JP2015222299A - 光源装置及び投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多数の投影モードに対応して励起光の明るさが調節された場合においても、励起光の利用効率を低下させずに、適切な拡散角度で励起光を拡散透過させることができる光源装置と、この光源装置を備えた投影装置を提供する。
【解決手段】光源装置60は、励起光源である励起光照射装置70と、励起光照射装置70の励起光が照射される蛍光体層が設けられた蛍光板101を有する蛍光板装置100と、拡散角度が異なる拡散領域が複数設けられた拡散板401を有する拡散板装置400を備える。拡散板装置400は、励起光が蛍光板101に入射される入射光路上に設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、励起光源からの励起光が照射される蛍光板を備える光源装置、及びこの光源装置を備える投影装置に関する。
今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ画像、さらにメモリカード等に記憶されている画像データによる画像等をスクリーンに投影する画像投影装置としてのデータプロジェクタが多用されている。このプロジェクタは、光源から出射された光をDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)と呼ばれるマイクロミラー表示素子、又は、液晶板に集光させ、スクリーン上にカラー画像を表示させるものである。
そして、この投影装置であるプロジェクタは、パーソナルコンピュータやDVDプレーヤーなどの映像機器の普及に伴って、業務用プレゼンテーションから家庭用に至るまで、用途が拡大している。このようなプロジェクタにおいて、従来は高輝度の放電ランプを光源とするものが主流であったが、近年、光源として複数のレーザダイオード等の半導体発光素子を用いるとともに、この半導体発光素子を励起光源とする蛍光板を備える投影装置が種々開発されている。
特許文献1には、色相の異なる緑色波長帯域光を発光する二種類の蛍光体層が設けられた蛍光板を有する蛍光板装置と、青色光源であるとともに励起光源でもある青色波長帯域光を出射する励起光源装置と、赤色波長帯域光を出射する赤色光源装置を有するプロジェクタが開示されている。このプロジェクタのプロジェクタ制御手段は、蛍光板に設けられた二種類の蛍光体層の内の一方の蛍光体層を使用する第一投影モードと、他方の蛍光体層を使用する第二投影モードとの二種類の投影モードにより投影可能に形成される。
特開2011−28228号公報
このように、特許文献1のプロジェクタは、二種類の投影モードが備えられている。そして、近年では、画質の向上や省エネルギーへの対応、又は、投影場所に応じた最適な輝度による投影のため、多数の投影モードを有する投影装置が開発されている。そして、このような多数の投影モードにおける投影光のうち蛍光板装置から出射される蛍光光の輝度調節は、励起光源の駆動電流を調節し、励起光の出射光量が調節されることにより行われる。
ここで、励起光源は半導体発光素子により構成され、このような励起光源からの励起光が蛍光板装置の蛍光体層に照射される。よって、この励起光の照射による蛍光体層の焼き付きを防止し、及び、この励起光の照射により蛍光体の温度が上昇し、蛍光体の発光効率が低下する温度消光を防止するため、励起光は、固定拡散板を介して蛍光体層に照射されることもある。前述の多数の投影モードに対応して励起光源の駆動電流が調節され、励起光の出射光量が調節される投影装置においては、この固定拡散板の拡散角度は、励起光が一番明るい(すなわち出射光量が一番多い)投影モードに対応させて設定されている。しかしながら、励起光が暗い(すなわち出射光量が少ない)投影モードである場合には、この暗い励起光を、一番明るい励起光に対応させた固定拡散板に透過させると、この暗い励起光に対しては拡散角度が大きすぎるため、必要以上に励起光が拡散されてしまい、この励起光の利用効率が低下する。
よって、本発明では、多数の投影モードに対応して励起光の明るさが調節された場合においても、励起光の利用効率を低下させずに、適切な拡散角度で励起光を拡散透過させることができる光源装置及びこの光源装置を備えた投影装置を提供することを目的とする。
本発明の光源装置は、励起光源と、前記励起光源の励起光が照射される蛍光体層が設けられた蛍光板と、拡散角度が異なる拡散領域が複数設けられた拡散板と、を有し、前記拡散板は、前記励起光が前記蛍光板に入射される入射光路上に設けられることを特徴とする。
本発明の投影装置は、青色波長帯域光を出射する半導体発光素子により形成される前記励起光源と、緑色波長帯域光の蛍光光を出射可能に形成される前記蛍光板と、前記拡散板と、を有する上述の前記光源装置であって、前記光源装置は、更に、赤色波長帯域光を出射する半導体発光素子より形成される赤色光源装置と、各色波長帯域光を導光して各色波長帯域光を出射する導光光学系と、を有し、前記光源装置からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子と、前記表示素子から出射された前記画像光をスクリーンに投影する投影側光学系と、前記表示素子と、前記光源装置を制御する投影装置制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、種々の投影モードにより励起光の明るさ、すなわち出射光量が調節される場合でも、励起光の利用効率を低下させることなく、適切な拡散角度の拡散板により励起光を拡散透過させることができる。
本発明の実施形態に係る投影装置を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る投影装置の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施形態に係る投影装置の内部構造を示す平面模式図である。 本発明の実施形態に係る拡散板の平面模式図である。 本発明の他の実施形態に係る光源装置の配置を示す平面模式図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る光源装置の配置を示す平面模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。図1は、投影装置10の外観斜視図である。なお、本実施形態において、投影装置10における左右とは投影方向に対しての左右方向を示し、前後とは投影装置10のスクリーン側方向及び光線束の進行方向に対しての前後方向を示す。
そして、投影装置10は、図1に示すように、略直方体形状であって、投影装置10の筐体の前方の側板とされる正面パネル12の側方に投影口を覆うレンズカバー19を有するとともに、この正面パネル12には複数の排気孔17を設けている。さらに、図示しないがリモートコントローラからの制御信号を受信するIr受信部を備えている。
また、筐体の上面パネル11にはキー/インジケータ部37が設けられ、このキー/インジケータ部37には、電源スイッチキーや電源のオン又はオフを報知するパワーインジケータ、投影のオン、オフを切りかえる投影スイッチキー、光源装置や表示素子又は制御回路等が過熱したときに報知をする過熱インジケータ等のキーやインジケータが配置されている。
さらに、筐体の背面には、背面パネルにUSB端子やアナログRGB映像信号が入力される映像信号入力用のD−SUB端子、S端子、RCA端子、音声出力端子等を設ける入出力コネクタ部及び電源アダプタプラグ等の各種端子(群)20が設けられている。また、背面パネルには、複数の吸気孔が形成されている。なお、図示しない筐体の側板である右側パネル、及び、図1に示した側板である左側パネル15や正面パネル12には、各々複数の排気孔17が形成されている。また、左側パネル15の背面パネル近傍の隅部や背面パネル13には、吸気孔18も形成されている。
次に、投影装置10の投影装置制御手段について図2の機能ブロック図を用いて述べる。投影装置制御手段は、制御部38、入出力インターフェース22、画像変換部23、表示エンコーダ24、表示駆動部26等から構成される。
この制御部38は、投影装置10内の各回路の動作制御を司るものであって、CPU、各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成されている。
そして、この投影装置制御手段により、入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバス(SB)を介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換されたあと、表示エンコーダ24に出力される。
また、表示エンコーダ24は、入力された画像信号をビデオRAM25に展開記憶させた上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力する。
表示駆動部26は、表示素子制御手段として機能するものであり、表示エンコーダ24から出力された画像信号に対応して適宜フレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子51を駆動するものであり、光源装置60から出射された光線束を後述の光源側光学系を介して表示素子51に照射することにより、表示素子51の反射光で光像を形成し、投影側光学系を介して図示しないスクリーンに画像を投影表示する。なお、この投影側光学系の可動レンズ群235は、レンズモータ45によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動が行われる。
また、画像圧縮/伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADCT及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体とされるメモリカード32に順次書き込む記録処理を行う。
さらに、画像圧縮/伸長部31は、再生モード時にメモリカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長し、この画像データを、画像変換部23を介して表示エンコーダ24に出力し、メモリカード32に記憶された画像データに基づいて動画等の表示を可能とする処理を行う。
そして、筐体の上面パネル11に設けられるメインキー及びインジケータ等により構成されるキー/インジケータ部37の操作信号は、直接に制御部38に送出され、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36で復調されたコード信号が制御部38に出力される。
なお、制御部38にはシステムバス(SB)を介して音声処理部47が接続されている。この音声処理部47は、PCM音源等の音源回路を備えており、投影モード及び再生モード時には音声データをアナログ化し、スピーカ48を駆動して拡声放音させる。
また、制御部38は、光源制御手段としての光源制御回路41を制御しており、この光源制御回路41は、画像生成時に要求される所定波長帯域の光が光源装置60から出射されるように、光源装置60の赤色、緑色及び青色の波長帯域光を発光させる個別の制御を行う。そして、光源制御回路41は、省エネルギーに対応した設定や、投影場所の周囲の環境に応じて、多数の投影モードに対応した明るさで各色波長帯域光を発光させる。なお、本実施形態においては、後述するように、六種類の投影モードが設定されている。
一方、制御部38は、システムバス(SB)を介して、拡散板制御部42が接続されている。拡散板制御部42は、前述の多数の投影モードにより、半導体発光素子により形成された励起光源の駆動電流の値が調節されて、励起光源の発光強度が調節された場合に、この調節された発光強度に合わせて、後述の拡散板装置の拡散板を回転制御する。
さらに、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43に光源装置60等に設けた複数の温度センサによる温度検出を行わせ、この温度検出の結果から冷却ファンの回転速度を制御させている。また、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43にタイマー等により投影装置10本体の電源オフ後も冷却ファンの回転を持続させる、あるいは、温度センサによる温度検出の結果によっては投影装置10本体の電源をオフにする等の制御も行う。
次に、この投影装置10の内部構造について図3に基づいて述べる。図3は、投影装置10の内部構造を示す平面模式図である。投影装置10は、右側パネル14の近傍に制御回路基板241を備えている。この制御回路基板241は、電源回路ブロックや光源制御ブロック等を備えてなる。また、投影装置10は、制御回路基板241の側方、つまり、投影装置10筐体の略中央部分に光源装置60を備えている。さらに、投影装置10は、光源装置60と左側パネル15との間に、光源側光学系170や投影側光学系220が配置されている。
光源装置60は、赤色波長帯域光の光源とされる赤色光源装置120と、青色波長帯域光の光源であって、励起光源ともされる励起光照射装置70と、緑色波長帯域光の光源とされる緑色光源装置80と、を備える。緑色光源装置80は、励起光照射装置70と、蛍光板装置100とにより構成される。さらに、光源装置60は、後述の拡散板装置400を備える。そして、光源装置60には、赤、緑、青の各色波長帯域光を導光し、出射する導光光学系140が配置されている。導光光学系140は、各色光源装置から出射される各色波長帯域光をライトトンネル175の入射口に集光する。
励起光照射装置70は、投影装置10筐体の左右方向における略中央部分であって背面パネル13近傍に配置される。そして、励起光照射装置70は、背面パネル13と光軸が平行になるよう配置された複数の半導体発光素子である青色レーザダイオード71から成る光源群、各青色レーザダイオード71からの出射光の光軸を正面パネル12方向に90度変換する反射ミラー群75、反射ミラー群75で反射した各青色レーザダイオード71からの出射光を集光する集光レンズ78、及び、青色レーザダイオード71と右側パネル14との間に配置されたヒートシンク81等を備える。
光源群は、複数の青色レーザダイオード71がマトリクス状に配列されて成る。また、各青色レーザダイオード71の光軸上には、各青色レーザダイオード71からの各出射光の指向性を高めるように各々平行光に変換するコリメータレンズ73が夫々配置されている。また、反射ミラー群75は、複数の反射ミラーが階段状に配列されてミラー基板76と一体化されて位置調整を行って生成され、青色レーザダイオード71から出射される光線束の断面積を一方向に縮小して集光レンズ78に出射する。
ヒートシンク81と背面パネル13との間には冷却ファン261が配置されており、この冷却ファン261とヒートシンク81とによって青色レーザダイオード71が冷却される。さらに、反射ミラー群75と背面パネル13との間にも冷却ファン261が配置されており、この冷却ファン261によって反射ミラー群75や集光レンズ78が冷却される。
励起光照射装置70の集光レンズ78の正面パネル12側であって、励起光が蛍光ホイール等の蛍光板101に入射する入射光路上には、拡散板装置400が配置されている。拡散板装置400には、正面パネル12と平行となるように、つまり、励起光照射装置70からの出射光の光軸と直交するように配置された拡散ホイール等の拡散板401と、この拡散板401を回転させるステッピングモータ410とが設けられている。拡散板401には、後述するように、拡散角度が異なる複数の拡散領域が設けられている。励起光照射装置70からの励起光は、背面パネル13側から拡散板401の拡散板に入射して拡散透過され、正面パネル12側に出射される。
赤色光源装置120は、拡散板装置400と蛍光板装置100との間に配置される。赤色光源装置120には、青色レーザダイオード71と光軸が平行となるように配置された赤色光源121と、赤色光源121からの出射光を集光する集光レンズ群125と、が備えられる。この赤色光源121は、赤色波長帯域の光を発する半導体発光素子である赤色発光ダイオードである。そして、赤色光源装置120は、赤色光源装置120が出射する赤色波長帯域光の光軸が励起光照射装置70から出射される青色波長帯域光及び蛍光板101から出射される緑色波長帯域光の光軸と交差するように配置されている。さらに、赤色光源装置120は、赤色光源121の右側パネル14側に配置されるヒートシンク130を備える。そして、ヒートシンク130と正面パネル12との間には冷却ファン261が配置されており、この冷却ファン261及びヒートシンク130によって赤色光源121が冷却される。
緑色光源装置80を構成する蛍光板装置100は、励起光照射装置70から出射される励起光の光路上であって、正面パネル12の近傍に配置される。蛍光板装置100は、正面パネル12と平行となるように、つまり、励起光照射装置70からの出射光の光軸と直交するように配置された蛍光板101と、この蛍光板101を回転駆動するモータ110と、励起光照射装置70から出射される励起光の光線束を蛍光板101に集光するとともに蛍光板101から背面パネル13方向に出射される光線束を集光する集光レンズ群107と、蛍光板101から正面パネル12方向に出射される光線束を集光する集光レンズ115と、を備える。なお、モータ110と正面パネル12との間には冷却ファン261が配置されており、この冷却ファン261によって蛍光板装置100等が冷却される。
蛍光板101は、励起光照射装置70から集光レンズ群107を介した出射光を励起光として受けて緑色波長帯域の蛍光光を出射する蛍光発光領域と、励起光照射装置70からの出射光である励起光を透過又は拡散透過する領域と、が周方向に連続して設けられている。
蛍光板101の基材は銅やアルミニウム等から成る金属基材であって、この基材の励起光照射装置70側の表面には、環状の溝を形成し、この溝の底部が銀蒸着等によってミラー加工されており、このミラー加工された表面に緑色蛍光体の層が敷設されている。さらに、励起光を透過又は拡散透過する領域のうち、透過する領域とされる場合には、基材の切抜き透孔部に透光性を有する透明基材が嵌入される。拡散透過する領域とされる場合には、表面をサンドブラスト等で微細凹凸を形成した透明基材が嵌入される。
蛍光板101の蛍光体層は、励起光照射装置70からの励起光としての青色波長帯域光が蛍光板101の緑色蛍光体層に照射されると、緑色蛍光体層における緑色蛍光体が励起され、緑色蛍光体から全方位に緑色波長帯域光を出射する。蛍光発光された光線束は、背面パネル13側へ出射され、集光レンズ群107に入射する。一方、蛍光板101における入射光を透過又は拡散透過する領域に入射された励起光照射装置70からの青色波長帯域光は、蛍光板101を透過又は拡散透過され、蛍光板101の背面側(換言すれば、正面パネル12側)に配置された集光レンズ115に入射する。
そして、導光光学系140は、赤色、緑色、青色波長帯域の光線束を集光させる集光レンズや、各色波長帯域の光線束の光軸を変換して同一の光軸とさせる反射ミラー、ダイクロイックミラー等からなる。具体的には、導光光学系140には、励起光照射装置70から出射され、拡散板401を拡散透過される青色波長帯域光及び蛍光板101から出射される緑色波長帯域光と、赤色光源装置120から出射される赤色波長帯域光とが交差する位置に、青色及び赤色波長帯域光を透過し、緑色波長帯域光を反射してこの緑色波長帯域光の光軸を左側パネル15方向に90度変換する第一ダイクロイックミラー141が配置されている。
また、蛍光板101を透過又は拡散透過した青色波長帯域光の光軸上、つまり、集光レンズ115と正面パネル12との間には、青色波長帯域光を反射してこの青色光の光軸を左側パネル15方向に90度変換する第一反射ミラー143が配置されている。第一反射ミラー143における左側パネル15側には、集光レンズ146が配置され、さらにこの集光レンズ146の左側パネル15側には、第二反射ミラー145が配置されている。第二反射ミラー145の背面パネル13側には、集光レンズ147が配置されている。第二反射ミラー145は、第一反射ミラー143により反射され、集光レンズ146を介して入射される青色波長帯域光の光軸を背面パネル13側に90度変換する。
また、第一ダイクロイックミラー141の左側パネル15側には、集光レンズ149が配置されている。さらに、集光レンズ149の左側パネル15側であって、集光レンズ147の背面パネル13側には、第二ダイクロイックミラー148が配置されている。第二ダイクロイックミラー148は、赤色波長帯域光及び緑色波長帯域光を反射して背面パネル13側に90度光軸を変換し、青色波長帯域光を透過させる。
第一ダイクロイックミラー141を透過した赤色波長帯域光の光軸と、この赤色波長帯域光の光軸と一致するように第一ダイクロイックミラー141により反射された緑色波長帯域光の光軸は、集光レンズ149に入射する。そして、集光レンズ149を透過した赤色及び緑色波長帯域光は、第二ダイクロイックミラー148により反射され、光源側光学系170の集光レンズ173を介してライトトンネル175の入射口に集光される。一方、集光レンズ147を透過した青色波長帯域光は、第二ダイクロイックミラー148を透過して、集光レンズ173を介してライトトンネル175の入射口に集光される。
光源側光学系170は、集光レンズ173,ライトトンネル175,集光レンズ178,光軸変換ミラー181,集光レンズ183,照射ミラー185,コンデンサレンズ195により構成されている。なお、コンデンサレンズ195は、コンデンサレンズ195の背面パネル13側に配置される表示素子51から出射された画像光を投影側光学系220に向けて出射するので、投影側光学系220の一部ともされている。
ライトトンネル175の近傍には、ライトトンネル175の入射口に光源光を集光する集光レンズ173が配置されている。よって、赤色波長帯域光、緑色波長帯域光及び青色波長帯域光は、集光レンズ173により集光され、ライトトンネル175に入射される。ライトトンネル175に入射された光線束は、ライトトンネル175により均一な強度分布の光線束とされる。
ライトトンネル175の背面パネル13側の光軸上には、集光レンズ178を介して、光軸変換ミラー181が配置されている。ライトトンネル175の出射口から出射した光線束は、集光レンズ178で集光された後、光軸変換ミラー181により、左側パネル15側に光軸を変換される。
光軸変換ミラー181で反射した光線束は、集光レンズ183により集光された後、照射ミラー185により、コンデンサレンズ195を介して表示素子51に所定の角度で照射される。なお、DMDとされる表示素子51は、背面パネル13側にヒートシンク190が設けられ、このヒートシンク190により表示素子51は冷却される。
光源側光学系170により表示素子51の画像形成面に照射された光源光である光線束は、表示素子51の画像形成面で反射され、投影光として投影側光学系160を介してスクリーンに投影される。ここで、投影側光学系160は、コンデンサレンズ195,可動レンズ群235,固定レンズ群225により構成されている。可動レンズ群235は、レンズモータにより移動可能に形成される。そして、可動レンズ群235及び固定レンズ群225は、固定鏡筒に内蔵される。よって、可動レンズ群235を備える固定鏡筒は、可変焦点型レンズとされ、ズーム調節やフォーカス調節が可能に形成される。
このように投影装置10を構成することで、蛍光板101を回転させるとともに励起光照射装置70及び赤色光源装置120から異なるタイミングで光を出射すると、赤色、緑色及び青色の各波長帯域光が導光光学系140を介して集光レンズ173及びライトトンネル175に順次入射され、さらに光源側光学系170を介して表示素子51に入射されるため、投影装置10の表示素子51であるDMDがデータに応じて各色の光を時分割表示することにより、スクリーンにカラー画像を投影することができる。
そして、本実施形態に係る投影装置10は、スクリーンに画像を投影するに際して、六種類の投影モードを有している。ここでは、この六種類の投影モードのそれぞれを、第1〜第6投影モードと言う。投影モードは、省エネルギー対応や投影時の周囲の環境(明るい場所であるか暗い場所であるか等)により、投影光の輝度が調節され設定されたものである。そして、第1〜第6投影モードに対応した光源装置60の励起光照射装置70の出射光量を、それぞれ第1〜第6励起光出射モードと言う。第1〜第6励起光出射モードは、励起光照射装置70の駆動電流の値を異ならせて、励起光照射装置70から出射される励起光の出射光量が異なるよう設定されている。ここでは、第1励起光出射モードが駆動電流の値が一番小さく、出射光量も一番小さく設定されている。そして、第2励起光出射モードから第6励起光出射モードの順に、駆動電流の値が大きくなり、出射光量も大きくなるよう設定されている。よって、第6励起光出射モードが一番駆動電流の値が大きく、出射光量も一番大きい。
なお、励起光照射装置70における励起光の出射光量の調節は、駆動電流の値を調節して複数の青色レーザダイオード71それぞれの出射光量を調節することに加えて、複数の青色レーザダイオード71のうちのいくつかを発光させ、残りを消光させる場合も含まれる。また、赤色光源装置120も同様に、投影モードに合わせた輝度の調節がなされるように構成されている。
一方、拡散板装置400についても同様に、上記第1〜第6投影モードに対応している。すなわち、拡散板装置400は、第1〜第6励起光出射モードに対応して、拡散角度が異なる拡散領域が複数設けられた拡散板401を有している。図4に、この拡散板401を正面から見た模式図を示す。
図4に示すように、拡散板401には、第1拡散板421〜第6拡散板426が設けられている。ここでは、拡散板401の正面視右回りに順に、第1拡散板421から第6拡散板426まで周状に並んで設けられている。第1拡散板421〜第6拡散板426は、それぞれガラス基材や透明樹脂基材等にブラスト加工等を施すことにより形成され、拡散板401の基材の切抜き透孔部に嵌入されている。そして、第1拡散板421〜第6拡散板426は、それぞれの拡散角度や拡散率等を異ならせて形成され、コヒーレントとされる励起光を拡散し透過するよう形成されている。ここでは、第1拡散板421の拡散角度等が一番小さく形成され、第2拡散板422から第6拡散板426まで順に、拡散角度等を大きくして形成するものとする。よって、第6拡散板426の拡散角度等が一番大きい。
この拡散板401は、ステッピングモータ410により回転駆動されている。そして、このステッピングモータ410は、拡散板制御部42(図2参照)により回転制御がなされている。この回転制御は、各投影モードに対応した各励起光出射モードに基づいて行われる。具体的には、例えば、使用者により又は自動で第1投影モードが選択された場合、励起光照射装置70は、第1励起光出射モードとして設定された駆動電流により駆動され、所定の出射光量の励起光が出射される。拡散板401は、第一励起光出射モードに対応する第1拡散板421が励起光の光線束の光軸上、すなわち、励起光が蛍光板101に入射する入射光路上に合わせて、拡散板制御部42によりステッピングモータ410が制御され、拡散板401が回転制御される。このようにして、第1投影モードにおいては、第1拡散板421に励起光が入射され拡散透過される。
そして、第2投影モードが選択された場合には、第1励起光出射モードよりも大きい駆動電流として設定された第2励起光出射モードにより励起光照射装置70が駆動され、励起光が出射される。これに対応して、拡散板制御部42は、第1拡散板421よりも拡散角度が大きい第2拡散板422を励起光が拡散透過されるように、拡散板401を回転制御する。同様に、第3〜第6投影モードに対応して、第3〜第6励起光出射モードとしての駆動電流により励起光照射装置70が駆動され、第3拡散板423〜第6拡散板426に励起光が拡散透過されるように拡散板401が回転制御される。
次に、本発明に係る他の実施形態について、図5に基づいて説明する。図5は、光源装置60Aについて模式的に示した平面図である。本実施形態における拡散板装置400は、前述の実施形態における拡散板装置400の配置を変更したものである。本実施形態においては、拡散板装置400を、赤色光源装置120と蛍光板装置100との間であって、励起光が蛍光板装置100に入射される入射光路上であるとともに、蛍光板装置100からの出射光である緑色波長帯域光とされる蛍光光の光路上に配置した。
本実施形態における拡散板装置400は、励起光が励起光照射装置70側から入射され拡散透過されるのに加え、蛍光板装置100から出射される緑色波長帯域光である蛍光光が拡散板401の背面(換言すれば正面パネル12側)から入射され、拡散透過される。そして、拡散板装置400に入射され拡散透過された緑色波長帯域光は、第一ダイクロイックミラー141により集光レンズ149に向けて反射される。
次に、本発明に係るさらに他の実施形態について、図6に基づいて説明する。図6は、光源装置60Bについて模式的に示した平面図である。本実施形態においては、前述の実施形態における拡散板装置400に加えて、他の拡散板装置500を設けた。ここで示す他の拡散板装置500は、励起光が蛍光板装置100における蛍光板101の透過又は拡散透過される領域を透過した光路上に配置される。
拡散板装置500は、前述の拡散板装置400と同様に、拡散角度が異なる六種類の拡散板(他の第1〜第6拡散板)を備える他の拡散板501と、この他の拡散板501を駆動するステッピングモータ510が備えられる。そして、拡散板制御部42がステッピングモータ510を制御することにより、他の拡散板501の回転位置が制御される。よって、蛍光板装置100を透過又は拡散透過された青色波長帯域光は、第1〜第6投影モード及び第1〜第6励起光出射モードに対応して、他の拡散板501の他の第1〜第6拡散板の何れかが青色波長帯域光の光軸に合わせられる。
ここで、他の第1〜第6拡散板の拡散角度は、蛍光光である緑色波長帯域光がスクリーンに投影された際の照度比に合わせて設定されている。すなわち、蛍光板装置100には、拡散板装置400により、第1〜第6投影モードに対応した励起光が照射される。この場合、蛍光板装置100から出射される緑色波長帯域光がスクリーンに投影された際の照度比は、励起光の出射光量が異なるので、第1〜第6励起光出射モード毎に異なったものとなる。すなわち、第1〜第6投影モードが選択されることにより、励起光の出射光量が異なるので、緑色波長帯域光がスクリーンに投影された時のスクリーンにおける中央部分と四隅との明るさの比が、第1〜第6投影モード毎に異なったものとなる。
よって、他の拡散板401における他の第1〜第6拡散板は、緑色波長帯域光の照度比と同等の照度比で青色波長帯域光が投影されるように、拡散角度を異ならせて形成した。このように形成された他の拡散板装置500を備える光源装置60Bは、以下のように動作する。例えば、第1投影モードが選択された場合には、拡散板装置400における第1拡散板421を励起光が拡散透過されるよう拡散板装置400が回転制御される。これとともに、他の拡散板装置500は、蛍光板装置100を透過又は拡散透過された励起光である青色波長帯域光が、他の拡散板501の他の第1拡散板を拡散透過するように、回転制御される。
なお、本実施形態においては、拡散板装置400と他の拡散板装置500とを設けたが、拡散板装置400を設けずに、他の拡散板装置500のみを設けた投影装置の光源装置とすることもできる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されることはなく、適宜変更を加えて実施することができる。例えば、以上の実施形態においては、投影モードを六種類として説明したが、二種類以上あれば本発明を実施することができる。この場合、拡散板装置400,500の拡散板は、拡散角度を異ならせた二種類以上の拡散板が設けられていればよい。
以上の通り、本実施形態の投影装置10は、励起光源である励起光照射装置70と、蛍光板装置100と、拡散板装置400と、が設けられている。そして、拡散板装置400は、励起光が蛍光板装置100に入射される入射光路上に設けられる。
これにより、励起光源の出射光量が調節された場合であっても、種々の出射光量に対応した拡散角度を有する拡散板に励起光を拡散透過させて、蛍光板装置100に励起光を照射させることができる。よって、出射光量が大きい励起光には拡散角度が大きい拡散板を対応させ、出射光量が小さい励起光には拡散角度が小さい拡散板を対応させることができる。よって、出射光量が大きい励起光に対しては蛍光体層の焼き付きや温度消光を確実に防止できると共に、出射光量が小さい励起光の場合には拡散角度が小さい拡散板により励起光が拡散透過されるので、蛍光体層の所定範囲に適度の照度で励起光を照射し、励起光源の光の利用効率を低下させことがない。
また、蛍光板101は蛍光ホイールとして形成した。これにより、蛍光体層が設けられた蛍光板を回転させながら励起光を照射することができるので、蛍光体層の焼き付きや温度消光をさらに低減することができる。また、拡散板401は拡散ホイールとして形成した。これにより、拡散角度が異なる複数の拡散領域を有する拡散板を容易に形成することができ、各拡散領域の切り替えも容易にすることができる。
また、蛍光板装置100の蛍光板101は、励起光源である励起光照射装置70からの励起光を透過又は拡散透過させる領域を備える。これにより、励起光照射装置70からの出射光である青色波長帯域光を青色光源とすることができる。よって、別途青色光源装置を設ける必要がないので製造に係るコストを低減することができるとともに、投影装置10をコンパクトに構成することができる。
また、励起光源である励起光照射装置70は、励起光の出射光量が異なる第1〜第6励起光出射モードを有する。拡散板装置400は、拡散板制御部42により第1〜第6励起光照射モードに対応して、拡散角度が異なる第1〜第6拡散板を有する拡散板401を回転制御する。これにより、励起光照射装置70の出射光量に対応して拡散板装置400を回転制御し、種々の励起光の出射光量に対して最適な拡散角度の拡散板を対応させて、励起光を拡散透過させることができる。
また、励起光照射装置70の出射光量は駆動電流に応じて調節可能に形成される。そして、拡散板制御部42は、励起光照射装置70の駆動電流が小さい励起光出射モードにおける拡散角度よりも、駆動電流が大きい励起光出射モードにおける拡散角度の方が大きくなるように、拡散板装置400を回転制御する。これにより、励起光照射装置70の駆動電流が小さい場合、すなわち励起光の出射光量が小さい場合には、拡散角度が小さい拡散板を用いることができる。そして、励起光照射装置70の駆動電流が大きい場合、すなわち励起光の出射光量が大きい場合には、拡散角度が大きい拡散板を用いることができる。
また、拡散板装置400は、蛍光板装置100への入射光である励起光と、蛍光板装置100からの出射光である緑色波長帯域光の両者の光路上に配置した。これにより、拡散板装置400は、励起光だけでなく、蛍光光である緑色波長帯域光についても拡散透過させることができる。よって、緑色波長帯域光のスクリーン上の色ムラを抑制することができる。
また、投影装置10の光源装置60は、拡散板装置400に加えて、他の拡散板装置500をさらに備える。他の拡散板装置500の他の拡散板501は、拡散角度が異なる第1〜第6拡散板が備えられる。そして、他の拡散板装置500は、蛍光板装置100を透過又は拡散透過された励起光の光路上に配置される。これにより、緑色波長帯域光のスクリーン上の照度比と青色波長帯域光のスクリーン上の照度比を同等とすることができる。よって、緑色波長帯域光と青色波長帯域光の照度比が異なることに起因する色ムラが解消され、鮮明な投影光を得ることができる。
また、投影装置10は、赤色光源としての赤色光源装置120や、光源光が照射され、画像光を形成する表示素子51と、各色波長帯域光を表示素子51まで導光する光学系や、表示素子51により形成された画像光をスクリーンに投影する投影側光学系220等が備えられる。これにより、励起光の利用効率を低下させることなく拡散透過して蛍光板装置100に照射することのできる投影装置10を提供することができる。
また、以上説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]励起光源と、
前記励起光源の励起光が照射される蛍光体層が設けられた蛍光板と、
拡散角度が異なる拡散領域が複数設けられた拡散板と、
を有し、
前記拡散板は、前記励起光が前記蛍光板に入射される入射光路上に設けられることを特徴とする光源装置。
[2]前記蛍光板は蛍光ホイールであり、前記拡散板は拡散ホイールであることを特徴とする前記[1]に記載の光源装置。
[3]前記蛍光板を有する蛍光板装置と、前記拡散板を有する拡散板装置と、を有し、
前記蛍光板装置の前記蛍光板は、前記励起光源からの励起光を透過又は拡散透過させる領域を備えることを特徴とする前記[1]又は前記[2]に記載の光源装置。
[4]前記励起光源は、前記励起光の出射光量が異なる複数の励起光出射モードを有し、
拡散板制御部により前記励起光出射モードに対応して、前記拡散板が回転制御されることを特徴とする前記[1]乃至前記[3]の何れか記載の光源装置。
[5]前記励起光源の前記励起光の出射光量は、駆動電流に応じて調節可能に形成され、
前記拡散板制御部は、前記励起光源の駆動電流が小さい励起光出射モードにおける拡散角度よりも、駆動電流が大きい励起光出射モードにおける拡散角度の方が大きくなるように前記拡散板装置を回転制御することを特徴とする前記[4]に記載の光源装置。
[6]前記拡散板は、前記励起光が前記蛍光板に入射される入射光路に設けられるとともに、前記蛍光板からの出射光である蛍光光の光路上に設けられることを特徴とする前記[1]乃至前記[5]の何れか記載の光源装置。
[7]拡散角度が異なる拡散領域が複数設けられる他の拡散板を有する他の拡散板装置がさらに備えられ、
前記他の拡散板装置は、前記励起光が前記蛍光板を透過又は拡散透過された光路上に設けられることを特徴とする前記[3]乃至前記[6]の何れか記載の光源装置。
[8]青色波長帯域光を出射する半導体発光素子により形成される前記励起光源と、緑色波長帯域光の蛍光光を出射可能に形成される前記蛍光板と、前記拡散板と、を有する前記[1]乃至前記[7]の何れか記載の前記光源装置であって、
前記光源装置は、更に、赤色波長帯域光を出射する半導体発光素子より形成される赤色光源装置と、各色波長帯域光を導光して各色波長帯域光を出射する導光光学系と、を有し、
前記光源装置からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子と、
前記表示素子から出射された前記画像光をスクリーンに投影する投影側光学系と、
前記表示素子と、前記光源装置を制御する投影装置制御手段と、
を有することを特徴とする投影装置。
10 投影装置 11 上面パネル
12 正面パネル 13 背面パネル
14 右側パネル 15 左側パネル
17 排気孔 18 吸気孔
19 レンズカバー 21 入出力コネクタ部
22 入出力インターフェース 23 画像変換部
24 表示エンコーダ 25 ビデオRAM
26 表示駆動部 31 画像圧縮/伸長部
32 メモリカード 35 Ir受信部
36 Ir処理部 37 キー/インジケータ部
38 制御部 41 光源制御回路
42 拡散板制御部 43 冷却ファン駆動制御回路
45 レンズモータ 47 音声処理部
48 スピーカ 51 表示素子
60 光源装置
70 励起光照射装置 71 青色レーザダイオード
73 コリメータレンズ 75 反射ミラー群
76 ミラー基板 78 集光レンズ
80 緑色光源装置 81 ヒートシンク
100 蛍光板装置
101 蛍光板 107 集光レンズ群
110 モータ 115 集光レンズ
120 赤色光源装置 121 赤色光源
125 集光レンズ群 130 ヒートシンク
140 導光光学系 141 第一ダイクロイックミラー
143 第一反射ミラー 145 第二反射ミラー
146 集光レンズ 147 集光レンズ
148 第二ダイクロイックミラー 149 集光レンズ
160 投影側光学系 170 光源側光学系
173 集光レンズ 175 ライトトンネル
178 集光レンズ 181 光軸変換ミラー
183 集光レンズ 185 照射ミラー
190 ヒートシンク 195 コンデンサレンズ
220 投影側光学系 225 固定レンズ群
235 可動レンズ群 241 制御回路基板
261 冷却ファン 400 拡散板装置
401 拡散板 410 ステッピングモータ
421 第1拡散板 422 第2拡散板
423 第3拡散板 424 第4拡散板
425 第5拡散板 426 第6拡散板
500 他の拡散板装置
501 他の拡散板 510 ステッピングモータ

Claims (8)

  1. 励起光源と、
    前記励起光源の励起光が照射される蛍光体層が設けられた蛍光板と、
    拡散角度が異なる拡散領域が複数設けられた拡散板と、
    を有し、
    前記拡散板は、前記励起光が前記蛍光板に入射される入射光路上に設けられることを特徴とする光源装置。
  2. 前記蛍光板は蛍光ホイールであり、前記拡散板は拡散ホイールであることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記蛍光板を有する蛍光板装置と、前記拡散板を有する拡散板装置と、を有し、
    前記蛍光板装置の前記蛍光板は、前記励起光源からの前記励起光を透過又は拡散透過させる領域を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記励起光源は、前記励起光の出射光量が異なる複数の励起光出射モードを有し、
    拡散板制御部により前記励起光出射モードに対応して、前記拡散板が回転制御されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載の光源装置。
  5. 前記励起光源の前記励起光の出射光量は、駆動電流に応じて調節可能に形成され、
    前記拡散板制御部は、前記励起光源の駆動電流が小さい前記励起光出射モードにおける拡散角度よりも、駆動電流が大きい前記励起光出射モードにおける拡散角度の方が大きくなるように前記拡散板を回転制御することを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記拡散板は、前記励起光が前記蛍光板に入射される入射光路に設けられるとともに、前記蛍光板からの出射光である蛍光光の光路上に設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか記載の光源装置。
  7. 拡散角度が異なる拡散領域が複数設けられる他の拡散板を有する他の拡散板装置がさらに備えられ、
    前記他の拡散板装置は、前記励起光が前記蛍光板を透過又は拡散透過された光路上に設けられることを特徴とする請求項3乃至請求項6の何れか記載の光源装置。
  8. 青色波長帯域光を出射する半導体発光素子により形成される前記励起光源と、緑色波長帯域光の蛍光光を出射可能に形成される前記蛍光板と、前記拡散板と、を有する請求項1乃至請求項7の何れか記載の前記光源装置であって、
    前記光源装置は、更に、赤色波長帯域光を出射する半導体発光素子より形成される赤色光源装置と、各色波長帯域光を導光して各色波長帯域光を出射する導光光学系と、を有し、
    前記光源装置からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子と、
    前記表示素子から出射された前記画像光をスクリーンに投影する投影側光学系と、
    前記表示素子と、前記光源装置を制御する投影装置制御手段と、
    を有することを特徴とする投影装置。
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