JPWO2017065143A1 - コモンモードチョークコイル - Google Patents

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Abstract

コモンモードチョークコイルの第1コイルは、それぞれ異なる層に形成された、第1ループ状導体および第2ループ状導体と、第1ループ状導体と第2ループ状導体とを接続する層間接続導体と、を含み、第2ループ状導体の内外径は第1ループ状導体の内外径以下である。第2コイルは、それぞれ異なる層に形成された、第3ループ状導体および第4ループ状導体と、第3ループ状導体と第4ループ状導体とを接続する層間接続導体と、を含み、第3ループ状導体は、第1ループ状導体と同一層で第1ループ状導体の外側に配置され、第4ループ状導体は、第2ループ状導体と同一層で第2ループ状導体の内側に配置される。

Description

本発明は、例えば高周波信号の伝送線路に適用されるコモンモードチョークコイルに関する。
例えば高速シリアルインターフェースでは、一対の信号線路(=平衡線路)にて位相が180°異なる信号を伝送する「差動伝送方式」が用いられる。差動伝送方式では、平衡線路にて放射ノイズや外来ノイズが相殺されるため、これらノイズによる影響を受けにくい。但し、使用環境によっては、信号線路の非対称性に基づいてコモンモードのノイズ電流が発生してしまう。このようなコモンモードノイズを抑制するため、コモンモードチョークコイルが用いられる。
通常、コモンモードチョークコイルは、同方向に巻回された2つのコイルを備えた小型の積層型チップ部品として構成される。ここで、2つのコイルは、積層素体の内部にて、積層方向に並べられる。
また、特に寄生容量を小さくするとともに、小型化に適したコモンモードフィルタとして特許文献1が示されている。
実用新案登録第3093443号公報
特許文献1に示されているコモンモードフィルタにおいては、正極コイルと負極コイルを交互に積層し、且つ、正極コイルと負極コイルとが重ならないように配置される。そのため、正極コイルと負極コイルとの間に生じる寄生容量が抑制される。
しかし、正極コイルと負極コイルを対称形状にできないので、正極コイルと負極コイルのインダクタンスを等しくすることが難しい。正極コイルと負極コイルのインダクタンスが異なると、このコモンモードフィルタによって、ノーマルモード信号とコモンモードノイズとの間の変換が生じてしまう。
本発明の目的は、第1コイルと第2コイルとの間に生じる寄生容量を抑制しつつ小型化でき、且つ第1コイルと第2コイルのインダクタンスを近似させることのできるコモンモードチョークコイルを提供することにある。
(1)本発明のコモンモードチョークコイルは、複数の基材が積層された素体と、前記素体内に設けられ、互いに磁界結合する第1コイルおよび第2コイルと、を有し、
前記第1コイルは、それぞれ異なる層に形成された、第1ループ状導体および第2ループ状導体と、前記第1ループ状導体と前記第2ループ状導体とを接続する層間接続導体と、を含み、
前記第2ループ状導体の内外径は前記第1ループ状導体の内外径以下であり、
前記第2コイルは、それぞれ異なる層に形成された、第3ループ状導体および第4ループ状導体と、前記第3ループ状導体と前記第4ループ状導体とを接続する層間接続導体と、を含み、
前記第3ループ状導体は、前記第1ループ状導体と同一層で前記第1ループ状導体の外側に配置され、
前記第4ループ状導体は、前記第2ループ状導体と同一層で前記第2ループ状導体の内側に配置されたことを特徴とする。
上記構成により、第1コイルと第2コイルのインダクタンスを近似させることができ、且つ第1コイルと第2コイル間に生じる寄生容量が抑制される。
(2)前記第2ループ状導体の外径は前記第1ループ状導体の内径より小さいことが好ましい。これにより、第3ループ状導体と第1ループ状導体との間に生じる寄生容量を効果的に抑制できる。したがって、自己共振周波数の低下を抑制でき、高周波帯域までコモンモードチョークコイルとして利用できるようになる。
(3)上記(1)または(2)において、前記第1ループ状導体と前記第2ループ状導体の少なくとも一方の数は複数であって、前記第1ループ状導体と前記第2ループ状導体とは積層方向に交互に配置され、前記第3ループ状導体と前記第4ループ状導体の少なくとも一方の数は複数であって、前記第3ループ状導体と前記第4ループ状導体とは積層方向に交互に配置されることが好ましい。これにより、第1コイルおよび第2コイルの巻回数はそれぞれ2ターン以上とすることができ、所定の大きな自己インダクタンスを有する第1コイルおよび第2コイルが得られる。また、第1コイルと第2コイルとの結合係数を高められる。
(4)上記(3)において、前記第1ループ状導体と前記第3ループ状導体との線間距離、および前記第2ループ状導体と前記第4ループ状導体との線間距離をそれぞれaで表し、積層方向に隣接する第1ループ状導体と第1ループ状導体との層間距離、または積層方向に隣接する第3ループ状導体と第3ループ状導体との層間距離をcで表し、前記第1ループ状導体と前記第2ループ状導体との線間距離をdで表すと、a<c、a≧d の関係にあることが好ましい。これにより、第1ループ状導体と第2ループ状導体との間に生じる寄生容量が抑制され、第1コイルの自己共振周波数の低下を抑制でき、高周波帯域までコモンモードチョークコイルとして利用できるようになる。しかも、a≧dであることにより、第1コイルの自己インダクタンスが第2コイルの自己インダクタンスに比べて小さくなりすぎることがない。また、a<cであることにより、第1コイルL1および第2コイルL2の自己共振周波数を高めることができ、高周波帯域までコモンモードチョークコイルとして利用できるようになる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記基材は非磁性体シートであることが好ましい。これにより、透磁率の周波数依存性による高周波帯での損失が小さいため、広い周波数帯で低損失のコモンモードチョークコイルを実現できる。
本発明によれば、第1コイルと第2コイルとの間に生じる寄生容量を抑制しつつ小型化でき、且つ第1コイルと第2コイルのインダクタンスをより近づけることのできるコモンモードチョークコイルが得られる。
図1は第1の実施形態に係るコモンモードチョークコイル101の各基材の導体パターン等を示す分解平面図である。 図2は、図1におけるX−X部分での、コモンモードチョークコイル101の断面図である。 図3は本実施形態のコモンモードチョークコイル101を集中定数回路として表した回路図である。 図4は第2の実施形態に係るコモンモードチョークコイル102の各基材の導体パターン等を示す分解平面図である。 図5は、図4におけるX−X部分での、コモンモードチョークコイル102の断面図である。 図6は第3の実施形態に係るコモンモードチョークコイル103の各基材の導体パターン等を示す分解平面図である。 図7は第4の実施形態に係るコモンモードチョークコイル104の各基材の導体パターン等を示す分解平面図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態を分けて示すが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係るコモンモードチョークコイル101の各基材の導体パターン等を示す分解平面図である。図2は、図1におけるX−X部分での、コモンモードチョークコイル101の断面図である。
コモンモードチョークコイル101は、非磁性体の基材1a,1b,1cが積層された積層素体10と、積層素体10内に設けられ、互いに磁界結合する、後述の第1コイルおよび第2コイルと、を備える。基材1aには第1ループ状導体11a、第3ループ状導体13aが形成されていて、基材1bには第2ループ状導体12b、第4ループ状導体14bが形成されていて、基材1cには第1ループ状導体11c、第3ループ状導体13cが形成されている。また、基材1aには層間接続導体21a,22aが形成されていて、基材1bには層間接続導体21b,22bが形成されている。
第1コイルは、基材1aに形成された第1ループ状導体11a、基材1bに形成された第2ループ状導体12b、および基材1cに形成された第1ループ状導体11cと、第1ループ状導体11a,11cと第2ループ状導体12bとを接続する層間接続導体21a,21bと、を含む。また、第2コイルは、基材1aに形成された第3ループ状導体13a、基材1bに形成された第4ループ状導体14b、および基材1cに形成された第3ループ状導体13cと、第3ループ状導体13a,13cと第4ループ状導体14bとを接続する層間接続導体22a,22bと、を含む。
基材1aにおいては、第3ループ状導体13aは、第1ループ状導体11aと同一層で第1ループ状導体11aの外側に配置されていて、基材1cにおいては、第3ループ状導体13cは、第1ループ状導体11cと同一層で第1ループ状導体11cの外側に配置されている。また、基材1bにおいて、第4ループ状導体14bは、第2ループ状導体12bと同一層で第2ループ状導体12bの内側に配置されている。
第1ループ状導体11a,11cと第2ループ状導体12bとはループ内外径がほぼ等しい。
第1ループ状導体11aの第1端は端面電極3aを介して、また、第3ループ状導体13aの第1端は端面電極3bを介して積層素体10の一方主面(実装面)に引き出されている。同様に、第1ループ状導体11cの第1端は端面電極4aを介して、また、第3ループ状導体13cの第1端は端面電極4bを介して積層素体10の一方主面(実装面)に引き出されている。
上記構成により、ループ内外径の大きな第3ループ状導体13aによるインダクタンスは大きく、ループ内外径の小さな第4ループ状導体14bによるインダクタンスは小さい。そして、ループ内外径が中間的な第1ループ状導体11aおよび第2ループ状導体12bによるインダクタンスは中間的な値である。したがって、第1ループ状導体11aおよび第2ループ状導体12bを含む第1コイルのインダクタンスと、第3ループ状導体13aおよび第4ループ状導体14bを含む第2コイルのインダクタンスとは近似する。
本実施形態のコモンモードチョークコイル101においては、第1ループ状導体11a,11cと第2ループ状導体12bとは積層方向に交互に配置されている。同様に、第3ループ状導体13a,13cと第4ループ状導体14bとは積層方向に交互に配置されている。これにより、第1コイルおよび第2コイルの巻回数はそれぞれ2ターン以上とすることができ、所定の大きな自己インダクタンスを有する第1コイルおよび第2コイルが得られる。また、第1コイルと第2コイルとの結合係数を高められる。
積層方向に隣接する第1ループ状導体11a,11cおよび第3ループ状導体13a,13cも含めて考えると、上述の第1コイルのインダクタンスと第2コイルのインダクタンスとが近似する理由は次のように説明することもできる。
第1ループ状導体11a,11cおよび第2ループ状導体12bによる第1コイルのループ内外径は小さいので、このループ内外径だけで考えると、インダクタンスは小さくなる傾向にあるが、第1ループ状導体11a,11cと第2ループ状導体12bとの導体間距離bが小さいことによる自己誘導は大きくなる。一方、第3ループ状導体13a,13cはループ内外径が大きいのでインダクタンスは大きくなる傾向にあるが、第3ループ状導体13a,13cの導体間距離cが大きいので、自己誘導は抑制される。すなわち、ループ状導体のループ内外径の違いが自己誘導の大きさの違いで相殺され、その結果、第1コイルのインダクタンスと第2コイルのインダクタンスは近似する。
本実施形態のコモンモードチョークコイル101は、図2に示すように、第1コイルに含まれるループ状導体11a,12b,11cと第2コイルに含まれるループ状導体13a,14b,13cとは平面視で重ならない。したがって、第1コイルL1と第2コイルL2間に生じる寄生容量は抑制される。
本実施形態のコモンモードチョークコイル101は、図2に示すように、第1ループ状導体11a,11cと第3ループ状導体13a,13cとの線間距離aと、第2ループ状導体12bと第4ループ状導体14bとの線間距離aは等しい。そのため、次に述べるように、第1コイルと第2コイルとの間に生じる容量は入力側と出力側とで近似したものとなる。
図3は本実施形態のコモンモードチョークコイル101を集中定数回路として表した回路図である。このコモンモードチョークコイル101は、第1コイルL1および第2コイルL2の第1端を入力ポートPin、第2端を出力ポートPoutとする回路である。入力ポートPin間に容量Ca、出力ポートPout間に容量Caがそれぞれ生じ、第1コイルL1の両端間に容量C1、第2コイルL2の両端間に容量C2がそれぞれ生じる。
入力ポートPin間に生じる容量Caおよび出力ポートPout間に生じる容量Caは、図2に示した、第1コイルに含まれるループ状導体11a,12b,11cと第2コイルに含まれるループ状導体13a,14b,13cとの間に、ほぼ均等に分布する容量である。したがって、図3に示したように、集中定数回路で表したときの入力側容量Caのキャパシタンスと出力側用容量Caの容量とは近似する。そのため、この容量の不平衡によるコモンモードノイズとノーマルモード信号(ノイズ)との変換は抑制される。
《第2の実施形態》
第2の実施形態では、第1の実施形態とは、各ループ状導体パターンが異なるコモンモードチョークコイルの例を示す。
図4は第2の実施形態に係るコモンモードチョークコイル102の各基材の導体パターン等を示す分解平面図である。図5は、図4におけるX−X部分での、コモンモードチョークコイル102の断面図である。
コモンモードチョークコイル102は、非磁性体の基材1a,1b,1cが積層された積層素体10と、素体10内に設けられ、互いに磁界結合する後述の第1コイルおよび第2コイルと、を備える。基材1aには第1ループ状導体11a、第3ループ状導体13aが形成されていて、基材1bには第2ループ状導体12b、第4ループ状導体14bが形成されていて、基材1cには第1ループ状導体11c、第3ループ状導体13cが形成されている。また、基材1aには層間接続導体21a,22aが形成されていて、基材1bには層間接続導体21b,22bが形成されている。
第1の実施形態で図1に示した例とは、特に第2ループ状導体12bおよび第4ループ状導体14bの形状・大きさが異なる。
基材1aにおいては、第3ループ状導体13aは、第1ループ状導体11aと同一層で第1ループ状導体11aの外側に配置されていて、基材1cにおいては、第3ループ状導体13cは、第1ループ状導体11cと同一層で第1ループ状導体11cの外側に配置されている。また、基材1bにおいて、第4ループ状導体14bは、第2ループ状導体12bと同一層で第2ループ状導体12bの内側に配置されている。
第2ループ状導体12bのループ内外径は第1ループ状導体11a,11cのループ内外径より小さい。本実施形態では、第2ループ状導体12bのループ外径は第1ループ状導体11a,11cのループ内径より小さい。その他の構成は第1の実施形態で示したコモンモードチョークコイル101と同じである。コモンモードチョークコイル102の等価回路は図3に示したとおりである。
上記構成により、ループ内外径の大きな第3ループ状導体13aによるインダクタンスは大きく、ループ内外径の小さな第4ループ状導体14bによるインダクタンスは小さい。そして、ループ内外径が中間的な第1ループ状導体11aおよび第2ループ状導体12bによるインダクタンスは中間的な値である。したがって、第1ループ状導体11aおよび第2ループ状導体12bを含む第1コイルL1のインダクタンスと、第3ループ状導体13aおよび第4ループ状導体14bを含む第2コイルL2のインダクタンスとは近似する。
第1の実施形態のコモンモードチョークコイル101と同様、本実施形態のコモンモードチョークコイル102においても、第1ループ状導体11a,11cと第2ループ状導体12bとは積層方向に交互に配置されている。同様に、第3ループ状導体13a,13cと第4ループ状導体14bとは積層方向に交互に配置されている。これにより、第1コイルおよび第2コイルの巻回数はそれぞれ2ターン以上とすることができ、所定の大きな自己インダクタンスを有する第1コイルおよび第2コイルが得られる。また、第1コイルと第2コイルとの結合係数を高められる。
積層方向に隣接する第1ループ状導体11a,11cおよび第3ループ状導体13a,13cも含めて考えると、上述の第1コイルのインダクタンスと第2コイルのインダクタンスとが近似する理由は、第1の実施形態のコモンモードチョークコイル101と同様に、ループ状導体のループ内外径の違いが自己誘導の大きさの違いで相殺される、という点で同様に説明できる。
本実施形態のコモンモードチョークコイル102においては、図5に表れているように、第1ループ状導体11a,11cと第2ループ状導体12bとは平面視で重ならず、線間dだけ離れている。
このように、第1ループ状導体11a,11cと第2ループ状導体12bとは平面視で重ならないので、第1コイルに含まれるループ状導体11a,12b,11cの線間に生じる容量は抑制される。これにより、第1ループ状導体と第2ループ状導体との間に生じる寄生容量が抑制され、第1コイルの自己共振周波数の低下が抑制される。そのため、高周波帯域までコモンモードチョークコイルとして利用できるようになる。
また、第1ループ状導体11a,11cと第3ループ状導体13a,13cとの線間距離a、および第2ループ状導体12bと第4ループ状導体14bとの線間距離aは等しい。そのため、第1の実施形態のコモンモードチョークコイル101と同様に、図3に示した入力側容量Caの容量と出力側用容量Caの容量とは近似する。
また、積層方向に隣接する第1ループ状導体11aと第1ループ状導体11cとの層間距離cと、積層方向に隣接する第3ループ状導体13aと第3ループ状導体13cとの層間距離cは等しい。第1ループ状導体11a,11cの経路長は第3ループ状導体13a,13cの経路長より短いが、第1ループ状導体11a,11cと第2ループ状導体12bとの間に容量が生じる。そのため、第1コイルL1の線間容量と第2コイルL2の線間容量は近似し、したがって、図3に示した第1コイルL1の両端間の容量(浮遊容量)C1と、第2コイルL2の両端間の容量(浮遊容量)C2とは近似する。そのため、この容量C1,C2の不平衡によるコモンモードノイズからノーマルモード信号(ノイズ)への変換も抑制される。
本実施形態のコモンモードチョークコイル102においては、図5に示した寸法a,c,dは、a<c、a≧d の関係にある。a≧dであることにより、第1コイルの自己インダクタンスが第2コイルの自己インダクタンスに比べて小さくなりすぎることがない。また、a<cであることにより、図3に示した第1コイルL1の浮遊容量C1および第2コイルL2の浮遊容量C2を小さくできる(少なくとも入出力側容量Caに比べて影響を小さくできる)。その結果、第1コイルL1および第2コイルL2の自己共振周波数を高めることができ、高周波帯域までコモンモードチョークコイルとして利用できるようになる。
《第3の実施形態》
第3の実施形態では、第1の実施形態で示したタイプのコモンモードチョークコイルにおいて、基材を4層以上設け、各コイルの巻回数を3ターン以上としたコモンモードチョークコイルについて示す。
図6は第3の実施形態に係るコモンモードチョークコイル103の各基材の導体パターン等を示す分解平面図である。
コモンモードチョークコイル103は、基材1a〜1yが積層された積層素体と、この積層素体内に設けられ、互いに磁界結合する、後述の第1コイルおよび第2コイルと、を備える。図6において、ループ状導体11a,11c,11e,11g,11i,11k,11n,11q,11s,11u,11w,11yはいずれも第1ループ状導体であり、ループ状導体12b,12d,12f,12h,12j,12m,12p,12r,12t,12v,12xはいずれも第2ループ状導体である。また、ループ状導体13a,13c,13e,13g,13i,13k,13n,13q,13s,13u,13w,13yはいずれも第3ループ状導体であり、ループ状導体14b,14d,14f,14h,14j,14m,14p,14r,14t,14v,14xはいずれも第4ループ状導体である。なお、外部接続端子については図6での図示を省略している。
奇数番目の基材1a,1c,1e,1g,1i,1k,1n,1q,1s,1u,1w,1yに上記第1ループ状導体および第3ループ状導体がそれぞれ形成されている。そして、偶数番目の基材1b,1d,1f,1h,1j,1m,1p,1r,1t,1v,1xに上記第2ループ状導体および第4ループ状導体がそれぞれ形成されている。
また、基材には層間接続導体が形成されていて、上記第1ループ状導体11a,11c,11e,11g,11i,11k,11n,11q,11s,11u,11w,11y、第3ループ状導体13a,13c,13e,13g,13i,13k,13n,13q,13s,13u,13w,13y、およびそれらを層間接続する層間接続導体によって第1コイルが構成される。同様に、第2ループ状導体12b,12d,12f,12h,12j,12m,12p,12r,12t,12v,12x、第4ループ状導体14b,14d,14f,14h,14j,14m,14p,14r,14t,14v,14x、およびそれらを層間接続する層間接続導体によって第2コイルが構成される。
各基材において、第3ループ状導体13a,13c,13e,13g,13i,13k,13n,13q,13s,13u,13w,13yは、第1ループ状導体11a,11c,11e,11g,11i,11k,11n,11q,11s,11u,11w,11yと同一層で第1ループ状導体11a,11c,11e,11g,11i,11k,11n,11q,11s,11u,11w,11yの外側にそれぞれ配置されている。
また、基材において、第4ループ状導体14b,14d,14f,14h,14j,14m,14p,14r,14t,14v,14xは、第2ループ状導体12b,12d,12f,12h,12j,12m,12p,12r,12t,12v,12xと同一層で第2ループ状導体12b,12d,12f,12h,12j,12m,12p,12r,12t,12v,12xの内側にそれぞれ配置されている。
そして、第1ループ状導体11a,11c,11e,11g,11i,11k,11n,11q,11s,11u,11w,11yと第2ループ状導体12b,12d,12f,12h,12j,12m,12p,12r,12t,12v,12xとはループ内外径がほぼ等しい。
上記構成により、ループ内外径の大きな第3ループ状導体によるインダクタンスは大きく、ループ内外径の小さな第4ループ状導体によるインダクタンスは小さい。そして、ループ内外径が中間的な第1ループ状導体および第2ループ状導体によるインダクタンスは中間的な値である。したがって、第1ループ状導体および第2ループ状導体を含む第1コイルのインダクタンスと、第3ループ状導体および第4ループ状導体を含む第2コイルのインダクタンスとは近似する。
本実施形態のコモンモードチョークコイル103においては、所定の大きな自己インダクタンスを有する第1コイルおよび第2コイルが得られる。また、第1コイルと第2コイルとの結合係数を高められる。
《第4の実施形態》
第4の実施形態では、第2の実施形態で示したタイプのコモンモードチョークコイルにおいて、基材を4層以上設け、各コイルの巻回数を3ターン以上としたコモンモードチョークコイルについて示す。
図7は第4の実施形態に係るコモンモードチョークコイル104の各基材の導体パターン等を示す分解平面図である。
コモンモードチョークコイル104は、基材1a〜1nが積層された積層素体と、この積層素体内に設けられ、互いに磁界結合する第1コイルおよび第2コイルと、を備える。
図7において、基材1aには入力端子in1,in2、出力端子out1,out2、および空き端子NCがそれぞれ形成されている。基材1b,1c,1dには、入力端子in1,in2を所定のループ状導体パターンに接続するための導体パターンがそれぞれ形成されている。また、基材1b〜1mには、出力端子out1,out2を所定のループ状導体パターンに接続するための導体パターンが形成されている。
図7において、ループ状導体11f,11h,11j,11mはいずれも第1ループ状導体であり、ループ状導体12e,12g,12i,12k,12nはいずれも第2ループ状導体である。また、ループ状導体13f,13h,13j,13mはいずれも第3ループ状導体であり、ループ状導体14e,14g,14i,14k,14nはいずれも第4ループ状導体である。
なお、基材1nに形成されているループ状導体12n,14nは1/2ターンに満たない導体パターンであるが、本発明においては、このような導体パターンもループ状導体パターンと言う。
偶数番目の基材1f,1h,1j,1mに上記第1ループ状導体および第3ループ状導体がそれぞれ形成されている。そして、奇数番目の基材1e,1g,1i,1k,1nに上記第2ループ状導体および第4ループ状導体がそれぞれ形成されている。
また、基材には層間接続導体が形成されていて、上記第1ループ状導体11f,11h,11j,11m、第3ループ状導体13f,13h,13j,13m、およびそれらを層間接続する層間接続導体によって第1コイルが構成される。同様に、第2ループ状導体12e,12g,12i,12k,12n、第4ループ状導体14e,14g,14i,14k,14n、およびそれらを層間接続する層間接続導体によって第2コイルが構成される。
各基材において、第3ループ状導体13f,13h,13j,13mは、第1ループ状導体11f,11h,11j,11mと同一層で第1ループ状導体11f,11h,11j,11mの外側にそれぞれ配置されている。
また、基材において、第4ループ状導体14e,14g,14i,14k,14nは、第2ループ状導体12e,12g,12i,12k,12nと同一層で第2ループ状導体12e,12g,12i,12k,12nの内側にそれぞれ配置されている。
上記構成により、ループ内外径の大きな第3ループ状導体によるインダクタンスは大きく、ループ内外径の小さな第4ループ状導体によるインダクタンスは小さい。そして、ループ内外径が中間的な第1ループ状導体および第2ループ状導体によるインダクタンスは中間的な値である。したがって、第1ループ状導体および第2ループ状導体を含む第1コイルのインダクタンスと、第3ループ状導体および第4ループ状導体を含む第2コイルのインダクタンスとは近似する。
本実施形態のコモンモードチョークコイル104においては、所定の大きな自己インダクタンスを有する第1コイルおよび第2コイルが得られる。また、第1コイルと第2コイルとの結合係数を高められる。
《他の実施形態》
以上に示した各実施形態では、非磁性体の基材を用いたが、比較的低い周波数帯で使用される場合に、基材の層数が少なくて且つ所定の大きなインダクタンスを得るためには、フェライトセラミックスのような磁性体の基材を用いてもよい。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。例えば、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
C1,C2…容量
Ca…入出力側容量
L1…第1コイル
L2…第2コイル
Pin…入力ポート
Pout…出力ポート
in1,in2…入力端子
out1,out2…出力端子
1a〜1y…基材
3a,3b,4a,4b…端面電極
10…積層素体
11a〜11y…第1ループ状導体
12b〜12x…第2ループ状導体
13a〜13y…第3ループ状導体
14b〜14x…第4ループ状導体
21a,21b,22a,22b…層間接続導体
101〜104…コモンモードチョークコイル

Claims (5)

  1. 複数の基材が積層された素体と、前記素体内に設けられ、互いに磁界結合する第1コイルおよび第2コイルと、を有するコモンモードチョークコイルにおいて、
    前記第1コイルは、それぞれ異なる層に形成された、第1ループ状導体および第2ループ状導体と、前記第1ループ状導体と前記第2ループ状導体とを接続する層間接続導体と、を含み、
    前記第2ループ状導体の内外径は前記第1ループ状導体の内外径以下であり、
    前記第2コイルは、それぞれ異なる層に形成された、第3ループ状導体および第4ループ状導体と、前記第3ループ状導体と前記第4ループ状導体とを接続する層間接続導体と、を含み、
    前記第3ループ状導体は、前記第1ループ状導体と同一層で前記第1ループ状導体の外側に配置され、
    前記第4ループ状導体は、前記第2ループ状導体と同一層で前記第2ループ状導体の内側に配置されたことを特徴とする、コモンモードチョークコイル。
  2. 前記第2ループ状導体の外径は前記第1ループ状導体の内径より小さい、請求項1に記載のコモンモードチョークコイル。
  3. 前記第1ループ状導体と前記第2ループ状導体の少なくとも一方の数は複数であって、前記第1ループ状導体と前記第2ループ状導体とは積層方向に交互に配置され、
    前記第3ループ状導体と前記第4ループ状導体の少なくとも一方の数は複数であって、前記第3ループ状導体と前記第4ループ状導体とは積層方向に交互に配置された、請求項1または2に記載のコモンモードチョークコイル。
  4. 前記第1ループ状導体と前記第3ループ状導体との線間距離、および前記第2ループ状導体と前記第4ループ状導体との線間距離をそれぞれaで表し、積層方向に隣接する第1ループ状導体と第1ループ状導体との層間距離、または積層方向に隣接する第3ループ状導体と第3ループ状導体との層間距離をcで表し、前記第1ループ状導体と前記第2ループ状導体との線間距離をdで表すと、a<c、a≧d の関係にある、請求項3に記載のコモンモードチョークコイル。
  5. 前記基材は非磁性体シートである、請求項1から4のいずれかに記載のコモンモードチョークコイル。
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