JP2012080534A - 混合型中継ノード、基地局及び混合型中継方法 - Google Patents

混合型中継ノード、基地局及び混合型中継方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スループットを向上できる混合型中継ノード、基地局及び混合型中継方法を提供する。
【解決手段】周期的リファレンス信号を伝送することにより、中継ノードが如何なる中継モードで稼働しても、基地局は常に基地局−端末間リンク及び中継ノード−端末間リンクの双方のチャネル品質情報を取得することができる。そのため、基地局は基地局−端末間チャネル品質情報と中継ノード−端末間チャネル品質情報に基づいて複数の稼働モードから中継ノードの稼働モードを選択し、中継ノードが選択された稼働モードで稼働するように指示する稼働状態指示情報を生成して中継ノードに送信し、中継ノードは指示にしたがって選択された稼働モードで稼働する。これにより基地局は中継ノードの稼働モードを変更し、もっと優れたスループットを得ることができる。
【選択図】図10

Description

本発明は無線通信ネットワークにおいて中継サービスを提供する設備と方法に関する。特に、複数の稼働モードでデータ中継を行なう混合型中継ノードを用いて通信をサポートする無線通信ネットワークにおける混合型中継ノード、基地局及び混合型中継方法に関する。
協調中継技術(Cooperative relay)は、モバイルネットワークにおいて高速データサービスのカバー範囲を拡大し、セル周辺のスループット及びシステムの平均スループットを向上するのに非常に良い方法であることが既に認められている。
協調中継技術について説明する前に、先ず中継の一般原理について説明する。図1は従来技術の中継ノードが基地局−端末間通信に対してサービスを提供する代表的なシーンである。図1において、基地局1と端末3の間の直接リンク101が、ある原因で、例えば障害物に遮断されるかもしくは遠すぎて信号エネルギーが深刻に減衰してしまって、端末に対するサービス品質の保証ができなくなる。このとき、基地局1と端末3の間のちょうどいい位置に中継ノード2が存在すると、信号が深刻に減衰してしまうことは避けられる。中継ノード2は先ず基地局1からバックホール(backhaul)リンク102を介して情報を受信し、受信した情報を、中継ノード−端末間リンク103を介してさらに端末3へ転送してすべての通信プロセスを完成する。これは従来のポイントからポイントへの通信に対して補助とサポートを行う最も簡単で、最も代表的な中継方法を採用した例である。
実際の応用においては、中継ノードの導入が通信ネットワークに及ぼす影響を考慮しなければならない。一つ実行可能な方法として、通信ネットワークにおける従来の「レイヤーの概念」によって中継ノードを分類し、異なる形式の中継ノードの導入時に要求されるネットワーク端末とユーザ端末の変更を解析し、それによる影響を評価する。通常、中継ノードはレイヤーによってL1(layer1、第1のレイヤー)中継、L2(layer2、第2のレイヤー)中継、およびL3(layer3、第3のレイヤー)中継に分けられる。L1中継において、中継ノードはいわゆる増幅転送モードを採用するため、具体的な信号処理を行なう必要がなく、直接受信信号を増幅させてから転送するので、簡単な増幅器として考えられる。しかし、騒音も同時に増幅されるため、性能上の利得は他のモードと比べて最も小さい。L2中継とL3中継はいずれも復号化転送モードを採用するが、エラー検出機能を有するため、エラーなし転送を保証することができる。L2中継は対応する制御機能が不十分であるため、スケジューリングは完全に基地局に従うことになる。L3中継は基本的な制御機能を持っているため、L2中継に比べてもっと優れているが、同時に情報処理の複雑さも高くなる。
以下、協調中継技術について具体的に説明する。協調中継技術の応用については、3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project:第三世代パートナシッププロジェット)で幅広く意見を求めている。提案内容により、協調中継技術における中継ノードの応用モードはすでに二種類が確定されており、それぞれタイプ1中継(Type 1 relay)とタイプ2中継(Type 2 relay)と称される。この二種類の中継ノードの枠組みもすでに確定し、以下のように公表されている。
タイプ1中継は、中継ノードが独立したセルを制御することができる。且つ端末の角度から見ると、これらのセルは中継ノードの従属するマスタセルとは同一なものではなく、これらの独立したセルは自分の物理セルIDを持っており、中継ノードは自分の独立した同期チャネル、リファレンス信号などを伝送したりすることが可能である。それを基に行なわれるシングルセル操作は、端末が直接中継ノードからスケジューリング情報とHARQフィードバックを受信し、自分の制御チャネル(SR/CQI/ACK)を中継ノードに送信する。3GPP release8(以下Rel−8と略称する)で規定された端末については、中継ノードが直接Rel−8基準に適する基地局であると見なされる。LTE−Advance端末については、将来性能の向上や拡張が出来るように、中継ノードとRel−8中の基地局が区別できなければならない。
タイプ2中継には、中継ノードが独立した物理セルIDを持たないため、新規セルを生成することができない。Rel−8端末に対しては透明であり、即ちRel−8端末はこの種の中継ノードの存在を知ることができない。端末はPDSCHのデータ伝送を中継ノード側から受信することができるが、PDCCH制御シグナリングとCRSリファレンス信号は中継ノード側から受信することができない。
具体的に、タイプ1中継は送信パワーが縮小された基地局にもっと類似し、基地局の制御とスケジューリング機能をほとんど備えている。その主な違いは、基地局が有線方式でコアネットワークと接続するのに対して、タイプ1中継のバックホールリンクは基地局間の同周波数バンドのエアインターファースを介して実現し、もっと簡単で容易に行なわれる。そのため、タイプ1中継による性能向上は従来のセル分割方法による性能向上とよく似ており、セル周辺または特別な環境下での端末の伝送性能向上によく使われている。
図2は従来技術のタイプ1中継ノードの内部構成の略図である。タイプ1中継ノードは主に、シングルアンテナまたはマルチアンテナである送受信アンテナ201、無線信号を受信する無線受信部202、無線受信部202で受信した無線信号をベースバンド信号に変換してから必要な情報を抽出し、その後データ処理及び制御信号生成部208に伝送するかもしくは直接伝送及び受信制御部209に送信する復調部204と復号化部206から構成され、伝送及び受信制御部209はシステムインターフェース210と直接接続し、当該システムインターフェース210を介してシステム側とデータまたは制御信号のインタラクティブを行なう。送信側において、機能実現の需要に応じて、伝送及び受信制御部209はデータ処理及び制御信号生成部208により対応する制御信号を生成する必要があり、制御信号の制御で送信しようとするデータを符号化部207の符号化と変調部205の変調により無線信号に変換して送信するか、もしくは伝送及び受信制御部209がこのような制御信号を必要とせずに、送信しようとするデータを符号化部207と変調部205により無線信号に変換して、無線送信部203の制御により送信する。注意すべき点は、タイプ1中継ノードは、マスタ信号が変調終了後にリファレンス信号生成部212により生成したリファレンス信号(パイロット信号)を送信信号に合成することである。同様に、受信側においては、タイプ1中継ノードがチャネル品質測定部211を用いて無線受信部202経由で受信した信号のチャネル品質に対して測定を行なう。
図3は従来技術のタイプ1中継ノードが関与する代表的な通信プロセスの例示図である。基地局1がデータを端末3へ送信しようとする際に、先ずバックホールリンク102を介して、データをタイプ1中継ノード2−1へ送信する(S301)。中継ノード2−1はデータを受信した後にCRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)検査を行ない(S302)、受信したデータに間違いがないかを確認する。基地局1と中継ノード2−1の間のデータの伝送は本発明の注目する内容ではなく、なおCRCなどの検査は本分野の技術者の周知の様々な方法で実現することができるため、ここでは説明を省略する。本例において、この伝送プロセスが正しいと仮定し、中継ノード2−1が受信確認指示ACKを基地局1へ送信し(S303)、データを正しく受信したことを基地局1へ通知する。受信データが正しいことを確認した後、中継ノード2−1は先ずリソーススケジューリングを行ない(S304)、例えば既知のチャネル品質情報を用いて適当な符号化変調計画をたてて(MCS)、アンテナ配置などを行なう。その後、中継ノード2−1はアクセスリンクデータ伝送(S305)によりデータを端末3へ送信する。端末3は前記S302に似ているCRC検査(S306)を行なった後に、データが中継ノード2−1へ正しく伝送されたかによって、肯定応答(ACK)または否定応答(NACK)をフィードバックする(S307)。中継ノード2−1がS307において否定応答(NACK)を受信した場合は、端末3によりデータ受信の肯定応答(ACK)が確認されるまで、ステップS308の再送を行なう必要がある。
タイプ1中継ノードに比べて、タイプ2中継ノードの機能は比較的に簡単である。タイプ2中継ノードは主に基地局のスケジューリングに従って端末にサービスを提供し、基地局の信号と協調して、空間ダイバーシティの実現とシステム性能向上の効果を果たす。そのため、タイプ1中継ノードに比べて構成上簡素化されている。
図4は従来技術のタイプ2中継ノードの内部構成の略図である。タイプ2中継ノードの無線及びベースバンド信号処理部分(201〜207)の構成はタイプ1中継ノードの略同様であるが、タイプ2中継ノードにおける無線受信部202と無線送信部203は復調と復号化などリンク処理機能を経由せずに直接伝送及び受信制御部209と接続できる。この機能が対応するのは物理層のL1中継、すなわち増幅転送モードである。また、タイプ2中継ノードは制御シグナリングを端末へ送信することができないため、図4に示す構成には図2に示すデータ処理及び制御信号生成部208がない。タイプ2中継ノードの稼働は完全に基地局のスケジューリングに従うため、リンク検出部401を介してもっと直接に基地局の制御信号を取得し、受信したデータをバッファする再送データバッファ402を備え、基地局のスケジューリングにしたがって、再送データバッファ402の中のデータ情報を端末へ送信する。
図5は従来技術のタイプ2中継ノードが関与する代表的な通信プロセスの例示図である。タイプ2中継ノードの主な応用シーンはエラー再送である。通信の第一段階において、基地局1はブロードキャストの方式でデータを外へ送信し(S501)、タイプ2中継ノード2−2と端末3は同時にデータを受信し、前記タイプ1中継ノードと同様なCRC検査(S502、S503)により受信データの正確性を確認する。通常の場合、基地局と中継ノード間のリンクは基地局−端末間リンクより遥かに優れているため、ほとんどの場合、中継ノード側のデータ受信の正確性が保証される。本例示において、中継ノード2−2と端末3がそれぞれ肯定応答ACK(S504)と否定応答(NACK)(S505)を基地局1へ送信した場合、基地局1は、端末3が再送の必要があると確認でき、当該再送プロセスは中継ノード2−2の協力が得られる。これを基に、基地局1は自分と中継ノード2−2のリソースに対して集中スケジューリングを行なう必要があり(S506)、その後、対応する制御信号を中継ノード2−2へ送信する(S507)。中継ノード2−2は基地局1の指示に従って前のタイムスロット内に送信したデータを端末3へ送信し、基地局1の同時に送信した信号とともに空間の合成効果(S508)を形成することで、協調ダイバーシティを形成して、端末側の信号受信性能を向上させる。
二種類の中継はそれぞれ長所と短所がある。
タイプ1中継は以下のような長所がある。
1)使用が簡単である。タイプ1中継ノードは基地局のすべての機能をほとんど備えているため、リソーススケジューリングが簡単に行なわれ、端末との間の制御信号交換も簡単に実現できる。
2)性能向上が著しい。タイプ1中継はセル分裂技術による性能利得のようなものを得ることができ、端末の伝送性能、特にセル周辺側に位置する端末の伝送性能に対する改善が著しい。
タイプ1中継は以下のような短所がある。
1)ノード配設に対する要求が高い。タイプ1中継の適用環境は中継ノード−端末間リンクの品質が基地局−端末間リンクの品質より遥かに優れている場合であり、これは中継ノードの配設に対して厳しい条件が求められることになる。中継ノードの配設が不合理であると、その役割が制限される場合があり、同時に導入されるリソースの消耗はスループット全体を下げてしまうこともある。
2)非常に複雑である。タイプ1中継ノードは機能上独立した基地局とほぼ同じであるため、マスタ基地局との間に互いに干渉する可能性があり、このようなバンド内干渉でシステムの伝送性能が著しく低下してしまう。そのため、セル間の干渉抑制技術(ICIC)の導入が必要となり、システムをさらに複雑にする。
タイプ2中継は以下のような長所がある。
1)柔軟に配設できる。タイプ2中継は使用環境に対して特別な条件が設けられておらず、空間ダイバーシティによる性能利得の特徴を利用して、様々なチャネル環境で性能を向上させることができる。
2)互いの干渉が小さい。タイプ2中継の稼働は完全に基地局によって制御されるため、基地局−中継ノード間または中継ノード間の干渉問題がほぼ生じない。
タイプ2中継は以下のような短所がある。
1)性能利得には限度がある。基地局のCRSリファレンス信号に対する干渉を防止するために、タイプ2中継ノードは自分のCRSリファレンス信号を送信してはならないように規定されている。これは中継ノードにしてもまたは基地局にしても中継ノード−端末間リンクの品質測定値を得ることがないことを意味する。この欠点により、基地局が連携伝送の伝送方法を最適化することができず、協調ダイバーシティの発生が可能であっても、性能向上は極めて制限される。
2)リソースの消耗が多い。タイプ2中継は基地局と中継ノード間の協調伝送の方式で稼働し、このような方式は基地局と中継ノードの無線リソースを同時に占用するため、リソース利用率はタイプ1中継より低くなる。
3)すべてのリソーススケジューリングは基地局によって統一に完成するため、基地局の複雑さと稼働量に対してさらに厳しい条件が求められる。
上の二種類の中継のそれぞれの長所と短所に対しては、3GPP RAN1標準化組織において、如何に中継技術性能を向上し、二種類の中継のそれぞれの短所を改善するかについて何度も議論された。標準草案R1−091456(3GPP RAN1#56b,Seoul,South Korea,23th−27th March 2009)では、範囲拡大技術を利用してタイプ1中継の独立セルのカバー範囲を拡大するとともに、基地局の送信パワーを下げて、基地局−中継ノード間の干渉を小さくする方法が提案された。また、標準草案R1−091403(3GPP RAN1#56b,Seoul,South Korea,23th−27th March 2009)では、タイプ2中継において中継ノード−端末間リンクの品質情報が取得できないため、伝送方法を調整できない問題点に対して、長期的に統計したブロックエラー率(BLER)結果を伝送方法調整の根拠として用いる方法が提案された。しかしながら、この方法の精度と適時性については検証する必要がある。標準草案R1−092117(3GPP RAN1#57,San Francisco,USA,4th−8th May 2009)では、二種類の中継モードが共存する可能性について検討されたが、二種類の稼働モード間で如何に選択と切換を行い、共存の特徴を利用して如何に二種類のモードがともに利得を得るかなどの問題については具体的に提案されなかった。
本発明は上述の問題点を鑑みてなされたものであり、混合型中継方式における中継ノード、基地局および中継方法を提供し、複数の稼働モードから適当な稼働モードを選択し、複数の稼働モードのそれぞれの長所を発揮し、混合型中継方式により中継効率を高め、中継システムのスループットを向上させることを目的とする。
本発明の一つの技術案は、無線通信ネットワークにおける基地局と端末の間のデータ通信を中継する混合型中継ノードであって、基地局と接続し、基地局との通信を介するシステムインターフェースと、中継しようとするデータを処理し、複数の稼働モードで基地局と端末の間のデータ中継を実現する信号処理部と、端末に接続し、端末との通信を介する信号送受信部と、中継ノードと端末の間のチャネル状態を表す中継ノード−端末間チャネル品質情報が保持されている端末状態情報テーブルと、周期的リファレンス信号を端末に送信する送信周期と前回の送信時刻が保持されているリファレンス信号周期テーブルと、が格納されたメモリ部と、前記リファレンス信号周期テーブルの中の前記送信周期と前記前回の送信時刻を参照して、現在の時刻がリファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、周期的リファレンス信号を生成して前記端末に送信し、当該周期的リファレンス信号を送信するタイミングで前記リファレンス信号周期テーブルの中の前記前回の送信時刻を更新するとともに、前記端末からフィードバックされた当該中継ノードと端末の間のチャネル状態情報に基づいて、前記端末状態情報テーブルの中の前記中継ノード−端末間チャネル品質情報を更新し、更新後の前記中継ノード−端末間チャネル品質情報を前記基地局に送信するリファレンス信号送信部と、前記リファレンス信号送信部により前記リファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、且つ基地局からの前記更新後の中継ノード−端末間チャネル品質情報に基づいて生成した、当該中継ノードが前記複数の稼働モードの中の一つの稼働モードで稼働するように指示する稼働状態指示情報を受信した後に、前記信号処理部を当該一つの稼働モードで稼働させるモード制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明による混合型中継ノードはモード制御部を備え、当該モード制御部は基地局の稼働状態指示情報を受信して、中継ノードをタイプ1中継モードまたはタイプ2中継モードなどに調整する。中継ノードがタイプ1中継モードで稼働する場合、その機能はタイプ1中継モードと同様である。中継ノードがタイプ2中継モードで稼働する場合、その機能はタイプ2中継モードと同様である。
本発明によると、中継ノードにリファレンス信号部を導入し、リファレンス信号の送信時刻になるとデータ伝送を中断し、中継稼働モードを無視して、CRS周期的リファレンス信号を端末に送信し、端末から中継ノード−端末間リンク品質フィードバックを受信し、結果を基地局に報告する。同時にCRSリファレンス信号周期テーブルの前回のCRS送信時刻を更新する。基地局から送信されたCRS送信周期調整コマンドを受信した場合、CRSリファレンス信号周期テーブルのCRS送信周期を更新し、直ちに前記周期的CRS送信機能を実行する。
また、本発明の他の技術案は、複数の稼働モードでデータ中継が可能な中継ノードを介して端末との間でデータ通信を行なう無線通信ネットワークにおける基地局であって、中継ノード及び端末と接続し、中継ノードまたは端末との通信を介するシステムインターフェースと、中継ノードまたは端末との間で伝送するデータを処理する信号処理部と、基地局と端末の間のチャネル状態を表す基地局−端末間チャネル品質情報および中継ノードと端末の間のチャネル状態を表す中継ノード−端末間チャネル品質情報が保持されている端末チャネル状態情報テーブルと、基地局と中継ノードの間のチャネル状態を表す基地局−中継ノード間チャネル品質情報および中継ノードが周期的リファレンス信号を端末に送信する送信周期と前回の送信時刻が保持されている中継状態情報テーブルと、が格納されたメモリ部と、前記中継状態情報テーブルに格納されている前記送信周期と前記前回の送信時刻を参照して、現在の時刻がリファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、周期的リファレンス信号を生成して前記端末に送信するとともに、中継ノードが前記周期的リファレンス信号を前記端末に送信するように指示する周期的リファレンス信号送信指示を前記中継ノードに送信し、前記端末からフィードバックされた当該基地局と端末の間のチャネル状態情報および前記中継ノードから受信した中継ノードと端末の間のチャネル状態情報に基づいて、前記端末状態情報テーブルの中の前記基地局−端末間チャネル品質情報と前記中継ノード−端末間チャネル品質情報を更新するとともに、前記中継ノードからフィードバックされた、中継ノードが前記周期的リファレンス信号を端末に送信するタイミングで、前記中継状態情報テーブルの中の前記前回のリファレンス信号送信時刻を更新するリファレンス信号送信制御部と、更新後の前記端末チャネル状態情報テーブルの中の前記基地局−端末間チャネル品質情報と前記中継ノード−端末間チャネル品質情報に基づいて、前記複数の稼働モードの中から中継ノードの稼働モードを選択し、中継ノードが選択された稼働モードで稼働するように指示する稼働状態指示情報を生成して前記中継ノードに送信する中継モード選択部と、を備えることを特徴とする。
本発明によると、基地局にリファレンス信号送信制御部を導入し、基地局は中継状態情報テーブルに基づいて、送信時刻になるとデータ伝送を中断し、中継稼働モードを無視して、CRS周期的リファレンス信号を端末に送信し、中継ノードにもCRS周期的リファレンス信号を端末に送信するように指示する。その後、端末から基地局−端末間リンク品質フィードバックを受信し、中継ノードから中継ノード−端末間リンク品質情報を受信するとともに、中継状態情報テーブルの前回のCRS送信時刻を更新し、端末チャネル状態情報テーブルの中の基地局−端末間および中継ノード−端末間チャネル状態情報を更新して中継稼働モード選択機能の実行を開始する。送信制御部はさらに一定の方法にしたがってCRS送信周期を評価し、周期調整コマンドを端末のサービス中の中継ノードに送信して、中継状態情報テーブルおよびリファレンス信号周期テーブルの中のCRS送信周期を更新する。
本発明によると、基地局にモード選択部を導入し、中継状態情報テーブルの中の端末識別子により関連端末を探し出し、端末チャネル状態情報テーブルの中のチャネル状態情報により、一定の方法にしたがって中継ノードの稼働モード選択を行ない、関連指示を中継ノードに送信する。
本発明の他の技術案は、複数の稼働モードでデータ中継を行なう混合型中継ノードを介して無線通信ネットワークにおける基地局と端末の間のデータ通信を中継する混合型中継方法であって、前記混合型中継ノードには、当該中継ノードと端末の間のチャネル状態を表す中継ノード−端末間チャネル品質情報が保持されている端末状態情報テーブルと、当該中継ノードが端末に周期的リファレンス信号を送信する送信周期と前回の送信時刻が保持されているリファレンス信号周期テーブルと、が格納されており、基地局には、基地局と端末の間のチャネル状態を表す基地局−端末間チャネル品質情報および前記中継ノード−端末間チャネル品質情報が保持されている端末チャネル状態情報テーブルと、基地局と中継ノードの間のチャネル状態を表す基地局−中継ノード間チャネル品質情報および中継ノードが前記周期的リファレンス信号を端末に送信する前記送信周期と前記前回の送信時刻が保持されている中継状態情報テーブルと、が格納されており、当該方法は、前記基地局が前記中継状態情報テーブルの中に格納されている前記送信周期と前記前回の送信時刻を参照して、現在の時刻がリファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、周期的リファレンス信号を生成して前記端末に送信するとともに、中継ノードが前記周期的リファレンス信号を前記端末に送信するように指示する周期的リファレンス信号送信指示を前記中継ノードに送信するステップと、前記中継ノードが前記リファレンス信号周期テーブルの中の前記送信周期と前記前回の送信時刻を参照して、現在の時刻がリファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、且つ前記基地局から前記周期的リファレンス信号送信指示を受けた場合、前記周期的リファレンス信号を生成して前記端末に送信し、当該周期的リファレンス信号を送信するタイミングで前記リファレンス信号周期テーブルの中の前記前回の送信時刻を更新するとともに、前記端末からフィードバックされた当該中継ノードと端末の間のチャネル状態情報に基づいて、前記端末状態情報テーブルの中の前記中継ノード−端末間チャネル品質情報を更新し、更新後の前記中継ノード−端末間チャネル品質情報を前記基地局に送信するステップと、前記基地局が前記端末からフィードバックされた当該基地局と端末の間のチャネル状態情報および前記中継ノードから受信した前記更新後の中継ノード−端末間チャネル品質情報に基づいて、前記端末チャネル状態情報テーブルの中の前記基地局−端末間チャネル品質情報と前記中継ノード−端末間チャネル品質情報を更新するとともに、前記中継ノードからフィードバックされた、中継ノードが周期的リファレンス信号を端末に送信する前記タイミングで、前記中継状態情報テーブルの中の前記前回のリファレンス信号送信時刻を更新するステップと、前記基地局が更新後の端末チャネル状態情報テーブルの中の基地局−端末間チャネル品質情報と中継ノード−端末間チャネル品質情報に基づいて、前記複数の稼働モードから中継ノードの稼働モードを選択し、中継ノードが選択された稼働ノードで稼働するように指示する稼働状態指示情報を生成して、前記中継ノードに送信するステップと、前記中継ノードが当該稼働状態指示情報を受信した後に、当該稼働状態指示情報に指示された稼働モードで稼働するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の前記中継ノードと前記基地局により、本発明の混合型中継方法を実現する。本発明の混合型中継方法は周期的CRSリファレンス信号を伝送することにより、中継ノードが如何なる中継モードで稼働しても、基地局は常に基地局−端末間リンク及び中継ノード−端末間リンクの双方のチャネル品質情報を取得することができる。そのため、基地局は必要に応じて中継ノードのために適当な稼働モードを選択し、異なる稼働モードの長所を発揮することができ、混合型中継方法により中継効率を高め、中継システムのスループットを向上させることができる。
以上により、本発明の混合型中継方式での中継ノード、基地局および中継方法は、通信サービスの要求に応じて複数の稼働モードの中から中継ノードのために適当な稼働モードを選択することができ、複数の稼働モードのそれぞれの長所を発揮し、混合型中継方法により中継効率を高め、中継システムのスループットを向上させることができる。
従来技術の中継ノードが基地局−端末間通信にサービスを提供する代表的なシーンである。 従来技術のタイプ1中継ノードの内部構成を示す略図である。 従来技術のタイプ1中継ノードが関与する代表的な通信プロセスの例を示す図である。 従来技術のタイプ2中継ノードの内部構成を示す略図である。 従来技術のタイプ2中継ノードが関与する代表的な通信プロセスの例を示す図である。 本発明による混合型中継ノードの構成を示す略図である。 本発明による基地局の構成を示す略図である。 本発明による端末チャネル状態情報テーブルの例を示す図である。 本発明による中継状態情報テーブルの例を示す図である。 本発明による混合型中継方法を示すフローチャートである。 本発明による中継モード選択プロセスを示すフローチャートである。 本発明による周期的リファレンス信号送信周期調整プロセスを示すフローチャートである。 本発明によるリファレンス信号周期テーブルの例を示す図である。 本発明による端末状態情報テーブルの例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。以下の説明において、中継ノードの初期稼働状態はタイプ1中継モードであると仮定するが、初期稼働状態がタイプ2中継モードである場合でも当然本発明を適用できる。
また、従来のセル概念は「一つの基地局」、「基地局の一つのセクター」、「一つの家庭基地局」、あるいは一つの「中継ノード」などがカバーする範囲であるが、説明の簡素化のために、以下の説明では一つのセルは一つの「基地局」がカバーする範囲を表す。
本発明の実施形態において、中継ノードはセルに従属し、基地局と端末の間の通信にサービスを提供する専用のデバイスであり、それ自身は独立した通信要求がない。中継ノードのセルでの配設は自由度が高く、端末に対するサービスモードは基地局に制御される。
図6は発明による混合型中継ノード構成を示す略図である。本発明の混合型中継モードは無線通信ネットワークにおける基地局と端末の間のデータ通信を中継する。例えば図6に示すように、本発明による実施形態の混合型中継ノードは主に、基地局と接続し、中継ノードと基地局の間の通信を介するシステムインターフェース210と、中継しようとするデータを処理し、複数の稼働モードで基地局と端末の間のデータ中継を実現する信号処理部と、端末と接続し、端末との通信を介する信号送受信部と、この三つの部分で構成される。
また、信号送受信部は具体的に、変調、復調、符号化および復号化などの信号処理部分204〜207と、データ処理及び制御信号生成部208と、伝送及び受信制御部209と、チャネル品質測定部211と、リファレンス信号生成部212と、リンク検出部401と、データ再送バッファ402と、を含むことが可能である。上述の図2と図4において、従来技術のタイプ1中継ノードとタイプ2中継ノードついての説明から分るように、本発明の信号処理部はタイプ1中継ノードとタイプ2中継ノードの双方の構成部を備えているため、異なる構成部の稼働状態を切り換えることにより、タイプ1中継モード、タイプ2中継モード、および中継なしモードなどを含む複数の稼働モードで基地局と端末の間のデータ中継を行なうことができる。
また、信号送受信部は具体的に、アンテナ201、無線受信部202および無線送信部203を含むことができる。
システムインターフェース、信号処理部および信号送受信部の機能と構成は、上述の従来技術に対して図2と図4を参照して同様の図面と記号で説明したタイプ1中継ノードとタイプ2中継ノードの有する対応構成部と同じであり、本分野の技術者に公知の技術手段によって実現できるため、具体的な説明は省略する。同様に、以下の本発明の実施形態の説明において、従来技術に係るすでに説明した構成、機能、ステップについては、同様の技術によって実現できるため、具体的な説明を省略する。
本発明の混合型中継ノードは、モード制御部601、リファレンス信号送信部602、リファレンス信号周期メモリ部603、端末状態情報メモリ部604をさらに備える。ここでは、説明をしやすくするために、リファレンス信号周期メモリ部603と端末状態情報メモリ部604を、リファレンス信号周期テーブルおよび端末状態情報テーブルをそれぞれ格納した別々になっている二つのメモリとして説明をするが、実際においては、この二つは一つのメモリ部として実現することができる。このとき、当該メモリ部にはリファレンス信号周期テーブルと端末状態テーブルが格納される。
本発明のリファレンス信号周期メモリ部603に格納されているリファレンス信号周期テーブルの詳細については、図13を参照して後文で説明する。ここでは図14を参照しながら端末状態情報メモリ部604に格納されている端末状態情報テーブルについて説明をする。図14は本発明による端末状態情報テーブルの例示であり、図14において、各行は中継ノードに関する端末の情報に対応し、端末番号1401、中継ノード−端末間チャネル品質情報1402および統計ブロックエラー率1403が含まれている。
ここで、端末番号1401は中継ノードに関する端末の識別子(端末1、端末2、・・・、端末m)を示し、中継ノード−端末間チャネル品質情報1402は中継ノードと対応する端末の間のチャネル品質情報(h、h、・・・、h)を示す。統計ブロックエラー率1403が示すのは当該端末の統計ブロックエラー率(BLER、BLER、・・・、BLER)であり、統計ブロックエラー率1403は、後で述べる周期的リファレンス信号送信周期の調整プロセスおよびリンクSN比をチャネル状態情報として採用する場合、システムのスループットにより中継モードの選択に使う閾値を特定するプロセスに用いられる。
中継ノードがタイプ1中継モードで稼働する場合、この時点で中継ノードは端末と通信する主導権を握っていることを意味する。端末が送信した無線信号はアンテナ201で受信した後に、無線受信部202、復調部204、復号化部206を経由して上りデータストリームに変換され、データ処理及び制御信号生成部208に伝送される。同時にチャネル品質測定部211は端末が送信したチャネル品質フィードバックレポートを分離させて、同様にデータ処理及び制御信号生成部208に伝送する。当該レポートは端末状態情報メモリ部604に格納されている端末状態情報テーブルの更新に用いられ、且つタイプ1中継モードにおいて中継ノードが中継ノード−端末間リンク伝送方式を調整する根拠とする(詳細については後述する)。中継ノードはシステムインターフェース210から基地局が送信した下りデータストリームを受信した後に、データ処理及び制御信号生成部208により必要な制御情報を加え、その後符号化部207、変調部205と無線送信部203を経由してからアンテナ201を介して端末に送信する。
本発明の混合型中継ノードにおいて、無線送信部203経由で送信をする前に、リファレンス信号生成部212により生成した周期的リファレンス信号を送信信号に合成して、中継ノードが引き続き端末側から中継ノードと端末の間のチャネル状態情報レポートを取得できることを確保する。
具体的には、リファレンス信号送信部602はリファレンス信号周期メモリ部603に格納されているリファレンス信号周期テーブルを参照して、リファレンス信号送信時刻に達しているかどうかを判断する(詳細については後述する)。リファレンス信号送信時刻に達していないと判断した場合は、現在のモード(ここではタイプ1中継モード)を継続し、リファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合は、中継ノードはリファレンス信号生成部212によりCRS(common reference signal)リファレンス信号を生成し、このリファレンス信号を送信信号に合成して端末に送信する。送信信号にCRS信号を合成することで、中継ノードはチャネル品質測定部211により端末からフィードバックされた中継ノード−端末間チャネル品質情報を取得し、当該フィードバックされた中継ノード−端末間チャネル品質情報で端末状態情報メモリ部604に格納されている端末状態情報テーブルを更新し、更新後の中継ノード−端末間チャネル品質情報1402をシステムインターフェース210経由で基地局に転送する。また、中継ノードがCRS送信を終了するたびに、当該CRS信号を送信するタイミングでリファレンス信号周期メモリ部603に格納されているリファレンス信号周期テーブルの中の前回のリファレンス送信時刻情報を更新する(詳細については後述する)。
リファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、中継ノードは先ずデータの送信を中断し、基地局からの周期的リファレンス信号送信指示を待ち、当該指示を受信した後に、CRSリファレンス信号を生成して上述の送信を行なってもよい。
以上のプロセスを周期的リファレンス信号送信プロセスと称する。
周期的リファレンス信号送信プロセスが終了した後に、中継ノードは基地局からの稼働状態指示情報を待ち、モード制御段階に進む。モード制御部601は基地局からの更新後の中継ノード−端末間チャネル品質情報により生成した、当該中継ノードが複数の稼働モードの中の一つの稼働モードで稼働するように指示する稼働状態指示情報を受信した後に、当該稼働モードで稼働するように前記信号処理部を制御する。
具体的には、中継モードが、システムインターフェース210を介して基地局から元の稼働モードを維持するように指示を受けると、データ伝送の動作を再開し、タイプ1中継モードでデータ伝送を継続し、基地局からサービス終了の指示を受けると、端末との接続を切断して制御権を基地局に渡し、基地局からモード切換の指示を受けると、例えばモード制御部601により信号処理部分204〜207、データ処理及び制御信号生成部208、伝送及び受信制御部209、基地局と通信するシステムインターフェース210、チャネル品質測定部211、リファレンス信号生成部212、リンク検出部401およびデータ再送バッファ402などの各ユニットの稼働/不稼働の状態を切り換え、タイプ1中継ノードが有する各ユニットが稼働するタイプ1中継モード、或いはタイプ2中継ノードが有する各ユニットが稼働するタイプ2中継モードを形成し、タイプ1中継モードからタイプ2中継モードに切り換え、通信主導権を基地局に渡し、タイプ2中継モードで上りと下り信号に対して前記タイプ2中継ノード処理を行なう。即ち、システムインターフェース210を介して基地局からデータを取得した後に、中継ノードはそのデータを再送データバッファ402に格納し、リンク検出部401により端末の受信にエラーが生じたことを検出した後に、基地局の指示により端末に信号を送信し、協調ダイバーシティを形成する。
タイプ2中継モードに切り換えた後に、中継ノードはリファレンス信号周期テーブルを初期化する。
本発明の実施形態の一つの特徴は、CRS周期的リファレンス信号送信を採用したことにある。したがって、中継ノードにおいて本発明と直接関係する部分はリファレンス信号送信部602とリファレンス信号周期メモリ部603の中に格納されているCRS送信周期テーブル(リファレンス信号周期テーブル)である。CRS送信周期テーブルのフォーマットは図13に示す通りで、図13は本発明によるリファレンス信号周期テーブルの例示であり、現在のCRS送信周期1301と前回のCRS送信時刻1302の二つの部分を含む。リファレンス信号送信部602はCRS送信周期テーブルにより、現在のCRS送信周期1301と前回のCRS送信時刻1302を加算した結果が現在の時刻より大きい場合、周期的CRS送信時刻に達していないと判断する。逆に、現在のCRS送信周期1301と前回のCRS送信時刻1302を加算した結果が現在の時刻より小さいかまたは等しい場合は、周期的CRS送信時刻に達していると判断する。したがって、CRS送信周期テーブルは中継ノードの行動と動作のために参照するものを提供し、同時に格納内容は基地局から受信した指示と自身が完成した動作に基づいて更新される。例えば、前記周期的リファレンス信号送信プロセスにおいて、中継ノードがCRS信号を端末に送信した後に、当該CRS信号を送信したタイミングで前記CRS送信時刻1302(前回のリファレンス信号送信時刻情報)を更新する。CRS送信周期1301が更新されてもよい。本発明の中継ノードがタイプ2中継モードで稼働する場合、システムインターフェース210を介して基地局からCRS送信周期調整指示を受ける場合がある。この際に、中継ノードは指示にしたがって、CRSリファレンス信号周期テーブルの中のCRS送信周期1301を更新する(詳細については後述する)。このように、前回のCRS送信時刻1302と更新後のCRS送信周期1301を加算した後現在の時刻より小さいかまたは等しい場合は、中継ノードは直ちにCRS周期送信プロセスに進み、相変わらず現在の時刻より大きい場合は、周期的CRS送信時刻に達していないと判断して待ち続ける。
リファレンス信号送信部602は引き続きリファレンス信号周期メモリ部603の中に格納されているCRSリファレンス信号周期テーブルを参照して、CRS周期送信時刻に達しているかどうかを判断し、周期的CRS送信時刻に達していない場合は、現在のモード(ここではタイプ2中継モード)での中継を継続し、周期的CRS送信時刻に達している場合は、その前のプロセスを繰り返す。
図6は、それぞれ異なる線で本発明の混合型中継ノードにおける異なる中継モードに用いられるデータフローを示す。
以下、本発明の実施形態による基地局について説明をする。図7は本発明による基地局の構成を示す略図である。本発明の無線通信ネットワークにおける基地局は、複数の稼働モードでデータ中継が可能な中継ノードを介して端末との間でデータ通信を行なう。本発明の基地局は主に、中継ノード及び端末と接続し、中継ノードまたは端末との通信を介するシステムインターフェース701と、中継ノードまたは端末との間で伝送するデータを処理する信号処理部702とから構成される。
具体的に、信号処理部702は、少なくともマッピング部703とデマッピング部704、変調、復調、符号化、復号化など信号処理部分705〜708、タイミング制御部709、上位レイヤデータと制御部710、チャネル推定部711、ビットシーケンストレーニング部712、ネットワークインターフェース713、およびリファレンス信号生成部718、無線伝送制御部719などから構成される。上位レイヤデータと制御部710は主要な制御機能を備え、ネットワークインターフェース713を介してコアネットワークと接続する。これらの構成部は従来の基地局の構成を使用可能であるため、具体的な説明は省略する。
また、図7に示す基地局はさらに本発明に係る端末チャネル状態情報メモリ部714、中継状態情報メモリ部715、リファレンス信号送信制御部716、および中継モード選択部717が含まれる。
そのうち、端末チャネル状態情報メモリ部714と中継状態情報メモリ部715は、基地局及びセル内関連端末と中継状態情報を格納するメモリであり、基地局と端末の間のチャネル状態を表す基地局−端末間チャネル品質情報及び中継ノードと端末の間のチャネル状態を表す中継ノード−端末間チャネル品質情報が保持されている端末チャネル状態情報テーブルと、基地局と中継ノードの間のチャネル状態を表す基地局−中継ノード間チャネル品質情報および中継ノードが周期的リファレンス信号を端末に送信する送信周期と前回の送信時刻が保持されている中継状態情報テーブルと、がそれぞれ格納されている。また、同様に、説明をしやすくするために、端末チャネル状態情報メモリ部714と中継状態情報メモリ部715は、端末チャネル状態情報テーブルと中継状態情報テーブルをそれぞれ格納した別々になっている二つのメモリとして説明するが、実際においては、この二つは一つのメモリ部として実現することができる。このとき、当該メモリ部には端末チャネル状態情報テーブルと中継状態情報テーブルが格納される。
図8は本発明による端末チャネル状態情報テーブルメモリ部714に格納されている端末チャネル状態情報テーブルの一例である。図8において、各行は一つの基地局が制御するセル内端末の情報に対応し、端末番号801、サービス中の中継ノード番号とサービスモード802、基地局−端末間チャネル品質情報803、中継ノード−端末間チャネル品質情報804、および統計ブロックエラー率805が含まれる。
ここで、端末番号801は基地局が制御するセル内の各端末を示し、サービス中の中継ノード番号とサービスモード802は端末に関連する中継ノード及び当該中継ノードの現在の稼働モードを示す。図8に示すように、列802の値のフォーマットは前後二つの部分に分けられ、前半部分のA1またはA2は端末に関連する中継ノードの識別子で、後半部分の値は1または2で、1の場合は、当該サービス中の中継ノードがタイプ1中継モードで稼働していることを表し、2の場合は、当該サービス中の中継ノードがタイプ2中継モードで稼働していることを表す。列802の値が0の場合は、当該端末は中継ノードのサポートを採用せず、直接基地局からサービスを提供することを表し、このとき対応する中継ノード−端末間チャネル品質情報804は空である。
基地局が中継モード選択を実行しようとする場合、端末チャネル状態情報テーブルの中の基地局−端末間チャネル品質情報803と中継ノード−端末間チャネル品質情報804に基づいて判断する必要がある。
統計ブロックエラー率805は各端末の統計ブロックエラー率を示し、中継ノードの端末状態情報テーブルの中の統計ブロックエラー率1403と同様な内容を格納し、中継ノードが基地局に報告する過程における相互間の通信により、中継ノードの端末状態情報テーブルの中の統計ブロックエラー率1403と同期できる。
図9は本発明による中継状態情報メモリ部715に格納されている中継状態情報テーブルの一例である。図9において、各行は一つの基地局が制御するセル内中継ノードの情報に対応し、中継ノード番号901、稼働モード902、関連端末番号903、基地局−中継ノード間チャネル品質情報904、中継ノードが上述の周期的リファレンス信号送信プロセスを行なうCRS送信周期905、および前回のCRS送信時刻906を含む。
本発明の実施形態において、中継ノード番号901は基地局が制御するセル内の中継ノードを示し、稼働モード902は当該中継ノードの現在の稼働モードを示す。稼働モード902の値が1の場合は、当該中継ノードがタイプ1中継モードで稼働していることを表し、稼働モード902の値が2の場合は、当該中継ノードがタイプ2中継モードで稼働していることを表し、稼働モード902の値が0の場合は、当該中継ノードが現在どの端末にも関連せず、即ち中継ノードなしモードで稼働していることを表す。このとき、対応する関連端末番号903は空である。
基地局は、中継モード選択を実行する前に、中継ノードと類似する上述の周期的リファレンス信号送信プロセスを行なう必要がある。
リファレンス信号送信制御部716は、先ず中継状態情報テーブルに格納されているCRS送信周期905と前回のCRS送信時刻906を参照して、上述の中継ノードの周期的リファレンス信号送信プロセスと同様な判断方法で、リファレンス信号送信時刻に達しているかどうかを判断する。すなわち、CRS送信周期905と前回のCRS送信時刻906を加算した結果が現在の時刻より大きい場合、基地局はリファレンス信号送信時刻に達していないと判断する。逆に、CRS送信周期905と前回のCRS送信時刻906を加算した結果が現在の時刻より小さいかまたは等しい場合、基地局はリファレンス信号送信時刻に達していると判断し、周期的リファレンス信号の送信を実行する。
つまり、リファレンス信号送信制御部716により現在の時刻がリファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、基地局はCRS周期的リファレンス信号を生成して端末に送信し、さらに基地局は上述の周期的リファレンス信号送信指示を中継ノードに送信して中継ノードにもCRS周期的リファレンス信号を端末へ送信するように指示する。
端末は基地局からのCRS周期的リファレンス信号を受信した後に、基地局と端末の間のチャネル状態情報を基地局に報告する。また、上の説明から分るように、中継ノードも、基地局の指示にしたがって周期的リファレンス信号送信プロセスを行なった後に、端末からフィードバックされた中継ノード−端末間チャネル品質情報を受信し、更新後の中継ノードと端末の間のチャネル状態情報を基地局に報告する。
基地局は端末からフィードバックされた当該基地局と端末の間のチャネル状態情報及び中継ノードから受信した中継ノードと端末の間のチャネル状態情報に基づいて、端末チャネル状態情報テーブルの中の基地局−端末間チャネル品質情報803と中継ノード−端末間チャネル品質情報804を更新する。さらに、基地局も中継状態情報テーブルの中の前回のリファレンス信号送信時刻906を更新する。そのため、中継ノードは、周期的リファレンス信号送信プロセスにおいて周期的リファレンス信号を端末に送信するタイミングを基地局に報告し、基地局は中継ノードから取得した当該タイミングで、中継状態情報テーブルの中の前回のリファレンス信号送信時刻906を更新する。
上述のように、中継ノードがタイプ1中継モードで稼働するときに、基地局と端末の間に直接な通信プロセスが存在しないため、基地局側は基地局−端末間チャネル品質情報を取得することができない。そのため、図8に示す端末チャネル状態情報テーブルの中の基地局−端末間チャネル品質情報803は、端末に関連する中継ノードの稼働モードがタイプ1中継モードの場合、ただちに更新できない。これに対して、本発明は周期的リファレンス信号伝送を採用することで、端末に関連する中継ノードの稼働モードがタイプ1中継モードである場合、当該端末に対応する基地局−端末間チャネル品質情報803も周期的リファレンス信号送信プロセスにより更新されるようにする。
同様に、中継ノードがタイプ2中継ノードで稼働するときに、中継ノードは端末に対して完全に透明であり、基地局は中継ノード−端末間チャネル品質情報を取得することができないため、図8に示す端末チャネル状態情報テーブルの中の中継ノード−端末間チャネル品質情報804は、端末に関連する中継ノードの稼働モードがタイプ2中継モードの場合、ただちに更新できない。これに対して、本発明は周期的リファレンス信号伝送を採用することで、端末に関連する中継ノードの稼働モードがタイプ2中継モードである場合、当該端末に対応する中継ノード−端末間チャネル品質情報804が周期的リファレンス信号送信プロセスにより更新されるようにする。
これにより、本発明は周期的なリファレンス信号伝送を行なうことで、中継ノードがどの中継モードで稼働しても基地局が常に基地局−端末間リンクおよび中継ノード−端末間リンクの双方のチャネル品質情報を取得できるようにする。
次に、基地局は中継モード選択段階に進む。中継モード選択部717は更新後の端末チャネル状態情報テーブルの中の基地局−端末間チャネル品質情報803と中継ノード−端末間チャネル品質情報804に基づいて、複数の稼働モードから中継ノードの稼働モードを選択し、中継ノードが前記選択された稼働モードで稼働するように指示する稼働状態指示情報を生成して中継ノードに送信する。したがって、基地局は中継モード選択部717により中継ノードの稼働モードを変更して、より良いシステムスループットを取得することができる。具体的なモード選択方法については後で詳しく説明する。
基地局の周期的リファレンス信号送信プロセスにおいて、リファレンス信号送信制御部716がリファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、中継ノードと端末の間のデータ伝送を一時停止し、中継ノードから返送された稼働状態指示情報に対する確認情報を受信した後に、中継ノードと端末の間のデータ伝送を再開する。
図10は上述の混合型中継ノード及び基地局を利用して行なわれた本発明による混合型中継方法のフローチャートである。本発明の混合型中継方法は、複数の稼働モードでデータ中継が可能な混合型中継ノードを介して、無線通信ネットワークにおける基地局と端末の間のデータ通信を中継する。
混合型中継方法の周期的リファレンス信号送信及び中継モード選択プロセスを開始する前に、中継ノード2−3と基地局1はそれぞれ先ずデータ伝送(S1001)を中断することができる。上述のように、基地局1は中継状態情報テーブルに基づいて周期的CRS送信時刻に達しているかどうかを判断して、周期的リファレンス信号送信プロセスを開始し、CRSリファレンス信号を端末3に伝送し(S1002)、同時に周期的リファレンス信号送信指示を中継ノード2−3に送信する(S1003)。中継ノードは当該指示を受けた後に、上述のように、リファレンス信号周期テーブルに基づいて周期的リファレンス信号送信プロセスを開始し、CRSリファレンス信号を端末3へ送信する(S1004)。端末3は基地局1と中継ノード2−3のそれぞれから受信したCRSリファレンス信号に基づいて、基地局−端末間チャネル品質と中継ノード−端末間チャネル品質をそれぞれ評価し(S1005)、基地局−端末間チャネル品質を基地局1に報告し(S1006)、中継ノード−端末間チャネル品質を中継ノード2−3に報告する(S1007)。中継ノード2−3が端末3からの中継ノード−端末間チャネル品質報告を受信した後に、その報告を基地局1に報告するとともに、周期的リファレンス信号送信プロセスにおいて周期的リファレンス信号を端末に送信するタイミングを基地局1に報告する。(S1008)。基地局1は端末に関連する上述の二つの品質報告を受けた後、端末チャネル状態情報テーブルの中の基地局−端末間チャネル品質情報803と中継ノード−端末間チャネル品質情報804を更新し、中継ノードから取得したタイミングで中継状態情報テーブルの中の前回のCRS送信時刻906を更新する(S1009)。基地局1はその後すぐ中継モード選択プロセスに進み(詳細については後で説明する)(S1010)、選択終了後に稼働状態指示情報を中継ノード2−3へ送信する(S1011)。中継ノード2−3は稼働状態指示情報を受信した後に自身の稼働モードを調整し(S1012)、確認情報を基地局1にフィードバックする(S1013)。続いて双方は確定したばかりの稼働モードにしたがって、データ伝送を再開する(S1014)。ここで、基地局1が、中継ノードによるサービス提供は必要ないと決めて対応する稼働状態指示情報を中継ノードに送信すると、当該指示を受けた中継ノードはアイドル状態になり、データ伝送に関与しない。
本発明の実施形態において、周期的リファレンス信号送信プロセスは、迅速にチャネル環境変化に応じて中継ノードの稼働モードを切り換えることでもっと高いシステムスループットを得ることと、中継ノードがタイプ2中継モードで稼働する場合基地局が適切な伝送方法を選択してタイプ2中継モード時のシステム性能を向上するように、中継ノード−端末間チャネル品質情報を更新することと、を目的とする。
以下、基地局が行われる中継モード選択プロセスについて詳しく説明する。図11は本発明による中継モード選択プロセスのフローチャートである。
基地局は中継モード選択プロセスの実行を開始した後、先ず端末チャネル状態情報テーブルにアクセスし、中継ノードに関連する端末の基地局−端末間チャネル品質情報803(例えば、基地局−端末間リンクSN比γ)と中継ノード−端末間チャネル品質情報804(例えば、中継ノード−端末間リンクSN比γ)を取得する(S1101)。続いて、基地局は基地局−端末間チャネル品質情報803と中継ノード−端末間チャネル品質情報804の比率α=γ/γ(S1102)を算出する。α値を先ずシステムが設定した上限閾値αTH1と比較し(S1103)、α>αTH1(S1103、YES)の場合、基地局は中継ノードなしで端末との直接通信を選択し、中継ノードは当該通信プロセスをサポートしないことになる。即ち、中継なしモードである(S1105)。α≦αTHI(S1103、NO)の場合、システムの設定した前記上限閾値αTH1より小さい下限閾値αTH2と比較し(S1104)、α<αTH2(S1104、YES)の場合、基地局は中継ノードをタイプ1中継モードに決定する(S1107)。さもないと(S1104、NO)、基地局は中継ノードをタイプ2中継モードに決定する(S1106)。以上により中継モードの選択プロセスは終了する。
システムは基地局−端末間チャネル品質情報803と中継ノード−端末間チャネル品質情報804の比率αに対して二つの閾値αTH1(上限値)とαTH2(下限値)を設定する。当該比率αが上限閾値αTH1より大きい場合、基地局−端末間リンク品質が中継ノード−端末間リンク品質より遥かに優れていると判断し、基地局は中継ノードなしで端末と直接通信する。比率αが下限閾値αTH2より小さい場合、中継ノード−端末間リンク品質が中継ノード−端末間リンク品質より遥かに優れていると判断し、基地局は通信機能の向上が最も著しいタイプ1中継モードを採用する。比率αが上限値αTH1と下限値αTH2の間にある場合、基地局は機能向上には限りがあるが、お互いに干渉が最も小さいタイプ2中継モードを採用する。
以上で分かるように、システムは具体的な状況に基づいて(使用するチャネル状態情報の具体的な種類など)、前記上限値αTH1と下限値αTH2を任意に設定することができる。
以下、リンクSN比をチャネル状態情報とする場合、タイプ1中継モード(Type 1 Relay)、タイプ2中継モード(Type 2 Relay)、および中継なしモードでのシステムスループットに基づいて前記二つの閾値を確定する最適な方法について説明する。
毎回伝送するときに、特定のリンクSN比γにおいて、ブロックエラー率をφ(γ)とする。伝送エラーが生じると再送する必要がある。この方法の説明においては再送に採用されるMCSと初期伝送が一致すると仮定するが、この方法は再送に採用されるMCSと初期伝送が不一致の場合にも同様に用いられる。最大伝送回数がN次の過程に対して、タイプ1中継モードを採用する場合、スループットは式1に表すことができる。
タイプ2中継モードを採用する場合、すなわち再送段階に中継ノードと基地局の協調ダイバーシティが存在するとき、スループットは式2に表すことができる。

式2において、αは基地局−端末間リンクSN比γと中継ノード−端末間リンクSN比γの比率である。
同じく、中継ノードを採用せず、基地局が端末との間の伝送と再送プロセスを直接完成する場合、スループットは式3に表すことができる。
以上のスループット解析により、式2の結果と式1の結果が等しくなるαの値をαTH2とし、式3の結果と式2の結果が等しくなるαの値をαTH1とすることができる。
以下、本発明における周期的リファレンス信号の送信周期調整プロセスについて説明する。
もっと精確な中継ノード−端末間チャネル品質情報を取得するために、場合によって本発明の基地局はCRS周期的リファレンス信号の送信周期に対して調整を行う必要がある。基地局が周期的リファレンス信号の送信周期の調整を実行するときに、端末の統計ブロックエラー率により判断することができる。例えば、基地局は中継ノードから端末状態情報テーブルの中に格納されている端末の統計ブロックエラー率情報1403を取得することが可能であり、直接自分が格納している端末状態情報テーブルの中の統計ブロックエラー率情報805(上述のように、805と1403の内容は同じで同期である)を参照して、端末の統計ブロックエラー率が所定のシステム閾値より大きいかどうかを判断し、判断結果により中継状態情報テーブルの中のCRS送信周期情報905を調整するとともに、中継ノードがリファレンス信号周期テーブル(CRS送信周期テーブル)の中の現在のCRS送信周期1301に対して同様な調整を行なうように指示してもよい。統計ブロックエラー率情報1403は、端末のサービス中中継ノードがタイプ1中継モードである場合、ただちに更新されないので、端末のサービス中の中継ノードがタイプ1中継モードである場合は周期調整の必要がない。統計ブロックエラー率情報1403は、端末のサービス中の中継ノードがタイプ2中継モードである場合、ただちに更新されるので、端末のサービス中の中継ノードがタイプ2中継モードである場合はCRS周期調整を行なうことが可能である。端末がいずれの中継ノードとも関連がないときには周期的CRSの送信も調整も必要がない。
図12は本発明による周期的リファレンス信号送信周期調整プロセスのフローチャートである。基地局はリファレンス信号送信制御部716により周期的リファレンス信号送信周期調整機能を実行する。基地局は先ず中継ノードから端末の統計ブロックエラー率情報を取得し(S1201)、続いて端末の統計ブロックエラー率BLERが所定のシステム閾値より大きいかどうかを判断し(S1202)、システム閾値より大きくない場合(S1202、NO)、格納されている端末の統計ブロックエラー率をクリアし(S1205)、調整プロセスを終了させる。システム閾値より大きい場合(S1202、YES)、CRS送信周期が減少するように中継状態情報テーブルの中のCRS送信周期情報905を調整し(S1203)、CRS調整コマンドを中継ノードに送信する。同様に、中継状態情報テーブルの中のCRS送信周期情報1301を調整する(S1204)。CRS周期調整が終了すると、格納されている端末の統計ブロックエラー率をクリアする(S1205)。これでプロセスは終了する。
本発明の実施形態において、ステップS1202の判断で使用したシステム閾値は端末の進行中のサービスによって決められる。異なるサービス種類に対して、S1202においてシステムの求めるブロックエラー率は異なってもよい。本発明の技術者は従来の技術に基づいて適当なシステム閾値を設定することができる。
周期的リファレンス信号の送信周期調整プロセスは周期的リファレンス信号の送信と同期に行われてもよい。すなわち、中継ノードが周期的リファレンスを生成して端末へ送信するたびに、基地局は統計ブロックエラー率を取得して前記判断と周期調整を行なう。具体的に、CRS周期的送信が終了するたびに、中継ノードがタイプ2中継モードで稼働している場合、基地局は当該周期内で端末が受信するデータのブロックエラー率を統計し、これを根拠にCRS送信周期の調整を開始するプロセスでもよい。このような実現方法は基地局の時間変化の激しいチャネルに対する迅速な対応に役立つ。
周期的リファレンス信号の送信周期調整プロセスは周期的リファレンス信号の送信と非同期に行われてもよい。例えば、基地局が一定の時間周期ごとに、統計ブロックエラー率情報を取得して上述の判断と周期調整を行なう。具体的には、基地局が一定の時間内に端末が受信するデータのブロックエラー率を統計し、統計時間が終了すると、これを根拠にCRS送信周期の調整を開始するプロセスでもよい。このような方法はデータ統計の信頼性の向上に役立つ。
本発明の実施形態において、CRS送信周期調整は、中継ノードがタイプ2中継ノードで稼働する場合、基地局の伝送方法に対する選択精度を高めることを目的とする。そのため、中継モードの切換が行われる場合、CRS送信周期を調整前の初期値に戻して端末の統計ブロックエラー率をクリアすることができる。
上述の実施形態において、CRSリファレンス信号を例にして本発明の採用する周期的リファレンス信号について説明したが、本発明はこれに限らず、CRSリファレンス信号以外の他の周期的リファレンス信号であっても、伝送しようとする送信信号に合成して端末に送信し、端末から、フィードバックされたリンクチャネル品質情報を取得することさえできれば、同様に本発明の目的を実現することができることは、本分野の技術者にとって明らかである。そのため、CRSリファレンス信号の外に、従来技術のその他の汎用の周期的リファレンス信号、または新技術標準の制定により新たに出現する現在のCRSリファレンス信号のような標準的な周期的リファレンス信号を使用してもよい。
同様に、上述の実施形態において、タイプ1中継(Type 1 Relay)モード、タイプ2中継(Type 2 Relay)モード、および中継なしモードなどを例に、本発明による混合型中継ノードの利用可能な複数の稼働モードについて説明をしたが、本発明はこれに限らず、その他の稼働モードであっても、同様に本発明の発想に適用できることは、本分野の技術者にとって明らかである。この場合、これらの複数の稼働モードから適当な稼働モードを選択することで、本発明による混合型中継設備と方法は同様に複数の稼働モードのそれぞれの長所と結び付けて、最適な稼働モードを選択してシステムの性能を向上することができる。
上述のように、本発明の混合型中継方式での中継ノード、基地局および中継方法は、通信サービスの要求に応じて複数の稼働モードの中から中継ノードのために適当な稼働モードを選択することができ、複数の稼働モードのそれぞれの長所を発揮し、混合型中継方法により中継効率を高め、中継システムのスループットを向上させることができる。

Claims (25)

  1. 無線通信ネットワークにおける基地局と端末の間のデータ通信を中継する混合型中継ノードであって、
    基地局と接続し、基地局との通信を介するシステムインターフェースと、
    中継しようとするデータを処理し、複数の稼働モードで基地局と端末の間のデータ中継を実現する信号処理部と、
    端末と接続し、端末との通信を介する信号送受信部と、
    中継ノードと端末の間のチャネル状態を表す中継ノード−端末間チャネル品質情報が保持されている端末状態情報テーブルと、周期的リファレンス信号を端末に送信する送信周期と前回の送信時刻が保持されているリファレンス信号周期テーブルと、が格納されたメモリ部と、
    前記リファレンス信号周期テーブルの中の前記送信周期と前記前回の送信時刻を参照して、現在の時刻がリファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、周期的リファレンス信号を生成して前記端末に送信し、当該周期的リファレンス信号を送信するタイミングで前記リファレンス信号周期テーブルの中の前記前回の送信時刻を更新するとともに、前記端末からフィードバックされた当該中継ノードと端末の間のチャネル状態情報に基づいて、前記端末状態情報テーブルの中の前記中継ノード−端末間チャネル品質情報を更新し、更新後の前記中継ノード−端末間チャネル品質情報を前記基地局へ送信するリファレンス信号送信部と、
    前記リファレンス信号送信部により前記リファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、且つ基地局からの前記更新後の中継ノード−端末間チャネル品質情報に基づいて生成した、当該中継ノードが前記複数の稼働モードの中の一つの稼働モードで稼働するように指示する稼働状態指示情報を受信した後に、前記信号処理部を当該一つの稼働モードで稼働させるモード制御部と、を備えることを特徴とする混合型中継ノード。
  2. 請求項1に記載の混合型中継ノードであって、
    前記リファレンス信号送信部によりファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、前記混合型中継ノードと基地局および端末との間のデータ伝送を一時中断し、前記基地局からの周期的リファレンス信号送信指示を待ち、当該周期的リファレンス信号送信指示を受けた後に前記周期的リファレンス信号を生成して送信することを特徴とする混合型中継ノード。
  3. 請求項1に記載の混合型中継ノードであって、
    前記周期的リファレンス信号はCRSリファレンス信号であることを特徴とする混合型中継ノード。
  4. 請求項1に記載の混合型中継ノードであって、
    前記複数の稼働モードは、タイプ1中継(Type 1 Relay)モード、タイプ2中継(Type 2 Relay)モード、および前記混合型中継モードを稼働させない中継なしモードを含むことを特徴とする混合型中継ノード。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の混合型中継ノードであって、
    前記端末状態情報テーブルの中には前記端末の統計ブロックエラー率情報がさらに格納され、
    前記基地局は前記混合型中継ノードから前記端末の統計ブロックエラー率情報を取得し、前記統計ブロックエラー率が所定のシステム閾値より大きいかどうかを判断し、大きいと判断した場合、当該混合型中継ノードに前記リファレンス信号周期テーブルの中の前記送信周期を減少させるように指示することを特徴とする混合型中継ノード。
  6. 請求項5に記載の混合型中継ノードであって、
    混合型中継ノードが周期的リファレンス信号を生成して前記端末に送信するたびに、前記基地局は前記統計ブロックエラー率情報を取得し、判断を行なうことを特徴とする混合型中継ノード。
  7. 請求項5に記載の混合型中継ノードであって、
    前記基地局は一定の時間周期ごとに、前記統計ブロックエラー率情報を取得し、判断を行なうことを特徴とする混合型中継ノード。
  8. 複数の稼働モードでデータ中継が可能な中継ノードを介して端末との間でデータ通信を行なう無線通信ネットワークにおける基地局であって、
    中継ノード及び端末と接続し、中継ノードまたは端末との通信を介するシステムインターフェースと、
    中継ノードまたは端末の間で伝送するデータを処理する信号処理部と、
    基地局と端末の間のチャネル状態を表す基地局−端末間チャネル品質情報および中継ノードと端末の間のチャネル状態情報を表す中継ノード−端末間チャネル品質情報が保持されている端末状態情報テーブルと、基地局と中継ノードの間のチャネル状態を表す基地局−中継ノード間チャネル品質情報および中継ノードが周期的リファレンス信号を端末に送信する送信周期と前回の送信時刻が保持されている中継状態情報テーブルと、が格納されたメモリ部と、
    前記中継状態情報テーブルの中に格納されている前記送信周期と前記前回の送信時刻を参照して、現在の時刻がリファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、周期的リファレンス信号を生成して前記端末に送信するとともに、中継ノードが前記周期的リファレンス信号を前記端末に送信するように指示する周期的リファレンス信号送信指示を前記中継ノードに送信し、前記端末からフィードバックされた当該基地局と端末の間のチャネル状態情報および前記中継ノードから受信した中継ノードと端末の間のチャネル状態情報に基づいて、前記端末チャネル状態情報テーブルの中の前記基地局−端末間チャネル品質情報と前記中継ノード−端末間チャネル品質情報を更新するとともに、前記中継ノードからフィードバックされた、中継ノードが前記周期的リファレンス信号を端末に送信するタイミングで、前記中継状態情報テーブルの中の前記前回のリファレンス信号送信時刻を更新するリファレンス信号送信制御部と、
    更新後の前記端末チャネル状態情報テーブルの中の基地局−端末間チャネル品質情報と中継ノード−端末間チャネル品質情報に基づいて、前記複数の稼働モードから中継ノードの稼働モードを選択し、中継ノードが選択された稼働ノードで稼働するように指示する稼働状態指示情報を生成して前記中継ノードに送信する中継モード選択部と、を備えることを特徴とする基地局。
  9. 請求項8に記載の基地局であって、
    前記リファレンス信号送信制御部は、リファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、中継ノードおよび端末との間のデータ伝送を一時中断し、前記中継ノードから返送された前記稼働状態指示情報に対する確認情報を受信した後に、中継ノードと端末の間のデータ伝送を再開することを特徴とする基地局。
  10. 請求項8に記載の基地局であって、
    前記周期的リファレンス信号はCRSリファレンス信号であることを特徴とする基地局。
  11. 請求項8に記載の基地局であって、
    前記複数の稼働モードは、タイプ1中継(Type 1 Relay)モード、タイプ2中継(Type 2 Relay)モード、および前記中継モードを稼働させない中継なしモードを含むことを特徴とする基地局。
  12. 請求項11に記載の基地局であって、
    前記中継モード選択部は、更新後の前記基地局−端末間チャネル品質情報と前記中継ノード−端末間チャネル品質情報の間の比率を算出し、当該比率と予め決められた上限閾値及び下限閾値とを比較し、当該比率が前記上限閾値より大きい場合、前記中継なしモードを前記中継ノードの稼働モードとして選択し、当該比率が前記下限閾値より小さい場合、前記タイプ1中継モードを前記中継ノードの稼働モードとして選択し、当該比率が前記上限閾値と前記下限閾値の間にある場合、前記タイプ2中継モードを前記中継ノードの稼働モードとして選択することを特徴とする基地局。
  13. 請求項12に記載の基地局であって、
    前記上限閾値及び前記下限閾値は、タイプ1中継(Type 1 Relay)モード、タイプ2中継(Type 2 Relay)モード、および中継なしモードのときのスループットに基づいて確定することを特徴とする基地局。
  14. 請求項8〜13にいずれかに記載の基地局であって、
    前記リファレンス信号送信制御部は、前記中継ノードから前記端末の統計ブロックエラー率情報を取得し、前記統計ブロックエラー率情報が所定のシステム閾値より大きいかどうかを判断し、大きいと判断した場合、前記中継状態情報テーブルの中の前記送信周期を減少させることを特徴とする基地局。
  15. 請求項14に記載の基地局であって、
    前記中継ノードが周期的リファレンス信号を生成して前記端末に送信するたびに、前記リファレンス信号送信制御部は前記統計ブロックエラー率情報を取得し、判断を行なうことを特徴とする基地局。
  16. 請求項14に記載の基地局であって、
    前記リファレンス信号送信制御部は、一定の時間周期ごとに、前記統計ブロックエラー率情報を取得し、判断を行なうことを特徴とする基地局。
  17. 複数の稼働モードでデータ中継が可能な混合型中継ノードを介して無線通信ネットワークにおける基地局と端末の間のデータ通信を中継する混合型中継方法であって、
    前記混合型中継ノードには、当該中継ノードと端末の間のチャネル状態を表す中継ノード−端末間チャネル品質情報が保持されている端末状態情報テーブルと、当該中継ノードが周期的リファレンス信号を端末に送信する送信周期と前回の送信時刻が保持されているリファレンス信号周期テーブルと、が格納されており、
    前記基地局には、基地局と端末の間のチャネル状態を表す基地局−端末間チャネル品質情報および前記中継ノード−端末間チャネル品質情報が保持されている端末チャネル状態情報テーブルと、基地局と中継ノードの間のチャネル状態を表す基地局−中継ノード間チャネル品質情報および中継ノードが前記周期的リファレンス信号を端末に送信する前記送信周期と前記前回の送信時刻が保持されている中継状態情報テーブルと、が格納されており、
    前記方法は、
    前記基地局が、前記中継状態情報テーブルの中に格納されている前記送信周期と前記前回の送信時刻を参照して、現在の時刻がリファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、周期的リファレンス信号を生成して前記端末に送信するとともに、中継ノードが前記周期的リファレンス信号を前記端末に送信するように指示する周期的リファレンス信号送信指示を前記中継ノードに送信するステップと、
    前記中継ノードが、前記リファレンス信号周期テーブルの中の前記送信周期と前記前回の送信時刻を参照して、現在の時刻がリファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、且つ前記基地局から前記周期的リファレンス信号送信指示を受けた場合、前記周期的リファレンス信号を生成して前記端末に送信し、当該周期的リファレンス信号を送信するタイミングで前記リファレンス信号周期テーブルの中の前記前回の送信時刻を更新するとともに、前記端末からフィードバックされた当該中継ノードと端末の間のチャネル状態情報に基づいて前記端末状態情報テーブルの中の前記中継ノード−端末間チャネル品質情報を更新し、更新後の前記中継ノード−端末間チャネル品質情報を前記基地局に送信するステップと、
    前記基地局が、前記端末からフィードバックされた当該基地局と端末の間のチャネル状態情報および前記中継ノードから受信した前記更新後の中継ノード−端末間チャネル品質情報に基づいて、前記端末チャネル状態情報テーブルの中の前記基地局−端末間チャネル品質情報と前記中継ノード−端末間チャネル品質情報を更新するとともに、前記中継ノードからフィードバックされた、中継ノードが周期的リファレンス信号を端末に送信する前記タイミングで、前記中継状態情報テーブルの中の前記前回のリファレンス信号送信時刻を更新するステップと、
    前記基地局が更新後の端末チャネル状態情報テーブルの中の基地局−端末間チャネル品質情報と中継ノード−端末間チャネル品質情報に基づいて、前記複数の稼働モードから中継ノードの稼働モードを選択し、中継ノードが選択された稼働ノードで稼働するように指示する稼働状態指示情報を生成して前記中継ノードに送信するステップと、
    前記中継ノードが当該稼働状態指示情報を受信した後に、当該稼働状態指示情報に指示された稼働モードで稼働するステップと、を含むことを特徴とする混合型中継方法。
  18. 請求項17に記載の中継方法であって、
    前記基地局が、現在の時刻がリファレンス信号送信時刻に達していると判断した場合、中継ノードと端末の間のデータ伝送を一時中断し、前記中継ノードから返送された前記稼働状態指示情報に対する確認情報を受信した後に、中継ノードと端末の間のデータ伝送を再開することを特徴とする中継方法。
  19. 請求項17に記載の中継方法であって、
    前記周期的リファレンス信号はCRSリファレンス信号であることを特徴とする中継方法。
  20. 請求項17に記載の中継方法であって、
    前記複数の稼働モードは、タイプ1中継(Type 1 Relay)モード、タイプ2中継(Type 2 Relay)モード、および前記中継モードを稼働させない中継なしモードを含むことを特徴とする中継方法。
  21. 請求項20に記載の中継方法であって、
    前記基地局は、更新後の前記基地局−端末間チャネル品質情報と前記中継ノード−端末間チャネル品質情報の間の比率を算出し、当該比率と予め決められた上限閾値及び下限閾値とを比較し、当該比率が前記上限閾値より大きい場合、前記中継なしモードを前記中継ノードの稼働モードとして選択し、当該比率が前記下限閾値より小さい場合、前記タイプ1中継モードを前記中継ノードの稼働モードとして選択し、当該比率が前記上限閾値と前記下限閾値の間にある場合、前記タイプ2中継モードを前記中継ノードの稼働モードとして選択することを特徴とする中継方法。
  22. 請求項21に記載の中継方法であって、
    前記上限閾値及び前記下限閾値は、タイプ1中継(Type 1 Relay)モード、タイプ2中継(Type 2 Relay)モード、および中継なしモードのときのシステムスループットに基づいて確定することを特徴とする中継方法。
  23. 請求項17〜22のいずれかに記載の中継方法であって、
    前記端末状態情報テーブルの中にはさらに前記端末の統計ブロックエラー率情報が格納されており、
    前記基地局は、前記中継ノードから前記端末の統計ブロックエラー率情報を取得し、前記統計ブロックエラー率が所定のシステム閾値より大きいかどうかを判断し、大きいと判断した場合、前記中継状態情報テーブルの中の前記送信周期を減少させ、当該中継ノードに前記リファレンス信号周期テーブルの中の前記送信周期を減少させるように指示することを特徴とする中継方法。
  24. 請求項23に記載の中継方法であって、
    前記中継ノードが周期的リファレンス信号を生成して前記端末に送信するたびに、前記基地局は前記統計ブロックエラー率情報を取得し、判断を行なうことを特徴とする中継方法。
  25. 請求項23に記載の中継方法であって、
    前記基地局は一定の時間周期ごとに、前記統計ブロックエラー率情報を取得し、判断を行なうことを特徴とする中継方法。
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