JPWO2017064752A1 - 撮像装置及びそれを備えた光学装置 - Google Patents

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Abstract

撮像装置は、複数のレンズを有する光学系と、光学系の像位置に配置された撮像素子と、を有し、光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズL1と、明るさ絞りSと、正の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、を有し、第1レンズL1、第2レンズL2及び第3レンズL3は、いずれも屈折率が1.70以下の材料から形成され、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足する。
0<f3/f2≦1.7 (1)
0.5<Φ1L/IH<3.0 (2)
0.05<D1R2L/Σd<0.5 (3)
−0.4<f1/R1L<0.2 (4)

Description

本発明は、撮像装置及びそれを備えた光学装置に関する。
広い範囲を撮像するために、広い画角を有する対物光学系と撮像素子とを有する撮像装置が提案されている。撮像素子には、CCDやCMOS等が使用されている。近年、撮像素子では小型化や多画素化が進んでいる。これに伴い、撮像装置に用いられる対物光学系にも小型化が求められている。
特に、スコープ部を有する内視鏡(以下、「スコープ型内視鏡」という)、カプセル内視鏡及びデジタルカメラなどの光学装置に搭載される撮像装置には、小型化が求められている。そのため、これらの光学装置では、対物光学系の小型化が望まれている。更に、スコープ型内視鏡やカプセル内視鏡では、対物光学系のコストを低減することも望まれている。
コストを低減するためには、レンズの枚数を削減するだけではなく、レンズの材料に安価な材料を用いることが好ましい。レンズの材料としては、ガラスや樹脂が知られている。このうち、樹脂は比較的安価である。このようなことから、レンズの材料としては、樹脂を使用することが好ましい。
ただし、樹脂では、低価格になるほど屈折率が小さくなることが多い。レンズの屈折率が小さくなるほど、広角化や小型化が困難になる。このようなことから、比較的屈折率が小さい樹脂を用いても、広角化や小型化ができるように工夫する必要がある。
スコープ型内視鏡、カプセル内視鏡及びデジタルカメラなどに搭載される対物光学系として、少ないレンズ枚数で構成される光学系が知られている。
特許文献1には、3枚のレンズで構成された小型な内視鏡用対物レンズが開示されている。内視鏡用対物レンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズと、光学絞りと、正の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、からなる。
この内視鏡用対物レンズでは、第1レンズに屈折率の高いガラスを配置することにより、レンズ径を小さくしつつ、像面湾曲などの軸外収差を良好に補正している。これにより、この内視鏡用対物レンズでは、良好な光学性能を得ることができている。
特許文献2には、3枚のレンズで構成されたな対物光学系が開示されている。対物光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズと、光学絞りと、正の屈折力を有する第2レンズと、第3レンズと、からなる。第3レンズは正の屈折力又は負の屈折力を有する。
この対物光学系では、全てのレンズの材料に樹脂を用いることにより、小型で軽量な光学系を、低コストで実現している。
特許第4406299号公報 特許第4843121号公報
特許文献1の内視鏡用対物レンズでは、十分に広い画角を確保できていない。また、ガラスを用いるので、光学系が軽量化されていない。
特許文献2の対物光学系では、画角を更に広くしようとすると、バックフォーカスの十分な確保、レンズ径の小径化、及び軸外収差の良好な補正が難しい。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、小型軽量でありながら、広い画角と適切なバックフォーカスを備え、軸外収差が良好に補正された光学系を備えた撮像装置を提供することを目的とする。また、小型軽量でありながら、高解像で広角な画像が得られる光学装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、
複数のレンズを有する光学系と、
光学系の像位置に配置された撮像素子と、を有し、
光学系は、物体側から順に、
負の屈折力を有する第1レンズと、
明るさ絞りと、
正の屈折力を有する第2レンズと、
正の屈折力を有する第3レンズと、を有し、
第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズは、いずれも屈折率が1.70以下の材料から形成され、
以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することを特徴とする。
0<f3/f2≦1.7 (1)
0.5<Φ1L/IH<3.0 (2)
0.05<D1R2L/Σd<0.5 (3)
−0.4<f1/R1L<0.2 (4)
ここで、
f2は、第2レンズの焦点距離、
f3は、第3レンズの焦点距離、
IHは、最大像高、
Φ1Lは、第1レンズの物体側面における有効口径、
D1R2Lは、第1レンズの像側面から第2レンズの物体面までの空気間隔、
Σdは、第1レンズの物体側面から最も像側に位置するレンズ面までの距離、
f1は、第1レンズの焦点距離、
R1Lは、第1レンズの物体側面の近軸曲率半径、
である。
また、本発明の光学装置は、
撮像装置と、信号処理回路と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、小型軽量でありながら、広い画角と適切なバックフォーカスを備え、軸外収差が良好に補正された光学系を備えた撮像装置を提供することができる。また、小型軽量でありながら、高解像で広角な画像が得られる光学装置を提供することができる。
実施例1の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例2の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例3の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例4の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例5の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例6の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例7の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例8の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例9の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例10の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例11の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例12の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例13の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例14の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例15の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例16の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例17の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例18の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例19の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例20の光学系の断面図と収差図であって、(a)はレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は収差図である。 実施例21の光学系の断面図である。 カプセル内視鏡の概略構成を示す図である。 車載カメラを示す図であって、(a)は車外に車載カメラを搭載した例を示す図、(b)は車内に車載カメラを搭載した例を示す図である。
実施例の説明に先立ち、本発明のある態様にかかる実施形態の作用効果を説明する。なお、本実施形態の作用効果を具体的に説明するに際しては、具体的な例を示して説明することになる。しかし、後述する実施例の場合と同様に、それらの例示される態様はあくまでも本発明に含まれる態様のうちの一部に過ぎず、その態様には数多くのバリエーションが存在する。したがって、本発明は例示される態様に限定されるものではない。
本実施形態の撮像装置は、複数のレンズを有する光学系と、光学系の像位置に配置された撮像素子と、を有し、光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズと、明るさ絞りと、正の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、を有し、第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズは、いずれも屈折率が1.70以下の材料から形成され、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することを特徴とする。
0<f3/f2≦1.7 (1)
0.5<Φ1L/IH<3.0 (2)
0.05<D1R2L/Σd<0.5 (3)
−0.4<f1/R1L<0.2 (4)
ここで、
f2は、第2レンズの焦点距離、
f3は、第3レンズの焦点距離、
IHは、最大像高、
Φ1Lは、第1レンズの物体側面における有効口径、
D1R2Lは、第1レンズの像側面から第2レンズの物体面までの空気間隔、
Σdは、第1レンズの物体側面から最も像側に位置するレンズ面までの距離、
f1は、第1レンズの焦点距離、
R1Lは、第1レンズの物体側面の近軸曲率半径、
である。
本実施形態の撮像装置の光学系は、第1レンズに負の屈折力を有するレンズを用いている。これにより、広い画角を確保することができる。
第1レンズを負の屈折力を有するレンズで構成した場合、第1レンズでは、像面湾曲や色収差が発生する。そこで、第1レンズの像側に、正の屈折力を有するレンズを配置して、像面湾曲や色収差を良好に補正している。
具体的には、第1のレンズの像側に、正の屈折力を有する第2レンズと正の屈折力を有する第3レンズを配置している。これにより、像面湾曲や色収差を良好に補正することができる。
また、第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズは、いずれも屈折率が1.70以下の材料から形成されている。各レンズの材料の屈折率が1.70を上回らないようにすることで、温度変化、屈折率の製造誤差などによる焦点位置の変動を抑えることができる。
そして、本実施形態の撮像装置は、上述の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足する。
条件式(1)の下限値を下回らないようにすることで、広角化しても第3レンズの屈折力を適切に保つことができる。そのため、像面湾曲と非点収差を、共に良好に補正することができる。
条件式(1)の上限値を上回らないようにすることで、第2レンズの屈折力を適切に保つことができる。そのため、球面収差の発生やコマ収差の発生を抑えることができる。また、特に、コマ収差の発生を抑えるためには、物体側面に対して像側面の曲率半径を小さくすることが好ましい。このようにした場合でも、像側面の曲率半径が小さくなりすぎないので、第2レンズの加工性を良好に保つことができる。
条件式(2)の下限値を下回らないようにすることで、第1レンズにおいて、軸上光束が通過する位置と軸外光束が通過する位置とを離すことができる。その結果、像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(2)の上限値を上回らないようにすることで、第1レンズの径を小さく抑えることができる。その結果、光学系を小型化することができる。
条件式(3)の下限値を下回らないようにすることで、光学系の全長を短縮できる共に、広角化を実現することができる。また、第1レンズにおいて、軸上光束が通過する位置と軸外光束が通過する位置とを離すことができる。その結果、像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(3)の上限値を上回らないようにすることで、各レンズの肉厚を適切に確保すると共に、光学系の全長を短縮できる。更に、第1レンズの径を小さくすることができる。
第1レンズの物体側面における屈折力は、負の屈折力と正の屈折力のどちらにもすることができる。
第1レンズの物体側面における屈折力を正の屈折力にする場合は、条件式(4)の下限値を下回らないようにする。このようにすることで、第1レンズの物体側面における正の屈折力が大きくなりすぎないので、第1レンズの像側面における負の屈折力の増大を抑えることができる。そのため、非点収差の発生を抑えることができる。
また、条件式(4)の下限値を下回ると、第1レンズの像側面における負の屈折力が増大するので、第1レンズの像側面における曲率半径が小さくなる。この場合、レンズ周辺での肉厚(以下、「周辺肉厚」という)が厚くなる。条件式(4)の下限値を下回らないようにすることで、周辺肉厚の増大を抑えることができる。その結果、第1レンズの加工性を良好に保つことができる。
第1レンズの物体側面における屈折力を負の屈折力にする場合は、条件式(4)の上限値を上回らないようにする。このようにすることで、第1レンズの物体側面に入射する軸外主光線の大きな屈折が抑えられる。そのため、特に負の歪曲収差が更に増大することを抑えることができる。
条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’)を満足することが好ましい。
0.40<f3/f2<1.70 (1’)
条件式(1)に代えて、以下の条件式(1”)を満足することがより好ましい。
0.80<f3/f2<1.70 (1”)
条件式(2)に代えて、以下の条件式(2’)を満足することが好ましい。
0.54<Φ1L/IH<2.20 (2’)
条件式(2)に代えて、以下の条件式(2”)を満足することがより好ましい。
0.58<Φ1L/IH<1.40 (2”)
条件式(3)に代えて、以下の条件式(3’)を満足することが好ましい。
0.08<D1R2L/Σd<0.40 (3’)
条件式(3)に代えて、以下の条件式(3”)を満足することがより好ましい。
0.11<D1R2L/Σd<0.30 (3”)
条件式(4)に代えて、以下の条件式(4’)を満足することが好ましい。
−0.310<f1/R1L<0.170 (4’)
条件式(4)に代えて、以下の条件式(4”)を満足することがより好ましい。
−0.220<f1/R1L<0.140 (4”)
このように、本実施形態の撮像装置の光学系は、小型軽量でありながら、広い画角と適切なバックフォーカスを備え、軸外収差が良好に補正されている。よって、本実施形態の撮像装置の光学系によれば、小型軽量でありながら、高解像で広角な光学像が得られる。また、本実施形態の撮像装置によれば、小型軽量でありながら、広い画角と適切なバックフォーカスを備え、軸外収差が良好に補正された光学系を備えた撮像装置を実現することができる。
本実施形態の撮像装置は、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
αmax−αmin<4.0×10−5/℃ (5)
ここで、
αmaxは、複数のレンズの20度における線膨張係数のうちで、最も大きな線膨張係数、
αminは、複数のレンズの20度における線膨張係数のうちで、最も小さな線膨張係数、
である。
条件式(5)は、2つのレンズの線膨張係数の差をとったものである。線膨張係数は、20度における線膨張係数である。本実施形態の光学系は、複数のレンズを有する。複数のレンズの各レンズでは、温度変化に伴って、レンズ形状や屈折率が変化する。そのため、温度変化に伴って、各レンズで焦点距離が変化する。
そこで、条件式(5)を満足することで、温度変化に伴って各レンズで焦点距離が変化しても、光学系全体としては焦点距離を略一定に保つことができる。その結果、収差の変動、特に、球面収差の変動や像面湾曲の変動を抑えることができる。また、焦点位置の変動を小さくすることができる。
条件式(5)に代えて、以下の条件式(5’)を満足することが好ましい。
0.00E+00/℃<αmax−αmin<2.00E−05/℃ (5’)
条件式(5)に代えて、以下の条件式(5”)を満足することがより好ましい。
1.00E−06/℃<αmax−αmin<1.00E−05/℃ (5”)
本実施形態の撮像装置は、以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
−3.0<f1/FL<−0.05 (6)
ここで、
f1は、第1レンズの焦点距離、
FLは、光学系全系の焦点距離、
である。
条件式(6)の下限値を下回らないようにすることで、第1レンズの径の増大を防ぐことができる。
広角化した際に、バックフォーカスを適切に保とうとすると、明るさ絞りと第1レンズとの距離が長くなる。その結果、第1レンズの径が増大する。条件式(6)の下限値を下回らないようにすることで、第1レンズの径の増大を防ぐことができる。
条件式(6)の上限値を上回らないようにすることで、第1レンズにおける負の屈折力が大きくなりすぎない。その結果、像面湾曲が大きくオーバーに発生することを抑えることができる。
条件式(6)に代えて、以下の条件式(6’)を満足することが好ましい。
−2.50<f1/FL<−0.07 (6’)
条件式(6)に代えて、以下の条件式(6”)を満足することがより好ましい。
−2.00<f1/FL<−0.09 (6”)
本実施形態の撮像装置は、以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
1.0<f2/FL<3.0 (7)
ここで、
f2は、第2レンズの焦点距離、
FLは、光学系全系の焦点距離、
である。
条件式(7)の下限値を下回らないようにすることで、球面収差の発生やコマ収差の発生を抑えることができる。条件式(7)の上限値を上回らないようにすることで、非点収差や像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(7)の上限値を上回ると、第2レンズにおける正の屈折力が小さくなりすぎる。この場合、広い画角と適切なバックフォーカスを確保するためには、第3レンズにおける正の屈折力を大きくしなくてはならない。
しかしながら、第3レンズにおける正の屈折力を大きくすると、非点収差や像面湾曲が大きく発生する。条件式(7)の上限値を上回らないようにすることで、第3レンズにおける正の屈折力が大きくなりすぎることを抑えることができる。そのため、非点収差や像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(7)に代えて、以下の条件式(7’)を満足することが好ましい。
1.10<f2/FL<2.70 (7’)
条件式(7)に代えて、以下の条件式(7”)を満足することがより好ましい。
1.20<f2/FL<2.40 (7”)
本実施形態の撮像装置は、以下の条件式(8)を満足することが好ましい。
1.0<Σd/FL<6.0 (8)
ここで、
Σdは、第1レンズの物体側面から最も像側に位置するレンズ面までの距離、
FLは、光学系全系の焦点距離、
である。
条件式(8)は、光学系の全長と光学系全系の焦点距離の比に関する条件式である。条件式(8)を満足することで、光学系の小型化と広角化を達成することができる。
条件式(8)の下限値を下回らないようにすることで、各レンズ間隔が狭くなることを防ぐことができる。これにより、各レンズ間隔を適切に保つことができるので、特に、第1レンズや第3レンズにおいて、軸上光束が通過する位置と軸外光束が通過する位置を離すことができる。その結果、像面湾曲を良好に補正することができ、また、歪曲収差が更に増大することを防ぐことができる。
条件式(8)の上限値を上回らないようにすることで、広角化しても各レンズ間隔を適正に保つと共に、各レンズの径を小さくすることができる。
条件式(8)に代えて、以下の条件式(8’)を満足することが好ましい。
1.50<Σd/FL<5.20 (8’)
条件式(8)に代えて、以下の条件式(8”)を満足することがより好ましい。
2.00<Σd/FL<4.40 (8”)
本実施形態の撮像装置は、以下の条件式(9)を満足することが好ましい。
0.3<νd1/νd2<1.2 (9)
ここで、
νd1は、第1レンズのアッベ数、
νd2は、第2レンズのアッベ数、
である。
条件式(9)の下限値を下回らないようにすることで、倍率色収差を良好に補正することができる。条件式(9)の上限値を上回らないようにすることで、軸上色収差を良好に補正することができる。
条件式(9)に代えて、以下の条件式(9’)を満足することが好ましい。
0.35<νd1/νd2<1.15 (9’)
条件式(9)に代えて、以下の条件式(9”)を満足することがより好ましい。
0.40<νd1/νd2<1.10 (9”)
本実施形態の撮像装置は、以下の条件式(10)を満足することが好ましい。
0.8<νd2/νd3<3.0 (10)
ここで、
νd2は、第2レンズのアッベ数、
νd3は、第3レンズのアッベ数、
である。
条件式(10)の下限値を下回らないようにすることで、倍率色収差を良好に補正することができる。条件式(10)の上限値を上回らないようにすることで、軸上色収差を良好に補正することができる。
条件式(10)に代えて、以下の条件式(10’)を満足することが好ましい。
0.85<νd2/νd3<2.60 (10’)
条件式(10)に代えて、以下の条件式(10”)を満足することがより好ましい。
0.90<νd2/νd3<2.20 (10”)
本実施形態の撮像装置は、以下の条件式(11)を満足することが好ましい。
0.10<(R2L+R2R)/(R2L−R2R)<2.00 (11)
ここで、
R2Lは、第2レンズの物体側面の近軸曲率半径、
R2Rは、第2レンズの像側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(11)を満足することにより、球面収差とコマ収差を良好に補正することができる。
条件式(11)に代えて、以下の条件式(11’)を満足することが好ましい。
0.15<(R2L+R2R)/(R2L−R2R)<1.70 (11’)
条件式(11)に代えて、以下の条件式(11”)を満足することがより好ましい。
0.20<(R2L+R2R)/(R2L−R2R)<1.40 (11”)
本実施形態の撮像装置は、以下の条件式(12)を満足することが好ましい。
2.0<Σd/Dmaxair<9.0 (12)
ここで、
Σdは、第1レンズの物体側面から最も像側に位置するレンズ面までの距離、
Dmaxairは、第1レンズの物体側面から最も像側に位置するレンズ面までの間の空気間隔のうちで、最も大きな空気間隔、
である。
空気間隔は、隣り合う2つのレンズの間隔である。また、隣り合う2つのレンズの間に明るさ絞りが位置する場合も、空気間隔は、明るさ絞りの両側に位置する2つのレンズの間隔である。
条件式(12)の下限値を下回らないようにすることで、レンズの肉厚を適正に保つことができる。その結果、レンズの加工性を良好にすることができる。条件式(12)の上限値を上回らないようにすることで、光学系の全長の増大を抑えることができる。その結果、光学系を小型化することができる。
また、Dmaxairに第1レンズと第2レンズとの間隔が該当するとき、第1レンズと第2レンズとの間隔が十分に広く取れる。そのため、第1レンズにおいて、軸上光束が通過する位置と軸外光束が通過する位置とを離すことができる。その結果、軸外収差、特に像面湾曲を良好に補正することができ、また、歪曲収差が更に増大することを防ぐことができる。
このように、第1レンズと第2レンズとの間隔が、Dmaxairに該当するようにすることが好ましい。ただし、第2レンズと第3レンズとの間隔が、Dmaxairに該当するようにしても良い、この場合、第2レンズの屈折力と第3レンズの屈折力を、共に適切に保つことができるので、光学系の小型化と広角化を両立することができる。
条件式(12)に代えて、以下の条件式(12’)を満足することが好ましい。
2.60<Σd/Dmaxair<8.00 (12’)
条件式(12)に代えて、以下の条件式(12”)を満足することがより好ましい。
3.20<Σd/Dmaxair<7.00 (12”)
本実施形態の撮像装置は、以下の条件式(13)を満足することが好ましい。
0.4<D1Ls/FL<2.0 (13)
ここで、
D1Lsは、第1レンズの物体側面から明るさ絞りまでの光軸上の距離、
FLは、光学系全系の焦点距離、
である。
より詳しくは、D1Lsは、第1レンズの物体側面から明るさ絞りの物体側面までの距離である。
条件式(13)の下限値を上回ることで、明るさ絞り(開口絞り)を、第1レンズの物体側面から遠ざけることができる。これにより、第1レンズにおいて、軸上光束が通過する位置と軸外光束が通過する位置とを離すことができる。その結果、像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(13)の上限値を下回ることで、第1レンズから明るさ絞りまでの距離を短く抑えることができる。その結果、第1レンズの径を小さくすることができる。
条件式(13)に代えて、以下の条件式(13’)を満足することが好ましい。
0.45<D1Ls/FL<1.70 (13’)
条件式(13)に代えて、以下の条件式(13”)を満足することがより好ましい。
0.50<D1Ls/FL<1.40 (13”)
本実施形態の撮像装置では、半画角が65度以上であることが好ましい。
このようにすることで、広い範囲を撮影することができる。
本実施形態の撮像装置は、光学系よりも物体側に、光を透過する光学部材を有し、光学部材の両面は共に曲面であることが好ましい。
光学部材によって2つの空間を形成することができる。例えば、一方の空間に光学系を配置し、光学部材と他の部材によって閉空間を形成する。このようにすることで、他方の空間の環境に左右されること無く、他方の空間を安定して撮像することができる。このような撮像には、例えば、カプセル内視鏡による撮像がある。
カプセル内視鏡では、体内の様々な部位について撮像が行われる。撮影のために、被験者はカプセル内視鏡を飲み込む。そのため、カプセル内視鏡では、撮像装置を水密にすると共に、飲み込み時の抵抗や体内の各器官との摩擦を最小限にする必要がある。そこで、光学部材の両面を共に曲面にすることで、これらの要求に応えることができる。このように、本実施形態の撮像装置は、上述のようにすることで、カプセル内視鏡の撮像装置として用いることができる。また、体内の撮像以外の用途においても、光学部材によって光学系を保護することができる。
本実施形態の撮像装置は、以下の条件式(14)を満足することが好ましい。
30<|Fc/FL| (14)
ここで、
Fcは、光学部材の焦点距離、
FLは、光学系全系の焦点距離、
である。
条件式(14)を満足することで、光学系の製造における組立精度を緩和しても、光学系の結像性能を良好に保つことができる。
条件式(14)に代えて、以下の条件式(14’)を満足することが好ましい。
50.00<|Fc/FL| (14’)
本実施形態の光学装置は、上述の撮像装置と、信号処理回路と、を備えることを特徴とする。
本実施形態の光学装置によれば、小型軽量でありながら、高解像で広角な画像が得られる。
なお、上述の撮像装置や光学装置は、複数の構成を同時に満足してもよい。このようにすることが、良好な撮像装置や光学装置を得る上で好ましい。また、好ましい構成の組み合わせは任意である。また、各条件式について、より限定した条件式の数値範囲の上限値又は下限値のみを限定しても構わない。
以下に、本発明のある態様に係る撮像装置の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。以下では、撮像装置の光学系について説明する。光学系によって形成された像位置に、撮像素子が配置されているものとする。
収差図について説明する。(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)、(e)は倍率色収差(CC)を示している。
実施例1の光学系は、物体側から順に、平凹負レンズL1と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
平凹負レンズL1と正メニスカスレンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、平凹負レンズL1の像側面と、正メニスカスレンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例2の光学系は、物体側から順に、平凹負レンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
平凹負レンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、平凹負レンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例3の光学系は、物体側から順に、平凹負レンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
平凹負レンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、平凹負レンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例4の光学系は、物体側から順に、平凹負レンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
平凹負レンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、平凹負レンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例5の光学系は、物体側から順に、平凹負レンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
平凹負レンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、平凹負レンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例6の光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
負メニスカスレンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、負メニスカスレンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例7の光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
負メニスカスレンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、負メニスカスレンズL1の両面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計6面に設けられている。
実施例8の光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
負メニスカスレンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、負メニスカスレンズL1の両面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計6面に設けられている。
実施例9の光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
負メニスカスレンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、負メニスカスレンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例10の光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
負メニスカスレンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、負メニスカスレンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例11の光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
負メニスカスレンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、負メニスカスレンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例12の光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
負メニスカスレンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、負メニスカスレンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例13の光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
負メニスカスレンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、負メニスカスレンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例14の光学系は、物体側から順に、両凹負レンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
両凹負レンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、両凹負レンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例15の光学系は、物体側から順に、両凹負レンズL1と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
両凹負レンズL1と正メニスカスレンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、両凹負レンズL1の像側面と、正メニスカスレンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例16の光学系は、物体側から順に、両凹負レンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
両凹負レンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、両凹負レンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例17の光学系は、物体側から順に、両凹負レンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
両凹負レンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、両凹負レンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例18の光学系は、物体側から順に、両凹負レンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
両凹負レンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、両凹負レンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例19の光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
負メニスカスレンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、負メニスカスレンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例20の光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。
負メニスカスレンズL1と両凸正レンズL2との間に、明るさ絞りSが配置されている。
非球面は、負メニスカスレンズL1の像側面と、両凸正レンズL2の両面と、両凸正レンズL3の両面と、の合計5面に設けられている。
実施例21の光学系は、図21に示すように、物体側から順に、光学部材CGと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、で構成されている。負メニスカスレンズL1、明るさ絞りS、両凸正レンズL2及び両凸正レンズL3で構成される光学系は、実施例6の光学系と同じである。
図21は、光学部材CGが配置できることを例示する概略図である。そのため、レンズの大きさや位置に対して、光学部材CGの大きさや位置は正確に描かれているわけではない。
光学部材CGは板状の部材で、物体側面と像側面は共に曲面になっている。図21では、物体側面と像側面は共に球面になっているので、光学部材CGの全体形状は、半球になっている。実施例21では、光学部材CGの肉厚、すなわち、物体側面と像側面との間隔は一定になっている。しかしながら、光学部材CGの肉厚は一定でなくても良い。
また、後述のように、光学部材CGは、第1レンズの物体側面から物体側に5.71mmだけ離れた位置に配置されている。しかしながら、光学部材CGは、この位置から前後にずらした位置に配置しても良い。また、光学部材CGの曲率半径及び肉厚は一例であるので、この限りではない。
光学部材CGには、光を透過する材質が用いられている。よって、被写体からの光は、光学部材CGを通過して、負メニスカスレンズL1に入射する。光学部材CGは、像側面の曲率中心が入射瞳の位置と略一致するように配置されている。よって、光学部材CGによる新たな収差は、ほとんど発生しない。すなわち、実施例21の光学系の結像性能は、実施例6の光学系の結像性能と変わらない。
光学部材CGは、カバーガラスとして機能する。この場合、光学部材CGは、例えば、カプセル内視鏡の外装部に設けられた観察窓に該当する。よって、実施例21の光学系は、カプセル内視鏡の光学系に用いることができる。実施例1〜5、7〜20の光学系もカプセル内視鏡の光学系に用いることができる。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。面データにおいて、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面間の間隔、ndは各レンズのd線の屈折率、νdは各レンズのアッベ数、*印は非球面、絞りは明るさ絞りである。
各実施例の面データでは、絞りを示す面の直後に、平面が位置している。この平面は、絞りの像側面を示している。例えば、実施例1では、第4面(r4)が絞りの物体側面で、第5面(r5)が絞りの像側面である。よって、第4面と第5面の間隔(d4)が絞りの厚みになる。他の実施例においても同様である。
また、各種データにおいて、fは光学系全系の焦点距離、FNO.はFナンバー、ωは半画角、IHは像高、LTLは光学系の全長、BFはバックフォーカス、バックフォーカスは、最も像側のレンズ面から近軸像面までの距離を空気換算して表したものである。全長は、光学系の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離にBF(バックフォーカス)を加えたものである。半画角の単位は度である。
また、実施例21は、実施例6の光学系の物体側に光学部材CGを配置したものである。実施例21の面データにおいて、C1は光学部材CGの物体側面、C2は光学部材CGの像側面を示す。また、実施例21の非球面データと各種データは、実施例6の非球面データや各種データと同じであるので記載を省略している。
また、非球面形状は、光軸方向をz、光軸に直交する方向をyにとり、円錐係数をk、非球面係数をA4、A6、A8、A10、A12…としたとき、次の式で表される。
z=(y2/r)/[1+{1−(1+k)(y/r)21/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10+A12y12+…
また、非球面係数において、「e−n」(nは整数)は、「10−n」を示している。なお、これら諸元値の記号は後述の実施例の数値データにおいても共通である。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 15.30
1 ∞ 0.37 1.53110 56.00
2* 0.728 0.67
3(絞り) ∞ 0.07
4 ∞ 0.04
5* -24.498 0.95 1.53110 56.00
6* -1.101 0.12
7* 3.120 0.83 1.53110 56.00
8* -2.065 1.77
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-1.000
A4=1.98427e-02,A6=-7.55259e-03,A8=-3.54218e-02
第5面
k=0.000
A4=-7.32950e-02,A6=1.20699e-02,A8=-3.64246e-02
第6面
k=0.000
A4=-2.28259e-02,A6=-8.36875e-04,A8=-5.18757e-03
第7面
k=0.000
A4=-2.15691e-02,A6=3.87217e-02,A8=-1.23224e-03
第8面
k=0.000
A4=9.17782e-02,A6=2.34842e-02,A8=-3.75071e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 3.50
2ω 160.7
IH 1.20
LTL 4.81
BF 1.77
Φ1L 1.10
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 15.02
1 ∞ 0.36 1.53110 56.00
2* 0.710 0.63
3(絞り) ∞ 0.06
4 ∞ 0.04
5* 103.173 0.94 1.53110 56.00
6* -1.082 0.12
7* 3.291 0.79 1.53110 56.00
8* -2.041 1.75
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.855
A4=6.40408e-02,A6=9.80767e-03,A8=3.25727e-02
第5面
k=0.000
A4=-6.33780e-02,A6=-4.69000e-03,A8=6.66947e-01
第6面
k=0.000
A4=-1.84952e-02,A6=-8.07561e-03,A8=-4.11028e-03
第7面
k=0.000
A4=-1.99942e-02,A6=5.82285e-02,A8=-6.69696e-03
第8面
k=0.000
A4=9.92888e-02,A6=1.50361e-02,A8=2.11181e-02

各種データ
f 1.00
FNO. 3.50
2ω 160.6
IH 1.16
LTL 4.69
BF 1.75
Φ1L 1.05
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 15.70
1 ∞ 0.38 1.53110 56.00
2* 0.751 0.65
3(絞り) ∞ 0.07
4 ∞ 0.06
5* 8.771 0.93 1.53110 56.00
6* -1.108 0.13
7* 3.452 0.76 1.53110 56.00
8* -2.123 1.65
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-1.011
A4=-1.02760e-03,A6=-2.63864e-02,A8=-8.96390e-02
第5面
k=0.000
A4=-6.94543e-02,A6=1.24415e-01,A8=-3.15019e-02
第6面
k=0.000
A4=-1.84612e-02,A6=-1.26874e-03,A8=-1.57134e-03
第7面
k=0.000
A4=-2.03644e-02,A6=3.99257e-02,A8=-8.67688e-03
第8面
k=0.000
A4=1.06729e-01,A6=2.53479e-02,A8=-1.96280e-03

各種データ
f 1.00
FNO. 3.50
2ω 160.6
IH 1.22
LTL 4.63
BF 1.65
Φ1L 1.10
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 16.82
1 ∞ 0.40 1.53110 56.00
2* 0.691 0.72
3(絞り) ∞ 0.07
4 ∞ 0.04
5* 3.233 1.25 1.53110 56.00
6* -1.186 0.13
7* 6.734 0.94 1.53110 56.00
8* -2.045 1.69
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.904
A4=-2.20887e-03,A6=-2.23635e-02,A8=-6.10252e-04
第5面
k=0.000
A4=-3.67477e-02,A6=-6.12381e-03,A8=-7.49955e-02
第6面
k=0.000
A4=7.31411e-02,A6=-1.30999e-03,A8=5.26481e-05
第7面
k=0.000
A4=-1.72412e-03,A6=7.57383e-03,A8=-2.60064e-03
第8面
k=0.000
A4=3.86439e-02,A6=3.36045e-02,A8=-6.74212e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 2.80
2ω 160.6
IH 1.30
LTL 5.26
BF 1.69
Φ1L 1.21
数値実施例5
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 16.94
1 ∞ 0.41 1.53110 56.00
2* 0.690 0.69
3(絞り) ∞ 0.07
4 ∞ 0.04
5* 3.267 1.26 1.53110 56.00
6* -1.196 0.14
7* 4.069 1.34 1.53110 56.00
8* -2.191 1.47
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.833
A4=1.05597e-02,A6=-3.16719e-02,A8=-8.59068e-02
第5面
k=0.000
A4=8.14672e-03,A6=-4.89068e-02,A8=-8.55631e-01
第6面
k=0.000
A4=7.35158e-02,A6=-1.32619e-03,A8=-3.59462e-04
第7面
k=0.000
A4=-1.99401e-03,A6=7.36079e-03,A8=-2.45849e-03
第8面
k=0.000
A4=4.06819e-02,A6=3.25297e-02,A8=-4.02299e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 2.80
2ω 160.6
IH 1.18
LTL 5.41
BF 1.47
Φ1L 1.20
数値実施例6
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 17.01
1 40.862 0.41 1.53110 56.00
2* 0.688 0.71
3(絞り) ∞ 0.07
4 ∞ 0.04
5* 3.878 1.26 1.53110 56.00
6* -1.214 0.14
7* 6.810 0.90 1.53110 56.00
8* -1.902 1.76
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.854
A4=1.95794e-02,A6=-3.13316e-02,A8=-3.61411e-02
第5面
k=0.000
A4=-1.56137e-03,A6=-2.59638e-02,A8=-2.85807e-01
第6面
k=0.000
A4=6.71372e-02,A6=-9.48013e-04,A8=-4.19508e-04
第7面
k=0.000
A4=1.43546e-04,A6=-5.05785e-03,A8=-3.66190e-04
第8面
k=0.000
A4=5.06637e-02,A6=1.35514e-02,A8=-4.28145e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 2.80
2ω 160.6
IH 1.30
LTL 5.29
BF 1.76
Φ1L 1.24
数値実施例7
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 15.90
1* 10.186 0.38 1.53110 56.00
2* 0.811 0.61
3(絞り) ∞ 0.07
4 ∞ 0.04
5* 6.128 1.06 1.53110 56.00
6* -1.090 0.13
7* 6.366 0.95 1.53110 56.00
8* -1.516 1.43
像面 ∞

非球面データ
第1面
k=-1.587
A4=-1.83382e-04,A6=-8.43488e-05
第2面
k=-0.409
A4=1.98700e-01,A6=-3.36079e-01,A8=-2.47935e-02,A10=-7.52185e-04
第5面
k=16.317
A4=9.42936e-02,A6=2.14734e-02,A8=1.82138e-02,A10=-8.49038e-02
第6面
k=0.000
A4=1.45045e-01,A6=-1.48681e-03,A8=-1.24179e-03,A10=2.79708e-05
第7面
k=0.000
A4=5.05761e-02,A6=-3.23424e-02,A8=-3.13264e-04,A10=-2.09067e-03
第8面
k=0.000
A4=8.01524e-02,A6=1.49181e-02,A8=-1.72602e-04,A10=9.04664e-05

各種データ
f 1.00
FNO. 2.80
2ω 160.6
IH 1.22
LTL 4.67
BF 1.43
Φ1L 1.20
数値実施例8
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 14.22
1* 22.773 0.34 1.53110 56.00
2* 0.690 0.34
3(絞り) ∞ 0.06
4 ∞ 0.03
5* 2.744 0.87 1.53110 56.00
6* -0.948 0.34
7* 5.693 0.88 1.53110 56.00
8* -1.335 1.21
像面 ∞

非球面データ
第1面
k=0.000
A4=-2.31769e-04,A6=-9.10088e-04
第2面
k=-0.605
A4=4.61074e-01,A6=-7.29781e-01,A8=5.94058e-01
第5面
k=0.000
A4=2.33654e-02,A6=-4.13962e-04,A8=4.00131e-01
第6面
k=0.000
A4=1.93326e-01,A6=6.50055e-03,A8=4.75639e-04
第7面
k=0.000
A4=1.11582e-01,A6=-7.97424e-02,A8=-1.03218e-03
第8面
k=0.000
A4=1.79893e-01

各種データ
f 1.00
FNO. 2.80
2ω 150.6
IH 1.15
LTL 4.09
BF 1.21
Φ1L 0.81
数値実施例9
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 17.88
1 14.315 0.43 1.63500 23.89
2* 0.722 0.70
3(絞り) ∞ 0.08
4 ∞ 0.07
5* 4.325 1.37 1.53110 56.00
6* -1.318 0.14
7* 4.333 0.92 1.53110 56.00
8* -2.231 1.92
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.899
A4=9.77892e-04,A6=-5.06002e-03,A8=-6.74103e-04
第5面
k=0.000
A4=1.54212e-03,A6=-5.97042e-03,A8=-1.67049e-01
第6面
k=0.000
A4=2.88841e-02,A6=-4.18197e-04,A8=-6.11254e-04
第7面
k=0.000
A4=1.46958e-03,A6=3.50809e-05,A8=8.51036e-06
第8面
k=0.000
A4=5.14758e-02,A6=1.49594e-02,A8=-9.56756e-06

各種データ
f 1.00
FNO. 3.50
2ω 170.1
IH 1.35
LTL 5.63
BF 1.92
Φ1L 1.21
数値実施例10
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 17.42
1 17.700 0.42 1.58500 30.00
2* 0.720 0.71
3(絞り) ∞ 0.08
4 ∞ 0.07
5* 4.452 1.29 1.53110 56.00
6* -1.262 0.14
7* 3.992 0.92 1.53110 56.00
8* -2.313 1.79
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.901
A4=-2.12393e-04,A6=-5.21650e-03,A8=-3.35526e-03
第5面
k=0.000
A4=1.31534e-02,A6=1.81220e-03,A8=-5.95567e-01
第6面
k=0.000
A4=3.47209e-02,A6=-7.09867e-04,A8=-7.30787e-04
第7面
k=0.000
A4=1.22046e-03,A6=1.77026e-03,A8=-5.33329e-04
第8面
k=0.000
A4=5.72954e-02,A6=1.56246e-02,A8=6.88808e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 3.50
2ω 164.5
IH 1.35
LTL 5.41
BF 1.79
Φ1L 1.21
数値実施例11
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 16.84
1 40.062 0.40 1.53110 56.00
2* 0.691 0.66
3(絞り) ∞ 0.07
4 ∞ 0.07
5* 4.279 1.23 1.53110 56.00
6* -1.219 0.13
7* 3.929 0.92 1.53110 56.00
8* -2.205 1.69
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.906
A4=-2.36512e-03,A6=-2.90489e-06,A8=-5.42733e-06
第5面
k=0.000
A4=5.31947e-03,A6=7.11363e-03,A8=-7.81710e-01
第6面
k=0.000
A4=3.67604e-02,A6=-6.68120e-05,A8=-1.38305e-03
第7面
k=0.000
A4=4.54657e-03,A6=2.82928e-05,A8=2.15239e-05
第8面
k=0.000
A4=6.82817e-02,A6=1.58918e-02,A8=5.42154e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 3.50
2ω 164.5
IH 1.31
LTL 5.18
BF 1.69
Φ1L 1.15
数値実施例12
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 16.73
1 30.585 0.40 1.53110 56.00
2* 0.720 0.66
3(絞り) ∞ 0.07
4 ∞ 0.07
5* 4.602 1.20 1.53110 56.00
6* -1.223 0.13
7* 3.653 0.88 1.53110 56.00
8* -2.167 1.65
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.900
A4=-3.34894e-03,A6=-9.01754e-03,A8=-3.48473e-04
第5面
k=0.000
A4=1.83069e-02,A6=-1.54165e-02,A8=-5.01770e-02
第6面
k=0.000
A4=5.03068e-02,A6=1.89802e-07,A8=2.33732e-05
第7面
k=0.000
A4=2.72172e-03,A6=1.72705e-04,A8=-1.30330e-03
第8面
k=0.000
A4=6.78907e-02,A6=1.14818e-02,A8=-8.26989e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 3.00
2ω 168.4
IH 1.30
LTL 5.06
BF 1.65
Φ1L 1.21
数値実施例13
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 15.77
1 17.206 0.38 1.53110 56.00
2* 0.705 0.61
3(絞り) ∞ 0.07
4 ∞ 0.06
5* 4.298 1.12 1.53110 56.00
6* -1.154 0.13
7* 3.599 1.00 1.53110 56.00
8* -2.072 1.52
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.918
A4=-1.32212e-02,A6=-7.35911e-03,A8=7.05245e-02
第5面
k=0.000
A4=2.12156e-02,A6=-8.09560e-03,A8=-7.00139e-01
第6面
k=0.000
A4=5.90494e-02,A6=-1.96648e-03,A8=-9.79756e-04
第7面
k=0.000
A4=3.54593e-03,A6=1.01067e-04,A8=-2.90657e-03
第8面
k=0.000
A4=8.06196e-02,A6=1.53753e-02,A8=-7.25261e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 3.00
2ω 140.8
IH 1.21
LTL 4.88
BF 1.52
Φ1L 1.06
数値実施例14
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 16.52
1 -661.199 0.40 1.53110 56.00
2* 0.720 0.71
3(絞り) ∞ 0.07
4 ∞ 0.04
5* 3.204 1.20 1.53110 56.00
6* -1.168 0.13
7* 6.612 0.91 1.53110 56.00
8* -1.990 1.63
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.900
A4=4.95085e-03,A6=-3.54696e-03,A8=-3.97464e-03
第5面
k=0.000
A4=-2.30588e-02,A6=-1.35828e-02,A8=-7.38038e-01
第6面
k=0.000
A4=6.98964e-02,A6=-1.16998e-03,A8=-1.38931e-03
第7面
k=0.000
A4=-8.70514e-04,A6=5.19781e-03,A8=6.56479e-05
第8面
k=0.000
A4=5.02615e-02,A6=3.26949e-02,A8=-2.76133e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 2.80
2ω 160.6
IH 1.28
LTL 5.09
BF 1.63
Φ1L 1.19
数値実施例15
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 14.17
1 -85.849 0.34 1.53110 56.00
2* 0.768 0.54
3(絞り) ∞ 0.06
4 ∞ 0.03
5* -56.710 0.80 1.53110 56.00
6* -0.936 0.11
7* 19.492 0.77 1.53110 56.00
8* -1.339 1.67
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.444
A4=-6.70727e-03,A6=-2.15827e-02,A8=2.22762e-02
第5面
k=0.000
A4=-1.59279e-01,A6=4.21967e-02,A8=2.65906e+00
第6面
k=0.000
A4=1.42793e-01,A6=-1.15662e-01,A8=4.15847e-04
第7面
k=0.000
A4=7.26137e-02,A6=2.28203e-03,A8=-9.04117e-04
第8面
k=0.000
A4=7.29696e-02,A6=8.94791e-02,A8=1.12312e-02

各種データ
f 1.00
FNO. 3.50
2ω 150.8
IH 1.09
LTL 4.32
BF 1.67
Φ1L 0.92
数値実施例16
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 14.21
1 -24.426 0.34 1.53110 56.00
2* 0.776 0.53
3(絞り) ∞ 0.06
4 ∞ 0.03
5* 14.175 0.81 1.53110 56.00
6* -0.942 0.11
7* 19.915 0.73 1.53110 56.00
8* -1.388 1.63
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.399
A4=2.09264e-03,A6=5.63172e-03,A8=-2.45116e-03
第5面
k=0.000
A4=-1.33871e-01,A6=4.50000e-02,A8=2.75656e-01
第6面
k=0.000
A4=1.43892e-01,A6=-1.21511e-01,A8=-8.19243e-04
第7面
k=0.000
A4=6.75870e-02,A6=1.56701e-02,A8=-7.44527e-03
第8面
k=0.000
A4=6.49817e-02,A6=1.10988e-01,A8=5.62279e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 3.50
2ω 160.6
IH 1.09
LTL 4.25
BF 1.63
Φ1L 0.91
数値実施例17
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 14.20
1 -253.835 0.34 1.53110 56.00
2* 0.690 0.31
3(絞り) ∞ 0.06
4 ∞ 0.06
5* 3.237 0.88 1.53110 56.00
6* -1.030 0.11
7* 3.107 0.68 1.53110 56.00
8* -1.685 1.43
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.303
A4=3.88451e-01,A6=-3.70357e-01,A8=-3.97592e+00
第5面
k=0.000
A4=2.47810e-01,A6=-1.75185e-01,A8=-2.72788e+00
第6面
k=0.000
A4=5.41975e-02,A6=-3.21763e-02,A8=-9.95886e-03
第7面
k=0.000
A4=2.17970e-02,A6=-1.62655e-02,A8=-1.47360e-02
第8面
k=0.000
A4=1.09898e-01,A6=3.33263e-02,A8=-3.23571e-03

各種データ
f 1.00
FNO. 3.50
2ω 164.4
IH 1.08
LTL 3.87
BF 1.43
Φ1L 0.75
数値実施例18
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 14.44
1 -11.084 0.35 1.53110 56.00
2* 0.626 0.25
3(絞り) ∞ 0.06
4 ∞ 0.06
5* 1.967 0.82 1.53110 56.00
6* -1.017 0.12
7* 2.745 0.65 1.53110 56.00
8* -1.870 1.40
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.826
A4=5.20281e-02,A6=1.95533e-02,A8=4.53709e-09
第5面
k=0.000
A4=1.83732e-02,A6=-5.82134e-01,A8=2.71473e-08
第6面
k=0.000
A4=4.03930e-02,A6=-5.24143e-02,A8=-2.98486e-07
第7面
k=0.000
A4=2.45840e-02,A6=-2.60973e-02,A8=-7.47707e-04
第8面
k=0.000
A4=1.55028e-01,A6=6.45342e-02,A8=-2.01409e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 3.50
2ω 164.4
IH 1.09
LTL 3.70
BF 1.40
Φ1L 0.67
数値実施例19
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 16.72
1 43.354 0.40 1.53110 56.00
2* 0.666 0.67
3(絞り) ∞ 0.07
4 ∞ 0.07
5* 4.153 1.20 1.49236 57.87
6* -1.211 0.13
7* 3.740 0.78 1.53110 56.00
8* -2.157 1.84
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.932
A4=-1.28678e-02,A6=1.70338e-04,A8=4.79820e-04
第5面
k=0.000
A4=2.87621e-02,A6=4.47940e-02,A8=-6.84604e-01
第6面
k=0.000
A4=3.62231e-02,A6=2.01230e-04,A8=-1.15212e-03
第7面
k=0.000
A4=5.45123e-03,A6=5.08414e-04,A8=3.46227e-04
第8面
k=0.000
A4=6.85242e-02,A6=1.59451e-02,A8=2.78202e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 3.50
2ω 164.5
IH 1.30
LTL 5.17
BF 1.84
Φ1L 1.16
数値実施例20
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 17.55
1 21.003 0.42 1.53110 56.00
2* 0.710 0.70
3(絞り) ∞ 0.08
4 ∞ 0.07
5* 4.432 1.27 1.53110 56.00
6* -1.271 0.14
7* 4.665 0.89 1.58500 30.00
8* -2.293 1.72
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.923
A4=-8.19834e-03,A6=-3.28514e-03,A8=-4.23689e-05
第5面
k=0.000
A4=9.79696e-03,A6=1.72624e-02,A8=-8.48186e-01
第6面
k=0.000
A4=3.22060e-02,A6=6.42515e-06,A8=-2.41793e-03
第7面
k=0.000
A4=4.48063e-03,A6=1.83041e-04,A8=2.02030e-04
第8面
k=0.000
A4=6.04075e-02,A6=1.29127e-02,A8=4.25864e-04

各種データ
f 1.00
FNO. 3.50
2ω 164.5
IH 1.34
LTL 5.29
BF 1.72
Φ1L 1.25
数値実施例21
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 9.666
C1 7.491 1.634 1.58500 30.00
C2 5.857 5.71
1 40.862 0.41 1.53110 56.00
2* 0.688 0.71
3(絞り) ∞ 0.07
4 ∞ 0.04
5* 3.878 1.26 1.53110 56.00
6* -1.214 0.14
7* 6.810 0.90 1.53110 56.00
8* -1.902 1.77
像面 ∞

各種データ
fc 72.73
次に、各実施例における条件式の値を以下に掲げる。実施例1〜20の光学系には光学部材CGが配置されていないので、条件式(14)の値については実施例21のみ記載している。実施例1〜20の光学系に、実施例21の光学部材CGを配置しても良い。
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
(1)f3/f2 1.16 1.24 1.36 1.69
(2)Φ1L/IH 0.91 0.90 0.90 0.93
(3)D1R2L/Σd 0.25 0.25 0.26 0.23
(4)f1/R1L -1.12E-10 -1.11E-10 -1.13E-10 -9.66E-11
(5)αmax-αmin 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00
(6)f1/FL -1.37 -1.34 -1.42 -1.30
(7)f2/FL 2.14 2.02 1.91 1.81
(8)Σd/FL 3.03 2.94 2.97 3.57
(9)νd1/νd2 1.00 1.00 1.00 1.00
(10)νd2/νd3 1.00 1.00 1.00 1.00
(11)(R2L+R2R)
/(R2L-R2R) 1.09 0.98 0.78 0.46
(12)Σd/Dmaxair 3.93 4.00 3.79 4.28
(13)D1Ls/FL 1.04 1.00 1.03 1.12

実施例5 実施例6 実施例7 実施例8
(1)f3/f2 1.58 1.52 1.31 1.47
(2)Φ1L/IH 1.02 0.95 0.98 1.00
(3)D1R2L/Σd 0.20 0.23 0.22 0.15
(4)f1/R1L -9.58E-11 -0.032 -0.165 -0.059
(5)αmax-αmin 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00
(6)f1/FL -1.30 -1.32 -1.68 -1.35
(7)f2/FL 1.83 1.90 1.84 1.44
(8)Σd/FL 3.95 3.53 3.24 2.87
(9)νd1/νd2 1.00 1.00 1.00 1.00
(10)νd2/νd3 1.00 1.00 1.00 1.00
(11)(R2L+R2R)
/(R2L-R2R) 0.46 0.52 0.70 0.49
(12)Σd/Dmaxair 4.88 4.27 4.50 6.57
(13)D1Ls/FL 1.10 1.12 0.99 0.68

実施例9 実施例10 実施例11 実施例12
(1)f3/f2 1.40 1.45 1.45 1.38
(2)Φ1L/IH 0.87 0.89 0.88 0.93
(3)D1R2L/Σd 0.23 0.24 0.23 0.23
(4)f1/R1L -0.085 -0.073 -0.033 -0.046
(5)αmax-αmin 6.60E-06 5.60E-06 0.00E+00 0.00E+00
(6)f1/FL -1.21 -1.29 -1.33 -1.39
(7)f2/FL 2.08 2.01 1.94 1.96
(8)Σd/FL 3.71 3.62 3.49 3.41
(9)νd1/νd2 0.43 0.54 1.00 1.00
(10)νd2/νd3 1.00 1.00 1.00 1.00
(11)(R2L+R2R)
/(R2L-R2R) 0.53 0.56 0.56 0.58
(12)Σd/Dmaxair 4.38 4.23 4.37 4.28
(13)D1Ls/FL 1.13 1.13 1.06 1.06

実施例13 実施例14 実施例15 実施例16
(1)f3/f2 1.43 1.68 1.34 1.46
(2)Φ1L/IH 0.87 0.93 0.84 0.83
(3)D1R2L/Σd 0.22 0.24 0.24 0.24
(4)f1/R1L -0.081 0.002 0.017 0.058
(5)αmax-αmin 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00
(6)f1/FL -1.39 -1.35 -1.43 -1.41
(7)f2/FL 1.84 1.78 1.78 1.69
(8)Σd/FL 3.37 3.46 2.65 2.62
(9)νd1/νd2 1.00 1.00 1.00 1.00
(10)νd2/νd3 1.00 1.00 1.00 1.00
(11)(R2L+R2R)
/(R2L-R2R) 0.58 0.47 1.03 0.88
(12)Σd/Dmaxair 4.53 4.22 4.17 4.20
(13)D1Ls/FL 0.99 1.11 0.88 0.87

実施例17 実施例18 実施例19 実施例20
(1)f3/f2 1.36 1.58 1.31 1.37
(2)Φ1L/IH 0.70 0.61 0.89 0.93
(3)D1R2L/Σd 0.18 0.16 0.24 0.24
(4)f1/R1L 0.005 0.100 -2.89E-02 -6.63E-02
(5)αmax-αmin 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00
(6)f1/FL -1.30 -1.10 -1.25 -1.39
(7)f2/FL 1.58 1.39 2.06 2.02
(8)Σd/FL 2.43 2.30 3.33 3.57
(9)νd1/νd2 1.00 1.00 0.97 1.00
(10)νd2/νd3 1.00 1.00 1.03 1.87
(11)(R2L+R2R)
/(R2L-R2R) 0.52 0.32 0.55 0.55
(12)Σd/Dmaxair 5.71 6.22 4.11 4.21
(13)D1Ls/FL 0.65 0.60 1.07 1.12

実施例21
(1)f3/f2 1.52
(2)Φ1L/IH 0.95
(3)D1R2L/Σd 0.23
(4)f1/R1L -0.032
(5)αmax-αmin 0.00E+00
(6)f1/FL -1.32
(7)f2/FL 1.90
(8)Σd/FL 3.53
(9)νd1/νd2 1.00
(10)νd2/νd3 1.00
(11)(R2L+R2R)
/(R2L-R2R) 0.52
(12)Σd/Dmaxair 4.27
(13)D1Ls/FL 1.12
(14)|Fc/FL| 73.22
図22は、光学装置の例である。この例では、光学装置はカプセル内視鏡である。カプセル内視鏡100は、カプセルカバー101と透明カバー102とを有する。カプセルカバー101と透明カバー102とによって、カプセル内視鏡100の外装部が構成されている。
カプセルカバー101は、略円筒形状の中央部と、略椀形状の底部と、で構成されている。透明カバー102は、中央部を挟んで、底部と対向する位置に配置されている。透明カバー102は、略椀形状の透明部材によって構成されている。カプセルカバー101と透明カバー102とは、互いに水密的に連設されている。
カプセル内視鏡100の内部には、結像光学系103と、照明部104と、撮像素子105と、駆動制御部106と、信号処理部107とを備えている。なお、図示しないが、カプセル内視鏡100の内部には、受電手段と送信手段が設けられている。
照明部104からは、照明光が出射する。照明光は透明カバー102を通過して、被写体に照射される。被写体からの光は、結像光学系103に入射する。結像光学系103によって、像位置に被写体の光学像が形成される。
光学像は、撮像素子105で撮像される。撮像素子105の駆動と制御は、駆動制御部106で行われる。また、撮像素子105からの出力信号は、必要に応じて、信号処理部107で処理される。
ここで、結像光学系103には、例えば、上述の実施例1の光学系が用いられている。このように、結像光学系103は、小型軽量でありながら、広い画角と適切なバックフォーカスを備え、軸外収差が良好に補正されている。よって、結像光学系103では、高解像で広角な光学像が得られる。
また、カプセル内視鏡100は、小型軽量でありながら、広い画角と適切なバックフォーカスを備え、軸外収差が良好に補正された光学系を備えている。よって、カプセル内視鏡100では、小型軽量でありながら、高い解像度を有する広角な画像が得られる。
図23は、光学装置の別の例である。この例では、光学装置は車載カメラである。図23(a)は車外に車載カメラを搭載した例を示す図である。図23(b)は、車内に車載カメラを搭載した例を示す図である。
図23(a)に示すように、車載カメラ201は、自動車200のフロントグリルに設けられている。車載カメラ201は、結像光学系と撮像素子を備えている。
車載カメラ201の結像光学系には、例えば、上述の実施例1の光学系が用いられている。よって、非常に広い範囲(約160°の画角)の光学像が形成される。
図23(b)に示すように、車載カメラ201は、自動車200の天井近傍に設けられている。車載カメラ201の作用効果は、既に説明したとおりである。車載カメラ201では、小型軽量でありながら、高解像で広角な画像が得られる。
以上のように、本発明に係る撮像装置は、小型軽量でありながら、広い画角と適切なバックフォーカスを備え、軸外収差が良好に補正された光学系を備えた撮像装置に適している。また、小型軽量でありながら、高解像で広角な画像が得られる光学装置に適している。
L1、L2、L3 レンズ
S 明るさ絞り
I 像面
CG 光学部材
100 カプセル内視鏡
101 カプセルカバー
102 透明カバー
103 結像光学系
104 照明部
105 撮像素子
106 駆動制御部
107 信号処理部
200 自動車
201 車載カメラ

Claims (14)

  1. 複数のレンズを有する光学系と、
    前記光学系の像位置に配置された撮像素子と、を有し、
    前記光学系は、物体側から順に、
    負の屈折力を有する第1レンズと、
    明るさ絞りと、
    正の屈折力を有する第2レンズと、
    正の屈折力を有する第3レンズと、を有し、
    前記第1レンズ、前記第2レンズ及び前記第3レンズは、いずれも屈折率が1.70以下の材料から形成され、
    以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することを特徴とする撮像装置。
    0<f3/f2≦1.7 (1)
    0.5<Φ1L/IH<3.0 (2)
    0.05<D1R2L/Σd<0.5 (3)
    −0.4<f1/R1L<0.2 (4)
    ここで、
    f2は、前記第2レンズの焦点距離、
    f3は、前記第3レンズの焦点距離、
    IHは、最大像高、
    Φ1Lは、前記第1レンズの物体側面における有効口径、
    D1R2Lは、前記第1レンズの像側面から前記第2レンズの物体面までの空気間隔、
    Σdは、前記第1レンズの物体側面から最も像側に位置するレンズ面までの距離、
    f1は、前記第1レンズの焦点距離、
    R1Lは、前記第1レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    である。
  2. 以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
    αmax−αmin<4.0×10−5/℃ (5)
    ここで、
    αmaxは、前記複数のレンズの20度における線膨張係数のうちで、最も大きな線膨張係数、
    αminは、前記複数のレンズの20度における線膨張係数のうちで、最も小さな線膨張係数、
    である。
  3. 以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
    −3.0<f1/FL<−0.05 (6)
    ここで、
    f1は、前記第1レンズの焦点距離、
    FLは、前記光学系全系の焦点距離、
    である。
  4. 以下の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
    1.0<f2/FL<3.0 (7)
    ここで、
    f2は、前記第2レンズの焦点距離、
    FLは、前記光学系全系の焦点距離、
    である。
  5. 以下の条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。
    1.0<Σd/FL<6.0 (8)
    ここで、
    Σdは、前記第1レンズの物体側面から最も像側に位置するレンズ面までの距離、
    FLは、前記光学系全系の焦点距離、
    である。
  6. 以下の条件式(9)を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置。
    0.3<νd1/νd2<1.2 (9)
    ここで、
    νd1は、前記第1レンズのアッベ数、
    νd2は、前記第2レンズのアッベ数、
    である。
  7. 以下の条件式(10)を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の撮像装置。
    0.8<νd2/νd3<3.0 (10)
    ここで、
    νd2は、前記第2レンズのアッベ数、
    νd3は、前記第3レンズのアッベ数、
    である。
  8. 以下の条件式(11)を満足することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の撮像装置。
    0.10<(R2L+R2R)/(R2L−R2R)<2.00 (11)
    ここで、
    R2Lは、前記第2レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    R2Rは、前記第2レンズの像側面の近軸曲率半径、
    である。
  9. 以下の条件式(12)を満足することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の撮像装置。
    2.0<Σd/Dmaxair<9.0 (12)
    ここで、
    Σdは、前記第1レンズの物体側面から最も像側に位置するレンズ面までの距離、
    Dmaxairは、前記第1レンズの物体側面から最も像側に位置するレンズ面までの間の空気間隔のうちで、最も大きな空気間隔、
    である。
  10. 以下の条件式(13)を満足することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の撮像装置。
    0.4<D1Ls/FL<2.0 (13)
    ここで、
    D1Lsは、前記第1レンズの物体側面から前記明るさ絞りまでの光軸上の距離、
    FLは、前記光学系全系の焦点距離、
    である。
  11. 半画角が65度以上であることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の撮像装置。
  12. 前記光学系よりも物体側に、光を透過する光学部材を有し、
    前記光学部材の両面は共に曲面であることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の撮像装置。
  13. 以下の条件式(14)を満足することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
    ここで、
    30<|Fc/FL| (14)
    Fcは、前記光学部材の焦点距離、
    FLは、前記光学系全系の焦点距離、
    である。
  14. 請求項1から13の何れか一項に記載の撮像装置と、信号処理回路と、を備えることを特徴とする光学装置。
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