JPWO2016163015A1 - 通信中継装置および空調冷熱システム - Google Patents
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Abstract
複数のセグメント間でデータを中継する通信中継装置であって、複数のセグメントからデータを受信し、複数のセグメントへデータを送信する送受信部と、送受信部を制御する送受信制御部と、送受信部が受信したデータを一時記憶する中継用バッファを有する記憶部と、中継用バッファの使用率を算出するバッファ監視部と、を有する。また、送受信制御部は、バッファ監視部によって算出された中継用バッファの使用率が予め定められた基準値以上である場合に、送受信部によるデータの送信または受信をトラフィックの混雑が軽減されるように制御するものである。
Description
本発明は、通信中継装置および空調冷熱システムに関するものである。
従来、空調冷熱システムにおいて、複数の集中コントローラと複数の室内機および室外機との間の通信中継装置として、物理的に通信線の接続および遮断を行うリピーターを用いることが知られている。通信中継装置としてリピーターを用いる場合、通信線が接続されることでリピーターに接続される全てのノードの通信が同一の通信線上に流れるため、通信トラフィックが混雑する。また、セグメント内において、本来は不要な他のセグメントの通信が混入した状態となる。
また、通信中継装置としてブリッジを用いることも知られている(例えば特許文献1)。通信中継装置としてブリッジを用いる場合、空調冷熱システムの通信をセグメント毎に分離し、セグメント内に不要な通信の混入を防ぐことができる。これにより、リピーターを用いる場合に比べ、通信トラフィックを削減することができる。また、ブリッジは中継先の通信トラフィックが混雑し中継送信ができない場合にも中継用のフレームを受信できるように、中継用のバッファを保有している。しかしながら、中継用バッファが一杯になると、ブリッジは受信フレームをバッファに記憶できなくなる。そこで、中継用バッファが一杯になった場合に特定のフレーム(例えば最も古いフレーム)を破棄してバッファの空きを確保し、次フレームを受信できるようにすることが知られている(例えば特許文献2)。
ここで、通信中継装置としてブリッジを用いる場合、以下の理由により、異なるセグメントにあるノード間での通信において通信異常の発生確率が高くなることがある。まず、ブリッジではセグメント間の通信線が物理的に遮断されるため、送信元ノードは中継先セグメントのトラフィックを把握せずに送信を行う。また、送信元ノードは自身が接続されているセグメント内での送信に対して成功または失敗を判断する。そのため、自身が接続されているセグメント内での送信が正常に行われた場合、中継先セグメントでの中継送信が失敗していても送信は成功したと判断する。すなわち、ブリッジの場合、リピーターのように送信元ノードが中継先セグメントの通信トラフィックを把握し、通信異常とならないように自発的に送信制御を行なうことができない。
また、ブリッジでは、送信フレームが衝突負けなどで正常に送信されない場合、正常に送信が完了するまで再送を行う。ブリッジはこの再送の間に受信する送信元ノードからの送信フレームを中継用バッファに記憶していく。また、再送が正常に完了するまでは中継用バッファに記憶されている次送信予定のフレームは送信されない。そのため、再送中に受信した送信元ノードからの送信フレームは中継用バッファに蓄積していくことになる。中継用バッファが一杯になると、ブリッジは受信フレームをバッファに記憶することができないため送信元ノードからの受信フレームを破棄し、送信元ノードに対して応答を返さなくなる。送信元ノードでは送信に対する応答管理を行っており、ブリッジからの応答が無いため通信異常を検知することになる。そして、送信元ノードは応答を受信できなくなるため、応答無しに対する再送を行う。これにより、通信トラフィックの混雑も発生してしまう。
また、近年、空調冷熱システムにおいては、各機器の状態を監視するためのモニタが増えてきており、定期的なモニタ通信が増えることでトラフィックが混雑してきている。また、今後、機能の追加および接続台数の拡張によりさらにトラフィックが混雑していくことが考えられる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、通信異常の発生を抑制し、トラフィックの混雑を軽減することができる通信中継装置および空調冷熱システムを提供することを目的とする。
本発明に係る通信中継装置は、複数のセグメント間でデータを中継する通信中継装置であって、複数のセグメントからデータを受信し、複数のセグメントへデータを送信する送受信部と、送受信部を制御する送受信制御部と、送受信部が受信したデータを一時記憶する中継用バッファを有する記憶部と、中継用バッファの使用率を算出するバッファ監視部と、を有し、送受信制御部は、バッファ監視部によって算出された中継用バッファの使用率が予め定められた基準値以上である場合に、送受信部によるデータの送信または受信をトラフィックの混雑が軽減されるように制御するものである。
本発明の通信中継装置によれば、バッファ監視部によって、中継用バッファの使用率が基準値以上であり、中継用バッファが一杯になり得る状態であると判定された場合に、データの送信または受信をトラフィックの混雑が軽減されるように制御することで、中継用バッファ内のフレームを削除することなく、中継用バッファのオーバーフローを抑制することができる。その結果、通信異常の発生を抑制し、トラフィックの混雑を軽減することができる。
以下、本発明の通信中継装置の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における空調冷熱システム100の概略構成図である。図1に示すように、空調冷熱システム100は、通信中継装置1と、室外機2と、室内機3と、集中コントローラ4とを備えている。なお、図1では、1台の室外機2と、3台の室内機3と、2台の集中コントローラ4とが通信中継装置1に接続される構成となっているが、各機器の台数はこれに限定されるものではなく、任意の数の機器を通信中継装置1に接続することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における空調冷熱システム100の概略構成図である。図1に示すように、空調冷熱システム100は、通信中継装置1と、室外機2と、室内機3と、集中コントローラ4とを備えている。なお、図1では、1台の室外機2と、3台の室内機3と、2台の集中コントローラ4とが通信中継装置1に接続される構成となっているが、各機器の台数はこれに限定されるものではなく、任意の数の機器を通信中継装置1に接続することができる。
通信中継装置1はブリッジであり、通信中継装置1によって、集中コントローラ4を含むセグメントAと、室外機2および室内機3を含むセグメントBとにネットワークが分離される。通信中継装置1は、通信ポートAおよび通信ポートBを備え、通信ポートAおよび通信ポートBを介してセグメントAおよびセグメントB間のデータ(フレーム)の中継を行う。また、通信中継装置1では、CSMA/CD勝ち残り方式の伝送制御方式が用いられる。なお、通信中継装置1に接続されるセグメントの数および通信ポートの数は、3以上であってもよい。
図2は、本実施の形態における通信中継装置1のブロック図である。図2に示すように、通信中継装置1は、送受信部10と、制御部20と、バッファ監視部30と、記憶部40とを有する。上記各部は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンやCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。
送受信部10は、フレームの送受信を行う。送受信部10は、通信ポートAを介してセグメントAからフレームを受信するとともにセグメントAへフレームを送信する第1送受信部11と、通信ポートBを介してセグメントBからフレームを受信するとともにセグメントBへフレームを送信する第2送受信部12とを有する。
制御部20は、送受信部10におけるフレームの送受信を制御する。詳しくは、制御部20は、送受信部10が受信したフレームを一旦記憶部40に記憶するとともに、通信線の空きに応じて読み出して送受信部10から送信する。制御部20は、第1送受信部11におけるフレームの送受信を制御する第1送受信制御部21と、第2送受信部12におけるフレームの送受信を制御する第2送受信制御部22とを有する。
バッファ監視部30は、記憶部40の第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44を監視し、状態の判定を行う。具体的には、バッファ監視部30は、第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44のバッファ使用率を算出し、算出結果が記憶部40に記憶されるバッファ状態判定データ42の判定基準値以上である場合、バッファが一杯になり得ると判定する。
記憶部40は、例えば、書換え可能なRAM(Random Access Memory)で構成され、受信フレームを含む各種データを記憶するものである。記憶部40は、アドレステーブル41と、バッファ状態判定データ42と、第1中継用バッファ43と、第2中継用バッファ44とを有する。アドレステーブル41は、フレーム受信時の中継判定を行うためのテーブルである。バッファ状態判定データ42は、第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44の状態判定を行うための判定基準値を記憶する。第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44は、中継用のフレームを一時的に記憶する。
次に、通信中継装置1の中継動作を、セグメントAからのフレームを受信した場合を例に説明する。セグメントAからフレームが送信されると、通信ポートAを介して第1送受信部11にてフレームが受信される。そして、第1送受信部11は、受信したフレーム内のデータが正常か否かを確認する。そして、フレーム内のデータが正常な場合は、第1送受信制御部21にフレームが渡される。一方、フレーム内のデータが異常な場合、フレームは破棄される。第1送受信制御部21は、受信したフレームを中継するか否かを記憶部40のアドレステーブル41に基づき判定する。ここで、中継する場合は、記憶部40の第1中継用バッファ43にデータが記憶される。一方、中継しない場合は、受信フレームは破棄される。第2送受信制御部22は、第2送受信部12の送信状態を確認し、送信中でない場合は、第1中継用バッファ43におけるフレームの有無を確認する。そして、第1中継用バッファ43にフレームが有る場合はフレームを読み出す。バッファ監視部30は、記憶部40に記憶されているバッファ状態判定データ42に基づいて、第1中継用バッファ43の状態を判定する。第2送受信制御部22は、バッファ監視部30の判定結果に応じて、読み出したフレームの優先レベルを設定し、第2送受信部12にフレームを渡す。第2送受信部12は、設定された優先レベルで、通信ポートBを介してセグメントBにフレームを送信する。
次に通信中継装置1の各部の詳細について説明する。
(送受信部10)
まず、送受信部10について説明する。図3は、本実施の形態における第1送受信部11の説明図である。なお、第2送受信部12は、第1送受信部11と同様の機能を有しており、ここでは、第1送受信部11を代表として説明する。図3に示すように、第1送受信部11は、フレーム判定部111と、衝突検知部112とを有する。
(送受信部10)
まず、送受信部10について説明する。図3は、本実施の形態における第1送受信部11の説明図である。なお、第2送受信部12は、第1送受信部11と同様の機能を有しており、ここでは、第1送受信部11を代表として説明する。図3に示すように、第1送受信部11は、フレーム判定部111と、衝突検知部112とを有する。
フレーム判定部111は、通信ポートAを介して受信したフレームが正常か異常かを判定する。図4は、本実施の形態におけるフレームの構成を示す図である。図4に示すように、フレームは、フレーム衝突時の優先レベルを含むPRと、送信元アドレスを含むSAと、送信先アドレスを含むDAと、制御コードを含むCCと、電文長コードを含むBCと、データを含むDATAと、フレームが正常か異常かを確認するためのフレームチェックコードを含むFCCと、肯定応答を含むACKとから構成される。フレーム判定部111は、フレームを受信した場合に、フレーム内のFCCを確認し、フレームが正常か異常かの判定を行う。そして、フレーム判定部111は、フレームが異常と判定した場合はフレームを破棄し、フレームが正常と判定した場合は第1送受信制御部21にフレームを渡す。
衝突検知部112は、通信ポートAを介してフレームを送信する際に、送信したフレームの衝突を検知する。フレーム衝突時は、フレーム内の優先レベル(図4のPR)によってフレームの勝ち残りが決まる。具体的には、二つのフレームが衝突した場合、優先レベルが高いフレームが勝ち残り、ネットワーク上に送信される。衝突検知部112は、優先レベルが低いフレームの衝突負けを検知した場合、当該フレームの送信を一旦停止し、次の送信可能なタイミングで再送を行う。図5は、フレームの優先レベルの一例を示す図である。優先レベル1のフレームと優先レベル2のフレームとの送信が衝突した場合は、優先レベル1のフレームが勝ち残り、ネットワーク上に送信される。優先レベル2のフレームは送信されず、次の送信可能なタイミングで再送される。また、衝突検知部112は制御部20に送信状態の通知を行う。詳しくは、第1送受信部11からフレームが送信される場合、衝突検知部112は、制御部20に送信中であることを通知する。そして、送信が正常に完了した場合、送信完了を通知する。一方、衝突負け等により、フレームが再送中の場合は、送信が完了していないため、第1送受信部11の送信状態は送信中のままとなる。
(制御部20)
次に制御部20について説明する。図6は、本実施の形態における第1送受信制御部21の説明図である。図6において、実線矢印はデータの流れを示し、破線矢印はデータの参照(モニタ)を示す。なお、第2送受信制御部22は、第1送受信制御部21と同様の機能を有しており、ここでは、第1送受信制御部21を代表として説明する。図6に示すように、第1送受信制御部21は、テーブル生成部211と、中継判定部212と、フレーム読み出し部213と、優先レベル設定部214とを有する。
次に制御部20について説明する。図6は、本実施の形態における第1送受信制御部21の説明図である。図6において、実線矢印はデータの流れを示し、破線矢印はデータの参照(モニタ)を示す。なお、第2送受信制御部22は、第1送受信制御部21と同様の機能を有しており、ここでは、第1送受信制御部21を代表として説明する。図6に示すように、第1送受信制御部21は、テーブル生成部211と、中継判定部212と、フレーム読み出し部213と、優先レベル設定部214とを有する。
テーブル生成部211は、アドレステーブル41を生成し、記憶部40に記憶する。図7は、本実施の形態における記憶部40に記憶されるアドレステーブル41の一例を示す図である。図7に示すように、アドレステーブル41は、通信ポート毎のアドレス記憶領域411と、接続されるノードの接続台数記憶領域412とを含む。通信ポートAのアドレス記憶領域411には、通信ポートAに接続されているノード(すなわち集中コントローラ4)のアドレスが記憶される。通信ポートBのアドレス記憶領域411には、通信ポートBに接続されているノード(すなわち室外機2および室内機3)のアドレスが記憶される。接続台数記憶領域412には通信ポートAおよびBに接続されているアドレスの総数(本実施の形態の場合は6)が記憶される。
テーブル生成部211は、通信ポートAからフレームを受信すると、フレームの送信元ノードのアドレスを通信ポートAのアドレス記憶領域411に記憶する。例えば、図1の空調冷熱システム100において、アドレス000のノードがアドレス001のノードにフレームの送信を行った場合、通信ポートAのアドレス記憶領域411には送信元ノードのアドレス000が記憶される。また、通信ポートAからフレームを送信し応答があった場合、応答フレームの送信元ノードのアドレスを通信ポートAのアドレス記憶領域411に記憶する。同様に、第2送受信制御部22のテーブル生成部(図示せず)によって、通信ポートBのアドレス記憶領域411に送信元ノードのアドレスが記憶される。また、テーブル生成部211は、作成したアドレステーブル41のアドレス数により、通信中継装置1に接続される機器の台数を求め、接続台数記憶領域412に記憶する。
なお、テーブル生成部211は、通信中継装置1に電源が投入された後のイニシャル処理において、各通信ポートAおよびBに接続される全アドレスを対象に存在確認用のフレームを送信し、その応答によってアドレステーブル41を作成してもよい。これにより、通信中継装置1が通信ポートAおよび通信ポートBにより空調冷熱システム100に接続される。
中継判定部212は、アドレステーブル41(図7)に基づいて、受信したフレームの中継判定を行う。具体的には、中継判定部212は、受信したフレームの送信先アドレスが、受信した通信ポート(すなわち通信ポートA)のアドレステーブル41に記憶されている場合、中継を行わないと判定する。すなわち、この場合は、送信先ノードが、送信元ノードと同一のセグメント内にあるため中継の必要がないため、中継は行わない。
一方、中継判定部212は、受信したフレームの送信先アドレスが受信した通信ポートのアドレステーブル41に記憶されておらず、他の通信ポート(すなわち通信ポートB)に記憶されている場合、中継を行うと判定する。そして、中継を行う場合は、受信したフレームを第1中継用バッファ43に記憶する。
フレーム読み出し部213は、第1送受信部11から通知される送信状態に応じて、第2中継用バッファ44に対するフレーム有無の判断を行う。具体的には、フレーム読み出し部213は、第1送受信部11の送信状態が送信完了の場合(すなわち送信中でない場合)、第2中継用バッファ44に記憶されるフレームの有無を判断する。そして、フレームがある場合には、最も古いフレームを読み出して、第1送受信部11に送信する。一方、フレーム読み出し部213は、第1送受信部11の送信状態が送信中の場合は、第2中継用バッファ44に対するフレーム有無の判断を行わず、フレームの読み出しも行わない。
優先レベル設定部214は、後述するバッファ監視部30による判定結果に基づいて、第2中継用バッファ44から読み出したフレームの優先レベルを設定する。詳しくは、優先レベル設定部214は、バッファ監視部30の状態判定部32による判定結果が要注意状態である場合、フレームの優先レベルを最も高く設定する。図5の例の場合、最も高い優先レベルとして、優先レベル1が設定される。優先レベル設定部214で設定された優先レベルは、図4に示すフレームのPRに保存される。
(バッファ監視部30)
次にバッファ監視部30について説明する。図8は、本実施の形態におけるバッファ監視部30の説明図である。図8に示すように、バッファ監視部30は、使用率算出部31と状態判定部32とを有する。使用率算出部31は、第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44のフレーム蓄積数(すなわちバッファ使用量)をモニタし、第1中継用バッファ43の使用率Aおよび第2中継用バッファ44の使用率Bをそれぞれ算出する。各バッファの使用率は、以下の式(1)で算出される。
次にバッファ監視部30について説明する。図8は、本実施の形態におけるバッファ監視部30の説明図である。図8に示すように、バッファ監視部30は、使用率算出部31と状態判定部32とを有する。使用率算出部31は、第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44のフレーム蓄積数(すなわちバッファ使用量)をモニタし、第1中継用バッファ43の使用率Aおよび第2中継用バッファ44の使用率Bをそれぞれ算出する。各バッファの使用率は、以下の式(1)で算出される。
[数1]
Ur=Fn/Tc ・ ・ ・ (1)
Ur=Fn/Tc ・ ・ ・ (1)
ここで、Urはバッファ使用率であり、Fnはフレーム蓄積数であり、Tcは総バッファ容量である。
状態判定部32は、使用率算出部31によって算出された使用率AおよびBに基づいて、第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44の状態を判定する。状態判定部32は、算出した使用率AおよびBがそれぞれ記憶部40に記憶されるバッファ状態判定データ42の判定基準値以上であるか否かを判定する。そして、バッファ使用率が判定基準値を下回っている場合は、正常状態と判定する。一方、バッファ使用率が判定基準値以上である場合は、バッファが一杯になり得る状態であり、要注意状態と判定する。状態判定部32は、第1中継用バッファ43の判定結果Aおよび第2中継用バッファ44の判定結果Bをそれぞれ保有する。
(記憶部40)
次に記憶部40について説明する。図9は、本実施の形態における記憶部40に記憶される第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44の説明図である。記憶部40は、通信ポートAおよびBにそれぞれ対応する第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44を有する。そして、第1送受信制御部21によって、通信ポートAから受信したフレームが第1中継用バッファ43に記憶され、第2送受信制御部22によって、通信ポートBから受信したフレームが第2中継用バッファ44に記憶される。また、第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44には受信した順にフレームが記憶され、古いフレームより順に読み出され、他ポートから送信される。また、送受信部10からの送信でフレームが衝突負けした場合、送信が成功するまで再送が行われるため、第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44に記憶されている次の送信予定のフレームはバッファに蓄積されたままとなる。
次に記憶部40について説明する。図9は、本実施の形態における記憶部40に記憶される第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44の説明図である。記憶部40は、通信ポートAおよびBにそれぞれ対応する第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44を有する。そして、第1送受信制御部21によって、通信ポートAから受信したフレームが第1中継用バッファ43に記憶され、第2送受信制御部22によって、通信ポートBから受信したフレームが第2中継用バッファ44に記憶される。また、第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44には受信した順にフレームが記憶され、古いフレームより順に読み出され、他ポートから送信される。また、送受信部10からの送信でフレームが衝突負けした場合、送信が成功するまで再送が行われるため、第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44に記憶されている次の送信予定のフレームはバッファに蓄積されたままとなる。
記憶部40に記憶されるバッファ状態判定データ42は、第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44が一杯になり得る使用率の判定基準値である。判定基準値は、空調冷熱システム100におけるノードの台数などに応じて予め定められ、バッファ状態判定データ42として記憶される。
続いて、通信中継装置1の動作について詳細に説明する。図10は、本実施の形態における通信中継装置1の動作を示すフローチャートである。通信中継装置1では、まず、イニシャル処理にてアドレステーブル41が作成される(S1)。そして、第2送受信部12が送信中であるか否かが判断される(S2)。第2送受信部12が送信中の場合(S2:YES)、ステップS5へ移行する。一方、第2送受信部12が送信中でない場合(S2:NO)、第1中継用バッファ43内にフレームがあるか否かが判断される(S3)。そして、フレームがある場合は(S3:YES)、第1中継用バッファ43からフレームが読み出され、送信処理が行われる(S4)。
図11は、本実施の形態における通信中継装置1の送信処理を示すフローチャートである。本処理では、まず、バッファ監視部30による第1中継用バッファ43の判定結果Aが要注意状態であるか否かが判断される(S41)。そして、第1中継用バッファ43の判定結果Aが要注意状態である場合(S41:YES)、第1中継用バッファ43のバッファ使用率が判定基準値以上であるとして、読み出されたフレームの優先レベルが1に変更される(S42)。一方、第1中継用バッファ43の判定結果Aが正常状態である場合(S41:NO)、第1中継用バッファ43のバッファ使用率は判定基準値を下回っているとして、優先レベルを変更することなく、ステップS43へ移行する。そして、読み出されたフレームが設定された優先レベルで通信ポートBを介して送信される(S43)。その後、送信処理を終了し、図10のステップS5に移行する。
図10に戻って、第1中継用バッファ43内にフレームがない場合は(S3:NO)、第1送受信部11が送信中であるか否かが判断される(S5)。そして、第1送受信部11が送信中の場合(S5:YES)、ステップS8へ移行する。一方、第1送受信部11が送信中でない場合(S5:NO)、第2中継用バッファ44内にフレームがあるか否かが判断される(S6)。そして、フレームがある場合は(S6:YES)、第2中継用バッファ44からフレームが読み出され、送信処理が行われる(S7)。この場合の送信処理の詳細については、図11と同様である。ただし、ここでは第2中継用バッファ44の判定結果Bに基づいて優先レベルが設定され、通信ポートAを介してフレームが送信される。
一方、第2中継用バッファ44内にフレームがない場合は(S6:NO)、通信ポートAからフレームを受信したか否かが判断される(S8)。そして、フレームを受信した場合は(S8:YES)、受信処理が行われる(S9)。受信処理では、アドレステーブル41に基づく中継判定が行われ、中継する場合には受信したフレームが第1中継用バッファ43に記憶される。一方、中継しない場合は受信したフレームが破棄される。受信処理の終了後は、ステップS10に移行する。
また、通信ポートAからフレームを受信していない場合(S8:NO)通信ポートBからフレームを受信したか否かが判断される(S10)。そして、フレームを受信した場合は(S10:YES)、受信処理が行われる(S11)。受信処理では、アドレステーブル41に基づく中継判定が行われ、中継する場合には受信したフレームが第2中継用バッファ44に記憶される。一方、中継しない場合は受信したフレームが破棄される。その後、ステップS2に戻り、以降のステップが繰り返される。
以上のように、本実施の形態によれば、バッファ監視部30によって、中継用バッファの使用率が基準値以上であり、中継用バッファが一杯になり得る状態(要注意状態)であると判定された場合に、トラフィックが混雑していると判断され、送信フレームの優先レベルが高く設定される。これにより、送信フレームが優先的に送信され、衝突負けによる再送信を減らすことができる。その結果、中継用バッファのオーバーフローを抑制することができ、通信異常の発生を抑制し、トラフィックの混雑を軽減することができる。
また、上記のように構成することで、低容量の中継用バッファを使用することができ、コストの削減にもつながる。さらに、将来接続台数および機能追加によって通信量が増える場合も、中継用バッファの容量を変更することなく、対応することが可能となる。
実施の形態2.
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、バッファ監視部30による判定結果に基づいて、各通信ポートに接続されるノードに対して送信停止指令を送信する点において実施の形態1と相違する。実施の形態2のその他の構成については実施の形態1と同様であり、同じ構成要素および処理ステップについては同じ符号を付す。
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、バッファ監視部30による判定結果に基づいて、各通信ポートに接続されるノードに対して送信停止指令を送信する点において実施の形態1と相違する。実施の形態2のその他の構成については実施の形態1と同様であり、同じ構成要素および処理ステップについては同じ符号を付す。
図12は、本実施の形態における第1送受信制御部21Aの説明図である。図12において、実線矢印はデータの流れを示し、破線矢印はデータの参照(モニタ)を示す。図12に示すように、本実施の形態の第1送受信制御部21Aは、実施の形態1における優先レベル設定部214に替えて、送信制限指令部215を有する。また、本実施の形態の記憶部40は、通信ポートごとに、送信制限状態45を記憶する。送信制限状態45は、各通信ポートAおよびBがそれぞれ送信停止指令中または送信停止解除中の何れであるかを示す。送信制限指令部215は、バッファ監視部30の状態判定部32による判定結果に基づいて、通信ポートAまたはBにそれぞれ接続される各ノードに送信停止指令または解除指令を送信するとともに、記憶部40の送信制限状態45を変更する。
また、本実施の形態の室外機2、室内機3および集中コントローラ4は、通信中継装置1からの送信停止指令または解除指令に基づいて、フレームの送信停止または停止解除を行う。
図13は、本実施の形態における送信処理を示すフローチャートである。本処理では、まず、実施の形態1と同様に、バッファ監視部30によって判定された第1中継用バッファ43の判定結果Aが要注意状態であるか否かが判断される(S41)。そして、第1中継用バッファ43の判定結果Aが要注意状態である場合(S41:YES)、記憶部40に記憶される送信制限状態45に基づいて、第1中継用バッファ43に記憶されるフレームの送信元である通信ポートAが送信停止指令中であるか否かが判断される(S411)。
そして、通信ポートAが送信停止指令中である場合は(S411:YES)、ステップS43に移行する。一方、通信ポートAが送信停止指令中でない場合は(S411:NO)、通信ポートAに接続される各ノードに対して送信停止の指令が送信され(S412)、記憶部40に記憶される通信ポートAの送信制限状態45が送信停止指令中に変更される(S413)。
一方、第1中継用バッファ43の判定結果Aが正常状態である場合(S41:NO)、通信ポートAが送信停止指令中であるか否かが判断される(S414)。そして、通信ポートAが送信停止指令中でない場合は(S414:NO)、ステップS43に移行する。一方、通信ポートAが送信停止指令中である場合は(S414:YES)、通信ポートAに接続される各ノードに対して解除指令が送信され(S415)、記憶部40に記憶されている通信ポートAの送信制限状態45が送信停止解除中に変更される(S416)。その後、ステップS43にてフレームが送信される。なお、第2中継用バッファ44の送信処理においても、第2中継用バッファ44の判定結果に基づいて、通信ポートBへの送信停止指令または解除が行われる。
以上のように、本実施の形態によれば、バッファ監視部30によって、中継用バッファの使用率が基準値以上であり、中継用バッファが一杯になり得る状態(要注意状態)であると判定された場合に、フレームの送信元である通信ポートのフレームの送信を停止させることができる。これにより、中継用バッファへのさらなるフレームの蓄積が抑制され、中継用バッファ内のフレームを削除することなく、中継用バッファのオーバーフローを抑制することができる。その結果、通信異常の発生を抑制し、トラフィックの混雑を軽減することができる。
実施の形態3.
続いて、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、上記実施の形態2と同様に、バッファ監視部30による判定結果に基づいて、各通信ポートに接続されるノードに対して送信停止指令を送信する。ただし、上記実施の形態2では、中継用バッファに記憶されるフレームの送信元の通信ポートに送信停止指令が送信されるのに対し、実施の形態3では、中継用バッファに記憶されるフレームの送信先の通信ポートに送信停止指令が送信される点において、実施の形態2と相違する。実施の形態3のその他の構成については実施の形態2と同様である。
続いて、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、上記実施の形態2と同様に、バッファ監視部30による判定結果に基づいて、各通信ポートに接続されるノードに対して送信停止指令を送信する。ただし、上記実施の形態2では、中継用バッファに記憶されるフレームの送信元の通信ポートに送信停止指令が送信されるのに対し、実施の形態3では、中継用バッファに記憶されるフレームの送信先の通信ポートに送信停止指令が送信される点において、実施の形態2と相違する。実施の形態3のその他の構成については実施の形態2と同様である。
本実施の形態の送信処理では、第1中継用バッファ43の判定結果Aが要注意状態である場合、記憶部40に記憶される送信制限状態45に基づいて、第1中継用バッファ43に記憶されるフレームの送信先である通信ポートBが送信停止指令中であるか否かが判断される。そして、通信ポートBが送信停止指令中でない場合は、通信ポートBに接続されるノードに対して送信停止の指令が送信され、記憶部40に記憶される通信ポートBの送信制限状態45が送信停止指令中に変更される。
また、第1中継用バッファ43の判定結果Aが正常状態である場合、通信ポートBが送信停止指令中であるか否かが判断される。そして、通信ポートBが送信停止指令中である場合は、通信ポートBに接続されるノードに対して解除指令が送信され、記憶部40に記憶されている通信ポートBの送信制限状態45が送信停止解除中に変更される。なお、第2中継用バッファ44の送信処理においても、第2中継用バッファ44の判定結果に基づいて、通信ポートAへの送信停止指令または解除が行われる。
以上のように、本実施の形態によれば、バッファ監視部30によって、中継用バッファの使用率が基準値以上であり、中継用バッファが一杯になり得る状態(要注意状態)であると判定された場合に、送信先の通信ポートにおけるフレームの送信を停止させることで、フレーム送信時の衝突による再送を抑制することができる。これにより、中継用バッファ内のフレームを削除することなく、フレームの蓄積量を軽減させ、中継用バッファのオーバーフローを抑制することができる。その結果、通信異常の発生を抑制し、トラフィックの混雑を軽減することができる。
実施の形態4.
続いて、本発明の実施の形態4について説明する。実施の形態4では、送信処理においてノードに対して解除指令の送信を行わない点、および記憶部40に送信制限状態45を記憶しない点において、実施の形態2と相違する。実施の形態4のその他の構成については実施の形態2と同様であり、同じ構成要素および処理ステップについては同じ符号を付す。
続いて、本発明の実施の形態4について説明する。実施の形態4では、送信処理においてノードに対して解除指令の送信を行わない点、および記憶部40に送信制限状態45を記憶しない点において、実施の形態2と相違する。実施の形態4のその他の構成については実施の形態2と同様であり、同じ構成要素および処理ステップについては同じ符号を付す。
本実施の形態では、ノードである室外機2、室内機3および集中コントローラ4が、通信中継装置1からの送信停止指令に対し、自動的に送信停止指令解除を行う。
図14は、本実施の形態における送信処理を示すフローチャートである。本処理では、まず、実施の形態1と同様に、バッファ監視部30によって判定された第1中継用バッファ43の判定結果Aが要注意状態であるか否かが判断される(S41)。そして、第1中継用バッファ43の判定結果Aが要注意状態である場合(S41:YES)、第1中継用バッファ43に記憶されるフレームの送信元である通信ポートAに接続される各ノードに対して、送信停止指令が送信される(S421)。なお、ここでは、実施の形態3と同様に、第1中継用バッファ43に記憶されるフレームの送信先である通信ポートBに接続される各ノードに対して送信停止指令が送信されてもよい。通信中継装置1から送信停止指令を受信した各ノードは一定時間経過後に指令を自動解除する。一定時間が経過する前に再び送信停止指令を受信した場合は、受信した時点から再度一定時間経過後に指令を解除する。一方、第1中継用バッファ43の判定結果Aが正常状態である場合(S41:NO)、送信停止指令が送信されることなく、ステップS43に移行し、フレームが送信される(S43)。
以上のように、本実施の形態においても、実施の形態2または3と同様の効果を得ることができる。また、通信中継装置1から送信停止指令を受信したノードは、一定時間経過後に送信停止指令を解除する。そのため、通信中継装置1が送信停止指令を送信後に故障等により解除指令を送信できなくなった場合でも、各ノードが送信を復帰させることができる。
実施の形態5.
続いて、本発明の実施の形態5について説明する。実施の形態5では、バッファ状態判定データ42Aが複数の判定基準値を含み、バッファ監視部30の状態判定部32がそれぞれの判定基準値に対して判定を行う点において実施の形態1と相違する。実施の形態5におけるその他の構成については、実施の形態1と同様であり、同じ構成要素および処理ステップについては同じ符号を付す。
続いて、本発明の実施の形態5について説明する。実施の形態5では、バッファ状態判定データ42Aが複数の判定基準値を含み、バッファ監視部30の状態判定部32がそれぞれの判定基準値に対して判定を行う点において実施の形態1と相違する。実施の形態5におけるその他の構成については、実施の形態1と同様であり、同じ構成要素および処理ステップについては同じ符号を付す。
図15は、本実施の形態におけるバッファ監視部30Aの説明図である。本実施の形態では、バッファ状態判定データ42Aとして第1判定基準値aおよび第2判定基準値bが記憶される。第1判定基準値aと第2判定基準値bは、それぞれ異なる値が予め定められて記憶される。例えば、第1判定基準値aは、第2判定基準値より大きい値が設定される。バッファ監視部30Aの状態判定部32Aは、算出したバッファ使用率が第1判定基準値aおよび第2判定基準値b以上であるかをそれぞれ判定し、中継用バッファ毎に結果を保有する。図15の例では、状態判定部32Aは、第1判定基準値aに対する判定結果Aaおよび判定結果Baならびに第2判定基準値bに対する判定結果Abおよび判定結果Bbを保有する。
また、本実施の形態の制御部20における第1送受信制御部21は、実施の形態1における優先レベル設定部214および実施の形態2における送信制限指令部215の両方を有する。さらに、本実施の形態の記憶部40は、実施の形態2における送信制限状態45を記憶する。
図16は、本実施の形態における送信処理を示すフローチャートである。本処理では、まず、バッファ監視部30Aによる第1中継用バッファ43の判定結果Aaが要注意状態であるか否かが判断される(S431)。そして、第1中継用バッファ43の判定結果Aaが要注意状態である場合(S431:YES)、第1中継用バッファ43のバッファ使用率Aが第1判定基準値a以上であるとして、読み出されたフレームの優先レベルが1に変更され(S432)、ステップS433へ移行する。一方、第1中継用バッファ43の判定結果Aaが正常状態である場合(S431:NO)、第1中継用バッファ43のバッファ使用率Aは、第1判定基準値aを下回っているとして、優先レベルを変更せずにステップS436へ移行する。
ステップS433では、バッファ監視部30Aによって判定された第1中継用バッファ43の判定結果Abが要注意状態であるか否かが判断される(S433)。そして、第1中継用バッファ43の判定結果Abが要注意状態である場合(S433:YES)、第1中継用バッファ43のバッファ使用率Aが第2判定基準値b以上であるとして、通信ポートAに接続される各ノードに対して送信停止指令が送信され(S434)、記憶部40に記憶される通信ポートAの送信制限状態45が送信停止指令中に変更される(S435)。その後、ステップS43に移行する。
一方、第1中継用バッファ43の判定結果Abが正常状態である場合(S433:NO)、ステップS436へ移行する。ステップS436では、記憶部40に記憶される送信制限状態45に基づいて、通信ポートAが送信停止指令中であるか否かが判断される(S436)。そして、通信ポートAが送信停止指令中でない場合は(S436:NO)、ステップS43に移行する。一方、通信ポートAが送信停止指令中である場合は(S436:YES)、通信ポートAに接続される各ノードに対して解除指令が送信され(S437)、記憶部40に記憶される通信ポートAの送信制限状態45が送信停止解除中に変更される(S438)。その後、ステップS43にて設定された優先レベルにてフレームが送信される。なお、実施の形態3のように、第1中継用バッファ43の判定結果Abに応じて、通信ポートBに接続される各ノードに対して送信停止指令または解除指令の送信、および記憶部40に記憶される通信ポートBの送信制限状態45の変更がなされてもよい。
以上のように、本実施の形態においても、実施の形態1および2と同様の効果を得ることができる。また、複数の判断基準値に応じて、優先レベルの設定または送信停止指令を行うことで、中継用バッファの使用率に応じた送受信制御を行うことができ、トラフィックの最適化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成はこれに限られるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、上記実施の形態では、空調冷熱システム100の通信中継装置1に本発明を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、その他のシステムの通信中継装置に本発明を適用することができる。また、通信中継装置1は、各セグメント間に接続される室外機2に搭載される構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、通信ポートAおよびBにそれぞれ対応する第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44を備える構成としたが、全通信ポート共通で1つの中継用バッファを備えてもよい。図17は、変形例における中継用バッファ46の説明図である。図17に示すように、共通の中継用バッファ46を備える場合、制御部20の中継判定部212は、フレームに対して受信した通信ポートの識別情報を付加して記憶する。そして、バッファ監視部30は、中継用バッファ46のうち、記憶した識別情報から各通信ポートにおけるフレーム蓄積量を算出する。このように構成することで、通信ポート間で通信量の差が大きい場合、例えば一方のバッファの使用率が低くい場合などに効率的にバッファを使用することができる。
また、バッファ監視部30の使用率算出部31におけるバッファ使用率の算出については、以下の算出方法を用いることで、より精度を上げることができる。
まず、空調冷熱システム100の機器の接続台数は規模によって様々である。接続台数が多い場合はトラフィックの増加によりフレームの衝突発生回数も多くなるため、バッファに蓄積される速さ(判定基準値に達する速さ)も早くなる。そこで、バッファに蓄積される速さを考慮し、機器の接続台数に応じてバッファ使用率を算出してもよい。図18は、本変形例における接続台数に応じたバッファ使用率を示す表である。図18の判定基準値はバッファ状態判定データ42として記憶される値であり、機器の接続台数はアドレステーブル41より入手される値である。また、バッファ使用率はバッファ監視部30の使用率算出部31で算出される値である。
本変形例におけるバッファ使用率の一例を、図18の接続台数が50台と70台の場合において説明する。ここでは、接続台数が50台の場合を基準にバッファ使用率が算出される。この場合のバッファ使用率Urは、以下の式(2)で算出される。
[数2]
Ur=(Fn/Tc)×(N/50) ・ ・ ・(2)
Ur=(Fn/Tc)×(N/50) ・ ・ ・(2)
ここで、Urはバッファ使用率であり、Fnはフレーム蓄積数であり、Tcは総バッファ容量であり、Nはノードの接続台数である。ここで、接続台数Nが70台の場合、接続台数が1.4倍となり、バッファに蓄積される速さ(衝突発生回数)も1.4倍となる。そのため、接続台数Nが70台の場合のバッファ使用率は、50台の場合のバッファ使用率に対して1.4倍の値となる。バッファ監視部30では、接続台数に応じてバッファ使用率を算出し判定基準値を超えていないかバッファ状態の判定を行う。なお、接続台数の基準は50台に限定されるものではなく、システムの構成および使用するバッファに応じて任意に決定される。また、接続台数に応じて予め係数を定め、上記実施の形態1で算出されたバッファ使用率に当該係数をかけてもよい。
また、空調冷熱システム100に接続されるノードは室外機2、室内機3および集中コントローラ4などの属性を有し、ノードの属性により送信頻度(占有するトラフィック)が異なる。そこで、通信中継装置1に接続されるノードの送信頻度に応じてバッファ使用率を算出してもよい。具体的には、ノードの属性毎に送信頻度を係数として保有し、ノード毎の接続台数に上記係数を乗算してバッファ使用率を算出しても良い。
例えば、送信頻度の多いノードAの接続台数をN1、係数を1.0とし、送信頻度の少ないノードBの接続台数をN2、係数を0.5とした場合、バッファ使用率Urは次の式(3)で算出される。なお、下記の式では、接続台数の基準は50台として算出している。
[数3]
Ur=(Fn/Tc)×((N1×1.0+N2×0.5)/50) ・ ・ ・(3)
Ur=(Fn/Tc)×((N1×1.0+N2×0.5)/50) ・ ・ ・(3)
ここで、Urはバッファ使用率であり、Fnはフレーム蓄積数であり、Tcは総バッファ容量である。ノード毎の台数および係数はバッファ監視部30で保有する値である。また、ノードの属性については、通信中継装置1のイニシャル処理において空調冷熱システム100に接続される全アドレスを対象に存在確認を行うときに、ノードの属性に関する情報を取得すればよい。または通信中継装置1において各ノードの属性を入力する、または中継通信での送信頻度を確認して係数を決定してもよい。
さらに、単位時間当たりの送信フレームの衝突数を算出し、係数として乗算してバッファ使用率を算出してもよい。この場合は、バッファ使用率Urは次式(4)で算出される。
[数4]
Ur=(Fn/Tc)×(Ca/Cs)・ ・ ・(4)
Ur=(Fn/Tc)×(Ca/Cs)・ ・ ・(4)
ここで、Urはバッファ使用率であり、Fnはフレーム蓄積数であり、Tcは総バッファ容量であり、Caは単位時間当たりの送信フレーム衝突数であり、Csは標準の送信フレーム衝突数である。標準の送信フレーム衝突数Csは、一例として50台接続時の単位時間当たりの送信フレーム衝突数としている。また、上記式(4)において、(Fn/Tc)はフレームを受信した通信ポート側の中継用バッファから算出する値であり、(Ca/Cs)は中継送信先のセグメントにおける単位時間当たりの送信フレーム衝突数から算出される値である。
また、単位時間当たりの受信フレーム数を算出し、係数として乗算してバッファ使用率を算出してもよい。この場合は、バッファ使用率Urは次式(5)で算出される。
[数5]
Ur=(Fn/Tc)×(Ra/Rs)・ ・ ・(5)
Ur=(Fn/Tc)×(Ra/Rs)・ ・ ・(5)
ここで、Urはバッファ使用率であり、Fnはフレーム蓄積数であり、Tcは総バッファ容量であり、Raは単位時間当たりの受信フレーム数であり、Rsは標準の受信フレーム数である。標準の受信フレーム数Rsは、一例として50台接続時の単位時間当たりの受信フレーム数としている。また、上記式(5)において、(Fn/Tc)は受信した通信ポート側の中継用バッファから算出する値であり、(Ra/Rs)は中継送信先のセグメントにおける単位時間当たりの受信フレーム数から算出される値である。
さらに、上記実施の形態においては、バッファ監視部30は、第1中継用バッファ43および第2中継用バッファ44のフレーム蓄積数をモニタし、各バッファの使用率を算出し、各バッファの状態判定を行っていたが、各バッファのメモリの残量、残蓄積可能フレーム数、またはフレーム長を監視して状態判定を行ってもよい。
また、上記実施の形態2〜5において、第1中継用バッファ43または第2中継用バッファ44が要注意状態であると判定された場合に、通信ポートに接続される各ノードに対して送信停止指令を送信する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、各ノードに対して、特定のフレームの送信のみを停止させる指令を送信してもよい。特定のフレームとは、例えば優先レベルの低いフレームである。また、送信停止指令ではなく、送信を予め定められた時間遅延させる指令を送信してもよい。また、フレームのコマンド長を短く変更する指令、または定時送信間隔を変更する指令を送信してもよい。さらに、複数のノードのうち、特定のアドレスのノードに対してのみ、送信停止指令を送信してもよい。この場合、アドレスのノードごとに送信制限状態45を記憶する。また、中継用バッファの判定結果に応じて、通信ポートAおよびBの両方に接続される各ノードに対して、送信停止および解除の指令を送信してもよい。
1 通信中継装置、2 室外機、3 室内機、4 集中コントローラ、10 送受信部、11 第1送受信部、12 第2送受信部、20 制御部、21、21A 第1送受信制御部、22 第2送受信制御部、30、30A バッファ監視部、31 使用率算出部、32、32A 状態判定部、40 記憶部、41 アドレステーブル、42、42A バッファ状態判定データ、43 第1中継用バッファ、44 第2中継用バッファ、45 送信制限状態、46 中継用バッファ、100 空調冷熱システム、111 フレーム判定部、112 衝突検知部、211 テーブル生成部、212 中継判定部、213 フレーム読み出し部、214 優先レベル設定部、215 送信制限指令部、411 アドレス記憶領域、412 接続台数記憶領域。
本発明に係る通信中継装置は、複数のセグメント間でデータを中継する通信中継装置であって、複数のセグメントからデータを受信し、複数のセグメントへデータを送信する送受信部と、送受信部を制御する送受信制御部と、送受信部が受信したデータを一時記憶する中継用バッファを有する記憶部と、中継用バッファの使用率を算出するバッファ監視部と、を有し、送受信制御部は、バッファ監視部によって算出された中継用バッファの使用率が予め定められた第1基準値以上である場合に、送受信部から送信するデータの優先レベルを高く設定する優先レベル設定部と、バッファ監視部によって算出された中継用バッファの使用率が予め定められた第2基準値以上である場合に、複数のセグメントに含まれるノードに対して、データの送信を制限する指令を送信する送信制限指令部と、を有するものである。
Claims (14)
- 複数のセグメント間でデータを中継する通信中継装置であって、
前記複数のセグメントから前記データを受信し、前記複数のセグメントへ前記データを送信する送受信部と、
前記送受信部を制御する送受信制御部と、
前記送受信部が受信した前記データを一時記憶する中継用バッファを有する記憶部と、
前記中継用バッファの使用率を算出するバッファ監視部と、を有し、
前記送受信制御部は、
前記バッファ監視部によって算出された前記中継用バッファの使用率が予め定められた基準値以上である場合に、前記送受信部による前記データの送信または受信をトラフィックの混雑が軽減されるように制御するものである通信中継装置。 - 前記送受信制御部は、前記バッファ監視部によって算出された前記中継用バッファの使用率が予め定められた基準値以上である場合に、前記送受信部から送信するデータの優先レベルを高く設定する優先レベル設定部を有するものである請求項1に記載の通信中継装置。
- 前記送受信制御部は、前記バッファ監視部によって算出された前記中継用バッファの使用率が予め定められた基準値以上である場合に、前記複数のセグメントに含まれるノードに対して、データの送信を制限する指令を送信する送信制限指令部を有するものである請求項1または2に記載の通信中継装置。
- 前記送受信制御部は、
前記バッファ監視部によって算出された前記中継用バッファの使用率が予め定められた第1基準値以上である場合に、前記送受信部から送信するデータの優先レベルを高く設定する優先レベル設定部と、
前記バッファ監視部によって算出された前記中継用バッファの使用率が予め定められた第2基準値以上である場合に、前記複数のセグメントに含まれるノードに対して、データの送信を制限する指令を送信する送信制限指令部と、を有するものである請求項1に記載の通信中継装置。 - 前記データの送信を制限する指令は、データの送信を停止する指令、優先レベルの低いデータの送信を停止する指令またはデータの送信を一定時間遅延する指令である請求項3または4に記載の通信中継装置。
- 前記記憶部は、前記複数のセグメントにそれぞれ対応する複数の前記中継用バッファを有するものである請求項1〜5の何れか一項に記載の通信中継装置。
- 前記記憶部は、前記複数のセグメントに共通する1つの前記中継用バッファを有するものであり、
前記送受信制御部は、前記送受信部が受信した前記データと、当該データの送信元である前記セグメントの識別情報とを前記中継用バッファに記憶するものである請求項1〜5の何れか一項に記載の通信中継装置。 - 前記バッファ監視部は、前記複数のセグメントに接続されるノードの数に応じて前記中継用バッファの使用率を算出するものである請求項1〜7の何れか一項に記載の通信中継装置。
- 前記バッファ監視部は、前記複数のセグメントに接続されるノードの送信頻度に応じて前記中継用バッファの使用率を算出するものである請求項1〜7の何れか一項に記載の通信中継装置。
- 前記バッファ監視部は、単位時間当たりの送信データの衝突数に応じて前記中継用バッファの使用率を算出するものである請求項1〜7の何れか一項に記載の通信中継装置。
- 前記バッファ監視部は、単位時間当たりの受信データ数に応じて前記中継用バッファの使用率を算出するものである請求項1〜7の何れか一項に記載の通信中継装置。
- 請求項1〜11の何れかに記載の通信中継装置と、
前記通信中継装置に接続される室外機、室内機および集中コントローラと、を備える空調冷熱システム。 - 前記通信中継装置は前記室外機に搭載されるものである請求項12に記載の空調冷熱システム。
- 請求項3に記載の通信中継装置と、
前記通信中継装置に接続される室外機、室内機および集中コントローラと、を備え、
前記室外機、前記室内機および前記集中コントローラは、前記送信制限指令部からの指令に応じて、データの送信を制限し、予め定められた時間が経過した場合、前記制限を解除するものである空調冷熱システム。
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