JPWO2016063346A1 - 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置 - Google Patents

吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置 Download PDF

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Abstract

搬送方向に連続する第1連続シートと、搬送方向に連続する第2連続シートとの間に、搬送方向に伸長状態で搬送方向に連続する弾性部材が介挿されつつ少なくとも高伸縮領域に対応する領域において固定されてなる複合シートを、低伸縮領域に対応する領域において弾性部材を搬送方向の一カ所で切断して、弾性部材を、高伸縮領域に対応する領域の方へ収縮させることにより、複合シートに高伸縮領域と低伸縮領域とを搬送方向に並べて形成することと、を有する。形成することにおいては、互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体との間を、複合シートが搬送方向に沿って通過する際に、カッター回転体の外周面のカッター刃とアンビル回転体とが、互いの間に隙間を有した状態で複合シートを挟圧することにより、複合シートにおける挟圧された位置に、第1連続シートと第2連続シートとの圧着部を形成しつつ、弾性部材を切断する。

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置に関する。
従来、尿などの排泄液を吸収する吸収性物品として知られる使い捨ておむつの製造には、高伸縮領域と、高伸縮領域よりも所定方向の伸縮性が低い低伸縮領域とを所定方向に並んで有したシート状部材が使用される。
かかるシート状部材20s’は、次のようにして生成される。図1は、その生成過程をシート状部材20s’の平面視で示す概略図である。
先ず、同図1に示すように、シート状部材20s’の材料としての複合シート20s1’がMD方向に搬送される。ここで、複合シート20s1’は、MD方向に連続する第1連続シート21s’と、MD方向に連続する第2連続シート22s’との間に、MD方向に連続する弾性部材としての糸ゴムの連続体27s’,27s’…がMD方向に伸長状態で介挿されたものである。また、同糸ゴムの連続体27s’,27s’…の各連続シート21s’,22s’への固定は、MD方向に間欠的になされている。すなわち、同糸ゴムの連続体27s’,27s’…は、上記の高伸縮領域AH’に対応する領域AH1’においては、ホットメルト接着剤で固定されているが、上記の低伸縮領域AL’に対応する領域AL1’においては固定されていない。
そして、かかる複合シート20s1’がカッター装置50’を通過する際に、同装置50’のカッターロールのカッター刃(不図示)とアンビルロール(不図示)とで、複合シート20s1’における低伸縮領域AL’に対応する領域AL1’を挟圧し、これにより、糸ゴムの連続体27s’,27s’…をMD方向の一カ所PCで切断する。すると、切断された糸ゴム27sd’,27sd’…は、それぞれ高伸縮領域AH’,AH’に対応する領域AH1’,AH1’の方へと収縮して、これにより、複合シート20s1’に高伸縮領域AH’と低伸縮領域AL’とがMD方向に並んで形成される。そして、以上をもって、上記のシート状部材20s’が生成される。
特表2014−511753号
ここで、シート状部材20s’のダメージの抑制の観点からは、挟圧される位置PC1では、糸ゴムの連続体27s’,27s’…のみを切断し、複合シート20s1’の第1及び第2連続シート21s’,22s’については極力切断しないようにするのが望ましく、そして、そのようにした場合には、当該挟圧される位置PC1には、第1連続シート21s’と第2連続シート22s’との圧着部jが形成されることになる。
しかしながら、特許文献1には、同位置PC1に圧着部jを形成することについては、開示されておらず、そのため、当然ながら、圧着部jを確実に形成する具体的な方法についても一切開示されていない。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、複合シートにおいて糸ゴムの連続体等の弾性部材を切断する位置に、第1連続シートと第2連続シートとの圧着部を確実に形成にして、シート状部材のダメージを抑制することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも所定方向の伸縮性が低い低伸縮領域とを前記所定方向に並んで有したシート状部材の製造方法であって、
前記所定方向に連続する第1連続シートと、前記所定方向に連続する第2連続シートとの間に、前記所定方向に伸長状態で前記所定方向に連続する弾性部材が介挿されつつ、少なくとも前記高伸縮領域に対応する領域において固定されてなる複合シートを、前記所定方向を搬送方向として搬送することと、
前記低伸縮領域に対応する領域において前記弾性部材を前記搬送方向の一カ所で切断して、前記弾性部材を、前記高伸縮領域に対応する領域の方へ収縮させることにより、前記複合シートに前記高伸縮領域と前記低伸縮領域とを前記搬送方向に並べて形成することと、を有し、
前記形成することにおいては、互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体との間を、前記複合シートが前記搬送方向に沿って通過する際に、前記カッター回転体の外周面のカッター刃と前記アンビル回転体とが、互いの間に隙間を有した状態で前記複合シートを挟圧することにより、前記複合シートにおける挟圧された位置に、前記第1連続シートと前記第2連続シートとの圧着部を形成しつつ、前記弾性部材を切断することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法である。
また、
高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも所定方向の伸縮性が低い低伸縮領域とを前記所定方向に並んで有したシート状部材の製造装置であって、
前記所定方向に連続する第1連続シートと第2連続シートとの間に、前記所定方向に伸長状態で前記所定方向に連続する弾性部材が介挿されつつ、少なくとも前記高伸縮領域に対応する領域において固定されてなる複合シートを、前記所定方向を搬送方向として搬送する搬送装置と、
前記低伸縮領域に対応する領域において前記弾性部材を前記搬送方向の一カ所で切断して、前記弾性部材を、前記高伸縮領域に対応する領域の方へ収縮させることにより、前記複合シートに前記高伸縮領域と前記低伸縮領域とを前記搬送方向に並べて形成するカッター装置と、を有し、
前記カッター装置は、互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体と、を有し、
前記カッター回転体と前記アンビル回転体との間を、前記複合シートが前記搬送方向に沿って通過する際に、前記カッター回転体の外周面のカッター刃と前記アンビル回転体とが、互いの間に隙間を有した状態で前記複合シートを挟圧することにより、前記複合シートにおける挟圧された位置に、前記第1連続シートと前記第2連続シートとの圧着部を形成しつつ、前記弾性部材を切断することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、複合シートにおいて糸ゴムの連続体等の弾性部材を切断する位置に、第1連続シートと第2連続シートとの圧着部を確実に形成することができて、その結果、シート状部材のダメージを抑制可能となる。
高伸縮領域AH’と低伸縮領域AL’とを有したシート状部材20s’の生成過程を示す概略平面図である。 本実施形態に係る吸収性物品の一例としての3ピースタイプの使い捨ておむつ1の概略斜視図である。 展開状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図である。 同おむつ1を非肌側から見た概略平面図である。 図5Aは、図3中のA−A断面図であり、図5Bは、図3中のB−B断面図である。 図3中のVI−VI断面図である。 腹側帯部材20aを非肌側から見た概略平面図である。 糸ゴム27sを切断前の腹側帯部材20aを非肌側から見た概略平面図である。 図9Aは、本実施形態の製造装置30へと搬送される直前のシート状部材20asbの概略平面図であり、図9Bは、同製造装置30によって伸縮領域AH,AHと非伸縮領域ALとが形成されたシート状部材20asの概略平面図である。 図10Aは、同製造装置30の概略側面図であり、図10Bは、図10A中のB−B矢視図である。 カッターロール51dのカッターブロック54に設けられたカッター刃C,C…の配置状態の説明図であって、同ロール51dの外周面51daを平面上に展開して示す図である。 カッター刃Cの刃先とアンビルロール51uの外周面51uaとの間に形成される隙間Gを示す概略拡大側面図である。 カッター刃C,C…の配置パターンの変形例の概略平面図である。 本実施形態の製造装置30が好適に処理可能なシート状部材20asbの他の例の概略平面図である。 同好適に処理可能なシート状部材20asbが製造装置30で処理される様子を示す概略側面図である。 二つ又は三つの糸ゴムの連続体27sに対して一つのカッター刃Cを対応付けた配置パターンの概略平面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも所定方向の伸縮性が低い低伸縮領域とを前記所定方向に並んで有したシート状部材の製造方法であって、
前記所定方向に連続する第1連続シートと、前記所定方向に連続する第2連続シートとの間に、前記所定方向に伸長状態で前記所定方向に連続する弾性部材が介挿されつつ、少なくとも前記高伸縮領域に対応する領域において固定されてなる複合シートを、前記所定方向を搬送方向として搬送することと、
前記低伸縮領域に対応する領域において前記弾性部材を前記搬送方向の一カ所で切断して、前記弾性部材を、前記高伸縮領域に対応する領域の方へ収縮させることにより、前記複合シートに前記高伸縮領域と前記低伸縮領域とを前記搬送方向に並べて形成することと、を有し、
前記形成することにおいては、互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体との間を、前記複合シートが前記搬送方向に沿って通過する際に、前記カッター回転体の外周面のカッター刃と前記アンビル回転体とが、互いの間に隙間を有した状態で前記複合シートを挟圧することにより、前記複合シートにおける挟圧された位置に、前記第1連続シートと前記第2連続シートとの圧着部を形成しつつ、前記弾性部材を切断することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法である。
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、カッター刃とアンビル回転体との間に隙間を有した状態で、カッター刃とアンビル回転体とは、複合シートを挟圧するが、ここで、当該隙間は、カッター刃による弾性部材の切断時に、第1連続シートと第2連続シートとの圧着部を形成するための空間として機能する。よって、当該圧着部を確実に形成可能となる。そして、これにより、弾性部材の切断に伴って、第1連続シートと第2連続シートがそれぞれ部分的に切断されて厚さ方向に貫通してしまうことを有効に回避することができて、その結果、最終的に生成されるシート状部材のダメージを抑制可能となる。
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記搬送方向と交差する方向をCD方向とした場合に、
前記複合シートが前記第2連続シートと前記弾性部材との間に有するフィルム部材は、前記複合シートにおいて前記カッター刃で挟圧される位置を、前記搬送方向及び前記CD方向の両方向に跨いで配されており、
前記形成することにおいては、前記カッター刃は前記第1連続シート側から前記複合シートに当接して、前記弾性部材を切断するのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、カッター刃が弾性部材を切断する際に、上記のフィルム部材は、弾性部材をカッター刃の逆側から支持する下敷きやまな板として機能することができて、これにより、弾性部材を挟圧方向に移動しないように支えることができる。よって、切断時に起こり得る弾性部材の挟圧方向の沈み込みなどを有効に防いで、結果、高い切断性でもって弾性部材を切断可能となる。
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記第1連続シートの坪量は前記第2連続シートの坪量よりも小さく、
前記形成することにおいては、前記カッター刃は前記第1連続シート側から前記複合シートに当接して、前記弾性部材を切断するのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、カッター刃が弾性部材を切断する際に、坪量が大きい方の第2連続シートが、弾性部材をカッター刃の逆側から支持する下敷きやまな板として機能する。すなわち、第2連続シートは、その大きな坪量に起因した高い剛性でもって、弾性部材を挟圧方向に移動しないように支持し得る。そして、これにより、切断時に起こり得る弾性部材の挟圧方向の沈み込みなどを有効に防いで、結果、高い切断性でもって弾性部材を切断可能となる。
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記カッター回転体の回転軸に沿う方向に対して、前記カッター刃の刃先は傾いているのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、カッター刃の刃先はカッター回転体の回転方向に沿う方向に対して傾いている。よって、同刃先が、当該回転軸方向に沿う方向と平行な場合と比べて、傾いている分だけ上記弾性部材の切断時間を長く確保することができる。そして、これにより、弾性部材を確実に切断可能となる。
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記複合シートは、複数の前記弾性部材を前記搬送方向と交差するCD方向に並んで有しており、
前記複数の前記弾性部材に対応させて、前記カッター回転体の前記外周面には、前記CD方向の互いにずれた位置に複数の前記カッター刃が配置されているとともに、前記複数の前記カッター刃のうちの一つのカッター刃によって或る弾性部材を切断した後であって未だ前記一つのカッター刃が前記アンビル回転体とで前記複合シートを挟圧している時に、前記複数の前記カッター刃のうちで、他の弾性部材を次に切断する他のカッター刃は、既に前記アンビル回転体とで前記複合シートを挟圧した状態になっており、
前記CD方向において前記一つのカッター刃と前記他のカッター刃との間の位置には、少なくとも一つのカッター刃が位置しているのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、弾性部材の切断時にカッター回転体に生じ得る振動を抑制することができる。そして、これにより、カッター刃の切断の安定化を図れるとともに、振動起因で上記の圧着部が貫通してしまうことも有効に防ぐことができる。なお、振動を抑制可能な理由は、例えば次の通りである。
先ず、上記一つのカッター刃が或る弾性部材を切断した後であって未だ同カッター刃がアンビル回転体とで複合シートを挟圧している時には、他の弾性部材を次に切断する他のカッター刃は、既にアンビル回転体とで複合シートを挟圧した状態になっている。よって、当該切断に伴ってカッター回転体に作用し得る切断の反力を、切断の後に、上記一つのカッター刃だけでなく上記他のカッター刃でも受けることができて、これにより、弾性部材の切断の後に当該切断の反力の変動に伴って生じ得るカッター回転体の振動を、二点支持状態で抑えることができる。そして、その結果、カッター回転体の振動を有効に抑制することができる。
また、CD方向において上記一つのカッター刃と上記他のカッター刃との間には、少なくとも一つのカッター刃が位置しており、これにより、当該二点支持状態となるカッター刃同士をCD方向に大きく離すことができる。すなわち、二点支持の支持スパンを大きくすることができる。そして、このことは、二点支持状態の安定化に有効に寄与し得て、結果、上記のカッター回転体の振動の抑制をより確実に果たすことができる。
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記複数の前記カッター刃の全てのカッター刃に亘って、前記アンビル回転体とで前記複合シートを同時に挟圧する前記カッター刃の数は、2以下とされているのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、アンビル回転体とで複合シートを同時に挟圧するカッター刃の数は、2以下とされている。よって、カッター刃に付与される挟圧力が多数のカッター刃に分散して小さくなってしまうことを有効に防ぐことができて、その結果、各弾性部材を確実に切断可能となる。
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記カッター刃の刃先は、当該刃先が延在する延在方向と、前記延在方向と直交する刃幅方向とを有し、
前記刃幅方向の寸法は、0.1mm〜1mmであるのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、刃幅方向の寸法が1mm以下であることに基づいて、弾性部材を確実に切断可能としながらも、同寸法が0.1mm以上であることに基づいて、第1連続シートと第2連続シートとを完全に切断してしまうことを有効に防いでこれら連続シート同士の圧着部を確実に形成可能となる。
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記カッター回転体は、前記搬送方向と交差するCD方向に沿った回転軸回りに回転するカッターロールであり、
前記アンビル回転体は、前記CD方向に沿った回転軸回りに回転するアンビルロールであり、
前記カッターロール及び前記アンビルロールのうちの少なくとも一方のロールは、当該ロールの外周面から前記ロールの回転方向の全周に亘って環状に突出した環状突部を有し、
前記環状突部の外周面が前記アンビルロールに当接した状態において、前記カッター刃と前記アンビルロールとの間には前記隙間が形成されているのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、カッター刃を介してカッター回転体とアンビル回転体とが複合シートを挟圧した状態においては、上記の環状突部とアンビルロールとの当接に基づいて、上記隙間の大きさは概ね一定値に維持される。また、かかる挟圧した状態においては、上記隙間に影響し得る様々な他の隙間、例えばカッター回転体やアンビル回転体の回転軸を形成するための軸受け部材が内部に有する隙間を縮小することができて、これにより、カッター刃とアンビルロールとの間の隙間の大きさを高い精度で概ね一定値に維持可能となる。
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記弾性部材の繊度は、400dtex〜1000dtexであり、
前記隙間の大きさは、1μm〜20μmであるのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、弾性部材の切断に伴って起こり得る第1連続シート及び第2連続シートの切断を有効に回避しながらも、400dtex〜1000dtexの繊度の弾性部材を確実に切断することができる。
また、
高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも所定方向の伸縮性が低い低伸縮領域とを前記所定方向に並んで有したシート状部材の製造装置であって、
前記所定方向に連続する第1連続シートと第2連続シートとの間に、前記所定方向に伸長状態で前記所定方向に連続する弾性部材が介挿されつつ、少なくとも前記高伸縮領域に対応する領域において固定されてなる複合シートを、前記所定方向を搬送方向として搬送する搬送装置と、
前記低伸縮領域に対応する領域において前記弾性部材を前記搬送方向の一カ所で切断して、前記弾性部材を、前記高伸縮領域に対応する領域の方へ収縮させることにより、前記複合シートに前記高伸縮領域と前記低伸縮領域とを前記搬送方向に並べて形成するカッター装置と、を有し、
前記カッター装置は、互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体と、を有し、
前記カッター回転体と前記アンビル回転体との間を、前記複合シートが前記搬送方向に沿って通過する際に、前記カッター回転体の外周面のカッター刃と前記アンビル回転体とが、互いの間に隙間を有した状態で前記複合シートを挟圧することにより、前記複合シートにおける挟圧された位置に、前記第1連続シートと前記第2連続シートとの圧着部を形成しつつ、前記弾性部材を切断することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造装置である。
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造装置によれば、前述した製造方法の場合と同様の作用効果を奏することができる。
===本実施形態===
本実施形態の吸収性物品に係るシート状部材20asの製造方法及び製造装置30は、例えば、吸収性物品の一例としての使い捨ておむつ1の製造ラインで使用される。図2は、同使い捨ておむつ1の一例として3ピースタイプの使い捨ておむつ1の概略斜視図である。また、図3は、展開状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図であり、図4は、同おむつ1を非肌側から見た概略平面図である。更に、図5Aは、図3中のA−A断面図であり、図5Bは、図3中のB−B断面図であり、図6は、図3中のVI−VI断面図である。
図3、図5A、及び図6に示すように、このおむつ1は、互いに直交する三方向として縦方向と横方向と厚さ方向とを有している。また、同おむつ1は、所謂3ピースタイプであることから、第1部品として、着用者の股間部にあてがわれ尿等の排泄物を吸収する吸収性本体10を有し、第2部品として、同着用者の胴部を腹側から覆う腹側帯部材20aを有し、第3部品として、同着用者の胴部を背側から覆う背側帯部材20bを有する。
そして、図3の展開状態では、腹側帯部材20aと背側帯部材20bとが互いの間に間隔をあけて平行に並んだ状態で、これらの間に吸収性本体10が掛け渡されつつ、同吸収性本体10の長手方向の各端部10ea,10ebがそれぞれ最寄りの帯部材20a,20bに接合固定されており、その外観形状は平面視略H形状をなしている。また、この状態から、吸収性本体10の長手方向の略中央部CL10を折り位置としておむつ1が二つ折りされるとともに、この二つ折りの状態において互いに対向する帯部材20a,20b同士が、着用者の脇腹に当接すべき部分20ae,20be(つまり、横方向の各端部20ae,20be)にて溶着などされて連結されると、これら帯部材20a,20b同士が環状に繋がって、これにより、図2に示すような胴回り開口1HB及び一対の脚回り開口1HL,1HLが形成されたパンツ型のおむつ1となる。
吸収性本体10は、吸収性コア11と、同コア11を肌側から覆って吸収性本体10の肌側面をなす液透過性の表面シート13と、同コア11を非肌側から覆って吸収性本体10の非肌側面をなす液不透過性の裏面シート15と、を備えている。吸収性コア11は、液体吸収性繊維の一例としてのパルプ繊維や高吸収性ポリマーなどの液体吸収性素材を平面視略砂時計形状などの所定形状に成型したものである。なお、この例では、同コア11は、液透過性の被覆シート12で被覆されており、更に、裏面シート15は、不織布15nwと樹脂フィルム15fとを有した二層構造となっているが、何等これに限らない。
また、図3及び図5Bに示すように、吸収性本体10は、横漏れを防止する目的で横方向の各端部に防漏壁部としての立体ギャザーLSG,LSGを有していても良いし、更には、吸収性本体10における横方向の両側の部分にそれぞれ糸ゴム等の弾性部材17rが配置されることにより、図2に示すように、おむつ1の脚回り開口1HL,1HLに相当する部分に伸縮可能な脚回りギャザーLG,LGを形成しても良い。
一方、図3及び図4に示すように、腹側帯部材20a及び背側帯部材20bは、それぞれ横方向に長い平面視略矩形形状のシート状部材であり、図5A及び図6に示すように、厚さ方向に積層された外層シート21と内層シート22とを有している。なお、内層シート22は、外層シート21よりも厚さ方向の肌側に位置している。また、どちらのシート21,22も不織布などの柔軟なシートで形成され、この例では、スパンボンド不織布が使用されている。但し、何等これに限らず、別の種類の不織布でも良いし、更には樹脂フィルムや織布などでも良い。また、この例では、不織布の構成繊維としてポリプロピレン(PP)の単独繊維を用いているが、何等これに限らず、ポリエチレン(PE)などの他の熱可塑性樹脂の単独繊維を用いても良いし、更には、PE及びPPの鞘芯構造などの複合繊維を用いても良い。
そして、各帯部材20a,20bにおける横方向の中央領域20ac,20bcが、吸収性本体10の縦方向の各端部10ea,10ebの非肌側面に重ね合わせられて接合されている。
ちなみに、この例では、図3及び図6に示すように、外層シート21の平面サイズは、内層シート22から縦方向の外側に突出するようなサイズとされていて、外層シート21の突出した部分21pが、縦方向の内側に折り返されて内層シート22の縦方向の端部22eを覆っているが、何等これに限らない。
また、かかる帯部材20a,20bがおむつ1の着用時に着用者の胴部をしっかりと保持可能なように、同帯部材20a,20bには横方向の伸縮性が付与されている。但し、吸収性本体10の吸収性コア11の位置での皺の発生を抑えて、その吸液性や防漏性の低下を防ぐ観点から、図4に示すように、帯部材20a,20bのうちで特に吸収性本体10の吸収性コア11と重なる領域20ac,20bcには、伸縮性がほぼ無い非伸縮領域ALが形成されている。
以下、これについて説明するが、ここで、腹側帯部材20aと背側帯部材20bとは、互いに基本的な構成は同じである。そのため、以下の説明では、腹側帯部材20aについてのみ説明し、背側帯部材20bの説明については省略する。また、説明の都合上、以下では、図7の概略平面図に示すように、腹側帯部材20aを、縦方向に二つの領域AU,ADに区分して説明する。すなわち、縦方向において胴回り開口1HB側に位置する領域AUのことを「上部領域AU」と言い、脚回り開口1HB側に位置する領域ADのことを「下部領域AD」と言う。
図7に示すように、上部領域AUには、吸収性本体10の吸収性コア11が重なっていない。そのため、同領域AUには、横方向の全長に亘って伸縮性が付与されている。なお、伸縮性の付与は、横方向に伸長状態で横方向に沿って配された複数の糸ゴム25,25…が、縦方向に並んで同領域AUに固定されることで実現されており、また、同領域AUへの糸ゴム25の固定は、例えば糸ゴム25又は同領域AUに塗布されたホットメルト接着剤によってなされている。ちなみに、糸ゴム25の繊度としては、例えば、400dtex〜1000dtexを例示でき、また、糸ゴム25の具体例としては、LYCRA(商標)などを例示できる。なお、このことは、この後で説明する下部領域ADに設けられる糸ゴム27についても同様である。
一方、下部領域ADの横方向の中央領域ADcには、吸収性本体10の吸収性コア11が重なっていることから、同中央領域ADcには、横方向の伸縮性がほぼ無い非伸縮領域AL(低伸縮領域に相当)が形成されており、また、同中央領域ADcの両側に位置する各端側領域ADe,ADeには、吸収性コア11が概ね重ならないことから、同端側領域ADe,ADeには、非伸縮領域ALよりも高い伸縮性を有した伸縮領域AH,AH(高伸縮領域に相当)が形成されている。
ここで、中央領域ADcの非伸縮領域AL及び各端側領域ADe,ADeの伸縮領域AH,AHは、次のようにして形成されている。先ず、図8に示すように、外層シート21と内層シート22との間には、横方向に伸長状態で横方向に沿った複数の糸ゴム27s,27s…が、縦方向に並んで配置されている。また、各糸ゴム27sは、端側領域ADeにおける伸縮領域AHに対応する領域AH1では、ホットメルト接着剤で概ね固定されているが、中央領域ADcにおける非伸縮領域ALに対応する領域AL1では、概ね固定されていない。そのため、非伸縮領域ALに対応する領域AL1において後述するカッター装置50で帯部材20aを厚さ方向の両側から挟圧して、これにより、各糸ゴム27s,27s…が切断されると、図7に示すように、切断された糸ゴム27,27…が横方向の端側に収縮して、中央領域ADcにおける非伸縮領域ALに対応する領域AL1には概ね留まらずに端側領域ADeにおける伸縮領域AHに対応する領域AH1に概ね留まって、これにより、中央領域ADcには、非伸縮領域ALが形成されるとともに、端側領域ADeには、伸縮領域AHが形成される。
ちなみに、この例では、各糸ゴム27s,27s…を切断する際に腹側帯部材20aのうちで厚さ方向の両側から挟圧された各位置PC1には、それぞれ線状圧着部jが形成されているが、これについては後述する。
本実施形態のシート状部材20asの製造装置30では、当該シート状部材20asの一例として、上述の腹側帯部材20aが横方向に複数繋がってなる連続体20asを生成する。図9Aは、この製造装置30へと搬送される直前のシート状部材20asbの説明用の概略平面図である。この時点では、シート状部材20asbは、各糸ゴム25s,27sが未切断の複数の腹側帯部材20a,20a…が、横方向に繋がった状態となっている。すなわち、当該シート状部材20asbは、外層シートの連続シート21s(第1連続シートに相当)と内層シートの連続シート22s(第2連続シートに相当)との間に複数の糸ゴムの連続体25s,25s…と複数の糸ゴムの連続体27s,27s…とが介挿されつつ両連続シート21s,22sが接合された複合シート20asbの状態にある。また、複数の糸ゴムの連続体25s,25s…と複数の糸ゴムの連続体27s,27s…とは、それぞれシート状部材20asb(複合シートに相当)の連続方向に伸長下で同連続方向に沿いながらシート状部材20asbの幅方向に並んで配置されている。そして、シート状部材20asbにおける幅方向の一方側の領域が、腹側帯部材20aの上部領域AUに相当し、他方側の領域が、腹側帯部材20aの下部領域ADに相当している。そのため、前者の一方側の領域AUには、連続方向の全長に亘って伸縮領域を形成すべく、対応する複数の糸ゴムの連続体25s,25s…が、連続方向の全長に亘ってシート状部材20asbに係る各連続シート21s,22sにホットメルト接着剤で固定されている。一方、後者の他方側の領域ADには、連続方向に伸縮領域AHと非伸縮領域ALとが並んで形成されることから、対応する複数の糸ゴムの連続体27s,27s…がシート状部材20asbに係る各連続シート21s,22sに対して連続方向に間欠的にホットメルト接着剤で固定されている。すなわち、図9Aの各連続シート21s,22sにおいて伸縮領域AHに対応する領域AH1では、糸ゴムの連続体27s,27s…がホットメルト接着剤で固定されているが、非伸縮領域ALに対応する領域AL1では、固定されていない。なお、このとき、同図9Aに示すように、各連続シート21s,22sには、伸縮領域AHに対応する領域AH1と非伸縮領域ALに対応する領域AL1とが2対1の割合で連続方向に並んで現れているが、これは、図7の単票状の腹側帯部材20aにおいて、非伸縮領域ALの横方向の両側にそれぞれ伸縮領域AH,AHが存在しているからである。但し、ここでは、図9Aにおいて互いに隣接する二つの伸縮領域AH,AHに対応する各領域AH1,AH1を区別して説明する必要も無いため、以下では、これら二つの領域AH1,AH1を合わせて一つの領域AH2として説明する。そして、その場合には、同図9Aに示すように、シート状部材20asbには、伸縮領域AH,AHに対応する領域AH2と非伸縮領域ALに対応する領域AL1とが連続方向に交互に現れている。また、非伸縮領域ALに対応する領域AL1は、連続方向におむつ1の製品ピッチで当該シート状部材20asb上に現れる。よって、この製造装置30では、連続方向におむつ1の製品ピッチでシート状部材20asbの各糸ゴムの連続体27s,27s…を切断して、これにより、図9Bに示すように、シート状部材20asbに伸縮領域AH,AHと非伸縮領域ALとを連続方向に交互に形成する。そして、以上をもって、同図9Bに示すような腹側帯部材20a,20a…の連続体20asが生成される。
なお、以下の説明では、シート状部材20asbの連続方向のことを「MD方向」とも言い、シート状部材20asbの幅方向のことを「CD方向」とも言う。ちなみに、シート状部材20asbの厚さ方向と、上記連続方向たるMD方向と、上記幅方向たるCD方向との三者は、互いに直交関係にある。
図10Aは、製造装置30の概略側面図であり、図10Bは、図10A中のB−B矢視図である。
図10Aに示すように、製造装置30は、糸ゴムの連続体27s,27s…を有した上記シート状部材20asbを、MD方向を搬送方向として搬送する搬送装置40と、上記シート状部材20asbの上記糸ゴムの連続体27s,27s…(弾性部材に相当)を切断するカッター装置50と、を有する。
搬送装置40は、例えば複数の搬送ローラー40R,40R…を有している。そして、複数の搬送ローラー40R,40R…のうちの少なくとも一つは、CD方向に沿った回転軸回りに駆動回転する駆動ローラーであり、また、駆動ローラー以外の搬送ローラー40Rは、例えばシート状部材20asbから回転力を得て連れ回る従動ローラーである。なお、かかる搬送ローラー40Rに代えて、或いは同ローラー40Rに加えて、搬送装置40がベルトコンベアを有していても良い。
カッター装置50は、互いの外周面51ua,51daを対向させつつ、CD方向に沿った回転軸回りに回転する上下一対のロール51u,51dと、糸ゴムの連続体27s,27s…の切断時に同ロール51u,51dに作用する切断の反力を受けるためのハウジング55と、を有する。
上下一対のロール51u,51dは、それぞれハウジング55に設けられた軸受け部材52u,52dによって支持されており、これにより、CD方向に平行な回転軸回りに回転可能である。また、下ロール51dの軸受け部材52dは、ハウジング55に移動不能に固定されているが、上ロール51uの軸受け部材52uは、ハウジング55に固定された油圧シリンダーやエアシリンダー等の適宜なアクチュエータ53により、下ロール51dに対して接離方向たる上下方向に昇降可能である。そして、このアクチュエータ53を制御することにより、上下一対のロール51u,51dの外周面51ua,51da同士の間の間隔の大きさや、接離方向の力たる圧接力(N)の大きさを調整可能となっている。
また、駆動源としての不図示のサーボモータによって各ロール51u,51dは上記回転軸回りに駆動回転する。すなわち、同回転軸と直交する方向を、回転方向Dc51u,Dc51dとして駆動回転する。よって、上下一対のロール51u,51dの外周面51ua,51da同士の間に送り込まれたシート状部材20asbは、当該外周面51ua,51da同士の間を通過してMD方向の下流に送り出される。
ここで、この例では、下ロール51dがカッターロール(カッター回転体に相当)であり、上ロール51uがアンビルロール(アンビル回転体に相当)である。すなわち、下ロール51dの外周面51daには、回転方向Dc51dにおいておむつ1の製品ピッチに対応する角度おきに、少なくとも一つのカッターブロック54が設けられている。詳しくは、この例では、図10A中にハッチングで示すように、二つのカッターブロック54,54が回転方向Dc51dに180°の角度おきに設けられている。また、各カッターブロック54には、複数のカッター刃C,C…が突出形成されており、更に、アンビルロールたる上ロール51uの外周面51uaは、上記のカッター刃C,C…を受けるべく平滑面とされている。また、これらロール51u,51dは、シート状部材20asbの搬送動作と連動して回転するように制御されていて、これにより、非伸縮領域ALに対応する領域AL1が通過する度に、同領域AL1にカッターブロック54が対向するようにカッターロール51dは回転する。
よって、これら一対のロール51u,51dの外周面51ua,51da同士の間を、図9Aの非伸縮領域ALに対応する領域AL1が通過する度に、同領域AL1は、カッターロール51dのカッターブロック54のカッター刃C,C…とアンビルロール51uとで挟圧される。そして、挟圧された各位置PC1で各糸ゴムの連続体27s,27s…がそれぞれ切断されて、これにより、図9Bに示すように、切断された糸ゴム27が高伸縮領域AHに対応する領域AH1の方へと収縮して、その結果、シート状部材20asbには非伸縮領域ALと伸縮領域AHとが形成される。
図11は、カッターロール51dのカッターブロック54に設けられたカッター刃C,C…の配置状態の説明図であって、同ロール51dの外周面51daを平面上に展開して示す図である。なお、同図11中には、糸ゴムの連続体27s,27s…も仮想的に併記している。また、同図11中には、回転方向Dc51d(或いはMD方向)の位置関係を比較し易くする目的で、CD方向に平行な罫線を二点鎖線で併記しており、同様に、CD方向の位置関係を比較し易くする目的で、回転方向Dc51d(或いはMD方向)に平行な罫線を二点鎖線で併記している。そして、このことは、後で説明に用いる図13及び図16についても同様である。
図11に示すように、カッターブロック54には、複数のカッター刃C,C…として、刃先の平面視形状が直線状のカッター刃C,C…が設けられている。そして、その刃先の延在方向の長さLCは、例えば4mm〜30mmの範囲から選択され、延在方向と直交する刃幅方向の寸法WCは、例えば0.1mm〜1mmの範囲から選択される。但し、刃先の形状は、何等上述の如き直線状に限らず、例えばジグザク形状の折れ線状であっても良いし、円弧線状等の曲線状であっても良い。また、詳細には後述するが、各カッター刃C,C…は、糸ゴムの連続体27s,27s…のそれぞれに一つずつ対応付けて設けられている。そのため、各糸ゴムの連続体27s,27s…をMD方向の1カ所PC1で確実に切断することができる。
ここで、図10Bに示すように、このカッター装置50は、カッターロール51dのCD方向の各端部にそれぞれサイドリング51SR,51SRを有している。各サイドリング51SR,51SRは、それぞれ、カッターロール51dの外周面51daから回転方向Dc51dの全周に亘って円環状に突出した円環状突部である。そして、かかるサイドリング51SRの外周面51SRaがアンビルロール51uの外周面51uaに当接した状態においては、図12の概略拡大側面図に示すように、カッター刃Cの刃先とアンビルロール51uの外周面51uaとの間に隙間Gが形成された状態となっている。具体的には、当該隙間Gの大きさは、例えば1μm〜20μmに設定されており、望ましくは5μm〜15μmに設定され、この例では10μmに設定されている。
そして、このようにされていれば、シート状部材20asbがカッター装置50を通過する際には、カッターロール51dのカッター刃Cとアンビルロール51uの外周面51uaとが、互いの間に隙間Gを有した状態でシート状部材20asbを挟圧することになるが、そうすると、シート状部材20asbにおける挟圧された位置PC1にて糸ゴムの連続体27s,27s…が切断される際に、同位置PC1に、外層シートの連続シート21sと内層シートの連続シート22sとの圧着部jを速やかに形成することができる。すなわち、カッター刃Cによる糸ゴムの連続体27sの切断時には、当該隙間Gに、連続シート21sと連続シート22sとが入り込むことができて、これにより、同隙間G内に両シート21s,22sの圧着部jを例えば厚さ10μmの略フィルム状に形成することができる。そして、その結果、当該糸ゴムの連続体27sの切断に伴って、挟圧された位置PC1で両連続シート21s,22sが部分的に切断されて厚さ方向に貫通してしまうことを効果的に回避することができて、その結果、最終的に生成されるシート状部材20asたる腹側帯部材20aの連続体20asのダメージを抑制することができる。
なお、サイドリング51SR,51SRとアンビルロール51uとが当接した状態の実現は、既述の油圧シリンダー等のアクチュエータ53がカッターロール51dとアンビルロール51uとの両者に対して上下方向の圧接力を付与することでなされているが、この当接した状態によれば、カッター刃Cとアンビルロール51uとでシート状部材20asbを挟圧する時にも、上記の隙間Gの大きさを概ね一定値に維持することができる。また、このときには、上記隙間Gに影響し得る様々な他の隙間、例えばカッターロール51dやアンビルロール51uの軸受け部材52d,52uが内部に有する隙間(不図示のアウターレース又はインナーレースと転動体との間の隙間等)についても、アクチュエータ53の上記圧接力に基づいて、所謂「ガタ殺し」の如く縮小される。そして、このことも、上記隙間Gの大きさを一定値に維持することに有効に寄与し得る。
ちなみに、この例では、サイドリング51SRは、カッターロール51dに設けられているが、何等これに限らない。すなわち、カッターロール51dに代えて、或いはカッターロール51dに加えて、アンビルロール51uに設けても良い。
また、この例では、図10Aに示すように、外層シートの連続シート21sがカッターロール51dに対向し、内層シートの連続シート22sがアンビルロール51uに対向するようにシート状部材20asbは配置されている。そして、外層シートの連続シート21sの坪量よりも、内層シートの連続シート22sの坪量の方が大きくされている。例えば、前者のシート21sの坪量は、10〜25(g/m)であり、後者のシート22sの坪量は、15〜40(g/m)である。そして、カッター刃Cは、低坪量の外層シートの連続シート22sに当接し、順次、糸ゴムの連続体27s及び内層シートの連続シート22sの方へと押し込まれる。そのため、糸ゴムの連続体27sの切断時には、内層シートの連続体22sは、その高坪量に起因した高い剛性でもって、あたかも下敷きやまな板の如く糸ゴムの連続体27sをカッター刃Cの逆側から有効に支持する。そして、これにより、切断時に起こり得る糸ゴムの連続体27sの厚さ方向の沈み込み(図10Aの例では上方への移動)などを有効に防いで、結果、高い切断性でもって糸ゴムの連続体27sを切断可能となる。
ところで、糸ゴムの連続体27sを切断する際に、カッターロール51dは振動し得るが、かかる振動が大きいと、糸ゴムの連続体27sの切断が不安定になる恐れや、線状圧着部jの厚さが変動し易くなって、最悪の場合、同圧着部jが貫通してしまう恐れがある。そのため、この例では、カッター刃Cの配置を工夫することにより、カッターロール51dの振動を抑制している。以下、この工夫について説明する。
先ず、図9Aを参照して既述のように、シート状部材20asbにおける下部領域ADには、切断対象となる糸ゴムの連続体27s,27s…が、MD方向に沿わせられつつ、CD方向に隣り合う糸ゴムの連続体27sとの間に適宜な間隔をあけながら同CD方向に複数の一例として11本並んで配置されている。また、このカッターロール51dでは、その回転動作をシート状部材20asbの搬送動作と連動して行うことにより、図9Bに示すように、これら11本の糸ゴムの連続体27s,27s…の切断を、下部領域ADにおける非伸縮領域ALに対応する領域AL1毎に行っており、また、そのときには、図11に示すように、各糸ゴムの連続体27sの切断を、それぞれMD方向の一カ所PCで行っている。
そのため、同図11に示すように、カッターロール51dの外周面51daの各カッターブロック54には、カッター刃Cが、各糸ゴムの連続体27s,27s…のそれぞれに対して一つずつ設けられている。例えば、この例では、既述のように下部領域ADには11本の糸ゴムの連続体27s,27s…が配されているので、各カッターブロック54には、それぞれ11個のカッター刃C,C…が設けられている。そして、これにより、各カッター刃Cが、それぞれ、対応する1本の糸ゴムの連続体27sをMD方向の一カ所PCで切断する。
また、かかる切断に伴って各カッター刃Cが挟圧した各位置PC1では、シート状部材20asbに係る外層シートの連続シート21sと内層シートの連続シート22sとが圧着されて、これにより、図9Bに示すように、複数の一例として11個の線状圧着部j,j…が、互いのCD方向の位置PC1をずらして形成される。なお、上記の線状圧着部jの概念には、二つの連続シート21s,22s同士が互いに融着されてなる線状融着部も含まれる。更に、図11に示すように、これら11個のカッター刃Cは、互いに回転方向Dc51dの位置をずらしつつ設けられているが、説明の都合上、同図11中には、11個の各カッター刃C,C…に対してそれぞれ新たな符号C1〜C11を、回転方向Dc51dの上流側から下流側へと並ぶ順番で付している。
一方、同図11のうちの二つのカッター刃C1,C2に着目すると、これら二つのカッター刃C1,C2同士は、次のような配置関係とされている。すなわち、これら二つのカッター刃C1,C2同士は、互いに回転方向Dc51dに隣り合って配置されているが、ここで、回転方向Dc51dの下流側に位置するカッター刃C1の刃先は、少なくとも同刃先が糸ゴムの連続体27sを切断する位置PCよりも回転方向Dc51dの上流側の位置において、上流側のカッター刃C2の刃先と回転方向Dc51dにオーバーラップしている。
そして、このような配置関係になっていれば、前者のカッター刃C1が糸ゴムの連続体27sを切断した後であって未だ同カッター刃C1がアンビルロール51uとでシート状部材20asbを挟圧している時に、他の糸ゴムの連続体27sを次に切断する後者のカッター刃C2は、既にアンビルロール51uとでシート状部材20asbを挟圧した状態になっている。
よって、当該切断に伴ってカッターロール51dに作用し得る切断の反力を、切断の後に、前者のカッター刃C1だけでなく後者のカッター刃C2でも受けることができて、これにより、糸ゴムの連続体27sの切断の後に当該切断の反力の変動に伴って生じ得るカッターロール51dの振動を、二点支持状態で抑えることができる。そして、その結果、カッターロール51dの振動を有効に抑制可能となる。
また、この例では、図11に示すように、CD方向において前者のカッター刃C1と後者のカッター刃C2との間には、少なくとも一つの一例として二つのカッター刃C5,C9が位置しており、これにより、上記の二点支持状態となるカッター刃C1,C2同士はCD方向に大きく離れている。すなわち、二点支持状態の支持スパンが大きくなっている。そして、このことは、二点支持状態の安定化に有効に寄与し得て、結果、上記のカッターロール51dの振動の抑制をより確実に果たすことができる。
更に、図11を参照してわかるように、上述したカッター刃C1,C2の配置関係は、カッター刃C2,C3に着目した場合にも成立しており、同様に、カッター刃C3,C4、カッター刃C4,C5、カッター刃C5,C6、カッター刃C6,C7、カッター刃C7,C8、カッター刃C8,C9、カッター刃C9,C10、カッター刃C10,C11に着目した場合についても、それぞれ成立している。
よって、この例では、最後に糸ゴムの連続体27sを切断するカッター刃C11以外であれば、何れのカッター刃C,C…も、上述のような支持スパンの大きい二点支持状態となることができて、その結果、カッターロール51dの振動をより有効に抑制可能となる。
但し、何等これに限らない。すなわち、同一のカッターブロック54に属する少なくとも二つのカッター刃C,Cについて、上述の如き支持スパンの大きい二点支持状態が成立していれば、カッターロール51dの振動を抑制するという作用効果を、相応に享受することができる。
また、ここで、同図11において、回転方向Dc51dに隣り合う二つのカッター刃C5,C6に着目すると、回転方向Dc51dの下流側に位置するカッター刃C5が糸ゴムの連続体27sを切断する時には、既に上流側に位置するカッター刃C6もアンビルロール51uとでシート状部材20asbを挟圧した状態になっている。すなわち、下流側のカッター刃C5が糸ゴムの連続体27sを切断する位置PCを回転方向Dc51dに跨いで、上流側のカッター刃C6が存在している。更に具体的に言えば、図11中のカッター刃C5の切断位置を示す矢印PCの指し位置が、カッター刃C6における回転方向Dc51dの下流端(図11中では右端)と重なる二点鎖線の縦罫線(CD方向に沿った罫線)よりも、若干回転方向Dc51dの上流側(図11中では左側)に位置している。
よって、カッター刃C5が切断する時から、カッターロール51dに作用し得る切断の反力を、下流側のカッター刃C5だけでなく上流側のカッター刃C6でも確実に受けることができて、これにより、切断の反力の変動に伴って生じ得るカッターロール51dの振動を、下流側のカッター刃C5と上流側のカッター刃C6との二点支持状態で速やかに抑制することができる。
ちなみに、このことを満たすカッター刃C,Cのペアは、これ以外にも存在している。例えば、カッター刃C3,C4のペア、カッター刃C7,C8のペア、カッター刃C9,C10のペア等についても、上述した切断の瞬間の二点支持状態が実現されている。よって、このカッター装置50では、カッターロール51dの振動をより有効に抑制可能である。
また、この図11の例では、前述の如き回転方向Dc51dのオーバーラップ関係を問題無く形成する目的で、カッター刃C,Cの向きをCD方向から90°以外の適宜な大きさの傾き角αで傾けているとともに、当該傾き角αの大きさだけでなくその傾く向きについても、全てのカッター刃C,C…について揃えている。具体的に言えば、この例では、傾き角αの大きさを30°にしているとともに、傾く向きについては、回転方向Dc51dの下流側に進むに従って全てのカッター刃C,C…の各刃先が互いにCD方向の同じ側(図11中では下側)に変位するように設定されている。
そして、このように設定されていれば、二点支持状態となるカッター刃C,C同士の間のCD方向の離間距離の変化を回転方向Dc51dに亘って小さくすることができて、これにより、二点支持状態の安定化を図れる。
また、上述のようにカッター刃Cの刃先がCD方向(回転軸に沿う方向に相当)に対して傾いていれば、同刃先がCD方向と平行な場合と比べて、傾いている分だけ各糸ゴムの連続体27sの切断時間を長く確保することができる。そして、これにより、糸ゴムの連続体27sを確実に切断可能となる。
但し、カッター刃C,C同士を回転方向Dc51dにオーバーラップさせることができるとともに、切断時間を長く確保可能であれば、何等これに限らない。すなわち、傾き角αの大きさは、何等上記の30°に限らないし、また、当該傾き角αの大きさを全てのカッター刃C,C…に亘って揃えなくても良いし、更には、傾く向きを全てのカッター刃C,C…に亘って揃えなくても良い。
また、この図11の例では、同一のカッターブロック54に属する全てカッター刃C1〜C11に亘って、アンビルロール51uとでシート状部材20asbを同時に挟圧するカッター刃Cの数は、2以下とされている。そして、この2という数値は、同時にシート状部材20asbを挟圧するカッター刃Cの数の最小値である。よって、前述の圧接力の形態を介して各カッター刃Cに付与される挟圧力が、多数のカッター刃Cに分散して小さくなってしまうことを有効に防ぐことができて、その結果、各糸ゴムの連続体27sを確実に切断可能となる。
図13は、カッター刃C,C…の配置パターンの変形例の概略平面図である。この変形例の配置パターンは、例えば、図4に示すように、背側帯部材20bの下部領域ADにおける中央領域ADcに配された全7本の糸ゴムの連続体27s,27s…の切断に供される。そして、この配置パターンについても、前述した全ての法則を満足していることは、同図13を見れば明らかなので、その詳細な説明については省略する。
図14は、この製造装置30が好適に処理可能なシート状部材20asbの他の例の概略平面図であり、図15は、同シート状部材20asbが製造装置30で処理される様子を示す概略側面図である。
図14に示すように、このシート状部材20asbには、イラスト等の図柄を描く用途でフィルム部材28が設けられている。そして、この点で前述の図9Aのシート状部材20asbと主に相違し、これ以外の点は概ね同シート状部材20asbと同じである。そのため、以下では、この相違点について説明し、それ以外の説明については省略する。
フィルム部材28は、例えばPE等の熱可塑性樹脂製である。そして、図14に示すように、同フィルム部材28は、シート状部材20asbにおいてカッター刃Cで挟圧される位置PC1をMD方向及びCD方向の両方向に跨いで配置されている。より具体的には、カッターブロック54に属する全てのカッター刃C,C…で挟圧される各位置PC1,PC1…をMD方向及びCD方向の両方向に関して完全に覆って設けられている。また、図15の左部に示すように、同フィルム部材28は、糸ゴムの連続体27sと内層シートの連続体22sとの間に介挿されており、更には、カッターブロック54の各カッター刃Cは、外層シートの連続シート21s側からシート状部材20asbに当接して、各糸ゴムの連続体27sを切断する。
よって、当該カッター刃Cが糸ゴムの連続体27sを切断する際には、フィルム部材28は、糸ゴムの連続体27sをカッター刃Cの逆側(図15では上側)から支持する下敷きやまな板として機能することができて、これにより、糸ゴムの連続体27sを挟圧方向たる厚さ方向(上下方向)に移動しないように支えることができる。よって、切断時に起こり得る糸ゴムの連続体27sの挟圧方向の沈み込み(図15では上側への移動)などを有効に防いで、結果、高い切断性でもって糸ゴムの連続体27sを確実に切断可能となる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、カッターロール51dがサイドリング51SRを有していたが、カッターロール51dのカッター刃Cとアンビルロール51uの外周面51uaとの間に前述の隙間G(図12)を形成可能であれば、サイドリング51SRは無くても良い。例えば、図10Bに示す前述の油圧シリンダー等のアクチュエータ53を位置制御することにより、カッターロール51dの接離方向たる上下方向の位置を調整して、上記隙間Gの大きさが一定値になるようにしても良い。ちなみに、この場合には、上記のアクチュエータ53として、サーボモータを駆動源とする送りねじ機構を用いることもできる。
上述の実施形態では、図11に示すように、複数の弾性部材として複数の糸ゴムの連続体27s,27s…を例示し、そして、これら複数の糸ゴムの連続体27s,27s…のそれぞれに対してカッター刃C,C…を一つずつ対応させて設けていたが、何等これに限らない。例えば、図16に示すように、二つ以上の一例として二つ又は三つの糸ゴムの連続体27sに対して一つのカッター刃Cを対応付けても良い。すなわち、二つの糸ゴムの連続体27s,27s又は三つの糸ゴムの連続体27s,27s,27sを跨ぐように一つのカッター刃Cを設けても良い。
上述の実施形態では、シート状部材20asbは、外層シートの連続シート21sと内層シートの連続シート22sとを有していたが、更に別の連続シートが積層されていても良い。
上述の実施形態では、弾性部材として糸ゴムの連続体27sを例示したが、何等これに限らない。例えば、平ゴムの連続体等の帯状の弾性部材でも良い。
上述の実施形態では、カッター回転体としてカッターロール51dを例示し、アンビル回転体としてアンビルロール51uを例示したが、何等これに限らない。例えば、カッター回転体及びアンビル回転体として、それぞれ無端ベルトを用いても良い。
上述の実施形態では、吸収性物品の一例として3ピースタイプの使い捨ておむつ1を例示したが、何等これに限らない。例えば、2ピースタイプの使い捨ておむつに使用されるシート状部材に設けられた糸ゴムの連続体27sを、前述のカッター装置50で切断しても良い。ちなみに、2ピースタイプの使い捨ておむつとは、腹側部と股下部と背側部とを有した二層構造の外装シートを第1部品として有し、同外装シートの肌側面に固定される吸収性本体10を第2部品として有するタイプのおむつのことである。そして、その場合には、上述の外装シートの連続シートが、上述のシート状部材20asbに相当し、各糸ゴムの連続体27s,27s…は、外装シートの連続シートが有する二つの層同士の間に介挿されることになる。
上述の実施形態では、吸収性物品の一例としてパンツ型の使い捨ておむつ1を例示したが、何等これに限らない。すなわち、テープ式の使い捨ておむつであっても良い。なお、テープ式の使い捨ておむつとは、着用者の胴部を腹側から覆う腹側部と、同胴部を背側から覆う背側部とを有し、腹側部と背側部とを連結するのに、ファスニングテープを用いるタイプのおむつのことである。更に言えば、吸収性物品についても、何等上記の使い捨ておむつ1に限らない。すなわち、上述したようなシート状部材20asbを材料として用いる吸収性物品であれば、本発明の製造方法や製造装置30を適用可能である。そのため、この吸収性物品の概念には、尿取りパッドや生理用ナプキンも含まれる。
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)、1HB 胴回り開口、1HL 脚回り開口、10
吸収性本体、10ea 端部、10eb 端部、11 吸収性コア、12 被覆シート、13 表面シート、15 裏面シート、15f 樹脂フィルム、15nw 不織布、17r 弾性部材、20a 腹側帯部材、20ac 中央領域、20ae 端部、20be
端部、20as シート状部材、20asb シート状部材(複合シート)、20b 背側帯部材、21 外層シート、21p 部分、21s 外層シートの連続シート(第1連続シート)、22 内層シート、22e 端部、22s 内層シートの連続シート(第2連続シート)、25 糸ゴム、25s 糸ゴムの連続体、27 糸ゴム、27s 糸ゴムの連続体(弾性部材)、28 フィルム部材、30 製造装置、40 搬送装置、40R 搬送ローラー、50 カッター装置、51d カッターロール(カッター回転体)、51da 外周面、51u アンビルロール(アンビル回転体)、51ua 外周面、51SR サイドリング(環状突部)、51SRa 外周面、52d 軸受け部材、52u
軸受け部材、53 アクチュエータ、54 カッターブロック、55 ハウジング、C
カッター刃、C1 カッター刃、C2 カッター刃、C3 カッター刃、C4 カッター刃、C5 カッター刃、C6 カッター刃、C7 カッター刃、C8 カッター刃、C9 カッター刃、C10 カッター刃、C11 カッター刃、CD1、ダミーのカッター刃、CD9、ダミーのカッター刃、j 線状圧着部(圧着部)、G 隙間、AU 上部領域、AD 下部領域、ADc 中央領域、ADe 端側領域、AH 伸縮領域(高伸縮領域)、AH1 領域、AH2 領域、AL 非伸縮領域(低伸縮領域)、AL1 領域、PC 位置、PC1 位置、LSG 立体ギャザー、LG 脚回りギャザー、CL10 略中央部、
上記目的を達成するための主たる発明は、
高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも所定方向の伸縮性が低い低伸縮領域とを前記所定方向に並んで有したシート状部材の製造方法であって、
前記所定方向に連続する第1連続シートと、前記所定方向に連続する第2連続シートとの間に、前記所定方向に伸長状態で前記所定方向に連続する弾性部材が介挿されつつ、少なくとも前記高伸縮領域に対応する領域において固定されてなる複合シートを、前記所定方向を搬送方向として搬送することと、
前記低伸縮領域に対応する領域において前記弾性部材を前記搬送方向の一カ所で切断して、前記弾性部材を、前記高伸縮領域に対応する領域の方へ収縮させることにより、前記複合シートに前記高伸縮領域と前記低伸縮領域とを前記搬送方向に並べて形成することと、を有し、
前記形成することにおいては、互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体との間を、前記複合シートが前記搬送方向に沿って通過する際に、前記カッター回転体の外周面のカッター刃と前記アンビル回転体とが、互いの間に隙間を有した状態で前記複合シートを挟圧することにより、前記複合シートにおける挟圧された位置に、前記第1連続シートと前記第2連続シートとの圧着部を形成しつつ、前記弾性部材を切断し、
前記複合シートは、複数の前記弾性部材を前記搬送方向と交差するCD方向に並んで有しており、
前記カッター刃は、複数の前記弾性部材のそれぞれに一つずつ対応付けて設けられていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法である。
また、
高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも所定方向の伸縮性が低い低伸縮領域とを前記所定方向に並んで有したシート状部材の製造装置であって、
前記所定方向に連続する第1連続シートと第2連続シートとの間に、前記所定方向に伸長状態で前記所定方向に連続する弾性部材が介挿されつつ、少なくとも前記高伸縮領域に対応する領域において固定されてなる複合シートを、前記所定方向を搬送方向として搬送する搬送装置と、
前記低伸縮領域に対応する領域において前記弾性部材を前記搬送方向の一カ所で切断して、前記弾性部材を、前記高伸縮領域に対応する領域の方へ収縮させることにより、前記複合シートに前記高伸縮領域と前記低伸縮領域とを前記搬送方向に並べて形成するカッター装置と、を有し、
前記カッター装置は、互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体と、を有し、
前記カッター回転体と前記アンビル回転体との間を、前記複合シートが前記搬送方向に沿って通過する際に、前記カッター回転体の外周面のカッター刃と前記アンビル回転体とが、互いの間に隙間を有した状態で前記複合シートを挟圧することにより、前記複合シートにおける挟圧された位置に、前記第1連続シートと前記第2連続シートとの圧着部を形成しつつ、前記弾性部材を切断し、
前記複合シートは、複数の前記弾性部材を前記搬送方向と交差するCD方向に並んで有しており、
前記カッター刃は、複数の前記弾性部材のそれぞれに一つずつ対応付けて設けられていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造装置である。
上記目的を達成するための主たる発明は、
高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも所定方向の伸縮性が低い低伸縮領域とを前記所定方向に並んで有したシート状部材の製造方法であって、
前記所定方向に連続する第1連続シートと、前記所定方向に連続する第2連続シートとの間に、前記所定方向に伸長状態で前記所定方向に連続する弾性部材が介挿されつつ、少なくとも前記高伸縮領域に対応する領域において固定されてなる複合シートを、前記所定方向を搬送方向として搬送することと、
前記低伸縮領域に対応する領域において前記弾性部材を前記搬送方向の一カ所で切断して、前記弾性部材を、前記高伸縮領域に対応する領域の方へ収縮させることにより、前記複合シートに前記高伸縮領域と前記低伸縮領域とを前記搬送方向に並べて形成することと、を有し、
前記形成することにおいては、互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体との間を、前記複合シートが前記搬送方向に沿って通過する際に、前記カッター回転体の外周面のカッター刃と前記アンビル回転体とが、互いの間に隙間を有した状態で前記複合シートを挟圧することにより、前記複合シートにおける挟圧された位置に、前記第1連続シートと前記第2連続シートとの圧着部を形成しつつ、前記弾性部材を切断し、
前記複合シートは、複数の前記弾性部材を前記搬送方向と交差するCD方向に並んで有しており、
前記カッター刃は、複数の前記弾性部材のそれぞれに一つずつ対応付けて設けられており、
前記第1連続シートの坪量は前記第2連続シートの坪量よりも小さく、
前記形成することにおいては、前記カッター刃は前記第1連続シート側から前記複合シートに当接して、前記弾性部材を切断することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法である。
また、
高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも所定方向の伸縮性が低い低伸縮領域とを前記所定方向に並んで有したシート状部材の製造装置であって、
前記所定方向に連続する第1連続シートと第2連続シートとの間に、前記所定方向に伸長状態で前記所定方向に連続する弾性部材が介挿されつつ、少なくとも前記高伸縮領域に対応する領域において固定されてなる複合シートを、前記所定方向を搬送方向として搬送する搬送装置と、
前記低伸縮領域に対応する領域において前記弾性部材を前記搬送方向の一カ所で切断して、前記弾性部材を、前記高伸縮領域に対応する領域の方へ収縮させることにより、前記複合シートに前記高伸縮領域と前記低伸縮領域とを前記搬送方向に並べて形成するカッター装置と、を有し、
前記カッター装置は、互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体と、を有し、
前記カッター回転体と前記アンビル回転体との間を、前記複合シートが前記搬送方向に沿って通過する際に、前記カッター回転体の外周面のカッター刃と前記アンビル回転体とが、互いの間に隙間を有した状態で前記複合シートを挟圧することにより、前記複合シートにおける挟圧された位置に、前記第1連続シートと前記第2連続シートとの圧着部を形成しつつ、前記弾性部材を切断し、
前記複合シートは、複数の前記弾性部材を前記搬送方向と交差するCD方向に並んで有しており、
前記カッター刃は、複数の前記弾性部材のそれぞれに一つずつ対応付けて設けられており、
前記第1連続シートの坪量は前記第2連続シートの坪量よりも小さく、
前記カッター刃は、前記第1連続シート側から前記複合シートに当接して、前記弾性部材を切断することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造装置である。

Claims (10)

  1. 高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも所定方向の伸縮性が低い低伸縮領域とを前記所定方向に並んで有したシート状部材の製造方法であって、
    前記所定方向に連続する第1連続シートと、前記所定方向に連続する第2連続シートとの間に、前記所定方向に伸長状態で前記所定方向に連続する弾性部材が介挿されつつ、少なくとも前記高伸縮領域に対応する領域において固定されてなる複合シートを、前記所定方向を搬送方向として搬送することと、
    前記低伸縮領域に対応する領域において前記弾性部材を前記搬送方向の一カ所で切断して、前記弾性部材を、前記高伸縮領域に対応する領域の方へ収縮させることにより、前記複合シートに前記高伸縮領域と前記低伸縮領域とを前記搬送方向に並べて形成することと、を有し、
    前記形成することにおいては、互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体との間を、前記複合シートが前記搬送方向に沿って通過する際に、前記カッター回転体の外周面のカッター刃と前記アンビル回転体とが、互いの間に隙間を有した状態で前記複合シートを挟圧することにより、前記複合シートにおける挟圧された位置に、前記第1連続シートと前記第2連続シートとの圧着部を形成しつつ、前記弾性部材を切断することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
    前記搬送方向と交差する方向をCD方向とした場合に、
    前記複合シートが前記第2連続シートと前記弾性部材との間に有するフィルム部材は、前記複合シートにおいて前記カッター刃で挟圧される位置を、前記搬送方向及び前記CD方向の両方向に跨いで配されており、
    前記形成することにおいては、前記カッター刃は前記第1連続シート側から前記複合シートに当接して、前記弾性部材を切断することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
    前記第1連続シートの坪量は前記第2連続シートの坪量よりも小さく、
    前記形成することにおいては、前記カッター刃は前記第1連続シート側から前記複合シートに当接して、前記弾性部材を切断することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
    前記カッター回転体の回転軸に沿う方向に対して、前記カッター刃の刃先は傾いていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
    前記複合シートは、複数の前記弾性部材を前記搬送方向と交差するCD方向に並んで有しており、
    前記複数の前記弾性部材に対応させて、前記カッター回転体の前記外周面には、前記CD方向の互いにずれた位置に複数の前記カッター刃が配置されているとともに、前記複数の前記カッター刃のうちの一つのカッター刃によって或る弾性部材を切断した後であって未だ前記一つのカッター刃が前記アンビル回転体とで前記複合シートを挟圧している時に、前記複数の前記カッター刃のうちで、他の弾性部材を次に切断する他のカッター刃は、既に前記アンビル回転体とで前記複合シートを挟圧した状態になっており、
    前記CD方向において前記一つのカッター刃と前記他のカッター刃との間の位置には、少なくとも一つのカッター刃が位置していることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
  6. 請求項5に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
    前記複数の前記カッター刃の全てのカッター刃に亘って、前記アンビル回転体とで前記複合シートを同時に挟圧する前記カッター刃の数は、2以下とされていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
    前記カッター刃の刃先は、当該刃先が延在する延在方向と、前記延在方向と直交する刃幅方向とを有し、
    前記刃幅方向の寸法は、0.1mm〜1mmであることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
    前記カッター回転体は、前記搬送方向と交差するCD方向に沿った回転軸回りに回転するカッターロールであり、
    前記アンビル回転体は、前記CD方向に沿った回転軸回りに回転するアンビルロールであり、
    前記カッターロール及び前記アンビルロールのうちの少なくとも一方のロールは、当該ロールの外周面から前記ロールの回転方向の全周に亘って環状に突出した環状突部を有し、
    前記環状突部の外周面が前記アンビルロールに当接した状態において、前記カッター刃と前記アンビルロールとの間には前記隙間が形成されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
    前記弾性部材の繊度は、400dtex〜1000dtexであり、
    前記隙間の大きさは、1μm〜20μmであることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
  10. 高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも所定方向の伸縮性が低い低伸縮領域とを前記所定方向に並んで有したシート状部材の製造装置であって、
    前記所定方向に連続する第1連続シートと第2連続シートとの間に、前記所定方向に伸長状態で前記所定方向に連続する弾性部材が介挿されつつ、少なくとも前記高伸縮領域に対応する領域において固定されてなる複合シートを、前記所定方向を搬送方向として搬送する搬送装置と、
    前記低伸縮領域に対応する領域において前記弾性部材を前記搬送方向の一カ所で切断して、前記弾性部材を、前記高伸縮領域に対応する領域の方へ収縮させることにより、前記複合シートに前記高伸縮領域と前記低伸縮領域とを前記搬送方向に並べて形成するカッター装置と、を有し、
    前記カッター装置は、互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体と、を有し、
    前記カッター回転体と前記アンビル回転体との間を、前記複合シートが前記搬送方向に沿って通過する際に、前記カッター回転体の外周面のカッター刃と前記アンビル回転体とが、互いの間に隙間を有した状態で前記複合シートを挟圧することにより、前記複合シートにおける挟圧された位置に、前記第1連続シートと前記第2連続シートとの圧着部を形成しつつ、前記弾性部材を切断することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造装置。
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