JP7203071B2 - カッター装置及びパンツ型吸収性物品の製造方法 - Google Patents
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本発明(第1発明)のカッター装置の一実施形態では、カッター刃を外周面に有し、該カッター刃を回転軸周りに回転させつつ前記切除対象部分を有する前記連続シートの一方の面に当接させるカッターロールと、該連続シートの他方の面に当接しつつ、該カッター刃を受ける受け部とを有している。
本発明(第1発明)のカッター装置の一実施形態では、前記カッター刃は、前記連続シートの前記搬送方向に沿う一側縁に対し2つの交点で交わり、且つ平面視において該一側縁側とは反対側に凸をなす凸状湾曲部を有している。
本発明(第1発明)のカッター装置の一実施形態では、前記凸状湾曲部は、前記2つの交点の中点を通って前記搬送直交方向に延びる搬送方向中心線を基準として、一方側と他方側とが非対称である。
本発明(第2発明)のカッター装置の一実施形態では、カッター刃を外周面に有し、該カッター刃を回転軸周りに回転させつつ前記連続シートの一方の面に当接させるカッターロールと、該連続シートの他方の面に当接しつつ、該カッター刃を受ける受け部とを有している。
本発明(第2発明)のカッター装置の一実施形態では、前記カッター刃は、平面視において閉じた形状を有し、該カッター刃の回転方向の最前方点と最後方点との中点を通って前記搬送直交方向に延びる搬送方向中心線を基準として、一方側と他方側とが非対称である。
本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法の一実施形態では、複数の前記吸収性物品それぞれの前身頃を構成する部材が一方向に連なり且つ該一方向に伸縮性を有する第1連続シートを、該一方向と平行な搬送方向に搬送するとともに、複数の該吸収性物品それぞれの後身頃を構成する部材が一方向に連なり且つ該一方向に伸縮性を有する第2連続シートを、該第1連続シートに対して該搬送方向と直交する搬送直交方向に所定間隔を置いて、該第1連続シートと同方向に搬送し、搬送中の両連続シートの一方の面に、前記吸収性本体を、該搬送方向に間欠的に且つ両連続シートに架け渡して配置して、吸収性物品連続体を形成する工程を有している。
本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法の一実施形態では、前記吸収性本体の配置前又は配置後に、前記第1連続シート及び前記第2連続シートの少なくとも一方から、平面視において2つの前記吸収性物品どうしの境界を前記搬送方向に跨ぎ且つ該境界を基準として該搬送方向に対称をなす形状を有する、切除対象部分をカッター装置により切除して、2つの該吸収性物品それぞれの前記一対のレッグ開口部の一方を同時に形成するレッグ開口部形成工程を有している。
本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法の一実施形態では、前記カッター装置は、カッター刃を外周面に有し、該カッター刃を回転軸周りに回転させつつ前記連続シートの一方の面に当接させるカッターロールと、該連続シートの他方の面に当接しつつ、該カッター刃を受ける受け部とを有している。
本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法の一実施形態では、前記カッター刃は、前記連続シートの前記搬送方向に沿う一側縁に対し2つの交点で交わり、且つ平面視において該一側縁側とは反対側に凸をなす凸状湾曲部を有している。
本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法の一実施形態では、前記凸状湾曲部は、前記2つの交点の中点を通って前記搬送直交方向に延びる搬送方向中心線を基準として、一方側と他方側とが非対称である。
本発明の他の特徴、効果及び実施形態は、以下に説明される。
図1~図3には、本発明(第1発明)が適用される着用物品の一種であるパンツ型吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ1が示されている。
横中心線CLyは、図2に示す如き展開且つ伸長状態のおむつ1を横方向Yに二等分して縦方向Xに延びる仮想直線である。縦中心線CLxは、展開且つ伸長状態のおむつ1を縦方向Xに二等分して横方向Yに延びる仮想直線である。
前記「展開且つ伸長状態」とは、おむつ1をサイドシール部Sで切り離して展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法)となるまで拡げた状態をいう。
本発明において、腹側部A、股下部B及び背側部Cは、展開且つ伸長状態のおむつ1を縦方向Xに三等分した場合の各領域であり得る。
吸収性本体2は、着用者の肌から相対的に近い位置に配置された液透過性の表面シート21、着用者の肌から相対的に遠い位置に配置された液不透過性若しくは液難透過性又は撥水性(要するに防漏性)の裏面シート(図示せず)、及び両シート間に介在配置された吸収体22を含んで構成されている。
吸収体22は、体液を吸収保持可能な吸収性コア(図示せず)と、該吸収性コアの肌対向面及び非肌対向面を含む外面を被覆するコアラップシート(図示せず)とを含んで構成されている。
吸収性本体2を構成するこれらの部材どうしは、接着剤等の公知の接合手段により一体とされている。
吸収性本体2を構成する前記の各部材としては、この種の吸収性物品において通常使用されているものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、前記裏面シートとしては樹脂製フィルムや、樹脂製フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。前記吸収性コアは、典型的には、吸水性材料を主体とし、該吸水性材料として、木材パルプ等の繊維材料及び吸水性ポリマーから選択される1種以上を含有する。前記コアラップシートは液透過性を有し、典型的には、紙、不織布等からなる。前記コアラップシートは無くてもよい。
なお、以下の外装体4についての説明は、特に断らない限り、両外装体4A,4Cに適用される。
一方背側外装体4Cは、おむつ1の展開且つ伸長状態において、縦中心線CLxから相対的に遠い側(サイドシール部Sと縦方向Xにおいて同位置に存在する領域)と、縦中心線CLxから相対的に近い側とで平面視形状が異なっており、前者は、平面視で縦方向Xよりも横方向Yの長さが長い長方形形状を有し、後者は、横方向Yの長さ(幅)が縦方向Xにおいて変化しており、より具体的には、縦中心線CLxに向かうに従って漸次減少している。背側外装体4Cにおける平面視長方形形状の部分は、腹側外装体4Aの同じく平面視長方形形状の部分(本実施形態では腹側外装体4Aの全域)とともに、着用者の胴周りに配される胴周り部Dを形成している。背側外装体4Cにおける幅が縦方向Xにおいて変化している部分は、股下部Bの一部を形成し、その縦方向Xに沿う両側縁部4S,4Sは、それぞれ、レッグ開口部LHの開口縁部(以下、「レッグ縁部」とも言う。)LSを形成する。
複数の胴周り弾性部材5は、胴周り部Dにおいて横方向Yに延在し、縦方向Xに間欠配置されている。胴周り部Dは、両シート41,42の間に弾性部材5を横方向Yに伸長させた状態で固定した後、弾性部材5を伸長状態から解放することで作製されている。おむつ1の着用状態では、弾性部材5の収縮により胴周り部Dの表面に、弾性部材5と交差する方向(縦方向X)に延びる複数の襞(ギャザー)が形成される。
なお、胴周り部Dにおける平面視で吸収体22(吸収性本体2)と重なる部分は、胴周り弾性部材5が分断されるなどして、弾性部材5の弾性伸縮性が発現しないように処理されており、したがって該部分は横方向Yに伸縮性を有さない。
また第2連続シート12は、複数のおむつ1(吸収性物品)それぞれの後身頃Rを構成する部材、具体的には本実施形態では背側外装体4Cが、一方向(横方向Y)に連なって構成されたもので、該一方向すなわち搬送方向MDに伸縮性を有する。第2連続シート12(背側外装体4Cの連続体)が搬送方向MDに伸縮性を有しているのは、主として、同方向MDに伸長状態で配置された胴周り弾性部材5の伸縮性によるものである。
その後、弾性部材プレカット手段52を用い、外装体4における吸収性本体2の配置予定位置の弾性部材5を複数に分断するなどして、該弾性部材5の弾性伸縮性が発現しないように処理する。
なお本実施形態では、吸収性本体2を帯状の両シート11,12に固定した後(前記連続体形成工程後)に、カッター装置54を用いておむつ連続体13から切除対象部分CTを切除しているが、吸収性本体2の配置前にカッター装置54を用いて帯状の両シート11,12の一方又は両方から切除対象部分CTを切除してもよい。
カッターロール55及びアンビルロール56は、何れも円筒状を有し、それらの外周面どうしが対向するように配置されている。カッター刃57は、カッターロール55の外周面から突出している。カッター装置54は、両ロール55,56間におむつ連続体等の切断対象物を通過させることによって、該切断対象物の一部がカッター刃57によって切除されるようになされている。
本実施形態では、前述したとおり、カッター装置54に向けて搬送される連続シート11,12のうち、カッター装置54による切断対象となるのは第2連続シート12(背側外装体4Cの連続体)であり、カッター刃57は第2連続シート12の一方の面(図5に示す形態では上面)に当接する。
第2連続シート12は、図5に示すように、該連続シート12と並んで同方向MDに搬送される第1連続シート11から相対的に近い側縁120と、第1連続シート11から相対的に遠い側縁121とを有しているところ、切除対象部分CTは、第1連続シート11から相対的に近い側縁120に沿って存在し、該側縁120とレッグ部弾性部材6とに挟まれている。切除対象部分CTの搬送方向MDの中央は、第2連続シート12における個々のおむつ1の境界(後述する搬送方向中心線CLm)に略一致する。
本明細書において、カッターロール55の外周面の如き、湾曲面に設けられたカッター刃についての「平面図」又は「平面視」といった用語の意味するところは、特に断らない限り、前記のように、該湾曲面を平面状に展開した状態のものを指す。
カッター刃57は、図6に示すように、切断対象物である第2連続シート12の搬送方向MDに沿う一側縁120に対し2つの交点A1,A2で交わり、且つ平面視において該一側縁120側とは反対側に凸をなす凸状湾曲部60を有している。
なお図6に示す形態では、凸状湾曲部60は、平面視で略円弧状を有しているが、凸状湾曲部60の平面視形状は円弧状に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜選択可能である。
これを踏まえて、以下では、凸状湾曲部60の一方側60Aを「入側部60A」、他方側60Bを「出側部60B」とも言う。
図6中、符号60Bmで示す曲線は、出側部60Bに対し搬送方向中心線CLmを基準として対称の関係にある仮想線である。仮に、入側部60Aと出側部60Bとが搬送方向中心線CLmを基準として対称である場合、仮想線60Bmは入側部60Aと一致するが、本発明では、入側部60Aと出側部60Bとが搬送方向中心線CLmを基準として非対称になされているため、図6では、仮想線60Bmと入側部60Aとは一致しておらず、両者は少なくとも一部がずれている。
すなわち、カッター刃57によって第2連続シート12から切除された切除対象部分CTは、該切除対象部分CTを搬送方向MDに二等分する搬送方向中心線CLm(該連続シート12における隣り合う2つのおむつ1,1の境界線)を基準として、一方側(搬送方向MDの上流側)と他方側(搬送方向MDの下流側)とが対称の関係にあるものである。また当然であるが、このような搬送直交方向CDに延びる搬送方向中心線CLmを挟んで搬送方向MDに対称状の切除対象部分CTをカッター刃57によって切除することで第2連続シート12に形成される切断端部、すなわち、搬送方向中心線CLmを挟んで隣り合う2つのおむつ1,1の一方のレッグ縁部LSと他方のレッグ縁部LSとの連結体は、同様に搬送方向中心線CLmを挟んで搬送方向MDに対称状をなす。
つまり本発明では、搬送方向中心線CLmを挟んで搬送方向MDに対称状の切除対象部分CTを形成するため、換言すれば、第2連続シート12において隣り合う2つの複数のおむつ1,1の一方のレッグ縁部LSと他方のレッグ縁部LSとをそれらの境界(搬送方向中心線CLm)を挟んで対称にするため、すなわち、「複数の着用物品の連続体をその連続方向に搬送中に一部を切除し、その切除した部分を挟んで両側にレッグ開口部の開口縁部を形成する場合に、それらの開口縁部どうしを設計どおりに対称に形成する」ために、カッター刃57(凸状湾曲部60)を図6に示すように、搬送方向中心線CLmを挟んで搬送方向MDに非対称状に形成している。
なお、前記切除部離間距離に関し、切除対象部分CTは典型的には伸縮性を有していないが、仮に切除対象部分CTが伸縮性を有している場合は、該切除部離間距離の測定に際し、測定対象の切除対象部分CTを設計寸法まで伸長させた状態で測定する。
「曲率半径R1<曲率半径R2」の大小関係が成立するということは、曲率半径R2を有する出側部60B側の円弧(交点A2,C2,Bを通る円弧)の方が、曲率半径R1を有する入側部60A側の円弧(交点A1,C1,Bを通る円弧)に比べて長さが短いということである。図6では、「曲率半径R1<曲率半径R2」の大小関係が成立しているので、出側部60Bの円弧と搬送方向中心線CLmを基準として対称の関係にある仮想線60Bmは、入側部60A側の円弧よりも内側に位置している(図6参照)。
連続シート40は、複数のおむつ1Aそれぞれの外装体4が、一方向(横方向Y)に連なって構成されたいわゆる帯状の外装体4であり、該一方向すなわち搬送方向MDに伸縮性を有する。連続シート40が搬送方向MDに伸縮性を有しているのは、主として、同方向MDに伸長状態で配置された胴周り弾性部材5の伸縮性によるものである。
図9に示す形態では、切除対象部分CTは、連続シート40の搬送直交方向CDの中央部に位置している。連続シート40では、搬送直交方向CDと吸収性本体2とが搬送方向MDに交互に配置されている。連続シート40の複数の切除対象部分CTそれぞれの周囲には、搬送方向MDに隣り合う2つのおむつ1A,1Aそれぞれの片側のレッグ部弾性部材6が配されており、切除対象部分CTは複数のレッグ部弾性部材で包囲されている。切除対象部分CTの搬送方向MDの中央は、連続シート40における個々のおむつ1Aの境界(搬送方向中心線CLm)に略一致する。
カッター装置54Aは、カッター刃58を外周面に有し、カッター刃58を回転軸周りに回転方向RCに回転させつつ連続シート40の一方の面(図9に示す形態では上面)に当接させるカッターロール55と、該連続シートの他方の面に当接しつつ、カッター刃58を受ける受け部としてのアンビルロール56とを有している。
これを踏まえて、以下では、カッター刃58の一方側58Aを「入側部58A」、他方側58Bを「出側部58B」とも言う。
図10中、符号58Bmで示す曲線は、出側部58Bに対し搬送方向中心線CLmを基準として対称の関係にある仮想線である。前述したとおり、カッター刃58の入側部58Aと出側部58Bとが搬送方向中心線CLmを基準として非対称になされているため、図10では、仮想線58Bmと入側部58Aとは一致しておらず、両者は少なくとも一部がずれている。
カッター装置54Aによっても、カッター装置54と同様の効果が奏される。
第1の部分581及び第2の部分582の双方で、曲率半径R1と曲率半径R2とが互いに異なることがより好ましい。
2 吸収性本体
3 防漏カフ
4 外装体
40 連続シート(帯状の外装体)
4A 腹側外装体
4C 背側外装体
41 外層シート
42 内層シート
5 胴周り弾性部材
6 レッグ部弾性部材
F 前身頃
R 後身頃
LH レッグ開口部
LS レッグ縁部
11 第1連続シート
12 第2連続シート
13,13A おむつ連続体(吸収性物品連続体)
CT 切除対象部分
54,54A カッター装置
55 カッターロール
56 アンビルロール
57,58 カッター刃
581 第1の部分
582 第2の部分
60 凸状湾曲部
60A,58A 入側部
60B,58B 出側部
MD 搬送方向
CD 搬送直交方向
RC カッターロールの回転方向
Claims (13)
- 着用者の両脚が通される一対のレッグ開口部を有する着用物品の製造時において、複数の該着用物品それぞれの前身頃を構成する部材が一方向に連なり且つ該一方向に伸縮性を有する第1連続シートを、該一方向と平行な搬送方向に搬送するとともに、複数の該着用物品それぞれの後身頃を構成する部材が一方向に連なり且つ該一方向に伸縮性を有する第2連続シートを、該第1連続シートに対して該搬送方向と直交する搬送直交方向に所定間隔を置いて、該第1連続シートと同方向に搬送し、両連続シートの搬送中に、両連続シートの少なくとも一方から、平面視において2つの該着用物品どうしの境界を該搬送方向に跨ぎ且つ該境界を基準として該搬送方向に対称をなす形状を有する、切除対象部分を切除して、2つの該着用物品それぞれの該一対のレッグ開口部の一方を同時に形成するのに使用される、カッター装置であって、
カッター刃を外周面に有し、該カッター刃を回転軸周りに回転させつつ前記切除対象部分を有する前記連続シートの一方の面に当接させるカッターロールと、該連続シートの他方の面に当接しつつ、該カッター刃を受ける受け部とを有し、
前記カッター刃は、前記連続シートの前記搬送方向に沿う一側縁に対し2つの交点で交わり、且つ平面視において該一側縁側とは反対側に凸をなす凸状湾曲部を有し、
前記凸状湾曲部は、前記2つの交点の中点を通って前記搬送直交方向に延びる搬送方向中心線を基準として、一方側と他方側とが非対称である、カッター装置。 - 前記凸状湾曲部における前記2つの交点どうしの離間距離は、前記切除対象部分の切除後の該2つの交点に対応する部分どうしの離間距離に比べて長い、請求項1に記載のカッター装置。
- 前記2つの交点うち、前記カッター刃の回転方向の前方側に位置するものをA1,後方側に位置するものをA2、前記中点をP、前記搬送方向中心線と前記凸状湾曲部との交点をB、該交点A1及び該交点Bの垂直二等分線と該凸状湾曲部との交点をC1、該交点A2及び該交点Bの垂直二等分線と該凸状湾曲部との交点をC2とした場合、
前記交点A1,C1,Bを通る円弧の曲率半径と、前記交点A2,C2,Bを通る円弧の曲率半径とが互いに異なる、請求項1又は2に記載のカッター装置。 - 前記交点A1,C1,Bを通る円弧の曲率半径は、前記交点A2,C2,Bを通る円弧の曲率半径に比べて小さい、請求項3に記載のカッター装置。
- 着用者の両脚が通される一対のレッグ開口部を有する着用物品の製造時において、複数の該着用物品が一方向に連なる着用物品連続体を構成し且つ該一方向に伸縮性を有する連続シートを、該一方向と平行な搬送方向に搬送中に、該連続シートから、平面視において2つの該着用物品どうしの境界を該搬送方向に跨ぎ且つ該境界を基準として該搬送方向に対称をなす形状を有する、切除対象部分を切除して、該2つの着用物品それぞれの該一対のレッグ開口部の一方を同時に形成するのに使用される、カッター装置であって、
カッター刃を外周面に有し、該カッター刃を回転軸周りに回転させつつ前記連続シートの一方の面に当接させるカッターロールと、該連続シートの他方の面に当接しつつ、該カッター刃を受ける受け部とを有し、
前記カッター刃は、平面視において閉じた形状を有し、該カッター刃の回転方向の最前方点と最後方点との中点を通って前記搬送方向と直交する方向に延びる搬送方向中心線を基準として、一方側と他方側とが非対称である、カッター装置。 - 前記最前方点と前記最後方点との離間距離は、前記切除対象部分の切除後の該最前方点に対応する部分と該最後方点に対応する部分との離間距離に比べて長い、請求項5に記載のカッター装置。
- 前記カッター刃において、前記最前方点と前記最後方点とを結ぶ仮想直線を基準として、一方側に位置する部分を第1の部分、他方側に位置する部分を第2の部分とし、
前記第1の部分及び前記第2の部分それぞれについて、前記最前方点をD1、前記最後方点をD2、前記中点をP、前記搬送方向中心線と前記カッター刃との2つ交点をB、該最前方点D1及び各該交点Bの垂直二等分線と該カッター刃との交点をC1、該交点D2及び各該交点Bの垂直二等分線と該カッター刃との交点をC2とした場合、
前記第1の部分及び前記第2の部分の少なくとも一方において、前記点D1,C1,Bを通る円弧の曲率半径と、前記点D2,C2,Bを通る円弧の曲率半径とが互いに異なる、請求項5に記載のカッター装置。 - 前記第1の部分及び前記第2の部分の少なくとも一方において、前記点D1,C1,Bを通る円弧の曲率半径は、前記点D2,C2,Bを通る円弧の曲率半径に比べて小さい、請求項7に記載のカッター装置。
- 着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向と該縦方向に直交する横方向とを有し、体液を吸収保持する吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを具備し、前身頃及び後身頃それぞれにおける該外装体の該縦方向に沿う両側部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されている、パンツ型吸収性物品の製造方法であって、
複数の前記吸収性物品それぞれの前身頃を構成する部材が一方向に連なり且つ該一方向に伸縮性を有する第1連続シートを、該一方向と平行な搬送方向に搬送するとともに、複数の該吸収性物品それぞれの後身頃を構成する部材が一方向に連なり且つ該一方向に伸縮性を有する第2連続シートを、該第1連続シートに対して該搬送方向と直交する搬送直交方向に所定間隔を置いて、該第1連続シートと同方向に搬送し、搬送中の両連続シートの一方の面に、前記吸収性本体を、該搬送方向に間欠的に且つ両連続シートに架け渡して配置して、吸収性物品連続体を形成する工程と、
前記吸収性本体の配置前又は配置後に、前記第1連続シート及び前記第2連続シートの少なくとも一方から、平面視において2つの前記吸収性物品どうしの境界を前記搬送方向に跨ぎ且つ該境界を基準として該搬送方向に対称をなす形状を有する、切除対象部分をカッター装置により切除して、2つの該吸収性物品それぞれの前記一対のレッグ開口部の一方を同時に形成するレッグ開口部形成工程と、を有し、
前記カッター装置は、カッター刃を外周面に有し、該カッター刃を回転軸周りに回転させつつ前記連続シートの一方の面に当接させるカッターロールと、該連続シートの他方の面に当接しつつ、該カッター刃を受ける受け部とを有し、
前記カッター刃は、前記連続シートの前記搬送方向に沿う一側縁に対し2つの交点で交わり、且つ平面視において該一側縁側とは反対側に凸をなす凸状湾曲部を有し、
前記凸状湾曲部は、前記2つの交点の中点を通って前記搬送直交方向に延びる搬送方向中心線を基準として、一方側と他方側とが非対称である、パンツ型吸収性物品の製造方法。 - 前記凸状湾曲部における前記2つの交点どうしの離間距離は、前記切除対象部分の切除後の該2つの交点に対応する部分どうしの離間距離に比べて長い、請求項9に記載のパンツ型吸収性物品の製造方法。
- 前記2つの交点うち、前記カッター刃の回転方向の前方側に位置する方をA1,後方側に位置する方をA2、前記中点をP、前記搬送方向中心線と前記凸状湾曲部との交点をB、該交点A1及び該交点Bの垂直二等分線と該凸状湾曲部との交点をC1、該交点A2及び該交点Bの垂直二等分線と該凸状湾曲部との交点をC2とした場合、
前記交点A1,C1,Bを通る円弧の曲率半径と、前記交点A2,C2,Bを通る円弧の曲率半径とが互いに異なる、請求項9又は10に記載のパンツ型吸収性物品の製造方法。 - 前記交点A1,C1,Bを通る円弧の曲率半径は、前記交点A2,C2,Bを通る円弧の曲率半径に比べて小さい、請求項11に記載のパンツ型吸収性物品の製造方法。
- 前記切除対象部分を有する前記連続シートにおける該切除対象部分の近傍に、前記搬送方向に交差する方向に延びる弾性部材が伸長状態で固定されており、
前記切除対象部分は、前記弾性部材と前記搬送直交方向において同位置に存在する部分と、該弾性部材と該搬送直交方向において同位置に存在しない部分とを有し、後者の部分において、前記交点A1,C1,Bを通る円弧の曲率半径は、前記交点A2,C2,Bを通る円弧の曲率半径に比べて小さい、請求項12に記載のパンツ型吸収性物品の製造方法。
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