JPWO2016170760A1 - セラミックス微粒子分散剤、セラミックス微粒子分散組成物、およびセラミックス微粒子分散シート - Google Patents
セラミックス微粒子分散剤、セラミックス微粒子分散組成物、およびセラミックス微粒子分散シート Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2016170760A1 JPWO2016170760A1 JP2017513960A JP2017513960A JPWO2016170760A1 JP WO2016170760 A1 JPWO2016170760 A1 JP WO2016170760A1 JP 2017513960 A JP2017513960 A JP 2017513960A JP 2017513960 A JP2017513960 A JP 2017513960A JP WO2016170760 A1 JPWO2016170760 A1 JP WO2016170760A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- ceramic fine
- fine particle
- alkyl group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 0 CI(C(*=C)N=C)*=C Chemical compound CI(C(*=C)N=C)*=C 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B32/00—Carbon; Compounds thereof
- C01B32/90—Carbides
- C01B32/914—Carbides of single elements
- C01B32/956—Silicon carbide
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B21/00—Nitrogen; Compounds thereof
- C01B21/06—Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron
- C01B21/064—Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron with boron
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B35/00—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/622—Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F290/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups
- C08F290/08—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups on to polymers modified by introduction of unsaturated side groups
- C08F290/12—Polymers provided for in subclasses C08C or C08F
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F297/00—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer
- C08F297/02—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the anionic type
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F8/00—Chemical modification by after-treatment
- C08F8/44—Preparation of metal salts or ammonium salts
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/34—Silicon-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/38—Boron-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L53/00—Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Abstract
本発明の目的は、炭化ケイ素や窒化ホウ素などのセラミックス微粒子を、有機溶媒などの分散媒に分散することができる新規のセラミックス微粒子分散剤を提供することである。本発明のセラミックス微粒子分散剤は、以下のブロックコポリマーを含有する。式〔I〕(R11は、水素原子またはアルキル基を示し、X1は、−NH−または−O−を示し、Y1は、二価の連結基を示し、R12〜R14は、それぞれ独立に、アルキル基、アリールアルキル基またはヘテロアリールアルキル基を示し、Z−はカウンターアニオンを示す。)で表される繰り返し単位を有するブロック鎖(A)と、式〔III〕(R31は、水素原子またはアルキル基を示し、X3は、−NH−または−O−を示し、R32は、アルキル基、アリールアルキル基またはヘテロアリールアルキル基を示す。)で表される繰り返し単位を有するブロック鎖(B)を含むブロックポリマー(ただし、酸性基を含まない)【化1】
Description
本発明は、新規のセラミックス微粒子分散剤、セラミックス微粒子分散組成物、およびセラミックス微粒子分散シートに関する。
本願は、2015年4月21日に出願された日本国特許出願第2015−086675号、2015年11月5日に出願された日本国特許出願第2015−217370号に対し優先権を主張し、その内容をここに援用する。
本願は、2015年4月21日に出願された日本国特許出願第2015−086675号、2015年11月5日に出願された日本国特許出願第2015−217370号に対し優先権を主張し、その内容をここに援用する。
様々な分野において、微粒子化した物質を樹脂や溶媒に均一に分散させた材料が求められている。物質を微粒子化すると、一般に凝集体を形成するため、微粒子を樹脂や溶媒に分散させる際には、何らかの方法で凝集体を解砕する必要がある。凝集体を解砕する方法としては、機械的分散や界面化学的方法などがある。界面化学的方法の一つとして、高分子分散剤を用いる方法が知られている。
従来から、様々な高分子分散剤が提案されている。例えば、特許文献1では、3級アミノ基を有する繰り返し単位及び4級アンモニウム塩基を有する繰り返し単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の繰り返し単位を含む重合体からなるブロック鎖(A)と、ポリオキシアルキレン鎖を有する繰り返し単位及び酸性基を有する繰り返し単位を含む共重合体からなるブロック鎖(B)とを含有する共重合体が提案されている。当該共重合体は、塗料、印刷インク、インクジェットインク、カラーフィルタ用顔料分散物等における顔料分散に有用であると記載されている。
特許文献2では、3級アミノ基を有する繰り返し単位及び4級アンモニウム塩基を有する繰り返し単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の繰り返し単位を含むブロック鎖(A)と、酸性基を有する繰り返し単位及び下記式(I)
(式中、R1は、水素原子又はC1〜C3アルキル基を表し、R2は、脂肪族炭化水素基又は脂環式炭化水素基を表す。)で表される繰り返し単位を含むブロック鎖(B)とを含有し、式(I)で表される繰り返し単位の共重合割合がブロック鎖(B)中90質量%以上である共重合体が提案されている。当該共重合体は、塗料、印刷インク、インクジェットインク、カラーフィルタ用顔料分散物等における顔料分散に有用であると記載されている。
特許文献3では、3級アミノ基を有する繰り返し単位及び4級アンモニウム塩基を有する繰り返し単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の繰り返し単位を含むブロック鎖(A)と、下記式(I)(式中、R1は、水素原子等を表し、R2及びR3は、それぞれ独立に、水素原子等を表し、Qは、置換基としてアルキル基を有していてもよい含酸素飽和ヘテロ環基等を表し、nは、0〜6のいずれかの整数を表す。)で表される繰り返し単位と、下記式(II)(式中、R4は、水素原子等を表し、R5は、飽和脂肪族炭化水素基等を表す。)で表される繰り返し単位を含むブロック鎖(B)を含有し、上記式(II)で表される繰り返し単位の共重合割合が、上記式(I)で表される繰り返し単位を除くブロック鎖(B)中90重量%以上である共重合体が提案されている。当該共重合体は、塗料、印刷インク、インクジェット用インク、カラーフィルター用顔料分散物等における各種の有機顔料の分散を始め、金属酸化物、金属水酸化物、金属炭酸塩、金属硫酸塩、金属ケイ酸塩、金属窒化物等の無機粒子の分散やカーボンナノチューブの分散に有用であると記載されている。
特許文献4では、3級アミノ基を有する繰り返し単位及び4級アンモニウム塩構造を有する繰り返し単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の繰り返し単位を含む重合体ブロック(a)と、架橋性官能基を有する繰り返し単位及び光による酸化で生成するラジカルを捕捉する機能を有する構造を有する繰り返し単位からなる群より選ばれる少なくとも1種の繰り返し単位を含む重合体ブロック(b)とを含有するブロック共重合体からなる無機粒子用分散剤が提案されている。
近年、電子機器類の小型化や高性能化に伴って、電子工業に用いられる部材に対しても小型化や高性能化が求められている。前記部材の製造工程において、微粒子化したセラミックス粒子を水や各種溶媒に分散させる必要がある。しかし、セラミックス粒子の粒子径が小さくなればなるほど、分散が困難になってきている。セラミックス微粒子のなかでも、特に、窒化ホウ素微粒子や炭化ケイ素微粒子は分散が困難である。特許文献5では、ローター・ステーター式ホモジナイザーを用いて、炭化ケイ素などの微粒子を分散する機械的分散方法が提案されている。しかし、窒化ホウ素微粒子や炭化ケイ素微粒子を良好に分散することができる高分子分散剤は、知られていなかった。
本発明の目的は、炭化ケイ素や窒化ホウ素などのセラミックス微粒子を、有機溶媒などの分散媒に分散することができる新規のセラミックス微粒子分散剤を提供することである。また、本発明の目的は、前記のセラミックス微粒子分散剤とセラミックス微粒子と分散媒を含有する組成物を提供することである。
上記目的を達成するために検討を重ねた結果、以下の態様を包含する本発明を完成するに至った。
(1)式〔I〕
(式〔I〕中、R11は、水素原子またはアルキル基を示し、X1は、−NH−または−O−を示し、Y1は、二価の連結基を示し、R12〜R14は、それぞれ独立に、アルキル基、アリールアルキル基またはヘテロアリールアルキル基を示し、Z−はカウンターアニオンを示す。)で表される繰り返し単位を有するブロック鎖(A)と、式〔III〕
(式〔III〕中、R31は、水素原子またはアルキル基を示し、X3は、−NH−または−O−を示し、R32は、アルキル基、アリールアルキル基またはヘテロアリールアルキル基を示す。)で表される繰り返し単位を有するブロック鎖(B)を含むブロックポリマー(ただし、酸性基を含まない)を含有するセラミックス微粒子分散剤。
(2)ブロック鎖(A)が、さらに、式〔II〕
(式〔II〕中、R21は、水素原子またはアルキル基を示し、X2は、−NH−または−O−を示し、Y2は、二価の連結基を示し、R22、R23は、それぞれ独立に、アルキル基、アリールアルキル基またはヘテロアリールアルキル基を示す。)で表される繰り返し単位を含む(1)に記載のセラミックス微粒子分散剤。
(3)ブロック鎖(B)が、さらに、式〔IV〕
(式〔IV〕中、R41は、水素原子またはアルキル基を示し、X4は、−NH−または−O−を示し、R42は、アルキレン基を示し、mは、1〜100のいずれかの整数を示し、R43は、水素原子またはアルキル基を示す。)で表される繰り返し単位を含む(1)に記載のセラミックス微粒子分散剤。
(4)セラミックス微粒子が窒化ホウ素微粒子または炭化ケイ素微粒子である(1)〜(3)のいずれか1項に記載のセラミックス微粒子分散剤。
(5)(1)〜(4)のいずれか1項に記載のセラミックス微粒子分散剤と、分散媒と、セラミックス微粒子とを含有する組成物。
(6)分散媒が、熱可塑性樹脂である(5)に記載の組成物。
(7)さらに、加硫剤を含む(5)に記載の組成物、及び
(8)(7)に記載の組成物を加熱成形してなるシート。
(2)ブロック鎖(A)が、さらに、式〔II〕
(3)ブロック鎖(B)が、さらに、式〔IV〕
(4)セラミックス微粒子が窒化ホウ素微粒子または炭化ケイ素微粒子である(1)〜(3)のいずれか1項に記載のセラミックス微粒子分散剤。
(5)(1)〜(4)のいずれか1項に記載のセラミックス微粒子分散剤と、分散媒と、セラミックス微粒子とを含有する組成物。
(6)分散媒が、熱可塑性樹脂である(5)に記載の組成物。
(7)さらに、加硫剤を含む(5)に記載の組成物、及び
(8)(7)に記載の組成物を加熱成形してなるシート。
本発明のセラミックス微粒子分散剤は、炭化ケイ素や窒化ホウ素などのセラミックス微粒子を分散媒に分散することができる。
(セラミックス微粒子分散剤)
本発明のセラミックス微粒子分散剤は、以下で説明するブロック鎖(A)およびブロック鎖(B)を、それぞれ少なくとも1個含有するブロックポリマーからなるものである。
また、本発明のブロックポリマーは、−COOH基、−SO3H基、−PO(OH)2基などの酸性基を有しない。
本発明のセラミックス微粒子分散剤は、以下で説明するブロック鎖(A)およびブロック鎖(B)を、それぞれ少なくとも1個含有するブロックポリマーからなるものである。
また、本発明のブロックポリマーは、−COOH基、−SO3H基、−PO(OH)2基などの酸性基を有しない。
本発明におけるブロックポリマーは、数平均分子量(Mn)が、好ましくは2,000〜200,000、より好ましくは2,000〜50,000、さらに好ましくは3,000〜20,000である。また、本発明に係るブロックポリマーの分子量分布は、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)の比で、好ましくは1.0〜2.5、より好ましくは1.0〜2.0である。
なお、重量平均分子量および数平均分子量はN,N−ジメチルホルムアミドを溶媒とするゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)にて測定したデータを標準ポリメタクリル酸メチルの分子量に基づいて換算した値である。
なお、重量平均分子量および数平均分子量はN,N−ジメチルホルムアミドを溶媒とするゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)にて測定したデータを標準ポリメタクリル酸メチルの分子量に基づいて換算した値である。
本発明のブロックポリマーは、ブロック鎖(A)およびブロック鎖(B)以外に他のブロック鎖を含有していてもよいが、本発明のブロックポリマー中のブロック鎖(A)及び(B)の総含有量は、通常、1〜100重量%、好ましくは10〜100重量%、特に好ましくは、100重量%である。 ブロック鎖(A)とブロック鎖(B)との重量比は、特に制限はないが、好ましくは5/95〜95/5である。
式〔I〕中、R11は、水素原子またはアルキル基を表す。
R11におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
R11におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
式〔I〕中、X1は、−NH−または−O−を表す。
式〔I〕中、Y1は、二価の連結基を表す。
Y1における二価の連結基としては、アルキレン基、アルキレン−O−アルキレン基などを挙げることができる。
アルキレン基としては、メチレン、エチレン、プロパン−1,3−ジイル、プロパン−1,2−ジイル、ブタン−1,4−ジイル、ブタン−2,3−ジイル、ペンタン−1,5−ジイル、ペンタン−1,4−ジイル、2−メチルブタン−1,4−ジイル、ヘキサン−1,6−ジイル、オクタン−1,8−ジイル、デカン−1,10−ジイルなどの炭素数1〜10の基が挙げられる。
アルキレン−O−アルキレン基とは、アルキレン基とアルキレン基が−O−結合を介して結合している基を意味する。アルキレン−O−アルキレン基としては、エチレン−O−エチレン基、エチレン−O−トリメチレン基などの炭素数2〜10の基を挙げることができる。
Y1における二価の連結基としては、アルキレン基、アルキレン−O−アルキレン基などを挙げることができる。
アルキレン基としては、メチレン、エチレン、プロパン−1,3−ジイル、プロパン−1,2−ジイル、ブタン−1,4−ジイル、ブタン−2,3−ジイル、ペンタン−1,5−ジイル、ペンタン−1,4−ジイル、2−メチルブタン−1,4−ジイル、ヘキサン−1,6−ジイル、オクタン−1,8−ジイル、デカン−1,10−ジイルなどの炭素数1〜10の基が挙げられる。
アルキレン−O−アルキレン基とは、アルキレン基とアルキレン基が−O−結合を介して結合している基を意味する。アルキレン−O−アルキレン基としては、エチレン−O−エチレン基、エチレン−O−トリメチレン基などの炭素数2〜10の基を挙げることができる。
R12〜R14は、それぞれ独立に、アルキル基、アリールアルキル基、またはヘテロアリールアルキル基を表す。
R12〜R14におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
R12〜R14におけるアリールアルキル基としては、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基などの炭素数6〜10のアリール基と炭素数1〜6のアルキル基の結合した基を挙げることができる。
R12〜R14におけるヘテロアリールアルキル基としては、ピリジン−2−イルメチル基、ピリジン−3−イルメチル基、ピリジン−4−イルメチル基などの、ヘテロ原子としてN、O又はSを少なくとも1個有し、員数が5〜10のヘテロアリール基と炭素数1〜6のアルキル基の結合した基を挙げることができる。
R12〜R14におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
R12〜R14におけるアリールアルキル基としては、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基などの炭素数6〜10のアリール基と炭素数1〜6のアルキル基の結合した基を挙げることができる。
R12〜R14におけるヘテロアリールアルキル基としては、ピリジン−2−イルメチル基、ピリジン−3−イルメチル基、ピリジン−4−イルメチル基などの、ヘテロ原子としてN、O又はSを少なくとも1個有し、員数が5〜10のヘテロアリール基と炭素数1〜6のアルキル基の結合した基を挙げることができる。
Z−は、カウンターアニオンを表す。
カウンターアニオンとしては、Cl−、Br−、I−、ClO4 −、BF4 −、CH3COO−、PF6 −などが挙げられる。
カウンターアニオンとしては、Cl−、Br−、I−、ClO4 −、BF4 −、CH3COO−、PF6 −などが挙げられる。
ブロック鎖(A)に含まれる式〔I〕で表される繰り返し単位の割合は、ブロック鎖(A)の総重量に対して、好ましくは10〜100重量%であり、より好ましくは50〜100重量%である。ブロック鎖(A)に含まれる式〔I〕で表される繰り返し単位の割合が10重量%より小さいと、分散性能が低下する傾向がある。
式〔II〕中、R21は、水素原子またはアルキル基を表す。
R21におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
R21におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
式〔II〕中、X2は、−NH−または−O−を表す。
式〔II〕中、Y2は、二価の連結基を表す。
Y2における二価の連結基としては、アルキレン基、アルキレン−O−アルキレン基などを挙げることができる。
アルキレン基としては、メチレン、エチレン、プロパン−1,3−ジイル、プロパン−1,2−ジイル、ブタン−1,4−ジイル、ブタン−2,3−ジイル、ペンタン−1,5−ジイル、ペンタン−1,4−ジイル、2−メチルブタン−1,4−ジイル、ヘキサン−1,6−ジイル、オクタン−1,8−ジイル、デカン−1,10−ジイルなどの炭素数1〜10の基が挙げられる。
アルキレン−O−アルキレン基とは、アルキレン基とアルキレン基が−O−を介して結合している基を意味する。アルキレン−O−アルキレン基としては、エチレン−O−エチレン基、エチレン−O−トリメチレン基などの炭素数2〜10の基を挙げることができる。
Y2における二価の連結基としては、アルキレン基、アルキレン−O−アルキレン基などを挙げることができる。
アルキレン基としては、メチレン、エチレン、プロパン−1,3−ジイル、プロパン−1,2−ジイル、ブタン−1,4−ジイル、ブタン−2,3−ジイル、ペンタン−1,5−ジイル、ペンタン−1,4−ジイル、2−メチルブタン−1,4−ジイル、ヘキサン−1,6−ジイル、オクタン−1,8−ジイル、デカン−1,10−ジイルなどの炭素数1〜10の基が挙げられる。
アルキレン−O−アルキレン基とは、アルキレン基とアルキレン基が−O−を介して結合している基を意味する。アルキレン−O−アルキレン基としては、エチレン−O−エチレン基、エチレン−O−トリメチレン基などの炭素数2〜10の基を挙げることができる。
R22、R23は、それぞれ独立に、アルキル基、アリールアルキル基、またはヘテロアリールアルキル基を表す。
R22、R23におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
R22、R23におけるアリールアルキル基としては、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基などの炭素数6〜10のアリール基と炭素数1〜6のアルキル基の結合した基を挙げることができる。
R22、R23におけるヘテロアリールアルキル基としては、ピリジン−2−イルメチル基、ピリジン−3−イルメチル基、ピリジン−4−イルメチル基などの、ヘテロ原子としてN、O又はSを少なくとも1個有し、員数が5〜10のヘテロアリール基と炭素数1〜6のアルキル基の結合した基を挙げることができる。
R22、R23におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
R22、R23におけるアリールアルキル基としては、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基などの炭素数6〜10のアリール基と炭素数1〜6のアルキル基の結合した基を挙げることができる。
R22、R23におけるヘテロアリールアルキル基としては、ピリジン−2−イルメチル基、ピリジン−3−イルメチル基、ピリジン−4−イルメチル基などの、ヘテロ原子としてN、O又はSを少なくとも1個有し、員数が5〜10のヘテロアリール基と炭素数1〜6のアルキル基の結合した基を挙げることができる。
(ブロック鎖(B))
ブロック鎖(B)は、式〔III〕で表される繰り返し単位を有するものである。
ブロック鎖(B)に含まれる式〔III〕で表される繰り返し単位の割合は、ブロック鎖(B)の総重量に対して、好ましくは0.1〜100重量%であり、より好ましくは10〜100重量%である。
ブロック鎖(B)は、式〔III〕で表される繰り返し単位を有するものである。
ブロック鎖(B)に含まれる式〔III〕で表される繰り返し単位の割合は、ブロック鎖(B)の総重量に対して、好ましくは0.1〜100重量%であり、より好ましくは10〜100重量%である。
式〔III〕中、R31は、水素原子またはアルキル基を表す。
R31におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
R31におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
式〔III〕中、X3は、−NH−または−O−を表す。
式〔III〕中、R32は、アルキル基、アリールアルキル基またはヘテロアリールアルキル基を表す。
R32におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
R32におけるアリールアルキル基としては、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基などの炭素数6〜10のアリール基と炭素数1〜6のアルキル基の結合した基を挙げることができる。
R32におけるヘテロアリールアルキル基としては、ピリジン−2−イルメチル基、ピリジン−3−イルメチル基、ピリジン−4−イルメチル基などの、ヘテロ原子としてN、O又はSを少なくとも1個有し、員数が5〜10のヘテロアリール基と炭素数1〜6のアルキル基の結合した基を挙げることができる。
R32におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
R32におけるアリールアルキル基としては、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基などの炭素数6〜10のアリール基と炭素数1〜6のアルキル基の結合した基を挙げることができる。
R32におけるヘテロアリールアルキル基としては、ピリジン−2−イルメチル基、ピリジン−3−イルメチル基、ピリジン−4−イルメチル基などの、ヘテロ原子としてN、O又はSを少なくとも1個有し、員数が5〜10のヘテロアリール基と炭素数1〜6のアルキル基の結合した基を挙げることができる。
式〔IV〕中、R41は、水素原子またはアルキル基を表す。
R41におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
R41におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
式〔IV〕中、X4は、−NH−または−O−を表す。
式〔IV〕中、R42は、アルキレン基を表す。
R42におけるアルキレン基としては、メチレン、エチレン、プロパン−1,3−ジイル、プロパン−1,2−ジイル、ブタン−1,4−ジイル、ブタン−2,3−ジイル、ペンタン−1,5−ジイル、ペンタン−1,4−ジイル、2−メチルブタン−1,4−ジイル、ヘキサン−1,6−ジイル、オクタン−1,8−ジイル、デカン−1,10−ジイルなどの炭素数1〜10の基が挙げられる。
アルキレン−O−アルキレン基とは、アルキレン基とアルキレン基が−O−結合を介して結合している基を意味する。アルキレン−O−アルキレン基としては、エチレン−O−エチレン基、エチレン−O−トリメチレン基などの炭素数2〜10の基を挙げることができる。
R42におけるアルキレン基としては、メチレン、エチレン、プロパン−1,3−ジイル、プロパン−1,2−ジイル、ブタン−1,4−ジイル、ブタン−2,3−ジイル、ペンタン−1,5−ジイル、ペンタン−1,4−ジイル、2−メチルブタン−1,4−ジイル、ヘキサン−1,6−ジイル、オクタン−1,8−ジイル、デカン−1,10−ジイルなどの炭素数1〜10の基が挙げられる。
アルキレン−O−アルキレン基とは、アルキレン基とアルキレン基が−O−結合を介して結合している基を意味する。アルキレン−O−アルキレン基としては、エチレン−O−エチレン基、エチレン−O−トリメチレン基などの炭素数2〜10の基を挙げることができる。
式〔IV〕中、mは、1〜100のいずれかの整数を表す。
式〔IV〕中、R43は、水素原子またはアルキル基を表す。
R43におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
R43におけるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどの炭素数1〜6の基を挙げることができる。
(ブロック鎖(A)及び(B)中の他の含有し得る繰り返し単位、並びに他の含有し得るブロック中の繰り返し単位)
ブロック鎖(A)及び(B)中の他の含有しうる繰り返し単位、及び他の含有し得るブロック中の繰り返し単位としては、上記以外の(メタ)アクリル酸系モノマー、芳香族ビニル系モノマー、共役ジエン系モノマー等由来の繰り返し単位が挙げられる。
上記繰り返し単位の原料となる(メタ)アクリル酸系モノマー、芳香族ビニル系モノマー、共役ジエン系モノマーとしては以下のものが例示される。
(メタ)アクリル酸系モノマーとしては、(メタ)アクリル酸;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸i−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸s−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルへキシル、(メタ)アクリル酸1−エチルシクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル等の(メタ)アクリル酸エステル化合物;2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(エチレングリコールの単位数は2〜100)(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等を例示することができ、これらは1種単独で、あるいは2種以上混合して、用いることができる。
ブロック鎖(A)及び(B)中の他の含有しうる繰り返し単位、及び他の含有し得るブロック中の繰り返し単位としては、上記以外の(メタ)アクリル酸系モノマー、芳香族ビニル系モノマー、共役ジエン系モノマー等由来の繰り返し単位が挙げられる。
上記繰り返し単位の原料となる(メタ)アクリル酸系モノマー、芳香族ビニル系モノマー、共役ジエン系モノマーとしては以下のものが例示される。
(メタ)アクリル酸系モノマーとしては、(メタ)アクリル酸;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸i−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸s−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルへキシル、(メタ)アクリル酸1−エチルシクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル等の(メタ)アクリル酸エステル化合物;2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(エチレングリコールの単位数は2〜100)(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等を例示することができ、これらは1種単独で、あるいは2種以上混合して、用いることができる。
芳香族ビニル系モノマーとしては、スチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、p−t−ブトキシスチレン、m−t−ブトキシスチレン、p−(1−エトキシエトキシ)スチレン、2,4−ジメチルスチレン、ビニルアニリン、ビニル安息香酸、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−ビニルキノリン、4−ビニルキノリン、2−ビニルチオフェン、4−ビニルチオフェン等のヘテロアリール化合物等を挙げることができ、これらは1種単独で、あるいは2種以上混合して、用いることができる。
共役ジエン系モノマーとしては、1,3−ブタジエン、イソプレン、2−エチル−1,3−ブタジエン、2−t−ブチル−1,3−ブタジエン、2−フェニル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、3−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、2−メチル−1,3−オクタジエン、4,5−ジエチル−1,3−オクタジエン、3−ブチル−1,3−オクタジエン、1,3−シクロペンタジエン、1,3−シクロヘキサジエン、1,3−シクロオクタジエン、1,3−トリシクロデカジエン、ミルセン、クロロプレン等を挙げることができ、これらは1種単独で、あるいは2種以上混合して、用いることができる。
(セラミックス微粒子分散剤の製造方法)
本発明のセラミックス微粒子分散剤の製造方法を、以下説明する。
本発明のセラミックス微粒子分散剤の製造方法を、以下説明する。
(1)式〔I〕で表される繰り返し単位を有するブロック鎖(A)と、式〔III〕で表される繰り返し単位を有するブロック鎖(B)を含むブロックポリマーの製造方法
式〔Im〕で表される化合物を公知のリビング重合法で重合し、反応系内に式〔IIIm〕で表される化合物を添加して公知のリビング重合法を行うことにより製造することができる。
式〔Im〕で表される化合物を公知のリビング重合法で重合し、反応系内に式〔IIIm〕で表される化合物を添加して公知のリビング重合法を行うことにより製造することができる。
(2)式〔I〕で表される繰り返し単位を有するブロック鎖(A)と、式〔III〕で表される繰り返し単位および式〔IV〕で表される繰り返し単位を有するブロック鎖(B)を含むブロックポリマーの製造方法
前記式〔Im〕で表される化合物を公知のリビング重合法で重合し、反応系内に前記式〔IIIm〕で表される化合物および下記式〔IVm〕で表される化合物を添加して公知のリビング重合を行うことにより製造することができる。
前記式〔Im〕で表される化合物を公知のリビング重合法で重合し、反応系内に前記式〔IIIm〕で表される化合物および下記式〔IVm〕で表される化合物を添加して公知のリビング重合を行うことにより製造することができる。
(3)式〔I〕で表される繰り返し単位および式〔II〕で表される繰り返し単位を有するブロック鎖(A)と、式〔III〕で表される繰り返し単位および式〔IV〕で表される繰り返し単位を有するブロック鎖(B)を含むブロックポリマーの製造方法
まず、下記式〔IIm〕で表される化合物を公知のリビング重合法で重合し、反応系内に前記式〔IIIm〕で表される化合物および前記式〔IVm〕で表される化合物を添加して公知のリビング重合を行う。次いで、得られたポリマー中の3級アミノ基の一部を公知の手法により4級化することにより製造することができる。
まず、下記式〔IIm〕で表される化合物を公知のリビング重合法で重合し、反応系内に前記式〔IIIm〕で表される化合物および前記式〔IVm〕で表される化合物を添加して公知のリビング重合を行う。次いで、得られたポリマー中の3級アミノ基の一部を公知の手法により4級化することにより製造することができる。
式〔IIm〕中の、R21、X2、Y2、R22、R23は、式〔II〕中のR21、X2、Y2、R22、R23と同様である。
上記式〔I〕〜〔IV〕以外の繰り返し単位や、他のブロック鎖を含む場合も、上記方法に準じて原料となる化合物を追加してリビング重合することができる。
公知のリビング重合方法としては、リビングアニオン重合法やリビングカチオン重合法を挙げることができる。
公知の4級化方法としては、4級化剤を用いる4級化方法を挙げることができる。
4級化剤としては、塩化ベンジル、臭化ベンジル、ヨウ化ベンジル等や、塩化メチル、塩化エチル、臭化メチル、ヨウ化メチル、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジ−n−プロピルなど一般的な4級化剤を挙げることができる。
得られたブロックポリマーは、一般的な精製方法で精製することができる。
公知のリビング重合方法としては、リビングアニオン重合法やリビングカチオン重合法を挙げることができる。
公知の4級化方法としては、4級化剤を用いる4級化方法を挙げることができる。
4級化剤としては、塩化ベンジル、臭化ベンジル、ヨウ化ベンジル等や、塩化メチル、塩化エチル、臭化メチル、ヨウ化メチル、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジ−n−プロピルなど一般的な4級化剤を挙げることができる。
得られたブロックポリマーは、一般的な精製方法で精製することができる。
上記のようにして得られるブロックポリマーは、そのままで、あるいは、溶媒に溶解又は分散してセラミックス微粒子分散剤として使用することができる。
溶媒としては、水;ヘキサン、デカン、ドデカン、テトラデカンなどの脂肪族炭化水素溶媒;シクロヘキサンなどの脂環式炭化水素溶媒;トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、プロピレングリコールメチルエーテルアセテートなどのエステル系溶媒;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンなどのアルコール系溶媒;テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチレングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソルブ)、エチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルセロソルブ)、1−メトキシ−2−プロパノールなどのエーテル系溶媒などを挙げることができる。溶媒は、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。用いられる溶媒の量は、適正な分散剤粘度などの観点から適宜設定することができる。本発明の分散剤に含まれ得る溶媒の量は、好ましくは5〜95重量%である。
本発明のセラミックス微粒子分散剤は、分散媒にセラミックス微粒子を均一に分散するのに好適である。
溶媒としては、水;ヘキサン、デカン、ドデカン、テトラデカンなどの脂肪族炭化水素溶媒;シクロヘキサンなどの脂環式炭化水素溶媒;トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、プロピレングリコールメチルエーテルアセテートなどのエステル系溶媒;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンなどのアルコール系溶媒;テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチレングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソルブ)、エチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルセロソルブ)、1−メトキシ−2−プロパノールなどのエーテル系溶媒などを挙げることができる。溶媒は、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。用いられる溶媒の量は、適正な分散剤粘度などの観点から適宜設定することができる。本発明の分散剤に含まれ得る溶媒の量は、好ましくは5〜95重量%である。
本発明のセラミックス微粒子分散剤は、分散媒にセラミックス微粒子を均一に分散するのに好適である。
(セラミックス微粒子分散組成物)
本発明の組成物は、セラミックス微粒子と、本発明のセラミックス微粒子分散剤と、分散媒とを含むものである。本発明の組成物においては、セラミックス微粒子が分散媒に均一に分散していることが好ましい。
本発明の組成物は、セラミックス微粒子と、本発明のセラミックス微粒子分散剤と、分散媒とを含むものである。本発明の組成物においては、セラミックス微粒子が分散媒に均一に分散していることが好ましい。
(セラミックス微粒子)
本発明のセラミックス微粒子分散剤で分散することができるセラミックス微粒子の種類は特に限定されないが、炭化ケイ素(SiC)微粒子、窒化ホウ素(BN)微粒子であるのが好ましく、窒化ホウ素(BN)微粒子であるのがより好ましい。セラミックス微粒子の中でも、炭化ケイ素微粒子や窒化ホウ素微粒子は、分散媒中に均一に分散させることが特に困難な微粒子であるため、本発明のセラミックス微粒子分散剤は有用である。
本発明のセラミックス微粒子分散剤で分散することができるセラミックス微粒子の種類は特に限定されないが、炭化ケイ素(SiC)微粒子、窒化ホウ素(BN)微粒子であるのが好ましく、窒化ホウ素(BN)微粒子であるのがより好ましい。セラミックス微粒子の中でも、炭化ケイ素微粒子や窒化ホウ素微粒子は、分散媒中に均一に分散させることが特に困難な微粒子であるため、本発明のセラミックス微粒子分散剤は有用である。
セラミックス微粒子の一次粒子径は、特に限定されないが、好ましくは1000nm以下、より好ましくは500nm以下である。
本発明の組成物に含まれるセラミックス微粒子の量は、好ましくは1〜90重量%、より好ましくは5〜50重量%であり、さらに好ましくは5〜30重量%である。また、本発明の組成物に使用される本発明に係るセラミックス微粒子分散剤の量は、セラミックス微粒子100重量部に対して、好ましくは1〜200重量部、より好ましくは1〜100重量部、さらに好ましくは1〜50重量部である。
(分散媒)
本発明の組成物においては、分散媒として、液体のものまたは固体のものを用いることができる。
液体分散媒としては、水;ヘキサン、デカン、ドデカン、テトラデカンなどの脂肪族炭化水素溶媒;シクロヘキサンなどの脂環式炭化水素溶媒;トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチルなどのエステル系溶媒;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンなどのアルコール系溶媒;テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチレングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソルブ)、エチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルセロソルブ)などのエーテル系溶媒などを挙げることができる。これら液体分散媒は、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の組成物に用いられる液体分散媒の量は、適正な組成物粘度などの観点から適宜設定することができる。本発明の組成物に含まれ得る液体分散媒の量は、好ましくは5〜95重量%である。
本発明の組成物においては、分散媒として、液体のものまたは固体のものを用いることができる。
液体分散媒としては、水;ヘキサン、デカン、ドデカン、テトラデカンなどの脂肪族炭化水素溶媒;シクロヘキサンなどの脂環式炭化水素溶媒;トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチルなどのエステル系溶媒;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンなどのアルコール系溶媒;テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチレングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソルブ)、エチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルセロソルブ)などのエーテル系溶媒などを挙げることができる。これら液体分散媒は、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の組成物に用いられる液体分散媒の量は、適正な組成物粘度などの観点から適宜設定することができる。本発明の組成物に含まれ得る液体分散媒の量は、好ましくは5〜95重量%である。
固体分散媒としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂などを挙げることができる。なお、本発明においては光硬化性樹脂および熱硬化性樹脂を硬化性成分と呼ぶことがある。本発明においては硬化性成分を固体分散媒として用いて硬化性組成物とすることもできる。
熱可塑性樹脂としては、シリコーン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル 、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、フッ素樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、環状ポリオレフィン、ポリフェニレンスルファイド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、非晶ポリアリレート、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、熱可塑性ポリイミド、ポリアミドイミドなどが挙げられる。熱可塑性樹脂は加熱融解させて、または溶媒に溶解させて、セラミック微粒子およびセラミック微粒子用分散剤と混練または混合することができる。
熱可塑性樹脂を含む組成物は、さらに加硫剤を含有していてもよい。加硫剤としては、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、p−メチルベンゾイルパーオキサイドなどを挙げることができる。
本発明のセラミックス微粒子分散剤と、熱可塑性樹脂と、加硫剤と、セラミックス微粒子を含む分散組成物を加熱成形することにより、シート状材料を製造することができる。加熱成形する条件は、熱可塑性樹脂やセラミックス微粒子の性質などに合わせて適宜条件を設定することができる。
本発明のセラミックス微粒子分散剤と、熱可塑性樹脂と、加硫剤と、セラミックス微粒子を含む分散組成物を加熱成形することにより、シート状材料を製造することができる。加熱成形する条件は、熱可塑性樹脂やセラミックス微粒子の性質などに合わせて適宜条件を設定することができる。
熱硬化性樹脂は熱を加えることによって液体から固体に変化するものである。熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、 不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタン、熱硬化性ポリイミド、などが挙げられる。また、熱硬化性樹脂として、モノマーおよび必要に応じてオリゴマーと、熱重合開始剤とを少なくとも含有するものが挙げられる。
また、光硬化性樹脂は、光(紫外線など)を照射することによって液体から固体に変化するものである。光硬化性樹脂として、例えば、モノマーおよび必要に応じてオリゴマーと、光重合開始剤とを少なくとも含有するものが挙げられる。
光硬化性樹脂または熱硬化性樹脂において用いられるモノマーまたはオリゴマーとしては、単官能(メタ)アクリレート系モノマー、スチレン、アクリロニトリルなどのモノエチレン性不飽和化合物;ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、トリエチレンジ(メタ)アクリレート、PEG#200ジ(メタ)アクリレート、PEG#400ジ(メタ)アクリレート、PEG#600ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルジ(メタ)アクリレート、ジメチロルトリシクロデカンジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパンテトラアクリレートなどの多官能(メタ)アクリレート系モノマー;ウレタン(メタ)アクリレート;エポキシ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
これらのうち、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパンテトラアクリレートなどの多官能(メタ)アクリレート系モノマーが好ましい。また、これらは1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらのうち、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパンテトラアクリレートなどの多官能(メタ)アクリレート系モノマーが好ましい。また、これらは1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
重合開始剤としては、光の照射によって重合反応を開始させるもの(光重合開始剤)と加熱によって重合反応を開始させるもの(熱重合開始剤)とがある。重合開始剤の具体例としては、有機過酸化物、イミダゾール誘導体、ビスイミダゾール誘導体、N−アリールグリシン誘導体、有機アジド化合物、チタノセン類、アルミナート錯体、N−アルコキシピリジニウム塩、チオキサントン誘導体などが挙げられる。
有機過酸化物としては、t−ブチルハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイドなどのハイドロパーオキサイド類;t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシデカノエートなどのパーオキシエステル類;1,5−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどのパーオキシケタール類;アセト酢酸エチルパーオキサイドなどのケトンパーオキサイド類;過酸化ベンゾイルなどのジアシルパーオキサイド類が挙げられる。
その他、ベンゾイン、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシフェニルアセトフェノン、2−エチルアントラキノン、1,3−ジ(tert−ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン、4,4’−テトラキス(tert−ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3−フェニル−5−イソオキサゾロン、2−メルカプトベンズイミダゾール、ビス(2,4,5−トリフェニル)イミダゾール、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(商品名イルガキュア651、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(商品名イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン(商品名イルガキュア369、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、ビス(2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)−フェニル)チタニウム)(商品名イルガキュア784、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、ジクミルペルオキシド、t−ブチルペルベンゾアート、t−ブチルペロキシヘキシン−3などが挙げられる。これら重合開始剤は、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
有機過酸化物としては、t−ブチルハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイドなどのハイドロパーオキサイド類;t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシデカノエートなどのパーオキシエステル類;1,5−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどのパーオキシケタール類;アセト酢酸エチルパーオキサイドなどのケトンパーオキサイド類;過酸化ベンゾイルなどのジアシルパーオキサイド類が挙げられる。
その他、ベンゾイン、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシフェニルアセトフェノン、2−エチルアントラキノン、1,3−ジ(tert−ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン、4,4’−テトラキス(tert−ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3−フェニル−5−イソオキサゾロン、2−メルカプトベンズイミダゾール、ビス(2,4,5−トリフェニル)イミダゾール、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(商品名イルガキュア651、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(商品名イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン(商品名イルガキュア369、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、ビス(2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)−フェニル)チタニウム)(商品名イルガキュア784、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、ジクミルペルオキシド、t−ブチルペルベンゾアート、t−ブチルペロキシヘキシン−3などが挙げられる。これら重合開始剤は、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明に係る組成物は、各成分を適宜混合することにより調製することができる。
[実施例]
以下実施例を用いて本発明を詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
以下実施例を用いて本発明を詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
<分散剤の製造>
(実施例1−1)
1000mLフラスコにテトラヒドロフラン300g、塩化リチウム0.3gを加え、−60℃まで冷却した。n−ブチルリチウム9.5g(15.4重量%濃度ヘキサン溶液)を加えた後、さらに、ジイソプロピルアミン2.1gを加えて10分間撹拌した。反応系内に、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル(以下、DMAEMAと略す)23.2gを5分間かけて滴下した後、15分間撹拌した。一部をサンプリングし、GC測定によりモノマー消失を確認した。反応系内に、メタクリル酸ブチル(以下、BMAと略す)53.5gを30分間かけて滴下した。一部をサンプリングし、GC測定によりモノマー消失を確認した後、メタノール2.0gを加えて反応を停止した。
得られたブロックポリマーを、GPC(移動相N,N−ジメチルホルムアミド、PMMAスタンダード)で分析したところ、重量平均分子量(Mw)は5500、分子量分布(Mw/Mn)は1.24であった。
反応液を酢酸エチルで希釈し、三回水洗後、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート(以下、PGMEAと略す)で溶媒置換した。DMAEMAに対して0.8当量の塩化ベンジル(以下、BzClと略す)を加えた。さらに、PGMEAと1−メトキシ−2−プロパノール(以下、PGMEと略す)の重量比が7対3である混合溶液を、ブロックポリマーの濃度が35重量%になるように加えた。その後、80℃で5時間熟成し、分散剤Aを得た。
(実施例1−1)
1000mLフラスコにテトラヒドロフラン300g、塩化リチウム0.3gを加え、−60℃まで冷却した。n−ブチルリチウム9.5g(15.4重量%濃度ヘキサン溶液)を加えた後、さらに、ジイソプロピルアミン2.1gを加えて10分間撹拌した。反応系内に、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル(以下、DMAEMAと略す)23.2gを5分間かけて滴下した後、15分間撹拌した。一部をサンプリングし、GC測定によりモノマー消失を確認した。反応系内に、メタクリル酸ブチル(以下、BMAと略す)53.5gを30分間かけて滴下した。一部をサンプリングし、GC測定によりモノマー消失を確認した後、メタノール2.0gを加えて反応を停止した。
得られたブロックポリマーを、GPC(移動相N,N−ジメチルホルムアミド、PMMAスタンダード)で分析したところ、重量平均分子量(Mw)は5500、分子量分布(Mw/Mn)は1.24であった。
反応液を酢酸エチルで希釈し、三回水洗後、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート(以下、PGMEAと略す)で溶媒置換した。DMAEMAに対して0.8当量の塩化ベンジル(以下、BzClと略す)を加えた。さらに、PGMEAと1−メトキシ−2−プロパノール(以下、PGMEと略す)の重量比が7対3である混合溶液を、ブロックポリマーの濃度が35重量%になるように加えた。その後、80℃で5時間熟成し、分散剤Aを得た。
(実施例2−1)
500mLフラスコにテトラヒドロフラン190g、塩化リチウム0.3gを加え、−60℃まで冷却した。n−ブチルリチウム5.8g(15.4重量%濃度ヘキサン溶液)を加えた後、さらに、ジイソプロピルアミン1.1gを加えて10分間撹拌した。反応系内に、DMAEMA15.1gを5分間かけて滴下した後、15分間撹拌した。一部をサンプリングし、GC測定によりモノマー消失を確認した。反応系内に、BMA17.1gと、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(PME−200 日油株式会社製)(以下、PEGMAと略すことがある)17.1gの混合物を30分間かけて滴下した。一部をサンプリングし、GC測定によりモノマー消失を確認した後、メタノール1.5gを加えて反応を停止した。
得られたブロックポリマーを、GPC(移動相N,N−ジメチルホルムアミド、PMMAスタンダード)で分析したところ、重量平均分子量(Mw)は5600、分子量分布(Mw/Mn)は1.20であった。
反応液を酢酸エチルで希釈し、三回水洗後、PGMEAで溶媒置換した。DMAEMAに対して0.8当量のBzClを加えた。さらに、PGMEAとPGMEの重量比が7対3である混合溶液を、ブロックポリマーの濃度が35重量%になるように加えた。その後、80℃で5時間熟成し、分散剤Bを得た。
500mLフラスコにテトラヒドロフラン190g、塩化リチウム0.3gを加え、−60℃まで冷却した。n−ブチルリチウム5.8g(15.4重量%濃度ヘキサン溶液)を加えた後、さらに、ジイソプロピルアミン1.1gを加えて10分間撹拌した。反応系内に、DMAEMA15.1gを5分間かけて滴下した後、15分間撹拌した。一部をサンプリングし、GC測定によりモノマー消失を確認した。反応系内に、BMA17.1gと、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(PME−200 日油株式会社製)(以下、PEGMAと略すことがある)17.1gの混合物を30分間かけて滴下した。一部をサンプリングし、GC測定によりモノマー消失を確認した後、メタノール1.5gを加えて反応を停止した。
得られたブロックポリマーを、GPC(移動相N,N−ジメチルホルムアミド、PMMAスタンダード)で分析したところ、重量平均分子量(Mw)は5600、分子量分布(Mw/Mn)は1.20であった。
反応液を酢酸エチルで希釈し、三回水洗後、PGMEAで溶媒置換した。DMAEMAに対して0.8当量のBzClを加えた。さらに、PGMEAとPGMEの重量比が7対3である混合溶液を、ブロックポリマーの濃度が35重量%になるように加えた。その後、80℃で5時間熟成し、分散剤Bを得た。
<組成物の製造>
(実施例1−2)
窒化ホウ素粒子(昭和電工株式会社製、UHP−S1)9重量部と、実施例1−1で得られた分散剤A2.7重量部と、メチルエチルケトン88.3重量部を混合した。該混合液を分散機に入れ、下記の条件で分散を行い、組成物Aを得た。分散開始後、一定時間ごとに、窒化ホウ素粒子の平均粒子径を下記の条件で測定した。分散開始後2時間で、平均粒子径は一定となった。分散開始後2時間の時点における窒化ホウ素微粒子の平均粒子径は、470nmであった。
[分散条件]
分散機:アイメックス株式会社製 RBM型バッチ式レディーミル
回転数:1500rpm
スラリー量:30g
分散ビーズ充填量:ジルコニアビーズ(ビーズ径0.1mm)90g
[平均粒子径の測定条件]
組成物からサンプリングした分散液を、メチルエチルケトンにより10倍希釈した後、粒子径分析装置(マルバーン社製、ゼータサイザーナノS)を用いて平均粒子径を測定した。
窒化ホウ素粒子(昭和電工株式会社製、UHP−S1)9重量部と、実施例1−1で得られた分散剤A2.7重量部と、メチルエチルケトン88.3重量部を混合した。該混合液を分散機に入れ、下記の条件で分散を行い、組成物Aを得た。分散開始後、一定時間ごとに、窒化ホウ素粒子の平均粒子径を下記の条件で測定した。分散開始後2時間で、平均粒子径は一定となった。分散開始後2時間の時点における窒化ホウ素微粒子の平均粒子径は、470nmであった。
[分散条件]
分散機:アイメックス株式会社製 RBM型バッチ式レディーミル
回転数:1500rpm
スラリー量:30g
分散ビーズ充填量:ジルコニアビーズ(ビーズ径0.1mm)90g
[平均粒子径の測定条件]
組成物からサンプリングした分散液を、メチルエチルケトンにより10倍希釈した後、粒子径分析装置(マルバーン社製、ゼータサイザーナノS)を用いて平均粒子径を測定した。
(実施例2−2)
実施例1−1で得られた分散剤Aのかわりに、実施例2−1で得られた分散剤Bを使用する以外は、実施例1−2と同様にして組成物Bを得た。分散開始後、一定時間ごとに、窒化ホウ素粒子の平均粒子径を下記の条件で測定した。分散開始後2時間で、平均粒子径は一定となった。分散開始後2時間の時点における窒化ホウ素微粒子の平均粒子径は、420nmであった。
実施例1−1で得られた分散剤Aのかわりに、実施例2−1で得られた分散剤Bを使用する以外は、実施例1−2と同様にして組成物Bを得た。分散開始後、一定時間ごとに、窒化ホウ素粒子の平均粒子径を下記の条件で測定した。分散開始後2時間で、平均粒子径は一定となった。分散開始後2時間の時点における窒化ホウ素微粒子の平均粒子径は、420nmであった。
(実施例3)
実施例2−2で得られた組成物B(250重量部、窒化ホウ素粒子を22.5重量部含む)と、シリコーン樹脂(100重量部:KE−971−U 信越化学工業社製)と、加硫剤(2重量部:C−8 信越化学工業社製)を電気熱式高温ロール機(池田機械工業社製)に投入した。50℃にて1時間混練し、組成物Cを得た。得られた組成物Cを170℃にて、10分間、プレス成形し、膜厚1mmのシートを得た。得られたシートの熱伝導率(W/m・K)は、0.465であった。
実施例2−2で得られた組成物B(250重量部、窒化ホウ素粒子を22.5重量部含む)と、シリコーン樹脂(100重量部:KE−971−U 信越化学工業社製)と、加硫剤(2重量部:C−8 信越化学工業社製)を電気熱式高温ロール機(池田機械工業社製)に投入した。50℃にて1時間混練し、組成物Cを得た。得られた組成物Cを170℃にて、10分間、プレス成形し、膜厚1mmのシートを得た。得られたシートの熱伝導率(W/m・K)は、0.465であった。
(熱伝導率の測定方法)
熱伝導率(W/m・K)は、水中置換法を用いて測定した密度(kg/m3)と、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定した比熱(j/kg・K)と、レーザーフラッシュ法熱物性測定装置により測定した熱拡散率(m2/S)の乗算により算出することができる。
熱伝導率(W/m・K)は、水中置換法を用いて測定した密度(kg/m3)と、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定した比熱(j/kg・K)と、レーザーフラッシュ法熱物性測定装置により測定した熱拡散率(m2/S)の乗算により算出することができる。
(実施例4)
実施例2−2で得られた組成物B(500重量部、窒化ホウ素粒子を45重量部含む)と、シリコーン樹脂(100重量部:KE−971−U 信越化学工業社製)と、加硫剤(2重量部:C−8 信越化学工業社製)を電気熱式高温ロール機(池田機械工業社製)に投入した。50℃にて1時間混練し、組成物Dを得た。得られた組成物を170℃にて、10分間、プレス成形し、膜厚1mmのシートを得た。得られたシートの熱伝導率(W/m・K)は、0.612であった。
実施例2−2で得られた組成物B(500重量部、窒化ホウ素粒子を45重量部含む)と、シリコーン樹脂(100重量部:KE−971−U 信越化学工業社製)と、加硫剤(2重量部:C−8 信越化学工業社製)を電気熱式高温ロール機(池田機械工業社製)に投入した。50℃にて1時間混練し、組成物Dを得た。得られた組成物を170℃にて、10分間、プレス成形し、膜厚1mmのシートを得た。得られたシートの熱伝導率(W/m・K)は、0.612であった。
(比較例1)
窒化ホウ素粒子(昭和電工株式会社製、UHP−S1)25重量部と、シリコーン樹脂(100重量部:KE−971−U 信越化学工業社製)と、加硫剤(2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2重量部:C−8 信越化学工業社製)を電気熱式高温ロール機(池田機械工業社製)に投入した。50℃にて1時間混練し、組成物を得た。得られた組成物を170℃にて、10分間、プレス成形し、膜厚1mmのシートを得た。得られたシートの熱伝導率(W/m・K)は、0.457であった。
窒化ホウ素粒子(昭和電工株式会社製、UHP−S1)25重量部と、シリコーン樹脂(100重量部:KE−971−U 信越化学工業社製)と、加硫剤(2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2重量部:C−8 信越化学工業社製)を電気熱式高温ロール機(池田機械工業社製)に投入した。50℃にて1時間混練し、組成物を得た。得られた組成物を170℃にて、10分間、プレス成形し、膜厚1mmのシートを得た。得られたシートの熱伝導率(W/m・K)は、0.457であった。
(比較例2)
窒化ホウ素粒子(昭和電工株式会社製、UHP−S1)50重量部と、シリコーン樹脂(100重量部:KE−971−U 信越化学工業社製)と、加硫剤(2重量部:C−8 信越化学工業社製)を電気熱式高温ロール機(池田機械工業社製)に投入した。50℃にて1時間混練し、組成物を得た。得られた組成物を170℃にて、10分間、プレス成形し、膜厚1mmのシートを得た。得られたシートの熱伝導率(W/m・K)は、0.552であった。
窒化ホウ素粒子(昭和電工株式会社製、UHP−S1)50重量部と、シリコーン樹脂(100重量部:KE−971−U 信越化学工業社製)と、加硫剤(2重量部:C−8 信越化学工業社製)を電気熱式高温ロール機(池田機械工業社製)に投入した。50℃にて1時間混練し、組成物を得た。得られた組成物を170℃にて、10分間、プレス成形し、膜厚1mmのシートを得た。得られたシートの熱伝導率(W/m・K)は、0.552であった。
Claims (8)
- 式〔I〕
- セラミックス微粒子が窒化ホウ素微粒子または炭化ケイ素微粒子である請求項1〜3いずれか1項に記載のセラミックス微粒子分散剤。
- 請求項1〜4いずれか1項に記載のセラミックス微粒子分散剤と、分散媒と、セラミックス微粒子とを含有する組成物。
- 分散媒が、熱可塑性樹脂である請求項5に記載の組成物。
- さらに、加硫剤を含む請求項5に記載の組成物。
- 請求項7に記載の組成物を加熱成形してなるシート。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015086675 | 2015-04-21 | ||
JP2015086675 | 2015-04-21 | ||
JP2015217370 | 2015-11-05 | ||
JP2015217370 | 2015-11-05 | ||
PCT/JP2016/002038 WO2016170760A1 (ja) | 2015-04-21 | 2016-04-15 | セラミックス微粒子分散剤、セラミックス微粒子分散組成物、およびセラミックス微粒子分散シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016170760A1 true JPWO2016170760A1 (ja) | 2017-12-07 |
Family
ID=57143074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017513960A Pending JPWO2016170760A1 (ja) | 2015-04-21 | 2016-04-15 | セラミックス微粒子分散剤、セラミックス微粒子分散組成物、およびセラミックス微粒子分散シート |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPWO2016170760A1 (ja) |
TW (1) | TWI587914B (ja) |
WO (1) | WO2016170760A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106586979B (zh) * | 2016-11-01 | 2019-12-24 | 浙江工业大学 | 一种氮化硼纳米片及其有机分散液的高效制备方法 |
CN112912445B (zh) * | 2018-10-19 | 2023-04-04 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 热固化性树脂组合物、预浸料、树脂片、覆金属箔层叠板和印刷电路板 |
CN115521413B (zh) * | 2022-09-26 | 2024-04-05 | 佛山欧神诺陶瓷有限公司 | 一种水性分散剂、水性陶瓷墨水及其制备方法与应用 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62223057A (ja) * | 1986-03-24 | 1987-10-01 | 日東電工株式会社 | セラミツクスグリ−ンシ−ト |
JPH03279256A (ja) * | 1990-03-29 | 1991-12-10 | Taiyo Yuden Co Ltd | セラミックグリーンシート用組成物、そのシート及びセラミック焼結体 |
JPH0656501A (ja) * | 1992-08-07 | 1994-03-01 | Tokuyama Soda Co Ltd | グリーン体 |
JP2000229233A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-08-22 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 無機粉末用分散剤 |
JP2008266406A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-11-06 | Nitto Denko Corp | 分散剤、表面に分散剤が担持された窒化ホウ素粒子、分散剤を含むエポキシ樹脂組成物ならびにその製造方法 |
JP2010134419A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-06-17 | Jsr Corp | 着色層形成用感放射線性組成物、カラーフィルタ及びカラー液晶表示素子 |
JP2012037654A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Dainippon Printing Co Ltd | カラーフィルター用インクジェットインク、カラーフィルター及びその製造方法、並びに液晶表示装置 |
WO2012063435A1 (ja) * | 2010-11-08 | 2012-05-18 | 日本曹達株式会社 | 新規共重合体 |
-
2016
- 2016-04-15 WO PCT/JP2016/002038 patent/WO2016170760A1/ja active Application Filing
- 2016-04-15 JP JP2017513960A patent/JPWO2016170760A1/ja active Pending
- 2016-04-19 TW TW105112176A patent/TWI587914B/zh not_active IP Right Cessation
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62223057A (ja) * | 1986-03-24 | 1987-10-01 | 日東電工株式会社 | セラミツクスグリ−ンシ−ト |
JPH03279256A (ja) * | 1990-03-29 | 1991-12-10 | Taiyo Yuden Co Ltd | セラミックグリーンシート用組成物、そのシート及びセラミック焼結体 |
JPH0656501A (ja) * | 1992-08-07 | 1994-03-01 | Tokuyama Soda Co Ltd | グリーン体 |
JP2000229233A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-08-22 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 無機粉末用分散剤 |
JP2008266406A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-11-06 | Nitto Denko Corp | 分散剤、表面に分散剤が担持された窒化ホウ素粒子、分散剤を含むエポキシ樹脂組成物ならびにその製造方法 |
JP2010134419A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-06-17 | Jsr Corp | 着色層形成用感放射線性組成物、カラーフィルタ及びカラー液晶表示素子 |
JP2012037654A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Dainippon Printing Co Ltd | カラーフィルター用インクジェットインク、カラーフィルター及びその製造方法、並びに液晶表示装置 |
WO2012063435A1 (ja) * | 2010-11-08 | 2012-05-18 | 日本曹達株式会社 | 新規共重合体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW201700158A (zh) | 2017-01-01 |
WO2016170760A1 (ja) | 2016-10-27 |
TWI587914B (zh) | 2017-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Yan et al. | Matrix-free particle brush system with bimodal molecular weight distribution prepared by SI-ATRP | |
CN101970572A (zh) | 光固化性组合物 | |
US9562128B2 (en) | Copolymer | |
JPWO2016170760A1 (ja) | セラミックス微粒子分散剤、セラミックス微粒子分散組成物、およびセラミックス微粒子分散シート | |
JP7381757B2 (ja) | カーボン材料分散液 | |
Wang et al. | Hybrid acrylic–polyurethane latexes: emulsion versus miniemulsion polymerization | |
WO2012001945A1 (ja) | 新規共重合体 | |
WO2012176570A1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物の製造方法、塗料、塗膜、及びフィルム | |
Xia et al. | Surface modification of MWNTs with BA‐MMA‐GMA terpolymer by single‐step grafting technique | |
JP2018030051A (ja) | 無機粒子分散剤、無機粒子分散組成物 | |
JP3328147B2 (ja) | 記録媒体液 | |
JP6031125B2 (ja) | 無機粒子用分散剤、該分散剤を含有する組成物、硬化性組成物、硬化物および薄膜 | |
JP4239629B2 (ja) | カーボンブラック組成物 | |
WO2018074349A1 (ja) | 無機窒化物用分散剤、無機窒化物分散組成物 | |
Geng et al. | Grafting polyisoprene onto surfaces of kaolin by spray drying technology and modification of styrene–butadiene rubber | |
Liao et al. | A realizable green strategy to negative polyurethane photoresists through the application of a silicone resin photoinitiator | |
JP2002179967A (ja) | 紫外線硬化型ジェットインク組成物及びその製造方法 | |
JP2018030904A (ja) | 無機粒子分散剤、無機粒子分散組成物 | |
WO2012001946A1 (ja) | ブロック共重合体の製造方法及び共重合体前駆体 | |
JPH0627269B2 (ja) | カ−ボンブラツクグラフトポリマ−の製造方法 | |
Hua et al. | Effect of poly (isoprene‐random‐3‐methacryloxypropyltrimethoxysilane) random copolymer on the properties of kaolin‐reinforced styrene‐butadiene rubber | |
JP2017206577A (ja) | ポリシランを含有する紫外線硬化型凹版インキ | |
García‐Valdez et al. | The “Grafting‐to” of well‐defined polystyrene on graphene oxide via nitroxide‐mediated polymerization | |
Williams et al. | Polymers and copolymers containing covalently bonded polyhedral oligomeric silsesquioxanes moieties | |
JP2007112932A (ja) | ブロック樹脂 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180626 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180821 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190124 |