JP2008283384A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体マルチホップ中継システムにおけるトラフィックの変動に対して柔軟に対応することができる無線通信装置を提供する。
【解決手段】有線通信部と、無線通信を行うことができる無線通信部と、動作モードとして第1モードと第2モードのいずれかが設定され、制御装置から第1モードが指示された場合、無線通信部の送信電力を所定の第1設定値に設定し、制御装置から指示されたタイミングで移動体マルチホップ中継システムの基地局として有線通信部で受信した情報を無線通信部で送信すると共に無線通信部で受信した情報を有線通信部で送信し、制御装置から第2モードが指示された場合、無線通信部の送信電力を所定の第1設定値より小さい第2設定値に設定し、制御装置から指示されたタイミングで移動体マルチホップ中継システムの中継局として無線通信部で受信した情報を無線通信部で送信する通信制御部とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動体マルチホップ中継システムにおける無線通信装置に関するものである。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)は、日本・欧州の地上波デジタルTV放送、ADSL、高速無線LAN規格のIEEE802.11aなど、ブロードバンドやユビキタス・ネットワークを実現する多くの放送・通信アプリケーションに採用されている。
OFDMは、中心周波数が異なる複数のサブキャリア(副搬送波)を利用することで、高い周波数効率を実現している。送信するデータを細かく分割し、複数のサブキャリアに乗せて並列に伝送する多重通信方式である。データを分割することで、1つのサブキャリア当りのシンボル伝送速度をシリアル転送する場合よりも遅くすることができ、位相補正などに使用されるパイロット信号を挿入することもできる。このため、全体としてフェージング(無線通信において信号の強度等が時間的・空間的に大きく変化する現象)の影響を小さくすることができる。
また、OFDMは、隣り合うサブキャリアの帯域が重なり合うほど近接させても干渉することがないよう、互いに直交させて送信を行う。加えてOFDMは、データを時間的に一部重複させて送るガードインターバルを用いており、乱反射などによって受信地点に時間的にズレを持った信号(ゴースト)が到来しても、マルチパス障害が出ないシステムを実現できる。この特長が、マルチパスが発生しやすい地上波デジタルTV放送にOFDMが採用された大きな理由の一つである。
OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)は、OFDMと同じように搬送波を複数のサブキャリアに分割するが、分割されたサブキャリアをグループ化する点がOFDMとは異なる。グループ内のサブキャリアをサブチャネルと呼び、単一の加入者がこれらのサブチャネルを占有する場合もあれば、複数の加入者でサブチャネルを共有する場合もある。
OFDMAを採用したシステムとしてWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)がある。WiMAXは、標準規格IEEE802.16として規定されている(例えば、非特許文献1参照)。
また、中継に関してIEEE802.16を拡張した規格IEEE802.16jがある。このIEEE802.16jにおいては、MMR(Mobile Multi-hop Relay:移動体マルチホップ中継)が用いられる。
図6は、従来のMMRシステムの構成を示すブロック図である。このMMRシステムは、MMR−BS(Base Station:基地局)1と複数のMS(Mobile Station:移動局)2の他に、RS(Relay Station:中継局)3を備える。MMR−BSとMS2は、無線通信を行う。また、RS3は、MMR−BS1のサービスエリア内に存在し、MMR−BS1とMS2の間の無線通信の中継を行う。MMR−BS1は、有線ネットワークを介してASN−GW(Access Service Network-Gateway)4に接続される。ASN−GW4は、バックボーンネットワーク9に接続される。この図において、MMR−BS1を中心とする円は、MMR−BS1のサービスエリアを表し、その半径はMMR−BS1のセル半径を表す。同様に、RS3を中心とする円は、RS3のサービスエリアを表し、その半径はRS3のセル半径を表す。
図7は、従来のMMR−BSの構成を示すブロック図である。このMMR−BS1は、デジタルユニット11(Digital Unit)とRF(Radio Frequency)ユニット12(RF Unit)を備える。デジタルユニット11は、MMR−BS1におけるPHY(Physical)層の処理を行うPHY処理部21(MMR−PHY)、MMR−BS1におけるMAC(Media Access Control)層の処理を行うMAC処理部22(MMR−MAC)、ASN−GW4との有線通信を行うネットワーク処理部23(Network Processing)を備える。RFユニット12は、RF処理部24(RF)を備える。
図8は、従来のRSの構成を示すブロック図である。このRS3は、デジタルユニット31とRFユニット32を備える。デジタルユニット31は、RS3におけるPHY層の処理を行うPHY処理部41(RS−PHY)、RS3におけるMAC層の処理を行うMAC処理部42(RS−MAC)を備える。RFユニット32は、RF処理部44(RF)を備える。
ASN−GW4からMS2へ送信されるデータは、まず有線ネットワークからMMR−BS1のネットワーク処理部23へ送信され、MAC処理部22でMAC層の送信処理が行われ、PHY処理部21でPHY層の送信処理が行われ、RF処理部24でD/A変換されてキャリア周波数にアップコンバートされ無線信号として無線送信される。
また、MMR−BS1、MS2、自己以外のRSのいずれかからの無線信号がRS3で受信されると、RF処理部32で所定の周波数にダウンコンバートされてA/D変換され、PHY処理部41でPHY層の受信処理が行われ、MAC処理部42でMAC層の受信処理が行われ、その情報MAC処理部42でMAC層の送信処理が行われ、PHY処理部41でPHY層の送信処理が行われ、RF処理部44でD/A変換されてキャリア周波数にアップコンバートされ無線信号として無線送信される。
また、MS2またはRS3からの無線信号がMMR−BS1で受信されると、RF処理部12で所定の周波数にダウンコンバートされてA/D変換され、PHY処理部21でPHY層の受信処理が行われ、MAC処理部22でMAC層の受信処理が行われ、ネットワーク処理部24で有線ネットワークを介してASN−GW4へ送信される。
通常、MMR−BS1のRF処理部24の送信電力より、RS3のRF処理部44の送信電力は小さい。従って、MMR−BS1のサービスエリア(セル半径)より、RS3のサービスエリアは小さい。
このようにして、MMR−BS1またはRS3からの無線信号は、MS2で受信される。このようなMMRシステムによれば、MS2がMMR−BS1のサービスエリアの境界付近に存在する場合やサービスエリア内でMMR−BS1とMS2が見通し外になる場合において、安定した通信を行うことができる。
次に、MMR−BS1における送信時の処理について説明する。
MMR−BS1において、ASN−GW4から加入者(MS2)への送信データとMAC処理部22からの割当て情報は、どちらか一方が選択され、PHY処理部21に入力される。ここで、割当て情報は、以下の3つの情報を含む。
FCH(Frame Control Header:フレーム制御ヘッダ)
DL−MAP(Downlink MAP:下り回線の割当て情報)
UL−MAP(Uplink MAP:上り回線の割当て情報)
また、加入者への送信データは、通信している複数の加入者分のデータを含む。ここで、加入者への送信データ、割当て情報は、共にMAC処理部22から出力されるPDU(Protocol Data Unit:プロトコルデータ単位)に1つずつ含まれており、PDUはMACヘッダ、ペイロード、CRC(Cyclic Redundancy Check:誤り検出符号)から構成されている。
PHY処理部21は、入力されたデータに対して、ランダム化、誤り訂正符号化、ビットインターリーブ、変調マッピング、OFDMA多重化を行い、送信信号としてRF処理部24へ出力する。
RF処理部24は、入力された送信信号に対して、送信フィルタリング、アップコンバート、増幅を行い、無線信号としてアンテナから送信する。
次に、MMR−BS1における送信時の処理について説明する。
RF処理部24は、アンテナで受信した無線信号に対して、増幅、ダウンコンバート、受信フィルタリングを行い、受信信号としてPHY処理部21へ出力する。
PHY処理部21は、RF処理部24から入力された受信信号に対して、OFDMA分割、復調デマッピング、ビットデインターリーブ、誤り訂正復号、ランダム化復元を行い、受信データとしてMAC処理部22へ出力する。
MAC処理部22は、データバーストのサブチャネル割り当てを時間領域上で適応的に行うスケジューリングを行う。スケジューリング結果である割当て情報は、以下の3つの情報を含む。
FCH(フレーム制御ヘッダ):後に続く下りバーストのプロファイルを規定している。具体的には、DL−MAPのプロファイル(DL−MAPで使用する誤り訂正符号の種類、DL−MAPメッセージの長さ等)を示す。
DL−MAP(下り回線の割当て情報):下りサブフレームにおけるデータバーストのマッピング情報(フレーム番号、フレーム長、各データバーストの開始OFDMAシンボル番号、開始サブチャネル論理番号、各データバーストを伝送するのに必要なOFDMAシンボル数等)を示し、また、下りサブフレームにおける各データバーストの物理層のプロファイル(変調方式、誤り訂正符号化方式、符号化率等)を規定する。
UL−MAP(上り回線の割当て情報):上りサブフレームにおけるデータバーストのマッピング情報(各データバーストの開始OFDMAシンボル番号、開始サブチャネル論理番号、各データバーストを伝送するのに必要なOFDMAシンボル数等)を示し、また、上りサブフレームにおける各データバーストの物理層のプロファイル(変調方式、誤り訂正符号化方式、符号化率等)を規定する。
FCH、DL−MAP、UL−MAPは全てのMSにブロードキャストされる。RS3は、所属するMMR−BS1と同一のPreamble、FCH、DL−MAP、UL−MAPを送信する。
なお、本発明に関連ある従来技術として、基地局と移動局が中継局経由で通信するP−MP(Point to Multipoint)方式の無線データ通信における移動局のハンドオーバ方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−311253 IEEE Std 802.16−2004,"Part16:Air Interface for Fixed Broadband Wireless Access Systems",2004、[online] インターネット<URL:http://standards.ieee.org/getieee802/802.16.html>
しかしながら、MMR−BS1及びRS3は、予め行われるセル設計に従って配置されるものであり、イベントなどにより急激なトラフィックの増加が発生した場合に、安定した通信を行うことができない。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、移動体マルチホップ中継システムにおけるトラフィックの変動に柔軟に対応することができる無線通信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、移動体マルチホップ中継システムに用いられる無線通信装置であって、前記移動体マルチホップ中継システムの制御を行う制御装置との有線通信を行うことができる有線通信部と、前記移動体マルチホップ中継システムの移動局、基地局、中継局、自己以外の無線通信装置の少なくともいずれかとの無線通信を行うことができる無線通信部と、動作モードとして第1モードと第2モードのいずれかが設定され、前記制御装置から第1モードが指示された場合、前記無線通信部の送信電力を所定の第1設定値に設定し、前記制御装置から指示されたタイミングで前記移動体マルチホップ中継システムの基地局として前記有線通信部で受信した情報を前記無線通信部で送信すると共に前記無線通信部で受信した情報を前記有線通信部で送信し、前記制御装置から第2モードが指示された場合、前記無線通信部の送信電力を所定の第1設定値より小さい第2設定値に設定し、前記制御装置から指示されたタイミングで前記移動体マルチホップ中継システムの中継局として前記無線通信部で受信した情報を前記無線通信部で送信する通信制御部とを備える。
本発明によれば、移動体マルチホップ中継システムにおけるトラフィックの変動に柔軟に対応することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態においては、本発明の無線通信装置を適用した共用装置、この共用装置を用いたMMRシステムについて説明する。
まず、本実施の形態に係るMMRシステムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るMMRシステムの構成の一例を示すブロック図である。この図において、図6と同一符号は図6に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。図6と比較すると、このMMRシステムは、MMR−BS1及びRS3の代わりに共用装置5a,5bを備え、ASN−GW4の代わりにASN−GW6を備える。共用装置5a,5bは、有線ネットワークを介してASN−GW6に接続される。
共用装置5a,5bは、MMR−BS1の機能とRS3の機能を有し、動作モードとしてMMR−BS1の機能を実行するBSモード(第1モード)とRS3の機能を実行するRSモード(第2モード)のいずれかが設定される。ASN−GW6からの指示に従って切り替え処理を行うことにより、共用装置5a,5bは動作モードを切り替えることができる。ASN−GW6は、従来のMMR−BS、RSの管理と同様にして、BSモードの共用装置とRSモードの共用装置を管理する。更に、ASN−GW6は、無線チャネルの使用状況に基づいて共用装置5a,5bの動作モードの切り替えを指示する。
予めセル設計により、MMR−BSのセル半径であるBSセル半径と、RSのセル半径であるRSセル半径とが決定され、BSセル半径を実現するための送信電力であるBS送信電力(第1設定値)と、RSセル半径を実現するための送信電力であるRS送信電力(第2設定値)とが決定される。上述したように、BSセル半径よりRSセル半径は小さく、BS送信電力よりRS送信電力は小さい。更に、BSモードの通信容量よりRSモードの通信容量は小さい。また、共用装置5a,5bは、互いにBSセル半径内に(無線通信可能な位置に)配置される。
次に、本実施の形態に係る共用装置の構成について説明する。
図2は、本実施の形態に係る共用装置の構成の一例を示すブロック図である。この共用装置5は、デジタルユニット51とRFユニット52を備える。デジタルユニット51は、PHY処理部21及びPHY処理部41の機能を有しそれらの機能を外部からの指示により切り替えることができるPHY処理部61(integrated-PHY)、MAC処理部22及びMAC処理部42の機能を有しそれらの機能を外部からの指示により切り替えることができるMAC処理部62(integrated-MAC)、有線ネットワークとの通信を行うネットワーク処理部63(Network Processing)を備える。RFユニット52は、RF処理部24及びRF処理部44の機能を有するRF処理部64(RF)を備える。
なお、制御装置は、実施の形態におけるASN−GW6に対応する。また、有線通信部は、ネットワーク処理部63に対応する。また、無線通信部は、実施の形態におけるRF処理部64に対応する。通信制御部は、実施の形態におけるPHY処理部61及びMAC処理部62に対応する。
BSモードに設定された場合、共用装置5a,5bのネットワーク処理部63は、ASN−GW6との有線接続を有効とする。このとき、PHY処理部61は、PHY処理部21の機能(MMR−BSにおけるPHY層の処理)を実行し、
MAC処理部62は、MAC処理部22の機能(MMR−BSにおけるMAC層の処理)を実行する。
RSモードに設定された共用装置5a,5bのネットワーク処理部63は、ASN−GW6との有線接続を無効とする。このとき、PHY処理部61は、PHY処理部41の機能(RSにおけるPHY層の処理)を実行し、MAC処理部62は、MAC処理部42の機能(RSにおけるMAC層の処理)を実行する。
次に、MMRシステムにおける切り替え処理について説明する。
図3は、本実施の形態に係るMMRシステムにおける切り替え処理の一例を示す。ここで、共用装置5aがBSモードに設定され、共用装置5bがRSモードに設定されているとする。この状態において、ASN−GW6は、共用装置5a,5bにおけるチャネルの使用状況を監視し、動作モードの切り替えが必要と判断すると、共用装置5aに切り替え指示のメッセージを有線送信する(S11)。ここで、ASN−GW6は、例えば、BSモードの共用装置5aとRSモードの共用装置5bについてデータ帯域幅やユーザ数のパラメータを比較し、このパラメータについて共用装置5aより共用装置5bが高くなった場合、切り替えが必要と判断する。切り替え指示のメッセージを受信した共用装置5aは、この切り替え指示を共用装置5bへ無線送信する(S12)。
切り替え指示のメッセージを受信した共用装置5bにおいて、ネットワーク処理部63は、ASN−GW6との有線接続を有効にする(S13)。この有線接続が確立されると、共用装置5bのRF処理部64は、セル半径がBSセル半径になるように、送信電力をBS設定値まで増加させる(S14)。次に、共用装置5bのネットワーク処理部63は、共用装置5aへの応答としてセル確立完了のメッセージを無線送信する(S15)。
セル確立完了のメッセージを受信した共用装置5aは、ASN−GW6への応答として切り替え準備完了のメッセージを有線送信する(S16)。切り替え準備完了のメッセージを受信したASN−GW6は、切り替えタイミングのメッセージを共用装置5a,5bへ有線送信する(S21)。
ASN−GW6、共用装置5a,5bは、切り替えタイミングに従って共用装置5a,5bの動作モードの切り替えを行う(S22)。ここで、切り替えタイミングは、フレーム間の境界である5msの間に設定され、ASN−GW6、共用装置5a,5bは、その5msの間に動作モードの切り替えを完了する。共用装置5aのRF処理部64は、セル半径がRSセル半径になるように、送信電力をRS設定値まで減少させ(S23)、共用装置5aのネットワーク処理部63は、ASN−GW6との有線接続を無効にし(S24)、このフローは終了する。
この切り替え処理により、共用装置5aはRSモードに設定されてRSとして動作し、共用装置5bはBSモードに設定されてBSとして動作する。
上述したように、共用装置5bがRSモードからBSモードに切り替わり共用装置5bのセル半径が増大するだけでなく、同時に共用装置5aがBSモードからRSモードに切り替わり共用装置5aのセル半径が減少することにより、共用装置5a,5bのサービスエリアの重なりを抑え、干渉を抑えることができる。
また、MS2は、IEEE802.16eの規定に従うものであり、ASN−GW6から共用装置5a,5bを介して送られてくる周囲のMMR−BS(BSモードの共用装置を含む)、RS(RSモードの共用装置を含む)の情報を元に、CINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)の悪化を認識すると、MS2の主導でハンドオーバを行う。本実施の形態において、共用装置5a,5bが切り替え処理を行うことで無線状態が悪化するMS2がある場合、そのMS2は、上述したハンドオーバを行う。
図4は、本実施の形態に係るMMRシステムの第1状態を示す平面図である。この第1状態には、共用装置5a,5b、複数のMS2が存在する。第1状態において、共用装置5aは、BSモードに設定され、共用装置5bは、RSモードに設定されているとする。従って、共用装置5aのセル半径は、BSセル半径となり、共用装置5bのセル半径は、RSセル半径となる。
更に、共用装置5aのサービスエリアの境界付近、且つ共用装置5bのサービスエリア内に、イベント会場10が設置されたとする。これにより、イベント会場10付近にMS2が集中し、トラフィックが増大する。その結果、イベント会場10付近のMSは、十分な通信容量を確保することができず、通信速度が遅い、あるいは無線接続できない等の障害が発生する可能性が高くなる。
このような場合に、ASN−GW6は、上述した切り替え処理を実行する。第1状態において切り替え処理が実行されることにより、MMRシステムは、第2状態へ遷移する。
図5は、本実施の形態に係るMMRシステムの第2状態を示す平面図である。この図において、図4と同一符号は図4に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。第2状態において、共用装置5aは、RSモードに設定され、共用装置5bは、BSモードに設定されている。従って、共用装置5aのセル半径は、RSセル半径となり、共用装置5bのセル半径は、BSセル半径となる。
RSモードの通信容量よりBSモードの通信容量が大きいため、第2状態において、共用装置5bがBSモードで動作することにより、イベント会場10付近の通信用量を確保することができる。更に、通信容量が大きくなった共用装置5bが、イベント会場10付近のMS2のコーディングレート、変調方式を変更して、イベント会場10付近のユーザ数を増大させることができる。
なお、デジタルユニット51は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)で構成されても良い。この場合、PHY処理部61、MAC処理部62は、CPUやDSPで実行されるソフトウェアとして実現される。
本実施の形態によれば、MMR−BSの機能とRSの機能を持たせ、ANS−GWの指示で切り替えることができる共用装置を用いることにより、MMRシステムにおける柔軟なセルの配置を行うことができ、ユーザ満足度を向上させることができる。
本実施の形態に係るMMRシステムの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係る共用装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るMMRシステムにおける切り替え処理の一例を示す。 本実施の形態に係るMMRシステムの第1状態を示す平面図である。 本実施の形態に係るMMRシステムの第2状態を示す平面図である。 従来のMMRシステムの構成を示すブロック図である。 従来のMMR−BSの構成を示すブロック図である。 従来のRSの構成を示すブロック図である。
符号の説明
2 MS、5a,5b 共用装置、6 ASN−GW、9 バックボーンネットワーク、10 イベント会場。

Claims (1)

  1. 移動体マルチホップ中継システムに用いられる無線通信装置であって、
    前記移動体マルチホップ中継システムの制御を行う制御装置との有線通信を行うことができる有線通信部と、
    前記移動体マルチホップ中継システムの移動局、基地局、中継局、自己以外の無線通信装置の少なくともいずれかとの無線通信を行うことができる無線通信部と、
    動作モードとして第1モードと第2モードのいずれかが設定され、前記制御装置から第1モードが指示された場合、前記無線通信部の送信電力を所定の第1設定値に設定し、前記制御装置から指示されたタイミングで前記移動体マルチホップ中継システムの基地局として前記有線通信部で受信した情報を前記無線通信部で送信すると共に前記無線通信部で受信した情報を前記有線通信部で送信し、前記制御装置から第2モードが指示された場合、前記無線通信部の送信電力を所定の第1設定値より小さい第2設定値に設定し、前記制御装置から指示されたタイミングで前記移動体マルチホップ中継システムの中継局として前記無線通信部で受信した情報を前記無線通信部で送信する通信制御部と
    を備える無線通信装置。
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