JPWO2016151787A1 - 血管認識用血流測定方法 - Google Patents

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Abstract

生体組織に存在する血管を正確に検出し、かつ所定の太さの血管を選択的に検出することを目的として、本発明の血管認識用血流測定方法は、レーザ光の生体における散乱光強度の時間波形をフーリエ変換して実時間ドップラースペクトルfRT(ω)を取得し、規格化実時間ドップラースペクトルfNrm(ω)および規格化零スペクトルfzNrm(ω)を算出し、算出されたこれらを減算して算出した差分スペクトルfSUB(ω)から領域スペクトルfrng(ω)を算出し、所定のPS基準領域における領域スペクトルfrng(ω)の最大値を領域スペクトルfrng(ω)から減算してPS基準スペクトルfPS(ω)を算出し、PS基準スペクトルfPS(ω)が負となる要素については0に置き換えて取得した計算用スペクトルfC(ω)に基づいて平均周波数ωaveを算出し、算出された平均周波数ωaveと所定の閾値ωthとを比較して血流速度を判定する。

Description

本発明は、血管認識用血流測定方法に関するものである。
生体組織の外科的処置においては、生体組織の内側に隠れている血管の存在を術者が正確に認識し、血管を避けるように処置することが重要である。そこで、生体組織中に存在する血管を光学的に検出する機能を備えた外科処置装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、生体組織中の血液量を測定し、測定された血液量に基づいて、血管が存在するか否かを判定している。
特許第4490807号公報
特許文献1の血液量に基づく血管の検出方法は、血管の検出精度が低いとともに、術者にとって有用性に乏しいという問題がある。すなわち、血管内の血液と、出血によって血管から漏出した漏出血液とが区別無く同様に測定されるので、血管を、漏出血液とは区別して正確に検出することができない。また、術者にとっては、特に太い血管の位置を正確に認識することが重要であるが、特許文献1の方法では、細い血管と太い血管とが区別無く検出され、術者にとって真に重要な血管を特定することができない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、生体組織に存在する血管を正確に検出することができ、かつ、所定の太さの血管を選択的に検出することができる血管認識用血流測定方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、レーザ光を生体に照射することにより発生する散乱光強度の時間波形をフーリエ変換して実時間ドップラースペクトルを取得するステップと、所定の規格化領域における前記実時間ドップラースペクトルの平均値を用いて、該実時間ドップラースペクトルを規格化して規格化実時間ドップラースペクトルを算出するステップと、血流が無い状態でレーザ光を照射することにより測定した零スペクトルを前記規格化領域における前記零スペクトルの平均値を用いて規格化して規格化零スペクトルを算出するステップと、前記規格化実時間ドップラースペクトルから前記規格化零スペクトルを減算して差分スペクトルを算出するステップと、所定の積分領域により前記差分スペクトルから積分する領域を抽出して領域スペクトルを算出するステップと、所定のPS基準領域における前記領域スペクトルの最大値を前記領域スペクトルから減算してPS基準スペクトルを算出するステップと、該PS基準スペクトルが負となる要素については0に置き換えて計算用スペクトルを取得するステップと、該計算用スペクトルに基づいて平均周波数を算出するステップと、算出された平均周波数と所定の閾値とを比較して血流速度を判定するステップとを含む血管認識用血流測定方法である。
本態様によれば、レーザ光の生体における散乱光強度の時間波形がフーリエ変換されて実時間ドップラースペクトルが取得され、取得された実時間ドップラースペクトルが規格化領域における平均値により規格化された規格化実時間ドップラースペクトルが算出される。一方、血流が無い状態でレーザ光を照射して取得された散乱光強度の時間波形がフーリエ変換されて得られた零スペクトルが別途取得され、規格化領域における平均値により規格化された規格化零スペクトルが算出される。規格化領域としては、所望の血流に対応する実時間ドップラースペクトルの強度がノイズフロアの強度と同程度となる周波数より高い周波数に設定される任意の周波数領域が採用される。
そして、規格化実時間ドップラースペクトルから規格化零スペクトルが減算されることにより、ノイズフロアおよびスパイクノイズが低減された差分スペクトルが算出される。この差分スペクトルから積分する領域を抽出することにより、低周波ノイズを低減した領域スペクトルが算出される。そして、領域スペクトルからPS基準領域における最大値を減算することにより、ランダムノイズおよびスパイクノイズが低減されたPS基準スペクトルが算出される。
領域スペクトルから最大値を減算するだけでは、零以下の強度となる要素が発生するため、零以下となった部分については0に置き換えることにより、零以上の強度を有する計算用スペクトルが算出される。
そして、このようにして算出された計算用スペクトルに基づいて平均周波数が算出される。平均周波数は、血流の速度に応じて大きくなるので、平均周波数に基づいて血管の太さを判断することができる。
すなわち、本態様によれば、平均周波数が、実時間ドップラースペクトルに含まれる低周波ノイズ、ノイズフロア、スパイクノイズおよびランダムノイズが除去された計算用スペクトルに基づいて算出されるので、生体内に存在する血管の太さを精度よく判定することができる。
上記態様においては、前記算出された平均周波数と所定の閾値とを比較して血流速度を判定するステップは、前記平均周波数が所定の第1の閾値より大きい場合に血管があると判定してもよい。
このようにすることで、平均周波数が第1の閾値より大きく血流が比較的大きい場合にのみ、血管が存在すると判定することにより、小さい血管のみが存在する部位に対する注意喚起は行われないため、処置をスムーズに行うことができる。
また、上記態様においては、前記算出された平均周波数と所定の閾値とを比較して血流速度を判定するステップは、前記平均周波数が前記第1の閾値より大きい第2の閾値より小さい場合に血管があると判定してもよい。
このようにすることで、レーザ光の生体における散乱光強度が低い場合において、平均周波数が第2の閾値より大きくなる場合には、血管が存在しないと判定することにより、小さい血管のみが存在する部位に対する注意喚起が行われないことへの精度が高められるため、処置をよりスムーズに行うことができる。
また、上記態様においては、前記平均周波数を算出するステップが、所定の積分領域において計算用スペクトルおよび該計算用スペクトルに周波数を乗算したスペクトルの周波数積分値を取得するステップと、所定の積分カットオフ値と前記計算用スペクトルの周波数積分値とを比較するステップと、比較の結果、下式に基づいて平均周波数を設定するステップとを含んでいてもよい。
>IfCUTの場合、ωave=Iωf/I
≦IfCUTの場合、ωave=0
このようにすることで、計算用スペクトルの周波数積分値が所定の積分カットオフ値より大きい場合にのみ平均周波数が算出され、積分カットオフ値以下の場合には平均周波数がゼロに設定されるので、ランダムノイズによって完全には除去できないノイズフロアにより、血管の判定精度が低下するのを防止することができる。
本発明によれば、生体組織に存在する血管を正確に検出することができ、かつ、所定の太さの血管を選択的に検出することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る血管認識用血流測定方法を適用する外科処置システムを模式的に示す図である。 図1の血管認識用血流測定方法を示すフローチャートである。 生体組織中の静的成分によるレーザ光の散乱を説明する図である。 生体組織中の動的成分によるレーザ光の散乱を説明する図である。 図1の判定部において取得される散乱光の強度の時系列データの一例を示す図である。 図1の判定部において取得される血流が存在しない場合の実時間ドップラースペクトルの一例を示す図である。 図1の判定部において取得される血流が存在する場合の実時間ドップラースペクトルの一例を示す図である。 図6の実時間ドップラースペクトルに含まれる血流による信号スペクトルの一例を示す図である。 図6の実時間ドップラースペクトルに含まれる低周波ノイズの一例を示す図である。 図6の実時間ドップラースペクトルに含まれるノイズフロアの一例を示す図である。 図6の実時間ドップラースペクトルに含まれるスパイクノイズの一例を示す図である。 図6の実時間ドップラースペクトルに含まれるランダムノイズの一例を示す図である。 図7Bの低周波ノイズが走査時に変動する様子を示す図である。 図7Cのノイズフロアが走査時に変動する様子を示す図である。 スペクトルの規格化に用いる規格化領域の定義を説明する図である。 血流が存在しない場合の規格化実時間ドップラースペクトルから規格化零スペクトルを減算して得られる差分スペクトルの一例を示す図である。 血流が存在する場合の規格化実時間ドップラースペクトルから規格化零スペクトルを減算して得られる差分スペクトルの一例を示す図である。 積分領域の定義を説明する図である。 血流が存在しない場合の差分スペクトルと領域スペクトルとの関係を示す図である。 血流が存在する場合の差分スペクトルと領域スペクトルとの関係を示す図である。 血流が存在しない場合の領域スペクトルとPS基準スペクトルとの関係を示す図である。 血流が存在する場合の領域スペクトルとPS基準スペクトルとの関係を示す図である。 血流が存在しない場合のPS基準スペクトルと計算用スペクトルとの関係を示す図である。 血流が存在する場合のPS基準スペクトルと計算用スペクトルとの関係を示す図である。 図2の血管認識用血流測定方法の変形例を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る血管認識用血流測定方法について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る血管認識用血流測定方法は、図1に示されるように、生体組織Aを処置するエネルギ処置具1と、生体組織A内の血管Bを光学的に検出する血管検出手段2と、該血管検出手段2による検出結果に基づいてエネルギ処置具1を制御する制御部3とを備えるシステムの血管検出手段2において、実施される測定方法である。
エネルギ処置具1は、体内に挿入可能な細長い胴部4と、該胴部4の先端に設けられ、生体組織Aにエネルギを作用させるエネルギ作用部5と、胴部4の基端に接続され、胴部4の内部を通る配線を介してエネルギ作用部5にエネルギ源を供給するエネルギ供給部6とを備えている。
エネルギ作用部5は、生体組織Aを把持可能な一対のジョー7,8を有するエネルギ鉗子(例えば、モノポーラ、バイポーラまたはエネルギ源を供給可能な把持鉗子)である。上ジョー7および下ジョー8は、互いに対向する内面7a,8aを有している。上ジョー7および下ジョー8は、エネルギ供給部6からエネルギ源(例えば、高周波電流)が供給されることによってエネルギ(例えば、高周波電流または超音波)を発生し、発生されたエネルギを内面7a,8aから該内面7a,8a間の生体組織Aへ向かって放出するようになっている。
エネルギ作用部5は、動作モードとして、高エネルギによって生体組織Aを切開する切開モードと、該切開モードにおける高エネルギよりも低い低エネルギによって生体組織Aを凝固させる凝固モードとを有する。エネルギ作用部5は、エネルギ供給部6から供給されるエネルギ源の強度に応じて、切開モードと凝固モードとを切り替えるようになっている。
血管検出手段2は、レーザ光Lを出力するレーザ光源9と、上ジョー7の内面7aに設けられレーザ光源9から供給されたレーザ光Lを射出する発光部10と、下ジョー8の内面8aに設けられ、生体組織Aによって散乱されたレーザ光Lの散乱光Sを受光する受光部11と、該受光部11によって受光された散乱光Sを検出する光検出部12と、該光検出部12によって検出された散乱光Sの強度の時系列データを取得して該時系列データを周波数解析する周波数解析部13と、該周波数解析部13による周波数解析結果に基づいて所定の範囲の直径を有する検出対象の血管Bの有無を判定する判定部14とを備えている。
レーザ光源9は、血液による吸収が少ない波長域(例えば、赤外領域)のレーザ光Lを出力する。レーザ光源9は、胴部4の内部を通る光ファイバ15を介して発光部10と接続されている。レーザ光源9から光ファイバ15へ入射されたレーザ光Lは、光ファイバ15によって発光部10まで導光され、発光部10から下ジョー8の内面8aへ向かって射出されるようになっている。
受光部11は、胴部4の内部を通る光ファイバ16を介して光検出部12に接続されている。受光部11によって受光された散乱光Sは、光ファイバ16によって光検出部12まで導光され、該光検出部12に入射するようになっている。
光検出部12は、光ファイバ16から入射された散乱光Sの強度をデジタル値に変換し、該デジタル値を周波数解析部13へ順次送信する。
本実施形態に係る血管認識用血流測定方法は、図2に示されるように、周波数解析部13によって、光検出部12から受信したデジタル値が所定期間にわたって時系列に記録されることにより、散乱光Sの強度の時間変化を示す時系列データを取得する(ステップS1)ところから開始される。周波数解析部13は、取得された時系列データを高速フーリエ変換することにより、実時間ドップラースペクトルfRT(ω)を算出する(ステップS2)。
ここで、時系列データおよび実時間ドップラースペクトルfRT(ω)について説明する。
生体組織Aには、図3および図4に示されるように、脂肪や、出血によって血管Bから露出した漏出血液のように静止している静的成分と、血管B内を流動する血液中の赤血球Cのように移動している動的成分とが含まれる。静的成分に周波数fのレーザ光Lが照射されたときには、レーザ光Lと同一の周波数fを有する散乱光Sが発生する。これに対し、動的成分に周波数fのレーザ光Lが照射されたときには、ドップラーシフトによって、レーザ光Lの周波数fからシフトした周波数f+Δfを有する散乱光Sが発生する。このときの周波数のシフト量Δfは、動的成分の移動の速さに依存する。
したがって、生体組織A内のレーザ光Lの照射領域に血管Bが含まれている場合、血管B内の血液によって散乱されて周波数f+Δfを有する散乱光Sと、血管B内の血液以外の静的成分によって散乱されて周波数fを有する散乱光Sとが同時に受光部11によって受光される。その結果、時系列データには、図5に示されるように、周波数fの散乱光Sと周波数f+Δfの散乱光Sとの干渉に起因して周期的に散乱光S全体の強度が変化するうなりが現れる。
生体組織Aに照射されたレーザ光は静的成分および動的成分において多重散乱が起こるため、レーザ光が赤血球に入射する際の、光の進行方向と赤血球の移動方向(血流方向)とが成す入射角は単一ではなく分布が生じる。このため、ドップラーシフトによる周波数シフト量Δfには分布が生じる。これにより、散乱光S全体の強度のうなりはΔfの分布に対応して幾つもの周波数成分が重なり合ったものになっている。また、Δfの分布は血流速度が速い程高周波数側まで広がる。
このような散乱光Sの時系列データを高速フーリエ変換すると、図6Aおよび図6Bに示されるように、血流の速さに応じた周波数ω(以下、周波数シフトΔfをωと記す)に強度を有する実時間ドップラースペクトルfRT(ω)が得られる。
ここで、実時間ドップラースペクトルfRT(ω)には、図7Aに示されるように、血流による信号スペクトルの他、図7Bに示されるように、生体組織A表面の凹凸や境界で散乱強度が変動する結果、実時間ドップラースペクトルfRT(ω)の変化として表れる低周波ノイズ、図7Cに示されるように、レーザ光源9自体の光量変動等によるノイズフロア、図7Dに示されるように、電気系等に由来して特定周波数に表れるスパイクノイズ等のノイズが含まれる。また、図7Eに示されるランダムノイズも含まれる。
また、エネルギ処置具1の手動操作時には、図8Aおよび図8Bに破線で示されるように、低周波ノイズおよびノイズフロアが変動するため、図6Aおよび図6Bに示されるように、血流がない状態および血流が存在する状態のいずれの場合においても実時間ドップラースペクトルfRT(ω)には、破線で示されるような変動が生じる。
そこで、これらのノイズを除去して、血流による信号スペクトルを精度よく抽出する必要がある。
本実施形態においては、まず、実時間ドップラースペクトルfRT(ω)における適当な周波数範囲に規格化領域RNrmを設定する。規格化領域RNrmは、図9に示されるように、所望の血流に対応する実時間ドップラースペクトルfRT(ω)の強度がノイズフロア強度と同程度となる周波数よりも高い周波数に設定される任意の周波数領域である。
また、血流が無い状態でレーザ光Lを照射して取得された散乱光強度から、ノイズフロアおよびスペクトルのみを含む零スペクトルfZERO(ω)を算出しておく(ステップS3)。
次に、規格化領域RNrmにおける実時間ドップラースペクトルfRT(ω)の平均値を用いて実時間ドップラースペクトルfRT(ω)および零スペクトルfZERO(ω)を規格化する(ステップS4,S5)。
そして、規格化された規格化実時間ドップラースペクトルfNrm(ω)から規格化された規格化零スペクトルfzNrm(ω)を減算することにより、図10および図11に示されるように、差分スペクトルfSUB(ω)を算出する(ステップS6)。これにより、ノイズフロアおよび部分的にスパイクノイズが低減された差分スペクトルfSUB(ω)が算出される。
次に、図12に示されるように血流による信号スペクトル領域を削りすぎず、かつ、低周波ノイズをカットできるような積分領域RIntを設定し、図13Aおよび図13Bに示されるように、積分領域RIntより低い周波数領域のスペクトルを差分スペクトルfSUB(ω)から除去して領域スペクトルfrng(ω)を算出する(ステップS7)。
これにより低周波ノイズおよび一部のスパイクノイズを除去した領域スペクトルfrng(ω)が生成される。
また、図14Aおよび図14Bに示されるように、最も低周波数のスパイクノイズよりも低いPS基準周波数ωPSを設定し、該PS基準周波数ωPSより高いPS基準領域RPSにおける領域スペクトルfrngの最大値maxPSを領域スペクトルfrngから減算することにより、PS基準スペクトルfPS(ω)を算出する(ステップS8)。そして、PS基準スペクトルfPS(ω)においては、領域スペクトルfrngの最大値maxPSを減算することにより負の強度となる要素が発生するので、図15Aおよび図15Bに示されるように、負の強度となった領域については0に置き換えることにより、全ての強度が0以上の計算用スペクトルf(ω)を算出する(ステップS9からS11)。
そして、算出された計算用スペクトルf(ω)、および計算用スペクトルf(ω)に周波数ωを乗算したものを積分領域RInt内で周波数ωについて積分し、2つの積分値I,Iωfを取得する(ステップS12)。
ここで、計算用スペクトルの積分値Iが0であるか否かが判定され(ステップS13)、0である場合には便宜上1に置き換えられる(ステップS14)。これにより、0で除算されることを回避するようになっている。また、計算用スペクトルの積分値Iが所定の積分カットオフ値IfCUTより大きいか否かが判定され(ステップS15)、判定結果に応じて、以下のように平均周波数が算出される。
>IfCUTの場合、ωave=Iωf/I
≦IfCUTの場合、ωave=0
すなわち、積分値Iがカットオフ値IfCUT以下の場合には、上位ステップにおいて除去しきれなかったランダムノイズによる誤判定が行われる可能性があるため、カットオフ値IfCUTより大きな積分値Iである場合にのみ、平均周波数ωaveを算出し(ステップS16)、カットオフ値IfCUT以下の積分値Iである場合には、平均周波数ωaveを算出することなく、0に設定することとして(ステップS17)、誤判定を防止している。
そして、算出された平均周波数ωaveの値が、所定の平均周波数閾値(第1の閾値)ωthと比較して大きいか否かが判定され(ステップS18)、大きい場合には、所望の流速より速い血流が存在するため、比較的太い血管Bが存在するものとする判定結果STRUEが生成される(ステップS19)。一方、平均周波数ωaveが平均周波数閾値ωth以下である場合には、太い血管Bは存在しないものとする判定結果SFALSEが生成される(ステップS20)。そして、いずれかの判定結果を示す信号が、判定部14から出力される(ステップS21)。
制御部3は、判定部14によって、検出対象の血管Bが存在しないと判定された場合には、エネルギ供給部6からエネルギ作用部5へ高強度のエネルギ源を供給させることによって、エネルギ作用部5を切開モードで作動させる。一方、制御部3は、判定部14によって、検出対象の血管Bが存在すると判定された場合には、エネルギ供給部6からエネルギ作用部5へ、切開モードにおけるエネルギ源よりも低強度のエネルギ源を供給することによって、エネルギ作用部5を凝固モードで作動させる。
上記外科処置装置を用いて生体組織Aを処置するには、一対のジョー7,8の間に生体組織Aの処置対象部位を把持する。ジョー7,8間の処置対象部位には、発光部10からレーザ光Lが照射され、生体組織Aによって散乱されながら処置対象部位を透過したレーザ光Lの散乱光Sが受光部11によって受光される。受光された散乱光Sは、光検出部12によって検出され、周波数解析部13において散乱光Sの時系列データが生成される。周波数解析部13においては、時系列データの周波数解析によって実時間ドップラースペクトルfRT(ω)の平均周波数ωaveが抽出され、判定部14によって、平均周波数ωaveに基づいて、生体組織Aに所定の範囲の直径を有する検出対象の血管Bが存在するか否かが判定される。
処置対象部位に検出対象の血管Bが存在しないと判定された場合には、制御部3がエネルギ作用部5を切開モードで作動させることによって、ジョー7,8から処置対象部位に高エネルギが供給されて処置対象部位が切開される。処置対象部位に検出対象の血管Bが存在すると判定された場合には、制御部3がエネルギ作用部5を凝固モードで作動させることによって、ジョー7,8から処置対象部位へ低エネルギが供給されて処置対象部位が凝固される。
このように、本実施形態によれば、血管B内の血流に起因して生じる散乱光Sのドップラーシフトを解析することによって、血管B内を流動している血液が、出血によって血管Bから漏出している血液とは明確に区別して検出される。これにより、生体組織Aに存在する血管Bを正確に検出することができるという利点がある。
さらに、平均周波数ωaveの大きさが、血管Bの太さに依存することを利用して、血管Bの有無のみならず、血管Bの太さも認識することができる。これにより、太い血管Bのみを検出し、太い血管Bが存在する処置対象部位の切開を確実に回避するようにエネルギ作用部5の動作を適切に制御することができるという利点がある。
また、本実施形態においては、判定部14により判定において、実時間ドップラースペクトルfRT(ω)に含まれる低周波ノイズ、ノイズフロア、スパイクノイズおよびランダムノイズを効果的に除去して、平均周波数ωaveを算出しているので、太い血管Bの存在を精度よく判定することができる。これにより、ノイズによる誤判定を防止して、太い血管Bが存在する処置対象部位の切開を確実に回避するようにエネルギ作用部5の動作を適切に制御することができる。
なお、本実施形態においては、検出対象の血管Bが存在すると判定部14によって判定された場合に、制御部3が、術者に対して、検出対象の血管Bが存在することを示す表示を図示しないディスプレイに表示させてもよく、音を図示しないスピーカから出力させてもよい。このようにすることで、処置対象部位に検出対象の血管Bが存在していることを、術者により確実に認識させることができる。
また、本実施形態においては、制御部3は、エネルギ供給部6からエネルギ作用部5へ供給するエネルギ源の強度を制御することに代えて、検出対象の血管Bが存在すると判定部14によって判定された場合には、エネルギ供給部6からエネルギ作用部5へエネルギ源の供給を停止させ、検出対象の血管Bが存在しないと判定部14によって判定された場合には、エネルギ供給部6からエネルギ作用部5へのエネルギ源を供給させてもよい。
このようにすることで、検出対象の血管Bへのエネルギの作用を確実に回避することができる。
また、本実施形態においては、算出された平均周波数ωaveが所定の閾値ωthより大きい場合に太い血管Bがあると判定することとしたが、図16に示されるように、さらに、上限閾値(第2の閾値)ωUPthを採用し、平均周波数ωaveが上限閾値ωUPth以上の場合には、太い血管Bがあるとの判定を行わないことにしてもよい(ステップS22)。実時間ドップラースペクトルfRT(ω)に基づく血流量判定の場合、血流量が少なくなってくるとランダムノイズが支配的となって、上位ステップにおいてはノイズフロアを完全に除去できなくなる。そこで、このような処理を行うことにより、上位ステップにおいて除去しきれないランダムノイズによる誤判定を防止することができる。
B 血管
L レーザ光
RT(ω) 実時間ドップラースペクトル
Nrm 規格化領域
Nrm(ω) 規格化実時間ドップラースペクトル
ZERO(ω) 零スペクトル
zNrm(ω) 規格化零スペクトル
SUB(ω) 差分スペクトル
rng(ω) 領域スペクトル
PS PS基準領域
PS(ω) PS基準スペクトル
(ω) 計算用スペクトル
Int 積分領域
ωave 平均周波数
ωth 平均周波数閾値(第1の閾値)
ωUPth 上限閾値(第2の閾値)
ωPS PS基準周波数
計算用スペクトルの積分値
ωf 計算用スペクトルf(ω)に周波数ωを乗算したものを積分領域RInt内で周波数ωについて積分したときの積分値
fCUT 積分カットオフ値

Claims (4)

  1. レーザ光を生体に照射することにより発生する散乱光強度の時間波形をフーリエ変換して実時間ドップラースペクトルを取得するステップと、
    所定の規格化領域における前記実時間ドップラースペクトルの平均値を用いて、該実時間ドップラースペクトルを規格化して規格化実時間ドップラースペクトルを算出するステップと、
    血流が無い状態でレーザ光を照射することにより測定した零スペクトルを前記規格化領域における前記零スペクトルの平均値を用いて規格化して規格化零スペクトルを算出するステップと、
    前記規格化実時間ドップラースペクトルから前記規格化零スペクトルを減算して差分スペクトルを算出するステップと、
    所定の積分領域により前記差分スペクトルから積分する領域を抽出して領域スペクトルを算出するステップと、
    所定のPS基準領域における前記領域スペクトルの最大値を前記領域スペクトルから減算してPS基準スペクトルを算出するステップと、
    該PS基準スペクトルが負となる要素については0に置き換えて計算用スペクトルを取得するステップと、
    該計算用スペクトルに基づいて平均周波数を算出するステップと、
    前記算出された平均周波数と所定の閾値とを比較して血流速度を判定するステップとを含む血管認識用血流測定方法。
  2. 前記算出された平均周波数と所定の閾値とを比較して血流速度を判定するステップは、前記平均周波数が所定の第1の閾値より大きい場合に血管があると判定する請求項1に記載の血管認識用血流測定方法。
  3. 前記算出された平均周波数と所定の閾値とを比較して血流速度を判定するステップは、前記平均周波数が前記第1の閾値より大きい第2の閾値より小さい場合に血管があると判定する請求項2に記載の血管認識用血流測定方法。
  4. 前記平均周波数を算出するステップが、所定の積分領域において計算用スペクトルおよび該計算用スペクトルに周波数を乗算したスペクトルの周波数積分値を取得するステップと、所定の積分カットオフ値と前記計算用スペクトルの周波数積分値とを比較するステップと、比較の結果、下式に基づいて平均周波数を設定するステップとを含む請求項1から請求項3のいずれかに記載の血管認識用血流測定方法。
    >IfCUTの場合、ωave=Iωf/I
    ≦IfCUTの場合、ωave=0
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