
a)−交換機B−(パスf)−交換機E」などいくつか
パターンが考えられる。そこで、ネットワーク管理者
は、送られるデータ量とパスごとの容量との関係、転送
時間などの条件を考慮して、パターンのうち1つを経路
として決定する処理(以下「経路設定」と言う)を行
う。その際に経路設定処理を支援するのが経路設定支援
装置1である。
【0015】図1には経路の一例として、端末T3(交
換機D)から端末T4(交換機E)への経路(「交換機
D−(パスf)−交換機C−(パスg)−交換機E」)
と端末T2(交換機B)から端末T3(交換機D)への
経路(「交換機B−(パスe)−交換機C−(パスh)
−交換機D」)とを示している。これらの経路におい
て、交換機間をつなぐ部分をそれぞれチャネル101、
102、103、104という。1つのパスには複数の
チャネルを設けることができ、そのため、同じパスを異
なる経路に属する複数のチャネルが通る場合がでてくる
ので、属する経路が分かるよう各チャネルには識別情報
(チャネルID)が付加される。このチャネルIDはチ
ャネルの両端となる交換機が保持している。チャネルI
Dは、パスまたはポートの識別情報と組み合わされた場
合、ネットワークN内でユニークになるよう決定され
る。
【0016】各交換機は、当該交換機を経由して設定さ
れる経路について、設定の状況を管理するための情報
(交換機情報)を保持している。また、経路設定支援装
置1は、各交換機が保持する交換機情報を取得し、内蔵
するメモリに保持している。図2は、交換機Eを例に、
上記の交換機情報200の構成と内容とを示す図であ
る。
【0017】交換機情報200は、交換機が有するポー
トごとに、当該ポートに接続されたパスおよび当該パス
上に設定されたチャネルに関する情報を示すものであ
る。交換機情報200は、ポートID欄210、パスI
D欄220、パス容量欄230、チャネルID欄24
0、チャネル容量欄250、出力先チャネル欄260か
ら成る。
【0018】ポートID欄210は、いずれのポートに
関する情報かポートIDで示す。当欄の内容はネットワ
ークNの物理構成が決定した時点で、交換機の管理者に
よって入力されるもので、内容は固定である。パスID
欄220は、ポートID欄210で示すポートに設定さ
れたパスをパスIDで示す。ここでは、1ポート(1リ
ンク)には1つのパスしか設定しないこととしているの
で、パスID欄220の内容とポートID欄210の内
容とは1対1で対応する。当欄の内容はネットワークN
の物理構成が決定した時点で、交換機の管理者によって
入力されるもので、内容は固定である。
【0019】パス容量欄230は、パスID欄220で
示すパスについて、その容量の値が格納される。当欄の
内容はネットワークNの物理構成が決定した時点で、交
換機の管理者によって入力されるもので、内容は固定で
ある。チャネルID欄240は、パスID欄220で示
すパスに設けられているチャネルを、チャネルIDで示
す。当欄の内容は、新たな経路が設定されるたびに経路
設定支援装置1から通知される当該経路に関する情報を
もとに追加される。
【0020】チャネル容量欄250には、チャネルごと
の容量の値が格納される。チャネルID欄240の情報
と同じく、新規経路の設定のたびに経路設定支援装置1
から通知される情報をもとに追加される。出力先チャネ
ル欄260には、チャネルID欄240で示すチャネル
で受信したデータを、どのチャネルに送り出すかを示す
情報(送り先のポートID+チャネルID)が格納され
る。チャネルID欄240の情報と同じく、新規経路の
設定のたびに経路設定支援装置1から通知される情報を
もとに追加される。受信側端点の場合、データの送信先
は端末となるので、当欄の値は端末を示す「T」とな
る。
【0021】図2に示す交換機Eの例で言うと、先ずポ
ートEP1にはパスeが接続されていて、ここにチャネ
ル103(ID:C10)が設けられていて、その容量
は32Kbpsである。チャネル103(ID:C10)
に入ってくるデータは、同じ交換機E内のポートEP2
のチャネル104(ID:C20)に送られる。一方、
このポートEP2のチャネル104(ID:C20)に
送信されるデータはパスhを通って交換機DのポートD
P2に送られる。チャネル104(ID:C20)の容
量も32Kbpsである。また、チャネル102(ID:
C30)を通ってポートEP3のに送られてくるデータ
については、交換機Eに接続している端末T4に出力さ
れる。
【0022】(経路設定支援装置1の構成)以下、経路
設定支援装置1について説明する。図3は、経路設定支
援装置1の構成を示すブロック図である。経路設定支援
装置1は、送受信部11、インタフェース部12、パタ
ーン抽出部13、容量判定部14、中継機数判定部1
5、メモリ16を備える。
【0023】なお、経路設定支援装置1のメモリ16に
は、予め、経路設定の際に参照される情報として、ネッ
トワークNの構成に関する情報が入力されている。リン
ク情報は、ネットワークNの構成をリンクの集合として
とらえ、各リンクを両端の交換機・ポートの組合わせで
示すものである。ただし、ここでは、1リンクには1パ
スのみ設けられて、リンクとパスとは1対1で対応する
ので、以下の説明では「リンク=パス」として説明す
る。
【0024】図4は、図1に示すネットワークNに関し
て、上記のリンク情報400の構成と内容とを示す図で
ある。リンク情報400は、リンクID欄410、第1
端点情報欄420、第2端点情報欄430から成る。ま
た、第1端点情報欄420、第2端点情報欄430は、
それぞれ装置ID欄421、431とポートID欄42
2、432とに分かれている。
【0025】リンクID欄410には、各リンクの識別
情報が格納される。ここでは図1で示すパスの識別子
(参照番号)と同じものが格納される。第1端点情報4
20と第2端点情報430とには、各リンクの両端にあ
たる交換機のポートを示す情報が格納される。第1端点
情報420と第2端点情報430の内容は、交換機情報
200におけるポートID欄220に対応する。
【0026】リンク情報400は、ネットワークNの運
用開始前、物理的な構成が決定した時点で、管理者がイ
ンタフェース部12を介して入力するものである。ネッ
トワークNの物理的構成(交換機の追加やリンクの使用
可能容量の変更など)が変化すると、管理者はこれをも
とにリンク情報400を更新する。送受信部11は、図
外の回線あるいは無線を介して交換機A〜Eに接続して
おり、経路設定支援装置1が決定した経路を交換機A〜
Eに通知して経路設定に応じた交換機情報の更新を行わ
せる。
【0027】インタフェース部12は、図外の入力装置
(キーボードなど)および出力装置(ディスプレイ装
置)を介して管理者の指示を受け付けたり、指示に応じ
て行った処理の結果を表示したりする。また、インタフ
ェース部12は、こうした指示受付・結果表示をGUI
(Graphical User Interface)を介して行う。以下、経路
設定の処理の流れに沿って、インタフェース部12の処
理の内容および使用するGUIについて説明する。
【0028】先ず、操作者が経路設定支援装置1を起動
させると、インタフェース部12は経路の両端の指定を
受け付けるための端点指定画面を表示装置に表示させ
る。図5は、この端点指定画面500を示す図である。
端点指定画面500には、操作者が、設定しようとする
経路の端点を入力するための2つの端点入力エリア50
1、502、そして、端点入力を終えた操作者が、次の
処理へ進むよう指示するための「OK」ボタン503、
経路設定処理の終了を指示するための「終了」ボタン5
04が含まれる。
【0029】そして、インタフェース部12は、端点指
定画面500から2つの端点の指定を受け付けると、こ
れら端点となる装置のIDをパターン抽出部13に通知
して、指定された端点間を結び得る交換機とリンク(パ
ス)との組合せ(経路候補)を全パターン抽出させる。
次いで、インタフェース部12は、リンク抽出部13か
ら経路候補が送られてくると、操作者が当該パターンに
各種条件による絞込みを行って最終的な経路を選択でき
るよう、条件一覧画面を表示させる。
【0030】図6は、条件の指定および経路の選択を受
け付けるための上記条件一覧画面600の構成と内容の
一例とを示す。条件一覧画面600は、各種条件を指定
するための容量ボタン611、中継機数ボタン612を
含む条件指定エリア610と、可能経路候補一覧621
が表示される表示エリア620とから成る。表示エリア
620には、さらに、経路として選択した経路を決定す
るための決定ボタン622が表示される。
【0031】容量ボタン611は、操作者から、経路に
求める最小限の容量(データ送信能力)を条件とした経
路候補の絞り込み指定を受け付けるためのもので、この
ボタンを操作者がクリックすると、容量入力画面が表示
される。図7は、この容量入力画面700の図である。
容量入力画面700には、指定容量を入力する指定エリ
ア701と、当該指定容量を条件とした絞込み開始を指
示するための「OK」ボタン702とが含まれる。この
図では、操作者が指定した容量の下限は16Kbpsであ
る。インタフェース部12は、容量入力画面700から
指定された容量の値と、条件一覧画面600に表示され
ている経路候補の情報とを容量判定部14に送り、当該
指定容量を確保できない経路候補を判定させる。そし
て、判定結果が容量判定部14から返されると、指定容
量を確保できない経路候補を可能経路候補一覧621か
ら除いた形で条件一覧画面600を再表示する。
【0032】容量による絞り込みは、設定しようとする
経路に対し、操作者が所定値以上のデータ伝送速度を求
める場合に行われる。中継機数ボタン612は、操作者
から、中継装置(経路が経由する交換機)の数を条件と
した経路候補の絞り込み指定を受け付けるためのもの
で、このボタンを操作者がクリックすると、中継機数指
定画面が表示される。
【0033】図8は、この中継機数指定画面800を示
す図である。中継機数指定画面800には、指定中継機
数を入力する指定エリア801と、当該指定容量を条件
とした経路候補の絞込み開始を指示するための「OK」
ボタン802とが含まれる。この図では、操作者が指定
した中継機数の上限は2個である。インタフェース部1
2は、中継機数指定画面800から指定された装置数の
値と、条件一覧画面600に表示されている経路候補一
覧621の情報とを中継機数判定部15に送り、指定さ
れた数を越える数の交換機を経由する経路候補を判定さ
せる。そして、判定結果が中継機数判定部15から返さ
れると、可能経路候補一覧621から指定された条件を
満たさない経路候補を除いた形で条件一覧画面600を
再表示する。
【0034】中継機数を条件としてパターンの絞り込み
を行うのは、中継する交換機の数が多いほど、当該経路
を介して行うデータ伝送に生じる遅延が大きくなるから
である。つまり、操作者は、なるべく遅延なく送信する
必要のあるデータを転送するための経路を設定する場合
に中継機数を条件として指定する。再び図6の条件一覧
画面600に戻る。可能経路候補一覧621には、表示
時点で選択可能な経路候補が表示される。容量、中継機
数などの条件で絞り込みが進めば、それに応じて表示さ
れる経路候補の数も減ってくる。操作者は、パターン一
覧エリア620の可能経路候補一覧621で特定の経路
候補を選択してから、「決定」ボタン622をクリック
することで、経路の設定を完了させることができる。経
路の選択は、条件一覧画面600からいつでも行うこと
ができる。条件による絞込みを一切行わずに選択を行っ
てもよい。
【0035】このように、インタフェース部12は、条
件一覧画面600からの条件受け付け、条件に応じた絞
込みを容量判定部14または中継機数判定部15に行わ
せる。そして、条件指定の受け付けと絞込み結果を含め
た条件一覧画面600の再表示の処理を、条件一覧画面
600から操作者が経路を決定するまで繰り返すよう、
上記の各種GUIの表示を制御する。
【0036】操作者が条件一覧画面600で「決定」ボ
タン622をクリックすると、インタフェース部12
は、選択された経路候補を、正式の経路とする。そし
て、経路に含まれる各交換機に対し、当該経路設定に応
じて交換機情報を更新するよう指示する。そして、更新
後の交換機情報を改めて取得し、メモリ16内に格納す
る。
【0037】ここでは、「装置A−(パスa)−装置B
−(パスd)−装置C―(パスg)―装置E」という経
路が選択されたこととする。図9は、新たな経路(「装
置A−(パスa)−装置B−(パスd)−装置C―(パ
スg)―装置E」)が設定されたネットワークNの模式
図である。新たなチャネル105,106,107が設
けられている。
【0038】図10は、装置A−Eを結ぶ経路の設定に
伴なって、これに含まれる装置A、B、C、Eそれぞれ
の交換機情報の更新後の内容を示す図である。図中、新
規経路設定に伴なって追加された部分をアミカケで示し
ている。また、交換機情報とは別に、データ送信元であ
る交換機Aに接続された端末T1にも、「装置E宛ての
データ送信は、ポートAP1のチャネルC100へ出
力」という出力先情報が設定される。
【0039】図10(a)は、交換機Aの交換機情報2
00aの内容を示す。インタフェース部12は、経路の
両端の交換機をチェックし、送信側の起点である交換機
Aに対しては、先ず、上記の出力先情報を接続している
端末T1に設定させるよう指示する。また、交換機Aか
らの直接のデータ送信先が交換機Bなので、リンク情報
400を参照し、交換機A−Bをつなぐリンク(パス)
aと当該リンクにつながるポート(AP1)を得る。そ
して、「ポートAP1に容量16Kbpsのチャネルを設
け、当該チャネルのIDはC100とする」よう指示を
出す。これに応じて、交換機Aの交換機情報200aに
おいて、ポートAP1に新たなチャネル情報(ID:C
100、図9のチャネル105に対応)が追加される。
【0040】図10(b)は、交換機Bの交換機情報2
00bの内容を示す。インタフェース部12は、同様に
経路の内容とリンク情報400とから、交換機Bに設け
るべきチャネルを指示する。交換機Bは、パスaからポ
ートBP3に入るデータをポートBP2からパスdに出
力しなければならないので、これに応じて、ポートBP
3とポートBP2とに、ID:C100のチャネル情報
が設けられる(それぞれ図9のチャネル105、106
に対応)。
【0041】図10(c)は、交換機Cの交換機情報2
00cの内容を示す。ポートCP1とポートCP2と
に、ID:C100のチャネル情報が追加される(図9
のチャネル106、107に対応)。図10(d)は、
交換機Eの交換機情報200dの内容を示す。ポートE
P3に、ID:C100のチャネル情報が追加される。
交換機Eは経路の終点なので、送信先チャネル欄260
の値は「T」となり、ポートEP3にパスg(チャネル
102(ID:C100))から入ってくる情報は、端
末T4に出力される。
【0042】次いで、上記の支援装置1によって設定さ
れた交換機A−交換機Eの経路をデータが送られる際
に、交換機がどのように動作するか、その際に交換機情
報がどのように参照されるかを、交換機A−Eの経路を
例に説明する。先ず交換機Aにつながる端末T1から、
端末T4へのデータ送信指示と送信対象のデータとが入
力される。すると、端末T1が内蔵する出力先情報に応
じて交換機AのポートAP1につながるチャネル105
(ID:C100)にデータが送られる。
【0043】このチャネル105は装置BのポートBP
3につながっている。装置B内部では、交換機情報10
10の送信先チャネル欄260の情報(ポートBP3に
チャネル105(ID:C100)から入ってきたデー
タはポートBP2につながるチャネル106(ID:C
100)に向けて送信する)に応じて、ポートBP2に
つながるチャネル106からデータが送り出される。
【0044】データは、装置CのポートCP1に入り、
交換機情報1030の送信先チャネル欄260の情報に
従ってポートCP2に送られチャネル107を通って装
置EのポートEP3に達する。装置Eは、交換機情報1
040に従って、ポートEP3にチャネル107(I
D:C100)から入ってくるデータは端末T4に出力
し、受信が完了する。
【0045】なお、インタフェース部12は、絞込みの
過程で条件に該当する経路候補が1つもなくなってしま
った場合、例えば、容量の条件を満たす経路候補に対し
中継機数「2」で絞込みを行うと、該当する経路候補が
なくなってしまった場合、条件一覧画面600の可能経
路候補一覧621のエリアに「該当する経路候補なし」
とメッセージを出し、容量または中継機数の条件を再指
定させる。ここで、容量の条件の方が重要であれば、操
作者は中継機数を「3」として絞込みをやり直せばよい
し、中継機数の条件の方が重要であれば、容量指定をゆ
るめて、容量による絞込みからやり直せばよい。こうす
れば、複数条件を完全に満たす経路が無い場合でも、操
作者は条件間で重み付けをして、完全ではなくとも、次
善の経路を設定できる。
【0046】パターン抽出部13は、インタフェース部
12から通知された2つの端点(交換機ID)を結ぶ可
能経路候補を、物理リンク情報400をもとに抽出し、
インタフェース部12に通知する。パターン抽出の手法
は、一方の端点となる交換機を起点とし、当該交換機に
つながる各リンク(パス)の接続先の交換機からさらに
接続する交換機を追っていく、というものである。その
過程で、いったん経由した交換機に戻った場合、その段
階でこの通り道は無効として捨ててしまう。そして、途
中で捨てられることなく、経路終点となるもう一方の端
点に達した場合、この通り道を経路候補として認める。
【0047】図11は、上記の方式で得られる、交換機
A−Eを結ぶ経路候補の一覧である。容量判定部14
は、抽出された各経路候補について、操作者が指定した
容量(単位時間当たりのデータ伝送能力)を確保できる
かどうか判定する。容量判定部14は、各経路候補に含
まれるパス毎に、空き容量(交換機情報のパス容量欄2
03からチャネル容量欄205の合計を差し引いた値)
をチェックし、空き容量が指定容量を下回るパスが1つ
でもあれば、当該経路候補は不適格と判定する。
【0048】中継機数判定部15は、インタフェース部
12から通知された中継機数指定を上回る数の交換機を
経由している経路を判定する。経路候補の情報には、図
11でも示すように、経由する全交換機の識別情報が含
まれているので、中継機数判定部15は、ここから交換
機数をカウントして判定を行う。メモリ16は、経路設
定に利用される各種情報が格納される。すなわち、図4
に示したリンク情報400、条件一覧画面600の経路
候補一覧621(図6参照)に表示される経路候補の情
報、交換機情報200(図2、10参照)である。経路
候補一覧に関する情報の内容は、条件による絞込みが行
われると、絞込みの結果に応じて、絞込みを行った構成
部(容量判定部14、中継機数判定部15)によって更
新される(条件を満たさない経路候補が削除されてい
く)。
【0049】また、メモリ16には、経路に対する各種
条件(ここでは容量および中継交換機数)の内容と、そ
の条件を受け付けるためのGUI表示に必要な情報(画
面フォーマットなど)とが格納されている。条件項目の
追加がある場合は、管理者がインタフェース部12経由
で、この内容を更新する。 (動作)次に、経路設定支援装置1の動作について図面
を用いて説明する。
【0050】図12は、経路設定支援装置1の動作の流
れを示すフローチャートである。先ず、操作者が経路設
定支援装置1を起動させると、インタフェース部12は
端点指定画面500を表示装置に表示させる(S120
1)。そして、インタフェース部12は、端点指定画面
500から2つの端点の指定を受け付て(S120
2)、これら端点となる交換機のIDをパターン抽出部
13に通知して、指定された端点を結ぶ経路候補を全パ
ターン抽出させる(S1203)。
【0051】インタフェース部12は、抽出された経路
候補の絞り込みのために、条件一覧画面600を表示さ
せる。ここで、操作者は何らかの絞込み条件を指定(S
1204:“絞込み”)、あるいは、同画面に表示され
た経路候補のいずれかを選択して正式の経路として設定
するよう指示する(S1204:“設定”)。操作者が
容量による絞込みを指定した場合(S1205:“容
量”)、容量判定部14は指定容量を満たさない経路候
補を排除する(S1206)。
【0052】操作者が中継機数による絞込みを指定した
場合(S1205:“装置数”)、中継機数判定部15
は指定装置数を上回る数の交換機を経由する経路候補を
排除する(S1207)。そして、上記2種類のいずれ
の絞込みの場合も、インタフェース部12は絞込み結果
の経路候補を表示した条件一覧画面600を再表示し、
さらなる絞込みを行うか、正式の経路設定を行うかを操
作者に指示させる(S1204) 操作者がステップS1204において、正式の経路設定
を指定した場合(S1204:“設定”)、インタフェ
ース部12は選択された経路候補を正式の経路として、
送受信部11経由で関連する各交換機に通知し、交換機
情報の更新を指示する(S1208)。
【0053】そして、上記のステップS1101〜S1
108までの処理を、操作者が望む全ての経路の設定が
完了するまで繰り返す(S1209:Yes)。 (まとめ)このように、本実施の形態における経路設定
支援装置1によれば、経路を設定しようとする両端点を
指定すれば、経路の候補となる経路は抽出部13がリン
ク情報400をもとに機械的に抽出するので、もれが発
生することはない。また、経路の絞込みにあたっては、
GUIを用いて個々の条件について順次絞込みを行うの
で、操作者の条件考慮もれは発生しにくく、しかも、あ
る条件によって絞り込んだ経路に対して新たな絞込みを
行うことになるので、複数の条件をまとめて総合的な評
価を行って絞り込む場合に比べて処理量が小さく、処理
に要する時間も短くてすむ。
【0054】なお、優先順位の高い条件から先に指定す
るようにすれば、全部の条件を満たす経路が存在しない
場合でも、重要な条件だけは満たす次善の経路を得るこ
とができる。言いかえれば、条件に重み付けを行うこと
ができる。例として、中継機数を容量より重視したい場
合について考えてみる。例えば、中継機数の条件(2
個)を満たす経路を先ず選び、その中に容量指定(16
Kbps)を満たす経路がない場合、中継機数の条件を見
直すのでなく、容量の指定を少しゆるめて(14Kbp
s)、絞込みをやり直すことが考えられる。すると、よ
り重要な中継機数の指定を満たし、次に重要な容量の指
定をほぼ満たす経路が得られる。
【0055】さらに、最初に絞り込みの最も厳しい条件
(該当するパターン数が最も少なくなると思われるも
の)によって絞込みを行うようにすれば、絞込み処理に
要する時間を短縮できる。なお、本実施の形態におい
て、経路設定のために参照する各種情報(リンク情報、
中継機情報)の内容については、一例に過ぎず、これに
限定される訳ではない。例えば、リンク情報について
は、リンクの物理的実体である回線の距離や使用料など
の情報を含めてもよい。そして、経路の距離や使用料に
関する条件を絞込み条件として用いてもよい。
【0056】また、本実施の形態では、複数の条件を順
次指定して絞込みを行っていたが、管理者には、複数の
条件項目を一度に指定させることにしてもよい。その際
には、条件毎に優先順位(絞込みの順番)を指定させ、
全条件を満たす経路がない場合は、絞込み結果の経路が
0となった条件について、条件値の見直しを利用者に促
すこととすればよい。
【0057】また、経路については、経路設定処理ごと
に抽出するのでなく、両端点の全組合せに対して経路候
補を予めすべて抽出して保存しておき、経路設定処理時
には、指定された両端部を条件にして、上記の予め保存
しておいた全経路候補の中から指定された両端点を結ぶ
経路候補を抽出することにしてもよい。また、本実施の
形態では、条件を完全に満たす経路候補がない場合は、
「該当する経路なし」と応答することとしているが、条
件を満たすものが無い場合には、「該当する経路候補な
し」と示した上で、条件に最も近い経路候補を提示する
など、条件による絞込みに幅を持たせてもよい。
【0058】なお、上記の絞り込み条件については、例
として挙げたものであり、これらのみに限定される訳で
はない。経路の距離や使用料、あるいは特定の交換機を
必ず経由させることなどを条件としてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明の
経路設定支援装置は、複数のノード装置が複数のリンク
によって接続されてなるネットワークにおいて、前記複
数のノード装置のうち所定の2つを両端点とするデータ
送信におけるデータの固定的な通り道である経路を利用
者が予め設定しておく作業を支援する経路設定支援装置
であって、前記複数のネットワークと前記複数のリンク
との接続の状況を示す接続情報を保持する保持手段と、
設定しようとする経路の両端点の指定を利用者から受け
付ける受付手段と、前記受付手段が受け付けた前記両端
点を結ぶ経路候補を、前記接続情報をもとに抽出する抽
出手段と、前記設定しようとする経路に対する条件の指
定を利用者から受け付ける条件受付手段と、前記条件受
付手段が受け付けた条件を満たすよう経路候補の絞込み
を行う絞込み手段と、前記絞込み手段が絞り込んだ結果
の経路候補を利用者に提示して、前記利用者が前記提示
した経路候補の1つを選択した場合、当該選択された経
路候補を経路として設定する決定手段と、前記決定手段
によって1の経路が設定されるまで、前記条件受付手段
による条件受け付けと前記絞込み手段による絞込みとを
繰り返し行わせる制御手段と、を有する構成となってお
り、これによって、大規模で複雑な構成を有するネット
ワークにおいて経路を設定する場合でも、経路候補漏れ
は発生せず、しかも、絞込みの手順が、ある条件で絞り
込んだ結果の経路候補に対して次の条件で更に絞込みを
行うこととなるので、複数の条件による絞込みでも、複
数の条件に従って各経路候補の条件達成の度合いを各々
評価して、評価の高いものを経路として採用するという
手法に比べて、絞込み作業量は小さい。
【0060】また、前記条件受け付け手段について、前
記経路に対する条件の一覧を利用者に提示したうえで、
提示した一覧から前記利用者による条件の指定を受け付
けること、とすれば、本発明の経路設定支援装置は、経
路に求められる各種条件(絞込み条件)を一覧として利
用者に提示することになるので、経路設定における条件
考慮漏れを防止することができる。
【0061】また、前記保持手段が、前記複数のノード
装置に関する経路の設定状況を示す情報であるノード別
経路情報をさらに保持し、前記絞込み手段が、前記条件
受付手段が受け付けた条件を満たすよう経路候補の絞込
みを行う際に前記ノード別経路情報を参照すること、と
すれば、本発明の経路設定支援装置は、ノード装置ごと
に経路の設定状態を把握し、これをもとに経路候補の絞
込みを行うことができるので、新たな経路設定に当たっ
ては既存の経路を考慮した設定が可能となり、新規経路
と既存経路との間に矛盾が発生しない。
【0062】また、本発明の経路設定方法は、複数のノ
ード装置が複数のリンクによって接続されてなるネット
ワークにおいて、前記複数のノード装置のうち所定の2
つを両端点とするデータ送信におけるデータの固定的な
通り道である経路を利用者の指定に応じて設定する経路
設定方法であって、設定しようとする経路の両端点の指
定を利用者から受け付ける受付ステップと、前記受付ス
テップで受け付けた前記両端点を結ぶ経路候補を、前記
複数のネットワークと前記複数のリンクとの接続の状況
を示す接続情報をもとに抽出する抽出ステップと、前記
設定しようとする経路に対する条件の指定を利用者から
受け付ける条件受付ステップと、前記条件受付ステップ
でが受け付けた条件を満たすよう経路候補の絞込みを行
う絞込みステップと、前記絞込み手段が絞り込んだ結果
の経路候補を利用者に提示して、前記利用者が前記提示
した経路候補の1つを選択した場合、当該選択された経
路候補を経路として設定する決定ステップと、前記決定
ステップにおいて1の経路が設定されるまで、前記条件
受付ステップと前記絞込みステップとを繰り返し行わせ
る制御ステップと、を有することを特徴とするので、本
発明の経路設定方法は、経路候補漏れを防止できるとと
もに、絞込み作業量を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る経路設定支援装置の実施の形態に
おいて経路設定の対象となるネットワークの構成を示す
図である。
【図2】同ネットワークにおける交換機が保持する交換
機情報の構成と内容の一例とを示す図である。
【図3】本発明に係る経路設定支援装置1の構成を示す
ブロック図である。
【図4】同実施の形態におけるリンク情報の構成と内容
とを示す図である。
【図5】同実施の形態における端点指定画面を示す図で
ある。
【図6】同実施の形態における条件一覧画面の構成とそ
の表示内容の一例とを示す図である。
【図7】同実施の形態における容量入力画面を示す図で
ある。
【図8】同実施の形態における中継機数指定画面を示す
図である。
【図9】同実施の形態においてネットワークNに設定さ
れた新たな経路を示す図である。
【図10】同実施の形態において新たな経路の設定に伴
なって更新された交換機情報の内容を示す図である。
【図11】同実施の形態において交換機Aと交換機Eと
を結ぶ経路候補の一覧を示す図である。
【図12】同実施の形態における経路設定支援装置の動
作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 経路設定支援装置 11 送受信部 12 インタフェース部 13 経路抽出部 14 容量判定部 15 中継機数判定部 16 メモリ 101、102、103、104、105、106、1
07 チャネル 500 端点指定画面 600 条件一覧画面 700 容量入力画面 800 中継機数指定画面 a、b、c、d、e、f、g、h パス A、B、C、D、E 交換機 N ネットワーク T1、T2、T3、T4 端末
フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA11 GA17 HA10 HC01 JA00 KA05 LB05 LC09 5K051 AA09 AA10 CC02 FF01 FF16 GG01 KK05 9A001 BB03 BB04 CC08 JJ12 KK31 LL09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノード装置が複数のリンクによっ
    て接続されてなるネットワークにおいて、前記複数のノ
    ード装置のうち所定の2つを両端点とするデータ送信に
    おけるデータの固定的な通り道である経路を利用者が予
    め設定しておく作業を支援する経路設定支援装置であっ
    て、 前記複数のネットワークと前記複数のリンクとの接続の
    状況を示す接続情報を保持する保持手段と、 設定しようとする経路の両端点の指定を利用者から受け
    付ける受付手段と、 前記受付手段が受け付けた前記両端点を結ぶ経路候補
    を、前記接続情報をもとに抽出する抽出手段と、 前記設定しようとする経路に対する条件の指定を利用者
    から受け付ける条件受付手段と、 前記条件受付手段が受け付けた条件を満たすよう経路候
    補の絞込みを行う絞込み手段と、 前記絞込み手段が絞り込んだ結果の経路候補を利用者に
    提示して、前記利用者が前記提示した経路候補の1つを
    選択した場合、当該選択された経路候補を経路として設
    定する決定手段と、 前記決定手段によって1の経路が設定されるまで、前記
    条件受付手段による条件受け付けと前記絞込み手段によ
    る絞込みとを繰り返し行わせる制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする経路設定支援装置。
  2. 【請求項2】 前記条件受け付け手段は、前記経路に対
    する条件の一覧を利用者に提示したうえで、提示した一
    覧から前記利用者による条件の指定を受け付けること、
    を特徴とする請求項1に記載の経路設定支援装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、前記複数のノード装置
    に関する経路の設定状況を示す情報であるノード別経路
    情報をさらに保持し、 前記絞込み手段は、前記条件受付手段が受け付けた条件
    を満たすよう経路候補の絞込みを行う際に前記ノード別
    経路情報を参照すること、を特徴とする請求項1または
    2に記載の経路設定支援装置。
  4. 【請求項4】 複数のノード装置が複数のリンクによっ
    て接続されてなるネットワークにおいて、前記複数のノ
    ード装置のうち所定の2つを両端点とするデータ送信に
    おけるデータの固定的な通り道である経路を利用者の指
    定に応じて設定する経路設定方法であって、 設定しようとする経路の両端点の指定を利用者から受け
    付ける受付ステップと、 前記受付ステップで受け付けた前記両端点を結ぶ経路候
    補を、前記複数のネットワークと前記複数のリンクとの
    接続の状況を示す接続情報をもとに抽出する抽出ステッ
    プと、 前記設定しようとする経路に対する条件の指定を利用者
    から受け付ける条件受付ステップと、 前記条件受付ステップでが受け付けた条件を満たすよう
    経路候補の絞込みを行う絞込みステップと、 前記絞込み手段が絞り込んだ結果の経路候補を利用者に
    提示して、前記利用者が前記提示した経路候補の1つを
    選択した場合、当該選択された経路候補を経路として設
    定する決定ステップと、 前記決定ステップにおいて1の経路が設定されるまで、
    前記条件受付ステップと前記絞込みステップとを繰り返
    し行わせる制御ステップと、を有することを特徴とする
    経路設定方法。
  5. 【請求項5】 複数のノード装置が複数のリンクによっ
    て接続されてなるネットワークにおいて、前記複数のノ
    ード装置のうち所定の2つを両端点とするデータ送信に
    おけるデータの固定的な通り道である経路を利用者が予
    め設定しておくのを支援する経路設定支援装置に用いら
    れるプログラムを記録した記録媒体であって、 前記プログラムは、 設定しようとする経路の両端点の指定を利用者から受け
    付ける受付ステップと、 前記受付ステップで受け付けた前記両端点を結ぶ経路候
    補を、前記複数のネットワークと前記複数のリンクとの
    接続の状況を示す接続情報をもとに抽出する抽出ステッ
    プと、 前記設定しようとする経路に対する条件の指定を利用者
    から受け付ける条件受付ステップと、 前記条件受付ステップでが受け付けた条件を満たすよう
    経路候補の絞込みを行う絞込みステップと、 前記絞込み手段が絞り込んだ結果の経路候補を利用者に
    提示して、前記利用者が前記提示した経路候補の1つを
    選択した場合、当該選択された経路候補を経路として設
    定する決定ステップと、 前記決定ステップにおいて1の経路が設定されるまで、
    前記条件受付ステップと前記絞込みステップとを繰り返
    し行わせる制御ステップと、を有することを特徴とする
    記録媒体。
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