JPWO2016132525A1 - 無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

周波数チャネルを複数セグメントに分割し各中継区間で異なるセグメントを使用して中継を行う機能を備えた無線通信システムにおいて、チャンネル帯域を効率的に活用する技術を提供する。第2の方式では、第1の中継区間41での上り方向はDLとなり、ここでは2つのセグメントが使用される。第2の中継区間42での上り方向はULとなり、2つのセグメントを使用する。つまり、周波数軸方向に、2/3のエリアが使用され、時間方向には第1の方式と同様に1/2のエリアが使用される。第2の方式のデータエリア比率DA2は、(1/2)×(2/3)=1/3となる。第1の方式のデータエリア比率DA1は1/6である。したがって、第2の方式のスループットは第1の方式のスループットの2倍となる。

Description

本発明は、無線通信システム及び無線通信方法に係り、周波数チャネルを複数セグメントに分割し各中継区間で異なるセグメントを使用して中継を行う無線通信システム及び無線通信方法に関する。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を用いた無線中継システムにおいて、最大3段中継を1つの周波数チャネルで行うことを想定し、1つの周波数チャネルを3セグメントに分割し各中継区間で異なるセグメントを使用する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示の技術では、1つの周波数チャネル(チャネル帯域)を複数のセグメントに分割して使用し、複数の中継局を介して基地局間の通信を中継する技術について開示されている。この技術によって、周波数の有効利用を図っている。
ここで、図6に3段中継方式の無線通信システム201の構成を示す。また、図7に3段中継方式に用いられるフレームフォーマットの例を示す。ここでは、1つの周波数チャネル250が周波数軸方向に3つのセグメント(seg0、seg1、seg2)に分割して使用される。1つの周波数チャネル250では、時間軸方向にまずDL(ダウンリンク)区間が配置され、所定のガードギャップを挟んで、UL(アップリンク)区間が配置される。
DL区間において、周波数チャネル250全体としてのPreamble領域の後に、seg0に、FCH(Frame Control Header:フレーム制御ヘッダ)、DL/UL MAP領域が設けられている。つづいて、Burst DL Data領域が設けられている。さらに、UL区間では、制御領域につづいて、Burst UL Data領域が設けられている。DL/UL MAP領域には、DL方向及びUL方向の割当て情報が記述される。seg1、seg2でも同様の構成である。
無線通信システム201では、基地局210はMS(移動局機能付き無線部)211を一台、第1の中継局220は2台のBS(基地局機能付き無線部)221、222、第2の中継局230は2台のMS231、232、端末局240はBS241一台を備えて構成されている。MSは移動局機能を備えた無線部であり、BSに対する無線送受信を行う。BSは基地局機能を備えた無線部であり、MSに対する無線送受信を行う。
第1の中継区間261はフレームフォーマット251の通りseg0、第2の中継区間262はフレームフォーマット252の通りseg1、第3の中継区間263はフレームフォーマット253の通りseg2を使用することで同一チャネルでの中継が可能となる。
ここで、上位のアプリケーションによって、上り方向のスループット重視もしくは下り方向のスループット重視といった上り下りスループットが非対称となるシステムが要求されるが、中継を行わないシステムでは、単純にDLとULの時間的比率(以下、「DL:UL」とも称する。)を変えることで対応している。
特開2013−098963号公報
ところで、上記中継方式では、各中継区間での上り方向と下り方向でDLとULが逆方向となる。そして、干渉回避のためにもDL:ULは各中継区間で同様の比率を用いる必要があり、上り方向のスループット重視、下り方向のスループット重視といった構成ができないといった課題があった。
また、最大3段中継を考慮したシステムであるため、2段中継時の中継システムでは、使用するセグメントは2つとなり、1セグメント無駄になってしまうという課題があった。
特許文献1に開示の技術にあっては、回り込み送信波による受信品質の劣化を低減することはできるものの上記課題については考慮されておらず別の技術が必要とされていた。
本発明は、このような従来の事情に鑑みなされたもので、上記課題を解決することを目的とする。
本発明は、周波数チャネルを3つのセグメントに分割し各中継区間で異なるセグメントを使用して中継を行う機能を備えた無線通信システムであって、前記中継を行う中継局は、スループットについて、上り方向又は下り方向のいずれかに重視する方向がある場合、各中継区間におけるダウンリンクおよびアップリンクに使用するセグメントについて、重視する方向に用いるセグメントを2つ使用するよう制御するセグメント制御部を備える。
また、前記セグメント制御部は、通信品位を参照して重視する方向に用いるセグメントを2つ使用するか1つを使用するかを決定してもよい。
また、前記セグメント制御部は、重視する方向に用いるセグメントを1つを使用する場合に、出力強度を上げてもよい。
また、前記セグメント制御部は、ダウンリンク区間及びアップリンク区間を非対称としてもよい。
前記中継に用いられる通信は、OFDM方式であってもよい。
本発明は、周波数チャネルを3つのセグメントに分割し各中継区間で異なるセグメントを使用して中継を行う無線通信方法であって、前記中継を行う中継局は、スループットについて、上り方向又は下り方向のいずれかに重視する方向がある場合、各中継区間におけるダウンリンクおよびアップリンクに使用するセグメントについて、重視する方向に用いるセグメントを2つ使用するよう制御するセグメント制御部を備える。
周波数チャネルを3セグメントに分割し各中継区間で異なるセグメントを使用して中継を行う無線通信方法であって、
本発明は、各中継区間におけるダウンリンクおよびアップリンクに使用するセグメントを、中継システム全体のスループットを上り重視もしくは下り重視に応じて、重視する方向のセグメントを2つ使用することを特徴とする無線通信方法。
以上、本発明によると、周波数チャネルを複数セグメントに分割し各中継区間で異なるセグメントを使用して中継を行う無線通信において、チャンネル帯域を効率的に活用する技術を提供することができる。
第1の実施形態に係る、無線通信システム及び使用されるフレームフォーマットを示す図である。 第1の実施形態に係る、無線通信システム及び使用されるフレームフォーマットを示す図である。 第1の実施形態に係る、中継局のBSの概略構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る、中継局立ち上げ時の動作フローを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る、無線通信システム及び使用されるフレームフォーマットを示す図である。 背景技術に係る、無線通信システムを示す図である。 背景技術に係る、使用されるフレームフォーマットを示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下、単に「実施形態」という)を、図面を参照して具体的に説明する。
<第1の実施形態>
図1及び図2は、本実施形態に係る無線通信システム1の構成及び周波数チャネルの使用セグメントを示した図である。図中の左から右方向を「下り方向」、右から左方向を「上り方向」としている。
図1は、周波数チャネルを3つのセグメントに分割して、各中継区間において1セグメントを使用する例を示している。図2は、周波数チャネルを3つのセグメントに分割して、各中継区間において上り方向に2セグメントを使用する例を示している。すなわち、特に重視する方向が無い場合は、図1に示すセグメント使用態様で運用する。また、上り方向を重視する場合は、すなわち、上り方向のデータ量が多い場合には、図2に示すセグメント使用態様で運用する。以下、便宜的に、図1で示す運用の方式を第1の方式と称し、図2に示す運用の方式を第2の方式と称する。
無線通信システム1は、基地局10、中継局20、及び端末局30を備える。図示の構成では、基地局10は基地局MS11を備える。中継局20は、第1及び第2の中継局BS21、22を備える。端末局30は端末局MS31を備える。なお、図中で基地局MS及び端末局MSを単に「MS」に表記し、第1及び第2の中継局BSを単に「BS」と表記している。
ここで、基地局MS11、第1の中継局BS21、第2の中継局BS22、及び端末局MS31には、それぞれ、アンテナ12、23、25、32が接続されている。また、DL、ULは中継局20を基準としている。すなわち、中継局20(第1及び第2の中継局BS21、22)から基地局10、端末局30への伝送をDLとする。基地局10及び端末局30から中継局20(第1及び第2の中継局BS21、22)への伝送をULとする。
また、便宜的に、基地局10と中継局20との中継区間を第1の中継区間41と称する。中継局20と端末局30との中継区間を第2の中継区間42と称する。
図3は、中継局20の第1の中継局BS21の概略構成を示す機能ブロック図である。なお、第2の中継局BS22についても同様の構成となる。また、基地局10の基地局MS11及び端末局30の端末局MS31については、一般的なMSの構成で実現できるものである。また、BS及びMSについては、近年の一般的な構成では、両機能が一体と備わる装置として構成されて、所定のスイッチによって、BSまたはMSとして機能するようになっている。装置起動時にスイッチがどちらに設定されているかによって、BSまたはMSとして起動する。したがって、本実施形態で示す構成は、当然に、同種の装置が所定のスイッチによってBSもしくはMSとして機能するものであってもよい。
図1に示すように、第1の方式においては、第1の中継区間41および第2の中継区間42におけるフレームフォーマット50a、50bに示す通り、1つの周波数チャネル50が3セグメント(seg0〜2)に分割されている。なお、分割に関しては図2に示す様に第2の方式でも同じである。
そして、第1の方式では、3つのセグメントのうち、seg0、seg1が使用され、seg2は使用されない。なお、各セグメントのより具体的なデータ構成については、図7で示した構成と同様であるので、以下では、主に使用するセグメントの数に着目して説明する。
第1の中継区間41の無線送受信には、DL区間51a及びUL区間52a共にseg1が用いられる。第2の中継区間42の通信には、DL区間51b及びUL区間52b共にseg0が用いられる。
一方、図2に示すように、第2の方式においては、第1の中継区間41のDL区間51aの無線送受信では、seg1及びseg2が使用される。第2の中継区間42のDL区間51bの無線送受信では、seg0が使用される。
第1の中継区間41の無線送受信には、DL及びUL共にseg1が用いられる。すなわち、基地局MS11と第1の中継局BS21との間の無線送受信には、分割されたセグメントのうちseg1が用いられる。第2の中継区間42の通信には、DL及びUL共にseg0が用いられる。すなわち、第2の中継局BS22と端末局MS31との間の通信には、分割されたセグメントのうちseg0が用いられる。分割されたセグメントのうちseg2は用いられない。
中継局20は、第1及び第2の中継局BS21、22を動作させ、それぞれアンテナ23、25を用いて無線送受信を行う。
図3は、中継局BS21、22の概略構成を示す機能ブロック図である。ここでは、基地局10の基地局MS11と通信を行う中継局BS21について説明する。
中継局BS21は、ネットワークI/F部61、タイミング制御部62、一次変調部63、OFDM変調部64、RF部65、OFDM復調部66、通信品位判定部67、及びセグメント制御部70を備える。
ネットワークI/F部61は、例えばLAN−I/Fであって、LANケーブル等によって他方の中継局BS22に接続されている。
タイミング制御部62は、フレームのデータ配置及びタイミングを制御する。送信対象となるデータ(送信データ)は、ネットワークI/F部61経由でタイミング制御部62に入力される。タイミング制御部62は、入力された送信データをサブキャリア(セグメント)にマッピングして、そのデータを一次変調部63へ出力する。ここで、マッピングに際して、タイミング制御部62は、後述するセグメント制御部70によって決定されたセグメント分割数に応じてマッピングを行う。したがって、タイミング制御部62によって、DL及びULのタイミング及び使用されるサブキャリアが適切に制御される。
一次変調部63は、適応変調機能を実行することで、タイミング制御部62から入力されたデータについて変調を行い、タイミング制御部62により割り付けられたサブキャリア毎の一次変調信号を生成する。生成された一次変調信号はOFDM変調部64へ出力される。
OFDM変調部64は、一次変調部63から入力されたサブキャリア毎の一次変調信号について、逆FFTにより周波数信号から時間軸信号への直交変換を行い、これにより生成したベースバンド信号をRF部64へ出力する。
RF部65は、OFDM変調部64から入力された信号を無線周波数の信号へ変換してアンテナ23へ出力する。この信号が、DL区間において、アンテナ23から空間へ、より具体的には基地局10(基地局MS11)に向けて出力される。また、一次変調部63は、アンテナ23にて受信した無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、OFDM復調部66へ出力する。
OFDM復調部66は、高速フーリェ変換(FFT)によりサブキャリア毎の受信変調信号に変換し、復調して受信データをネットワークI/F部61を介して中継局BS22へ出力する。
また、通信品位判定部67は、受信変調信号の品質を測定し、端末局30から中継局20への方向(下り方向)のC/N情報をタイミング制御部62(または一次変調部63)に通知する。通知されたC/N情報とMS(基地局MS11)からBS(第1の中継局BS21)への方向の送信データを一次変調し、サブキャリア毎の一次変調信号をOFDM変調部64に出力する。
セグメント制御部70は、データの送受信において、キャリアをどのような態様のサブキャリア(セグメント)に分割するか制御する。より具体的には、セグメント制御部70は、3つのセグメントに分割するか、それとも2つのセグメントに分割するかを決定する。3つのセグメントに分割するか2つのセグメントに分割するかは、システムの運用管理者がシステム起動時に所定のスイッチを操作して決定する。セグメント制御部70は、コンフィグファイルの設定値を変更することで、セグメントの分割態様及び使用態様を制御する。具体的には、フレームフォーマット中のプリアンブル(図7参照)に記述されるインデックスによって制御される。データを受信した基地局MS11や端末局MS31は、プリアンブルに記述されているインデックスを参照し、無線通信システム1がどのようなセグメントの分割態様及び使用態様で運用されるのかを判断することができる。
なお、自動設定については後述する。また、後述の第2の実施形態では、セグメント制御部70は、DL:ULを制御する。具体的には、DL:ULを1:1とするか2:1(または1:2)とするかを決定する。
つづいて、図1及び図2を参照して、第1の方式と第2の方式の各スループットを比較する。第2の方式では、上り方向のスループットを重視したときの2段中継の例で説明する。DLとULの時間的比率(DL:UL)は、第1の方式、第2の方式のいずれも、1:1に設定している。
第1の方式では、時間軸方向に1/2、3セグメントのうち1セグメントが使用される。したがって、1フレームフォーマット中のデータエリア比率DA1は次の通りとなる。
DA1=(1/2)×(1/3)=1/6
第2の方式では、第1の中継区間41での上り方向はDLとなり、ここでは2つのセグメント(seg1及びseg2)が使用される。第2の中継区間42での上り方向はULとなり、2つのセグメント(seg0及びseg1)を使用する。つまり、周波数軸方向に、2/3のエリアが使用され、時間方向には第1の方式と同様に1/2のエリアが使用される。
したがって、1フレームフォーマット中のデータエリア比率DA2は次の通りとなる。
DA2=(1/2)×(2/3)=1/3
以上の結果から、DA2/DA1は次の様になる。
DA2/DA1=(1/3)÷(1/6)=2
すなわち、第2の方式のスループットは第1の方式のスループットの2倍となる。つまり、上り方向または下り方向のいずれかの方向のスループットを重視する場合に、重視する方向のスループットを増大させることができる。
つづいて、図4のフローチャートを参照して第1の方式と第2の方式の運用選択の処理例について説明する。最も基本的な処理であれば、例えば、基地局10、中継局20及び端末局30の立ち上げ処理時に、MS、BSに設けられている所定のスイッチを切り替えることで、第1の方式と第2の方式の運用選択の切り替えを行うことができる。また、通信品位を参照して第1の方式と第2の方式の運用選択を自動的に行うこともできる。図4では、自動的に行う処理について説明する。ここでは、中継局20の第1の中継局BS21が、無線通信システム1における第1の方式と第2の方式の運用選択を統括的に制御する例を説明する。
基地局10、中継局20、端末局30において、各構成要素すなわち基地局MS11、第1の及び第2の中継局BS21、22、端末局MS31の各電源スイッチ等がオンされることで、起動処理が開始される(S10)。
第1の中継局BS21では、セグメント制御部70が、指定された運用方式が第1の方式であるか第2の方式であるかを判断する(S12)。
第1の方式が指定されている場合(S12のY)、セグメント制御部70は第1の方式で起動・運用を行う(S14)。
第2の方式が指定されている場合(S12のN)、すなわち重視する方向がある場合、セグメント制御部70は第2の方式で起動を行う(S16)。起動後、セグメント制御部70は、通信品位判定部67で得られる通信品位、例えばC/N値等を参照し、所定の品位以上であるか、すなわち第2の方式で十分なスループットが得られるか否かを判断する(S20)。
通信品位が所定の品位以上である場合(S20のY)、セグメント制御部70は第2の方式でセグメント使用の制御を行う(S22)。
通信品位が所定の品位に達していない場合(S20のN)、セグメント制御部70は第1の方式でセグメント使用の制御を行う(S24)。ここで、第1の方式の場合、1セグメントが未使用となっている。つまり、中継局BS21等の機器は、最大3セグメントを使用する前提の電力能力、すなわち定格電力を有する。そこで、セグメント制御部70は、出力強度、すなわち出力電波の振幅値をアップさせる(S26)。これによって、通信品位が不十分で、所定方向を重視する通信を行えない場合でも、スループットが著しく落ち込んでしまうことを防止できる。なお、セグメント制御部70は、通信品位とスループットをもとに、最適な出力強度になるように制御してもよい。ここでは、セグメント制御部70は、省電力を重視する場合には電源の状況(使用可能時間等)に応じて振幅を抑えるように制御したり、スループットを重視する場合には振幅値を上げるように制御することができる。
<第2実施形態>
図5は、本実施形態の無線通信システム1及び使用されるフレームフォーマット150a、150bを示す図である。無線通信システム1の構成は第1の実施形態と同一で実現できるので、主にフレームフォーマット150a、150bに着目して説明する。
本実施形態では、第1の実施形態と異なり、DL区間とUL区間の時間的比率(DL:UL)を1:2とし、上り方向のスループットを重視したときの例となっている。
第1の中継区間41での上り方向は、DL区間となり、ここでは2つのセグメントを使用する。第2の中継区間42での上り方向はUL区間となり、ここでは2つのセグメントを使用する。よって、各中継区間で上り方向に占めるデータエリアは、
第1の中継区間41ではDL区間であるので、時間軸方向に1/3のエリア、セグメントを2つ使用するので周波数軸方向に2/3となる。したがって、データエリア比率DA21は次の通りとなる。
DA21=(1/3)×(2/3)=2/9
第2の中継区間42はUL区間であるので、時間軸方向に2/3、セグメントを1つ使用するので周波数軸方向に1/3となり、データエリア比率DA22は次の通りとなる。
DA22=(2/3)×(1/3)=2/9
第1の方式では、第1の実施形態で示した通り、データエリア比率DA1は1/6である。したがって、DA21/DA1=DA22/DA1=(2/9)÷(1/6)=4/3となり、第2の方式のスループットは第1の方式のスループットの約1.33倍となる。つまり、第1の方式に比べて約33%のスループットの向上が見込まれる。
以上、本実施形態によると、セグメント分割OFDMA中継システムである無線通信システムにおける上り/下りスループット非対称構成の確立ができる。すなわち、第2の中継区間42における通信時間を第1の中継区間41における通信時間より多く設定する必要がある場合であっても、スループットを向上させることができる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1 無線通信システム
10 基地局
11 基地局MS
12、23、25、32 アンテナ
20 中継局(中継装置)
21 第1の中継局BS
22 第2の中継局BS
30 端末局
31 端末局MS
41 第1の中継区間
42 第2の中継区間
50a、50b 周波数チャネル
51a、51b DL区間
52a、52b UL区間
61 ネットワークI/F部
62 タイミング制御部
63 一次変調部
64 OFDM変調部
65 RF部
66 OFDM復調部
67 通信品位判定部
70 セグメント制御部

Claims (6)

  1. 周波数チャネルを3つのセグメントに分割し各中継区間で異なるセグメントを使用して中継を行う機能を備えた無線通信システムであって、
    前記中継を行う中継局は、
    スループットについて、上り方向又は下り方向のいずれかに重視する方向がある場合、各中継区間におけるダウンリンクおよびアップリンクに使用するセグメントについて、重視する方向に用いるセグメントを2つ使用するよう制御するセグメント制御部を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記セグメント制御部は、通信品位を参照して重視する方向に用いるセグメントを2つ使用するか1つを使用するかを決定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記セグメント制御部は、重視する方向に用いるセグメントを1つを使用する場合に、出力強度を上げることを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記セグメント制御部は、ダウンリンク区間及びアップリンク区間を非対称とすることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の無線通信システム。
  5. 前記中継に用いられる通信は、OFDM方式であることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 周波数チャネルを3セグメントに分割し各中継区間で異なるセグメントを使用して中継を行う無線通信方法であって、
    各中継区間におけるダウンリンクおよびアップリンクに使用するセグメントを、中継システム全体のスループットを上り重視もしくは下り重視に応じて、重視する方向のセグメントを2つ使用することを特徴とする無線通信方法。
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