JPWO2016199759A1 - 基板保持装置、成膜装置及び基板保持方法 - Google Patents

基板保持装置、成膜装置及び基板保持方法 Download PDF

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Abstract

マスクと基板との密着性を確保することができる基板保持装置を提供する。基板保持装置30は、マスクプレート311と、中間プレート32と、保持プレート33と、押圧機構34とを具備する。マスクプレート311は、磁性材料で構成される。中間プレート32は、マスクプレート311に対向する第1の面と、上記第1の面とは反対側の第2の面とを有し、上記第1の面がマスクプレート311上に配置された基板Wに接触可能に構成される。保持プレート33は、中間プレート32をマスクプレート311と直交する軸方向に相対移動可能に支持し、中間プレート32及び基板Wを介してマスクプレート311を磁気吸着することが可能に構成されたマグネット331を有する。押圧機構34は、上記第2の面に対向して配置され、上記第2の面の少なくとも一部を上記軸方向に沿って押圧することが可能に構成される。

Description

本発明は、マグネットを用いて成膜用のマスク及び基板を保持する基板保持装置、これを備えた成膜装置及び基板保持方法に関する。
基板の所定領域に薄膜を形成する技術として、成膜用のマスクを用いる方法が知られている。例えば特許文献1には、成膜面に板状のマスクが配置された基板を成膜室内で搬送しながら、蒸着源で発生した蒸着材料の蒸気を成膜面に蒸着させるインライン式の成膜装置が記載されている。
この種の成膜装置においては、マスクと基板との隙間からの蒸着材料の蒸気の回り込みを阻止するため、マスクと基板との密着性を確保する必要がある。このため、マスクと、当該マスクを磁気吸着する磁石板との間に、基板および基板を平坦に保持する基板保持体を同時に挟み込む方法が知られている(例えば特許文献2参照)。
一方、近年における基板の大型化に伴い、基板保持体が平面度を得るために必要な厚さが増してしまう結果、磁石板のマスクに及ぼす磁力が低下し、基板とマスクとの密着性が低下することが懸念されている。この問題を解消するため、特許文献2には、マスクの蒸発源側に、マスクを基板に押し付けるマスク押付機構を設けることで、マスクを基板に密着させることが記載されている。
特開2010−118157号公報 特開2013−247040号公報
しかしながら、特許文献2に記載の構成では、マスク押付機構を構成する機構部がマスクの蒸発源側に設置されているため、当該機構部への着膜及びそれによる動作不良が懸念される。また、マスクの開口率が大きい場合や開口部の間隔が狭い場合などにおいては、開口部を遮蔽することなく上記機構部を配置することが困難になる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、マスクの蒸発源側に機構部を設置することなく、マスクと基板との密着性を確保することができる基板保持装置、成膜装置及び基板保持方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る基板保持装置は、マスクプレートと、中間プレートと、保持プレートと、押圧機構とを具備する。
上記マスクプレートは、磁性材料で構成される。
上記中間プレートは、上記マスクプレートに対向する第1の面と、上記第1の面とは反対側の第2の面とを有し、上記第1の面が上記マスクプレート上に配置された基板に接触可能に構成される。
上記保持プレートは、上記中間プレートを上記マスクプレートと直交する軸方向に相対移動可能に支持する。上記保持プレートは、上記中間プレート及び上記基板を介して上記マスクプレートを磁気吸着することが可能に構成されたマグネットを有する。
上記押圧機構は、上記第2の面に対向して配置される。上記押圧機構は、上記第2の面の少なくとも一部を上記軸方向に沿って押圧することが可能に構成される。
上記基板保持装置において、中間プレートは、マスクプレートに対向する基板の非成膜面に接触することで基板の平面状態を維持する機能を有する。一方、中間プレートが大型化するほど、又は、中間プレートの厚みが小さいほど、中間プレートの強度不足や成膜中の入熱による変形により中間プレート自体の平面度が低下するおそれがある。そこで、上記基板保持装置は、中間プレートの少なくとも一部をマスクプレート側に向けて押圧する押圧機構を備える。これにより、中間プレートの平面度が高まる結果、中間プレートに接触する基板の平面度も維持され、マスクプレートとの良好な密着性が確保される。また、中間プレートの薄化が可能となるため、基板サイズに関係なく、マスクプレートと基板との安定した密着力を確保することが可能となる。
上記基板保持装置において、押圧機構は、中間プレートの第2の面に対向して配置されているため、マスクプレートの蒸発源側に何ら機構部を設置することなく、マスクプレートと基板との密着を図ることができる。このため、マスクプレートの開口率やマスク開口部の配列形態に依存することなく、マスクプレートと基板との密着効果を安定に維持することができるようになる。
上記軸方向は、典型的には、重力方向に平行な軸方向である。この場合、上記押圧機構によって、基板あるいは中間プレートの撓み変形による平面度の低下を阻止することができるため、所望とする成膜精度を安定に得ることが可能となる。
上記押圧機構は、典型的には、上記保持プレートに設置される。押圧機構が保持プレートに設置されることで、装置構成を簡素化できるとともに、中間プレートの所望の位置を安定に押圧することが可能となる。
上記押圧機構は、上記第2の面の複数個所をそれぞれ押圧することが可能に構成された複数の押圧ユニットを含んでもよい。このように中間プレート上の複数位置を押圧可能とすることで、中間プレートの平面度の改善が容易となる。中間プレートの押圧位置は特に限定されず、典型的には、中間プレート(第2の面)の中央部及び/又は周縁部が挙げられる。
上記中間プレートは、接触位置と保持位置との間を上記軸方向に沿って移動可能に構成されてもよい。上記接触位置は、上記第1の面の少なくとも一部が上記基板に接触し、上記保持プレートに対する相対距離が第1の距離である位置とされ、上記保持位置は、上記保持プレートに対する相対距離が上記第1の距離よりも小さい第2の距離である位置とされる。この場合、上記押圧機構は、上記中間プレートが上記接触位置から上記保持位置へ移動する過程で上記第2の面を上記軸方向に沿って押圧する。
上記構成によれば、中間プレートの第1の面が基板に接触した状態で、中間プレートの第2の面にマグネットが接近しつつ、当該第2の面が押圧機構によって押圧される。したがって、マスクプレートに対する基板の位置ずれを生じさせることなく、基板をマスクプレートに高い平面度をもって密着させることが可能となる。
上記押圧ユニットは、例えば、押圧子と、弾性部材とを有する。上記押圧子は、上記第2の面に対向して配置される。上記弾性部材は、上記押圧子と上記第2の面との間に配置され、上記軸方向に弾性変形可能に構成される。
これにより、中間プレート上の複数の位置に対して所望とする押圧力を安定に付与することが可能となるため、中間プレート及び基板を目的とする平面度に維持することができるようになる。
中間プレートの構成材料は特に限定されず、磁性材料であってもよいし、非磁性材料であってもよい。中間プレートが磁性材料で構成される場合、マグネットからの磁界が通過する磁路が形成されるため、マスクプレートに対する磁気吸着力を高めることができる。一方、中間プレートが非磁性材料で構成される場合、成膜後にマグネットによる基板の保持を解除するとき、中間プレートを基板に接触させた状態で保持プレートをマスクプレートから離間させることができる。
本発明の一形態に係る成膜装置は、成膜室と、成膜源と、マスクプレートと、中間プレートと、保持プレートと、押圧機構とを具備する。
上記成膜源は、上記成膜室に配置される。
上記マスクプレートは、上記成膜源に対向して配置され、磁性材料で構成される。
上記中間プレートは、上記マスクプレートに対向する第1の面と、上記第1の面とは反対側の第2の面とを有し、上記第1の面が上記マスクプレート上に配置された基板に接触可能に構成される。
上記保持プレートは、上記中間プレートを上記マスクプレートに直交する軸方向に相対移動可能に支持する。上記保持プレートは、上記中間プレート及び上記基板を介して上記マスクプレートを磁気吸着することが可能に構成されたマグネットを有する。
上記押圧機構は、上記第2の面に対向して配置される。上記押圧機構は、上記第2の面の少なくとも一部を上記軸方向に沿って押圧することが可能に構成される。
本発明の一形態に係る基板保持方法は、磁性材料で構成されたマスクプレート上に基板を配置することを含む。
上記基板の上に中間プレートが接触させられる。
押圧機構により上記中間プレートの少なくとも一部が上記マスクプレートに向けて押圧させられる。
上記中間プレートの上に、上記マスクプレートを磁気吸着するマグネットを有する保持プレートを配置することで、上記中間プレート、上記基板及び上記マスクプレートが一体的に保持される。
本発明によれば、マスクと基板との密着性を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る成膜装置を示す概略断面図である。 上記成膜装置における基板保持装置の概略拡大図であり、基板保持前の状態を示している。 上記成膜装置における基板保持装置の概略拡大図であり、基板を保持した状態を示している。 上記基板保持装置において、マスクプレート、基板、中間プレート及びマグネット(保持プレート)との位置関係を概略的に示す側面図である。 上記中間プレートが変形しているときの基板の保持状態を説明する概略側面図である。 上記基板保持装置の作用を説明する概略側面図である。 上記基板保持装置における押圧機構の一構成例を示す概略側断面図であって、基板の非保持状態を示している。 上記基板保持装置における押圧機構の一構成例を示す概略側断面図であって、基板を保持する直前の状態を示している。 上記基板保持装置における押圧機構の一構成例を示す概略側断面図であって、基板を保持した状態を示している。 上記押圧機構による中間プレートの押圧箇所の一例を示す概略平面図である。 上記押圧機構の変形例を示す中間プレートの概略平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る成膜装置100を示す概略断面図である。図において、X、Y及びZ軸は相互に直交する3軸方向を示しており、X及びY軸は水平方向を、Z軸は高さ方向をそれぞれ示している(以下の各図においても同様)。
[成膜装置の全体構成]
本実施形態の成膜装置100は、真空蒸着装置として構成され、成膜室10と、蒸発源20(成膜源)と、基板保持装置30とを備える。
成膜室10は、真空チャンバで構成される。すなわち、成膜室10には図示しない真空ポンプが接続されており、成膜室10の内部が所定の減圧雰囲気に排気及び維持されることが可能に構成される。
成膜装置100は、例えば、搬送室を中心に成膜室10を含む複数の処理室がゲートバルブを介して配置されたクラスタ型の真空成膜装置で構成される。この場合、図1に示すように、上記搬送室内に設置された図示しない基板搬送ロボットを介して、上記搬送室から成膜室10へ、あるいは成膜室10から上記搬送室へ基板Wが搬送される。
蒸発源20は、蒸着材料(あるいは蒸発材料)の蒸気を発生させるためのものであり、抵抗加熱式、誘導加熱式、電子ビーム加熱式等の種々の方式の蒸発源が適用可能である。蒸着材料としては、金属材料、金属酸化物や金属硫化物等の金属化合物材料、合成樹脂材料、有機EL用材料などが用いられる。
なお、蒸発源20は、基板保持装置30に保持された基板Wへの蒸着材料の蒸気の到達を阻止可能なシャッタを備えていてもよい。また、蒸発源20は、成膜室10の底部に固定されてもよいし、成膜室10の底部及び基板保持装置30に対して水平方向に相対移動可能に構成されてもよい。
[基板保持装置]
基板保持装置30は、蒸発源20の直上位置に配置され、成膜すべき基板Wを蒸発源20と対向する位置に保持することが可能に構成される。基板保持装置30は、マスク部材31と、中間プレート32と、保持プレート33と、押圧機構34とを有する。
図2及び図3は、基板保持装置30の概略拡大図であり、図2は、基板Wの保持前の状態を、図3は、基板Wを保持した状態をそれぞれ示している。
マスク部材31は、蒸発源20と対向して配置される。マスク部材31は、図示しない固定部を介して成膜室10の内部に固定される。
マスク部材31は、基板Wの成膜面に対向するマスクプレート311と、マスクプレート311の周縁を支持するフレーム部312とを有する。
マスクプレート311は、所定の開口パターンを有する磁性材料からなる薄板で構成される。マスクプレート311の構成材料は特に限定されず、典型的には、Fe、Co、Niあるいはこれらの合金等の高透磁率特性(軟磁気特性)を有する強磁性材料が用いられる。また、成膜源(蒸発源20)からの成膜時の入熱によるマスクプレート311の熱変形を抑制するために、マスクプレート311の構成材料として熱膨張係数の小さいインバー等の合金が用いられてもよい。マスクプレート311は、基板Wの成膜面を被覆できる大きさに形成される。基板Wの大きさは特に限定されず、本実施形態では第4ないし第5世代(G4〜G5)の矩形のガラス基板(例えば、縦680mm〜1200mm、横730mm〜1300mm)が用いられる。
フレーム部312は、上記固定部に固定され、マスクプレート311を水平な姿勢に保持する。フレーム部312は、マスクプレート311と同様に磁性材料で構成されてもよいが、これに限られず、非磁性材料で構成されてもよい。
中間プレート32は、マスク部材31の上方に配置され、基板Wよりも大きな所定厚みの矩形の板材で構成される。中間プレート32は、本実施形態ではオーステナイト系ステンレス鋼やアルミニウム、銅などの非磁性材料で構成される。中間プレート32は、マスクプレート311に対向する下面32a(第1の面)と、その反対側の上面32b(第2の面)とを有する。中間プレート32の下面32aは、基板保持時において、マスクプレート311に対向する基板Wの背面(非蒸着面)に接触することが可能に構成される(図3)。
中間プレート32の内部には冷却水の循環流路が形成されてもよい。これにより、成膜中において基板Wの過度な温度上昇を抑制し、基板Wを所定温度以下に冷却することが可能となる。
保持プレート33は、中間プレート32の上方に配置され、中間プレート32をマスクプレート31に直交する軸方向(Z軸方向)に相対移動可能に支持する。保持プレート33は、中間プレート32及び基板Wを介してマスクプレート311を磁気吸着することが可能に構成されたマグネット331を有する。マグネット331は、保持プレート33の下面に配置された、基板Wよりも大きな板状の永久磁石で構成される。
保持プレート33は、図示しない昇降機構を介して、マスク部材31に対してZ軸方向に相対移動可能に構成される。保持プレート33は、基板Wを保持する前の状態では、図2に示すようにマスクプレート311に対して離間した位置(上昇位置)をとり、基板Wを保持するときには、図3に示すようにマスクプレート311に対して近接した位置(下降位置)をとる。中間プレート32は、後述するように、上昇位置では、下面32aがマスクプレート311から所定距離だけ離間し、下降位置では、下面32aがマスクプレート311(あるいは基板W)に接触するように構成される。
押圧機構34は、中間プレート32の上面32bの少なくとも一部をZ軸方向に沿って押圧することが可能に構成された複数の押圧ユニット35を有する。複数の押圧ユニット35は、後述するように、中間プレート32の上面32bに対向するように保持プレート33にそれぞれ設置される。
押圧機構34は、中間プレート32の撓みや変形によって基板Wと中間プレート32との間に隙間が生じるのを防ぐためのもので、保持プレート33が下降位置に到達したときに、基板Wの非蒸着面に接触した中間プレート32の上面を所定の圧力で押圧することで、中間プレート32の形状を平坦に矯正する機能を有する。
図4は、マスクプレート311、基板W、中間プレート32及びマグネット331(保持プレート33)との位置関係を概略的に示す側面図である。基板Wの保持時、保持プレート33が下降位置へ移動することで中間プレート32が基板Wの非蒸着面に接触し、さらにマグネット331によってマスクプレート311を磁気的に吸着し、中間プレート32とマスクプレート311との間で基板Wを挟持する。
このとき、図5に示すように中間プレート32の変形により基板Wと中間プレート32との間に隙間が生じると、保持プレート33が下降位置に移動した状態、すなわち基板を保持した状態においても、マスクプレート311とマグネット331との間の距離も大きくなり、マスクプレート311を基板Wに密着させるのに必要なマグネット331の磁力が不足するという事態を招く。そこで本実施形態では、図6に示すように、保持プレート33が下降位置に移動した状態で、中間プレート32の上面32bの少なくとも一部を基板W(マスクプレート311)側に押圧することで、中間プレート32の変形量を低減し、これにより中間プレート32の平面度を維持するように構成されている。
複数の押圧ユニット35は、中間プレート32の上面をそれぞれ部分的に押圧することが可能に構成される。押圧機構34が複数の押圧ユニット35を備えることにより、中間プレート32の平面度の改善が容易となる。中間プレート32の押圧位置(押圧ユニット35が配置される位置)は特に限定されず、典型的には、中間プレート32の中央部あるいは周縁部、あるいはそれらの両方が挙げられる。
複数の押圧ユニット35は、典型的には、それぞれ同一の構成を有する。図7〜図9は、押圧ユニット35の構成を概略的に示す側断面図であり、図7は基板Wを保持する前の状態を、図8は基板を保持する直前の状態を、そして図9は基板Wを保持した状態をそれぞれ示している。
ここで図7は、図2に示される保持プレート33の上昇位置から、基板Wと保持プレート33が下降し、基板Wがマスクプレート311の上面に載置された状態で、かつ、中間プレートが基板Wに接触していない状態を示している。
また、押圧ユニット35の作用を分かり易くするため、図7及び図8において、中間プレート32は、やや変形した状態(撓みが生じた状態)で描かれており、図9に示す基板Wの保持状態においては中間プレート32の撓みが矯正された状態(平面状態)で描かれている。
中間プレート32の上面32bには、Z軸方向に延びる複数の軸部321が設けられており、保持プレート33及びマグネット331には、軸部321の位置に対応するように複数の貫通孔332が設けられている。複数の軸部321は、複数の貫通孔332をそれぞれ貫通し、それらの上端部には、貫通孔332の保持プレート33側開口部周縁に上方から当接可能な頭部321hが設けられている。
各軸部321はそれぞれ同一の長さで構成されており、中間プレート32のその自重による懸吊時(例えば保持プレート33が上昇位置にあるとき)、中間プレート32の上面32bとマグネット331の下面との間に距離G1が形成される長さに設定される。これにより、中間プレート32は、保持プレート33に対してZ軸方向に最長でも距離G1だけ相対移動可能に支持されている。
本実施形態において、軸部321の頭部321hは、逆円錐台形状に形成されている。これにより、図7に示す中間プレート32の懸吊状態において、各軸部321の軸心を各貫通孔332の軸心と一致させることができるため、保持プレート33に対する中間プレート32の懸吊姿勢を安定に維持することができる。なお上記効果をより一層高めるため、各貫通孔332の保持プレート33側開口部が、図示するように、頭部321hの形状に対応する逆円錐形のテーパ状(すり鉢状)に形成されてもよい。
一方、複数の押圧ユニット35は保持プレート33に設置され、複数の軸部321の貫通位置にそれぞれ配置される。各押圧ユニット35は、軸部321の頭部321hの直上位置に配置された押圧子351と、押圧子351と中間プレート32の上面32bとの間に配置された弾性部材355とを有する。
押圧子351は、軸部321の頭部321hにZ軸方向に対向して配置される。押圧子351は、例えば円形の板材で構成され、その中心部にはZ軸方向に延びるボルト部材352が固定されている。ボルト部材352は、軸部321の頭部321hを囲むように保持プレート33の上面に設置された支持部353の頂部を貫通し、支持部353の上面に固定されたナット部材354に螺合している。したがって、ナット部材354に対してボルト部材352を軸まわりに回転させることで、軸部321の頭部321hに対する押圧子351の相対距離が調整可能とされる。
弾性部材355は、Z軸方向に弾性変形可能であり、軸部321の頭部321hの上面に設置されている。弾性部材355は、典型的にはコイルばねで構成されるが、これに限られず、ゴムやエラストマ等の弾性材料で構成されてもよい。本実施形態では、保持プレート33が第1の位置にある場合において、弾性部材355の上面と押圧子351の下面との間に距離G2が形成されている。距離G2は、距離G1よりも小さい値に設定される。距離G2の値は、ゼロであってもよい。なお、弾性部材355は、軸部321の頭部321hの上面ではなく、押圧子351の下面に設置されてもよい。
本実施形態において、中間プレート32は、保持プレート33(マグネット331)に対して、図7に示す第1の位置と、図8に示す第2の位置(接触位置)と、図9に示す第3の位置(保持位置)とを有する。中間プレート32は、第2の位置を経由して第1の位置と第3の位置との間をZ軸方向に沿って移動可能に構成される。
上記第1の位置では、中間プレート32は、保持プレート33に懸吊されており、中間プレート32の下面32aは基板Wに接触しておらず、中間プレート32の上面32bは、保持プレート33(マグネット331)に対して間隙G1の相対距離をおいて対向している。
上記第2の位置では、中間プレート32の下面32aが基板Wに接触し、保持プレート33は、押圧子351が弾性部材355の上面に接触するまで下降し、中間プレート32の上面32bは、保持プレート33(マグネット331)に対して間隙(G1−G2)の相対距離(第1の距離)をおいて対向している。
上記第3の位置では、中間プレート32の下面32aの少なくとも一部が基板Wに接触し、保持プレート33は、弾性部材355を圧縮変形させながら所定量だけさらに下降し、中間プレート32の上面32bは、保持プレート33(マグネット331)に対して、間隙(G1−G2)よりも小さい間隙G3の相対距離(第2の距離)をおいて対向している。
押圧ユニット35は、以上のように構成されているため、押圧機構34は、中間プレート32が上記第2の位置(接触位置)から上記第3の位置(保持位置)へ移動する過程で、中間プレート32の上面32bをZ軸方向に沿って押圧することが可能となる。
保持プレート33の下降位置は、マスクプレート311から所定の高さ位置に設定される。この場合、押圧機構34(押圧ユニット35)による中間プレート32の押圧力は、距離G2の大きさで設定される。したがって上記押圧力は、距離G2を変化させることで、容易に調整することができる。
図2,3に示すように、基板保持装置30はさらに、成膜室10内に搬送された基板Wをマスクプレート311と中間プレート32との間で支持する支持ユニット36を有する。支持ユニット36は、例えば、基板Wの下面周縁部を支持する複数のフックを含む。支持ユニット36は、図示しない基板搬送装置との基板受け渡し位置(図2)と、マスクプレート311への基板載置位置(図3)との間で昇降移動可能に構成される。また、支持ユニット36は、マスクプレート311に対する基板Wのアライメントを可能にするため、水平方向に移動可能に構成される。
成膜装置100は、蒸発源20、基板保持装置30、支持ユニット36等の動作を制御する制御部40をさらに備える。制御部40は、典型的にはコンピュータで構成され、所定のプログラムを実行することで各部の動作を制御する。
[成膜装置の動作]
次に、以上のように構成される本実施形態の成膜装置100の典型的な動作について説明する。
図示しないゲートバルブを介して成膜室10内に搬送された基板Wは、成膜面を下向きにして、基板受け渡し位置に待機した支持ユニット36により支持される。このとき保持プレート33は、図2に示すように上昇位置に移動しており、中間プレート32は、その自重により保持プレート33から吊り下げられている。基板Wは、支持ユニット36によって、中間プレート32とマスクプレート311との間に配置される。その後、マスクプレート311に対する基板Wの水平方向のアライメントが実行される。
基板Wのアライメント後、支持ユニット36は基板載置位置へ下降し、基板Wはマスクプレート311の上面に載置される。なお、マスク部材31のフレーム部312の上面には、上記基板載置位置へ下降した支持ユニット36との衝突を回避するための複数の逃げ部(凹所)312aが設けられている。
その後、保持プレート33が図2に示す上昇位置から図3に示す下降位置へ移動する。これにより、中間プレート32の下面32aが基板Wの非蒸着面(非成膜面)に接触するとともに、中間プレート32に対する保持プレート33の相対移動によって、マグネット331が中間プレート32の上面32bに近接する。このとき、マグネット331は、中間プレートの上面32bに対して僅かな隙間(G3)をおいて停止する。
一方、中間プレート32の上面32bの複数個所は、図7に示す第1の位置から図8に示す第2の位置(接触位置)を経て図9に示す第3の位置(保持位置)へ移動するまでに、各押圧ユニット35から基板W及びマスクプレート311に向かってZ軸方向にそれぞれ部分的に押圧される。本実施形態において中間プレート32は、各押圧ユニット35によって、(G1−G2−G3)の距離に相当する押圧量でマスクプレート311に向けて押圧される。このとき、中間プレート32に撓みや変形が生じている場合には、それら撓みや変形が平坦に矯正されることで、中間プレート32の平面度が高められる(図9)。これにより、中間プレート32の下面32aの基板Wに対する接触面積が高まるため、マグネット331とマスクプレート311との相対距離も短くなり、マグネット331によるマスクプレート311の磁気吸着力が高まる結果、基板Wとマスクプレート311との密着性が向上する。
以上のようにして、中間プレート32、基板W及びマスクプレート311が一体的に保持される。その後、基板Wの成膜処理が実施される。本実施形態によれば、基板保持装置30により基板Wとマスクプレート311との密着性が確保されているため、基板Wとマスクプレート311との隙間を極力小さくでき、これにより当該隙間からの蒸着材料の回り込みを阻止することができる。
また、押圧ユニット35により中間プレート32の平面度が高まることで、中間プレート32の下面32aにならう基板Wの平面度も確保される。これにより基板Wの成膜面に対して高精度なマスク成膜処理を実現することができる。さらに、蒸発源20を水平方向に往復移動させながら成膜処理を行うことで、基板Wの成膜面全域にわたって成膜処理の面内均一性を高めることが可能となる。
成膜処理の終了後、基板保持装置30は、保持プレート33を図3に示す下降位置から図2に示す上昇位置へ移動させる。この際、保持プレート33が所定距離(G1−G3に相当する距離)移動するまでの間は、押圧ユニット35による押圧力と中間ユニットの自重により、基板Wがマスクプレート311に押し付けられた状態に維持される。これにより、マスクプレート311に対する基板Wの位置ずれが防止されるため、成膜面に形成された蒸着パターンがマスク開口部で損傷を受けることが阻止される。また、中間プレート32が非磁性材料で構成されているため、マスクプレート311に対するマグネット331の引き離しが容易となる。
保持プレート33が上昇位置に移動した後、支持ユニット36が基板受け渡し位置へ上昇する(図2)。そして、図示しない基板搬送装置を介して、成膜済の基板Wが成膜室10外へ搬出される。さらに、成膜すべき新たな基板Wが支持ユニット36へ搬送され、上述と同様の動作を経て、当該基板Wの保持および成膜処理が実施される。
以上のように、中間プレート32は、マスクプレート311に対向する基板Wの非成膜面に接触することで、基板Wの平面状態を維持する機能を有する。一方、中間プレート32が大型化するほど、又は、中間プレート32の厚みが小さいほど、中間プレート32自体の平面度が低下するおそれがある。そこで本実施形態の基板保持装置30は、中間プレート32の少なくとも一部をマスクプレート311側に向けて押圧する押圧機構34を備える。これにより、中間プレート32の平面度が高まる結果、中間プレート32に接触する基板の平面度も維持され、マスクプレート311との良好な密着性が確保される。また、中間プレート32の薄化が可能となるため、基板サイズに関係なく、マスクプレート311と基板Wとの安定した密着力を確保することが可能となる。
また、本実施形態の基板保持装置30において、押圧機構34(押圧ユニット35)は、中間プレート32の上面32bに対向して配置されているため、マスクプレート311の蒸発源20側に何ら機構部を設置することなく、マスクプレート311と基板Wとの密着を図ることができる。このため、マスクプレート311の開口率やマスク開口部の配列形態に依存することなく、マスクプレート311と基板Wとの密着効果を安定に維持することができるようになる。
また、押圧機構34が保持プレート33に設置されているため、装置構成を簡素化できるとともに、中間プレート32の所望の位置を安定に押圧することが可能となる。
さらに、本実施形態の基板保持装置30においては、押圧機構34によって中間プレート32を重力方向に押圧可能に構成される。これにより、中間プレート32の自重をも利用して、基板Wあるいは中間プレート32の撓み変形による平面度の低下を阻止することができるため、所望とする成膜精度を安定に得ることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば以上の実施形態では、成膜装置として真空蒸着装置を例に挙げて説明したが、これに限られず、スパッタ装置等の他の成膜装置にも本発明は適用可能である。この場合、スパッタターゲットを保持するスパッタカソードが成膜源として構成される。
また、押圧機構34を構成する複数の押圧ユニット35は、中間プレート32の中央部及び/又は周縁部に配置される場合に限られない。図10に模式的に示すように、中間プレート32の形状や大きさ、厚み等に応じて、中間プレート32の中央部、周縁部、四隅部のほか、これらの中間位置等に押圧ユニット35が配置されてもよい。押圧ユニット35の配置数も特に限定されず、中間プレートの任意の一部を押圧する場合には少なくとも1つあればよく、中間プレートのほぼ全域を押圧する場合には、より多くの押圧ユニットを狭ピッチで配置すればよい。さらに図11に示すように、中間プレート32の周縁部を一括的に押圧することが可能な枠状の押圧ユニット37が用いられてもよい。
そして、以上の実施形態では、押圧機構34が保持プレート33に設置される例を説明したが、これに限られず、保持プレート33とは独立して構成されてもよい。
10…成膜室
20…蒸発源
30…基板保持装置
31…マスク部材
32…中間プレート
33…保持プレート
34…押圧機構
35…押圧ユニット
100…成膜装置
311…マスクプレート
331…マグネット
351…押圧子
355…弾性部材
W…基板

Claims (9)

  1. 磁性材料で構成されたマスクプレートと、
    前記マスクプレートに対向する第1の面と、前記第1の面とは反対側の第2の面とを有し、前記第1の面が前記マスクプレート上に配置された基板に接触可能に構成された中間プレートと、
    前記中間プレートを前記マスクプレートと直交する軸方向に相対移動可能に支持し、前記中間プレート及び前記基板を介して前記マスクプレートを磁気吸着することが可能に構成されたマグネットを有する保持プレートと、
    前記第2の面に対向して配置され、前記第2の面の少なくとも一部を前記軸方向に沿って押圧することが可能に構成された押圧機構と
    を具備する基板保持装置。
  2. 請求項1に記載の基板保持装置であって、
    前記押圧機構は、前記保持プレートに設置される
    基板保持装置。
  3. 請求項2に記載の基板保持装置であって、
    前記押圧機構は、前記第2の面の複数個所をそれぞれ押圧することが可能に構成された複数の押圧ユニットを含む
    基板保持装置。
  4. 請求項2又は3に記載の基板保持装置であって、
    前記中間プレートは、前記第1の面の少なくとも一部が前記基板に接触し前記保持プレートに対する相対距離が第1の距離である接触位置と、前記保持プレートに対する相対距離が前記第1の距離よりも小さい第2の距離である保持位置との間を移動可能に構成され、
    前記押圧機構は、前記中間プレートが前記接触位置から前記保持位置へ移動する過程で前記第2の面を前記軸方向に沿って押圧する
    基板保持装置。
  5. 請求項4に記載の基板保持装置であって、
    前記押圧ユニットは、
    前記第2の面に対向して配置された押圧子と、
    前記押圧子と前記第2の面との間に配置され、前記軸方向に弾性変形可能な弾性部材と、を有する
    基板保持装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか1つに記載の基板保持装置であって、
    前記押圧ユニットは、前記第2の面の中央部及び/又は周縁部を押圧することが可能に構成される
    基板保持装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の基板保持装置であって、
    前記中間プレートは、非磁性材料で構成される
    基板保持装置。
  8. 成膜室と、
    前記成膜室に配置された成膜源と、
    前記成膜源に対向して配置され、磁性材料で構成されたマスクプレートと、
    前記マスクプレートに対向する第1の面と、前記第1の面とは反対側の第2の面とを有し、前記第1の面が前記マスクプレート上に配置された基板に接触可能に構成された中間プレートと、
    前記中間プレートを前記マスクプレートに直交する軸方向に相対移動可能に支持し、前記中間プレート及び前記基板を介して前記マスクプレートを磁気吸着することが可能に構成されたマグネットを有する保持プレートと、
    前記第2の面に対向して配置され、前記第2の面の少なくとも一部を前記軸方向に沿って押圧することが可能に構成された押圧機構と
    を具備する成膜装置。
  9. 磁性材料で構成されたマスクプレート上に基板を配置し、
    前記基板の上に中間プレートを接触させ、
    押圧機構により前記中間プレートの少なくとも一部を前記マスクプレートに向けて押圧し、
    前記中間プレートの上に、前記マスクプレートを磁気吸着するマグネットを有する保持プレートを配置することで、前記中間プレート、前記基板及び前記マスクプレートを一体的に保持する
    基板保持方法。
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