JPWO2016140144A1 - 有機elモジュールの取付構造及び有機elモジュール - Google Patents

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Abstract

本発明は、ダクトレールに対して精度良く有機ELモジュールの位置調整が可能な有機ELモジュールの取付構造を提供する。ダクトレールは、レール本体と、ダクト側コネクター部を有し、レール本体は、溝部を有し、有機ELモジュールは、発光面を備えた有機ELパネルと、モジュール側コネクター部を有し、モジュール側コネクター部は、ダクト側コネクター部と対をなし、互いに嵌合可能であり、ダクトレールに対して有機ELモジュールを取り付けた状態において、溝部を通過してモジュール側コネクター部とダクト側コネクター部が嵌合し、モジュール側コネクター部とダクト側コネクター部の嵌合方向は、発光面の広がり方向と略直交する構成とする。

Description

本発明は、ダクトレールに有機ELモジュールを取り付けた有機ELモジュールの取付構造に関する。また、それに使用する有機ELモジュールに関する。
近年、白熱灯や蛍光灯に代わる照明装置として、有機ELパネルを内蔵した有機ELモジュールが注目されている。
有機ELパネルは、一般的に、ガラス基板等の基材上に有機EL素子を積層し、有機EL素子を封止する構造及び有機EL素子へ給電する構造を備えたものである。
また、有機EL素子は、一方又は双方が透光性を有する2つの電極を対向させ、この電極の間に有機化合物からなる発光層を積層したものである。有機ELパネルは、電気的に励起された電子と正孔との再結合のエネルギーによって発光する。
有機ELパネルは、面発光であるため、複数の有機ELパネルを並設させて、一つの照明システムとして使用する場合がある(例えば、特許文献1)。
例えば、特許文献1には、板状のベース部に複数の有機ELパネルを取り付けた照明装置が開示されている。この特許文献1の照明装置によれば、有機ELパネルを面状に敷き詰めて設置することによって、オフィスや家等の生活空間内で照度を確保することが可能となると考えられる。また、特許文献1の照明装置では、板状のベース部に複数のコネクター取付部を設け、所望の位置のコネクター取付部にコネクターを取り付けることによって、有機ELパネルの配置を調整可能となっている。
特開2014−103097号公報
しかしながら、特許文献1の照明装置は、複数のコネクター取付部の中から所望の位置のコネクター取付部にコネクターを取り付けることによって、有機ELパネルの配置を調整する。そのため、あらかじめベース部に設けられたコネクター取付部の位置でしか、有機ELパネルの位置を調整できず、長手方向に隣接する有機ELパネル間の間隔を精度よく調整できないという問題があった。
そこで、本発明では、ダクトレールに対して精度良く有機ELモジュールの位置調整が可能な有機ELモジュールの取付構造及び有機ELモジュールを提供することを課題とする。
上記した課題を解決するために、本発明者は、有機ELパネルの薄くて軽いという特徴に注目し、新たな照明システムの構築を試みた。すなわち、有機ELパネルは薄くて軽いので、他部材に片持ち状に支持させても落下しにくい。
そこで、本発明者は、可動式のコネクターを備えたダクトレールに有機ELパネルを片持ち状に取り付けることによって、有機ELパネルがスライド移動可能となり、有機ELパネルの位置を精度よく調整することが可能となると考えた。
こうすることによって、夜等の照度が必要なときは、ダクトレールの長手方向に隣接する有機ELパネルを近接させた状態にすることによって照度を確保できる。また、精度良く任意の位置に有機ELパネルを設置できるので、有機ELパネルの設置位置のバリエーションが多彩になり、デザイン性に優れる照明システムを構築できると考えた。
このような考察のもと導き出された本発明の一つの様相は、ダクトレールに対して有機ELモジュールを取り付ける有機ELモジュールの取付構造であって、前記ダクトレールは、レール本体と、ダクト側コネクター部を有し、前記レール本体は、溝部を有し、前記有機ELモジュールは、発光面を備えた有機ELパネルと、モジュール側コネクター部を有し、前記モジュール側コネクター部は、前記ダクト側コネクター部と対をなし、互いに嵌合可能であり、前記ダクトレールに対して前記有機ELモジュールを取り付けた状態において、前記溝部を通過して前記モジュール側コネクター部と前記ダクト側コネクター部が嵌合し、前記モジュール側コネクター部と前記ダクト側コネクター部の嵌合方向は、前記発光面の広がり方向と略直交することを特徴とする有機ELモジュールの取付構造である。
ここでいう「略直交」とは、二つの方向が概ね90度の角度で交差することをいう。具体的には、「略直交」とは、二つの方向が88度〜92度の角度で交差することをいう。
本様相によれば、ダクトレールの長手方向にスライド移動可能なダクト側コネクター部に有機ELモジュールのモジュール側コネクター部を嵌合させるため、設置する際に、有機ELモジュールをダクトレールに対して所望の位置に移動可能であり、特許文献1に比べて、精度良く有機ELモジュールの設置位置を調整することが可能である。
本様相によれば、ダクトレールのダクト側コネクター部と有機ELモジュールのモジュール側コネクター部の嵌合方向は、前記発光面の広がり方向と略直交する。すなわち、ダクト側コネクター部とモジュール側コネクター部の嵌合方向が有機ELパネルの発光面に対する垂線と略平行となるので、ダクト側コネクター部及びモジュール側コネクター部が有機ELパネルの発光面と重なりにくく、有機ELパネルの発光面を遮りにくい。
好ましい様相は、前記ダクト側コネクター部は、前記溝部に沿ってスライド移動可能であることである。
本様相によれば、設置後においても、ダクトレールに長手方向における有機ELモジュールの位置を調整できるので、有機ELモジュールの位置を調整しやすい。
好ましい様相は、前記ダクトレールに対して前記有機ELモジュールを取り付けた状態において、前記有機ELモジュールは、前記ダクト側コネクター部と前記モジュール側コネクター部の嵌合を介して、前記ダクトレールによって片持ち状に支持されていることである。
本様相によれば、ダクト側コネクター部とモジュール側コネクター部を嵌合させることで、有機ELモジュールをダクトレールによって片持ち状に支持させるので、ダクトレールに対する有機ELモジュールの固定が容易である。
好ましい様相は、前記モジュール側コネクター部と前記ダクト側コネクター部の嵌合方向は、水平方向であることである。
本様相によれば、モジュール側コネクター部とダクト側コネクター部の嵌合方向が水平方向を向いているので、重力によってモジュール側コネクター部とダクト側コネクター部の嵌合状態が解除されにくく、重力による落下を抑制できる。
好ましい様相は、前記モジュール側コネクター部と前記ダクト側コネクター部の嵌合方向は、鉛直方向上方を向いていることである。
本様相によれば、モジュール側コネクター部とダクト側コネクター部の嵌合方向が鉛直方向上方を向いているので、モジュール側コネクター部とダクト側コネクター部の接続部位に使用者が触れることを防止できる。
好ましい様相は、前記有機ELモジュールは、接続部材を有し、前記有機ELパネルは、パネル側コネクター部を有し、前記接続部材は、本体部を有しており、前記本体部は、第1本体部と、第2本体部を有し、前記第1本体部及び前記第2本体部は、ともに長尺体であって、直接又は間接的に接続されており、前記第1本体部の長手方向は、前記第2本体部の長手方向に対して略直交しており、前記第1本体部の端部は、前記モジュール側コネクター部を備えており、前記第2本体部の端部は、前記パネル側コネクター部と接続可能な接続側コネクター部を備えていることである。
本様相によれば、モジュール側コネクター部を備えた第1本体部と、接続側コネクター部を備えた第2本体部とが、直接又は他の部材を介して接続され、互いに直交しているため、モジュール側コネクター部とダクト側コネクター部の嵌合方向と、有機ELパネルの発光面の広がり方向とを互いに直交させやすい。
好ましい様相は、前記パネル側コネクター部は、前記有機ELパネルの背面側に位置するものであって、前記接続側コネクター部と嵌合しており、前記パネル側コネクター部と前記接続側コネクター部の嵌合方向は、前記有機ELパネルの発光面と略平行であることである。
本様相によれば、パネル側コネクター部と接続側コネクター部の嵌合部分が発光面に隠されやすく、使用者から見えにくい。
上記した様相は、前記有機ELモジュールは、接続部材を有し、前記有機ELパネルは、パネル側コネクター部を有し、前記接続部材は、L字状の本体部を有しており、前記本体部の一方の端部は、前記モジュール側コネクター部を備えており、前記本体部の他方の端部は、前記パネル側コネクター部と接続可能な接続側コネクター部を備えていてもよい。
この様相によれば、L字状の本体部の一方の端部にダクト側コネクター部と嵌合可能なモジュール側コネクター部が設けられており、他方の端部に有機ELパネルのパネル側コネクター部と接続可能な接続側コネクター部が設けられているので、モジュール側コネクター部とダクト側コネクター部の嵌合方向と、有機ELパネルの発光面の広がり方向とを互いに直交させやすい。
好ましい様相は、1つのダクトレールに対して複数の有機ELモジュールを取り付ける有機ELモジュールの取付構造であって、前記有機ELモジュールは、1又は複数の有機ELパネルを備え、前記ダクトレールから各有機ELモジュールで独立して給電可能であり、一の有機ELモジュールの有機ELパネルは、前記ダクトレールの延び方向に隣接する他の有機ELモジュールの有機ELパネルと異なる発光色で発光可能であることである。
本様相によれば、一の有機ELモジュールの有機ELパネルと他の有機ELモジュールの有機ELパネルとの間で点灯する有機ELモジュールを切り替えることによって、使用用途に合わせて空間を所望の色で照らすことができる。
好ましい様相は、前記一の有機ELモジュールの有機ELパネルは、暖色系の発光色で発光可能であり、前記他の有機ELモジュールの有機ELパネルは、寒色系の発光色で発光可能であることである。
ここでいう「暖色系の発光色」とは、色温度が4000K未満の発光色をいう。
ここでいう「寒色系の発光色」とは、色温度が4000K以上の発光色をいう。
本様相によれば、暖色系の発光色で点灯可能な有機ELパネルと、寒色系の発光色で点灯可能な有機ELパネルが混在しているため、使用用途に合わせて発光色を変更することができる。
上記した様相は、前記有機ELモジュールは、発光面を備えた有機ELパネルを有し、前記有機ELパネルは、調光可能であってもよい。
本様相によれば、有機ELパネルが調光可能であるため、所望の明るさに調節することができる。
好ましい様相は、1つのダクトレールに対して複数の有機ELモジュールを取り付ける有機ELモジュールの取付構造であって、前記有機ELモジュールは、発光面を備えた有機ELパネルを有し、一の有機ELモジュールの有機ELパネルは、消灯時に発光面が鏡面を形成するものであり、前記一の有機ELモジュールに隣接する有機ELモジュールの有機ELパネルを点灯した状態で、前記一の有機ELモジュールの有機ELパネルを消灯可能であることである。
本様相によれば、一の有機ELモジュールに隣接する有機ELモジュールの有機ELパネルを点灯した状態で、前記一の有機ELモジュールの有機ELパネルを消灯可能である。そのため、使用者は、鏡として一の有機ELモジュールの有機ELパネルを使用し、鏡を照らす照明として隣接する有機ELモジュールの有機ELパネルを使用することが可能である。
本発明の一つの様相は、レール本体とダクト側コネクター部を有したダクトレールに対して取り付けられる有機ELモジュールにおいて、前記レール本体は、溝部を有するものであり、前記ダクト側コネクター部は、前記溝部に沿ってスライド移動可能であり、発光面を備えた有機ELパネルと、モジュール側コネクター部を有し、前記モジュール側コネクター部は、前記ダクト側コネクター部と対をなし、互いに嵌合可能であり、前記ダクトレールに対して取り付けた際に、前記モジュール側コネクター部が前記溝部を通過して前記ダクト側コネクター部と嵌合し、前記ダクト側コネクター部との嵌合方向が前記発光面の広がり方向と直交することである。
本様相によれば、モジュール側コネクター部をダクトレールの長手方向にスライド移動可能なダクト側コネクター部に嵌合させるため、ダクトレールの長手方向において、所望の位置に移動可能であり、特許文献1に比べて、精度良く位置を調整することが可能である。
また、本様相によれば、有機ELモジュールのモジュール側コネクター部とダクトレールのダクト側コネクター部との嵌合方向は、前記発光面の広がり方向と直交するので、ダクト側コネクター部及びモジュール側コネクター部が有機ELパネルの発光面と重なりにくく、遮りにくい。
本発明の有機ELモジュールの取付構造及び有機ELモジュールによれば、精度良く有機ELモジュールの位置調整が可能である。
本発明の照明システムの利用例を模式的に示した斜視図である。 図1の1つの有機ELモジュールの斜視図である。 図2のソケット部材の正面図である。 図2のソケット部材と接続部材の接続関係を示す説明図であり、(a)は断面図であり、(b)は一部破断平面図である。 図2の有機ELモジュールの分解斜視図である。 図5の有機ELパネルの分解斜視図である。 図5の有機ELパネルの側面図である。 図2の接続部材の斜視図である。 図5の連結部材を図5とは別の方向からみた斜視図である。 図1の1つの有機ELモジュールに注目した側面図である。 本発明の照明システムの利用例を模式的に示した斜視図であり、暖色系有機ELパネルの発光面をドットで示す。 本発明の照明システムの利用例を模式的に示した斜視図であり、寒色系有機ELパネルの発光面をドットで示す。 本発明の照明システムの利用例を模式的に示した斜視図であり、点灯している有機ELパネルの発光面をドットで示す。 本発明の第2実施形態の照明システムを模式的に示した斜視図である。 図14の有機ELモジュールの取付構造の斜視図である。 図15の有機ELモジュールの取付構造の断面図である。 本発明の他の実施形態の要部の斜視図であり、(a)はプラグ部が三角錘台である場合、(b)はプラグ部が2つの円錐台である場合、(c)はプラグ部が片側テーパー状である場合を表す。 本発明の他の実施形態の接続部材の斜視図であり、(a)は本体部が短い場合の図であり、(b)は本体部が長い場合の図である。 本発明の他の実施形態の連結部材の斜視図であり、(a)は本体部が短い場合の図であり、(b)は本体部が長い場合の図である。 図18,図19の接続部材,連結部材を組み合わせて形成した照明システムの説明図である。 本発明の他の実施形態の有機ELモジュールの取付構造の側面図である。 本発明の他の実施形態の接続部材の斜視図であり、(a)は本体部が湾曲している場合の図であり、(b)は本体部が2段階に曲がっている場合の図である。 本発明の他の実施形態の有機ELパネルの説明図であり、(a)は三角形状の有機ELパネルの斜視図であり、(b)は六角形状の有機ELパネルの斜視図であり、(c)は円形状の有機ELパネルの斜視図である。 本発明の他の実施形態の照明システムを表す説明図であり、消灯時の鏡面機能を備えた有機ELパネルを使用する場合の斜視図である。(a)は同一面積を持った有機ELパネルを使用する場合、(b)は大面積を持つ有機ELパネルを混在させて使用する場合の図である。 本発明の他の実施形態の有機ELモジュールの取付構造の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、特に断りのない限り、図1の姿勢を基準とする。
本発明の第1実施形態の照明システム4は、図1に示されるように、オフィスや家等の生活空間8を照らす照明システムであり、垂直壁91(被設置面)と平行に1又は複数の有機ELモジュールの取付構造1が並設されたものである。この垂直壁91は、床面92から鉛直方向に立ち上がり、天井90に対して直交する壁である。
本実施形態の照明システム4は、図1のように、有機ELモジュールの取付構造1が垂直壁91に平行になるように所定の方向に敷かれており、垂直壁91側から生活空間8を照らすことが可能となっている。
本実施形態の有機ELモジュールの取付構造1は、図1に示されるように、天井90近傍に設けられたダクトレール2に複数の有機ELモジュール3を取り付けたものである。
すなわち、有機ELモジュールの取付構造1は、1本のダクトレール2に複数の有機ELモジュール3が片持ち状に支持されるが、理解を容易にするため、以下の説明においては、1つの有機ELモジュール3とダクトレール2との関係に注目して説明する。
ダクトレール2は、図示しない外部電源等から各有機ELモジュール3に給電する給電線を備えた部材であり、各有機ELモジュール3の調光等の制御を行う信号線を備えた部材でもある。
ダクトレール2は、図2に示されるように、レール本体5と、複数のソケット部材6(図2では1つ)(ダクト側コネクター部)を備えている。
レール本体5は、断面形状が略「コ」の字状の部材であり、所定の方向(長さ方向Y)に延びた長尺状の部材である。レール本体5は、上下方向Xに所定の間隔を空けて対面する2つのレール壁部10,11と、これら2つのレール壁部10,11の端部間を接続するレール壁部12から構成されている。すなわち、レール本体5は、レール壁部10,11,12によって囲繞された囲繞空間15を備えている。
天面を構成するレール壁部10と底面を形成するレール壁部11は、その幅方向Zの端部に係止片13,14をそれぞれ備えている。
係止片13,14は、ソケット部材6の落下を防止する部位である。
係止片13は、レール壁部10の端部から下方に向けて立設された立壁であり、係止片14は、レール壁部11の端部から上方に向けて立設された立壁である。すなわち、係止片13,14は、互いに近接する方向に立ち上がっており、その端面同士が対面している。
囲繞空間15は、長手方向(長さ方向Y)に延び、レール壁部12から離反する方向に外部に開放された空間であり、その内部にソケット部材6を収納可能な空間である。
別の観点からみると、レール本体5は、図2に示されるように、長手方向(長さ方向Y)に直線状に延びたスライド溝9(溝部)を備えている。
スライド溝9は、上下方向に幅をもち帯状に延びた溝であり、係止片13,14の立ち上がり方向端面によって形成された溝である。すなわち、スライド溝9は、囲繞空間15と外部を連通する連通溝であるともいえる。
ソケット部材6(ダクト側コネクター部)は、各有機ELモジュール3に給電線及び信号線を接続するためのソケットである。
ソケット部材6は、図3に示されるように、ソケット本体16を備え、ソケット本体16内に端子部17と、磁力発生部18,19を有している。
ソケット本体16は、端子部17と、磁力発生部18,19を収納する筐体であり、一方向に開放された箱状体である。すなわち、ソケット本体16は、断面形状が凹状をしており、5つの壁面(天面形成部20、底面形成部21、背面形成部22、及び側面形成部23,24)で囲まれた内部空間25を備えている。
内部空間25は、端子部17及び磁力発生部18,19が収納された収納空間であって、後述する有機ELモジュール3の接続部材42の一部を挿入可能な挿入空間でもある。
天面形成部20は、内部空間25の天面を覆う壁部であり、その内側面には、傾斜面30と嵌合部31が形成されている。
傾斜面30は、有機ELモジュールの取付構造1を組み立てたときに、図4(a)に示されるように、水平面に対して所定の角度で傾斜した壁面である。
傾斜面30の傾斜角度θ1は、2度以上4度以下であることが好ましい。本実施形態では、傾斜面30のテーパー比が約1/20となっている。
嵌合部31は、図3に示されるように、傾斜面30から下方に向けて突出した凸部であり、接続部材42の一部と嵌合する部位である。
底面形成部21は、内部空間25の底面を覆う壁部であり、内部空間25を挟んで天面形成部20と対向する壁部である。
底面形成部21の内側面には、図3に示されるように、傾斜面32と、溝部33が設けられている。
傾斜面32は、有機ELモジュールの取付構造1を組み立てたときに、水平面に対して所定の角度で傾斜した壁面である。
傾斜面32の傾斜角度は、傾斜面30の傾斜角度θ1と同程度であり、2度以上4度以下であることが好ましい。本実施形態では、テーパー比が約1/20となっている。
溝部33は、図4に示されるように傾斜面32の一部が切り欠かれた凹部であり、有底の窪みである。
背面形成部22は、内部空間25の背面を覆う壁部であり、その内側面には、端子部17と、磁力発生部18,19が設けられている。
側面形成部23,24は、内部空間25の側面を覆う壁部であり、その内側面には、傾斜面34,35が形成されている。
傾斜面34,35は、有機ELモジュールの取付構造1を組み立てたときに、図4(b)に示されるように、鉛直面に対して所定の角度で傾斜した壁面である。
傾斜面34,35の傾斜角度θ3は、2度以上4度以下であることが好ましい。本実施形態では、テーパー比が約1/20となっている。
端子部17は、図示しない制御基板を介して、外部電源及びマイコン等に電気的に接続された給電線及び信号線が接続された端子である。すなわち、端子部17は、給電部であって、かつ、信号送受信部でもある。
磁力発生部18,19は、磁力を発生する部位であり、具体的には、永久磁石である。
別の観点からみると、ソケット本体16は、図3に示されるように、その部材厚方向Xの中央であって、幅方向Yの中央にソケット穴26を備えている。
ソケット穴26は、開口面が水平方向を向いた穴であり、内部空間25を内蔵する穴である。すなわち、ソケット穴26は、天面形成部20、底面形成部21、背面形成部22、及び側面形成部23,24の内側壁部によって形成された穴である。
つまり、ソケット穴26は、内側面の断面の内形形状が四角形状で、略四角錘台状の穴であり、その頂面(背面形成部22)に端子部17及び磁力発生部18,19が配されている。また、ソケット穴26の内周を形成する内側面は、傾斜面30,32,34,35によって形成されており、傾斜面30,32,34,35は、端子部17及び磁力発生部18,19に向かう方向に傾斜している。
高さ方向X(上下方向)に対向する傾斜面30,32は、開口側から端子部17側に向けて近接していき、幅方向Y(厚み方向に直交する方向)に対向する傾斜面34,35も、開口側から端子部17側に向けて近接していく。
また、ソケット穴26は、接続部材42のプラグ部60を挿着可能となっている。
有機ELモジュール3は、図5に示されるように、複数の有機ELパネル40,41と、接続部材42と、連結部材43が組み立てられて構成されるものである。
有機ELパネル40,41は、面状発光光源であり、ダクトレール2からの信号に基づいて調光可能となっている。
有機ELパネル40,41は、図6に示されるように、パネル本体45と、コネクター部材46から構成されている。
パネル本体45は、面状に広がりをもった板状部材であり、図7に示されるように、片面が発光面47を構成する発光パネルである。パネル本体45は、有機発光層が第1電極層と第2電極層に挟まれた有機EL素子を内蔵したものである。
パネル本体45は、図6に示されるように、発光面47と反対側の面(裏面)に、各電極層に給電するための給電部48を備えている。給電部48は、幅方向Y及び長さ方向Xにおいてパネル本体45の中央に位置している。
パネル本体45は、発光面47を平面視したときに、四角形状をしており、本実施形態では、正方形状をしている。
コネクター部材46は、図5,図6から読み取れるように、平面視「十」字状の部材である。コネクター部材46は、中央部50と、中央部50から4方向に延びた延伸コネクター部51,52,53,54を備えている。
具体的には、コネクター部材46は、中央部50を挟んで長さ方向Xに直線状に並んだ2つの延伸コネクター部51,52(連結用コネクター部,パネル側コネクター部)と、中央部50から幅方向Y(延伸コネクター部51,52と直交する方向)に直線状に延びた延伸コネクター部53,54を備えている。すなわち、コネクター部材46は、中央部50から有機ELパネル40(41)の各辺に向かって延びた延伸コネクター部51,52,53,54を備えている。
延伸コネクター部51は、図6,図7から読み取れるように、長尺状の部位であり、延び方向の先端部(中央部50と反対側の端部)に、端子部56と、切り欠き部57(57a,57b)(パネル側係合部)を備えている。
端子部56は、接続部材42と接続可能なコネクター端子であり、具体的には、マイクロUSB(Micro Universal Serial Bus)端子であり、メス端子である。すなわち、端子部56は、幅をもった板状であり、幅が水平方向を向いている。
端子部56は、図示しない制御基板を介してパネル本体45の給電部48と電気的に接続可能となっている。
切り欠き部57(パネル側係合部)は、図7から読みとれるように、延伸コネクター部51の下端部の一部を切り欠いた切り欠きである。すなわち、端子部56は、図示しない制御基板によって片持ち状に支持され、延伸コネクター部51の外壁によって天面及び側面の一部が覆われている。
また、切り欠き部57には、接続部材42の一部(係合部71)と係合可能となっており、係合部ともいえる。
延伸コネクター部52は、図6に示されるように、延伸コネクター部51と同一形状をした部位であり、端子部58と、切り欠き部59(59a,59b)を備えている。
端子部58は、連結部材43と接続可能なコネクター端子であり、具体的には、端子部56と同様のマイクロUSB端子であり、メス端子である。すなわち、端子部58は、幅をもった板状であり、端子部56と同様、幅が水平方向を向いている。
端子部58は、図示しない制御基板を介して端子部56と電気的に接続されており、有機ELモジュール3を組み立てることによって、図示しない制御基板を介してパネル本体45の給電部48と電気的に接続可能となっている。
切り欠き部59は、延伸コネクター部52の下端部の一部を切り欠いた切り欠きである。すなわち、端子部58は、端子部56と同様、図示しない制御基板によって、片持ち状に支持され、延伸コネクター部52の外壁によって天面及び側面の一部が覆われている。
また、切り欠き部59には、連結部材43の一部(係合部83)と係合可能となっている。
延伸コネクター部53,54は、図6に示されるように、長尺状の部位であり、有機ELパネルの重心を調整する部材である。延伸コネクター部53,54は、延伸コネクター部51,52とは異なり、延伸方向の端面が壁面によって閉塞されている。
接続部材42は、ダクトレール2と有機ELパネル40を接続する部材であり、図8に示されるように、L字状に延びた部材である。
接続部材42は、プラグ部60(モジュール側コネクター部)と、接続側コネクター部61と、プラグ部60と接続側コネクター部61を接続する本体部62から構成されている。
プラグ部60は、図8に示されるように、接続部材42の長手方向の一方の端部を構成する部位である。
プラグ部60は、ソケット部材6のソケット穴26と対をなす部位であり、ソケット部材6のソケット穴26に挿着することでダクトレール2のソケット部材6と電気的及び物理的に接続可能となっている。
プラグ部60は、図8に示されるように、略四角錘台状であって、断面の外形形状が四角形状をしており、長手方向(挿入方向Z)基端側から先端側(端子部63側)に向けて、外形面積が漸次小さくなっている。
具体的には、プラグ部60の外周を形成する外側面は、4面とも傾斜面64(65,66,67)を備えている。
傾斜面64,65,66,67は、いずれも挿入方向Zに対して交差する方向に傾斜しており、端子部63に向かう方向に傾斜している。
厚み方向X(上下方向)に対向する傾斜面64,65は、基端側から先端側に向けて近接していき、幅方向Y(厚み方向に直交する方向)に対向する傾斜面66,67も、基端側から先端側に向けて近接していく。すなわち、プラグ部60の外側面は、4面がテーパー状となっており、基端側から先端側に向けて先細りしている。
図4(a)に示される傾斜面64,65の傾斜角度θ2は、ソケット部材6のソケット穴26の内壁を構成する傾斜面30,32の傾斜角度θ1と同一の傾斜角度である。
傾斜面64,65の傾斜角度θ2は、2度以上4度以下であることが好ましい。本実施形態では、テーパー比が約1/20となっている。
図4(b)に示される傾斜面66,67の傾斜角度θ4は、ソケット部材6のソケット穴26の内壁を構成する傾斜面34,35の傾斜角度θ3と同一の傾斜角度である。
傾斜面66,67の傾斜角度θ4は、2度以上4度以下であることが好ましい。本実施形態では、テーパー比が約1/20となっている。
傾斜面64,65,66,67の表面は、微細な凹凸が設けられたマット面となっていることが好ましい。
例えば、傾斜面64,65,66,67の表面は、ソケット部材6への脱着を良好にする観点から、算術平均粗さが0.05μm〜0.4μmのマット面であることが好ましい。
プラグ部60の天面を形成する傾斜面64には、嵌合方向Zに延びた嵌合凹部73を備えている。
嵌合凹部73は、ダクトレール2のソケット穴26の嵌合部31と嵌合可能な溝である。
プラグ部60は、ダクトレール2の長手方向(長さ方向Y)に延びた横長形状をしている。プラグ部60は、幅方向Yの長さを1としたときの厚み方向Xの長さは、0.5以上10以下であることが好ましい。
プラグ部60は、図8に示されるように、長手方向の頂面(嵌合方向Zの端面)に端子部63と、強磁性部68,69を備えている。
端子部63は、図示しない制御基板の給電口及び信号口となる部位であり、ソケット部材6の端子部17と対をなす部位である。すなわち、端子部63は、ソケット部材6の端子部17と接触することでソケット部材6と電気的に接続することが可能となる。すなわち、端子部63は、端子部17からの給電部であって、かつ、信号送受信部でもある。
強磁性部68,69は、磁力発生部18,19と対をなす部位であり、磁力発生部18,19からの磁力を受ける部位である。強磁性部68,69は、具体的には、鉄等の強磁性体で形成されている。
接続側コネクター部61は、接続部材42の他方の端部を構成する部位であり、コネクター部材46と電気的及び物理的に接続可能な部位である。
接続側コネクター部61は、図8に示されるように、端子部70と、係合部71(接続側係合部)を備えている。
端子部70は、図示しない回路基板の給電口及び信号口となる部位であり、回路基板を介して端子部63と電気的に接続された端子である。
端子部70は、有機ELパネル40の端子部56と対をなすコネクターであり、有機ELパネル40の端子部56と接続することで、有機ELパネル40の制御基板と電気的に接続することが可能となる。すなわち、端子部70は、給電部であって、かつ、信号送受信部でもある。
端子部70は、具体的には、マイクロUSB端子であり、オス端子である。すなわち、端子部70は、幅をもった板状であって、開口を有しており、当該開口に端子部56を挿着可能となっている。
係合部71は、接続部材42と有機ELパネル40の接続強度を補強する部位である。係合部71は、接続部材42の側面部から長手方向に張り出した係合片72a,72bから構成され、コネクター部材46の切り欠き部57a,57b(図7参照)と係合可能となっている。
係合片72a,72bは、略長方形状の板状部位であり、幅方向Yに所定の間隔を空けて配されている。また、係合片72a,72bは、端子部70を挟んで互いに対面している。
本体部62は、図8に示されるように、側面視L字状をしており、一方向(嵌合方向Z)に延びた第1接続部75(第1本体部)と、第1接続部75の端部から直交する方向に延びた第2接続部76(第2本体部)から構成されている。
第1接続部75の端部には、プラグ部60が設けられており、第2接続部76の端部には、接続側コネクター部61が設けられている。
連結部材43は、2枚の有機ELパネル40,41を連結する部材であり、隣接する有機ELパネル40,41間の間隔を調整する部材である。
連結部材43は、図5に示されるように、長尺状の部材であり、本体部88と、連結側コネクター部80,81を備えている。
本体部88は、図9に示されるように、連結側コネクター部80,81を接続する部材であり、直線状に延びた長尺体である。
連結側コネクター部80は、本体部88の長手方向(延び方向Z)の一方の端部に設けられたコネクターであり、端子部82と、係合部83を備えている。
端子部82は、図示しない回路基板の給電口及び信号口となる部位であり、回路基板を介して端子部85と電気的に接続された端子である。
端子部82は、有機ELパネル40の端子部58(図6参照)と対をなすコネクターであり、有機ELパネル40の端子部58と接続することで、有機ELパネル40の制御基板と電気的に接続することが可能となる。すなわち、端子部82は、給電部であって、かつ、信号送受信部でもある。
端子部82は、具体的には、マイクロUSB端子であり、オス端子である。すなわち、端子部82は、幅をもった板状であって、開口を有しており、当該開口に端子部58を挿着可能となっている。また端子部82は、幅が水平方向に向いている。
係合部83は、有機ELパネル40と連結部材43の接続強度を補強する部位である。係合部83は、連結部材43の側面部から長手方向に張り出した係合片84a,84bから構成され、コネクター部材46の切り欠き部59a,59b(図6参照)と係合可能となっている。
係合片84a,84bは、略長方形状の板状部位であり、幅方向Yに所定の間隔を空けて配されている。また、係合片84a,84bは、端子部82を挟んで互いに対面している。
連結側コネクター部81は、本体部88の他方の端部に位置する部位であり、接続部材42の接続側コネクター部61と同一形状の部位である。
連結側コネクター部81は、図5に示されるように、端子部85と、係合部86を備えている。
端子部85は、図示しない回路基板の給電口及び信号口となる部位であり、回路基板を介して端子部82と電気的に接続された端子である。
端子部85は、有機ELパネル41の端子部56と対をなすコネクターであり、有機ELパネル41の端子部56と接続することで、有機ELパネル41の制御基板と電気的に接続することが可能となる。すなわち、端子部85は、給電部であって、かつ、信号送受信部でもある。
端子部85は、具体的には、マイクロUSB端子であり、オス端子である。すなわち、端子部85は、幅をもった板状であって、開口を有しており、当該開口に端子部56を挿着可能となっている。
係合部86は、連結部材43と有機ELパネル41の接続強度を補強する部位である。係合部86は、連結部材43の側面部から長手方向に張り出した係合片87a,87bから構成され、コネクター部材46の切り欠き部57a,57bと係合可能となっている。
係合片87a,87bは、略長方形状の板状部位であり、幅方向Yに所定の間隔を空けて配されている。また、係合片87a,87bは、端子部85を挟んで互いに対面している。
続いて、照明システム4を組み立てたときの有機ELモジュールの取付構造1の各構成部材の位置関係について説明する。
ダクトレール2は、図1,図10から読み取れるように、天井90に平行となるように設けられており、スライド溝9の開口は水平方向を向いている。すなわち、レール本体5は、天面形成部20を天面とする姿勢で固定されており、囲繞空間15は水平方向に開放されている。
また、ダクトレール2は、レール本体5の囲繞空間15内にソケット部材6が配されており、ソケット部材6は、ダクトレール2の延び方向(長さ方向Y)にスライド移動可能に支持されている。
ソケット部材6は、レール本体5の囲繞空間15内の所望の位置に配されており、ソケット部材6のソケット穴26は、レール本体5のスライド溝9と連通している。
接続部材42の第1接続部75に設けられたプラグ部60は、ダクトレール2のソケット部材6に嵌合されている。すなわち、プラグ部60は、図10に示されるように、レール本体5のスライド溝9を通過してソケット部材6のソケット穴26に嵌挿されている。
プラグ部60の傾斜面64,65,66,67は、図4から読み取れるように、ソケット穴26の傾斜面30,32,34,35と実質的に全面に亘って面接触しており、プラグ部60の端子部63は、ソケット穴26の嵌挿方向Zの底部に形成された端子部17と接触している。
ここでいう「実質的に面接触」とは、一方の面の90%以上の部位が接触している状態をいう。
すなわち、プラグ部60の傾斜面64,65,66,67は、ソケット穴26の傾斜面30,32,34,35と90%以上の部位で面接触している。プラグ部60の傾斜面64,65,66,67は、抜け落ち防止の観点から、95%以上の部位で面接触していることが好ましく、97%以上の部位で面接触していることがより好ましく、99%以上の部位で面接触していることが特に好ましい。
プラグ部60の強磁性部68,69は、ソケット部材6の磁力発生部18,19から磁力を受けており、プラグ部60は、ソケット穴26との嵌挿方向Zに付勢されている。
プラグ部60の傾斜面64に設けられた嵌合凹部73は、ソケット穴26の嵌合部31と嵌合している。
また、プラグ部60とソケット穴26の嵌合方向Zは、水平方向成分のみであり、鉛直方向に対して直交している。すなわち、第1接続部75は、水平方向に延びており、第2接続部76は、鉛直方向に延びている。言い換えると、第1接続部75は、垂直壁91に直交しており、第2接続部76は、垂直壁91と平行となっている。
接続部材42の第1接続部75に設けられた接続側コネクター部61は、図10に示されるように、有機ELパネル40のコネクター部材46と接続されている。
具体的には、接続側コネクター部61の端子部70内には、延伸コネクター部51の端子部56が嵌挿されており、接続側コネクター部61と延伸コネクター部51は、物理的及び電気的に接続されている。
また、この接続側コネクター部61の端子部70と延伸コネクター部51の端子部56の嵌合に伴って、接続部材42の係合片72a,72bは、延伸コネクター部51の切り欠き部57a,57bに嵌っており、互いに係合している。
端子部70と端子部56の接続部位は、その周囲が、延伸コネクター部51の外壁部、係合片72a,72b、及びパネル本体45の背面によって囲まれており、外部に露出していない。すなわち、端子部70と端子部56の接続部位は、使用者が接触できないようになっている。
連結部材43の長手方向の一方の端部に設けられた連結側コネクター部80は、図10に示されるように、接続部材42と反対側から、有機ELパネル40のコネクター部材46と接続されている。
具体的には、連結側コネクター部80の端子部82内には、有機ELパネル40の延伸コネクター部52の端子部58が嵌挿されており、連結側コネクター部80と延伸コネクター部52は、物理的及び電気的に接続されている。
また、連結側コネクター部80の端子部82と延伸コネクター部52の端子部58の嵌合に伴って、連結部材43の係合片84a,84bは、延伸コネクター部52の切り欠き部59a,59bに嵌っており、互いに係合している。
端子部82と端子部58の接続部位は、その周囲が、延伸コネクター部52の外壁部、係合片84a,84b、及びパネル本体45の背面によって囲まれており、外部に露出していない。すなわち、端子部82と端子部58の接続部位は、使用者が接触できないようになっている。
連結部材43の長手方向の他方の端部に設けられた連結側コネクター部81は、図10に示されるように、有機ELパネル40とは異なる他の有機ELパネル41のコネクター部材46と接続されている。
具体的には、連結側コネクター部81の端子部85内には、有機ELパネル41の延伸コネクター部51の端子部56が嵌挿されており、連結側コネクター部81と延伸コネクター部51は、物理的及び電気的に接続されている。
また、連結側コネクター部81の端子部85と延伸コネクター部51の端子部56の嵌合に伴って、連結部材43の係合片87a,87bは、延伸コネクター部51の切り欠き部57a,57bに嵌っており、互いに係合している。
端子部85と端子部56の接続部位は、その周囲が、延伸コネクター部51の外壁部、係合片87a,87b、及びパネル本体45の背面によって囲まれており、外部に露出していない。すなわち、端子部85と端子部56の接続部位は、使用者が接触できないようになっている。
有機ELパネル41は、図10に示されるように発光面47が水平方向を向いた鉛直姿勢となっている。すなわち、発光面47に対する垂線は、天井90と平行であって、垂直壁91に対して直交している。
パネル本体45の発光面47と、コネクター部材46の端子部56,58は、水平方向に離間して平行となっている。すなわち、コネクター部材46の端子部56と接続部材42の端子部70の嵌合方向は、パネル本体45の発光面47の広がり方向(面方向)と平行となっており、コネクター部材46の端子部58と連結部材43の端子部82の嵌合方向も、パネル本体45の発光面47の広がり方向と平行となっている。
また、有機ELパネル40の発光面47は、プラグ部60とソケット穴26の嵌合方向と同一方向を向いている。言い換えると、有機ELパネル40の発光面47の広がり方向は、プラグ部60とソケット穴26の嵌合方向と直交する関係となっている。
連結部材43によって連結された有機ELパネル40,41の発光面47,47は、同一平面上に並んでおり、ともに鉛直方向に並んでいる。
有機ELパネル40,41は、連結部材43による連結方向Xの端面同士が接触していない。すなわち、有機ELパネル40,41の間には、連結部材43によって隙間が形成されている。具体的には、有機ELパネル40,41の最も近接する端部間の距離は、パネル本体45の一辺の1/10以上1/2以下であることが好ましい。
垂直壁91と有機ELパネル41の発光面47は、平行となっており、これら垂直壁91と発光面47は、所定の間隔を空けて離間している。垂直壁91と発光面47の間隔は、5cm以上50cm以下であることが好ましく、10cm以上30cm以下であることがより好ましい。
有機ELモジュールの取付構造1の全体をみると、図1に示されるように、1本のダクトレール2に複数の有機ELモジュール3が接続されており、複数の有機ELモジュール3がダクトレール2の長手方向に並設されている。
ダクトレール2に接続された各有機ELモジュール3は、いずれも同一の接続部材42によってソケット部材6と有機ELパネル40が接続されており、さらに同一の連結部材43によって有機ELパネル40,41が接続されている。
すなわち、各有機ELモジュール3のソケット部材6と有機ELパネル40間の距離は一定となっており、各有機ELモジュール3の有機ELパネル40と有機ELパネル41間の距離も一定となっている。そのため、整然と有機ELパネル40,41が垂直壁91に並んだ印象を使用者に与えることができる。また、ダクトレール2は、各有機ELモジュール3に対して独立して給電可能となっている。
本実施形態の有機ELモジュールの取付構造1によれば、有機ELモジュール3とダクトレール2との接続をダクトレール2のソケット部材6と有機ELモジュール3のプラグ部60との嵌合によって、電気的及び物理的に接続している。そのため、ねじ等の締結要素を使用せずとも、ダクトレール2に有機ELモジュール3を取り付けることができる。
本実施形態の有機ELモジュールの取付構造1によれば、外側面に傾斜面64,65,66,67を備えたプラグ部60と、内側面に傾斜面30,32,34,35を備えたソケット穴26が嵌合してダクトレール2に有機ELモジュール3が取り付けられる。そのため、ダクトレール2と有機ELモジュール3を正確に接続することが可能であるとともに、有機ELモジュール3の脱着が容易である。
本実施形態の有機ELモジュールの取付構造1によれば、各有機ELモジュール3間で同一の長さの接続部材42及び連結部材43を使用することによって、各有機ELモジュール3の有機ELパネル40,41間の距離を一定にすることが可能である。そのため、整然と有機ELパネル40,41を垂直壁91に敷き詰めることができる。
第1実施形態の有機ELモジュールの取付構造1によれば、垂直壁91と発光面47が所定の間隔を空けて平行に配されているので、例えば、垂直壁91の色と、発光面47側の面であって発光面47以外の部分の色を同色にすることによって、点灯時に使用者に対して発光面47が天井7から浮いたように見せることができる。
本実施形態の有機ELモジュールの取付構造1によれば、ダクトレール2の長手方向において、有機ELモジュールをダクトレール2に対して相対的にスライド移動可能である。すなわち、有機ELモジュール3を取り付けた後に、間隔調整をすることができる。そのため、ダクトレール2の長手方向について決まった間隔で有機ELモジュール3を取り付ける場合でも、取付作業時に距離を測定して位置決めを行う作業が不要となり、有機ELモジュール3の取付作業の効率化が可能である。
本実施形態の有機ELモジュールの取付構造1によれば、ダクトレール2から有機ELモジュール3に設けられた有機ELパネル40,41の調光可能である。そのため、生活空間8を所望の明るさに調節することができる。
本実施形態の有機ELモジュールの取付構造1によれば、複数の異なる発光色を示す有機ELモジュール3を使用することによって、生活空間8を所望の色に照らすことができる。
具体的には、図11,図12から読み取れるように、一の有機ELモジュール3に暖色系の発光色(例えば、色温度が3000K)で発光可能な有機ELパネル40A,41A(以下、暖色系有機ELパネルともいう。)を1又は複数設け、一の有機ELモジュール3に対してダクトレール2の延び方向に隣接する他の有機ELモジュール3に寒色系の発光色(例えば、色温度が5000K)で発光可能な有機ELパネル40B,41B(以下、寒色系有機ELパネルともいう。)を1又は複数設ける。
そして、生活空間8を暖色系の発光色で照らしたい場合には、図11のように、暖色系の発光面47を持つ暖色系有機ELパネル40A,41Aをそれぞれ点灯させ、寒色系の発光面を持つ寒色系有機ELパネル40B,41Bをそれぞれ消灯させる。こうすることによって、生活空間8を暖色系の暖かさを感じさせる色で照らすことが可能となる。
また、生活空間8を寒色系の発光色で照らしたい場合には、図12のように、寒色系の発光面47を持つ寒色系有機ELパネル40B,41Bをそれぞれ点灯させ、暖色系の発光面を持つ暖色系有機ELパネル40A,41Aをそれぞれ消灯させる。こうすることによって、生活空間8を寒色系の冷たさを感じさせる色で照らすことが可能となる。
ここで、暖色系有機ELパネル40A,41Aを備えた有機ELモジュール3(以下、暖色系有機ELモジュール3Aともいう)で生活空間8を照らしている状態から、点灯する有機ELモジュール3Aを、寒色系有機ELパネル40B,41Bを備えた有機ELモジュール3(以下、寒色系有機ELモジュール3Bともいう)に切り替える場合について説明する。
暖色系有機ELモジュール3Aを消灯し、寒色系有機ELモジュール3Bを点灯させて、点灯する有機ELモジュール3を暖色系有機ELモジュール3Aから寒色系有機ELモジュール3Bに切り替えると、暖色系有機ELモジュール3Aの有機ELパネル40A,41Aは、消灯直後から一定時間(例えば、0.5秒〜2秒)発光したまま維持される。すなわち、生活空間8は明るさを維持したまま、発光色が変化するので、生活空間8内の色が使用者に緩やかに変化したように見せることができる。
第1実施形態の有機ELモジュールの取付構造1によれば、各有機ELモジュール3を独立して制御できるので、特定の有機ELモジュール3Dのみを点灯させることができる。そのため、点灯させる有機ELモジュール3Dの数によって、明るさを調整することもできる。また、図13のように点灯する位置も調整することができる。
続いて、本発明の第2実施形態の有機ELモジュールの取付構造100について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同様の符番を付して、説明を省略する。
第2実施形態の有機ELモジュールの取付構造100は、図14,図15から読み取れるように、第1実施形態の有機ELモジュールの取付構造1とダクトレール2のスライド溝9の開口の向きが異なる。
具体的には、第2実施形態の有機ELモジュールの取付構造100は、ダクトレール2のスライド溝9の開口が鉛直方向上方を向いている。
以下、照明システムを組み立てたときの有機ELモジュールの取付構造100の各構成部材の位置関係について説明する。
ダクトレール2は、図15,図16から読み取れるように、天井90(被設置面)に対して所定の間隔を空けて離間しており、スライド溝9の開口は天井90を向いている。すなわち、レール本体5は、背面形成部22を底面とする姿勢で固定されており、囲繞空間15は上方に向かって開放している。
また、プラグ部60とソケット穴26の嵌合方向Zは、鉛直方向成分のみであり、水平方向に対して直交している。
すなわち、第1接続部75は、鉛直方向上方に延びており、第2接続部76は、水平方向に延びている。言い換えると、第1接続部75は、垂直壁91と平行になっており、第2接続部76は、垂直壁91に対して直交している。
有機ELパネル41は、図16に示されるように発光面47が鉛直方向下方を向いた水平姿勢となっている。すなわち、発光面47に対する垂線は、天井90と直交し、垂直壁91と平行となっている。
連結部材43によって連結された有機ELパネル40,41の発光面47,47は、同一平面上に並んでおり、ともに水平方向に並んでいる。
第2実施形態の有機ELモジュールの取付構造100によれば、ダクトレール2のスライド溝9が鉛直方向上方を向いており、プラグ部60とソケット穴26の嵌合が背面形成部22の上方で行われる。そのため、使用者が不意に端子部17に触ってしまうことを防止できる。
また、第2実施形態の有機ELモジュールの取付構造100によれば、スライド溝9以外の部分が閉塞されているため、ダクトレール2にごみ等が入りにくい。
第2実施形態の有機ELモジュールの取付構造100によれば、天井90と発光面47が所定の間隔を空けて平行に配されているので、例えば、天井90の色と発光面47側の面であって発光面47以外の部分の色を同色にすることによって、使用者に対して発光面47が天井90から浮いたように見せることができる。
上記した実施形態では、プラグ部60の断面の外形形状が四角形状であったが、本発明はこれに限定されるものではない。図17(a)に示されるようにプラグ部60の断面の外形形状を三角形状等の多角形状としても良いし、図17(b)に示されるように円形状としてもよい。
上記の変更に伴いソケット部材6の断面の内形形状は、適宜、図17(a)に示されるように三角形状等の多角形状としても良いし、図17(b)に示されるように円形状としてもよい。なお、プラグ部60の断面の外形形状を円形状する場合には、周方向の回転を抑制する観点から、プラグ部60を複数設けることが好ましい。
また、上記した実施形態では、プラグ部60は四角錘状であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、プラグ部60は長円錘状や楕円錘状であってもよい。
さらに、上記した実施形態では、プラグ部60の外側面全体が傾斜面となっていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図17(c)に示されるような下面のみが傾斜面を持っていてもよい。同様に、上記した実施形態では、ソケット穴26の内側面全体が傾斜面となっていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図17(c)に示されるような下面のみが傾斜面を持っていてもよい。
上記した実施形態では、各有機ELパネル40,41の間隔が一定となるように隣接する有機ELモジュール3間で同一種類の接続部材42及び連結部材43を使用したが、本発明はこれに限定されるものではない。図18,図19に示されるような異なる種類の接続部材及び/又は連結部材で有機ELパネルを接続してもよい。すなわち、図18に示されるような本体部62の長さの異なる種類の接続部材42や、図19に示されるような本体部88の長さの異なる種類の連結部材43を用いて、図20に示される有機ELモジュールの取付構造130のように、各有機ELパネル40,41の間隔を調整してもよい。つまり、有機ELパネル40,41の間隔は等間隔でなくてもよい。
また、上記した実施形態では、連結部材43によって隣接する有機ELパネル40,41が離間するように有機ELパネル40,41を連結していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、図20に示される有機ELモジュール3aのように、短い連結部材43によって隣接する有機ELパネル40,41が実質的に隙間なく接触するように有機ELパネル40,41を連結してもよい。
上記した第1実施形態では、ダクトレール2のスライド溝9は、水平方向を向いていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、図21に示されるように、ダクトレール2のスライド溝9は、鉛直方向下向きを向いていてもよい。
上記した実施形態では、ソケット部材をダクトレール側に設け、プラグ部を有機ELモジュール側に設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ソケット部材を有機ELモジュール側に設け、プラグ部をダクトレール側に設けてもよい。すなわち、凹凸の嵌合関係を逆転させてもよい。
上記した実施形態では、有機ELモジュール3として2枚の有機ELパネル40,41を備えたものを使用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、有機ELモジュール3として1枚の有機ELパネルを備えたものであってもよいし、有機ELモジュール3として3枚以上の有機ELパネルを備えたものであってもよい。前者の場合は、連結部材43が不要となり、後者の場合は、連結部材43によって有機ELパネルを連結することが好ましい。
上記した実施形態では、接続部材の本体部は、第1接続部と第2接続部が直接接続されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の部材や部位を介して接続されていてもよい。
上記した実施形態では、接続部材101の本体部102は、第1接続部103と第2接続部104が直交していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、本体部102は、図22(a)に示されるように、円弧状に湾曲していてもよいし、図22(b)に示されるように、複数段階に曲がっていてもよい。
上記した実施形態では、有機ELパネル側の端子をメス端子とし、接続部材側の端子及び連結部材側の端子をオス端子としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、有機ELパネル側の端子をオス端子とし、接続部材側の端子及び連結部材側の端子をメス端子としてもよい。
上記した実施形態では、有機ELパネルと接続部材を接続するコネクター端子としてマイクロUSB端子を使用したが、本発明はこれに限定されるものではない。有機ELパネルと接続部材を接続するコネクター端子として、他の種類のUSB端子を使用してもよい。例えば、ミニUSB端子を使用してもよい。
上記した実施形態では、発光面47が生活空間8側を向いていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、発光面47が生活空間8と反対側、すなわち、天井90側を向いていてもよいし、垂直壁91側を向いていてもよい。また発光面47は床面92側を向いていてもよい。このようにすることで、間接照明への応用も可能である。
上記した実施形態では、パネル本体45は、発光面47を平面視したときに、四角形状をしていたが、本発明はこれに限定されるものではない。パネル本体45は、他の多角形状であってもよい。パネル本体45は、例えば、図23(a)のように三角形状であってもよいし、図23(b)のように六角形状であってもよい。パネル本体45は、隙間なく敷き詰めたり、一定の間隔で敷き詰めたりできる観点から、正多角形であることが好ましい。
また、パネル本体45は、図23(c)のように円形状であってもよいし、楕円形状であってもよい。
上記した第1実施形態の応用例として、照明システム4を構成する一部又は全部の有機ELパネルに、消灯時に少なくとも発光面47が鏡面となる有機ELパネルを使用してもよい。すなわち、鏡として機能する鏡面有機ELパネルを使用してもよい。
例えば、図24(a)のように、特定の有機ELパネル150bを消灯し、特定の有機ELパネル150bにダクトレール2の延び方向に隣接する有機ELパネル150aを点灯させる。こうすることで、使用者は、消灯した有機ELパネル150bを鏡として使用でき、点灯した有機ELパネル150aを鏡として機能する有機ELパネル150bを照らす照明として使用することができる。鏡の面積を大きくする観点から、図24のように、消灯時に全面が鏡面となる有機ELパネルを使用することが好ましい。すなわち、消灯時に生活空間8側であって発光面47以外の部位も鏡面となっている有機ELパネルを使用することが好ましい。
また、各有機ELパネル150の大きさは、全て同じである必要はなく、図24(b)のように大面積の有機ELパネル150cを混在させてもよい。
なお、有機ELモジュール内で、消灯時に鏡面となる有機ELパネルと、消灯時に発光面以外の部分が垂直壁91と同系色となる有機ELパネルとを混在させて併用させてもよい。
上記した第1実施形態では、いずれの有機ELモジュール3の接続部材42も第2接続部76が第1接続部75から下側に向けて折れ曲がっていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2接続部76が第1接続部75から上側に向けて折れ曲がっていてもよい。また、図25のように、第2接続部76が第1接続部75から下側に向けて折れ曲がっていた有機ELモジュール160と、第2接続部76が第1接続部75から上側に向けて折れ曲がっていた有機ELモジュール161が混在してもよい。
1,100,130 有機ELモジュールの取付構造
2 ダクトレール
3,160,161 有機ELモジュール
5 レール本体
6 ソケット部材(ダクト側コネクター部)
9 スライド溝(溝部)
40,41,150 有機ELパネル
42,101 接続部材
43 連結部材
47 発光面
51,52 延伸コネクター部(連結用コネクター部,パネル側コネクター部)
60 プラグ部(モジュール側コネクター部)
61 接続側コネクター部
62,102 本体部
75,103 第1接続部(第1本体部)
76,104 第2接続部(第2本体部)
80,81 連結側コネクター部

Claims (11)

  1. ダクトレールに対して有機ELモジュールを取り付ける有機ELモジュールの取付構造であって、
    前記ダクトレールは、レール本体と、ダクト側コネクター部を有し、
    前記レール本体は、溝部を有し、
    前記有機ELモジュールは、発光面を備えた有機ELパネルと、モジュール側コネクター部を有し、
    前記モジュール側コネクター部は、前記ダクト側コネクター部と対をなし、互いに嵌合可能であり、
    前記ダクトレールに対して前記有機ELモジュールを取り付けた状態において、前記溝部を通過して前記モジュール側コネクター部と前記ダクト側コネクター部が嵌合し、前記モジュール側コネクター部と前記ダクト側コネクター部の嵌合方向は、前記発光面の広がり方向と略直交することを特徴とする有機ELモジュールの取付構造。
  2. 前記ダクト側コネクター部は、前記溝部に沿ってスライド移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の有機ELモジュールの取付構造。
  3. 前記ダクトレールに対して前記有機ELモジュールを取り付けた状態において、前記有機ELモジュールは、前記ダクト側コネクター部と前記モジュール側コネクター部の嵌合を介して、前記ダクトレールによって片持ち状に支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機ELモジュールの取付構造。
  4. 前記モジュール側コネクター部と前記ダクト側コネクター部の嵌合方向は、水平方向であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の有機ELモジュールの取付構造。
  5. 前記モジュール側コネクター部と前記ダクト側コネクター部の嵌合方向は、鉛直方向上方を向いていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の有機ELモジュールの取付構造。
  6. 前記有機ELモジュールは、接続部材を有し、
    前記有機ELパネルは、パネル側コネクター部を有し、
    前記接続部材は、本体部を有しており、
    前記本体部は、第1本体部と、第2本体部を有し、
    前記第1本体部及び前記第2本体部は、ともに長尺体であって、直接又は間接的に接続されており、
    前記第1本体部の長手方向は、前記第2本体部の長手方向に対して直交しており、
    前記第1本体部の端部は、前記モジュール側コネクター部を備えており、
    前記第2本体部の端部は、前記パネル側コネクター部と接続可能な接続側コネクター部を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の有機ELモジュールの取付構造。
  7. 前記パネル側コネクター部は、前記有機ELパネルの背面側に位置するものであって、前記接続側コネクター部と嵌合しており、
    前記パネル側コネクター部と前記接続側コネクター部の嵌合方向は、前記有機ELパネルの発光面と略平行であることを特徴とする請求項6に記載の有機ELモジュールの取付構造。
  8. 1つのダクトレールに対して複数の有機ELモジュールを取り付ける有機ELモジュールの取付構造であって、
    前記有機ELモジュールは、1又は複数の有機ELパネルを備え、
    前記ダクトレールから各有機ELモジュールで独立して給電可能であり、
    一の有機ELモジュールの有機ELパネルは、前記ダクトレールの延び方向に隣接する他の有機ELモジュールの有機ELパネルと異なる発光色で発光可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の有機ELモジュールの取付構造。
  9. 前記一の有機ELモジュールの有機ELパネルは、暖色系の発光色で発光可能であり、
    前記他の有機ELモジュールの有機ELパネルは、寒色系の発光色で発光可能であることを特徴とする請求項8に記載の有機ELモジュールの取付構造。
  10. 1つのダクトレールに対して複数の有機ELモジュールを取り付ける有機ELモジュールの取付構造であって、
    前記有機ELモジュールは、発光面を備えた有機ELパネルを有し、
    一の有機ELモジュールの有機ELパネルは、消灯時に発光面が鏡面を形成するものであり、
    前記一の有機ELモジュールに隣接する有機ELモジュールの有機ELパネルを点灯した状態で、前記一の有機ELモジュールの有機ELパネルを消灯可能であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の有機ELモジュールの取付構造。
  11. レール本体とダクト側コネクター部を有したダクトレールに対して取り付けられる有機ELモジュールにおいて、
    前記レール本体は、溝部を有するものであり、
    前記ダクト側コネクター部は、前記溝部に沿ってスライド移動可能であり、
    発光面を備えた有機ELパネルと、モジュール側コネクター部を有し、
    前記モジュール側コネクター部は、前記ダクト側コネクター部と対をなし、互いに嵌合可能であり、
    前記ダクトレールに対して取り付けた際に、前記モジュール側コネクター部が前記溝部を通過して前記ダクト側コネクター部と嵌合し、前記ダクト側コネクター部との嵌合方向が前記発光面の広がり方向と直交することを特徴とする有機ELモジュール。
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