JPWO2016129669A1 - 掛止め具 - Google Patents

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Abstract

棚柱2の掛止め孔12Hに掛止めするフック14Fを有する掛止め具本体14に掛止め具本体14の持ち上がりを防止する位置と持ち上がりを許容する位置のとの間を変位するように持ち上がり防止部材20を枢支し、この持ち上がり防止部材20の持ち上がり許容位置で掛止め具本体14の仮止め凹部44に係入する仮止め突起42が持ち上がり防止部材20に設けられている。これによって、掛止め具本体は、棚柱から取り外す際に持ち上がり防止位置から持ち上がり許容位置に仮止め保持されるので、棚柱から容易に取り外すことができる。

Description

本発明は、例えば、棚柱、金属製キャビネットの壁板の如き支持体に設けられた掛け孔の如き掛止め部に掛止めされて棚板等を受け止める掛止め具に関し、更に詳細に述べると、掛止め具本体に取り付けられて掛止め具が掛止め部から持ち上げられて外れるのを防止する持ち上がり防止部材を備えた掛止め具の改良に関するものである。
棚柱、金属製キャビネットの壁板に設けられた掛け孔に掛止めすべきフックを有する掛止め具は、通常、この掛止め具が掛け孔から持ち上げられるのを防止するために、掛止め具本体に装着された持ち上がり防止部材を備えている(特許文献1乃至3参照)。
この持ち上がり防止部材は、通常、掛止め具本体のフック付近に枢動自在に取り付けられ、掛止め具は、掛止め部(掛け孔)に引っ掛けて掛止めされた状態で掛止め部に係入して掛止め具が持ち上がるのを防止する待ち上がり防止位置と掛止め部から外れて掛止め具が掛け外れるのを許す持ち上がり許容位置との間を枢動する。
しかし、従来のこの種の掛止め具は、棚柱の如き支持体の掛止め部(掛け孔)から掛け外す際に、持ち上がり防止部材を持ち上げ許容位置に手で維持した状態で掛止め具を掛け外さなければならないので、取外しが面倒であり、取り外しの作業性が低い欠点があった。
特許第3,465、605号公報 実公平7―29870号公報 実開平1−128627号公報
本発明が解決しようとする課題は、持ち上がり防止部材を持ち上がり許容位置に手で維持することを必要とすることなく、掛止め具を掛け外すことができ、従って取外しの作業性が高い掛止め具を提供することにある。
本発明の課題解決手段は、支持体に設けられた掛止め部に掛止めすべきフックを有する掛止め具本体と、前記掛止め具本体が掛止めされている掛止め部に係入して前記掛止め具本体の持ち上がりを防止する持ち上がり防止位置と前記掛止め部から外れて前記掛止め具本体の持ち上がりを許容する持ち上がり許容位置との間を変位することができる持ち上がり防止部材と、前記持ち上がり防止部材を前記持ち上がり防止位置に付勢する付勢手段と、前記持ち上がり防止部材を前記持ち上がり許容位置に仮止め保持する仮止め手段とを備えていることを特徴とする掛止め具を提供することにある。
本発明の課題解決手段において、前記持ち上がり防止部材は、前記掛止め具本体に回動自在に枢支されている形態とすることができる。
この形態の場合、前記掛止め具本体を持ち上げると、前記仮止め手段による前記持ち上がり防止部材の仮止めを解除する仮止め解除手段を更に備えることができる。
この仮止め解除手段は、前記持ち上がり防止部材が前記掛止め具本体に枢支されている形態であって、前記掛止め具本体を持ち上げると、前記持ち上がり防止部材が前記支持体に相対的に押されて前記仮止め位置から解除される形態とすることができる。この場合、前記持ち上がり防止部材を仮止め位置から解除する力は、前記持ち上がり防止部材が前記支持体の他段の掛止め部に押されて付与されることができる。
本発明の課題解決手段において、前記仮止め手段は、前記持ち上がり防止部材に設けられて前記掛止め具本体の仮止め凹部(孔又は溝)に係入する仮止め突起から成っている形態とすることができるが、逆に、前記持ち上がり防止部材が持ち上がり防止位置から外れた位置に相応して前記持ち上がり防止部材に設けられた仮止め凹部に係入する仮止め突起を前記掛止め具本体に設けてもよい。
本発明によれば、持ち上がり防止部材は、通常では掛止め具本体が掛止めされた支持体の掛止め部に係入して掛止め具本体の持ち上がりを防止する位置にあるが、掛止め具本体を支持体から取り外す際には、持ち上がり防止部材を付勢手段に抗して掛止め具本体の持ち上がりを許容する位置に仮止めすることができるので、持ち上がり防止部材を持ち上がり防止位置から外して持ち上がり許容位置に仮止めしつつ掛止め具本体を支持体から取り外すことができ、従って持ち上がり防止部材を手で持ち上がり許容位置に維持することを必要とすることなく、掛止め具を高い作業性で取り外すことができる。
また、本発明において、持ち上がり防止部材の持ち上がりに応動して掛止め具本体を支持体の掛止め部から取り外す際に、持ち上がり防止部材が支持体に相対的に押されて持ち上がり防止部材を仮止め位置から解除することができるので、持ち上がり防止部材は、元の持ち上がり防止位置に自動的に戻ることができ、掛止め具本体を再度取付ける際に、持ち上がり防止部材を仮止め位置から解放する作業を必要とすることなく、掛止め具本体の持ち上がり防止を行うことができる。
本発明の掛止め具を棚受けに適用した一使用例を示し、同図(A)(B)は、それぞれ、上から俯瞰した斜視図及び下から俯瞰した斜視図である。 図1の掛止め具の要部を拡大分解して示す斜視図である。 本発明の掛止め具の第1の実施の形態による使用状態を示すが、棚柱を断面にして示す側面図である。 本発明の掛止め具が掛止めされる棚柱を示し、同図(A)(B)は、それぞれ、その側断面図及び正面図である。 本発明の第1の実施の形態による掛止め具の本体の拡大側面図である。 本発明の掛止め具に用いられる持ち上がり防止部材を示し、同図(A)(A’)は、表側、裏側から見た斜視図、同図(B)(B’)は、左側面図及び右側面図、同図(C)(C’)は、上面図及び下面図、同図(D)(D’)は、正面図及び背面図、同図(E)(F)は、同図(D)のE−E線及びF−F線断面図である。 同図(A)乃至(C)は、本発明の第1の実施の形態による掛止め具を棚柱に取付ける際の構成部品の動きの変化を順次示すが、棚柱を断面にして示す側面図である。 同図(A)乃至(C)は、本発明の第1の実施の形態による掛止め具を棚柱から取り外す際の構成部品の動きの変化を順次示すが、棚柱を断面にして示す側面図、同図(B’)は、同図(B)のB’−B’線断面図である。 本発明の第2の実施の形態による掛止め具の掛止め具本体の側面図である。 同図(A)乃至(C)は、本発明の第2の実施の形態による掛止め具を棚柱に取付ける際の構成部品の動きの変化を順次示すが、棚柱を断面にして示す側面図である。 同図(A)乃至(C)は、本発明の第2の実施の形態による掛止め具を棚柱から取り外す際の構成部品の動きの変化を順次示すが、棚柱を断面にして示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態による掛止め具の要部を分解して示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態による掛止め具に用いられる持ち上げ防止部材を示し、同図(A)(A’)(A“)は、それぞれ、その左側面図、右側、左側から見た斜視図、同図(B)(B’)は、持ち上げ防止部材を中央で分割した2つの半部材をずらせて示す斜視図、同図(C)(C’)は、同図(B)の半部を右側、左側から見た斜視図である。 同図(A)乃至(C)は、本発明の第3の実施の形態による掛止め具を棚柱に取付ける際の構成部品の動きの変化を順次示すが、棚柱を断面にして示す側面図、同図(D)は、同図(B)のDで囲んだ部分の拡大図である。 同図(A)乃至(C)は、本発明の第3の実施の形態による掛止め具を棚柱から取り外す際の構成部品の動きの変化を順次示すが、棚柱を断面にして示す側面図、同図(D)(E)は、同図(B)のD,Eで囲んだ部分の拡大図である。 図15(B)の16A−16A線及び16B−16B線断面図である。 本発明の掛止め具をハンガーパイプに適用した状態の斜視図である。 本発明の掛止め具をハンガーフックに適用した状態の斜視図である。
本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に述べるが、本発明の掛止め具10は、一例として、図1に示すように、棚板1を受け止めるために1対の棚柱2R、2L(以下符号2で総称する)に掛止めする棚受け具を兼ねているのが示されているが、本発明の掛止め具10は、この棚受け具以外に、図17に示す如き横型ハンガーパイプ3を支持するハンガーパイプ受け具や図18に示す如き複数のハンガーフックを有する縦型ハンガーパイプ4を支持するハンガーパイプ受け具に適用することもでき、また、掛止め具10が掛止めされる支持体Sは、図1、図17、図18に示す如き棚柱以外に、例えば、金属製キャビネットの如き1乃至多段の掛止め孔を有する側壁であってもよい。
本発明の掛止め具10は、図2及び図3に示すように、支持体Sである1対の棚柱2R、2Lに設けられた掛止め孔12Hの形態の掛止め部12に掛止めすべき多段のフック14Fを有する掛止め具本体14と、この掛止め具本体14が掛止めされている掛止め孔12Hに係入して掛止め具本体14の持ち上がりを防止する持ち上がり防止位置PP(図3、図7(C)及び図8(A)の位置)と掛止め孔12Hから外れて掛止め具本体14の持ち上がりを許容する持ち上がり許容位置AP(図8(B)の位置)との間を変位することができる持ち上がり防止部材20と、この持ち上がり防止部材20を持ち上がり防止位置PPに付勢する付勢手段30とを備えている。
掛止め具本体14は、図1及び図9では、棚受け具の形態であるので、棚板を受ける受け板部14Rを有し、また図示の形態では、4段のフック14Fを有するが、少なくとも1段のフック14Fを有すれば、フック14の段数は、4段以外であってもよい。
持ち上がり防止部材20は、図2、図3及び図6に示すように、略C字形の1対の壁板22R、22Lから成っており、これらの壁板22R、22Lは、C字形の開口部の先端間にある上下の突片24U、24Lを挟んで相互に一体に取り付けられている。一方の壁板22Rは、C字形の開口を閉じるように延びる脚部22RCを有し、この脚部の中間部分に持ち上がり防止部材20を掛止め具本体14に枢支するための短い枢支軸16を有する。
持ち上がり防止部材20は、図8(B’)に示すように、1対の壁板22R、22Lの間に掛止め具本体14の板部分が入り込むようにして掛止め具本体14の第2段目のフック14F付近の枢支孔14H(図5参照)に枢支軸16で回動自在に枢支して取り付けられている。
上方の突片(以下、上突片と称する)24Uは、後に述べるように、掛止め具本体14が棚柱2の掛止め孔12Hに掛止められた状態で付勢手段30によってこの掛止め具本体14のフック14Fに重なるように同じ掛止め孔12Hに係入して(図7(C)及び図8(A)参照)掛止め具本体14の持ち上がりを防止する機能を有する。下方の突片24Lの機能は、仮止め解除に関連して後に詳細に述べる。
付勢手段30は、第1の実施の形態では、上突片24の内面(図6(E)の右面又は図6(F)の左面)に係合するコイル状のばね30Sから成っており、このばね30Sは、掛止め具本体14の凹部状のばね受け14SR(図5参照)内に配置されており、通常では、持ち上がり防止部材20を枢支軸16を中心に上突片24Uが前方の掛止め孔12Hに向かう方向(図6(E)の反時計方向)に付勢している。従って、持ち上がり防止部材20の上突片24Uは、図3に示すように、付勢手段30によって、フック14Fが掛止めされている掛止め孔12H内に係入されて掛止め具本体14の持ち上がりを防止している。
本発明の掛止め具10は、掛止め具本体14を棚柱2から取り外すために、枢支軸16を中心に図3の時計方向に枢動して上突片24Uが棚柱2の掛止め孔12Hから後退して外れた持ち上がり許容位置APに仮止め保持する仮止め手段40を更に備えている。
この仮止め手段40は、図6(C)(C’)(D)(D’)に示すように、1対の壁板22R、22Lの相対する面に設けられた浅い仮止め突起42と、掛止め具本体14に設けられてこれらの仮止め突起42が持ち上がり防止部材20の持ち上がり許容位置APで係入する孔状の仮止め凹部44(図5参照)とから成っている。図示の形態では、持ち上がり防止部材20が枢動する範囲で仮止め突起42が無抵抗で内部移動するように係入する円弧状逃げ溝46(図5参照)が掛止め具本体14に設けられ、仮止め凹部44は、この円弧状の逃げ溝46の末端に連続して屈曲した状態で設けられている。従って、持ち上がり防止部材20が付勢手段30に抗して持ち上がり防止位置PPから持ち上がり許容位置APに移動するまでは仮止め突起42は、円弧状の逃げ溝46内を移動し、持ち上がり防止部材20が持ち上がり許容位置APに達すると、仮止め突起42は、屈曲した仮止め凹部44内に入り込んで持ち上がり防止部材20を持ち上がり許容位置APに仮止め保持される。
本発明の掛止め具10は、掛止め具本体14を持ち上げると、仮止め手段40による持ち上がり防止部材20の仮止めを解除する仮止め解除手段50を更に備えている。
この仮止め解除手段50は、掛止め具本体14を持ち上げると、この持ち上げ動作による掛止め具本体14の支持体Sに対する動きによって、持ち上がり防止部材20が支持体Sに相対的に押されて仮止め突起42が仮止め凹部44から強制的に外されて持ち上がり防止部材20を仮止め位置から解除する。図示の形態では、持ち上がり防止部材20を仮止め位置から解除する力は、持ち上がり防止部材20の仮止め位置でその下方の突片(以下、下突片と称する)24Lが支持体の下段の掛止め孔12Hに係入して引っ掛けられているため(図8(B)参照)、掛止め具本体14を持ち上げると、この下突片24Lが下段の掛止め孔12Hの上壁面に相対的に押されて発生する。従って、掛止め具本体14を持ち上げると、持ち上がり防止部材20は、枢支軸16を中心に上突片24Uが持ち上がり防止位置PPに向くように押されるため、仮止め突起42は、仮止め凹部44から強制的に外されて仮止めが解除される。なお、この場合、図8(C)に示すように、上突片24Uは、掛止め孔12Hとの対面から外れていて支持体Sの掛止め孔12Hがない壁面に突き当たるため、掛止め具本体14が持ち上がり防止位置APに戻されることはない。
図示の実施の形態では、仮止め解除手段50の下突片24Lは、下段の掛止め孔12Hの上壁面に引っ掛けられて仮止めを解除しているが、例えば、上下の掛止め孔12Hの間に仮止め状態で下突片24Lが引っ掛けられる引っ掛け孔又は凹部を設けてこの引っ掛け孔又は凹部によって掛止め具本体14の持ち上げ時に持ち上がり防止部材20の下突片24Lが相対的に押されて持ち上がり防止部材20を仮止め状態から解除するようにしてもよい。なお、本明細書では、下突片24Lが引っ掛かる下段の掛止め孔12H、引っ掛け孔又は凹部を総称して引っ掛け部と称する。
次に、本発明の上記の実施の形態による掛止め具10を棚柱2に掛止めしたり、掛け外したりする操作を図7及び図8を参照して述べる。
まず、掛止め具10を棚柱2に掛止めする作業を述べると、図7(A)に示すように、掛止め具本体14の各フック14Fが支持体Sである棚柱2の掛止め孔12Hに位置合わせするようにしてこれらのフック14Fを棚柱2の掛止め孔12Hに潜らせ、図7(B)に示すように、フック14Fの先端部分を棚柱2の内側に押し込む。その後、図7(C)に示すように、フック14Fの下方へこみ14FR(図2参照)が棚柱2の掛止め孔12Hの下壁面に受け止められるまで掛止め具本体14を下降すると、持ち上がり防止部材20の上突片24Uが付勢手段30のばね付勢によって相応する掛止め孔12Hの上方空き空間内に係入する。従って、掛止め具本体14のフック14Fは、この上突片24Uによって拘束されて上方に持ち上げることができないため、掛止め具本体14は、持ち上がりが防止される。
次に、このように持ち上がり防止状態で棚柱2の掛止め孔12Hに掛止めされている掛止め具本体14(図7(C)、図8(A)参照)を掛け外す場合には、図8(B)に示すように、持ち上がり防止部材20を付勢手段30であるばね30Sを圧縮しながら枢支軸16を中心にして図8の時計方向に枢動して上突片24Uを棚柱2の掛止め孔12Hから後退させる。このようにして、持ち上がり防止部材20の上突片24が掛止め孔12Hから外れると、図8(B)に示すように、仮止め手段40の持ち上がり防止部材20に設けられた仮止め手段40の仮止め突起42が仮止め凹部44に係入するので、持ち上がり部材20から手を離しても、持ち上がり防止部材20は、持ち上がり防止位置PPに戻ることはない。従って、作業者は、掛止め具本体14を持ち上げて図8(C)の状態を経てフック14Fが掛止め孔12Hを潜り抜ける位置まで掛止め孔12Hの上方空き空間内を上昇し、フック14Fを掛止め孔12Hを通して棚柱2の外側に抜いて掛止め具本体14を棚柱2から取り外すことができる。
図8(B)(C)から解るように、持ち上がり防止部材20を持ち上がり防止位置PPから持ち上がり許容位置APで枢動すると、持ち上がり防止部材20の下突片24Lが下段の掛止め孔12Hに係入するので(図8(B)参照)、掛止め具本体14を持ち上げると、下段の掛止め孔12Hの上壁面に下突片24Lが衝合し、このため、掛止め具本体14の更なる上昇につれて持ち上がり防止部材20は、掛止め孔12Hの上壁面に相対的に押されて図8の反時計方向に枢動し、持ち上がり防止部材20の仮止め突起42が掛止め具本体14の仮止め凹部44から脱出して逃げ溝46に入り込む。従って、持ち上がり防止部材20は、仮止め状態が解除され、掛止め具本体14は、図7(A)に示すように、次の掛止め操作に備えることができる。
図6(E)(F)及び図8(C)から解るように、下突片24Lは、上突片24Uよりも厚みが小さく、持ち上がり防止部材20が仮止め位置にあって下段の掛止め孔12Hに係入しても、下突片24Lは、下段の掛止め孔12Hに緩く係入しているので、掛止め具本体14の持ち上がりを阻止することはない。また、仮止め手段40の仮止め突起42が仮止め時に仮止め凹部44に係入する際又は仮止め解除時に仮止め凹部44から脱出する際に、仮止め凹部44が逃げ溝46に対して屈曲しているので、若干の抵抗があるが、仮止め突起42は薄く形成されているので、作業者は、この抵抗に打ち勝つやや大きな力を付与するだけでよい。
本発明の第2の実施の形態が図9乃至図11に示されている。この実施の形態では、仮止め手段40の仮止め突起42は、仮止め位置で掛止め具本体14の孔状の仮止め凹部44に係入するが、非仮止め位置では、掛止め具本体14の板面上を弾性的に摺動することを除いて図2乃至図8の第1の実施の形態と同じである。図10及び図11は、第1の実施の形態の図7及び図8に相応して掛止め具本体14を着脱する動作を説明する図面であり、仮止め手段40の仮止め突起42は、通常では、付勢手段30のばね30Sによって仮止め凹部44から外れて持ち上がり防止部材20の上突片24Uが棚柱2の掛止め孔12Hに入り込んで持ち上がり防止位置に付勢され、持ち上がり防止部材20を持ち上げると、仮止め凹部44内に係入して持ち上がり防止部材20を持ち上がり許容位置に仮止めする。従って、この実施の形態では、仮止め位置以外では、持ち上がり防止部材20は、仮止め突起42が掛止め具本体14の板面との摺動抵抗を受けるので、第1の実施の形態に比べて、持ち上がり防止部材20の持ち上がり防止位置と持ち上がり許容位置との間の移動の円滑性が低いことになる。仮止め解除の動作は、第1の実施の形態と同じである。なお、この実施例では、掛止め具本体14の1対の壁板22R、22Lは、相互に相接近する方向に弾性的に結合されている。従って、仮止め突起42が仮止め凹部44に対向すると、仮止め突起42は、仮止め凹部44に自動的に入り込む。
本発明の第3の実施の形態が図12乃至図16に示されている。この実施の形態では、付勢手段30が第1及び第2の実施の形態におけるコイル状のばねではなく、持ち上がり防止部材20の下方に一体に設けられたばね片30Pから成っていることを除いて第1及び第2の実施の形態と同様の構成とすることができる。更に詳細に述べると、持ち上がり防止部材20は、上下の突片24U、24Lを介して一体に固定された略S字形の2つの壁板22R、22Lから成っており、ばね片30Pは、右側の壁板22RのS字形の下方部分から一体に連続して斜め上方に立ち上がるように形成されており、このばね片30Pは、持ち上がり防止部材20の壁板22R、22Lの間に位置する掛止め具本体14のへこみ14Dの壁面14DWに係合してこの壁面14DWによって持ち上がり防止部材20全体が枢支軸16を中心に図14、図15の反時計方向に枢動するように付勢している。なお、下突片24Lは、壁板22Rのばね片30Pよりも前方(図13の左側)に延びる延長片22REと壁板22LのS字形の下方板片22LLとの間に固定されている。なお、ばね片30Pは、壁板22Rの本体の厚みよりもやや大きな厚みを有していてばね片30Pは、壁板22Rの内面よりも僅かに突出しており、従って、持ち上がり防止部材20の間に掛止め具本体14を挿入する際に、持ち上がり防止部材20は、壁板22R、22Lの間隔が広げられ、ばね片30Pが掛止め具本体14のへこみ14D内に位置すると、壁板22R、22Lの間隔が当初の通り狭まってばね片30Pが凹部14Dの壁面14DWに係合することになる。
第3の実施の形態の掛止め具10の掛止め動作(図14)及び掛外し動作も、持ち上がり防止部材20を持ち上がり防止位置に付勢する付勢手段30の動きを除いて第1及び第2の実施の形態と同じである。図14(A)に示すように、掛け止め開始前は、ばね片30Pは、掛止め具本体14のへこみ14Dの壁面14DWを蹴って持ち上がり防止部材20を図14の反時計方向に変位しているが、掛け止めを開始し、フック14Fを掛止め孔12Hに係入して上突片24Uが棚柱2に係合すると、ばね片30Pが壁面14DWに押し付けられる(図14(B)(D)参照)。フック14Fを掛止め孔14Hの下面に係合するまで下降すると、上突片24Uが掛止め孔12Hの上方空間に対向するため、ばね片30Pは壁面14DWを蹴って上突片24Uがフック14Fの上方空間を埋めるように持ち上がり防止部材20を図14の反時計方向に枢動する。掛止め具10を掛け外すために、図15(B)に示すように、持ち上がり防止部材20を持ち上がり許容位置に枢動して仮止め突起42と仮止め凹部44との係合で仮止めすると、図15(B)(D)に示すように、ばね片30Pは、壁面14DWに押し付けられるが、仮止め手段40によって持ち上がり防止部材20がフック14Fの持ち上がりを妨げることはない。他の動作は、第1及び第2の実施の形態と同じである。
本発明によれば、持ち上がり防止部材が通常では掛止め具本体の持ち上がりを防止する位置にあるが、掛止め具本体を支持体から取り外す際には、持ち上がり防止部材を付勢手段に抗して掛止め具本体の持ち上がりを許容する位置に仮止めすることができるので、持ち上がり防止部材を持ち上がり防止位置から外して持ち上がり許容位置に自動的に仮止めしつつ掛止め具本体を支持体から取り外すことができ、従って持ち上がり防止部材を持ち上がり許容位置に手で維持することを必要とすることなく、掛止め具の取外しの作業性が向上し、高い産業上の利用可能性を有する。
1 棚板
2R、2L 1対の棚柱
3 横型ハンガーパイプ
4 縦型ハンガーパイプ
S 支持体
10 掛止め具
12 掛止め部
12H 掛止め孔
14 掛止め具本体
14F フック
14FR フックのへこみ
14R 受け板部
14H 枢支孔
14SR ばね受け
14D へこみ
14DW へこみの壁面
16 枢支軸
20 持ち上がり防止部材
22R、22L 壁板
22RC 脚部
22RE 延長片
22LL 下方板片
24U、24L 上下の突片
30 付勢手段
30S コイル状のばね
30P ばね片
40 仮止め手段
42 仮止め突起
44 仮止め凹部
46 円弧状逃げ溝
50 仮止め解除手段

Claims (7)

  1. 支持体に設けられた掛止め部に掛止めする掛止め具本体と、前記掛止め具本体が掛止めされている掛止め部に係入して前記掛止め具本体の持ち上がりを防止する持ち上がり防止位置と前記掛止め部から外れて前記掛止め具本体の持ち上がりを許容する持ち上がり許容位置との間を変位することができる持ち上がり防止部材と、前記持ち上がり防止部材を前記持ち上がり防止位置に付勢する付勢手段と、前記持ち上がり防止部材を前記持ち上がり許容位置に仮止め保持する仮止め手段とを備えていることを特徴とする掛止め具。
  2. 請求項1に記載の掛止め具であって、前記持ち上がり防止部材は、前記掛止め具本体に回動自在に枢支されていることを特徴とする掛止め具。
  3. 請求項2に記載の掛止め具であって、前記掛止め具本体を持ち上げると、前記仮止め手段による前記持ち上がり防止部材の仮止めを解除する仮止め解除手段を更に備えることを特徴とする掛止め具。
  4. 請求項3に記載の掛止め具であって、前記仮止め解除手段は、前記掛止め具本体を持ち上げると、前記持ち上がり防止部材が前記支持体に相対的に押されて前記仮止め位置から解除されるように形成されていることを特徴とする掛止め具。
  5. 請求項4に記載の掛止め具であって、前記仮止め解除手段は、前記掛止め具本体の持ち上げによって前記支持体の引っ掛け部に衝合する突片から成っており、前記突片は、前記掛止め具本体の更なる持ち上げによって前記引っ掛け部によって押されて前記持ち上がり防止部材を前記仮止め位置から外れるようにしたことを特徴とする掛止め具。」
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の掛止め具であって、前記仮止め手段は、前記持ち上がり防止部材に設けられて前記掛止め具本体の仮止め凹部又は仮止め突起に係合する仮止め突起又は仮止め凹部から成っていることを特徴とする掛止め具。
  7. 請求項5に記載の掛止め具であって、前記仮止め解除手段の突片が衝合する引っ掛け部は、前記支持体の前記掛止め具本体が掛止めされるべき掛止め部である掛止め孔の下段の掛止め孔であることを特徴とする掛止め具。
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