JPWO2016170966A1 - 光源装置、投射型表示装置および表示システム - Google Patents

光源装置、投射型表示装置および表示システム Download PDF

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Abstract

本発明の光源装置(10)は、第1の波長域の光を出射する光源(11)と、光源から出射した第1の波長域の光の光路を、第1および第2の光路に分割する光路分割素子(12)と、第1の光路上に配置されると共に、第1の波長域の光によって励起され、第1の波長域とは異なる第2の波長域の光を出射する第1の蛍光体(131a)と、第2の光路上に配置されると共に、第1の波長域の光によって励起され、第1および第2の波長域とは異なる第3の波長域の光を出射する第2の蛍光体(131b)と、第1の蛍光体から出射された第2の波長域の光と、第2の蛍光体から出射された第3の波長域の光とを合成する光路合成素子(12)とを備える。

Description

本開示は、投射型表示装置の照明等として用いられる光源装置、投射型表示装置および表示システムに関する。
近年、プロジェクタ(投射型表示装置)では、レーザなどの個体光源から蛍光体に光を照射し、蛍光発光した光を照明光として出力する光源装置(照明装置)が用いられている。また、蛍光体を金属などの反射材上に形成し、いわゆる反射型の構成とすることで、高い出力を得ることができる。
一方で、ユーザインターフェイス(UI:User Interface)の分野では、上記のような投射型表示装置を組み込んだ電子機器において、可視光に加えて赤外光などの非可視光が使用される場合がある。蛍光体を用いた光源装置においても、蛍光体の励起用の光源(青色レーザ)に加え、更に、近赤外光源(LED)を配置したものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2014−21223号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の光源装置では、光源の数(種類)が増え、またそれらの光源毎に冷却機構を設置することが望まれる。このため、装置全体の小型化が困難である。
したがって、蛍光体を用いた装置構成において、簡易かつコンパクトな構成を実現することが可能な光源装置、およびそのような光源装置を用いた投射型表示装置ならびに表示システムを提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態の光源装置は、第1の波長域の光を出射する光源と、光源から出射した第1の波長域の光の光路を、第1および第2の光路に分割する光路分割素子と、第1の光路上に配置されると共に、第1の波長域の光によって励起され、第1の波長域とは異なる第2の波長域の光を出射する第1の蛍光体と、第2の光路上に配置されると共に、第1の波長域の光によって励起され、第1および第2の波長域とは異なる第3の波長域の光を出射する第2の蛍光体と、第1の蛍光体から出射された第2の波長域の光と、第2の蛍光体から出射された第3の波長域の光とを合成する光路合成素子とを備えたものである。
本開示の一実施の形態の投射型表示装置は、上記本開示の一実施の形態の光源装置を備えたものである。
本開示の一実施の形態の表示システムは、上記本開示の一実施の形態の投射型表示装置を備えたものである。
本開示の一実施の形態の光源装置、投射型表示装置および表示システムでは、光源から出射した第1の波長域の光が、光路分割素子において第1および第2の光路に分割される。第1の光路上では、第1の波長域の光を励起光として第1の蛍光体において蛍光が生じ(蛍光発光し)、これにより第2の波長域の光が出射される。第2の光路上では、第1の波長域の光を励起光として第2の蛍光体において蛍光が生じ、これにより第3の波長域の光が出射される。各光路上に出射された第2および第3の波長域の光は、光路合成素子によって合成されて出力される。
本開示の一実施の形態の光源装置、投射型表示装置および表示システムによれば、光源から出射した第1の波長域の光を、光路分割素子により第1および第2の光路に分割し、第1の光路上において、第1の蛍光体を用いて第2の波長域の光を出射する一方、第2の光路上では、第2の蛍光体を用いて第3の波長域の光を出射する。これらの第2および第3の波長域の光を、光路合成素子によって合成して出力する。このように、1の波長域の光源を用いて、複数の波長域の光を出力することができる。複数の異なる波長域の光源を配置する場合に比べ、光源の数(種類)を減らすことができ、またこれによって冷却機構を削減することができる。よって、蛍光体を用いた装置構成において、簡易かつコンパクトな構成を実現可能となる。
尚、上記内容は本開示の一例である。本開示の効果は、上述したものに限らず、他の異なる効果であってもよいし、更に他の効果を含んでいてもよい。
本開示の第1の実施形態に係る光源装置の構成例を表す模式図である。 図1に示した光源装置における波長域(青域、緑域〜赤域および赤外域)の一例を表す特性図である。 図1に示した光路分割/合成素子における光学特性を表す特性図である。 第1の比較例に係る光源装置の構成例を表す模式図である。 第2の比較例に係る光源装置の構成例を表す模式図である。 ダイクロイックミラーにおける透過率の入射角依存性を表す特性図である。 本開示の第2の実施形態に係る光源装置の構成例を表す模式図である。 図8に示した光路分割/合成素子における光学特性を表す特性図である。 第1の変形例に係る光源装置の構成例を表す模式図である。 第2の変形例に係る光源装置の構成例を表す模式図である。 第3の変形例に係る光源装置の構成例を表す模式図である。 第1の適用例に係る投射型表示装置の全体構成を表す機能ブロック図である。 第2の適用例に係る表示システムの構成を表す模式図である。 図13に示した表示システムの機能ブロック図である。 第3の適用例に係る表示システムの構成を表す模式図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。尚、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施形態(光源ユニットからの出射光を光路分割し、光路毎に波長変換した後に合成して出力する光源装置の例)
2.第2の実施形態(光源ユニットからの出射光を偏光を用いて光路分割し、光路毎に波長変換した後に、光路合成して出力する光源装置の例)
3.変形例1(2種の蛍光体を1の回転体に保持した例)
4.変形例2(透過型の波長変換部を用いた場合の例)
5.変形例3(透過型の波長変換部を用いた場合の例)
6.適用例1(投射型表示装置の例)
7.適用例2,3(表示システムの例)
[構成]
図1は、本開示の第1の実施形態に係る光源装置(光源装置10)の構成例を表したものである。光源装置10は、例えば後述の投射型表示装置(プロジェクタ)の照明として用いられるものである。
光源装置10は、例えば、光源11を含む光源ユニット11Aと、光路分割/合成素子12と、波長変換部13A,13Bとを備えている。光源ユニット11A内には、レンズ121,122が配置されている。光路分割/合成素子12と波長変換部13Aとの間にはレンズ123が、光路分割/合成素子12と波長変換部13Bとの間には、レンズ124が、それぞれ配置されている。
光源11は、波長域W1(第1の波長域)の光を出射する光源であり、例えば半導体レーザ(LD)または発光ダイオード(LED)などを含んで構成されている。光源11は、波長変換部13A,13Bの各蛍光体(後述の蛍光体131a,131b)に対する励起光源であり、波長域W1の光、例えば青域の光(青色光)を出射するものである。尚、本明細書において、波長域W1の光とは、波長域W1に発光強度ピークをもつ光を示す。
光路分割/合成素子12は、光源ユニット11Aから出射した波長域W1の光(L1)の光路を、光L1の一部を透過させ、他を反射させることによって分割すると共に、波長変換後の光(波長域W2の光L2,波長域W3の光L3)を合成する素子である。この光路分割/合成素子12は、例えばダイクロイックミラーにより構成されており、例えば入射面(または反射面)が入射光路に対して45度を成すように配置されている。尚、光路分割/合成素子12は、本開示の「光路分割素子」の機能と「光路合成素子」の機能との両方を兼ね備えた素子である。即ち、「光路分割素子」が「光路合成素子」を兼ねている場合の構成例を示している。また、光路分割/合成素子12は、ダイクロイックミラーに限定されず、ダイクロイックプリズムにより構成されていてもよい。
本実施の形態では、この光路分割/合成素子12が、入射する光L1の光路を、例えば光L1の進行方向(図1のX軸方向負の向き)に沿った光路(第1の光路)と、光L1の進行方向に直交する方向(図1のY軸方向正の向き)に沿った光路(第2の光路)とに分割するように構成されている。図1では、光L1のうちの光路分割/合成素子12を透過する光(X軸方向負の向きに進む光)を光L11とし、光路分割/合成素子12において反射される光(Y軸方向正の向きに進む光)を光L12として示す。また、光路分割/合成素子12は、波長域W2の光L2と、波長域W3の光L3とを合成して(同一方向に沿って)出射するように構成されている。これらの光L2,L3の合成光が、光源装置10の出力となる。
図2は、波長域W1〜W3の一例を示したものである。このように、例えば、波長域W1が青域、波長域W2が緑域および赤域を含む波長域(黄色の波長域)、波長域W3が赤外域(近赤外域)となっている。ここでは、光源11に青色レーザを用いており、光L1は、波長域W1において発光強度ピークを有している。波長域W1は、例えば430nm以上480nm以下、波長域W2は、例えば480nm以上700nm以下、波長域W3は、例えば700nm以上2000nm以下である。
これらの波長域W1〜W3の組み合わせの一例を、以下の表1に示す。尚、表1に示した例1が、本実施の形態の波長域W1〜W3の組み合わせに相当する。
Figure 2016170966
表1に示した例2のように、光源11からの出射される光(励起光)の波長域W1は、青域に限らず、紫外域(例えば300nm以上430nm以下)であってもよい。この場合、光源11として、例えば紫外レーザ(UVレーザ)を用いることができる。また、例3,4のように、波長域W2が緑域(例えば480nm以上590nm以下)で、波長域W3が赤域(例えば580nm以上700nm以下)であってもよい。更に、例5のように、波長域W1が紫外域、波長域W2が緑域および赤域を含む波長域、波長域W3が青域であってもよい。加えて、例6のように、波長域W1が青域、波長域W2が緑域および赤域を含む波長域、波長域W3が赤域であってもよい。
このように、波長域W1〜W3の組み合わせは、特に限定されるものではなく、用途に応じて様々な組み合わせをとりうる。例えば、特殊な表示(例えば、暗視装置(Night vision device)のための表示)や、表示以外(例えばセンシングなど)の用途では、波長域W3を赤外域とすることができる(例1,2)。あるいは、照明光の色純度を高めたり、色味を補ったりする用途では、波長域W2,W3のそれぞれを可視域の波長域の組み合わせとしても構わない(例3〜6)。
図3は、光路分割/合成素子12の光学特性(波長域W1〜W3における透過率)の一例を表したものである。光路分割/合成素子12は、上記のような波長域W1〜W3に対して、波長域毎に透過率(反射率)が異なるように設計されている。例えば、波長域W1では透過率がa%(反射率が(100−a)%)、波長域W2では透過率が略0%(反射率が略100%)、波長域W3では、透過率が略100%(反射率が略0%)となるように設計される。波長域W1の透過率aを調整することで、用途に応じて、光路分割/合成素子12における透過量と反射量との割合(光L1の光L11,L12への分割比(分配比))、即ち波長域W2,W3の光L2,L3の強度比を自由に設定することができる。また、光学系のレイアウトによっては、波長域W2の透過率が略100%で、波長域W3の透過率が略0%とされる。即ち、波長域W2,W3のうちの一方の光が透過、他方の光が反射させるように構成されていればよい。
波長変換部13A,13Bは、入射光の波長域W1を、波長域W2または波長域W3に変換する機能を有する素子である。本実施の形態では、これらの波長変換部13A,13Bはいずれも、いわゆる反射型であり、励起光の入射によって生じた蛍光が反射されて出射するように構成されたものである。
波長変換部13Aは、波長域W1の光L11を励起光として、波長域W2の蛍光を生じる蛍光体131aを有している。蛍光体131aは、例えば円盤状を成す回転体132(ホイール)によって保持された状態で、光L11の光路(第1の光路)上に、その少なくとも一部が対向するように配置されている。蛍光体131aとしては、例えば粉末状、ガラス状または結晶状のものを用いることができる。回転体132は、モータ133(駆動部)に連結されており、モータ133の駆動力によって軸A1周りに回動可能となっている。回転体132では、蛍光体131aが、反射部材(反射面)上に保持されている。蛍光体131aは、回転体132上に、例えば軸A1を中心として環状、円弧状または円状を成すように形成されている。このような構成において、回転体132がモータ133によって駆動され、回転することにより、蛍光体131aの一部分に巡回的に光L11が入射するようになっている。尚、波長変換部13Aには、図示しない冷却機構が設置されていてもよい。
波長変換部13Bは、波長域W1の光L12を励起光として、波長域W3の蛍光を生じる蛍光体131bを有している。蛍光体131bは、例えば回転体132によって保持された状態で、光L12の光路(第2の光路)上に、その少なくとも一部が対向するように配置されている。蛍光体131bとしては、例えば粉末状、ガラス状または結晶状のものを用いることができる。回転体132は、モータ133の駆動力によって軸A2周りに回動可能となっている。この回転体132では、蛍光体131bが、反射部材上に保持されている。蛍光体131bは、回転体132上に、例えば軸A2を中心として環状、円弧状または円状を成すように形成されている。このような構成において、回転体132がモータ133によって駆動され、回転することにより、蛍光体131bの一部分に巡回的に光L12が入射するようになっている。尚、波長変換部13Bには、図示しない冷却機構が設置されていてもよい。
尚、ここでは、波長変換部13A,13Bにおいて、蛍光体131a,131bが回転体132によって保持されているが、蛍光体131a,131bの励起エネルギーによっては、回転体132は設けられていなくともよい(蛍光体131a,131bは回転しなくともよい)。蛍光体131a,131bがそれぞれ、光L11,L12の光路上に配置されるような構成であればよい。
レンズ121,122は、光源11から出射された光L1を集光して、光路分割/合成素子12へ入射させるためのレンズ群である。ここでは、光源ユニット11Aにおいて、2枚のレンズ121,122を図示しているが、1枚のレンズが用いられてもよいし、3枚以上のレンズが用いられても構わない。また、これらのレンズ121,122は、蛍光体131a,131bから出射した各光L2,L3を、光路分割/合成素子12へ導くものである。
レンズ123は、光路分割/合成素子12を出射した光(光L11)を集光して、蛍光体131aへ入射させると共に、蛍光体131aから出射した光(波長変換後の光L2)を光路分割/合成素子12へ導くものである。レンズ124は、光路分割/合成素子12を出射した光(光L12)を集光して、蛍光体131bへ入射させると共に、蛍光体131bから出射した光(波長変換後の光L3)を、光路分割/合成素子12へ導くものである。
[作用、効果]
本実施の形態の光源装置10では、光源11が駆動され、光源ユニット11Aから波長域W1の光L1が出射すると、この光L1は、光路分割/合成素子12に入射する。光路分割/合成素子12では、図3に示したような光学特性を有することから、波長域W1の光L1のうちの一部(光L11)が透過され、他の部分(光L12)が反射される。これにより、波長域W1の光L1が、光L11と光L12とに光路分割される。
光路分割/合成素子12を透過した光L11は、レンズ123によって、波長変換部13Aの蛍光体131a上に集光される。これにより、蛍光体131aが、例えば青域の光L11によって励起され、例えば緑域および赤域を含む波長域W2の光L2の蛍光を生じる。この波長変換後の光L2は、回転体132上で反射された後、再びレンズ123へ入射し、このレンズ123によって平行光とされ、光路分割/合成素子12へ入射する。
一方、光路分割/合成素子12において反射された光L12は、レンズ124によって、波長変換部13Bの蛍光体131b上に集光される。これにより、蛍光体131bが、波長域W1(例えば青域)の光L12によって励起され、波長域W3(例えば赤外域)の光L3の蛍光を生じる。この波長変換後の光L3は、回転体132上で反射された後、再びレンズ124へ入射し、このレンズ124によって平行光とされ、光路分割/合成素子12へ入射する。
光路分割/合成素子12では、図3に示したような光学特性を有することから、入射した波長域W2の光L2と波長域W3の光L3とのうち、光L2は光路分割/合成素子12において反射され、光L3は光路分割/合成素子12を透過する。これにより、光L2,L3の光路が合成される(色合成される)。この光L2,L3の合成光が、光源装置10の出力となる。
ここで、図4に、本実施の形態の比較例(比較例1)として、蛍光体を用いた光源装置の一例を示す。比較例1の光源装置は、波長域W1の光(光L101)を出射する光源101と、ダイクロイックミラー102と、レンズ103と、波長変換部104とを備えている。ダイクロイックミラー102は、例えば波長域W1を透過しつつ、波長域W2を反射させるように設計されている。波長変換部104は、蛍光体1041と、回転体1042とモータ1043とを備えている。比較例1では、光源101から出射された光L101が、ダイクロイックミラー102を透過した後、レンズ103によって蛍光体1041上に集光される。蛍光体1041が、光L101によって励起されることで、波長域W2の光L102の蛍光が生じて、レンズ103へ向けて反射される。光L102は、レンズ103を介して、ダイクロイックミラー102に入射する。この波長域W2の光L102は、ダイクロイックミラー102において反射される。
また、図5には、本実施の形態の比較例(比較例2)として、蛍光体を用いた光源装置の他の例を示す。比較例2の光源装置は、上記比較例1と同様、光源101と、ダイクロイックミラー102と、レンズ103と、波長変換部104とを備えている。但し、比較例2では、波長域W3(例えば赤外光)の光を出射する光源105を更に備えている。光源105とダイクロイックミラー102との間には、レンズ106が配置されている。また、ダイクロイックミラー102は、例えば波長域W1,W3を透過しつつ、波長域W2を反射させるように設計されている。この構成により、比較例2では、上記比較例1の場合と同様、光源101から出射された光L101は、ダイクロイックミラー102を透過した後、蛍光体1041上に集光される。これにより、蛍光体1041が光L101によって励起され、波長域W2の光L102の蛍光が生じる。光L102は、レンズ103を介して、再びダイクロイックミラー102に入射し、このダイクロイックミラー102において反射される。一方で、光源105から発せられた波長域W3の光L103は、レンズ106を介してダイクロイックミラー102に入射し、このダイクロイックミラー102を透過する。このようにして、波長域W2の光L102と、波長域W3の光L103とが合成されて、光源装置10を出射する。
これらの比較例1,2では、ダイクロイックミラー102において、波長域W1の光L101を100%透過することが、理想的である。しかしながら、実際には、ダイクロイックミラー102の透過特性が入射角依存性を有すること、および、製造プロセスにおいて設計限界があることなどにより、100%の透過(または反射)特性を維持することが困難である。例えば、図6に示したように、ダイクロイックミラー102では、波長に対する透過率が入射角に応じて変化する。ダイクロイックミラー102の入射面(反射面)に対して45度の角度方向から入射する場合と、45度の角度方向から+(プラス)12度または−(マイナス)12度ずれた方向から入射した場合のそれぞれ透過特性が異なることがわかる。このように、実際には、ダイクロイックミラー102に入射する波長域W1の光L101の中にも、透過されずに反射されてしまう光(漏れ光X1)が存在する。このため、光の利用効率が低下してしまう。
また、比較例2では、この漏れ光X1がLEDなどの光源105に入射し、光源105にダメージを与え、劣化させてしまう。また、光源105の温度上昇にも繋がり、発光効率が低下する要因となる。加えて、比較例2のように、赤外域などを含む複数の波長域の光を出力する場合に、2種以上の光源101,105を用いると、光源の数(種類)が増え、またそれらの光源毎に冷却機構を設置することが望まれる。このため、装置全体の小型化が困難である。
これに対し、本実施の形態では、光源11(光源ユニット11A)から出射した波長域W1の光L1の光路が、光路分割/合成素子12により分割される。分割された一の光路(第1の光路)上では、波長域W1の光L1を励起光として蛍光体131aにおいて蛍光が生じ(蛍光発光し)、これにより波長域W2の光L2が出射される。他の光路(第2の光路)上では、波長域W1の光L1を励起光として蛍光体131bにおいて蛍光が生じ、これにより波長域W3の光L3が出射される。各光路上に出射された波長域W2の光L2と波長域W3の光L3とは、光路分割/合成素子12によって合成されて、光源装置10の外部へ出力される。即ち、1の波長域(波長域W1)の光L1を出射する光源11を用いて、複数の波長域(波長域W2,W3)の光を合成して取り出すことができる。
以上のように本実施の形態では、1の波長域W1の光L1を出射する光源11を用いて、複数の波長域(波長域W2,W3)の光を取り出すことができる。複数の異なる波長域の(複数種類の)光源を配置する場合(比較例2)に比べ、光源数を減らすことができ、これによって冷却機構を削減することができる。よって、蛍光体を用いた装置構成において、簡易かつコンパクトな構成を実現可能となる。
また、光路分割/合成素子12において透過率(反射率)の割合を調整することで、透過光だけでなく反射光を有効に利用することができる。比較例1,2のような漏れ光X1による光損失を抑制し、光利用効率の低下を抑制することができる。加えて、光源の数(種類)を削減できることで、コスト削減にもつながる。
更に、光路分割/合成素子12における波長域W1の透過率制御によって、波長域W2,W3への分配比率を調整することができるので、用途に応じて、様々な波長域W1〜W3の組み合わせを選択することができる。例えば、表示画像に合わせた色バランスを持った光線を照明光として出力することができる。この際、光路分割/合成素子12の透過率制御により適切な色バランスを設定できるので、例えば表示デバイスにおいて階調による出力調整を行わなくともよい。このため、無駄な光線が表示デバイスに入射しにくくなり、表示デバイス(パネル)の温度上昇を抑え、信頼性向上に繋がる。また、暗視用途において、可視光よりも赤外光の割合が多いような場合にも、適用可能である。
次に、上記第1の実施の形態と異なる実施の形態および変形例について説明する。以下では、上記第1の実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
<第2の実施の形態>
[構成]
図7は、本開示の第2の実施形態に係る光源装置(光源装置20)の構成例を表したものである。光源装置20は、上記第1の実施の形態の光源装置10と同様、例えば後述の投射型表示装置の照明として用いられるものである。この光源装置20は、例えば、光源11を含む光源ユニット11Aと、位相差板14(偏光回転素子)と、光路分割/合成素子15と、波長変換部13A,13Bと、レンズ123,124とを備えている。
光源ユニット11Aは、上記第1の実施の形態と同様、波長域W1(第1の波長域)の光を出射する光源11(図7には図示せず)と、レンズ121,122等とを含んで構成されている。但し、本実施の形態では、光源11として、例えば半導体レーザ等の直線偏光特性を有する(直線偏光を出射する)光源が用いられる。尚、この光源ユニット11Aにおいて、光源11を光軸周りに回転させた状態で配置してもよく、この場合には、後述の位相差板14を配置することなく、光L1の偏光方向を回転させて出射させることができる。
位相差板14は、光源ユニット11Aから出射した光(直線偏光)L1の偏光方向を変える(回転させる)ものであり、例えば1/2波長板から構成されている。この位相差板14は、その光学軸(遅相軸または進相軸)が、YZ平面内において、光L1の偏光方向に対して所定の角度傾斜した状態で配置されている。具体的には、光路分割/合成素子15へ入射する光L1の偏光方向がZ軸に対して、所定の角度(例えば45度など)傾斜するように、位相差板14が配置されている。この位相差板14により、光L1の偏光方向の傾斜角度を調整でき、光路分割/合成素子15におけるs偏光成分の透過量とp偏光成分の反射量との割合(分割比)を任意に設定することができる。また、位相差板14を光軸周りに回動する駆動機構が設けられていてもよく、これにより、光L1の偏光方向の向きを自動または手動により制御するようにしてもよい。光路分割/合成素子15におけるp偏光成分とs偏光成分との分割比を、手動で、または自動で(例えば表示(投影)する画像に応じて)、分割比が変更されるような機能を付加することもできる。
光路分割/合成素子15は、上記第1の実施の形態の光路分割/合成素子12と同様、光源ユニット11Aから出射した波長域W1の光L1の光路を分割すると共に、波長変換後の光(波長域W2の光L2,波長域W3の光L3)を合成する素子である。また、光路分割/合成素子15は、例えばダイクロイックミラーにより構成されており、例えば入射面(または反射面)がX軸方向に対して45度を成すように配置されている。尚、光路分割/合成素子15は、ダイクロイックミラーに限定されず、ダイクロイックプリズムあるいは偏光ビームスプリッタ(PBS)により構成されていてもよい。
但し、本実施の形態では、この光路分割/合成素子15が、偏光成分に応じて透過特性(または反射特性)が異なるように構成されている。図7では、光L1のうちの光路分割/合成素子15を透過する第1の偏光成分(例えばp偏光成分)を光L11pとし、光路分割/合成素子15において反射される第2の偏光成分(例えばs偏光成分)を光L12sとして示す。また、光路分割/合成素子15は、波長域W2の光(L2p)と、波長域W3の光(L3s)とを合成して(同一方向に沿って)出射するように構成されている。これらの光L2p,L3sの合成光が、光源装置20の出力となる。
図8は、光路分割/合成素子15の光学特性(波長域W1〜W3におけるs偏光成分とp偏光成分との透過率)の一例を示したものである。光路分割/合成素子15は、波長域W1〜W3において、p偏光成分(実線)とs偏光成分(破線)とにおいて透過率(反射率)が異なるように設計されている。例えば、波長域W1の少なくとも光L1に対応する帯域では、p偏光成分の透過率が略100%(反射率が略0%)であるのに対し、s偏光成分の透過率は略0%(反射率が略100%)となっている。このような特性を有する光路分割/合成素子15に入射させる光L1の偏光方向の傾斜角度を調整することで、s偏光成分の透過量とp偏光成分の反射量との割合を任意に設定することができる。例えば、入射させる光L1の偏光方向を、Z軸に対して例えば45度傾斜させた場合、光L1のうちのp偏光成分の透過量とs偏光成分の反射量とを半分ずつ(略50%ずつ)とすることができる。
他方、波長域W2では、p偏光成分およびs偏光成分共に、透過率が略0%(反射率が略100%)となっており、波長域W3では、p偏光成分およびs偏光成分共に、透過率が略100%(反射率が略0%)となっている。このように、光路分割/合成素子15において、波長域W1の透過率が偏光成分毎に異なるように設定されることで、波長域W1の光L1を光路分割することができる。
[作用、効果]
本実施の形態の光源装置20では、光源ユニット11Aから出射した波長域W1の光(直線偏光)L1は、位相差板14に入射し、この位相差板14において、偏光方向が所定の角度傾斜するように回転して出射される。位相差板14を出射した光L1は、光路分割/合成素子15に入射すると、そのうちのp偏光成分(光L11p)が光路分割/合成素子15を透過し、s偏光成分(光L12s)は光路分割/合成素子15において反射される。このようにして、光L1の光路が分割される。
光路分割/合成素子15を透過した光(p偏光)L11pが、レンズ123によって、波長変換部13Aの蛍光体131a上に集光されると、蛍光発光により、波長域W2の光(p偏光)L2pを生じる。この波長変換後の光L2pは、回転体132上で反射された後、レンズ123を介して、光路分割/合成素子15へ入射する。
一方、光路分割/合成素子15において反射された光(s偏光)L12sが、レンズ124によって、波長変換部13Bの蛍光体131b上に集光されると、蛍光発光により、波長域W3の光(s偏光)L3sを生じる。この波長変換後の光L3sは、回転体132上で反射された後、レンズ124を介して、光路分割/合成素子15へ入射する。
このようにして、光L2p,L3sが光路分割/合成素子15に入射すると、図8に示した光学特性により、波長域W2の光(p偏光)L2pは、光路分割/合成素子15において反射される。一方、波長域W3の光(s偏光)L3sは、光路分割/合成素子15を透過する。これにより、光L2p,L3sの光路が合成される(色合成される)。この光L2p,L3sの合成光が、光源装置20の出力となる。
上記のように、本実施の形態の光源装置20においても、1の波長域(波長域W1)の光L1を出射する光源11(光源ユニット11A)を用いて、複数の波長域(波長域W2,W3)の光を合成して取り出すことができる。よって、上記第1の実施の形態と同等の効果を得ることができる。
<変形例1>
図9は、変形例1に係る光源装置(光源装置10A)の構成例を表したものである。光源装置10Aは、例えば、光源ユニット11Aと、光路分割/合成素子12と、波長変換部13Cと、レンズ123,124と、光路変換素子125とを備えている。本変形例では、波長変換部13Cにおいて、波長域W1から波長域W2への変換を行う蛍光体131aと、波長域W1から波長域W3への変換を行う蛍光体131bとが、互いに同一の回転体(回転体134)に保持されている。
波長変換部13Cは、上記第1の実施の形態の波長変換部13A,13Bと同様、入射光の波長域W1を、波長域W2,W3に変換する機能を有する素子である。但し、本変形例の波長変換部13Cでは、回転体134(ホイール)上に反射面を介して蛍光体131a,131bの両方が保持されている。
蛍光体131a,131bは、回転体134上において、それぞれが例えば軸A3を中心として環状に形成され、互いに同心円状を成している。蛍光体131aは、回転体134によって保持された状態で、光L11の光路(第1の光路)上に、その少なくとも一部が対向するように配置されている。蛍光体131bは、回転体134によって保持された状態で、光L12の光路(第2の光路)上に、その少なくとも一部が対向するように配置されている。回転体134は、モータ135(駆動部)に連結されており、モータ135の駆動力によって軸A3周りに回動可能である。このような構成において、回転体134がモータ135によって駆動され、回転することにより、蛍光体131aの一部分に巡回的に光L11が入射する一方、蛍光体131bの一部分には巡回的に光L12が入射する。尚、波長変換部13Cには、図示しない冷却機構が設置されていてもよい。
光路変換素子125は、例えばミラーにより構成され、光路分割/合成素子12において反射された(分割された)光L12の光路を変換し、波長変換部13Cの蛍光体131bへ入射させるものである。
本変形例においても、上記第1の実施の形態と同様、光源ユニット11Aから出射した波長域W1の光L1は、光路分割/合成素子12において、そのうちの一部(光L11)が透過され、他の部分(光L12)が反射されることで、光路が分割される。光路分割/合成素子12を透過した光L11がレンズ123によって、波長変換部13Cの蛍光体131a上に集光されると、蛍光発光により、波長域W2の光L2を生じる。この波長変換後の光L2は、回転体134上で反射された後、レンズ123を介して、光路分割/合成素子12へ入射する。一方、光路分割/合成素子12において反射された光L12が、光路変換素子125によって光路変換された後、レンズ124によって、波長変換部13Cの蛍光体131b上に集光されると、蛍光発光により、波長域W3の光L3を生じる。この波長変換後の光L3は、回転体134上で反射された後、レンズ124および光路変換素子125を介して、光路分割/合成素子12へ入射する。上記第1の実施の形態と同様、波長域W2の光L2は、光路分割/合成素子12において反射され、波長域W3の光L3は、光路分割/合成素子12を透過する。これにより、光L2,L3の光路が合成される(色合成される)。この光L2,L3の合成光が、光源装置10Aの出力となる。
このように、本変形例においても、1の波長域(波長域W1)の光L1を出射する光源11(光源ユニット11A)を用いて、複数の波長域(波長域W2,W3)の光を合成して取り出すことができる。よって、上記第1の実施の形態と同等の効果を得ることができる。
<変形例2>
図10は、変形例2に係る光源装置(光源装置10B)の構成例を表したものである。光源装置10Bは、例えば、光源ユニット11Aと、光路分割素子16Aと、波長変換部17A,17Bと、レンズ123,124と、光路変換素子126a,126bと、光路合成素子16Bとを備えている。本変形例では、上記第1の実施の形態と異なり、波長変換部17A,17Bが、いわゆる透過型であり、励起光の入射によって生じた蛍光が透過されて出射するように構成されたものである。また、上記第1の実施の形態では、光路分割/合成素子12が、光路分割機能と光路合成機能とを兼ね備えていたが、本変形例では、光路分割素子16Aと光路合成素子16Bとがそれぞれ別々の部材として異なる位置に配置されている。
光路分割素子16Aは、光源ユニット11Aから出射した波長域W1の光L1の光路を分割する素子である。光路分割素子16Aは、上記第1の実施の形態の光路分割/合成素子12と同様、波長域W1の光L1のうちの一部を透過し、他の部分を反射するように構成されている。この光路分割素子16Aは、例えばダイクロイックミラーにより構成され、例えば入射面(または反射面)がX軸方向に対して45度を成すように配置されている。尚、光路分割/合成素子15は、ダイクロイックミラーに限定されず、ダイクロイックプリズムにより構成されていてもよい。図10では、光L1のうちの光路分割素子16Aを透過する光(Y軸方向負の向きに進む光)を光L11とし、光路分割素子16Aにおいて反射される光(X軸方向負の向きに進む光)を光L12として示す。
波長変換部17Aは、上記第1の実施の形態の波長変換部13Aと同様、入射光の波長域W1を波長域W2に変換する機能を有する素子である。波長変換部17Aでは、回転体172上に蛍光体171aが保持され、蛍光体171aにおいて生じた蛍光が回転体172を通過するように構成されている。蛍光体171aは、上記第1の実施の形態の蛍光体131aと同様、軸A4周りに環状、円弧状または円状等を成すように形成されている。また、蛍光体171aは、回転体172によって保持された状態で、光L11の光路(第1の光路)上に、少なくとも一部が対向するように配置されている。蛍光体171aとしては、例えば粉末状、ガラス状または結晶状のものを用いることができる。回転体172は、モータ173(駆動部)に連結されており、モータ173の駆動力によって軸A4周りに回動可能である。このような構成において、回転体172がモータ173によって駆動され、回転することにより、蛍光体171aの一部分に巡回的に光L11が入射するようになっている。尚、波長変換部17Aには、図示しない冷却機構が設置されていてもよい。
波長変換部17Bは、上記第1の実施の形態の波長変換部13Bと同様、入射光の波長域W1を波長域W3に変換する機能を有する素子である。波長変換部17Bでは、回転体172上に蛍光体171bが保持され、蛍光体171bにおいて生じた蛍光が回転体172を通過するように構成されている。蛍光体171bは、上記第1の実施の形態の蛍光体131bと同様、軸A5周りに環状、円弧状または円状等を成すように形成されている。また、蛍光体171bは、回転体172によって保持された状態で、光L12の光路(第2の光路)上に、少なくとも一部が対向するように配置されている。蛍光体171bとしては、例えば粉末状、ガラス状または結晶状のものを用いることができる。回転体172は、モータ173の駆動力によって軸A5周りに回動可能である。このような構成において、回転体172がモータ173によって駆動され、回転することにより、蛍光体171bの一部分に巡回的に光L12が入射するようになっている。尚、波長変換部17Bには、図示しない冷却機構が設置されていてもよい。
光路変換素子126a,126bは、例えばミラーにより構成されている。光路変換素子126aは、波長変換部17Aを透過した(波長変換後の)光L2の光路を変換し、光路合成素子16Bへ入射させるものである。光路変換素子126bは、波長変換部17Bを透過した(波長変換後の)光L3の光路を変換し、光路合成素子16Bへ入射させるものである。
光路合成素子16Bは、光路変換素子126a,126bによって光路変換された波長域W2,W3の光L2,L3の光路を合成する(色合成する)ものである。光路合成素子16Bは、例えばダイクロイックミラーにより構成されている。尚、この光路合成素子16Bは、ダイクロイックプリズムにより構成されていてもよい。
本変形例においても、上記第1の実施の形態と同様、光源ユニット11Aから出射した波長域W1の光L1は、光路分割素子16Aにおいて、そのうちの一部(光L11)が透過され、他の部分(光L12)が反射されることで、光路が分割される。光路分割素子16Aを透過した光L11がレンズ123によって、波長変換部17Aの蛍光体171a上に集光されると、蛍光発光により、波長域W2の光L2を生じる。この波長変換後の光L2は、回転体172を透過し、光路変換素子126aによって光路変換された後、光路合成素子16Bへ入射する。一方、光路分割素子16Aにおいて反射された光L12が、レンズ124によって、波長変換部17Bの蛍光体171b上に集光されると、蛍光発光により、波長域W3の光L3を生じる。この波長変換後の光L3は、回転体172を透過し、光路変換素子126bによって光路変換された後、光路合成素子16Bへ入射する。波長域W2の光L2は、光路合成素子16Bを透過し、波長域W3の光L3は、光路合成素子16Bにおいて反射される。これにより、光L2,L3の光路が合成される(色合成される)。この光L2,L3の合成光が、光源装置10Bの出力となる。
本変形例のように、光路分割素子16Aと光路合成素子16Bとが別部材であってもよく、また、波長変換部17A,17Bは透過型であってもよい。このような構成においても、1の波長域(波長域W1)の光L1を出射する光源11(光源ユニット11A)を用いて、複数の波長域(波長域W2,W3)の光を合成して取り出すことができる。よって、上記第1の実施の形態と同等の効果を得ることができる。
<変形例3>
図11は、変形例3に係る光源装置(光源装置10C)の構成例を表したものである。光源装置10Cは、例えば、光源ユニット11Aと、波長変換部17Aと、レンズ123と、光源11Bと、光路合成素子18とを備えている。光源11Bは、例えば波長域W3の光L3を発する光源であり、例えばLEDまたは半導体レーザにより構成されている。光路合成素子18は、波長域W2,W3の光L2,L3の光路を合成する(色合成する)ものであり、例えばダイクロイックミラーにより構成されている。
本変形例では、光源ユニット11Aから出射した波長域W1の光L1は、レンズ123によって波長変換部17Aの蛍光体171a上に集光され、これにより、波長域W2の光L2を生じる。この波長変換後の光L2は、回転体172を透過し、図11のY軸方向に沿って光路合成素子18へ入射する。一方、光源11Bから出射された波長域W3の光L3は、図11のX軸方向に沿って光路合成素子18へ入射する。波長域W2の光L2は、光路合成素子18において反射され、波長域W3の光L3は、光路合成素子18を透過する。これにより、光L2,L3の光路が合成される(色合成される)。この光L2,L3の合成光が、光源装置10Cの出力となる。
本変形例のように、透過型の波長変換部17Aと光源11Bとを用いた構成としてもよい。
次に、上記実施の形態等の光源装置の適用例について説明する。尚、以下では、上記第1の実施の形態の光源装置10を用いて図示および説明を行っているが、上記第2の実施の形態および変形例1〜3のいずれの光源装置にも適用することができる。
<適用例1>
図12は、適用例1に係る投射型表示装置(投射型表示装置1)の全体構成を表す機能ブロック図である。この投射型表示装置1は、例えばスクリーン110(投射面)に画像を投射する表示装置である。投射型表示装置1は、例えば、図示しないPC等のコンピュータや各種画像プレーヤ等の外部の画像供給装置に、I/F(インターフェイス)を介して接続されており、このインターフェイスに入力される画像信号に基づいて、スクリーン110への投影を行うものである。
投射型表示装置1は、例えば、光源駆動部31と、光源装置10と、光変調装置32と、投影光学系33と、画像処理部34と、フレームメモリ35と、パネル駆動部36と、投影光学系駆動部37と、制御部30とを備えている。
光源駆動部31は、光源装置10に配置された光源11の発光タイミングを制御するためのパルス信号を出力するものである。この光源駆動部31は、例えば図示しないPWM設定部、PWM信号生成部およびリミッター等を備えており、制御部30の制御に基づいて、光源装置10の光源ドライバーを制御し、光源11をPWM制御することにより、光源11の点灯および消灯、あるいは輝度の調整を行うものである。
光源装置10は、特に図示はしないが、上記第1の実施の形態において説明した構成要素の他に、例えば光源11を駆動する光源ドライバーと、光源11を駆動する際の電流値を設定する電流値設定部とを備えている。光源ドライバーは、図示しない電源回路から供給される電源に基づき、光源駆動部31から入力されるパルス信号に同期して、電流値設定部が設定した電流値をもつパルス電流を生成する。生成されたパルス電流は、光源11に供給される。
光変調装置32は、画像信号に基づき、光源装置10から出力された光(照明光)を変調して画像光を生成するものである。光変調装置32は、例えば、RGBの各色に対応した3枚の透過型または反射型のライトバルブを含んで構成されている。例えば、青色光(B)を変調する液晶パネル、赤色光(R)を変調する液晶パネル、および緑色光(G)を変調する液晶パネルが挙げられる。反射型液晶パネルとしては、例えばLCOS(Liquid
Crystal On Silicon)などの液晶素子を用いることができる。但し、光変調装置32には、液晶素子に限らず、他の光変調素子、例えばDMD(Digital Micromirror Device)などが用いられてもよい。光変調装置32により変調されたRGBの各色光は、図示しないクロスダイクロイックプリズム等により合成されて、投影光学系33に導かれる。
投影光学系33は、光変調装置32で変調された光をスクリーン110上に投射して結像させるためのレンズ群等を含むものである。
画像処理部34は、外部から入力された画像信号を取得して、画像サイズの判別、解像度の判別、および静止画像であるか動画像であるかの判別等を行うものである。動画像である場合には、フレームレート等の画像データの属性などについても判定する。また、取得した画像信号の解像度が、光変調装置32の各液晶パネルの表示解像度と異なる場合には、解像度変換処理を行う。画像処理部34は、これらの各処理後の画像を、フレーム毎にフレームメモリ35に展開すると共に、フレームメモリ35に展開したフレーム毎の画像を表示信号としてパネル駆動部36に出力する。
パネル駆動部36は、光変調装置32の各液晶パネルを駆動するものである。このパネル駆動部36の駆動により、各液晶パネルに配置された各画素における光の透過率が変化し、画像が形成される。
投影光学系駆動部37は、投影光学系33に配置されたレンズを駆動するモータを含んで構成されている。この投影光学系駆動部37は、制御部30の制御に従って、例えば投影光学系33を駆動し、例えばズーム調整、フォーカス調整および絞り調整等を行うものである。
制御部30は、光源駆動部31、画像処理部34、パネル駆動部36および投影光学系駆動部37を制御するものである。
この投射型表示装置1では、上述の光源装置10を備えることで、装置全体の簡易化およびコンパクト化を実現することができる。
<適用例2>
図13は、適用例2に係る表示システムの構成を模式的に表したものである。図14は、適用例2に係る表示システムの機能構成を表したものである。この表示システムは、リストバンド型端末(リストバンド型情報処理装置)2と、スマートフォン(外部装置)3とを備えている。
スマートフォン3は、例えばリストバンド型端末2と連携して動作する情報処理装置であり、リストバンド型端末2に対して、投影または表示させるための画像を送信すると共に、ユーザ操作を示す情報を受信する機能を有している。具体的には、スマートフォン3は、リストバンド型端末2に対し、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を示す画像を送信して、そのGUIに対するユーザ操作信号を受信する。そして、スマートフォン3は、受信したユーザ操作に応じた処理を行い、その処理に応じて更新したGUIを示す画像をリストバンド型端末2に送信する。
尚、リストバンド型端末2と連携して動作する外部装置としては、スマートフォンに限らず、他の情報処理装置、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、PDA(Personal Digital Assistants)、PC(Personal Computer)、ノート型PC、タブレット端末、携帯電話端末、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置または携帯用ゲーム機器等であってもよい。
リストバンド型端末2は、例えば、表示部210と、上記実施の形態等の光源装置(例えば光源装置10)を備えた投射型表示装置1とを有しており、バンド部2aによりユーザの手首等に装着されて使用されるものである。バンド部2aは、腕時計用バンドと同様に、例えば皮革や金属、繊維、ゴムなどから構成されている。
このリストバンド型端末2は、更に、例えば図14に示したように、制御部220、通信部230、撮像部240、操作部250およびセンサ部260を有している。また、リストバンド型端末2は、スマートフォン3と無線通信によって接続されており、スマートフォン3と連携して動作するものである。例えば、ユーザの衣服のポケット等に入っているスマートフォン3から受信した画像を、表示部210に表示したり、投射型表示装置1を用いてユーザの手のひら等に投影したりすることができる。
表示部210は、制御部220による制御に基づき、画像(静止画像または動画像)の表示を行うものであり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)またはOLED(Organic Light-Emitting Diode)などを含んで構成されている。この表示部210は、例えば操作部250と一体的に構成され、いわゆるタッチパネルとして機能する。
通信部230は、スマートフォン3との間において信号(画像信号およびユーザ操作信号等)の送受信を行うものである。通信方式としては、例えば、無線、Bluetooth(登録商標)、WiHD(Wireless High Definition)、WLAN(Wireless Local Area Network)、Wi−Fi(Wireless Fidelity:登録商標)、NFC(Near Field communication)、赤外線通信等の方式が挙げられる。また、他にも、3G/LTE(Long Term Evolution)あるいはミリ波帯の電波を用いた通信が行われてもよい。
撮像部240は、例えば、撮像レンズ、絞り、ズームレンズおよびフォーカスレンズ等を含むレンズ部と、レンズ部を駆動してフォーカス動作やズーム動作を行わせる駆動部と、レンズ部を介して得られた撮像光に基づいて撮像信号を生成する固体撮像素子とを有するものである。固体撮像素子は、例えばCCD(Charge Coupled Device)あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等から構成されている。撮像部240は、デジタル信号とされた撮影画像のデータを、制御部220に出力する。
操作部250は、ユーザからの入力信号(ユーザ操作信号)を受け取る機能を有する。この操作部250は、例えば、ボタン、タッチセンサ、トラックボール等により構成されている。ここでは、操作部250は、表示部210と一体的に構成されることで、タッチパネルとして機能する。この操作部250は、入力されたユーザ操作信号を、制御部220に出力する。
センサ部260は、ユーザの動作や状態に関する情報を取得する機能を有するものである。例えば、センサ部260は、ユーザの顔や目、またはリストバンド型端末2が装着された手を撮像対象とするカメラを備えている。この他にも、センサ部260は、例えば、奥行き検出機能付きカメラ、マイク、GPS、赤外線センサ、光線センサ、筋電センサ、神経センサ、脈拍センサ、体温センサ、ジャイロセンサ、加速度センサまたはタッチセンサなどを備えていてもよい。これらのうち、筋電センサ、神経センサ、脈拍センサおよび体温センサは、バンド部2aに設けられてもよい。このようなセンサ部260は、ユーザの手に近い位置でセンシングを行うことができるため、手の動きを精度良く検出することができる。センサ部260は、ユーザの動作や状態をセンシングし、そのセンシング結果を示す情報を、制御部220に出力する。
制御部220は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってリストバンド型端末2内の動作全般を制御するものである。制御部220は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはマイクロプロセッサにより構成されている。この制御部220は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)等を含んでいてもよい。
この制御部220は、例えば認識部221および検出部222を有しており、これにより、ジェスチャー入力が可能となっている。認識部221は、バンド部2aが装着されたユーザの手の動きを認識する機能を有する。具体的には、認識部221は、センサ部260から入力された画像(例えばユーザの手を撮像した画像)を用いた画像認識、およびモーション認識等により、手の動きを認識する。制御部220は、認識部221による認識結果に基づいて、画面遷移等の各種処理を行う。検出部222は、投射型表示装置1による投影画像Y1に対するユーザ操作を検出する機能を有する。例えば、検出部222は、投影画像に対するフリックやタッチなどのユーザ操作を検出する。制御部220は、検出部222により検出されたユーザ操作を示す情報をスマートフォン3に送信し、スマートフォン3によりユーザ操作に応じた処理がなされる。これにより、リストバンド型端末2では、スマートフォン3のタッチパネルに対して行う操作(フリックやタッチなど)をした場合と同様の機能(画面遷移など)を、表示部210またはユーザの手において実行することができる。例えば、ユーザが投影画像Y1に対して上下にフリックすると、投影画像Y1がスクロールする機能を実行することが可能である。
尚、図13に示した例では、スマートフォン3においてGPS(Global Positioning System)機能を利用して生成された地図画像が、表示部210に表示されると共に、投影画像Y1として投影されている。リストバンド型端末2では、携帯性の実現のため、表示部210の物理的な大きさに限界があり、ユーザが表示部210の表示画像が見づらい場合がある。このような場合に、投射型表示装置1を用いて、画像を例えばスマートフォン3と同等のインチサイズに拡大して手に投影することで、画像の視認性を高めることができる。また、スマートフォン3をポケットや鞄などに入れたままの状態で、スマートフォン3から受信した画像を手元で見ることができるので、ユーザビリティの向上につながる。
上記のような表示システムにおいて、光源装置10の照明光の色バランスを調整する場合や、センサ部260において赤外線を利用する場合などにおいて、上記実施の形態等の光源装置(例えば光源装置10)を好適に用いることができる。
<適用例3>
図15は、適用例3に係る表示システムの構成を模式的に表したものである。この表示システムは、上記実施の形態等の光源装置(例えば光源装置10)を備えた投射型表示装置1と、レーザーポインタ4と、投影用のコンテンツを投射型表示装置1に出力するPC5とを備えたものである。投影用のコンテンツとは、図表、文章、その他種々のグラフィック画像や、地図あるいはウェブサイト等である。
レーザーポインタ4は、ユーザによる操作ボタン20aの押下操作に応じて、レーザー光(非可視光または可視光)を照射する機能をもつものである。ユーザは、レーザーポインタ4を使用して、スクリーン110に投影された画像上にレーザー光を照射して、例えば、照射位置Pを説明個所に合せて指示しながらプレゼンテーションを行うことができる。
PC5は、投影用の画像データを生成し、この画像データを投射型表示装置1に有線または無線により送信し、投影制御を行うものである。図15では、一例としてノート型PCを示しているが、このPC5はノート型PCに限定されず、デスクトップ型PCや、ネットワーク(クラウド)上のサーバであってもよい。
この適用例では、投射型表示装置1は、PC5から受信した画像を、スクリーン110に投影すると共に、投影画像上へのレーザーポインタ4による照射を認識するための撮像部を有する。撮像部では、スクリーン110上に照射されたレーザー光(非可視光または可視光)を用いた検出が可能である。この撮像部は、投射型表示装置1に内蔵されていてもよいし、外付けされてもよい。投射型表示装置1において、上記実施の形態等の光源装置(例えば光源装置10)が用いられることで、上述のように複数波長の合成光を1種の光源を用いて出力可能となる。これにより、投影用の光源と撮像用の光源とをそれぞれ別々に設ける必要がなく、装置全体の簡易化およびコンパクト化を実現することができる。
以上、実施の形態および変形例を挙げて説明したが、本開示は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記実施の形態等において例示した光学系の構成要素(例えば、光源ユニット、光路分割素子、レンズ、光路合成素子、光路変換素子等)の配置および数等は、あくまでも一例であり、全ての構成要素を備える必要はなく、また、他の構成要素を更に備えていてもよい。
また、上記実施の形態等では、光源(励起光源)から出射された第1の波長域を変換する蛍光体を1または2種類用いた例を示したが、蛍光体の種類は、3種以上であってもよい。また、用途に応じて、光源は1つに限らず、2つ以上配置されていても構わない。1の光源から出射された光を光路分割して2種以上の蛍光体に導き、波長変換後の各波長の光路を合成(色合成)することが可能な構成を含んでいればよい。
更に、上記実施の形態等の光源装置の適用例として説明した投射型表示装置および表示システムは一例であり、上述のものに限定されるものではない。例えば、赤外線を用いた暗視装置(暗視システム)にも、本開示の光源装置は適用可能である。尚、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であってその記載に限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
また、本開示は以下のような構成を取り得るものである。
(1)
第1の波長域の光を出射する光源と、
前記光源から出射した第1の波長域の光の光路を、第1および第2の光路に分割する光路分割素子と、
前記第1の光路上に配置されると共に、前記第1の波長域の光によって励起され、前記第1の波長域とは異なる第2の波長域の光を出射する第1の蛍光体と、
前記第2の光路上に配置されると共に、前記第1の波長域の光によって励起され、前記第1および第2の波長域とは異なる第3の波長域の光を出射する第2の蛍光体と、
前記第1の蛍光体から出射された第2の波長域の光と、前記第2の蛍光体から出射された第3の波長域の光とを合成する光路合成素子と
を備えた光源装置。
(2)
前記光路分割素子は、前記光路合成素子を兼ねている
上記(1)に記載の光源装置。
(3)
前記光路分割素子は、前記光源から出射した第1の波長域の光のうちの一部の光を前記第1の光路に沿って透過させると共に、その他の光を前記第2の光路に沿って反射させるように構成されている
上記(1)または(2)に記載の光源装置。
(4)
前記光路分割素子は、前記第2および第3の波長域のうちの一方の光を透過し、他方の光を反射させるように構成されている
上記(2)に記載の光源装置。
(5)
前記第1の蛍光体と、前記第1の蛍光体を保持する回転体と、前記回転体を駆動する駆動部とを有する第1の波長変換部と、
前記第2の蛍光体と、前記第2の蛍光体を保持する回転体と、前記回転体を駆動する駆動部とを有する第2の波長変換部と
を備えた
上記(1)ないし(4)のいずれか1つに記載の光源装置。
(6)
前記第1の蛍光体と、前記第2の蛍光体と、前記第1および第2の蛍光体を保持する回転体と、前記回転体を駆動する駆動部とを有する第3の波長変換部
を備えた
上記(1)ないし(4)のいずれか1つに記載の光源装置。
(7)
前記光路分割素子は、ダイクロイックミラーまたはダイクロイックプリズムである
上記(1)ないし(6)のいずれか1つに記載の光源装置。
(8)
前記第1および第2の波長変換部は反射型である
上記(5)に記載の光源装置。
(9)
前記光源は、前記第1の波長域の光として直線偏光を出射する光源を含み、
前記光路分割素子は、前記第1の波長域の光のうちの第1の偏光成分を前記第1の光路に沿って透過させると共に、第2の偏光成分を前記第2の光路に沿って反射させるように構成されている
上記(1)または(2)に記載の光源装置。
(10)
前記光源と前記光路分割素子との間に偏光回転素子を更に備えた
上記(9)に記載の光源装置。
(11)
前記光路分割素子は、前記第2および第3の波長域のうちの一方の光を透過し、他方の光を反射させるように構成されている
上記(9)または(10)に記載の光源装置。
(12)
前記光路分割素子は、偏光ビームスプリッタである
上記(9)ないし(11)のいずれか1つに記載の光源装置。
(13)
前記第1の波長域は青域であり、
前記第2の波長域は緑域および赤域を含み、
前記第3の波長域は、赤外域である
上記(1)ないし(12)のいずれか1つに記載の光源装置。
(14)
前記第1の波長域は紫外域であり、
前記第2の波長域は緑域および赤域を含み、
前記第3の波長域は、赤外域である
上記(1)ないし(12)のいずれか1つに記載の光源装置。
(15)
前記第1の波長域は青域であり、
前記第2の波長域は緑域であり、
前記第3の波長域は、赤域である
上記(1)ないし(12)のいずれか1つに記載の光源装置。
(16)
前記第1の波長域は紫外域であり、
前記第2の波長域は緑域を含み、
前記第3の波長域は、赤域である
上記(1)ないし(12)のいずれか1つに記載の光源装置。
(17)
前記第1の波長域は紫外域であり、
前記第2の波長域は緑域および赤域を含み、
前記第3の波長域は、青域である
上記(1)ないし(12)のいずれか1つに記載の光源装置。
(18)
前記第1の波長域は青域であり、
前記第2の波長域は緑域および赤域を含み、
前記第3の波長域は、赤域である
上記(1)ないし(12)のいずれか1つに記載の光源装置。
(19)
第1の波長域の光を出射する光源と、
前記光源から出射した第1の波長域の光の光路を、第1および第2の光路に分割する光路分割素子と、
前記第1の光路上に配置されると共に、前記第1の波長域の光によって励起され、前記第1の波長域とは異なる第2の波長域の光を出射する第1の蛍光体と、
前記第2の光路上に配置されると共に、前記第1の波長域の光によって励起され、前記第1および第2の波長域とは異なる第3の波長域の光を出射する第2の蛍光体と、
前記第1の蛍光体から出射された第2の波長域の光と、前記第2の蛍光体から出射された第3の波長域の光とを合成する光路合成素子と
を備えた光源装置を有する投射型表示装置。
(20)
投射型表示装置を備え、
前記投射型表示装置は、
第1の波長域の光を出射する光源と、
前記光源から出射した第1の波長域の光の光路を、第1および第2の光路に分割する光路分割素子と、
前記第1の光路上に配置されると共に、前記第1の波長域の光によって励起され、前記第1の波長域とは異なる第2の波長域の光を出射する第1の蛍光体と、
前記第2の光路上に配置されると共に、前記第1の波長域の光によって励起され、前記第1および第2の波長域とは異なる第3の波長域の光を出射する第2の蛍光体と、
前記第1の蛍光体から出射された第2の波長域の光と、前記第2の蛍光体から出射された第3の波長域の光とを合成する光路合成素子と
を備えた光源装置を有する
表示システム。
本出願は、日本国特許庁において2015年4月20日に出願された日本特許出願番号第2015−085782号を基礎として優先権を主張するものであり、この出願のすべての内容を参照によって本出願に援用する。
当業者であれば、設計上の要件や他の要因に応じて、種々の修正、コンビネーション、サブコンビネーション、および変更を想到し得るが、それらは添付の請求の範囲やその均等物の範囲に含まれるものであることが理解される。

Claims (20)

  1. 第1の波長域の光を出射する光源と、
    前記光源から出射した第1の波長域の光の光路を、第1および第2の光路に分割する光路分割素子と、
    前記第1の光路上に配置されると共に、前記第1の波長域の光によって励起され、前記第1の波長域とは異なる第2の波長域の光を出射する第1の蛍光体と、
    前記第2の光路上に配置されると共に、前記第1の波長域の光によって励起され、前記第1および第2の波長域とは異なる第3の波長域の光を出射する第2の蛍光体と、
    前記第1の蛍光体から出射された第2の波長域の光と、前記第2の蛍光体から出射された第3の波長域の光とを合成する光路合成素子と
    を備えた光源装置。
  2. 前記光路分割素子は、前記光路合成素子を兼ねている
    請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光路分割素子は、前記光源から出射した第1の波長域の光のうちの一部の光を前記第1の光路に沿って透過させると共に、その他の光を前記第2の光路に沿って反射させるように構成されている
    請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記光路分割素子は、前記第2および第3の波長域のうちの一方の光を透過し、他方の光を反射させるように構成されている
    請求項2に記載の光源装置。
  5. 前記第1の蛍光体と、前記第1の蛍光体を保持する回転体と、前記回転体を駆動する駆動部とを有する第1の波長変換部と、
    前記第2の蛍光体と、前記第2の蛍光体を保持する回転体と、前記回転体を駆動する駆動部とを有する第2の波長変換部と
    を備えた
    請求項1に記載の光源装置。
  6. 前記第1の蛍光体と、前記第2の蛍光体と、前記第1および第2の蛍光体を保持する回転体と、前記回転体を駆動する駆動部とを有する第3の波長変換部
    を備えた
    請求項1に記載の光源装置。
  7. 前記光路分割素子は、ダイクロイックミラーまたはダイクロイックプリズムである
    請求項1に記載の光源装置。
  8. 前記第1および第2の波長変換部は反射型である
    請求項5に記載の光源装置。
  9. 前記光源は、前記第1の波長域の光として直線偏光を出射する光源を含み、
    前記光路分割素子は、前記第1の波長域の光のうちの第1の偏光成分を前記第1の光路に沿って透過させると共に、第2の偏光成分を前記第2の光路に沿って反射させるように構成されている
    請求項1に記載の光源装置。
  10. 前記光源と前記光路分割素子との間に偏光回転素子を更に備えた
    請求項9に記載の光源装置。
  11. 前記光路分割素子は、前記第2および第3の波長域のうちの一方の光を透過し、他方の光を反射させるように構成されている
    請求項9に記載の光源装置。
  12. 前記光路分割素子は、偏光ビームスプリッタである
    請求項9に記載の光源装置。
  13. 前記第1の波長域は青域であり、
    前記第2の波長域は緑域および赤域を含み、
    前記第3の波長域は、赤外域である
    請求項1に記載の光源装置。
  14. 前記第1の波長域は紫外域であり、
    前記第2の波長域は緑域および赤域を含み、
    前記第3の波長域は、赤外域である
    請求項1に記載の光源装置。
  15. 前記第1の波長域は青域であり、
    前記第2の波長域は緑域であり、
    前記第3の波長域は、赤域である
    請求項1に記載の光源装置。
  16. 前記第1の波長域は紫外域であり、
    前記第2の波長域は緑域を含み、
    前記第3の波長域は、赤域である
    請求項1に記載の光源装置。
  17. 前記第1の波長域は紫外域であり、
    前記第2の波長域は緑域および赤域を含み、
    前記第3の波長域は、青域である
    請求項1に記載の光源装置。
  18. 前記第1の波長域は青域であり、
    前記第2の波長域は緑域および赤域を含み、
    前記第3の波長域は、赤域である
    請求項1に記載の光源装置。
  19. 第1の波長域の光を出射する光源と、
    前記光源から出射した第1の波長域の光の光路を、第1および第2の光路に分割する光路分割素子と、
    前記第1の光路上に配置されると共に、前記第1の波長域の光によって励起され、前記第1の波長域とは異なる第2の波長域の光を出射する第1の蛍光体と、
    前記第2の光路上に配置されると共に、前記第1の波長域の光によって励起され、前記第1および第2の波長域とは異なる第3の波長域の光を出射する第2の蛍光体と、
    前記第1の蛍光体から出射された第2の波長域の光と、前記第2の蛍光体から出射された第3の波長域の光とを合成する光路合成素子と
    を備えた光源装置を有する投射型表示装置。
  20. 投射型表示装置を備え、
    前記投射型表示装置は、
    第1の波長域の光を出射する光源と、
    前記光源から出射した第1の波長域の光の光路を、第1および第2の光路に分割する光路分割素子と、
    前記第1の光路上に配置されると共に、前記第1の波長域の光によって励起され、前記第1の波長域とは異なる第2の波長域の光を出射する第1の蛍光体と、
    前記第2の光路上に配置されると共に、前記第1の波長域の光によって励起され、前記第1および第2の波長域とは異なる第3の波長域の光を出射する第2の蛍光体と、
    前記第1の蛍光体から出射された第2の波長域の光と、前記第2の蛍光体から出射された第3の波長域の光とを合成する光路合成素子と
    を備えた光源装置を有する
    表示システム。
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