JP4926647B2 - 通信システム、該通信システムに用いる基地局及び端末並びに基地局切替方法 - Google Patents

通信システム、該通信システムに用いる基地局及び端末並びに基地局切替方法 Download PDF

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本発明は、OFDMA方式の通信システム、該通信システムに用いる基地局及び端末並びに当該通信システムにおけるハンドオーバの際の基地局切替方法に関する。
PHSシステムなどの無線アクセス方式として、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)とTDD(Time Division Duplex:時分割双方向伝送)を組み合わせたTDMA/TDD方式が採用されている。最近では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割)の技術によるOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access:直交周波数分割多重接続)を用いたOFDMA方式が提案されている。
OFDMは、データを変調する搬送波を、互いに直交した複数の「サブキャリア」(細分化された搬送波)に分割し、データ信号をそれぞれのサブキャリアに分散させて送信する方式である。
以下、OFDM方式の概要について説明する。
図11は送信側に用いられるOFDM変調装置の構成を示すブロック図である。OFDM変調装置には、送信データが入力される。この送信データは、シリアル/パラレル変換部201に供給されて、低速な複数の伝送シンボルからなるデータに変換される。つまり、伝送情報を分割して、複数の低速なデジタル信号を生成する。このパラレルデータは、逆高速フーリエ変換(IFFT)部202に供給される。
パラレルデータは、OFDMを構成する各サブキャリアに割り当てられ、周波数領域においてマッピングされる。ここで、各サブキャリアに対してBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の変調が施される。マッピングデータは、IFFT演算を施すことによって、周波数領域の送信データから時間領域の送信データに変換される。これにより、互いに直交する関係にある複数のサブキャリアがそれぞれ独立に変調されたマルチキャリア変調信号が生成される。IFFT部202の出力は、ガードインターバル付加部203に供給される。
ガードインターバル付加部203は、図12に示すように、伝送データの有効シンボルの後部をガードインターバルとして、伝送シンボル毎に有効シンボル期間の前部にコピーを付加する。このガードインターバル付加部で得られたベースバンド信号は、直交変調部204に供給される。
直交変調部204は、ガードインターバル付加部203から供給されるベースバンドOFDM信号に対して、OFDM変調装置の局部発振器105から供給されるキャリア信号を用いて、直交変調を施し、中間周波数(IF)信号もしくは無線周波数(RF)信号に周波数変換する。すなわち、直交変調部は、ベースバンド信号を所望の伝送周波数帯域に周波数変換した後に伝送路に出力する。
図13は、受信側に用いられるOFDM復調装置の構成を示すブロック図である。OFDM復調装置には、図11のOFDM変調装置によって生成されたOFDM信号が所定の伝送路を介して入力される。
このOFDM復調装置に入力されたOFDM受信信号は、直交復調部211に供給される。直交復調部211は、OFDM受信信号に対して、OFDM復調装置の局部発振器212から供給されるキャリア信号を用いて直交復調を施し、RF信号もしくはIF信号からベースバンド信号に周波数変換し、ベースバンドOFDM信号を得る。このOFDM信号は、ガードインターバル除去部213に供給される。
ガードインターバル除去部213は、OFDM変調装置のガードインターバル付加部203で付加された信号を、図示しないシンボルタイミング同期部から供給されるタイミング信号に従って除去する。このガードインターバル除去部203で得られた信号は、高速フーリエ変換(FFT)部214に供給される。
FFT部214は、入力される時間領域の受信データをFFTすることによって周波数領域の受信データに変換する。さらに周波数領域においてデマッピングされ、各サブキャリア毎にパラレルデータが生成される。ここで、各サブキャリアに施されたBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の変調に対する復調がなされたことになる。FFT部214で得られたパラレルデータは、パラレル/シリアル変換部215に供給されて、受信データとして出力される。
以上のようにOFDMは、搬送波を複数のサブキャリアに分割する方式である。そして、OFDMAは、上記OFDMにおけるサブキャリアの中から複数のサブキャリアを集めてグループ化し、各グループを各ユーザに1つ又は複数割り当てて多重通信を行う方式である。上記各グループはそれぞれサブチャネルと呼ばれる。つまり、各ユーザは割り当てられた1つ又は複数のサブチャネルを用いて通信を行うのである。また、サブチャネルは通信を行うデータ量や伝播環境等に応じて適応的に増減して割り当てられる。
このようなOFDMA方式のPHSシステムでは、フレーム構成は、例えばタイムスロットが4個であり、縦軸が周波数軸、横軸が時間軸を示す。ダウンリンク期間及びアップリンク期間は、共に周波数軸に対して、複数の周波数帯に分割されている。最初の周波数帯に割り当てられるサブチャネルは、コントロールサブチャネルと呼ばれ、制御チャネル(CCH)で使用している。他の周波数帯はそれぞれ複数のサブチャネルからなるトラフィックチャネル(TCH)で構成されている。
ところで、基地局との無線通信可能な範囲であるセルの境界に端末が移動した場合や、その他の原因により通信中の基地局からの電波が弱くなり通信不可能となる場合、電波が弱くなるかまたは弱くなる前に、別のセルの電波の強い基地局に切り替えを行うことをハンドオーバと言う。
このようなハンドオーバは、例えば、特許文献1に記載されているようにして、以下のように行われる。
図14において、基地局BTS101と無線通信可能な範囲をセル112、基地局BTS2と無線通信可能な範囲をセル113とし、端末MS107がハンドオーバ元の基地局BTS101のセル112からハンドオーバ先の基地局BTS102のセル113に移る状態を示している。
端末MS107は、基地局BTS101との交信中に、端末MS107のパワーをモニタリングし、基地局BTS102へのハンドオーバが生じることが予測されたときに、モニタリングの結果をセンターMSC111に通報する。端末MS107は隣接する基地局のリストを受け取り、このリストを基にして一定の時間間隔で隣接基地局の信号をモニタリングし、その結果をBTS101に通報する。ハンドオーバの境界条件が整ったとき、基地局コントローラBSC109へメッセージが送信される。このメッセージは、端末MSを認識するために必要とされるパラメータと、端末MSと基地局BTS102との間の通信に、これから用いられる新しいチャンネル(タイムスロット)に関するデータとを含む。端末107がセル112とセル113の重なっている範囲にあるとき、MSC111の制御下において基地局BTS102へのハンドオーバが開始され、端末107がセル113の範囲に入るまでにハンドオーバは終了する。
特開2002−300628号公報(第3−4頁、図10)
ところで、上述のようなOFDMA方式を採用した通信システムでは、通信システムの帯域幅全てを使用しなくても通信を行うことができるため、通信システムの一部の帯域のみを使用する通信帯域幅が狭い端末を用いることができる。このような通信帯域幅が狭い端末は、通信システムの全帯域幅を使用できる端末に比べると製造コストを低くすることができる。
ところが、OFDMA方式を採用した通信システムでは、制御チャネル(CCH)は特定スロットを使用している。このため、制御チャネルから周波数が離れたサブチャネルで通信を行った場合、上記のような通信帯域幅が狭い端末は、通信中には制御チャネルを受信することができないので、制御チャネルを使用するハンドオーバなどの制御ができないという問題点が生じる。
また、通信帯域幅が広く、通信中にトラフィックチャネルと制御チャネルを同時に受信できる端末であっても、同一のスロットで受信しようとした場合には、制御チャネルとトラフィックチャネルでは受信レベルの差が大きいため、一方の受信レベルに合わせて増幅を行うと他方が受信できない場合があるので、通信中のトラフィックチャネルと同一のスロットの制御チャネルを使用することができない可能性がある。
このため、ハンドオーバの必要が生じた場合には、ハンドオーバ元の基地局との無線接続を解放してから、制御チャネルを使用してハンドオーバ先の基地局を検索する方法を用いなければならないが、この方法ではハンドオーバに要する時間が長くなってしまう。
これにより通信に瞬断が発生し、最悪の場合、呼切断が発生することが懸念される。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、通信帯域幅が狭い端末で制御チャネルから周波数が離れたサブチャネルで通信を行った場合や、通信中のトラフィックチャネルと同一のスロットの制御チャネルを使用してハンドオーバ先の基地局を検索しようとする場合などにおいて、ハンドオーバ元の基地局との無線接続を解放して基地局を検索する必要が無く、ハンドオーバに要する時間を短縮できるOFDMA方式の通信システム、該通信システムに用いる基地局及び端末並びに基地局切替方法を提供するものである。
前記課題を解決するために、本発明に係る通信システムは、複数の基地局と複数の端末との間でデータ通信を行うOFDMA方式の通信システムにおいて、各基地局は、各端末毎に使用可能又は使用不可能なサブチャネルが示された情報を含み各端末に割り当てられた第1のサブチャネルと、実際に使用するデータを含む第2のサブチャネルと、を含むサブチャネルの端末毎の割り当てを設定するサブチャネル割当設定手段を有し、前記複数の端末のうちの一つの端末から前記第1のサブチャネルの切替要求を受信した場合、当該端末に割り当てられた前記第1のサブチャネルと同じスロットに前記第2のサブチャネルを集めて割り当てることを特徴とする(請求項1)。
また、本発明に係る基地局は、各端末毎に使用可能又は使用不可能なサブチャネルが示された情報を含み各端末に割り当てられた第1のサブチャネルと、実際に使用するデータを含む第2のサブチャネルと、を含むサブチャネルの端末毎の割り当てを設定するサブチャネル割当設定部を有し、前記複数の端末のうちの一つの端末から前記第1のサブチャネルの切替要求を受信した場合、前記第1のサブチャネルと同じスロットに前記第2のサブチャネルを集めて割り当てたサブチャネルの割り当て情報を当該端末に送信することを特徴とする(請求項)。
また、本発明に係る端末は、請求項1に記載の通信システムにおける端末であって、切替先となる基地局との通信状態を測定する通信状態測定部と、前記切替先となる基地局を検索する切替先基地局検索部と、を有していることを特徴とする(請求項)。
また、本発明に係る基地局切替方法は、請求項1に記載の通信システムにおけるハンドオーバの際の基地局切替方法であって、ダウンリンクの無線品質が劣化した場合、前記端末が切替元の基地局へ前記第1のサブチャネル切替要求を送信するステップと、前記切替元の基地局が、前記第1のサブチャネルと同じスロットに前記第2のサブチャネルを集めて割り当て、1つのスロットに前記第1のサブチャネルと前記第2のサブチャネルがまとまった状態のサブチャネル割り当て情報を端末に送信するステップと、前記端末が、前記サブチャネル割り当て情報を受信して、通信が行われていないすべての相対スロットにおいて、周辺基地局の検索を行うステップと、前記端末と、検索により見つかった切替先の基地局とのリンクを確立し、前記切替元の基地局とのリンクを切断するステップと、を含むことを特徴とする(請求項)。
また、本発明に係る基地局切替方法は、請求項1に記載の通信システムにおけるハンドオーバの際の基地局切替方法であって、アップリンクの無線品質が劣化した場合、切替元の基地局がハンドオーバ指示を端末に送信するステップと、前記ハンドオーバ指示を受信して、前記端末が前記切替元の基地局へ前記第1のサブチャネル切替要求を送信するステップと、前記切替元の基地局が、前記第1のサブチャネルと同じスロットに前記第2のサブチャネルを集めて割り当て、1つのスロットに前記第1のサブチャネルと前記第2のサブチャネルがまとまった状態のサブチャネル割り当て情報を前記端末に送信するステップと、前記端末が、前記サブチャネル割り当て情報を受信して、通信が行われていないすべての相対スロットにおいて、周辺基地局の検索を行うステップと、前記端末と、検索により見つかった切替先の基地局とのリンクを確立し、前記切替元の基地局とのリンクを切断するステップと、を含むことを特徴とする(請求項5)。
本発明によれば、端末から第1のサブチャネルの切替要求を受信した場合、当該端末に割り当てられた第1のサブチャネルと同じスロットに第2のサブチャネルを集めて割り当てるようにすることにより、第1のサブチャネルと第2のサブチャネルを集められたスロット以外の残りのスロットを使ってハンドオーバ先の基地局を検索することができる。
または、少なくとも1つのスロットは基地局が使用する制御チャネルを空けることにより、通信中の端末であっても制御チャネルを送受信することができる。
従って、通信帯域幅が狭い端末を用いて制御チャネルから周波数が離れたサブチャネルで通信を行った場合や、通信中のトラフィックチャネルと同一のスロットの制御チャネルを使用してハンドオーバ先の基地局を検索しようとする場合などにおいて、ハンドオーバの必要が生じたときに、ハンドオーバ元の基地局との無線接続を解放して基地局を検索する必要が無く、ハンドオーバに要する時間を短縮できる。
まず、本発明の実施の形態の説明に先立って、本発明の実施の形態に係る通信システム及び通信方法で使用するOFDMAのフレーム構成について、図1を参照して説明する。
図1のフレーム構成は、例えば、PHSシステムで使用されるタイムスロットが4個(S1〜S4)の場合の構成であり、縦軸が周波数軸であり、横軸が時間軸である。図1において、ダウンリンク期間(基地局から端末への通信)及びアップリンク期間(端末から基地局への通信)は、共に周波数軸に対して、28個の周波数帯に分割されている。最初の周波数帯のサブチャネルは、コントロールサブチャネルと呼ばれ、制御チャネル(CCH)で使用している。このコントロールサブチャネルは、各周波数帯において、各タイムスロットのどのサブチャネルを使うかを指示する。
図1の例は、PHSシステムの例であり、コントロールサブチャネルC〜Cで指定できる基地局は4つの基地局である。また、PHSシステムにおいては、100ms毎に制御チャネルを間歇送信する。
そして、残りの27の周波数帯には、データを送受信するトラフィックサブチャネルT〜T108で構成されており、周波数方向に27個、時間軸方向に4個で、全部で108のサブチャネルで構成されている。
このトラフィックサブチャネルは、第1のサブチャネルであるアンカーサブチャネルと第2のサブチャネルであるエクストラサブチャネルとにより構成されている。
アンカーサブチャネル(第1のサブチャネル)とは、どのサブチャネルをどの端末が使用するかを各端末に通知するために使用したり、再送制御でデータが正しくやりとりできたかを基地局と端末でネゴシエーションするために使ったりするためのサブチャネルである。
エクストラサブチャネル(第2のサブチャネル)とは、実際に使用するデータを送信するサブチャネルであり、1つの端末に対して、複数のエクストラサブチャネルを割り当てることができる。この場合、割り当てられたエクストラサブチャネルが多いほど帯域が広がるので高速な通信が可能となる。
また、各端末が基地局との間の通信に対しどのサブチャネル割り当てるかを示すサブチャネルの割り当て情報をMAP情報と呼び、予め基地局から各端末へ通知される。
以下、本発明に係る通信システムの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図2は、本実施の形態に係る通信システムにおいて端末と複数の基地局との間のハンドオーバの方法を示す模式図である。
図2において、端末20は、現在基地局10−1と通信中であり、スロットS2のアンカーサブチャネルを使って通信を行っている。この端末PSが基地局10−1との無線通信可能な範囲の境界に端末が移動した場合や、その他の原因により通信中の基地局10−1からの電波が弱くなり通信不可能となる場合や電波が弱くなるかまたは弱くなる前に、電波の強い別の基地局に切り替えを行うハンドオーバを行う必要がある。
図2の場合、隣接の基地局10−2〜10−5が存在しているものとする。端末PSがパーチ状態となった場合、アンカーサブチャネルのみの接続となるので、アンカーサブチャネルで使用しているスロット以外の残り3スロットで制御チャネル(CCH)を受信可能である。例えば、図2においては、10−2、10−3、10−5はハンドオーバ(HO)可能であり、10−4はハンドオーバ(HO)不可である。
次に、本発明の実施の形態に係る通信システム及び通信方法に用いられる端末及び基地局の構成を説明する。
図3は基地局の構成を示すブロック図、図4は端末の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、基地局10は、アンテナに接続され後述する信号処理部12からの信号をRF信号に変換したり、逆に受信したRF信号を信号処理部12が扱えるように変換する無線通信部11、受信した信号または送信する信号を処理する信号処理部12、信号の変調または復調を行う変復調部13、上位通信網に接続される外部I/F部14、信号処理部12及び変復調部13を制御する制御部15によって構成されている。
制御部15は、各端末毎に使用可能又は使用不可能なサブチャネルが示された情報を含み各端末に割り当てられたアンカーサブチャネル(ASCH)と、実際に使用するデータを含むエクストラサブチャネル(ESCH)と、を含むサブチャネルの端末毎の割り当てを設定するサブチャネル割当設定部15−1を有している。
サブチャネル割当設定部15−1は、端末からのアンカーサブチャネル(ASCH)切替要求を受信した場合、アンカーサブチャネル(ASCH)と同じスロットにエクストラサブチャネル(ESCH)を集めて割り当てる。
これにより、基地局10は、1つのスロットにアンカーサブチャネル(ASCH)とエクストラサブチャネル(ESCH)がまとまった状態となったサブチャネルの割り当て情報(MAP情報)を端末に送信する。
図4に示すように、端末20は、アンテナに接続され後述する信号処理部22からの信号をRF信号に変換したり、逆に受信したRF信号を信号処理部22が扱えるように変換する無線通信部21、受信した信号または送信する信号を処理する信号処理部22、信号の変調または復調を行う変復調部23、データや音声等の入出力を行う入出力部24、信号処理部21及び無線通信部21を制御する制御部25によって構成されている。
制御部25は、ハンドオーバなどの際に、切替先となる基地局との通信状態(例えば、SINR、RSSIなど)を測定する通信状態測定部25−1、切替先となる基地局を検索するハンドオーバ先基地局検索部25−2を有している。
本実施の形態に係る通信システムにおけるハンドオーバのシーケンスについて説明する。まず、本実施の形態に係る通信システムにおける端末側から起動する場合のハンドオーバのシーケンスについて図5を参照して説明する。
・ダウンリンク(下り回線)の無線品質が劣化した場合、例えば、SINR(Signal-to-Interference and Noise Ratio:信号対干渉雑音比)が基準となる閾値以下となった場合、ハンドオーバ動作を開始する。
なお、この無線品質劣化の判断は、10dBμV程度を閾値として、受信信号の強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)などによるものであっても良い。
・端末20は切替元の10−1へアンカーサブチャネル(ASCH)切替要求を送信する。
・切替元の基地局10−1はサブチャネル割当部15−1の制御により、アンカーサブチャネル(ASCH)と同じスロットにエクストラサブチャネル(ESCH)を集めて割り当てる。このようにして、1つのスロットにアンカーサブチャネル(ASCH)とエクストラサブチャネル(ESCH)がまとまった状態のサブチャネル割り当て情報(MAP情報)を端末に送信する。
・端末20は、通信が行われていないすべての相対スロット(アンカーサブチャネル(ASCH)、エクストラサブチャネル(ESCH)の割り当てが全くないスロット)において、周辺基地局の検索を行う。
・端末20は、検索により見つかった切替先の基地局10−n(10−1以外の基地局)に対し、リンクチャネル(LCH)確立要求を送信する。
・切替先の基地局10−nは、リンクチャネル(LCH)確立要求を受信したら、アンカーサブチャネル(ASCH)を選択し、端末に対してリンクチャネル(LCH)割当を送信する。
・端末20と切替先の基地局10−nは、切替先の基地局10−nのアンカーサブチャネル(ASCH)により通信を開始する。この切替先の基地局10−nのアンカーサブチャネル(ASCH)による通信はダウンリンク、アップリンクのいずれを先に行っても良い。
・切替先の基地局10−nのアンカーサブチャネル(ASCH)でエクストラサブチャネル(ESCH)を割り当てるMAP情報を受信したとき、端末20はハンドオーバが成功したと見なし、切替元の基地局10−1とのリンクを切断する。
また、本実施の形態に係る通信システムにおける基地局側から起動する場合のハンドオーバのシーケンスについて図6を参照して説明する。
・アップリンク(上り回線)の無線品質が劣化した場合、例えば、SINR(Signal-to-Interference and Noise Ratio:信号対干渉雑音比)が基準となる閾値以下となった場合、ハンドオーバ動作を開始する。
なお、この無線品質劣化の判断は、10dBμV程度を閾値として、受信信号の強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)などによるものであっても良い。
・切替元の基地局10−1はハンドオーバ指示を端末20に送信する。
・この指示を受信して、端末は切替元の基地局へアンカーサブチャネル(ASCH)切替要求を送信する。
・切替元の基地局10−1は、サブチャネル割当部15−1の制御により、アンカーサブチャネル(ASCH)と同じスロットにエクストラサブチャネル(ESCH)を集めて割り当てる。このようにして、1つのスロットにアンカーサブチャネル(ASCH)とエクストラサブチャネル(ESCH)がまとまった状態のサブチャネル割り当て情報(MAP情報)を端末に送信する。
・端末20は、通信が行われていないすべての相対スロット(アンカーサブチャネル(ASCH)、エクストラサブチャネル(ESCH)の割り当てが全くないスロット)において、周辺基地局の検索を行う。
・端末20は、検索により見つかった切替先の基地局10−n(10−1以外の基地局)に対し、リンクチャネル(LCH)確立要求を送信する。
・切替先の基地局10−nは、リンクチャネル(LCH)確立要求を受信したら、アンカーサブチャネル(ASCH)を選択し、端末に対してリンクチャネル(LCH)割当を送信する。
・端末20と切替先の基地局10−nは、切替先の基地局10−nのアンカーサブチャネル(ASCH)により通信を開始する。この切替先の基地局10−nのアンカーサブチャネル(ASCH)による通信はダウンリンク、アップリンクのいずれを先に行っても良い。
・切替先の基地局10−nのアンカーサブチャネル(ASCH)でエクストラサブチャネル(ESCH)を割り当てるMAP情報を受信したとき、端末20はハンドオーバが成功したと見なし、切替元の基地局10−1とのリンクを切断する。
なお、上述の端末側から起動する場合のハンドオーバのシーケンス又は基地局側から起動する場合のハンドオーバのシーケンスにおいて、基地局が端末からアンカーサブチャネルの切替要求を受信した場合、少なくとも1つのスロットは基地局が使用する制御チャネルを空けるようにしても良い。
なお、端末は、1つのスロットにアンカーサブチャネル(ASCH)とエクストラサブチャネル(ESCH)がまとまった状態のMAP情報を受信したとき、端末側から見て、無線品質が前記の閾値以下に劣化していなかった場合には、ハンドオーバ先の基地局の検索処理のみを行うようにしても良い。
本発明の実施の形態に係る通信方法に用いられるOFDMAのフレーム構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムにおいて端末と複数の基地局との間のハンドオーバの方法を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムの基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムに端末の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る通信システムにおける端末側から起動する場合のハンドオーバのシーケンスを説明する図である。 本実施の形態に係る通信システムにおける基地局側から起動する場合のハンドオーバのシーケンスを説明する図である。 送信側に用いられるOFDM変調装置の構成を示すブロック図である。 ガードインターバルを示す説明図である。 受信側に用いられるOFDM変調装置の構成を示すブロック図である。 従来の移動局ネットワークの構成と移動局が1つのベース局のセルから別のベース局のセルに移動する状況を示す図である。
符号の説明
10、10−1、10−2、10−3、10−4、10−5、10−n 基地局
11 無線通信部
12 信号処理部
13 変復調部
14 外部I/F部
15 制御部
15−1 サブチャネル割当設定部(サブチャネル割当設定手段)
20 端末
21 無線通信部
22 信号処理部
23 変復調部
24 入出力部
25 制御部
25−1 通信状態測定部(通信状態測定手段)
25−2 ハンドオーバ先基地局検索部(ハンドオーバ先基地局検索手段)

Claims (5)

  1. 複数の基地局と複数の端末との間でデータ通信を行うOFDMA方式の通信システムにおいて、
    各基地局は、各端末毎に使用可能又は使用不可能なサブチャネルが示された情報を含み各端末に割り当てられた第1のサブチャネルと、実際に使用するデータを含む第2のサブチャネルと、を含むサブチャネルの端末毎の割り当てを設定するサブチャネル割当設定手段を有し、
    前記複数の端末のうちの一つの端末から前記第1のサブチャネルの切替要求を受信した場合、当該端末に割り当てられた前記第1のサブチャネルと同じスロットに前記第2のサブチャネルを集めて割り当てることを特徴とする通信システム。
  2. 各端末毎に使用可能又は使用不可能なサブチャネルが示された情報を含み各端末に割り当てられた第1のサブチャネルと、実際に使用するデータを含む第2のサブチャネルと、を含むサブチャネルの端末毎の割り当てを設定するサブチャネル割当設定部を有し、
    前記複数の端末のうちの一つの端末から前記第1のサブチャネルの切替要求を受信した場合、前記第1のサブチャネルと同じスロットに前記第2のサブチャネルを集めて割り当てたサブチャネルの割り当て情報を当該端末に送信することを特徴とする基地局。
  3. 請求項1に記載の通信システムにおける端末であって、
    切替先となる基地局との通信状態を測定する通信状態測定部と、前記切替先となる基地局を検索する切替先基地局検索部と、を有していることを特徴とする端末。
  4. 請求項1に記載の通信システムにおけるハンドオーバの際の基地局切替方法であって、
    ダウンリンクの無線品質が劣化した場合、前記端末が切替元の基地局へ前記第1のサブチャネル切替要求を送信するステップと、
    前記切替元の基地局が、前記第1のサブチャネルと同じスロットに前記第2のサブチャネルを集めて割り当て、1つのスロットに前記第1のサブチャネルと前記第2のサブチャネルがまとまった状態のサブチャネル割り当て情報を端末に送信するステップと、
    前記端末が、前記サブチャネル割り当て情報を受信して、通信が行われていないすべての相対スロットにおいて、周辺基地局の検索を行うステップと、
    前記端末と、検索により見つかった切替先の基地局とのリンクを確立し、前記切替元の基地局とのリンクを切断するステップと、を含むことを特徴とする基地局切替方法。
  5. 請求項1に記載の通信システムにおけるハンドオーバの際の基地局切替方法であって、
    アップリンクの無線品質が劣化した場合、切替元の基地局がハンドオーバ指示を端末に送信するステップと、
    前記ハンドオーバ指示を受信して、前記端末が前記切替元の基地局へ前記第1のサブチャネル切替要求を送信するステップと、
    前記切替元の基地局が、前記第1のサブチャネルと同じスロットに前記第2のサブチャネルを集めて割り当て、1つのスロットに前記第1のサブチャネルと前記第2のサブチャネルがまとまった状態のサブチャネル割り当て情報を前記端末に送信するステップと、
    前記端末が、前記サブチャネル割り当て情報を受信して、通信が行われていないすべての相対スロットにおいて、周辺基地局の検索を行うステップと、
    前記端末と、検索により見つかった切替先の基地局とのリンクを確立し、前記切替元の基地局とのリンクを切断するステップと、を含むことを特徴とする基地局切替方法。
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