JPWO2016098746A1 - 成形体、熱可塑性樹脂組成物及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、2014年12月18日に日本に出願された特願2014−255664号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
このような車両用外装品等の用途においては、意匠性やデザイン上の観点から、優れた漆黒性が要求されることがある。従来、このような要求に対し、金属又は樹脂の部材に塗装を施すことが多かった。しかしながら、塗装は工程が煩雑であり、環境への負荷が大きく、高コストであることから、塗装を行わなくとも漆黒性に優れる熱可塑性樹脂成形体が要求されている。
さらに近年、このような車両用外装品等の用途においては、優れた漆黒性のみならず、新たな機能や意匠性を付与することが要求されている。
[1]反射光のL*値が35以下であり、全光線透過率が1%以下である成形体であって、
波長が380nm以上780nm以下の範囲において、光の透過率の最大値を示す波長が、380nm以上680nm未満の範囲にあり、
下記式(1)及び(2)を満たす成形体。
式(1):
Tα≧0.1% ・・・(1)
式(2):
0%≦Tβ≦Tα/2 ・・・(2)
[式中、Tαは、波長が380nm以上680nm未満の範囲における光の透過率の最大値であり、Tβは、波長が680nm以上780nm以下の範囲における光の透過率の最大値である。]
[2]反射光のL*値が35以下であり、全光線透過率が1%以下である成形体であって、
波長が380nm以上780nm以下の範囲において、光の透過率の最大値を示す波長が、680nm以上780nm以下の範囲にあり、
下記式(3)及び(4)を満たす成形体。
式(3):
Tβ≧10% ・・・(3)
式(4):
0%≦Tα≦Tβ/2 ・・・(4)
[式中、Tαは、波長が380nm以上680nm未満の範囲における光の透過率の最大値であり、Tβは、波長が680nm以上780nm以下の範囲における光の透過率の最大値である。]
波長が380nm以上880nm以下の範囲における吸光度の最大値を示す波長が互いに異なる2種類以上の光吸収剤と、
を含む熱可塑性樹脂組成物であって、
前記光吸収剤が、吸光度の最大値を示す波長が450nm以上700nm未満の範囲にある光吸収剤(B)を含み、下記条件1又は2のいずれかを満たし、
前記光吸収剤(B)の合計の含有量が、前記熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下である、
熱可塑性樹脂組成物。
条件1:
下記式(5)を満たすiが一つのみ存在し、かつ、下記式(6)を満たす。
式(5):
λ(i+1)−λ(i)≧180nm ・・・(5)
式(6):
λ(1)−380nm<180nm ・・・(6)
条件2:
下記式(5)を満たさず、かつ、下記式(7)を満たす。
式(5):
λ(i+1)−λ(i)≧180nm ・・・(5)
式(7):
λ(1)−380nm≧180nm ・・・(7)
[式中、λ(i)は、前記光吸収剤のうちの一つである光吸収剤(i)の、波長が450nm以上850nm以下の範囲における吸光度の最大値を示す波長であり、iは1〜nの整数であり、nは2以上の整数であって、前記熱可塑性樹脂組成物に含まれる前記光吸収剤の種類の数を示し、λ(n+1)は880nmであり、λ(1)<λ(2)<・・・<λ(n)である。]
[5]前記光吸収剤(A)の合計の含有量が、前記熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.001質量部以上1質量部以下である、[4]に記載の熱可塑性樹脂組成物。
[7]前記光吸収剤(B)のそれぞれの含有量が、前記熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.01質量部以上0.45質量部以下である、[3]〜[6]のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
[9]前記条件2を満たす、[3]〜[7]のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
[11]前記光吸収剤(B)が、アンスラキノン系染料、ペリノン系染料、メチン系染料、及びキノフタロン系染料からなる群より選ばれる光吸収剤を含む、[3]〜[10]のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
[13]光沢度が80%以上である、[1]、[2]又は[12]のいずれか一項に記載の成形体。
白色光源から発せられた光が前記成形体を透過すると有色光となる成形体。
[16]最大発光強度が、波長が710nm以上800nm以下の範囲にある赤色光源、及び、前記赤色光源から発せられた光が透過するように配置された、下記式(5’)を満たし、n以外のiが式(5)を満たさない、[8]に記載の熱可塑性樹脂組成物を成形してなる成形体を含む、表示装置。
式(5):
λ(i+1)−λ(i)≧180nm ・・・(5)
式(5’):
λ(n+1)−λ(n)≧180nm ・・・(5’)
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、当該熱可塑性樹脂組成物を成形することにより、漆黒性に優れ、かつ、特定の波長の光を透過させて特定の色を表示することができる成形体を得ることができる。
本発明の表示装置は、光源から発せられた光が透過するように本発明の成形体が配置されているため、漆黒性に優れ、かつ、特定の波長の光を透過させて特定の色を表示することができる。
本発明の成形体は、反射光のL*値が35以下であり、全光線透過率が1%以下であり、波長が380nm以上780nm以下の範囲において、光の透過率の最大値を示す波長が、380nm以上680nm未満の範囲にあり、下記式(1)及び(2)を満たす。
式(1):
Tα≧0.1% ・・・(1)
式(2):
0%≦Tβ≦Tα/2 ・・・(2)
なお、Tαは、波長が380nm以上680nm未満の範囲における光の透過率の最大値であり、Tβは、波長が680nm以上780nm以下の範囲における光の透過率の最大値である。
本発明において、反射光のL*値は、ISO 11664−4に準拠して、分光測色法(積分球式、反射測定)により測定した三刺激値X、Y、Zから算出される。
本発明において、可視光波長域の光の透過率である全光線透過率は、ISO 13468−1に準拠して測定される。なお、本発明の成形体の全光線透過率は、検出限界を超えた低値となることがあるが、本発明において、光源から発せられ、成形体を透過した光の色相が目視により確認できれば足り、光源から発せられ、成形体を透過した光の色相が目視により確認できないものであってはならない。
成形体の透過光強度がより優れることから、下記式(1’)及び(2’)を満たすことが好ましい。
式(1’):
Tα≧0.2% ・・・(1’)
式(2’):
0%≦Tβ≦Tα/3 ・・・(2’)
式(3):
Tβ≧10% ・・・(3)
式(4):
0%≦Tα≦Tβ/2 ・・・(4)
なお、Tαは、波長が380nm以上680nm未満の範囲における光の透過率の最大値であり、Tβは、波長が680nm以上780nm以下の範囲における光の透過率の最大値である。
成形体の透過光強度がより優れることから、下記式(3’)及び(4’)を満たすことが好ましい。
式(3’):
Tβ≧20% ・・・(3’)
式(4’):
0%≦Tα≦Tβ/3 ・・・(4’)
本発明において、光沢度は、ISO 2813に準拠して測定される。
本発明の成形体は、後述する本発明の熱可塑性樹脂組成物を成形したものであることが好ましい。
成形体の成形方法としては、公知の方法を採用することができ、例えば、押出成形、射出成形、ブロー成形、プレス成形による成形方法が挙げられる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂と、波長が380nm以上880nm以下の範囲における吸光度の最大値を示す波長が互いに異なる2種類以上の光吸収剤とを含む。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂;ポリ塩化ビニル等の塩化ビニル系樹脂;ポリスチレン等のスチレン系樹脂;アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS樹脂)、ASA樹脂、AES樹脂等のアクリロニトリル−スチレン系樹脂;ポリカーボネート等のカーボネート系樹脂;ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂等が挙げられる。
熱可塑性樹脂の中でも、漆黒性に優れるためには透明性に優れることが望ましいことから、塩化ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、カーボネート系樹脂、アクリル系樹脂が好ましく、カーボネート系樹脂、アクリル系樹脂がより好ましく、アクリル系樹脂がさらに好ましい。
熱可塑性樹脂は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
アクリル系樹脂の中でも、漆黒性に優れるためには透明性に優れることが望ましいことから、メチルメタクリレート単独重合体、メチルメタクリレート単位を70質量%以上含む共重合体が好ましく、メチルメタクリレート単独重合体、メチルメタクリレート単位を90質量%以上含む共重合体がより好ましく、メチルメタクリレート単独重合体がさらに好ましい。
アクリル系樹脂は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
メチルメタクリレートと共重合可能な他の単量体の中でも、成形体の透明性に優れることから、(メタ)アクリレートが好ましく、成形体の耐熱分解性に優れることから、アクリレートがより好ましい。
メチルメタクリレートと共重合可能な他の単量体は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
アクリル系樹脂を得るための重合方法の中でも、不純物の生成の抑制に優れることから、塊状重合法、懸濁重合法が好ましく、塊状重合法がより好ましい。
本発明における光吸収剤は、波長が380nm以上880nm以下の範囲における吸光度の最大値が、450nm以上850nm以下の範囲にある。本発明において、波長が380nm以上880nm以下の範囲における吸光度の最大値が、700nm以上850nm以下の範囲にある光吸収剤を光吸収剤(A)と言い、波長が380nm以上880nm以下の範囲における吸光度の最大値が、450nm以上700nm未満の範囲にある光吸収剤を光吸収剤(B)と言う。
本発明において、吸光度は、分光光度計を用いて測定される。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、光吸収剤(A)を含んでもよい。
光吸収剤(A)としては、例えば、近赤外線吸収色素を挙げることができ、近赤外線吸収色素としては、例えば、アンスラキノン系色素、フタロシアニン系色素が挙げられる。
光吸収剤(A)の中でも、成形体の透明性、耐候性に優れることから、近赤外線吸収色素であるアンスラキノン系色素が好ましい。
光吸収剤(A)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、光吸収剤(B)を含む。
光吸収剤(B)としては、例えば、染料を挙げることができ、染料としては、例えば、アンスラキノン系染料、ペリノン系染料、メチン系染料、キノフタロン系染料が挙げられる。
光吸収剤(B)の中でも、成形体の耐候性に優れることから、染料であるアンスラキノン系染料、ペリノン系染料が好ましい。
光吸収剤(B)は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ペリノン系染料としては、例えば、Solvent Orange 60、Solvent Red 135、Solvent Red 179等のカラーインデックスの染料等が挙げられる。
メチン系染料としては、例えば、Solvent Orange 107、Solvent Yellow 179等のカラーインデックスの染料等が挙げられる。
キノフタロン系染料としては、例えば、Solvent Yellow 33、Disperse Yellow 54、Disperse Yellow 160等のカラーインデックスの染料等が挙げられる。
条件1:
下記式(5)を満たすiが一つのみ存在し、かつ、下記式(6)を満たす。
式(5):
λ(i+1)−λ(i)≧180nm ・・・(5)
式(6):
λ(1)−380nm<180nm ・・・(6)
条件2:
下記式(5)を満たさず、かつ、下記式(7)を満たす。
式(5):
λ(i+1)−λ(i)≧180nm ・・・(5)
式(7):
λ(1)−380nm≧180nm ・・・(7)
なお、λ(i)は、前記光吸収剤のうちの一つである光吸収剤(i)の、波長が450nm以上850nm以下の範囲における吸光度の最大値を示す波長であり、iは1〜nの整数であり、nは2以上の整数であって、前記熱可塑性樹脂組成物に含まれる前記光吸収剤の種類の数を示し、λ(n+1)は880nmであり、λ(1)<λ(2)<・・・<λ(n)である。
これを前記式(5)に当てはめると、λ(2)−λ(1)のみが前記式(5)を満たし、かつ、前記式(6)を満たす。
この結果、図2に示すようにλ(1)とλ(2)の間、即ち、450nmと690nmの間にある波長の光のみが透過できる。
これを前記式(5)に当てはめると、前記式(5)を満たす光吸収剤(i)が存在せず、かつ、前記式(7)を満たす。
この結果、図3に示すように380nmとλ(1)の間、即ち、380nmと590nmの間にある波長の光のみが透過できる。
これを前記式(5)に当てはめると、λ(4)−λ(3)のみが前記式(5)を満たし、かつ、前記式(6)を満たす。
この結果、図8に示すようにλ(3)とλ(4)の間、即ち、690nmと880nmの間にある波長の光のみが透過できる。
λ(n+1)−λ(n)≧180nm ・・・(5’)
を満たし、n以外のiは前記式(5)を満たさず、かつ、前記式(6)を満たす。本態様においては、λ(n+1)−λ(n)が180nm以上となることから、λ(n)と880nmとの間の波長の光を透過させることが可能な成形体を得ることができる。
また、赤色の光を透過させる成形体を製造する場合には、光吸収剤(B)のみを組み合わせることが好ましい。
また、光吸収剤(A)を含まず、前記条件1を満たし、かつ、前記式(5)を満たすiがnである前記式(5’)を満たす、即ち、n以外のiは前記式(5)を満たさない熱可塑性樹脂組成物を成形することにより、波長が380nm以上780nm以下の範囲において、光の透過率の最大値を示す波長が、680nm以上780nm以下の範囲にある成形体を得ることができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂、及び波長が380nm以上880nm以下の範囲における吸光度の最大値を示す波長が互いに異なる2種類以上の光吸収剤を混合することにより製造することができる。混合方法としては、公知の方法を採用することができ、例えば、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダ―、バンバリーミキサー、ドラムタンブラー等のミキサーを用いて混合し、さらに単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機、多軸スクリュー押出機等の混練機を用いて、通常、溶融温度200〜300℃で5〜60分間混練することにより、本発明の熱可塑性樹脂組成物が製造される。
他の添加剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の表示装置は、本発明の成形体を有する以外は、公知の態様を採用できる。図1は、本発明の表示装置の一例を示した模式図である。
本発明の表示装置1は、光源10、及び前記光源から発せられた光20が透過するように配置された本発明の成形体12を含む。本発明の成形体は、漆黒性に優れ、かつ、特定の波長の光を透過させて特定の色を表示することができるため、光源10として白色光源を用いた場合においても、光源から発せられて成形体12を透過した光22が有色光となるため、有色光による表示が可能である。
白色光源としては、例えば、白熱灯、蛍光灯、LEDランプ、HIDランプが挙げられる。
白色光源は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
赤色光源としては、赤色の光の透過光強度に優れることから、最大発光強度を有する波長が710nm以上800nm以下の範囲にあることが好ましく、720nm以上780nm以下の範囲にあることがより好ましい。赤色光源としては、例えば、LEDランプが挙げられる。
赤色光源は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
熱可塑性樹脂:アクリル系樹脂(商品名「アクリペット(登録商標)VH」、三菱レイヨン株式会社製)
光吸収剤(A):アンスラキノン系色素(商品名「SDO−11」、有本化学工業株式会社製、吸光度の最大値を示す波長755nm)
光吸収剤(B):
光吸収剤(B1):アンスラキノン系染料(商品名「マクロレックス(登録商標)グリーンG」、ランクセス株式会社製、吸光度の最大値を示す波長690nm)
光吸収剤(B2):アンスラキノン系染料(商品名「ダイアレジン(登録商標)ブルーN」、三菱化学株式会社製、吸光度の最大値を示す波長620nm)
光吸収剤(B3):アンスラキノン系染料(商品名「ダイアレジン(登録商標)ブルーG」、三菱化学株式会社製、吸光度の最大値を示す波長590nm)
光吸収剤(B4):アンスラキノン系染料(商品名「スミプラスト(登録商標)バイオレットRR」、住化ケムテックス株式会社製、吸光度の最大値を示す波長560nm)
光吸収剤(B5):ペリノン系染料(商品名「ダイアレジン(登録商標)レッドA」、三菱化学株式会社製、吸光度の最大値を示す波長480nm)
光吸収剤(B6):ペリノン系染料(商品名「ダイアレジン(登録商標)オレンジHS」、三菱化学株式会社製、吸光度の最大値を示す波長450nm)
カーボンブラック:カーボンブラック(商品名「カーボンブラック#45」、三菱化学株式会社製)
成形体の380nm以上780nm以下の波長の光の透過率は、380nm以上780nm以下の波長の光を成形体背面から透過させ、成形体表面から透過した光について、分光測色計(機種名「U4100」、株式会社 日立ハイテクノロジーズ製)を用いて測定した。
成形体の反射光のL*値は、ISO 11664−4に準拠して、分光測色計(機種名「U4100」、株式会社 日立ハイテクノロジーズ製)を用い、C光源、視野角2°の条件で、反射測定により測定した三刺激値X、Y、Zから算出した。なお、反射測定は、積分球を用い、正反射成分と拡散反射成分とを集積して受光した。
成形体の全光線透過率は、ISO 13468−1に準拠して、透過率計(機種名「HM−100」、株式会社 村上色彩技術研究所製)を用いて測定した。
なお、表3に示した「0%」は、検出限界を超えた低値であり、前記透過率計の読取精度から少なくとも0.1%以下である。
成形体について、白色光(LEDランプ、商品名「マグライトST2D」)を成形体背面から透過させ、成形体表面から透過した光の色を目視により確認した。
成形体の光沢度は、ISO 2813に準拠して、光沢度計(機種名「GM26PRO」、株式会社 村上色彩技術研究所製)を用いて測定した。
最大発光強度の波長が700nmのLEDランプ(商品名「SL700CAXA2」、アルワン電子株式会社製)、最大発光強度の波長が740nmのLEDランプ(商品名「SL740CAXA4」、アルワン電子株式会社製)の光源それぞれを、直流安定化電源(メトロニクス株式会社製、電流値:20mA)により発光させた光を成形体背面から透過させ、電気測定器(機種名「光パワーメーターML910A」、アンリツ株式会社製)を用い、660nm、700nm、740nmそれぞれの透過光強度を測定した。光源と成形体との距離は30mm、成形体と電気測定器との距離は50mmとした。
熱可塑性樹脂100質量部、光吸収剤(A)0.04質量部、光吸収剤(B1)0.15質量部、光吸収剤(B6)0.1質量部を、ヘンシェルミキサー(機種名「SMV−20」、株式会社カワタ製)を用いて混合した後、二軸押出機(機種名「PCM45」、株式会社池貝製)を用い、溶融温度250℃で混練し、熱可塑性樹脂組成物のペレットを得た。
得られた熱可塑性樹脂組成物のペレットを、射出成型機(機種名「SAV−60」、株式会社 山城精機製作所製)を用い、シリンダー温度250℃、金型温度60℃で射出成型し、平板の成形体(サイズ:100mm×50mm、厚さ2mm)を得た。
得られた成形体の評価結果を表3に示す。
また、得られた成形体の380nm以上780nm以下の波長の光の透過率を図2に示す。
使用した光吸収剤を表1のように変更した以外は、実施例1と同様に成形体を得た。なお、表中の数字は、含有量(質量部)を示す。
得られた成形体の評価結果を表3に示す。
また、実施例2〜7で得られた成形体の380nm以上780nm以下の波長の光の透過率を図3〜8にそれぞれ示す。なお、比較例1及び3〜5で得られた成形体は380nm以上780nm以下の波長の光を透過させなかった。
前記式(5)を満たすiが一つのみ存在し、かつ、前記式(6)を満たすが、それぞれの光吸収剤(B)の含有量が大きく、光吸収剤(B)の合計の含有量も大きい、比較例1で得られた成形体は、380nm以上780nm以下の波長の光を透過させることができず、成形体を透過した光の色相が目視により確認できなかった。
前記式(5)を満たすiが一つのみ存在し、かつ、前記式(6)を満たすが、光吸収剤(B)の合計の含有量が小さい、比較例2で得られた成形体は、特定の波長の光を透過させて特定の色を表示することはできたが、全光線透過率が高く、漆黒性に劣った。
光吸収剤のそれぞれの含有量、及び光吸収剤(B)の合計の含有量は適切な範囲であるが、前記式(5)を満たすiが存在せず、かつ、前記式(6)を満たさない、比較例3又は比較例4で得られた成形体は、380nm以上780nm以下の波長の光を透過させることができず、成形体を透過した光の色相が目視により確認できなかった。
カーボンブラックを配合した、比較例5で得られた成形体は、380nm以上780nm以下の波長の光を透過させることができず、成形体を透過した光の色相が目視により確認できなかった。
実施例7で得られた成形体について、透過光強度の測定を行った。その結果を、表4に示す。
10 光源
12 成形体
20 光源から発せられた光
22 光源から発せられて成形体を透過した光
Claims (16)
- 反射光のL*値が35以下であり、全光線透過率が1%以下である成形体であって、
波長が380nm以上780nm以下の範囲において、光の透過率の最大値を示す波長が、380nm以上680nm未満の範囲にあり、
下記式(1)及び(2)を満たす成形体。
式(1):
Tα≧0.1% ・・・(1)
式(2):
0%≦Tβ≦Tα/2 ・・・(2)
[式中、Tαは、波長が380nm以上680nm未満の範囲における光の透過率の最大値であり、Tβは、波長が680nm以上780nm以下の範囲における光の透過率の最大値である。] - 反射光のL*値が35以下であり、全光線透過率が1%以下である成形体であって、
波長が380nm以上780nm以下の範囲において、光の透過率の最大値を示す波長が、680nm以上780nm以下の範囲にあり、
下記式(3)及び(4)を満たす成形体。
式(3):
Tβ≧10% ・・・(3)
式(4):
0%≦Tα≦Tβ/2 ・・・(4)
[式中、Tαは、波長が380nm以上680nm未満の範囲における光の透過率の最大値であり、Tβは、波長が680nm以上780nm以下の範囲における光の透過率の最大値である。] - 熱可塑性樹脂と、
波長が380nm以上880nm以下の範囲における吸光度の最大値を示す波長が互いに異なる2種類以上の光吸収剤と、
を含む熱可塑性樹脂組成物であって、
前記光吸収剤が、吸光度の最大値を示す波長が450nm以上700nm未満の範囲にある光吸収剤(B)を含み、下記条件1又は2のいずれかを満たし、
前記光吸収剤(B)の合計の含有量が、前記熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下である、
熱可塑性樹脂組成物。
条件1:
下記式(5)を満たすiが一つのみ存在し、かつ、下記式(6)を満たす。
式(5):
λ(i+1)−λ(i)≧180nm ・・・(5)
式(6):
λ(1)−380nm<180nm ・・・(6)
条件2:
下記式(5)を満たさず、かつ、下記式(7)を満たす。
式(5):
λ(i+1)−λ(i)≧180nm ・・・(5)
式(7):
λ(1)−380nm≧180nm ・・・(7)
[式中、λ(i)は、前記光吸収剤のうちの一つである光吸収剤(i)の、波長が450nm以上850nm以下の範囲における吸光度の最大値を示す波長であり、iは1〜nの整数であり、nは2以上の整数であって、前記熱可塑性樹脂組成物に含まれる前記光吸収剤の種類の数を示し、λ(n+1)は880nmであり、λ(1)<λ(2)<・・・<λ(n)である。] - 前記光吸収剤が、吸光度の最大値を示す波長が700nm以上850nm以下の範囲にある光吸収剤(A)を含む、請求項3に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記光吸収剤(A)の合計の含有量が、前記熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.001質量部以上1質量部以下である、請求項4に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記光吸収剤が、前記光吸収剤(B)のみからなる、請求項3に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記光吸収剤(B)のそれぞれの含有量が、前記熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.01質量部以上0.45質量部以下である、請求項3〜6のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記条件1を満たす、請求項3〜7のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記条件2を満たす、請求項3〜7のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記光吸収剤(A)が、アンスラキノン系色素及びフタロシアニン系色素からなる群より選ばれる光吸収剤を含む、請求項4又は5に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記光吸収剤(B)が、アンスラキノン系染料、ペリノン系染料、メチン系染料、及びキノフタロン系染料からなる群より選ばれる光吸収剤を含む、請求項3〜10のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 請求項3〜11のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物を成形してなる成形体。
- 光沢度が80%以上である、請求項1、2又は12のいずれか一項に記載の成形体。
- 反射光のL*値が35以下であり、全光線透過率が1%以下である成形体であって、
白色光源から発せられた光が前記成形体を透過すると有色光となる成形体。 - 光源、及び、前記光源から発せられた光が透過するように配置された、請求項1、2又は12のいずれか一項に記載の成形体を含む、表示装置。
- 最大発光強度が、波長が710nm以上800nm以下の範囲にある赤色光源、及び、前記赤色光源から発せられた光が透過するように配置された、下記式(5’)を満たし、n以外のiが式(5)を満たさない、請求項8に記載の熱可塑性樹脂組成物を成形してなる成形体を含む、表示装置。
式(5):
λ(i+1)−λ(i)≧180nm ・・・(5)
式(5’):
λ(n+1)−λ(n)≧180nm ・・・(5’)
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