JPWO2017090313A1 - ヒータおよびこれを備えたグロープラグ - Google Patents

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Abstract

ヒータは、棒状のセラミック体と、該セラミック体に埋設された、第1直線部、該第1直線部と並んで設けられた第2直線部および前記第1直線部と前記第2直線部とを繋ぐ折返し部から成る発熱抵抗体とを備えており、前記第1直線部を通り前記セラミック体の軸方向に垂直な断面を見たときに、前記第1直線部が第1長軸を、前記第2直線部が第2長軸を有する形状であるとともに、前記第1長軸に対して前記第2長軸が傾斜しており、前記第1直線部および前記第2直線部の図心が前記セラミック体の図心よりも前記第1長軸と前記第2長軸との間隔が狭まる側にずれている。

Description

本発明は、例えば燃焼式車載暖房装置における点火用もしくは炎検知用のヒータ、石油ファンヒータ等の各種燃焼機器の点火用のヒータ、ディーゼルエンジンのグロープラグ用のヒータ、酸素センサ等の各種センサ用のヒータまたは測定機器の加熱用のヒータ等に利用されるヒータおよびこれを備えたグロープラグに関するものである。
ヒータとして、例えば、特開2015−18625号公報(以下、特許文献1ともいう)に記載のヒータが知られている。特許文献1に記載のヒータは、セラミック体と、セラミック体の内部に設けられた発熱抵抗体とを備えている。発熱抵抗体は、2つの直線部と、2つの直線部を繋ぐ折返し部を有している。近年、ヒータは、昇温速度の向上が求められている。
特許文献1に記載のヒータにおいては、2つの直線部の軸方向に垂直な断面で見たときに、2つの直線部がそれぞれ長軸を有する形状であるとともに、これらの長軸が平行な関係になっている。さらに、2つの直線部の図心がセラミック体を2分する線上に位置している。そのため、2つの直線部から発せられた熱がセラミック体のうち2つの直線部の中間に篭りやすくなっていた。その結果、被加熱物と接することになるセラミック体の表面の昇温速度を向上させることが困難になっていた。
ヒータは、棒状のセラミック体と、該セラミック体に埋設された、第1直線部、該第1直線部と並んで設けられた第2直線部および前記第1直線部と前記第2直線部とを繋ぐ折返し部から成る発熱抵抗体とを備えており、前記第1直線部を通り前記セラミック体の軸方向に垂直な断面を見たときに、前記第1直線部が第1長軸を、前記第2直線部が第2長軸を有する形状であるとともに、前記第1長軸に対して前記第2長軸が傾斜しており、前記第1直線部および前記第2直線部の図心が前記セラミック体の図心よりも前記第1長軸と前記第2長軸との間隔が狭まる側にずれている。
ヒータの一例を示す断面図である。 図1に示すヒータをA−A´線で切った断面で見た断面図である。 図1に示すヒータをB−B´線で切った断面で見た断面図である。 図1に示すヒータをC−C´線で切った断面で見た断面図である。 ヒータの他の例を示す断面図である。 グロープラグの一例を示す断面図である。
図1に示すように、ヒータ1は、セラミック体2と、セラミック体2に埋設された発熱抵抗体3と、発熱抵抗体3に接続されてセラミック体2の表面に引き出されたリード4とを備えている。
ヒータ1におけるセラミック体2は、例えば長手方向(軸方向)を有する棒状である。このセラミック体2には発熱抵抗体3およびリード4が埋設されている。ここで、セラミック体2はセラミックスからなる。これにより急速昇温時の信頼性が高いヒータ1を提供することが可能になる。セラミックスとしては、酸化物セラミックス、窒化物セラミックスまたは炭化物セラミックス等の電気的に絶縁性を有するセラミックスが挙げられる。セラミック体2は、窒化珪素質セラミックスからなっていてもよい。窒化珪素質セラミックスは、主成分である窒化珪素が強度、靱性、絶縁性および耐熱性の観点で優れている。
窒化珪素質セラミックスからなるセラミック体2は、例えば、以下の方法で作製できる。具体的には、主成分の窒化珪素に対して、焼結助剤、AlおよびSiOを混合して混合物を得る。混合物を所定の形状に成形して成形体を得る。その後、成形体を1650〜1780℃でホットプレス焼成することによってセラミック体2を得ることができる。焼結助剤としては、3〜12質量%のY、YbまたはEr等の希土類元素酸化物を用いることができる。Alは例えば、0.5〜3質量%用いることができる。SiOは、セラミック体2に含まれるSiO量が、例えば、1.5〜5質量%となるように混合することができる。セラミック体2の長さは、例えば20〜50mmに設定され、セラミック体2の直径は例えば3〜5mmに設定される。
なお、セラミック体2として窒化珪素質セラミックスからなるものを用いる場合は、MoSiOまたはWSi等を混合し、分散させてもよい。この場合には、母材である窒化珪素質セラミックスの熱膨張率を発熱抵抗体3の熱膨張率に近付けることができる。その結果、ヒータ1の耐久性を向上させることができる。
発熱抵抗体3は、セラミック体2の内部に設けられている。発熱抵抗体3はセラミック体2の先端側(一端側)に設けられている。発熱抵抗体3は、電流を流すことによって発熱する部材である。発熱抵抗体3は、セラミック体2の長手方向に沿って伸びる第1直線部31aおよび第2直線部31bと、これらを連結する折返し部32とからなる。
第1直線部31aと第2直線部31bとは並んで設けられている。ここでいう「並んで設けられている」とは、厳密な意味で平行である必要はない。具体的には、例えば、第1直線部31aと第2直線部31bとが、折返し部32に近づくに従って、第1直線部31aと第2直線部31bとの間隔が狭まるように、位置していてもよい。
発熱抵抗体3の形成材料としては、W,MoまたはTiなどの炭化物、窒化物または珪化物などを主成分とするものを使用することができる。
さらに、セラミック体2が窒化珪素質セラミックスからなる場合は、発熱抵抗体3は、無機導電体のWCを主成分とし、これに添加される窒化珪素の含有率が20質量%以上であってもよい。例えば、窒化珪素質セラミックスからなるセラミック体2中において、発熱抵抗体3となる導体成分は窒化珪素と比較して熱膨張率が大きいため、通常は引張応力がかかった状態にある。これに対して、発熱抵抗体3中に窒化珪素を添加することにより、熱膨張率をセラミック体2のそれに近付けて、ヒータ1の昇温時および降温時の熱膨張率の差による応力を緩和することができる。
また、発熱抵抗体3に含まれる窒化珪素の含有量が40質量%以下であるときには、発熱抵抗体3の抵抗値のばらつきを小さくさせることができる。従って、発熱抵抗体3に含まれる窒化珪素の含有量は20〜40質量%であってもよい。また、発熱抵抗体3への同様の添加物として、窒化珪素の代わりに窒化硼素を4〜12質量%添加することもできる。発熱抵抗体3は全長を3〜15mm、断面積を0.15〜0.8mmに設定することができる。
リード4は、発熱抵抗体3と外部の電源とを電気的に接続するための部材である。リード4は、発熱抵抗体3に接続されるとともにセラミック体2の表面に引き出されている。具体的には、発熱抵抗体3の両端部にそれぞれリード4が接合されている。一方のリード4は、一端側で発熱抵抗体3の一端に接続され、他端側でセラミック体2の後端寄りの側面から導出されている。他方のリード4は、一端側で発熱抵抗体3の他端に接続され、他端側でセラミック体2の後端部から導出されている。
このリード4は、例えば、発熱抵抗体3と同様の材料を用いて形成される。リード4は、発熱抵抗体3よりも断面積を大きくしたり、セラミック体2の形成材料の含有量を発熱抵抗体3よりも少なくしたりすることによって、単位長さ当たりの抵抗値が低くなっている。また、リード4は無機導電体であるWCを主成分とし、これに窒化珪素を含有量が15質量%以上となるように添加していてもよい。これにより、リード4の熱膨張率を、セラミック体2を構成する窒化珪素の熱膨張率に近付けることができる。
ここで、ヒータ1においては、図2、3に示すように、第1直線部31aを通りセラミック体2の軸方向に垂直な断面を見たときに、第1直線部31aが第1長軸Xを、第2直線部31bが第2長軸Yを有する形状であるとともに、第1長軸Xに対して第2長軸Yが傾斜している。そして、第1直線部31aおよび第2直線部31bの図心Grがセラミック体2の図心Gc(セラミック体2の外形の図心、すなわちヒータ1の図心)よりも第1長軸Xと第2長軸Yとの間隔が狭まる側にずれている。第1直線部31aを通りセラミック体2の軸方向に垂直な断面を見たときに、第1直線部31aが第1長軸Xを、第2直線部31bが第2長軸Yを有する形状であるとともに、第1長軸Xに対して第2長軸Yが傾斜していることによって、第1直線部31aおよび第2直線部31bから発せられた熱がセラミック体2のうち第1直線部31aおよび第2直線部31bの中間に篭りにくくすることができる。
具体的には、セラミック体2のうち第1長軸Xと第2長軸Yとが狭まる側の温度を上昇させやすくすることができる。さらに、第1直線部31aおよび第2直線部31bの図心Grをセラミック体2の図心Gcよりも第1長軸Xと第2長軸Yとの間隔が狭まる側にずれていることによって、セラミック体2の表面のうち第1長軸Xと第2長軸Yとの間隔が狭まる側に位置する領域の温度を上昇させやすくできる。これらの結果、ヒータ1の表面を急速に昇温することができる。
第1直線部31aおよび第2直線部31bの断面形状は、例えば、長円形状または楕円形状等に設定できる。ここでいう第1長軸Xとは、第1直線部31aの断面形状のうち長軸を意味しており、第2長軸Yとは、第2直線部31bの断面形状のうち長軸を意味している。なお、ここでいう、長円形状または楕円形状等は、完全な、長円形状または楕円形状等である必要はなく、多少の段差や凹凸を有していてもよい。第1直線部31aおよび第2直線部31bは、例えば、5〜30°程度ずらすことができる。
「第1直線部31aおよび第2直線部31bの図心Gr」とは、第1直線部31aの断面形状の図心G1と第2直線部31bの断面形状の図心G2とを結ぶ仮想直線の中点を第1直線部31aおよび第2直線部31bの図心Grとすることができる。
そして、「第1長軸Xと第2長軸Yとの間隔が狭まる側にずれている」とは、第1直線部31aと第2直線部31bとの配列方向に対して垂直な方向で見たときに、セラミック体2の断面の図心Gcよりも第1直線部31aおよび第2直線部31bの図心Grが、第1長軸Xと第2長軸Yとの間隔が狭まる側(第1長軸Xと第2長軸Yの延長線が交わる側)にずれていることを意味している。すなわち、配列方向に対して垂直な方向にずれてさえいればよく、配列方向には全くずれていてもずれていなくてもかまわない。
セラミック体2の断面形状が、例えば、円形状の場合には、例えば、第1直線部31aおよび第2直線部31bの図心Grをセラミック体2の直径に対して5〜40%ずらすことができる。
また、図2、3に示すように、第1直線部31aを通りセラミック体2の軸方向に垂直な断面を2箇所で見たときに、2箇所の断面のうち折返し部32から遠い断面における第1長軸Xに対する第2長軸Yの傾きが、2箇所の断面のうち折返し部32に近い断面における第1長軸Xに対する第2長軸Yの傾きよりも、大きくてもよい。
また、第1長軸Xに対する第2長軸Yの傾きが、折返し部32から遠ざかるにつれて、大きくなっていてもよい。第1直線部31aとセラミック体2との界面および第2直線部31bとセラミック体2との界面をねじれた形状にすることができるので、界面にクラックが発生したとしてもクラックの進行を抑制することができる。これにより、ヒータ1の長期信頼性を向上できる。
第1直線部31aおよび第2直線部31bの先端においては、例えば、第1長軸Xに対する第2長軸Yの傾きθaを5°に設定できる。また、第1直線部31aおよび第2直線部31bの後端においては、例えば、第1長軸Xに対する第2長軸Yの傾きθbを30°に設定できる。
さらに、このとき、折返し部32を見たときに、折返し部32も長軸を有するとともに、図4に示すように、折返し部32の先端部分(中心部分)においては、長軸が前述の配列方向を含む面に対して直行するとともに、先端部分から離れるにつれて配列方向を含む面から徐々に傾斜してもよい。このような構成にすることによって、第1直線部31aと第2直線部31bとを折返し部32によって滑らかに連続させることができる。その結果、ヒータ1において、部分的に応力が集中してしまうおそれを低減できる。
また、第1長軸Xと第2長軸Yとの交わる点が、セラミック体2の表面よりも内側に位置しているとよい。これにより、セラミック体2の表面の昇温速度をさらに向上できる。
また、図2、3においては、第1直線部31aの第1長軸Xが、第1直線部31aと第2直線部31bとの配列方向に対して垂直な方向に伸びるように位置しており、第2直線部31bの第2長軸Yのみが配列方向に対して傾斜していたが、これに限られない。具体的には、図5に示すように、第1直線部31aの第1長軸Xおよび第2直線部31bの第2長軸Yの両方が、配列方向に対して傾斜していてもよい。このように、第1直線部31aおよび第2直線部31bの両方が傾斜していることによって、発熱抵抗体3とセラミック体2との表面までの間隔が狭くなる領域を広くできるので、間隔が狭まる側に位置する領域の温度を広範囲に上昇させやすくできる。
図6に示すように、グロープラグ10は、上述のヒータ1と、ヒータ1の後端側(他端側)を覆うように取り付けられた筒状の金属筒5とを備えている。また、金属筒5の内側に配置されてヒータ1の後端に取り付けられた電極金具6を備えている。グロープラグ10によれば、上述のヒータ1を使用していることから、急速昇温が可能となる。
金属筒5は、セラミック体2を保持するための部材である。金属筒5は、筒状の部材であって、セラミック体2の後端側を囲むように取り付けられている。すなわち、筒状の金属筒5の内側に棒状のセラミック体2が挿入されている。金属筒5は、セラミック体2の後端側の側面に設けられてリード4が露出している部分に電気的に接続されている。金属筒5は、例えば、ステンレスまたは鉄(Fe)−ニッケル(Ni)−コバルト(Co)合金からなる。
金属筒5とセラミック体2とは、ろう材によって接合されている。ろう材は、金属筒5とセラミック体2との間にセラミック体2の後端側を囲むように設けられている。このろう材が設けられていることによって、金属筒5とリード4とが電気的に接続されている。
ろう材としては、ガラス成分を5〜20質量%含んだ銀(Ag)−銅(Cu)ろう、AgろうまたはCuろう等を用いることができる。ガラス成分はセラミック体2のセラミックスとの濡れ性が良く、摩擦係数が大きいために、ろう材とセラミック体2との接合強度またはろう材と金属筒5との接合強度を向上させることができる。
電極金具6は、金属筒5の内側に位置してセラミック体2の後端にリード4に電気的に接続するように取り付けられている。電極金具6は、種々の形態のものを用いることができるが、図9に示す例では、セラミック体2の後端にリード4を含んで被さるように取り付けられるキャップ部と外部の接続電極に電気的に接続されるコイル状部とが線状部で接続された構成である。この電極金具6は、金属筒5との間で短絡が生じないように金属筒5の内周面から離れて保持されている。
電極金具6は、外部の電源との接続における応力緩和のために設けられたコイル状部を有する金属線である。電極金具6は、リード4に電気的に接続されるとともに、外部の電源と電気的に接続される。外部の電源によって金属筒5と電極金具6との間に電圧を加えることによって、金属筒5および電極金具6を介して発熱抵抗体3に電流を流すことができる。電極金具6は、例えばニッケルまたはステンレスからなる。
ヒータ1は、例えば、上記構成の発熱抵抗体3、リード4およびセラミック体2の形状の金型を用いた射出成形法等によって形成することができる。発熱抵抗体3に関しては、まず、第1長軸Xと第2長軸Yとが互いに平行な2つの直線部31a、31bと折返し部32とを有する成型体を準備する。そして、折返し部32を固定した状態で、第1長軸Xに対して第2長軸Yが傾斜するように2つの直線部31a、31bの後端側(折返し部32と接続されていない側)に圧力を加える。このようにして、第1長軸Xに対して第2長軸Yが傾斜しており、かつ、折返し部32から遠ざかるにつれて傾きが大きい発熱抵抗体3を得ることができる。
1:ヒータ
2:セラミック体
3:発熱抵抗体
31a:第1直線部
31b:第2直線部
32:折返し部
4:リード
5:金属筒
6:電極金具
10:グロープラグ
X:第1長軸
Y:第2長軸

Claims (4)

  1. 棒状のセラミック体と、該セラミック体に埋設された、第1直線部、該第1直線部と並んで設けられた第2直線部および前記第1直線部と前記第2直線部とを繋ぐ折返し部から成る発熱抵抗体とを備えており、前記第1直線部を通り前記セラミック体の軸方向に垂直な断面を見たときに、前記第1直線部が第1長軸を、前記第2直線部が第2長軸を有する形状であるとともに、前記第1長軸に対して前記第2長軸が傾斜しており、前記第1直線部および前記第2直線部の図心が前記セラミック体の図心よりも前記第1長軸と前記第2長軸との間隔が狭まる側にずれているヒータ。
  2. 前記第1直線部を通り前記セラミック体の軸方向に垂直な断面を2箇所で見たときに、前記2箇所の断面のうち前記折返し部から遠い断面における前記第1長軸に対する前記第2長軸の傾きが、前記2箇所の断面のうち前記折返し部に近い断面における前記第1長軸に対する前記第2長軸の傾きよりも、大きい請求項1に記載のヒータ。
  3. 前記第1長軸に対する前記第2長軸の傾きが、前記折返し部から遠ざかるにつれて、大きくなっている請求項2に記載のヒータ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のヒータと、前記ヒータを保持する金属製保持部材とを備えたグロープラグ。
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