JP6019174B1 - 吸収性物品の製造方法、吸収性物品の製造装置、及び吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
Description
吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された伸縮性の一対のベルト部材と、を有し、
前記吸収性本体は、脚回り開口部と、前記吸収性本体の前記幅方向の端部を前記幅方向の内側に折り返すための折り返し線と、をそれぞれ前記幅方向の両側に有するとともに、折り返された前記端部の固定対象部分に、それぞれ前記一対のベルト部材のうちの対応するベルト部材が固定されており、
前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した基材シートにおける前記幅方向の両側の各部分にそれぞれ前記脚回り開口部を形成することと、
前記基材シートにおける前記幅方向の端部を前記折り返し線で前記幅方向の内側に折り返すことと、を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
また、
吸収性物品の製造装置であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された伸縮性の一対のベルト部材と、を有し、
前記吸収性本体は、脚回り開口部と、前記吸収性本体の前記幅方向の端部を前記幅方向の内側に折り返すための折り返し線と、をそれぞれ前記幅方向の両側に有するとともに、折り返された前記端部の固定対象部分に、それぞれ前記一対のベルト部材のうちの対応するベルト部材が固定されており、
前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した基材シートにおける前記幅方向の両側の各部分にそれぞれ前記脚回り開口部を形成する形成装置と、
前記基材シートにおける前記幅方向の端部を前記折り返し線で前記幅方向の内側に折り返す折り返し装置と、を有することを特徴とする吸収性物品の製造装置である。
更には、
吸収性物品であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された伸縮性の一対のベルト部材と、を有し、
前記吸収性本体は、脚回り開口部と、前記吸収性本体の前記幅方向の端部を前記幅方向の内側に折り返すための折り返し線と、をそれぞれ前記幅方向の両側に有するとともに、折り返された前記端部の固定対象部分に、それぞれ前記一対のベルト部材のうちの対応するベルト部材が固定されていることを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された伸縮性の一対のベルト部材と、を有し、
前記吸収性本体は、脚回り開口部と、前記吸収性本体の前記幅方向の端部を前記幅方向の内側に折り返すための折り返し線と、をそれぞれ前記幅方向の両側に有するとともに、折り返された前記端部の固定対象部分に、それぞれ前記一対のベルト部材のうちの対応するベルト部材が固定されており、
前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した基材シートにおける前記幅方向の両側の各部分にそれぞれ前記脚回り開口部を形成することと、
前記基材シートにおける前記幅方向の端部を前記折り返し線で前記幅方向の内側に折り返すことと、を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
前記折り返し線は、前記基材シートにおいて前記ベルト部材よりも前記長手方向の伸縮性が低い部分に設定されているのが望ましい。
前記基材シートにおいて前記折り返し線が設定されている部分に対して、前記幅方向に25mmの長さ当たり1Nの外力が前記長手方向に作用した際の伸び率が、0%以上20%以下であるのが望ましい。
前記脚回り開口部を形成することにおいては、前記折り返し線を前記幅方向に跨ぐように前記脚回り開口部を形成するのが望ましい。
前記脚回り開口部を形成することの後に、前記折り返すのが望ましい。
前記脚回り開口部は、前記長手方向に沿った直線に関して線対称でない非対称形状に形成されているのが望ましい。
前記脚回り開口部の前記長手方向の長さが最大となる前記幅方向の位置から前記幅方向にずれた位置に前記折り返し線が設定されているのが望ましい。
前記脚回り開口部のうちで前記折り返し線よりも前記幅方向の内側に位置する開口部分の面積の方が、前記幅方向の外側に位置する開口部分の面積よりも小さくなっているのが望ましい。
前記脚回り開口部の前記長手方向の長さは、前記基材シートにおいて前記長手方向に隣り合う前記脚回り開口部同士の間に位置する前記脚回り開口部が形成されない部分の前記長手方向の長さよりも大きいのが望ましい。
前記吸収性本体を形成するための前記基材シートを第1基材シートとした場合に、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した第2基材シートの前記幅方向の端部を、前記第1基材シートにおける前記幅方向の端部の前記固定対象部分に固定することを有し、
前記固定することの後で、前記折り返すのが望ましい。
前記吸収性本体を形成するための前記基材シートを第1基材シートとした場合に、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した第2基材シートの前記幅方向の端部を、前記第1基材シートにおける前記幅方向の端部の前記固定対象部分に固定することを有し、
前記折り返すことの後で、前記固定することを行うのが望ましい。
前記吸収性本体は、液体を吸収する吸収性コアと、前記吸収性コアの厚さ方向の肌側に配された肌側シートと、前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側に配された非肌側シートと、を有し、
前記第1基材シートは、前記肌側シートが前記長手方向に連続した連続シートであるのが望ましい。
前記吸収性本体は、液体を吸収する吸収性コアと、前記吸収性コアの厚さ方向の肌側に配された肌側シートと、前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側に配された非肌側シートと、を有し、
前記第1基材シートは、前記非肌側シートが前記長手方向に連続した連続シートであるのが望ましい。
吸収性物品の製造装置であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された伸縮性の一対のベルト部材と、を有し、
前記吸収性本体は、脚回り開口部と、前記吸収性本体の前記幅方向の端部を前記幅方向の内側に折り返すための折り返し線と、をそれぞれ前記幅方向の両側に有するとともに、折り返された前記端部の固定対象部分に、それぞれ前記一対のベルト部材のうちの対応するベルト部材が固定されており、
前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した基材シートにおける前記幅方向の両側の各部分にそれぞれ前記脚回り開口部を形成する形成装置と、
前記基材シートにおける前記幅方向の端部を前記折り返し線で前記幅方向の内側に折り返す折り返し装置と、を有することを特徴とする吸収性物品の製造装置。
吸収性物品であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された伸縮性の一対のベルト部材と、を有し、
前記吸収性本体は、脚回り開口部と、前記吸収性本体の前記幅方向の端部を前記幅方向の内側に折り返すための折り返し線と、をそれぞれ前記幅方向の両側に有するとともに、折り返された前記端部の固定対象部分に、それぞれ前記一対のベルト部材のうちの対応するベルト部材が固定されていることを特徴とする吸収性物品。
第1実施形態の吸収性物品の製造方法及び製造装置は、例えば、吸収性物品の一例としての使い捨ておむつ1の製造ラインで使用される。
図2は、第1実施形態に係る完成状態のおむつ1を腹側から見た概略正面図である。図3は、完成前の状態たる延板状態のおむつ1をベルト部材30側から見た概略平面図であり、図4は、同おむつ1を吸収性本体10側から見た概略平面図である。また、図5は、図3中のV−V断面図である。
そして、これら各部材13,11,15は、それぞれ、厚さ方向に隣接する部材と、ホットメルト接着剤等で接合されている。なお、同接着剤の塗布パターンとしては、Ωパターンやスパイラルパターン、ストライプパターン等を例示できて、このことは、後で出てくる他の接着剤についても同様である。
但し、必ずしも上記の幅方向に突出した部分13outの全域に亘って、上記の伸縮性が低くなっていなくても良い。すなわち、折り返し線L10を含む幅方向に所定寸法で長手方向に沿った帯状領域の伸縮性が低くなっていれば、相応の折り返し処理の安定化作用を奏することができる。
また、中間製品の搬送は、サクションベルトコンベア等のベルトコンベアや搬送ローラー等の周知の搬送装置(不図示)を用いてなされる。そして、以下では、特段の説明が無い限り、これらの搬送装置が適宜使用されているものとする。更に、既述のように、搬送方向は吸収性本体10の長手方向に沿っていることから、当該搬送方向は、吸収性本体10の厚さ方向及び幅方向と直交している。そして、ここでは、この製造ラインにおいて、上記の幅方向に対応する方向のことを「CD方向」とも言う。
第1工程:トップシートの連続シート13aの生成工程
第2工程:一対のベルト部材の連続体30a,30aの生成工程
第3工程:トップシートの連続シート13aと一対のベルト部材の連続体30a,30aとの接合工程
第4工程:吸収体11付きバックシートの連続シート15aの生成工程
第5工程:ベルト部材の連続体30a,30a付きトップシートの連続シート13aと吸収体11付きバックシートの連続シート15aとの接合工程
第6工程:一対のベルト部材の連続体30a,30aと吸収性本体の連続体10aとを腹側の端部10eLa及び背側の端部10eLbで接合する接合工程
第7工程:製品ピッチP1での分断工程
以下、各工程について説明する。
この工程では、図7の右図に示す状態のトップシート13、すなわち、一対の脚回り開口部10HL,10HLを有するとともに、幅方向の各端部13ew,13ewがそれぞれ幅方向の内側に折り返されたトップシート13が長手方向に複数連続してなるトップシートの連続シート13aを生成し、生成された連続シート13aをその連続方向を搬送方向として搬送する。
また、これも前述しているが、同基材シート13saの長手方向たる搬送方向の伸縮性は、ベルト部材30の長手方向たる搬送方向の伸縮性よりも低くなっている。よって、伸縮性に富んだベルト部材の連続体30aをCD方向に折り返す場合と比べて、トップシート13の基材シート13saの折り返し処理を安定して行うことができて、このことも上記の製造の容易化に有効に寄与する。
図9に示すように、この工程は、上述の第1工程の「トップシートの連続シート13aの生成工程」とは、上下流関係の無い同時並行処理可能な工程とされている。そして、この工程では、一対のベルト部材の連続体30a,30aを生成するとともに、一対のベルト部材の連続体30a,30a同士の間に所定の間隔D30aを形成した状態で当該一対のベルト部材の連続体30a,30aを搬送方向に沿って搬送する。なお、ベルト部材の連続体30aとは、概ね複数のベルト部材30,30…が長手方向に連続したものである。
また、この時点では、広幅の同第2基材シート30shaたる二枚重ねの不織布の連続シート31a,32a同士の間には、複数の糸状弾性部材35,35…が搬送方向に連続した連続体35a,35a…の形態で、且つ搬送方向に所定の伸長倍率まで伸長された状態で介挿されていて、そして、この状態で同糸状弾性部材の連続体35a,35a…が第2基材シート30shaにホットメルト接着剤等で固定されている。
図10に示すように、この工程では、トップシートの連続シート13aと一対のベルト部材の連続体30a,30aとを接合する。そのため、この工程は、トップシートの連続シート13aの搬送路と、一対のベルト部材の連続体30a,30aの搬送路との合流位置に設定されている。そして、当該合流位置では、一対のベルト部材の連続体30a,30aは、トップシートの連続シート13aの肌側面に重ね合わせられる。また、このときには、各ベルト部材の連続体30aにおけるCD方向の外側の端部30aew2は、トップシートの連続シート13aのCD方向の内側に折り返された各端部13saewに重ねられて、同端部13saewにおける接合対象部分j10wにホットメルト接着剤等で接合される(「固定すること」に相当)。
この工程は、上述の第1工程たる「トップシートの連続シート13aの生成工程」及び第2工程たる「一対のベルト部材の連続体30a,30aの生成工程」とは、上下流関係の無い同時並行処理可能な工程とされている。そして、この工程では、搬送方向に製品ピッチP1で複数の吸収体11,11…が並んで固定されたバックシートの連続シート15aを生成する。
図12に示すように、この工程では、第3工程で形成されたベルト部材の連続体30a,30a付きトップシートの連続シート13aと、第4工程で生成された吸収体11付きバックシートの連続シート15aとを接合する。そのため、この工程は、上記のベルト部材の連続体30a,30a付きトップシートの連続シート13aの搬送路と、上記の吸収体11付きバックシートの連続シート15aの搬送路との合流位置に設定されている。そして、当該合流位置では、トップシートの連続シート13aの非肌側面とバックシートの連続シート15aの肌側面とが当接するように重ね合わせられてホットメルト接着剤等で接合される。そして、これにより、複数の吸収性本体10,10…が搬送方向に連続してなる吸収性本体の連続体10aが生成されて、以降、当該吸収性本体の連続体10aにベルト部材の連続体30a,30aが重ね合わせられてなる積層体1aの形態で、搬送方向に沿って搬送される。
図13の左図に示すように、この工程では、上述の第5工程から搬送される吸収性本体の連続体10aとベルト部材の連続体30a,30aとの積層体1aに対して、吸収性本体10の腹側の端部10eLa及び背側の端部10eLbに相当する各位置に接合部ja,jbを形成することにより、当該各位置で吸収性本体の連続体10aとベルト部材の連続体30a,30aとを接合する。
図13の左図に示すように、この工程では、第6工程で略V字形の接合部ja,jbが形成された上記の積層体1aを搬送方向に沿って搬送中に、図13の右図に示すように、当該積層体1aをおむつ1の製品ピッチP1で分断するとともに、同右図に示すように、略V字形の接合部ja,jbの近傍位置で略三角形の端材T,T…を切除する。そして、これにより、図3の延板状のおむつ1が製造される。
なお、かかる分断・切除処理は、カッターロールとアンビルロールとを有した周知のカッター装置(不図示)で行うことができるが、何等これに限らない。
図15は、第2実施形態の製造方法の手順を示す概略平面図である。
前述の第1実施形態では、図7及び図10に示すように、トップシート13の基材シート13saのCD方向の各端部13saew,13saewをそれぞれ各折り返し線L10,L10でCD方向の内側に折り返した後に、当該折り返された各端部13saew,13saewの接合対象部分j10w,j10wに対して、各ベルト部材の連続体30a,30aの各端部30aew2,30aew2をそれぞれ重ね合わせてホットメルト接着剤等で接合していた。この点につき、この第2実施形態では、図15の左図に示すように、トップシートの連続シート13aのCD方向の各端部13saew,13saewの接合対象部分j10wにそれぞれ各ベルト部材の連続体30a,30aの各端部30aew2,30aew2を重ね合わせてホットメルト接着剤等で接合(固定に相当)した後に、図15の右図に示すように、上記各端部13saew,13saewをそれぞれ折り返し線L10でCD方向の内側に折り返している。そして、主にこの点で上述の第1実施形態と相違し、これ以外の点は概ね同じである。そのため、以下では、その作用効果についてのみ説明し、それ以上の詳細な説明については省略する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
但し、ベルト部材30と吸収性本体10とが互いに共同して形成する着用対象者の胴回り部を覆う部分30pのCD方向の寸法S30p(図2を参照)を、大き過ぎず小さ過ぎない適度な大きさに設定可能にする観点からは、図6Aのように折り返し線L10を幅方向(CD方向)に跨ぐように脚回り開口部10HLを形成するのが望ましい。
図17Aは、その一例を示す図6Bと同じ展開状態のおむつ1の概略断面図である。同図17Aに示すように、この例では、吸収性本体10の幅方向の各端部10ewが折り返されていない状態において、バックシート15が、トップシート13よりも幅方向の外側に突出するような平面サイズとされている。そして、その場合には、バックシート15の幅方向の各端部15ewが、吸収性本体10の幅方向の各端部10ewをなすことになる。よって、その場合には、バックシート15においてトップシート13よりも幅方向の外側に突出する部分15out,15outに脚回り開口部10HL,10HLが形成されるとともに、バックシート15の幅方向の両側にそれぞれ折り返し線L10,L10が長手方向に沿って設定される。なお、ここで、折り返し線L10、L10は、バックシート15においてベルト部材30よりも長手方向の伸縮性が低い部分に設定されており、この例では、バックシート15の幅方向の全域に亘ってバックシート15の長手方向の伸縮性が、ベルト部材30の長手方向の伸縮性よりも低くなっている。そして、当該折り返し線L10,L10でバックシート15の幅方向の各端部15ew,15ewが幅方向の内側に折り返されるとともに、折り返された各端部15ew,15ewに、各ベルト部材30,30を接合するための接合対象部分j10wが設定される。
ちなみに、この例では、バックシート15の外装シート15nの方が防漏シート15fよりも幅方向の外側に突出していて、この突出した部分に脚回り開口部10HLが貫通形成されているが、何等これに限らない。例えば、防漏シート15fと外装シート15nとが、互いに幅方向に同寸とされていても良く、その場合には、これら両シート15f,15nに脚回り開口部10HLが貫通形成されることになる。また、この例では、防漏シート15fがトップシート13よりも幅方向の外側に突出しているが、何等これに限らず、突出関係を逆にしても良い。但し、前者のようにしている方が、バックシート15の非肌側への尿の回り込みを防漏シート15fで確実に防ぐことができるので好ましい。
Claims (15)
- 吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された伸縮性の一対のベルト部材と、を有し、
前記吸収性本体は、脚回り開口部と、前記吸収性本体の前記幅方向の端部を前記幅方向の内側に折り返すための折り返し線と、をそれぞれ前記幅方向の両側に有するとともに、折り返された前記端部の固定対象部分に、それぞれ前記一対のベルト部材のうちの対応するベルト部材が固定されており、
前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した基材シートにおける前記幅方向の両側の各部分にそれぞれ前記脚回り開口部を形成することと、
前記基材シートにおける前記幅方向の端部を前記折り返し線で前記幅方向の内側に折り返すことと、を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記折り返し線は、前記基材シートにおいて前記ベルト部材よりも前記長手方向の伸縮性が低い部分に設定されていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記基材シートにおいて前記折り返し線が設定されている部分に対して、前記幅方向に25mmの長さ当たり1Nの外力が前記長手方向に作用した際の伸び率が、0%以上20%以下であることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部を形成することにおいては、前記折り返し線を前記幅方向に跨ぐように前記脚回り開口部を形成することを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部を形成することの後に、前記折り返すことを行うことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部は、前記長手方向に沿った直線に関して線対称でない非対称形状に形成されていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至6の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部の前記長手方向の長さが最大となる前記幅方向の位置から前記幅方向にずれた位置に前記折り返し線が設定されていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至7の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部のうちで前記折り返し線よりも前記幅方向の内側に位置する開口部分の面積の方が、前記幅方向の外側に位置する開口部分の面積よりも小さくなっていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至8の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部の前記長手方向の長さは、前記基材シートにおいて前記長手方向に隣り合う前記脚回り開口部同士の間に位置する前記脚回り開口部が形成されない部分の前記長手方向の長さよりも大きいことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至9の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性本体を形成するための前記基材シートを第1基材シートとした場合に、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した第2基材シートの前記幅方向の端部を、前記第1基材シートにおける前記幅方向の端部の前記固定対象部分に固定することを有し、
前記固定することの後で、前記折り返すことを行うことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至9の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性本体を形成するための前記基材シートを第1基材シートとした場合に、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した第2基材シートの前記幅方向の端部を、前記第1基材シートにおける前記幅方向の端部の前記固定対象部分に固定することを有し、
前記折り返すことの後で、前記固定することを行うことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項10又は11に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性本体は、液体を吸収する吸収性コアと、前記吸収性コアの厚さ方向の肌側に配された肌側シートと、前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側に配された非肌側シートと、を有し、
前記第1基材シートは、前記肌側シートが前記長手方向に連続した連続シートであることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項10又は11に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性本体は、液体を吸収する吸収性コアと、前記吸収性コアの厚さ方向の肌側に配された肌側シートと、前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側に配された非肌側シートと、を有し、
前記第1基材シートは、前記非肌側シートが前記長手方向に連続した連続シートであることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 吸収性物品の製造装置であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された伸縮性の一対のベルト部材と、を有し、
前記吸収性本体は、脚回り開口部と、前記吸収性本体の前記幅方向の端部を前記幅方向の内側に折り返すための折り返し線と、をそれぞれ前記幅方向の両側に有するとともに、折り返された前記端部の固定対象部分に、それぞれ前記一対のベルト部材のうちの対応するベルト部材が固定されており、
前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した基材シートにおける前記幅方向の両側の各部分にそれぞれ前記脚回り開口部を形成する形成装置と、
前記基材シートにおける前記幅方向の端部を前記折り返し線で前記幅方向の内側に折り返す折り返し装置と、を有することを特徴とする吸収性物品の製造装置。 - 吸収性物品であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された伸縮性の一対のベルト部材と、を有し、
前記吸収性本体は、脚回り開口部と、前記吸収性本体の前記幅方向の端部を前記幅方向の内側に折り返すための折り返し線と、をそれぞれ前記幅方向の両側に有するとともに、折り返された前記端部の固定対象部分に、それぞれ前記一対のベルト部材のうちの対応するベルト部材が固定されていることを特徴とする吸収性物品。
Priority Applications (3)
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