JPWO2016175185A1 - ポンプ - Google Patents

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Abstract

ポンプ(1)は、内部にポンプ室(6)と流路(7)とを有するポンプ筐体(2)と、前記ポンプ室(6)で所定方向に沿って屈曲振動可能に前記ポンプ筐体(2)に支持され、前記所定方向に沿って屈曲振動するように駆動される振動部(9)と、前記ポンプ室(6)の内壁から突出し、前記振動部(9)に対して前記所定方向に間隔を空けて対向する変位規制部(5)と、を備える。流路(7)は、ポンプ室(6)に接続される開口(8)を有している。振動部(9)は、ポンプ室(6)に収容され、開口(8)に間隔を空けて近接対向している。変位規制部(5)は、ポンプ室(6)の内壁から突出して、開口(8)側とは反対側で振動部(9)に対して間隔を空けて対向している。

Description

本発明は、流体を吸引および吐出するポンプに関するものである。
図12は、従来のポンプ(例えば特許文献1参照。)の概念図である。
図12に示すポンプ101は、ポンプ筐体102と、振動部103と、を備えている。ポンプ筐体102は、内部にポンプ室106と流路107とを有している。振動部103は、ポンプ室106に収容され、ポンプ室106への流路107の接続部(開口)108に間隔を空けて対向し、開口108に近接している。振動部103は、開口108に対向する方向に沿って振動可能となるように、弾性的にポンプ筐体102に連結されている。振動部103は駆動部104を備え、駆動部104は振動部103を開口108に対向する方向に沿って振動させる。
特開2013−068215号公報
従来のポンプ101では、ポンプ筐体102に衝撃加重が加わることで、振動部103に慣性力が働き、振動部103に過大な変位が生じることがあった。すると、降伏点を超える引っ張り応力が振動部103に作用して、振動部103が塑性変形することがあった。これにより、ポンプ101では、衝撃加重が加わると故障や特性劣化が生じる危険性があった。
特に、携帯して使用されることの多い生体情報取得装置の場合、不注意から生体情報取得装置を落下させてしまい、生体情報取得装置に備えられるポンプに衝撃荷重のかかる可能性が高かった。生体情報取得装置は例えば手首式血圧計である。携帯して使用されることの多い生体情報取得装置とは、大体人の掌に載せられる程度の大きさ、重量に相当する。
そこで本発明は、耐衝撃性を高めたポンプの提供を目的とする。
本発明に係るポンプは、内部にポンプ室を有するポンプ筐体と、前記ポンプ筐体に支持され、前記ポンプ室を第1ポンプ室と第2ポンプ室に分割し、所定方向に沿って屈曲振動するように駆動される振動部と、前記第1ポンプ室の内壁から突出し、前記振動部に対向する変位規制部と、を備える。振動部は例えば駆動部と振動板によって構成される。駆動部は例えば圧電素子である。
この構成では、衝撃加重等によって振動部が過大に変位しようとしても、変位規制部によって振動部の変位が規制される。したがって、振動部が過大に変位することを防ぐことができ、振動部が大きく塑性変形してポンプが故障することやポンプ効率が大きく低下することを防ぐことができる。これによりポンプの耐衝撃性を高められる。
なお、本発明に係るポンプは、前記第2ポンプ室の内壁から突出し、前記振動部に対向する変位規制部を備えてもよい。
上記した前記変位規制部は、前記振動部が弾性変形時に位置することが可能な空間に位置することが好ましい。この弾性変形は例えば、物理的な衝撃等で意図しない動きも含む変形である。この構成では、振動部が塑性変形することを確実に防ぐことができる。 上記した前記変位規制部は、前記振動部が屈曲振動時に位置することが可能な空間に位置しないことが好ましい。この空間は例えば、駆動部が駆動し振動板が駆動部によって変形する時に駆動部及び振動板の両方が動くことが可能な空間である。この構成では、屈曲振動する振動部に変位規制部が干渉することを防ぐ(抑制する)ことができる。
上記したポンプは、前記所定方向に積層される複数の平板状部材の積層体として構成され、前記変位規制部を構成する平板状部材は、前記ポンプ筐体側から前記ポンプ室に突出する支持部と、前記支持部から前記振動部側に突出する前記変位規制部と、を備えることが好ましい。この構成では、平板状部材を積層してポンプを構成するので、ポンプの製造が容易であり、また、ポンプを薄型に構成することができる。
上記した前記変位規制部を構成する平板状部材は、前記ポンプ筐体側から前記ポンプ室に突出して延び、先端が前記振動部に接続されている給電端子を更に備えることが好ましい。この構成では、変位規制部を構成する平板状部材が、振動部への給電を行うための部材を兼ねることになり、平板状部材の部材数の抑制と、ポンプの薄型化を進めることができる。
上記した前記振動部は、高次の共振モードで屈曲振動することが好ましい。この構成では、振動部の外周部における振動振幅を小さくすることができ、振動部の振動をポンプ筐体に漏れにくくすることができる。
また、上記した前記変位規制部は、前記振動部の中央部に対向することなく、前記振動部の屈曲振動の節となる位置に対向することが好ましい。この構成では、振動部が屈曲振動しても変位規制部と振動部との間隔を殆ど変わらず一定にすることができる。したがって、流体の流れが、変位規制部と振動部との間隔の変動によって阻害されることを、より確実に防ぐことができる。
または、上記した前記変位規制部は、前記振動部の中央部に対向することなく、前記振動部の外周部に対向することが好ましい。この構成のポンプは、振動部の中央部の近傍での流体の流れを変位規制部が阻害することを防ぐことができる。また、この構成のポンプは、変位規制部が設けられる支持部を比較的短く、振動しにくいものにすることができる。したがって、この構成のポンプは、流体の流れが変位規制部の振動によって阻害されることを防ぐことができる。
または、上記した前記変位規制部は、前記振動部の中央部に対向することなく、前記振動部の屈曲振動の腹となる位置に対向することが好ましい。この構成では、駆動部に異常な駆動力が働き、振動部に過大に変位しようとしても、変位規制部によって振動部の変位が規制される。したがって、この構成のポンプは、振動部が過大に変位することを防ぐことができ、振動部が大きく塑性変形してポンプが故障することやポンプ効率が大きく低下することを防ぐことができる。これにより、この構成のポンプは、定格入力を高められる。
ここで、定格入力とは、ポンプが故障しない入力の最大値である。例えばポンプが電圧で駆動する場合、ポンプが故障しない電圧の最大値を指す。
上記したポンプは、前記変位規制部として、互いの間に間隔を空けて並ぶ複数の変位規制部を備えることが好ましい。この構成では、変位規制部と振動部との接触時に、振動部が傾くことを防ぐ(抑制する)ことができる。また、変位規制部と振動部とが対向する面積を減じることができ、流体の流れが変位規制部に阻害されることを、より確実に防ぐことができる。
上記したポンプは、前記変位規制部として3つ以上の変位規制部を備えることが好ましい。この構成のポンプは、振動部が、変位規制部との接触時に3つ以上の変位規制部を結ぶ平面と平行になるので、振動部が傾くことをより確実に防ぐことができる。
更に、上記した3つ以上の変位規制部の内側に、振動部の重心が収まっていることが好ましい。この構成のポンプは、変位規制部の少なくとも1つ以上が、振動部の傾きを規制するので、振動部が傾くことをより確実に防ぐことができる。
本発明は、衝撃加重などがポンプに作用したときに振動部が過大に変位することを変位規制部によって防ぐことができ、ポンプの耐衝撃性を高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るポンプ1の模式断面図である。 図2は、本発明の第2の実施形態に係るポンプ1Aの外観斜視図である。 図3は、ポンプ1Aの分解斜視図である。 図4(A)は、振動板15の上面側を視た斜視図である。図4(B)は、振動板15の下面側を視た斜視図である。 図5(A)は、給電板18の上面側を視た斜視図である。図5(B)は、給電板18の下面側を視た斜視図である。 図6(A)は、ポンプ1における給電板18から流路板12までを見た側面断面図であり、図6(B)中にA−A’線で示す位置の断面を示している。図6(B)は、振動部24および給電板18を見た平面図である。 図7は、本実施形態に係るポンプ1Aと、従来構成に係るポンプ101(図12参照)とのサンプルに対して、50cmの高さから落下させる衝撃試験を行う前後でのポンプ特性(最大圧力)の変化を示す図である。 図8(A)は、第3の実施形態に係るポンプが備える給電板18Aの上面側を視た斜視図である。図8(B)は、給電板18Aの下面側を視た斜視図である。 図9は、給電板18Aおよび振動部24を見た平面図である。 図10は、本発明の第4の実施形態に係るポンプ1Bの分解斜視図である。 図11(A)(B)は、ポンプ1Bの要部を示す模式断面図である。図11(A)は流体が順流方向に流れる場合を示し、図11(B)は流体が逆流方向に流れる場合を示している。 図12は、従来のポンプ(例えば特許文献1参照。)の概念図である。
以下、本発明に係るポンプの複数の実施形態を、気体の吸引と排気とを行うエアポンプを構成する場合を例に説明する。なお、本発明に係るポンプは、エアポンプを構成する他、液体や、気液混合流体、気固混合流体、固液混合流体、ゲル、ゲル混合流体等の、適宜の流体に流れを生じさせるポンプを構成することもできる。
≪第1の実施形態≫
まず、本発明に係るポンプの概略構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るポンプ1の模式断面図である。
ポンプ1は、ポンプ筐体2と、振動板3と、駆動部4と、変位規制部5と、を備えている。ポンプ筐体2は、内部にポンプ室6と流路7とを有している。流路7は、ポンプ室6に接続される開口8を有している。振動板3と駆動部4とは、一体に積層されて振動部9を構成している。振動部9は、ポンプ室6に収容され、開口8に間隔を空けて近接対向している。振動部9は、開口8に対向する方向に沿って変位自在となるように弾性的にポンプ筐体2に連結されていて、駆動部4に駆動電圧が印加されることで開口8に対向する方向に沿った方向の振動が生じる。振動部9は、ポンプ室6を第1ポンプ室と第2ポンプ室に分割する。変位規制部5は、ポンプ室6の内壁から突出して、開口8側とは反対側で振動部9に対して間隔を空けて対向している。
したがって、衝撃加重等の作用で振動部9に慣性力が働き、振動部9が開口8とは反対側に過大に変位しようとしても、変位規制部5によって振動部9の過大な変位が規制される。これにより、振動部9が大きく塑性変形することを抑制でき、ポンプ1の耐衝撃性が高いものになる。
なお、ポンプ室6において振動部9が弾性変形時に位置することが可能な空間に、変位規制部5は位置している。この弾性変形は例えば、物理的な衝撃等で意図しない動きも含む変形である。これにより、振動板3に降伏点を超える引っ張り応力が作用することがなくなり、振動板3の塑性変形を確実に防ぐことができる。また、ポンプ室6において振動部9が屈曲振動時に位置することが可能な空間に、変位規制部5は位置しない。この空間は例えば、駆動部4が駆動し振動板3が駆動部4によって変形する時に駆動部4及び振動板3の両方が動くことが可能な空間である。これにより、駆動部4の通常の駆動によって振動する振動部9に変位規制部5が干渉(接触)することがなく、振動部9の振動が阻害されることを防ぐ(抑制する)ことができる。
したがって、このポンプ1は、耐衝撃性が高く、衝撃加重等が作用しても故障や特性劣化が生じにくい。
図1に示すように、変位規制部5は駆動部4より振動板3に近接している方が好ましい。というのも、一般的に駆動部4は圧電体のような、衝撃に弱い材料で構成される一方、振動板3はバネ性を持ち、衝撃に強い金属材料で構成されることが多いためである。従って、ポンプ1は、振動部9の破損をより確実に防ぐことが出来る。
なお、変位規制部5が駆動部4に近接している場合、図1に示すように、駆動部4の下主面の全てに振動板3を貼り付けることが好ましい。これにより、ポンプ1は、振動部9の破損をより確実に防ぐことが出来る。
以下、第1の実施形態に係るポンプのより詳細な構成例について説明する。
≪第2の実施形態≫
図2は、本発明の第2の実施形態に係るポンプ1Aの外観斜視図である。
ポンプ1Aは、ポンプ筐体2Aと外部接続端子3A,4Aとを備えている。外部接続端子3A,4Aは外部電源に接続され、交流駆動信号が印加される。ポンプ筐体2Aは、主面(上主面)5Aと主面(下主面)6Aとを有し、上主面5A,下主面6A間が薄手の六面体である。また、ポンプ筐体2Aは、内部にポンプ室7Aを有し、上主面5Aにポンプ室7Aに通じる流路孔41を有し、下主面6Aにポンプ室7Aに通じる流路孔31(図3参照)を有している。
図3は、ポンプ1Aの分解斜視図である。ポンプ1Aは、カバー板11、流路板12、対向板13、接着層14(不図示)、振動板15、圧電素子16、絶縁板17、給電板18、スペーサ板19、および蓋板20を備え、それらを下主面6Aから上主面5Aにかけて順に積層した構造を有している。
カバー板11と流路板12と対向板13とには、下主面6A(図2参照)の流路孔31に通じる流路が形成されている。接着層14(不図示)と振動板15と絶縁板17と給電板18とスペーサ板19とには、ポンプ室7A(図2参照)が形成されている。蓋板20には、上主面5A(図2参照)の流路孔41に通じる流路が形成されている。
カバー板11は、3つの流路孔31を有している。各流路孔31は、円形状であり、本実施形態においてはポンプ筐体2の下主面6Aに開口して外部空間から気体を吸引する吸気孔として機能する。また、3つの流路孔31は、カバー板11の平面視した中心位置から離れて位置している。より具体的には、各流路孔31と中心位置とを結ぶ線分のなす角度が等角度となるように、各流路孔31は配置している。
流路板12は、1つの開口32と、3つの流路33と、6つの接着剤封止孔34と、を有している。開口32は、流路板12の中心位置の周囲に比較的広い面積で円形状に設けている。該開口32は、下面側がカバー板11に覆われ、上面側が後述する対向板13の流路孔35に連通する。
3つの流路33は、第一端から第二端にかけて流路板12の中心付近に設けられた開口32から放射方向に延びている。各流路33の第一端は、開口32に連通する。各流路33の第二端は、カバー板11における3つの流路孔31それぞれに連通する。各流路33は、第二端を除いて上下がカバー板11と対向板13とに覆われている。
6つの接着剤封止孔34は、ポンプ室7A(図2参照)の外周に沿って互いの間に間隔を空けて配置している。より具体的には、各接着剤封止孔34は、後述する振動板15の枠部22と連結部23との接続位置に対向するように、ポンプ室7Aの外周に沿って延びている。各接着剤封止孔34は、下面側がカバー板11に覆われ、上面側が後述する対向板13の接着剤封止孔36に連通する。
対向板13は、金属製であり、外方へ突出するように外部接続端子3Aを備えている。また、対向板13は、1つの流路孔35と、6つの接着剤封止孔36と、を有している。
流路孔35は、対向板13の中心位置の周囲に流路板12の開口32よりも小さい径で円形状に設けている。該流路孔35は、下面側が流路板12の開口32に連通し、上面側がポンプ室7A(図2参照)に連通する。
6つの接着剤封止孔36は、ポンプ室7A(図2参照)の外周に沿って互いの間に間隔を空けて配置している。より具体的には、各接着剤封止孔36は、後述する振動板15の枠部22と連結部23との接続位置に対向するように、ポンプ室7Aの外周に沿って延びている。各接着剤封止孔36は、下面側が流路板12の各接着剤封止孔34に連通し、上面側が接着層14(不図示)に面している。
接着剤封止孔34,36は、未硬化状態の接着層14(不図示)がポンプ室7A(図2参照)にはみ出して振動板15の連結部23に接着することを防ぐために設けている。未硬化状態の接着層14が連結部23に接着してしまうと、連結部23の振動が阻害されるために、製品ごとの特性ばらつきを招いてしまう。そこで、接着剤封止孔34,36を設け、はみ出した分の接着剤が接着剤封止孔34及び接着剤封止孔36に流れるようにすることで、接着層14がポンプ室7Aにはみ出すことを防ぎ、製品ごとの特性ばらつきが生じることを抑制している。
接着層14(不図示)は、後述する振動板15の枠部22と重なるように平面視して円形の開口を有する枠状に設けられている。接着層14の枠内に囲まれる空間はポンプ室7A(図2参照)の一部を構成するものである。接着層14は、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂に、粒径が略均一な複数の導電性粒子を含有してなる。導電性粒子は、例えば導電性の金属でコーティングされたシリカ又は樹脂として構成している。このように接着層14に複数の導電性粒子を含有するので、接着層14の全周にわたる厚みを、導電性粒子の粒径とほぼ一致させて一定にすることができる。このため、接着層14により対向板13と振動板15との間に一定の間隔を空けて対向板13と振動板15とを対向させることができる。また、対向板13と振動板15とを接着層14の導電性粒子を介して電気的に導通させることができる。
振動板15は、例えばSUS430のような金属製である。図4(A)は、振動板15の上面側を視た斜視図である。図4(B)は、振動板15の下面側を視た斜視図である。
振動板15は、円板部21と、枠部22と、3つの連結部23とを備え、円板部21と枠部22と連結部23とに囲まれる複数の開口37を有している。複数の開口37はポンプ室7A(図2参照)の一部を構成するものである。円板部21は、平面視して円形状である。枠部22は、平面視して円形の開口を設けた枠状であり、円板部21の周囲を間隔を空けた状態で囲む。各連結部23は、円板部21と枠部22とを連結する。円板部21は、ポンプ室7A(図2参照)の内部に浮いた状態で連結部23に支持される。
円板部21の下面(図4(B)参照)は、中央部付近に円形の領域が凸状に構成された凸部42を有している。円板部21の下面に凸部42を設けることで、対向板13の流路孔35に凸部42が近接し、円板部21の振動に伴って生じる流体の圧力変動を大きくすることができる。また、凸部42が設けられていない領域では、円板部21と対向板13との間隔が拡がる。凸部42が設けられていない領域は、ポンプ動作に直接寄与することの無い領域であるので、この領域で円板部21と対向板13との間隔を拡げることで、圧電素子16の駆動負荷を減らして、ポンプ動作によって生じる流体の圧力や流量、ポンプ効率を改善することができる。なお、本実施形態においては、円板部21の下面に凸部42に設ける例を示しているが、円板部21の下面は平坦状にしておき、円板部21に対向する対向板13において流路孔35の周囲を凸状にしてもよい。
各連結部23は、概略丁字状であり、等角度方向に間隔を空けて配置されている。具体的には、各連結部23は、振動板15の中心側の端部が円板部21に連結されて、円板部21から放射方向に延び、二股に分かれポンプ室7Aの外周に沿って延び、枠部22側に屈曲して枠部22に至り枠部22に連結されている。各連結部23がこのような形状を有しているために、円板部21の縁は上下方向に変位可能、かつ、平面方向にほとんど変位しないように、枠部22に支持されている。
図3に示す圧電素子16は、圧電材料からなる円板の上面および下面に電極を設けて構成している。圧電素子16の上面の電極は、給電板18を介して、外部接続端子4Aに電気的に接続している。圧電素子16の下面の電極は、振動板15、接着層14、対向板13を介して、外部接続端子3Aに電気的に接続している。なお、圧電素子16の下面の電極は設けずに、金属製の振動板15で代用するようにしてもよい。この圧電素子16は厚み方向に電界が印加されることにより、面内方向に面積が拡大または縮小するような圧電性を有している。圧電素子16を用いることにより、後述する振動部24を薄型に構成することができ、ポンプ1を小型化できる。
圧電素子16と円板部21とは、図示しない接着剤等を介して貼り付けており、振動部24を構成している。振動部24は、圧電素子16と円板部21とのユニモルフ構造であり、圧電素子16の面積振動が円板部21に拘束されることによって上下方向の屈曲振動が生じるように構成されている。円板部21の外周部は、上述したように連結部23によって上下に変位自在に支持されているので、振動部24に生じる屈曲振動は連結部23に殆ど阻害されることがない。なお、振動部24が上下方向に変位可能であるため、ポンプ1Aに衝撃加重や加速度が作用すると、振動部24には上下方向の変位が生じることになる。
絶縁板17は、平面視して円形の開口38を有する枠状である。開口38はポンプ室7A(図2参照)の一部を構成するものである。該絶縁板17は、絶縁性樹脂からなり、給電板18と振動板15との間を電気的に絶縁している。これにより、圧電素子16の上下面の電極間に、給電板18と振動板15とを介して駆動電圧を印加することを可能にしている。なお、絶縁板17を設ける他、振動板15や給電板18の表面に絶縁材料をコーティングしたり、振動板15や給電板18の表面に酸化被膜を設けたりして、給電板18と振動板15との間を絶縁するようにしてもよい。
給電板18は、金属製である。図5(A)は、給電板18の上面側を視た斜視図である。図5(B)は、給電板18の下面側を視た斜視図である。
給電板18は、外部接続端子4Aと、内部接続端子27と、枠部28と、支持部29と、変位規制部30と、を備え、支持部29に囲まれる開口39を有している。開口39はポンプ室7A(図2参照)の一部を構成するものである。内部接続端子27は、枠部28から開口39に突出するように設けていて、先端を圧電素子16の上面の電極にはんだ付けしている。
支持部29は、平面視して円形の外形状を有し、開口39を囲む枠状である。枠部28は、平面視して支持部29を囲む枠状である。ここでは、給電板18は、支持部29と枠部28の間に段差を有しており、下面において支持部29が枠部28よりも凹み、上面において枠部28が支持部29から凹んでいる。圧電素子16の上面が支持部29に過度に接近すると空気抵抗により振動振幅が低下してしまうので、給電板18の下面において支持部29を枠部28よりも凹ませることで、支持部29に圧電素子16が過度に接近しないようにしている。
支持部29は、開口39に突出する、すなわち、支持部29の中心方向に突出する3つの波状部43を有している。各波状部43は、平面視して波状に連なっている。3つの波状部43は、それぞれ開口39を等角度で4分割した領域のうちの3つの領域に設けられている。なお、内部接続端子27の先端は、開口39を等角度で4分割した領域のうちの残りの1つの領域に位置している。
各波状部43の下面(図5(B)参照)には、それぞれ変位規制部30が設けられている。各変位規制部30は、平面視して円形であり、各波状部43の下面から下方に突出している。各変位規制部30は、衝撃加重等の作用時に圧電素子16の上面に接触して、振動板15の連結部23に過剰な伸びが生じることを防ぐために設けている。なお、各変位規制部30の下面は、振動部24の屈曲振動に干渉しないような高さで設けている。
変位規制部30は図5(B)に示すように、尖った形状に比べると、平面形状のほうが好ましい。変位規制部30によって振動部24の過大変位が規制される場合、平面で受けられるので変位規制部30及び振動部24の両方にかかる応力集中が緩和される。そのため、平面形状の変位規制部30は、変位規制部30及び振動部24の両方が破壊されるのを防ぐことが出来る。
また、図3に示すスペーサ板19は、樹脂製であり、平面視して円形の開口部40を有する略枠状である。開口部40はポンプ室7A(図2参照)の一部を構成するものである。
蓋板20は、ポンプ室7A(図2参照)の上面を閉塞する。ここでは蓋板20は、ポンプ筐体2の上主面5Aに開口する流路孔41を有している。流路孔41は、平面視して円形状であり、外部空間に連通するとともに、スペーサ板19の開口部40、即ちポンプ室7Aに連通している。流路孔41は、本実施形態においては外部空間に気体を排出する排気孔である。なお、流路孔41は、ここでは蓋板20の中心位置に設けるが、流路孔41は蓋板20の中心位置から外れる位置に設けてもよい。
図6(A)は、ポンプ1における給電板18から流路板12までを見た側面断面図であり、図6(B)中にA−A’線で示す位置の断面を示している。
ポンプ1Aにおいては、外部接続端子3A,4Aに交流駆動信号が印加されるにより、圧電素子16の厚み方向に交番電界が印加される。すると、圧電素子16が面内方向に等方的に伸縮しようとして、圧電素子16と円板部21との振動部24に厚み方向の屈曲振動が同心円状に生じる。
本実施形態においては、外部接続端子3A,4Aに印加される交流駆動信号は、振動部24に3次の高次共振モードで屈曲振動が生じる周波数を有するように設定する。振動部24が3次の高次共振モードで屈曲振動する場合には、振動部24の中心部に第1の振動の腹が生じ、振動部24の外縁部に、第1の振動の腹とは位相が180°異なる第2の振動の腹が生じ、振動部24の中心部と外縁部との間の中間部に振動の節が生じる。このように、振動部24を高次(かつ奇数次)の共振モードで屈曲振動させれば、1次の共振モードで屈曲振動する場合に比べて、振動部24が屈曲せずに上下方向に振れるような振動が生じにくくなり、また、振動部24の外周部での振動振幅が小さくなってポンプ筐体2A(図2参照)に振動が漏れにくくなる。
以上のように振動部24に屈曲振動が生じることにより、振動部24において凸部42が上下に繰り返し変位し、凸部42と対向板13との隙間の薄い流体層に、凸部42が繰り返し叩き付けられることになる。これにより、凸部42に対向する流体層では繰り返しの圧力変動が生じ、該圧力変動が流体を介して凸部42に対向する対向板13の領域(以下、可動部44と称する。)に伝達される。可動部44は、流路板12の開口32に対向しているため薄く、屈曲振動可能に構成されている。したがって、可動部44は、振動部24の屈曲振動に呼応して、振動部24の屈曲振動と同じ周波数で異なる位相の屈曲振動を生じることになる。
このようにして生じる振動部24の振動と可動部44の振動とが連成されることにより、ポンプ室7A内部では、凸部42と可動部44との間の隙間の間隔が、流路孔35の近傍から外周側にかけて進行波状に変化する。これにより、ポンプ室7A内部で流路孔35の近傍から外周側に流体が流れるようになる。このことにより、ポンプ室7Aの内部で流路孔35の周辺に負圧が生じ、流路孔35からポンプ室7Aに流体が吸引され、蓋板20に設けた流路孔41を介してポンプ室7Aの流体が外部に排出されることになる。
図6(B)は、振動部24および給電板18を見た平面図である。
給電板18の変位規制部30は、振動部24の上面側に間隔を空けて対向するように設けられている。より具体的には、本実施形態において変位規制部30は、振動部24の第1の振動の腹や第2の振動の腹が生じる位置には対向せず、振動の節が生じる位置に対向するように設けている。したがって、振動部24に屈曲振動が生じていても、振動部24と変位規制部30との間隔は変動せず、一定の間隔が保たれることになる。したがって、変位規制部30を設けていても、振動部24の振動は殆ど阻害されることが無く、良好なポンプ効率を実現することができる。
また、変位規制部30は複数を分散させて設けており、ここでは3つの変位規制部30を設けている。このため、衝撃加重等によって振動部24が変位して、振動部24が変位規制部30に接触する際には、振動部24が複数の変位規制部30に接触するように傾きを防ぐことができる。また、変位規制部30と振動部24とが対向する面積を減じることができ、流体の流れが変位規制部30に阻害されることを、より確実に防ぐことができる。
なお、内部接続端子27の先端は、振動部24における振動の節となる位置にはんだ付けしている。また、内部接続端子27は、圧電素子16の振動の節が生じる同心円状の領域に対して、当該同心円状の領域の接線方向に沿って延びている。これらのことにより、圧電素子16から内部接続端子27に振動が漏れることを抑制でき、ポンプ効率のさらなる改善を図ることができるとともに、内部接続端子27が振動により破断することを防止できる。
以上のような構成の第2の実施形態に係るポンプ1Aにおいても、第1の実施形態と同様に、衝撃加重等が作用しても、変位規制部30によって振動部24の過大な変位が規制され、連結部23が大きく塑性変形することを抑制でき、ポンプ1Aの耐衝撃性が高いものになる。図7は、本実施形態に係るポンプ1Aと、従来構成に係るポンプ101(図12参照)とのサンプルに対して、50cmの高さから落下させる衝撃試験を行う前後でのポンプ特性(最大圧力)の変化を示す図である。本実施形態に係るポンプ1Aでは、衝撃試験の前後でポンプ特性に格別な劣化は生じなかったが、従来構成に係るポンプ101では、衝撃試験によりポンプ特性に重大な劣化が生じた。このように、本実施形態に係るポンプ1Aは、耐衝撃性が高く、衝撃加重等が作用しても故障や特性劣化が生じにくい。
≪第3の実施形態≫
次に、本発明の第3の実施形態に係るポンプについて説明する。
図8(A)は、第3の実施形態に係るポンプが備える給電板18Aの上面側を視た斜視図である。図8(B)は、給電板18Aの下面側を視た斜視図である。
給電板18Aは、外部接続端子4Aと、内部接続端子27と、枠部28と、支持部29Aと、変位規制部30Aと、を備え、支持部29Aに囲まれる開口39Aを有している。本実施形態においては、外部接続端子4Aと、内部接続端子27と、枠部28とは、第2の実施形態に係る構成と殆ど同じであり、支持部29A、変位規制部30A、および、開口39Aが第2の実施形態に係る構成と相違している。具体的には、変位規制部30Aは、平面視して山状であり、支持部29Aの外周部に沿って設けられている。支持部29Aは、3つの波状部43Aを備え、波状部43Aは第2の実施形態に係る構成よりも起伏を小さくしている。開口39Aは、波状部43Aの起伏が小さくなった分だけ領域が拡大している。
図9は、給電板18Aおよび振動部24を見た平面図である。
給電板18Aの変位規制部30Aは、振動部24の上面側に間隔を空けて対向していて、振動部24の第1の振動の腹や振動の節が生じる位置には対向せず、振動部24の振動の節よりも外側の振動部24の外周部に対向するように設けている。この構成では、変位規制部30Aを第2の実施形態より外側に設けているので、波状部43Aの起伏を小さくすることができる。すなわち、給電板18Aの放射方向における波状部43Aの寸法を短くすることができる。これにより、流体の流れを妨げる波状部43Aの厚み方向の振動が抑制され、流体の流れが促進される。
この第3の実施形態に係る構成のように変位規制部を振動部の外周部に対向させるか、または、先の第2の実施形態に係る構成のように変位規制部を振動部における振動の節に対向させるかは、波状部(支持部)の振動によって流体の流れが阻害される影響と、変位規制部と振動部との間隔の変動によって流体の流れが阻害される影響のいずれが大きいかに応じて決定すると好適である。
以上のような構成の第3の実施形態に係るポンプにおいても、第1の実施形態と同様に、衝撃加重等が作用しても、変位規制部30Aによって振動部24の過大な変位が規制されるので、ポンプの耐衝撃性が高いものになり、衝撃加重等が作用しても故障や特性劣化が生じにくい。
《第4の実施形態》
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図10は、本発明の第4の実施形態に係るポンプ1Bの分解斜視図である。
ポンプ1Bは、ポンプ筐体2Bと、バルブ筐体3Bと、ダイヤフラム4Bと、を備えている。ポンプ筐体2Bは、第2の実施形態に係るポンプ1の給電板よりも天板側の部材(給電板、蓋板およびスペーサ板)を除いて、給電板18Bを設けた構成である。給電板18Bは、前述した第2の実施形態の構成に対して、1つの波状部43の上面側に円柱状に突出するバルブ凸部5Bを追加して設けた構成である。ポンプ筐体2Bは、下主面側から吸引した流体を上面側に排出する。
バルブ筐体3Bは、ポンプ筐体2Bの上面側に設けていて、ダイヤフラム4Bとともに、ポンプ筐体2Bが排出する流体がポンプ筐体2Bに逆流することを防ぐ機能を有している。ダイヤフラム4Bは、柔軟性を有する平膜状であり、バルブ筐体3Bとポンプ筐体2Bとの間に挟み込まれている。
図11(A)(B)は、ポンプ1Bの要部を示す模式断面図であり、図11(A)は流体が順流方向に流れる場合を示し、図11(B)は流体が逆流方向に流れる場合を示している。
バルブ筐体3Bは、天板10Bと、天板10Bから上方に突出する外部接続部11Bと、天板10Bから下方に突出する弁座12Bと、を備える。外部接続部11Bには、バルブ筐体3Bの内部空間30Bと外部空間とを通気する第1流路孔31Bとが設けられている。弁座12Bには、バルブ筐体3Bの内部空間30Bと外部空間とを通気する第2流路孔32Bが設けられている。ダイヤフラム4Bは、給電板18Bに設けたバルブ凸部5Bに対向する位置に開口33Bが設けられている。
ダイヤフラム4Bは、バルブ筐体3Bの内部空間30Bから与圧されることで開口33Bの周囲の部分がバルブ凸部5Bに接触し、ポンプ筐体2B側から与圧されることで、開口33Bの周囲がバルブ凸部5Bから離れる。また、ダイヤフラム4Bは、バルブ筐体3Bの内部空間30Bから与圧されることで、弁座12Bに対向する部分が弁座12Bから離れ、ポンプ筐体2B側から与圧されることで、弁座12Bに対向する部分が弁座12Bに接触する。
したがって、図11(A)に示すように流体が順流方向に流れる場合には、ダイヤフラム4Bの開口33Bがバルブ凸部5Bから離れて開放され、ポンプ筐体2B側からバルブ筐体3Bの内部空間30Bに流体が流れる。そして、その流体は、第2流路孔32Bがダイヤフラム4Bに閉じられているため、第1流路孔31Bを介して外部に排出される。
また、図11(B)に示すように流体が逆流方向に流れて、外部から第1流路孔31Bを介してバルブ筐体3Bの内部空間30Bに流入する場合には、その流体は、ダイヤフラム4Bの開口33Bがバルブ凸部5Bに接触して閉じられ、ダイヤフラム4Bが離れて第2流路孔32Bが開放されているため、第2流路孔32Bを介して外部に排出される。
したがって、本実施形態に係るポンプ1Bでは、排出した流体が逆流してきたとしても、その流体は、ポンプ筐体2B側に至ることは無く別の流路孔を介して外部に排出することができる。
また、本実施形態に係るポンプ1Bでは、ポンプ筐体2Bとバルブ筐体3Bとダイヤフラム4Bとを一体にした構成を採用したが、ポンプ筐体2Bとバルブ筐体3Bおよびダイヤフラム4Bとが完全に別体に構成されていてもよい。ポンプ筐体2Bとバルブ筐体3Bとダイヤフラム4Bとを一体にした構成にすることで、バルブ機能を有するポンプ1Bであっても小型化することができる。特に、本実施形態に係るポンプ1Bでは、衝撃加重による振動部24の変位を規制する変位規制部30を設けた給電板18Bに、バルブ機能を実現するためのバルブ凸部5Bを追加して設けているので、バルブ機能を有するポンプ1Bを極めて小型に構成することができる。
以上の各実施形態に示すように、本発明は実施することができるが、本発明はそれ以外の実施形態でも実施することができる。例えば、上述の各実施形態では、面内方向に伸びや縮みが生じる圧電素子を利用する例を示したが、本発明は、この例に限られるものではない。例えば、電磁駆動で振動板を屈曲振動するようにしてもよい。
また、上述の各実施形態では、変位規制部を給電板に設けて下面側に突出させる例を示したが、本発明は、この例に限られるものではない。例えば、変位規制部は蓋板等から下方に突出させてもよい。また、変位規制部は、振動部24の下方(第2ポンプ室)に設けてもよく、振動部24の下方(第2ポンプ室)と上方(第1ポンプ室)の両方に設けてもよい。
また、上述の各実施形態では、変位規制部を円柱状で3つ設ける例を示したが、変位規制部の数や形状、配置は上記した例に限られるものではない。例えば、変位規制部を角柱状や円環状にしてもよい。また、振動部24の外形よりも若干小さい外形を有する円環状にしてもよい。また、変位規制部は、1箇所や、2箇所、あるいは、4箇所以上に設けるようにしてもよい。
また、上述の各実施形態では、振動板を3次の共振モードで振動させるように交流駆動信号の周波数を定める例を示したが、本発明は、これに限るものではない。例えば、振動板を1次共振モードや5次共振モードなどで振動させるように、交流駆動信号の周波数を定めてもよい。
また、上述の各実施形態では、流体として気体を用いる例を示したが、本発明は、これに限るものではない。例えば、当該流体が、液体、気液混合流、固液混合流、固気混合流などであってもよい。また、上述の各実施形態では、対向板に設ける流路孔を介してポンプ室に流体を吸引する例を示したが、本発明は、これに限るものではない。例えば、対向板に設ける流路孔を介してポンプ室から流体を吐出するようにしてもよい。対向板に設ける流路孔を介して流体を吸引するか吐出するかは、凸部(打撃部)と可動部との振動の差分における進行波の方向に応じて定まる。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B…ポンプ
2,2A,2B…ポンプ筐体
3…振動板
4…駆動部
5…変位規制部
6…ポンプ室
7…流路
8…開口
9…振動部
3A,4A…外部接続端子
5A,6A…主面
7A…ポンプ室
11…カバー板
12…流路板
13…対向板
14…接着層
15…振動板
16…圧電素子
17…絶縁板
18,18A,18B…給電板
19…スペーサ板
20…蓋板
21…円板部
22…枠部
23…連結部
24…振動部
27…内部接続端子
28…枠部
29,29A…支持部
30,30A…変位規制部
31…流路孔
32…開口
33…流路
35…流路孔
42…凸部
43,43A…波状部
44…可動部
3B…バルブ筐体
4B…ダイヤフラム
5B…バルブ凸部
10B…天板
11B…外部接続部
12B…弁座33B…開口

Claims (11)

  1. 内部にポンプ室を有するポンプ筐体と、
    前記ポンプ室で前記ポンプ筐体に支持され、前記ポンプ室を第1ポンプ室と第2ポンプ室に分割し、所定方向に沿って屈曲振動するように駆動される振動部と、
    前記第1ポンプ室の内壁から突出し、前記振動部に対向する変位規制部と、
    を備えることを特徴とするポンプ。
  2. 前記変位規制部は、前記振動部が弾性変形時に位置することが可能な空間に位置することを特徴とする、請求項1に記載のポンプ。
  3. 前記変位規制部は、前記振動部が屈曲振動時に位置することが可能な空間に位置しないことを特徴する、請求項1または請求項2に記載のポンプ。
  4. 前記所定方向に積層される複数の平板状部材の積層体として構成されるポンプであって、
    前記変位規制部を構成する平板状部材は、
    前記ポンプ筐体側から前記ポンプ室に突出する支持部と、
    前記支持部から前記振動部側に突出する前記変位規制部と、
    を備えることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のポンプ。
  5. 前記変位規制部を構成する平板状部材は、前記ポンプ筐体側から前記ポンプ室に突出して延び、先端が前記振動部に接続されている内部接続端子、を更に備えることを特徴とする、
    請求項4に記載のポンプ。
  6. 前記振動部は、高次の共振モードで屈曲振動することを特徴とする、
    請求項4または請求項5に記載のポンプ。
  7. 前記変位規制部は、前記振動部の中央部に対向することなく、前記振動部の屈曲振動の節となる位置に対向することを特徴とする、
    請求項6に記載のポンプ。
  8. 前記変位規制部は、前記振動部の中央部に対向することなく、前記振動部の外周部に対向することを特徴とする、
    請求項4乃至請求項6のいずれかに記載のポンプ。
  9. 前記第2ポンプ室の内壁から突出し、前記振動部に対向する変位規制部を備える、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のポンプ。
  10. 前記変位規制部として、互いの間に間隔を空けて並ぶ複数の変位規制部を備えることを特徴とする、
    請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のポンプ。
  11. 前記変位規制部として3つの変位規制部を備えることを特徴とする、
    請求項10に記載のポンプ。
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