JPWO2016136215A1 - 制御装置およびトラフィック制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体 - Google Patents

制御装置およびトラフィック制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体 Download PDF

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Abstract

本発明は、トラフィック量の変動に対応して、ネットワークの帯域容量を超えるトラフィック量を削減する制御装置等を提供する。その制御装置は、入力トラフィックに含まれる各フローにおける計測区間あたりの通信量を計測し、少なくとも、計測したフローごとの通信量および計測した時刻を表す情報を含むトラフィック情報を生成する情報解析部と、トラフィック情報に基づいて、計測区間ごとに、入力トラフィックにおける各フローの通信量の順位であるランキングを表すランキング情報を生成し、過去の複数のランキング情報の変化傾向に基づいて、ランキングが特定の方向に変化する傾向のフローを、通信量を削減する対象である削減対象フローとして選択する削減対象選択部と、削減対象フローに対して、通信量の削減処理を行うトラフィック制御部とを含む。

Description

本発明は、情報処理装置(コンピュータ)を用いた通信システムにおけるトラフィックの制御装置に関する。
ビデオ配信システムなどにおいて、特定の映像コンテンツへのアクセス増加などにより、ビデオ配信サーバと端末とを接続するネットワークにおける帯域容量の超過が発生することがある。このような帯域容量の超過の対策として、一部のトラフィックに対して帯域削減を行うことにより、全体のトラフィック量を削減する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、ネットワーク帯域の飽和に際して、帯域の飽和を回避する方法が開示されている。この特許文献1に記載された方法においては、少なくとも1つの犠牲ストリームのデータ量が、圧縮技術等を用いて削減される。特許文献1には、データ削減対象である犠牲ストリームを選択する方法の一つとして、最大のデータ量を有するストリームを選択する方法が例示されている。
また、特許文献2には、ネットワークの輻輳を制御する方法が開示されている。この特許文献2に開示された方法においては、悪性フローのパケットに優先的に廃棄することを示すタグが付与される。悪性フローは、フローの持続時間または通信量などの特徴情報に応じて、特定される。
また、特許文献3には、輻輳を制御する情報中継装置が開示されている。この特許文献3に記載された方法においては、情報中継装置が、契約帯域容量を超える通信を行う不正フローを制御する。情報中継装置は、パケット数のしきい値を超えたフローを不正フローとして選択する。
特開2009−201107号公報 特開2006−319747号公報 特開2005−277804号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に開示された方法または情報中継装置においては、トラフィック量の変動に対する反応が遅いという問題がある。その理由は、現在の時点におけるトラフィック状態に基づいて帯域削減を行うからである。すなわち、これらの方法または情報中継装置は、トラフィック量が増加した結果が測定されてからネットワークの帯域削減の対処を行うので、トラフィック量の増加が急激な場合には帯域削減への対応が遅れてしまう。
本発明の一つの目的は、上述したトラフィック量の変動に対する対応における問題を改善することにある。すなわち、本発明の一つの目的は、トラフィック量の変動に対するネットワークの帯域削減への対応の遅れを低減する制御装置などを提供することにある。
上記の目的を達成すべく、本発明の一態様に係る制御装置は、以下の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、本発明の一態様に係る制御装置は、
入力トラフィックに含まれる各フローにおける計測区間あたりの通信量を計測する計測処理を行い、少なくとも、計測した前記フローごとの前記通信量および計測した時刻を表す情報を含むトラフィック情報を生成する情報解析手段と、
前記トラフィック情報に基づいて、前記計測区間ごとに、前記入力トラフィックにおける前記各フローの通信量の順位であるランキングを表すランキング情報を生成し、過去の複数の計測区間にわたるランキング情報の変化傾向に基づいて、前記ランキングが特定の方向に変化する傾向のフローを、通信量を削減する対象である削減対象フローとして選択する削減対象選択手段と、
前記削減対象フローに対して、通信量を削減する削減処理を行い、前記削減処理を行った前記削減対象フローを、前記入力トラフィックに含まれる他のフローと共に出力トラフィックとして送信するトラフィック制御手段とを含む。
また、上記の同目的を達成すべく、本発明の一態様に係るトラフィック制御方法は、情報処理装置によって、
入力トラフィックに含まれる各フローにおける計測区間あたりの通信量を計測する計測処理を行い、
少なくとも、計測した前記フローごとの前記通信量および計測した時刻を表す情報を含むトラフィック情報を生成し、
前記トラフィック情報に基づいて、前記計測区間ごとに、前記入力トラフィックにおける前記各フローの通信量の順位であるランキングを表すランキング情報を生成するランキング情報生成処理を行い、
過去の複数の計測区間にわたるランキング情報の変化傾向に基づいて、前記ランキングが特定の方向に変化する傾向のフローを、通信量を削減する対象である削減対象フローとして選択する選択処理を行い、
前記削減対象フローに対して、通信量を削減する削減処理を行い、
前記削減処理を行った前記削減対象フローを、前記入力トラフィックに含まれる他のフローと共に出力トラフィックとして送信する送信処理を行う。
また、同目的は、上記の各構成を含む制御装置、並びに対応する方法を、コンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、およびそのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本発明には、トラフィック量の変動に対して、ネットワークの帯域容量を超えるトラフィック量を、早期に削減することができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る制御装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信システムにおける通信環境の一例を示す構成図である。 本発明の第2の実施形態に係るゲートウェイ(制御装置)100の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるゲートウェイ(制御装置)100の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるランキングの推移とランキング傾きとの関係の一例を表す概念図である。 本発明の各実施形態、および、その変形例に係る制御装置および通信システムに適用可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成を例示する図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る制御装置1の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施形態に係る制御装置1は、情報解析部2、削減対象選択部3、およびトラフィック制御部4を含む。制御装置1は、さらに、トラフィック情報を記憶することができる記憶装置を含んでもよい。記憶装置は、例えば、半導体メモリ装置やディスク装置により実現される。記憶装置は、制御装置1の外にある装置であってもよい。
制御装置1の各部は、専用のハードウェアデバイス、または論理回路によって構成されても良い。または、制御装置1は、CPU(Central Processing Unit:図示せず)を用いて実行されるコンピュータ・プログラム(ソフトウェア・プログラム)の制御により動作する一般的な情報処理装置(コンピュータ)によって構成されても良い。なお、この制御装置1をコンピュータによって実現したハードウェア構成例については、図6を参照して後述する。
情報解析部2は、入力トラフィック10に含まれる各トラフィックフロー(以下、単に「フロー」とも言う)における計測区間(単位時間)あたりの通信量を計測する。そして、情報解析部2は、少なくとも、計測した各フローの通信量および計測した時刻を表す情報を含むトラフィック情報を生成する。情報解析部2は、トラフィック情報を記憶装置に格納してもよい。
削減対象選択部3は、トラフィック情報に基づいて、計測区間ごとに、入力トラフィック10における、各フローの通信量の順位(ランキング)を表すランキング情報を生成する。さらに、削減対象選択部3は、過去の複数の計測区間にわたるランキング情報の変化傾向(推移)に基づいて、ランキングが特定の方向に変化する傾向のフローを、トラフィック(通信量)を削減する対象のフロー(以下、「削減対象フロー」と言う)として選択する。
トラフィック制御部4は、選択された削減対象フローに対して、帯域削減処理(通信量の削減処理)を行う。帯域削減処理の方法は、トランスコーディングなどの一般的な技法を採用することができる。そして、トラフィック制御部4は、帯域削減処理後の削減対象フローを、入力トラフィック10に含まれる他のフローと共に、出力トラフィック11として出力する。
削減対象選択部3およびトラフィック制御部4は、出力トラフィック11が、所定のネットワークの帯域容量以下になるまで、上記の動作を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、トラフィック量の変動に対して、ネットワークの帯域容量を超えるトラフィック量を、早期に削減することができるという効果がある。
その理由は、削減対象選択部3が、通信量のランキング情報が特定の方向に変化する傾向にあるフローを、トラフィックを削減する削減対象フローとして選択するからである。
例えば、削減対象選択部3が、通信量が多いほど、順位が上昇するランキング情報を生成する場合ならば、削減対象選択部3は、ランキング情報が上昇傾向のフローを削減対象フローとして選択することができる。したがって、削減対象選択部3は、通信量が最大になる前、すなわち、ランキングが最上位になる前に、ランキングの推移が上昇傾向を示した時点で削減対象フローとして選択することが可能となる。すなわち、本実施形態は、あるフローの通信量の順位が最大となるまで待ってから、トラフィックの削減対象とする場合より早期に、通信量が増大するフローに対するトラフィック制御を開始することができる。これにより、本実施形態は、変動するアクセス状況に応じてきめ細かい効率的な帯域削減を実現することができる。なお、本実施形態は、通信量が多いほど、ランキングが下降することとした場合においても、同様の制御を行うことが可能である。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする第2の実施形態について説明する。以下では、第2の実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明し、第1の実施形態と同様な構成を有する第2の実施形態の構成要素には、第1の実施形態で付した参照符号と同一の参照符号を付し、その構成要素について重複する詳細な説明は省略する。
本実施形態は、一例として、ビデオコンテンツの配信が行われる通信システムにおいて、本発明を適用した場合を説明する。
まず、図2を参照して、以下に本実施形態の構成を説明する。図2は、本発明の第2の実施形態に係る通信システムにおける通信環境の一例を示す構成図である。図2を参照すると、本実施形態は、ゲートウェイ100、端末200a〜200d(以下、200a〜dと記載)、無線基地局300a〜300b(以下、300a〜bと記載)、およびビデオ配信サーバ400a〜400b(以下、400a〜bと記載)を含む。ゲートウェイ100は、後述されるように第1の実施形態における制御装置1の構成を含む。
ゲートウェイ100、端末200a〜d、およびビデオ配信サーバ400a〜bの各部は、専用のハードウェアデバイス、または論理回路によって構成されても良い。または、ゲートウェイ100、端末200a〜d、およびビデオ配信サーバ400a〜bは、CPU(Central Processing Unit:図示せず)を用いて実行されるコンピュータ・プログラム(ソフトウェア・プログラム)の制御により動作する一般的な情報処理装置(コンピュータ)によって構成されても良い。なお、このゲートウェイ100、端末200a〜d、およびビデオ配信サーバ400a〜bをコンピュータによって実現したハードウェア構成例については、図6を参照して後述する。
ゲートウェイ100は、インターネット(第1のネットワーク)1002と、コアネットワーク(第2のネットワーク)1001とを接続する。コアネットワーク1001には、複数の端末200a〜dが、無線基地局300a〜bを介して接続されている。一方、インターネット1002には、ビデオコンテンツを配信するビデオ配信サーバ400a〜bが接続されている。端末200a〜dは、コアネットワーク1001、およびインターネット1002を経由して、ビデオ配信サーバ400a〜bに対し、ビデオ配信要求を送信する。ビデオ配信サーバ400a〜bは、インターネット1002、およびコアネットワーク1001を経由して、端末200a〜dに対し、ビデオ配信要求に応じたビデオコンテンツを配信する。すなわち、本実施形態において、ゲートウェイ100は、ビデオ配信サーバ400a〜bから端末200a〜dに対する、すべてのビデオコンテンツの配信トラフィックフローが経由する位置にある。
各端末200a〜dは、任意のタイミングでビデオ配信要求を送信する。したがって、多数のビデオ配信要求が、偶然、時間的に近いタイミングで送信されることがある。このような場合には、それらのビデオ配信要求に対するビデオ配信トラフィックが、ビデオ配信サーバ400a〜bからゲートウェイ100を介して、コアネットワーク1001に流れ込む。このとき、ビデオ配信トラフィックのトラフィック量(総通信量)が、コアネットワーク1001の帯域容量を超過する場合、パケット損失および大きな通信遅延が発生する。その結果、端末200a〜dにおけるコンテンツ再生品質が、非常に悪化するという問題が発生する。
本実施形態は、上述した集中的なビデオ配信トラフィックが発生した際に、ゲートウェイ100が、コアネットワーク1001における帯域容量超過を防ぐ場合を想定した一例である。ゲートウェイ100は、ビデオ配信トラフィックに含まれる一部のフローに対して、帯域削減を行う。すなわち、本実施形態において、インターネット1002を介してゲートウェイ100に流れ込むビデオ配信トラフィックが、第1の実施形態における入力トラフィック10に対応する。同様に、ゲートウェイ100からコアネットワーク1001に対して送り出されるトラフィックが、第1の実施形態における出力トラフィック11に対応する。
ゲートウェイ100は、第1の実施形態における制御装置1を基本とする。ゲートウェイ100は、第1の実施形態に係る制御装置1を基本とする制御装置の構成要素と、ゲートウェイとしての機能を実現する図示しない各種機能部とを含む。以下、ゲートウェイ100において制御装置1を基本とする制御装置の部分は、制御装置100とも呼ばれる。ゲートウェイ100における制御装置100の構成要素は、例えば、ゲートウェイ100におけるコアネットワーク1001側の出力ポートに接続されてもよい。または、制御装置100の構成要素は、コアネットワーク1001側へ出力するトラフィックフローのうち、図示しないルーティング処理部などにより帯域容量制御の対象として転送された一部のフローの出力ポートに接続されてもよい。
次に、図3を参照して、ゲートウェイ(制御装置)100の構成を説明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係るゲートウェイ100(制御装置)の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、ゲートウェイ100は、情報解析部2、削減対象選択部3、トラフィック制御部4、記憶装置5、情報収集部107、並びに、通信インタフェース(IF:InterFace)110および111を含む。記憶装置5は、トラフィック情報6を記憶することができる。記憶装置5は、例えば、半導体メモリ装置やディスク装置により実現される。
本実施形態は、情報収集部107と通信IF110および111を含む点が第1の実施形態と異なる。
通信IF110は、コアネットワーク1001に対する送受信を行うことができるインタフェースである。また、通信IF111は、インターネット1002に対する送受信を行うことができるインタフェースである。
情報収集部107は、通信IF111を介してインターネット1002から受信した入力トラフィック10に含まれる各フローから、フローごとに、少なくとも通信量を含むヘッダ情報などのフローに関する情報を抽出する。そして、情報収集部107は、抽出した情報(抽出情報)を情報解析部2に対して出力する。また、情報収集部107は、受信した入力トラフィック10を、トラフィック制御部4へ出力する。
本実施形態における情報解析部2、削減対象選択部3、およびトラフィック制御部4の各構造と内容は、以下の点を除いて、上述した第1の実施形態を基本とする。
まず、情報解析部2は、情報収集部107から得る抽出情報に基づいて、入力トラフィック10に含まれる各フローにおける計測区間あたりの通信量を計測する。さらに、情報解析部2は、各フローの通信量に基づいて入力トラフィック10の総通信量を算出する。そして、情報解析部2は、入力トラフィック10の総通信量が、所定の帯域しきい値を超えるか否かに基づいて、第1の実施形態を基本とする一連のトラフィック量の削減処理の開始および終了を制御する。
また、削減対象選択部3は、フローごとのランキング情報の変化傾向の一例として、過去の複数の計測区間にわたるランキング情報の変化傾向(推移)を表すランキング傾き情報を算出する。本実施形態において、ランキング傾きは、一例として、時刻とランキングとを軸とするグラフにおいて、過去の2つ以上の計測区間におけるランキングを表す点を結ぶ直線の傾きとする。
図5は、第2の実施形態におけるランキングの推移とランキング傾きとの関係の一例を表す概念図である。図5は、縦軸にランキング(情報)を、また、横軸に計測区間を表す時刻tを使った、あるフローのランキング推移を表す図である。なお、縦軸においては、上方がランキングが、より高いことを表す。図5を参照すると、ランキングが上昇した区間において、ランキングの傾き20はプラス(正)の値となる。一方、ランキングが下降した区間において、ランキングの傾き21はマイナス(負)の値となる。すなわち、削減対象選択部3は、ランキングの傾き情報によって、過去の複数の計測区間におけるランキングの推移(上昇中または下降中)を判断することができる。
また、トラフィック制御部4は、情報収集部107で取得される入力トラフィック10から、削減対象フローを取り出し、取り出した削減対象フローに対して帯域削減処理を行う。そして、トラフィック制御部4は、残りの入力トラフィック10に含まれるフローと、帯域削減処理を行った削減対象フローとを合わせた出力トラフィック11をコアネットワーク1001に対して送信する。
以上、本実施形態における情報解析部2、および、トラフィック制御部4の各構造と内容は、上述した点以外は、第1の実施形態と同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。
記憶装置5、およびトラフィック情報6は、上述した第1の実施形態における記憶装置、およびトラフィック情報を基本とする。記憶装置5、およびトラフィック情報6の構造と内容は、第1の実施形態と同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。
次に、図4を参照して、上述した構成を備える本実施形態の動作について詳細に説明する。図4は、第2の実施形態におけるゲートウェイ(制御装置)100の動作を示すフローチャートである。以下では、一例として、図2に示すフロー500a〜500d(以下、500a〜dと記載)が発生している場合を説明する。すなわち、入力トラフィック10は、フロー500a〜dという4つのフローを含む。なお、フロー500aは、ビデオ配信サーバ400aから端末200aへ配信されるビデオコンテンツのフローである。同様に、フロー500bは、ビデオ配信サーバ400aから端末200bへ配信されるビデオコンテンツのフローである。同様に、フロー500cは、ビデオ配信サーバ400bから端末200cへ配信されるビデオコンテンツのフローである。同様に、フロー500dは、ビデオ配信サーバ400bから端末200dへ配信されるビデオコンテンツのフローである。
まず、情報収集部107が、インターネット1002を介して受信した入力トラフィック10から各フローに関する情報を抽出する(ステップS10)。一例として、情報収集部107は、フローごとに、少なくとも通信量を含むヘッダ情報などを抽出する。情報収集部107は、抽出した情報を情報解析部2に対して出力する。また、情報収集部107は、入力トラフィック10をトラフィック制御部4に対して出力する。
情報解析部2は、情報収集部107から得た抽出情報を、フローごとに、計測区間にわたって解析する(ステップS11)。例えば、情報解析部2は、計測区間の間、抽出情報を受ける度に、フローごとの通信量を加算する。
情報解析部2は、ステップS11で解析した結果を、計測区間ごとのトラフィック情報6として生成し、そのトラフィック情報6を記憶装置5に蓄積する(ステップS12)。具体例として、本実施形態では、トラフィック情報6は、フロー識別子情報、開始時刻情報、および通信量情報を含む。フロー識別子情報は、フローを一意に識別する情報である。開始時刻情報は、そのトラフィック情報6において計測を開始した時刻(計測区間の始まりの時刻)である。計測区間の途中でフローが開始された場合、開始時刻情報は、フローの開始時刻である。通信量情報は、フロー識別子情報に対応するフローの、計測区間における加算された通信量である。
以下に、計測区間Tiにおけるトラフィック情報6の一例を示す。なお、以下では、トラフィック情報6の各要素の名称における末尾の「情報」という言葉は、省略されている。また、通信量の単位は、「Mbyte」とする。
計測区間Tiにおけるトラフィック情報6:
フロー識別子=フロー500a、開始時刻=t3、通信量=160
フロー識別子=フロー500b、開始時刻=t3、通信量=95
フロー識別子=フロー500c、開始時刻=t3、通信量=100
フロー識別子=フロー500d、開始時刻=t3、通信量=170。
さらに、情報解析部2は、各フローの通信量を合計することなどにより、入力トラフィック10の総通信量を算出する。そして、情報解析部2は、入力トラフィック10の総通信量が帯域しきい値を超えるかどうかを判定する(ステップS13)。なお、帯域しきい値は、例えば、コアネットワーク1001の帯域容量に基づいて定められていてもよい。
情報解析部2が入力トラフィック10の総通信量が帯域しきい値を超えると判断した場合(ステップS13のYES)、ゲートウェイ100は、トラフィックの削減を行う。すなわち、情報解析部2は、削減対象選択部3に対して、削減対象フローの選択を指示する。削減対象選択部3は、過去の複数の計測区間におけるフローごとのランキング情報、およびランキング傾き情報を算出(解析)する(ステップS14)。
例えば、本実施形態では、削減対象選択部3は、過去の3つの計測区間Ti〜Ti−2におけるトラフィック情報6を対象として、解析を行うこととする。具体例として、削減対象選択部3は、計測区間Tiおよび、さらに過去の2つの計測区間Ti−1およびTi−2におけるトラフィック情報6を、記憶装置5から読み出す。以下に、計測区間Ti−1およびTi−2におけるトラフィック情報6を、一例として示す。
計測区間Ti−1におけるトラフィック情報6:
フロー識別子=フロー500a、開始時刻=t2、通信量=120
フロー識別子=フロー500b、開始時刻=t2、通信量=130
フロー識別子=フロー500c、開始時刻=t2、通信量=85
フロー識別子=フロー500d、開始時刻=t2、通信量=180
計測区間Ti−2におけるトラフィック情報6:
フロー識別子=フロー500a、開始時刻=t1、通信量=70
フロー識別子=フロー500b、開始時刻=t1、通信量=120
フロー識別子=フロー500c、開始時刻=t1、通信量=90
フロー識別子=フロー500d、開始時刻=t1、通信量=185。
まず、削減対象選択部3は、例えば、上述した計測区間Ti〜Ti−2において、トラフィック情報6の通信量が多いフローを上位とする順位(ランキング)を表す各ランキング情報を算出する。以下に、削減対象選択部3が算出したランキング情報を、計測区間が古い順に示す。なお、以下のランキング情報における順位の表記では、フロー識別子の符号部分を用いて、各フローが表される。
計測区間Ti−2におけるランキング情報:
1位=500d、2位=500b、3位=500c、4位=500a
計測区間Ti−1におけるランキング情報:
1位=500d、2位=500b、3位=500a、4位=500c
計測区間Tiにおけるランキング情報:
1位=500d、2位=500a、3位=500c、4位=500b。
次に、削減対象選択部3は、フローごとのランキング傾き情報を算出する。ランキング傾き情報は、本実施形態では、ランキングの変化傾向を傾きとして表した情報である。上述した通り、本実施形態において、ランキング傾きは、一例として、時刻とランキングとを軸とするグラフにおいて、過去の2つ以上の計測区間におけるランキングを表す点を結ぶ直線の傾きとする。2点間の直線の傾きは、例えば、(ランキングの変化量)を(時間の変化量)で割ることによって求めることができる。本実施形態において、削減対象選択部3は、一例として、連続する2つの計測区間ごとにランキング傾きを求める。すなわち、「時間」を「計測区間」として捉えると、上記の(時間の変化量)は、「1」である。したがって、ランキング傾き情報は、ランキングの変化量そのものである。
具体的には、例えば、ランキングが1位上がると、ランキング傾き情報は「1」である。同様に、ランキングが2位下がると、ランキング傾き情報は「−2」である。また、ランキングが変化しなかった区間については、ランキング傾き情報は「0」である。
上述した計測区間Ti〜Ti−2の場合、削減対象選択部3は、計測区間Ti−1〜Ti−2と、計測区間Ti〜Ti−1との2つ区間の傾きを、各フローについて求める。例えば、フロー500aのランキング傾き情報は、両区間とも1位ずつ上昇しているので、両区間とも「1」である。同様に、フロー500bのランキング傾き情報は、「0」と「−2」である。フロー500cのランキング傾き情報は、「−1」と「1」である。フロー500dのランキング傾き情報は、両区間とも1位のままであったので、両区間とも「0」である。
次に、削減対象選択部3は、ランキング傾き情報に基づいて、帯域削減対象とするフロー(削減対象フロー)を選択する(ステップS15)。削減対象選択部3は、一例として、複数のランキング傾きを合計した値によって、最もランキングの上昇傾向が高いフローを評価する。すなわち、削減対象選択部3は、まず、フローごとに、2つのランキング傾き情報を合計する。具体的には、フロー500a〜dのランキング傾き情報の各合計は、順に、「2」、「−2」、「0」、および「0」である。そして、削減対象選択部3は、その合計が最も大きいフロー500aを、削減対象フローとして選択する。このようにして、削減対象選択部3は、フロー500aをもたらすアクセスが継続的に増加していることを認識し、そのフロー500aを削減対象フローとして選択することができる。削減対象選択部3は、トラフィック制御部4に対して、選択した削減対象フローを示すフロー識別子を通知する。
次に、トラフィック制御部4は、選択された削減対象フローに対する帯域削減処理を行う(ステップS16)。トラフィック制御部4は、ステップS10において、情報収集部107から得た入力トラフィック10から削減対象フローを取り出し、取り出したフローに対して帯域削減処理を行う。例えば、トラフィック制御部4は、フロー500aに対して、トランスコーディングなどによるトラフィック圧縮を行ってもよい。
次に、トラフィック制御部4は、帯域削減処理によって削減された通信量が、帯域削減の目標量(以下、「帯域削減目標量」と言う)に達したかどうかを判断する(ステップS17)。帯域削減目標量は、入力トラフィック10の総通信量と、帯域しきい値(ステップS13)との差である。
帯域削減目標量に達しなかった場合(ステップS17のNO)、トラフィック制御部4は、削減対象選択部3に対して、次の削減対象フローを追加することを指示する。この後、削減対象選択部3は、ステップS15に戻る。そして、削減対象選択部3は、既に選択されたフローを除いた残りのフローから、次の(新たな)削減対象フローを選択する。帯域削減目標量に達するまで、ステップS15〜S17の処理が繰り返される。
帯域削減目標量に達した場合(ステップS17のYES)、トラフィック制御部4は、帯域削減処理を行った削減対象フローと、入力トラフィック10に含まれる残りのフローとを合わせた出力トラフィック11として、通信IF110を介して送信する。その後の処理は、ステップS10に戻る。そして、このような帯域削減処理は、ステップS13において入力トラフィック10の総通信量が帯域しきい値以下になると判定されるまで繰り返される。その間、トラフィック制御部4は、削減対象フローの指定が解除されるか、または、別の削減対象フローが指定されるまで、削減対象フローに対する帯域削減処理から出力トラフィック11の送信までを継続的に実行してもよい。
なお、ステップS15〜S17の繰り返しの際、既に削減対象フローとして選択されたフロー(先行削減対象フロー)がある場合、ステップS16において、トラフィック制御部4は、その先行削減対象フローに対しても帯域削減処理を行ってもよい。または、ステップS15において、先行削減対象フローに対する帯域削減を行っても帯域削減目標量に達しない場合に、削減対象選択部3は、新たな削減対象フローを選択するように動作してもよい。または、ステップS15において、先行削減対象フローの通信量が所定のしきい値を下回るなどの所定条件を満たした場合、削減対象選択部3は、新たな削減対象フローを選択するとともに、先行削減対象フローの指定を解除してもよい。
入力トラフィック10の総通信量が帯域しきい値以下になった場合(ステップS13のNO)、情報解析部2は、削減対象フローがあれば、その帯域削減の指定を解除する(ステップS20)。すなわち、情報解析部2は、削減対象フローおよび上述した先行削減対象フローを含めて、すべての帯域削減処理を止めるようにトラフィック制御部4に対して指示してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、トラフィック量の変動に対して、ネットワークの帯域容量を超えるトラフィック量を、早期に削減することができるという効果がある。
その理由は、削減対象選択部3は、通信量のランキングが上昇傾向のフローを、トラフィックを削減する削減対象フローとして選択するからである。
例えば、背景技術欄で上述した特許文献1の方法では、削減対象フローとして、直近の計測区間Tiにおいて通信量が最も大きいフローであるフロー500dが選択される。しかし、本実施形態における削減対象選択部3は、現在までの通信量においては、まだ最大ではないが、ランキングの上昇傾向が最も高く、通信量が近い将来において最大となる可能性が予測されるフロー500aを、削減対象フローとして選択することができる。もし、フロー500aのランキング上昇が続いた結果、次の計測区間Ti+1において、フロー500aがランキング1位となった場合、特許文献1の方法では、本実施形態に遅れて、次の計測区間になってからフロー500aが選択される。
本実施形態における削減対象選択部3は、フロー500aのランキングの上昇傾向に基づいて、通信量が最大になることを予測するので、削減対象選択部3は、通信量が最大になる少し前から、フロー500aを帯域削減処理の対象とすることができる。この結果、本実施形態は、特許文献1に比べて、より早くトラフィックの変動に対応することが期待できる。
(第2の実施形態の変形例)
なお、本実施形態の変形例としては以下のようなものが考えられる。
例えば、同じトラフィック傾向のフローをグループ化したフローグループごとに制御することにより、さらにトラフィック変動の予測精度が高い帯域削減処理が可能となる。この変形例においては、情報収集部107は、フローごとに、通信量に加えて、グループ化の指標となる情報(指標情報)を収集する。例えば、情報収集部107は、「スポーツ」または「映画」などのコンテンツ種別を取得してもよい。さらに、情報解析部2は、指標情報に基づいて、各フローをフローグループにグループ分けする。例えば、同じコンテンツ種別のフローを同じフローグループとしてもよい。情報解析部2は、各フローのトラフィック情報6にフローグループを表すフローグループ情報を含めて生成する。
そして、削減対象選択部3は、先に選択された削減対象フローのフローグループに基づいて、追加の削減対象フローを選択する。例えば、ステップS17(図4)において、帯域削減目標量に達しなかった場合などに、削減対象選択部3は、追加の削減対象フローとして、先に選ばれた削減対象フローと同じフローグループに属するフローを選択してもよい。または、例えば、先行削減対象フローがある場合に、削減対象選択部3は、ステップS15において、ランキング傾きによらず、先行削減対象フローと同じフローグループのフローを選択してもよい。すなわち、削減対象選択部3は、同じトラフィック傾向があるとわかっているフローグループに対して、同じトラフィック傾向が計測されるまで待たずに、早期に帯域削減対象として選択することができる。
コンテンツ配信サービスにおいては、例えば、「スポーツ」のような同種のコンテンツに対して、集中的なアクセスが多発する現象はよく見られる。この変形例によれば、そのようなアクセス集中現象に対して、精度良く対応できることが期待できる。
また、他の変形例として、フローを要求した端末200a〜dの環境条件などに応じて、削減対象フローを選択することにより、選択的な帯域削減処理が可能となる。この変形例においては、情報収集部107は、フローごとに、通信量に加えて、端末の環境など、各フローの要求元に関する分類情報を収集する。例えば、情報収集部107は、端末の位置情報、またはデバイス名を取得してもよい。さらに、情報解析部2は、情報収集部107が収集した分類情報を、トラフィック情報6に加えて生成する。
そして、ステップS15において、削減対象選択部3は、削減対象フローを選択する際に、各フローを分類情報に基づいて分類する。さらに、削減対象選択部3は、同じ分類に含まれるフローのランキング傾き情報(ランキング情報の変化傾向)を集計する。削減対象選択部3は、集計されたランキング傾き情報に基づいて、同じ分類に含まれるフローをまとめて削減対象フローとして選択する。
例えば、削減対象選択部3は、位置情報が同じまたは近い位置を示している全フローのランキング傾きを合計してもよい。そして、削減対象選択部3は、最もランキング傾きの合計が大きい位置情報に関連するフローを削減対象フローとして、まとめて選択してもよい。このようにすれば、局所的なトラフィック帯域削減を実施することができるという効果がある。
また、例えば、削減対象選択部3は、同じデバイス名として分類された全フローのランキング傾きを合計してもよい。そして、削減対象選択部3は、最もランキング傾きの合計が大きいデバイス名のフローを削減対象フローとしてまとめて選択してもよい。このようにすれば、特定のデバイスに対するトラフィック帯域削減を実施することができるという効果がある。
また、他の変形例として、以下のようなものも考えられる。
例えば、本実施形態は、効果的な説明のために、インターネット1002からコアネットワーク1001へ流れる片方向のトラフィックを対象としたが、本実施形態は、双方向のトラフィックに対して同時並行的に制御する形態としても適用できる。
また、例えば、図4のフローチャートに示した一部の動作の順番および実行主体は、入れ替えることができる。入力トラフィック10の総通信量が帯域しきい値を超えるかどうか(ステップS13)という判断の動作は、例えば、情報収集部107が、ステップS10で通信量の情報を得た後に行ってもよい。また、帯域削減対象フローの帯域削減処理(ステップS16)の前に、削減対象選択部3が、帯域削減量の見込みに基づいて、帯域削減目標量に達するか(ステップS17)を判断してもよい。
また、例えば、ランキング傾き情報は、ランキングの変化率など、ランキングの変化傾向を表す情報であれば、上述した以外の情報でもよい。
なお、上述した第2の実施形態の各変形例は、第1の実施形態を基本とした変形例として適用することも可能である。例えば、情報収集部107が行う動作は、情報解析部2などが行えばよい。
(ハードウェア構成例)
なお、上述した各実施形態において図1乃至図3に示した各部は、それぞれ独立したハードウェア回路で構成されていてもよいし、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捕らえることができる。ただし、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。このような場合のハードウェア環境の一例を、図6を参照して説明する。
図6は、本発明の各実施形態、および、その変形例に係る通信システムに適用可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成を例示する図である。すなわち、図6は、上述した各実施形態における制御装置1、ゲートウェイ(制御装置)100、端末200a〜d、およびビデオ配信サーバ400a〜bの少なくとも何れかを実現可能なコンピュータの構成であって、上述した各実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を示す。
図6に示したコンピュータ900は、CPU(Central Processing Unit)901、ROM(Read Only Memory)902、RAM(Random Access Memory)903、通信インタフェース(IF)904、ディスプレイ905、およびハードディスク装置(HDD)906を備え、これらがバス907を介して接続された構成を有する。なお、図6に示したコンピュータが制御装置1、ゲートウェイ(制御装置)100、端末200a〜d、およびビデオ配信サーバ400a〜bとして機能する場合、ディスプレイ905は常時設けられる必要はない。
また、通信インタフェース904は、上述した各実施形態において、当該各コンピュータ間における通信を実現する一般的な通信手段である。ハードディスク装置906には、プログラム群906Aと、各種の記憶情報906Bとが格納されている。プログラム群906Aは、例えば、上述した図1乃至図3に示した各ブロック(各部)に対応する機能を実現するためのコンピュータ・プログラムである。各種の記憶情報906Bは、例えば、図3に示したトラフィック情報6などである。このようなハードウェア構成において、CPU901は、コンピュータ900の全体の動作を司る。
そして、上述した各実施形態を例に説明した本発明は、各実施形態の説明において参照したブロック構成図(図1乃至図3)あるいはフローチャート(図4)の機能を実現可能なコンピュータ・プログラムを供給した後、そのコンピュータ・プログラムを、当該ハードウェアのCPU901に読み出して実行することによって達成される。また、このコンピュータ内に供給されたコンピュータ・プログラムは、読み書き可能な一時記憶メモリであるRAM903またはハードディスク装置906などの不揮発性の記憶デバイス(記憶媒体)に格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該各装置内へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、フロッピーディスク(登録商標)やCD−ROM(Compact Disc−ROM)等の各種記録媒体を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信ネットワーク1000を介して外部よりダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用することができる。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムを構成するコード、或いは係るコードが記録されたところの、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によって構成されると捉えることができる。
なお、上述した実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下の付記に限定されるものではない。
(付記1)
入力トラフィックに含まれる各フローにおける計測区間あたりの通信量を計測する計測処理を行い、少なくとも、計測した前記フローごとの前記通信量および計測した時刻を表す情報を含むトラフィック情報を生成する情報解析手段と、
前記トラフィック情報に基づいて、前記計測区間ごとに、前記入力トラフィックにおける前記各フローの通信量の順位であるランキングを表すランキング情報を生成し、過去の複数の計測区間にわたるランキング情報の変化傾向に基づいて、前記ランキングが特定の方向に変化する傾向のフローを、通信量を削減する対象である削減対象フローとして選択する削減対象選択手段と、
前記削減対象フローに対して、通信量を削減する削減処理を行い、前記削減処理を行った前記削減対象フローを、前記入力トラフィックに含まれる他のフローと共に出力トラフィックとして送信するトラフィック制御手段と
を含む制御装置。
(付記2)
前記削減対象選択手段は、前記ランキング情報の変化傾向として、過去の複数の計測区間におけるランキングの変化量を時間の変化量で割ることによって求められるランキング傾き情報を算出し、前記ランキング傾き情報に基づいて、前記削減対象フローを選択する
付記1記載の制御装置。
(付記3)
第1のネットワークから受信した前記入力トラフィックに含まれる前記フローごとに、少なくとも前記通信量を含む、各フローに関する情報を抽出し、抽出した前記各フローに関する情報を前記情報解析手段に対して出力する情報収集手段をさらに含み、
前記情報解析手段は、前記各フローに関する情報に基づいて、前記計測処理を行い、前記入力トラフィックの総通信量が所定の帯域しきい値を超えるか否かに基づいて、前記削減対象選択手段および前記トラフィック制御手段の動作の開始および終了を制御し、
前記削減対象選択手段は、前記削減処理によって削減された通信量が、前記総通信量と前記所定の帯域しきい値との差である帯域削減目標量に達するまで、新たな削減対象フローの追加を行い、
前記トラフィック制御手段は、前記削減対象選択手段が追加した前記新たな削減対象フローも、前記削減処理および前記出力トラフィックの対象として含め、第2のネットワークに対して、前記出力トラフィックの送信を行う
付記1または2記載の制御装置。
(付記4)
前記情報収集手段は、前記各フローに関する情報として、グループ化の指標となる情報である指標情報を加えて収集し、
前記情報解析手段は、前記指標情報に基づいて、前記各フローをフローグループにグループ分けし、前記トラフィック情報に前記フローグループを表すフローグループ情報を含めて生成し、
前記削減対象選択手段は、先に選択された前記削減対象フローのフローグループ情報に基づいて、前記新たな削減対象フローを選択する
付記3記載の制御装置。
(付記5)
前記情報収集手段は、前記指標情報として、コンテンツ種別を収集する
付記4記載の制御装置。
(付記6)
前記情報収集手段は、前記各フローに関する情報として、各フローの要求元に関する分類情報を加えて収集し、
前記削減対象選択手段は、前記ランキング情報の変化傾向として、過去の複数の計測区間におけるランキングの変化量を時間の変化量で割ることによって求められるランキング傾き情報を算出し、前記削減対象フローを選択する際に、前記分類情報に基づいて前記各フローを分類し、同じ分類に含まれるフローごとの前記ランキング傾き情報を集計した結果に基づいて、同じ分類に含まれるフローをまとめて前記削減対象フローとして選択する
付記3乃至5のいずれか1つに記載の制御装置。
(付記7)
入力トラフィックに含まれる各フローにおける計測区間あたりの通信量を計測する計測処理を行い、
少なくとも、計測した前記フローごとの前記通信量および計測した時刻を表す情報を含むトラフィック情報を生成し、
前記トラフィック情報に基づいて、前記計測区間ごとに、前記入力トラフィックにおける前記各フローの通信量の順位であるランキングを表すランキング情報を生成するランキング情報生成処理を行い、
過去の複数の計測区間にわたるランキング情報の変化傾向に基づいて、前記ランキングが特定の方向に変化する傾向のフローを、通信量を削減する対象である削減対象フローとして選択する選択処理を行い、
前記削減対象フローに対して、通信量を削減する削減処理を行い、
前記削減処理を行った前記削減対象フローを、前記入力トラフィックに含まれる他のフローと共に出力トラフィックとして送信する送信処理を行う
トラフィック制御方法。
(付記8)
前記選択処理において、前記ランキング情報の変化傾向として、過去の複数の計測区間におけるランキングの変化量を時間の変化量で割ることによって求められるランキング傾き情報を算出し、前記ランキング傾き情報に基づいて、前記削減対象フローを選択する
付記7記載のトラフィック制御方法。
(付記9)
前記計測処理において、
第1のネットワークから受信した前記入力トラフィックに含まれる前記フローごとに、少なくとも前記通信量を含む、各フローに関する情報を抽出し、
抽出した前記各フローに関する情報に基づいて、前記各フローにおける計測区間あたりの通信量の計測を行い、
前記トラフィック情報の生成後に、前記入力トラフィックの総通信量が所定の帯域しきい値を超えるか否かに基づいて、前記ランキング情報生成処理から、前記削減処理までの処理の開始および終了を制御し、
前記送信処理の前に、前記削減処理によって削減された通信量が、前記総通信量と前記所定の帯域しきい値との差である帯域削減目標量に達するまで、新たな削減対象フローを選択する前記選択処理と、前記新たな削減対象フローも通信量の削減対象とする前記削減処理とを行い、
前記送信処理において、前記削減処理を行った前記新たな削減対象フローも含む前記出力トラフィックを、第2のネットワークに対して送信する
付記7または8記載のトラフィック制御方法。
(付記10)
前記計測処理において、
前記各フローに関する情報として、グループ化の指標となる情報である指標情報を加えて収集し、
前記指標情報に基づいて、前記各フローをフローグループにグループ分けし、
前記トラフィック情報の生成の際に、前記トラフィック情報に前記フローグループを表すフローグループ情報を含めて生成し、
前記新たな削減対象フローを選択する選択処理において、
先に選択された前記削減対象フローのフローグループ情報に基づいて、前記新たな削減対象フローを選択する
付記9記載のトラフィック制御方法。
(付記11)
前記計測処理において、前記指標情報として、コンテンツ種別を収集する
付記10記載のトラフィック制御方法。
(付記12)
前記計測処理において、前記各フローに関する情報として、各フローの要求元に関する分類情報を加えて収集し、
前記選択処理において、
前記ランキング情報の変化傾向として、過去の複数の計測区間におけるランキングの変化量を時間の変化量で割ることによって求められるランキング傾き情報を算出し、
前記分類情報に基づいて前記各フローを分類し、
同じ分類に含まれるフローの前記ランキング傾き情報を集計した結果に基づいて、同じ分類に含まれるフローをまとめて前記削減対象フローとして選択する
付記9乃至11のいずれか1つに記載のトラフィック制御方法。
(付記13)
入力トラフィックに含まれる各フローにおける計測区間あたりの通信量を計測する計測処理を行い、少なくとも、計測した前記フローごとの前記通信量および計測した時刻を表す情報を含むトラフィック情報を生成する情報解析処理と、
前記トラフィック情報に基づいて、前記計測区間ごとに、前記入力トラフィックにおける前記各フローの通信量の順位であるランキングを表すランキング情報を生成するランキング情報生成処理と、
過去の複数の計測区間にわたるランキング情報の変化傾向に基づいて、前記ランキングが特定の方向に変化する傾向のフローを、通信量を削減する対象である削減対象フローとして選択する選択処理と、
前記削減対象フローに対して、通信量を削減する削減処理と、
前記削減処理を行った前記削減対象フローを、前記入力トラフィックに含まれる他のフローと共に出力トラフィックとして送信する送信処理と
をコンピュータに実行させるコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体。
(付記14)
前記選択処理において、前記ランキング情報の変化傾向として、過去の複数の計測区間におけるランキングの変化量を時間の変化量で割ることによって求められるランキング傾き情報を算出し、前記ランキング傾き情報に基づいて、前記削減対象フローの選択を行う
付記13記載のコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体。
(付記15)
前記情報解析処理において、
第1のネットワークから受信した前記入力トラフィックに含まれる前記フローごとに、少なくとも前記通信量を含む、各フローに関する情報を抽出し、
抽出した前記各フローに関する情報に基づいて、前記計測処理を行い、
前記トラフィック情報の生成後に、前記入力トラフィックの総通信量が所定の帯域しきい値を超えるか否かに基づいて、前記ランキング情報生成処理から、前記削減処理までの処理の開始および終了を制御し、
前記送信処理の前に、前記削減処理によって削減された通信量が、前記総通信量と前記所定の帯域しきい値との差である帯域削減目標量に達するまで、新たな削減対象フローを選択する前記選択処理と、前記新たな削減対象フローも通信量の削減対象とする前記削減処理とを行い、
前記送信処理において、前記削減処理を行った前記新たな削減対象フローも含む前記出力トラフィックを、第2のネットワークに対して送信する
付記13または14記載のコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体。
(付記16)
前記情報解析処理において、
前記各フローに関する情報として、グループ化の指標となる情報である指標情報を加えて収集し、
前記指標情報に基づいて、前記各フローをフローグループにグループ分けし、
前記トラフィック情報の生成の際に、前記トラフィック情報に前記フローグループを表すフローグループ情報を含めて生成し、
前記新たな削減対象フローを選択する前記選択処理において、
先に選択された前記削減対象フローのフローグループ情報に基づいて、前記新たな削減対象フローを選択する
付記15記載のコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体。
(付記17)
前記情報解析処理において、前記指標情報として、コンテンツ種別を収集する
付記16記載のコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体。
(付記18)
前記情報解析処理において、前記各フローに関する情報として、各フローの要求元に関する分類情報を加えて収集し、
前記選択処理において、
前記ランキング情報の変化傾向として、過去の複数の計測区間におけるランキングの変化量を時間の変化量で割ることによって求められるランキング傾き情報を算出し、
前記分類情報に基づいて前記各フローを分類し、
同じ分類に含まれるフローの前記ランキング傾き情報を集計した結果に基づいて、同じ分類に含まれるフローをまとめて前記削減対象フローとして選択する
付記15乃至17のいずれか1つに記載のコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2015年2月27日に出願された日本出願特願2015−037732を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 制御装置
2 情報解析部
3 削減対象選択部
4 トラフィック制御部
5 記憶装置
6 トラフィック情報
10 入力トラフィック
11 出力トラフィック
100 ゲートウェイ(制御装置)
107 情報収集部
110、111 通信インタフェース(IF)
200a〜200d 端末
300a〜300b 無線基地局
400a〜400b ビデオ配信サーバ
900 情報処理装置(コンピュータ)
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 通信インタフェース(IF)
905 ディスプレイ
906 ハードディスク装置(HDD)
906A プログラム群
906B 各種の記憶情報
907 バス
1000 ネットワーク(通信ネットワーク)
1001 コアネットワーク(第2のネットワーク)
1002 インターネット(第1のネットワーク)

Claims (18)

  1. 入力トラフィックに含まれる各フローにおける計測区間あたりの通信量を計測する計測処理を行い、少なくとも、計測した前記フローごとの前記通信量および計測した時刻を表す情報を含むトラフィック情報を生成する情報解析手段と、
    前記トラフィック情報に基づいて、前記計測区間ごとに、前記入力トラフィックにおける前記各フローの通信量の順位であるランキングを表すランキング情報を生成し、過去の複数の計測区間にわたるランキング情報の変化傾向に基づいて、前記ランキングが特定の方向に変化する傾向のフローを、通信量を削減する対象である削減対象フローとして選択する削減対象選択手段と、
    前記削減対象フローに対して、通信量を削減する削減処理を行い、前記削減処理を行った前記削減対象フローを、前記入力トラフィックに含まれる他のフローと共に出力トラフィックとして送信するトラフィック制御手段と
    を含む制御装置。
  2. 前記削減対象選択手段は、前記ランキング情報の変化傾向として、過去の複数の計測区間におけるランキングの変化量を時間の変化量で割ることによって求められるランキング傾き情報を算出し、前記ランキング傾き情報に基づいて、前記削減対象フローを選択する
    請求項1記載の制御装置。
  3. 第1のネットワークから受信した前記入力トラフィックに含まれる前記フローごとに、少なくとも前記通信量を含む、各フローに関する情報を抽出し、抽出した前記各フローに関する情報を前記情報解析手段に対して出力する情報収集手段をさらに含み、
    前記情報解析手段は、前記各フローに関する情報に基づいて、前記計測処理を行い、前記入力トラフィックの総通信量が所定の帯域しきい値を超えるか否かに基づいて、前記削減対象選択手段および前記トラフィック制御手段の動作の開始および終了を制御し、
    前記削減対象選択手段は、前記削減処理によって削減された通信量が、前記総通信量と前記所定の帯域しきい値との差である帯域削減目標量に達するまで、新たな削減対象フローの追加を行い、
    前記トラフィック制御手段は、前記削減対象選択手段が追加した前記新たな削減対象フローも、前記削減処理および前記出力トラフィックの対象として含め、第2のネットワークに対して、前記出力トラフィックの送信を行う
    請求項1または2記載の制御装置。
  4. 前記情報収集手段は、前記各フローに関する情報として、グループ化の指標となる情報である指標情報を加えて収集し、
    前記情報解析手段は、前記指標情報に基づいて、前記各フローをフローグループにグループ分けし、前記トラフィック情報に前記フローグループを表すフローグループ情報を含めて生成し、
    前記削減対象選択手段は、先に選択された前記削減対象フローのフローグループ情報に基づいて、前記新たな削減対象フローを選択する
    請求項3記載の制御装置。
  5. 前記情報収集手段は、前記指標情報として、コンテンツ種別を収集する
    請求項4記載の制御装置。
  6. 前記情報収集手段は、前記各フローに関する情報として、各フローの要求元に関する分類情報を加えて収集し、
    前記削減対象選択手段は、前記ランキング情報の変化傾向として、過去の複数の計測区間におけるランキングの変化量を時間の変化量で割ることによって求められるランキング傾き情報を算出し、前記削減対象フローを選択する際に、前記分類情報に基づいて前記各フローを分類し、同じ分類に含まれるフローの前記ランキング傾き情報を集計した結果に基づいて、同じ分類に含まれるフローをまとめて前記削減対象フローとして選択する
    請求項3乃至5のいずれか1つに記載の制御装置。
  7. 入力トラフィックに含まれる各フローにおける計測区間あたりの通信量を計測する計測処理を行い、
    少なくとも、計測した前記フローごとの前記通信量および計測した時刻を表す情報を含むトラフィック情報を生成し、
    前記トラフィック情報に基づいて、前記計測区間ごとに、前記入力トラフィックにおける前記各フローの通信量の順位であるランキングを表すランキング情報を生成するランキング情報生成処理を行い、
    過去の複数の計測区間にわたるランキング情報の変化傾向に基づいて、前記ランキングが特定の方向に変化する傾向のフローを、通信量を削減する対象である削減対象フローとして選択する選択処理を行い、
    前記削減対象フローに対して、通信量を削減する削減処理を行い、
    前記削減処理を行った前記削減対象フローを、前記入力トラフィックに含まれる他のフローと共に出力トラフィックとして送信する送信処理を行う
    トラフィック制御方法。
  8. 前記選択処理において、前記ランキング情報の変化傾向として、過去の複数の計測区間におけるランキングの変化量を時間の変化量で割ることによって求められるランキング傾き情報を算出し、前記ランキング傾き情報に基づいて、前記削減対象フローを選択する
    請求項7記載のトラフィック制御方法。
  9. 前記計測処理において、
    第1のネットワークから受信した前記入力トラフィックに含まれる前記フローごとに、少なくとも前記通信量を含む、各フローに関する情報を抽出し、
    抽出した前記各フローに関する情報に基づいて、前記各フローにおける計測区間あたりの通信量の計測を行い、
    前記トラフィック情報の生成後に、前記入力トラフィックの総通信量が所定の帯域しきい値を超えるか否かに基づいて、前記ランキング情報生成処理から、前記削減処理までの処理の開始および終了を制御し、
    前記送信処理の前に、前記削減処理によって削減された通信量が、前記総通信量と前記所定の帯域しきい値との差である帯域削減目標量に達するまで、新たな削減対象フローを選択する前記選択処理と、前記新たな削減対象フローも通信量の削減対象とする前記削減処理とを行い、
    前記送信処理において、前記削減処理を行った前記新たな削減対象フローも含む前記出力トラフィックを、第2のネットワークに対して送信する
    請求項7または8記載のトラフィック制御方法。
  10. 前記計測処理において、
    前記各フローに関する情報として、グループ化の指標となる情報である指標情報を加えて収集し、
    前記指標情報に基づいて、前記各フローをフローグループにグループ分けし、
    前記トラフィック情報の生成の際に、前記トラフィック情報に前記フローグループを表すフローグループ情報を含めて生成し、
    前記新たな削減対象フローを選択する選択処理において、
    先に選択された前記削減対象フローのフローグループ情報に基づいて、前記新たな削減対象フローを選択する
    請求項9記載のトラフィック制御方法。
  11. 前記計測処理において、前記指標情報として、コンテンツ種別を収集する
    請求項10記載のトラフィック制御方法。
  12. 前記計測処理において、前記各フローに関する情報として、各フローの要求元に関する分類情報を加えて収集し、
    前記選択処理において、
    前記ランキング情報の変化傾向として、過去の複数の計測区間におけるランキングの変化量を時間の変化量で割ることによって求められるランキング傾き情報を算出し、
    前記分類情報に基づいて前記各フローを分類し、
    同じ分類に含まれるフローの前記ランキング傾き情報を集計した結果に基づいて、同じ分類に含まれるフローをまとめて前記削減対象フローとして選択する
    請求項9乃至11のいずれか1つに記載のトラフィック制御方法。
  13. 入力トラフィックに含まれる各フローにおける計測区間あたりの通信量を計測する計測処理を行い、少なくとも、計測した前記フローごとの前記通信量および計測した時刻を表す情報を含むトラフィック情報を生成する情報解析処理と、
    前記トラフィック情報に基づいて、前記計測区間ごとに、前記入力トラフィックにおける前記各フローの通信量の順位であるランキングを表すランキング情報を生成するランキング情報生成処理と、
    過去の複数の計測区間にわたるランキング情報の変化傾向に基づいて、前記ランキングが特定の方向に変化する傾向のフローを、通信量を削減する対象である削減対象フローとして選択する選択処理と、
    前記削減対象フローに対して、通信量を削減する削減処理と、
    前記削減処理を行った前記削減対象フローを、前記入力トラフィックに含まれる他のフローと共に出力トラフィックとして送信する送信処理と
    をコンピュータに実行させるコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体。
  14. 前記選択処理において、前記ランキング情報の変化傾向として、過去の複数の計測区間におけるランキングの変化量を時間の変化量で割ることによって求められるランキング傾き情報を算出し、前記ランキング傾き情報に基づいて、前記削減対象フローの選択を行う
    請求項13記載のコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体。
  15. 前記情報解析処理において、
    第1のネットワークから受信した前記入力トラフィックに含まれる前記フローごとに、少なくとも前記通信量を含む、各フローに関する情報を抽出し、
    抽出した前記各フローに関する情報に基づいて、前記計測処理を行い、
    前記トラフィック情報の生成後に、前記入力トラフィックの総通信量が所定の帯域しきい値を超えるか否かに基づいて、前記ランキング情報生成処理から、前記削減処理までの処理の開始および終了を制御し、
    前記送信処理の前に、前記削減処理によって削減された通信量が、前記総通信量と前記所定の帯域しきい値との差である帯域削減目標量に達するまで、新たな削減対象フローを選択する前記選択処理と、前記新たな削減対象フローも通信量の削減対象とする前記削減処理とを行い、
    前記送信処理において、前記削減処理を行った前記新たな削減対象フローも含む前記出力トラフィックを、第2のネットワークに対して送信する
    請求項13または14記載のコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体。
  16. 前記情報解析処理において、
    前記各フローに関する情報として、グループ化の指標となる情報である指標情報を加えて収集し、
    前記指標情報に基づいて、前記各フローをフローグループにグループ分けし、
    前記トラフィック情報の生成の際に、前記トラフィック情報に前記フローグループを表すフローグループ情報を含めて生成し、
    前記新たな削減対象フローを選択する前記選択処理において、
    先に選択された前記削減対象フローのフローグループ情報に基づいて、前記新たな削減対象フローを選択する
    請求項15記載のコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体。
  17. 前記情報解析処理において、前記指標情報として、コンテンツ種別を収集する
    請求項16記載のコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体。
  18. 前記情報解析処理において、前記各フローに関する情報として、各フローの要求元に関する分類情報を加えて収集し、
    前記選択処理において、
    前記ランキング情報の変化傾向として、過去の複数の計測区間におけるランキングの変化量を時間の変化量で割ることによって求められるランキング傾き情報を算出し、
    前記分類情報に基づいて前記各フローを分類し、
    同じ分類に含まれるフローの前記ランキング傾き情報を集計した結果に基づいて、同じ分類に含まれるフローをまとめて前記削減対象フローとして選択する
    請求項15乃至17のいずれか1つに記載のコンピュータ・プログラムを記録する記録媒体。
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