JP6342653B2 - ヒータおよびこれを備えたグロープラグ - Google Patents
ヒータおよびこれを備えたグロープラグ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6342653B2 JP6342653B2 JP2013260889A JP2013260889A JP6342653B2 JP 6342653 B2 JP6342653 B2 JP 6342653B2 JP 2013260889 A JP2013260889 A JP 2013260889A JP 2013260889 A JP2013260889 A JP 2013260889A JP 6342653 B2 JP6342653 B2 JP 6342653B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spiral
- ceramic body
- heating resistor
- heater
- spiral portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
前記セラミック体の前記中心軸に沿って伸びて前記セラミック体の先端側において接続された第1らせん部と第2らせん部とから成り、前記第1らせん部の軸と前記第2らせん部の軸とが重なっているとともに、前記第1らせん部と前記第2らせん部とは、前記第1らせん部と前記第2らせん部との重なっている軸に対して線対称の関係にあり、前記一対のリードは、前記第1らせん部に接続された第1のらせん状部と前記第2らせん部に接続された第2のらせん状部とを有し、前記第1のらせん状部の軸と前記第2のらせん状部の軸とが重なっているとともに、前記第1のらせん状部と前記第2のらせん状部とは、前記第1のらせん状部と前記第2のらせん状部との重なっている軸に対して線対称の関係にあることを特徴とするものである。
ック体1は、酸化物セラミックス,窒化物セラミックスまたは炭化物セラミックス等の電気的な絶縁性を有するセラミックスから成る。特に、セラミック体1は、窒化珪素質セラミックスから成ることが好適である。窒化珪素質セラミックスは、主成分である窒化珪素が高強度、高靱性、高絶縁性および耐熱性の観点で優れているからである。窒化珪素質セラミックスから成るセラミック体1は、例えば、主成分の窒化珪素に対して、焼結助剤として3〜12質量%のY2O3,Yb2O3またはEr2O3等の希土類元素酸化物および0.5〜3質量%のAl2O3を加え、さらに焼結体に含まれるSiO2量が1.5〜5質量%となるようにSiO2を混合し、所定の形状に成形し、その後、1650〜1780℃でホットプレス焼成することによって得ることができる。
ック体1の後端側から先端側を見たときの断面を、セラミック体1の左右を図における左右として示している。断面iにおいては、第1らせん部2aと第2らせん部2bとが左右に並んで配置されている。そこから少し後端側に移動した断面iiにおいては、第1らせん部2aが左上に移動し、第2らせん部2bが右下に移動して配置されている。そこからさらに少し後端側に移動した断面iiiにおいては、第1らせん部2aが上側に移動し、第2
らせん部2bが下側に移動して配置されている。このように、第1らせん部2aと第2らせん部2bとがセラミック体1の中心軸Cに沿ってその周りにらせん状に伸びて配置されていることによって、発熱抵抗体2が全体として対称ならせん形状になっている。
る。特に、WCが、セラミック体1との熱膨張率の差が小さい点、高い耐熱性を有する点および比抵抗が小さい点で、リード3の材料として好適である。また、リード3は無機導電体であるWCを主成分とし、これに窒化珪素を含有量が15質量%以上となるように添加することが好ましい。窒化珪素の含有量を増すにつれてリード3の熱膨張率をセラミック体1を構成する窒化珪素の熱膨張率に近付けることができる。また、窒化珪素の含有量が40質量%以下であるときには、リード3の抵抗値が小さくなるとともに安定する。従って、リード3における窒化珪素の含有量は15質量%〜40質量%が好ましい。より好ましくは、窒化珪素の含有量は20質量%〜35質量%とするのがよい。
し部が中心軸C上に位置しているとともに、その中央に凸部4があることで、折り返し部中央において発熱抵抗体2の体積が増加することとなり、それによって応力への耐久性が増すため、繰り返し使用時に折り返し部にクラックが入り難くなり、繰り返し使用における昇温耐久性を向上させることが可能となる。さらに、ヒータ20における凸部4と同様に、ヒータ30の温度分布をより均一に制御することが可能となる。
本発明の実施例のヒータを、まず実施形態の一例であるヒータ10について以下のようにして作製した。
5質量%、樹脂バインダーを15質量%含む導電性ペーストを、金型内に射出成形して図1および図2に示すような形状の発熱抵抗体2を作製した。
ではセラミック体の表面の温度が最高温度部で1260℃、最低温度部で1210℃であった。
次に、本発明の実施例のヒータを、実施形態の一例であるヒータ20,30について以下のようにして作製した。
された構成のヒータとなる成形体を形成した。
1:セラミック体
2:発熱抵抗体
3:リード
4:凸部
5:金属部材
50:グロープラグ
Claims (4)
- 中心軸を有する棒状のセラミック体と、該セラミック体に前記中心軸に沿って埋設された発熱抵抗体と、該発熱抵抗体の端部のそれぞれに接続されるとともに、該端部から前記セラミック体の後端に向かって伸びる一対のリードとを備え、
該発熱抵抗体は、それぞれ前記セラミック体の前記中心軸に沿って伸びて前記セラミック体の先端側において接続された第1らせん部と第2らせん部とから成り、前記第1らせん部の軸と前記第2らせん部の軸とが重なっているとともに、
前記第1らせん部と前記第2らせん部とは、前記第1らせん部と前記第2らせん部との重なっている軸に対して線対称の関係にあり、
前記一対のリードは、前記第1らせん部に接続された第1のらせん状部と前記第2らせん部に接続された第2のらせん状部とを有し、前記第1のらせん状部の軸と前記第2のらせん状部の軸とが重なっているとともに、
前記第1のらせん状部と前記第2のらせん状部とは、前記第1のらせん状部と前記第2のらせん状部との重なっている軸に対して線対称の関係にあることを特徴とするヒータ。 - 前記発熱抵抗体は、前記第1らせん部と前記第2らせん部との接続部が前記中心軸上に位置しているとともに、前記接続部に前記セラミック体の先端側に向かう凸部を有しており、該凸部の全体が前記セラミック体に埋設されていることを特徴とする請求項1に記載のヒータ。
- 前記凸部が前記中心軸に重なって出ていることを特徴とする請求項2に記載のヒータ。
- 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のヒータと、該ヒータの後端側に取り付けられた筒状の金属部材とを備えていることを特徴とするグロープラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013260889A JP6342653B2 (ja) | 2013-12-18 | 2013-12-18 | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013260889A JP6342653B2 (ja) | 2013-12-18 | 2013-12-18 | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015117871A JP2015117871A (ja) | 2015-06-25 |
JP6342653B2 true JP6342653B2 (ja) | 2018-06-13 |
Family
ID=53530748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013260889A Active JP6342653B2 (ja) | 2013-12-18 | 2013-12-18 | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6342653B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6668690B2 (ja) | 2015-11-06 | 2020-03-18 | 株式会社デンソー | セラミックグロープラグ |
JP6592103B2 (ja) * | 2015-11-27 | 2019-10-16 | 京セラ株式会社 | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2030937A (en) * | 1933-01-05 | 1936-02-18 | Siemens Ag | Incandescent igniter |
JPS58168819A (ja) * | 1982-03-29 | 1983-10-05 | Ngk Spark Plug Co Ltd | グロ−プラグのヒ−タ− |
JPS5929922A (ja) * | 1982-08-10 | 1984-02-17 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミツクグロ−プラグ用発熱体の発熱線構造 |
JPS5986181A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-05-18 | 日本特殊陶業株式会社 | セラミツクヒ−タ−の製造方法 |
JPS62175523A (ja) * | 1986-01-27 | 1987-08-01 | Jidosha Kiki Co Ltd | デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ |
JPS63190752U (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-08 | ||
JPS6438991A (en) * | 1987-08-03 | 1989-02-09 | Ngk Spark Plug Co | Ceramic heater and its manufacture |
US5084606A (en) * | 1990-05-17 | 1992-01-28 | Caterpillar Inc. | Encapsulated heating filament for glow plug |
JP2002299012A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-11 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミックヒータ及びその製造方法、グロープラグ及びイオン電流検出装置 |
US9113501B2 (en) * | 2012-05-25 | 2015-08-18 | Watlow Electric Manufacturing Company | Variable pitch resistance coil heater |
-
2013
- 2013-12-18 JP JP2013260889A patent/JP6342653B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015117871A (ja) | 2015-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2635090B1 (en) | Heater, and glow plug provided with same | |
JP6023389B1 (ja) | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ | |
JPWO2012014872A1 (ja) | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ | |
JP6342653B2 (ja) | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ | |
JP5289462B2 (ja) | セラミックヒータ | |
JP6337046B2 (ja) | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ | |
KR101504631B1 (ko) | 히터 및 이것을 구비한 글로우 플러그 | |
JP6592103B2 (ja) | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ | |
JP5436687B2 (ja) | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ | |
JP6105464B2 (ja) | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ | |
JP3962216B2 (ja) | セラミックヒータ及びこれを備えるグロープラグ | |
JP5726311B2 (ja) | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ | |
JP6725653B2 (ja) | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ | |
JP6817325B2 (ja) | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ | |
JP6711697B2 (ja) | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ | |
JP6878116B2 (ja) | ヒータおよびこれを備えたグロープラグ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160516 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170912 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180417 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180517 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6342653 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |