JPWO2017104224A1 - 運転支援情報伝送システム、受信機、運転支援システム、及び運転支援情報伝送方法 - Google Patents

運転支援情報伝送システム、受信機、運転支援システム、及び運転支援情報伝送方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017104224A1
JPWO2017104224A1 JP2017556375A JP2017556375A JPWO2017104224A1 JP WO2017104224 A1 JPWO2017104224 A1 JP WO2017104224A1 JP 2017556375 A JP2017556375 A JP 2017556375A JP 2017556375 A JP2017556375 A JP 2017556375A JP WO2017104224 A1 JPWO2017104224 A1 JP WO2017104224A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio signal
information transmission
driving support
transmission system
moving body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017556375A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6447749B2 (ja
Inventor
伸充 天知
伸充 天知
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2017104224A1 publication Critical patent/JPWO2017104224A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6447749B2 publication Critical patent/JP6447749B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/09Arrangements for giving variable traffic instructions
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems

Abstract

運転支援情報伝送システム(10)は、先行車(第1移動体)(100)から先行車(100)の識別情報と進行方向とを表す無線信号を送信する送信機(110)と、自車(第2移動体)(200)において前記無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される先行車(100)の前記識別情報と前記進行方向とを出力する受信機(220)と、を備える。受信機(220)は、さらに、前記無線信号の送信方向又は受信方向を認識することによって先行車(100)が存在する方向を特定し、特定された前記方向を出力してもよい。

Description

本発明は、運転支援情報伝送システム、当該運転支援情報伝送システムで用いられる送信機及び受信機、運転支援システム、並びに、運転支援情報伝送方法に関し、特に、運転支援に際して自車両の周辺状況を取得するための技術に関する。
昨今、車両の運転支援のための様々な技術が開発されている。例えば、特許文献1には、自動運転処理のために、自車両の周辺状況を取得することが記載されている。特許文献1は、当該周辺状況の具体例として、車載カメラやレーダーで検出する周辺車両の有無や位置、GPSやナビゲーションシステムで把握する現在位置や経路情報、車々間通信や路車間通信で外部データベースや周辺車両から取得する各種の情報などを挙げている。
特開2015−44432号公報
本発明は、移動体間で従来は伝送されていない有用な情報を伝送することによって運転支援の精度及び応答性を向上する運転支援情報伝送システム、当該運転支援情報伝送システムで用いられる送信機及び受信機、運転支援システム、並びに、運転支援情報伝送方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る運転支援情報伝送システムは、第1移動体から当該第1移動体の識別情報と進行方向とを表す無線信号を送信する送信機と、第2移動体において前記無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力する受信機と、を備える。
この構成によれば、前記第2移動体における運転支援装置において車載ステレオカメラやレーダーで取得した周辺画像から前記無線信号で表される進行方向に合致する物体を探索することで、前記第1移動体を認識するための処理量を低減し、認識精度を高めることができる。その結果、前記第1移動体を前記周辺画像だけから認識する場合と比べて、運転支援の精度及び応答性を向上できる。
また、車々間通信などを用いて前記識別情報で示される車両の加減速、操舵などの運行情報を取得し、当該運行情報を前記周辺画像内の物体に関連付けてもよい。これにより、当該運行情報を用いた前記第1移動体の挙動予測による、的確な警報、制動補助、及び操舵補助などの運転支援が可能になる。
また、前記受信機は、さらに、前記無線信号の送信方向又は受信方向を認識することによって前記第1移動体が存在する方向を特定し、特定された前記方向を出力してもよい。
この構成によれば、前記運転支援装置において前記周辺画像から前記無線信号で表される進行方向に合致する物体を探索することで、前記第1移動体を認識するための処理量を低減し、認識精度を高めることができる。その結果、前記第1移動体を前記周辺画像だけから認識する場合と比べて、運転支援の精度及び応答性をさらに向上できる。
また、前記送信機は、前記無線信号を複数方向に指向性を持って送信してもよい。
この構成によれば、前記第2移動体で前記無線信号が受信できたときの前記無線信号の送信方向に基づいて、前記第1移動体が存在する方向を特定できる。前記無線信号の前記送信方向は、例えば、前記無線信号の一部によって表されてもよく、また、別途の測位信号との同期などに基づいて移動体間であらかじめ取り決められていてもよい。
また、前記送信機は、前記無線信号を前記第1移動体の後方へ送信してもよい。
この構成によれば、特に車両挙動を正確に知りたいのは先行車であることから、前記無線信号の送信に要するエネルギーの無駄が削減できる。また、前方へ送信された無線信号が反射して後方車に届くことによるマルチパスや情報ノイズを低減できる。
また、前記送信機は、前記無線信号の1データフレームを一定の指向性で送信してもよい。
この構成によれば、情報伝達が安定して行える。
また、前記受信機は、前記無線信号を複数方向から指向性を持って受信してもよい。
この構成によれば、前記第2移動体で前記無線信号が受信できたときの前記無線信号の受信方向に基づいて、前記第1移動体が存在する方向を特定できる。
また、前記送信機は、前記無線信号を前記第1移動体の後方へ送信してもよい。
この構成によれば、特に車両挙動を正確に知りたいのは先行車であることから、前記無線信号の送信に要するエネルギーの無駄が削減できる。また、前方へ送信された無線信号が反射して後方車に届くことによるマルチパスや情報ノイズを低減できる。
また、前記第2移動体から前記第1移動体へ、前記識別情報と前記進行方向とを取得したことを示す無線信号を返信する返信機を、さらに備えてもよい。
この構成によれば、前記無線信号が返信されることで、前記第1移動体が前記第2移動体の運転を信頼することができる。例えば、前記第1移動体が前記第2移動体に対する近接警報閾値を下げることで、前記第2移動体は前記第1移動体に追従して隊列走行し、燃費向上を図ることができる。
また、前記送信機は、さらに前記第1移動体の外観の特徴を表す無線信号を送信してもよい。
この構成によれば、例えば、形状や色といった前記第1移動体の外観の特徴から、前記第2移動体の車載ステレオカメラで取得した周辺画像内で前記第1移動体を認識することが容易になるので、運転支援の信頼性が高まる。
また、前記送信機は、ランダマイズした周期で前記無線信号を送信してもよい。
この構成によれば、近接する車両同士の無線信号の重複による情報伝達の不良を緩和できる。
また、前記送信機は、振幅偏移変調された前記無線信号を送信してもよい。
この構成によれば、周波数同期を取る必要がなく、一定の周波数帯域内の信号強度変化だけを確認すればよい。そのため、例えば、周波数変調又は周波数偏移変調を用いることが多いレーダー波と使用周波数帯域が重複した場合でも、情報の伝達が可能になる。
また、前記送信機は、ミリ波帯域を用いて前記無線信号を送信してもよい。
この構成によれば、前記無線信号の指向性制御が容易であり、前記無線信号のマルチパスによる遠方への伝搬が生じにくく、同一方向に複数の車両があった場合に遠方の車両からの前記無線信号は手前の車両で遮蔽される。このような特性により、前記無線信号により近傍車両からの情報が確実に伝達される。
なお、本発明は、前記運転支援情報伝送システムとして実現されるだけでなく、前記運転支援情報伝送システムに用いられ、第1移動体から当該第1移動体の識別情報と進行方向とを表す無線信号を送信する送信機として実現されてもよい。また、第2移動体において無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力する受信機として実現されてもよい。さらには、前記運転支援情報伝送システムから出力された第1移動体の識別情報と進行方向とに基づいて第2移動体での運転支援を行う運転支援装置として実現されてもよく、また、前記運転支援情報伝送システムで実行される運転支援情報伝送方法として実現されてもよい。
本発明の運転支援情報伝送システム、当該運転支援情報伝送システムで用いられる送信機及び受信機、運転支援システム、並びに、運転支援情報伝送方法によれば、第1移動体から当該第1移動体の識別情報と進行方向とを表す無線信号を送信し、第2移動体において前記無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力する。これにより、前記第2移動体における運転支援装置において車載ステレオカメラやレーダーで取得した周辺画像から前記無線信号で表される進行方向に合致する物体を探索することで、前記第1移動体を認識するための処理量を低減し、認識精度を高めることができる。その結果、前記第1移動体を前記周辺画像だけから認識する場合と比べて、運転支援の精度及び応答性を向上できる。
図1は、実施の形態1に係る運転支援情報伝送システムの機能的な構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る送信機の構造の一例を示す側面図及び平面図である。 図3は、実施の形態1に係る送信機の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る受信機の構造の一例を示す側面図及び平面図である。 図5は、実施の形態1に係る受信機の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 図6は、実施の形態1に係るデータフレームの構成の一例を示す図である。 図7は、実施の形態1に係る運転支援情報伝送システムに適用される移動体の配置の一例を示す図である。 図8は、実施の形態1に係る運転支援情報伝送方法の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態2に係る運転支援情報伝送システムの機能的な構成の一例を示すブロック図である。 図10は、実施の形態2に係る送信機の構造の一例を示す側面図及び平面図である。 図11は、実施の形態2に係る送信機の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 図12は、実施の形態2に係る受信機の構造の一例を示す側面図及び平面図である。 図13は、実施の形態2に係る受信機の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 図14は、実施の形態2に係るデータフレームのフォーマットの一例を示す図である。 図15は、実施の形態2に係る運転支援情報伝送システムに適用される移動体の配置の一例を示す図である。 図16は、実施の形態2に係る運転支援情報伝送方法の一例を示すフローチャートである。 図17は、実施の形態3に係る運転支援情報伝送システムに適用される移動体の配置の一例を示す図である。 図18は、実施の形態3に係る運転支援情報伝送方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、及びステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、図面に示される構成要素の大きさ又は大きさの比は、必ずしも厳密ではない。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る運転支援情報伝送システムは、第1移動体から当該第1移動体の識別情報と進行方向とを表す無線信号を送信する送信機と、第2移動体において前記無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力する受信機と、を備えるものである。
実施の形態1では、前記第1移動体及び前記第2移動体をそれぞれ先行車及び自車と表記し、前記先行車から送信され前記自車で受信された無線信号で表される前記先行車の識別情報と進行方向とに基づいて、前記自車にて運転支援を行う状況について説明する。
図1は、実施の形態1に係る運転支援情報伝送システムの機能的な構成の一例を示すブロック図である。第1移動体である先行車100は、送信機110、受信機120、及び運転支援装置130を搭載している。第2移動体である自車200は、送信機210、受信機220、及び運転支援装置230を搭載している。
実施の形態1では、送信機110と受信機220とが、運転支援情報伝送システム10を構成し、運転支援情報伝送システム10と運転支援装置230とが、運転支援システム11を構成する。
送信機110は、前記無線信号を複数方向に指向性を持って送信し、受信機220は、前記無線信号の送信方向を認識することによって先行車100が存在する方向を特定する。受信機220は、受信された前記無線信号で表される先行車100の識別情報、進行方向、及び、特定された先行車100の存在方向を、運転支援装置230へ出力する。
送信機110及び受信機220について、さらに詳しく説明する。
図2は、送信機110の構造の一例を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。送信機110は、指向性を可変制御可能なフェイズドアレー送信機であり、図2に示されるように、アンテナ115が形成された基板111上に、IC(集積回路)112及びノイズフィルタ等の受動素子116を搭載して構成される。
アンテナ115は、8群のアンテナエレメント115aで構成される。送信機110は、当該8群のアンテナエレメント115aがほぼ水平方向に並び、各群を構成する2段のアンテナエレメント115aがほぼ鉛直方向に並ぶ向きで、先行車100に搭載される。送信機110は、先行車100の後方下部中央(多くの場合、ナンバープレートが設置されている場所)へ設置されてもよい。
図3は、送信機110の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図3に示されるように、IC112は、送信信号生成部113とパワーアンプ114とを有している。送信信号生成部113は、変調回路及び移相回路を有し、さらにプロセッサ、メモリ、タイマ、ポートなどを含むマイコンを有していてもよい(図示せず)。
送信信号生成部113は、情報信号で変調され、かつ所望の指向性を形成するために群ごとに特定の位相差を設けた送信信号を生成する。前記情報信号は、先行車100の識別情報、進行方向、及び無線信号の送信方向を含むデータフレームで表される。当該データフレームの構成については、後ほど詳しく説明する。
送信信号生成部113は、例えば、60GHz帯などのミリ波帯の高周波信号に前記情報信号によるASK(振幅偏移変調)を施し、さらに群ごとの位相差を与えて、群ごとの送信信号を生成する。パワーアンプ114は、群ごとの送信信号を増幅し、対応する群のアンテナエレメント115aに給電する。
上段及び下段のアンテナエレメント115aに群ごとの送信信号を同相で給電することで、アンテナ115の指向性は上下方向に狭められ、ほぼ水平面内に形成される。また、各群のアンテナエレメント115aに群ごとの位相差を持つ送信信号を給電することで、アンテナ115の指向性は水平面内での所望の方向に形成される。その結果、アンテナ115は、IC112から給電される送信信号に応じて、ほぼ水平面内の特定方向へミリ波の無線信号800を放射する。なお、図3では、受動素子116は省略されている。
送信機110は、先行車100の後方へ無線信号を送信してもよく、先行車100の後方180度の範囲で無線信号の送信方向をスキャンしてもよい。送信方向のスキャンは、例えば10度おきに行ってもよい。
図4は、受信機220の構造の一例を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。受信機220は、指向性が固定された受信機であり、図4に示されるように、アンテナ222が形成された基板221上に、IC223及び受動素子226を搭載して構成される。
アンテナ222は、1群のアンテナエレメント222aで構成される。受信機220は、当該群を構成する2段のアンテナエレメント222aがほぼ鉛直方向に並ぶ向きで、自車200に搭載される。受信機220は、自車200に設置される主要な前方監視装置(車載ステレオカメラ又はレーダー)に隣接して設置されてもよい。
図5は、受信機220の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図5に示されるように、IC223は、ローノイズアンプ224と受信信号処理部225とを有している。受信信号処理部225は、復調回路を有し、さらにプロセッサ、メモリ、タイマ、ポートなどを含むマイコンを有していてもよい(図示せず)。受信機220は、当該マイコンのポートを介して、運転支援装置230と接続されてもよい。
上段及び下段のアンテナエレメント222aが無線信号800を同相で受信することで、アンテナ222の指向性は上下方向に狭められ、ほぼ水平面内に形成される。ローノイズアンプ224は、アンテナ222からの受信信号を増幅し、受信信号処理部225に供給する。
受信信号処理部225は、受信信号から情報信号を復調し、当該情報信号で表される先行車100の識別情報、進行方向、及び存在方向を、運転支援装置230に供給する。なお、図5では、受動素子226は省略されている。
送信機110及び受信機220について上記で規定していない事項については、例えば、電波産業会標準規格ARIB STD−T48「特定小電力無線局ミリ波レーダー用無線設備」に従ってもよい。
次に、無線信号800で送られるデータフレームの構成について説明する。
図6は、データフレームの構成の一例を示す図である。
図6に示されるように、データフレームは、プリアンブル801、パケット長802、識別情報803、進行方向804、送信方向805、及び付加情報806で構成される。
プリアンブル801は、データフレームの開始を示す特定のビットパターンである。
パケット長802は、データフレームの長さを表す数値である。
識別情報803は、先行車100を識別する情報である。識別情報803は、具体的に、先行車100の自動車登録番号(いわゆるプレートナンバー)であってもよく、先行車100が車々間通信や路車間通信で用いるMACアドレスであってもよい。
進行方向804は、先行車100の進行方向を表す情報である。進行方向804は、具体的に、磁北を0とし時計回りを正として先行車100の正面が向いている方向を表した角度値であってもよい。
送信方向805は、無線信号800が送信されたときに形成されていた指向性の方向、つまり無線信号800の送信方向を表す情報である。送信方向805は、具体的に、先行車100の進行方向を0とし時計回りを正として表した角度値であってもよく、磁北を0とし時計回りを正として表した角度値であってもよい。なお、送信方向805は、後述するように省略が可能である。
付加情報806は、上記以外の必須ではない情報であり、例えば、先行車100の形状や色などの外観の特徴を表す外観情報であってもよい。
次に、上述のように構成された運転支援情報伝送システム10を含む運転支援システム11の動作について説明する。
図7は、運転支援情報伝送システム10に適用される移動体の配置の一例を示す図であり、先行車100及び自車200の配置を一般化して表している。
図7に示されるように、先行車100の進行方向101は磁北を0とし時計回りを正とした角度値xで表され、自車200の進行方向201は同様の角度値yで表される。無線信号800の送信方向は、先行車100の進行方向101を0とし時計回りを正とした角度値aで表される。送信機110が無線信号800を送信した方向に受信機220が存在すると、受信機220は無線信号800を受信する。受信機220が無線信号800を受信したとき、自車200から見た先行車100の存在方向を、自車200の進行方向201を0とし時計回りを正とした角度値bで表せば、b=a+180+x−yなる関係式が成り立つ。
図8は、運転支援情報伝送システム10を含む運転支援システム11において実行される運転支援情報伝送方法の一例を示すフローチャートである。
図8に示されるように、先行車100において、送信機110は、無線信号800の送信方向を設定する(S110)。例えば、先行車100の後方に時計回りの順序で無線信号800を放射するために、送信方向として90から270まで10刻みで増加する角度値aを順に設定してもよい。ただし、送信方向の範囲、刻み幅、順序はこの例には限られない。送信方向は、送信機110に設けたマイコンで設定してもよい。送信方向の刻み幅は、送信指向性の半値幅よりも狭くてもよい。
送信機110は、図6に示されるような、先行車100の識別情報、進行方向、及び無線信号800の送信方向を含むデータフレームを構成する(S120)。識別情報は、設置設定時に送信機110に書き込まれている値でもよいし、先行車100の電子制御ユニット(図示せず)などから都度取得してもよい。進行方向は、送信機110に方位センサ(図示せず)を設け、当該方位センサで取得してもよいし、先行車100のナビゲーション装置などから都度取得してもよい。送信方向は、先行車100の進行方向を0とした角度値aに限らず、磁北を0とした角度値(a+x)であってもよい。
送信機110は、設定した方向へ指向性を形成して当該データフレームを表す無線信号800を送信する(S130)。
上述の処理が、先行車100の運転が終了するまで繰り返される(S140)。
他方、自車200において、受信機220は、無線信号800を受信すると(S220)、無線信号800で送られたデータフレーム中の進行方向及び送信方向を用いて先行車100の存在方向を特定する(S240)。先行車100の存在方向を表す角度値bは、例えば、図7で説明した関係式に従って特定されてもよい。当該関係式は、無線信号の送信方向が角度値a及び角度値(a+x)の何れで表されている場合にも適用できる。
なお、無線信号800の送信方向は、GPS(Global Positioning System)信号との同期などに基づいて移動体間であらかじめ取り決められていてもよい。具体的には、GPS信号が示す時刻と無線信号800の送信方向との対応情報を移動体間で共有してもよいし、GPS信号が示す時刻の変化点を送信方向のスキャン開始のトリガーとしてもよい。この場合、先行車100が当該対応情報で示される方向に無線信号800を放射することで、自車200は、無線信号800が受信されたときにGPS信号が示している時刻または時刻変化点からの経過時間から、無線信号800の送信方向を知ることができる。これにより、無線信号800で送信方向を送る必要がなくなり、図6のデータフレームから送信方向805を省略できる。
受信機220は、先行車100の識別情報、進行方向、及び存在方向を、運転支援装置230に通知し(S250)、運転支援装置230は、先行車100の識別情報、進行方向、及び存在方向を用いた運転支援を行う(S260)。
上述の処理が、自車200の運転が終了するまで繰り返される(S270)。
ステップS260での運転支援は、具体的には次のような処理であってもよい。
運転支援装置230は、車載ステレオカメラやレーダーで取得した周辺画像内で、通知された存在方向及び進行方向に合致する物体を、先行車100と認識する(S261)。これにより先行車100を認識するための処理量を低減し、認識精度を高めることができる。その結果、先行車100を前記周辺画像だけから認識する場合と比べて、運転支援の精度及び応答性を向上できる。
運転支援装置230は、車々間通信や路車間通信で取得される車両の加減速、操舵などの運行情報を、識別情報に基づいて、周辺画像内で認識された先行車100に関連付け(S262)、運行情報を用いた先行車100の挙動予測による警報、制動補助などの運転支援処理を行う(S263)。
具体的には、運転支援装置230は、ステップS261で周辺画像から認識した先行車100の位置と、ステップS262で関連付けられた運行情報で示される車両の加減速、操舵などの内容から、先行車100の近い将来の位置を高い精度で予測する。その結果、予測される接触のリスクなどに応じて、的確かつ早期の警報や制動補助が可能となる。
以上説明したように、運転支援情報伝送システム10によれば、先行車100から、先行車100の識別情報、進行方向を表す無線信号800を指向性をスキャンしながら送信し、自車200で無線信号800の送信方向を認識することによって先行車100の存在方向を特定できる。
そして、先行車100の識別情報、進行方向、及び存在方向を、運転支援システム11における周辺画像や運行情報と組み合わせることによって、運転支援の精度及び応答性が向上する。
以下では、運転支援情報伝送システム10の細部の構成と追加的な効果について補足する。
運転支援情報伝送システム10では、識別情報に、車々間通信及び路車間通信装置でのMACアドレスを用いることで、後の照合作業における計算資源を節約できる。また、先行車100及び自車200の進行方向を、磁北を0とし時計回りを正とした磁針方位角で表すことで、例えばナビゲーション装置で用いる方位の表現と共通になるので、車両内での様々な演算を統一化することで計算資源を節約できる。
また、送信機110は、無線信号800を先行車100の後方へ送信してもよい。
この構成によれば、特に車両挙動を正確に知りたいのは先行車であることから、無線信号800の送信に要するエネルギーの無駄が削減できる。また、前方へ送信された無線信号800が反射して後方車に届くことによるマルチパスや情報ノイズを低減できる。
また、送信機110は、無線信号800を先行車100の後方180度の範囲へ送信してもよい。
この構成によれば、無線信号800を全方向に放射する場合と比べて、同じスキャン角速度及び同じ情報レートで伝送できる情報量が2倍になることで、迅速な識別が行える。また、先行車100の後方に存在する移動体に広く情報を届けることができる。また、前方への放射が反射して後方車に届くことによるマルチパスや情報ノイズを低減できる。
また、自車200は、先行車100の識別情報と進行方向とを取得したことを示す無線信号を返信する返信機を備えてもよい。この返信機には、車々間通信を用いてもよい。
この構成によれば、前記無線信号が返信されることで、先行車100は自車200の運転を信頼することができる。例えば、先行車100が自車200に対する近接警報閾値を下げることで、自車200は先行車100に追従して隊列走行し、燃費向上を図ることができる。
また、送信機110は、さらに先行車100の外観の特徴を表す無線信号800を送信してもよい。
この構成によれば、例えば、形状や色といった先行車100の外観の特徴から、自車200の車載ステレオカメラで取得した周辺画像内で先行車100を認識することが容易になるので、運転支援の信頼性が高まる。
また、送信機110は、ランダマイズした周期で無線信号800を送信してもよい。
この構成によれば、近接する車両同士の無線信号の重複による情報伝達の不良を緩和できる。
また、送信機110は、振幅偏移変調された無線信号800を送信してもよい。
この構成によれば、周波数同期を取る必要がなく、一定の周波数帯域内の信号強度変化だけを確認すればよい。そのため、例えば、周波数変調又は周波数偏移変調を用いることが多いレーダー波と使用周波数帯域が重複した場合でも、情報の伝達が可能になる。
また、送信機110は、ミリ波帯域を用いて無線信号800を送信してもよい。
この構成によれば、無線信号800の指向性制御が容易であり、無線信号800のマルチパスによる遠方への伝搬が生じにくく、同一方向に複数の車両があった場合に遠方の車両からの前記無線信号は手前の車両で遮蔽される。このような特性により、無線信号800により近傍車両からの情報が確実に伝達される。
また、送信機110は、無線信号800の1データフレームを一定の指向性で送信してもよい。
この構成によれば、情報伝達が安定して行える。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る運転支援情報伝送システムは、実施の形態1に係る運転支援情報伝送システムと比べて、無線信号を固定された指向性で送信し、可変制御された指向性で受信する点が異なっている。以下、実施の形態1と共通する事項については適宜説明を省略し、実施の形態2での特徴的な事項について主に説明する。
図9は、実施の形態2に係る運転支援情報伝送システムの機能的な構成の一例を示すブロック図である。第1移動体である先行車300は、送信機310、受信機320、及び運転支援装置330を搭載している。第2移動体である自車400は、送信機410、受信機420、及び運転支援装置430を搭載している。
実施の形態2では、送信機310と受信機420とが、運転支援情報伝送システム20を構成し、運転支援情報伝送システム20と運転支援装置430とが、運転支援システム21を構成する。
送信機310は、前記無線信号を先行車300の後方へ送信し受信機420は、前記無線信号を複数方向から指向性を持って受信して前記無線信号の受信方向を認識することによって、先行車300が存在する方向を特定する。受信機420は、受信された前記無線信号で表される先行車300の識別情報、進行方向、及び、特定された先行車300の存在方向を、運転支援装置430へ出力する。
送信機310及び受信機420について、さらに詳しく説明する。
図10は、送信機310の構造の一例を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。送信機310は、指向性が固定された送信機であり、図10に示されるように、アンテナ315が形成された基板311上に、IC312及び受動素子316を搭載して構成される。
アンテナ315は、1群のアンテナエレメント315aで構成される。送信機310は、当該群を構成する2段のアンテナエレメント315aがほぼ鉛直方向に並ぶ向きで、先行車300に搭載される。送信機310は、先行車300の後方下部中央(多くの場合、ナンバープレートが設置されている場所)へ設置されてもよい。
図11は、送信機310の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図11に示されるように、IC312は、送信信号生成部313とパワーアンプ314とを有している。送信信号生成部313は、変調回路及び移相回路を有し、さらにプロセッサ、メモリ、タイマ、ポートなどを含むマイコンを有していてもよい(図示せず)。
送信信号生成部313は、情報信号で変調された送信信号を生成する。前記情報信号は、先行車300の識別情報、進行方向を含むデータフレームで表される。当該データフレームの構成については、後ほど詳しく説明する。
送信信号生成部313は、例えば、60GHz帯などのミリ波帯の高周波信号に前記情報信号によるASK(振幅偏移変調)を施して、送信信号を生成する。パワーアンプ314は、当該送信信号を増幅し、アンテナエレメント315aに給電する。
上段及び下段のアンテナエレメント315aに送信信号を同相で給電することで、アンテナ315の指向性は上下方向に狭められ、ほぼ水平面内に形成される。その結果、アンテナ315は、IC312から給電される送信信号に応じて、ほぼ水平面内の特定方向へミリ波の無線信号800を放射する。なお、図11では、受動素子316は省略されている。
送信機310は、先行車300の後方へ無線信号を送信してもよい。
図12は、受信機420の構造の一例を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。受信機420は、指向性を可変制御可能なフェイズドアレー受信機であり、図12に示されるように、アンテナ422が形成された基板421上に、IC(集積回路)423及び受動素子426を搭載して構成される。
アンテナ422は、8群のアンテナエレメント422aで構成される。受信機420は、当該8群のアンテナエレメント422aがほぼ水平方向に並び、各群を構成する2段のアンテナエレメント422aがほぼ鉛直方向に並ぶ向きで、自車400に搭載される。受信機420は、自車400に設置される主要な前方監視装置(車載ステレオカメラ又はレーダー)に隣接して設置されてもよい。
図13は、受信機420の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図13に示されるように、IC423は、ローノイズアンプ424と受信信号処理部425とを有している。受信信号処理部425は、移相回路、合算回路、復調回路を有し、さらにプロセッサ、メモリ、タイマ、ポートなどを含むマイコンを有していてもよい(図示せず)。受信機420は、当該マイコンのポートを介して、運転支援装置430と接続されてもよい。
群ごとの上段及び下段のアンテナエレメント422aが無線信号800を同相で受信することで、アンテナ422の指向性は上下方向に狭められ、ほぼ水平面内に形成される。ローノイズアンプ224は、アンテナ422からの群ごとの受信信号を増幅し、受信信号処理部425に供給する。
受信信号処理部425は、各群の受信信号に群ごとの位相差を与えてから合算することで、アンテナ422の指向性は水平面内での所望の方向に形成される。その結果、合算後の受信信号は、ほぼ水平面内の特定方向から到来する無線信号800のみとなる。
受信信号処理部425は、合算後の受信信号から情報信号を復調し、当該情報信号で表される先行車300の識別情報、進行方向、及び当該情報信号を受信したときの受信指向性設定から得られる先行車300の存在方向を、運転支援装置430に供給する。なお、図13では、受動素子426は省略されている。
送信機110及び受信機220について上記で規定していない事項については、例えば、電波産業会標準規格ARIB STD−T48「特定小電力無線局ミリ波レーダー用無線設備」に従ってもよい。
次に、無線信号800で送られるデータフレームの構成について説明する。
図14は、データフレームの構成の一例を示す図である。図14に示されるデータフレームでは、図6と比べて、送信方向805が削除される。受信機420では、無線信号800の受信方向で先行車300の存在方向が分かるので、送信方向805を送る必要がないためである。
次に、上述のように構成された運転支援情報伝送システム20を含む運転支援システム21の動作について説明する。
図15は、運転支援情報伝送システム20に適用される移動体の配置の一例を示す図であり、先行車300及び自車400の配置を一般化して表している。
図15に示されるように、先行車300の進行方向301は磁北を0とし時計回りを正とした角度値xで表され、自車400の進行方向401は同様の角度値yで表される。無線信号800の受信方向は、自車400の進行方向401を0とし時計回りを正とした角度値cで表される。受信機420が指向性を向けた方向に送信機310が存在すると、受信機420は無線信号800を受信する。受信機420が無線信号800を受信したとき、自車400から見た先行車300の存在方向は、受信方向の角度値cと等しい。
図16は、運転支援情報伝送システム20を含む運転支援システム21において実行される運転支援情報伝送方法の一例を示すフローチャートである。
図16に示されるように、先行車300において、送信機310は、図14に示されるような、先行車300の識別情報、進行方向を含むデータフレームを構成する(S320)。識別情報は、設置設定時に送信機310に書き込まれている値でもよいし、先行車300の電子制御ユニット(図示せず)などから都度取得してもよい。進行方向は、送信機310に方位センサ(図示せず)を設け、当該方位センサで取得してもよいし、先行車300のナビゲーション装置などから都度取得してもよい。送信機310は、固定された指向性で当該データフレームを表す無線信号800を送信する(S330)。
上述の処理が、先行車300の運転が終了するまで繰り返される(S340)。
他方、自車400において、受信機420は、無線信号800の受信方向を設定する(S410)。例えば、自車400の前方から時計回りの順序で無線信号800を受信するために、受信方向として−90から90まで10刻みで増加する角度値cを順に設定してもよい。ただし、受信方向の範囲、刻み幅、順序はこの例には限られない。受信方向は、受信機420に設けたマイコンで設定してもよい。受信方向の刻み幅は、受信指向性の半値幅よりも狭くてもよい。また、ひとつのデータフレームを受信している間に受信方向を変更することでデータをとりこぼすことが無いように、1データフレームの送信時間内に変化させる受信方向は、受信アンテナの半値幅以下とすることが望ましい。
受信機420は、設定した受信方向に指向性を形成して無線信号800の受信を試みる(S420)。無線信号800が受信されると(S430でYES)、無線信号800の受信方向を先行車300の存在方向として特定する(S240)。
受信機420は、先行車300の識別情報、進行方向、及び存在方向を、運転支援装置430に通知し(S450)、運転支援装置430は、先行車300の識別情報、進行方向、及び存在方向を用いた運転支援を行う(S460)。ステップS450、S460は、実施の形態1でのステップS250、S260と実質的に同一のため、詳細な説明は省略する。
上述の処理が、自車400の運転が終了するまで繰り返される(S470)。
以上説明したように、運転支援情報伝送システム20によれば、先行車300から、先行車300の識別情報、進行方向を表す無線信号800を送信し、自車400で指向性をスキャンしながら無線信号800を受信し、無線信号800の受信方向を認識することによって、先行車300の存在方向を特定できる。
そして、実施の形態1と同様に、先行車300の識別情報、進行方向、及び存在方向を、運転支援システム21における周辺画像や運行情報と組み合わせることによって、運転支援の精度及び応答性が向上する。
なお、運転支援情報伝送システム20に、運転支援情報伝送システム10で説明した細部の構成を適用した構成によっても、前述と同じ追加的な効果が得られる。従って、運転支援情報伝送システム20に、運転支援情報伝送システム10の細部を組み合わせた構成も、本発明に含まれる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、歩行者等が無指向性あるいは水平面内指向性などのアンテナを用い、送信方向を示す情報は含まず、移動方向(進行方向)と識別情報とを送信する送信機を持つことによって、付近を走行する車両に対して歩行者が付近にいることを能動的に知らせる運転支援情報伝送システムについて説明する。
図17は、運転支援情報伝送システム30に適用される移動体の配置の一例を示す図であり、第1移動体としての歩行者500及び第2移動体としての自車200の配置を一般化して表している。
運転支援情報伝送システム30は、前述した送信機310と受信機220とで構成される。ここで、送信機310及び受信機220は、何れも固定された指向性で、無線信号800を送信し受信する。
図17に示されるように、歩行者500の進行方向501は磁北を0とし時計回りを正とした角度値xで表される。歩行者500は、常時、歩行者500のほぼ正面に向いている部位に送信機310を取り付ける。例えば、ベルトのバックル、名札、ランドセルの背バンドの前面などに、送信機310を取り付けてもよい。
送信機310及び受信機220の構造及び機能は、先の説明と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
図18は、運転支援情報伝送システム30を含む運転支援システム31において実行される運転支援情報伝送方法の一例を示すフローチャートである。
図18に示されるように、歩行者500に取り付けられた送信機310は、図14に示されるような、歩行者500の識別情報、進行方向を含むデータフレームを構成する(S520)。識別情報は、設置設定時に送信機310に書き込まれている値でもよい。進行方向は、送信機310に方位センサ(図示せず)を設け、当該方位センサで取得してもよい。送信機310は、固定された指向性で当該データフレームを表す無線信号800を送信する(S530)。
上述の処理が、歩行者500が歩行を終了するまで繰り返される(S540)。
他方、自車200において、受信機220は、無線信号800を受信すると(S620)、近傍に歩行者500がいることを検知する(S630)。ただし、無線信号800が、送信、受信ともに固定された指向性で行われているため、歩行者500の存在方向は特定されない。
受信機220は、歩行者500の識別情報、進行方向を、運転支援装置230に通知し(S650)、運転支援装置230は、歩行者500の識別情報、進行方向を用いた運転支援を行う(S660)。
上述の処理が、自車200の運転が終了するまで繰り返される(S670)。
ステップS660での運転支援は、具体的には次のような処理であってもよい。
運転支援装置230は、車載ステレオカメラやレーダーで取得した周辺画像内で、通知された進行方向に移動する物体を、歩行者500と認識する(S661)。これにより歩行者500を認識するための処理量を低減し、認識精度を高めることができる。その結果、歩行者500を前記周辺画像だけから認識する場合と比べて、運転支援の精度及び応答性を向上できる。
運転支援装置230は、周辺画像内で歩行者500を認識することで、進行方向を用いた歩行者500の挙動予測による警報、制動補助などの運転支援処理を行う(S663)。
具体的には、運転支援装置230は、ステップS661で周辺画像から認識した歩行者500の位置と、受信機220から通知された歩行者500の進行方向とから、歩行者500の近い将来の位置を高い精度で予測する。その結果、予測される飛び出しや前方横断のリスクなどに応じて、的確かつ早期の警報や制動補助が可能となる。
以上説明したように、運転支援情報伝送システム30によれば、歩行者500から、歩行者500の識別情報、進行方向を表す無線信号800を送信し、自車200で無線信号800を受信することによって歩行者500の存在を検知できる。
そして、歩行者500の識別情報、進行方向を、運転支援システム11における周辺画像と組み合わせることによって、運転支援の精度及び応答性が向上する。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態に係る運転支援情報伝送システム、送信機、受信機、運転支援システム、及び運転支援情報伝送方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、個々の実施の形態には限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本発明は、運転支援情報伝送システム、送信機、受信機、運転支援システム、及び運転支援情報伝送方法として、車両の運転支援に広く利用できる。
10、20、30 運転支援情報伝送システム
11、21、31 運転支援システム
100、300 第1移動体(先行車)
101、301 進行方向
110、310 送信機
111、311 基板
112、312 IC
113、313 送信信号生成部
114、314 パワーアンプ
115、315 アンテナ
115a、315a アンテナエレメント
116、316 受動素子
120、320 受信機
130、330 運転支援装置
200、400 第2移動体(自車)
201、401 進行方向
210、410 送信機
220、420 受信機
221、421 基板
222、422 アンテナ
222a、422a アンテナエレメント
223、423 IC
224、424 ローノイズアンプ
225、425 受信信号処理部
226、426 受動素子
230、430 運転支援装置
500 第1移動体(歩行者)
501 進行方向
800 無線信号
801 プリアンブル
802 パケット長
803 識別情報
804 進行方向
805 送信方向
806 付加情報
本発明は、運転支援情報伝送システム、当該運転支援情報伝送システムで用いられる受信機、運転支援システム、並びに、運転支援情報伝送方法に関し、特に、運転支援に際して自車両の周辺状況を取得するための技術に関する。
本発明は、移動体間で従来は伝送されていない有用な情報を伝送することによって運転支援の精度及び応答性を向上する運転支援情報伝送システム、当該運転支援情報伝送システムで用いられる受信機、運転支援システム、並びに、運転支援情報伝送方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る運転支援情報伝送システムは、第1移動体から当該第1移動体の識別情報と進行方向とを表す無線信号を送信する送信機と、第2移動体において前記無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力する受信機と、を備え、前記受信機は、さらに、前記無線信号の送信方向又は受信方向を認識することによって前記第1移動体が存在する方向を特定し、特定された前記方向を出力する
さらに、前記運転支援装置において前記周辺画像から前記無線信号で表される進行方向に合致する物体を探索することで、前記第1移動体を認識するための処理量を低減し、認識精度を高めることができる。その結果、前記第1移動体を前記周辺画像だけから認識する場合と比べて、運転支援の精度及び応答性をさらに向上できる。
なお、本発明は、前記運転支援情報伝送システムとして実現されるだけでなく、前記運転支援情報伝送システムに用いられ、第2移動体において無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力し、さらに、前記無線信号の送信方向又は受信方向を認識することによって前記第1移動体が存在する方向を特定し、特定された前記方向を出力する受信機として実現されてもよい。さらには、前記運転支援情報伝送システムから出力された第1移動体の識別情報と進行方向とに基づいて第2移動体での運転支援を行う運転支援装置として実現されてもよく、また、前記運転支援情報伝送システムで実行される運転支援情報伝送方法として実現されてもよい。
本発明の運転支援情報伝送システム、当該運転支援情報伝送システムで用いられる受信機、運転支援システム、並びに、運転支援情報伝送方法によれば、第1移動体から当該第1移動体の識別情報と進行方向とを表す無線信号を送信し、第2移動体において前記無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力し、さらに、前記無線信号の送信方向又は受信方向を認識することによって前記第1移動体が存在する方向を特定し、特定された前記方向を出力する。これにより、前記第2移動体における運転支援装置において車載ステレオカメラやレーダーで取得した周辺画像から前記無線信号で表される進行方向に合致する物体を探索することで、前記第1移動体を認識するための処理量を低減し、認識精度を高めることができる。その結果、前記第1移動体を前記周辺画像だけから認識する場合と比べて、運転支援の精度及び応答性を向上できる。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る運転支援情報伝送システムは、第1移動体から当該第1移動体の識別情報と進行方向とを表す無線信号を複数方向に指向性を持って送信する送信機と、第2移動体において前記無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力し、さらに、前記無線信号の送信時の指向性の方向をもとに前記無線信号の送信方向を認識することによって前記第1移動体が存在する方向を特定し、特定された前記方向を出力する受信機と、を備える
この構成によれば、前記第2移動体における運転支援装置において車載ステレオカメラやレーダーで取得した周辺画像から前記無線信号で表される進行方向に合致する物体を探索することで、前記第1移動体を認識するための処理量を低減し、認識精度を高めることができる。その結果、前記第1移動体を前記周辺画像だけから認識する場合と比べて、運転支援の精度及び応答性を向上できる。
また、無線信号が送信されたときの指向性の方向、つまり無線信号の送信方向をもとに前記第1移動体が存在する方向を特定できる。無線信号の送信方向は、例えば、無線信号の一部によって表されてもよく、また、別途の測位信号との同期などに基づいて移動体間であらかじめ取り決められていてもよい。
また、本発明の一態様に係る運転支援情報伝送システムは、第1移動体から当該第1移動体の識別情報と進行方向とを表す無線信号を送信する送信機と、第2移動体において前記無線信号を複数方向から指向性を持って受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力し、さらに、前記無線信号の受信時の指向性の方向をもとに前記無線信号の受信方向を認識することによって前記第1移動体が存在する方向を特定し、特定された前記方向を出力する受信機と、を備える
なお、本発明は、前記運転支援情報伝送システムとして実現されるだけでなく、前記運転支援情報伝送システムに用いられ、第2移動体において無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力し、さらに、前記無線信号の送信時の指向性の方向又は前記無線信号の受信時の指向性の方向をもとに前記無線信号の送信方向又は受信方向を認識することによって前記第1移動体が存在する方向を特定し、特定された前記方向を出力する受信機として実現されてもよい。さらには、前記運転支援情報伝送システムから出力された第1移動体の識別情報と進行方向とに基づいて第2移動体での運転支援を行う運転支援装置として実現されてもよく、また、前記運転支援情報伝送システムで実行される運転支援情報伝送方法として実現されてもよい。
本発明の運転支援情報伝送システム、当該運転支援情報伝送システムで用いられる受信機、運転支援システム、並びに、運転支援情報伝送方法によれば、複数方向に指向性を持って送信または受信される無線信号を用いて、第1移動体から当該第1移動体の識別情報と進行方向とを表す前記無線信号を送信し、第2移動体において前記無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力し、さらに、前記無線信号の送信時の指向性の方向又は前記無線信号の受信時の指向性の方向をもとに前記無線信号の送信方向又は受信方向を認識することによって前記第1移動体が存在する方向を特定し、特定された前記方向を出力する。これにより、前記第2移動体における運転支援装置において車載ステレオカメラやレーダーで取得した周辺画像から前記無線信号で表される進行方向に合致する物体を探索することで、前記第1移動体を認識するための処理量を低減し、認識精度を高めることができる。その結果、前記第1移動体を前記周辺画像だけから認識する場合と比べて、運転支援の精度及び応答性を向上できる。

Claims (16)

  1. 第1移動体から当該第1移動体の識別情報と進行方向とを表す無線信号を送信する送信機と、
    第2移動体において前記無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力する受信機と、
    を備える運転支援情報伝送システム。
  2. 前記受信機は、さらに、前記無線信号の送信方向又は受信方向を認識することによって前記第1移動体が存在する方向を特定し、特定された前記方向を出力する、
    請求項1に記載の運転支援情報伝送システム。
  3. 前記送信機は、前記無線信号を複数方向に指向性を持って送信する、
    請求項2に記載の運転支援情報伝送システム。
  4. 前記送信機は、前記無線信号を前記第1移動体の後方へ送信する、
    請求項3に記載の運転支援情報伝送システム。
  5. 前記送信機は、前記無線信号の1データフレームを一定の指向性で送信する、
    請求項3に記載の運転支援情報伝送システム。
  6. 前記受信機は、前記無線信号を複数方向から指向性を持って受信する、
    請求項2に記載の運転支援情報伝送システム。
  7. 前記送信機は、前記無線信号を前記第1移動体の後方へ送信する、
    請求項6に記載の運転支援情報伝送システム。
  8. 前記第2移動体から前記第1移動体へ、前記識別情報と前記進行方向とを取得したことを示す無線信号を返信する返信機を、さらに備える、
    請求項1〜7の何れか1項に記載の運転支援情報伝送システム。
  9. 前記送信機は、さらに前記第1移動体の外観の特徴を表す無線信号を送信する、
    請求項1〜8の何れか1項に記載の運転支援情報伝送システム。
  10. 前記送信機は、ランダマイズした周期で前記無線信号を送信する、
    請求項1〜9の何れか1項に記載の運転支援情報伝送システム。
  11. 前記送信機は、振幅偏移変調された前記無線信号を送信する、
    請求項1〜10の何れか1項に記載の運転支援情報伝送システム。
  12. 前記送信機は、ミリ波帯域を用いて前記無線信号を送信する、
    請求項1〜11の何れか1項に記載の運転支援情報伝送システム。
  13. 請求項1〜12の何れか1項に記載の運転支援情報伝送システムに用いられ、第1移動体から当該第1移動体の識別情報と進行方向とを表す無線信号を送信する送信機。
  14. 請求項1〜12の何れか1項に記載の運転支援情報伝送システムに用いられ、第2移動体において無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力する受信機。
  15. 請求項1〜12の何れか1項に記載の運転支援情報伝送システムと、
    前記運転支援情報伝送システムから出力された第1移動体の識別情報と進行方向とに基づいて第2移動体での運転支援を行う運転支援装置と、
    を備える運転支援システム。
  16. 第1移動体から当該第1移動体の識別情報と進行方向とを表す無線信号を送信し、
    第2移動体において前記無線信号を受信し、受信された前記無線信号で表される前記第1移動体の前記識別情報と前記進行方向とを出力する、
    運転支援情報伝送方法。
JP2017556375A 2015-12-15 2016-09-30 運転支援情報伝送システム、受信機、運転支援システム、及び運転支援情報伝送方法 Active JP6447749B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015244423 2015-12-15
JP2015244423 2015-12-15
PCT/JP2016/079031 WO2017104224A1 (ja) 2015-12-15 2016-09-30 運転支援情報伝送システム、送信機、受信機、運転支援システム、及び運転支援情報伝送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017104224A1 true JPWO2017104224A1 (ja) 2018-10-04
JP6447749B2 JP6447749B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=59055921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017556375A Active JP6447749B2 (ja) 2015-12-15 2016-09-30 運転支援情報伝送システム、受信機、運転支援システム、及び運転支援情報伝送方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6447749B2 (ja)
WO (1) WO2017104224A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6784338B2 (ja) * 2018-01-31 2020-11-11 住友電気工業株式会社 車載装置、通信経路情報の生成方法、及びコンピュータプログラム
JP2019199222A (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 パイオニア株式会社 検出装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002074577A (ja) * 2000-08-29 2002-03-15 Fujitsu Ltd 車車間通信方式及びその装置
JP2002133599A (ja) * 2000-10-19 2002-05-10 Suzuki Motor Corp 移動体接近通報システム
JP2008158588A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Toyota Central R&D Labs Inc 車両間通信装置及び車両間通信システム
JP2011210250A (ja) * 2010-03-11 2011-10-20 Rcs:Kk 走行車両の安全運転支援システム
JP2012083995A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Clarion Co Ltd 合流支援システム
US20120249343A1 (en) * 2011-03-31 2012-10-04 Alex Thomas Advanced vehicle traffic management and control
JP2015191583A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社デンソー 車両用認知通知装置、車両用認知通知システム
JP2016176789A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社日本自動車部品総合研究所 方向推定システム及び方向推定装置
JP2017174002A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 株式会社東海理化電機製作所 衝突防止システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002074577A (ja) * 2000-08-29 2002-03-15 Fujitsu Ltd 車車間通信方式及びその装置
JP2002133599A (ja) * 2000-10-19 2002-05-10 Suzuki Motor Corp 移動体接近通報システム
JP2008158588A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Toyota Central R&D Labs Inc 車両間通信装置及び車両間通信システム
JP2011210250A (ja) * 2010-03-11 2011-10-20 Rcs:Kk 走行車両の安全運転支援システム
JP2012083995A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Clarion Co Ltd 合流支援システム
US20120249343A1 (en) * 2011-03-31 2012-10-04 Alex Thomas Advanced vehicle traffic management and control
JP2015191583A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社デンソー 車両用認知通知装置、車両用認知通知システム
JP2016176789A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社日本自動車部品総合研究所 方向推定システム及び方向推定装置
JP2017174002A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 株式会社東海理化電機製作所 衝突防止システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017104224A1 (ja) 2017-06-22
JP6447749B2 (ja) 2019-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20160223643A1 (en) Deep Fusion of Polystatic MIMO Radars with The Internet of Vehicles for Interference-free Environmental Perception
EP3841767B1 (en) Techniques for cooperative passive positioning
US20210273714A1 (en) Method for intelligently tracking beam and autonomous vehicle therefor
US8874347B2 (en) Surrounding vehicle recognition device
US20090237293A1 (en) Recognition system for vehicle
US20090237291A1 (en) Recognition system for vehicle
US11757193B2 (en) Wideband antenna disposed in vehicle
EP3339898A1 (en) Sensor data network
JP2007189436A (ja) 車車間通信装置
EP3748879B1 (en) A v2x communication system with radar functionality
JP2008233017A (ja) 無線通信装置および路車間通信システム
US20220383676A1 (en) Device and method for controlling sound signal of vehicle, and device of outputting soung signal
US20170373384A1 (en) Multiple orientation antenna for vehicle communication
JP2010038841A (ja) レーダ装置及び物標検出方法
CN110769363A (zh) 车辆间的点对点通信方法、装置、系统及存储介质
JP6447749B2 (ja) 運転支援情報伝送システム、受信機、運転支援システム、及び運転支援情報伝送方法
CN113093131A (zh) 一种信号处理方法及装置
US20190187234A1 (en) System and method for detecting fake information about vehicle location
JP4555875B2 (ja) 通信装置
US11808876B2 (en) Vehicular radar system with vehicle to infrastructure communication
JP2019070567A (ja) 移動体認識レーダ装置
KR20150098439A (ko) 레이더 기반 종방향 차량 검지 장치 및 방법
CN116264477A (zh) 波束扫描方法及装置、计算机可读存储介质
JP6490144B2 (ja) 車両制御装置および車両制御方法
EP3832349A1 (en) Associating radar detections with received data transmissions

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180523

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180523

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6447749

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150