JPWO2017013737A1 - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置の構成を示す模式的な構成図である。図1に示すように、カゴ1及びおもり2が昇降路内に設けられている。昇降路の上部には、巻上機4が設けられている。巻上機4は、カゴ1及びおもり2を昇降させる。巻上機4は巻上機本体と綱車5とを有している。巻上機本体は、モータとブレーキとを含む。綱車5は、モータにより回転される。綱車5には、複数本のロープ3が巻き掛けられている。また、綱車5とおもり2との間にはそらせ車6が配置されている。そらせ車6にも、ロープ3が巻き掛けられている。ロープ3の一端にはカゴ1が連結されている。ロープ3の他端にはおもり2が連結されている。カゴ1及びおもり2は、ロープ3により、昇降路内に吊り下げられている。カゴ1及びおもり2は、綱車5の回転により昇降路1内を昇降される。
ここで、バネ定数とは、バネに単位あたりの変位を与えるのに必要な力のことである。すなわち、バネ定数とは、バネに対する荷重とバネの変位との比であり、それらの関係は、下式で表される。
荷重 = バネの変位 × バネ定数
エレベータシステムのイナーシャとは、エレベータシステムの慣性力のことである。通常、カゴ動作時に非常停止をした場合、エレベータシステムのイナーシャが小さい場合、すなわち、カゴ内負荷が小さい場合は、カゴ1の減速度が大きくなり、逆に、イナーシャが大きい場合、すなわち、カゴ内負荷が大きい場合は、カゴ1の減速度が小さくなる。
ブレーキトルクとは、巻上機4のブレーキの停止時のトルクのことである。ブレーキトルクが大きい場合は、カゴ1の減速度が大きくなり、逆に、ブレーキトルクが小さい場合は、カゴ1の減速度が小さくなる。
巻上機4の綱車5とロープ3との間のトラクションとは、ロープ3と綱車5との間に発生する摩擦力のことである。以下では、この摩擦力を、ロープ3のトラクションと呼ぶ。ロープ3のトラクションによって、巻上機4の回転力が、ロープ3を介して、カゴ1の上下の移動に変換される。従って、綱車5に巻き付けるロープ3の長さが長ければ長いほど、すなわち、巻付角θが大きいほど、ロープ3のトラクションは大きくなる。逆に、綱車5に巻き付けるロープ3の長さが短いほど、すなわち、巻付角θが小さいほど、トラクションは小さくなる。ここで、「綱車5に巻き付けるロープ3の長さ」とは、綱車5とロープ3とが接触している部分のロープ3の長さ、すなわち、巻付角θに対応するロープ3の長さである。
ブレーキトルクがロープ3のトラクションよりも小さい場合は、ブレーキトルクによってカゴ1の減速度が決まる。
一方、ブレーキトルクがロープ3のトラクション以上の場合は、全ブレーキトルクが発生する前に、トラクション限界により、ロープ3と綱車5との間で滑りが発生する。そのため、トラクション限界よりも高いブレーキトルクは、カゴ1には伝わらないことになる。なお、トラクション限界とは、トラクションの最大値のことである。
以上から、ブレーキトルクが一定の場合においても、トラクションの大きさを変化させる事により、カゴ1の減速度を変化させる事が可能となることがわかる。
(a)カゴの減速度が最も大きくなる条件は、カゴ内負荷が小さく、かつ、カゴが下方向に移動している場合。
(b)カゴの減速度が最も小さくなる条件は、カゴ内負荷が大きく、かつ、カゴが下方向に移動している場合。
(c)カゴが下方向に移動している場合は、カゴ内負荷の増加に伴って、カゴの減速度が小さくなる。
(d)カゴが上方向に移動している場合は、カゴ内負荷の増加に伴って、カゴの減速度が大きくなる。すなわち、上記(c)と逆の現象となる。
(e)カゴ内負荷率の変化による、カゴの減速度の最大値と最小値との差分は、カゴが下方向に移動している時の方が、カゴが上方向に移動している時よりも大きい。なお、当該差分とは、減速度の変動幅である。
上述したように、本実施の形態においては、カゴ1内の負荷の変動に応じて、そらせ車6の垂直方向位置を調整する。
そらせ車6の垂直方向位置の調整のために、本実施の形態においては、バネ10とそらせ車取付梁7とが設けられている。そらせ車取付梁7には、上下調整用溝9が設けられている。そらせ車6は、そらせ車取付梁7により支持されている。そらせ車6の中心軸61は、上下調整用溝9に案内されて、垂直方向に移動する。これにより、そらせ車6は垂直方向に移動する。具体的には、カゴ内負荷が小さいときは、図2A,図2Bに示されるように、バネ10が伸びて、そらせ車6が上方向に移動する。一方、カゴ内負荷が大きいときは、図3A,図3Bに示されるように、バネ10が縮んで、そらせ車6が下方向に移動する。
従って、本実施の形態においては、カゴ1が非常停止しても、常に大きな減速度が発生しないので、非常停止時の衝撃を緩和することができる。
負荷Lは、図8に示すように、分力L1,L2に分けることができる。分力L1は、下方向の分力である。分力L2は、綱車5とそらせ車6との間のロープ3の向きに平行な方向の分力である。従って、負荷Lが大きくなれば、同時に、分力L1も大きくなる。そのため、カゴ1内の負荷が大きくなればなるほど、分力L1も大きくなる。
一方、カゴ1内の負荷が大きい場合には、分力L1が大きいため、図3A,図3Bに示すように、バネ10は縮んでいる。従って、そらせ車6の垂直方向位置は低い。
図4は、この発明の実施の形態2に係るエレベータ装置の構成を示す模式的なブロック図である。本実施の形態と上記の実施の形態1との主要な相違点は、本実施の形態においては、バネ10の代わりに、アクチュエータ11が設けられている点である。以下、本実施の形態について詳細に説明する。
・カゴ内負荷が小さい場合は、そらせ車6を上方向に移動させる。
・カゴ内負荷が大きい場合は、そらせ車6を下方向に移動させる。
・カゴ内負荷が小さい場合は、そらせ車6を下方向に移動させる。
・カゴ内負荷が大きい場合は、そらせ車6を上方向に移動させる。
上記動作により、カゴ1が下方向へ移動している際の効果は実施の形態1と同じであるが、上方向へカゴ1が移動している際には、実施の形態1に比べて、さらに、カゴ1の減速度を低減することが可能となる。
カゴ1が上方向に移動の場合と下方向に移動の場合とに分けて、2つのルックアップテーブルを用意する。各ルックアップテーブルは、カゴ内負荷率[%]とアクチュエータ11の長さ[cm]との対応関係が予め定められている。例えば、上方向のルックアップテーブルでは、カゴ内負荷率が0%以上20%未満の場合は、アクチュエータ11の長さが○○cm、カゴ内負荷率が20%以上40%未満の場合は、アクチュエータ11の長さが△△cm、・・・というように、予め決定されている。下方向のルックアップテーブルでも同様である。これにより、エレベータ制御装置14は、現在のカゴ内負荷に対応するアクチュエータ11の長さを、当該ルックアップテーブルから検索する。そうして、エレベータ制御装置14は、現在のアクチュエータ11の長さと検索したアクチュエータ11の長さとを比較して、アクチュエータ11の伸縮量を決定する。
なお、アクチュエータ11の伸縮量の決定方法は、この場合に限らない。たとえば、カゴ1が上方向に移動の場合と下方向に移動の場合ごとに、カゴ内負荷をパラメータとする関数を用意しておき、当該関数により演算するようにしてもよい。あるいは、他の方法により、演算するようにしてもよい。
Claims (5)
- 綱車と、前記綱車を回転させるモータと、前記綱車を制動するブレーキと、を備えた巻上機と、
カゴとおもりとを繋ぎ、前記綱車に巻回された、ロープと、
前記綱車と前記おもりとの間に設けられ、前記ロープが巻回された、そらせ車と、
前記そらせ車を支持し、前記そらせ車の垂直方向の移動を可能にする、そらせ車取付梁と、
前記カゴのカゴ内負荷の値に応じて、前記そらせ車の垂直方向の位置を制御する位置制御部と
を備え、
前記位置制御部は、前記カゴ内負荷の増加に応じて前記そらせ車を下方に移動させ、前記カゴ内負荷の減少に応じて前記そらせ車を上方に移動させる、
エレベータ装置。 - 前記そらせ車取付梁は、垂直方向に設けられ、前記そらせ車の軸が挿入されて、前記軸の垂直方向の移動を案内する上下調整溝を有している
請求項1に記載のエレベータ装置。 - 前記位置制御部は、前記そらせ車を支持するバネから構成され、
前記バネは、前記カゴ内負荷の変動に応じて伸縮することにより、前記そらせ車の垂直方向の位置を制御する
請求項1または2に記載のエレベータ装置。 - 前記位置制御部は、
前記そらせ車を支持する、伸縮可能なアクチュエータと、
前記カゴ内負荷を測定する秤装置と、
前記モータの回転方向を検知することで、前記カゴの移動方向を検知するエンコーダと、
前記秤装置で測定された前記カゴ内負荷と前記エンコーダで検知された前記カゴの移動方向とに基づいて、前記アクチュエータの伸縮量を演算する伸縮量演算部と、
前記伸縮量演算部で演算された前記伸縮量に基づいて、前記アクチュエータを伸縮させるアクチュエータ制御装置と
から構成され、
前記アクチュエータは、前記カゴ内負荷の変動および前記カゴの移動方向に応じて伸縮することにより、前記そらせ車の垂直方向の位置を制御する
請求項1または2に記載のエレベータ装置。 - 前記アクチュエータは、
前記カゴが下方向に移動している場合は、前記カゴ内負荷の増加に応じて前記そらせ車を下方に移動させ、前記カゴ内負荷の減少に応じて前記そらせ車を上方に移動させ、
前記カゴが上方向に移動している場合は、前記カゴ内負荷の増加に応じて前記そらせ車を上方に移動させ、前記カゴ内負荷の減少に応じて前記そらせ車を下方に移動させる、
請求項4に記載のエレベータ装置。
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