JPWO2016143109A1 - 熱変色性インキの変色用加熱器具 - Google Patents
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Abstract
作業性及び携帯性に優れる熱変色性インキの変色用加熱器具を提供すること。熱変色性インキで筆記された筆記対象物に熱を加えるための加熱手段14、20と、該加熱手段に電気を供給するための電池16と、前記加熱手段への電気の供給を開始及び停止するためのスイッチ18と、を有する熱変色性インキの変色用加熱器具10。
Description
本発明は、熱変色性インキの変色用加熱器具に関する。
従来から熱により変色するインキ(熱変色性インキ)を用いた筆記具がインキが消えるペンとして広く知られており、一般に使用されている。筆記された熱変色性インキを変色させるためには、熱変色性筆記具で筆記された紙等の筆記対象物を樹脂製の摩擦体で擦って熱を加えることにより行うのが一般的であるが、これだけでなく、コピー機等の感熱機、電球などの照明具、ヘアドライヤー、抵抗発熱体を装備した通電加熱変色具、温水などを充填した加熱変色具等を用いる手段も知られている(特許文献1)。
筆記具は利便性の点で作業性や携帯性に優れることが求められることから、熱変色性インキの変色用加熱器具も同様に作業性及び携帯性に優れることが求められる。
したがって、本発明の目的は、作業性及び携帯性に優れる熱変色性インキの変色用加熱器具を提供することにある。
上記目的は、熱変色性インキで筆記された筆記対象物に熱を加えるための加熱手段と、該加熱手段に電気を供給するための電池と、前記加熱手段への電気の供給を開始及び停止するためのスイッチと、を有する熱変色性インキの変色用加熱器具により達成される。
上記構成の変色用加熱器具は、加熱手段の電源を電池とすることによりコンセントのない場所でも使用することができるので携帯性に優れており、また、電源確保のためにコード等を用いてコンセントに接続する必要がないので取り扱いが容易であり、作業性にも優れている。
本発明の好ましい態様は以下のとおりである。
(1)ペンのように把持可能な筒状のハウジングを有し、該ハウジング内に前記電池が収容されている。このような構成とすることにより、変色用加熱器具をコンパクトな形状とすることができるので作業性及び携帯性が更に優れたものとなる。
(2)前記加熱手段は、発熱体と、該発熱体からの熱を前記筆記対象物に伝えるための伝熱体と、を有し、該伝熱体の前記筆記対象物に接触する先端部が丸みを持たせて形成されている。伝熱体の先端部に丸みを持たせることにより、熱変色性インキが筆記された紙に伝熱体を接触させた状態でスムーズに移動させることが可能であり、加熱作業の作業性がより向上する。
(3)前記先端部が球状である。伝熱体を更にスムーズに移動させることができる。
(4)前記加熱手段は、発熱体と、該発熱体からの熱を前記筆記対象物に伝えるための伝熱体と、を有し、該伝熱体の前記筆記対象物に接触する先端部が円錐状である。伝熱体の先端部を円錐状として尖った形状とすることにより、筆記された熱変色性インキのうち細かい箇所の加熱作業を精確に行うことが可能となる。
(5)前記加熱手段は、発熱体と、該発熱体からの熱を前記筆記対象物に伝えるための伝熱体と、を有し、該伝熱体は円筒部材から形成され、該円筒部材は周方向に回転可能に構成され、該円筒部材の軸方向が前記筆記対象物の筆記面と平行となるように構成されている。伝熱体を回転可能な円筒部材とすることにより、筆記された紙に伝熱体を接触させて加熱する作業を確実且つスムーズに行うことができる。
(6)前記伝熱体の先端部が弾性部材から形成されている。この構成によれば、熱変色性インキが筆記された筆記対象物に伝熱体の先端部を押し付け、この際の押圧力に応じて伝熱体の先端部と筆記対象物の筆記面との接触面積の大きさの微妙な加減ができるので精確な加熱作業を行うことができる。
(7)前記加熱手段は、発熱体と、該発熱体からの熱を空気により前記筆記対象物に伝える送風手段と、を有し、前記発熱体及び前記送風手段は筒状のハウジングに収容され、該ハウジングの先端から前記送風手段からの空気が送られる。送風手段で加熱する際には、変色用加熱器具を筆記対象物に直接接触させずに加熱作業を行うことができるので、作業後の筆記対象物の状態を作業前の状態で維持することができる。
(8)前記加熱手段は、レーザー又はヒーターランプである。レーザー又はヒーターランプで加熱する際には、変色用加熱器具を筆記対象物に直接接触させずに加熱作業を行うことができるので、作業後の筆記対象物の状態を作業前の状態で維持することができる。
(9)前記加熱手段により加熱している際に点灯するランプが設けられている。この構成によれば、加熱手段が作動しているかどうかをランプの点灯により確認することができるので、消し忘れや火傷等の事故を未然に防止することができる。
(10)前記ハウジングを把持したときの指の近傍に前記スイッチが配置されている。加熱作業する際の把持状態でスイッチのオン・オフ作業を行うことができるので、スイッチのオン・オフの度に変色用加熱器具を持ち替える必要がなく、作業性が更に向上する。
(11)熱変色性インキを収容する収容部と、該収容部内の熱変色性インキを吐出可能なペン先と、を更に有する。筆記具と一体とした構成とすることにより携帯性に更に優れたものとなり、また、筆記作業と加熱作業とを繰り返し行う際に、別の筆記具や加熱器具に持ち変える必要がないので作業性にも更に優れたものとなる。
本発明によれば、作業性及び携帯性に優れる熱変色性インキの変色用加熱器具を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の熱変色性インキの変色用加熱器具の第1の実施の形態を示す概略断面図である。図示のように、変色用加熱器具10は、筒状のハウジング12と、ハウジング12の一方の端部に設けられた伝熱体14とを有している。ハウジング12の内部には電池16が2個収容されており、電池16と電気的に接続されたスイッチ18がハウジング12の外部から操作可能なように配置されている。
伝熱体14の内側には、電池16と電気的に接続された発熱体20が配置されている。伝熱体14は、発熱体20で発せられた熱を紙等の筆記対象物に付着した熱変色性インキ(図示せず)に伝える役割を有する。スイッチ18をオン・オフすることにより発熱体20への電気の供給が開始又は停止する。また、温度センサー22が発熱体20の近傍に設けられており、電池16と電気的に接続されて電気の供給を受けている。さらに、ハウジング12にはランプ24が設けられており、スイッチ18をオンにして発熱体20が作動して加熱している際に点灯し、加熱されているか否かが視認できるようになっている。ランプ24はハウジング12の外部から確認可能な位置に配置される。
伝熱体14は棒状形状であり、その長さ方向が筒状のハウジング12の長さ方向と一致するように設けられている。伝熱体14の一方の端部である先端14aは、その一端14a−1から他端14a−2にかけて漸次後方に後退する傾斜面の形状とされ(斜視図である図2(a)も参照)、他方の端部14bはハウジング12に固定されている。発熱体20と伝熱体14とにより加熱手段が構成されている。
ハウジング12は筒状形状であり、ペンのように把持することができる太さを有する。筒状形状は円筒状でも角筒状でもよいが、把持し易い点で円筒状が好ましい。ハウジング12の太さは、例えば、5〜50mmである。電池16は、作業性及び携帯性の点から、サイズの小さい電池である単3電池(AA)、単4電池(AAA)又は単5電池(N)やボタン型電池が好ましい。温度センサー22としては、例えば、正特性サーミスタを使用すれば、発熱体20の温度を一定に制御することができる。スイッチ18は、ハウジング12を把持したときに指の近傍に位置するように配置されている。
変色用加熱器具10による加熱作業の対象となる熱変色性インキは従来から使用されているものでよく特に限定されない。特に、有色から透明色に変わる熱変色性インキは、一度筆記した文字を消去することができる点で広く用いられていることから、このような熱変色性インキが代表例として挙げられる。熱変色性インキの変色温度は本発明では特に限定されないが、変色温度が50〜80℃である熱変色性インキが、熱変色性インキで筆記された紙等の筆記対象物を過度な加熱により損傷させずに変色させることができる点で好ましく用いられる。
以上のように構成された変色用加熱器具10を用い、熱変色性インキで筆記された筆記対象物のうち変色させたい箇所に伝熱体14を接触させることで、筆記された熱変色性インキを変色させることが可能である。
そして、変色用加熱器具10は、加熱手段の電源を電池とすることによりコンセントのない場所でも使用することができるので携帯性に優れており、また、電源確保のためにコード等を用いてコンセントに接続する必要がないので取り扱いが容易であり、作業性にも優れている。また、ハウジング12はペンように片手で把持可能であり、ハウジング12内に電池16が収容されていることから、変色用加熱器具10全体をコンパクトな形状とされており、作業性及び携帯性が更に優れたものとなっている。
変色用加熱器具10に使用することができる伝熱体は上述したものだけでなく、図2(b)〜(e)の斜視図に示したものでもよい。
図2(b)は、横断面円状の伝熱体であり、その先端面が円柱を斜めに切断した形状である楕円面とされている。このような楕円面とすることにより、変色用加熱器具をペンのように把持して作業を行うときに、その楕円面と筆記対象物の筆記面を平行とすることができるため、伝熱体の楕円面を十分に筆記対象物に接触させて加熱することができるので、作業性の更なる向上が図られる。
図2(c)は、先端は円錐状に形成された伝熱体である。先端を円錐状にして尖った形状とすることにより、筆記された部分のうち変色させたい場所が細かい箇所である場合であっても支障なく伝熱体を接触させて加熱することができる。
図2(d)及び(e)は、先端部が丸みを帯もたせて形成された伝熱体である。これらの先端部にはエッジがないので先端部を紙に接触させて移動させる作業をスムーズに行うことができる。特に図2(e)のように先端部を球状とすることにより加熱作業の更なるスムーズ化が図られる。
図1に示した変色用加熱器具10は、伝熱体14の端部14b側とハウジング12の伝熱体14側端部とを互いに螺合させることが可能な螺合部とすることにより、図2で示したような別の先端形状を有する伝熱体に取り替え可能な構成としてもよい。また、電池16はハウジング12内に収容されているが、ハウジング12の隣に別途収容部を設けてその中に収容してもよい。
伝熱体の先端部の材料は耐熱性及び熱伝導性を有するものであれば特に制限はない。例えば、無酸素銅の金属部材やシリコーンゴム等のゴムから構成される弾性部材が挙げられる。先端部が弾性部材で形成されている場合には、筆記対象物に伝熱体の先端部を押し付け、この際の押圧力に応じて伝熱体の先端部と筆記対象物の筆記面との接触面積の大きさの微妙な加減ができるので精確な加熱作業を行うことができる。これは伝熱体の端部が丸みを持たせて形成されている場合に特に有効である。
図3は、本発明の熱変色性インキの変色用加熱器具の第2の実施の形態を示す概略断面図(a)及び側面図(b)である。図示のように、変色用加熱器具30は、第1の実施の形態の変色用加熱器具10と同様に、筒状のハウジング32内に電池36が収容されており、更にスイッチ38が電池36と電気的に接続されて設けられている
ハウジング32の一方の先端部32aは後方から先端に向かうに従って幅が狭くなる形状とされ、互いに対向する2つ先端部32aの間に円筒状の伝熱体34が設けられている。伝熱体34の孔部34aには、ハウジング32の2つの先端部32a間に設けられた軸部44が挿通されており、これにより伝熱体34はその周方向に回転可能に設けられている。軸部44はその長さ方向(伝熱体34の軸方向)が、変色用加熱器具30の使用時において、筆記対象物の筆記面と平行になるように設けられている。本実施形態では、伝熱体34の軸方向がハウジング32の長さ方向と略直交する方向で伝熱体34が設けられている。伝熱体34の材質は第1の実施の形態の伝熱体14と同じものを使用することができる。
軸部44の中央には発熱体40が軸部44の中央部に取り付けられている。伝熱体34の孔部34a発熱体40の近傍箇所には、溝部34bが周方向に設けられており、これにより伝熱体34は発熱体40と接触することなく回転可能に構成されている。また、温度センサー42が発熱体40の近傍に設けられているとともに電池46と電気的に接続されている。発熱体40と伝熱体34により加熱手段が構成されている。
この変色用加熱器具30は、円筒部材から構成される伝熱体34(ローラー)を有しているので、伝熱体34を筆記対象物の筆記面上を接触させた状態で移動させることにより、伝熱体34である円筒部材が回転することで伝熱体を筆記対象物に確実に接触させつつスムーズに伝熱体を移動させることができ、作業性の向上が図られる。また、加熱温度の低下も生じにくい。
図4は、本発明の熱変色性インキの変色用加熱器具の第3の実施の形態を示す概略断面図である。この変色用加熱器具50は、第1の実施の形態で示した変色用加熱器具10と同様に、筒状のハウジング52内に電池56が収容され、更にスイッチ58が電池56と電気的に接続されて設けられている。
ハウジング52の先端側は、先端に移行するに従って細くなる形状を有しており、先端にはノズル68が形成されている。ハウジング52内のノズル68近傍には発熱体60が設けられている。発熱体60のノズル68側とは反対側にはファン64が設けられており、ファン64を稼働させて空気を送ることにより、発熱体60で生じた熱がノズル68を介してハウジング52の外部に送られる。ファン64はこれに接続されたモーター66により稼働する。発熱体60、温度センサー62及びモーター66は、電池56と電気的に接続されている。ファン64とモーター66により送風手段が構成されており、発熱体60、ファン64及びモーター66により加熱手段が構成されている。
この変色用加熱器具50によれば、ファン64によりノズル68から排出された熱風で筆記対象物を加熱することができるので、変色用加熱器具50と筆記対象物との直接接触を必要とせず、作業後の筆記対象物の状態を良好に維持することができる。なお、本発明において、筆記対象物は、熱変色性インキで筆記されたもののことをいい、例えば、普通紙、ボール紙、壁等も含む概念である。
図5は、本発明の熱変色性インキの変色用加熱器具の第4の実施の形態を示す概略断面図である。この変色用加熱器具70は、第1の実施の形態で示した変色用加熱器具10と同様に、筒状のハウジング72内に電池76が収容されており、更にスイッチ78が電池76と電気的に接続されて設けられている。
ハウジング72の一方の端部は開口部84となっており、開口部84には椀状の反射鏡82が設けられている。反射鏡82の環状の縁部82aは、開口部84と略同一の大きさを有しておりかつその設置位置が開口部84に一致するように設けられている。
反射鏡82の内側には加熱手段としてのヒーターランプ80が設けられており、反射鏡82はヒーターランプ80からの光(主に赤外線)を反射させ、その反射光は開口部84から変色用加熱器具70の外部へ放射される。ヒーターランプ80は赤外線を放射できるランプであればよく、例えば、ハロゲンランプ、キセノンランプ、赤外線LED等を使用することができる。
本実施の形態の変色用加熱器具70では、ヒーターランプ80から照射される赤外線によって熱変色性インキを加熱することにより熱変色性インキを変色させることができる。そして、加熱作業中では、筆記対象物に変色用加熱器具70を直接接触させずに加熱することができるので、変色させる作業を行った後の筆記対象物の状態を良好に維持することができる。
図6は、本発明の熱変色性インキの変色用加熱器具の第5の実施の形態を示す概略断面図である。この変色用加熱器具90は、第1の実施の形態で示した変色用加熱器具10と同様に、ハウジング92内に電池96が収容されており、更にスイッチ98が電池96と電気的に接続されて設けられている。
そして、変色用加熱器具90の先端近傍には加熱手段としてのレーザー100が設けられている。レーザー100と開口部104の間には拡散レンズ102が設けられており、拡散レンズ102はレーザー100からのレーザー光を拡散させることにより、レーザー100によるレーザー光の照射は点ではなく面で行われる。レーザー100としては、赤外線を放射するレーザーや加熱可能な出力を有するレーザー(例えば、LEDレーザー)を使用することができる。
本実施の形態の変色用加熱器具90では、レーザー100から照射されるレーザー光によって熱変色性インキを加熱することにより熱変色性インキを変色させることができる。そして、加熱作業中では、筆記対象物に変色用加熱器具90を直接接触させずに加熱することができるので、変色させる作業において筆記対象物を損傷させることなく、作業前の状態を維持することができる。
図7は、本発明の熱変色性インキの変色用加熱器具の第6の実施の形態を示す概略断面図である。この変色用加熱器具110は、第1の実施の形態の変色用加熱器具10の伝熱体14が設けられた側とは反対側の端部に更なる筒状のハウジング112が同軸上に設けられている。ハウジング112には熱変色性インキの収容部114が設けられ、収容部114から熱変色性インキを吐出させるためのペン先116とを有する。
このようにして、変色用加熱器具を筆記具と一体とした構成とすることにより携帯性に更に優れたものとなり、また、筆記作業と加熱作業とを繰り返し行う際に、別の筆記具や加熱器具に持ち変える必要がないので作業性にも更に優れたものとなる。
本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を超えない範囲で種々の変更が可能である。
10、30、50、70、90 110 変色用加熱器具
12、32、52、72、92 ハウジング
14、34 伝熱体
16、36、56、76、96 電池
18、38、58、78、98 スイッチ
20、40、60 発熱体
22、42、62 温度センサー
80 ヒーターランプ
100 レーザー
112 ハウジング
114 収容部
116 ペン先
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114 収容部
116 ペン先
Claims (12)
- 熱変色性インキで筆記された筆記対象物に熱を加えるための加熱手段と、該加熱手段に電気を供給するための電池と、前記加熱手段への電気の供給を開始及び停止するためのスイッチと、を有する熱変色性インキの変色用加熱器具。
- ペンのように把持可能な筒状のハウジングを有し、該ハウジング内に前記電池が収容されていることを特徴とする請求項1に記載の変色用加熱器具。
- 前記加熱手段は、発熱体と、該発熱体からの熱を前記筆記対象物に伝えるための伝熱体と、を有し、
該伝熱体の前記筆記対象物に接触する先端部が丸みを持たせて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の変色用加熱器具。 - 前記先端部が球状であることを特徴とする請求項3に記載の変色用加熱器具。
- 前記加熱手段は、発熱体と、該発熱体からの熱を前記筆記対象物に伝えるための伝熱体と、を有し、
該伝熱体の前記筆記対象物に接触する先端部が円錐状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の変色用加熱器具。 - 前記加熱手段は、発熱体と、該発熱体からの熱を前記筆記対象物に伝えるための伝熱体と、を有し、
該伝熱体は円筒部材から形成され、該円筒部材は周方向に回転可能に構成され、
当該変色用加熱器具の使用時において、該円筒部材の軸方向が前記筆記対象物の筆記面と平行となるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の変色用加熱器具。 - 前記伝熱体の先端部が弾性部材から形成されていることを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の変色用加熱器具。
- 前記加熱手段は、発熱体と、該発熱体からの熱を空気により前記筆記対象物に伝える送風手段と、を有し、
前記発熱体及び前記送風手段は筒状のハウジングに収容され、該ハウジングの先端から前記送風手段からの空気が送られることを特徴とする請求項1又は2に記載の変色用加熱器具。 - 前記加熱手段は、レーザー又はヒーターランプであることを特徴とする請求項1又は2に記載の変色用加熱器具。
- 前記加熱手段により加熱している際に点灯するランプが設けられていることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の変色用加熱器具。
- 前記ハウジングを把持したときの指の近傍に前記スイッチが配置されていることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の変色用加熱器具。
- 熱変色性インキを収容する収容部と、該収容部内の熱変色性インキを吐出可能なペン先と、を更に有することを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の変色用加熱器具。
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