JPWO2016088168A1 - 既設管の更生工法 - Google Patents

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Abstract

セグメント(1a)の一方の側板(103)に固定されたオス型連結ピン(40)の突出部(44)を、このセグメントに連結されるセグメント(1b)の他方の側板(102)と隣接する側板(106)間に固定されたメス型連結ピン(20)の嵌合部(25)に嵌合させる。各セグメントの各側板(102、103)が互いに当接するように各セグメントを順次管長方向に連結して既設管内に更生管を組み立てる。メス型連結ピン(20)の嵌合部(25)には、オス型連結ピン(40)を挿入方向には移動させるが、挿入方向と逆方向にはその移動を阻止する係止部(24)が複数形成される。オス型連結ピン(40)をメス型連結ピン(20)に挿入して嵌合させると、オス型連結ピンはいずれかの係止部(24)と係止して逆方向移動が不可能になり、各セグメントは管長方向に堅固に連結される。

Description

本発明は、内周面を構成する内面板と、該内面板の周縁に立設された側板並びに端板とをプラスチックによって一体に形成してなるセグメントを、周方向並びに管長方向に連結して既設管内に更生管を組み立てて既設管を更生する既設管の更生工法に関する。
地中に埋設された下水管等の管路が老朽化した場合、該管路を地中から掘出することなく、その内周面にライニングを施して管路を補修する管ライニング工法が提案され、既に実用に供されている。
上記管ライニング工法では、例えば管状樹脂吸収材に未硬化の熱硬化性樹脂を含浸せしめて構成される管ライニング材を流体圧によって管路内に反転させながら挿入する。反転挿入後、管ライニング材を流体圧によって管路の内周壁に押圧したまま、任意の方法によって加熱し、管ライニング材に含浸された熱硬化性樹脂を硬化させることによって、管路内にプラスチックパイプを形成して管路を補修する。
また、内周面を構成する内面板と、内面板の周縁に立設された側板並びに端板とをプラスチックによって一体に形成してなるセグメントを用いて大口径の管路を更生する工法も知られている。この工法では、セグメントを周方向に連結して管ユニットを組み立て、該管ユニットを連結部材を介して管長方向に連結し管路内に更生管を組み立てている。既設管内に更生管を組み立てた後、既設管と更生管の間の空間にグラウトなどの充填材を充填して硬化させ複合管が構築される。
このようなセグメントを用いた工法において、管ユニットないしセグメントを管長方向に連結するために、連結ボルトをセグメントの側板に固定されたナットに螺合させてセグメントを順次管長方向に連結することが行われている(特許文献1)。
また、一方のセグメントにオス型連結ピンを固定し、他方のセグメントには、オス型連結ピンの挿入方向移動は許可するが逆方向移動を阻止するメス型連結ピンを固定し、オス型連結ピンとメス型連結ピンをスナップ嵌合させてセグメントを連結することが提案されている(特許文献2)。
また、一方のセグメントに固定された雄型継手を、他方のセグメントに固定された雌型継手に嵌合させ、雄型継手の挿入方向移動を許可するが逆方向移動を阻止するように、雄型継手と雌型継手を凹凸嵌合させてセグメントを連結することが提案されている(特許文献3)。
特開2011−12803号公報 特開2009−108484号公報 特開2004−108519号公報
特許文献1のように、ボルトナット式の棒状の連結部材でセグメントを連結する場合には、強固な連結が可能であるが、時間と人手を要し効率が悪くなるという問題がある。
また、特許文献2のように、スナップ嵌合式のオス型とメス型の連結ピンを用いてセグメントを連結する場合には、連結作業時間は短くなる。しかし、スナップ嵌合が1段の凹凸嵌合なので、連結強度が弱くなるとともに、オス型とメス型の連結ピンの連結方向長さが短く、その一方端部だけがセグメントの側板に固定されるだけなので、各連結ピンの固定が十分でない、という問題がある。
また、特許文献3では、凹凸嵌合させる部分が多いので、特許文献2のスナップ式嵌合より強度が得られるが、特許文献2と同様に、雄型継手と雌型継手の連結方向長さが短く、各継手をセグメントに固定する強度が弱く、両継手を更にボルト締めする必要があり、連結作業時間が長くなる、という欠点がある。
本発明の課題は、このような問題点を解決するためになされたもので、セグメントの管長方向の連結を容易にし、全体の管更生作業を省力化することができる既設管の更生工法を提供することである。
本発明は、
内面板と、該内面板の周方向に延びる両側に立設された側板と、側板の内側で内面板の上面に立設された内部板を複数有するセグメントを、周方向と管長方向に連結して既設管内に更生管を組み立て既設管を更生する既設管の更生工法であって、
セグメントの一方の側板側に該側板の外部に突出する突出部を有する第1の連結ピンを固定する工程と、
セグメントの他方の側板側に嵌合部が形成された第2の連結ピンを固定する工程と、
セグメントの一方の側板側に固定された第1の連結ピンの突出部を、このセグメントに連結されるセグメントの他方の側板側に固定された第2の連結ピンの嵌合部に挿入嵌合させ、各側板が互いに当接するように各セグメントを順次管長方向に連結して既設管内に更生管を組み立てる工程と、を備え、
前記第2の連結ピンは、その嵌合部に、第1の連結ピンを挿入方向には移動させるが、挿入方向と逆方向にはその移動を阻止する係止部が複数形成されており、該嵌合部がセグメントの他方の側板と該側板に隣接する内部板間に位置するように、該側板と該側板に隣接する内部板に支持されて固定されることを特徴とする。
また、本発明は、
内面板と、該内面板の周方向に延びる両側に立設された側板と、側板の内側で内面板の上面に立設された内部板を複数有するセグメントを、周方向と管長方向に連結して既設管内に更生管を組み立て既設管を更生する既設管の更生工法であって、
セグメントの一方の側板側に該側板の外部に突出する突出部を有する第1の連結ピンを固定する工程と、
嵌合部を有し、該嵌合部に第1の連結ピンを挿入方向には移動させるが、挿入方向と逆方向にはその移動を阻止する係止部が形成された第2の連結ピンをセグメントの他方の側板と該側板に隣接する内部板に支持させて固定する工程と、
前記セグメントを周方向に連結してリング状の管ユニットを組み立てる工程と、
前記管ユニットを管長方向に順次連結して既設管内に更生管を組み立てる工程と、を備え、
前記管ユニットのセグメントには、他の管ユニットと連結される前にそれぞれ第1と第2の連結ピンが固定されており、該管ユニットの各セグメントに固定された第1と第2の連結ピンを、他の管ユニットの各セグメントに固定された対応する第2と第1の連結ピンに一度に嵌合させて各管ユニットが管長方向に連結されることを特徴とする。
本発明では、第2の連結ピンの嵌合部には、第1の連結ピンを挿入方向には移動させるが、挿入方向と逆方向にはその移動を阻止する係止部が複数形成されるので、第1の連結ピンを複数の係止部のいずれかの係止部で係止せることができる。第1の連結ピンがどの係止部で係止されるかに従って、セグメントの連結強度が変わるので、本発明では、第1の連結ピンの挿入程度を変えることにより連結ピンの固定位置毎にセグメントの連結強度を調整することができる、という効果が得られる。
また、本発明では、第1と第2の連結ピンは、側板と該側板に隣接する内部板に支持されて固定されるので、各連結ピンのセグメントへの固定が確実になる。また、その固定がセグメントを構成する側板と内部板により行われるので、追加的な部材を必要としない、という効果が得られる。
また、本発明では、セグメントを周方向に連結して組み立てられた各管ユニットのセグメントには、他の管ユニットと連結される前にそれぞれ第1の連結ピンと第2の連結ピンが固定されており、管ユニットの各セグメントに固定された第1と第2の連結ピンを、他の管ユニットの各セグメントに固定された対応する第2と第1の連結ピンに一度にスナップ的に嵌合させることができるので、セグメントを管長方向に連結する時間が顕著に短縮される、という効果が得られる。
更生管の組み立てに使用されるセグメントの構造を示した斜視図である。 セグメントの周方向への連結構造を示す断面図である。 セグメントの周方向への連結構造を示す正面図である。 セグメントを周方向に連結して管ユニットを組み立てた状態を示す斜視図である。 管ユニットのセグメントをオス型連結ピンとメス型連結ピンを用いて管長方向に連結する状態を示した説明図である。 メス型連結ピンをセグメントに取り付ける工程を示した説明図である。 メス型連結ピンをセグメントに取り付ける図5に続く工程を示した説明図である。 オス型連結ピンをセグメントに取り付ける工程を示した説明図である。 オス型連結ピンとメス型連結ピンを用いてセグメントを連結する方法を説明する説明図である。 オス型連結ピンがメス型連結ピンに係止される状態を示す断面図である。 オス型連結ピンがメス型連結ピンに係止される状態を示す上面図である。 管ユニットを組み立て更生管を既設管内に敷設する状態を説明した説明図である。 管ユニットを組み立て更生管を既設管内に敷設したときの斜視図である。 管ユニットのセグメントをオス型連結ピンとメス型連結ピンの固定位置を変えて管長方向に連結する状態を示した説明図である。 オス型連結ピンとメス型連結ピンの他の実施例を示した断面図である。 図13のオス型連結ピンがメス型連結ピンに係止される状態を示す断面図である。 メス型連結ピンの概観を示す正面図である。 メス型連結ピンをピン半体に分離して拡径した状態を示す正面図である。 メス型連結ピンをピン半体として作製したときの正面図である。 メス型連結ピンをピン半体として作製したときの断面図である。 ピン半体を重ねてメス型連結ピンを作製する状態を説明する説明図である。
以下に本発明を、添付図面に示す実施例に基づいて説明する。本発明は、下水管、上水管、トンネル、あるいは農業用水路などの大口径の既設管を更生あるいは修復するのに適している。各実施例では、更生管は、管長方向に直交する断面形状が円形として説明されるが、矩形など円形以外の形状の更生管にも本発明を適用できることは勿論である。更に、断面形状が管として閉じた形状でなく、例えば馬蹄形や半円形、凹字形など片側が開いた形状である場合にも管と見なして本発明を適用することができるものである。
この明細書において、管長方向とは図3で管ユニット10の管の長さ方向に延びる矢印Xで示した方向を、径方向とは、管ユニット10の中心軸に向かう放射状の矢印Rで示した方向を、周方向とは管ユニット10の円の周方向をいう。
図1には、既設管を更生する更生管の組立単位部材となる更生管用セグメント1(以下、単にセグメントという)の構造が図示されている。セグメント1は、更生管の内周面を構成する内面板101と、該内面板101の周方向に延びる両側に垂直に立設された同形状の側板102、103と、内面板101の管長方向に延びる両端に垂直に立設された同形状の端板104、105とからなるプラスチックでできた一体成形のブロック状の部材である。
セグメント1は、本実施例では、円周を複数等分する所定角度、例えば6等分する60度の円弧状に湾曲した形状となっている。ただし、セグメントは円弧形ないし扇形に限定されず、既設管の断面形状、あるいはその大きさ、あるいは既設管の補修箇所に応じて、直方体あるいは直角に丸みを付けて折り曲げた形などにすることもできる。
内面板101の上面にはセグメント1の機械的強度を補強するために、側板102、103の内側に、側板と同様な形状の複数、この実施例では4個の内部板106、107が側板102、103と平行に等間隔に立設される。
側板102には、セグメント1を管長方向に連結するメス型連結ピン20(図4)を通すための円形の挿通穴102aが周方向に等間隔に複数形成され、側板103には、メス型連結ピン20と嵌合するオス型連結ピン40(図4)を通すための円形の挿通穴103aが周方向に等間隔に複数形成される。側板102の挿通穴102aと側板103の挿通穴103aは、同じ径で周方向の位置が一致している。
側板102、103の周方向端部には、セグメント1を周方向に連結する作業に利用するための開口部102b、103bが形成される。セグメントを周方向に接続する際には、開口部102b、103bを介してボルト、ナットなどの連結部材をセットしたり締め付けたりする。
端板104、105は、側板102と側板103の周方向端部に配置される部材で、内面板101の外面からの高さは側板102、103よりもやや低くなっている。端板104、105には、セグメント1を周方向に連結するボルトなどの連結部材を通すための円形の挿通穴104a、105aが複数形成される。
内部板106は、側板102、103と外形がほぼ同一の薄板部材で、メス型連結ピン20、オス型連結ピン40を取り付けるための円形の挿通穴106aが周方向に等間隔に複数形成される。各挿通穴106aは側板102、103の挿通穴102a、103aより径が小さく、その周方向の位置は挿通穴102a、103aの周方向の位置と一致している。
内部板107は、側板102、103と外形がほぼ一致する薄板部材で、複数の切り欠き107aが周方向に形成される。その周方向の位置は、側板102、103、内部板106の挿通穴102a、103a、106aの周方向の位置とそれぞれ一致している。
内面板101、側板102、103、端板104、105、内部板106、107は、いずれも透明、半透明あるいは不透明な同じプラスチックでできており、公知の成形技術を用いて一体に成形される。
図2a、図2bは、セグメント1の周方向の連結方法を説明する図である。2個のセグメント1、1を一方のセグメントの端板105と他方のセグメントの端板104が当接するように保持し、セグメントの側板102の開口部102bからボルト6を挿通穴104a、105aに挿通してナット7を螺合させ、両端板104、105を締め付けることにより、2個のセグメント1、1は周方向に連結される。
このようなボルト止めは、側板102とこれと隣接する内部板106の間、および、側板103とこれと隣接する内部板106の間の2箇所で行われる。この2箇所での連結では、連結強度が不十分な場合には、内部板106、107の間で、セグメントの上方から連結部材を他の挿通孔104a、105aにセットし、周方向の連結を強化する。
セグメント1を順次周方向に一周分連結させると、図3に示すようなリング状の閉じた所定の短い長さの短管体10(以下、管ユニットという)を組み立てることができる。管ユニット10は、円管を管長方向Xに垂直に所定幅Dで輪切りに切断したときに得られる形状となっており、その外径が更生すべき既設管の内径より少し小さな値となっている。セグメント1は、この管ユニット10を、径方向Rに沿った切断面で周方向に複数個に分割(好ましくは等分)したときに得られる部材に相当する。
なお、図3では、セグメント1の主要な構造部材である内面板101、側板102、103、端板104、105が図示されていて、内部板106、107などの補強構造は、煩雑さを避けるために、図示が省略されている。
このような管ユニット10は、管ユニットを構成する各セグメントが、図4以下に図示したように、メス型連結ピン(第2の連結ピン)20、オス型連結ピン(第1の連結ピン)40などを用いて連結され、管長方向に延ばされる。
メス型連結ピン20は、図15a、図15bに示したように、その中心軸20aを通る紙面に垂直な面に対称な2つのピン半体21、21’から構成される。ピン半体21、21’は、硬質プラスチック製で、後述するように、射出成形などの公知の成形技術を用いて作製され、ピン半体21、21’が合わさった状態では、断面形状は、図15aの右側にA−A線に沿った断面図として示すように、対称な円弧を上下に合わせた形状になり、一方、後述する分離ピンにより分離されて拡径されたときには、断面形状は、図15bの右側にA−A線に沿った断面図として示すように、各部の輪郭線がいずれも円形の形状になる。以下の説明では、ピン半体21、21’の各部は、同じ番号で一方に「’」を付して示されている。
メス型連結ピン20は、図15bに示すように、拡径したとき、その外径がd1の円柱部26、26’と、外径がd1より大きいフランジ部22、22’と、外径がd1より小さな突出部23、23’を有している。図5に示したように、フランジ部22の上面22aと円柱部26の下面26aまでの距離d2は、側板102と内部板106の内側面間の距離と等しくなっている。
ピン半体21、21’の内部は凹状に湾曲しており、内部が中空になっていて、後述するオス型連結ピンが挿入される嵌合穴(以下、嵌合部という)25が形成される。嵌合部25の内壁には、リング状に一周して径方向に内部に向けて突出する係止部24、24’がメス型連結ピン20の延びる長さ方向に複数形成される。係止部24、24’は、図9aに示すように、該長さ方向に直交する平面24a、24a’と該平面24a、24a’と交わり該長さ方向に対して上方に傾斜する傾斜面24b、24b’を有する。これらの係止部24、24’は、嵌合部25の内面に沿って長さ方向に所定の同じピッチp1で複数(10個)形成される。このようにして形成された複数の係止部24、24’の縦断面は、図9aに示すように、所定ピッチの鋸歯状の形状を示す。
側板102の挿通穴102aは、図5の右上に拡大して示すように、側板内側での径d3が外側よりわずかに小さくなっており、その内側径d3がピン半体に分離する前のメス型連結ピン20の円柱部26、26’の外径より大きな形状になっている。また、内部板106の挿通穴106の径d4は、図5の右下に拡大して示すように、分離前のメス型連結ピン20の円柱部26、26’の外径より小さく、突出部23、23’の外径より大きな形状になっている。従って、メス型連結ピン20を側板102の挿通穴102aから内部板106の挿通穴106aに向かって挿入すると、図5の中央に示したように、突出部23、23’は内部板106の挿通穴106aを通過して内部板106から突出するが、円柱部26、26’は挿通穴106aを通過できず、内部板106に当接するようになる。
内部板106の内側に当接したメス型連結ピン20は、図6に示すように、分離ピン30によりピン半体21、21’に分離、拡径されて、側板102と内部板106間に固定される。
分離ピン30は、中央部31と、該中央部31と分離可能に取り付けられ先が細くなった先端部32と、中央部31の上部に形成された把手部33を有する円柱状のピンで、その外径はメス型連結ピン20の円柱部26、26’の内径より小さく、その突出部23、23’の内径とほぼ等しくなっている。
分離ピン20を、図6に示したように、左から順にメス型連結ピン20の嵌合部25に挿入していくと、図6の下部に拡大して示すように、分離ピン30の先端部32はメス型連結ピン20の突出部23、23’内部に圧入されていき、分離ピン20をピン半体21、21’に分離して円柱部26、26’の径がd1に拡径する。
図6の左から4番目に図示したように、分離ピン30の先端部32がほぼメス型連結ピン20の突出部23、23’に完全に圧入されると、メス型連結ピン20の円柱部26、26’の下面26a、26a’は内部板106の内側面に当接し、フランジ部22’の上面22a’は右上に拡大して示すように、側板102の内側面に当接する。メス型連結ピン20のフランジ部22、22’の上面22a、22a’と円柱部26、26’の下面26a、26a’間の距離は、側板102と内部板106の内側面間の距離d2に等しくなっているので、メス型連結ピン20は側板102と内部板106間に挟まれて上下方向に移動できず、また、左右間では、メス型連結ピン20の突出部23、23’が内部板106と分離ピン30の先端部32間で挟まれて移動できないので、メス型連結ピン20は側板102と内部板106のそれぞれに支持されてその間に堅固に固定される。また、メス型連結ピン20が、2つのピン半体21、21’に分離して拡径されたとき、図15bにも示したように、メス型連結ピン20の先端部23、23’の径が内部板106の挿通穴106aの径d4とほぼ等しくなるように、またその先端部23、23’と反対側端部の径が側板102の挿通穴102aの径d3(>d4)とほぼ等しくなるように、構成されているので、メス型連結ピン20は、2つの挿通穴102a、106aに遊びなく嵌合し、メス型連結ピン20は側板102と内部板106間に堅固に固定される。この状態で、図6の右に示したように、分離ピン30の把手部33を回転することにより、分離ピン30がその先端部32から切り離されて除去される。
一方、オス型連結ピン40は、図7に示したように、硬質のプラスチックで成形された中実の円柱状のピンで、外径がd5の円柱部41と、外径が円柱部41の外径d5より大きく、側板103の挿通穴103aの径d3とほぼ同じ径のフランジ部42と、円柱部41の外径d5並びに内部板106の挿通穴106aの径d4より大きく、側板103の挿通穴103aの径d3より小さな上端部43と、外径が円柱部41の外径d5より小さな突出部44を有する。円柱部41には、金属製あるいは硬質のプラスチック製のボルト50のねじ部50aと螺合するねじ部41aが形成される。
また、オス型連結ピン40の突出部44には、メス型連結ピン20の係止部24、24’と係合するリング状に一周する係止部45が複数形成される。係止部45は、図9a、図9bに示すように、突出部44の周面に対して垂直に延びる平面45aと、該平面45aと交差しメス型連結ピン20の係止部24、24’の傾斜面24b、24b’と同じ傾斜角で下方に傾斜する傾斜面45bを有する。係止部45は、オス型連結ピン40の突出部44の周面にオス型連結ピン40の延びる長さ方向に所定ピッチp2(p2はp1の整数倍に設定される)で複数(3個)形成される。オス型連結ピン40の突出部44には、割溝(スリット)44aが複数形成されて弾力が与えられ、図6の右側に示したように、突出部44の径が拡大ないし縮小される。
このように構成されたオス型連結ピン40を、図7の左側に示したように、側板103の挿通穴103aから内部板106の挿通穴106aに向けて挿入すると、図7の中央に示したように、オス型連結ピン40の上端部43は側板103の挿通穴103aを通過して、内部板106の内側に当接するので、ボルト50をねじ部41aと螺合させ、オス型連結ピン40をボルト締めすることにより、図7の右側に示したように、オス型連結ピン40を内部板106に固定することができる。このとき、オス型連結ピン40の上端部43の上面と、フランジ部42間の距離は、側板103と内部板106の内側面間の距離d2に等しくなっているので、フランジ部42は側板103の挿通穴103a内に位置し、オス型連結ピン40は側板103と内部板106のそれぞれに支持されその間に堅固に固定される。
管ユニット10の各セグメントは、上述したメス型連結ピン20とオス型連結ピン40を用いて、管長方向に連結される。
図4には、管長方向に連結される管ユニット10のセグメント1a、1b、1cが図示されている。各セグメントには、図5から図7に示した方法で、メス型連結ピン20がセグメント1a、1b、1cの各側板102と内部板106間に複数個挿通穴一つ置きに固定され、オス型連結ピン40が各側板103と内部板106間に挿通穴一つ置きに取り付けられる。図4は、セグメント1bと1cは既に管長方向に連結されており、セグメント1aをセグメント1bに連結する状態を示している。なお、図4では、メス型連結ピン20、オス型連結ピン40はその内部が見えるように図示されている。
図4において、セグメント1aを、既に管長方向に連結された管ユニットのセグメント1bに連結する場合、セグメント1aに固定されたオス型連結ピン40をセグメント1bに固定されたメス型連結ピン20にそれぞれ位置合わせして、各オス型連結ピン40の側板103から突出している突出部44を、セグメント1bに固定されている対応するメス型連結ピン20の嵌合部25に挿入する。この作業は、すべてのオス型連結ピン40とメス型連結ピン20に対してほぼ同時に一度に行われる。
図8には、一つのオス型連結ピン40がメス型連結ピン20に挿入嵌合される状態が図示されている。図8の左側に図示したように、オス型連結ピン40とメス型連結ピン20を位置合わせして、セグメント1aをセグメント1bに近づけていくと、オス型連結ピン40の突出部44はメス型連結ピン20の嵌合部25を進入し、左から2番目の図に示すように、オス型連結ピン40の突出部44に形成された係止部45が、メス型連結ピン20の嵌合部25に形成された係止部24、24’と係合するようになる。
オス型連結ピン40の係止部45の傾斜面45bは、図9aに示すように、メス型連結ピン20の係止部24、24、’の傾斜面24b、24b’と同じ傾斜角度で下方に傾斜しているので、オス型連結ピン40をメス型連結ピン20内に強く押すと、係止部45の傾斜面45bが係止部24、24’の傾斜面24b、24b’に沿って移動し、オス型連結ピン40は、図8、図9aで下方に移動する。このとき、径方向に作用する押圧力により突出部44に形成されたスリット44aの幅が狭くなるので、突出部44が縮径し、オス型連結ピン40の下方移動が円滑になる。
係止部45の傾斜面45bが係止部24、24’の傾斜面24b、24b’を乗り越えて移動すると、係止部45の平面45aが係止部24、24’の平面24a、24a’の下方に入り込む。これにより突出部44が拡径して、図9aに示したように、係止部45の平面45aが係止部24、24’の平面24a、24a’と面接触し、係止部45が係止部24、24’に係止する。この係止によりオス型連結ピン40は上方へは移動できなくなる。
オス型連結ピン40は、このような傾斜面に沿った移動、係止を繰り返しながら、メス型連結ピン20内を進み、図8で左から4番目に図示した位置で、セグメント1aの側板103とセグメント1bの側板102が当接する。このとき、その下方に拡大して図示したように、オス型連結ピン40の3つの係止部45がメス型連結ピン20の係止部24、24’に係止されるので、オス型連結ピン40は、図8で上方への移動はほぼ不可能になり、両セグメント1a、1bはこの箇所で堅固に連結される。
なお、図8の最も右側に図示したように、オス型連結ピン40を工具などで叩いてメス型連結ピン20内に圧入すると、内部板106が内側に撓むので、最下位置にある係止部45を最下位置の係止部24、24’より下方に移動させることができ、オス型連結ピン40を最も多くの係止部24、24’により係止させることができ、確実な連結が可能になる。
メス型連結ピン20の嵌合部25には、上述したように、係止部24、24’が複数形成され、各係止部24、24’はオス型連結ピン40を挿入方向には移動させるが、挿入方向と逆方向にはその移動を阻止する。オス型連結ピン40をメス型連結ピン20に嵌合させると、オス型連結ピン40は、いずれかの係止部24、24’により係止されるが、オス型連結ピン40がどの係止部24、24’で係止されるかに従って、セグメントの管長方向の連結強度が変化し、オス型連結ピン40を深く挿入するほどセグメントの連結強度が大きくなる。従って、オス型連結ピン40の挿入程度を変えることにより連結ピン20、40の固定位置毎にセグメントの連結強度を調整することができる、という効果が得られる。
オス型連結ピン40の突出部44に形成される係止部45は、一つでもよいが、複数設けると各係止部45をメス型連結ピン20の各係止部24、24’に係止されることができ、多数の箇所でオス型連結ピン40を係止されることができることから、オス型連結ピン40の逆方向移動を不可能にする。
図4の実施例では、一つのセグメントにオス型連結ピン40とメス型連結ピン20がそれぞれ複数固定されており、側板102と103の挿通穴102a、103aの一つ置きにメス型連結ピン20、オス型連結ピン40が固定されている。連結強度を高める場合には、挿通穴102a、103aのすべての位置にメス型連結ピン20、オス型連結ピン40を取り付けるようにしてもよい。また、要求される連結強度に応じてメス型連結ピン20、オス型連結ピン40の数を減少するようにしてもよい。また、一つのセグメントの側板102に取り付けられたメス型連結ピン20の周方向位置と側板103に取り付けられたオス型連結ピン40の周方向位置を、図4に示したように、ずらして、メス型連結ピン20とオス型連結ピン40の上方からみた配列を千鳥状ないしジグザグ状にすると、セグメントの連結箇所も千鳥状ないしジグザグ状になり、管長方向に見て均一な連結強度の更生管を組み立てることができる。
このようなセグメントを用いた既設管の更生は、以下のようにして行われる。
まず、図10に示すように、マンホール60を介してセグメント1を搬入し、図2、図3に示すように、マンホール内でセグメント1を周方向に順次連結して管ユニット10を組み立てる。メス型連結ピン20とオス型連結ピン40のセグメント1への固定は、マンホール60に搬入する前、あるいはその後でもよく、あるいは、マンホール内で管ユニット10を組み立てるときあるいは組み立てた後に行ってもよい。いずれにしても、管ユニットの各セグメントに全てのオス型連結ピン40、メス型連結ピン20を固定しておく。
管ユニット10は順次既設管61に運ばれ、すでに既設管内に配置されている管ユニット10と連結される。この連結は、図4〜図8で説明したようにして行われる。
周方向に連結されて組み立てられた各管ユニットのセグメントには、他の管ユニットと連結される前にそれぞれオス型連結ピンとメス型連結ピンが全て固定される。それにより、管ユニットの各セグメントに固定されたオス型あるいはメス型連結ピンを、他の管ユニットの各セグメントに固定された対応するメス型あるいはオス型連結ピンと一度にスナップ的に嵌合させることができるので、セグメントを管長方向に連結する時間が顕著に短縮される。このとき、上述したように、オス型連結ピン40の挿入程度を変えることによりその箇所でのセグメントの管長方向の連結強度を変えることができるので、管ユニットを一度にスナップ的に嵌合させた後、後工程として、連結ピン20、40の固定位置毎にセグメントの連結強度を調整する。例えば、連結が不足と思われる箇所では、オス型連結ピンを深く挿入し、メス型連結ピンの多数の係止部と係止させる。場合によっては、図8の最も右側に図示したように、オス型連結ピン40を工具などで叩いて深く挿入し、オス型連結ピン40を最も多くの係止部24と係止させる。
このようにして、管ユニットを順次管長方向に連結し、図10、図11に示したように、既設管61内に更生管62を組み立てる。なお、図10、図11においては、メス型連結ピン20とオス型連結ピン40などは省略されており、セグメントが簡略化して図示されている。
続いて、図11に示したように、更生管62と既設管61間の隙間にグラウト材などの充填材63を充填し、充填材を固化させる。充填材63は、例えば内面板101に穴をあけその開口部から注入する。この充填を行うことにより、既設管61と更生管62が充填材63により堅固に結合され、既設管、充填材並びに更生管からなる複合管を構築することができる。
なお、上述した実施例(図4)では、メス型連結ピン20がセグメント1bの一方の側板102側に固定され、オス型連結ピン40がセグメント1bと連結されるセグメント1aの他方の側板103側に固定されているが、図12に示したように、固定位置を逆にし、オス型連結ピン40をセグメント1bの一方の側板102側に固定し、メス型連結ピン20をセグメント1bと連結されるセグメント1aの他方の側板103側に固定して両セグメント1a、1bを連結するようにしてもよい。いずれの場合も、メス型連結ピン20とオス型連結ピン40は、それぞれ側板と該側板に隣接する内部板に支持されてその間に固定されるので、セグメントへの固定がより堅固になる。また、メス型連結ピン20の嵌合部25は、内部板まで延ばすことができるので、係止長さを長くすることができ、その点でも連結強度を高めることができる。
図13、図14に図示した実施例では、オス型連結ピン40の突出部44に形成される係止部45がメス型連結ピン20の嵌合部25に形成される係止部24、24’より多くなっているが、その機能、効果は、図8、図9aに示した実施例と同様である。
なお、図9aに示したように、オス型連結ピン40とメス型連結ピン20が嵌合して、それぞれの係止部45と24、24’が確実に係止状態となるためには、係止部45の平面45aと係止部24、24’の平面24a、24a’、並びに係止部45の傾斜面45bと係止部24、24’の傾斜面24b、24b’の位置と形状がそれぞれ合致していて、その間にがたつきがないようにすることが必要である。
メス型連結ピン20は、簡単にかつ安価に製造するためには、射出成形で作製するのが普通であるが、図9aに示したように、係止部24、24’は縦断面で鋸歯形状となるので、射出成形では、そのアンダーカット処理が困難になる。そこで、図16a、図16bに示したように、ピン半体21、21’を連結部27を介して水平に展開した形状のメス型連結ピン20を作製する。このような形状であれば、金型作製が容易になるので、射出成形で成形したメス型連結ピン20を、図16cに図示したように、折り曲げてピン半体21、21’を合わせるようにすれば、図15aに示したようなメス型連結ピン20を安価に製造することができる。
このように製造されたメス型連結ピン20では、係止部24、24’の平面24a、24a’とその傾斜面24b、24b’の形状を、オス型連結ピン40の係止部45の平面45aと傾斜面45bに正確に合わせることができる。また、図6に示したように、メス型連結ピン20をセグメント1の側板102、内部板106の挿通穴102a、106aに挿入して分離ピン30により、ピン半体21、21’に分離し、拡径したとき、図15bに示すメス型連結ピン20の突出部23、23’の外径が内部板106の挿通穴106aの径d4とほぼ等しくなるように、またその先端部23、23’と反対側端部の径が側板102の挿通穴102aの径d3とほぼ等しくなるように、構成することにより、メス型並びにオス型連結ピンの連結並びにセグメントの管長方向の連結を堅固なものにすることができる。なお、連結部27は、メス型連結ピン20を作製したときにカットする。あるいはそのまま残し、図6に示したように、分離ピン30の先端部32により、メス型連結ピン20をピン半体21、21’に分離したときに、カットないし除去するようにしてもよい。
1、1a、1b、1c セグメント
10 管ユニット
20 メス型連結ピン
24 係止部
25 嵌合部
30 分離ピン
40 オス型連結ピン
44 突出部
45 係止部
60 マンホール
61 既設管
62 更生管
63 充填材
101 内面板
102、103 側板
104、105 端板
106、107 内部板

Claims (11)

  1. 内面板と、該内面板の周方向に延びる両側に立設された側板と、側板の内側で内面板の上面に立設された内部板を複数有するセグメントを、周方向と管長方向に連結して既設管内に更生管を組み立て既設管を更生する既設管の更生工法であって、
    セグメントの一方の側板側に該側板の外部に突出する突出部を有する第1の連結ピンを固定する工程と、
    セグメントの他方の側板側に嵌合部が形成された第2の連結ピンを固定する工程と、
    セグメントの一方の側板側に固定された第1の連結ピンの突出部を、このセグメントに連結されるセグメントの他方の側板側に固定された第2の連結ピンの嵌合部に挿入嵌合させ、各側板が互いに当接するように各セグメントを順次管長方向に連結して既設管内に更生管を組み立てる工程と、を備え、
    前記第2の連結ピンは、その嵌合部に、第1の連結ピンを挿入方向には移動させるが、挿入方向と逆方向にはその移動を阻止する係止部が複数形成されており、該嵌合部がセグメントの他方の側板と該側板に隣接する内部板間に位置するように、該側板と該側板に隣接する内部板に支持されて固定されることを特徴とする既設管の更生工法。
  2. 前記第1の連結ピンは、セグメントの一方の側板と該側板に隣接する内部板に支持されて固定されることを特徴とする請求項1に記載の既設管の更生工法。
  3. 前記第1の連結ピンの突出部には、複数の係止部が形成され、各係止部が第2の連結ピンの嵌合部に形成されたそれぞれの係止部と係止することを特徴とする請求項1又は2に記載の既設管の更生工法。
  4. 前記第1の連結ピンの突出部に形成された係止部と第2の連結ピンの嵌合部に形成された係止部は、該突出部ないし嵌合部の延びる方向でのピッチが互いに異なることを特徴とする請求項3に記載の既設管の更生工法。
  5. 前記メス型連結ピンは、面対称な2つのピン半体から構成されており、側板と該側板に隣接する内部板間に2つのピン半体に分離されて固定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の既設管の更生工法。
  6. 前記セグメントは周方向に連結されて管ユニットが組み立てられ、各管ユニットのセグメントには、他の管ユニットと連結される前にそれぞれ第1と第2の連結ピンが固定されており、該管ユニットの各セグメントに固定された第1と第2の連結ピンを、他の管ユニットの各セグメントに固定された対応する第2と第1の連結ピンに一度に嵌合させて各セグメントが管長方向に連結されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の既設管の更生工法。
  7. 内面板と、該内面板の周方向に延びる両側に立設された側板と、側板の内側で内面板の上面に立設された内部板を複数有するセグメントを、周方向と管長方向に連結して既設管内に更生管を組み立て既設管を更生する既設管の更生工法であって、
    セグメントの一方の側板側に該側板の外部に突出する突出部を有する第1の連結ピンを固定する工程と、
    嵌合部を有し、該嵌合部に第1の連結ピンを挿入方向には移動させるが、挿入方向と逆方向にはその移動を阻止する係止部が形成された第2の連結ピンをセグメントの他方の側板と該側板に隣接する内部板に支持させて固定する工程と、
    前記セグメントを周方向に連結してリング状の管ユニットを組み立てる工程と、
    前記管ユニットを管長方向に順次連結して既設管内に更生管を組み立てる工程と、を備え、
    前記管ユニットのセグメントには、他の管ユニットと連結される前にそれぞれ第1と第2の連結ピンが固定されており、該管ユニットの各セグメントに固定された第1と第2の連結ピンを、他の管ユニットの各セグメントに固定された対応する第2と第1の連結ピンに一度に嵌合させて各管ユニットが管長方向に連結されることを特徴とする既設管の更生工法。
  8. 前記第1の連結ピンは、セグメントの一方の側板と該側板に隣接する内部板に支持されて固定されることを特徴とする請求項7に記載の既設管の更生工法。
  9. 前記第1の連結ピンの突出部と第2の連結ピンの嵌合部には、それぞれ係止部が複数形成されており、第1の連結ピンの各係止部が第2の連結ピンの嵌合部に形成されたそれぞれの係止部と係止することを特徴とする請求項7又は8に記載の既設管の更生工法。
  10. 前記第1の連結ピンの突出部に形成された係止部と第2の連結ピンの嵌合部に形成された係止部は、該突出部ないし嵌合部の延びる方向でのピッチが互いに異なることを特徴とする請求項9に記載の更生工法。
  11. 前記メス型連結ピンは、面対称な2つのピン半体から構成されており、側板と該側板に隣接する内部板間に2つのピン半体に分離されて固定されることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の既設管の更生工法。
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