JPWO2017072811A1 - 喀痰装置及び人工呼吸システム - Google Patents

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一秋 宮田
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秀一 米永
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壮一郎 西釜
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Abstract

簡易な装置構成で、安全に自動で痰の吸引が可能な喀痰装置及び人工呼吸システムを提供する。本発明の一形態に係る喀痰装置は、吸引ラインと、切替部と、制御部とを具備する。上記吸引ラインは、患者の気道内に発生した痰を吸引することが可能な吸引口と、吸引された上記痰を収容し負圧に維持される収容部とを有する。上記切替部は、上記吸引口及び上記収容部の間を連通させる第1の状態と、上記吸引口及び上記収容部の間を遮断する第2の状態とを切り替え可能であり、上記吸引ラインに配置される。上記制御部は、上記患者の呼吸周期とは異なる一定の吸引周期で上記切替部を上記第1の状態と上記第2の状態との間で遷移させ、各吸引周期において、1秒以下の吸引時間の間上記切替部を上記第1の状態に保持する。

Description

本発明は、喀痰装置及びこの喀痰装置が接続された人工呼吸システムに関する。
人工呼吸器を使用している患者に対しては、定期的に気管に生じる痰を吸引除去する必要がある。このような喀痰操作は煩雑で、かつ昼夜を問わず行う必要があり、看護師や介護者等の負担が非常に大きかった。
そこで、自動で喀痰操作を行う吸引装置が知られている。例えば特許文献1及び2には、気管切開により人工呼吸を施されている患者の痰を吸引するための痰吸引装置が記載されている。当該痰吸引装置は、痰吸引のための負圧力を連続的に発生させており、痰の吸引路の負圧が高まった際に吸引チューブに痰が詰まったとして、負圧力を高めるように構成される。
しかしながら、特許文献1及び2に記載の痰吸引装置の吸引カニューレは、換気のための気管カニューレの内部に配置されるため、吸引できなかった痰が気管カニューレの内部に貯留した場合には換気が妨げられるおそれがあった。また負圧力を高めた際に換気へ影響を及ぼす可能性もあった。
一方、特許文献3には、呼気時に一定時間自動的に痰を吸引することが可能な喀痰装置が記載されている。
国際公開第2006/009283号 特開2007−117273号公報 特許第5503094号
しかしながら、特許文献3に記載の喀痰装置は、患者の呼吸状態を検出する必要があるため、装置構成が複雑であった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、簡易な装置構成で、安全に自動で痰の吸引が可能な喀痰装置及びこの喀痰装置が接続された人工呼吸システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る喀痰装置は、吸引ラインと、切替部と、制御部とを具備する。
上記吸引ラインは、患者の気道内に発生した痰を吸引することが可能な吸引口と、吸引された上記痰を収容し負圧に維持される収容部とを有する。
上記切替部は、上記吸引口及び上記収容部の間を連通させる第1の状態と、上記吸引口及び上記収容部の間を遮断する第2の状態とを切り替え可能であり、上記吸引ラインに配置される。
上記制御部は、上記患者の呼吸周期とは異なる一定の吸引周期で上記切替部を上記第1の状態と上記第2の状態との間で遷移させ、各吸引周期において、1秒以下の吸引時間の間上記切替部を上記第1の状態に保持する。
上記喀痰装置によれば、一定の吸引周期で短い吸引時間の間痰を吸引することができる。これにより、人工呼吸器により換気されている患者に対しても、安全に自動で痰の吸引を行うことができる。また、患者の呼吸周期を把握する必要がないため、装置の構成を簡易なものとすることができる。
また、上記吸引時間は、0.1秒以上0.3秒未満であってもよい。
これにより、人工呼吸器が患者の自発呼吸を検出することが可能であっても、吸引時間が非常に短いため、人工呼吸器が痰の吸引を患者の自発呼吸と検出することを防止し、誤動作を防止することができる。したがって、より安全に痰の吸引を行うことができる。
また、上記吸引周期は、1秒以上60分以下であってもよい。
このような吸引周期で痰を吸引することにより、痰が多量に患者の気道に発生し、患者の換気を妨げる事態を防止することができる。
さらに、上記吸引周期は、1秒以上10秒以下であってもよい。
これにより、患者の換気を妨げるリスクをより低減することができ、安全性を高めることができる。
上記吸引ラインは、
上記患者に対し換気を行い、かつ上記患者の自発呼吸を検出することが可能な人工呼吸器と接続され、上記患者の気道に挿入されることが可能な挿入部をさらに有してもよい。
本発明の他の形態に係る人工呼吸システムは、人工呼吸部と、吸引ラインと、切替部と、制御部とを具備する。
上記人工呼吸部は、患者に対し換気を行い、かつ上記患者の自発呼吸を検出することが可能に構成される。
上記吸引ラインは、患者の気道内に発生した痰を吸引することが可能な吸引口と、吸引された上記痰を収容し負圧に維持される収容部とを有する。
上記切替部は、上記吸引口及び上記収容部の間を連通させる第1の状態と、上記吸引口及び上記収容部の間を遮断する第2の状態とを切り替え可能であり、上記吸引ラインに配置される。
上記制御部は、上記患者の呼吸周期とは異なる一定の吸引周期で上記切替部を上記第1の状態と上記第2の状態との間で遷移させ、各吸引周期において、1秒以下の吸引時間の間上記切替部を上記第1の状態に保持する。
以上のように、本発明によれば、簡易な装置構成で、安全に自動で痰の吸引が可能な喀痰装置及びこの喀痰装置が接続された人工呼吸システムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る人工呼吸システムを示す概略構成図である。 図1の人工呼吸システムに含まれる喀痰装置の概略構成図である。 上記喀痰装置の内部構成を示すブロック図である。 上記喀痰装置の容器の蓋部を示す概略構成図である。 患者の呼吸周期を説明するためのグラフであり、縦軸は気道内圧値、横軸は時間を示す。 上記喀痰装置の制御部の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る喀痰装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る挿管チューブの構成を示す斜視図である。 図8のA−A方向から見た図である。 上記挿管チューブのチューブ本体の斜視図であり、図8のL1で切断した態様を示す。 上記チューブ本体の先端部を示す底面図である。 図11のB−B方向から見た断面図である。 図11のC−C方向から見た断面図である。 本発明の第2の実施形態の変形例に係るチューブ本体の先端部を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
[人工呼吸システム]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る人工呼吸システムを示す概略構成図である。本実施形態に係る人工呼吸システム1は、人工呼吸器(人工呼吸部)2と、喀痰装置3とを有する。人工呼吸システム1は、例えば仰臥位の患者Pに対して、人工呼吸器2により人工呼吸処置を行うことが可能である。人工呼吸器2の構成は特に限られないが、本実施形態に係る人工呼吸器2は、例えば気管挿管に適用される。以下、人工呼吸器2の一構成例について説明する。
人工呼吸器2は、本体21と、吸気回路22と、呼気回路23と、接続部24とを有する。人工呼吸器2は、本体21から所定の酸素濃度の吸気ガスが吸気回路22を介して患者Pに供給され、患者Pからの呼気ガスが呼気回路23を介して排出されることで、患者Pに対し換気を行うことが可能に構成される。
また、人工呼吸器2は、患者Pの自発呼吸を検出することが可能に構成される。より具体的には、人工呼吸器2は、患者Pの自発呼吸をトリガとして検知し、それに同調して吸気を開始することが可能に構成される。トリガは、一般的には、圧トリガとフロートリガを含む。圧トリガは、患者の吸気に伴い回路内圧が低下したポイントにより認識される。フロートリガは、患者の吸気により、回路内の定常流が減少したポイントにより認識される。トリガの感度は、調節可能に構成されるが、例えば患者の動き等に起因する回路の少しの揺れなどをトリガと認識されないよう、適切な感度に設定される。
本体21は、内部にブロワを有してもよい。当該ブロワは、例えば図示しない酸素源からの酸素と空気とを取り入れ、吸気弁等を介して所定濃度及び所定圧力の酸素ガスを吸気回路22へ送出する。一方、呼気回路23から排出された呼気ガスは、呼気弁等を介して大気中に排出される。
あるいは、本体21は、さらにリザーバタンク等を有してもよい。これにより、ブロワ等により加圧した状態の酸素ガスをリザーバタンク内に貯留しておくことが可能となり、酸素ガスの送出をより円滑に行うことができる。
接続部24は、いわゆるYピースとして構成される管状構造を有する。すなわち接続部24は、患者の気道へ挿入される挿入部44に接続される一端部と、それぞれ吸気回路22及び呼気回路23に接続される2本の分岐した他端部とを有する。接続部24の吸気回路22と接続される管路内には、例えば感染防止用のフィルタ等が配置されていてもよい。
なお人工呼吸器2は、吸気回路22及び呼気回路23を束ねて所定位置に支持する支持具25を有していてもよい。また人工呼吸器2は、本体2と接続される表示部26を有していてもよい。表示部26は、例えばタッチパネルディスプレイ等で構成され、患者Pの呼吸状態等の表示や、換気モードの選択等の入力操作が可能に構成される。さらに人工呼吸器2は、患者Pの呼吸状態の異常を通報する警報装置や、患者Pの気道を加湿等するネブライザ等を適宜有していてもよい。
人工呼吸器2を装着している患者Pは、自力で痰を気道外へ排出することができない。このため、痰が気道内に貯留し、人工呼吸器2による換気を妨げるおそれがあった。したがって頻繁に痰の吸引処置を行う必要があり、看護師や介護者等の負担が大きかった。
そこで本実施形態に係る人工呼吸システム1は、喀痰装置3を有し、例えば自発呼吸が不可能な重症の患者Pに対して自動で痰の吸引処置を行うことが可能に構成される。以下、喀痰装置3の構成について説明する。
[喀痰装置]
図2,3は本実施形態に係る喀痰装置3を示す図であり、図2は概略構成図、図3は内部構成を示すブロック図である。喀痰装置3は、吸引ライン4と、切替部5と、制御部6とを有し、制御部6が吸引ライン4による痰の吸引を制御することが可能に構成される。また、切替部5と、制御部6と、吸引ライン4の一部とは、喀痰装置3の筐体30内部に配置される。
(吸引ライン)
吸引ライン4は、吸引口41と、吸引チューブ42と、収容部43と、挿入部44とを有する。すなわち吸引ライン4は、吸引口41から患者の気道内に発生した痰を吸引することが可能であり、当該痰を吸引チューブ42から収容部43へ吸引するように構成される。
挿入部44は、後述するように、口腔等を介して患者の気道に挿入される挿管チューブ(気管チューブ)440を有する。吸引口41は、例えば、挿管チューブ440の先端部に開口する。
吸引チューブ42は、吸引口41と収容部43の間に接続され、筐体30を貫通するように配置される。本実施形態において、吸引チューブ42は、挿入部44に接続されることで吸引口41と連絡するように構成される。吸引チューブ42の内部には、吸引路が形成される(図示せず)。当該吸引路は、痰吸引時における痰のルーメンを構成する。すなわち吸引路は、一端部が挿管チューブ440を介して吸引口41と接続し、他端部が収容部43に接続される。
吸引チューブ42は、変形可能に構成され、例えばポリウレタン製のカテーテルチューブ等で構成される。吸引チューブ42は、吸引路のみが形成されたシングルルーメンチューブでもよく、あるいは必要に応じてダブルルーメンチューブで構成されてもよい。
さらに吸引チューブ42は、交換可能に構成されてもよい。すなわち使用された吸引チューブ42が挿管チューブ440と収容部43とから取り外され、新しい吸引チューブ42を挿管チューブ440と収容部43とに接続することが可能に構成される。これにより、必要に応じて吸引チューブ42を交換することができ、より衛生的に喀痰処置を行うことができる。
収容部43は、容器431と、負圧源432とを有する。
容器431は、吸引チューブ42を介して吸引された痰を収容し、負圧に維持される。容器431は、本実施形態において、吸引チューブ42と負圧源432とに接続される蓋部433を含む。負圧源432は、例えばダイヤフラム型の真空ポンプ等で構成され、吸気口が容器431に接続される。これにより容器431は、内部を所定の負圧に維持することが可能となる。当該所定の負圧(所定値)は特に限られないが、例えば−700mmHg(約−93.3kPa)以上−100mmHg(約−13.3kPa)以下であり、さらに−500mmHg(約−66.7kPa)以上−300mmHg(約−40.0kPa)以下である。また、これらの圧力値は、いずれもゲージ圧とする。なお、負圧源432の構成は上記に限られず、他の真空ポンプ等を用いることも可能である。
容器431は、本実施形態において交換可能に構成される。これにより、容器431内に痰が所定量以上収容された場合に交換することができるため、感染等を防止し、より衛生的に処理することができる。さらに容器431内を洗浄する必要がないため、看護師等の負担を低減することができる。
容器431は、例えば柔軟性のあるソフトバッグで構成される。当該ソフトバッグとしては、例えばポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ナイロン樹脂等の合成樹脂製のものを用いることができる。これにより、ガラス製等の容器と比較して容器431を低廉に製造することができ、交換によるコストを抑制することができる。さらに交換時には、容器431を外部から押圧等することで容器431内の空気を抜いて廃棄することができ、廃棄物の少量化に貢献することができる。
図4は、本実施形態に係る容器431の蓋部433を示す概略構成図である。蓋部433は、吸引チューブ42に接続される痰除去ポート434と、負圧源432の吸気口に接続される吸気ポート435とを有する。
痰除去ポート434には、例えば逆止弁436が配置される。逆止弁436は、吸引チューブ42から容器431への痰の流入を許容し、容器431から吸引チューブ42への逆流を防止するように構成される。逆止弁436の構成は特に限られず、例えばスイング式のものを用いることができる。
逆止弁436は、吸引チューブ42から容器431内へ圧力が印加された際に開放されるように構成される。例えば喀痰装置3の運転時には、吸引口41が大気圧程度であり、容器431内が負圧に維持される。これにより吸引口41側から容器431内へ圧力が印加され、逆止弁436は開放される。一方廃棄時には、容器431と負圧源432との接続が解除され、さらに空気除去のための押圧等により容器431の内部から外部へ圧力が印加される。これにより、逆止弁436は閉鎖し、容器431内への空気の再流入を防止することが可能となる。なお、逆止弁436の開弁圧は、上記の開閉が可能となるように適宜設定可能である。
吸気ポート435には、例えばフィルタ437が配置される。フィルタ437としては、例えば孔径が0.45〜0.8μm程度のメンブレンフィルタ等であって、例えばセルロースアセテート製のものを採用することができる。このようなフィルタ437は、例えば液体の付着がない場合には空気が連通することが可能に構成され、液体が付着した場合には空気の連通を遮断するように構成される。これにより、喀痰装置3の運転時には、負圧源432がフィルタ437を介して容器431内の空気を吸気することが可能となる。一方廃棄時には、容器431の押圧等により、フィルタ437を介して容器431内の空気を除去することが可能となる。さらに、容器431内の空気が除去されてフィルタ437に痰が付着した際には空気の連通が遮断されるため、容器431内への空気の再流入を防止し、空気が除去されて容積が低減した状態を保持することが可能となる。
収容部43は、さらに、容器431内の圧力を測定することが可能に配置された圧力センサ438を有していてもよい。
圧力センサ438は、例えば容器431内と同様の負圧が維持される容器431と負圧源432との間に配置される。圧力センサ438の構成は特に限られず、例えばダイヤフラムゲージ等で構成される。圧力センサ438により、吸引等により容器431内の圧力が上記所定値以上に上昇した際に、負圧源432を駆動して容器431内の圧力を所定値未満に維持することが可能となる。
(切替部)
切替部5は、吸引口41及び収容部43の間を連通させる第1の状態と、吸引口41及び収容部43の間を遮断する第2の状態とを切り替え可能に構成される。切替部5は、本実施形態において、吸引チューブ42の開放及び閉塞が可能なクランプ51を有する。
クランプ51は、例えば吸引チューブ42を挟んで配置される固定部材51aと可動部材51bとを有する。第1の状態では、固定部材51a及び可動部材51bは吸引チューブ42の管としての形状を維持するように対向して配置され、吸引チューブ42内の吸引路が開放される。一方第2の状態では、可動部材51bが固定部材51aに向かって移動することで、吸引チューブ42が径方向に押し潰されるように変形する。これにより吸引チューブ42内の対向する面同士が接触し、吸引路が閉塞される。
また、可動部材51bの駆動には、例えばソレノイドを用いることができる。これにより、制御部6の出力に基づいて迅速に第1及び第2の状態の切り替えを行うことができる。なお可動部材51bの駆動には、シリンダ等の他のアクチュエータを用いることも可能である。
なお第2の状態において、クランプ51と容器431との間の吸引路は、容器431内と同様の負圧に維持される。
(制御部)
制御部6は、典型的には、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro-Processing Unit)で構成される。制御部6は、図示しないメモリに格納されたプログラム等を実行することで、所定の処理を実行する。
制御部6は、患者の呼吸周期とは異なる一定の吸引周期で切替部5を第1の状態と第2の状態との間で遷移させ、各吸引周期において、1秒以下の吸引時間の間切替部5を第1の状態に保持することが可能に構成される。
本実施形態において、吸引時間は、吸引を人工呼吸器2により自発呼吸のトリガと検知されない時間とすることができ、具体的には1秒以下、例えば0.1秒以上0.3秒未満とすることができる。吸引時間の上限を0.3秒未満とすることにより、トリガ感度が非常に高い人工呼吸器2においても吸引をトリガと検知されることを防止できる。また、下限を0.1秒以上とすることにより、一回の吸引で痰を吸引することが可能となる。
また、吸引周期は、吸引を行う吸引時間と吸引を停止している時間とを合わせた時間に相当する。吸引周期は、呼吸周期よりも長い時間でも短い時間でもよく、患者の痰の発生状況や自発呼吸の状態等に応じて適宜設定することが可能である。例えば、吸引周期は、1秒以上60分以下であり、1秒以上10秒以下である。患者の自発呼吸が無い場合は、吸引周期を10秒以下とすることで、痰が多量に発生する前に痰を吸引することができる。
図5は、患者の呼吸周期を説明するためのグラフであり、縦軸は気道内圧値、横軸は時間を示す。例えば図5のAで示す期間は、気道内圧が上昇しており、吸気時であることが示される。図5のBで示す期間は、気道内圧が低下しており、呼気時であることが示される。また、ここでいう「呼吸周期」とは、吸気を開始してから次の吸気を開始するまでの時間をいい、図5のCで示す期間で示される。自発呼吸が難しい患者は、人工呼吸器2により設定された呼吸周期によって強制換気される。
図6は、制御部6(喀痰装置3)の動作を説明するフローチャートである。以下、図6を参照し、制御部6の動作を説明する。
まず喀痰装置3を起動し、負圧源432を駆動する(ST1)。このとき切替部5は、クランプ51により吸引チューブ42が閉塞された第2の状態であり、吸引口41と収容部43との間の空気の連通が遮断されている。
続いて制御部6は、圧力センサ438の出力に基づき、容器431内の圧力が所定値未満であるか否かを判定する(ST2)。本実施形態において、容器431内の圧力の「所定値」は、例えば−400mmHg(約−53.3kPa、ゲージ圧)とする。容器431内の圧力が所定値以上であると判定された場合は(ST2でNo)、さらに負圧源432を駆動して再度同様に判定をする(ST2)。
容器431内の圧力が所定値未満であると判定された場合は(ST2でYes)、制御部6は、クランプ51により吸引チューブ42を開放し、切替部5を第1の状態に切り替える(ST3)。
吸引口41の圧力はほぼ大気圧に等しいが、収容部43の容器431内の圧力は所定値未満の負圧である。これにより、吸引口41及び収容部43間の開放によって吸引ライン2内に圧力差が生じる。したがって、本ステップにより、切替部5を第1の状態に保持し、吸引口41から吸引チューブ42を介して収容部43へ痰を急激に吸引することが可能となる。
なお、ST2で容器431内の圧力が所定値未満であると判定された場合、制御部6は負圧源432の駆動を一時停止させてもよい。この際、切替部5が第2の状態であるため、負圧源432の駆動を停止しても容器431内の圧力は所定値未満に維持され得る。
続いて制御部6は、切替部5を第1の状態に切り替えてから所定の吸引時間を経過したか否か判定する(ST4)。本動作例において、吸引時間は0.2秒とする。
制御部6が所定の吸引時間を経過していないと判定した場合は(ST4でNo)、再度吸引時間を経過したか判定する(ST4)。
そして所定の吸引時間を経過したと判定した場合(ST4でYes)、制御部6は、切替部5を第2の状態に切り替える(ST5)。
さらに、制御部6は、切替部5を第1の状態に切り替えてから、所定の吸引周期に相当する時間が経過したか否か判定する(ST6)。本動作例において、吸引周期は5秒とする。
吸引周期に相当する時間を経過していないと判定した場合は(ST6でNo)、再度吸引周期に相当する時間を経過したか判定する(ST6)。
一方、吸引周期に相当する時間を経過したと判定した場合は(ST6でYes)、次の吸引周期に進み、再度切替部5を第1の状態に切り替えることで、痰を吸引する(ST3)。
なお、ST3〜ST6の吸引周期を繰り返している間においても、制御部6は、負圧源432を駆動させてもよい。制御部6は、例えば所定の条件を満たした場合にのみ負圧源432を駆動させることで、負圧源432の駆動による消費電力を抑制することができるとともに、静粛性を確保して患者の負担を軽減することも可能となる。
例えば、制御部6は、圧力センサ438により容器431内の圧力が所定値未満であるか否かモニタし、圧力が所定値以上となった場合にのみ負圧源432を駆動させてもよい。この圧力のモニタは、喀痰装置3の駆動中常時行っていてもよいし、所定のタイミングで行ってもよい。所定のタイミングで圧力のモニタを行う場合、制御部6は、吸引周期と異なる周期で定期的にモニタしてもよく、例えば、切替部5を第2の状態に切り替えるタイミングでモニタしてもよい。
あるいは、制御部6は、容器431内の圧力をモニタせずに、一定の周期で負圧源432を駆動させてもよい。この場合、制御部6は、例えば、ST5の切替部5を第2の状態に切り替えた際に負圧源432を駆動させてもよい。
以上のように、本実施形態に係る制御部6は、一定の吸引周期で吸引を実行することができるため、自動で吸引が可能となり、看護師等の負担を大きく軽減することができる。また、吸引時間を短く設定することにより、患者の呼吸周期とは異なる周期で定期的に吸引を行っても、人工呼吸器の誤動作を防止することができる。
さらに、吸引周期を適切に調整することで、痰が多量に発生する状態を回避し、人工呼吸器2による換気が阻害される危険性を低減することができる。
したがって、喀痰装置2によれば、人工呼吸器が自発呼吸を検出することができる場合でも、自動的にかつ安全に痰を吸引することができる。
また、本実施形態の喀痰装置2によれば、患者の呼吸状態をモニタするための構成を不要とすることができる。これによって、装置の構成を簡素化することができ、喀痰装置2の導入コストを抑制することができる。
[変形例]
以上の実施形態では、吸引ライン4の収容部43が、容器431内の圧力をモニタするための圧力センサ438を有すると説明したが、圧力センサを有さなくてもよい。この場合、収容部431を負圧に維持する真空ポンプを常時運転してもよく、所定のタイミングで運転と停止を繰り返してもよい。
あるいは、図7に示すように、喀痰装置3が、人工呼吸器2から出力された信号を受信可能に構成された通信部7を有していてもよい。受信方法は、有線通信でもよいし、無線通信でもよい。
例えば、通信部7は、人工呼吸器2から出力された、患者の呼吸周期についての情報を受信してもよい。呼吸周期についての情報は、呼吸周期の長さについての情報を含んでもよいし、呼気及び/又は吸気のタイミングについての情報を含んでいてもよい。これにより、制御部6が、呼吸周期についての情報に基づいて、吸引周期及び吸引時間のうちの少なくとも一方を調整することが可能となる。
また、喀痰装置3は、人工呼吸器と接続されていなくてもよい。この場合は、人工呼吸器に接続された気管挿管チューブとは別の気管内に留置されるチューブに吸引口が形成されていてもよい。
さらに、制御部6による吸引方法は、上述の動作例で示した方法に限定されない。例えば、制御部6は、各吸引周期において、第1の状態への切り替えを複数回実行してもよい。この場合、吸引時間は、例えば0.2秒以下、さらに0.1秒以下とすることができる。これにより、パルス状に吸引することで痰を吸引しやすくすることができるとともに、吸引時間を非常に短くすることで、人工呼吸器2の誤動作を防止することができる。
<第2の実施形態>
喀痰装置3は、上述の通り、挿入部44を介して人工呼吸器2に取り付けることが可能となる。挿入部44は、患者の気管等の気道に挿入される挿管チューブ440として構成される。
一般に、人工呼吸器には、患者の気管に挿入される気管挿管チューブが接続される。気管挿管チューブは、少なくとも患者の換気を行うために形成されたルーメンを含み、バルーン(カフ)によって気管内に留置される。
この気管挿管チューブによってさらに痰の吸引を行おうとした場合、痰吸引用のルーメンを設ける必要があるが、バルーンの構成や気管挿管チューブの構成によっては、気道内に溜まった痰の吸引が難しいことがあり得る。
そこで、本実施形態では、人工呼吸器による換気も可能で、かつ効率のよい痰の吸引が可能な挿管チューブを提供する。
図8は、挿管チューブ440の構成を示す斜視図である。
挿管チューブ440は、チューブ本体447と、接続部446と、第1のルーメン441と、第2のルーメン442と、第3のルーメン443と、バルーン445とを有する。挿管チューブ440は、チューブ本体447の内部に第1のルーメン441、第2のルーメン442及び第3のルーメン443が形成された、いわゆるトリプルルーメンチューブとして構成される。
挿管チューブ440は、接続部446とチューブ本体447とが連結され、全体として湾曲した管状に構成される。すなわち接続部446は挿管チューブ440の第1の端部440aを含み、チューブ本体447は挿管チューブ440の第2の端部440bを含む。
チューブ本体447は、患者の気道に挿入されることが可能に構成される。チューブ本体447は、典型的には、患者の気管に挿入されるが、例えば気管支等に挿入されてもよい。チューブ本体447は、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ステンレス、天然ゴム、シリコーンゴム等の材料で形成される。また、ここでいう気道は、呼吸器全体をいうものとするが、典型的には、チューブ本体447は、気管に挿入される。
チューブ本体447は、外周面447sを有する。外周面447sは、連続する滑らかな曲面を構成することができる。
図9は、接続部446の第1の端部440aを含む構成を示す断面図であり、図8のA−A方向から見た図である。接続部446は、吸引チューブ連結部448と、バルーン拡張ポート449を含む。吸引チューブ連結部448及びバルーン拡張ポート449は、接続部446の外周面に配置される。接続部446には、図9のようにチューブ本体447の一端が内部に嵌合している。
吸引チューブ連結部448は、吸引チューブ42に接続され、内部に第2のルーメン442が形成される。
第2のルーメン442は、接続部446及びチューブ本体447の内部に形成され、喀痰装置3と接続される痰吸引用のルーメン(管)として構成される。第2のルーメン442は、吸引チューブ42の吸引路と接続され、吸引チューブ連結部448からチューブ本体447を介して吸引口41まで形成される。
バルーン拡張ポート449内には、第3のルーメン443が形成される。バルーン拡張ポート449は、先端部に配置され空気を注入する注射筒を挿入するためのバルブ449aを含む(図8参照)。なお第3のルーメン443は、後述するバルーン445の送出口443aに接続され、送出口443aからチューブ本体447を介してバルーン拡張ポート449まで連続して形成される。
第1のルーメン441は、接続部446及びチューブ本体447の内部に形成され、第1及び第2の端部440a、440b間を貫通するように構成される。すなわち第1のルーメン441は、接続部446を介して人工呼吸器2に接続される換気用のルーメン(管)であり、患者の気道と連通する。これにより第1のルーメン441内の圧力は気道内圧と等しくなる。
図10は、チューブ本体447の斜視図であり、説明のため図8のL1で切断した態様を示す。このようにチューブ本体447には、第1のルーメン441、第2のルーメン442及び第3のルーメン443が並行して形成される。このような形状のチューブ本体447は、押出成形等により容易に作製することができる。
また、図10に示すように、第2のルーメン442は、チューブ本体447の外周面447sの一部に面して形成される。外周面447sのうちチューブ本体447が面する部分は、患者の気道に挿入される際、患者の気道の背側に面して配置される部分である。
図11は、チューブ本体447の先端部(第2の端部440b)を示す底面図であり、図12は、図11のB−B方向から見た断面図である。なお、図12は、バルーン445が膨張した状態を示している。
これらの図に示すように、バルーン445は、外周面447sの周囲に環状に形成され、第3のルーメン443と連通し、第3のルーメン443から送出された空気により膨張した状態で患者の気道に密着することが可能に構成される。バルーン445は、例えば、送出口443aを介して第3のルーメン443と連通する。
図12に示すように、環状のバルーン445は、膨張した状態において、チューブ本体447の軸心から偏心して形成される。すなわちバルーン445は、外周面447sを挟んで第2のルーメン442に面する第1の領域445aの厚みD1が、この第1の領域445aとチューブ本体447の径方向に対向する第2の領域445bの厚みD2よりも小さく構成される。バルーン445の「厚み」は、チューブ本体447の径方向に沿った厚みである。第1の領域445aの厚みD1は、少なくともわずかな厚みがあればよく、例えば、第2の領域445bの厚みD2の0.5倍以下で構成されてもよい。
図13は、図11のC−C方向から見た断面図であり、チューブ本体447の先端部である第2の端部440bを示す図である。
同図に示すように、本実施形態において、第2のルーメン442は、第2の端部440b、すなわちチューブ本体447の先端部に開口する。この開口は、第1の実施形態で説明した吸引ライン4の吸引口41として構成される。
第2のルーメン442は、上述のように外周面447sの一部に面して形成されているので、チューブ本体447が患者の気道に挿入された際、例えば気道の背側に沿って構成され得る。このため、吸引口41も、気道内の背側付近に開口する。
本実施形態のバルーン445の第1の領域445aは、上述のように、第2のルーメン442に面した領域であり、患者の気道の背側の面に密着され得る。このように、薄い第1の領域445aを第2のルーメン442側に設けることで、第2のルーメン442の開口である吸引口41を気道の背側の面に近づけることができる。
患者は、人工呼吸器2を装着されている場合、通常仰臥位の姿勢であるため、背側が腹側よりも鉛直方向下方に位置する姿勢となる。このため、気道内で発生した痰は、気道の背側の面上に貯留する。したがって、吸引口41を気道の背側の面に近づけることで、貯留している痰に吸引口41を近づけることができ、痰を効率よく吸引することが可能となる。
このように、本実施形態によれば、人工呼吸器2による換気も可能で、かつ効率のよい痰の吸引が可能な気管挿管チューブを提供することができる。
[変形例]
本実施形態に係る挿管チューブ440の変形例として、例えば、図14に示すように、第2のルーメン442が外周面447sに開口してもよい。すなわち、第2のルーメン442の先端部が塞がれており、吸引口41が外周面447sに形成されてもよい。第2のルーメン442は、上述のように、患者の気道に挿入された際、気道内の背側に沿って構成されているため、吸引口41も、患者の気道に挿入された際、気道内の背側の面に対向するように構成される。これにより、気道の背側の面上に貯留した痰を、より効率よく吸引することが可能となる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば本発明の実施形態は各実施形態を組み合わせた実施形態とすることができる。
1・・・人工呼吸システム
2・・・人工呼吸器(人工呼吸部)
3・・・喀痰装置
4・・・吸引ライン
5・・・切替部
6・・・制御部
41・・・吸引口
42・・・吸引チューブ
43・・・収容部
431・・・容器
432・・・負圧源
44・・・挿入部
51・・・クランプ
440・・・挿管チューブ
441・・・第1のルーメン
442・・・第2のルーメン
443・・・第3のルーメン
445・・・バルーン

Claims (6)

  1. 患者の気道内に発生した痰を吸引することが可能な吸引口と、吸引された前記痰を収容し負圧に維持される収容部とを有する吸引ラインと、
    前記吸引口及び前記収容部の間を連通させる第1の状態と、前記吸引口及び前記収容部の間を遮断する第2の状態とを切り替え可能であり、前記吸引ラインに配置された切替部と、
    前記患者の呼吸周期とは異なる一定の吸引周期で前記切替部を前記第1の状態と前記第2の状態との間で遷移させ、各吸引周期において、1秒以下の吸引時間の間前記切替部を前記第1の状態に保持する制御部と
    を具備する喀痰装置。
  2. 請求項1に記載の喀痰装置であって、
    前記吸引時間は、0.1秒以上0.3秒未満である
    喀痰装置。
  3. 請求項1又は2に記載の喀痰装置であって、
    前記吸引周期は、1秒以上60分以下である
    喀痰装置。
  4. 請求項3に記載の喀痰装置であって、
    前記吸引周期は、1秒以上10秒以下である
    喀痰装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の喀痰装置であって、
    前記吸引ラインは、
    前記患者に対し換気を行い、かつ前記患者の自発呼吸を検出することが可能な人工呼吸器と接続され、前記患者の気道に挿入されることが可能な挿入部をさらに有する
    喀痰装置。
  6. 患者に対し換気を行い、かつ前記患者の自発呼吸を検出することが可能な人工呼吸部と、
    前記人工呼吸部に接続されることが可能な第1のルーメンと患者の痰が吸引される吸引口が配置された第2のルーメンとを含み患者の気道内に挿入される挿入部と、患者の痰を収容し負圧に維持される収容部とを有する吸引ラインと、
    前記吸引口及び前記収容部の間を連通させる第1の状態と、前記吸引口及び前記収容部の間を遮断する第2の状態とを切り替え可能であり、前記吸引ラインに配置された切替部と、
    前記患者の呼吸周期とは異なる一定の吸引周期で前記切替部を前記第1の状態と前記第2の状態との間で遷移させ、各吸引周期において、1秒以下の吸引時間の間前記切替部を前記第1の状態に保持する制御部と
    を具備する人工呼吸システム。
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